JPH11241999A - 偏平錠剤の側面検査装置及び該側面検査装置を具備した外観検査装置 - Google Patents

偏平錠剤の側面検査装置及び該側面検査装置を具備した外観検査装置

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JPH11241999A
JPH11241999A JP5894798A JP5894798A JPH11241999A JP H11241999 A JPH11241999 A JP H11241999A JP 5894798 A JP5894798 A JP 5894798A JP 5894798 A JP5894798 A JP 5894798A JP H11241999 A JPH11241999 A JP H11241999A
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Taizo Yamamoto
泰三 山本
Motohiro Yagyu
元啓 柳生
Yuichi Ishimoto
友一 石本
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9508Capsules; Tablets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平錠剤の側面全面に亘ってぶれ等のない鮮
明な側面画像を得ることができ、この側面画像から外観
不良の有無を判定することにより、高い検査精度を達成
することができる偏平錠剤の側面検査装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 側面検査ドラム61の保持ポケット61
1に収容保持されて搬送される錠剤tを搬送中に錠剤回
転手段66aにより回転させると共に、その回転前後の
錠剤tをカメラ63,64,65で撮影して、複数回に
分けて錠剤tの側面全面の画像の取り込みを行うことに
より、側面検査ドラム61の保持ポケット611内に回
転することなく安定的に収容保持されて搬送されている
状態の錠剤tについて側面画像の取り込みを行い、これ
によって、ぶれのない鮮明な画像を確実に得ることを特
徴とする側面検査装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏平錠剤を径方向
を上下にした直立状態で搬送し、その搬送途中で撮像装
置によって該錠剤の側面を撮影することにより該錠剤の
側面画像を得、得られた画像から外観不良の有無を判定
する側面検査装置、及び、該側面検査装置と錠剤の表面
及び裏面の検査を行う表裏面検査部とを組み合わせて偏
平錠剤の側面及び表裏面を検査する外観検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、錠剤に異物の付着や汚れ、更
には欠けや割れ等の変形、或いは印刷不良などの欠陥が
生じていないかを検査する外観検査は、外観検査装置を
用いて自動的に行われており、かかる外観検査装置を用
いて偏平形状の錠剤を自動的に検査する場合、偏平錠剤
を、その径方向を上下にした直立状態、厚さ方向を上下
にした平伏状態、及び該平伏状態で表裏反転させた平伏
状態に順次姿勢変換しながら搬送し、その搬送中に各姿
勢の錠剤をカメラで撮影して、錠剤の側面画像、表面画
像及び裏面画像を得、得られた各画像を画像処理するこ
とにより、上記欠陥を検出する方法が採られている。
【0003】このような、錠剤の外観検査装置として具
体的には、図15に示した検査装置を例示することがで
きる。即ち、この外観検査装置は、ホッパー11に収容
された多数の偏平形状の錠剤(以下、単に「錠剤」とい
う)を粗選別機16で粗選別し、整列供給装置12によ
り姿勢制御して整列させると共に、連続的に検査機構部
へと供給する錠剤供給部1と、側面検査ドラム21及び
側面撮像装置22からなる側面検査部2と、姿勢変換ド
ラム31を有する姿勢変換部3と、表面検査ドラム4
1、裏面検査ドラム42、表面撮像装置43、裏面撮像
装置44を有する表裏面検査部4と、分別ドラム51、
良品回収コンベア52及び不良品回収缶53を有する分
別部5と、特に図示していないが上記3つの撮像装置2
2,43,44で得られた画像を画像処理して外観不良
の有無を検出する判定部とを具備している。なお、図中
221,431,441はカメラ、222,432,4
42は照明装置である。
【0004】この外観検査装置による外観検査は、下記
の手順によって行われる。 上記ホッパー11からランダムに供給される多数の錠
剤を、上記錠剤供給部1により径方向を上下にした直立
状態(以下、単に「直立状態」という)で上記側面検査
部2の側面検査ドラム21に連続的に供給し、 該側面検査ドラム21の保持ポケット内に直立状態で
上記錠剤を収容して該ドラム21の回転によりこの錠剤
を下方へと搬送すると共に、搬送中の錠剤を上記保持ポ
ケット内で自転させながら、上記側面撮像装置22で撮
影して該錠剤の側面全面の画像を得、 この錠剤を上記姿勢変換部3の姿勢変換ドラム31に
移し、該ドラム31で直立状態の偏平錠剤を倒して厚さ
方向を上下にした平伏状態(以下、単に「平伏状態」と
いう)とした後、上記表裏面検査部4の表面検査ドラム
41に受け渡し、 該表面検査ドラム41の外周面に形成された錠剤収容
ポケットに上記錠剤を平伏状態で収容して該ドラム41
の回転によりこの錠剤を下方へと搬送すると共に、搬送
中の錠剤を上記撮像装置43で撮影して該錠剤の表面画
像を得、 この錠剤を上記裏面検査ドラム42に受け渡し、該裏
面検査ドラム42の錠剤収容ポケットに反転した平伏状
態で収容して該ドラム42の回転によりこの偏平錠剤を
下方へと搬送すると共に、この搬送中の偏平錠剤を上記
撮像装置44で撮影して該錠剤の裏面画像を得、 次いで、この錠剤を上記分別部5の分別ドラム51に
移し、上記側面画像,表面画像及び裏面画像を画像処理
して得られた検査結果に応じて、不良錠剤を不良品回収
缶53に移すと共に、良品錠剤を良品回収コンベア52
上に移し回収コンテナcに搬送して回収するものであ
る。 なお、本発明において、錠剤について「上下」とは、各
ドラムの径方向に沿って外側を「上」、中心側を「下」
とする「上下」であり、重力方向に基づく通常の上下と
は必ずしも一致しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この外
観検査装置は、上記側面検査ドラム21の保持ポケット
内に直立状態で収容した錠剤を該保持ポケット内で自転
させながら、上記側面撮像装置22のカメラ221で撮
影して該錠剤の側面全面の画像を得、この画像によって
側面の外観検査を行うように構成されているので、上記
保持ポケット内で回転する錠剤のぶれによって鮮明な画
像が得られない場合があり、このため側面検査の検査精
度が必ずしも満足されるものではなく、この点に改善の
余地を残すものである。
【0006】即ち、従来の側面検査部2を構成する上記
側面検査ドラム21は、図16に示したように、固定さ
れた内筒体211とその外周に沿って回転可能に取り付
けられた外筒体212とから構成され、上記内筒体21
1には自転ローラ213がその外周面を内筒体211の
外周面に露出させた状態で回転可能に内設されていると
共に、上記外筒体212には貫通穴状の保持ポケット2
14が形成されている。
【0007】そして、錠剤供給部1から供給される錠剤
tを上記外筒体212の各保持ポケット214内に直立
状態で収容し、外筒体212の間欠回転により、該錠剤
tを直立状態のまま内筒体211の外周面上を転がしな
がら下方へと搬送し、内筒体211の自転ローラ213
配設位置でこの錠剤tを該自転ローラ213上に乗り上
げさせ、外筒体212が間欠的に停止している間に、錠
剤tを自転ローラ213の回転により保持ポケット21
4内に直立状態で保持したまま所定速度で自転させ、こ
の直立状態で自転する錠剤tを上記側面撮像装置22
(図15参照)によって撮影し、錠剤tの側面画像を取
り込むようになっている。
【0008】この場合、上記錠剤tを収容保持する保持
ポケット214は、上記錠剤供給部1や次工程の姿勢変
換ドラム31との間で、スムーズに錠剤tの受け渡しが
行われるように、錠剤tの厚さや径よりも余裕をもって
大きく形成されるため、この保持ポケット214に保持
されて上記自転ローラ213上で自転する錠剤tにぶれ
が生じ易く、特に糖衣錠などのように外周面が丸く形成
された錠剤の場合、直立状態を安定的に維持しながら自
転させることは困難であり、ぶれの発生を避け得ない。
【0009】このため、錠剤tを自転させながら、上記
撮像装置で錠剤tの側面画像を取り込む従来の方式で
は、上述したぶれのため鮮明な画像を得ることが困難な
場合があり、この不鮮明な側面画像により検査を行わな
ければならないため、必ずしも十分満足し得る検査精度
を達成することができない。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、偏平錠剤を径方向を上下にした直立状態で搬送し、
その搬送途中で撮像装置によって該錠剤の側面を撮影す
ることにより該錠剤の側面画像を得、得られた画像から
外観不良の有無を判定する場合に、錠剤の側面全面に亘
ってぶれ等のない鮮明な側面画像を得ることができ、こ
の側面画像から外観不良の有無を判定することにより、
高い検査精度を達成することができる偏平錠剤の側面検
査装置、及び該側面検査装置を具備した偏平錠剤の外観
検査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、偏平錠剤を径方向を上下にした直立状態で搬
送し、その搬送途中で撮像装置によって該錠剤の側面を
撮影することにより該錠剤の側面画像を得、得られた画
像から外観不良の有無を判定する側面検査装置におい
て、偏平錠剤を少なくとも一部がドラム外周面から突出
した直立状態で保持する保持ポケットが外周面に多数整
列して形成され、所定の速度で連続回転する側面検査ド
ラムと、該側面検査ドラムの外周面に近接して設けら
れ、上記保持ポケット内に保持された偏平錠剤を側面検
査ドラムの回転による搬送中に所定角度回転させる1又
は2以上の錠剤回転手段と、該錠剤回転手段の前後でそ
れぞれ上記保持ポケットに収容保持された偏平錠剤を撮
影する2以上のカメラを備えた側面撮像装置とを具備し
てなり、偏平錠剤を上記側面検査ドラムの保持ポケット
に収容保持して該側面検査ドラムの連続回転により搬送
し、この偏平錠剤を搬送途中で上記1又は2以上の錠剤
回転手段によって所定角度ずつ回転させることにより合
計180゜以上回転させると共に、各錠剤回転手段の前
後で上記側面撮像装置の各カメラにより側面検査ドラム
の外周面から突出した偏平錠剤の側面を撮影することに
より、該偏平錠剤の側面全面の画像を得ることを特徴と
する偏平錠剤の側面検査装置を提供する。
【0012】即ち、本発明の側面検査装置は、上記側面
検査ドラムの保持ポケットに少なくとも一部がドラム外
周面から突出した状態に錠剤を収容保持し、これを側面
検査ドラムの回転によって搬送する際に、上記1又は2
以上の錠剤回転手段により回転させ、その回転前後の錠
剤を側面撮像装置のカメラで撮影することにより、2回
又は3回以上に分けて錠剤の側面全面の画像を取り込
み、得られた側面全面の画像から錠剤側面における外観
不良の有無を検出するものである。
【0013】このように、本発明の側面検査装置によれ
ば、錠剤回転手段により錠剤を回転させる前後で、錠剤
を撮影することにより錠剤の側面全面の画像を得るよう
になっているので、画像の取り込みは側面検査ドラムの
保持ポケット内に回転することなく安定的に収容保持さ
れて搬送されている状態の錠剤について行われ、ぶれの
ない鮮明な画像を確実に得ることができ、この鮮明な画
像によって、高度で信頼性の高い側面検査を行うことが
できるものである。
【0014】また、本発明は、上記本発明の側面検査装
置を用いた偏平錠剤の外観検査装置として、上記本発明
の側面検査装置からなる側面検査部と、該側面検査部の
側面検査ドラムから直立状態の偏平錠剤を受け取り、こ
れを厚さ方向を上下にした平伏状態に姿勢変換する姿勢
変換部と、該姿勢変換部から平伏状態の偏平錠剤を受け
取り、これを平伏状態で外周面に保持して所定速度で回
転することにより、該錠剤を搬送する表面検査ドラム
と、該表面検査ドラムの外周面に自己の外周面を近接さ
せた状態に配設され、上記表面検査ドラムから偏平錠剤
を受け取って該錠剤を表裏反転させた平伏状態で外周面
に保持し、所定速度で回転することにより該錠剤を搬送
する裏面検査ドラムと、上記表面検査ドラムの外周面に
保持された錠剤を撮影して該錠剤の表面画像を取り込む
表面撮像装置と、上記裏面検査ドラムの外周面に保持さ
れた錠剤を撮影して該錠剤の裏面画像を取り込む裏面撮
像装置と、取り込んだ側面画像、表面画像及び裏面画像
の各画像を画像処理して外観不良の有無を判定する良否
判定部と、該良否判定部による判定結果に応じて、外観
不良のない良品錠剤と外観不良のある不良品錠剤とを分
別回収する分別手段とを具備してなることを特徴とする
偏平錠剤の外観検査装置を提供する。
【0015】この外観検査装置は、上記本発明の側面検
査装置によって錠剤の側面画像を取り込んだ後、側面検
査部を構成する上記本発明側面検査装置の側面検査ドラ
ムにより搬送されてくる直立状態の偏平錠剤を上記姿勢
変換部により平伏状態に姿勢変換し、これを上記表面検
査ドラムに受け渡して平伏状態のまま搬送すると共に、
搬送途中で上記表面撮像装置により表面画像を取り込
み、次いでこの錠剤を上記裏面検査ドラムに受け渡して
表裏反転した平伏状態で該裏面検査ドラムにより搬送す
ると共に、搬送途中で上記裏面撮像装置により裏面画像
を取り込み、取り込んだ側面画像、表面画像及び裏面画
像から上記良否判定部によって外観不良の有無を判定
し、その判定結果に基づいて良品錠剤と不良品錠剤とを
分別回収するものである。
【0016】従って、この外観検査装置によれば、錠剤
の側面、表面及び裏面の全面検査を自動的に行うことが
でき、しかも側面検査部として上述の本発明側面検査装
置を用いているので、従来の検査装置に比べて側面の検
査精度に優れ、錠剤の側面、表面及び裏面の全面につい
て信頼性に優れた外観検査を行うことができるものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1は、本発明の一実
施例にかかる偏平錠剤の外観検査装置を示すもので、こ
の外観検査装置は、ホッパー11に収容された多数の偏
平錠剤を検査機構部へと供給する錠剤供給部1と、側面
検査ドラム61、側面撮像装置62及び2つの錠剤回転
手段66aを有する側面検査部6と、姿勢変換ドラム7
1を有する姿勢変換部7と、表面検査ドラム81、裏面
検査ドラム82、表面撮像装置83及び裏面撮像装置8
4を有する表裏面検査部8と、上記裏面検査ドラム82
内に配設された不良品排出ノズル91及び良品排出ノズ
ル92並びに良品回収コンベア93を有する分別部9
と、特に図示していないが上記3つの撮像装置62,8
3,84で取り込んだ画像を画像処理して外観不良の有
無を判定する良否判定部とを具備している。
【0018】上記錠剤供給部1は、ホッパー11から供
給される錠剤群より二連錠剤(2つの錠剤が互いにくっ
ついた状態の錠剤)などの大きく変形した錠剤を除く粗
選別機16と、この粗選別機16からランダムに供給さ
れる錠剤を直立状態で整列させ、上記側面検査部6へと
連続的に供給する整列供給装置12とから構成されてい
る。
【0019】上記整列供給装置12は、一端から他端に
向けて所定角度下降傾斜した状態に配置され、振動フィ
ーダ14により微振動する基板13の他端先端部に供給
管15を連結したものであり、上記基板13の一端部に
設けられた錠剤収容部131に上記粗選別機16からラ
ンダムに供給された錠剤を、振動フィーダ14の振動に
よって基板13の上面に形成された整列溝(図示せず)
に直立状態で投入することにより、該錠剤を直立状態に
姿勢制御して整列させ、これを上記供給管15を通して
側面検査部6へと供給するようになっている。ここで、
上記供給管15の先端部は、図2に示されているよう
に、その先端が側面検査部6を構成する側面検査ドラム
61の外周面に近接した状態となっており、この先端部
の周壁は、図2に示されているように、側面検査ドラム
61の回転方向(図中、時計まわり方向)前方側の周壁
15aが部分的に後方側より短くなっている。
【0020】次に、上記側面検査部6を構成する側面検
査ドラム61は、図中時計回り方向に所定の速度で連続
回転するもので、図2に示されているように、その外周
面に多数の保持ポケット611が整列して形成されてお
り、この保持ポケット611に上記錠剤供給部1の供給
管15から供給される錠剤tを収容保持するようになっ
ている。この保持ポケット611は、図2に示されてい
るように、錠剤tの半分が側面検査ドラム61の外周面
から突出するようにその深さが設定されている。また、
図2に示されているように、上記各保持ポケット611
の底面にはポケット内を吸引する吸引孔612が設けら
れていると共に、側面検査ドラム61と装置本体との間
には、この吸引孔612を通して各保持ポケット611
を吸引する真空吸引機構(図示せず)が設けられてお
り、吸引によって錠剤tを各保持ポケット611内に安
定的に保持するようになっている。この場合、側面検査
ドラム61の最下部において後述する姿勢変換ドラム7
1との間で錠剤tの受け渡しを行う際には、逆にこの吸
引孔612を通して保持ポケット611内に圧空が噴射
されて錠剤tを保持ポケット611から押し出すように
なっており、また後述する錠剤回転手段66aの配設位
置では一時的に吸引状態が解除されるようになってい
る。なお、図1,8,9に示されているように、この側
面検査ドラム61と後述する姿勢変換ドラム71との間
には、連絡板67が配設されており、この連絡板67に
は上記保持ポケット611に対応して貫通した連絡溝6
71が櫛歯状に形成されている。
【0021】側面検査部6を構成する上記錠剤回転手段
66aは、図2,3に示されているように、2つの軸部
661,661間にゴム等の比較的摩擦抵抗の大きな材
料からなるベルトを張設固定したものであり、特に図示
していないが、バネ等の弾性体を用いたサスペンション
機構により、側面検査ドラム61の外周面に近接した状
態に配設されている。
【0022】ここで、図3に示されているように、この
錠剤回転手段66aと側面検査ドラム61の外周面との
距離dは、保持ポケット611に収容保持された錠剤t
の突出高さpよりもやや短くなるように設定されてお
り、側面検査ドラム61の回転により搬送される錠剤t
がこの錠剤回転手段66aの下を通過する際、この錠剤
回転手段66aに接触し、所定角度回転するようになっ
ている。
【0023】即ち、図3に示されているように、保持ポ
ケット611に収容保持されて側面検査ドラム61の回
転により搬送される錠剤tは、まず錠剤回転手段66a
の一方の軸部661に当接し(図3(A)参照)、一方
の軸部661を上方へと押し上げて(図3(B)参
照)、錠剤回転手段66aの下に潜り込み(図3(C)
参照)、次いで他方の軸部661を上方へと押し上げて
(図3(D)参照)、この錠剤回転手段66aの下から
抜け出るものであるが、このようにして錠剤回転手段6
6aの下を通過する際に、錠剤回転手段66aのベルト
662下面(錠剤当接面)の摩擦抵抗により、錠剤tが
保持ポケット611内に保持されたままの状態で錠剤回
転手段66aの下面を転がるようにして所定角度回転す
るものである。このとき、錠剤回転手段66aのサスペ
ンション機構により、適度な圧力で錠剤回転手段66a
が錠剤tに圧接し、所定の摩擦抵抗によって錠剤tを確
実に所定角度だけ回転させるようになっている。
【0024】なお、ここでは2つの軸部661とベルト
662とからなり、ベルト662の摩擦抵抗により錠剤
tを回転させる錠剤回転手段66aを示したが、錠剤回
転手段はこれに限定されるものではなく、側面検査ドラ
ム61の保持ポケット611に収容保持されて搬送され
る錠剤をその搬送中に回転させることができるものであ
ればどのようなものでもよく、例えば他の例として真空
吸引を利用した図4,5の錠剤回転手段66bを例示す
ることができる。
【0025】即ち、この錠剤回転手段66bは、図4に
示されているように、ブロック状本体663の下面(側
面検査ドラム61の外周面と相対する面)に錠剤tの搬
送方向に沿って錠剤通過溝664が形成されていると共
に、この錠剤通過溝664の底面(天井面)に溝664
のほぼ全長に亘って吸引孔665が形成されており、こ
の吸引孔665を通して吸引機構(図示せず)により上
記錠剤通過溝664内が真空吸引されるようになってい
るものである。
【0026】この錠剤回転手段66bは、図5(A)に
示されているように、上記錠剤通過溝664を側面検査
ドラム61の外周面と対向させ、該錠剤通過溝664を
錠剤の搬送方向と一致させると共に、該錠剤通過溝66
4の底面(天井面)と側面検査ドラム61の外周面との
距離hが、保持ポケット611に収容保持された錠剤t
の突出高さpよりもやや長くなるように配設し、錠剤通
過溝664内を吸引することにより、該錠剤回転手段6
6bの下を通過する錠剤tを錠剤通過溝664内に吸引
保持して該錠剤tを所定角度回転させるものである。
【0027】即ち、図5に示されているように、この錠
剤回転手段は、上記錠剤通過溝664内を吸引孔665
を介して吸引機構(図示せず)により常に真空吸引した
状態としておき(図5(A)参照)、側面検査ドラム6
1の回転により保持ポケット611内に収容保持されて
搬送される錠剤tがこの錠剤回転手段66bの下に達す
ると、偏平錠剤tの突出部が上記錠剤通過溝664内に
挿入されると共に、下部が側面検査ドラム61の保持ポ
ケット611内に挿入された状態で該偏平錠剤tが上記
錠剤通過溝664内に吸い上げられて吸引保持され(図
5(B)参照)、この状態で、側面検査ドラム61の回
転で錠剤tが移動していくことにより、錠剤tは錠剤通
過溝664内を転がるようにして回転し(図5(C)参
照)、この錠剤回転手段66bの下を通過するまでの間
に該錠剤tを所定の角度だけ回転させるものである(図
5(D)参照)。
【0028】なお、図2,3に示した錠剤回転手段66
aを用いる場合、及び図4,5に示した錠剤回転手段6
6bを用いる場合のいずれの場合も、上述したように、
これら錠剤回転手段66a,66bの下を通過する際に
は、側面検査ドラム61の保持ポケット611内の吸引
状態が一時的に解除され、錠剤回転手段66a又は66
bの作用によって錠剤tがスムーズに回転し得るように
なっている。なお、以下、錠剤回転手段66aを用いた
ものとして説明するが、錠剤回転手段66bを用いても
全く同様である。
【0029】次に、側面検査部6を構成する上記側面撮
像装置62は、3つのカメラ63,64,65と、これ
らカメラ63,64,65による撮影箇所をそれぞれ照
明する照明装置631,641,651とを具備してお
り、第1のカメラ63は最初の錠剤回転手段66aの手
前位置、第2のカメラ64は2つの錠剤回転手段66
a,66aとの間の位置、第3のカメラ65は2番目の
錠剤回転手段66aの後方位置において、それぞれ錠剤
tを撮影するようになっている。
【0030】この側面撮像装置62を構成する上記3台
のカメラ63,64,65は、それぞれの撮影箇所にお
いて側面検査ドラム61の保持ポケット611内に収容
保持された錠剤tを撮影するものであり、2次元カメラ
であってもラインセンサカメラ(1次元カメラ)であっ
てもよいが、本発明では側面検査ドラム61の回転によ
り搬送される円形の偏平錠剤tを移動中に撮影するもの
であるから、死角が生じ易い2次元カメラよりも移動中
の錠剤tをスキャンするように撮影することができるラ
インセンサカメラを用いることが好ましい。
【0031】ここで、本例の装置では、上記2つの錠剤
回転手段66a,66aにより搬送中の錠剤tを120
゜ずつ2回に分けて回転させ、上記3台のカメラ63,
64,65によりそれぞれ各回転操作の前後の画像を取
り込むことにより、錠剤t側面の全面の画像を得るもの
である。
【0032】この2つの錠剤回転手段66a,66aに
よる錠剤tの回転と、各カメラ63,64,65による
画像の取り込みとの関係を図6を参照して説明すると、
本例の装置では、側面検査ドラム61の保持ポケット6
11に半分がドラム外周面から突出するように錠剤tを
保持し、この錠剤tの突出部分を各カメラ63,64,
65で撮影するようになっているので、1回の撮影によ
り錠剤tの半分(180゜)に相当する部分の側面画像
を得ることができ、図6に示したように、まず錠剤回転
手段66aによる回転前に側面検査ドラム61の外周面
から突出した部分の頂点Aを中心にして180゜の範囲
aが第1のカメラ63により撮影される。次いで、最初
の錠剤回転手段66aにより錠剤tを120゜回転さ
せ、これにより新たに側面検査ドラム61の外周面から
突出した部分の頂点Bを中心にして180゜の範囲bが
第2のカメラ64により撮影され、更に2つ目の錠剤回
転手段66aにより錠剤tを120゜回転させ、これに
より新たに側面検査ドラム61の外周面から突出した部
分の頂点Cを中心にして180゜の範囲cが第3のカメ
ラ65により撮影されることにより、錠剤tの側面全面
の画像が3回に分けて撮影されるものである。
【0033】この場合、各カメラ63,64,65とし
てラインセンサカメラを用いて移動する錠剤tをスキャ
ンするように撮影することにより、各撮影範囲a,b,
cの180゜全面に亘って鮮明な画像を得ることができ
るが、各撮影範囲a,b,cの両端部20゜の範囲z
は、撮影角度の点から必ずしも高度な検査を行うことが
できずに小さな傷や汚れを検出し得ない虞があり、また
錠剤回転手段66aによる回転角度に多少のばらつきが
生じて撮影範囲がずれる虞もある。しかしながら、本例
では2つの錠剤回転手段66aにより錠剤tを120゜
ずつ2回回転させ、この錠剤tの180゜の範囲を3回
撮影するようになっているので、図6に示したように、
各撮影範囲a,b,cの両端60゜の範囲が互いに重な
り合い、上記両端部20゜の範囲zが前回又は次回の撮
影では良好な画像が得られる範囲となり、また撮影範囲
のずれもこの60°の重なり部分に吸収されて、非常に
高い検査精度を達成し得る良好な画像を錠剤tの側面全
面に亘って確実に得ることができるものである。
【0034】ここで、より高精度な検査を行うには、3
つの錠剤回転手段を用いて、錠剤tを90゜ずつ3回に
分けて回転させると共に、4つのカメラを用いて各回転
前後の画像を取り込むようにすることが好ましい。即
ち、図7に示したように、まず錠剤tの回転前の頂点A
を中心にした180゜の範囲を第1のカメラにより撮影
し、次に1回目の回転により錠剤tを90゜回転させた
後の頂点Bを中心にして180゜の範囲bを第2のカメ
ラにより撮影し、更に2回目の回転により錠剤tを90
゜回転させた後の頂点Cを中心にして180゜の範囲c
を第3のカメラにより撮影し、最後に3回目の回転によ
り錠剤tを90゜回転させた後の頂点Dを中心にして1
80゜の範囲dを第4のカメラにより撮影することによ
り、各回で撮影される180゜の範囲の内、検査精度に
劣る虞がある両端20゜の範囲zがいずれも次の撮影範
囲又は前の撮影範囲において最も撮影条件がよい頂点付
近となり、錠剤tの側面全周に亘って非常によい条件で
撮影を行うことができ、極めて高度な検査精度を達成す
ることができる。しかしながら、この方法は、錠剤tを
3回も回転させなければならないことから、錠剤tにか
かる負荷が大きくなってしまうという不利がある。
【0035】一方、錠剤tにかかる負荷をできるだけ小
さくする観点からは、1つの錠剤回転手段により錠剤t
を1回で180゜回転させるようにすることが好まし
い。即ち、上述のように、本例では1回の撮影により錠
剤tの半分(180゜)に相当する部分の側面画像を得
ることができ、かつラインセンサカメラを用いることに
より、撮影範囲の180゜全面に亘って鮮明な画像を得
ることができるので、錠剤tを180゜回転させて、そ
の回転前後の画像を撮影することにより、1回の回転に
より錠剤tの側面全面の画像を取り込むことができ、側
面撮影時に錠剤tにかかる負荷を少なくすることができ
る。しかしながら、この方法では、上述したように、一
回の撮影で得られる側面180゜の範囲の画像の内、両
端20゜の部分は上述のように撮影角度の点から必ずし
も高度な検査を行うことができない範囲であり、このよ
うな部分が2回の撮影でそれぞれ両端40゜ずつ合計8
0゜の範囲で発生してしまう。また、回転角度のばらつ
きにより全く撮影されない部分が発生してしまう虞もあ
る。
【0036】従って、必ずしも制限されるものではない
が、錠剤tのかかる負荷をできるだけ小さくすることが
でき、しかも高度な検査精度を達成することができる点
から、2つの錠剤回転手段を用いて錠剤を120゜ずつ
2回に分けて回転させると共に、3つのカメラを用いて
各回転の前後で3回の撮影を行うようにすることが好ま
しい。
【0037】次に、上記姿勢変換部7は、上記側面検査
部6の側面検査ドラム61から直立状態の錠剤tを受け
取り、これを平伏状態に姿勢変換して後述する表裏面検
査部8の表面検査ドラム81へと受け渡すものであり、
図1に示されているように、上記側面検査ドラム61の
下側に外周面を近接させた状態で配設され、所定速度で
回転する姿勢変換ドラム71と、該姿勢変換ドラム71
の外周面に沿って配設されたカバー板72とで構成され
ている。
【0038】上記姿勢変換ドラム71には、図9に示し
たように、外周面に多数の姿勢変換ポケット711が上
記側面検査ドラム61の保持ポケット611に対応して
整列した状態に形成されている。また、この姿勢変換ド
ラム71の外周壁には上記姿勢変換ポケット711の列
に対応して軸方向に沿った吸引通路712が形成されて
おり、この吸引通路712は吸引孔713により各姿勢
変換ポケット711に連通している。そして、上記吸引
通路712は上記側面検査ドラム61から錠剤tを受け
取る部分から上記カバー板72の配設位置までの間にお
いて装置本体に設けられた吸引シュー(図示せず)と連
通した状態となり、この吸引通路712及び吸引孔71
3を通して各姿勢変換ポケット711内が吸引され、そ
の他の部分ではこの吸引は行われないようになってい
る。
【0039】上記姿勢変換ポケット711は、図8に示
されているように、底面が一端から他端に向けて下降傾
斜しており、その他端部底面に上記吸引孔713が形成
されている。また、この姿勢変換ポケット711は、上
述のように、上記側面検査ドラム61の保持ポケット6
11に対応して設けられているが、図8に示されている
ように、側面検査ドラム61の保持ポケット611が連
絡板67の連絡溝671を通してこの各姿勢変換ポケッ
ト711の一端側に連通するようになっている。
【0040】また、この姿勢変換ドラム71の外周面に
沿って配設された上記カバー板72は、図1に示されて
いるように、姿勢変換ドラム71の外周面のうち、上記
側面検査ドラム61から錠剤tを受け取って後述する表
面検査ドラム81へと受け渡すまでの半周部分の下側部
分を、該姿勢変換ドラム71の周面に沿って覆うように
配設されており、これにより姿勢変換ポケット711内
に収容された錠剤tがこぼれ落ちることがないようにな
っている。この姿勢変換部7による姿勢変換の具体的動
作については後述する。
【0041】上記表裏面検査部8は、上記姿勢変換ドラ
ム71の下側に外周面が近接した状態で配設され、上記
姿勢変換ドラム71と同一の周面速度で回転する表面検
査ドラム81の外周面に、上記姿勢変換ドラム71で平
伏状態に姿勢変換された錠剤tを保持して搬送し、これ
を表面撮像装置83で撮影して錠剤tの表面画像を取り
込み、次いでこの表面検査ドラム81の下側に外周面が
近接した状態で配設され、上記表面検査ドラム81と同
一の周面速度で回転する裏面検査ドラム82に錠剤tを
受け渡して該錠剤tを表裏反転させた状態でこの裏面検
査ドラム82の外周面に保持して搬送し、これを裏面撮
像装置84で撮影して錠剤tの裏面画像を取り込むこと
により、錠剤tの表面及び裏面の外観検査を行うもので
ある。
【0042】上記表面検査ドラム81には、図10に示
されているように、外周面に多数の吸引孔811が上記
姿勢変換ドラム71に設けられた上記姿勢変換ポケット
711に対応して整列した状態に形成されている。ま
た、この表面検査ドラム81の外周壁には上記吸引孔8
11の列に対応して軸方向に沿った吸引/圧空通路81
2が形成されており、この吸引/圧空通路812は上記
吸引孔811に連通している。そして、上記吸引/圧空
通路812は、上記姿勢変換ドラム71から錠剤tを受
け取る部分から錠剤tを上記裏面検査ドラム82へと受
け渡す直前までの部分において装置本体に設けられた吸
引シュー(図示せず)と連通した状態となり、この吸引
/圧空通路812を通して各吸引孔811が吸引され、
錠剤tを上記裏面検査ドラム82へと受け渡す部分では
この吸引/圧空通路812が装置本体に設けられた圧空
噴出穴(図示せず)と連通した状態となり、この吸引/
圧空通路812を通して各吸引孔811から圧空が噴出
するようになっている。
【0043】また、上記裏面検査ドラム82は、図10
に示されているように、装置本体に固定された内筒ドラ
ム85と、該内筒ドラム85の外側に上記表面検査ドラ
ム81と同一の周面速度で回転するように配設された外
筒ドラム86とで構成されている。外筒ドラム86に
は、その周壁を貫通する多数の吸引孔861が上記表面
検査ドラム81に設けられた吸引孔811に対応して整
列した状態に形成されている。一方、上記内筒ドラム8
5には、この外筒ドラム86の吸引孔861に対応して
吸引溝851が周方向に沿って形成されており、この吸
引溝851は上記表面検査ドラム81から錠剤tを受け
取る部分から錠剤tを良品と不良品とに分別する内筒ド
ラム85下部近傍までの部分で内筒ドラム85の周壁を
貫通し、上記分別を行う内筒ドラム85の下部では周壁
を貫通せずに内筒ドラム85の外周面のみに開口した有
底溝となっている。そして、この内筒ドラム85の内部
は常に真空吸引されており、上記吸引溝851を通して
上記外筒ドラム86の各吸引孔861が吸引されるよう
になっている。
【0044】ここで、図11〜14に示したように、上
記表面検査ドラム81及び裏面検査ドラム82の外筒ド
ラム86には、いずれもその外周面に上記吸引孔81
1,861を挟んで断面円形のゴムバンド87が周方向
に沿って巻き付けられている。即ち、図12に示されて
いるように、上記表面検査ドラム81及び外筒ドラム8
6の外周面には、いずれも上記各吸引孔811,861
を挟んで複数のバンド取付溝871,871が周方向に
沿って形成されており、図13に示されているように、
このバンド取付溝871,871に上記ゴムバンド87
が嵌入固定され、このゴムバンド87が上記表面検査ド
ラム81,外筒ドラム86の外周面から突出した状態に
取り付けられている。また、図13に示されているよう
に、上記バンド取付溝871には、上記吸引孔811,
861の形成部分に対応して部分的に溝の深さが深くな
った撓み用凹部872が形成されており、図14に示さ
れているように、この撓み用凹部872によって上記ゴ
ムバンド87の下側に該ゴムバンド87の撓み代が形成
されるようになっている。
【0045】そして、表裏面検査部8を構成する上記表
面検査ドラム81及び裏面検査ドラム82は、いずれも
その表面に錠剤tを平伏状態で保持し搬送するものであ
るが、この場合、図13に示されているように、上述し
た機構により表面検査ドラム81及び裏面検査ドラム8
2の外筒ドラム86の吸引孔811,861が吸引状態
となり、この吸引力によって錠剤tが上記吸引孔81
1,861を挟んで配設された上記2本のゴムバンド8
7,87上に跨って吸着保持され、この状態で表面検査
ドラム81及び外筒ドラム86の回転によって、錠剤t
を搬送するようになっている。そして、その搬送途中で
上記表面撮像装置83、裏面撮像装置84でそれぞれ錠
剤tの表面及び裏面の画像を取り込み、表面及び裏面の
外観検査を行うようになっている。なお、上記表面撮像
装置83はカメラ831と2機の照明装置832とで構
成されており、また上記裏面撮像装置84も同様にカメ
ラ841と2機の照明装置842とで構成されている。
更に、図1中88,89は、いずれも次の工程にうまく
移行されなかった搬送不良の錠剤を回収する回収缶であ
る。
【0046】次に、上記裏面検査ドラム82の内筒ドラ
ム85の下部には、図10に示されているように、該内
筒ドラム85に形成された上記吸引溝851に連通する
不良品排出ノズル91が各吸引溝851ごとに設けられ
ており、図10では省略したが、各不良品排出ノズル9
1には圧空流通パイプが連結され、良否判定に応じてこ
の不良品排出ノズル91から随時圧空が噴出されるよう
になっている。また、図1に示したように、裏面検査ド
ラム82の内筒ドラム85には、この不良品排出ノズル
91よりも搬送方向下流側に存して、同様の良品排出ノ
ズル92が各吸引溝851に連通して形成されており、
この良品排出ノズル92は良否判定にかかわらず常に圧
空を噴射するようになっている。
【0047】上記裏面検査ドラム82の下側には、図1
に示されているように、上記不良品排出ノズル91から
噴射される圧空により裏面検査ドラム82から排出され
た不良錠剤を受け入れ回収する不良品回収缶95及び不
良錠剤をこの不良品回収缶95に導く不良品排出シュー
ト94と、上記良品排出ノズル92から噴射される圧空
により裏面検査ドラム82から排出された良品錠剤を装
置外に搬送し、回収コンテナcへと投入する良品回収コ
ンベア93が配設されている。
【0048】上記不良品排出シュート94は、特に図示
していないが、その内側上部が上記各不良品排出ノズル
91に対応して複数に区画され、各区画ごとに一対の投
受光機からなる排出検出センサが配設されており、この
排出検出センサによって不良錠剤の排出を確認するよう
になっている。また、上記良品回収コンベア93はエア
ーシリンダー(図示せず)により回動する回動軸931
により支持されており、不良錠剤が検出されたにもかか
わらず上記排出検出センサにより不良錠剤の排出が確認
されなかった場合に、このエアーシリンダーが動作して
良品回収コンベア93がスイングし、全ての錠剤を回収
コンテナcではなく、他の回収容器(図示せず)へと投
入するようになっている。
【0049】また、特に図示していないが、この外観検
査装置には、上記各撮像装置62,83,84により取
り込んだ錠剤tの側面画像、表面画像及び裏面画像を画
像処理して異物の付着や汚れ或いは欠けや割れなどの外
観不良を検出して、錠剤の良否判定を行い、その判定結
果に応じて上記不良品排出ノズル91からの圧空の噴出
を制御する良否判定部が設けられている。
【0050】次に、本例の外観検査装置の動作について
説明する。本例の外観検査装置は、円形の偏平錠剤tを
上記ホッパー11(図1参照)から装置内に投入し、該
錠剤の側面、表面、及び裏面の外観検査を連続的に行
い、側面、表面、及び裏面のいずれかに異物の付着や汚
れ或いは割れ,欠けや傷等の外観不良を有する不良品錠
剤と外観不良のない良品錠剤とを分別して回収するもの
である。
【0051】まず、ホッパー11からランダムに供給さ
れた錠剤tは、粗選別機16により粗選別され、上記整
列供給装置12により上記供給管15を通して上記側面
検査部6の側面検査ドラム61の保持ポケット611に
連続的に供給される。このとき、図2に示されているよ
うに、錠剤tは、その径方向を上下にした直立状態で整
列し、供給管15を通して側面検査ドラム61の保持ポ
ケット611に直立状態で投入される。なお、この錠剤
tの受け渡しは、各保持ポケット611内が吸引孔61
2(図2参照)を通して吸引されることにより、極めて
安定的かつ確実に行われる。
【0052】側面検査ドラム61の保持ポケット611
に直立状態で投入された錠剤tは、図2に示されている
ように、その半分を側面検査ドラム61の外周面から突
出させた状態で、上記吸引により保持ポケット611内
に安定的に収容保持され、この状態で側面検査ドラム6
1の連続回転により搬送される。
【0053】そして、側面検査ドラム61の保持ポケッ
ト611に保持されて、該ドラム61の回転により搬送
される各錠剤tは、上記側面撮像装置62の配設箇所に
搬送されると、まず第1のカメラ63により側面検査ド
ラム61の外周面から突出した部分が撮影され、図6に
おける第1の撮影範囲a部分(180゜)の側面画像が
取り込まれる。次に、図2に示されているように、錠剤
tは最初の錠剤回転手段66aの下を通過する際に上述
した動作によって120゜回転した後、第2のカメラ6
4により、図6における第2の撮影範囲b部分(180
゜)の側面画像が取り込まれ、更に2つ目の錠剤回転手
段66aの下を通過する際に上述した動作によって12
0゜回転し、その搬送方向下流側で第3のカメラ65に
より、図6における第3の撮影範囲c部分(180゜)
の側面画像が取り込まれる。これにより、錠剤tを12
0゜ずつ回転させながら180゜の範囲を3回撮影する
ことにより、錠剤tの側面全面の画像の取り込みが行わ
れる。
【0054】このとき、錠剤回転手段66a,66aに
よる錠剤tの2回の回転時には、一時的に上述した保持
ポケット611内の吸引状態が解除され、錠剤tはスム
ーズに回転すると共に、上記3つのカメラ63,64,
65による3回の撮影時には保持ポケット611内の吸
引によって錠剤tが安定姿勢に保持され、ぶれ等のない
鮮明な画像が得られるようになっている。
【0055】このようにして、側面画像の取り込みが終
了した錠剤tは、側面検査ドラム61の回転により該ド
ラム61の最下部へと搬送されて上記姿勢変換部7の姿
勢変換ドラム71に形成された姿勢変換ポケット711
に移され、該姿勢変換ポケット711内で直立状態から
平伏状態に姿勢変換される。
【0056】この側面検査ドラム61から姿勢変換ドラ
ム71への錠剤tの受け渡し、及び姿勢変換ドラム71
での姿勢変換は次のようにして行われる。錠剤tが側面
検査ドラム61の保持ポケット611内に保持されて搬
送され、該側面検査ドラム61の最下部まで搬送される
と、図8(A)に示したように、側面検査ドラム61の
保持ポケット611、連絡板67の連絡溝671及び姿
勢変換ドラム71の姿勢変換ポケット711が上下方向
に沿って一列に並んだ状態となり、この状態で保持ポケ
ット611の吸引孔612を通して保持ポケット611
内に圧空が噴射されると共に、姿勢変換ドラム71の姿
勢変換ポケット711が吸引通路712及び吸引孔71
3を通して吸引され、図8(B)に示したように、上記
圧空と吸引、及び自重によって錠剤tが側面検査ドラム
61の保持ポケット611から排出されて連絡板67の
連絡溝671を通って姿勢変換ドラム71の姿勢変換ポ
ケット711の一端側に直立状態で移行し、図8(C)
に示したように、この錠剤tが該姿勢変換ポケット71
1底面の傾斜と他端部に設けられた上記吸引孔713か
らの吸引により、ポケット711の一端側から他端側へ
と底面上を滑るように移動し、該錠剤tが直立状態から
平伏状態へと姿勢変換する。そして、姿勢変換ドラム7
1の回転により錠剤tは姿勢変換ポケット711内に収
容された状態で下方へと搬送され、このとき姿勢変換ポ
ケット711内の吸引状態は錠剤tを受け入れた後解除
され、図8(D)に示したように、錠剤tは姿勢変換ポ
ケット711内に収容されて姿勢変換ドラム71の外周
面に沿って配設されたカバー板72(図1参照)の内周
面上を完全な平伏状態で摺動し搬送される。
【0057】上記姿勢変換ポケット711内で直立状態
から平伏状態に姿勢変換され、下方へと搬送された錠剤
tは、図9に示されているように、姿勢変換ドラム71
の最下部で表裏面検査部8の表面検査ドラム81に受け
渡される。このとき、姿勢変換ポケット711に収容さ
れて姿勢変換ドラム71の最下部へと搬送されてくる錠
剤tは、上述のように、姿勢変換ドラム71の外周面に
沿って配設されたカバー板72(図1参照)の内周面上
を完全な平伏状態で摺動し搬送されており、完全な平伏
状態で確実に表面検査ドラム81に供給される。
【0058】姿勢変換ドラム71から表面検査ドラム8
1へと移行する錠剤tは、図9に示されているように、
姿勢変換ドラム71の各姿勢変換ポケット711と表面
検査ドラム81の各吸引孔811とが一致した状態で、
吸引孔811の吸引力により各姿勢変換ポケット711
内から表面検査ドラム81の外周面に各吸引孔811を
挟んで巻き付けられた2本のゴムバンド87上に移行
し、このゴムバンド87上に錠剤tが吸着し、図13に
示されているように、各錠剤tが表面検査ドラム81の
2本のゴムバンド87,87上に跨って吸着した状態
で、表面検査ドラム81の回転により下方へと搬送さ
れ、その搬送途中で上記表面撮像装置83によりこの錠
剤tの表面画像が取り込まれ、表面検査ドラム81の最
下部において裏面検査ドラム82へと受け渡される。
【0059】表面検査ドラム81から裏面検査ドラム8
2への錠剤tの受け渡しは次のように行われる。図14
に示したように、表面検査ドラム81の最下部に搬送さ
れた錠剤tを挟んで表面検査ドラム81の吸引孔811
と裏面検査ドラム82の外筒ドラム86に設けられた吸
引孔861とが一致した状態となり、このとき表面検査
ドラム81に巻き付けられたゴムバンド87と裏面検査
ドラム82の外筒ドラム86に巻き付けられたゴムバン
ド87との間に錠剤tが挟まれた状態となると共に、表
面検査ドラム81の吸引孔811から圧空が噴出し、裏
面検査ドラム82の外筒ドラム86に設けられた吸引孔
861は吸引状態となり、錠剤tが表面検査ドラム81
から裏面検査ドラム82の外筒ドラム86へと移行し
て、表裏反転した状態で該外筒ドラム86のゴムバンド
87上に吸着した状態となる。
【0060】そして、上記表面検査ドラム81の場合と
同様に、各錠剤tが裏面検査ドラム82の外筒ドラム8
6に巻き付けられた2本のゴムバンド87上に跨って吸
着した状態で、外筒ドラム86の回転により下方へと搬
送され、その搬送途中で上記裏面撮像装置84によりこ
の錠剤tの裏面画像の取り込みが行われる。
【0061】次に、表面画像及び裏面画像の取り込みが
終了した錠剤tは、上記裏面検査ドラム82の外筒ドラ
ム86の回転により下方へと運ばれると共に、良否判定
部(図示せず)により上記側面画像、表面画像及び裏面
画像を画像処理して当該錠剤tについて外観上の不良の
有無が検査される。そして、図10に示されているよう
に、外観不良が検出された場合には、不良品排出ノズル
91のうち外観不良ありと判定された錠剤xに対応した
ノズルのみから圧空が噴射され、当該不良錠剤xのみが
外筒ドラム86の外周面から下方へと吹き飛ばされ、他
の良品錠剤tは外筒ドラム86の回転により更に搬送さ
れ、良品排出ノズル92(図1参照)から噴射される圧
空により全ての錠剤tが外筒ドラム86から下方へと吹
き飛ばされて良品回収コンベア93上に落下し、該コン
ベア93によって装置外へと搬送され、回収コンテナc
に回収される。
【0062】裏面検査ドラム82から排出された不良錠
剤xは、不良品排出シュート94(図1参照)を通って
不良品回収缶95(図1参照)に回収される。このと
き、不良錠剤xの通過を上記不良品排出シュート94内
に配設された排出検出センサ(図示せず)により検出し
て不良錠剤xの裏面検査ドラム82からの排出を確認す
るようになっており、不良が検出されたにもかかわら
ず、その錠剤の排出がこの排出検出センサにより確認さ
れなかった場合には、エアーシリンダー(図示せず)が
作動して良品回収コンベア93がスイングし、良品回収
コンベア93上に排出された全ての錠剤を回収コンテナ
cではなく、他の回収容器(図示せず)へと投入して、
不良錠剤が良品錠剤に混入することを防止するようにな
っている。なお、上記他の回収容器に回収された不良品
錠剤が混入している可能性のある錠剤群は、再び上記ホ
ッパー11に戻して検査を行えばよい。
【0063】このように、本実施例外観検査装置の側面
検査部6は、上記側面検査ドラム61の保持ポケット6
11に半分がドラム61外周面から突出した状態に錠剤
tを収容保持し、これを側面検査ドラム61の回転によ
って搬送する際に、上記2つの錠剤回転手段66aによ
り120゜ずつ回転させ、その回転前後の錠剤tを側面
撮像装置62の3つのカメラで撮影することにより、3
回に分けて錠剤tの側面全面の画像を取り込み、得られ
た側面全面の画像から錠剤t側面における外観不良の有
無を検出するものである。
【0064】従って、本実施例外観検査装置の上記側面
検査部6、即ち本発明の側面検査装置によれば、錠剤回
転手段66aにより錠剤を回転させる前後で、錠剤tを
撮影することにより錠剤tの側面全面の画像を得るよう
になっているので、画像の取り込みは側面検査ドラム6
1の保持ポケット611内に回転することなく安定的に
収容保持されて搬送されている状態の錠剤tについて行
われ、ぶれのない鮮明な画像を確実に得ることができ、
この鮮明な画像によって、高度で信頼性の高い側面検査
を行うことができるものである。
【0065】なお、本発明の外観検査装置は、上記実施
例に限定されるものではなく、錠剤供給部1、姿勢変換
部7、表裏面検査部8及び分別部9は、その他の構成に
よるものとすることもでき、例えば表裏面検査部8とし
ては、外周面に錠剤収容ポケットが形成された検査ドラ
ムによる従来から公知の機構を採用してもよく、姿勢変
換部7としては櫛歯状の押圧溝を有するガイド板を用い
た公知の姿勢変換機構を採用してもよく、分別部9とし
ては分別用のドラムを用いてもよい。また、姿勢変換部
7、表裏面検査部8を省略して錠剤の側面検査装置とし
ても差し支えない。更に、上記実施例では2つの錠剤回
転手段66aを用いて120゜ずつ2回錠剤tを回転さ
せるようにしたが、上述したように、1つの錠剤回転手
段により一回の回転で錠剤を180゜回転させて1回の
回転で錠剤tの側面全面を撮影するようにしてもよく、
更には3つ以上の錠剤回転手段を設けて3回以上錠剤を
回転させ、各回転の前後で撮影を行って錠剤tの側面全
面の画像を得るようにしてもよい。また、上記実施例で
は錠剤回転手段として、摩擦抵抗により錠剤tを回転さ
せる錠剤回転手段66aと真空吸引により錠剤tを回転
させる錠剤回転手段66bとの2種類の錠剤回転手段を
例示したが、錠剤回転手段はこれらに限定されるもので
はなく、側面検査ドラム61の保持ポケット611内に
収容保持されて搬送される錠剤tをその搬送途中に所定
角度回転させることができるものであればどのようなも
のであってもよい。更にまた、錠剤回転手段により保持
ポケット611内に収容保持された錠剤tを回転させる
際、錠剤tにかかる負荷を軽減するために、保持ポケッ
ト611の開口周縁部にテーパーを設けたり、該保持ポ
ケット611の底面を錠剤tのカーブに合わせた曲面と
するなど、その他の構成についても、本発明の要旨を逸
脱しない限り適宜変更して差し支えない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の側面検査
装置及び該側面検査装置を用いた外観検査装置によれ
ば、側面検査ドラムの保持ポケットに収容保持されて搬
送される錠剤を搬送中に錠剤回転手段により回転させる
と共に、その回転前後の錠剤をカメラで撮影することに
よって、複数回に分けて錠剤の側面全面の画像を取り込
みを行うことにより、側面検査ドラムの保持ポケット内
に回転することなく安定的に収容保持されて搬送されて
いる状態の錠剤について側面画像の取り込みを行い、こ
れによって、ぶれのない鮮明な画像を確実に得ることが
でき、この鮮明な画像によって、高度で信頼性の高い側
面検査を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる側面検査装置を用い
た外観検査装置を示す概略図である。
【図2】同外観検査装置を構成する本発明の側面検査装
置を示す部分拡大概略断面図である。
【図3】同側面検査装置において錠剤回転手段で錠剤を
回転させる際の動作を順次説明する説明図である。
【図4】錠剤回転手段の他の例を示す概略斜視図であ
る。
【図5】同錠剤回転手段で錠剤を回転させる際の動作を
順次説明する説明図である。
【図6】本発明の側面検査装置における錠剤回転手段に
よる錠剤の回転態様の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の側面検査装置における錠剤回転手段に
よる錠剤の回転態様の他の例を示す説明図である。
【図8】同外観検査装置の側面検査ドラムから姿勢変換
ドラムへと錠剤を移行させ、該錠剤を直立状態から平伏
状態へと姿勢変換し、姿勢変換ドラムにより錠剤を搬送
する際の動作を順次説明する部分拡大断面図である。
【図9】同外観検査装置の姿勢変換部を構成する姿勢変
換装置を示す断面図である。
【図10】同外観検査装置の表裏面検査部を示す断面図
である。
【図11】同外観検査装置の表裏面検査部を構成する表
面検査ドラム及び裏面検査ドラムの外筒ドラムを示す斜
視図である。
【図12】同外観検査装置の表裏面検査部を構成する表
面検査ドラム及び裏面検査ドラムの外筒ドラムの外周面
部分を示す部分拡大図であり、(A)は斜視図、(B)
は平面図である。
【図13】同外観検査装置の表裏面検査部を構成する表
面検査ドラム及び裏面検査ドラムの外筒ドラムの外周面
に錠剤を保持した状態を示す部分拡大断面図であり、
(A)は横断面図、(B)は縦断面図である。
【図14】同外観検査装置の表裏面検査部における表面
検査ドラムから裏面検査ドラムの外筒ドラムへと錠剤を
受け渡す部分を示す部分拡大断面図である。
【図15】従来の外観検査装置を示す概略図である。
【図16】同外観検査装置の側面検査部を構成する側面
検査ドラムを示す一部を断面とした側面図である。
【符号の説明】
1 錠剤供給部 12 整列供給装置 15 供給管 16 粗選別機 6 側面検査部(側面検査装置) 61 側面検査ドラム 611 保持ポケット 62 側面撮像装置 63〜65 カメラ 66a,66b 錠剤回転手段 7 姿勢変換部 71 姿勢変換ドラム 711 姿勢変換ポケット 72 カバー板 8 表裏面検査部 81 表面検査ドラム 811 吸引孔 82 裏面検査ドラム 83 表面撮像装置 84 裏面撮像装置 85 内筒ドラム 86 外筒ドラム 861 吸引孔 87 ゴムバンド 871 バンド取付溝 872 撓み用凹部 9 分別部 91 不良品排出ノズル 92 良品排出ノズル 93 良品回収コンベア 94 不良品排出シュート 95 不良品回収缶 t 偏平錠剤 x 不良錠剤 c 良品回収コンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平錠剤を径方向を上下にした直立状態
    で搬送し、その搬送途中で撮像装置によって該錠剤の側
    面を撮影することにより該錠剤の側面画像を得、得られ
    た画像から外観不良の有無を判定する側面検査装置にお
    いて、偏平錠剤を少なくとも一部がドラム外周面から突
    出した直立状態で保持する保持ポケットが外周面に多数
    整列して形成され、所定の速度で連続回転する側面検査
    ドラムと、該側面検査ドラムの外周面に近接して設けら
    れ、上記保持ポケット内に保持された偏平錠剤を側面検
    査ドラムの回転による搬送中に所定角度回転させる1又
    は2以上の錠剤回転手段と、該錠剤回転手段の前後でそ
    れぞれ上記保持ポケットに収容保持された偏平錠剤を撮
    影する2以上のカメラを備えた側面撮像装置とを具備し
    てなり、偏平錠剤を上記側面検査ドラムの保持ポケット
    に収容保持して該側面検査ドラムの連続回転により搬送
    し、この偏平錠剤を搬送途中で上記1又は2以上の錠剤
    回転手段によって所定角度ずつ回転させることにより合
    計180゜以上回転させると共に、各錠剤回転手段の前
    後で上記側面撮像装置の各カメラによって側面検査ドラ
    ムの外周面から突出した偏平錠剤の側面を撮影すること
    により、該偏平錠剤の側面全面の画像を得ることを特徴
    とする偏平錠剤の側面検査装置。
  2. 【請求項2】 上記側面検査ドラムの保持ポケットを偏
    平錠剤の半分以上が突出するポケットとすると共に、上
    記錠剤回転手段として、錠剤を120゜ずつ回転させる
    2つの錠剤回転手段を設け、かつ上記側面撮像装置とし
    て、2つの錠剤回転手段の前後で偏平錠剤の側面を撮影
    する3つのカメラを備えた撮像装置を用いた請求項1記
    載の偏平錠剤の側面検査装置。
  3. 【請求項3】 上記錠剤回転手段が、上記側面検査ドラ
    ムの外周面から突出した錠剤の突出部に所定の摩擦抵抗
    をもって当接する錠剤当接面を有するものであり、側面
    検査ドラムの保持ポケットに収容保持されて搬送される
    偏平錠剤が、この錠剤回転手段の下を通過する際に上記
    錠剤当接面に接触し、その摩擦抵抗によって上記保持ポ
    ケット内で偏平錠剤が所定角度回転するものである請求
    項1又は2記載の偏平錠剤の側面検査装置。
  4. 【請求項4】 上記錠剤回転手段が、上記側面検査ドラ
    ムによる錠剤の搬送方向に沿った錠剤通過溝を有すると
    共に、該錠剤通過溝内を吸引する吸引機構を有するもの
    であり、側面検査ドラムの保持ポケットに収容保持され
    て搬送される偏平錠剤がこの錠剤回転手段の下を通過す
    る際、偏平錠剤の突出部が上記錠剤通過溝内に挿入され
    ると共に、一部が側面検査ドラムの保持ポケット内に挿
    入された状態で該偏平錠剤が上記錠剤通過溝内に吸引保
    持され、該錠剤通過溝内を転がるようにして偏平錠剤が
    所定角度回転するものである請求項1又は2記載の偏平
    錠剤の側面検査装置。
  5. 【請求項5】 上記側面撮像装置を構成する上記カメラ
    が、ラインセンサカメラである請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の偏平錠剤の側面検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の側
    面検査装置からなる側面検査部と、該側面検査部の側面
    検査ドラムから直立状態の偏平錠剤を受け取り、これを
    厚さ方向を上下にした平伏状態に姿勢変換する姿勢変換
    部と、該姿勢変換部から平伏状態の偏平錠剤を受け取
    り、これを平伏状態で外周面に保持して所定速度で回転
    することにより、該錠剤を搬送する表面検査ドラムと、
    該表面検査ドラムの外周面に自己の外周面を近接させた
    状態に配設され、上記表面検査ドラムから偏平錠剤を受
    け取って該錠剤を表裏反転させた平伏状態で外周面に保
    持し、所定速度で回転することにより該錠剤を搬送する
    裏面検査ドラムと、上記表面検査ドラムの外周面に保持
    された錠剤を撮影して該錠剤の表面画像を取り込む表面
    撮像装置と、上記裏面検査ドラムの外周面に保持された
    錠剤を撮影して該錠剤の裏面画像を取り込む裏面撮像装
    置と、取り込んだ側面画像、表面画像及び裏面画像の各
    画像を画像処理して外観不良の有無を判定する良否判定
    部と、該良否判定部による判定結果に応じて、外観不良
    のない良品錠剤と外観不良のある不良品錠剤とを分別回
    収する分別手段とを具備してなることを特徴とする偏平
    錠剤の外観検査装置。
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