JPH1127133A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH1127133A
JPH1127133A JP9176151A JP17615197A JPH1127133A JP H1127133 A JPH1127133 A JP H1127133A JP 9176151 A JP9176151 A JP 9176151A JP 17615197 A JP17615197 A JP 17615197A JP H1127133 A JPH1127133 A JP H1127133A
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bipolar transistor
bipolar
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Takanori Hirota
尊則 廣田
Yasushi Hayakawa
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    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017509Interface arrangements
    • H03K19/017518Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET]
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベル変換回路の遅延時間が大で消費電力も
大という課題があった。 【解決手段】 第1の負荷抵抗(R1)および第2の負
荷抵抗(R2)と、これらと並列に接続され正のCMO
Sレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタ
(MN3)、第2のNMOSトランジスタ(MN4)
と、第1のバイポーラトランジスタ(Q1)と、第2の
バイポーラトランジスタ(Q2)を備え、第1のバイポ
ーラトランジスタ(Q1)、第2のバイポーラトランジ
スタ(Q2)のエミッタは共通に接続され、第1のバイ
ポーラトランジスタ(Q1)のコレクタの電位より所定
電位低い電圧が第2のバイポーラトランジスタ(Q2)
のベースへ入力されるレベル変換回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バイポーラトラ
ンジスタおよびMOSトランジスタで構成され、正のC
MOSレベルをLCMLレベル(Low level
CurrentMode Logic レベル、例え
ば、0V〜0.3V)やECLレベル(Emitter
Coupled Logic レベル、例えば−0.
9V〜−1.7V)に変換するレベル変換回路としての
半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、正のCMOSレベルを負のLC
MLレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路
図であり、図において、VDDは正の電源電圧、VEE
は負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCMOS
レベル(例えば、ハイ(H)レベルは正の電源電圧、ロ
ウ(L)レベルは接地電位)を入力する入力端子、2は
負のLCMLレベル(例えば、Hレベルは接地電位、L
レベルは−0.3V)を出力する非反転出力端子、3は
LCMLレベルを出力する反転出力端子、6はリファレ
ンス電位VBB供給端子(例えば、VBB=−1.3
V)、Q10、Q20、Q50、Q60、Q70はNP
Nトランジスタ(バイポーラトランジスタ)、MN10
はNMOSトランジスタ、R10、R20、R70、R
80は負荷抵抗としての抵抗素子、Is、Is1は定電
流源、70はCMOS出力回路から出力された正のCM
OSレベルを負のECLレベルに変換するCMOS−E
CL変換部、80は負のECLレベルを負のLCMLレ
ベルに変換するECL−LCML変換部である。
【0003】図10は、正のCMOSレベルを負のEC
Lレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路図
であり、図において、VDDは正の電源電圧、VEEは
負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCMOSレ
ベルを入力する入力端子、4は負のECLレベル(例え
ば、Hレベルは−0.9V、Lレベルは−1.7V)を
出力する非反転出力端子、5はECLレベルを出力する
反転出力端子、6はリファレンス電位VBB供給端子
(例えば、VBB=−1.3V)、Q10〜Q70はN
PNトランジスタ、MN10はNMOSトランジスタ、
R30〜R80は抵抗素子、Is、Is1は定電流源、
70はCMOS出力回路から出力された正のCMOSレ
ベルを負のECLレベルに変換するCMOS−ECL変
換部、90はECL回路である。
【0004】次に動作について説明する。以下の説明で
は、図9に示す従来のレベル変換回路の動作において、
入力端子1に入力される正のCMOSレベルが、Hレベ
ルの場合と、Lレベルの場合について説明する。
【0005】入力端子1へ入力される正のCMOSレベ
ルがHレベルの場合、MOSトランジスタMN10がオ
ンするので、NPNトランジスタQ60のエミッタ電極
端子の電位は、接地電位よりVBB(ベース・エミッタ
間順方向電圧≒0.8V)降下し、ECL−LCML変
換部80の入力であるNPNトランジスタQ70のエミ
ッタ端子の電位は、さらにVBE降下する(−2.0V
BE)。このNPNトランジスタQ70のエミッタ端子
の電位は、リファレンス電位VBBより低い値なので、
定電流IsはNPNトランジスタQ20を流れることに
なる。これにより、LCMLレベル非反転出力端子2は
Hレベル(接地電位)となり、LCML反転出力端子3
の電位は、GNDから電流Isと負荷抵抗R20とで決
定される電圧降下が生じるため、Lレベル(例えば、−
0.3V)となる。
【0006】また、入力端子1へ入力される正のCMO
SレベルがLレベルの場合、MOSトランジスタMN1
0がオフするので、ダイオードであるNPNトランジス
タQ50に電源電圧VDDより電流が流れ、NPNトラ
ンジスタQ60のベース端子の電位はVBEとなる。従
って、NPNトランジスタQ70のエミッタ端子の電位
は−VBEとなる。このNPNトランジスタQ70のエ
ミッタ端子の電位は、リファレンス電位VBBの電位よ
り高いため、定電流IsはNPNトランジスタQ10へ
流れる。従って、LCMLレベル非反転出力端子2の電
位はLレベルとなり、LCMLレベル反転出力端子3の
電位はHレベルとなる。
【0007】図10に示す従来のレベル変換回路の動作
原理は、上記した図9に示す従来のレベル変換回路の動
作と同様なので、ここではその説明を省略するが、特
に、図10に示す従来のレベル変換回路の場合は、出力
振幅の大きさを決定する定電流Isの大きさと、負荷抵
抗R50、R60の大きさとで決定される電圧降下が、
図9に示したレベル変換回路の場合より大きい値(例え
ば、0.8V)となるので、レベルシフト用のエミッタ
フォロア出力回路が別途必要となる。また、ECL出力
端子である非反転出力端子4または反転出力端子5の電
位は、例えば、Hレベルが−0.9V、Lレベルが−
1.7Vとなる。
【0008】従来の半導体集積回路であるレベル変換回
路は以上のように構成されていたので、正のCMOSレ
ベルを負のLCMLレベルや負のECLレベルに変換す
る際に、一旦、ECLレベルに変換していたので余計な
ゲート、例えば、NPNトランジスタQ60、Q70、
定電流源Is1、および負荷抵抗R80で構成されるゲ
ートを必要とし、動作の遅延時間が増大し、消費電力も
増加し、また半導体集積回路の集積度を向上できない等
の課題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な課題を解決するためになされたもので、遅延時間が小
さく消費電力の少ない、また集積度を向上できるレベル
変換回路としての半導体集積回路を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る半導体集積回路は、第1の負荷抵抗および第2の負荷
抵抗と、第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗にそ
れぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動
される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMO
Sトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSト
ランジスタおよび第1の負荷抵抗に対して直列に接続さ
れた第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続され
た第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に
対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタ
からなる対のバイポーラトランジスタとを備え、対のバ
イポーラトランジスタ内の第1のバイポーラトランジス
タおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッ
タは共通に接続され、第1のバイポーラトランジスタの
コレクタの電位より所定電位低い電圧が第2のバイポー
ラトランジスタのベースへ入力される構成を有する。そ
して、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベ
ルへ小さな遅延時間で、即ち高速に変換し、また消費電
力を削減するものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る半導体集積回路
は、第2のNMOSトランジスタのソースにベースが接
続され、エミッタが第1のバイポーラトランジスタのベ
ースに接続された第3のバイポーラトランジスタと、第
1のバイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続
され、コレクタの電位より所定電位低下させた電圧を第
2のバイポーラトランジスタのベースへ供給する第4の
バイポーラトランジスタとを備え、正帰還の正のCMO
Sレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で変換
し、また消費電力を削減するものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る半導体集積回路
は、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負
荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続さ
れ、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMO
Sトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、
並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび第
1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポー
ラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSト
ランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続さ
れた第2のバイポーラトランジスタからなり、第1のバ
イポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジ
スタの双方のエミッタが共通接続され、第1のバイポー
ラトランジスタのコレクタの電圧が前記第2のバイポー
ラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバ
イポーラトランジスタとを備え、正帰還の正のCMOS
レベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で、即ち
高速で変換し、また消費電力を削減するものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る半導体集積回路
は、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負
荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続さ
れ、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMO
Sトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、
並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび前
記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイ
ポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMO
Sトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接
続された第2のバイポーラトランジスタからなり、第1
のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトラ
ンジスタの双方のエミッタが共通接続され、第1のバイ
ポーラトランジスタのコレクタの電圧より所定電位低い
電圧が第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力さ
れる構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備え、
正帰還の正のCMOSレベルを負のECLレベルへ、小
さな遅延時間で、即ち高速で変換し、また消費電力を削
減するものである。
【0014】請求項5記載の発明に係る半導体集積回路
は、第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOS
トランジスタのそれぞれのバックゲートが電源電圧へ直
接に接続された構成を有しており、これにより製造プロ
セス工程数を削減するものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る半導体集積回路
は、第1のNMOSトランジスタのソースとバックゲー
トが接続され、第2のNMOSトランジスタのソースと
バックゲートが接続され、正帰還の正のCMOSレベル
を負のLCMLレベルまたはECLレベルへ、小さな遅
延時間で変換するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
レベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であ
り、図において、VDDは正の電源電圧(例えば、3.
3V)、VEEは負の電源電圧(−3.3V)、GND
は接地電位、1は正のCMOSレベル(例えば、ハイ
(H)レベルは正の電源電圧、ロウ(L)レベルは接地
電位)を入力する入力端子、2は負のLCMLレベル
(例えば、Hレベルは接地電位GND、Lレベルは−
0.3V)を出力する非反転出力端子、3はLCMLレ
ベルを出力する反転出力端子である。
【0017】Q1〜Q4はNPNトランジスタ(それぞ
れ、第1のバイポーラトランジスタ、第2のバイポーラ
トランジスタ、第3のバイポーラトランジスタ、第4の
バイポーラトランジスタ)、MP1、MP2はP型MO
Sトランジスタ(以下、PMOSトランジスタとい
う)、MN1〜MN4はN型MOSトランジスタ(以
下、NMOSトランジスタという)、特に、MN3はN
MOSトランジスタ(第1のNMOSトランジスタ)、
NM4はNMOSトランジスタ(第2のNMOSトラン
ジスタ)、R1〜R4は抵抗素子(負荷抵抗)であり、
特に、抵抗素子(第1の負荷抵抗、第2の負荷抵抗)R
1、R2の値は同一である。Isは定電流源、10は正
のCMOSレベルを負のLCMLレベルに変換するCM
OS−LCML変換部、NMおよびNMBは接続ノード
である。尚、PMOSトランジスタMP1およびMP2
とNMOSトランジスタMN1およびMN2とは、CM
OS−LCML変換部10へ相補レベルを供給するCM
OS出力回路100を構成する。また、NMOSトラン
ジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートはソー
スへ接続されている。
【0018】図2は、図1に示す実施の形態1のレベル
変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタMN
1、MN2、MN3、MN4およびPMOSトランジス
タMP1、MP2のそれぞれを示す断面図であり、図に
おいて、101はP形半導体基板、102はPウェル、
103はNウェル、104はボトムNウェル、105は
ゲート端子、106は酸化分離膜、107および108
は、それぞれPMOSトランジスタのソース/ドレイン
端子、NMOSトランジスタのソース/ドレイン端子で
ある。
【0019】実施の形態1の半導体集積回路は、正のC
MOSレベルを負のLCMLレベルに変換するレベル変
換回路である。この実施の形態1のレベル変換回路は、
負荷抵抗R1、R2と並列に接続されたNMOSトラン
ジスタMN3、MN4のゲート端子にノードMNB、N
Mがダイレクトに接続され、これによりCMOS出力を
直接入力し、また負荷抵抗R1、R2とNMOSトラン
ジスタMN3、MN4に対して直列に接続された対のバ
イポーラトランジスタQ1、Q2を備えレベル変換を遅
延時間を少なくして高速に実行するものである。
【0020】次に動作について説明する。先ず、CMO
S−LCML変換部10の動作について説明する。CM
OS−LCML変換部10の入力電位となるノードNM
Bの電位と、ノードNMの電位が同電位であるとする。
この状態から、ノードNMBの電位が上昇し、ノードN
Mの電位が下降する場合について説明する。尚、ノード
NMBの電位が下降し、ノードNMの電位が上昇する場
合については、CMOS−LCML変換部10の構成が
左右対称であり、その動作は基本的に同じなので、ここ
ではその説明を省略する。
【0021】初期状態において、ノードNMBの電位と
ノードNMの電位が同電位の場合(即ち、NMOSトラ
ンジスタMN3とMN4のゲート端子の電位が等しい電
位である場合)、バイポーラトランジスタQ1およびQ
2を流れる電流はともにIs/2の大きさであり、NM
OSトランジスタMN3およびMN4のソース端子の電
位はともに等しくなる。
【0022】この状態から、ノードNMBの電位が降下
すると、NMOSトランジスタMN3のゲート−ソース
間の電圧が増加するので(NMOSトランジスタMN3
のコンダクタンスが増加するので)、並列接続構成のN
MOSトランジスタMN3および抵抗素子R1の抵抗値
は、初期状態と比較して減少し、NMOSトランジスタ
MN3のソース端子の電位は増加する。また、ノードN
Mの電位が降下すると、NMOSトランジスタMN4の
ゲート−ソース間の電圧は減少するため、並列接続構成
のNMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R2の抵
抗値は初期状態に対して減少し、その結果、NMOSト
ランジスタMN4のソース端子の電位は下降する。
【0023】NMOSトランジスタMN3のソース端子
の電位が下降すると、バイポーラトランジスタQ4によ
り、NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位か
らVBE低い電位がバイポーラトランジスタQ2のベー
ス端子へ印可される。これにより、バイポーラトランジ
スタQ2のコレクタ電流は増加するので、NMOSトラ
ンジスタMN4のソース端子の電位はさらに下降する。
【0024】NMOSトランジスタMN4のソース端子
の電位が下降すると、バイポーラトランジスタQ3によ
り、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位か
らVBE低い電位がバイポーラトランジスタQ1のベー
ス端子へ印可される。これにより、バイポーラトランジ
スタQ1のベース端子の電位は下降し、バイポーラトラ
ンジスタQ1のコレクタ電流は減少するので、NMOS
トランジスタMN3のソース端子の電位はさらに下降す
る。
【0025】定電流Isの電流配分は、バイポーラトラ
ンジスタQ1、Q2のベース端子の電位差により決定さ
れる。NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位
が、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位よ
り高い場合、バイポーラトランジスタQ1よりQ2の方
に定電流Isが流れる。即ち、バイポーラトランジスタ
Q2のコレクタ電位が下降し、バイポーラトランジスタ
Q1のコレクタ電位が上昇する。そして、完全にスイッ
チングすると定電流Isは全てバイポーラトランジスタ
Q2へ流れる。
【0026】LCML非反転出力端子2の電位は、接地
電位GNDから定電流Isと、並列構成のNMOSトラ
ンジスタMN4および負荷抵抗R2の抵抗値とにより決
定される電圧降下分だけ下降し、Lレベル(例えば、−
0.3V)となり、LCML反転出力端子3の電位は、
Hレベル(接地電位GND)となる。
【0027】即ち、CMOS−LCML変換部10は、
正帰還の回路構成を有しており、定常状態でのLCML
出力端子である非反転出力端子2および反転出力端子3
の電位は、Lレベル(例えば、−0.3V)あるいはH
レベル(接地電位GND)のいずれかとなる。
【0028】図1に示したレベル変換回路は、CMOS
−LCML変換部10へ相補レベルを入力するための、
PMOSトランジスタMP1、MP2およびNMOSト
ランジスタMN1およびMN2で構成されたCMOS出
力回路100を備えた構成を有している。従って、正の
CMOS入力端子1の電位がLレベルの場合、LCML
非反転出力端子2の電位はLレベル(例えば、−0.3
V)となり、一方、LCML反転出力端子3の電位はH
レベル(接地電位GND)となる。また、正のCMOS
入力端子1の電位がHレベルの場合、LCML非反転出
力端子2の電位はHレベル(接地電位GND)となり、
一方、LCML反転出力端子3の電位はHレベル(例え
ば、−0.3V)となる。
【0029】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、負荷抵抗R1およびR2のそれぞれに並列にNMO
SトランジスタMN3およびMN4を、CMOS出力回
路100から供給される相補レベルを用いて直接に駆動
するので、図9に示した従来のレベル変換回路の場合と
比較してゲートの段数が少ないため小さな遅延時間で動
作し、即ち高速に動作し、さらに消費電力を削減でき、
また半導体集積回路の集積度を向上できる。つまり、電
源電圧VDDから電源電圧VEEへの貫通電流(図9に
示す従来のレベル変換回路におけるデータ電流Is1に
相当する電流)がなくなり、その分、レベル変換回路全
体の消費電力を削減できる。
【0030】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す
回路図であり、図において、20はCMOS−LCML
変換部である。CMOS−LCML変換部20では、図
1に示す実施の形態1のCMOS−LCML変換部10
内のバイポーラトランジスタQ3、Q4および負荷抵抗
R3およびR4を取り外した構成を有している。実施の
形態2のレベル変換回路内の他の構成要素は、実施の形
態1のレベル変換回路(半導体集積回路)のものと同一
なので、ここではその説明を省略する。
【0031】実施の形態2のレベル変換回路は、正のC
MOSレベルを負のLCMLレベルに小さな遅延時間
で、高速に変換するものである。
【0032】次に動作について説明する。実施の形態2
のレベル変換回路の動作は、実施の形態1のレベル変換
回路の動作と同じである。特に、実施の形態1のレベル
変換回路では、バイポーラトランジスタQ1、Q2が飽
和するのを防止するために設けられたバイポーラトラン
ジスタQ3およびQ4により、NMOSトランジスタM
N3およびMN4のソース端子の電位から電位VBEを
差し引いたレベルの電位が、バイポーラトランジスタQ
1およびQ2のベース端子に入力される。この実施の形
態2のレベル変換回路はLCMLレベル変換を行うの
で、特に、バイポーラトランジスタQ3およびQ4を備
える必要はなく、従って、実施の形態2のCMOS−L
CML変換部20はバイポーラトランジスタQ3および
Q4を備えていない構成なので、NMOSトランジスタ
MN3およびMN4のソース端子の電位が、直接バイポ
ーラトランジスタQ1およびQ2のベース端子へ入力さ
れる。
【0033】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1の場合と同様に、負荷抵抗R1および
R2のそれぞれに並列にNMOSトランジスタMN3お
よびMN4を、CMOS出力回路100から供給される
CMOSレベルである相補レベルを用いて直接に駆動す
るので、図9に示した従来のレベル変換回路の場合と比
較して、ゲートの段数が少なくなり、遅延時間や消費電
力を短縮し、半導体集積回路の集積度を向上できる。
【0034】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す
回路図であり、図において、30はCMOS−LCML
変換部、110はCMOS出力回路である。実施の形態
3のレベル変換回路では、図1に示す実施の形態1のレ
ベル変換回路内のNMOSトランジスタMN1〜MN4
のそれぞれのバックゲートが、負の電源電圧VEE(−
3.3V)へ接続された構成を有している。実施の形態
3のレベル変換回路の他の構成要素は、実施の形態1の
レベル変換回路のものと同一なので、ここではその説明
を省略する。
【0035】図5は、図4に示す実施の形態3のレベル
変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタMN
1、MN2、MN3、MN4およびPMOSトランジス
タMP1、MP2のそれぞれを示す断面図であり、図に
おいて、101はP形半導体基板、102はPウェル、
103はNウェル、105はゲート端子、106は酸化
分離膜、107および108は、それぞれPMOSトラ
ンジスタのソース/ドレイン端子、NMOSトランジス
タのソース/ドレイン端子である。図5に示されるよう
に、実施の形態3のレベル変換回路では、各NMOSト
ランジスタMN1〜MN4のバックゲートが、負の電源
電圧VEEへ接続されているので、図2に示すボトムN
ウェル104を必要としない構成であり、このためボト
ムNウェル104の領域の製造プロセス工程を省くこと
ができる。
【0036】実施の形態3のレベル変換回路は、NMO
SトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲー
トを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続すること
で、ボトムNウェル104の領域を省いて、その分、レ
ベル変換回路の製造プロセス工程数を削減するものであ
る。
【0037】次に動作について説明する。実施の形態3
のレベル変換回路の動作は、図1に示した実施の形態1
のレベル変換回路の動作と同様なので、ここでは省略す
る。実施の形態3のレベル変換回路では、NMOSトラ
ンジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負
の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続する構成なの
で、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタMN
1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的
に分離する必要がなく、即ちボトムNウェル104を形
成する必要がなくなる。
【0038】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれの
バックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接
続した構成を有するので、実施の形態1で示した効果に
加え、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタM
N1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気
的に分離する必要がなく、従って、ボトムNウェル10
4の領域を形成する必要がなくなるので、その分製造プ
ロセス工程数を削減でき、その結果製造コストを削減で
きる。
【0039】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す
回路図であり、図において、40はCMOS−LCML
変換部である。実施の形態4のレベル変換回路では、図
3に示した実施の形態2のレベル変換回路内の各NMO
SトランジスタMN1〜MN4のバックゲートを、負の
電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構成を有す
る。実施の形態4のレベル変換回路の他の構成要素は、
実施の形態2のレベル変換回路のものと同じなので、こ
こではその説明を省略する。
【0040】実施の形態4のレベル変換回路は、正のC
MOSレベルを負のLCMLレベルに少ない遅延時間
で、即ち高速に変換するものであり、各NMOSトラン
ジスタMN1〜MN4のバックゲートを、負の電源電圧
VEE(−3.3V)へ接続する構成を持つことで、図
5に示したNMOSトランジスタの断面図のように、ボ
トムNウェル104の領域を必要としないものである。
【0041】次に動作について説明する。実施の形態4
のレベル変換回路の動作は、図2に示した実施の形態2
のレベル変換回路の動作と同様なので、ここでは省略す
る。実施の形態4のレベル変換回路では、図6に示すよ
うに、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれ
のバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ
接続することで、製造プロセスにおいて、図5に示した
ように、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェ
ル102をP形基板101と電気的に分離する必要がな
いので、ボトムNウェル104を形成する必要がなくな
る。
【0042】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれの
バックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接
続した構成を有するので、実施の形態2で示した効果に
加え、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタM
N1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気
的に分離する必要がなく、従って、ボトムNウェル10
4を形成する必要がなくなるので、その分製造プロセス
が簡単となり、製造プロセスコストを削減できる。
【0043】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す
回路図であり、図において、VDDは正の電源電圧、V
EEは負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCM
OSレベル(例えば、ハイ(H)レベルは正の電源電
圧、ロウ(L)レベルは接地電位GND)を入力する入
力端子、4は負のECLレベル(例えば、Hレベルは−
0.9V、Lレベルは−1.7V)を出力する非反転出
力端子、5はECLレベルを出力する反転出力端子、R
5およびR6は抵抗素子(第1の負荷抵抗、第2の負荷
抵抗)であり同一の値を持つ。50は、正のCMOSレ
ベルを負のECLレベルに変換するCMOS−ECL
(Emitter Coupled Logic)変換
部である。その他の構成は、図1に示した実施の形態1
のレベル変換回路のものと同様なので、ここではその説
明を省略する。
【0044】この実施の形態5のレベル変換回路は、正
のCMOSレベルを負のECLレベルへ小さな遅延時間
で、即ち高速に変換するものである。
【0045】次に動作について説明する。実施の形態5
のレベル変換回路の動作は、図1に示した実施の形態1
のレベル変換回路の動作と同様であるが、出力振幅を決
定する定電流Isと、並列接続されたNMOSトランジ
スタMN4および負荷抵抗R6とで決定される電圧降下
が、実施の形態1〜4で示したレベル変換回路のものよ
り大きく、例えば、0.8Vとなる。従って、ECL非
反転出力端子4およびECL反転出力端子5の電位は、
例えば、Hレベルが−0.9V、Lレベルが−1.7V
となる。この実施の形態5のレベル変換回路は、負のE
CLレベルを出力するので、ECLレベルの装置と直接
にインタフェースをとることができる。
【0046】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、負荷抵抗R5およびR6のそれぞれに並列にNMO
SトランジスタMN3およびMN4を、CMOS出力回
路100から供給されるCMOSレベルである相補レベ
ルを用いて直接に駆動するので、図9に示した従来のレ
ベル変換回路の場合と比較してゲートの段数を削減する
ことができ、これにより消費電力を削減でき、また半導
体集積回路の集積度を向上でき、また、小さな遅延時間
で、即ち高速でECLレベル変換を行うことができる。
つまり、バイポーラトランジスタQ3、Q4へ流れる電
流は増加するが、電源電圧VDDからVEEへの貫通電
流(図9のデータ電流Is1に相当する電流)が無くな
り、その分、レベル変換回路全体の消費電力を削減で
き、また、負のECLレベルを出力するので、ECLレ
ベルの装置と直接にインタフェースをとることができ
る。
【0047】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す
回路図であり、図において、60はCMOS−ECL変
換部、110はCMOS出力回路である。実施の形態6
のレベル変換回路では、図7に示す実施の形態5のレベ
ル変換回路内のNMOSトランジスタMN1〜MN4の
それぞれのバックゲートが、負の電源電圧VEE(−
3.3V)へ接続された構成を有している。実施の形態
6のレベル変換回路の他の構成要素は、実施の形態5の
レベル変換回路のものと同一なので、ここではその説明
を省略する。
【0048】また、図5に示されるように、実施の形態
6のレベル変換回路では、各NMOSトランジスタMN
1〜MN4のバックゲートが、負の電源電圧VEEへ接
続されているので、図2に示すボトムNウェル104を
必要としない構成であり、従って、ボトムNウェル10
4の製造プロセス工程を省くことができる。
【0049】実施の形態6のレベル変換回路は、正のC
MOSレベルを負のECLレベルに変換するものであ
り、また、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれ
ぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3
V)へ接続することで、ボトムNウェル104を省くこ
とができ、その分レベル変換回路の製造プロセス工程数
を削減するものである。
【0050】次に動作について説明する。実施の形態6
のレベル変換回路の動作は、図7に示した実施の形態5
のレベル変換回路の動作と同様である。即ち、図1に示
した実施の形態1のレベル変換回路の動作と同様である
が、出力振幅を決定する定電流Isと、並列接続された
NMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R6とで決
定される電圧降下が、実施の形態1〜4で示したレベル
変換回路のものより大きく、例えば、0.8Vとなる。
従って、ECL非反転出力端子4およびECL反転出力
端子5の電位は、例えば、Hレベルが−0.9V、Lレ
ベルが−1.7Vとなる。この実施の形態6のレベル変
換回路は、負のECLレベルを出力するので、ECLレ
ベルの装置と直接にインタフェースがとれる。
【0051】また、実施の形態6のレベル変換回路で
は、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれの
バックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接
続することで、製造プロセスにおいて、図2に示したN
MOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102を
P形基板101と電気的に分離する必要がないので、ボ
トムNウェル104を形成する必要がなくなる。
【0052】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、負のECLレベルを出力してECLレベルの装置と
直接にインタフェースをとることができる。また、NM
OSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲ
ートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構
成を有するので、実施の形態5で示した効果に加え、N
MOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102を
P形基板101と電気的に分離する必要がなく、つま
り、製造プロセスにおいて、ボトムNウェル104を形
成する必要がなくなるので、その分製造プロセス工程数
を削減でき製造コストを削減できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の
負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗にそれぞれ並列に接
続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のN
MOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタ
と、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよ
び第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイ
ポーラトランジスタ、および並列に接続された第2のN
MOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列
に接続された第2のバイポーラトランジスタとからなる
対のバイポーラトランジスタとを備え、第1のバイポー
ラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの
双方のエミッタを共通に接続し、第1のバイポーラトラ
ンジスタのコレクタの電位より所定電位低い電圧を第2
のバイポーラトランジスタのベースへ入力するように構
成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCM
Lレベルへ小さい遅延時間で、即ち高速で変換し、また
消費電力を削減できる効果がある。
【0054】請求項2記載の発明によれば、第2のNM
OSトランジスタのソースにベースが接続され、エミッ
タが第1のバイポーラトランジスタのベースに接続され
た第3のバイポーラトランジスタと、第1のバイポーラ
トランジスタのコレクタにベースが接続され、コレクタ
の電位より所定電位低下させた電圧を第2のバイポーラ
トランジスタのベースへ供給する第4のバイポーラトラ
ンジスタとを備えるように構成したので、正帰還の正の
CMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さい遅延時間
で変換し、また消費電力を削減できる効果がある。
【0055】請求項3記載の発明によれば、第1の負荷
抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第
2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMO
Sレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタ
および第2のNMOSトランジスタと、並列に接続され
た第1のNMOSトランジスタおよび第1の負荷抵抗に
対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタ
と、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよ
び第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイ
ポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラトラン
ジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエ
ミッタを共通接続し、第1のバイポーラトランジスタの
コレクタの電圧が前記第2のバイポーラトランジスタの
ベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジ
スタとを備えるように構成したので、正帰還の正のCM
OSレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で、
即ち高速で変換でき、また消費電力を削減できる効果が
ある。
【0056】請求項4記載の発明によれば、第1の負荷
抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第
2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMO
Sレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタ
および第2のNMOSトランジスタと、並列に接続され
た第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵
抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジ
スタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタ
および第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2の
バイポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラト
ランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方
のエミッタを共通接続し、第1のバイポーラトランジス
タのコレクタの電圧より所定電位低い電圧が第2のバイ
ポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対
のバイポーラトランジスタとを備えるように構成したの
で、正帰還の正のCMOSレベルを負のECLレベルへ
小さい遅延時間で、即ち高速で変換でき、また消費電力
を削減できる効果がある。
【0057】請求項5記載の発明によれば、第1のNM
OSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタの
それぞれのバックゲートを電源電圧へ直接に接続するよ
うに構成したので、製造プロセス工程数を削減でき、製
造コストを削減できる効果がある。
【0058】請求項6記載の発明によれば、第1のNM
OSトランジスタのソースとバックゲートとを接続し、
第2のNMOSトランジスタのソースとバックゲートと
を接続するように構成したので、正帰還の正のCMOS
レベルを負のLCMLレベルまたはECLレベルへ小さ
い遅延時間で変換できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図2】 図1に示す実施の形態1のレベル変換回路の
構成要素であるNMOSトランジスタおよびPMOSト
ランジスタを示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図5】 図4に示す実施の形態3のレベル変換回路の
構成要素であるNMOSトランジスタおよびPMOSト
ランジスタを示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるレベル変換回
路を示す回路図である。
【図9】 正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに
変換する従来のレベル変換回路を示す回路図である。
【図10】 正のCMOSレベルを負のECLレベルに
変換する従来のレベル変換回路を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1 バイポーラトランジスタ(第1のバイポーラトラ
ンジスタ)、Q2 バイポーラトランジスタ(第2のバ
イポーラトランジスタ)、Q3 バイポーラトランジス
タ(第3のバイポーラトランジスタ)、Q4 バイポー
ラトランジスタ(第4のバイポーラトランジスタ)、R
1、R5 負荷抵抗(第1の負荷抵抗)、R2、R6
負荷抵抗(第2の負荷抵抗)、MN3 NMOSトラン
ジスタ(第1のNMOSトランジスタ)、MN4 NM
OSトランジスタ(第2のNMOSトランジスタ)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗
    と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗のそ
    れぞれに並列に接続され正のCMOSレベルで直接駆動
    される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMO
    Sトランジスタと、並列に接続された前記第1のNMO
    Sトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列
    に接続された第1のバイポーラトランジスタおよび並列
    に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前
    記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイ
    ポーラトランジスタからなる対のバイポーラトランジス
    タとを備え、前記第1のバイポーラトランジスタおよび
    前記第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタは
    共通接続され、前記第1のバイポーラトランジスタのコ
    レクタの電位より所定電位低い電圧が前記第2のバイポ
    ーラトランジスタのベースへ入力され、正帰還の前記正
    のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ変換すること
    を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 第2のNMOSトランジスタのソースに
    ベースが接続され、かつエミッタが第1のバイポーラト
    ランジスタのベースに接続された第3のバイポーラトラ
    ンジスタと、前記第1のバイポーラトランジスタのコレ
    クタにベースが接続され、かつ前記コレクタの電位より
    所定電位低下させた電圧を第2のバイポーラトランジス
    タのベースへ供給する第4のバイポーラトランジスタと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗
    と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗に、
    それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆
    動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNM
    OSトランジスタと、並列に接続された前記第1のNM
    OSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直
    列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列
    に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前
    記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイ
    ポーラトランジスタからなり、前記第1のバイポーラト
    ランジスタおよび前記第2のバイポーラトランジスタの
    双方のエミッタが共通接続され、前記第1のバイポーラ
    トランジスタのコレクタの電圧が前記第2のバイポーラ
    トランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイ
    ポーラトランジスタとを備えた、正帰還の前記正のCM
    OSレベルを負のLCMLレベルへ変換することを特徴
    とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗
    と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗に、
    それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆
    動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNM
    OSトランジスタと、並列に接続された前記第1のNM
    OSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直
    列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列
    に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前
    記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイ
    ポーラトランジスタからなり、前記第1のバイポーラト
    ランジスタおよび前記第2のバイポーラトランジスタの
    双方のエミッタが共通接続され、前記第1のバイポーラ
    トランジスタのコレクタの電圧より所定電位低い電圧が
    前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力され
    る構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備えた、
    正帰還の前記正のCMOSレベルを負のECLレベルへ
    変換することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 第1のNMOSトランジスタおよび第2
    のNMOSトランジスタのそれぞれのバックゲートが電
    源電圧へ直接に接続されていることを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちのいずれか1項記載の半導体集積
    回路。
  6. 【請求項6】 第1のNMOSトランジスタのソースと
    バックゲートが接続され、第2のNMOSトランジスタ
    のソースとバックゲートが接続されていることを特徴と
    する請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の
    半導体集積回路。
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