JPH09288614A - 半導体集積回路装置、半導体記憶装置およびそのための制御回路 - Google Patents

半導体集積回路装置、半導体記憶装置およびそのための制御回路

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JPH09288614A
JPH09288614A JP8100146A JP10014696A JPH09288614A JP H09288614 A JPH09288614 A JP H09288614A JP 8100146 A JP8100146 A JP 8100146A JP 10014696 A JP10014696 A JP 10014696A JP H09288614 A JPH09288614 A JP H09288614A
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memory
signal
page
bank
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JP8100146A
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Akira Yamazaki
彰 山崎
Katsumi Dosaka
勝己 堂阪
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAM内蔵プロセサのキャッシュヒット率
を高くし、消費電力を小さくする。 【解決手段】 DRAMは、互いに独立に活性/非活性
が駆動されるバンク(1−1〜1−N)を含む。それら
のバンク(1−1〜1−N)は、各々互いに独立に動作
するロウコントローラ(6−1〜6−N)により活性/
非活性が制御されるため、バンクのそれぞれにおいてペ
ージ(ワード線)を選択状態とすることができ、ページ
ヒット率を高くすることができ、応じてページミス時に
おけるアレイプリチャージ動作回数を低減し、消費電力
を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置お
よびそのための制御回路に関し、特にプロセサと半導体
記憶装置が同一半導体チップ(基板)上に集積化された
回路装置における記憶装置へのアクセスを効率的に行な
うための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図40は、従来のメインメモリ内蔵マイ
クロプロセサの構成を概略的に示す図である。図40に
おいて、従来のマイクロプロセサでは、メインメモリと
してのダイナミック・ランダム・アクセス・メモリDR
AMと、プロセサとしての中央演算処理装置CPUとが
同一半導体チップ上に集積化される。このマイクロプロ
セサは、さらに、DRAMとCPUとの間でのデータ転
送を効率的に行なうために、CPUが比較的頻繁にアク
セスするデータ/命令を格納するためのSRAM(スタ
ティック・ランダム・アクセス・メモリ)キャッシュS
CHと、CPUが使用するデータを待ち行列化して格納
するデータキューDTQと、CPUが実行する命令を待
ち行列化して格納する命令キューITQと、SRAMキ
ャッシュSCHに格納されるデータのアドレスを格納す
るタグメモリTGMと、CPUからのアクセス要求に従
って、タグメモリTGMを参照し、必要とされるデータ
/命令がSRAMキャッシュSCHに格納されているか
を判定し、該判定結果に従って必要な制御を行なうメモ
リコントローラMCLを含む。
【0003】メモリコントローラMCLは、命令キュー
ITQ、データキューDTQおよびSRAMキャッシュ
SCHのデータの書込/読出動作を制御し、かつDRA
Mに対するデータ/命令の書込/読出を制御する。DR
AMと命令キューITQ,データキューDTQおよびS
RAMキャッシュSCHはデータバスDBSにより相互
接続される。メモリコントローラMCLは、DRAMコ
ントロールバスCBSを介してDRAMに必要な動作を
指令するコマンドを送出し、かつDRAMのアクセスさ
れるメモリ位置を指定するアドレスをDRAMアドレス
バスABSを介して出力する。次に動作について簡単に
説明する。
【0004】CPUからのアクセス要求に従って、メモ
リコントローラMCLは、このアクセス要求とともに与
えられたアドレス信号に従ってタグメモリTGMを参照
し、CPUがアクセス要求するデータがSRAMキャッ
シュSCHに存在するか否かを判定する。タグメモリT
GMには、SRAMキャッシュSCHに格納された複数
のキャッシュブロックそれぞれのアドレス(キャッシュ
ブロック(セット)アドレス)がタグアドレス位置に格
納されている。メモリコントローラMCLは、CPUか
ら与えられたアドレス信号のうちこのキャッシュブロッ
クアドレス(セットアドレス)とタグアドレスとをタグ
メモリTGMへ与える。タグメモリTGMはこの与えら
れたタグアドレスに従って対応のキャッシュブロックア
ドレス(セットアドレス)を読出し、メモリコントロー
ラMCLから与えられたセットアドレスと読出したセッ
トアドレスが一致しているか否かを判定する。両者が一
致している場合には、キャッシュヒットを示す信号CH
をアサートする。一方、これらのアドレスが一致しない
場合には、タグメモリTGMからのキャッシュヒット信
号CHはネゲート状態とされる。メモリコントローラM
CLは、このタグメモリTGMから与えられるキャッシ
ュヒット/ミス指示信号CHに従って、必要とされるデ
ータ転送の制御を行なう。キャッシュヒットの場合に
は、メモリコントローラMCLは、このCPUがアクセ
ス要求する命令/データを命令キューITQまたはデー
タキューDTQへSRAMキャッシュSCHから転送す
る。次いで、この命令キューITQまたはデータキュー
DTQから命令またはデータをCPUへ与える。一方、
この転送の後、メモリコントローラMCLは、必要に応
じて、命令キューITQまたはデータキューDTQへ、
SRAMキャッシュSCHから該アクセス要求されたキ
ャッシュブロックの残りの命令/データを転送する。
【0005】キャッシュミスの場合には、キューITQ
またはDTQに利可能な命令/データが存在しないと、
メモリコントローラMCLは、CPUに対しキャッシュ
ミスであり、必要とされる命令/データが与えられない
ことを知らせ、CPUの動作を一時中断させる。メモリ
コントローラMCLは、DRAMコントロールバスCB
SおよびDRAMアドレスバスABSを介してDRAM
へアクセスし、CPUがアクセス要求したデータを含む
キャッシュブロックをSRAMキャッシュSCHへデー
タバスDBSを介して転送する。このデータ転送時また
DRAMから命令キューITQまたはデータキューDT
Qへ命令/データが転送される。命令/データの判別
は、CPUからメモリコントローラMCLへ与えられる
ビットにより判別される。このDRAMから命令キュー
ITQまたはデータキューDTQおよびSRAMキャッ
シュSCHへのデータ転送時、キューに命令/データが
存在するときには、メモリコントローラMCLは、CP
Uに対し命令キューITQまたはデータキューDTQへ
のアクセスを許可する。キューを利用することによりキ
ャッシュミスのペナルティを低減する。
【0006】上述のように、CPUのアクセスするアド
レス位置に局所性が存在すること(1つの処理において
は、連続アドレスが逐次アクセスされる)を利用して、
SRAMキャッシュSCHに格納されるキャッシュブロ
ックの必要なデータを命令キューITQおよびデータキ
ューDTQへそれぞれ待ち行列して格納しておくことに
より、必要とされるデータをCPUへ高速で転送するこ
とができる。
【0007】またDRAMおよびCPUを同じ半導体チ
ップ上に集積化して形成しておくことにより、DRAM
と命令キューITQ、データキューDTQおよびSRA
MキャッシュSCHの間のデータ転送を高速で行なうこ
とができる。すなわち、内部データバスDBSは、半導
体チップ上に配設されており、ディスクリートなDRA
Mを用いる場合に比べて、データバスDBSの配線容量
が小さく、高速でデータ転送を行なうことができる。ま
た、ディスクリートなDRAMを用いる場合、データ転
送はそのデータ入出力ピン端子の数により制限される
が、ビット幅の広い内部データバスDBSを用いること
により、大量のデータ/命令を同時に転送することがで
き、高速データ転送が実現される。
【0008】図41は、図40に示すDRAMの内部構
成を概略的に示す図である。図41において、DRAM
は、クロック信号P1に同期して、メモリコントローラ
からDRAMコントロールバスCBSを介して与えられ
るコマンドをラッチするコマンドラッチ900と、クロ
ック信号P1に同期して、メモリコントローラからDR
AMアドレスバスABSを介して与えられるアドレス信
号をラッチするアドレスラッチ901と、コマンドラッ
チ900でラッチされたコマンドをデコードし、このデ
コード結果に従って必要な制御信号を生成するDRAM
ロウコントローラ902と、DRAMロウコントローラ
902からのロウアドレスラッチ指示信号RALに応答
して、アドレスラッチ901から与えられる内部アドレ
スAdをラッチするロウアドレスラッチ(ロウ・ラッ
チ)903と、ロウアドレスラッチ903からのロウア
ドレス信号RAをプリデコードして、行選択信号Xを出
力するロウプリデコーダ904と、コマンドラッチ90
0からのコマンドをデコードし、デコード結果に従って
列選択に関連する制御信号を出力するDRAMコラムコ
ントローラ906と、DRAMコラムコントローラ90
6からのコラムアドレスラッチ指示信号CALに応答し
て、アドレスラッチ901から与えられる内部アドレス
信号Adをラッチするコラムアドレスラッチ(コラム・
ラッチ)908と、コラムアドレスラッチ908からの
内部コラムアドレス信号CAをプリデコードして、列選
択信号Yを出力するコラムプリデコーダ910と、ダイ
ナミック型メモリセルが行列状に配列されるDRAMア
レイ912を含む。このDRAMアレイ912は、また
選択メモリセルのデータの検知および増幅、書込/読出
などを行なう周辺制御回路をも含む。
【0009】DRAMロウコントローラ902からの行
選択動作に関連するロウ系制御信号はDRAMアレイ9
12に含まれるロウ系制御回路に与えられ、DRAMコ
ラムコントローラ906からのコラム系制御信号は、D
RAMアレイ912に含まれるコラム選択に関連する動
作を行なうコラム系制御回路へ与えられる。
【0010】また、ロウプリデコーダ904からのプリ
デコード信号Xおよびコラムプリデコーダ910からの
プリデコード信号Yは、それぞれDRAMアレイ912
において設けられた図示しないロウデコーダおよびコラ
ムデコーダによりさらにデコードされ、対応の行および
列が選択される。
【0011】この図41に示すDRAMは、クロック信
号P1に同期して、コマンドおよびアドレス信号の取込
を行なっており、またデータの出力タイミングもこのク
ロック信号P1により決定される。次に動作について簡
単に説明する。
【0012】メモリコントローラ(図40参照)からの
コントロール信号はコマンドの形で出力され、クロック
信号P1に同期してコマンドラッチ900にラッチされ
る。一方、メモリコントローラからのアドレス信号は、
クロック信号P1に同期してアドレスラッチ901にラ
ッチされる。このコマンドがDRAMアレイ912にお
ける行選択動作活性化を指示するコマンド(すなわちワ
ード線活性化のためのコマンド)の場合を考える。DR
AMコントローラ902は、このコマンドラッチ900
から与えられるロウアクティブコマンドをデコードし、
ロウアドレスラッチ指示信号RALを活性状態とし、ロ
ウアドレスラッチ903にこのアドレスラッチ901か
ら与えられたアドレス信号Adをラッチさせる。このロ
ウアドレスラッチ903によりラッチされた内部ロウア
ドレス信号RAは、ロウプリデコーダ904によりプリ
デコードされ(この活性化タイミングはDRAMロウコ
ントローラ902により決定される)、DRAMアレイ
912に含まれるロウデコーダへ与えられる。DRAM
アレイ912においては、この図示しないロウデコーダ
がプリデコード信号Xをさらにデコードして、対応の行
(ワード線)を選択状態とする。これにより、DRAM
アレイ912が活性状態とされる。この後、DRAMロ
ウコントローラ902からのロウ系制御信号に従って、
DRAMアレイ912に含まれる図示しないセンスアン
プにより、選択された行上のメモリセルのデータの検知
および増幅が行なわれる。
【0013】一方、メモリコントローラから与えられた
コマンドがデータの書込を示すライトコマンドまたは読
出を示すリードコマンドの場合を考える。この場合は、
既にDRAMアレイ912は活性状態とされ、行(ワー
ド線)が選択状態とされており、この選択ワード線に接
続されるメモリセルデータはセンスアンプにより検知増
幅された後にラッチされている。
【0014】リードコマンドまたはライトコマンドが与
えられた場合には、DRAMコラムコントローラ906
が、このコマンドをデコードし、コラムアドレスラッチ
指示信号CALを活性状態とし、コラムアドレスラッチ
908に、アドレスラッチ901から与えられた内部ア
ドレス信号Adをラッチさせる。次いで、コラムプリデ
コーダ910がコラムアドレスラッチ908から与えら
れた内部コラムアドレス信号CAをプリデコードし、D
RAMアレイ912に含まれる図示しないコラムデコー
ダへ与える。この図示しないコラムデコーダがコラムプ
リデコード信号Yをデコードし、DRAMアレイ912
の対応列を選択する。この選択列に対し、データバスD
BSを介してデータの書込または読出が実行される。こ
のデータの書込/読出は、DRAMアレイ912に含ま
れる図示しない書込回路および読出回路により実行され
る(これらの書込/読出回路の制御はコラム系制御信号
により行なわれる)。
【0015】このデータバスDBS上のデータの書込/
読出は、クロック信号P1に同期して実行される。コマ
ンドおよびアドレス信号の入力およびデータの書込/読
出をクロック信号P1に同期して実行することにより、
信号のスキューによるタイミングマージンを考慮する必
要がなく、メモリセル選択動作を早いタイミングで行な
うことができ、応じてアクセス時間が短縮される。また
データの書込/読出をクロック信号P1に同期して行な
うことにより、データの書込/読出速度がこのクロック
信号P1により決定され、高速でデータの書込/読出す
なわち高速データ転送を行なうことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】今、図42(A)に示
すように、DRAMアレイ912のあるページのデータ
ブロックDsを、別のページへ転送するコピー動作を行
なう場合を考える。ここで、「ページ」とは、DRAM
アレイ912における、ワード線に対応する。すなわ
ち、今、図42(A)に示すように、ワード線WLs上
のデータブロックDsを、別のワード線WLd上に転送
する動作を考える。ここで、主記憶更新アルゴリズムと
しては、SRAMキャッシュへデータが書込まれたとき
にはDRAM912の対応のアドレス位置へもデータが
書込まれる(ライトスルー)ものを想定する。すなわ
ち、キャッシュミス時において、SRAMキャッシュか
らDRAM912へのデータブロックの転送は行なわれ
ない。次にこのデータブロック転送動作を図42(B)
に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0017】ワード線WLs上の別のデータブロックが
SRAMキャッシュに格納されている場合を考える。C
PUからのアクセス要求が行なわれると、データブロッ
クDsはSRAMキャッシュ内に格納されていないた
め、キャッシュミスとなる。この場合は、「ページヒッ
ト」であり、DRAMコントローラは、リードコマンド
DRTを発生する。この入力コマンドDRTに従って、
DRAMコラムコントローラ906から与えられるコラ
ムアドレスラッチ指示信号CALが一旦非活性状態とさ
れ、コラムアドレスラッチ908はラッチ状態から解放
され、スルー状態とされる。したがって、コラムアドレ
スラッチ908(図41参照)からは、このリードコマ
ンドDRTと同時に与えられるコラムアドレス信号CA
sが出力される。このコラムアドレス信号CAsは、再
びコラムアドレスラッチ指示信号CALが活性状態とさ
れると、コラムアドレスラッチ908によりラッチされ
る。このラッチされたコラムアドレス信号CAsに従っ
て、コラムプリデコーダ910およびコラムデコーダに
従って列選択動作が行なわれ、この選択状態とされたワ
ード線WLs上のコラムアドレスCAsが指定するデー
タブロックがDRAMアレイ912内の内部データバス
であるグローバルIOバスGIO上に読出される。この
グローバルIOバスGIO上に読出されたデータブロッ
クDsは、DRAMアレイ912の図示しない入出力回
路により、クロック信号P1に同期して読出されてデー
タバスDBS上に出力される。この読出されたデータブ
ロックDsは、データキューへ転送され、次いでCPU
内の汎用レジスタに格納される。
【0018】次に、CPUは再びアクセス要求を出力す
る。メモリコントローラは、この新たなアクセス要求は
別のページを指定しているため、プリチャージコマンド
PCGを発生してDRAMへ与える。DRAMにおいて
は、このプリチャージコマンドPCGに従って、DRA
Mロウコントローラの制御の下に、DRAMアレイ91
2が非活性状態とされる(選択ワード線WLsが非選択
状態とされる)。また、DRAMアレイ912内の各回
路がプリチャージ状態に復帰する。ここで、以下の説明
においては、「アレイの活性化」は、「DRAMアレイ
のワード線が選択状態へ駆動されてセンスアンプにより
メモリセルデータがラッチされている」状態を示し、
「アレイが非活性化される」は、アレイの各信号線が所
定のプリチャージ電位に復帰する状態を示す。
【0019】このプリチャージコマンドPCGが与えら
れた後、所定のRASプリチャージ期間tRPに対応す
るクロックサイクル経過後、ロウ系活性化コマンド(ア
クティブコマンド)ACTを発生するとともに、コピー
先のロウアドレス(ページアドレス)を出力する。この
アクティブコマンドACTに従って、DRAMロウコン
トローラ902は、ロウアドレスラッチ指示信号RAL
を一旦非活性状態として、ロウアドレス信号RAdをロ
ウアドレスラッチ903にラッチさせる。次いで、この
取込まれたロウアドレス信号RAdに従って、対応のペ
ージ(ワード線)WLdが選択状態へ駆動される。
【0020】次いで、RAS−CAS遅延時間に対応す
るクロックサイクル経過後、メモリコントローラからラ
イトコマンドDWTが発生されてDRAMへ与えられ
る。DRAMにおいては、このライトコマンドDWTに
従って、コラムアドレスラッチ指示信号CALが一旦非
活性状態とされ、ライトコマンドDWTとともに与えら
れたコラムアドレス信号CAdが取込まれて、列選択動
作が行なわれる。このライトコマンドと同時に、CPU
は、その汎用レジスタに格納していたデータ(Dd)を
データバスDBS上に送出する。このデータバスDBS
上のデータは、ライトコマンドDWTに従って装置内部
へ取込まれ、DRAMグローバルIOバスGIO上に転
送される。次いでこのコラムアドレス信号CAdに従っ
て選択された列CLdへ、グローバルIOバスGIOか
らのデータDdが転送され、ワード線WLd上の選択メ
モリセルへデータDdが書込まれる。
【0021】上述のように、DRAMは、バンク数が1
つの場合、データコピーのために、あるメモリアドレス
位置から別のメモリアドレス位置へデータを転送する場
合、このコピー先とコピー元とが同一ページに存在しな
い場合には、一旦DRAMをプリチャージ状態に復帰さ
せた後に活性化を行なう必要がある。したがって、DR
AM内のプリチャージ動作およびページ選択動作を行な
う必要があり、高速でデータ転送を行なうことができな
くなるため、システム性能が低下するという問題があっ
た。
【0022】また、DRAMアレイのプリチャージ動作
およびワード線選択動作(アレイ活性化動作)を行なう
必要があり、DRAMアレイにおける信号線の充放電が
行なわれるため、消費電力が大きくなるという問題があ
った。また、DRAMは、単一バンク構成の場合、DR
AMにおいて選択状態とされているページは1つであ
り、ページヒット率を大きくすることができないという
問題があった。
【0023】それゆえ、この発明の目的は、ページヒッ
ト率を改善することのできる半導体記憶装置およびその
制御回路を提供することである。
【0024】この発明の他の目的は、必要とされるデー
タのアクセスを高速で行なうことができる半導体記憶装
置およびそのための制御回路を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体集
積回路装置は、与えられたデータの処理を行なうための
演算処理ユニットと、この演算処理ユニットと同一半導
体チップ上に形成され、この演算処理ユニットのための
データおよび命令の少なくとも一方を格納するためのメ
モリユニットを備える。このメモリユニットは、互いに
独立に活性/非活性が行なわれる複数のバンクを備え
る。
【0026】請求項2に係る半導体記憶装置は、各々が
行列状に配列される複数のメモリセルを有する複数のメ
モリブロックを有するメモリアレイと、これら複数のメ
モリブロック各々に対応して設けられ、これら複数のメ
モリブロック各々の活性/非活性化を互いに独立に行な
うためのバンク制御回路手段と、これら複数のメモリブ
ロック共通にメモリアレイと同一チップ上に設けられ、
選択メモリブロックとデータの授受を行なうための内部
データバスと、この内部データバスと半導体記憶装置外
部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力回
路手段とを備える。
【0027】請求項3に係る半導体記憶装置は、行列状
に配列される複数のメモリセルを有するメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイの行を指定するアドレス信
号を受けて内部アドレス信号を発生しかつラッチするア
ドレスバッファ手段と、このアドレスバッファ手段から
の内部アドレス信号をデコードして対応の行を選択状態
へと駆動するための行選択/駆動手段とを備える。この
行選択/駆動手段は、該デコード結果をラッチするため
のラッチ手段を含む。
【0028】請求項4に係る半導体記憶装置は、各々が
行列状に配列される複数のメモリセルを有する複数のメ
モリブロックと、アドレス信号を受けかつラッチして内
部アドレス信号を出力するアドレス発生手段と、これら
複数のメモリブロック各々に対応して設けられ、ブロッ
ク指定信号に応答して活性化され、アドレス発生手段か
らの内部アドレス信号をデコードして対応のメモリブロ
ックの行を選択状態へ駆動する行選択/駆動手段とを備
える。この行選択/駆動手段の各々は、デコード結果を
ラッチするラッチ手段を含む。
【0029】請求項5に係る半導体記憶装置は、各々が
行列状に配列される複数のメモリセルを有しかつ互いに
並列して配置される複数のメモリブロックと、これら複
数のメモリブロックの隣接メモリブロックに共有される
ように配置され、かつ各々が対応のメモリブロックの選
択行のメモリセルのデータを検知し増幅するための複数
のセンスアンプ帯と、複数のメモリブロック各々を互い
に独立に駆動して、メモリブロックの行選択動作の活性
/非活性化を行なうための行選択制御手段を備える。こ
の行選択制御手段は、メモリブロック指定信号とセンス
アンプ帯活性化信号とに応答して、対応のメモリブロッ
クのセンスアンプ帯の活性化および対応のメモリブロッ
クの非活性化に応答して、この対応のセンスアンプ帯を
共有するメモリブロックおよび該センスアンプ帯を非活
性状態へと駆動する手段と、この非活性手段による非活
性化に応答して、対応のメモリブロックの行選択動作を
起動する手段を含む。
【0030】請求項6に係る半導体記憶装置は、各々が
行列状に配列される複数のメモリセルを有する複数のメ
モリブロックと、これら複数のメモリブロック各々を互
いに独立に活性化/非活性化を行なうための制御手段を
備える。この制御手段は装置起動に応答してこれら複数
のメモリブロック各々を活性状態へ駆動する手段を含
む。
【0031】請求項7に係る半導体集積回路装置は、各
々が行列状に配列される複数のメモリセルを有しかつ各
々が互いに独立に活性/非活性状態へ駆動される複数の
メモリブロックを有するメモリユニットと、これら複数
のメモリブロック各々において、最も新しくアクセスさ
れたデータブロックの位置を示すタグアドレスを、対応
のメモリブロックが活性状態にあるか否かを示すフラグ
とともに各メモリブロック各々に対応して格納する手段
を備える。
【0032】請求項8に係る制御回路は、各々が互いに
独立に活性/非活性状態に駆動されかつ各々が複数のペ
ージを有する複数のメモリブロックを有する半導体記憶
装置のためのものであり、各前記メモリブロックにおい
て選択状態とされたページを指定するページアドレスを
格納するためのページメモリ手段と、メモリブロック指
定信号を含むリフレッシュ指示信号に応答して、指定さ
れたメモリブロックを非活性状態とした後に、この指定
されたバンクのリフレッシュを行なわせるためのリフレ
ッシュ制御手段を備える。このリフレッシュ制御手段
は、リフレッシュ完了後ページメモリ手段に格納された
ページアドレスに従って該リフレッシュされたメモリブ
ロックの対応のページを選択状態へ駆動するための手段
を含む。
【0033】請求項9に係る制御回路は、各々が互いに
独立に活性/非活性状態へ駆動されかつ各々が複数のペ
ージを有する複数のメモリブロックを有する半導体記憶
装置のためのものであり、各メモリブロックにおいて選
択状態とされたページを指定するページアドレスを格納
するためのページメモリ手段と、メモリブロック指定信
号を含むリフレッシュ指示信号に応答して、指定された
メモリブロックを非活性状態とした後に該指定されたメ
モリブロックのリフレッシュを行なわせるためのリフレ
ッシュ制御手段を備える。このリフレッシュ制御手段
は、リフレッシュ完了後、該リフレッシュされたメモリ
ブロックを、アクセス指示が次に与えられるまでプリチ
ャージ状態に保持するための手段を含む。
【0034】請求項10に係るアドレス割付回路は、各
々が互いに独立に活性/非活性状態へ駆動されかつ各々
が複数のページを有する複数のバンクを有しかつプロセ
サからのアクセスを受ける半導体記憶装置のためのもの
であり、プロセサアドレス空間において連続したページ
を指定するページアドレスは、これら複数のバンクの互
いに異なるバンクを指定するようにプロセサからのアド
レスを変換してアドレスマッピングを行なう回路手段を
含む。
【0035】請求項11に係るアドレス割付回路は、請
求項10のアドレスマッピング回路は、与えられた多ビ
ットアドレス信号のビット位置をシフトするためのシフ
ト回路と、このシフト回路におけるシフトビット数を示
すシフトデータを格納するレジスタと、このシフト回路
におけるシフト動作をマスクするビット位置を示すマス
クデータを格納するマスクレジスタとを備える。シフト
回路はこのシフトデータおよびマスクデータに従って与
えられた多ビットアドレス信号のビット位置をシフトす
る。
【0036】請求項12に係るアドレス割付回路は、請
求項10または11のアドレスマッピング回路は、プロ
セサアドレス空間を複数のサブアドレス空間に分割し、
各サブアドレス空間において連続するページを指定する
アドレスは異なるバンクのページを指定するようにアド
レス変換を行なってアドレスマッピングを実現する手段
を含む。
【0037】請求項13に係るアドレス割付回路は、請
求項10または11のアドレスマッピング回路は、プロ
セサアドレス空間の複数のサブアドレス空間に分割し、
各サブアドレス空間ごとにアドレスマッピング態様を異
ならせるようにプロセサアドレスを変換する手段を含
む。
【0038】請求項14に係るキャッシュヒット/ミス
判定回路は、各々が互いに独立に活性/非活性状態へ駆
動されかつ各々が複数のページを有する複数のバンクを
有する半導体記憶装置へのアクセスのヒット/ミスを判
定するための回路であって、バンク各々において選択状
態とされているページを指定するページアドレスを格納
するページアドレスエリアと、バンク各々において最も
最近アクセスされたページ上のデータブロックを指定す
るタグアドレスを格納するタグメモリエリアとを有する
タグ/ページアドレス格納手段と、与えられたアドレス
に従って、タグメモリエリアから対応のタグアドレスを
読出しかつ与えられたアドレスに従って指定されたバン
クの対応のページアドレスをタグ/ページアドレス格納
手段から読出す手段と、与えられたアドレスのタグアド
レスに対応するブロックアドレスとタグアドレスメモリ
エリアから読出されたタグアドレスとの一致/不一致を
判別して、その判定結果に従ってキャッシュヒット/ミ
スを示す信号を出力するキャッシュヒット判定手段と、
ページアドレスメモリエリアから読出されたページアド
レスと与えられたアドレスに含まれるこのページアドレ
スに対応するアドレスとの一致/不一致を判定して、ペ
ージヒット/ミスを示す信号を出力するページヒット判
定手段を備える。
【0039】請求項15に係るキャッシュヒット/ミス
判定回路は、請求項14のページヒット判定手段が、キ
ャッシュヒット判定手段の判定動作と並行して判定動作
を行なう。
【0040】半導体記憶装置を複数のバンク構成とする
ことにより、各バンクにおいてページサイズが制限され
ても、同時に選択状態とされるページの数が増加し、ペ
ージヒット率が高くなる。
【0041】また行選択/駆動手段にアドレス信号のデ
コード結果をラッチする回路を設けておくことにより、
メモリブロックにおいて互いに独立に行(ワード線)を
選択状態へ駆動することができる。また、専用のラッチ
回路を別に設ける必要がなく、装置規模の増大が抑制さ
れる。
【0042】センスアンプ帯を共有する場合に、隣接メ
モリブロックを非活性状態とした後にメモリブロックを
選択状態へ駆動することにより、センスアンプ帯び競合
によるデータの破壊が防止され、正確なページデータを
選択状態とすることができる。また内部で隣接メモリブ
ロックを非選択状態へ駆動するだけであり、外部からこ
のプリチャージ用のコマンドを与える必要がなく、アク
セスタイムおよび消費電力が低減される。
【0043】装置起動時に複数のメモリブロックを活性
状態とすることにより、起動時にメモリブロックが不安
定な状態で保持された状態でのアクセスが防止され、誤
動作を抑制し、正確なデータの格納を行なうことができ
る。
【0044】またメモリブロックそれぞれのタグアドレ
スに対応のメモリブロックが選択状態にあるか否かを示
すフラグをリンクすることにより、非選択状態のメモリ
ブロックを識別して容易に選択状態へと駆動することが
でき、制御が容易となる。
【0045】また各メモリブロックを活性状態とするこ
とにより、複数のページが選択状態とされ、ページヒッ
ト率が改善される。
【0046】セルフリフレッシュ時においてリフレッシ
ュ完了後リフレッシュされたメモリブロックを再びリフ
レッシュ前のページ選択状態へ駆動することにより、リ
フレッシュによるページヒット率低下を抑制することが
できる。
【0047】またリフレッシュ完了後対応のメモリブロ
ックをプリチャージ状態に保持しておくことにより、ペ
ージミスが一旦生じるだけで、このリフレッシュされた
メモリブロックの対応のページが選択状態とされるた
め、ページヒット率の低下を抑制しつつ、リフレッシュ
の制御が容易となる。
【0048】またアドレスマッピングを、連続ページを
指定するページアドレスを異なるバンクのページを指定
するようにマッピングを行なうことにより、プロセサの
アクセスの局所性の特徴から、ページヒット率を大幅に
改善することができる。またプロセサアドレス空間を複
数のサブアドレス空間に分割し各サブアドレス空間ごと
にアドレスマッピング態様を異ならせることにより、各
サブアドレスにおける最適なページ選択を実現すること
ができ、ページヒット率を改善することができる。
【0049】タグアドレスとページアドレスとをともに
格納することにより、装置規模の増大を伴うことなくペ
ージヒット/ミスの判定を容易に行なうことができる。
【0050】またページヒット判定動作とキャッシュヒ
ット判定を同時に並行して行なうことにより、キャッシ
ュヒット/ページヒット時におけるアクセスペナルティ
を小さくすることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明は、図40に示すプロセサ
とDRAMとが同一半導体チップ上に形成された半導体
集積回路装置のDRAMのための改良を対象とするが、
ディスクリートなDRAMに対しても同様適用可能であ
る。
【0052】[実施の形態1]図1は、この発明に従う
半導体記憶装置としてのDRAMの全体の構成を概略的
に示す図である。プロセサは示していないが同一チップ
上に形成される。図1において、DRAMアレイは、複
数個(N個)のバンク1−1〜1−Nを含む。このバン
ク1−1〜1−Nの各々は、メモリセルが行列状に配置
されるメモリブロックおよびサブメモリブロックを選択
状態へ駆動するための周辺回路を含む。
【0053】DRAMは、さらに、クロック信号P1に
同期して、外部から(メモリコントローラから)のDR
AMコントロールバスCBSを介して与えられるコマン
ド(制御信号の状態の組合せ)をラッチするコマンドラ
ッチ2と、クロック信号P1に同期してDRAMアドレ
スバスABSを介して外部から(メモリコントロールか
ら)与えられるアドレス信号に含まれるバンクアドレス
をラッチするバンクアドレスラッチ3と、クロック信号
P1に同期してDRAMアドレスバスABSを介して与
えられる残りのアドレス信号をラッチするアドレスラッ
チ4を含む。バンクアドレスラッチ3からバンクアドレ
ス信号BAが出力され、アドレスラッチ4から内部アド
レス信号Adが出力される。バンクアドレス信号BA
は、バンク1−1〜1−Nのいずれかを指定する。内部
アドレス信号Adは、バンク1−1〜1−Nのそれぞれ
におけるロウ(行)およびコラム(列)を指定する。
【0054】DRAMは、さらに、バンク1−1〜1−
Nそれぞれに対応して設けられ、バンクアドレス信号B
Aに従って選択状態とされてコマンドラッチ2から与え
られたコマンドをデコードし、対応のバンクを選択状態
へ駆動するための制御信号およびロウアドレスラッチ指
示信号RAL1〜RALNを出力するロウコントローラ
6−1〜6−Nと、バンク1−1〜1−Nそれぞれに対
応して設けられ、ロウアドレスラッチ指示信号RAL1
〜RALNそれぞれに従って活性化されてアドレスラッ
チ4から与えられたアドレス信号Adをラッチするロウ
アドレスラッチ8−1〜8−Nと、バンク1−1〜1−
Nそれぞれに対応して設けられ、対応のロウアドレスラ
ッチ8−1〜8−Nから与えられたロウアドレス信号を
プリデコードしてプリデコード信号を出力するロウプリ
デコーダ10−1〜10−Nを含む。ロウアドレスラッ
チ8−1〜8−Nは、対応のロウアドレス指示信号RA
L1〜RALNが活性状態のときにラッチ状態とされ
る。ロウプリデコーダ10−1〜10−Nは、対応のロ
ウコントローラ6−1〜6−Nからの活性化信号に応答
して活性状態とされてプリデコード動作を行なう。この
ロウプリデコーダ10−1〜10−Nからのロウプリデ
コード信号はバンク1−1〜1−Nそれぞれに設けられ
たロウデコーダ(ワード線ドライバを含む)へ与えられ
る。
【0055】コラム選択部については図面を簡略化する
ために示していないが、DRAMアレイの構成にもよる
が、同様に各バンク1−1〜1−Nそれぞれに対応して
コラムアドレスラッチが設けられ、またコラムプリデコ
ーダが設けられてもよい。コラムデコーダはバンク共通
に設けられてもよい。各バンクのデータ入出力部がバン
クアドレス信号に従って選択的に活性状態とされればよ
い。
【0056】図2は、アドレス信号の構成を示す図であ
る。図2において、アドレスは、バンクを指定するバン
クアドレスBAと、バンク内のロウ(ページ)を指定す
るロウアドレスRAと、バンク内のコラムを指定するコ
ラムアドレスCAを含む。バンクアドレスBAを用いる
ことにより、各バンクに対し互いに独立にロウ(以下、
単にページと称す)を指定することができる。
【0057】図3は、図1に示すDRAMの動作の一例
を示すタイミングチャート図である。図3においては、
先の図42に示す動作と同様、DRAMアレイのあるデ
ータを別のページの部分へコピーする場合の動作を示
す。
【0058】以下、図1および図3を参照してこのデー
タ転送動作について説明する。時刻t1において、アク
ティブコマンドACTがバンクアドレスBAとともに与
えられる。バンクアドレスBAはバンク1−1を指定す
るアドレスBA1とする。この状態においては、バンク
1−1に対応して設けられたロウコントローラ6−1が
活性状態とされ、ロウアドレスラッチ指示信号RAL1
を所定期間非活性状態とする。これによりロウアドレス
ラッチ8−1が活性状態とされ、アドレスラッチ4から
のアドレスAdを取込みロウアドレス信号RA1を生成
する。バンク1−1においては、またロウコントローラ
6−1の制御の下に活性化され、ワード線WL1が選択
状態とされる。
【0059】時刻t2において、アクティブコマンドA
CTがバンクアドレスBA2とともに与えられる。この
バンクアドレスBA2は、バンク1−2を指定する。こ
の状態においては、ロウコントローラ6−2が活性化さ
れ、ロウアドレスラッチ指示信号RAL2が所定期間非
活性状態とされ、ロウアドレスラッチ8−2がスルー状
態とされ、このアドレスラッチから与えられたアドレス
信号Adを取込みかつラッチして内部ロウアドレス信号
RA2を生成する。バンク1−2においては、ロウコン
トローラ6−2の制御の下に、メモリブロックが活性状
態とされ、対応のワード線WL2が選択状態とされる。
【0060】したがってこの状態においては、バンク1
−1および1−2それぞれにおいてワード線WL1およ
びWL2が選択状態とされており、DRAMにおいて2
ページが選択状態とされている。
【0061】CPUからのデータ転送指示に従ってアク
セス要求が与えられる。外部に設けられたメモリコント
ローラはこのCPUからの要求に従って、ページ/ヒッ
ト/ミスの判定を行なう。ページヒットの場合、メモリ
コントローラはリードコマンドDRTをバンクアドレス
BA1およびコラムアドレスCA1とともに与える。
(バンク1−1においては)図示しないコラムコントロ
ーラが動作し、バンク1−1における列を選択状態と
し、対応の読出データDをデータバスDBS上に出力す
る。時刻t4において、メモリコントローラは、再びC
PUからのアクセス要求に従ってページヒット/ミスの
判定を行なう。データ転送先がワード線WL2上の位置
にあれば、ページヒットであり、メモリコントローラは
データ書込指示のライトコマンドDWTをバンクアドレ
スBA2およびコラムアドレスCA2とともに与える。
この時刻t4に与えられたライトコマンドに従ってデー
タバスDBS上のデータDがバンク1−2のコラムアド
レスCA2が指定する位置に格納される。
【0062】通常、コラムアドレスは、キャッシュブロ
ックを指定し、DRAMページ上の複数のメモリセルデ
ータを同時に選択するように構成される。CPUアドレ
スの所定数の最下位アドレスビットがキャッシュブロッ
クサイズに応じて無視されれば、DRAMにおいて、複
数のデータビットからなるデータブロックを同時に選択
することができる。
【0063】図3においては、CASレイテンシ(リー
ドコマンドが与えられてから有効データが出力されるま
でに必要とされるクロックサイクル数)は2に設定され
ている。したがって、リードコマンドDRTが与えられ
てから2クロックサイクル目にライトコマンドDWTを
与えることにより、データバスDBS上に読出されたデ
ータが即座にDRAM内に書込まれる。したがって、C
PUは、データキューを介して汎用レジスタ内にデータ
ブロックを格納する必要がなく、高速のデータ転送を行
なうことができる。
【0064】複数のバンク構成とすることにより、DR
AM内において、複数のページを同時に選択状態とする
ことができる(コントローラを各バンクそれぞれに独立
にバンクアドレスBAに従って活性化することができる
ため)。これにより、ページヒット率を改善することが
でき、CPUアクセス時間を低減することができ、シス
テム性能を高くすることができる。特に、DRAM内に
おいてコピー動作(1つのページから別のページへのデ
ータ転送を行なうとき)を行なう場合、このコピー元お
よびコピー先がともにページヒットの状態においては、
DRAMアレイのプリチャージ動作(非活性化)および
アクティブ動作(活性化)を行なう必要はなく、キャッ
シュミス時のペナルティおよび消費電力を低減すること
ができ(高速で必要とされるデータを読出すことがで
き)、またプリチャージ/アクティブ(非活性/活性動
作による充放電)を行なう必要がなく、消費電力を低減
することができる。
【0065】[実施の形態2]図4は、この発明の実施
の形態2に従うDRAMのロウ選択系制御部の構成を概
略的に示す図である。図4において、ロウ系制御回路6
は、図1に示すコマンドラッチから与えられるコマンド
をデコードするコマンドデコーダ60と、図1に示すバ
ンクアドレスラッチから与えられるバンクアドレスBA
をデコードし、バンク指定信号を発生するバンクデコー
ダ61と、コマンドデコーダ60からのデコード結果に
従って、必要とされる制御信号を発生するグローバルロ
ウコントローラ62と、バンク12−1〜12−Nそれ
ぞれに対応して設けられ、バンクデコーダ61からのバ
ンク指定信号に応答して活性化され、グローバルロウコ
ントローラ62からの制御信号を対応のバンクへ伝達
し、対応のバンクの活性/非活性化を行なうラッチ付き
バンクロウコントローラ63−1〜63−Nを含む。
【0066】グローバルロウコントローラ62は、コマ
ンドデコーダ60から与えられるデコード結果(動作モ
ード指定信号)に従って所定のタイミングで必要とされ
る制御信号、すなわちワード線駆動信号、センスアンプ
活性化信号、およびビット線プリチャージ/イコライズ
信号などを発生する。ラッチ付きバンクロウコントロー
ラ63−1〜63−Nは、バンクデコーダ61からのバ
ンク指定信号が指定するバンクに対して設けられたもの
のみが活性状態とされ、グローバルロウコントローラ6
2からの制御信号に従って対応のバンクを駆動する。
【0067】この図4に示すように、コマンドデコーダ
のデコード結果に従ってバンク12−1〜12−Nに共
通に制御信号を発生し、この制御信号をバンクデコーダ
61の制御信号に従って選択的に伝達することにより、
各バンクに対して共通に必要とされる回路部分を1つと
することができ、回路占有面積を低減することができ
る。バンク12−1〜12−Nは、それぞれ独立に駆動
されるため、ラッチ付きバンクロウコントローラ63−
1〜63−Nは、その構成は後に詳細に説明するが、そ
の出力をラッチする機能を備える。これにより、グロー
バルロウコントローラ62からの制御信号が発生されて
他バンクが駆動うされても、非選択バンクは影響を受け
ることなく、対応のバンクの状態を維持することができ
る。
【0068】図5は、ロウアドレス発生部の構成を概略
的に示す図である。図5において、ロウアドレス発生部
は、与えられたアドレス信号Adをロウアドレスラッチ
指示信号RALに応答してラッチするロウアドレスラッ
チ8と、ロウアドレスデコードイネーブル信号RADE
に従ってこのロウアドレスラッチ8から与えられたロウ
アドレスRAをプリデコードし、プリデコード信号X
A,XBを発生するロウプリデコーダ10と、バンク1
2−1〜12−Nそれぞれに対応して設けられ、バンク
指定信号RBSおよびプリチャージ信号(バンク指定信
号を含むZRDP)に従ってこのロウプリデコーダ10
から与えられたプリデコード信号XA,XBに従って対
応のバンクのワード線(行)を選択状態へ駆動するロウ
デコーダ/ドライバ20−1〜20−Nを含む。
【0069】ロウアドレスラッチ8およびロウプリデコ
ーダ10をバンク12−1〜12−Nに共通に設けるこ
とにより、ロウアドレスラッチおよびロウプリデコーダ
の占有面積を低減することができる。ロウアドレスラッ
チ8およびロウプリデコーダ10がバンク12−1〜1
2−Nに共通に設けられているため、ロウデコーダ/ド
ライバ20−1〜20−Nは、以下に詳細に説明するよ
うに、デコード結果をラッチするためのラッチ回路を備
えている。
【0070】図6は、図5に示すロウデコーダ/ドライ
バ20−1〜20−Nの構成の一例を示す図である。図
6においては、バンク12−i(i=1〜N)の所定数
のワード線WL0、WL1、…に対して設けられたロウ
デコーダ/ドライバを代表的に示す。
【0071】図6において、ロウデコーダ/ドライバ2
0−iは、所定数のワード線グループに共通に設けられ
たデコード回路部と、このデコード回路部の出力と、ワ
ード線ドライバ信号に従って各ワード線を選択状態へ駆
動するワードドライバ回路部とを含む。
【0072】ロウデコード回路部は、高電圧VPP印加
ノードとノードNaの間に接続され、そのゲートにプリ
チャージ指示信号ZRDPiを受けるpチャネルMOS
トランジスタPQ1と、ノードNaと接地電位供給ノー
ドとの間に互いに直列に接続されるnチャネルMOSト
ランジスタNQ1、NQ2およびNQ3を含む。MOS
トランジスタNQ1およびNQ2のゲートへは、それぞ
れ図5に示すロウプリデコーダ10からのプリデコード
信号XA,XBが与えられる。MOSトランジスタNQ
3のゲートへは、ロウバンク指定信号RBSiが与えら
れる。
【0073】ロウデコード回路部は、さらに、ノードN
aの電位をラッチするためのインバータIV1およびI
V2と、インバータIV1の出力信号を伝達するnチャ
ネルMOSトランジスタNQ4を含む。インバータIV
1は、その出力がインバータIV2の入力に結合され、
インバータIV2の出力がインバータIV1の入力に結
合される。インバータIV1およびIV2は、高電圧V
PPを一方動作電源電圧として動作する。MOSトラン
ジスタNQ4は、そのゲートに高電圧VPPを受ける。
このMOSトランジスタNQ4は、ワード線駆動信号R
XNが伝達されたときに、ドライバに含まれるMOSト
ランジスタのセルフブートストラップ機能による昇圧電
圧が、インバータIV1およびIV2へ悪影響を及ぼす
のを防止する。
【0074】ワードドライバ回路部は、ワード線WL
0,WL1、…それぞれに対応して設けられる。ワード
線WL0に対してのワード線ドライバは、ワード線駆動
信号RXN0を受け、MOSトランジスタNQ4からの
信号電位に従ってワード線WL0上へワード線駆動信号
RXN0を伝達するnチャネルMOSトランジスタNQ
5と、ワード線WL0と接地電位供給ノードとの間に接
続され、かつそのゲートがノードNaに接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタNQ6を含む。ワード線WL
1に対してのワード線ドライバは、MOSトランジスタ
NQ4からの伝達される信号電位に従ってワード線駆動
信号RXN1をワード線WL1に伝達するnチャネルM
OSトランジスタNQ7と、ノードNa上の信号電位に
応答してワード線WL1を接地電位レベルへ放電するn
チャネルMOSトランジスタNQ8を含む。
【0075】ロウデコード回路部分が同時に選択状態と
するワード線の数は、適当な数に定められる。ワード線
駆動信号RXN0、RXN1、…は、後にその発生方法
は詳細に説明するが、所定のロウアドレス信号ビット
(例えば最下位2ビット)をデコードし、そのデコード
結果に従って生成される。ワード線駆動信号RXN0,
RXN1は、高電圧VPPレベルである(活性化時)。
【0076】図7は、図6に示すロウデコーダ/ドライ
バ回路の動作を示すタイミングチャート図である。以
下、図7を参照して図6に示すロウデコーダ/ドライバ
回路の動作について簡単に説明する。
【0077】時刻t0においてアクティブコマンドAC
Tが与えられ、またバンクアドレスBAは、メモリバン
ク12−iを指定するアドレスBAiに設定される。こ
のときまたロウアドレスRAが確定状態とされ、プリデ
コード動作が行なわれる。このアクティブコマンドAC
TとバンクアドレスBAiに従って、バンク指定信号R
BSiが活性状態のHレベルとされる。プリチャージ指
示信号ZRDPiは、Hレベルの非活性状態を維持して
いる。この状態においては、MOSトランジスタPQ1
は非導通状態にあり、またMOSトランジスタNQ3
が、バンク指定信号RBSiに応答して導通する。確定
状態とされたロウアドレスRAのプリデコード結果によ
り、アドレスプリデコード信号XA,XBが選択状態の
Hレベルとされると、ノードNaは、MOSトランジス
タNQ1〜NQ3を介して接地電位レベルと放電され
る。このノードNa上の接地電位レベルの電位は、イン
バータIV1により反転されて高電圧VPPレベルとな
り、MOSトランジスタNQ5が導通状態とされる。M
OSトランジスタNQ6は、ノードNa上の接地電位レ
ベルの電位により非導通状態となる。MOSトランジス
タNQ7も同様、導通状態とされ、MOSトランジスタ
NQ8は非導通状態とされる。
【0078】ワード線駆動信号RXN0,RXN1,…
が、ロウアドレスRAと、後に説明するグローバルワー
ド線駆動信号RXTに従って選択的に活性状態とされ
る。今、ワード線駆動信号RXN0が選択状態とされた
と想定する。この状態においては、ワード線WL0の電
位が、ワード線駆動信号RXN0に従って高電圧VPP
レベルとされる。ワード線WL1は、非選択状態の接地
電位レベルのワード線駆動信号RXN1が伝達され、接
地電位レベルに保持される。これらの動作により、メモ
リバンク12−iにおいては、ワード線WL0が選択状
態に保持され、このワード線WL0に接続されるメモリ
セルのデータの検知、増幅およびラッチが図示しないセ
ンスアンプにより行なわれる。
【0079】時刻t1において、再びアクティブコマン
ドACTおよびバンクアドレスBAjが与えられる。こ
のバンクアドレスBAjは、メモリバンク12−iと異
なるメモリバンク12−jを指定している。したがっ
て、この状態においては、バンク指定信号RBSiは非
活性状態のLレベルを保持しており、またプリチャージ
指示信号ZRDPiもHレベルを維持しているため、ノ
ードNaの電位は、インバータIV1およびIV2によ
りラッチされて接地電位レベルを維持している。したが
って他のメモリバンクにおけるアレイ(メモリブロッ
ク)活性動作と独立に、このメモリバンク12−iにお
けるワード線WL0は選択状態を維持する。
【0080】時刻t2において、プリチャージコマンド
PRGが与えられ、またバンクアドレスBAiが与えら
れる。このプリチャージコマンドPRGおよびバンクア
ドレスBAiに従って、プリチャージ指示信号ZRDP
iが所定期間Lレベルの活性状態とされる。ロウバンク
指定信号RBSiは、ロウ選択時に活性化されるため、
プリチャージ時接地電位レベルの非活性状態にある。し
たがってMOSトランジスタNQ3は非導通状態にあ
り、一方MOSトランジスタPQ1が導通し、ノードN
aは、高電圧VPPレベルに充電される。このノードN
aの充電により、インバータIV1の出力信号は接地電
位レベルのLレベルとされ、MOSトランジスタNQ5
が非導通とされる。一方、MOSトランジスタNQ6が
導通し、高電圧レベルのワード線WL0を、接地電位レ
ベルへと放電する。ワード線WL1も、同様に、MOS
トランジスタNQ8へ接地電位レベルと駆動される。
【0081】このとき、また後に詳細に説明するが、ワ
ード線駆動信号RXN0も非選択状態を示す接地電位レ
ベルへと放電される。
【0082】上述のように、ロウデコーダ部に、そのデ
コード結果をラッチするラッチ回路(インバータIV1
およびIV2)を設けることにより、プリデコード信号
XA,XBをメモリバンク12−1〜12−Nそれぞれ
に設けられたロウデコーダ/ドライバ20−1〜21−
Nへ共通に与えてもロウデコーダ/ドライバ20−1〜
21−Nを互いに独立に駆動することができる。これに
より、プリデコーダは共通化されるため、また、ラッチ
は小さなインバータラッチであり小占有面積のメモリバ
ンク構成を実現することができる。
【0083】図8(A)−(C)は、ワード線駆動信号
RXNを発生する部分の構成を示す図である。図8
(A)において、グローバルロウコントローラ62は、
コマンドデコーダ60から与えられるアレイ活性化信号
φACTに応答して、所定期間活性状態とされるタイミ
ング信号RXTを生成するRXT発生回路62aと、ロ
ウデコーダから与えられるロウアドレスビットRA0,
RA1とRXT発生回路62aからのタイミング信号R
XTに従ってグローバルワード線ドライバ信号RXF0
〜RXF3を生成するグローバルドライバ62bを含
む。グローバルドライバ62bは、このロウアドレスビ
ットRA0およびRA1をデコードし、そのデコード結
果に従ってグローバルワード線ドライバ信号RXF0〜
RXF3を生成する。これらのグローバルワード線ドラ
イバ信号RXF0〜RXF3は、バンクロウコントロー
ラ63−1〜63−Nへ共通に与えられる。
【0084】図8(A)においては、メモリバンク12
−iに設けられたバンクコントローラ63−iを代表的
に示す。バンクコントローラ63−iは、アレイ活性化
信号φACTとバンクデコーダ61から与えられた対応
のバンク指定信号RBSとを受けて、バンク指定信号R
BSiを生成するゲート回路63−iaと、コマンドデ
コーダ60から与えられるアレイプリチャージ指示信号
φPRGとバンクデコーダ61から与えられるバンク指
定信号RBSとを受けて、バンクプリチャージ指示信号
ZRDPiを生成するゲート回路63−ibと、バンク
指定信号RBSiおよびバンクプリチャージ指示信号Z
RDPiとグローバルワード線ドライバ信号RXF0〜
RXF3に従ってワード線ドライバ信号RXN0〜RX
N3を生成するローカルドライバ63−icを含む。こ
のローカルドライバ63−icはラッチ機能を有し、パ
ンク指定信号RBSiの活性化時、グローバルドライバ
62bから与えられるグローバルワード線ドライバ信号
RXF0〜RXF3に従って対応のメモリバンクへ与え
られるワード線ドライバ信号RXN0〜RXN3を生成
してラッチする。ローカルドライバ63−icは、ま
た、アレイプリチャージ指示信号ZRDPiが活性状態
とされると、これらのワード線ドライバ信号RXN0〜
RXN3を非活性状態とする。
【0085】図8(B)は、図8(A)に示すグローバ
ルドライバ62bの構成を示すブロック図である。図8
(B)において、グローバルドライバ62bは、タイミ
ング信号RXTとロウアドレスビット/RA0,/RA
1を受けてグローバルワード線ドライバ信号RXF0を
生成するゲート回路62baと、タイミング信号RXT
とロウアドレスビットRA0,/RA1とを受けてグロ
ーバルワード線ドライバ信号RXF1を生成するゲート
回路62bbと、タイミング信号RXTとロウアドレス
ビット/RA0,RA1を受けてグローバルワード線ド
ライバ信号RXF2を生成するゲート回路62bcと、
タイミング信号RXTとロウアドレスビットRA0,R
A1とを受けて、グローバルワード線ドライバ信号RX
F3を生成するゲート回路62bdを含む。これらのゲ
ート回路62ba〜62bdの各々は、与えられた信号
がともにHレベルのときに対応のグローバルワード線ド
ライバ信号を“H”レベルへ駆動する。したがって、ア
レイ活性化時においては、グローバルワード線ドライバ
信号RXF0〜RXF3のいずれか1つがHレベルの活
性状態とされ、残りの3つのグローバルワード線ドライ
バ信号は非選択状態のLレベルとされる。
【0086】図8(C)は、図8(A)に示すローカル
ドライバ63−icの構成を概略的に示す図である。図
8(C)において、ローカルドライバ63−icは、高
電圧VPP印加ノードとノードNbの間に接続され、そ
のゲートにバンクプリチャージ指示信号ZRDPiを受
けるpチャネルMOSトランジスタPQ2と、ノードN
bと接地ノードとの間に互いに直列に接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタNQ9およびNQ10を含む。
MOSトランジスタNQ9は、そのゲートにグローバル
ワード線ドライバ信号RXF0を受け、MOSトランジ
スタNQ10は、そのゲートにバンク指定信号RBSi
を受ける。
【0087】ローカルドライバ63−icは、さらに、
ノードNb上の信号電位を受けるインバータIV3と、
インバータIV3の出力を反転してインバータIV3の
入力へ伝達するインバータIV4と、インバータIV3
の出力を反転するインバータIV5と、インバータIV
5の出力を反転するインバータIV6を含む。これらの
インバータIV3〜IV6は、高電圧VPPを一方導通
電源電圧として動作する。この図8(C)に示す回路が
信号RXN1〜RXN3に対してもそれぞれ設けられ
る。
【0088】プリチャージコマンドが与えられた場合に
は、プリチャージ指示信号ZRDPiがLレベルの活性
状態とされ、MOSトランジスタPQ2が導通状態とな
る。このとき、バンク指定信号RBSiはゲート回路6
3−iaによりLレベルの非活性状態である。さらに、
MOSトランジスタNQ10は、非導通状態を維持し、
ノードNbは、高電圧VPPレベルに充電される。した
がって、ワード線ドライバ信号RXN0は、非選択状態
のLレベルとなる。
【0089】アクティブコマンドが与えられて、バンク
指定信号RBSiがHレベルとされると、MOSトラン
ジスタNQ10が導通状態となる。このとき、プリチャ
ージ指示信号ZRDPiは、非導通状態にある。したが
って、ノードNbの電位は、グローバルワード線ドライ
バ信号RXF0がHレベルのときには、接地電位レベル
となり、一方グローバルワード線ドライバ信号RXF0
がLレベルのときには、ノードNbは、高電圧VPPレ
ベルを保持する。これにより、グローバルワード線ドラ
イバ信号RXF0がHレベルのときには、ワード線ドラ
イバ信号RXN0が高電圧VPPレベルとなり、一方、
グローバルワード線ドライバ信号RXF0がLレベルの
ときには、ワード線ドライバ信号RXN0がLレベルと
される。このノードNb上の電位は、インバータIV3
およびIV4によりラッチされる。信号ZRDPiおよ
びRBSiは、所定期間活性状態とされるだけである。
したがって、ワード線ドライブ信号RXN0が活性状態
のときに、グローバルワード線ドライバ信号RXF0が
Lレベルとされた場合でも、制御信号ZRDPiおよび
RBSiが非活性状態にあれば(他のメモリバンクが指
定されたとき)、このワード線ドライブ信号RXN0
は、選択状態を維持する。また逆に、ワード線ドライブ
信号RXN0が非選択状態のときに、グローバルワード
線RXF0がHレベルとされても、このワード線ドライ
ブ信号RXN0は、Lレベルを維持する。これらは、他
のワード線ドライバ信号RXN1〜RXN3においても
同様である。
【0090】ビット線プリチャージ/イコライズ指示信
号およびセンスアンプ活性化信号等に対しても、この図
8(A)〜(C)に示すような、グローバル/ローカル
回路構成とすることにより、共通回路部分を1つにする
ことができ、回路占有面積を大幅に低減することができ
る。これらの信号の発生部は、図8(C)に示すような
構成を備える。信号RXF0を、別のロウ系制御信号で
置換えればよい。
【0091】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、ロウデコーダ内部にデコード結果をラッチする
ラッチ回路を設けているため、ロウアドレスラッチおよ
びロウアドレスプリデコーダをメモリバンクに対し共通
に設けることができ、回路占有面積を低減することがで
きる。また制御信号発生部を、グローバル/ローカル回
路構成とし、ローカルコントローラにおいてラッチ回路
を各制御信号に対して設けておくことにより、メモリバ
ンクそれぞれに対して、ロウ系制御回路を設ける必要が
なく、回路占有面積が低減される。
【0092】なお、ロウデコーダが同時に選択状態とす
るワード線の数は4でなく、任意の数であってもよい。
【0093】またロウデコーダの構成は、別の構成であ
ってもよく、デコード結果をラッチする機能を備えてい
ればよい。
【0094】[実施の形態3]図9は、DRAM外部に
設けられるタグメモリの構成を示す図である。図9にお
いて、このタグメモリは、バンク♯1〜♯N(メモリバ
ンク12−1〜12−Nそれぞれに対応)に対するペー
ジアドレスを格納するページアドレスメモリ70と、各
バンクに対するタグアドレス(キャッシュブロックを示
すアドレス)を格納するタグアドレスメモリ72を含
む。このDRAM外部に、ページアドレスを格納する領
域70を設けておくことにより、先の実施の形態2にお
けるように、各バンクそれぞれがデコード結果のラッチ
を行ない、各バンクコントローラがロウアドレス信号
(ページアドレス)をラッチする機能を備えていない場
合においても、外部の(同一チップ上の)メモリコント
ローラは、各バンクにおける選択状態の(最も新しくア
クセスされた)ページを識別することができる。
【0095】この外部のメモリコントローラは、スター
トアップ時(電源投入時またはシステムリセット時)、
DRAMすべてのバンクを活性状態に保持する。電源投
入時において、各バンクをプリチャージ状態に保持する
場合、電源投入時のノイズなどにより、バンク内部が誤
った状態に信号線電位が設定された場合、誤動作の原因
となる。またシステムリセット時においても、単に各バ
ンクをプリチャージ状態に復帰させただけでは、不十分
なプリチャージ状態により、内部信号線が完全なプリチ
ャージ状態に復帰せず、誤動作が生じる可能性がある。
そこで、全バンクに対しアクティブコマンドを発行して
すべてのバンクを活性状態に保持し、各バンクにおいて
1つのページを選択状態とすることにより、確実に非選
択状態の信号線を非選択状態に、選択状態とされる信号
線は選択状態へ駆動することにより、信号線が誤った電
位に保持されるのを防止し、誤動作を抑制する。
【0096】すなわち、図10に示すように、メモリコ
ントローラは、システムスタートアップが指定されたか
否かを判定し(ステップS1)、システムスタートアッ
プが指定されたと判定した場合には、DRAMの全バン
クを活性化する(ステップS2)。このシステムスター
トアップか否かは、電源投入検出信号およびCPUから
のシステムリセット信号により判別される。このスター
トアップ検出時に、バンクを順次活性状態とする場合、
スタートアップ時のための専用の制御シーケンスが必要
とされる。すなわち、システムスタートアップ時、バン
クアドレスを順次変化させてバンクを活性化することに
なるが、この場合、すべてのバンクが活性状態とされた
か否かを判別する必要が生じる。また、オートリフレッ
シュ時、リフレッシュすべきバンクがアクティブ状態に
あるか否かを識別する必要が生じる。そこで、図11に
示すように、外部に設けられたページアドレスメモリ7
0またはタグアドレスメモリ72に対し各バンクごとに
バンクの活性/非活性化を示すビットP/Aを格納する
領域74を設ける。この活性/非活性判別領域74は、
システムリセット時、プリチャージ状態にセットされ
る。この領域74のビットP/A♯1〜P/A♯Nのプ
リチャージ状態へのセットは、ハードウェア的に行なわ
れてもよく、またメモリコントローラの制御の下にソフ
トウェア的に実行されてもよい。この領域74にプリチ
ャージステータスビットP/A♯1〜P/A♯Nを格納
することにより、各バンク♯1〜♯Nがプリチャージ状
態にあるかアクティブ状態にあるかを容易に識別するこ
とができる。したがって、バンクへのアクセス時(リフ
レッシュ指示を含む)、対応のバンクへは、アクティブ
コマンド(またはリフレッシュコマンド)を与えてもよ
いのか、またプリチャージコマンドを与えてもよいのか
を判別することができる。したがって、システムスター
トアップ時の制御と通常動作モード時における制御を同
じシーケンスで実現することができ、制御回路の構成お
よびスタートアップ時のシーケンス制御が容易となる。
【0097】図12は、この発明の実施の形態3に従う
システムスタートアップシーケンスを示すフロー図であ
る。まず、システムスタートアップが指定されたか否か
を判別する(ステップS10)。このシステムスタート
アップが指定された場合には、プリチャージステータス
領域74のビットP/A♯1〜P/A♯Nをすべてプリ
チャージ状態を示す状態に初期化する(ステップS1
1)。次いで、メモリコントローラは、このシステムス
タートアップが検出されると、領域74の各ビットP/
A♯1〜P/A♯Nを順次探索する。そしてまず最初の
ビットP/Aが初期値であるか否かを判別する(ステッ
プS12)。ビットP/Aが初期値である場合、メモリ
コントローラは、対応のメモリバンクは初めてアクセス
されると判定し、アクティブコマンドを与える(ステッ
プS13)。この場合のページアドレスは適当なアドレ
スでよい。このバンクの活性化の後、メモリコントロー
ラは領域74の対応のビットP/Aをリセットし、アク
ティブ状態にあることを示す。次いで、メモリコントロ
ーラは、その領域74のビットP/Aがすべて探索され
たか否かを判別する。バンクアドレス番号♯1〜♯Nを
順次増分し、このアドレス値を最大バンクアドレス値と
比較することによりこれは判定される(ステップS1
5)。すべてのバンクの活性化が完了され、領域74の
ビットP/A♯1〜P/A♯Nがすべてリセットされて
いる場合には、メモリコントローラは初期化シーケンス
を終了する。一方、ステップS15において、すべての
バンクの活性化が完了していない場合には、バンクアド
レスを増分し(S16)、再びステップS12へ戻る。
【0098】このプリチャージステータスビットP/A
を各バンクごとに設け、この値をスタートアップ時に初
期値にセットしておくことにより、メモリバンクに対す
る最初のアクセスはアレイプリチャージ動作ではなく、
アレイ活性化動作であることが容易に識別される。この
プリチャージステータスビットP/Aを利用することに
より、メモリコントローラは、DRAMの各バンクがプ
リチャージ状態にあることを知ることができ、次いで、
アクティブコマンドを与えて、正確に各バンクをアレイ
活性化状態に維持することが可能となる。したがって、
システムスタートアップ時において、プリチャージコマ
ンドを各バンクへ与えてプリチャージ状態にした後にア
クティブコマンドを各バンクへ与えるまたは各バンクご
とにプリチャージコマンドおよびアクティブコマンドを
与える必要がなく、制御が容易となりまたシステムスタ
ートアップ動作も容易となる。
【0099】さらに、このプリチャージステータスビッ
トP/Aを用いることにより、後に説明するセンスアン
プ帯を共有するバンク活性/非活性の識別およびバンク
活性の制御が容易となり、このプリチャージステータス
ビットP/Aは、通常動作シーケンス時においても利用
することが可能となり、アクセス制御が容易とされる。
【0100】また、プリチャージステータスビットP/
Aにより、オートリフレッシュ時、リフレッシュすべき
バンクはプリチャージ/アクティブいずれの状態にある
かを容易に識別でき、オートリフレッシュコマンドの発
行が容易となる。
【0101】[実施の形態4]図13は、この発明の実
施の形態4に従うDRAMの要部の構成を示す図であ
る。図13において、コマンドデコーダ60は、セルフ
リフレッシュコマンドZSRFおよびオートリフレッシ
ュコマンドARFを受けてデコードするコマンドデコー
ダ60aを含む。このコマンドデコーダ60aは、セル
フリフレッシュコマンドZSRFが与えられたときに、
セルフリフレッシュ指示信号φSRFを所定期間活性状
態(Hレベル)とし、オートリフレッシュコマンドAR
Fが与えられたときには、コマンドデコーダ60aは、
オートリフレッシュ指示信号φARFを所定期間Hレベ
ルとする。通常、セルフリフレッシュ動作時には、この
DRAM内蔵プロセサが何ら動作しない「スリープ状
態」に保持されるため、特定の信号を用いてセルフリフ
レッシュコマンドZSRFを与える場合、このコマンド
を構成する信号はすべてLレベルに保持される。このセ
ルフリフレッシュコマンドZSRFがLレベルの活性状
態の間、このDRAMにおいて内部でセルフリフレッシ
ュ動作が実行される。オートリフレッシュコマンドAR
Fは、複数の信号の状態の組合せにより与えられる。
【0102】グローバルロウコントローラ62は、コマ
ンドデコーダ60aからのセルフリフレッシュ指示信号
φSRFおよびオートリフレッシュ指示信号φARFに
従ってリフレッシュ動作に必要とされる制御を行なうリ
フレッシュコントローラ62cと、リフレッシュコント
ローラ62cの制御の下に、セルフリフレッシュ動作時
起動されて所定の時間間隔でセルフリフレッシュ要求を
出力するタイマ62dと、リフレッシュコントローラ6
2cの制御の下に、リフレッシュアドレスを生成するア
ドレスカウンタ62eを含む。このアドレスカウンタ6
2eは、リフレッシュバンクアドレスおよびリフレッシ
ュロウアドレス(ページアドレス)両者を生成する。1
回のリフレッシュ動作完了時に、このアドレスカウンタ
62eのカウント値が増分される。このアドレスカウン
タ62eの増分態様は、1つのバンクにおいて、各ペー
ジが順次リフレッシュされ、1つのバンクのすべてのペ
ージがリフレッシュされた後に次のバンクのリフレッシ
ュが行なわれるようにリフレッシュアドレスが発生され
るように構成されてもよい。また、各バンクごとに順次
同じページがリフレッシュされるように構成されてもよ
い。
【0103】DRAMはさらに、リフレッシュコントロ
ーラ62cの制御の下に、リフレッシュ動作時、メモリ
コントローラから与えられるアドレスAdおよびバンク
アドレスBAに代えて、アドレスカウンタ62eからの
リフレッシュアドレスを選択するマルチプレクサ70を
含む。このマルチプレクサ70により選択されたアドレ
スおよびバンクアドレスは、アドレスラッチ4およびバ
ンクアドレスラッチ3へそれぞれ与えられる。
【0104】図14は、図13に示すリフレッシュコン
トローラの構成を概略的に示す図である。図14におい
て、リフレッシュコントローラ62cは、オートリフレ
ッシュ指示信号φARFとセルフリフレッシュ指示信号
φSRFとタイマ62dからのリフレッシュ要求信号φ
RFTとを受けるORゲート62eと、ORゲート62
eの出力信号を所定期間遅延する遅延回路62fと、遅
延回路62fの出力信号とアレイ活性化指示信号φAC
Tを受けるOR回路62gと、OR回路62gの出力信
号φACTaを所定時間遅延する遅延回路62hと、遅
延回路62hの出力信号とOR回路62eの出力信号と
プリチャージ指示信号φPRGを受けるOR回路62i
を含む。OR回路62gからの信号φACTaは、図8
(A)に示すアレイ活性化指示信号φACTの代わりに
用いられ、またOR回路62iからの信号φPRGa
は、図8(A)に示すプリチャージ指示信号φPRGに
代えて用いられる。遅延回路62fは、アレイをプリチ
ャージするのに必要とされる時間(RASプリチャージ
時間)に対応する期間与えられた信号を遅延する。遅延
回路62hは、活性化信号φACTaを、メモリセルが
選択されてセンスアンプが動作し、このセンスアンプに
より増幅されたデータがメモリセルへ再び書込まれるま
でに必要とされる時間(RAS活性化期間(tRA
S))、信号φACTaを遅延する。遅延回路62fお
よび62hは、クロック信号(P1)をカウントするカ
ウンタで構成されてもよい。カウンタを用いて遅延回路
62fおよび62hを実現する場合、与えられた信号が
活性状態とされると、このカウンタが起動し、所定のカ
ウント値をカウントしたときに活性状態のカウントアッ
プ信号を出力する。グローバルロウコントローラ62c
は、さらに、遅延回路62hの出力信号を所定時間さら
に遅延する遅延回路62jを含む。この遅延回路62j
からの出力信号φPPAは、後に説明する様に、プリチ
ャージステータスビットP/Aをセルフリフレッシュ時
に変更するタイミングを与える。したがって遅延回路6
2jは、セルフリフレッシュ動作モード時においてのみ
活性状態とされる構成とされてもよい。また、オートリ
フレッシュコマンドが先の実施の形態3に示す様にリフ
レッシュバンクがプリチャージ状態のときに発行される
のであれば、オートリフレッシュ時、すぐに信号φAC
Taが活性化されてもよい。
【0105】図15は、図13および図14に示す構成
のオートリフレッシュ時における動作を示すタイミング
チャート図である。次にこのオートリフレッシュ時の動
作を図15を参照して説明する。
【0106】オートリフレッシュコマンドARFが与え
られると、コマンドデコーダ60aからオートリフレッ
シュ指示信号φARFが所定期間Hレベルの活性状態と
される。このオートリフレッシュ指示信号φARFに従
って、OR回路62iおよび62iを介して、プリチャ
ージ指示信号φPRGaが所定期間活性状態とされる。
【0107】一方、リフレッシュコントローラ62c
は、このオートリフレッシュ指示信号φARFに従って
アドレスカウンタ62eのカウント値をマルチプレクサ
70に選択するように指令する。したがって、マルチプ
レクサ70を介してリフレッシュアドレスがアドレスラ
ッチ4およびバンクアドレスラッチ3へ与えられる。リ
フレッシュされるべきバンク(リフレッシュバンク)に
対し、このリフレッシュバンクアドレスに従ってプリチ
ャージ動作が行なわれる。すなわち、リフレッシュバン
クにおいて、選択状態にあったワード線が非選択状態へ
駆動される。他のノンリフレッシュバンクにおいては、
アレイ活性化状態を維持している。遅延回路62fの有
する遅延時間tRPが経過すると、OR回路62gのア
レイ活性化信号φACTaが所定期間活性状態とされ
る。この状態においても、バンクアドレスラッチ3およ
びアドレスラッチ4にはリフレッシュアドレスがラッチ
されている。したがってこのリフレッシュアドレスに従
って、リフレッシュバンクにおいて新たにページ(ワー
ド線WL)が選択状態へ駆動される。遅延回路62hが
有する遅延時間(tRAS)の間に、リフレッシュアド
レスが指定するページのメモリセルのリフレッシュが実
行される。このリフレッシュが完了すると、遅延回路6
2hの出力信号がHレベルの活性状態とされ、OR回路
62iから出力されるプリチャージ活性化信号φPRG
aが再び所定期間活性状態とされる。このプリチャージ
活性化信号φPRGaの活性化に応答して、プリチャー
ジ動作が行なわれ、リフレッシュされたページが非選択
状態へと駆動され、リフレッシュバンクがプリチャージ
状態に復帰する。これらの一連の動作が完了すると、リ
フレッシュコントローラ62cは、アドレスカウンタ6
2eのカウント値を更新する。
【0108】上述の動作により、オートリフレッシュコ
マンドARFを与えることにより、DRAM内部で、リ
フレッシュバンクのプリチャージ、リフレッシュおよび
プリチャージが順次実行される。ただし、この場合、プ
リチャージステータスビットP/Aはオートリフレッシ
ュ時には参照していない。ビットP/Aを参照する場
合、オートリフレッシュ指示後即座にページ選択が行な
われる。
【0109】図16は、図13および図14に示す構成
のセルフリフレッシュ動作時の動作を示すタイミングチ
ャート図である。以下、図13、14および図16を参
照してセルフリフレッシュ動作について説明する。
【0110】セルフリフレッシュコマンドZSRF(L
レベルの信号)が与えられると、コマンドデコーダ62
aは、セルフリフレッシュ指示信号φSRFを所定期間
Hレベルの活性状態とする。リフレッシュコントローラ
62cは、このセルフリフレッシュ指示信号φSRFの
活性化に応答してタイマ62dを起動する。OR回路6
2eは、このセルフリフレッシュ指示信号φSRFの活
性化に応答して所定期間活性状態となる信号を出力し、
応じてOR回路62iからのアレイプリチャージ信号φ
PRGaが所定期間活性状態のHレベルとされる。
【0111】このセルフリフレッシュ動作時において
も、リフレッシュコントローラ62cは、アドレスカウ
ンタ62eおよびマルチプレクサ70を制御し、アドレ
スラッチ4およびバンクアドレスラッチ3へリフレッシ
ュアドレスおよびリフレッシュバンクアドレスをそれぞ
れラッチさせている。したがって、このアレイプリチャ
ージ信号φPRGaの活性化により、リフレッシュバン
クのプリチャージが実行され、選択状態にあったページ
(ワード線)が非選択状態へと駆動される。
【0112】次いで、オートリフレッシュ動作時と同様
にして、遅延回路62fの有する遅延時間経過後アレイ
活性化信号φACTaが所定期間活性状態のHレベルと
されると、リフレッシュアドレスおよびリフレッシュバ
ンクに従って、ページの選択およびリフレッシュが実行
される。
【0113】遅延回路62hの出力信号がHレベルに立
上がると、OR回路62iからのアレイプリチャージ信
号φPRGaが再びHレベルの活性状態とされ、リフレ
ッシュページが非選択状態へと駆動される。次いで、遅
延回路62jの出力信号φPPAが活性状態とされ、後
に詳細に説明するリフレッシュバンクのプリチャージス
テータスビットP/Aがプリチャージ状態を示す状態に
設定される。
【0114】次いで、タイマ62dが所定の時間をカウ
ントアップすると、リフレッシュ要求信号φRFTを所
定期間活性状態のHレベルとする。これにより、再びア
レイ活性化信号φACTaが所定期間活性状態とされ
る。アドレスカウンタ62eは、セルフリフレッシュ動
作の完了後、そのカウント値が更新されている。したが
って、この新たに発生したアレイ活性化信号φACTa
に応答して、次のリフレッシュアドレスおよびリフレッ
シュバンクアドレスに従ってプリチャージ動作、アレイ
活性化動作およびアレイプリチャージ動作が再び繰返さ
れる。このプリチャージ動作完了後、再びアドレスカウ
ンタ62eのカウント値が更新される。以降、セルフリ
フレッシュ指示コマンドZSRFが活性状態の間このリ
フレッシュ動作が繰返し実行され、各リフレッシュ動作
ごとにリフレッシュバンクのプリチャージステータスビ
ットP/Aがプリチャージ状態にセットされる。
【0115】図17は、プリチャージステータスビット
制御部の構成を概略的に示す図である。図17におい
て、プリチャージステータスビット制御部78は、メモ
リコントローラから与えられるコマンドをデコードする
コマンドデコーダ78aと、コマンドデコーダ78aの
コマンドデコード結果に従って、データをセットするデ
ータ設定回路78bと、コマンドデコーダ78aからの
デコード結果に従ってメモリエリア74へのビットの書
込/読出を制御する書込/読出制御回路78cと、書込
/読出制御回路78cの制御の下に、バンクアドレスラ
ッチ3から与えられるバンクアドレスBAaをデコード
するバンクデコーダ78dと、バンクデコーダ78dの
出力信号に従って書込/読出制御部78cの制御の下に
メモリエリア74の対応のビット位置を選択するビット
セレクタ78eを含む。
【0116】コマンドデコーダ78aは、与えられたコ
マンドが、セルフリフレッシュコマンドであるか、オー
トリフレッシュコマンドであるか、プリチャージコマン
ドであるかおよびアクティブコマンドであるか否かを判
定する。データ設定回路78bは、プリチャージコマン
ドおよびオートリフレッシュコマンドおよびセルフリフ
レッシュコマンドが与えられたときには、ビットをプリ
チャージ状態を示す値(“0”)に設定し、アクティブ
コマンドが与えられたときには、アクティブ状態を示す
値(“1”)にデータを設定する。DRAMとプロセ
サ、メモリコントローラはすべて同一チップ上に集積化
されているため、DRAMのバンクアドレスラッチから
のバンクアドレスBAaをこのビット制御部78へ伝達
しても、特に問題は生じない。
【0117】この書込/読出制御部78cは、コマンド
デコーダ78aがセルフリフレッシュモードを指定する
ときには、図14に示す遅延回路62jからの信号φP
PAに従ってメモリエリア74へのデータの書込を行な
う。このときまたバンクデコーダ78dおよびビットセ
レクタ78eも、信号φPPAに応答して書込/読出制
御部78cの制御の下に動作を実行する。次に、この図
17に示すプリチャージステータスビット制御部78の
動作を、その動作を示すフロー図である図18を参照し
て説明する。
【0118】コマンドデコーダ78aは、与えられたコ
マンドがセルフリフレッシュモードを指定するセルフリ
フレッシュコマンドであるか否かを判定する(ステップ
S20)。セルフリフレッシュコマンドが与えられた場
合には、書込/読出制御部78cは、メモリエリア74
へのステータスビット書込タイミングの指定するトリガ
信号として信号φPPAを選択する(ステップS2
1)。一方、セルフリフレッシュコマンド以外のコマン
ドが与えられた場合には、コマンドデコーダ78aから
の出力信号に従って、書込/読出制御部78cは、この
メモリエリア74へのプリチャージステータスビットの
書込/読出タイミングを規定するトリガ信号として、こ
のコマンドが与えられたタイミングを選択する(ステッ
プS22)。次いで、このタイミングを決定した後に、
与えられたコマンドがアクティブコマンドであるか否か
の判定を行なう(ステップS23)。ステップS23に
おいて、アクティブコマンドが与えられたと判定される
と、データ設定回路78bには、アクティブ状態を示す
データ“1”が設定される(ステップS24)。一方、
ステップS23においてアクティブコマンド以外のコマ
ンド、すなわちプリチャージコマンド、またはオートリ
フレッシュコマンドが与えられたと判定された場合、お
よびステップS20においてセルフリフレッシュコマン
ドが与えられたと判定された場合には、データ設定回路
78bには、プリチャージ状態を示すデータ“0”が設
定される(ステップS25)。ステップS24およびス
テップS25の後、書込/読出制御部78cは、トリガ
信号が与えられると、バンクデコーダ78dおよびビッ
トセレクタ78eを活性状態とし、メモリエリア74に
おける対応のビット位置(エントリ)を選択し、この選
択されたエントリへデータ設定回路78bにより設定さ
れたデータの書込を行なう(ステップS26)。
【0119】上述のようにして、バンクが通常動作モー
ド時およびリフレッシュ動作モード時に指定された場合
いずれにおいても、そのバンクの状態に対応したビット
値に対応のプリチャージステータスビットP/Aの値を
設定することができる。
【0120】このDRAMは、通常すべてのバンクが選
択状態とされている。すなわち、各バンクにおいて、セ
ンスアンプを疑似キャッシュとして利用することによ
り、ページビット率を高くして、キャッシュミス/ペー
ジヒット時のペナルティを低減する。上述のように、リ
フレッシュが行なわれた後、リフレッシュバンクをプリ
チャージ状態に保持した場合、このリフレッシュバンク
がページアドレスメモリのページアドレスに基づいてペ
ージヒットした場合、プリチャージステータスビットP
/Aの値を見ることにより、次にアクティブコマンドを
与えるべきか否かを識別することができページビット/
ミスを正確に判定できる。また、ページミス/キャッシ
ュミスのときにおいても、このアクセス要求されたバン
クに対する最初に発行すべきコマンドがプリチャージコ
マンドであるかアクティブコマンドとすべきかはこのプ
リチャージステータスビットP/Aの値を見ることによ
り容易に識別することができる。
【0121】リフレッシュ動作完了後リフレッシュバン
クはプリチャージ状態を保持しているだけであり、メモ
リコントローラのリフレッシュ動作シーケンスが容易と
なる。また、多バンク構成であっても、確実に各ページ
を所定の周期でリフレッシュすることができる。
【0122】[実施の形態5]図19は、この発明の実
施の形態5に従うメモリコントローラのリフレッシュ制
御部の構成を概略的に示す図である。図19において、
メモリコントローラ90(MCL)は、クロック(P
1)をカウントし、所定のタイミングでリフレッシュ要
求信号を出力するタイマ90aと、タイマ90aからの
リフレッシュ要求信号に従ってリフレッシュ動作に必要
な制御を行なうリフレッシュコントローラ90bと、リ
フレッシュコントローラ90bの制御の下にコマンドを
発生するコマンド発生部90cを含む。このコマンド発
生部90cは、また図17に示すプリチャージステータ
スビット制御部78へも必要なコマンドを出力する。次
にこの図19に示すメモリコントローラ90の動作をそ
の動作フロー図である図20を参照して説明する。
【0123】タイマ90aは、図示しないクロック信号
(P1)をカウントし、所定のカウント値ごとにリフレ
ッシュ要求信号を出力する。リフレッシュコントローラ
90bは、このタイマ90aからリフレッシュ要求信号
が与えられたか否かを判定する(ステップS30)。タ
イマ90aからリフレッシュ要求信号が与えられると、
リフレッシュコントローラ90bは、コマンド発生部9
0cからオートリフレッシュコマンドを発生させてDR
AMへ与える(ステップS31)。DRAMにおいてオ
ートリフレッシュ動作が行なわれる。リフレッシュコン
トローラ90bは、またコマンド発生部90cを介して
コマンドを発行してページアドレスメモリエリアからリ
フレッシュバンクのページアドレスを読出させる(ステ
ップS32)。DRAMにおいてオートリフレッシュが
完了し、リフレッシュバンクがプリチャージ状態に復帰
すると、リフレッシュコントローラ90bは、コマンド
発生部90cに対してアクティブコマンドを与える。こ
のアクティブコマンドとともに、ページアドレスメモリ
エリアから読出されたページアドレスおよびDRAMか
ら読出されたリフレッシュバンクアドレスBAa(図1
3参照)をDRAMへ与える。これにより、DRAMに
おいて、リフレッシュ前に選択状態にあったページが再
び選択状態とされる(ステップS34)。
【0124】図21は、このページメモリエリア70か
らのページアドレスによりリフレッシュバンクを再び活
性状態とするための構成を示す図である。図21におい
て、ラッチ81は、リフレッシュコントローラ90bの
制御の下に、DRAMからのバンクアドレスBAaをラ
ッチする。セレクタ82aは、リフレッシュコントロー
ラ90bからの制御信号φSELに従ってラッチ81に
ラッチされたバンクアドレスBAaおよびメモリコント
ローラから与えるバンクアドレスBAの一方を選択して
DRAMバンクアドレスラッチへ与える。セレクタ82
bは、リフレッシュコントローラから与えられる選択信
号φSELに従って、ページメモリエリア70から読出
されたページアドレスAd(P)およびメモリコントロ
ーラから与えられるアドレスAd(R)の一方を選択し
てDRAMアドレスラッチへ与える。書込/読出回路8
0は、読出コントローラから与えられる書込/読出制御
信号R/Wに従って、ラッチ81から与えられるバンク
アドレスBAaをアドレスとしてページメモリエリア7
0から対応のページアドレスを読出してセレクタ82b
へ与える。この書込/読出回路80は、ページヒット/
ミス判定時におけるページメモリエリア70からのペー
ジアドレスの読出および更新時においても利用される。
このページヒット/ミス判定時においては、ページメモ
リエリア70へは、ラッチ81からのバンクアドレスに
代えてメモリコントローラから与えられるバンクアドレ
スが与えられる。これにより、装置規模を増大させるこ
となく、リフレッシュ完了時においても、リフレッシュ
バンクを再びリフレッシュ前の状態に復帰させることが
できる。常時各バンクにおいては、ページが選択状態と
されているため、オートリフレッシュによるページヒッ
ト率の低下を抑制することができる。
【0125】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、オートリフレッシュ完了後、リフレッシュバン
クを再びリフレッシュ前の状態に復帰させているため、
オートリフレッシュ動作によるページヒット率の低下を
抑制することができる。
【0126】[実施の形態6]図22は、この発明の実
施の形態6に従うDRAMのアレイ部の構成を概略的に
示す図である。図22において、DRAMは、複数のメ
モリブロックM♯0〜M♯Nと、これらのメモリブロッ
クの間に配置されるセンスアンプ帯SA♯1〜SA♯N
と、メモリブロックM♯0外部に設けられるセンスアン
プ帯SA♯0およびメモリブロックM♯N外部に設けら
れるセンスアンプ帯SA♯N+1と、メモリブロックM
♯0〜M♯Nそれぞれに対応して設けられるローカルバ
ンクドライブ回路R♯0〜R♯Nを含む。
【0127】メモリブロックM♯0〜M♯Nは、それぞ
れ行列状に配列される複数のダイナミック型メモリセル
を有する。センスアンプ帯SA♯0〜SA♯N+1は、
対応のメモリブロックの各列に対応して設けられるセン
スアンプ回路を含む。センスアンプ回路は、活性化時対
応のメモリブロックの列上の電位を検知し増幅する。メ
モリブロックの間に配置されるセンスアンプ帯SA♯1
〜SA♯Nは、それぞれ対応の隣接メモリブロックによ
り共有される。ローカルバンクドライブ回路R♯0〜R
♯Nは、それぞれセンスアンプコントローラ回路および
ロウデコーダ、およびワード線ドライブ回路を含み、ロ
ーカルバンクコントローラからの制御信号に従って対応
のメモリブロックの活性/非活性化を実行する。
【0128】DRAMは、さらに、メモリブロックM♯
0〜M♯Nに共通に設けられるコラムデコーダ100
と、バンク選択信号φBAに従って、メモリブロックM
♯0〜M♯NをグローバルIOバスGIOBに接続する
バンク選択回路102と、このグローバルIOバスGI
OBとこのDRAM外部との間でのデータの入出力を行
なうためのリード/ライト回路104を含む。グローバ
ルIOバスGIOBは、メモリブロックM♯0〜M♯N
に共通に配設され、選択されたバンク(メモリブロッ
ク)との間でデータの授受を行なう。
【0129】コラムデコーダ100は、メモリブロック
M♯0〜M♯Nに共通に設けられており、このコラムデ
コーダ100からの列選択信号は、図示しない列選択線
CSL上に伝達される。この列選択線CSLはしたがっ
てメモリブロックM♯0〜M♯N上にわたって延在する
ように配置される。このコラムデコーダ100は、リー
ドコマンドまたはライトコマンドが与えられたときに活
性状態とされる。バンク選択回路102へ与えられるバ
ンク指定信号φBAは、リードコマンドまたはライトコ
マンドが与えられるときのバンクアドレスに従って生成
される。したがって、データの書込/読出が行なわれる
ときにのみバンク選択回路102は選択バンクをグロー
バルIOバスGIOBに接続する。リード/ライト回路
104は、リードコマンドまたはライトコマンドが与え
られたときに活性状態とされる。
【0130】この図22に示すアレイ配置において、1
つのバンクはメモリブロックと対応のローカルバンクド
ライブ回路とで構成される。センスアンプ帯が隣接する
メモリブロック(メモリバンク)により共有されるた
め、隣接メモリブロックは同時に選択状態とすることが
できない。したがって、隣接メモリブロック(メモリバ
ンク)において、一方はアクティブ状態(活性状態)に
あり、一方はプリチャージ状態(非活性状態)にある。
このメモリバンクの活性/非活性状態の識別は、先の実
施の形態において説明したプリチャージステータスビッ
トP/Aにより管理される。
【0131】図23は、図22に示すメモリアレイの1
つのメモリブロック部の構成を概略的に示す図である。
図23においては、メモリブロックM♯nの構成を示
す。メモリブロックM♯nは、各々に1行のメモリセル
が接続されるワード線WLn0〜WLnMと、各々に1
列のメモリセルが接続されるビット線対BLn1,/B
Ln1、BLn2,/BLn2、BLn3,/BLn
3、BLn4,および/BLn4,…を含む。対をなす
ビット線対の間には、隣接するビット線対の一方のビッ
ト線が配設される。たとえば、ビット線対BLn1およ
び/BLn1の間に隣接ビット線対のビット線BLn2
が配置される。ビット線対のピッチを広くすることによ
り、センスアンプのピッチを大きくし、センスアンプの
配置面積を確保する。
【0132】メモリブロックM♯nの偶数番号のビット
線対BLn2,/BLn2,…,BLn4,/BLn4
は、ビット線分離信号BLI2nにより導通する分離ゲ
ートBTGn1,BTGn2,…を介してセンスアンプ
回路SAa1,SAa2,…に接続される。奇数番号の
ビット線対BLn1,/BLn1,BLn3,/BLn
3,…は、ビット線分離信号BLI2n+1に応答して
導通するビット線分離ゲートBTGn1,BTGn3,
…を介してセンスアンプ回路SAb1,SAb2に接続
される。
【0133】センスアンプ回路SAa1およびSAa
2,…は、隣接するメモリブロックM♯(n−1)の偶
数番号または奇数番号のビット線対BLa1,/BLa
1,BLa2,/BLa2にビット線分離ゲートBTG
a1およびBTGa2,…を介して接続される。センス
アンプ回路SAb1,SAb2,…は、またビット線分
離信号BLI2n+2に応答して導通するビット線分離
ゲートBTGb1,BTGb2を介してメモリブロック
M♯n+1のビット線対BLb1,/BLb1,BLb
2,/BLb2に接続される。
【0134】メモリブロックM♯(n−1)、M♯n、
M♯(n+1)はそれぞれ互いに独立に駆動されるメモ
リバンクを構成する。メモリブロックM♯nの活性状態
のときには、ビット線分離信号BLI2nおよびBLI
2n+1がHレベルとされ、ビット線分離ゲートBTG
n1,BTGn2,BTGn3,BTGn4,…は導通
してメモリブロックMB♯nは、隣接するセンスアンプ
帯SA♯n,SA♯n+1に含まれるセンスアンプ回路
SAa1,SAa2,SAb1,SAb2,…に接続さ
れる。したがってセンスアンプ帯SA♯nおよびSA♯
n+1は、このメモリブロックM♯nの選択ワード線
(選択ページ)に含まれるメモリセルのデータを検知し
増幅しかつラッチしている。隣接メモリブロックM♯
(n−1)およびM♯(n+1)は、センスアンプ帯S
A♯nおよびSA♯n+1から分離され、プリチャージ
状態にある(ビット線分離信号BLI2n−1およびB
LI2n+2は非活性状態のLレベルにある)。
【0135】図24は、図23に示すセンスアンプ回路
の具体的構成を示す図である。図24において、ビット
線対BL0,/BL0に対しセンスアンプ回路SA0が
設けられ、ビット線対BL1,/BL1にセンスアンプ
回路SA1が設けられる。センスアンプ回路SA0およ
びSA1の各々は、ビット線イコライズ指示信号BLE
Qnに応答して活性化され、対応のビット線対(BL
0,/BL0およびBL1,/BL1)を所定の電位
(中間電位VBL)レベルへプリチャージしかつイコラ
イズするためのプリチャージ/イコライズ回路PEと、
センスアンプ活性化信号/SOPnおよびSONnに応
答して活性化され、対応のビット線対の電位を差動的に
増幅しかつラッチするセンスアンプSA(SA0,SA
1)と、コラムデコーダからの列選択信号CSL(CS
L0,CSL1)に応答して導通し、対応のビット線対
(BL0,/BL0およびBL1,/BL1)をローカ
ルIO線LIOnおよび/LIOnに接続するIOゲー
トIOG(IOG0,IOG1)を含む。
【0136】プリチャージ/イコライズ回路PEは、ビ
ット線イコライズ指示信号BLEQnに応答して導通
し、中間電位VBLを対応のビット線対のビット線へ伝
達するnチャネルMOSトランジスタTr1およびTr
2と、ビット線イコライズ指示信号BLEQnに応答し
て導通し、対応のビット線対を電気的に短絡するnチャ
ネルMOSトランジスタTr3を含む。
【0137】センスアンプSA0およびSA1の各々
は、交差結合されて対応のビット線対の高電位のビット
線を活性化時駆動するためのpチャネルMOSトランジ
スタPT2およびPT3と、センスアンプ活性化信号/
SOPnに応答してこれらの交差結合されたpチャネル
MOSトランジスタPT2およびPT3を活性化するた
めのpチャネルMOSトランジスタPT1と、交差結合
されて対応のビット線対の電位を低電位のビット線を放
電するためのnチャネルMOSトランジスタNT2およ
びNT3と、センスアンプ活性化信号SONnに応答し
て導通し、交差結合されたnチャネルMOSトランジス
タNT2,NT3を活性状態とするnチャネルMOSト
ランジスタNT1を含む。
【0138】IOゲートIOG0およびIOG1の各々
は、対応の列選択信号CSL(CSL0,CSL1)に
応答して導通し、対応のビット線対をローカルIO線対
LIOn,/LIOnに接続するnチャネルMOSトラ
ンジスタTraおよびTrbを含む。
【0139】このローカルIO線LIOnおよび/LI
Onは、ワード線延在方向に沿って(ビット線延在方向
と垂直方向)対応のメモリブロック内を延在し、バンク
選択スイッチBSWを介してグローバルIO線GIOお
よび/GIOにそれぞれ接続される。このグローバルI
O線GIOおよび/GIOはグローバルIOバスGIO
Bに含まれるが、たとえばワード線シャント領域に配置
される。また、列選択信号CSL0およびCSL1は、
図22に示すコラムデコーダから発生され、この列選択
信号は複数のメモリブロック上にわたって伝達される
が、図24においては、図面を簡略化するためにメモリ
ブロックMB♯nに対してのみ与えられるように示され
る。ローカルIO線LIOnおよび/LIOnは、通常
所定の電位(中間電位)にプリチャージされており、非
選択メモリブロックにおいて、ビット線対とローカルI
O線対とが接続されても何ら問題は生じない(非選択メ
モリブロックにおいてはビット線対がプリチャージ状態
の中間電位レベルにあるため)。これに代えて、列選択
信号CSL(CSL0,CSL1)は、バンク指定信号
との論理積がとられて、選択メモリブロック(メモリバ
ンク)においてのみ、ビット線対とローカルIO線対と
の接続が行なわれるように構成されてもよい。
【0140】図25は、プリチャージ状態のバンクをア
クティブ状態に駆動する場合の動作シーケンスを概略的
に示す図である。図25において、メモリブロック(バ
ンク)M♯n−1およびメモリブロックM♯n+1がア
クティブ状態にあり、メモリブロックM♯nがプリチャ
ージ状態にある状態を想定する。センスアンプ帯SA♯
n−1およびSA♯nはメモリブロックM♯n−1の選
択ページのメモリセルデータをラッチしている。一方、
センスアンプ帯SA♯n+1およびSA♯n+2は、メ
モリブロックM♯n+1の選択ページのメモリセルデー
タをラッチしている。この状態において、メモリブロッ
クM♯nをアクティブ状態へ駆動する場合、メモリブロ
ックM♯n−1およびM♯n+1をプリチャージ状態に
復帰させる。次いでメモリブロックM♯nをアクティブ
状態へ駆動する。この動作シーケンスを行なうことによ
り、シェアードセンスアンプ構成において、センスアン
プのラッチデータの破壊または活性状態のセンスアンプ
のラッチデータによる新たにアクティブ状態とされるメ
モリブロックの選択ページのデータの書換を防止するこ
とが可能となる。
【0141】図26は、DRAMのアクセス制御部の構
成を示す図である。図26においては、各バンクごとに
プリチャージステータスビットP/Aを格納するプリチ
ャージステータスビットメモリエリア74とこのプリチ
ャージステータスビットメモリエリア74に対するステ
ータスビットの読出を制御する読出制御部78と、この
読出制御部78に対する動作を制御するメモリコントロ
ーラ90を含む。メモリコントローラ90は、アクティ
ブコマンドを発行する必要があるか否かを判別するとと
もにその判別結果に従ってアクティブコマンドの発行を
行なうアクティブコントローラ90dと、アクティブコ
ントローラ90dの制御の下に、プリチャージステータ
スビットメモリエリア74から読出されたプリチャージ
ステータスビットP/Aの値を判定し該判定結果をアク
ティブコントローラ90dへ伝達する判定回路90eを
含む。この判定回路90eは、プリチャージステータス
ビットメモリエリア74から読出されたステータスビッ
トの値が“0”および“1”のいずれであるかを判別す
る。読出制御部78は、図17に示す読出/書込制御部
78の構成に対応する。アクティブコントローラ90d
からこの図17に示す制御部78に含まれるコマンドデ
コーダへ与えられるコマンドがリフレッシュ動作時と異
なる。次にこの図26に示す構成の動作を図27に示す
フロー図を参照して説明する。
【0142】アクティブコントローラ90dは、CPU
からの指令に従って、アクティブコマンドを発行する必
要があるか否かを判別する(ステップS40)。DRA
Mへのアクティブコマンドの発行は、このDRAMをC
PUのメインメモリとして利用しているため、キャッシ
ュミス/ページミスの場合である。このアクティブコマ
ンドを発行する必要がある場合、アクティブコントロー
ラ90dは、読出制御部78へプリチャージステータス
ピットP/A読出指示を与えるとともに、アクセスすべ
きDRAMのバンクに隣接するバンクを指定するバンク
アドレスBAを読出制御部78へ与える。読出制御部7
8は、この与えられたバンクアドレスにしたがって、プ
リチャージステータスビットメモリエリア74から対応
のバンク(隣接バンク)のステータスビットP/Aを順
次読出す(ステップS41)。
【0143】判定回路90eは、このプリチャージステ
ータスビットメモリエリア74から読出されたステータ
スビットP/Aの値に従って、隣接バンクが活性状態に
あるかプリチャージ状態(非活性状態)にあるかを判別
する(ステップS42)。少なくとも一方の隣接バンク
が活性状態にあれば、アクティブコントローラ90d
は、この活性状態の隣接バンクに対しプリチャージコマ
ンドをその隣接バンクアドレスとともに発行して、DR
AMへ与える。アクティブコントローラ90dは、また
図示しない書込制御部(図17参照)へコマンドを与
え、このプリチャージステータスビットメモリエリア7
4の活性状態の隣接バンクのプリチャージステータスビ
ットP/Aをリセットし、プリチャージ状態を示す状態
に設定する(ステップS43)。このステップ43にお
いては、隣接するメモリバンク(たとえばメモリブロッ
クM#n−1およびM#n+1)がともに活性状態の場
合には、両隣接バンクに対しプリチャージコマンドが順
次発行される。
【0144】隣接メモリバンクがともに非活性状態(プ
リチャージ状態)にあるかまたは活性状態の隣接バンク
に対するプリチャージが完了すると、アクセスすべき対
応のメモリバンクへのアクティブコマンドおよびアドレ
スを発行する(ステップS44)。これにより、対応の
バンクが活性状態とされ、対応のページが選択状態とさ
れる。アクティブコントローラ90dは、このアクティ
ブコマンド発行後、制御部78へコマンドを与え、プリ
チャージステータスビットメモリエリア74の対応のス
テータスフラグP/Aをアクティブ状態を示す状態にセ
ットする(この構成は図17参照)。
【0145】上述のように、メモリアレイがシェアード
センスアンプ構成を有する場合においても、プリチャー
ジステータスフラグ(ビット)を各バンクに対して保持
することにより、活性状態のメモリバンクがセンスアン
プを共有するのを防止することができ、正確にデータを
保持するマルチバンク構成のDRAMを実現することが
できる。
【0146】[実施の形態7]図28(A)−(C)
は、CPUページアドレス空間のメモリバンクへのマッ
ピング態様を示す図である。図28(A)において、C
PUページアドレス空間は、ページアドレスPAD#0
〜PAD#Mを含む。
【0147】DRAMは、メモリバンクB#0,B#
1,…B#n−1,B#n,…を含む。連続するCPU
ページアドレスは、DRAMにおいて、異なるバンクに
マッピングされる。すなわち、たとえばCPUページア
ドレスPAD#0は、メモリバンクB#0にマッピング
され、次のCPUページアドレスPAD#1は、メモリ
バンクB#1にマッピングされる。CPUページアドレ
スPAD#n−1およびPAD#nは、それぞれメモリ
バンクB#n−1およびB#nにマッピングされる。D
RAMにおいて、メモリブロックそれぞれに対応してセ
ンスアンプ帯が設けられており、隣接メモリブロックを
同時に活性状態とすることができる場合、すなわち隣接
メモリバンクを同時に活性状態とすることが可能な場合
には、連続するページをDRAMにおいてすべて選択状
態とすることができる。
【0148】CPUのアクセスには局所性がある。すな
わち、演算は逐次実行されており、各命令に従って、所
定の領域のデータの演算処理が行なわれる。したがっ
て、連続ページが続いてアクセスされる確率が高いた
め、バンクそれぞれをすべて活性状態しておくことによ
り、連続するページアドレスのページをすべてDRAM
において選択状態とすることができる。したがってペー
ジヒット率を改善することができ、キャッシュミス時の
ペナルティを低減することができる。
【0149】図28(B)は、CPUアドレスのメモリ
コントローラアドレス(DRAMアドレス)への変換態
様の一例を示す図である。図28(B)において、CP
Uアドレスは、アドレスビットA21−A0を含む。最
上位ビット(MSB)はビットA21であり、最下位ヒ
ット(LSB)はビットA0である。CPUページアド
レスは、アドレスビットA21−A9を含む。メモリコ
ントローラアドレスは、バンクアドレスビットBA3−
BA0、ロウアドレスビットRA8−RA0を含む。メ
モリコントローラアドレスは、CPUアドレスビットA
8−A0をコラムアドレスCA8−CA0として用い
る。CPUアドレスビットA12−A9はメモリコント
ローラバンクアドレスビットBA3−BA0に変換さ
れ、CPUアドレスビットA21−A13は、メモリコ
ントローラロウアドレスビットRA8−RA0に変換さ
れる。バンクアドレスは、4ビットBA3−BA0で構
成され、16個のバンクを指定する。したがって、CP
Uアドレスにおける連続ページアドレスは、隣接バンク
へ順次割当てられる。すなわち、図28(C)に示すよ
うにCPUアドレスのページアドレス0は、DRAMの
バンク0に格納され、CPUアドレスのページアドレス
1は、DRAMのバンク1に格納され、以降、CPUア
ドレスのページアドレス15が、バンク15に格納され
る。CPUアドレスのページアドレス16は、再びバン
ク0に格納される。したがってこのアドレスの割当によ
り、CPUの連続するページアドレスをDRAMの連続
的に隣接するバンクへ割当てることができる。各バンク
を同時に活性状態とすることができるため、連続ページ
(最大16)を同時に選択状態とすることができ、ペー
ジヒット率を改善することができる。なお、バンク0,
1,…15は、図28(A)に示すDRAMのメモリバ
ンクB#0、B#1、…のそれぞれに対応する。
【0150】図29は、図28(A)−(C)に示すア
ドレスマッピングの変換を実現するための構成を示す図
である。図29において、アドレス変換部は、CPUア
ドレスビットA21−A9を受けて所定ビット数(4ビ
ット)最下位ビット方向へシフトするバレルシフタ10
0aと、CPUアドレスビットA8−A0を受けて格納
するバッファレジスタ100bを含む。バレルシフタ1
00aからバンクアドレスビットBA3−BA0,およ
びロウアドレスビットRA8−RA0が出力され、バッ
ファレジスタ100bからコラムアドレスビットCA8
−CA0が出力される。バッファレジスタ100bは、
与えられたデータをラッチし出力する機能を備える。こ
のバッファレジスタ100bは、バレルシフタ100a
におけるシフト動作とデータ出力タイミングとにアドレ
スビット出力タイミングを合わせるために設けられる。
バレルシフタ100aは、CPUアドレスビットA21
−A9を4ビット最下位方向にシフトし、アドレスビッ
トA12−A9をバンクアドレスビットBA3−BA0
として出力し、かつCPUアドレスビットA21−A1
3を、ロウアドレスビットRA8−RA0として出力す
る。バレルシフタ100aを利用することにより、シフ
トビット数を調節することにより、任意のバンクの数に
容易に対応することができる。
【0151】[変更例]図30(A)は、この発明の実
施の形態7の変更例の構成を示す図である。図30
(A)において、DRAMは、バンクB#0−B#N
と、隣接するメモリバンクに共有されるセンスアンプ帯
SA#0−SA#N+1を含む。この図30(A)に示
すシェアードセンスアンプ構成の場合、隣接するメモリ
バンクを同時に選択状態とすることはできない。そこ
で、連続するCPUページアドレスは、1つおきのバン
クに格納される。たとえば、ページアドレスPAD#i
はバンクB#0に格納され、ページアドレスPAD#i
はバンクB#0に格納され、次のページアドレスPAD
#i+1はバンクB#2に格納される。一方、CPUペ
ージアドレスPAD#jがバンクB#1に格納され、C
PUページアドレスPAD#j+1がバンクB#3に格
納される。したがって、連続的に隣接するCPUアドレ
スは、センスアンプ帯を共有しないメモリブロックにマ
ッピングされるため、これらの連続するCPUページア
ドレスをDRAMにおいて同時に選択状態とすることが
でき、シェアードセンスアンプ構成のDRAMにおいて
も、連続するCPUページアドレスを同時に選択状態と
することができ、ページヒット率を高くすることができ
る。図30(B)は図30(A)に示すアドレスマッピ
ングを実現するためのアドレス変換態様を示す図であ
る。図30(B)において、CPUアドレスビットは、
ビットA21を最上位ビット(MSB)とし、ビットA
0を最下位ビット(LSB)とするビットA21−A0
を含む。CPUアドレスビットA21−A13がDRA
MロウアドレスビットRA8−RA0として用いられ、
CPUアドレスビットA12−A9がDRAMバンクア
ドレスビットBA3−BA0として用いられる。CPU
アドレスビットA8−A0は、DRAMコラムアドレス
ビットCA8−CA0として用いられる。CPUアドレ
スビットA12が、DRAMバンクアドレスビットBA
0に変換され、CPUアドレスビットA11−A9がD
RAMバンクアドレスビットBA3−BA1にそれぞれ
変換される。バンクアドレスビットBA1がCPUペー
ジアドレスの最下位ビットA9に対応している。したが
って、図30(C)に示すように、CPUアドレスのペ
ージ(アドレス)0〜7は、偶数番号のDRAMバンク
0,2,4,…14に割当てられる。次いで、バンクア
ドレスビットBA0が“1”とされ、CPUアドレス空
間のページアドレス8,9,…15が、奇数番号のDR
AMバンク1,3,…15に割当てられる。CPUの連
続するページアドレスは、1つおきのメモリバンクに割
当てられるため、シェアードセンスアンプ構成のマルチ
バンクDRAMにおいても、連続するページを同時に選
択状態とすることができる。
【0152】このアドレスの変換は、配線により実現す
ることができるが、後に詳細に説明するように、シフタ
アレイを用いて実現することができる。
【0153】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、連続するCPUページアドレスは、異なるバン
クに割当てるように構成したため、同時に連続するペー
ジをDRAMにおいて選択状態とすることができ、ペー
ジヒット率を高くすることができる。
【0154】[実施の形態8]図31は、この発明の実
施の形態8に従うアドレスマッピングの構成を示す図で
ある。CPUアドレスは、ビットA21−A0を含む。
CPUアドレスビットA21はバンクアドレスビットB
A3に変換される。CPUアドレスビットA11−A9
は、バンクアドレスビットBA2−BA0にそれぞれ変
換される。CPUアドレスビットA20−A12は、D
RAMロウアドレスビットRA8−RA0に変換され
る。CPUアドレスビットA8−A0は、DRAMコラ
ムアドレスビットCA8−CA0として利用される。こ
のアドレスマッピングにより、ビットA21が0の領域
は命令エリアとして利用し、ビットA21が“1”の領
域はデータエリアとして利用される。
【0155】したがって、図31(B)に示すように、
CPUアドレス空間のビットA21が“0”である命令
エリアのアドレスは、DRAMのバンクB#0−B#7
のアドレス位置にマッピングされる。一方CPUアドレ
スビットA21が“1”のCPUアドレス空間における
データエリアは、DRAMバンクB#8−B#15にマ
ッピングされる。バンクB#0−B#7において、連続
するCPUページアドレスは、異なるバンク(隣接バン
ク)にマッピングされる。図31(B)においては、バ
ンクB#0にページアドレスI#iの命令情報が格納さ
れ、バンクB#1に、隣接するページアドレスI#i+
1の情報が格納される。一方、データエリアに対応する
バンクB#8−B#15においても、隣接するデータエ
リアのページアドレスは、隣接するバンクに割当てられ
る。バンクB#8において、データ用のページアドレス
D#jが割当てられ、バンクB#9に隣接するデータ用
ページアドレスD#j+1が割当てられる。したがって
このアドレスマッピングにおいても、命令エリアおよび
データエリアそれぞれにおいて、連続するページアドレ
スを異なるメモリバンクに割当てることにより、ページ
ヒット率を高くすることができる。命令エリアがアクセ
スされているときには、連続的に命令エリアの連続ペー
ジアドレスの情報がアクセスされる確率が高く、また逆
にデータエリアの情報がアクセスされている場合には、
連続的にデータエリアの連続ページアドレスの情報がア
クセスされる可能性が高いためである。したがって、命
令エリアおよびデータエリアそれぞれ別々に設けて各バ
ンクを振り分けることにより、ページヒット率を高くす
ることができる。
【0156】図31(C)は、アドレスマッピングの他
の変更例を示す図である。図31(C)において、CP
UアドレスビットA21はDRAMバンクアドレスビッ
トBA3に変換され、CPUアドレスビットA10およ
びA9がバンクアドレスビットBA2およびBA1へそ
れぞれ変換され、CPUアドレスビットA11が、バン
クアドレスビットBA0に変換される。この構成は、先
の図30(B)に示す構成と同様であり、命令エリアお
よびデータエリアにおいて、連続するページアドレス
は、1つおきのメモリバンクにマッピングされる。した
がってシェアードセンスアンプ構成のDRAMを用いて
も、命令エリアの情報およびデータエリアの情報それぞ
れに対するページヒット率を高くすることができる。
【0157】なお、この図31(A)および(B)にお
いては、CPUアドレス空間は2つのサブアドレス空間
(命令エリアおよびデータエリア)に分割されている
が、これはより多くのサブアドレス空間に分割されても
よい。
【0158】以上のように、この発明の実施の形態8に
従えば、CPUアドレス空間を複数のサブアドレス空間
に分割し、各サブアドレス空間を単位として、連続する
ページアドレスは異なるメモリバンクに割当てるように
構成したため、ページヒット率を大幅に改善することが
できる。
【0159】図32は、上述のアドレス変換を実現する
ためのアドレス変換部の構成を示す図である。図32に
おいて、アドレス変換部は、シフトビット数情報を格納
するシフトデータレジスタ110と、シフトに対しマス
クをかけるビット位置を示すマスクデータを格納するマ
スクデータレジスタ112と、シフトデータレジスタ1
10に格納されるシフトビット数情報およびマスクデー
タレジスタ112に格納されるマスク位置情報をデコー
ドし、シフト制御信号を発生するデコーダ114と、デ
コーダ114からのシフト制御信号に従ってCPUアド
レスビットA21−A0をシフトしてメモリコントロー
ラアドレス(DRAMアドレス)BA3−BA0,RA
8−RA0およびCA8−CA0を生成するシフタアレ
イ116を含む。シフタアレイ116は、その構成は後
に詳細に説明するが、内部に行列状に配置されるスイッ
チング素子(シフタ)を含み、デコーダ114からのシ
フト制御信号に従ってスイッチング要素を導通状態とし
て与えられたCPUアドレスビットをシフトする。シフ
タアレイ116を用いて配線により固定的にアドレス変
換態様が決定される構成と異なり、用途に応じてフレキ
シブルなアドレス変換を実現することができる。
【0160】図33は図32に示すシフタアレイ116
のDRAMロウアドレスビットRA8−RA0を生成す
る部分の構成を示す図である。図33において、行方向
(図の水平方向)にロウアドレスビット伝達線RA8−
RA0が配線され、列方向(図の垂直方向)にデコーダ
114から与えられる制御信号を伝達する制御信号線φ
0−φ3が配線される。ここで、信号線とその上を伝達
される信号を同一の符号で示す。これらの信号線φ0−
φ3と信号線RA8−RA0の交差部にスイッチング素
子SWが設けられる。このスイッチング素子SWは、対
応の制御信号が活性状態とされたときに導通する。この
スイッチングマトリクスの対角線上に、CPUアドレス
ビットA21−A12を伝達する信号線が配設される。
信号線A21は、信号線RA8と交差し、信号線A20
は、信号線RA7およびRA8と交差し、信号線A19
は、信号線RA6、RA7およびRA8と交差する。以
下同様に、信号線A17−A11が配設される。信号線
Ajは、任意のアドレスビットであり、必要とされるア
ドレス信号が与えられればよい。
【0161】制御信号φ0が活性状態とされたときに
は、アドレスビットA21−A13がロウアドレスビッ
トRA8−RA0として出力される。制御信号φ1が活
性状態のときには、アドレスビットA20−A12がロ
ウアドレスビットRA8−RA0として出力される。制
御信号φ2が活性状態とされると、CPUアドレスビッ
トA19−A11が、DRAMロウアドレスビットRA
8−RA0として出力される。この図33に示すような
スイッチングマトリクスによる信号伝播経路を切換える
ことにより、CPUアドレスビットを所定数容易にシフ
トさせることができる。また信号伝播遅延もスイッチン
グ素子SWにおける遅延だけであり、高速でアドレス信
号ビットを伝達することができる。
【0162】なおこの図33に示すシフタアレイの構成
は単なる一例であり、必要とされるシフトビット数に応
じて拡張することができる。制御信号φ0−φ3は、図
32に示すシフトデータレジスタ110およびマスクデ
ータレジスタ112に格納される情報に従ってデコーダ
114から出力される。たとえば、マスクされるアドレ
スビットが存在しない場合には、シフトビット数14が
指定され、デコーダ114が、制御信号φ0を活性状態
とする。マスクデータレジスタ112において、最上位
アドレスビットA21をマスクすることが示され、また
は、シフトビット数が13と指定されると、デコーダ1
14は、制御信号φ1を活性状態とする。最上位の2ビ
ットのA21およびA20をマスクする場合において
は、シフトデータレジスタ112には、シフトビット数
データ12が格納され、デコーダ114は、制御信号φ
2を活性状態とする。ここで、この図33に示す配置に
おいては、連続するアドレスビットがシフトされている
ため、デコーダ114は、シフトデータレジスタ110
に格納されるシフトビット数情報に従って制御信号φ0
〜φ3…を発生するように構成されてもよい。
【0163】図34は、図32に示すシフタアレイ11
6のバンクアドレス発生部の構成を示す図である。図3
4において、バンクアドレスビットBA3は、CPUア
ドレスビットA21およびA12の一方を制御信号φ4
に従って選択するセレクタ118aから出力される。バ
ンクアドレスビットBA2は、制御信号φ5に応答して
CPUアドレスビットA20およびA11の一方を選択
するセレクタ118bから出力される。バンクアドレス
ビットBA1およびBA0は、CPUアドレスビットA
10およびA9から生成される。セレクタ118aは、
図32に示すマスクデータレジスタ112において、最
上位アドレスビットA21をマスクすべきことを示すと
きに制御信号φ4が活性状態とされてCPUアドレスビ
ットA21を選択する。CPUアドレスビットA21の
マスクデータであり、シフト動作を受ける場合には、セ
レクタ118aは、CPUアドレスビットA12を選択
する。CPUアドレスビットA20がマスクすべきこと
をマスクデータレジスタ112に格納されたデータによ
り判定された場合、デコーダ114(図32参照)は制
御信号φ5を活性状態とする。セレクタ118bは、こ
の制御信号φ5の活性化に応答して、CPUアドレスビ
ットA20を選択してバンクアドレスビットBA2とし
て出力する。
【0164】この図34に示す構成により、バンクアド
レスの変換を実現することができる。
【0165】なおこの図34に示すバンクアドレス生成
部の構成では、メモリバンクは、隣接メモリバンクも同
時に活性状態とすることができる。DRAMがシェアー
ドセンスアンプ構成を有する場合、この図34に示すバ
ンクアドレスビットBA3−BA0を更に適当にシフト
するように構成されればよい。このバンクアドレスビッ
トのシフトは、図33に示すスイッチングマトリクスと
同様の構成を利用することができる。
【0166】以上のように、アドレス変換部の構成に、
スイッチングマトリクスからなるシフタアレイを用いて
いるため、適用される用途に応じてアドレス変換構成を
容易に変更することができ、フレキシブルなアドレス割
当を実現することができる。
【0167】またセレクタ118aおよび118bは、
図33に示すスイッチング装置SWと同様の構成が用い
られればよく、この場合、ロウアドレスビットおよびバ
ンクアドレスビットにおける信号伝播遅延は互いに等し
くなる(スイッチング素子における遅延時間が同じた
め)。
【0168】[実施の形態9]図35は、この発明の実
施の形態9におけるアドレスマッピングの構成を示す図
である。図35において、CPUアドレス空間は、演算
処理のための命令およびデータを格納するためのメイン
メモリエリアと、画像データを格納するためのフレーム
メモリエリアとを含む。メインメモリエリアは、最上位
アドレスビットA21が“0”のアドレス領域であり、
フレームメモリエリアは、最上位アドレスビットA21
が“1”のアドレスエリアである。メインメモリエリア
は、さらに、命令を格納する命令エリアと、データを格
納するデータエリアとに分割される。命令エリアは、ア
ドレスビットA20が“0”のアドレス領域であり、デ
ータエリアは、アドレスビットA20が“1”の領域で
ある。
【0169】図35に示すようなCPUアドレス空間に
おけるアドレスマッピングを利用することにより、DR
AMを画像処理用途にも利用することができ、プロセサ
CPUは、このDRAMに格納された画像データの演算
処理を行なうことができる。この画像データは、ラスタ
走査順序で入出力されるのが通例である。したがって、
各ページを1走査線に対応させた場合、連続したページ
が順次アクセスされる。したがってこの場合、フレーム
メモリエリアの連続ページは、各異なるバンクにマッピ
ングするのが効率的である。一方、メインメモリエリア
においては、命令およびデータそれぞれが局所性を持っ
てアクセスされる。したがって命令エリアの連続するペ
ージは異なるバンクにマッピングし、同様データエリア
の連続するページは異なるバンクにマッピングする。こ
のメインメモリエリアおよびフレームメモリエリアそれ
ぞれのページアドレスのDRAMアドレス空間への割当
は、先の実施の形態7ないし9に示す構成と同様の構成
を利用することができる。
【0170】図36(A)ないし(C)は、この発明の
実施の形態9におけるアドレスマッピングの変換態様を
示す図である。図36(A)において、最上位アドレス
ビットA21が“0”に、CPUアドレス空間のメイン
メモリエリアが指定されるときには、CPUアドレスビ
ットA21およびA20ならびにA10およびA9がD
RAMバンクアドレスビットBA3−BA0として用い
られる。CPUアドレスビットA19−A11が、DR
AMロウアドレスビットRA8−RA0として用いられ
る。CPUアドレスビットA8−A0は、DRAMコラ
ムアドレスビットCA8−CA0として用いられる。こ
のアドレスマッピングの場合、図36(B)に示すよう
に、バンクB#0−B#7がメインメモリエリアとして
用いられる。バンクアドレスビットBA2が“0”、す
なわちCPUアドレスビットA20が“0”の命令エリ
アは、バンクB#0−B#3に割当てられる。一方、バ
ンクアドレスビットBA2が“1”、すなわちCPUア
ドレスビットA20が“1”のデータエリアは、バンク
B#4−B#7に割当てられる。したがって、CPUア
ドレスビットA10およびA9に従って、各エリアの4
バンクの1つのバンクが指定される。したがって連続ペ
ージアドレスを互いに異なるバンクにマッピングするこ
とができ、命令エリアおよびデータエリアそれぞれのペ
ージヒット率を改善することができる。
【0171】図36(C)は、フレームメモリエリアの
アドレス変換態様を示す図である。このフレームメモリ
エリアに対しては、CPUアドレスビットA21および
A11−A9がバンクアドレスBA3−BA0として用
いられる。この場合においては、図示しないバンクB#
8−B#15が画像データ格納領域として用いられる。
8つのバンクは、CPUアドレスビットA11−A9に
より指定されるため、各バンクにおいて異なるページを
割当てることができ、画像データのヒット率を改善する
ことができる。
【0172】図37は、このメモリエリアごとにアドレ
スマッピングを切換える構成を示す図である。図37に
おいて、アドレス変換部は、CPUアドレスビットA2
1−A0を受けて、シフト動作を行なってDRAMアド
レスビットBA3−BA0,RA8−RA0およびCA
8−CA0を生成するシフタアレイ116と、CPU最
上位アドレスビットA21を受けて、このシフタアレイ
116のシフト態様を制御する制御信号φを発生するデ
コーダ118を含む。シフタアレイ116は、先の図3
3および図34に示す構成を利用することができる。こ
のCPU最上位アドレスビットA21の値に従って、ア
ドレスマッピングを切換える制御信号が生成される。
【0173】デコーダ118は、また図32に示すデコ
ーダ114と組合せて用いられてもよい。図33および
図34の関連で説明すれば、アドレスビットA21が
“1”の場合には、図33に示す制御信号φ1が活性状
態とされ、また制御信号φ4がビットA21選択状態に
設定される。ビットA21が“0”の場合には、図33
に示す制御信号φ2が活性状態とされ、また制御信号φ
4およびφ5がビットA21およびA20を選択する状
態に設定される。このシフタアレイの構成を用いること
により、複雑な回路構成を利用することなく容易にアク
セスされるメモリエリアに応じてアドレス変換を実現す
ることができる。
【0174】なお、CPUアドレス空間の分割されるメ
モリエリアの数は、メインメモリエリアおよびフレーム
メモリエリアの2つに限定されず、より多くてもよい。
【0175】以上のように、この発明の実施の形態9に
従えば、CPUアドレス空間を複数のサブアドレス空間
に分割し、各サブアドレス空間ごとにアドレスマッピン
グ態様を変更しているため、各サブアドレス空間ごとに
最適な態様で隣接ページアドレスを同時に選択状態とす
ることができ、ページヒット率を改善することができ
る。
【0176】[実施の形態10]図38は、この発明の
実施の形態10に従うDRAMのための制御回路の構成
を示す図である。図38において、CPUアドレスの各
タグに対しセットアドレスを格納するタグメモリ122
と、このタグメモリ122を拡張して形成され(同一ア
レイを拡張して形成される)、各バンクごとに最も新し
く選択状態とされたページアドレスを格納するページア
ドレスメモリ124と、メモリコントローラ120から
与えられるセットアドレスとタグメモリ122から読出
されたセットアドレスの一致/不一致を判定する比較器
126と、メモリコントローラから与えられたページア
ドレスとページアドレスメモリ124から読出されたペ
ージアドレスの一致/不一致を判定する比較器128を
含む。タグメモリ122およびページアドレスメモリ1
24は、メモリコントローラ120の制御のもとに同じ
タイミングでセットアドレスおよびページアドレスの読
出が行なわれ、比較器126および128は、同じタイ
ミングで並行にキャッシュヒットおよびページヒットの
判定をそれぞれ行なう。このメモリコントローラ120
から出力されるアドレスは、CPUアドレスであっても
よく、先の実施の形態において示す変換後のDRAMア
ドレスであってもよい。
【0177】図39(A)は、CPUアドレスとDRA
Mアドレスの対応関係を示す図である。図39(A)に
おいて、CPUアドレスは、タグアドレスと、セットア
ドレスと、ブロックアドレスとを含む。CPUアドレス
空間は、各々が所定数のセットを含む複数の領域に分割
される。この分割領域がタグアドレスにより指定され
る。セットアドレスで指定されるセットは、キャッシュ
ブロックと呼ばれる複数ビットのデータを含む。キャッ
シュブロックサイズは、1度のキャッシュミスサイクル
で転送されるデータのビット数で決定される。すなわ
ち、図39(B)に示すように、DRAMの1ページ
(バンク内の1本のワード線)には、複数のキャッシュ
ブロックが存在する。このDRAMの1ページ内のキャ
ッシュブロックは、タグアドレスおよびセットアドレス
により指定される。このキャッシュブロックのうち特定
のデータがCPUのブロックアドレスにより指定され
る。したがって、図39(C)に示すように、タグアド
レスが指定された場合、1つのメモリバンクB#におい
て、ある領域が指定される(図39(C)において斜線
で示す)。このタグアドレスで指定された領域内に指定
されるページが含まれる。
【0178】CPUからのアクセス要求が存在した場
合、メモリコントローラ120は、タグメモリ122へ
タグアドレスを与えかつページアドレスメモリ124へ
バンクアドレスを与える。タグメモリ122は、この与
えられたタグアドレスに対応する領域に格納されたセッ
トアドレスを読出して比較器126へ与える。比較器1
26へは、またメモリコントローラ120からCPUセ
ットアドレスが与えられている。比較器126は、与え
られた2つのセットアドレスが一致している場合には、
キャッシュヒット指示信号CHを活性状態とし、両者が
不一致の場合には、キャッシュヒット指示信号をCHを
非活性状態とする。
【0179】一方、比較器128は、ページアドレスメ
モリ124から読出されたページアドレスおよびメモリ
コントローラ120から与えられたページアドレス(D
RAMロウアドレス)を比較し、両者が一致している場
合にはページヒット指示信号PHを活性状態とし、両者
が不一致の場合にはページヒット指示信号PHを非活性
状態に保持する。タグメモリ122およびページアドレ
スメモリ124を、同じメモリユニットとし、メモリコ
ントローラ120の制御のもとに並行してセットアドレ
スおよびページアドレスを読出してキャッシュヒット/
ミスおよびページヒット/ミスの判定を行なうことによ
り、キャッシュミス時においてページヒット/ミスの判
定を高速に行なうことができる。したがって、キャッシ
ュミス時において、DRAMにおいてラッチされている
ページアドレス(ロウアドレス)を読出して新たにCP
Uアドレスと比較する必要はなく、高速でページヒット
/ミスの判定を行なうことができる。またキャッシュヒ
ット/ミスの判定と並行してページヒット/ミスの判定
を行なっているため、ページヒット/ミス判定に要する
時間を十分にとることができ、このプロセサの動作周波
数を高くすることができる(DRAMにおいてラッチさ
れた対応のロウアドレスを読出してその一致/不一致を
判定するのを高速で行なうのは困難であるため)。
【0180】なお、図39(A)に示すアドレスの対応
関係においては、CPUタグアドレスは、DRAMバン
クアドレスとDRAMページアドレスの一部を含むよう
に構成している。しかしながら、タグメモリ122のタ
グアドレスはバンクアドレスと同じであってもよい。こ
の場合、メモリコントローラはタグアドレスおよびバン
クアドレスそれぞれ別々に送出する必要がなく、制御が
容易となる。
【0181】
【発明の効果】以上のように、この発明に従うDRAM
内蔵マイクロプロセサに従えば、DRAMをマルチバン
ク構成としており、各バンクにおいてページを効率的に
同時選択状態とすることができ、ページヒット率が向上
し、ページミス時にDRAMのプリチャージ/活性動作
を行なう必要が少なく、消費電力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従うDARMの要
部の構成を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従うDARMのア
ドレスの構成を示す図である。
【図3】 図1に示すDRAMの動作を示すタイミング
チャート図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に従うDRAMの制
御部の構成を概略的に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に従うDRAMのロ
ウ選択系の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示すロウデコーダ/ドライバ部の構成
を概略的に示す図である。
【図7】 図5に示すロウ選択系の動作を示すタイミン
グチャート図である。
【図8】 (A)は図6に示すワード線ドライブ信号の
発生部の構成を示し、(B)は図8(A)のグローバル
ドライバ部の構成を示し、(C)は、(A)に示すロー
カルドライバ部の構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に従う要部の構成を
概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に従うDRAMの
動作を示すフロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に従うタグメモリ
部の構成を概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態3に従うDRAMの
動作を示すフロー図である。
【図13】 この発明の実施の形態4に従うDRAMの
制御部の構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示すリフレッシュコントローラの
構成を概略的に示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4におけるオートリ
フレッシュ時の動作を示す波形図である。
【図16】 この発明の実施の形態4におけるセルフリ
フレッシュ時の動作を示す信号波形図である。
【図17】 この発明のプリチャージステータスビット
更新部の構成を概略的に示す図である。
【図18】 図17に示すプリチャージステータスビッ
ト更新部の構成および動作を示すフロー図である。
【図19】 この発明の実施の形態5に従うメモリコン
トローラ部の構成を概略的に示す図である。
【図20】 図19に示すメモリコントローラの動作を
示すフロー図である。
【図21】 この発明の実施の形態6に従うメモリコン
トローラ部のアドレス切換部の構成を概略的に示す図で
ある。
【図22】 この発明の実施の形態6に従うDRAMの
アレイ構成を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示すメモリブロックおよびセンス
アンプ帯の構成を概略的に示す図である。
【図24】 図23に示すセンスアンプ帯の構成を概略
的に示す図である。
【図25】 この発明の実施の形態6におけるメモリブ
ロックの活性化シーケンスを示す図である。
【図26】 図25に示す活性化シーケンスを実現する
ための制御部の構成を概略的に示す図である。
【図27】 図26に示す制御部の動作を示すフロー図
である。
【図28】 (A)ないし(C)はこの発明の実施の形
態7におけるアドレス変換態様を示す図である。
【図29】 図28(A)ないし(C)に示すアドレス
変換を実現するための構成を概略的に示す図である。
【図30】 (A)ないし(C)はこの発明の実施の形
態7の変更例におけるアドレス変換態様を概略的に示す
図である。
【図31】 この発明の実施の形態8におけるアドレス
変換態様を示す図である。
【図32】 この発明の実施の形態8におけるアドレス
変換部の構成を概略的に示す図である。
【図33】 図32に示すシフタアレイ部の構成を概略
的に示す図である。
【図34】 図32に示すシフタアレイ部の構成を概略
的に示す図である。
【図35】 この発明の実施の形態9におけるCPUア
ドレス空間のアドレスマッピングを示す図である。
【図36】 (A)ないし(C)はこの発明の実施の形
態9におけるアドレス変換態様を示す図である。
【図37】 図36に示すアドレス変換態様を実現する
ための構成を概略的に示す図である。
【図38】 この発明の実施の形態10におけるメモリ
制御部の構成を概略的に示す図である。
【図39】 (A)ないし(C)は図38に示すアドレ
ス制御部のアドレス対応関係を示す図である。
【図40】 従来のDRAM内蔵プロセサの構成を概略
的に示す図である。
【図41】 図40に示すDRAMの構成を概略的に示
す図である。
【図42】 (A)は、従来のDRAM内蔵プロセサに
おけるデータ転送態様を示し、(B)は、(A)のデー
タ転送時の動作を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−N バンク、2 コマンドラッチ、3
バンクアドレスラッチ、4 アドレスラッチ、6,6
−1〜6−N ロウコントローラ、8,8−1〜8−N
ロウアドレスラッチ、10−1〜10−N,10 ロ
ウプリデコーダ、60 コマンドデコーダ、61 バン
クデコーダ、62 グローバルロウコントローラ、63
−1〜63−N ラッチグローバルロウコントローラ、
12−1〜12−N バンク、20−1〜20−N ロ
ウデコーダ/ドライバ、IV1,IV2,IV3,IV
4 インバータ、62a RXT発生回路、62b グ
ローバルドライバ、63−ic ローカルドライバ、6
0a コマンドデコーダ、62c リフレッシュコント
ローラ、62e アドレスカウンタ、62d タイマ、
74 プリチャージステータスビットメモリエリア、7
8 プリチャージステータスビット更新制御部、90
メモリコントローラ、90a タイマ、90b リフレ
ッシュコントローラ、90c コマンド発生部、70
ページメモリエリア、M#0〜M#N メモリブロッ
ク、SA#0〜SA#N+1 センスアンプ帯、R#0
〜R#N ローカルバンクドライブ回路、100 コラ
ムデコーダ、102 バンク選択回路、104 リード
/ライト回路、90d アクティブコントローラ、90
e 判定回路、116 シフタアレイ、114,118
デコーダ、122 タグメモリエリア、124 ページ
アドレスメモリエリア、120 メモリコントローラ、
120,128 比較器。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられたデータおよび命令に従って処
    理を行なうための演算処理ユニットと、 前記演算処理ユニットと同一半導体チップ上に形成さ
    れ、前記演算処理ユニットのためのデータおよび命令の
    少なくとも一方を格納するためのダイナミック・ランダ
    ム・アクセス・メモリを備え、前記ダイナミック・ラン
    ダム・アクセス・メモリは、互いに独立に活性/非活性
    状態への駆動が行なわれる複数のバンクを有する、半導
    体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体記憶装置であって、 各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有する複
    数のメモリブロックを有するメモリアレイと、 前記複数のメモリブロック各々に対応して設けられ、前
    記複数のメモリブロック各々の活性/非活性化を互いに
    独立に行なうためのバンク制御手段と、 前記複数のメモリブロック共通に前記メモリアレイと同
    一チップ上に設けられ、選択メモリブロックとデータの
    授受を行なうための内部データバスと、 前記内部データバスと前記半導体記憶装置外部との間で
    データの授受を行なうためのデータ入出力回路手段とを
    備える、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 行列状に配列される複数のメモリセルを
    有するメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの行を指定するアドレス信号を受
    けて内部アドレス信号を発生しかつラッチするアドレス
    バッファ手段と、 前記アドレスバッファ手段からの内部アドレス信号をデ
    コードして対応の行を選択状態へと駆動するための行選
    択/駆動手段とを備え、前記行選択/駆動手段は、該デ
    コード結果をラッチするためのラッチ手段を含む、半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有する複数のメモリブロックと、 アドレス信号を受けかつラッチして内部アドレス信号を
    出力するアドレス発生手段と、 前記複数のメモリブロック各々に対応して設けられ、前
    記アドレス発生手段からのブロック指定信号に応答して
    選択的に活性化され、前記アドレス発生手段から与えら
    れた内部アドレス信号をデコードして対応のメモリブロ
    ックの行を選択状態へ駆動する行選択/駆動手段とを備
    え、前記行選択/駆動手段の各々は該デコードの結果得
    られた信号をラッチするためのラッチ手段を含む、半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有しかつ互いに並列して配置される複数のメモリ
    ブロックと、 前記複数のメモリブロックの隣接メモリブロックに共有
    されるように配置され、かつ各々が対応のメモリブロッ
    クの選択行のメモリセルのデータを検知し増幅するため
    の複数のセンスアンプ帯と、 前記複数のメモリブロック各々を互いに独立に駆動して
    メモリブロックの行選択動作の活性/非活性化を行なう
    ための行選択制御手段とを備え、 前記行選択制御手段は、メモリブロック指定信号とセン
    スアンプ帯活性化信号とに応答して、対応のメモリブロ
    ックのセンスアンプ帯の活性状態と対応のメモリブロッ
    クの非活性状態とに応答して、該対応のセンスアンプ帯
    を共有するメモリブロックおよび該対応のセンスアンプ
    帯を非活性状態へと駆動する手段と、これらの非活性状
    態への復帰に応答して前記メモリブロック指定信号が指
    定したメモリブロックの行選択動作を開始する手段とを
    含む、半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体記憶装置であって、 各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有する複
    数のメモリブロックと、 前記複数のメモリブロック各々を互いに独立に活性/非
    活性化するための制御手段とを備え、前記制御手段は前
    記半導体記憶装置の起動に応答して前記複数のメモリブ
    ロック各々を活性状態へ駆動する手段を含む、半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有し、かつ各々が互いに独立に活性/非活性状態
    へ駆動される複数のメモリブロックを有するメモリユニ
    ットと、 前記複数のメモリブロック各々において選択状態とされ
    た行において最も新しくアクセスされたメモリセルブロ
    ック領域を示すタグアドレスと、該対応のメモリブロッ
    クが活性状態にあるか否かを示すフラグとを、各メモリ
    ブロック各々に対応して格納する手段とを備える、半導
    体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 各々が互いに独立に活性/非活性状態へ
    駆動されかつ各々が複数のページを有する複数のメモリ
    ブロックを含む半導体記憶装置のための制御回路であっ
    て、 各前記メモリブロック各々において選択状態とされたペ
    ージを指定するページアドレスを格納するためのページ
    アドレス格納手段と、 メモリブロック指定信号を含むリフレッシュ指示信号に
    応答して、指定されたメモリブロックを非活性状態とし
    た後に該指定されたメモリブロックのリフレッシュを行
    なわせるためのリフレッシュ制御手段とを備え、前記リ
    フレッシュ制御手段は、前記リフレッシュ完了後前記ペ
    ージアドレス格納手段に格納されたページアドレスに従
    って該リフレッシュされたメモリブロックの対応のペー
    ジを選択状態へ駆動するための手段を含む、半導体記憶
    装置のための制御回路。
  9. 【請求項9】 各々が互いに独立に活性/非活性状態へ
    駆動されかつ各々が複数のページを有する複数のメモリ
    ブロックを有する半導体記憶装置のための制御回路であ
    って、 前記メモリブロック各々において選択状態とされたペー
    ジを指定するページアドレスを格納するためのページア
    ドレス格納手段と、 メモリブロック指定信号を含むリフレッシュ指示信号に
    応答して、指定されたメモリブロックを非活性状態とし
    た後に該指定されたメモリブロックのリフレッシュを行
    なわせるためのリフレッシュ制御手段とを備え、前記リ
    フレッシュ制御手段は前記リフレッシュ完了後、該リフ
    レッシュされたメモリブロックを、次にアクセス指示が
    与えられるまでプリチャージ状態に維持するための手段
    を含む、半導体記憶装置のための制御回路。
  10. 【請求項10】 各々が互いに独立に活性/非活性状態
    へ駆動可能でありかつ各々が複数のページを有する複数
    のバンクを有する半導体記憶装置のためのアドレス割付
    回路であって、 前記半導体記憶装置はプロセサからのアクセスを受け、 前記プロセサのアドレス空間において連続したページを
    指定するページアドレスは、前記複数のバンクの互いに
    異なるバンク内のページを指定するように前記プロセサ
    から与えられたアドレス信号を変換してアドレスマッピ
    ングを行なう回路手段を含む、半導体記憶装置のための
    アドレス割付回路。
  11. 【請求項11】 前記アドレスマッピング回路は、 与えられた多ビットアドレス信号のビットをシフトする
    ためのシフト回路と、 前記シフト回路におけるシフトビット数を示すシフトデ
    ータを格納するレジスタと、 前記シフト回路におけるシフト動作をマスクするビット
    位置を示すマスクデータを格納するマスクレジスタとを
    備え、 前記シフト回路は前記シフトデータおよびマスクデータ
    に従って与えられた多ビットアドレス信号のビットをシ
    フトする、請求項10記載の半導体記憶装置のためのア
    ドレス割付回路。
  12. 【請求項12】 前記アドレスマッピング回路手段は、 前記プロセサのアドレス空間を複数のサブアドレス空間
    に分割し、各サブアドレス空間において連続するページ
    アドレスが異なるバンクのページを指定するようにアド
    レス変換してマッピングする手段を含む、請求項10ま
    たは11記載の半導体記憶装置のためのアドレス割付回
    路。
  13. 【請求項13】 前記アドレスマッピング回路手段は、 前記プロセサアドレス空間を複数のサブアドレス空間に
    分割し、各前記サブアドレス空間ごとにアドレス変換態
    様を異ならせる手段を含む、請求項10または11記載
    の半導体記憶装置のためのアドレス割付回路。
  14. 【請求項14】 各々が互いに独立に活性/非活性状態
    へ駆動され、かつ複数のページを有する複数のバンクを
    含む半導体記憶装置へのアクセスのヒット/ミスを判定
    するための回路であって、 前記バンク各々において選択状態とされているページを
    示すページアドレスを格納するページアドレスエリア
    と、各バンク各々において最も最近アクセスされたペー
    ジ上のデータブロックを指定するタグアドレスを格納す
    るタグメモリエリアとを有するタグ/ページアドレス格
    納手段と、 与えられたアドレスに従って前記タグメモリエリアから
    対応のタグアドレスを読出しかつ前記与えられたアドレ
    スに従って、指定されたバンクの対応のページアドレス
    を前記タグ/ページアドレス格納手段から読出す手段
    と、 前記与えられたアドレスの前記タグアドレスに対応する
    セットアドレスと前記タグ/ページアドレス格納手段か
    ら読出されたタグアドレスとの一致/不一致を判別して
    キャッシュヒット/ミスを示す信号を出力するキャッシ
    ュヒット判定手段と、 前記タグ/ページアドレス格納手段から読出されたペー
    ジアドレスと前記与えられたアドレスに含まれるページ
    アドレスの一致/不一致を判定してページヒット/ミス
    を示す信号を出力するページヒット判定手段を備える、
    半導体記憶装置のためのキャッシュヒット/ミス判定回
    路。
  15. 【請求項15】 前記ページヒット判定手段は、前記キ
    ャッシュヒット判定手段の判定動作と並行してその判定
    動作を行なう、請求項14記載の半導体記憶装置のため
    のキャッシュヒット/ミス判定回路。
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