JPH1013209A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH1013209A
JPH1013209A JP8164374A JP16437496A JPH1013209A JP H1013209 A JPH1013209 A JP H1013209A JP 8164374 A JP8164374 A JP 8164374A JP 16437496 A JP16437496 A JP 16437496A JP H1013209 A JPH1013209 A JP H1013209A
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voltage
transistor
inverter
level
electrode
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JP8164374A
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Takanori Hirota
尊則 廣田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイポーラトランジスタとMOSトランジス
タで構成された半導体集積回路において、負のECLレ
ベルを正のCMOSレベルに変換するレベル変換回路の
消費電力を削減する。 【解決手段】 負のECLレベルとリファレンス電圧と
の差動増幅器の出力がPMOSトランジスタと抵抗素子
との間に入力され、抵抗素子での電圧を出力する信号極
性変換部を備え、信号極性変換部の出力振幅を小さくす
る。第1のCMOSインバータは、信号極性変換部の出
力を拡大して出力する。さらに第2のCMOSインバー
タが正のCMOSレベルを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バイポーラトラ
ンジスタとMOSトランジスタで構成された半導体集積
回路において負のECLレベルを正のCMOSレベルに
変換する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、バイポーラトランジスタとMO
Sトランジスタで構成された半導体集積回路において負
のECLレベルを正のCMOSレベルに変換する従来の
レベル変換回路の構成を示し、図7は、レベル変換回路
内の各ノードでの電圧振幅を表す。このレベル変換回路
は、コレクタ電極が共通に接続されるNPNトランジス
タQ1、Q2からなる1対の差動トランジスタを備え、
負のECLレベル(Hレベルは−0.9V、Lレベルは−
1.7V)が一方のNPNトランジスタQ1のゲート電極
に入力され、リファレンス電圧が他方のNPNトランジ
スタQ2のゲート電極に入力される。差動トランジスタ
のコレクタ電極は、定電流源を介して、負の電源電圧V
EEに接続される。NPNトランジスタQ1のエミッタ電
極は、接地電圧GNDに接続されるが、他方のNPNト
ランジスタQ2のエミッタ電極は、第3のNPNトラン
ジスタQ3と抵抗素子R4を介して正の電源電圧VDD
接続される。このNPNトランジスタQ3は、トランジ
スタQ2のコレクターとエミッタの間の耐圧(BVCEO)
を確保するために設けられる。NPNトランジスタQ3
と抵抗素子R4は、ノードN1での低レベル電圧がGN
Dになるように設定する。さらに、NPNトランジスタ
Q3の飽和を防止するために、3個のNPNトランジス
タと抵抗素子R5からなるバイアス回路が設けられる。
このレベル変換の後に、さらに2つのCMOSインバー
タが設けられる。次に、このレベル変換回路の定常状態
を負のECL入力レベルがHレベルとLレベルの2つの
場合について説明する。負のECL入力信号がHレベル
の場合、トランジスタQ1がオンして定電流Isはトラ
ンジスタQ1を流れるが、トランジスタQ2にはオフと
なり電流は流れない。そのため、ノードN1の電圧はV
DDとなり、レベル変換回路の出力電圧はVDDとなる。一
方、負のECL入力信号がLレベルの場合、トランジス
タQ1はオフするが、トランジスタQ2がオンして定電
流IsはトランジスタQ2に流れる。ノードN1の電圧
は、VDDからIsと抵抗素子R4で決まる電圧降下が生
じるので、第1のCMOSインバータのNMOSトラン
ジスタMN5が十分オフする電圧(GND)となる。その
ため、出力電圧はGNDとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレベル変換回路
では、ノードN1の電圧がVDDからGNDまで変化する
ため、定電流Isは大きく、消費電力が大きくなるとい
う問題があった。また、負のECL入力レベルがHレベ
ルの時にトランジスタQ2のコレクターとエミッタの間
の耐圧(BVCEO)を確保するためのトランジスタQ3の
飽和防止用として、トランジスタQ4〜Q6と抵抗素子
R5から構成されたバイアス回路が必要であり、消費電
力が大きくなるという問題があった。
【0004】なお、特開平1−195719号公報に
は、負のECLレベルを正のCMOSレベルに変換する
回路が記載されている。この回路は、特定の範囲のしき
い値電圧を有するPチャンネルMOSトランジスタを用
いてレベル変換を行うものである。これに対し、本発明
のレベル変換回路は、通常のしきい値電圧を有するMO
Sトランジスタを用いる。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、負のECLレベルを正のCMOSレベ
ルに変換する半導体集積回路において、消費電力を削減
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体集積
回路は、負のECLレベルを正のCMOSレベルに変換
する回路である。この半導体集積回路は、信号極性変換
部と第1のインバータとからなる。信号極性変換部は、
エミッタ電極を共通とし、ベース電極に負のECLレベ
ルを入力する第1のNPNトランジスタとベース電極に
リファレンス電圧を与える第2のNPNトランジスタと
からなる一対の差動トランジスタ、第1のNPNトラン
ジスタのコレクタ電極と接地電圧との間に接続された第
1の抵抗素子、及び、共通に接続されたエミッタ電極に
接続された定電流源からなる差動増幅器と、ソース電極
が正の電源電圧に接続され、ゲート電極が接地電圧供給
端子に接続され、ドレイン電極が第1のNPNトランジ
スタのコレクタ電極に接続された第1のPMOSトラン
ジスタと、前記第1のPMOSトランジスタのドレイン
電極と接地電圧との間に接続された第2の抵抗素子とか
らなり、第2の抵抗素子での電圧を出力する。第1のイ
ンバータは、前記信号極性変換部の出力を正の電源電圧
から接地電圧まで振幅を拡大して出力する。
【0007】本発明に係る半導体集積回路は、負のEC
Lレベルを正のCMOSレベルに変換するレベル変換回
路において、第1コンバータに供給される電圧を第2イ
ンバータがスイッチングする振幅(PMOSトランジス
タは常時オン状態)とし、第2インバータにより振幅を
DDと接地電圧の間に拡大する。この構成による利点
は、第1インバータに入力される振幅が小さいため、定
電流Isを小さくできることである。また、従来の半導
体集積回路においては第1インバータでの電圧がVDD
らGNDまで変化するため、定電流Isは大きく、消費
電力が大きかったが、本発明では、定電流を半減でき
る。また、従来は、トランジスタQ2の耐圧を確保する
ためのトランジスタQ3と、そのトランジスタQ3の飽
和防止用としてバイアス回路(Q4〜Q6、R5)が必
要であり、消費電力を大きくしていたが、本発明では振
幅が小さい(第1インバータに入力される振幅のHレベ
ルが低い)ため、耐圧用のトランジスタが不要となり、
したがってバイアス回路を省略できる。本発明の半導体
集積回路の欠点は、第1インバータに入力される振幅を
第1インバータがスイッチングする振幅とするので、第
1インバータにおけるVDDとGNDの間の電流は増加す
ることである。しかし、第1インバータに入力される電
圧を小さくし、インバータにより信号振幅を拡大するの
で、定電流Isは小さくできる。電流の減少分の方が大
きいため、回路全体の消費電力は減少する。
【0008】好ましくは、前記の第1のPMOSトラン
ジスタのゲート電極が、接地電圧供給端子に接続される
代わりに、前記差動増幅器の第1のNPNトランジスタ
のコレクタ電極に接続される。これにより、第1インバ
ータに入力される電圧振幅をさらに拡大し、第1インバ
ータによる反転動作を容易にする。前記の第1のインバ
ータは、種々の構成をとることができる。たとえば、第
1のインバータは、ソース電極が正の電源電圧に接続さ
れ、ゲート電極が信号極性変換部の出力に接続された第
2のPMOSトランジスタと、ソース電極が接地電圧に
接続され、ゲート電極が信号極性変換部の出力に接続さ
れた第1のNMOSトランジスタからなり、第2のPM
OSトランジスタのドレイン電極と第1のNMOSトラ
ンジスタのドレイン電極とが接続される。これにより、
信号極性変換部の出力電圧の振幅を正の電源電圧と接地
電圧の間に拡大して出力する。
【0009】または、前記の第1のインバータは、ソー
ス電極が接地電圧に接続され、ゲート電極が信号極性変
換部の出力に接続された第1のNMOSトランジスタ
と、正の電源電圧と前記第1のNMOSトランジスタの
ドレイン電極との間に接続された第3の抵抗素子とから
なる。これにより、信号極性変換部の出力電圧の振幅を
正の電源電圧と接地電圧との間に拡大して出力する。ま
たは、前記の第1のインバータは、ソース電極が接地電
圧に接続され、ゲート電極が前記信号極性変換部の出力
に接続された第1のNMOSトランジスタと、ドレイン
電極が正の電源電圧に接続され、ゲート電極とソース電
極とが前記第1のNMOSトランジスタのドレイン端子
に接続されたディプリーション型NMOSトランジスタ
とからなる。これにより、信号極性変換部の出力を正の
電源電圧から接地電圧まで振幅を拡大して出力する。好
ましくは、半導体集積回路は、さらに、第1のインバ−
タの出力を反転して正のCMOSレベルを出力する第2
のインバータを備える。これにより、第1インバータの
出力信号を反転し正のCMOSレベルの振幅の信号を出
力できる。好ましくは、第2のインバータは、CMOS
インバータであり、ソース電極が正の電源電圧に接続さ
れ、ゲート電極が前記第1のインバータの出力に接続さ
れた第3のPMOSトランジスタと、ソース電極が接地
電圧間に接続され、ゲート電極が前記第1のインバータ
の出力に接続された第2のNMOSトランジスタからな
り、第3のPMOSトランジスタのドレイン電極と第2
のNMOSトランジスタのドレイン電極とが接続され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。バイポーラトランジスタか
らなるECL(エミッタカップルドロジック)回路と、
MOS回路とからなる回路において、負のECLレベル
で動作するECL回路とCMOSレベルで動作するCM
OS回路との間に、ECLレベルとCMOSレベルとの
間のレベル変換を行うレベル変換回路が設けられる。本
実施形態に係るレベル変換回路は、負のECLレベル
(Hレベルは−0.9V、Lレベルは−1.7V)を正の
CMOSレベル(たとえばHレベルは、3.3V、Lレ
ベルは0V)に変換する。
【0011】〈実施の形態1〉この発明の実施の形態1
のレベル変換回路を図1を用いて説明する。図1に示し
たレベル変換回路は、信号極性変換回路10と2段のC
MOSインバータ20、30からなり、正の電源電圧V
DD(+3.3V)を供給する端子、負の電源電圧V
EE(−4.5V)を供給する端子、および、接地電圧G
NDを供給する端子を備える。信号極性変換回路10
は、エミッタ電極を共通とする並列のNPNトランジス
タQ1、Q2からなる1対の差動トランジスタを備え
る。一方の入力端子1はトランジスタQ1のゲート端子
に接続され、負のECLレベル(Hレベルは−0.9V、
Lレベルは−1.7V)を入力する端子である。他方の入
力端子2は、他のトランジスタQ2のゲート端子に接続
され、リファレンス電圧供給端子(−1.3V)である。
両NPNトランジスタのエミッタ端子は、定電流Is
供給する共通の定電流源を介して、負電源電圧供給端子
に接続される。また、一方のトランジスタQ1のコレク
タ端子は、抵抗素子R1を介して接地電圧供給端子に接
続されるとともに、PMOSトランジスタMP1のゲー
ト端子に接続される。このPMOSトランジスタMP1
は、一方で正電源電圧供給端子に接続されるが、他方
で、接続ノードN1を経て、NPNトランジスタQ2に
接続されるとともに、抵抗素子R2を介して接地電圧接
続端子にも接続される。第1CMOSインバータ20
は、接続ノードN2を介して直列に接続される1対のP
MOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN
1からなり、信号極性変換回路10の接続ノードN1の
信号が、両トランジスタMP2、MN1のゲート端子に
入力される。さらに、第2CMOSインバータ30は、
出力端子3を介して直列に接続される1対のPMOSト
ランジスタMP3とNMOSトランジスタMN2からな
り、第1CMOSインバータ20の接続ノードN2の信
号が、両トランジスタMP3、MN2のゲート端子に入
力される。出力端子3は、正のCMOSレベル(Hレベ
ルは正の電源電圧、Lレベルは接地電圧)を出力する端
子である。なお、図において、IMP1はトランジスタM
P1に流れる電流を、IR2は抵抗素子R2に流れる電流
を表す。
【0012】次に、図1に示したレベル変換回路の動作
について、図2と図3を参照して説明する。図2は、接
続ノードN1の定常状態の動作点を表す図であり、縦軸
は各種の電流値を表し、横軸はノードN1での電圧を表
す。ここに、IMP1(H)は、入力端子1の入力信号がH
レベルの時にトランジスタMP1に流れる電流を表し、
MP1(L)は、入力端子1の入力信号がLレベルの時に
トランジスタMP1に流れる電流を表す。VN1Hは、入
力信号がHレベルの時の接続ノードN1の電圧を表し、
N1Lは、入力信号がLレベルの時の接続ノードN1の
電圧を表す。また、図3は、回路内の各ノードでの信号
の振幅を表す図である。
【0013】次に、上述のレベル変換回路の定常状態を
負のECL入力レベルがHレベルとLレベルの2つの場
合について説明する。第1に、負のECL入力レベルが
Hレベルの場合、トランジスタQ1がオンして定電流I
sはトランジスタQ1に流れるが、トランジスタQ2は
オフとなり電流は流れない。そのため、ノードN1はN
MOSトランジスタMP1と抵抗素子R2で分圧される
電圧となる。この場合、ノードN1には、電流IR2=電
流IMP1(H)が流れるので、図2に示すように、ノード
N1の電圧VN1Hは、電流IR2と電流IMP1(H)の交点即
ちVN1Hの電圧となり、電源電圧VDDよりずっと小さく
なる。したがって、定電流回路により供給される定電流
sの値は、従来のレベル変換回路に比べほぼ半減す
る。その電圧VN1HをNMOSトランジスタMN1のチ
ャネル幅WnとPMOSトランジスタMP2のチャンネ
ル幅Wpの比Wn/Wpが大きいCMOSインバータ(MP
2、MN1)を用いることにより、ノードN2の電圧を
ほぼGNDにする(図3参照)。ただし、ノードN2の
電圧は、完全には0にならないので、第1のCMOSイ
ンバータ20には電流が流れることになる。次に、第2
のCMOSインバータ30に接続することにより、出力
端子3の電圧はVDDとなる。
【0014】一方、負のECL入力信号がLレベルの場
合、トランジスタQ1はオフし、トランジスタQ2がオ
ンして定電流IsはトランジスタQ2に流れ、PMOS
トランジスタMP1と抵抗素子R2、定電流Isで決ま
る電圧(GND)となる。この場合、ノードN1には、電
流IR2+定電流Is=電流IMP1(H)が流れるので、ノー
ドN1の電圧VN1Lは、図2では、IR2+IsとI
MP1(L)の交点、即ちGNDの電圧となる。その電圧を
前記CMOSインバータ(MP2、MN1)により、ノー
ドN2をVDDにすることで、出力端子3の電圧はGND
となる。このレベル変換回路においては、抵抗素子R1
をトランジスタMP1に接続している。負のECL入力
レベルがHレベルの場合、抵抗素子R1により、NMO
SトランジスタMP1には−0.2Vの電圧が加わる。
このため、IMP1(H)は、IMP1(L)より大きくなり、こ
れにより、ノードN1での電圧振幅を拡大できる。変形
例として、トランジスタMP1のゲート端子をGNDに
接地することもできる。この場合IMP1(H)=IMP1(L)
となるので、ノードN1での電圧振幅が少し狭くなる。
以上に説明したように、ノード1の電圧を、第1インバ
ータ20のNMOSトランジスタMN1がスイッチング
をする振幅(PMOSトランジスタMP2は常時オン状
態)とし、第1インバータにより振幅を正の電源電圧V
DDと接地電圧近傍まで拡大する。したがって、第1イン
バータ20のNMOSトランジスタMN1とPMOSト
ランジスタMP2を、上述の入力振幅でインバータとし
て動作するように設計する。このレベル変換回路では、
第1インバータ20に入力される振幅をNMOSトラン
ジスタMN1がスイッチングする振幅(PMOSトラン
ジスタMP2は常時オン状態)とするので、PMOSト
ランジスタMP2が常時オン状態なので、VDDとGND
の間の電流は増加する。しかし、第1インバータ20に
入力される電圧を小さくし、インバータ20により信号
振幅を拡大するので、VDDとGNDの間での電流は増加
するが、定電流Isを小さくできる。電流の減少分の方
が大きいため、回路全体の消費電力は減少する。
【0015】〈実施の形態2〉以下に、第2のCMOS
インバータ20の変形例を備えた実施の形態について説
明する。まず、この発明の実施の形態2を図4を参照し
て説明する。図4は、図1の第1のCMOSインバータ
20を、抵抗素子R3とNMOSトランジスタMN3か
らなるインバータに置き換えた構成である。すなわち、
このインバータでは、抵抗素子R3とNMOSトランジ
スタMN3をノードN2を介して直接に接続し、ノード
N1での信号は、NMOSトランジスタMN3のゲート
端子に入力される。次に、このレベル変換回路の定常状
態を負のECL入力レベルがHレベルとLレベルの2つ
の場合について説明する。まず、負のECL入力信号が
Hレベルの時、トランジスタQ1がオンして定電流Is
はQ1に流れ、トランジスタQ2はオフとなり電流は流
れない。そのため、ノードN1はPMOSトランジスタ
MP1と抵抗素子R2で分圧される電圧となる。その電
圧を抵抗素子R3とNMOSトランジスタMN3のイン
バータにより反転し、ノードN2の電圧をほぼGNDに
することで、出力端子3の電圧はVDDとなる。負のEC
L入力信号がLレベルの場合、トランジスタQ1はオフ
し、トランジスタQ2がオンして定電流Isはトランジ
スタQ2に流れ、PMOSトランジスタMP1と抵抗素
子R2、定電流Isで決まる電圧(GND)となる。その
電圧を第2のCMOSインバータ(R5、MN3)により
反転して、ノードN2の電圧をVDDとすることで、出力
端子3の電圧はGNDとなる。
【0016】〈実施の形態3〉以下に、第2のCMOS
インバータ20の他の変形例を備えた実施の形態3を図
5を参照して説明する。図5は、図1の第1のCMOS
インバータ10を、ディプリーション型NMOSトラン
ジスタMDN1とNMOSトランジスタMN4からなる
インバータに置き換えた構成である。すなわち、このイ
ンバータでは、ディプリーション型NMOSトランジス
タMDN1とNMOSトランジスタMN4をノードN2
を介して直接に接続し、ノードN1での信号は、NMO
SトランジスタMN4のゲート端子に入力される。次
に、このように構成された回路の定常状態を負のECL
入力レベルがHレベルとLレベルの2つの場合について
説明する。負のECL入力レベルがHレベルの場合、ト
ランジスタQ1がオンして定電流IsはトランジスタQ
1に流れ、トランジスタQ2はオフとなり電流は流れな
い。そのため、ノードN1はMP1とR2で分圧される
電圧となる。その電圧をディプリーション型NMOSト
ランジスタMDN1とNMOSトランジスタMN4から
なるインバータにより反転して、ノードN2の電圧をほ
ぼGNDにすることで、出力端子3の電圧はVDDとな
る。負のECL入力レベルがLレベルの場合、トランジ
スタQ1はオフし、トランジスタQ2がオンして定電流
sはトランジスタQ2に流れ、ノードN1の電圧は、
PMOSトランジスタMP1と抵抗素子R2、定電流I
sで決まる電圧(GND)となる。その電圧を前記CMO
Sインバータ(MDN1、MN4)により反転して、ノー
ドN2の電圧をVDDとすることで、出力端子3の電圧は
GNDとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る負のECLレベルを正の
CMOSレベルに変換する第1実施形態に係るレベル変
換回路の回路図である。
【図2】 図1の回路内のノードN1の定常状態の動作
点を表す図である。
【図3】 図1の回路内のノードの振幅を表す図であ
る。
【図4】 負のECLレベルを正のCMOSレベルに変
換する実施の形態2に係るレベル変換回路の回路図であ
る。
【図5】 負のECLレベルを正のCMOSレベルに変
換する実施の形態3に係るレベル変換回路の回路図であ
る。
【図6】 負のECLレベルを正のCMOSレベルに変
換する従来のレベル変換回路の回路図である。
【図7】 図6の回路内のノードの振幅を表す図であ
る。
【符号の説明】
1 負のECLレベルを入力する入力端子、 2 リフ
ァレンス電圧供給端子、 3 正のCMOSレベルを出
力する出力端子、 VDD 正の電源電圧供給端子、 V
EE 負の電源電圧供給端子、 GND 接地電圧供給端
子、 Q1〜Q6 NPNトランジスタ、 MP1〜M
P4 PMOSトランジスタ、 MN1〜MN5 NM
OSトランジスタ、 MDN1 ディプリーション型N
MOSトランジスタ、 R1〜R5 抵抗素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/018

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ電極を共通とし、ベース電極に
    負のECLレベルを入力する第1のNPNトランジスタ
    とベース電極にリファレンス電圧を与える第2のNPN
    トランジスタとからなる一対の差動トランジスタ、第1
    のNPNトランジスタのコレクタ電極と接地電圧との間
    に接続された第1の抵抗素子、及び、共通に接続された
    エミッタ電極に接続された定電流源からなる差動増幅器
    と、ソース電極が正の電源電圧に接続され、ゲート電極
    が接地電圧供給端子に接続され、ドレイン電極が第1の
    NPNトランジスタのコレクタ電極に接続された第1の
    PMOSトランジスタと、前記第1のPMOSトランジ
    スタのドレイン電極と接地電圧との間に接続された第2
    の抵抗素子とからなり、第2の抵抗素子での電圧を出力
    する信号極性変換部と、 前記信号極性変換部の出力を正の電源電圧から接地電圧
    まで振幅を拡大して出力する第1のインバータとからな
    る半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記の第1のPMOSトランジスタのド
    レイン電極が、接地電圧供給端子に接続される代わり
    に、前記差動増幅器の負のECLレベルを入力するコレ
    クタ電極に接続されることを特徴とする請求項1に記載
    された半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記の第1のインバータが、ソース電極
    が正の電源電圧に接続され、ゲート電極が前記信号極性
    変換部の出力に接続された第2のPMOSトランジスタ
    と、ソース電極が接地電圧に接続され、ゲート電極が前
    記信号極性変換部の出力に接続された第1のNMOSト
    ランジスタからなり、第2のPMOSトランジスタのド
    レイン電極と第1のNMOSトランジスタのドレイン電
    極とが接続されることを特徴とする請求項1または2に
    記載された半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記の第1のインバータが、ソース電極
    が接地電圧に接続され、ゲート電極が前記信号極性変換
    部の出力に接続された第1のNMOSトランジスタと、
    正の電源電圧と前記第1のNMOSトランジスタのドレ
    イン電極との間に接続された第3の抵抗素子からなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載された半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】 前記の第1のインバータが、ソース電極
    が接地電圧に接続され、ゲート電極が前記信号極性変換
    部の出力に接続された第1のNMOSトランジスタと、
    ドレイン電極が正の電源電圧に接続され、ゲート電極と
    ソース電極が、前記第1のNMOSトランジスタのドレ
    イン端子に接続されたディプリーション型NMOSトラ
    ンジスタからなることを特徴とする請求項1または2に
    記載された半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 さらに、第1のインバ−タの出力を反転
    して正のCMOSレベルを出力する第2のインバータを
    備えることを特徴とする請求項1または2に記載された
    半導体集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6320413B1 (en) 1999-05-28 2001-11-20 Nec Corporation Level conversion circuit
JP2011055057A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 増幅回路

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US6320413B1 (en) 1999-05-28 2001-11-20 Nec Corporation Level conversion circuit
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