JPH11111821A - 基板支持装置 - Google Patents

基板支持装置

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JPH11111821A
JPH11111821A JP27128297A JP27128297A JPH11111821A JP H11111821 A JPH11111821 A JP H11111821A JP 27128297 A JP27128297 A JP 27128297A JP 27128297 A JP27128297 A JP 27128297A JP H11111821 A JPH11111821 A JP H11111821A
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JP
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substrate
susceptor
substrate support
supporting
scepter
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JP27128297A
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English (en)
Inventor
Yuji Takebayashi
雄二 竹林
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を高温処理する場合、プロセスガスの回
り込み等により基板処理の均一性が悪影響を受けること
を防止することができるようにする。 【解決手段】 基板支持装置は、サセプタ23と、昇降
駆動装置24と、複数の基板支持ピン25と、移動阻止
部材26とを有する。サセプタ23は、水平に配設さ
れ、基板Wを上面231に載せるようにして支持する。
昇降駆動装置24は、サセプタ23を基板Wを支持する
第1の位置とこの第1の位置より低く基板Wの支持を待
機する第2の位置との間で昇降駆動する。基板支持ピン
25は、サセプタ23に対して上下方向に移動自在に支
持され、サセプタ23が第2の位置に位置決めされてい
る場合、基板Wを支持する。移動阻止部材26は、サセ
プタ23が第1の位置から第2の位置に移動させられる
とき、基板支持ピン25の下方への移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、枚葉式の
基板処理装置において、基板処理時に処理すべき基板を
支持する基板支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスや液晶表示デバ
イス等の固体デバイスを製造するためには、基板(半導
体デバイスのウェーハ、液晶表示デバイスのガラス基板
等)に所定の処理を施す基板処理装置が必要になる。
【0003】この基板処理装置としては、基板を一枚ず
つ処理する枚葉式の基板処理装置がある。この枚葉式の
基板処理装置においては、基板に所定の処理を施す場
合、この基板を支持する基板支持装置が必要になる。
【0004】従来の基板支持装置は、サセプタと呼ばれ
る板状の基板支持体を水平に配設し、基板を支持する場
合、このサセプタの上面に載せるようにして支持するよ
うになっていた。
【0005】ところで、サセプタの上面に基板を載せる
場合は、静かに載せる必要がある。これは、基板を傷つ
けないようにするためである。基板を静かに載せるため
には、基板搬送ハンドと呼ばれる基板搬送用の基板支持
体を下方に移動させ、その移動過程で、基板を基板搬送
ハンドからサセプタに載せ換えるのが好ましい。基板搬
送ハンドの移動過程で、基板の載せ換えを行うには、基
板搬送ハンドがサセプタを通過することができるように
する必要がある。
【0006】しかしながら、サセプタは、基板を支持す
る機能だけでなく、基板を全体的に均一に加熱する機能
も有する。したがって、このサセプタは、板状に形成さ
れている。これにより、基板搬送ハンドがサセプタを通
過することができるようにすることは不可能である。ゆ
えに、基板をサセプタの上面に静かに載せるためには、
基板搬送ハンドがサセプタを通過することができるよう
にする構成以外の構成が必要になる。
【0007】また、基板に所定の処理を施す場合は、基
板がサセプタから落下しないようにする必要がある。基
板がサセプタから落下しないようにするためには、基板
をサセプタに吸着させるようにすることが好ましい。こ
のため、従来は、静電吸着によって基板をサセプタに吸
着させるようになっていた。
【0008】しかしながら、静電吸着の場合、基板の処
理が終了した後、除電処理を行っても静電吸着用の電荷
を完全に取り去ることができない。したがって、この静
電吸着の場合、処理の終了した基板をサセプタから取り
上げる際、大きな力が必要になる。
【0009】しかしながら、サセプタに吸着している基
板を大きな力で取り上げると、基板が破損してしまう可
能性がある。したがって、この場合は、基板を破損させ
ることなく取り上げる技術が必要になる。
【0010】上述したような2つの要望に応えるため、
従来の基板支持装置は、サセプタを昇降駆動するととも
に、基板支持ピンと呼ばれる棒状の基板支持体を複数垂
直に立て、この基板支持ピンを介してサセプタへの基板
の載置及びサセプタからの基板の取上げを行うようにな
っていた。
【0011】図7は、このような基板支持装置を備えた
基板処理装置の一例の構成を示す側断面図である。
【0012】図示の基板処理装置は、複数の基板処理容
器11を1つまた複数の基板搬送容器12介して連結
し、基板搬送容器12に設けられた基板搬送ロボットに
よって基板Wを複数の基板処理容器11に順次通すこと
によって基板に複数の同種または異種の処理を施すよう
になっている。
【0013】このような構成において、基板支持装置
は、基板処理容器11側に設けられる。この基板支持装
置は、サセプタ13と、昇降駆動装置14と、複数の基
板支持ピン15と、基台16とを有する。
【0014】サセプタ13は、昇降機構14によって水
平に支持されるとともに、昇降駆動されるようになって
いる。基板支持ピン15は、基板処理容器11の底板上
に配設された基台16に垂直に立てられるとともに、サ
セプタ13に形成されたピン挿入孔17に挿入されてい
る。
【0015】基板搬送容器12の内部には、基板搬送ロ
ボットが設けられている。18は、この基板搬送ロボッ
トの基板搬送ハンドを示す。この基板搬送ハンド18
は、細長い板状に形成され、その上面に基板Wを載せる
ようにして基板を支持するようになっている。
【0016】上記構成において、図8を参照しながら動
作を説明する。ここで、図8は、従来の基板支持装置の
動作を説明するための側断面図である。
【0017】まず、基板Wをサセプタ13に載せる動作
を説明する。この場合は、最初、サセプタ13は、図8
に実線で示すように、下方に位置決めされている。この
状態で、まず、基板Wを支持した基板搬送ハンド18が
基板搬送容器12の内部から基板処理容器11の内部ま
で水平に移動させられる。これにより、基板Wが、図8
に2点鎖線で示すように、基板支持ピン15の上方に位
置決めされる。次に、基板搬送ハンド18が、図8に実
線で示すように、下方に移動させられる。これにより、
基板Wが、図8に実線で示すように、基板支持ピン15
の上端部に載せ換えられる。
【0018】次に、基板搬送ハンド18が基板処理容器
11の内部から基板搬送容器12の内部まで水平に移動
させられる。これにより、基板搬送ハンド18は、サセ
プタ13の上方への移動の障害にならない位置に位置決
めされる。次に、サセプタ13が上方に移動させられ
る。これにより、図7に示すように、基板Wがサセプタ
13の上面に載せ換えられる。以上により、基板Wをサ
セプタ13の上面に載せる動作が終了する。このあと、
基板の処理が開始される。
【0019】次に、基板Wをサセプタ13から取り上げ
る動作を説明する。基板Wの処理が終了すると、まず、
サセプタ13が図8に実線で示すように下降させられ
る。これにより、基板Wが図8に実線で示すように基板
支持ピン15の上端部に載せ換えられる。次に、基板搬
送ハンド18が基板処理容器12の内部から基板処理容
器11の内部まで水平に移動させられる。これにより、
基板搬送ハンド18が基板Wの下方に位置決めされる。
【0020】次に、基板搬送ハンド18が、図8に2点
鎖線で示すように、上方に移動させられる。これによ
り、基板Wが、図8に2点鎖線で示すように、基板搬送
ハンド18の上面に載せ換えられる。次に、基板搬送ハ
ンド18が基板処理容器11の内部から基板搬送容器1
2の内部まで水平に移動させられる。これにより、基板
Wをサセプタ13から取り上げる動作が終了したことに
なる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、基板支持ピン15を基台16に固定するように
なっているため、基板Wを高温処理する場合、基板処理
の均一性に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0022】すなわち、近年、基板Wが大型化する傾向
にある。これは、半導体デバイスの製造からすると、そ
の生産性を向上させるためである。また、液晶表示デバ
イスの製造からすると、大型の液晶表示デバイスの需要
が増えているためである。これに伴って、基板Wを基板
支持ピン15で支持する場合の信頼性を高めるために、
基板支持ピン15の数を増やす傾向にある。
【0023】しかしながら、基板Wが大型化すると、基
板Wを高温処理する場合、熱膨張によるサセプタ13等
の寸法変化が大きくなる。これにより、基板支持ピン1
5とピン挿入孔17との相対的な位置ずれが大きくな
り、基板支持ピン15の外面とピン挿入孔17の側面と
が接触する場合がある。このような状態になると、サセ
プタ13の円滑な昇降動作が損なわれたり、サセプタ1
3や基板支持ピン15が損傷したりする場合がある。
【0024】この問題を解決するために、従来は、基板
支持ピン15の側面とピン挿入孔17の側面との間のク
リアランスを大きくするようになっていた。
【0025】しかしながら、このクリアランスを大きく
すると、プロセスガスの回り込みやプラズマ処理工程に
おける電界の不均一化が大きくなる。これにより、基板
処理の均一性に悪影響を及ぼすという問題が生じる。
【0026】そこで、本発明は、基板を高温処理する場
合、プロセスガスの回り込み等により基板処理の均一性
が悪影響を受けることを防止することができる基板支持
装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の基板支持装置は、基板支持ピンのよう
な棒状の基板支持体を、サセプタのような板状の基板支
持体で支持するようにしたものである。
【0028】すなわち、この基板支持装置は、板状の第
1の基板支持体と、昇降駆動手段と、複数の棒状の第2
の基板支持体と、移動阻止部材とを有する。
【0029】ここで、第1の基板支持体は、水平に配設
され、基板を上面に載せるようにして支持する機能を有
する。昇降駆動手段は、第1の基板支持体を第1の位置
とこの第1の位置より低い第2の位置との間で昇降駆動
する機能を有する。ここで、第1の位置とは、基板を支
持する位置である。また、第2の位置とは、この支持を
待機する位置である。
【0030】第2の基板支持体は、第1の基板支持体に
対して上下方向に移動自在に支持され、第1の基板支持
体が第2の位置に位置決めされている場合、基板を上端
部に載せるようにして支持する機能を有する。移動阻止
部材は、第1の基板支持体が第1の位置から第2の位置
に移動させられるとき、第2の基板支持体の下方への移
動を阻止する機能を有する。
【0031】上記構成においては、第1の基板支持体の
上面に基板を載せる前は、第1の基板支持体は、昇降駆
動手段により第2の位置に位置決めされている。また、
第2の基板支持体は、移動阻止部材によって下方への移
動を阻止されている。これにより、第2の基板支持体
は、第1の基板支持体に対して相対的に上方に移動させ
られた状態に設定されている。
【0032】この状態で、第1の基板支持体の上面に基
板を載せる場合は、まず、基板が、例えば、基板搬送ハ
ンドにより第2の基板支持体の上端部に載せられる。次
に、第1の基板支持体が昇降駆動手段により第2の位置
から第1の位置まで移動させられる。これにより、第2
の基板支持体が第1の基板支持体に対し相対的に下方に
移動する。その結果、第2の基板支持体の上端部に載せ
られている基板が第1の基板支持体の上面に載せ換えら
れる。
【0033】第1の基板支持体の上面に載せ換えられた
基板をこの第2の基板支持体の上面から取り上げる場合
は、第1の基板支持体が昇降駆動手段により第1の位置
から第2の位置まで移動させられる。これに対し、第2
の基板支持体は、移動阻止部材により下方への移動を阻
止される。これにより、この場合は、第2の基板支持体
が第1の基板支持体に対し相対的に上方に移動する。そ
の結果、第1の基板支持体の上面に載せられている基板
が第2の基板支持体の上端部に載せ換えられる。このよ
うにして第2の基板支持体の上端部に載せ換えられた基
板は、例えば、基板搬送ハンドによりこの第2の基板支
持体の上端部から取り上げられる。
【0034】上記構成によれば、第2の基板支持体を第
1の基板支持体で支持するようにしたので、第2の基板
支持体を第1の基板支持体に形成された孔に通すような
構成を採用する場合であっても、高温処理による第1の
基板支持体等の寸法変化に対処するために、あえて、第
2の基板支持体の側面と孔の側面とのクリアランスを大
きくする必要がない。これにより、プロセスガスの回り
込み等により基板処理の均一性が悪影響を受けることを
防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る基板支持装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明に係る基板支持装置の第1
の実施の形態を備えた基板処理装置の一例の構成を示す
側断面図である。
【0037】図1に示す基板処理装置も、図7に示す基
板処理装置と同様に、複数の基板処理容器21を1つま
た複数の基板搬送容器22を介して連結し、基板搬送容
器22に設けられた基板搬送ロボットによって基板Wを
複数の基板処理容器21に順次通すことにより基板Wに
複数の同種または異種の処理を施すようになっている。
【0038】このような構成において、基板支持装置
は、基板処理容器21側に設けられている。この基板支
持装置は、板状のサセプタ23と、昇降駆装置24と、
複数の基板支持ピン25と、板状の移動阻止部材26と
を有する。
【0039】ここで、サセプタ23は、水平に配設さ
れ、基板Wを上面231に載せるようにして支持する機
能を有する。昇降駆動装置24は、サセプタ23を第1
の位置とこの第1の位置より低い第2の位置との間で昇
降駆動する機能を有する。ここで、第1の位置とは、基
板Wを支持する位置であり、第2の位置とは、この支持
を待機する位置である。
【0040】基板支持ピン25は、サセプタ23に対し
て上下方向に移動自在に支持され、サセプタ23が第2
の位置に位置決めされている場合、基板Wを上端部に載
せるようにして支持する機能を有する。
【0041】移動阻止部材26は、サセプタ23が第1
の位置から第2の位置に移動させられるとき、基板支持
ピン25の下方への移動を阻止する機能を有する。この
移動阻止部材26は、基板支持ピン25の下方におい
て、水平に配設されている。図には、基板処理容器21
の底板211の上面に配設する場合を示す。基板支持ピ
ン25は、サセプタ23が第1の位置から第2の位置に
移動させられるとき、下端部252が移動阻止部材26
の上面261に当接することにより下方への移動を阻止
されるようになっている。
【0042】図2は、基板支持ピン25の支持構成を拡
大して示す側断面図である。ここで、図2(a)は、サ
セプタ23が第1の位置に位置決めされている場合を示
し、同図(b)は、サセプタ23が第2の位置に位置決
めされている場合を示す。
【0043】図示のごとく、サセプタ23には、基板支
持ピン25を挿入するための複数のピン挿入孔27が形
成されている。基板支持ピン25は、このピン挿入孔2
7に挿入されている。基板支持ピン25の上端部の径
は、ピン挿入孔27の径より大きくなるように設定され
ている。これにより、基板支持ピン25は、サセプタ2
3に対して上下方向に移動自在に支持されことになる。
【0044】ピン挿入孔27の上端部には、基板支持ピ
ン25の上端部251を収容するための凹部28が形成
されている。基板支持ピン25の上端部251は、サセ
プタ23が第1の位置に位置決めされている場合、この
凹部28に完全に収容されるようになっている。
【0045】基板支持ピン25の側面は、上方に向かう
に従って拡大するようなテーパ状に形成されている。同
様に、凹部28の側面も上方に向かうに従って拡大する
ようなテーパ状に形成されている。これは、凹部28に
対する基板支持ピン25の上端部251の収容動作が円
滑に行われるようにするためである。
【0046】基板支持ピン25の下端部252は、サセ
プタ23が第1の位置に位置決めされている場合、移動
阻止部材26の上面261から離れるように設定されて
いる。これは、サセプタ23が第1の位置に位置決めさ
れている場合において、高温処理による熱膨張によって
基板支持ピン25の寸法が拡大しても、凹部28の深さ
を深くすることなく、基板支持ピン25の上端部251
が凹部28からはみ出すことを防止するためである。
【0047】すなわち、本発明では、サセプタ23が第
1の位置に位置決めされている場合、基板支持ピン25
の下端部252を移動阻止部材26の上面261に接触
させるようにしてもよい。しかしながら、このようにす
ると、高温処理によって基板支持ピン25の寸法が拡大
すると、基板支持ピン25の上端部251が凹部28か
らはみ出すことがある。
【0048】これを避けるためには、凹部28の深さを
深くする必要がある。しかしながら、凹部28の深さを
深くすると、ピン挿入孔27の長さが短くなり、基板支
持ピン25の姿勢が不安定になる等の問題が生じる。
【0049】そこで、本実施の形態では、サセプタ23
が第1の位置に位置決めされている場合、基板支持ピン
25の下端部252が移動阻止部材26の上面261か
ら離れるようにしたものである。
【0050】このような構成によれば、基板支持ピン2
5の下側で、その寸法変化の一部を吸収することができ
るので、基板支持ピン25の下端部252を移動阻止部
材26の上面261に接触させる場合より、凹部28の
深さを浅くすることができる。これにより、ピン挿入孔
27の短縮化により基板支持ピン25の姿勢が不安定に
なる等の問題を解消することができる。
【0051】基板搬送容器22の内部には、基板搬送ロ
ボットが設けられている。29は、この基板搬送ロボッ
トの基板搬送ハンドを示す。この基板搬送ハンド29
は、細長い板状に形成され、基板Wの下面を支持するよ
うになっている。
【0052】上記構成において、図3を参照しながら、
基板支持装置の動作を説明する。ここで、図3は、この
動作を説明するための側断面図である。
【0053】サセプタ23の上面に基板Wを載せる前
は、サセプタ23は、図3に示すように、昇降駆動装置
24により第2の位置に位置決めされている。また、基
板支持ピン25は、移動阻止部材26によって下方への
移動を阻止されている。これにより、この場合は、基板
支持ピン25は、上端部251がサセプタ23の上面2
31から浮いた状態に設定されている(図2(b)参
照)。
【0054】この状態で、サセプタ23の上面231に
基板Wを載せる場合は、まず、上面に基板Wが載せられ
た基板搬送ハンド29が基板搬送容器22の内部から基
板処理容器21の内部に水平に移動させられる。これに
より、基板Wが、基板搬送容器22の内部から搬出さ
れ、基板処理容器21の内部に搬入される。この場合、
基板Wは、図3に2点鎖線で示すように、基板支持ピン
25の上方に位置決めされる。
【0055】次に、基板搬送ハンド29が、図2に実線
で示すように、基板支持ピン25の上端部251を通過
するまで下方に移動させられる。これにより、基板搬送
ハンド29の上面に載せられていた基板Wが、図3に実
線で示すように、基板支持ピン25の上端部25に載せ
換えられる。次に、基板搬送ハンド29が基板処理容器
21の内部から基板搬送容器22の内部に水平に移動さ
せられる。これにより、基板搬送ハンド29は、サセプ
タ29の上方への移動の障害にならない位置に位置決め
される。
【0056】次に、サセプタ23が昇降駆動装置24に
より第2の位置から第1の位置まで移動させられる。こ
れにより、基板支持ピン25がサセプタ23に対して相
対的に下方に移動する。その結果、基板支持ピン25の
上端部251がサセプタ23に形成された凹部28に完
全に収容される。この場合、基板支持ピン25の上端部
251の側面とこれを収容する凹部28の側面とがいず
れも上方に向かって拡大するようなテーパ状に形成され
ているので、基板支持ピン25の上端部251は凹部2
8に円滑に収容される。
【0057】基板支持ピン25の上端部251が凹部2
8に完全に収容されることにより、基板支持ピン25の
上端部251に載せられていた基板Wが、図1に示すよ
うに、サセプタ23の上面に載せ換えられる(図2
(a)参照)。これにより、基板Wの処理が可能とな
る。
【0058】基板Wの処理が終了し、サセプタ23の上
面231から基板Wを取り上げる場合は、図3に実線で
示すように、サセプタ23が昇降駆動装置24により第
1の位置から第2の位置まで移動させられる。これによ
り、基板支持ピン25も一緒に下方に移動させられる。
【0059】この移動途中で、基板支持ピン25の下端
部252が移動阻止部材26の上面261に当接する。
これにより、基板支持ピン25の下方への移動が阻止さ
れる。その結果、基板支持ピン25がサセプタ24に対
し相対的に上方に移動する。これにより、サセプタ23
の上面231に載せられている基板Wが、図3に実線で
示すように、基板支持ピン25の上端部251に載せ換
えられる(図2(b)参照)。
【0060】基板Wが基板支持ピン25の上端部251
に載せ換えられると、まず、基板搬送ハンド29が基板
搬送容器22の内部から基板処理容器21の内部まで水
平に移動させられる。この場合、基板搬送ハンド29が
基板Wの下方に位置決めされる。
【0061】次に、基板搬送ハンド29が上方に移動さ
せられる。これにより、基板支持ピン25の上端部25
1に載せられている基板Wが基板搬送ハンド29の上面
に載せ換えられる。次に、基板搬送ハンド29が基板処
理容器21の内部から基板搬送容器22の内部まで水平
に移動させられる。これにより、基板Wが基板処理容器
21の内部から搬出され、基板搬送容器22の内部に搬
入される。以下、同様に、各基板Wごとに上述したよう
な動作が実行される。
【0062】以上詳述した本実施の形態によれば、次の
ような効果を得ることができる。
【0063】(1)まず、本実施の形態によれば、基板
支持ピン25をサセプタ23で支持するようにしたの
で、高温処理による熱膨張に対処するのに、基板支持ピ
ン25の側面とピン挿入孔27の側面とのクリアランス
を大きくする必要がない。これにより、プロセスガスの
回り込み等により基板処理の均一性が悪影響を受けるこ
とを防止することができる。
【0064】(2)また、本実施の形態によれば、基板
支持ピン25の上端部251の側面と凹部28の側面と
を上方に向かうに従って拡大するようなテーパ状に形成
したので、基板支持ピン25の上端部251を凹部28
に収納する場合、円滑に収納することができる。
【0065】(3)また、本実施の形態によれば、サセ
プタ23が第1の位置に位置決めされている場合、基板
支持ピン25の下端部251が移動阻止部材26の上面
から離れるようにしたので、これが当接するようにする
場合に比べ、凹部28の深さを浅くすることができる。
これにより、凹部28の深さを深くすることによって生
じる問題、例えば、ピン挿入孔27の長さが短くなるこ
とによる基板支持ピン25の姿勢の不安定化等を防止す
ることができる。
【0066】図4は、本発明に係る基板支持装置の第2
の実施の形態の要部の構成を示す側断面図である。ここ
で、図4(a)は、先の図2(a)と同様に、サセプタ
23が第1の位置に位置決めされている場合を示し、同
じく、同図(b)は、サセプタ23が第2の位置に位置
決めされている場合を示す。なお、図4において、先の
図2とほぼ同一機能を果たす部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0067】本実施の形態では、図4に示すように、基
板支持ピン25の下端部252に板状の姿勢安定部材3
1を水平に取り付けるようにしたものである。
【0068】このような構成によれば、基板支持ピン2
5の下端部252が移動阻止部材26の上面261に当
接したとき、基板支持ピン25を常に垂直に起立させる
ことができる。これにより、サセプタ23と基板支持ピ
ン25との間の摩擦を小さくすることができるので、サ
セプタ23の昇降駆動を円滑に行うことができる。
【0069】図5は、本発明に係る基板支持装置の第3
の実施の形態の要部の構成を示す側断面図である。な
お、図5において、先の図4とほぼ同一機能を果たす部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0070】本実施の形態では、図5に示すように、サ
セプタ23の下面232と姿勢安定部材31の上面31
1との間に、基板支持ピン25と同軸的にスプリング3
2を挿入し、基板支持ピン25を常に下方に付勢するよ
うにしたものである。
【0071】このような構成によれば、基板支持ピン2
5に振動等が加わってもこの基板支持ピン25が振動す
ることがないので、基板支持ピン25の振動によって基
板Wの下面が傷つけられるのを防止することができる。
【0072】図6は、本発明に係る基板支持装置の第4
の実施の形態の要部の構成を示す側断面図である。な
お、図6において、先の図4とほぼ同一機能を果たす部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0073】本実施の形態では、図6に示すように、サ
セプタ23の下面232に、基板支持ピン25を上下方
向に案内するためのガイド33をガイドホルダ34を介
して取り付けるようにしたものである。このガイド33
は、基板支持ピン25の自重による下方への移動を許容
するようになっている。このようなガイド33として
は、ボール形状のものや円筒形状のもの等、主々様々な
ものを用いることができる。
【0074】このような構成によれば、常に、ピン挿入
孔27の中心軸と基板支持ピン24の中心軸とを一致さ
せることができるので、基板支持ピン25の側面とピン
挿入孔27の側面とが接触しないようにすることができ
る。これにより、先の第2の実施の形態よりサセプタ2
3の昇降駆動をさらに円滑に行うことができる。
【0075】以上、本発明の4つの実施の形態を詳細に
説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではない。
【0076】例えば、先の実施の形態では、サセプタ2
3が第1の位置に位置決めされている場合、基板支持ピ
ン25の下端部252が移動阻止部材26の上面261
から離れるようにする場合を説明した。しかしながら、
本発明では、これを当接させるようにしてもよい。
【0077】このほかにも、本発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で主々様々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の基板
支持装置によれば、棒状の第2の基板支持体を板状の第
1の基板支持体に支持するようにしたので、第2の基板
支持体を第1の基板支持体に形成された孔に通すような
構成を用いる場合であっても、高温処理による熱膨張に
対処するために、あえて、第2の基板支持体の側面とこ
の基板支持体を挿入するための孔の側面とのクリアラン
スを大きくする必要がない。これにより、プロセスガス
の回り込み等によって基板処理の均一性が悪影響を受け
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板支持装置の第1の実施の形態
を備えた基板処理装置の一例の構成を示す側断面図であ
る。
【図2】本発明に係る基板支持装置の第1の実施の形態
の要部を拡大して示す側断面図である。
【図3】本発明に係る基板支持装置の第1の実施の形態
の動作を説明するための側断面図である。
【図4】本発明に係る基板支持装置の第2の実施の形態
の要部を拡大して示す側断面図である。
【図5】本発明に係る基板支持装置の第3の実施の形態
の要部を拡大して示す側断面図である。
【図6】本発明に係る基板支持装置の第4の実施の形態
の要部を拡大して示す側断面図である 。
【図7】従来の基板支持装置を備えた基板処理装置の一
例の構成を示す側断面図である。
【図8】従来の基板支持装置の動作を説明するための側
断面図である。
【符号の説明】
21…基板処理容器、22…基板搬送容器、23…サセ
プタ、24…昇降駆動装置、25…基板支持ピン、26
…移動阻止部材、27…ピン挿入孔、28…凹部、29
…基板搬送ハンド、31…姿勢安定部材、32…スプリ
ング、33…ガイド、34…ガイドホルダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配設され、基板を上面に載せるよ
    うにして支持する板状の第1の基板支持体と、 この第1の基板支持体を前記基板を支持する第1の位置
    とこの第1の位置より低く前記基板の支持を待機する第
    2の位置との間で昇降駆動する昇降駆動手段と、 前記第1の基板支持体に対して上下方向に移動自在に支
    持され、前記第1の基板支持体が前記第2の位置に位置
    決めされている場合、前記基板を上端部に載せるように
    して支持する複数の棒状の第2の基板支持体と、 前記第1の基板支持体が前記第1の位置から前記第2の
    位置に移動させられるとき、前記第2の基板支持体の下
    方への移動を阻止する移動阻止部材とを備えたことを特
    徴とする基板支持装置。
JP27128297A 1997-10-03 1997-10-03 基板支持装置 Pending JPH11111821A (ja)

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