JPH1064982A - 基板保持機構及び基板処理装置 - Google Patents

基板保持機構及び基板処理装置

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JPH1064982A
JPH1064982A JP23366096A JP23366096A JPH1064982A JP H1064982 A JPH1064982 A JP H1064982A JP 23366096 A JP23366096 A JP 23366096A JP 23366096 A JP23366096 A JP 23366096A JP H1064982 A JPH1064982 A JP H1064982A
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Takashi Hara
孝志 原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の薄型化、大型化に対応し、基板の下面
中央部に与える影響が少ない基板保持機構及び、基板の
薄型化、大型化に対応し、基板の横滑り、損傷、脱落及
び破損等を防止することによって、基板毎の処理の均一
性、基板搬送の信頼性及び装置歩留まりを向上させ得る
基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板1の周辺部を保持する周辺部基板保
持ピン2a及び基板1の中央部を保持する中央部基板保
持ピン2bは、処理プレート3を貫通し、ピンベース4
に固設されている。中央部基板保持ピン2bの先端(基
板当接部)は周辺部基板保持ピン2aの先端(基板当接
部)よりも低くなっている。ピンベース4は、図示しな
い垂直方向のガイド部材により案内され、シリンダー5
の駆動により上下動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板、LCD
(Liquid Crystal Display)又
はPDP(Plasma Display Pane
l)用ガラス基板等の基板(以下、単に「基板」とい
う)を保持する基板保持機構、及び、これらの基板に対
して処理を施す基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板保持機構は、主に、基板を搬送する
ための2台以上の搬送ロボット間の基板の受渡しの際に
用いられ、例えば基板が載置される基板載置台、又は発
熱源が配設された平面状の金属製の処理プレート(ホッ
トプレート)の上面に基板を載置し、基板に加熱処理を
施すホットプレート式加熱処理装置、あるいは内部に冷
却水の水路が形成された平面状の金属製の処理プレート
(クールプレート)の上面に基板を載置し、基板に冷却
処理を施すクールプレート式冷却処理装置、さらには基
板に処理液を供給し、基板を回転させて基板に薬液処理
や洗浄処理を施すスピン式処理装置等に用いられる。
【0003】ここで特に、前述のホットプレート式加熱
処理装置及びクールプレート式冷却処理装置(以下、総
称して「プレート式基板処理装置」という。)につい
て、基板としてLCD用角型ガラス基板を使用した場合
を例にとって説明する。
【0004】図11は従来の基板処理装置(プレート式
基板処理装置)の構成を説明するための斜視図である。
また、図12〜図14は従来の基板処理装置(プレート
式基板処理装置)の基板搬入から搬出までの一連の動作
を、説明が容易となるよう概念的に縦断面で表した基板
処理装置のフロー図である。
【0005】なお、前述した2種類のプレート式基板処
理装置の構造はどちらも図11に示すような構造であ
り、図中の処理プレート103が、前述のホットプレー
トであるかクールプレートであるかが異なるだけであ
る。
【0006】この従来のプレート式基板処理装置におい
て、基板101の周辺部を保持する周辺部基板保持ピン
102a及び基板の中央部を保持する中央部基板保持ピ
ン102b(以下、これら2つを総称して「基板保持ピ
ン102a,102b」という)は、処理プレート10
3を貫通し、ピンベース104に固設されて、シリンダ
ー105によりピンベース104とともに上下動する。
ここで、基板保持ピン102a,102bの先端(基板
当接部)は全て同じ高さであり、ピンベース104は図
示しない垂直方向のガイド部材により案内される。又、
基板101は当該基板101を処理する各基板処理装置
間で基板101を搬送する搬送ロボットの搬送アーム1
06により対向する2辺の周辺部を保持されている。
【0007】このプレート式基板処理装置の基板搬入か
ら搬出までの一連の動作を図12〜図14を用いて簡単
に説明する。
【0008】まず図12(a)に示すように、シリンダ
105によってピンベース104及び基板保持ピン10
2a,102bが上昇し、搬送アーム106が基板10
1を、図12の紙面に対して手前の方向から処理プレー
ト103の上方に搬入する。次に図12(b)〜図12
(c)に示すように、搬送アーム106が基板保持ピン
102a,102bの先端よりも低い高さまで下降し、
基板保持ピン102a,102b上に基板101を載置
する。次に図13(d)に示すように、搬送アーム10
6が紙面に対して手前の方向に退避する。次に図13
(e)に示すように、基板保持ピン102a,102b
が、その先端が処理プレート103の上面の処理面より
も低い高さになるまで下降する。これにより、処理プレ
ート103の処理面に基板101が載置され、この基板
101は加熱又は冷却処理が施される。処理が終了すれ
ば図13(f)に示すように、基板保持ピン102a,
102bが上昇して、処理プレート103から基板10
1を離隔する。次に図14(g)に示すように、搬送ア
ーム106が、基板101と処理プレート103との間
の高さにおいて、紙面に対して手前の方向から処理プレ
ート103の上方に挿入される。そして、図14(h)
〜図14(i)に示すように、搬送アーム106が上昇
して基板保持ピン102a,102bから基板101を
離隔し、基板101を紙面に対して手前の方向へ移動し
て搬出する。
【0009】なお、前述した2種類のプレート式基板処
理装置のうちクールプレート式冷却処理装置において
は、基板101の冷却を効率的に行うために、多数の真
空吸着孔を持った処理プレート103によって基板10
1を吸着保持しながら処理を行うものが多い。
【0010】以上が従来のプレート式基板処理装置の説
明であるが、前述したスピン式処理装置の基板保持チャ
ックは処理プレート103を基板101を保持し回転す
る構成に変更したものに相当し、又、従来のプレート式
基板処理装置において、処理プレート103及びシリン
ダー105を削除し基板保持ピン102a,102bを
上下動しないように固定したものが前述の基板載置台に
相当する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の基板保持機
構においては基板101を同一高さ位置における複数の
基板保持点で保持しているが、図11に示すように、中
央部基板保持ピン102bによる基板保持点が有効エリ
ア(基板を製品化する上での必要範囲)A内にあるため
に基板101の有効エリアA内の下面中央部に損傷を与
える等の問題がある。
【0012】これを図12を用いて詳しく説明すると、
図12(a)〜図12(c)の基板101の下降途中に
おいて、基板101は凹型に下方向にたわんでいるの
で、基板101が最初に中央部基板保持ピン102bに
当接する図12(b)の瞬間から、基板101が全ての
基板保持ピン102a,102bに当接するまでの間、
中央部基板保持ピン102bだけが基板101と当接し
ている。この場合、搬送アーム106が下降する方向は
完全に垂直方向ではないので、基板101が中央部基板
保持ピン102bに対して水平方向に擦れながら下降
し、基板101の下面中央部に損傷を与えるという問題
があった。又、基板101はある速度をもって下降する
ので、図12(b)に示すように、最初に中央部基板保
持ピン102bに当接した瞬間に基板101の下面中央
部に衝撃が加えられる。このため、基板101の下面中
央部に損傷を与えるという問題があった。
【0013】又、図14(g)〜図14(i)において
は、上述した動作と逆動作となるが、基板101は水平
方向に擦れながら上昇するので、同様に基板101の下
面中央部に損傷を与えるという問題があった。
【0014】又、従来のプレート式基板処理装置の基板
保持機構において、図13(d)〜図13(e)に示す
状態においては、基板101はある速度をもって下降
し、処理プレート103に対して略平行な状態で載置さ
れるので、基板101と処理プレート103との間に空
気層が瞬間的に形成され、基板101は処理プレート1
03上で横滑りをおこす。このため、基板101が処理
プレート103上に載置される位置が基板毎に変化する
ので、基板毎の処理が不均一になるという問題があっ
た。さらには、図14(g)〜図14(i)に示すよう
に、処理終了後に基板101を上昇させて搬送アーム1
06で搬出する場合に、基板101の位置が搬入時とは
異なるため、搬送アーム106が基板101を受取れな
いという問題もあった。
【0015】又、図13(e)〜図13(f)に示す状
態においても、基板101はある速度をもって上昇し、
処理プレート103に対して略平行な状態で離隔される
ので、基板101と処理プレート103との間の空間が
瞬間的に真空に近い状態となる。このため、基板101
を下方向へ押し付ける力が働き、基板101を処理プレ
ート103から離隔する動作が阻害される。これによっ
て、基板101は上昇の途中に不規則な力を受け、横滑
りを起こして損傷を受けたり、基板保持ピン102a,
102bから脱落するという問題があり、装置全体の歩
留まりを低下させていた。
【0016】特に、クールプレート式冷却処理装置等に
おいて、処理プレート103が前述の真空吸着式の処理
プレートであった場合には、基板101と処理プレート
103との間の空間が瞬間的にさらに真空に近い状態と
なり、基板101を下方向へ押し付ける力はさらに大き
くなる。このため、基板101が処理プレート103に
貼り付き、この状態で基板保持ピン102a,102b
が上昇するため、基板101が割れてしまうこともあ
り、装置全体の歩留まりを低下させていた。
【0017】又、基板101が薄型化、大型化すれば、
基板101のたわみが大きくなり、基板101の強度も
低下するため、上述の各々の問題はさらに大きくなるこ
とは言うまでもない。
【0018】そこで、本発明は、上述のような問題に鑑
みてなされたものであり、第1に、基板の薄型化、大型
化に対応し、基板の下面中央部に与える影響が少ない基
板保持機構を提供することを目的とする。又、第2に、
基板の薄型化、大型化に対応し、基板の横滑り、損傷、
脱落及び破損等を防止することによって、基板毎の処理
の均一性、基板搬送の信頼性及び装置歩留まりを向上さ
せ得る基板処理装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、基板の周辺部を保持して基板
を搬送する搬送アームに対して基板を受渡しするために
基板を保持する基板保持機構において、前記基板の周辺
部を保持する少なくとも3つの周辺部保持部材と、前記
基板の中央部を保持する少なくとも1つの中央部保持部
材とを備え、前記中央部保持部材が前記基板と当接する
基板当接部の高さ位置を前記周辺部保持部材が前記基板
と当接する基板当接部の高さ位置より低くしたことを特
徴とする基板保持機構である。
【0020】この請求項1記載の発明によれば、中央部
保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当接部を有し
ているので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持
部材上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周
辺部保持部材上から離隔する場合において、基板の下面
中央部に与える損傷を軽減することができる。
【0021】請求項2記載の発明は、基板の周辺部を保
持して基板を搬送する搬送アームに対して基板を受渡し
するために基板を保持する基板保持機構において、前記
基板の周辺部を保持する少なくとも3つの周辺部保持部
材と、前記基板の中央部を保持する少なくとも1つの中
央部保持部材とを備え、前記中央部保持部材が前記基板
と当接する基板当接部に回転自在な球状体を配設したこ
とを特徴とする基板保持機構である。
【0022】この請求項2記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部に回転自在な球状体を配設してい
るので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材
上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部
保持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央
部に与える損傷を軽減することができる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又2いず
れかに記載の基板保持機構において、前記基板は角型形
状であり、前記搬送アームは前記角型形状の基板の互い
に対向する2辺の周辺部を保持し、前記周辺部保持部材
は該2辺の周辺部を保持する基板保持機構である。
【0024】この請求項3記載の発明によれば、周辺部
保持部材は搬送アームが保持する2辺の周辺部を保持
し、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、角型形状の基板が互いに対向す
る2辺の周辺部を保持されて、基板保持機構に受け渡さ
れた場合においても、基板をこの中央部保持部材及び周
辺部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持部
材及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、基
板の下面中央部に与える損傷を軽減することができる。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3い
ずれかに記載の基板保持機構において、前記中央部保持
部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成される基板保
持機構である。
【0026】この請求項4記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成されてい
るので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材
上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部
保持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央
部に与える損傷をさらに軽減することができる。又、特
にゴム材の場合においてはその表面の摩擦係数が大きい
ため、基板の横滑りを防止することができ、搬送の信頼
性及び装置全体の歩留まりを向上できる。
【0027】請求項5記載の発明は、そこに載置された
基板に処理を施す平面状の処理面を有する基板処理台
と、前記基板の周辺部を保持する少なくとも3つの周辺
部保持部材と、前記基板の中央部を保持する少なくとも
1つの中央部保持部材と、前記基板を前記基板処理台に
対して載置又は離隔するために、前記周辺部保持部材及
び中央部保持部材を上位置と下位置との間で上下動させ
る全体駆動手段とを備え、前記中央部保持部材が前記基
板と当接する基板当接部の高さ位置を前記周辺部保持部
材が前記基板と当接する基板当接部の高さ位置より低く
したことを特徴とする基板処理装置である。
【0028】この請求項5記載の発明によれば、第1
に、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、基板をこの中央部保持部材及び
周辺部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持
部材及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、
基板の下面中央部に与える損傷を軽減することができ
る。第2に、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低
い基板当接部を有しているので、基板処理台の処理面に
対して、基板は凹型下向きにたわんだ状態で載置され、
従来のように基板と基板処理台との間に空気層が形成さ
れることがなく、基板は基板処理台上で横滑りをおこさ
ない。このため、基板毎の処理が均一になり、又搬送ア
ームが基板を基板処理装置から搬出する場合の搬送の信
頼性が向上する。第3に、中央部保持部材が周辺部保持
部材よりも低い基板当接部を有しているので、基板が基
板処理台から離隔される際に、基板の周辺部から中央部
へと順番に離隔され、基板と基板処理台との間の空間は
徐々に大気圧状態となる。このため、基板を基板処理台
から離隔する動作はスムーズに行われるので、従来のよ
うに基板が横滑りを起こして損傷を受けたり、脱落する
ことがなく、搬送の信頼性及び装置全体の歩留まりを向
上できる。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
基板処理装置において、前記基板は角型形状であり、前
記周辺部保持部材は前記角型形状の基板の互いに対向す
る2辺の周辺部を保持する基板処理装置である。
【0030】この請求項6記載の発明によれば、周辺部
保持部材は搬送アームが保持する2辺の周辺部を保持
し、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、角型形状の基板が互いに対向す
る2辺の周辺部を保持されて基板処理装置に受け渡され
た場合においても、基板をこの中央部保持部材及び周辺
部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持部材
及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、基板
の下面中央部に与える損傷を軽減することができる。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項5又は6い
ずれかに記載の基板処理装置において、前記基板処理台
は前記処理面に基板を吸着させる吸着手段を備えた基板
処理装置である。
【0032】この請求項7記載の発明によれば、特に真
空吸着式のクールプレート式冷却処理装置等の基板処理
台に基板を吸着させる吸着手段を備えている基板処理装
置においても、基板を基板処理台から離隔する動作がス
ムーズに行われるので、基板が割れるようなことがな
く、又、静電気の発生が軽減され、搬送の信頼性及び装
置全体の歩留まりを向上できる。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項5乃至7い
ずれかに記載の基板処理装置において、前記中央部保持
部材は弾性体により上下動可能に支持される基板処理装
置である。
【0034】この請求項8記載の発明によれば、中央部
保持部材は弾性体により上下動可能に支持されているの
で、基板が中央部保持部材の基板当接部に当接する瞬間
の衝撃を緩和することができる。又、基板の大きさ、厚
み、材質、状態等によって基板のたわみ量は変化する
が、そのたわみ量の変化に対応して中央部保持部材の高
さを変化させることができる。特に基板を基板処理台に
載置又は基板処理台から離隔する場合における基板のた
わみ量の急激な変化にも対応し、その動作を確実かつス
ムーズに行うことができるので、搬送の信頼性及び装置
全体の歩留まりを向上できる。
【0035】請求項9記載の発明は、請求項5乃至8い
ずれかに記載の基板処理装置において、前記中央部保持
部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成される基板処
理装置である。
【0036】この請求項9記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成されてい
るので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材
上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部
保持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央
部に与える損傷をさらに軽減することができる。又、特
にゴム材の場合においてはその表面の摩擦係数が大きい
ため、基板の横滑りを防止することができるので、搬送
の信頼性及び装置全体の歩留まりを向上できる。
【0037】請求項10記載の発明は、請求項5又は6
いずれかに記載の基板処理装置において、前記基板処理
台に配設され、基板を加熱する発熱源と、前記周辺部保
持部材及び中央部保持部材のいずれか一方を他方に対し
て上下動させる部分駆動手段とを備え、前記全体駆動手
段は、基板と前記基板処理台の上面との間隔が所定の間
隔となるように、前記上位置と下位置との間の中間位置
において、前記周辺部保持部材及び中央部保持部材を停
止させる基板処理装置である。
【0038】この請求項10記載の発明によれば、発熱
源が配設された平面状の基板処理台の上面に基板を載置
し、基板に加熱処理を施すホットプレート式加熱処理装
置において、基板と基板処理台の上面の間隔が所定の間
隔となった状態で基板を緩やかに加熱する予備加熱処理
を施すことができるので、基板を基板処理台上に載置し
た時の熱による基板の反りを抑え、基板の加熱処理の均
一性を向上させることができる。さらに、その予備加熱
処理の時の基板と基板処理台の上面は略平行に保たれる
ので、予備加熱処理の均一性を向上させることができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0040】図1は本発明の第1実施形態にかかるLC
D用ガラス基板を処理するための基板処理装置(プレー
ト式基板処理装置)の構成を説明するための斜視図であ
る。また、図2〜図4は、本発明の第1実施形態にかか
るLCDガラス基板を処理するための基板処理装置(プ
レート式基板処理装置)の基板搬入から搬出までの一連
の動作を、説明が容易となるよう概念的に縦断面で表し
た基板処理装置のフロー図である。
【0041】この第1実施形態のプレート式基板処理装
置において、基板1の周辺部を保持する周辺部基板保持
ピン2a及び基板の中央部を保持する中央部基板保持ピ
ン2b(以下、これら2つを総称して「基板保持ピン2
a,2b」という)は、処理プレート3を貫通し、ピン
ベース4に固設されている。このピンベース4は、図示
しない垂直方向のガイド部材により案内され、シリンダ
ー5により上下動する。ここで、中央部基板保持ピン2
bの先端(基板当接部)は周辺部基板保持ピン2aの先
端(基板当接部)よりも低くなっている。又、基板1
は、当該基板1を処理する各基板処理装置間で基板1を
搬送する搬送ロボットに支持された搬送アーム6により
対向する2辺の周辺部を保持される。なお、有効エリア
Aは、例えば基板1の外周から10mm以上離隔した範
囲である。
【0042】すなわち、この第1実施形態は、従来の基
板処理装置(図11)と比べ、中央部基板保持ピン10
2bが周辺部基板保持ピン102aより低くくなってい
る点が異なる。
【0043】図2〜図4を用い、この第1実施形態の基
板搬入から搬出までの一連の動作を説明する。まず図2
(a)に示すように、シリンダ5によってピンベース4
及び基板保持ピン2a,2bが上昇し、搬送アーム6が
基板1を、図2の紙面に対して手前の方向から処理プレ
ート3の上方に搬入する。次に図2(b)〜図2(c)
に示すように、搬送アーム6が周辺部基板保持ピン2a
の先端よりも低い高さまで下降し、基板保持ピン2a,
2b上に基板1を載置する。次に図3(d)に示すよう
に、搬送アーム6が紙面に対して手前の方向に退避す
る。次に図3(e)に示すように、基板保持ピン2a,
2bが、その先端が処理プレート3の上面よりも低い高
さになるまで下降する。これにより、処理プレート3の
上面に基板1が載置され、この基板1に対し加熱又は冷
却処理が施される。処理が終了すれば、図3(f)に示
すように基板保持ピン2a,2bが上昇して、処理プレ
ート3から基板1を離隔する。次に図4(g)に示すよ
うに、搬送アーム6が、基板1と処理プレート3の間の
高さにおいて、紙面に対して手前の方向から処理プレー
ト3の上方に挿入される。そして、図4(h)〜図4
(i)に示すように、搬送アーム6が上昇して基板保持
ピン2a,2bから基板1を離隔し、基板1を紙面に対
して手前の方向へ移動して搬出する。
【0044】この第1実施形態によれば、図2(a)〜
図2(c)に示す基板1の下降途中において、基板1は
凹型に下方向にたわんでいるが、中央部基板保持ピン2
bの先端は周辺部基板保持ピン2aの先端より低いの
で、基板1が中央部基板保持ピン2bと当接しながら下
降している時間、すなわち基板1が中央部基板保持ピン
2bに対して水平方向に擦れながら下降している時間は
従来よりも短い。よって、基板1の下面中央部に与える
損傷は軽減される。
【0045】ここで、中央部基板保持ピン2bの先端の
高さは、搬送アーム6で保持した基板1のたわみに対し
て最適化し、基板1の下降時に全ての基板保持ピン2
a,2bに対して基板1が同時に当接するように調節す
るのが理想であるが、実際には基板1によってたわみ量
が異なるので、このような調整を行うことは困難であ
る。しかし、中央部基板保持ピン2bの先端を周辺部基
板保持ピン2aの先端より低くしておけば、少なくとも
基板1の下面中央部に与える損傷は、中央部基板保持ピ
ン2bの先端が周辺部基板保持ピン2aの先端と同じ高
さの場合に比べて、軽減される。
【0046】さらに、図4(g)〜図4(i)に示す基
板上昇途中においては、上述の図2(a)〜図2(c)
の基板1の下降動作と逆動作となるが、中央部基板保持
ピン2bの先端は周辺部基板保持ピン2aの先端より低
いので、同様の理由により、基板1の下面中央部に与え
る損傷は軽減される。
【0047】又、図3(d)〜図3(e)の基板1の処
理プレート3上への載置時には、基板1はある速度をも
って下降するが、処理プレート3に対して凹型に下方向
にたわんだ状態で載置され、基板1と処理プレート3と
の間には空気層が形成されることはないので、基板1は
処理プレート3上で横滑りをおこさない。このため、基
板1が処理プレート3上に載置される位置が基板処理毎
に変化することはなく、基板毎の処理は均一に行われ
る。さらには、図4(g)〜図4(i)の処理終了後に
基板1を上昇させて搬送アーム6で搬出する場合に、基
板1の位置が搬入時と同じであるので、搬送アーム6が
基板1を受取れないということがない。このため、基板
1と搬送アーム6の間の受渡しを確実に行うことがで
き、基板搬送の信頼性が向上する。
【0048】さらに、図3(e)〜図3(f)の基板1
の処理プレート3からの離隔時においても、基板1はあ
る速度をもって上昇するが、処理プレート3に対して基
板1の周辺部から中央部へと離隔されて行くので、基板
1と処理プレート3との間の空間はその外側の空間より
大気が流入して徐々に大気圧となる。このため、基板1
を下方向へ押し付ける力は働かず、基板1を処理プレー
ト3から離隔する動作はスムーズになる。これによっ
て、基板1が横滑りを起こして損傷を受けたり、基板保
持ピン2a,2bから脱落するということがなく、基板
搬送の信頼性及び装置全体の歩留まりが向上する。
【0049】又、特にクールプレート式冷却処理装置等
において、処理プレート3が前述の真空吸着式の処理プ
レートであった場合には、本実施形態は特に有効であ
り、従来のように基板1が割れてしまうことがないの
で、装置全体の歩留まりが向上する。又、基板1を処理
プレート3から離隔する時には少なくとも剥離帯電をお
こし、基板1は帯電するが、本実施形態ではその帯電量
は従来に比べて少ない。このため、基板1と周囲の金属
部品との間で静電気が飛び、基板1上の回路がショート
することはなく、又、搬送アーム6にも静電気が飛び、
搬送アーム6を支持し走行する図示しない搬送ロボット
が停止してしまうことがない。よって、さらに、装置全
体の歩留まりが向上する。ただし、ここで言う「真空」
とは絶対真空を意味するのではなく、周囲の大気圧より
も低い「負圧」の意味である。
【0050】ここで、処理プレート3を、基板1を保持
し回転する基板保持チャックに変更することにより、本
発明を前述のスピン式処理装置に適用することが可能で
あるし、又、このプレート式基板処理装置において、処
理プレート3及びシリンダー5を削除し、基板保持ピン
2a,2bが上下動しないようにすることにより、本発
明を前述の基板載置台に適用することが可能となる。
【0051】又、中央部基板保持ピン2bの先端を樹脂
又はゴム材で形成すれば、基板を基板保持ピン2a,2
b上に載置する場合又は基板保持ピン2a,2b上から
離隔する場合において、基板の下面中央部に与える損傷
をさらに軽減することができる。又、特にゴム材で形成
した場合は、その表面の摩擦係数が大きいため、基板の
横滑りを防止することができる。
【0052】又、図1においては、中央部基板保持ピン
2bは基板の中心に1本となっているが、装置の構造の
都合上の理由等で、その位置は中心から外れていても良
く、又、中央部基板保持ピン2bの1本当たりの負荷を
軽減して基板の下面中央部に与える損傷を軽減するため
に、中央部基板保持ピン2bの数を複数本としても良
い。さらに、図1において、基板保持の信頼性を向上さ
せるために、基板の短辺2辺の中点付近に中央部基板保
持ピン2bの先端と同じ高さの先端を持つ基板保持ピン
を2本追加するようなものであっても良い。
【0053】なお、周辺部基板保持ピン2aは、それら
のみで基板1を支持し得るように、少なくとも3本配設
することが必要である。
【0054】さらに、中央部基板保持ピン2bをネジ等
によりその高さを調節するように構成すれば、基板1の
厚みが変更される等で基板1のたわみが大きく変化する
場合においても、中央部基板保持ピン2bを基板1のた
わみに対応した適切な高さとすることができる。
【0055】又、基板保持ピン2a,2bを上下動させ
るシリンダ5にかえてギア又はボールネジ等を利用した
スピードコントロール可能なモータ駆動機構を採用すれ
ばさらに良い。例えば、基板1の処理プレート3に対す
る載置時において、基板1の下降速度をその瞬間のみ低
速にすれば、基板1の横滑りをさらに軽減できる。同様
に、基板1の処理プレート3に対する離隔時において、
基板1の上昇速度をその瞬間のみ低速にすれば、基板1
の横滑り、脱落、割れ等をさらに軽減できる。
【0056】最後に、この第1実施形態は、LCD用ガ
ラス基板と同じ角型形状のPDP用ガラス基板に対して
も適用できる。
【0057】図5は本発明の第1実施形態にかかる半導
体基板における基板処理装置(プレート式基板処理装
置)の構成を説明するための平面図である。図5におい
て、図1と同じ機能部分については同一の参照符号を使
用する。
【0058】第1実施形態は半導体基板のような円形基
板に対しても適用できるが、この場合は搬送アーム6は
基板1の外周の周辺部を保持し、基板保持ピン2a,2
bは例えば図5に示すように基板1の周辺部3点及び中
央部1点の計4点にて保持する。このとき、中央部基板
保持ピン2bの先端は周辺部基板保持ピン2aの先端よ
り低いので、基板1は中心部が最も窪んだすり鉢状の状
態で保持される。
【0059】図6は、本発明の第2実施形態にかかる基
板処理装置(プレート式基板処理装置)の構成を概念的
に表した基板処理装置の縦断面図である。図6におい
て、図1と同じ機能部分については同一の参照符号を使
用する。
【0060】この第2実施形態にかかる基板処理装置に
おいては、中央部基板保持ピン2bはピンベース4に対
して金属ばね10を介して連結されており、さらに、中
央部基板保持ピン2bは中央部基板保持ピン2bの下部
と金属ばね10を囲む筒11によって上下方向に案内さ
れる。又、中央部基板保持ピン2bの先端は周辺部基板
保持ピン2aの先端の高さより低い方向へ上下動可能で
ある。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であ
る。
【0061】基板1を基板保持ピン2a,2b上に載置
すると、中央部基板保持ピン2bは基板1の重さによっ
て下方向へ動き、基板1を保持した状態では基板1は凹
型下方向にたわんだ形状となる。
【0062】以上のように、この第2実施形態によれ
ば、前述の第1実施形態における効果に加えて、基板1
を基板保持ピン2a,2b上に載置する場合に、基板1
が中央部基板保持ピン2bの先端に当接する瞬間の衝撃
を吸収し、緩和することができる。又、基板1の大き
さ、厚み、材質、状態等によって基板1のたわみ量は変
化するが、そのたわみ量の変化に対応して中央部基板保
持ピン2bの先端の高さを変化させることができる。特
に基板1を処理プレート3に載置又は処理プレート3か
ら離隔する場合における基板1のたわみ量の急激な変化
にも対応し、その動作を確実かつスムーズに行うことが
できる。よって、基板1の下面中央部に与える損傷を軽
減し、基板1の大きさ、厚み、材質、状態等に関係なく
さらに確実に基板1を保持する事ができる。
【0063】なお、金属ばね10はガスばね、ゴム材、
軟性の樹脂等の弾性体にて代用可能である。
【0064】又、中央部基板保持ピン2bの先端を樹脂
又はゴム材で形成すれば、基板を基板保持ピン2a,2
b上に載置する場合、又は基板保持ピン2a,2b上か
ら離隔する場合において、基板の下面中央部に与える損
傷をさらに軽減することができる。又、特にゴム材で形
成した場合は、その表面の摩擦係数が大きいため、基板
の横滑りを防止することができる。
【0065】図7及び図8は、本発明の第3実施形態に
かかる基板処理装置(プレート式基板処理装置)の構成
及び基板1に対する処理の一連の動作を概念的に縦断面
図で表した基板処理装置のフロー図である。図7及び図
8において、図1と同じ機能部分については同一の参照
符号を使用する。
【0066】この第3実施形態にかかる基板処理装置に
おいては、周辺部基板保持ピン2aは発熱ヒータ20が
埋設された処理プレート3を貫通し、ピンベース4に固
設され、一方、中央部基板保持ピン2bは処理プレート
3を貫通し、ピンベース4に固設された第1シリンダ2
1に連結されている。すなわち、中央部基板保持ピン2
bは周辺部基板保持ピン2aに対して上下動する。
【0067】さらに、このピンベース4は第2シリンダ
22及び第3シリンダ23により上下動する。又、第2
シリンダ22はブラケット24を介して第3シリンダ2
3に連結されている。よって、第2シリンダ22及び第
3シリンダ23の両方のシリンダロッドを伸ばせば、ピ
ンベース4は上限位置となり、その両方のシリンダロッ
ドを縮めれば、ピンベース4は下限位置となる。又、第
2シリンダ22のシリンダロッドを伸ばし、第3シリン
ダ23のシリンダロッドを縮めれば、ピンベース4は上
限位置と下限位置の間の中間位置となる。
【0068】なお、その他の構成は第1実施形態と同様
である。
【0069】ここで、上述の中間位置においてピンベー
ス4を停止させる目的を説明する。この第3実施形態の
基板処理装置は前述したホットプレート式加熱処理装置
であり、基板1に加熱処理を施すのが目的であるが、常
温に近い基板1が例えば約100度に加熱された処理プ
レート3(ホットプレート)上に直ちに載置されると、
基板1の上下面の温度差が瞬間的に大きくなるため、基
板1が凹型に反ってしまい、基板1の中央部だけが処理
プレート3に接した状態となる。このため、基板1の温
度の分布は不均一(基板1の中央部の温度が最も高く、
周辺部に行くにしたがって低くなる)となり、基板1に
対する加熱処理が不均一となる。
【0070】これを解決するためには、基板1と処理プ
レート3とを所定の間隔だけ離した状態で基板1を緩や
かに予備的に加熱(以下、この加熱処理を「予備加熱処
理」という。)した後に、基板1を処理プレート3上に
載置し加熱処理すれば、基板1の上下面の温度差は小さ
くなり、基板1が凹型に反ることは抑えられる。よっ
て、基板1に対する加熱処理は均一となる。
【0071】すなわち、予備加熱処理時に基板1を処理
プレート3と所定の間隔だけ離した状態にするために、
基板保持ピン2a,2bの積載されたピンベース4を中
間位置において停止させる必要がある。
【0072】図7及び図8を用いて、この第3実施形態
における基板に対する処理の一連の動作について説明す
る。
【0073】始めに、図7(a)に示すように、予め第
2シリンダ22及び第3シリンダ23のシリンダロッド
はともに伸び、第1シリンダ21のシリンダロッドは縮
んだ状態とする。この状態においては、ピンベース4は
上限位置に停止し、中央部基板保持ピン2bの先端は周
辺部基板保持ピン2aの先端よりも低い状態で、基板1
が基板保持ピン2a,2bに載置される。この時、基板
1は凹型下向きにたわんだ状態になる。
【0074】次に、図7(b)に示すように、中央部基
板保持ピン2bは、第1シリンダ21によってその先端
が周辺部基板保持ピン2aの先端と同じ高さになるまで
上昇し、基板1は処理プレート3の上面に対して略平行
になる。
【0075】さらに、図7(c)に示すように、第3シ
リンダ23のシリンダロッドが縮み、ピンベース4が前
述の中間位置に移動し、基板1と処理プレート3の上面
との間が所定の間隔(数mm)となり、予備加熱処理が
数秒〜数分間行われる。この時、基板1は処理プレート
3の上面に対して略平行に保持されている。
【0076】予備加熱処理の終了後、図8(d)に示す
ように、中央部基板保持ピン2bは第1シリンダ21に
よって下降し、基板1は凹型下向きにたわんだ状態にな
る。
【0077】その後、直ちに、図8(e)に示すよう
に、第2シリンダ22のシリンダロッドが縮み、ピンベ
ース4が下限位置となり、基板1は下降して処理プレー
ト3上に載置され加熱処理が施される。
【0078】加熱処理の終了後、図8(f)に示すよう
に、第2シリンダ22及び第3シリンダ23のシリンダ
ロッドはともに伸び、ピンベース4は上限位置となり、
基板1は上昇し処理プレート3から離隔される。
【0079】以上のように、この第3実施形態によれ
ば、前述の第1実施形態における効果に加えて、図7
(c)に示す状態において予備加熱処理を施すことがで
きるので、基板1は緩やかに加熱され、熱による反りが
なく、処理プレート3上での加熱処理を均一に行うこと
ができる。又、その予備加熱処理時においても、基板1
は処理プレート3の上面に対して略平行に所定の間隔を
空けて保持されるので、基板1の温度の分布は均一とな
り、基板1に対する予備加熱処理を均一に施すことがで
きる。
【0080】図9は、本発明の第4実施形態にかかる基
板処理装置(プレート式基板処理装置)の構成を概念的
に表した基板処理装置の縦断面図である。又、図10は
図9における中央部基板保持ピン2bの先端(基板当接
部)の拡大図である。図9及び図10において、図1と
同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0081】この第4実施形態にかかる基板処理装置に
おいては、基板1の周辺部を保持する周辺部基板保持ピ
ン2aの先端と基板1の中央部を保持する中央部基板保
持ピン2bの先端は同じ高さであり、中央部基板保持ピ
ン2bの先端部には、回転自在なボール30が埋設され
ている。
【0082】この第4実施形態によれば、基板1を下降
させ、基板保持ピン2a,2b上に載置する途中におい
て、基板1は凹型に下方向にたわんでいても、中央部基
板保持ピン2bの先端には回転自在な球状のボール30
が埋設されているので、基板1が中央部基板保持ピン2
bに対して水平方向に擦れようとすると、ボール30が
回転し、その擦れは起こらない。よって、基板1の下面
中央部に与える損傷は軽減される。
【0083】さらに、基板1が上昇する途中において
は、上述の基板1の下降動作と逆動作となるが、中央部
基板保持ピン2bの先端には回転自在なボール30が埋
設されているので、上述と同様に、基板1の下面中央部
に与える損傷は軽減される。
【0084】又、第1実施形態と同様に中央部基板保持
ピン2bの先端を中央部基板保持ピン2aの先端より低
くすれば、基板1の下面中央部に与える損傷はさらに軽
減される。
【0085】ボール30としては金属、樹脂、ゴム材等
の材質を使用することができるが、樹脂又はゴム材にし
た場合は、基板1の下面中央部に与える損傷はより軽減
される。
【0086】以上、第1〜第4実施形態において、周辺
部基板保持ピン2a及び中央部基板保持ピン2bはそれ
ぞれ周辺部保持部材及び中央部保持部材に相当するが、
上述した実施形態のようなピン形状とせず、ボール形状
あるいは円錐又は角錐形状としても良い。すなわち、基
板1を保持できる形状であれば良い。
【0087】又、シリンダ5、第2シリンダ22及び第
3シリンダ23は全体駆動手段に相当するが、第1実施
形態の説明で述べたようにモータ等を使用しても良い。
【0088】さらに、第1シリンダ21は部分駆動手段
に相当するが、同様にモータ等を使用しても良い。
【0089】又、基板保持ピン2a,2bの先端は基板
当接部に相当し、基板1と1点で当接するように構成さ
れているが、複数の点あるいは面で当接するように構成
されていても良い。
【0090】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、基板をこの中央部保持部材及び
周辺部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持
部材及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、
基板の下面中央部に与える損傷を軽減することができ
る。
【0091】又、請求項2記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部に回転自在な球状体を有している
ので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材上
に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部保
持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央部
に与える損傷を軽減することができる。
【0092】又、請求項3記載の発明によれば、周辺部
保持部材は搬送アームが保持する2辺の周辺部を保持
し、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、角型形状の基板が互いに対向す
る2辺の周辺部を保持されて基板保持機構に受け渡され
た場合においても、基板をこの中央部保持部材及び周辺
部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持部材
及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、基板
の下面中央部に与える損傷を軽減することができる。
【0093】又、請求項4記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成されてい
るので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材
上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部
保持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央
部に与える損傷をさらに軽減することができる。又、特
にゴム材の場合においてはその表面の摩擦係数が大きい
ため、基板の横滑りを防止することができる。
【0094】又、請求項5記載の発明によれば、第1
に、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、基板をこの中央部保持部材及び
周辺部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持
部材及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、
基板の下面中央部に与える損傷を軽減することができ
る。第2に、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低
い基板当接部を有しているので、基板処理台の処理面に
対して、基板は凹型下向きにたわんだ状態で載置され、
従来のように基板と基板処理台との間に空気層が形成さ
れることがなく、基板は基板処理台上で横滑りをおこさ
ない。このため、基板毎の処理が均一になり、又搬送ア
ームが基板を受取る場合の搬送の信頼性が向上する。第
3に、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板
当接部を有しているので、基板が処理プレートから離隔
される際に、基板の周辺部から中央部へと順番に離隔さ
れ、基板と基板処理台との間の空間は徐々に大気圧状態
となる。このため、基板を基板処理台から離隔する動作
はスムーズに行われるので、従来のように基板が横滑り
を起こして損傷を受けたり、脱落することがなく、装置
全体の歩留まりを向上できる。
【0095】又、請求項6記載の発明によれば、周辺部
保持部材は搬送アームが保持する2辺の周辺部を保持
し、中央部保持部材が周辺部保持部材よりも低い基板当
接部を有しているので、角型形状の基板が互いに対向す
る2辺の周辺部を保持されて基板処理装置に受け渡され
た場合においても、基板をこの中央部保持部材及び周辺
部保持部材上に載置する場合、又はこの中央部保持部材
及び周辺部保持部材上から離隔する場合において、基板
の下面中央部に与える損傷を軽減することができる。
【0096】又、請求項7記載の発明によれば、特に真
空吸着式のクールプレート式冷却処理装置等の基板処理
台に基板を吸着させる吸着手段を備えている基板処理装
置においても、基板を基板処理台から離隔する動作がス
ムーズに行われるので、基板が割れるようなことがな
く、又、静電気の発生が軽減され、装置全体の歩留まり
を向上できる。
【0097】又、請求項8記載の発明によれば、中央部
保持部材は弾性体により上下動可能に支持されているの
で、基板が中央部保持部材の基板当接部に当接する瞬間
の衝撃を緩和することができる。又、基板の大きさ、厚
み、材質、状態等によって基板のたわみ量は変化する
が、そのたわみ量の変化に対応して中央部保持部材の高
さを変化させることができる。特に基板を基板処理台に
載置又は基板処理台から離隔する場合における基板のた
わみ量の急激な変化にも対応し、その動作を確実かつス
ムーズに行うことができるので、搬送の信頼性及び装置
全体の歩留まりを向上できる。
【0098】又、請求項9記載の発明によれば、中央部
保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形成されてい
るので、基板をこの中央部保持部材及び周辺部保持部材
上に載置する場合、又はこの中央部保持部材及び周辺部
保持部材上から離隔する場合において、基板の下面中央
部に与える損傷をさらに軽減することができる。又、特
にゴム材の場合においてはその表面の摩擦係数が大きい
ため、基板の横滑りを防止することができるので、搬送
の信頼性及び装置全体の歩留まりを向上できる。
【0099】又、請求項10記載の発明によれば、発熱
源が配設された平面状の基板処理台の上面に基板を載置
し、基板に加熱処理を施すホットプレート式加熱処理装
置において、基板と基板処理台の上面との間隔が所定の
間隔となった状態で基板を緩やかに加熱する予備加熱処
理を施すことができるので、基板を基板処理台上に載置
した時の熱による基板の反りを抑え、基板の加熱処理の
均一性を向上させることができる。さらに、その予備加
熱処理の時の基板と基板処理台の上面は略平行に保たれ
るので、予備加熱処理の均一性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるLCD用ガラス
基板を処理するための基板処理装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるLCD用ガラス
基板を処理するための基板処理装置の動作を示すフロー
図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるLCD用ガラス
基板を処理するための基板処理装置の動作を示すフロー
図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかるLCD用ガラス
基板を処理するための基板処理装置の動作を示すフロー
図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる半導体基板を処
理するための基板処理装置の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる基板処理装置の
縦断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態にかかる基板処理装置の
動作を示すフロー図である。
【図8】本発明の第3実施形態にかかる基板処理装置の
動作を示すフロー図である。
【図9】本発明の第4実施形態にかかる基板処理装置の
縦断面図である。
【図10】第4実施形態にかかる中央部基板保持ピン2
bの先端部の拡大図である。
【図11】従来の基板処理装置の斜視図である。
【図12】従来の基板処理装置の動作を示すフロー図で
ある。
【図13】従来の基板処理装置の動作を示すフロー図で
ある。
【図14】従来の基板処理装置の動作を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
1,101 基板 2a,102a 周辺部基板保持ピン 2b,102b 中央部基板保持ピン 3,103 処理プレート 4,104 ピンベース 5,105 シリンダ 6,106 搬送アーム 20 発熱ヒータ 21 第1シリンダ 22 第2シリンダ 23 第3シリンダ 30 ボール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の周辺部を保持して基板を搬送する
    搬送アームに対して基板を受渡しするために基板を保持
    する基板保持機構において、 前記基板の周辺部を保持する少なくとも3つの周辺部保
    持部材と、 前記基板の中央部を保持する少なくとも1つの中央部保
    持部材とを備え、 前記中央部保持部材が前記基板と当接する基板当接部の
    高さ位置を前記周辺部保持部材が前記基板と当接する基
    板当接部の高さ位置より低くしたことを特徴とする基板
    保持機構。
  2. 【請求項2】 基板の周辺部を保持して基板を搬送する
    搬送アームに対して基板を受渡しするために基板を保持
    する基板保持機構において、 前記基板の周辺部を保持する少なくとも3つの周辺部保
    持部材と、 前記基板の中央部を保持する少なくとも1つの中央部保
    持部材とを備え、 前記中央部保持部材が前記基板と当接する基板当接部に
    回転自在な球状体を配設したことを特徴とする基板保持
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2いずれかに記載の基板保
    持機構において、 前記基板は角型形状であり、前記搬送アームは前記角型
    形状の基板の互いに対向する2辺の周辺部を保持し、前
    記周辺部保持部材は該2辺の周辺部を保持する基板保持
    機構。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の基板保
    持機構において、 前記中央部保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形
    成される基板保持機構。
  5. 【請求項5】 そこに載置された基板に処理を施す平面
    状の処理面を有する基板処理台と、 前記基板の周辺部を保持する少なくとも3つの周辺部保
    持部材と、 前記基板の中央部を保持する少なくとも1つの中央部保
    持部材と、 前記基板を前記基板処理台に対して載置又は離隔するた
    めに、前記周辺部保持部材及び中央部保持部材を上位置
    と下位置との間で上下動させる全体駆動手段とを備え、 前記中央部保持部材が前記基板と当接する基板当接部の
    高さ位置を前記周辺部保持部材が前記基板と当接する基
    板当接部の高さ位置より低くしたことを特徴とする基板
    処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板は角型形状であり、前記周辺部保持部材は前記
    角型形状の基板の互いに対向する2辺の周辺部を保持す
    る基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記基板処理台は前記処理面に基板を吸着させる吸着手
    段を備えた基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記中央部保持部材は弾性体により上下動可能に支持さ
    れる基板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記中央部保持部材の基板当接部は樹脂又はゴム材で形
    成される基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5又は6いずれかに記載の基板
    処理装置において、 前記基板処理台に配設され、基板を加熱する発熱源と、 前記周辺部保持部材及び中央部保持部材のいずれか一方
    を他方に対して上下動させる部分駆動手段とを備え、 前記全体駆動手段は、基板と前記基板処理台の上面との
    間隔が所定の間隔となるように、前記上位置と下位置と
    の間の中間位置において、前記周辺部保持部材及び中央
    部保持部材を停止させる基板処理装置。
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