JPH06143539A - 固形製剤印刷装置 - Google Patents
固形製剤印刷装置Info
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- JPH06143539A JPH06143539A JP4322505A JP32250592A JPH06143539A JP H06143539 A JPH06143539 A JP H06143539A JP 4322505 A JP4322505 A JP 4322505A JP 32250592 A JP32250592 A JP 32250592A JP H06143539 A JPH06143539 A JP H06143539A
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- B41F17/00—Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for
- B41F17/36—Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for for printing on tablets, pills, or like small articles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41F23/005—Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing of non-flat articles
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固形製剤に転写されたインクを回収前に十分
に乾燥されることができ、自動的に印刷の良否判定及び
印刷不良品の排出が可能な固形製剤印刷装置を得る。 【構成】 固形製剤200をコンベア120により水平方向に
搬送し、水平方向搬送中に印刷装置110により固形製剤2
00の表面にインクを転写し、撮像装置160及び判別装置1
61等により印刷の良否を自動的に判定し、もし印刷不良
がある場合はエアーガン131により印刷不良の固形製剤
を排除する。さらに、ヒーターや温風乾燥器等180によ
りインクの乾燥を促進させる。
に乾燥されることができ、自動的に印刷の良否判定及び
印刷不良品の排出が可能な固形製剤印刷装置を得る。 【構成】 固形製剤200をコンベア120により水平方向に
搬送し、水平方向搬送中に印刷装置110により固形製剤2
00の表面にインクを転写し、撮像装置160及び判別装置1
61等により印刷の良否を自動的に判定し、もし印刷不良
がある場合はエアーガン131により印刷不良の固形製剤
を排除する。さらに、ヒーターや温風乾燥器等180によ
りインクの乾燥を促進させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、錠剤やカプセル剤等の
固形製剤の表面に印刷を施す装置の改良に関するもので
ある。
固形製剤の表面に印刷を施す装置の改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】例えば特公昭53ー32759号公報あるいは特
開昭61ー10457号公報に記載された従来の固形製剤印刷装
置を図４を用いて説明する。図４において、従来の固形
製剤印刷装置は、ホツパー100から供給された固形製剤2
00をドラム101上に縦横方向に整列保持し、表面に被転
写パターン（文字、図形、記号等）の裏返しパターン状
にインクを付着した例えばラバー製の転写ローラー102
を前記ドラム101上の固形製剤に押しつけ、各固形製剤
の表面にそれぞれインクを転写し、被転写パターンを印
刷する。印刷された固形製剤200は受け部103に落下し、
回収される。
開昭61ー10457号公報に記載された従来の固形製剤印刷装
置を図４を用いて説明する。図４において、従来の固形
製剤印刷装置は、ホツパー100から供給された固形製剤2
00をドラム101上に縦横方向に整列保持し、表面に被転
写パターン（文字、図形、記号等）の裏返しパターン状
にインクを付着した例えばラバー製の転写ローラー102
を前記ドラム101上の固形製剤に押しつけ、各固形製剤
の表面にそれぞれインクを転写し、被転写パターンを印
刷する。印刷された固形製剤200は受け部103に落下し、
回収される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の固形製剤印
刷装置においては、ドラム101が約３／４回転する間に
固形製剤の整列配置、インクの転写及び印刷された固形
製剤の回収を行なっている。そのため、固形製剤200に
転写されたインクが十分に乾燥しないまま受け部103に
回収されるため、その後の取扱いによっては転写された
インクがにじみ、印刷不良となるおそれがあった。ま
た、一旦整列配置された固形製剤200が、インクの転写
後に受け部103に落下することにより規則性を失うた
め、両面印刷は不可能であった。さらに、印刷された固
形製剤200は受け部103にランダムに回収されるため、印
刷の良否を改めて別の工程を設けて判定しなければなら
なかった。しかも、印刷の良否判定は作業員の目視検査
に頼っていたため、作業効率が悪いという問題点を有し
ていた。
刷装置においては、ドラム101が約３／４回転する間に
固形製剤の整列配置、インクの転写及び印刷された固形
製剤の回収を行なっている。そのため、固形製剤200に
転写されたインクが十分に乾燥しないまま受け部103に
回収されるため、その後の取扱いによっては転写された
インクがにじみ、印刷不良となるおそれがあった。ま
た、一旦整列配置された固形製剤200が、インクの転写
後に受け部103に落下することにより規則性を失うた
め、両面印刷は不可能であった。さらに、印刷された固
形製剤200は受け部103にランダムに回収されるため、印
刷の良否を改めて別の工程を設けて判定しなければなら
なかった。しかも、印刷の良否判定は作業員の目視検査
に頼っていたため、作業効率が悪いという問題点を有し
ていた。
【０００４】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、固形製剤に転写されたイン
クを回収前に十分に乾燥させることができ、両面印刷へ
の応用が可能であり、自動的に印刷の良否判定及び印刷
不良品の排出が可能な固形製剤印刷装置を得ることを目
的としている。
ためになされたものであり、固形製剤に転写されたイン
クを回収前に十分に乾燥させることができ、両面印刷へ
の応用が可能であり、自動的に印刷の良否判定及び印刷
不良品の排出が可能な固形製剤印刷装置を得ることを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載した発明
に係る固形製剤印刷装置は、固形製剤を水平方向に整列
配置した状態で搬送する水平方向搬送手段と、前記水平
方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、整列配置するた
めの固形製剤供給手段と、前記水平方向搬送手段の一部
分の上方に設けられ、前記水平方向に整列配置された固
形製剤の表面に所定のパターンのインクを転写するイン
ク転写手段と、前記水平方向搬送手段の他の部分の上方
に設けられ、前記固形製剤に転写されたパターンの良否
を判別する良否判別手段と、前記良否判別手段によって
転写不良と判別された固形製剤を排出する不良品排出手
段と、を具備している。請求項２に記載した発明に係る
固形製剤印刷装置は、請求項１に記載したものにおいて
さらに、前記水平方向搬送手段は垂直面内で回転する部
分を有する環状に構成されたコンベアであり、前記水平
方向搬送手段の裏側を逆水平方向搬送手段として表面に
印刷された固形製剤を天地を逆向きにして水平方向に搬
送することを特徴とする。請求項３に記載した発明に係
る固形製剤印刷装置は、請求項２に記載したものにおい
てさらに、前記インク転写手段よりも後方の部分の水平
方向搬送手段又は前記逆水平方向搬送手段の近傍に設け
られ、前記印刷された固形製剤の印刷面に対向する乾燥
手段を有することを特徴とする。請求項４に記載した発
明に係る固形製剤印刷装置は、固形製剤を水平方向に整
列配置した状態で搬送する第１の水平方向搬送手段と、
前記第１の水平方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、
整列配置するための固形製剤供給手段と、前記第１の水
平方向搬送手段の一部分の上方に設けられ、前記水平方
向に整列配置された固形製剤の表面に所定の第１のパタ
ーンのインクを転写する第１のインク転写手段と、前記
第１の水平方向搬送手段の他の部分の上方に設けられ、
前記固形製剤に転写された第１のパターンの良否を判別
する第１の良否判別手段と、前記第１の良否判別手段に
よって転写不良と判別された固形製剤を排出する第１の
不良品排出手段と、前記不良品排出手段を通過した固形
製剤を水平方向に整列配置し、天地を逆転した状態で搬
送する第２の水平方向搬送手段と、前記第２の水平方向
搬送手段の一部分の上方に設けられ、前記水平方向に整
列配置され、天地を逆転された固形製剤の表面に所定の
第２のパターンのインクを転写する第２のインク転写手
段と、前記第２の水平方向搬送手段の他の部分の上方に
設けられ、前記固形製剤に転写された第２のパターンの
良否を判別する第２の良否判別手段と、前記第２の良否
判別手段によって転写不良と判別された固形製剤を排出
する第２の不良品排出手段と、を具備している。請求項
５に記載した固形製剤印刷装置は、請求項４に記載した
ものにおいてさらに、前記第１のインク転写手段と第２
のインク転写手段との間に設けられ、前記第１のインク
転写手段により印刷された固形製剤の印刷面に対向する
乾燥手段を有することを特徴とする。
に係る固形製剤印刷装置は、固形製剤を水平方向に整列
配置した状態で搬送する水平方向搬送手段と、前記水平
方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、整列配置するた
めの固形製剤供給手段と、前記水平方向搬送手段の一部
分の上方に設けられ、前記水平方向に整列配置された固
形製剤の表面に所定のパターンのインクを転写するイン
ク転写手段と、前記水平方向搬送手段の他の部分の上方
に設けられ、前記固形製剤に転写されたパターンの良否
を判別する良否判別手段と、前記良否判別手段によって
転写不良と判別された固形製剤を排出する不良品排出手
段と、を具備している。請求項２に記載した発明に係る
固形製剤印刷装置は、請求項１に記載したものにおいて
さらに、前記水平方向搬送手段は垂直面内で回転する部
分を有する環状に構成されたコンベアであり、前記水平
方向搬送手段の裏側を逆水平方向搬送手段として表面に
印刷された固形製剤を天地を逆向きにして水平方向に搬
送することを特徴とする。請求項３に記載した発明に係
る固形製剤印刷装置は、請求項２に記載したものにおい
てさらに、前記インク転写手段よりも後方の部分の水平
方向搬送手段又は前記逆水平方向搬送手段の近傍に設け
られ、前記印刷された固形製剤の印刷面に対向する乾燥
手段を有することを特徴とする。請求項４に記載した発
明に係る固形製剤印刷装置は、固形製剤を水平方向に整
列配置した状態で搬送する第１の水平方向搬送手段と、
前記第１の水平方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、
整列配置するための固形製剤供給手段と、前記第１の水
平方向搬送手段の一部分の上方に設けられ、前記水平方
向に整列配置された固形製剤の表面に所定の第１のパタ
ーンのインクを転写する第１のインク転写手段と、前記
第１の水平方向搬送手段の他の部分の上方に設けられ、
前記固形製剤に転写された第１のパターンの良否を判別
する第１の良否判別手段と、前記第１の良否判別手段に
よって転写不良と判別された固形製剤を排出する第１の
不良品排出手段と、前記不良品排出手段を通過した固形
製剤を水平方向に整列配置し、天地を逆転した状態で搬
送する第２の水平方向搬送手段と、前記第２の水平方向
搬送手段の一部分の上方に設けられ、前記水平方向に整
列配置され、天地を逆転された固形製剤の表面に所定の
第２のパターンのインクを転写する第２のインク転写手
段と、前記第２の水平方向搬送手段の他の部分の上方に
設けられ、前記固形製剤に転写された第２のパターンの
良否を判別する第２の良否判別手段と、前記第２の良否
判別手段によって転写不良と判別された固形製剤を排出
する第２の不良品排出手段と、を具備している。請求項
５に記載した固形製剤印刷装置は、請求項４に記載した
ものにおいてさらに、前記第１のインク転写手段と第２
のインク転写手段との間に設けられ、前記第１のインク
転写手段により印刷された固形製剤の印刷面に対向する
乾燥手段を有することを特徴とする。
【０００６】
【作用】請求項１に記載した発明に係る固形製剤印刷装
置は、固形製剤に転写されたインクを十分に乾燥させる
工程を有し、その工程を利用して印刷の良否を自動的に
判定し、もし印刷不良がある場合はその印刷不良の固形
製剤を自動的に排除しようとするものである。水平方向
搬送手段は、例えばチエインコンベアやベルトコンベア
等（以下、単にコンベアとする）であり、その面上に縦
横方向に整列配置された固形製剤を収納するポケツトを
有している。固形製剤はこのポケツトの内部に収納され
て水平方向に搬送される。固形製剤供給手段は、縦横方
向に整列配置された固形製剤を収納するポケツトを有す
る回転ドラム及びホツパー等で構成され、ホツパーから
ランダムに供給される固形製剤に振動や空気流等を加え
ることにより、固形製剤を回転ドラムのポケツトに整列
配置し、さらにコンベア等のポケツトに固形製剤を移し
かえる。インク転写手段は、インクを溜めておくための
インクパン、表面に被転写パターン状の窪みを有するデ
ザインローラー、デザインローラーの表面に付着した余
分なインクを除去するためのクリーナー及びデザインロ
ーラーの窪みに残ったインクを表面に付着させるための
転写ローラー等で構成され、コンベア等の一部分の上方
に設けられている。そして、転写ローラーの表面に付着
した被転写パターンの裏返しパターン状のインクを固形
製剤の表面に押しつけることにより、固形製剤の表面に
印刷を施す。良否判別手段は、撮像装置及びそれにより
撮影された画像と所定のパターン（良品としての限界を
示す被転写パターンからずれたパターン）とを比較する
マイクロコンピューター等からなる判別装置等で構成さ
れ、これらの装置は印刷された固形製剤が搬送されてい
る部分における前記コンベア等の上方に設けられてい
る。判別装置は、印刷不良の固形製剤を発見した場合、
当該印刷不良の固形製剤が後述する不良品排出手段に到
達するまでに要する所定時間経過後に排出信号を出力す
る。不良品排出手段は、例えばエアーガン等であり、前
記排出信号に基づいてエアーを所定圧力で噴射し、印刷
不良の固形製剤を不良品回収バケツト等に吹飛ばし、不
良品を量産工程から排出する。
置は、固形製剤に転写されたインクを十分に乾燥させる
工程を有し、その工程を利用して印刷の良否を自動的に
判定し、もし印刷不良がある場合はその印刷不良の固形
製剤を自動的に排除しようとするものである。水平方向
搬送手段は、例えばチエインコンベアやベルトコンベア
等（以下、単にコンベアとする）であり、その面上に縦
横方向に整列配置された固形製剤を収納するポケツトを
有している。固形製剤はこのポケツトの内部に収納され
て水平方向に搬送される。固形製剤供給手段は、縦横方
向に整列配置された固形製剤を収納するポケツトを有す
る回転ドラム及びホツパー等で構成され、ホツパーから
ランダムに供給される固形製剤に振動や空気流等を加え
ることにより、固形製剤を回転ドラムのポケツトに整列
配置し、さらにコンベア等のポケツトに固形製剤を移し
かえる。インク転写手段は、インクを溜めておくための
インクパン、表面に被転写パターン状の窪みを有するデ
ザインローラー、デザインローラーの表面に付着した余
分なインクを除去するためのクリーナー及びデザインロ
ーラーの窪みに残ったインクを表面に付着させるための
転写ローラー等で構成され、コンベア等の一部分の上方
に設けられている。そして、転写ローラーの表面に付着
した被転写パターンの裏返しパターン状のインクを固形
製剤の表面に押しつけることにより、固形製剤の表面に
印刷を施す。良否判別手段は、撮像装置及びそれにより
撮影された画像と所定のパターン（良品としての限界を
示す被転写パターンからずれたパターン）とを比較する
マイクロコンピューター等からなる判別装置等で構成さ
れ、これらの装置は印刷された固形製剤が搬送されてい
る部分における前記コンベア等の上方に設けられてい
る。判別装置は、印刷不良の固形製剤を発見した場合、
当該印刷不良の固形製剤が後述する不良品排出手段に到
達するまでに要する所定時間経過後に排出信号を出力す
る。不良品排出手段は、例えばエアーガン等であり、前
記排出信号に基づいてエアーを所定圧力で噴射し、印刷
不良の固形製剤を不良品回収バケツト等に吹飛ばし、不
良品を量産工程から排出する。
【０００７】請求項２に記載した発明に係る固形製剤印
刷装置においては、逆水平方向搬送手段を水平方向搬送
手段の裏側に配置したものであり、装置の小型化を図っ
たものである。例えば、環状に駆動される１つのコンベ
アの表側を水平方向搬送手段とし、裏側を逆水平方向搬
送手段としたものである。固形製剤が逆水平方向搬送手
段により搬送されている場合、例えばポケツトの内側に
小さい穴を設け、この穴から空気を吸引することにより
固形製剤をポケツト内に保持し、重力による落下を防止
する。
刷装置においては、逆水平方向搬送手段を水平方向搬送
手段の裏側に配置したものであり、装置の小型化を図っ
たものである。例えば、環状に駆動される１つのコンベ
アの表側を水平方向搬送手段とし、裏側を逆水平方向搬
送手段としたものである。固形製剤が逆水平方向搬送手
段により搬送されている場合、例えばポケツトの内側に
小さい穴を設け、この穴から空気を吸引することにより
固形製剤をポケツト内に保持し、重力による落下を防止
する。
【０００８】請求項３に記載した発明に係る固形製剤印
刷装置においては、さらに乾燥手段例えばヒーターや温
風乾燥器等を設け、固形製剤の表面に転写されたインク
の乾燥を促進させるものである。
刷装置においては、さらに乾燥手段例えばヒーターや温
風乾燥器等を設け、固形製剤の表面に転写されたインク
の乾燥を促進させるものである。
【０００９】請求項４に記載した固形製剤印刷装置にお
いては、請求項１に記載した発明におけるインク転写手
段、良否判別手段及び不良品排出手段（それぞれ請求項
１におけるものと同じ）を２組用意し、それぞれ第１の
水平方向搬送手段及び第２の水平方向搬送手段の上方に
設け、第１の水平方向搬送手段における場合と第２の水
平方向搬送手段における場合とで固形製剤の表裏を反転
させることにより、両面印刷を行なう。
いては、請求項１に記載した発明におけるインク転写手
段、良否判別手段及び不良品排出手段（それぞれ請求項
１におけるものと同じ）を２組用意し、それぞれ第１の
水平方向搬送手段及び第２の水平方向搬送手段の上方に
設け、第１の水平方向搬送手段における場合と第２の水
平方向搬送手段における場合とで固形製剤の表裏を反転
させることにより、両面印刷を行なう。
【００１０】請求項５に記載した発明に係る固形製剤印
刷装置においては、第１のインク転写手段と第２のイン
ク転写手段との間に乾燥手段例えばヒーターや温風乾燥
器等を設け、固形製剤の表面に転写されたインクの乾燥
を促進させるものである。特に、両面印刷をする場合に
は、一方の面（例えば表面とする）を印刷した後、他方
の面（例えば裏面とする）を印刷する工程に移動する間
に、インクが乾燥している方が有利である。
刷装置においては、第１のインク転写手段と第２のイン
ク転写手段との間に乾燥手段例えばヒーターや温風乾燥
器等を設け、固形製剤の表面に転写されたインクの乾燥
を促進させるものである。特に、両面印刷をする場合に
は、一方の面（例えば表面とする）を印刷した後、他方
の面（例えば裏面とする）を印刷する工程に移動する間
に、インクが乾燥している方が有利である。
【００１１】
第１の実施例 この発明に係る固形製剤印刷装置の好適な第１の実施例
を、図１を用いて説明する。図１は、第１の実施例の構
成を示す部分破断側面図である。なお、従来例と同一の
番号を付した部材は同一の機能を有するものとする。図
１において、第１及び第２のドラム150及び151はそれぞ
れその外周上に縦横方向に規則的に配置されたポケツト
150a及び151aを有し、各ポケツト150a及び151aにはそれ
ぞれ微小穴が設けられている。この微小穴は、各固形製
剤200を収納したポケツト150a及び151aが一定の領域す
なわち重力の作用により固形製剤200が自然落下しては
ならない領域にさしかかった場合に、当該穴を介して空
気を吸引する（実質的真空状態を作り出す）ことにより
固形製剤200を重力の作用に逆らって保持するためのも
のである。ホツパー100に貯蔵されている固形製剤200
は、例えば特公昭53ー32759号公報に記載されたような空
気流あるいは振動等を印加することにより、第１のドラ
ム150の各ポケツト150a中の所定位置に収納される。固
形製剤200を収納した第１のドラム150のポケツト150aが
最下部すなわち第２のドラム151に対向する位置に到達
したとき、前記空気の吸引を解除し、固形製剤200は重
力の作用により対向する第２のドラム151のポケツト151
aに落下する。同様に、固形製剤200を収納した第２のド
ラム151のポケツト151aが最下部位置に到達したときに
も、前記空気の吸引を解除する。なお、第１のドラム15
0と第２のドラム151は各ポケツト150aと151aとが同期す
るように回転駆動される。
を、図１を用いて説明する。図１は、第１の実施例の構
成を示す部分破断側面図である。なお、従来例と同一の
番号を付した部材は同一の機能を有するものとする。図
１において、第１及び第２のドラム150及び151はそれぞ
れその外周上に縦横方向に規則的に配置されたポケツト
150a及び151aを有し、各ポケツト150a及び151aにはそれ
ぞれ微小穴が設けられている。この微小穴は、各固形製
剤200を収納したポケツト150a及び151aが一定の領域す
なわち重力の作用により固形製剤200が自然落下しては
ならない領域にさしかかった場合に、当該穴を介して空
気を吸引する（実質的真空状態を作り出す）ことにより
固形製剤200を重力の作用に逆らって保持するためのも
のである。ホツパー100に貯蔵されている固形製剤200
は、例えば特公昭53ー32759号公報に記載されたような空
気流あるいは振動等を印加することにより、第１のドラ
ム150の各ポケツト150a中の所定位置に収納される。固
形製剤200を収納した第１のドラム150のポケツト150aが
最下部すなわち第２のドラム151に対向する位置に到達
したとき、前記空気の吸引を解除し、固形製剤200は重
力の作用により対向する第２のドラム151のポケツト151
aに落下する。同様に、固形製剤200を収納した第２のド
ラム151のポケツト151aが最下部位置に到達したときに
も、前記空気の吸引を解除する。なお、第１のドラム15
0と第２のドラム151は各ポケツト150aと151aとが同期す
るように回転駆動される。
【００１２】第２のドラム151の下方にはチエインコン
ベアやベルトコンベア等のコンベア120が設けられてい
る。コンベア120は、第２のドラム151の各ポケツト151a
と対向する縦横方向に整列配置されたポケツト120aを有
し、各ポケツト151aと120aとが同期するように、図１中
例えば左から右へ移動するように駆動される。各ポケツ
ト120aにはそれぞれ空気吸引のための微小穴（微小につ
き図示せず）が設けられている。また、コンベア120の
水平方向搬送部120bの左端にて前記第２のドラム151と
が対向し、第２のドラム151の各ポケツト151aから落下
した固形製剤200はそれらと対向するコンベア120のポケ
ツト120aにそれぞれ収納される。
ベアやベルトコンベア等のコンベア120が設けられてい
る。コンベア120は、第２のドラム151の各ポケツト151a
と対向する縦横方向に整列配置されたポケツト120aを有
し、各ポケツト151aと120aとが同期するように、図１中
例えば左から右へ移動するように駆動される。各ポケツ
ト120aにはそれぞれ空気吸引のための微小穴（微小につ
き図示せず）が設けられている。また、コンベア120の
水平方向搬送部120bの左端にて前記第２のドラム151と
が対向し、第２のドラム151の各ポケツト151aから落下
した固形製剤200はそれらと対向するコンベア120のポケ
ツト120aにそれぞれ収納される。
【００１３】水平方向搬送部120bの中央部近傍の上部に
は印刷装置110が設けられている。印刷装置110は、イン
クを溜めておくためのインクパン104、表面に被転写パ
ターン（文字、図形、記号等）状の窪みを有するデザイ
ンローラー105、デザインローラーの表面に付着した余
分なインクを除去するためのクリーナー106、デザイン
ローラーの窪みに残ったインクを表面に付着させるため
の転写ローラー102、さらには転写ローラー102の表面を
清掃する別のクリーナー107等で構成されている。そし
て、転写ローラー102の表面に付着した被転写パターン
の裏返しパターン状のインクを固形製剤200の表面に押
しつけることにより、固形製剤200の表面に印刷を施
す。ポケツト120aを挟んで転写ローラー102とは反対側
すなわちコンベア120の内側には空気吸引部121が設けら
れ、空気吸引部121は例えばエアーコンプレッサ133に接
続され、常時空気が吸引されている。固形製剤200を収
納したポケツト120aが空気吸引部121にさしかかると、
各ポケツト120aに設けられた微小穴（微小につき図示せ
ず）から空気が吸引され、固形製剤200がポケツト120a
に保持される。その結果、転写ローラー102が固形製剤2
00の上を転動しても固形製剤200は動かず、良好にイン
クの転写（すなわち印刷）が行なわれる。
は印刷装置110が設けられている。印刷装置110は、イン
クを溜めておくためのインクパン104、表面に被転写パ
ターン（文字、図形、記号等）状の窪みを有するデザイ
ンローラー105、デザインローラーの表面に付着した余
分なインクを除去するためのクリーナー106、デザイン
ローラーの窪みに残ったインクを表面に付着させるため
の転写ローラー102、さらには転写ローラー102の表面を
清掃する別のクリーナー107等で構成されている。そし
て、転写ローラー102の表面に付着した被転写パターン
の裏返しパターン状のインクを固形製剤200の表面に押
しつけることにより、固形製剤200の表面に印刷を施
す。ポケツト120aを挟んで転写ローラー102とは反対側
すなわちコンベア120の内側には空気吸引部121が設けら
れ、空気吸引部121は例えばエアーコンプレッサ133に接
続され、常時空気が吸引されている。固形製剤200を収
納したポケツト120aが空気吸引部121にさしかかると、
各ポケツト120aに設けられた微小穴（微小につき図示せ
ず）から空気が吸引され、固形製剤200がポケツト120a
に保持される。その結果、転写ローラー102が固形製剤2
00の上を転動しても固形製剤200は動かず、良好にイン
クの転写（すなわち印刷）が行なわれる。
【００１４】さらに、図中コンベア120の上方でかつ前
記印刷装置110よりも右側によった位置には、照明162及
び撮像装置160が設けられ、また撮像装置160は判別装置
161に接続されている。判別装置161はマイクロコンピュ
ーター等からなり、撮像装置160により撮影された画像
と所定のパターン（良品としての限界を示す被転写パタ
ーンからずれたパターン）とを比較する。判別装置161
は、印刷不良の固形製剤200を発見した場合、当該印刷
不良の固形製剤200が後述する不良品排出部130に到達す
るまでに要する所定時間経過後に排出信号を出力する。
さらに、照明162の後方には固形製剤200の表面に転写さ
れたインクの乾燥を促進するためのヒーター又は温風乾
燥器等180が設けられている。不良品排出部130は、例え
ばエアーガン131、エアーコンプレッサ132及び不良品回
収バケツト134等で構成され、コンベア120のプーリー部
120cに設けられている。プーリー部120cにも空気吸引部
122が設けられ、固形製剤200を収納したポケツト120aが
この部分を通過する際重力の作用による固形製剤200の
落下を防止する。印刷不良の固形製剤200を収納したポ
ケツト120aが不良品排出部130を通過する際、エアーガ
ン131及びエアーコンプレッサ132は判別装置161からの
排出信号に基づいてエアーを所定圧力で噴射し、印刷不
良の固形製剤200を不良品回収バケツト134に吹飛ばし、
不良品を量産工程から排出する。
記印刷装置110よりも右側によった位置には、照明162及
び撮像装置160が設けられ、また撮像装置160は判別装置
161に接続されている。判別装置161はマイクロコンピュ
ーター等からなり、撮像装置160により撮影された画像
と所定のパターン（良品としての限界を示す被転写パタ
ーンからずれたパターン）とを比較する。判別装置161
は、印刷不良の固形製剤200を発見した場合、当該印刷
不良の固形製剤200が後述する不良品排出部130に到達す
るまでに要する所定時間経過後に排出信号を出力する。
さらに、照明162の後方には固形製剤200の表面に転写さ
れたインクの乾燥を促進するためのヒーター又は温風乾
燥器等180が設けられている。不良品排出部130は、例え
ばエアーガン131、エアーコンプレッサ132及び不良品回
収バケツト134等で構成され、コンベア120のプーリー部
120cに設けられている。プーリー部120cにも空気吸引部
122が設けられ、固形製剤200を収納したポケツト120aが
この部分を通過する際重力の作用による固形製剤200の
落下を防止する。印刷不良の固形製剤200を収納したポ
ケツト120aが不良品排出部130を通過する際、エアーガ
ン131及びエアーコンプレッサ132は判別装置161からの
排出信号に基づいてエアーを所定圧力で噴射し、印刷不
良の固形製剤200を不良品回収バケツト134に吹飛ばし、
不良品を量産工程から排出する。
【００１５】コンベア120のプーリー部120cの最下部の
下方には第２のドラム151と実質的に同じ第３のドラム1
52が設けられている。さらに、第３のドラム152の最下
部の下方には前記コンベア120と実質的に同じ別のコン
ベア140が設けられている。印刷された固形製剤200がコ
ンベア120及び140上を搬送される際にインクは十分に乾
燥され、受け部141に回収される。
下方には第２のドラム151と実質的に同じ第３のドラム1
52が設けられている。さらに、第３のドラム152の最下
部の下方には前記コンベア120と実質的に同じ別のコン
ベア140が設けられている。印刷された固形製剤200がコ
ンベア120及び140上を搬送される際にインクは十分に乾
燥され、受け部141に回収される。
【００１６】第２の実施例 次に、この発明に係る固形製剤印刷装置の好適な第２の
実施例を、図２を用いて説明する。図２は第２の実施例
の構成を示す側面図である。なお、上記図１に示す第１
の実施例と同じ番号を付した構成要素は実質的に同一で
あるためその説明を省略する。図２において、コンベア
120Aの水平方向搬送部120bの裏面（折返し面）120dを逆
水平方向搬送部としている。固形製剤200を収納したポ
ケツト120a（自明につき図示せず）が逆水平方向搬送部
120dを通過する際に固形製剤200が重力によって落下す
ることを防止するため、空気吸引部122を逆水平方向搬
送部120dの全域をカバーするように拡大している。ま
た、受け部141は逆水平方向搬送部120dの終端部に設け
ている。その結果、第１の実施例と比較して、第３のド
ラム152及びもう１つのコンベア140が不要となり、装置
全体の横幅が小さくなる。さらに、固形製剤200に転写
されたインクの乾燥を促進するために、逆水平方向搬送
部120dの下方にヒーターや温風乾燥器等180が設けられ
ている。この乾燥器180の作用により、固形製剤200の表
面に転写されたインクは受け部141に回収された時点で
はほぼ完全に乾燥しており、その後の工程において固形
製剤200の印刷面が他の固形製剤やベルトコンベアの搬
送面等に接触してもインクがにじむというおそれはな
い。
実施例を、図２を用いて説明する。図２は第２の実施例
の構成を示す側面図である。なお、上記図１に示す第１
の実施例と同じ番号を付した構成要素は実質的に同一で
あるためその説明を省略する。図２において、コンベア
120Aの水平方向搬送部120bの裏面（折返し面）120dを逆
水平方向搬送部としている。固形製剤200を収納したポ
ケツト120a（自明につき図示せず）が逆水平方向搬送部
120dを通過する際に固形製剤200が重力によって落下す
ることを防止するため、空気吸引部122を逆水平方向搬
送部120dの全域をカバーするように拡大している。ま
た、受け部141は逆水平方向搬送部120dの終端部に設け
ている。その結果、第１の実施例と比較して、第３のド
ラム152及びもう１つのコンベア140が不要となり、装置
全体の横幅が小さくなる。さらに、固形製剤200に転写
されたインクの乾燥を促進するために、逆水平方向搬送
部120dの下方にヒーターや温風乾燥器等180が設けられ
ている。この乾燥器180の作用により、固形製剤200の表
面に転写されたインクは受け部141に回収された時点で
はほぼ完全に乾燥しており、その後の工程において固形
製剤200の印刷面が他の固形製剤やベルトコンベアの搬
送面等に接触してもインクがにじむというおそれはな
い。
【００１７】第３の実施例 さらに、この発明に係る固形製剤印刷装置を両面印刷に
応用した好適な第３の実施例を、図３を用いて説明す
る。図３は第３の実施例の構成を示す側面図である。な
お、上記図１に示す第１の実施例及び図２に示す第２の
実施例と同じ番号を付した構成要素は実質的に同一であ
るためその説明を省略する。図３において、（第１の）
コンベア120Aは図２に示した第２の実施例におけるコン
ベア120Aと同じものである。第１のコンベア120Aの第２
の水平方向搬送部120d（裏面）の終端部の下方には、そ
の始端部が対向するようにもう１つの（第２の）コンベ
ア170が設けられている。第２のコンベア170は図１に示
した第１の実施例におけるコンベア120と同じものであ
り、その駆動方向が逆転している。第１のコンベア120
により印刷面を外側にして搬送されてきた固形製剤200
は第２のコンベア170に移し換えられる際に天地が逆転
される。すなわち、第２のコンベア170では先に印刷さ
れた面が裏側となり、いまだ印刷されていない面が表側
となって搬送される。第２のコンベア170における（第
２の）水平方向搬送部170aの中央部近傍の上部には（第
２の）印刷装置110’が設けられている。さらに、図中
第２のコンベア170の上方でかつ前記第２の印刷装置11
0’よりも左側によった位置には、第２の照明162’、撮
像装置160’及び第２の撮像装置161’が設けられてい
る。また、第２のコンベア170のプーリー部170cには図
示しないが図１に示す第１の実施例における不良品排出
部130と同様の第２の不良品排出部130'が設けられてい
る。
応用した好適な第３の実施例を、図３を用いて説明す
る。図３は第３の実施例の構成を示す側面図である。な
お、上記図１に示す第１の実施例及び図２に示す第２の
実施例と同じ番号を付した構成要素は実質的に同一であ
るためその説明を省略する。図３において、（第１の）
コンベア120Aは図２に示した第２の実施例におけるコン
ベア120Aと同じものである。第１のコンベア120Aの第２
の水平方向搬送部120d（裏面）の終端部の下方には、そ
の始端部が対向するようにもう１つの（第２の）コンベ
ア170が設けられている。第２のコンベア170は図１に示
した第１の実施例におけるコンベア120と同じものであ
り、その駆動方向が逆転している。第１のコンベア120
により印刷面を外側にして搬送されてきた固形製剤200
は第２のコンベア170に移し換えられる際に天地が逆転
される。すなわち、第２のコンベア170では先に印刷さ
れた面が裏側となり、いまだ印刷されていない面が表側
となって搬送される。第２のコンベア170における（第
２の）水平方向搬送部170aの中央部近傍の上部には（第
２の）印刷装置110’が設けられている。さらに、図中
第２のコンベア170の上方でかつ前記第２の印刷装置11
0’よりも左側によった位置には、第２の照明162’、撮
像装置160’及び第２の撮像装置161’が設けられてい
る。また、第２のコンベア170のプーリー部170cには図
示しないが図１に示す第１の実施例における不良品排出
部130と同様の第２の不良品排出部130'が設けられてい
る。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載した発明
に係る固形製剤印刷装置によれば、インク転写手段によ
り印刷された固形製剤を水平方向搬送手段により搬送す
るため、その工程を利用して印刷の良否を自動的に判定
し、もし印刷不良がある場合はその印刷不良の固形製剤
を排除することができる。請求項２に記載した発明に係
る固形製剤印刷装置によれば、逆水平方向搬送手段を第
１の水平方向搬送手段の裏側に配置したものであり、装
置の小型化を図るとともに、印刷された固形製剤を搬送
する距離が十分に長くなるため、搬送中にインクを乾燥
することができる。請求項３に記載した発明に係る固形
製剤印刷装置によれば、乾燥手段例えばヒーターや温風
乾燥器等によりさらに固形製剤の表面に転写されたイン
クの乾燥を促進させることができる。請求項４に記載し
た固形製剤印刷装置によれば、請求項１に記載した発明
におけるインク転写手段、良否判別手段及び不良品排出
手段（それぞれ請求項１におけるものと同じ）を２組用
意し、それぞれ第１の水平方向搬送手段及び逆水平方向
搬送手段の上方に設け、第１の水平方向搬送手段におけ
る場合と第２の水平方向搬送手段における場合とで固形
製剤の表裏を反転させるので、両面印刷が可能になる。
請求項５に記載した発明に係る固形製剤印刷装置によれ
ば、第１のインク転写手段と第２のインク転写手段との
間に乾燥手段例えばヒーターや温風乾燥器等を設けたの
で、固形製剤の一方の面に印刷した後、他方の面に印刷
する工程に移動する間に、インクを乾燥させることがで
きる。
に係る固形製剤印刷装置によれば、インク転写手段によ
り印刷された固形製剤を水平方向搬送手段により搬送す
るため、その工程を利用して印刷の良否を自動的に判定
し、もし印刷不良がある場合はその印刷不良の固形製剤
を排除することができる。請求項２に記載した発明に係
る固形製剤印刷装置によれば、逆水平方向搬送手段を第
１の水平方向搬送手段の裏側に配置したものであり、装
置の小型化を図るとともに、印刷された固形製剤を搬送
する距離が十分に長くなるため、搬送中にインクを乾燥
することができる。請求項３に記載した発明に係る固形
製剤印刷装置によれば、乾燥手段例えばヒーターや温風
乾燥器等によりさらに固形製剤の表面に転写されたイン
クの乾燥を促進させることができる。請求項４に記載し
た固形製剤印刷装置によれば、請求項１に記載した発明
におけるインク転写手段、良否判別手段及び不良品排出
手段（それぞれ請求項１におけるものと同じ）を２組用
意し、それぞれ第１の水平方向搬送手段及び逆水平方向
搬送手段の上方に設け、第１の水平方向搬送手段におけ
る場合と第２の水平方向搬送手段における場合とで固形
製剤の表裏を反転させるので、両面印刷が可能になる。
請求項５に記載した発明に係る固形製剤印刷装置によれ
ば、第１のインク転写手段と第２のインク転写手段との
間に乾燥手段例えばヒーターや温風乾燥器等を設けたの
で、固形製剤の一方の面に印刷した後、他方の面に印刷
する工程に移動する間に、インクを乾燥させることがで
きる。
【図１】この発明に係る固形製剤印刷装置の第１の実施
例の構成を示す部分破断側面図。
例の構成を示す部分破断側面図。
【図２】この発明に係る固形製剤印刷装置の第２の実施
例の構成を示す部分破断側面図。
例の構成を示す部分破断側面図。
【図３】この発明に係る固形製剤印刷装置の第３の実施
例の構成を示す側面図。
例の構成を示す側面図。
【図４】従来の固形製剤印刷装置の構成を示す側部断面
図。
図。
100 ホツパー 110,110' 印刷装置 120,120A コンベア 120b 水平方向搬送部 120d 逆水平方向搬送部 130,130' 不良品排出部 160,160' 撮像装置 161,161' 判別装置 170 コンベア 180 乾燥器 200 固形製剤
Claims (5)
- 【請求項１】 固形製剤を水平方向に整列配置した状態
で搬送する水平方向搬送手段と、 前記水平方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、整列配
置するための固形製剤供給手段と、 前記水平方向搬送手段の一部分の上方に設けられ、前記
水平方向に整列配置された固形製剤の表面に所定のパタ
ーンのインクを転写するインク転写手段と、 前記水平方向搬送手段の他の部分の上方に設けられ、前
記固形製剤に転写されたパターンの良否を判別する良否
判別手段と、 前記良否判別手段によって転写不良と判別された固形製
剤を排出する不良品排出手段と、 を具備する固形製剤印刷装置。 - 【請求項２】 前記水平方向搬送手段は垂直面内で回転
する部分を有する環状に構成されたコンベアであり、前
記水平方向搬送手段の裏側を逆水平方向搬送手段として
表面に印刷された固形製剤を水平方向に搬送することを
特徴とする請求項１記載の固形製剤印刷装置。 - 【請求項３】 前記インク転写手段よりも後方の部分の
水平方向搬送手段又は前記逆水平方向搬送手段の近傍に
設けられ、前記印刷された固形製剤の印刷面に対向する
乾燥手段を有することを特徴とする請求項２記載の固形
製剤印刷装置。 - 【請求項４】 固形製剤を水平方向に整列配置した状態
で搬送する第１の水平方向搬送手段と、 前記第１の水平方向搬送手段に前記固形製剤を供給し、
整列配置するための固形製剤供給手段と、 前記第１の水平方向搬送手段の一部分の上方に設けら
れ、前記水平方向に整列配置された固形製剤の表面に所
定の第１のパターンのインクを転写する第１のインク転
写手段と、 前記第１の水平方向搬送手段の他の部分の上方に設けら
れ、前記固形製剤に転写された第１のパターンの良否を
判別する第１の良否判別手段と、 前記第１の良否判別手段によって転写不良と判別された
固形製剤を排出する第１の不良品排出手段と、 前記不良品排出手段を通過した固形製剤を水平方向に整
列配置し、天地を逆転した状態で搬送する第２の水平方
向搬送手段と、 前記第２の水平方向搬送手段の一部分の上方に設けら
れ、前記水平方向に整列配置され、天地を逆転された固
形製剤の表面に所定の第２のパターンのインクを転写す
る第２のインク転写手段と、 前記第２の水平方向搬送手段の他の部分の上方に設けら
れ、前記固形製剤に転写された第２のパターンの良否を
判別する第２の良否判別手段と、 前記第２の良否判別手段によって転写不良と判別された
固形製剤を排出する第２の不良品排出手段と、 を具備する固形製剤印刷装置。 - 【請求項５】前記第１のインク転写手段と第２のインク
転写手段との間に設けられ、前記第１のインク転写手段
により印刷された固形製剤の印刷面に対向する乾燥手段
を有することを特徴とする請求項４記載の固形製剤印刷
装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04322505A JP3123626B2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 固形製剤印刷装置 |
| DE69324882T DE69324882T2 (de) | 1992-11-06 | 1993-10-20 | Drucker für feste Gegenstände |
| ES93116986T ES2132159T3 (es) | 1992-11-06 | 1993-10-20 | Impresora para articulos solidos. |
| EP93116986A EP0596328B1 (en) | 1992-11-06 | 1993-10-20 | Printer for solid articles |
| US08/147,563 US5423252A (en) | 1992-11-06 | 1993-11-05 | Printer for solid articles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04322505A JP3123626B2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 固形製剤印刷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143539A true JPH06143539A (ja) | 1994-05-24 |
| JP3123626B2 JP3123626B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=18144405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04322505A Expired - Lifetime JP3123626B2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 固形製剤印刷装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5423252A (ja) |
| EP (1) | EP0596328B1 (ja) |
| JP (1) | JP3123626B2 (ja) |
| DE (1) | DE69324882T2 (ja) |
| ES (1) | ES2132159T3 (ja) |
Cited By (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09110142A (ja) * | 1995-10-13 | 1997-04-28 | Nippon Eranko Kk | 固形製剤の搬送装置及び固形製剤の両面印刷装置 |
| JPH09118414A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-06 | Nippon Eranko Kk | 搬送装置及び該搬送装置を備えた固形製剤印刷装置 |
| JPH09187915A (ja) * | 1996-01-10 | 1997-07-22 | Nippon Eranko Kk | 錠剤印刷装置 |
| JPH09288061A (ja) * | 1996-04-19 | 1997-11-04 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 小物物品の外観検査方法及び装置 |
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| JP2005241488A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sankyo:Kk | 直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置並びにこれを適用した錠剤検査用撮像システム |
| JP2009538806A (ja) * | 2006-05-31 | 2009-11-12 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 計量した粒子材料を空洞に充填するためのアプリケータホイール |
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| JP2014534903A (ja) * | 2011-09-16 | 2014-12-25 | トライスター テクノロジーズＴｒｉｓｔａｒ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ | レーザカプセルマーキングシステムおよび方法 |
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| WO2015182368A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 株式会社Ｓｃｒｅｅｎホールディングス | 錠剤印刷装置および錠剤印刷方法 |
| JPWO2014013974A1 (ja) * | 2012-07-19 | 2016-06-30 | 大塚製薬株式会社 | 印刷機及び錠剤 |
| JP2016141515A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 吸引搬送装置及び印刷装置 |
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