JPH09118414A - 搬送装置及び該搬送装置を備えた固形製剤印刷装置 - Google Patents

搬送装置及び該搬送装置を備えた固形製剤印刷装置

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JPH09118414A
JPH09118414A JP7299069A JP29906995A JPH09118414A JP H09118414 A JPH09118414 A JP H09118414A JP 7299069 A JP7299069 A JP 7299069A JP 29906995 A JP29906995 A JP 29906995A JP H09118414 A JPH09118414 A JP H09118414A
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plate
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slats
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泰三 山本
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雅清 井上
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NIPPON ERANKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の無端チェーンと該無端チェーン間に架
設された多数のスラットとを有し、上記無端チェーンを
循環駆動させて上記スラットを移動させることにより、
該スラット上に載置した被搬送物を移送する搬送装置に
つき、上記スラットを着脱する際の作業性を向上させ
る。 【解決手段】 スラット4を、一対の無端チェーン1,
1間に架設固定されたスラットベース5と、該スラット
ベース5上に着脱可能に取り付けられたスラットプレー
ト6とで構成すると共に、上記スラットプレート6を上
記スラットベース5上に着脱可能に保持する保持手段1
4,14を設け、スラットプレート6をスラットベース
5から分離可能とした。 【効果】 スラット交換時の労力及び時間を大幅に削減
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の無端チェー
ン間に多数のスラットを架設し、無端チェーンを駆動す
ることにより、上記スラット上に載置された固形製剤等
の搬送物を搬送する搬送装置及び該搬送装置を用いた固
形製剤印刷装置に関し、更に詳述すると、スラットの着
脱を作業性よく容易に行うことができ、被搬送物の種類
に応じてスラットを変更する場合やスラットを洗浄する
場合などに、該スラットを作業性よく容易に着脱交換す
ることができる搬送装置及び該搬送装置を用いた固形製
剤印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、無端チェーンにより駆動する
チェーンコンベアが搬送装置として様々な産業分野で用
いられている。このようなチェーンコンベアは、通常の
ベルトコンベアに比べて駆動安定性に優れることから、
安定的な搬送状態が要求される用途に好適に用いられ、
特に一対の無端チェーン間に多数のスラットを架設する
と共に、該スラット上面に複数の保持ポケットを形成
し、該保持ポケット内に被搬送物を収容して搬送するチ
ェーンコンベアは、極めて安定した搬送速度及び搬送軌
道が得られることから、搬送中に被搬送物に対して種々
の処理を施す場合や被搬送物の外観検査を行う場合など
に好適に採用され、具体的には、医薬の製造分野におい
て、製造した固形製剤をコンベアで搬送しながら該固形
製剤の表面に各種マークを印刷し、また印刷後その印刷
状態の良否を搬送中に検査する場合には、このようなス
ラット架設式のチェーンコンベアを用いることが好まし
く、このような固形製剤の印刷及び検査を行うための装
置としては、特開平6−143539号公報に記載の固
形製剤印刷装置が知られている。
【0003】即ち、上記特開平6−143539号公報
に記載の印刷装置は、図3に示したように、ホッパー1
00、第1供給ドラム150及び第2供給ドラム151
からなる固形製剤供給部152と、表面に整列形成され
た多数の保持ポケット120aを有し、該保持ポケット
120a内に固形製剤200を収容して水平方向に搬送
するコンベアタイプの搬送装置120と、インクパン1
04、デザインローラ105、転写ローラ102、クリ
ーニングローラ107及びクリーニングブレード106
からなるインク転写部110と、撮影装置160、判別
装置161及び照明162からなる良否判別部163と
を具備してなるものである。
【0004】この印刷装置を用いて各種錠剤等の固形製
剤に印刷を行う場合は、まず上記固形製剤供給部152
の第1供給ドラム150及び第2供給ドラム151を回
転させ、ホッパー100から固形製剤200を第1供給
ドラム150表面に形成されたポケット150a内に移
し、これを第1供給ドラム150から第2供給ドラム1
51のポケット151aに受け渡し、更に第2供給ドラ
ム151から搬送装置120の一端部において該搬送装
置120の保持ポケット120a内に供給する。そし
て、搬送装置120のコンベアは図中矢印方向に駆動循
環されており、その保持ポケット120aに収容された
固形製剤200が、コンベアの一端から他端へと搬送さ
れて行き、上記インク転写部110へと移送される。
【0005】なお、上記ポケット150a,151a内
は吸引状態となるようになっており、これにより安定的
に固形製剤200を内部に保持し得るようになっている
と共に、この固形製剤200を第1供給ドラム150か
ら第2供給ドラム151に受け渡す際、及び第2供給ド
ラム151からコンベアに受け渡す際には、渡し側ポケ
ットの吸引状態が解除され、受取側ポケットの吸引また
は固形製剤200の自重により良好に固形製剤の受渡し
が行われるようになっている。
【0006】上記インク転写部110では、上記デザイ
ンローラ105、転写ローラ102及びクリーニングロ
ーラ107の各ローラがそれぞれ図中矢印方向に回転し
ており、上記デザインローラ105の表面に形成された
印刷パターン状の窪み内にインクパン104内のインク
が付着し、該窪み以外のデザインローラ105表面に付
着した余分なインクが上記クリーニングブレード106
により除去された後、該窪み内のインクが転写ローラ1
02表面に移行し、これがインク転写部110に搬送さ
れてきた固形製剤200表面に押し付けられ、固形製剤
200の表面に所望のパターンが印刷される。そして印
刷後、一定のインターバルで上記クリーニングローラ1
07が転写ローラ102に接触し、該クリーニングロー
ラ107で転写ローラ102の表面に残留するインクを
一定のインターバルで除去するようになっている。
【0007】この場合、特に図示していないが、搬送装
置120の上記保持ポケット120aには、それぞれそ
の底壁部に小貫通孔が形成されていると共に、その下面
側には上記インク転写部110に対応した位置に存して
吸引室121が設けられており、この吸引室121内は
エアーコンプレッサー133により吸引されている。そ
して、固形製剤200を収容した保持ポケット120a
がこのインク転写部110に搬送されて吸引室121上
に来ると上記吸引室121及び上記小貫通孔を通して保
持ポケット120a内が上記エアーコンプレッサー13
3により吸引され、その吸引力により固形製剤200が
保持ポケット120a内にガタツキを生じることなく安
定的に保持されるようになっている。これにより、固形
製剤200の表面に上記転写ローラ102の表面を押し
付けてインクを転写する際でも、固形製剤200が安定
的に保持ポケット120a内に保持され、印刷位置のず
れや固形製剤200が転写ローラ102に貼り付くとい
った不都合を生じることなく安定的に印刷が行われる。
【0008】次いで、印刷後の固形製剤200は、更に
搬送装置120の他端側へと搬送され、良否判別部16
3へと移送される。この良否判別部163に移送された
固形製剤200が撮影装置160により撮影され、印刷
の良否が判別装置161により判断される。そして、更
に搬送装置120のコンベア上を他端側へと搬送されて
行き温風乾燥器180によりインクの乾燥が行われた後
コンベアの他端部120bを回り込んで、搬送装置12
0の下側へと運ばれる。この場合、このコンベアの他端
部120b内にも上記吸引室121と同様の吸引室12
2が設けられており、上記インク転写部110を通過す
る際と同様に保持ポケット120a内が吸引されて固形
製剤200が保持ポケット120aからこぼれ落ちるこ
となく、確実に搬送装置120の下側へと運ばれる。
【0009】また、この搬送装置120の他端部120
b部分には、コンベアの内側に配置されたエアーガン1
31とコンベアの外側に配置された不良品回収バケット
134とからなる不良品排除部130が構成されてい
る。そして、上記良否判別部163で印刷不良と判定さ
れた固形製剤200がこの不良品排除部130に搬送さ
れて来ると上記エアーガン131に接続されたエアーコ
ンプレッサー132が作動してエアーガン131から圧
搾空気が噴出し、その空気が保持ポケット120a内に
設けられた上記小貫通孔(図示せず)を通して保持ポケ
ット120aから噴出し、内部に収容されていた不良の
固形製剤を吹き飛ばして上記不良品回収バケット134
に回収するようになっている。
【0010】そして、搬送装置120の下側に搬送され
てきた良品固形製剤は、保持ポケット120aの吸引状
態が解除されることにより、上記第2供給ドラム151
と同様に構成された回収ドラム153の回収ポケット
(図示せず)に受け渡され、更にこの回収ドラム153
からコンベアー140へと移され、受け部141を通し
て製品として回収されるようになっている。
【0011】このように、固形製剤の印刷及びその検査
を固形製剤を搬送しながら連続的に行うように構成され
た固形製剤印刷装置では、印刷ずれ(位置ずれ)による
不良品の発生を最低限に抑えると共に、検査精度の向上
を図るため、固形製剤の搬送速度及び搬送軌道の安定化
が厳しく要求され、上記搬送装置120としては、一対
の無端チェーン間に多数のスラットを架設すると共に、
該スラット上面に複数の保持ポケットを形成し、該保持
ポケット内に被搬送物を収容して搬送するチェーンコン
ベアが、非常に安定した搬送速度及び搬送軌道が得られ
ることから好適に用いられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一対の
無端チェーン間に多数のスラットを架設したチェーンコ
ンベアーは、スラットの着脱作業が煩雑であり、スラッ
トの数が100を超えるようなものにあっては、その着
脱作業に多大な労力を要するという問題点がある。
【0013】即ち、従来のチェーンコンベアーは、通常
各スラットの両端部をそれぞれ無端チェーンに直接ネジ
止めすることにより一対の無端チェーン間に架設固定し
ており、スラットを着脱する際には、各スラットについ
て逐一ネジの取外し及び取付けを行わなければならず、
スラットの数が多くなればその着脱作業には多大な労力
と時間を要することとなる。
【0014】更に、循環駆動する無端コンベアーでは両
端部の折り返し部分において、隣接するスラット間が若
干折れ曲がった状態となるのでスラットを隙間なく並べ
て取り付けることができず、各スラット間に若干のクリ
アランスを設ける必要があり、またスラットに設けたビ
ス孔に容易にネジを挿通するため若干のクリアランスを
設ける必要もある。このため、取り外したスラットを再
び取り付ける際、又はスラットを交換して新しいスラッ
トを取り付ける際に、スラットに微妙な位置ずれが生じ
やすく、これが印刷ずれや検査精度の低下を招くことも
あることから、スラットを取り付けた後に微妙な調整を
行わなければならない場合もあり、更なる労力と時間を
要することとなる。
【0015】この場合、特に上記固形製剤印刷装置の搬
送装置として用いる場合には、サイズや形状の異なる固
形製剤に印刷を施す際、即ち被処理物の固形製剤を変更
する際に、すべてのスラットをその固形製剤に合った保
持ポケットを有するスラットに交換しなければならず、
また汚染に対して極めて厳格な医薬を搬送する関係上、
スラットのクリーニングを定期的に行う必要もあり、ス
ラットの着脱作業を頻繁に行う必要がある。従って、ス
ラットを着脱する際の労力及び時間の増減は、生産効率
や歩留まりにも大きく影響し、この点の改善が強く望ま
れるところである。
【0016】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、一対の無端チェーンと該無端チェーン間に架設され
た多数のスラットとを有し、上記無端チェーンを循環駆
動させて上記スラットを移動させることにより、該スラ
ット上に載置した被搬送物を移送する搬送装置につき、
上記スラットを着脱する際の作業性を向上させ、スラッ
ト交換時の労力及び時間を大幅に削減することができる
搬送装置、及び該搬送装置を用いた固形製剤印刷装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の態様】本
発明は、上記目的を達成するため、一対の無端チェーン
と該無端チェーン間に架設された多数のスラットとを有
し、上記無端チェーンを循環駆動させて上記スラットを
移動させることにより、該スラット上に載置した被搬送
物を移送する搬送装置において、上記スラットが、上記
一対の無端チェーン間に架設固定されたスラットベース
と、該スラットベース上に着脱可能に取り付けられたス
ラットプレートとからなると共に、上記スラットプレー
トを上記スラットベース上に着脱可能に保持する保持手
段を具備してなることを特徴とする搬送装置を提供す
る。
【0018】この本発明搬送装置は、一対の無端チェー
ン間に架設されたスラットが、無端チェーン間に架設固
定されたスラットベースと、該スラットベース上に保持
手段によって着脱可能に取り付けられたスラットプレー
トとから構成されているので、上記保持手段によるスラ
ットベースとスラットプレートとの間の連結状態を解除
することにより、容易にスラットベースとスラットプレ
ートとを分離することができ、またスラットプレートを
スラットベース上に載置して上記保持手段により容易に
取り付けることができる。従って、固形製剤等の被搬送
物に合った保持ポケットを有するスラットに交換する必
要がある場合やスラットをクリーニングする必要がある
場合には、上記スラットプレートを取り外して被搬送物
に適した他のスラットプレートに交換し、又は取り外し
たスラットプレートをクリーニングすることにより容易
に対応することができ、スラット全体を無端チェーンか
ら取り外しまた取り付けなくてはならない従来のスラッ
トを用いた搬送装置に比べて遥かに作業性よくこれらの
作業を行うことができる。
【0019】ここで、上記保持手段としては、例えばス
ラットベース上面及びスラットプレート下面の少なくと
もいずれか一方に磁石を配設し、該磁石の磁力によりス
ラットベース上にスラットプレートを保持するように構
成することができ、これにより単にスラットプレートを
スラットベースから引き剥すことにより、容易にスラッ
トプレートをスラットベースから取り外すことができる
と共に、スラットベース上に単にスラットプレートを載
せるだけで容易にスラットプレートをスラットベース上
に取り付けることができ、簡便にスラットプレートの着
脱及び交換作業を行うことができる。
【0020】更に、このように保持手段として磁石を用
いる場合に、上記スラットベースに1又は2以上の突竿
挿通孔を穿設すると共に、該スラットベースの下側に該
突竿挿通孔に対応して上下動可能な突竿を配置し、該突
竿を上動させ上記突竿挿通孔を通してスラットプレート
を突き上げることにより、上記磁石の磁力によって互い
に吸着したスラットベースとスラットプレートとを自動
的に分離するように構成することもでき、これにより極
めて作業性よく容易にスラットプレートの着脱及び交換
作業を行うことができる。
【0021】また、必要に応じて上記スラットプレート
及びスラットベースにそれぞれ互いに係合する位置決め
用係合部を設け、これら位置決め用係合部を互いに係合
させることにより、上記スラットプレートを上記スラッ
トベースの所定位置に位置決めするように構成してもよ
く、これによりスラットプレートをスラットベース上に
位置ずれを生じることなく容易に取り付けることがで
き、しかも本発明ではスラットベースは無端チェーンに
固定されたままであるため、単にこのスラットベース上
にスラットプレートを上記位置決め用係合部を係合させ
て取り付けることにより、取り外し前と全く同じ状態に
スラットプレートを取り付けることができ、従来の搬送
装置のようにスラット着脱後又はスラット交換後にスラ
ットの位置ずれが生じているようなことがなく、位置ず
れを補正するための微調整を行う手間も省略することが
できる。
【0022】更に、必要に応じて上記スラットプレート
の上面に複数の保持ポケットを形成し、該保持ポケット
内に被搬送物を収容することにより、スラットプレート
上の所定位置に被搬送物を保持した状態で搬送を行うよ
うに構成することは勿論差し支えなく、これにより上述
した固形製剤印刷装置に用いられる搬送装置などの被搬
送物を整列配置して搬送する必要がある用途に好適に使
用されるものである。
【0023】また、本発明は、固形製剤を整列配置した
状態で搬送する搬送手段と、該搬送手段に上記固形製剤
を供給して整列配置する固形製剤供給手段と、上記搬送
手段搬送中間部上方に設けられ、上記整列配置された固
形製剤の表面に所定パターンのインクを転写するインク
転写手段とを具備してなる固形製剤印刷装置において、
上記搬送手段として上記本発明の搬送装置を用いたこと
を特徴とする固形製剤印刷装置を提供する。
【0024】この本発明の固形製剤印刷装置は、搬送手
段として上述の本発明搬送装置を用いているので、スラ
ットの交換やクリーニングを行う際、上記スラットプレ
ートをスラットベースに着脱することにより、良好な作
業性をもって容易かつ確実に対応することができ、スラ
ットの交換やクリーニングを行う際の労力及び時間を大
幅に削減し得、生産効率や歩留まりを大幅に向上させる
ことができるものである。
【0025】なお、この本発明の固形製剤印刷装置に
は、勿論上述した従来の固形製剤印刷装置と同様に、上
記インク転写手段の配設位置よりも搬送方向後方に存し
て上記搬送装置の上方に設けられ、固形製剤の表面に転
写されたパターンの良否を判別する良否判別手段と、該
良否判別手段によって転写不良と判別された固形製剤を
排除する不良品排除手段とを設け、印刷後すぐにその良
否を検査して不良品を排除する機能を付与することがで
き、この場合本発明の固形製剤印刷装置ではスラットプ
レートの交換やクリーニングを行った後でも上述のよう
にスラットに位置ずれが生じているようなことがなく、
極めて安定的な搬送軌道を確実に得ることができ、これ
により精度の高い検査を確実に行うことができるもので
ある。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1及び2は、本発明の一実施例に係る搬送
装置を示すもので、この搬送装置は、図3に示した上述
の固形製剤印刷装置の搬送装置(搬送手段)120とし
て用いられるものであり、この図1及び2に示された搬
送装置を用いた図3の固形製剤印刷装置は本発明固形製
剤搬送装置の一実施例に相当する。この場合、図3の装
置において、その構成及び作用効果について従来技術と
して上述した事項については、その説明を省略する。
【0027】図1中1,1は、互いに所定間隔離間して
平行に配置された一対の無端チェーンであり、この無端
チェーン1,1はそれぞれその両端部内側に配設された
スプロケット2,2により循環駆動されるようになって
いる。この場合、上記スプロケット2,2は同一の駆動
軸3により連結されており、この駆動軸3に接続された
モータ等の駆動源(図示せず)により同期的かつ同速度
で回転するようになっている。そして、上記無端チェー
ン1,1間には、両端部がそれぞれ該無端チェーン1,
1にネジ止め固定されたスラットベース5と該スラット
ベース5上に取り付けられたスラットプレート6とから
なる多数のスラット4が架設されており、これらスラッ
ト4が両無端チェーン1,1と一体的に循環移動するよ
うになっている。
【0028】上記スラット4を構成する上記スラットベ
ース5は、図2に示されているように、両端部やや内側
をそれぞれ凸形に折曲9,9させた長板状のもので、そ
の両端部には上記凸状折曲部9,9よりも外側に存して
それぞれビス孔23が穿設されており、図1に示されて
いるように、このビス孔23にそれぞれネジ7,7をね
じ込むことによって両端部が上記両無端チェーン1,1
にそれぞれ固定されている。この場合、両無端チェーン
1,1の間には、両無端チェーン1,1の近傍に存し
て、上下両端縁が水平直線状に形成された板状のガイド
板8,8がそれぞれ無端チェーン1,1の循環方向に沿
って配設されており、上記スラットベース5両端部やや
内側に形成された上記凸状折曲部9,9の下面側凹部1
0,10内に上記ガイド板8,8の上下端縁部がそれぞ
れ挿入され、このガイド板8,8にガイドされてスラッ
トベース5が無端チェーン1,1の弛み等に影響される
ことなく、水平方向に沿って安定的に移動するようにな
っている。
【0029】このスラットベース5上面側の上記凸状折
曲部9,9間が上記スラットプレート6を取り付ける取
付部11となっており、図2に示されているように、こ
の取付部11の両端部には位置決め突起12,12が互
いに反対側の側縁部近傍に存して突設されている。ま
た、取付部11の両端部やや内側にはそれぞれ上下両面
に貫通した突竿挿通孔13,13が設けられており、更
にこれら突竿挿通孔13,13の更に内側に存して永久
磁石14,14が取付部11表面に露出した状態に埋設
されている。更にまた、取付部11には、24個の小貫
通孔15が後述するスラットプレート6の保持ポケット
18に対応して2列に整列して形成されている。なお、
このスラットベース5はステンレススチールにより形成
されている。
【0030】次に、このスラットベース5に取り付けら
れるスラットプレート6は、図2に示されているよう
に、上記スラットベース5の取付部11に対応した形状
及びサイズを有する長板状のもので、その両端部には上
記位置決め突起12,12が挿入される位置決め孔1
6,16が互いに反対側の側縁部近傍に存して穿設され
ており、また下面両端部やや内側には吸着プレート1
7,17がスラットプレート6下面に露出した状態に埋
設されている。更に、このスラットプレート6上面に
は、24個の半球凹状の保持ポケット18が2列に整列
して形成されていると共に、各保持ポケット18の底部
にはそれぞれスラットプレート6の下面に貫通する小貫
通孔19が穿設されている。なお、このスラットプレー
ト6はアルミニウム合金により形成されており、また上
記吸着プレート17,17はステンレススチールにより
形成されている。更に、このスラットプレート6,6は
黒色に着色されており、搬送する固形製剤を撮影装置1
60(図3参照)で撮影して良否を判別する際、淡色の
固形製剤との間に良好なコントラストを有する画像が得
られるようになっている。
【0031】このスラットプレート6は、その位置決め
孔16,16内にそれぞれ上記位置決め突起12,12
を挿入するようにして、上記スラットベース5の取付部
11上に載置することにより、図1に示されているよう
に、該取付部11内にピッタリと嵌り込み、スラットベ
ース5の永久磁石14,14にスラットプレート6の吸
着プレート17,17が吸着して、スラットプレート6
がスラットベース5に保持されようになっている。この
とき、スラットベース5の各小貫通孔15とスラットプ
レート6の各小貫通孔19とが一致した状態となり、ま
た上記吸着プレート17,17がスラットベース5の突
竿挿通孔13,13を塞ぐようになっている。
【0032】また、図1に示されているように、本実施
例の搬送装置120には、搬送方向中間部内側におい
て、一対のエアーシリンダ20,20が、上記スラット
ベース5の下方に存し上記突竿挿通孔13,13に対応
して配設されている。このエアーシリンダ20,20は
エアーコンプレッサ(図示せず)に接続されており、該
エアーコンプレッサから圧搾空気の供給を受けて突竿2
1,21が上動し、かつ該圧搾空気の供給が停止すれ
ば、突竿21,21が下動して元の状態に復帰するよう
になっている。この場合、圧搾空気の供給を受けて突竿
21,21が上動すると、該突竿21,21の先端が上
記突竿挿通孔13,13を通して上記スラットプレート
6の吸着プレート17,17部分を突き上げ、該スラッ
トプレート6が上記永久磁石14,14の磁力に抗して
スラットベース5から持ち上げられ、分離した状態とな
るようになっている。このとき、突竿21,21の上動
は、該突竿21,21の基端部に設けられたストッパ2
2,22がスラットベース5の下面に当接して停止し、
これによりスラットプレート6がスラットベース5の取
付部11から飛び出してしまうことなく、該取付部11
から上方へと突出した状態となる。この状態で、容易に
スラットプレート6をスラットベース5から取り外すこ
とができるものである。
【0033】本実施例の搬送装置は、上記スラットプレ
ート6上面に形成された各保持ポケット18内に固形製
剤を収容保持した状態で、循環駆動される無端チェーン
1,1と一体的に各スラット4が移動することにより、
上記固形製剤を搬送するものであり、この本実施例搬送
装置を用いた図3の固形製剤印刷装置は、上記従来技術
として説明した動作と同様の動作により固形製剤の印刷
及び良否検査を行うものである。この場合、本実施例の
搬送装置に設けられている上記エアーシリンダ20,2
0は、図3に示されているように、インク転写部110
と良否判別部163との間に位置するようになってい
る。また、図3のインク転写部110及び折り返し部
(他端部)120bにおいては、上記小貫通孔15及び
19(図2参照)を通して保持ポケット18内が吸引さ
れると共に、不良品排除部130においてはエアーガン
131からこの小貫通孔15及び19を通して保持ポケ
ット18内にエアーを噴出するようになっている。
【0034】更に、本実施例の搬送装置は、切り替え操
作により上記スラット4とチェーン1,1とからなるコ
ンベアを間欠運動させることができるようになってお
り、このとき各スラットベース5の突竿挿通孔13,1
3と上記エアーシリンダ20,20の突竿21,21と
が一致した状態で各スラット4が間欠的に停止するよう
になっている。
【0035】本実施例の搬送装置は、一対の無端チェー
ン1,1間に架設された各スラット4が、無端チェーン
1,1間に架設固定されたスラットベース5と、該スラ
ットベース5上に永久磁石14,14(保持手段)によ
って着脱可能に取り付けられたスラットプレート6とか
ら構成されているので、スラット4を搬送する固形製剤
に合った保持ポケットを有する別のスラットに交換する
場合やスラット4をクリーニングする場合、上記スラッ
トプレート6をスラットベース5から取り外して搬送す
る固形製剤に適した他のスラットプレートに交換し、又
は取り外したスラットプレート6をクリーニングするこ
とにより容易に対応することができ、スラット全体を無
端チェーンから取り外しまた取り付けなくてはならない
従来のスラットを用いた搬送装置に比べて遥かに作業性
よくこれらの作業を行うことができるものである。
【0036】即ち、上記スラットプレート6を交換した
りクリーニングするために、該スラットプレート6をス
ラットベース5から取り外す場合は、上記一対のチェー
ン1,1とスラット4とからなるコンベアの運転動作を
連続循環運動から間欠循環運動に切り替えると共に、こ
の間欠運動と同期的に連動させて上記エアーシリンダ2
0,20にエアーコンプレッサ(図示せず)から圧搾エ
アーを間欠的に供給して突竿21,21を上下動させ
る。これにより、上述したように突竿21,21の先端
が上記突竿挿通孔13,13を通して上記スラットプレ
ート6の吸着プレート17,17部分を突き上げ、該ス
ラットプレート6が上記永久磁石14,14の磁力に抗
してスラットベース5から持ち上げられて分離した状態
となり、この状態でスラットプレート6をスラットベー
ス5から取り去り、この作業を各スラット4について順
次行うことにより、すべてのスラットプレート6をスラ
ットベース5から取り外す。
【0037】そして、新たなスラットプレート6を取り
付ける場合には、スラットプレート6をその位置決め孔
16,16内にそれぞれ上記位置決め突起12,12を
挿入するようにして、上記スラットベース5の取付部1
1上に載置することにより、図1に示されているよう
に、該取付部11内にピッタリと嵌り込み、スラットベ
ース5の永久磁石14,14にスラットプレート6の吸
着プレート17,17が吸着して、スラットプレート6
がスラットベース5に保持される。そして、この作業を
すべてのスラット4について行うことにより、スラット
プレート6の取り付けを行う。この場合、コンベアを上
記取り外し時と同様に間欠運動させながら上記スラット
プレート6の取付作業を行うことができる。
【0038】このように、本発明の搬送装置では、スラ
ット4を構成するスラットプレート6をスラットベース
5から分離して取り外し、新たなスラットプレートをス
ラットベース5に取り付けることにより、スラットの実
質的な交換を行うことができ、スラット全体を無端チェ
ーンから取り外しまた取り付けなくてはならない従来の
スラットを用いた搬送装置に比べて遥かに作業性よくこ
れらの作業を行うことができる。
【0039】しかも本実施例では、スラットベース5に
スラットプレート6を保持固定する手段として永久磁石
を用い、その磁力によりスラットベース5上にスラット
プレート6を保持するようになっているので、単にスラ
ットプレート6をスラットベース5から引き剥すことに
より、容易にスラットプレート6をスラットベース5か
ら取り外すことができると共に、スラットベース5の取
付部11上に単にスラットプレート6を載せるだけで容
易にスラットプレート6をスラットベース5上に取り付
けることができる上、取り外しの際には上記エアーシリ
ンダ20,20の突竿21,21でスラットプレート6
を突き上げることにより、上記磁石14の磁力によって
互いに吸着したスラットベース5とスラットプレート6
とを自動的に分離するようになっているので、極めて作
業性よく容易にスラットプレート6の着脱及び交換作業
を行うことができるものである。
【0040】更に、本実施例では、上記スラットプレー
ト6及びスラットベース5にそれぞれ互いに係合する位
置決め孔16及び位置決め突起12を位置決め用係合部
として設け、これら位置決め用係合部を互いに係合させ
ることにより、上記スラットプレート6を上記スラット
ベース5の所定位置に位置決めするように構成されてい
るので、スラットプレート6をスラットベース5上に位
置ずれを生じることなく容易に取り付けることができ、
しかもスラットベース5は無端チェーン1,1に固定さ
れたままであるため、単にこのスラットベース5上にス
ラットプレート6を上記位置決め係合部16,12を係
合させて取り付けることにより、取り外し前と全く同じ
状態にスラットプレート6を取り付けることができ、従
来の搬送装置のようにスラット着脱後又はスラット交換
後にスラットの位置ずれが生じているようなことがな
く、位置ずれを補正するための微調整を行う手間も省略
することができるものである。
【0041】従って、この搬送装置を用いた図3に示さ
れた本実施例の固形製剤印刷装置によれば、スラットの
交換やクリーニングを行う際、上記スラットプレート6
をスラットベース5に着脱することにより、良好な作業
性をもって容易かつ確実に対応することができ、スラッ
トの交換やクリーニングを行う際の労力及び時間を大幅
に削減し得る。しかも、スラットプレート6の交換やク
リーニングを行った後でも上述のようにスラットに位置
ずれが生じているようなことがなく、極めて安定的な搬
送軌道を確実に得ることができるので、印刷位置ずれ等
の印刷不良が生じる確率も低く、また精度の高い良否検
査を確実に行うことができるものである。よって、この
本実施例固形製剤印刷装置によれば、スラットの交換や
クリーニングを行う際の労力及び時間を大幅に削減し、
かつ印刷不良の発生を効果的に防止して、生産効率や歩
留まりを大幅に向上させることができるものである。
【0042】[実験例]次に、実験例を示し本発明の効
果をより具体的に示す。図3に示した構成の固形製剤印
刷装置において、スラットを無端チェーン間にねじ止め
しただけの従来の搬送装置を用いたものと、上記図1,
2に示した本実施例の搬送装置を用いたものとで、スラ
ットの交換作業を行い、その作業性の優劣を比較した。
この場合、スラットの数はいずれも115本であり、従
来の搬送装置ではスラットと無端チェーンとを連結して
いるビスを取外しまた取り付けることによりスラットの
着脱を行い、本実施例の搬送装置では上述した方法と同
様にしてスラットプレート6の着脱を行った。
【0043】その結果、従来の搬送装置を用いたもので
はすべてのスラットを交換するのに1人の作業員で90
〜120分かかったのに対して、本実施例の搬送装置を
用いたものでは5〜6分ですべてのスラットプレート6
を交換することできた。これにより、本発明によるスラ
ット着脱時の作業性向上効果及びこれによる生産効率の
向上効果は、極めて大であることが確認された。
【0044】なお、本発明の搬送装置及び固形製剤印刷
装置は、上記実施例に限定されるものではなく、必要に
応じて種々変更することができる。例えば、上記実施例
では、スラットプレート6をスラットベース5に保持し
ておく手段として永久磁石を用い、取り外し時にはエア
ーシリンダ20,20の突竿21,21でスラットプレ
ート6を突き上げて該スラットプレート6をスラットベ
ース5から分離するようにしたが、エアーシリンダ2
0,20を用いずにスラットプレート6に適宜な摘み部
を設け、この摘み部をつかんで直接スラットプレート6
を取り外すようにしてもよく、またこの場合磁石を電磁
石とし、スラットプレート6の取り外し時にはスイッチ
の切り替え等により電磁石への電流の供給を停止してそ
の磁力を消去するようにすることもできる。更に、スラ
ットプレート6をスラットベース5に保持しておく手段
としては、確実にスラットプレート6を保持し得かつ良
好な着脱性を有するものであれば、各種クリップ類等の
磁石以外の手段を用いることも可能である。更にまた、
上記保持手段として磁石を用いる場合には、上記実施例
ではスラットプレート6の下面に設けた吸着プレート1
7,17を磁石に吸着させるようにしたが、これは軽量
化を図るためにスラットプレート6をアルミニウム合金
製としたためであり、磁石に対する吸着性の付与と突竿
21の突き上げに対する保護のために吸着プレート6を
設けたが、スラットプレート6をステンレススチール等
の磁石に吸着可能でかつ強度に優れた材料で形成すれ
ば、この吸着プレート6は省略することができる。
【0045】また、本発明の搬送装置は、クリーニング
等のためにスラットの着脱が比較的頻繁に行われる医薬
用の搬送装置として好ましく使用され、特に上述した固
形製剤印刷装置の搬送手段として好適に使用されるもの
であるが、その用途はこれに限定されず、種々の被搬送
物に対して使用することができる。この場合、用途によ
っては、保持ポケット18や上記位置決め突起12と位
置決め孔16とからなる位置決め用係合部は、それぞれ
他の形状としてもよく、また省略することも可能であ
る。
【0046】更に、スラットベース5やスラットプレー
ト6の形状、無端チェーン1,1の駆動方法など、その
他の構成についても本発明の要旨を逸脱しないかぎり種
々変更することができる。また、本発明の固形製剤印刷
装置についても固形製剤供給部152、インク転写部1
10、良否判別部163及び不良品排除部130等の構
成は適宜変更することができ、更に良否判別部163及
び不良品排除部130は場合によっては省略することも
可能である。更にまた、その他の構成についても本発明
の要旨を逸脱しないかぎり適宜変更して差し支えない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬送装置
によれば、スラットの着脱作業を極めて容易に行うこと
ができ、スラットの交換に要する労力及び時間を大幅に
削減することができる。従って、この搬送装置を用いた
本発明の固形製剤印刷装置によれば、スラットの交換や
クリーニングを行う際の労力及び時間を大幅に削減し
得、かつ印刷不良の発生を効果的に防止して、生産効率
や歩留まりを大幅に向上させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる搬送装置を示す断面
図である。
【図2】同搬送装置を構成するスラット部分を示す分解
斜視図である。
【図3】同搬送装置を用いた固形製剤印刷装置の一例を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 無端チェーン 4 スラット 5 スラットベース 6 スラットプレート 12 位置決め突起(位置決め用係合部) 13 突竿挿通孔 14 磁石(保持手段) 16 位置決め孔(位置決め用係合部) 18 保持ポケット 20 エアーシリンダ 21 突竿 110 インク転写部 120 搬送装置(搬送手段) 130 不良品排除部(不良品排除手段) 152 固形製剤供給部(固形製剤供給手段) 163 良否判別部(良否判別手段) 200 固形製剤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の無端チェーンと該無端チェーン間
    に架設された多数のスラットとを有し、上記無端チェー
    ンを循環駆動させて上記スラットを移動させることによ
    り、該スラット上に載置した被搬送物を移送する搬送装
    置において、上記スラットが、上記一対の無端チェーン
    間に架設固定されたスラットベースと、該スラットベー
    ス上に着脱可能に取り付けられたスラットプレートとか
    らなると共に、上記スラットプレートを上記スラットベ
    ース上に着脱可能に保持する保持手段を具備してなるこ
    とを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記保持手段として、スラットベース上
    面及びスラットプレート下面の少なくともいずれか一方
    に磁石を配設し、該磁石の磁力によりスラットベース上
    にスラットプレートを保持するようにした請求項1記載
    の搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記スラットベースに1又は2以上の突
    竿挿通孔を穿設すると共に、該スラットベースの下側に
    該突竿挿通孔に対応して上下動可能な突竿を配置し、該
    突竿を上動させ上記突竿挿通孔を通してスラットプレー
    トを突き上げることにより、スラットベースとスラット
    プレートとを自動的に分離するように構成した請求項2
    記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記スラットプレート及びスラットベー
    スにそれぞれ互いに係合する位置決め用係合部を設け、
    これら位置決め用係合部を互いに係合させることによ
    り、上記スラットプレートを上記スラットベースの所定
    位置に位置決めするように構成した請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記スラットプレートの上面に複数の保
    持ポケットを形成し、該保持ポケット内に被搬送物を収
    容することにより、スラットプレート上の所定位置に被
    搬送物を保持した状態で搬送を行うように構成した請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 固形製剤を整列配置した状態で搬送する
    搬送手段と、該搬送手段に上記固形製剤を供給して整列
    配置する固形製剤供給手段と、上記搬送手段搬送中間部
    上方に設けられ、上記整列配置された固形製剤の表面に
    所定パターンのインクを転写するインク転写手段とを具
    備してなる固形製剤印刷装置において、上記搬送手段と
    して請求項5記載の搬送装置を用いたことを特徴とする
    固形製剤印刷装置。
  7. 【請求項7】 上記インク転写手段の配設位置よりも搬
    送方向後方に存して上記搬送処置の上方に設けられ、固
    形製剤の表面に転写されたパターンの良否を判別する良
    否判別手段と、該良否判別手段によって転写不良と判別
    された固形製剤を排除する不良品排除手段とを具備する
    請求項6記載の固形製剤印刷装置。
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