JP2005241488A - 直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置並びにこれを適用した錠剤検査用撮像システム - Google Patents

直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置並びにこれを適用した錠剤検査用撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】 錠剤等を検査対象とし、直視面となるオモテ面やウラ面と同時に、非直視面となる側面を同時に撮像するようにし、検査を迅速且つ極めて正確に行えるようにするとともに、撮像装置やシステムも安価に構築できるようにした新規な撮像装置並びにこれを適用した錠剤検査用撮像システムを提供する。
【解決手段】 本発明は、錠剤Wの表面を撮像する撮像部6と、この撮像部6に錠剤Wを一つずつ送る搬送部7と、撮像した画像を取り込んで錠剤表面にカケや異物等の欠陥があるか否かを判定する画像処理部8とを具え、錠剤Wの良・不良を検査、判定するシステムであって、例えば凸レンズを主要部材とした特殊光学部により、錠剤Wのオモテ面Fまたはウラ面Bの撮像と同時に、側面Sを全周撮像できるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ほぼ円盤状を成す錠剤等を検査対象とし、撮像によって錠剤表面に発生し得る黒点やカケ等の欠陥を検査する手法に関するものであって、特に錠剤等のオモテ面やウラ面の撮像と同時に側面をも撮像し、錠剤の良・否判定を低コスト且つ高能率で行えるようにした新規な撮像手法に係るものである。
医薬品や栄養補助食品等においては、原料や成分を金型等により機械的に圧縮して飲みやすい形状に形成した錠剤が知られている。このものはタブレットとも称され、一般的には偏平な円盤状のものが広く流通している。
ところで、このような錠剤は、上記製造手法に因み、コーナ部等にカケやワレが生じたり、表面に圧縮成形時の汚れや黒点異物が付着したりする場合がある。このため実製造工程を終えた錠剤は、このような欠陥の検査を受けるために、カメラによって外観が撮像されるのが一般的である。
この撮像にあたっては、錠剤の表面をくまなく写す必要があり、以下、従来の撮像手法について説明する。まず図21(a)に示す撮像手法は、例えば錠剤Wの前後、左右、上下の計六方向から撮像する方法である。この際、予め六台のカメラCを各方向に設置しておき、六方向から同時に撮像してもよいし、一台のカメラCを適宜移動させて、錠剤Wのオモテ面F、ウラ面B、側面Sを順次撮像して行くことも可能である。もちろん、このような場合、側面Sの撮像は、少なくとも三方向または四方向から行うことが好ましい。
また図21(b)に示す撮像手法は、例えば錠剤Wが円盤状等、転がりやすい形状である場合、その形状を利用して、錠剤Wを転動させながら移送し、その間にオモテ面F、ウラ面B、側面Sの撮像を行うものである。
更にまた図21(c)に示す撮像手法は、例えば透明なターンテーブルT上に載置した錠剤Wを回転させながら、斜め上方から錠剤Wを撮影し続ける手法である。この手法では、錠剤Wを一周、回転させた時点で、オモテ面Fと側面Sの撮影が完了となる。なお、この場合、ウラ面Bの撮像は、当然、別のカメラCによって撮像するか、あるいはオモテ面Fと側面Sを撮像した後、カメラCの位置を変えて撮像するものである。
以上述べた手法が、従来の撮像手法であるが、このような従来手法にあっては、どれも判定を行うための情報量(データ量)が多いことが問題であった。すなわち例えば上記図21(a)、(b)では各方向一回ずつの撮影であっても、一つの錠剤Wについて五、六枚の画像処理を行わざるを得ず、また上記図21(c)では動画での処理となるため、扱う情報量が膨大となるものであった。このため撮像装置はもちろん、その後の画像処理や判定を行う装置等においても、当然、膨大な情報量に見合う能力が要求され、撮像装置やシステム全体の高コスト化や大型化等は避けらず、処理時間も相応に掛かるものであった。
また上記図21(b)の撮像手法にあっては、錠剤Wの転がりを前提としているが、例えば錠剤Wの中には平面形状が、ほぼ三角形や四角形等、転動に不向きなものもあるため、必ずしも全ての錠剤Wに適した撮像手法とは言えなかった。
また錠剤Wは人が直接飲用し、体内に摂り込むものであるため、関連装置やその周辺環境がクリーン(衛生的)な状態であることはもちろん、検査も全数検査(撮像)が必須とされ、またその判定においても高い精度(正確さ)が要求されており、これが撮像装置を含めた検査システム全体を、より一層コスト高とする傾向にあった。
また、このような状況に加えて、近年、健康指向が社会的なブームとなっており、錠剤タイプの栄養補助食品や健康食品等が盛んに開発され、市場に供給される現状にある。このため、錠剤の全数検査を高精度且つ高能率に行いながらも、装置やシステムを極力低コストに構築できる新規な撮像手法が、より一層強く求められていた。
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、錠剤等を検査対象とする場合、直視面となるオモテ面やウラ面と同時に、非直視面となる側面を同時に撮像することにより、入力データ量を極力抑え、良・否判定を迅速且つ極めて正確に行えるようにするとともに、撮像装置やシステムも安価に構築できるようにした新規な撮像装置並びにこれを適用した錠剤検査用撮像システムの開発を試みたものである。
すなわち請求項1記載の、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置は、レンズを有したカメラユニットを具え、立体形状を成す被検査体の表面を撮像する装置であって、前記カメラユニットは、被検査体の適宜の面を正面から直視した際、そのままでは視野に入らず目視し難い非直視面を、ほぼ全周、直視面と同時に撮像する特殊光学部を具えて成ることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置は、前記請求項1記載の要件に加え、前記特殊光学部は、凸レンズを主要部材とするものであり、この凸レンズを被検査体の直視面に対向するように設け、被検査体を撮像するようにしたことを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記カメラユニットによる被検査体の撮像は、極短時間で被検査体を一回撮像するワンショット撮影であることを特徴として成るものである。
また請求項4記載の錠剤検査用撮像システムは、錠剤の表面を撮像する撮像部と、この撮像部に錠剤を一つずつ送る搬送部と、撮像した画像を取り込んで錠剤表面にカケや異物等の欠陥があるか否かを判定する画像処理部とを具え、錠剤の良・不良を検査、判定するシステムであって、前記撮像部は、請求項1、2または3記載の撮像装置によって実質的に構成され、錠剤のオモテ面またはウラ面の撮像と同時に、側面をほぼ全周撮像するようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項5記載の錠剤検査用撮像システムは、前記請求項4記載の要件に加え、前記搬送部は、ほぼ垂直に立てた状態の錠剤を、そままの姿勢で撮像部まで搬送するようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項6記載の錠剤検査用撮像システムは、前記請求項5記載の要件に加え、前記搬送部は、搬送面をほぼ垂直に形成した搬送コンベヤを具え、錠剤のオモテ面またはウラ面を搬送面に吸着させることにより、錠剤を立たせた状態で撮像部に送るようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項7記載の錠剤検査用撮像システムは、前記請求項4、5または6記載の要件に加え、前記搬送部は、整列させた錠剤を、ほぼ同一のピッチ及びタイミングで移送するようにしたことを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。すなわち請求項1記載の発明によれば、通常、視野に入らず明確には視認できない非直視面が、全周、直視面と同時に撮像できるから、立体的な被検査体の表面全体を撮像する際、必要とするカメラの数や撮像回数を減らすことができ、容易に撮像が行える。また被検査体の表面を検査する撮像データ(入力情報)が少なくて済むため、処理に要する時間も短時間で済み、迅速に検査を行うことができる。
また請求項2記載の発明によれば、特殊光学部の具体的構成を現実のものとする。また特殊光学部は、市販されている一般的な凸レンズを主要部材として形成できるため、特殊光学部、ひいては撮像装置を比較的低コストの下に製作できる。
更にまた請求項3記載の発明によれば、被検査体の撮像は、極短い時間のワンショット撮影であるから、例えばビデオカメラを使った動画処理に比較すると、遙かに少ないデータ量で被検査体の表面を検査することができ、コスト的にも構造的にも、より一層シンプルな形態が採り得る。
また請求項4記載の発明によれば、一般的には前後、左右、上下の六方向から撮像して判定することが多い錠剤を、オモテ側とウラ側の二方向から撮影した画像だけで検査が行えるため、極めて能率的に検査が行え、システム全体も至極シンプル且つ安価に構築できる。また側面の画像をオモテ側とウラ側とにおいて二回撮った場合には、歪み(収差)を含みやすい側面の検査精度を格段に向上させ得る。
また請求項5記載の発明によれば、錠剤を転動させずに撮像部(カメラ視野)に錠剤を送り込むため、錠剤の形状に関わらず撮像や検査が効率的に行える。つまり転がりに不向きな形状の錠剤であっても、検査が極めてスムーズに行える。
また請求項6記載の発明によれば、ほぼ垂直に形成した搬送面に錠剤を吸い付けて搬送するため、錠剤をほぼ垂直に立たせた状態で安定的に送ることができる。
また請求項7記載の発明によれば、整列状態の錠剤を撮像部(カメラ視野)に一定のピッチ及びタイミングで送り込むため、常に錠剤をカメラ視野のセンター位置に送り込むことができ、撮像が確実に行える。このため同期がとりやすく、オモテ側画像とウラ側画像とを同一錠剤のもの同士で組み合わせる管理(トラッキング合成)も極めて行いやすい。
本発明の最良の形態は、以下の実施例に述べる通りである。本実施例では、検査対象(撮像対象)として主に円盤状の錠剤Wを例に挙げて説明するが、対象となる被検査体(錠剤と同一の符号Wを付す)としては、円盤状の錠剤Wに限らず、ほぼ三角形状ないしは四角形状等、比較的、転がりに不向きな錠剤Wであっても構わないし、あるいは錠剤Wに限らず、柱状や錐状または錐台状等、適宜の立体形状を有する部材も検査対象と成り得る(図19、20参照)。なお、被検査体Wについては、他の実施例において総括的に説明する。
また本発明では、錠剤Wにおいて、ほぼ円形となるオモテ面Fやウラ面Bを正面から真っ直ぐに視ながら、そのままでは目視し難い周状の側面Sを全周、同時に撮像するものであり、被検査体Wの直視面をV、非直視面をNVとする。すなわち、錠剤Wを検査対象とした場合には、オモテ面Fやウラ面Bが直視面Vとなり、側面Sが非直視面NVとなる。また本実施例では、通常、錠剤Wのオモテ面Fもしくはウラ面Bを撮像する状態で同時に側面Sを撮像することに因み、錠剤Wにおけるオモテ面Fとウラ面Bを総称して、主撮像面Mとする。因みに、錠剤Wにおける「オモテ面」と「ウラ面」の区別は必ずしも明確でなく、本実施例では便宜上、最初に撮像する方を「オモテ」とし、その反対側を「ウラ」としている。
また錠剤Wは、原料や組成物を機械的に圧縮成形して成るものであるため、その表面に欠陥を生じることがある。具体的には、錠剤表面に、汚れや黒点異物が付着したり、あるいはコーナ部等にカケ等を生じることがある。本実施例では、このような欠陥を製造ラインから取り除くために、錠剤Wの表面を撮像して全数検査するものである。以下、本発明装置である、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置1について説明した後、その後、この装置を適用した錠剤検査用撮像システムAについて説明する。
撮像装置1は、図1、2に示すように、錠剤Wの主撮像面M(オモテ面Fまたはウラ面B)と同時に、主撮像面Mから奥行き方向に形成される側面Sを、全周撮像するものであり、カメラユニット2を主な構成部材とする。このカメラユニット2は、このような主撮像面M(直視面V)と側面S(非直視面NV)とを同時に撮像する特殊光学部3と、錠剤Wをほぼ満遍なく照らす照明部4とを一体化して成るものであるが、通常のカメラと同様の基本構造を有するため、例えば図2(a)に示すように、モノクロタイプのCCDエリアセンサカメラ11やレンズ12を具えて成る。ここで図中符号12aは、レンズ12に取り付けられる接写リングである。
なお錠剤Wのオモテ面Fと側面Sとを同時に撮像するには、例えば錠剤Wのオモテ面Fに対してカメラユニット2を斜め上方に設置すれば(図21(c)参照)、オモテ面Fと側面Sとを同時に撮像することは可能であるが、本発明では、カメラユニット2を錠剤Wの主撮像面Mに対し、ほぼ対向するように設け、通常では主撮像面Mしか撮影できない状況でありながら、同時に側面Sも撮像することが大きな特徴である。しかも側面Sの撮像は、全周の画像を撮るものである。また、このような撮像は、極短時間のワンショット撮影、例えば1/8000秒(125μs)程度のシャッタ速度で行うものである。
また図1では、ほぼ垂直に立てた状態の錠剤Wを、ほぼ水平から撮像する形態を示したが、撮像形態は、錠剤Wの搬送形態等に見合った種々の形態が採り得るものであり、例えば図2(a)では、寝かせた状態の錠剤Wを、ほぼ鉛直方向から撮像している。以下、カメラユニット2に組み込まれる特殊光学部3と照明部4について説明する。
まず特殊光学部3について説明する。特殊光学部3は、一例として図2(a)に併せて示すように、凸レンズ13を主な構成部材とするものであり、この凸レンズ13は錠剤Wに対し対向的に設置される。すなわち、凸レンズ13と錠剤Wとは、互いにほぼ平行になるように設置されるものであり、しかも錠剤Wは、凸レンズ13の焦点距離内に載置される。なお実際の検査では、錠剤Wを静止させたまま一個ずつ撮像する形態はほとんどなく、錠剤Wを絶えず搬送しながら撮像を行うのが一般的であるため、ここでの錠剤Wの「載置」とは、凸レンズ13(カメラユニット2)に対して、このような状態となるように搬送することを意味する。ここで図中符号ARは、搬送ライン上の撮像エリアを示すカメラ視野であり、錠剤Wは、このカメラ視野ARのほぼセンター位置を通過するように、ほぼ一定のタイミングで搬送される。そして、錠剤Wがカメラ視野ARのほぼセンター位置に来たとき、同期を取って撮像が行われるものであり、図中符号14が、この同期を取るための同期センサである。
以下、上記凸レンズ13によって錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとが同時に撮像できる原理について説明する。
図2(a)のカメラユニット2内に示す細線(光線)は、錠剤Wの主撮像面Mと側面Sが凸レンズ13によって、どのような像を形成するのかを示したものであり、これによって主撮像面Mが拡大されながらほぼ円形の像を形成し、その外周に側面Sがほぼ一定の幅で像を形成することが理解できる。すなわち、凸レンズ13を通して錠剤Wを見ると、錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとは、立体的には略円錐台形状として見え、これが二次元的な平面画像として撮像されるため、あたかも主撮像面M(円形画像)の全外周に側面Sが二重同心円として形成された画像となる。
このため、実際には、ほぼ同一の径寸法である錠剤Wの側面Sは(図2(a)における側面上下にU、Dの符号を付す)、画像上、最も外側に表れる側面下部Dが、側面上部Uよりも大きな同心円として結像される。従って、側面Sの画像としては、側面下部Dに向かう程、側面上部Uよりも歪み(いわゆる収差)を多く含む傾向となる。なお、この収差は実用上問題なく、錠剤Wの表面検査が充分に行い得る範囲のものであるが、本実施例では、このような収差を考慮して、オモテ面撮像時とウラ面撮像時との双方において側面Sを二回撮像するものである。
また、一例として図2(b)に、立方体を被検査体Wとした場合のオモテ側画像とウラ側画像を示すものである。なお本図では、特殊光学部3を通した立方体の平面的な画像が、どのように見えるかを判りやすく示すために、立方体をサイコロに見立てて各面に目を入れて表現した。因みに、サイコロは対向する二面の目の合計が七になるものであって、このように、通常では目視できない対向する二面に何らかの関係がある立体が被検査体Wであった場合、このような二面を同時に撮像、検査する本発明手法は特に有効と考えられる。
次に、撮像の際、錠剤Wを照らす照明部4について説明する。照明部4は、一例として図2(a)に併せて示すように、主に錠剤Wの側面Sをほぼ満遍なく照らすサイドリング照明15と、主に錠剤Wの主撮像面Mを正面から照らす同軸落射照明16とを具えて成るものである。
サイドリング照明15は、例えば複数の白色LED17を具えて成り、これらが撮像対象となる錠剤W(カメラ視野ARのほぼセンター位置)を取り囲むように等配されて成るものである。
一方、同軸落射照明16は、一例としてハーフミラー18と白色LED19とを具えて成り、白色LED19から放出された光を約半分程、ハーフミラー18に反射させて錠剤Wを正面から照らすものである。これらによって錠剤Wは、表面すなわち主撮像面Mと側面Sとが全体的に照らされるものであり、この錠剤Wをハーフミラー18を通してカメラユニット2により撮像するものである。
なお錠剤Wの撮像にあたって、より一層多くの光量を必要とする場合には、上記サイドリング照明15と同軸落射照明16とにおいて、カメラのシャッタ速度に合わせたパルス点灯方式の照明を適用することも可能である。
またカケやワレ等の他に錠剤色を検査する場合、すなわち錠剤色そのもの違い(色違い)や、錠剤色の違いに基づいて異品種混入等を検査する場合には、検査する錠剤色の傾向に合わせた適宜の色のカラーフィルタ20を取り付け、二色による擬似カラー処理で錠剤色を判別することが可能である。
また錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとを同時に撮像する特殊光学部3としては、上記凸レンズ13を用いた手法の他、ミラーを用いた手法も可能であり、以下この手法について説明する。この手法は、例えば図3に示すように、上記凸レンズ13の代わりに、ほぼ円錐台状を成す筒状ミラーを内側と外側に配置するものである。すなわち略円錐台状の二つのコーンサイドミラー23を適宜の間隔を隔てて二重に設置する。ここで二つのミラーを内側と外側とで区別する場合には、内側のものをコーンサイドミラー23A、外側のものをコーンサイドミラー23Bとする。なお、コーンサイドミラー23を設置するにあたっては、略円錐台形の拡開部(広がり部分)が錠剤Wに向くように設置するものであり、また錠剤Wは二つのコーンサイドミラー23の中心軸に対し、主撮像面Mがほぼ直交する状態に載置されるものである。ミラーを用いた特殊光学部3は、例えば、このように二つのコーンサイドミラー23を主要部材として成るものであり、以下、これによって錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとが同時に撮像できる原理について説明する。
上記図3に併せて示す光線(矢印を付けた線)は、錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとがコーンサイドミラー23によって、どのように像を結ぶのかを示したものであり、これによって、錠剤Wの主撮像面Mは正面(視点)から直接視認でき、一方、側面Sはコーンサイドミラー23の反射によって言わば間接的に視認できることが判る。すなわち、コーンサイドミラー23を通して錠剤Wを主撮像面Mの方向から真っ直ぐに視た場合、主撮像面Mは、そのままコーンサイドミラー23Aの内側開口部から直視できるものである。一方、側面Sは、コーンサイドミラー23Bの内面とコーンサイドミラー23Aの外面に順次反射して、正面側(視点位置)に像が形成されるものである。
なお、このような原理から理解できるようにコーンサイドミラー23の傾斜角(テーパ角)を適宜調節することにより、側面Sを撮像した画像の歪み(収差)を極力抑えることが可能である。もちろん、このような収差を極力抑えるためには、例えば錠剤Wの形状等に応じて、ミラー形状をコーン状(略円錐台形)でなく適宜角錐台状とすることも考えられる。
なお上記説明は、単にミラーを用いた特殊光学部3の原理を説明したに過ぎず、このような手法においても、当然、撮像の際には、錠剤Wの表面、つまり主撮像面Mと側面Sとを満遍なく照らす照明を要するものである。
錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとを同時に撮る撮像装置1、すなわち、そのままでは視野に入らない非直視面NVを直視面Vと同時に撮像できるようにした撮像装置1は、以上のような構成を採るものであり、以下、このような撮像装置1を適用し、実際に錠剤Wの表面撮像から判定までの一連の作業を総合的に行う錠剤検査用撮像システムAについて説明する。
錠剤検査用撮像システムAは、一例として図1に示すように、錠剤Wの主撮像面Mと側面Sとを同時に撮像する撮像部6と、主に撮像部6(カメラ視野AR)に検査対象となる錠剤Wを一つずつ送り込む搬送部7と、主に撮像した情報(画像)を取り込んで対象錠剤Wの良・否を判定する画像処理部8とを具えて成るものである。以下、各構成部について説明する。
撮像部6は、実質的に上述した撮像装置1によって構成され、カメラユニット2を主な構成部材とする。なお、ここでは一つの錠剤Wに対し、オモテ面Fと側面Sとを同時に撮像するカメラユニット2Fと、ウラ面Bと側面Sとを同時に撮像するカメラユニット2Bとの二台を用いて一つの錠剤Wを撮像する。つまり錠剤Wの側面Sは、オモテ側撮像用のカメラユニット2Fとウラ側撮像用のカメラユニット2Bとによって、二回撮像されるものであり、これは側面Sを撮像した画像が収差を含むことを考慮したためであり、これにより良・否判定を高精度に行い、良品と不良品の選別をより確実なものとする効果がある。また錠剤Wを複数列にして流す場合は、各ラインにカメラを二台ずつ設けるものであり、例えば本実施例では五列で錠剤Wを送っているので、カメラユニット2を計十台設置している。
なお、例えば上記コーンサイドミラー23によって側面画像の収差を格段に抑えることができ、良・否判定も確実に行える場合には、側面Sの撮像はオモテ側またはウラ側のどちらか一回の撮像でも何ら構わない。
次に搬送部7について説明する。搬送部7は、錠剤Wが一錠ずつカメラ視野ARを通過するように移送するものであり、一例として図1に示すように、検査を受ける錠剤Wを貯留するとともに、ここからほぼ定量ずつ取り出す定量供給装置26と、取り出された錠剤Wを適宜の姿勢(ここでは立たせた状態)に整列させる整列装置27と、この姿勢のまま錠剤Wをカメラ視野ARに送る搬送コンベヤ28とを具えて成る。
定量供給装置26は、錠剤Wを一時的に貯留するホッパー29と、ここからほぼ一定量ずつ錠剤Wを取り出し、整列装置27にバラバラの状態で送る供給コンベヤ30とを具えて成る。
また整列装置27は、定量供給装置26によって送られてきた錠剤Wをほぼ垂直に立てる等、適宜の規制姿勢で列状に並べて搬送コンベヤ28に供給するものである。なお、本実施例では、錠剤Wとほぼ同じ断面形状を有する筒状部材31によって整列装置27を構成しており、錠剤Wは、この内部を通過する間に規制姿勢に並べられ、また搬送コンベヤ28に臨む位置まで送られる。
搬送コンベヤ28は、主に錠剤Wを規制姿勢のまま、カメラ視野ARのほぼセンター位置に送るものであって、錠剤Wの送りは、等間隔ピッチ且つ同タイミングで送ることが好ましい。これは、錠剤Wがカメラ視野ARのほぼ中央に送られてきたときに合わせてタイミングよく撮像を行うためであり、言わば同期を取りやすくするためである。
なお本実施例では、錠剤Wを送るピッチやタイミング等、錠剤Wを規則正しく送る管理は、搬送コンベヤ28を制御するラインコンピュータ(図示略)によって管理するものであり、この意味では、搬送部7あるいは搬送コンベヤ28は、錠剤Wをカメラ視野ARに同期を取りながら送り込む部位とも言える。
また錠剤Wをカメラ視野ARに送るにあたり、本実施例では、錠剤Wを立てた状態で搬送しており、このため搬送コンベヤ28は、移送面がほぼ垂直に形成されるとともに、錠剤Wを移送面に吸い付ける吸着機構(図示略)が組み込まれて成るものである。更に、このような構成上、搬送コンベヤ28は、錠剤Wのウラ面Bを吸着し、その間にオモテ面Fと側面Sとの撮像を行うオモテ側撮像コンベヤ28Fと、錠剤Wのオモテ面Fを吸着し、その間にウラ面Bと側面Sとの撮像を行うウラ側撮像コンベヤ28Bとを具えて成るものである。なお本実施例では、搬送ラインの前半部に図4(a)に示すようなオモテ側撮像コンベヤ28Fが形成されるとともに、搬送ラインの後半部に図4(c)に示すようなウラ側撮像コンベヤ28Bが形成され、これらコンベヤの間が図4(b)に示すように多少オーバーラップするように形成されている。なお、これは錠剤Wの吸引面をウラ面Bからオモテ面Fに切り換え、錠剤Wをオモテ側撮像コンベヤ28Fからウラ側撮像コンベヤ28Bにスムーズに載せ換えるためである。
また搬送コンベヤ28の終端には、良品または不良品の判定が下った錠剤Wを各々分ける排出ゲート32が各々設けられる。
このような搬送形態によって、錠剤Wは搬送コンベヤ28上を非回転状態で送られ、その間にオモテ側とウラ側の両方向からの撮像が行われるものである。このため撮像したオモテ側画像とウラ側画像の位置合わせ(重ね合わせ)が容易となり、また錠剤Wそのものが転動に不向きな三角形等のものであっても全面の検査が容易に行えるものである。
次に画像処理部8について説明する。画像処理部8は、撮像した錠剤Wの画像を処理して欠陥の有無を検査するとともに、検査を行った錠剤Wの良・不良を判定する部位であり、一例として図1に示すように、同一錠剤Wにおけるオモテ側画像とウラ側画像を検査する画像コンピュータ35と、検査対象となる錠剤Wの品種や検出パラメータ、あるいは画像コンピュータ35で検査した結果等を統括管理するホストコンピュータ36と、撮像した画像や判定結果等を写し出すモニタ37とを主な構成部材とする。
画像コンピュータ35は、カメラユニット2によって撮像した画像データを処理して欠陥を抽出するものであり、一基の画像コンピュータ35には、同一錠剤Wをオモテ側とウラ側から撮像するカメラユニット2F、2Bが一対となって接続されており、同一錠剤Wにおいて撮像したオモテ側画像とウラ側画像を比較したり、重ね合わせる等して、効率的に欠陥を抽出するものである。なお、ここでは、錠剤Wを一挙に五列搬送するため、画像コンピュータ35も五基設けられている。
ホストコンピュータ36は、錠剤Wの品種情報管理、検査条件値や装置設定パラメータ等の設定情報管理、検査結果の集計管理、装置ステータス情報管理等を行うものである。
またモニタ37は、検査の状態や検査結果等をリアルタイムに表示するものである。
更にまた図中符号38、39は、ホストコンピュータ36に付設されるキーボードとマウスであり、数値入力や検査項目の選択等、主に情報入力の際に使用される。
また図中符号40は、例えば、どの画像コンピュータ35の映像をモニタ37に表示するか等を選択するビデオスイッチャであり、画像コンピュータ35とホストコンピュータ36とを接続するネットワークとしての作用も担っている。
なお本実施例では、搬送コンベヤ28による錠剤Wの搬送は、ほぼ同ピッチ、同タイミング、同姿勢でカメラ視野ARを通過するように移送するものである。このため、オモテ側画像とウラ側画像とを同一錠剤Wのもの同士で組み合わせる管理、いわゆるトラッキング合成は、実質的に上述した搬送コンベヤ28のラインコンピュータで管理するものである。もちろん、このラインコンピュータによるトラッキング制御は、同一錠剤Wの画像を組み合わせることにとどまらず、錠剤Wが排出ゲート32に至るまで継続される。すなわちラインコンピュータによるトラッキング制御は、良・否いずれかの判定が下された錠剤Wを各々正しい排出ゲート32に正確に振り分けるところまで継続して行われるものである。
このように本発明の錠剤検査用撮像システムAでは、錠剤Wの表面をオモテ側とウラ側とから撮像した非常に少ない画像データで検査でき、これにより錠剤Wの検査が高能率で行え、撮像装置1を含めたシステム全体が非常に低コストの下に構築できる。また、比較的歪み(収差)を含みやすい側面Sの撮像は、オモテ面Fとウラ面Bの撮像時に二回行うので、例えばオモテ側画像とウラ側画像を比較ないしは重ね合わせることで、より高い精度で欠陥の抽出が行え、良・否判定の信頼性をより確かなものにできる。
本発明の錠剤検査用撮像システムAは、以上のような基本構造を有するものであり、以下、このシステムによって錠剤Wを試験的に撮像したテスト画像について説明する(図5〜15参照)。
なお、これらのテスト画像は、同軸落射照明16を使用せずに錠剤Wを撮像したため主撮像面M(特に中央部)が幾分暗い画像となっている。また、この試験に使用した錠剤Wの欠陥は、実際の錠剤Wに加工を施して、意図的に付着させた、言わば疑似的な欠陥である。
因みに本システムによって検出し得る錠剤Wの欠陥(検査項目)としては、表面の汚れ、異物付着(黒点異物)、欠け(カケ)、割れ(ワレ)、色違い、サイズ違い、異種形状、印刷抜け(錠剤表面に印刷がある場合)、割線抜け等であり、また錠剤Wのサイズや形状、色によって異品種混入等も検査できる。なお検出できる異物やカケ等は、一例としてミニマムφ30μm2 程度の大きさのものが検出可能であるが、安全率を考慮すると約φ60μm2 以上である。
まず図5に示すテスト画像は、一例としてφ8mm、厚さ3.5mm程度の白色錠剤の側面Sに黒点欠陥があるものであり、これをサンプル番号1とする。ここでテスト画像に付した符号「1F」、「1B」、「1S」の「1」は、サンプル番号を示し、「F」、「B」、「S」は、順次、オモテ側から視た画像(オモテ側画像)、ウラ側から視た画像(ウラ側画像)、側方から視た画像(側面視画像)を意味する(サンプル番号と各画像の表示は、後述するテスト画像においても同様)。もちろん、この側面視画像「1S」は、実際の検査では撮らないものであり、ここでは側面Sでの欠陥が、オモテ側画像「1F」とウラ側画像「1B」において、どのように写るのかを判りやすく示すために掲載したものである。因みに側面視画像は二カット撮像しており、「1S−1」や「1S−2」等の枝番を付して区別している。
ここでオモテ側画像「1F」、ウラ側画像「1B」、側面視画像「1S」の欠陥(A) 、(B) は、それぞれ同じものである。なお、錠剤Wは上述したように特殊光学部3により立体的には略円錐台状に見えるものの、これを平面上に撮像したものがオモテ側画像とウラ側画像であるから、画像としては主撮像面Mの周囲に側面Sが二重同心円として形成された画像となる。このため、側面Sの欠陥、例えばオモテ面側の撮像時に二重同心円の外側近傍に位置した欠陥(A) は、ウラ面側の撮像時には二重同心円の内側近傍に位置するように出現する。逆に、オモテ面側の撮像時に二重同心円の内側近傍に位置した欠陥(B) は、ウラ面側の撮像時には二重同心円の外側近傍に位置するように出現する。なお、側面Sの欠陥がオモテ側画像「1F」とウラ側画像「1B」とにおいて、このような表れ方をするのは、後述する他のテスト画像においても同様である。
また図6に示すテスト画像は、一例としてサンプル番号1と同じサイズの白色錠剤の側面Sにカケ欠陥があるものであり、これをサンプル番号2とする。ここでオモテ側画像「2F」、ウラ側画像「2B」、側面視画像「2S」の欠陥(A) 、(B) 、(C) は、それぞれ同じものである。
更にまた図7に示すテスト画像は、一例としてφ8mm、厚さ6mm程度の黄色錠剤の側面Sに黒点欠陥があるものであり、これをサンプル番号3とする。ここでオモテ側画像「3F」、ウラ側画像「3B」、側面視画像「3S」の欠陥(A) 、(B) は、それぞれ同じものである。因みに、この黄色錠剤は、上記サンプル番号1、2の白色錠剤よりも厚さ(肉厚)が厚いものである。
また図8に示すテスト画像は、一例としてサンプル番号3と同じサイズの黄色錠剤の側面Sにカケ欠陥があるものであり、これをサンプル番号4とする。ここでオモテ側画像「4F」、ウラ側画像「4B」、側面視画像「4S」の欠陥(A) 、(B) 、(C) 、(D) は、それぞれ同じものである。
更に、図9に示すテスト画像は、上記サンプル番号1の錠剤Wつまり「錠剤(白)1」について、カメラユニット2のピントを多少変えて撮像したものである。また図10に示すテスト画像は、上記サンプル番号2の錠剤Wつまり「錠剤(白)2」について、カメラユニット2のピントを多少変えて撮像したものである。更にまた図11に示すテスト画像は、上記サンプル番号3の錠剤Wつまり「錠剤(黄)3」について、カメラユニット2のピントを多少変えて撮像したものである。また図12に示すテスト画像は、上記サンプル番号4の錠剤Wつまり「錠剤(黄)4」について、カメラユニット2のピントを多少変えて撮像したものである。
これらを比較すると、例えば比較的厚さ(肉厚)の薄い白色錠剤Wの黒点欠陥(サンプル番号1)の場合には、欠陥の見やすさは側面部分の幅が広く写る画像(図5)の方が見やすい、もしくは図5、9ともに同程度であると思われる。また同錠剤Wのカケ欠陥(サンプル番号2)の場合には、画像上、欠陥が明確な白色として撮像されるためか、側面部分の幅が狭い画像(図10)の方が幾分見やすい傾向にあると思われる(特にカケ欠陥(B) )。更にまた、比較的厚さ(肉厚)の厚い黄色錠剤の黒点欠陥(サンプル番号3)の場合には、側面部分の画像上の明るさにもよるが、側面部分の幅が広く写る画像(図7)の方が見やすい傾向にあると思われる。また同錠剤Wのカケ欠陥(サンプル番号4)の場合には、側面部分の幅が狭い画像(図12)の方が見やすい傾向にあると思われる(特にカケ欠陥(B) )。
従って、比較的側面Sの厚さ(肉厚)が厚い錠剤Wであっても、あるいは検査項目が異なっても、これらに応じてピントを適宜調節すること等により、錠剤Wの側面Sを全周、鮮明に撮像することができるものである。なお、上述した欠陥の見やすさの見解は、撮像した画像をそのまま眼(肉眼)で見た場合の見解であり、実際には、このような画像データは更にコンピュータによって処理することができるため(例えば二値化処理)、人間の眼には区別し難い画像であっても、コンピュータ処理によって、区別しやすくなることも考えられる。
また図13に示す画像は、黒点欠陥を有した錠剤Wを、前記コーンサイドミラー23(試作品)を適用して撮像したテスト画像であり、本図(a)、(b)は、各々、黄色錠剤、白色錠剤を撮像した画像である。なお、これらの画像上、中央部に写っているのが錠剤W(主撮像面M)であり、外側に全周にわたって写っているのが側面Sの画像であり、ここに黒点欠陥が写っているのが判る。このようにコーンサイドミラー23を適用した特殊光学部3でも、主撮像面Mと同時に側面Sを全周撮像できるものである。
また図14は、平面視ほぼ三角形状を成す錠剤Wを撮像したオモテ側画像とウラ側画像であり、図中の(A) 、(B) 、(C) は、黒点欠陥を表している。また図15は、ほぼ細長状ないしは紡錘状を成す錠剤Wを撮像したオモテ側画像とウラ側画像(ともに片側)である。これらのテスト画像により、ほぼ円形でない錠剤Wであっても側面Sが全周、主撮像面Mと同時に撮像できることが判る。
このように本発明では、側面Sを主撮像面Mと同時に撮像するため、オモテ側画像とウラ側画像との二つの画像のみで錠剤Wの表面検査を行うことができ、このため、従来、判定のために要していた膨大な情報量を格段に減少させることができ、錠剤Wのように全数検査を行う被検査体Wであっても、極めて高能率且つ高精度に検査を行うことができる。また側面Sの検査は、オモテ側画像とウラ側画像との二つの画像で二度検査することができるため、より一層、検査の精度が高まり、判定の信頼性もより高めることができる。
〔他の実施例〕
本発明は、以上述べた実施例を基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。すなわち先に述べた実施例では、エアー吸着によって錠剤Wを保持することにより、錠剤Wをほぼ垂直に立てた姿勢で撮像部6(カメラ視野AR)に送り、両サイドから撮像するものであった。しかしながら、錠剤Wの搬送形態は種々の方法が採り得るし、またこれに合わせた適宜の撮像形態が採り得る。具体的には、例えば錠剤Wを透明な板の上に載置した後、まず上方からオモテ面側を撮像し、その後、錠剤Wを反転させてウラ面側を撮像することが可能である。このような場合には、反転機構を有した搬送装置を要するが、カメラユニット2は一つの錠剤Wに対して一基で済む。また被検査体Wが、転がりやすい円盤状等の錠剤Wであれば、例えば図16に示すように、重力利用によって傾斜面K上を転動させる間に、水平方向からオモテ側とウラ側の撮像を行うことも可能である。この場合、傾斜面Kは、ガラスやアクリル等の透明素材を用いて錠剤Wの厚さ程度のスリットを有するように形成し、このスリット間に錠剤Wを入れて滑落させる形態が採り得る。
また錠剤Wを撮像部6に搬送するにあたっては、例えば図17、18に示すように、回転ドラム43を使用して移送することも可能である。この場合、例えば回転ドラム43の表面に錠剤Wを吸着させて移送する間に、オモテ側とウラ側を撮像し得るため、ここでは二つの回転ドラム43を外接状態に設け、その接点部分で錠剤Wの移載(載り換え)を行うものである。なお、二つの回転ドラム43を各々区別する場合には、バキュームドラム43F、バキュームドラム43Bとする。すなわち、バキュームドラム43Fが前記オモテ側撮像コンベヤ28Fに相当するオモテ側撮像用のドラムとなり、バキュームドラム43Bが前記ウラ側撮像コンベヤ28Bに相当するウラ側撮像用のドラムとなる。このような構成上、ドラム表面には、錠剤Wを吸着する吸引孔44が形成されるものであり、ここでは一例として回転ドラム43の回転軸に沿って五列の吸引孔44が形成され、錠剤Wは一挙に五つずつ搬送及び撮像される。
なお錠剤Wの吸着は、適宜の角度範囲で行うものであり、以下、この機構の一例について概略的に説明する。例えば回転ドラム43の内部に、ドラムの回転軸に沿った吸引道45を形成し、ここにドラムの長手方向に形成された同じ列の吸引孔44(ここでは五つ)を接続する。この吸引道45は、一端側が閉塞されるとともに、もう一端側が、回転ドラム43の端部まで貫通するように開口され、この開口端側に、非回転の吸引本体46を固定設置する。またこの吸引本体46には吸引道45の開口側に作用する吸引溝47を適宜の角度で形成するものであり、このような構成によって、運転中、吸引本体46による吸引を連続して行いながらも、吸引溝47のエリア内に入った吸引道45(吸引孔44)のみに吸着作用を生じさせるものである。
また、先に述べた実施例では、不良品の排出ゲート32は、搬送コンベヤ28の終端に一カ所のみ設け、オモテ側画像またはウラ側画像の検査でNGとなった錠剤Wを、搬送ライン終端でまとめて排出する形態であった。これは、搬送中の錠剤Wの同期が取れていること、つまり錠剤Wのトラッキング制御が正確に行われていることが前提である。しかしながら、例えば、錠剤Wの形状や搬送形態等によって、錠剤Wの同期が取り難い場合、すなわち、ほぼ同一ピッチ、同一タイミング、同一姿勢で錠剤Wを送るのが困難である場合には、オモテ側画像の検査後とウラ側画像の検査後に、それぞれ不良品の排出ゲート32を設けることが可能である。
更にまた、先に述べた実施例では、錠剤Wの判定は、良品か不良品のどちらかに完全に分けるものであった。しかしながら、検査項目(内容)によっては、良品とも不良品とも判別し難い、言わば曖昧なものの出現も予想される。このような場合には、いわゆる再検査品という排出ゲート32を設け、再検査品については、例えば検査に熟達した作業者の目視検査等に最終的な判断を委ねることが可能である。
また先に述べた実施例では、被検査体Wとして主に円盤状の錠剤Wを例に挙げて説明したが(図19(a)参照)、検査対象としては、円盤状の錠剤Wに限らず、例えば図19(b)、(c)に示すように、ほぼ三角形状ないしは、ほぼ四角形状等の比較的、転動に不向きな錠剤Wであっても構わないし、あるいは図19(d)に示すように細長状ないしは紡錘状等を成す錠剤Wを検査対象とすることもできる。因みに、本出願人が行った試験では、凸レンズ13を主要部材とした特殊光学部3によって、ほぼ三角形状の錠剤Wや細長状の錠剤Wにおいても、側面Sをオモテ面F(ウラ面B)と同時に撮像できることが確認されている(図14、15参照)。
また、被検査体Wとしては、必ずしも錠剤Wに限らず、直視面Vと、この直視面Vから奥行き方向に形成される非直視面NV(側面S)を同時に検査したいものであれば、あらゆる部材を検査対象とすることができる。例えば、図20(a)に示すような角柱状部材もしくは円柱状部材、同図(b)に示すような角錐台状部材もしくは円錐台状部材、あるいは同図(c)に示すような角錐状部材もしくは円錐状部材等の立体が挙げられる。なお角錐台や円錐台等の部材を被検査体Wとする場合には、対向する二つの底面のうち、大きい方の底面から撮像する場合に本発明手法が好適である。つまり大きい底面が直視面V、側面Sが非直視面NVとなる。これは、小さい方の底面から立体を視た(撮像した)場合には、側面Sもある程度、自然に視野に入るためであるが、この場合でも側面Sの傾斜によっては側面Sが直視し難い場合も考えられるので(例えば側面Sが底面に対してほぼ真っ直ぐな状態に近いほど直視し難い)、その場合には、小さい方の底面から被検査体Wを視て、本発明による撮像手法を採用することも可能である。
本発明の錠剤検査用撮像システムの一例を示す斜視図である。 本発明装置である、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置の一例を示す説明図(a)、並びに立方体が被検査体である場合のオモテ側画像とウラ側画像を示す説明図(b)である。 コーンサイドミラーを用いた特殊光学部を示す斜視図である。 錠剤をほぼ垂直に立てた状態で搬送しながら、錠剤のオモテ側とウラ側を交互に撮像する様子を段階的示した説明図である。 黒点欠陥がある白色錠剤をオモテ側、ウラ側、側方から各々撮像した写真画像(サンプル番号1)である。 カケ欠陥がある白色錠剤をオモテ側、ウラ側、側方から各々撮像した写真画像(サンプル番号2)である。 黒点欠陥がある黄色錠剤をオモテ側、ウラ側、側方から各々撮像した写真画像(サンプル番号3)である。 カケ欠陥がある黄色錠剤をオモテ側、ウラ側、側方から各々撮像した写真画像(サンプル番号4)である。 上記サンプル番号1の錠剤を、ピントを変えて撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 上記サンプル番号2の錠剤を、ピントを変えて撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 上記サンプル番号3の錠剤を、ピントを変えて撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 上記サンプル番号4の錠剤を、ピントを変えて撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 コーンサイドミラーを適用して錠剤を撮像した写真画像である。 平面視ほぼ三角形状を成す錠剤を撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 ほぼ細長状の錠剤を撮像したオモテ側とウラ側の写真画像である。 傾斜面上を転動させる間に錠剤のオモテ面とウラ面を撮像するようにした形態を示す斜視図である。 一対の回転ドラムを適用した錠剤の搬送形態を示す説明図である。 一対の回転ドラムを適用した錠剤の搬送形態を示す斜視図である。 検査対象となり得る錠剤の種々の形状を示す説明図である。 検査対象となり得る被検査体の種々の立体形状を示す斜視図である。 錠剤表面を全て撮像検査する従来の手法を種々示す斜視図である。
符号の説明
1 撮像装置(直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置)
2 カメラユニット
2F カメラユニット(オモテ側撮像用)
2B カメラユニット(ウラ側撮像用)
3 特殊光学部
4 照明部
6 撮像部
7 搬送部
8 画像処理部
11 CCDエリアセンサカメラ
12 レンズ
12a 接写リング
13 凸レンズ
14 同期センサ
15 サイドリング照明
16 同軸落射照明
17 白色LED(サイド側)
18 ハーフミラー
19 白色LED(同軸側)
20 カラーフィルタ
23 コーンサイドミラー
23A コーンサイドミラー(内側)
23B コーンサイドミラー(外側)
26 定量供給装置
27 整列装置
28 搬送コンベヤ
28F オモテ側撮像コンベヤ
28B ウラ側撮像コンベヤ
29 ホッパー
30 供給コンベヤ
31 筒状部材
32 排出ゲート
35 画像コンピュータ
36 ホストコンピュータ
37 モニタ
38 キーボード
39 マウス
40 ビデオスイッチャ
43 回転ドラム
43F バキュームドラム(オモテ側撮像用)
43B バキュームドラム(ウラ側撮像用)
44 吸引孔
45 吸引道
46 吸引本体
47 吸引溝
A 錠剤検査用撮像システム
AR カメラ視野
B ウラ面
C カメラ
D 側面下部
F オモテ面
K 傾斜面
M 主撮像面
NV 非直視面
S 側面
T ターンテーブル
U 側面上部
V 直視面
W 錠剤(被検査体)

Claims (7)

  1. レンズを有したカメラユニットを具え、立体形状を成す被検査体の表面を撮像する装置であって、
    前記カメラユニットは、被検査体の適宜の面を正面から直視した際、そのままでは視野に入らず目視し難い非直視面を、ほぼ全周、直視面と同時に撮像する特殊光学部を具えて成ることを特徴とする、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置。
  2. 前記特殊光学部は、凸レンズを主要部材とするものであり、この凸レンズを被検査体の直視面に対向するように設け、被検査体を撮像するようにしたことを特徴とする請求項1記載の、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置。
  3. 前記カメラユニットによる被検査体の撮像は、極短時間で被検査体を一回撮像するワンショット撮影であることを特徴とする請求項1または2記載の、直視面と非直視面とを同時に撮影する撮像装置。
  4. 錠剤の表面を撮像する撮像部と、この撮像部に錠剤を一つずつ送る搬送部と、撮像した画像を取り込んで錠剤表面にカケや異物等の欠陥があるか否かを判定する画像処理部とを具え、錠剤の良・不良を検査、判定するシステムであって、
    前記撮像部は、請求項1、2または3記載の撮像装置によって実質的に構成され、
    錠剤のオモテ面またはウラ面の撮像と同時に、側面をほぼ全周撮像するようにしたことを特徴とする錠剤検査用撮像システム。
  5. 前記搬送部は、ほぼ垂直に立てた状態の錠剤を、そままの姿勢で撮像部まで搬送するようにしたことを特徴とする請求項4記載の錠剤検査用撮像システム。
  6. 前記搬送部は、搬送面をほぼ垂直に形成した搬送コンベヤを具え、錠剤のオモテ面またはウラ面を搬送面に吸着させることにより、錠剤を立たせた状態で撮像部に送るようにしたことを特徴とする請求項5記載の錠剤検査用撮像システム。
  7. 前記搬送部は、整列させた錠剤を、ほぼ同一のピッチ及びタイミングで移送するようにしたことを特徴とする請求項4、5または6記載の錠剤検査用撮像システム。
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