JPH0613878A - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JPH0613878A
JPH0613878A JP4168921A JP16892192A JPH0613878A JP H0613878 A JPH0613878 A JP H0613878A JP 4168921 A JP4168921 A JP 4168921A JP 16892192 A JP16892192 A JP 16892192A JP H0613878 A JPH0613878 A JP H0613878A
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昌浩 木村
Tadahiro Kuroda
忠広 黒田
Shinji Fujii
真二 藤井
Kazuhiko Kasai
和彦 笠井
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K19/017509Interface arrangements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、レベル変換時間を短縮で
き、回路の素子数、消費電流を減少できるとともに、製
造プロセス等の変化に影響を受けることなく確実にEC
LレベルをCMOSレベルに変換可能なレベル変換回路
を提供する。 【構成】CMOS出力回路22にはECLレベルの信号
Vinが直接供給されているため、レベル変換の時間が短
く、回路の素子数、消費電流を減少できる。比較回路2
3は第1の基準電圧発生回路24からCMOSレベルの
中央の電位として出力される第1の基準電圧Vref1と、
第2の基準電圧発生回路25からECLレベルの中央の
電位として出力される第2の基準電圧Vref2が一致する
よう第1の基準電圧発生回路24、およびCMOS出力
回路22の回路閾値電圧を制御するため、CMOS出力
回路の回路閾値電圧はECLレベルの中央の電位と一致
され、ECLレベルを確実にCMOSレベルに変換でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばBi−CMO
S論理回路に係わり、特に、ECLレベル信号をCMO
Sレベル信号に変換するレベル変換回路に関する。
【0002】
【従来技術】図5は、従来のレベル変換回路の一例を示
すものである。ECL回路11は、例えば図6に示すよ
うに複数のバイポーラトランジスタ11a〜11eおよ
び複数の抵抗11f〜11jによって構成された一般的
な差動増幅器である。このECL回路11の出力端11
k、11lは差動増幅器12の入力端12a、12bに
接続されている。この差動増幅器12は、複数のMOS
トランジスタ12c〜12fによって構成されている。
この差動増幅器12の出力端は、インバータ回路によっ
て構成されたCMOS出力回路13の入力端に接続され
ている。
【0003】前記ECL回路11はトランジスタ11a
のベースに供給される入力電圧とトランジスタ11bの
ベースに供給される基準電圧の差電圧を出力する。この
ECL回路11の出力電圧(z,/z)の論理振幅は、
500mV〜800mVと小さい。この出力電圧は前記
差動増幅器12によってある程度増幅され、この差動増
幅器12の出力電圧VA は、前記CMOS出力回路13
によって波形整形され、CMOSレベル(Vcc〜Vss)
へと変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
レベル変換回路は、ECL回路11から出力された出力
電圧は、差動増幅器12、CMOS出力回路13を経て
CMOSレベルに変換される。このため、ECL回路1
1から出力された出力電圧がCMOS出力回路13から
出力されるまでに遅延時間が生じてしまう。
【0005】図7は、上記従来のレベル変換回路の応答
波形を示すものである。同図において、時間tpdAは差
動増幅器12がECLレベルの電圧を増幅するに要する
時間であり、時間tpdBはCMOS出力回路13が入力
電圧を波形整形し、CMOSレベルに変換するに要する
時間である。したがって、ECLレベルをCMOSレベ
ルに変換するに要する時間tpdOは、tpdO=tpdA+
tpdBとなり、多大な遅延時間を有することとなる。
【0006】このように、従来のレベル変換回路は、E
CLレベルをCMOSレベルに変換するために、複数段
の回路を必要とするため、遅延時間が大きく、高速化を
図ることが困難なものであった。また、差動増幅器12
を用いているため、消費電流が大きいとともに、回路の
素子数が多いという問題を有していた。
【0007】そこで、ECLレベルの電圧をCMOS出
力回路13に直接供給することが考えられる。しかし、
CMOS出力回路13を構成するMOSトランジスタの
閾値が製造プロセスや使用条件によって変化した場合、
CMOS出力回路13論理振幅の小さいECLレベルの
電圧により、全く動作しない虞を有している。
【0008】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、レベル変
換に要する時間を短縮することができるとともに、回路
の素子数を削減して消費電流を減少することができ、し
かも、製造プロセス等の変化に影響を受けることなく確
実にECLレベルをCMOSレベルに変換可能なレベル
変換回路を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、ECLレベルの電圧が入力され、この入
力されたECLレベルの電圧をCMOSレベルの電圧に
変換するとともに、回路閾値電圧を可変することが可能
なCMOS出力回路と、前記MOSトランジスタによっ
て構成され、CMOSレベルの中央の電位を第1の基準
電圧として発生するとともに、回路閾値電圧を可変する
ことが可能な第1の基準電圧発生回路と、バイポーラト
ランジスタによって構成され、ECLレベルの中央の電
位を第2の基準電圧として発生する第2の基準電圧発生
回路と、前記第1、第2の基準電圧発生回路から出力さ
れる第1、第2の基準電圧が一致するよう第1の基準電
圧発生回路、および前記CMOS出力回路の回路閾値電
圧を制御する比較回路とを具備している。
【0010】
【作用】すなわち、この発明において、CMOS出力回
路にはECLレベルの信号が直接供給されている。この
ため、レベル変換に要する時間を短縮することができる
とともに、回路の素子数を削減して消費電流を減少する
ことができる。しかも、CMOS出力回路の回路閾値電
圧は、比較回路の出力信号によって制御され、この比較
回路は第1の基準電圧発生回路からCMOSレベルの中
央の電位として出力される第1の基準電圧と、第2の基
準電圧発生回路からECLレベルの中央の電位として出
力される第2の基準電圧とが一致するよう第1の基準電
圧発生回路、およびCMOS出力回路の回路閾値電圧を
制御している。したがって、CMOS出力回路の回路閾
値電圧はECLレベルの中央の電位と一致されるため、
製造プロセス等の変化に影響を受けることなく、確実に
ECLレベルをCMOSレベルに変換できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0012】図1において、ECL回路21からはEC
Lレベルの電圧Ve(=Vin) が出力される。この場合、
ECL回路21は従来のように差動電圧を出力する必要
はなく、例えば図1に示す第2の基準電圧発生回路25
のような1出力でよい。このECLレベルの電圧Ve
は、CMOS出力回路22の入力端22aに入力電圧V
inとして直接供給される。このCMOS出力回路22
は、回路閾値電圧を変えることが可能なインバータ回路
によって構成されており、入力されたECLレベルと反
対の論理のCMOSレベルを出力する。
【0013】前記CMOS出力回路22を構成するPチ
ャネルトランジスタ22b、Nチャネルトランジスタ2
2cのゲートは前記入力端22aに接続されている。前
記トランジスタ22bのソースは第1の電源Vcc(GN
D)に接続され、ドレインは出力端22dに接続される
とともに、トランジスタ22cのドレインに接続されて
いる。このトランジスタ22cのソースはNチャネルト
ランジスタ22eのドレインに接続され、このトランジ
スタ22eのソースは第2の電源Vss(-5.0Vまたは-
5.2V、-4.5V)に接続されている。このCMOS出力
回路22は、トランジスタ22eのゲート電圧を制御す
ることにより、ECLレベルを判別するための閾値電圧
が可変される。
【0014】一方、比較回路23、第1、第2の基準電
圧発生回路24、25は、前記CMOS出力回路22の
閾値電圧を可変するABC(Automated Bias Control)
回路を構成している。CMOS出力回路22の閾値電圧
は、製造プロセスや使用条件によって変化した場合にお
いても、このABC回路により、ECLレベルの論理振
幅のほぼ中央に設定される。
【0015】前記比較回路23の非反転入力端は前記第
1の基準電圧発生回路24の出力端に接続され、反転入
力端は前記第2の基準電圧発生回路25の出力端に接続
されている。この比較回路23の出力端は前記CMOS
出力回路22を構成する前記トランジスタ22eのゲー
トに接続されるとともに、前記第1の基準電圧発生回路
24を構成するトランジスタ24cのゲートに接続され
ている。
【0016】前記第1の基準電圧発生回路24は、Pチ
ャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの寸法比
によって決まる回路閾値電圧を第1の基準電圧Vref1と
して発生するものである。この第1の基準電圧発生回路
24は、前記CMOS出力回路22とほぼ同様の構成で
あり、CMOS出力回路22の入力端と出力端をショー
トした構成とされている。すなわち、Pチャネルトラン
ジスタ24a、Nチャネルトランジスタ24bのゲート
およびドレインは互いに接続されるとともに、前記比較
回路23の非反転入力端に接続されている。前記トラン
ジスタ24aのソースは第1の電源Vcc(GND)に接
続され、トランジスタ24bのソースはNチャネルトラ
ンジスタ24cのドレインに接続されている。このトラ
ンジスタ24cのソースは第2の電源Vss(-5.0Vまた
は-5.2V、-4.5V)に接続され、ゲートは前記比較回路
23の出力端に接続されている。したがって、この第1
の基準電圧発生回路24の閾値電圧は、比較回路23の
出力電圧に応じても可変される。この第1の基準電圧発
生回路24を構成するトランジスタ24a〜24cのデ
ィメンジョンはCMOS出力回路22を構成するトラン
ジスタ22b〜22eと同一である必要はないが、Pチ
ャネルトランジスタとNチャネルトランジスタとの寸法
比率は一致させる必要がある。
【0017】前記第2の基準電圧発生回路25は、EC
Lレベルの中央の電位を第2の基準電圧Vref2として発
生するものである。前記第2の基準電位発生回路25
は、例えば前記ECL回路21と同様の構成であり、複
数のNPNトランジスタによって構成されている。但
し、ECLレベルの中央の電位を発生するため、トラン
ジスタ25a、25bのベースは入力端25cに接続さ
れている。これらトランジスタ25a、25bのエミッ
タはトランジスタ25dのコレクタに接続されている。
このトランジスタ25dのベースには、一定電圧Vc が
供給され、エミッタは抵抗25eを介して第2の電源V
ss(-5.0Vまたは-5.2V、-4.5V)に接続されている。
前記トランジスタ25a、25bのコレクタはそれぞれ
抵抗25f、25gを介して第1の電源Vcc(GND)
に接続され、トランジスタ25bのコレクタは、さら
に、トランジスタ25hのベースに接続されている。こ
のトランジスタ25hのコレクタは第1の電源Vccに接
続され、エミッタは抵抗25iを介して第2の電源Vss
に接続されるとともに、前記比較回路23の反転入力端
に接続されている。
【0018】上記構成において、比較回路23は、第
1、第2の基準電位発生回路24、25によって発生さ
れる第1の基準電位Vref1と第2の基準電位Vref2とを
比較し、この比較出力VcoはCMOS出力回路22を構
成するトランジスタ22eのゲート、および第1の基準
電位発生回路24を構成するトランジスタ24cのゲー
トに供給される。すなわち、比較回路23は、第1の基
準電位と第2の基準電位が一致するように、第1の基準
電位発生回路24を制御する。
【0019】ここで、例えば集積回路を製造するプロセ
スのパラメータが変動した場合の動作について考える。
先ず、MOSトランジスタのパラメータが変動した場
合、第1の基準電位発生回路24から出力される第1の
基準電位Vref1が変動する。例えば通常より第1の基準
電位Vref1の電位が上昇した場合、比較回路23の非反
転入力端の電位が反転入力端の電位より高くなるため、
比較回路23の出力電圧は通常より上昇する。この通常
より高い電位が供給されるNチャネルトランジスタ24
cは、導通抵抗が低下する。このとき、Pチャネルトラ
ンジスタ24aとNチャネルトランジスタ24b、24
cとの抵抗比を比較した場合、Nチャネルトランジスタ
24b、24c側が小さくなる。このため、第1の基準
電位発生回路24から出力される第1の基準電位Vref1
は降下し、第2の基準電位Vref2に一致するようにな
る。比較回路23の出力端はCMOS出力回路22を構
成するトランジスタ22eのゲートに接続されているた
め、CMOS出力回路22の閾値電圧は第1の基準電位
Vref1と同じ値、すなわち、第2の基準電位Vref2に一
致するようになる。ABC回路のこのような動作によ
り、CMOS出力回路22の閾値電圧はECLレベルの
論理振幅のほぼ中央に設定される。
【0020】上記実施例によれば、集積回路の製造プロ
セスのパラメータが変動した場合においても、CMOS
出力回路22の閾値電圧をECLレベルの論理振幅のほ
ぼ中央に設定できる。このため、ECL回路21から出
力されるECLレベルの信号を直接CMOS出力回路2
2に供給した場合においても、ECLレベルからCMO
Sレベルへ確実に変換することができる。
【0021】また、従来のように、差動増幅器を介在す
ることなくECLレベルの信号をCMOS出力回路に供
給しているため、図2に示すように、レベル変換におけ
る遅延時間はtpdOのみと少ない。したがって、高速に
レベル変換を実行できる。しかも、レベル変換に要する
素子数を削減できるため、消費電流を減少できる。
【0022】尚、上記実施例では、ABC回路によって
1つのCMOS出力回路を制御したが、これに限定され
るものではなく、1つのABC回路によって複数のCM
OS出力回路を制御すれば、より消費電流を削減するこ
とが可能である。また、CMOS出力回路の構成は上記
実施例に限定されるものではなく、図3(a)(b)に
示すような構成とすることも可能である。
【0023】図3(a)において、入力端30には、P
チャネルトランジスタ31、Nチャネルトランジスタ3
2のゲートが接続されている。このトランジスタ31の
ソースはPチャネルトランジスタ33のドレインに接続
されている。このトランジスタ33のソースは第1の電
源Vccに接続され、ゲートは前記比較回路23の出力端
に接続される。前記トランジスタ31、32のドレイン
は互いに出力端34に接続され、トランジスタ32のソ
ースは第2の電源Vss(-5.0Vまたは-5.2V、-4.5V)
に接続されている。
【0024】図3(b)において、入力端40には、P
チャネルトランジスタ41、Nチャネルトランジスタ4
2のゲートが接続されている。このトランジスタ41の
ソースはPチャネルトランジスタ43のドレインに接続
されている。このトランジスタ43のソースは第1の電
源Vccに接続され、ゲートは前記比較回路23の出力端
に接続されている。前記トランジスタ41、42のドレ
インは互いに出力端44に接続され、トランジスタ42
のソースはNチャネルトランジスタ45のドレインに接
続されている。このトランジスタ45のゲートは前記比
較回路23の出力端に接続され、ソースは第2の電源V
ss(-5.0Vまたは-5.2V、-4.5V)に接続されている。
【0025】図3(a)(b)に示すような構成のCM
OS出力回路を使用する場合、第1の基準電位発生回路
24も同様の構成とし、入力端と出力端をショートした
構成とすればよい。さらに、第2の基準電位発生回路2
5の構成は上記実施例に限定されるものではなく、図4
(a)(b)に示すような構成とすることも可能であ
る。
【0026】図4(a)において、入力端51はNPN
トランジスタ52のベースに接続されている。このトラ
ンジスタ52のエミッタはNPNトランジスタ53のコ
レクタに接続されている。このトランジスタのベースに
は一定電位Vc が供給され、エミッタは抵抗54を介し
て第2の電源Vss(-5.0Vまたは-5.2V、-4.5V)に接
続されている。前記トランジスタ52のコレクタは抵抗
55を介して第1の電源Vcc(GND)に接続されると
ともに、NPNトランジスタ56のベースに接続されて
いる。このトランジスタ56のコレクタは第1の電源V
ccに接続され、エミッタは出力端57に接続されるとと
もに、抵抗58を介して第2の電源Vssに接続されてい
る。
【0027】図4(b)において、一定電位Vc が供給
される入力端61はNPNトランジスタ62のベースに
接続されている。このトランジスタ62のエミッタは抵
抗63を介して第2の電源Vss(接地)に接続され、コ
レクタは抵抗64を介して第1の電源Vccに接続される
とともに、NPNトランジスタ65のベースに接続され
ている。このトランジスタ65のコレクタは第1の電源
Vccに接続され、エミッタは出力端66に接続されると
ともに、抵抗67を介して第2の電源Vssに接続されて
いる。尚、上記実施例は、負電源の場合について説明し
たが、例えばVcc=5.0 V、Vss=0Vというような正
電源によっても実施可能である。その他、この発明は、
上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を変
えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
レベル変換に要する時間を短縮することができるととも
に、回路の素子数を削減して消費電流を減少することが
でき、しかも、製造プロセス等の変化に影響を受けるこ
となく確実にECLレベルをCMOSレベルに変換可能
なレベル変換回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】図1に示す回路の動作を説明するために示す
図。
【図3】図1に示すCMOS出力回路の他の実施例を示
す回路図。
【図4】図1に示す第2の基準電位発生回路の他の実施
例を示す回路図。
【図5】従来のレベル変換回路の一例を示す回路図。
【図6】図5に示すECL回路の一例を示す回路図。
【図7】従来のレベル変換回路の応答波形を示す図。
【符号の説明】
21…ECL回路、22…CMOS出力回路、23…比
較回路、24、25…第1、第2の基準電圧発生回路、
Vref1、Vref2…第1、第2の基準電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 真二 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 笠井 和彦 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ECLレベルの電圧が入力され、この入
    力されたECLレベルの電圧をCMOSレベルの電圧に
    変換するとともに、回路閾値電圧を可変することが可能
    なCMOS出力回路と、 前記MOSトランジスタによって構成され、第1導電型
    のトランジスタと第2導電型のトランジスタの寸法比で
    決まる回路閾値電圧を第1の基準電圧として発生すると
    ともに、回路閾値電圧を可変することが可能な第1の基
    準電圧発生回路と、 バイポーラトランジスタによって構成され、ECLレベ
    ルの中央の電位を第2の基準電圧として発生する第2の
    基準電圧発生回路と、 前記第1、第2の基準電圧発生回路から出力される第
    1、第2の基準電圧が一致するよう第1の基準電圧発生
    回路、および前記CMOS出力回路の回路閾値電圧を制
    御する比較回路と、 を具備したことを特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記CMOS出力回路は、ゲートが入力
    端に接続され、ソースが高電位電源に接続され、ドレイ
    ンが出力端に接続された第1導電型のトランジスタと、
    ゲートが前記入力端に接続され、ドレインが前記出力端
    に接続された第2導電型の第1のトランジスタと、前記
    第2導電型の第1のトランジスタのソースと、低電位電
    源との相互間に設けられ、ゲートに前記比較回路の出力
    信号が供給される第2導電型の第2のトランジスタとに
    よって構成され、 前記第1の基準電位発生回路は、前記CMOS出力回路
    の入力端と出力端とが接続された構成であることを特徴
    とする請求項1記載のレベル変換回路。
  3. 【請求項3】 前記CMOS出力回路は、ゲートが入力
    端に接続され、ドレインが出力端に接続された第1導電
    型の第1のトランジスタと、ゲートが前記入力端に接続
    され、ソースが低電位電源に接続され、ドレインが前記
    出力端に接続された第2導電型のトランジスタと、前記
    第1導電型の第1のトランジスタのソースと、高電位電
    源との相互間に設けられ、ゲートに前記比較回路の出力
    信号が供給される第1導電型の第2のトランジスタとに
    よって構成され、 前記第1の基準電位発生回路は、前記CMOS出力回路
    の入力端と出力端が接続された構成であることを特徴と
    する請求項1記載のレベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記CMOS出力回路は、ゲートが入力
    端に接続され、ドレインが出力端に接続された第1導電
    型の第1のトランジスタと、前記第1導電型の第1のト
    ランジスタのソースと、高電位電源との相互間に設けら
    れ、ゲートに前記比較回路の出力信号が供給される第1
    導電型の第2のトランジスタと、ゲートが前記入力端に
    接続され、ドレインが前記出力端に接続された第2導電
    型の第1のトランジスタと、前記第2導電型の第1のト
    ランジスタのソースと、低電位電源との相互間に設けら
    れ、ゲートに前記比較回路の出力信号が供給される第2
    導電型の第2のトランジスタとによって構成され、 前記第1の基準電位発生回路は、前記CMOS出力回路
    の入力端と出力端が接続された構成であることを特徴と
    する請求項1記載のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の基準電位発生回路は、ベース
    が基準電位に接続され、各エミッタが定電流源を介して
    低電位電源に接続され、各コレクタが抵抗を介してそれ
    ぞれ高電位電源に接続された第1、第2のNPNトラン
    ジスタと、 前記ベースが前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
    に接続され、コレクタが前記高電位電源に接続され、エ
    ミッタが抵抗を介して前記低電位電源に接続されるとと
    もに、前記比較回路の反転入端に接続された第3のNP
    Nトランジスタと、 によって構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の基準電位発生回路は、ベース
    が基準電位に接続され、エミッタが定電流源を介して低
    電位電源に接続され、コレクタが抵抗を介して高電位電
    源に接続された第1のNPNトランジスタと、 前記ベースが前記第1のNPNトランジスタのコレクタ
    に接続され、コレクタが前記高電位電源に接続され、エ
    ミッタが抵抗を介して前記低電位電源に接続されるとと
    もに、前記比較回路の反転入端に接続された第2のNP
    Nトランジスタと、 によって構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のレベル変換回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の基準電位発生回路は、一端が
    高電位電源に接続され、他端が高電位電源に接続された
    定電流源と、 前記ベースが前記定電流源の一端に接続され、コレクタ
    が前記高電位電源に接続され、エミッタが抵抗を介して
    前記低電位電源に接続されるとともに、前記比較回路の
    反転入端に接続されたNPNトランジスタと、 によって構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のレベル変換回路。
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