JPH06196995A - 論理レベル変換回路及びそれを用いた論理回路 - Google Patents

論理レベル変換回路及びそれを用いた論理回路

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JPH06196995A
JPH06196995A JP4356962A JP35696292A JPH06196995A JP H06196995 A JPH06196995 A JP H06196995A JP 4356962 A JP4356962 A JP 4356962A JP 35696292 A JP35696292 A JP 35696292A JP H06196995 A JPH06196995 A JP H06196995A
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Toshio Ishii
利生 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低耐圧MOSデバイスを用いるECL/MO
S論理レベル変換回路で、回路面積を増大することなく
高速,高負荷駆動能力を有するようにする。 【構成】 カレントスイッチ部1の出力によりカレトン
ミラー部2のpチャンネルMOS素子Mp1,Mp2をゲー
ト駆動し、そのドレイン出力でバイポーラトラ素子Q
4,Q5のベースを駆動する。このQ4,Q5のエミッ
タ負荷にnチャンネルMOS素子Mn1,Mn2によるカレ
ントミラー素子を接続する。Q5のエミッタ出力で直接
CMOS負荷3を駆動する。 【効果】 バイポーラ素子Q4,Q5をカレントミラー
MOS素子Mp1,Mp2とMn1,Mn2との間に夫々挿入し
たので、Q4,Q5のベースエミッタ間電圧Vfだけ、
これ等MOSのソースドレイン間電圧が低下し低耐圧と
なる。バイポーラ素子3による負荷駆動のため駆動能力
が大となり、また、負荷3の上側電源をVfだけ下げて
使用することで、出力OUTのレベルが電源電圧一杯と
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理レベル変換回路及び
それを用いた論理回路に関し、特にエミッタ結合型論理
回路(以下、ECLと称す)の論理レベルの信号をCM
OS論理回路に適合する論理レベルの信号に変換するた
めの論理レベル変換回路及びそれを用いた論理回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置においては、低消費
電力及び高集積度の利点を有するCMOS回路と、高速
動作の利点を有するECL回路とを組合せて構成するこ
とにより、両者の長所を併せ持った論理回路が用いられ
ている。しかし、ECL回路とCMOS回路とを共用す
る場合には、ECLレベルをCMOSレベルに変換する
ための論理レベル変換回路が不可欠である。従来のこの
種の論理レベル変換回路の例が特開昭62−12382
5号公報等に多く提示されている。
【0003】図4は上記公報記載のECL/CMOS論
理レベル変換回路の回路図を示している。この回路はカ
レントスイッチ部1,MOSカレントミラー部7,バイ
ポーラ型出力部8からなっており、カレントスイッチ部
1の入力INにECLレベルの入力論理信号が印加さ
れ、バイポーラ型出力部8の出力OUTからCMOSレ
ベルの論理信号が出力される。この論理信号出力は、C
MOSインバータ回路3として代表的に示されている負
荷CMOSゲート回路を駆動する。もっとも、この負荷
CMOSゲート回路3はこレベル変換回路が駆動すべき
負荷であるから、多数の大入力容量のアドレスデコーダ
などのゲート回路である。
【0004】尚、本例では、高電位電源がグランド(ア
ース)であり、MOS用低電位電源がVssであり、バイ
ポーラ用低電位電源がVeeとしている。
【0005】カレントスイッチ部1は、バイポーラトラ
ンジスタQ1,ダイオードD1定電流源I1からなるエ
ミッタフォロアによりるレベルシフト回路と、それに接
続されるバイポーラカレントスイッチを構成する差動対
をなす一対のバイポーラトランジスタQ2,Q3,抵抗
R1,R2,共通エミッタ電流を制御する定電流源I2
及びレベルシフト用のダイオードD2からなる。
【0006】ここで、ECL振幅信号は端子INに入力
され、レベルシフトを介してバイポーラトランジスタQ
2のベースにはいる。また、もう一方のバイポーラトラ
ンジスタQ3のベースには入力閾値を定める基準電圧V
bbが入力され、抵抗R1,R2により振幅1V程度の相
補信号が出力される。
【0007】MOSカレントミラー部7は,pチャンネ
ルMOSトランジスタMp1,Mp2,及びnチャンネルM
OSトランジスタMn1,Mn2によって構成される。nチ
ャンネルMOSトランジスタMn1,Mn2のソース/ゲー
トは各々共通に接続されてカレントミラーを形成し、ト
ランジスタMp1とMn1、トランジスタMp2とMn2との各
ドレインは共通接続されている。そして、カレントスイ
ッチ1によりゲート制御されるpチャンネルMOSトラ
ンジスタのコンダクタンス変化を大きな出力電圧レベル
に変換するようになっている。
【0008】バイポーラ型出力部8においては、トーテ
ムポール出力を構成するバイポーラトランジスタQ8,
Q9の内,出力引き上げ側のバイポーラトランジスタQ
8のベースは直接MOSカレントミラー部7により駆動
され、出力引き下げ用のバイポーラトランジスタQ9の
ベースは、pチャンネルMOSトランジスタMp3とnチ
ャンネルMOSトランジスタMn4とからなるベース制御
回路を介して駆動されている。
【0009】ここでMOSカレントミラー部7の出力振
幅はほぼCMOSレベルまで拡大されており、バイポー
ラ型出力部8は主として出力の駆動能力の向上を目的と
している。この場合、出力振幅は電源電圧から、ロー側
/ハイ側とも、ダイオード順方向電圧(以下Vfと記
す:0.8V程度)分少なくなる。
【0010】図5はバイポーラ型出力部8の代わりに、
BiNMOS型インバータ回路9を用いたものであり、
出力振幅のハイ側はpチャンネルMOSトランジスタM
p4とバイポーラトランジスタQ8とで駆動され、ロー側
はnチャンネルMOSトランジスタMn5とMn6とで駆動
される。この回路では、負荷駆動能力は図4のトーテム
ポール出力に比べて低下するが、出力振幅のロー側を下
側電源電圧まで振幅らせることができるという利点があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のECL−CMOSレベル変換回路を高速化のた
めに最新の短チャンネル/薄酸化膜のMOSデバイスに
適用しようとする場合には、MOSデバイスのソースド
レイン間の低耐圧化に対応してMOS部の電源電圧を従
来の5V程度から2〜3V程度に落として使用する必要
がある。この場合、上述した従来例の回路ではレベル変
換の出力レベルは電源電圧まで完全に振れないため、負
荷CMOSゲートの能力を十分に引き出せないという問
題がある。
【0012】すなわち、負荷ゲートのMOSのオン抵抗
Ronは、MOSのスレッシュホールド電圧をVthとし
て、一般にバイポーラ型出力では、 RonB=(|Vss|−Vf−Vth)2 となり、出力振幅が電源電圧までとれた場合の値(CM
OS型出力の場合) RonC=(|Vss|−Vth)2 に比べて小さくなり、電源電圧が低いほど差が大きくな
る。
【0013】例として、Vss=3V,Vf=0.8V,
Vth=0.7Vとすると、バイポーラ出力ではCMOS
出力の半分の値になり、駆動能力は極端に低下する。
【0014】ある電源電圧以下では、バイポーラ型出力
部を介さずにMOSカレントミラー部で直接負荷ゲート
を駆動した場合の方が有利なこともある。しかし、MO
Sカレントミラー部のみで負荷を駆動しようとする場合
は、負荷の大きさに応じてMOSトランジスタの面積を
増加させる必要があり、特にpチャンネルMOSトラン
ジスタは一般に電流駆動能力が低いため、nチャンネル
MOSトランジスタの2倍以上の面積を必要とする。さ
らに、この大きなpチャンネルMOSトランジスタの駆
動のための前段カレントスイッチ部も含めてのパワー回
路の面積の増加を招くという問題もある。
【0015】本発明の目的は、低耐圧MOSデバイスを
用いて回路面積を増大させることなく高速,高負荷駆動
能力を有するレベル変換回路を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、低耐圧MOSデバイ
スを用いて低電源で論理振幅を電源電圧一杯にとること
ができる論理回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の論理レベル変換
回路は、エミッタ結合型論理回路の論理レベルの信号
を、カレントスイッチ回路及びカレントミラー回路をこ
の順に通すことによってCMOS型論理回路に適合する
論理レベルの信号に変換する論理レベル変換回路であっ
て、前記カレントミラー回路は、前記カレントスイッチ
回路の一対の相補出力により夫々駆動される一対の一導
電型のMOSトランジスタと、この一対のMOSトラン
ジスタの出力によってベース駆動される一対のバイポー
ラトランジスタと、この一対のバイポーラトランジスタ
の各エミッタと基準電位点との間に設けられ互いのゲー
ト同士及びソース同士が共通接続された一対の逆導電型
のMOSトランジスタからなるカレントミラー素子とを
含み、前記一対のバイポーラトランジスタの一方のエミ
ッタ出力を前記CMOS型論理回路に適合する論理レベ
ルの信号として導出するようにしたことを特徴とする。
【0018】本発明の他の論理レベル変換回路は、エミ
ッタ結合型論理回路の論理レベルの信号を、カレントス
イッチ回路及びカレントミラー回路をこの順に通すこと
によってCMOS型論理回路に適合する論理レベルの信
号に変換する論理レベル変換回路であって、前記カレン
トミラー回路は、前記カレントスイッチ回路の一対の相
補出力により夫々駆動される一対のエミッタフォロワ素
子と、前記一対のエミッタフォロワ素子のエミッタフォ
ロワ出力にソースが接続されゲートに所定バイアスが供
給された一対の一導電型のMOSトランジスタと、前記
一対のMOSトランジスタのドレイン出力により夫々ベ
ース駆動される一対のバイポーラトランジスタと、この
一対のバイポーラトランジスタの各エミッタと基準電位
点との間に設けられ互いのゲート同士及びソース同士が
共通接続された一対の逆導電型のMOSトランジスタか
らなるカレントミラー素子とを含み、前記一対のバイポ
ーラトランジスタの一方のエミッタ出力を前記CMOS
型論理回路に適合する論理レベルの信号として導出する
ようにしたことを特徴とする。
【0019】本発明による論理回路は、エミッタ結合型
論理回路の論理レベルの信号を、カレントスイッチ回路
及びカレントミラー回路をこの順に通すことによってC
MOS型論理回路に適合する論理レベルの信号に変換す
る論理レベル変換回路と、この論理レベル変換回路の出
力を入力とするCMOS型論理回路とを有し、前記論理
レベル変換回路の前記カレントミラー回路は、前記カレ
ントスイッチ回路の一対の相補出力により夫々駆動され
る一対の一導電型のMOSトランジスタと、この一対の
MOSトランジスタの出力によってベース駆動される一
対のバイポーラトランジスタと、この一対のバイポーラ
トランジスタの各エミッタと基準電位点との間に設けら
れ互いのゲート同士及びソース同士が共通接続された一
対の逆導電型のMOSトランジスタからなるカレントミ
ラー素子とを含み、前記CMOS型論理回路は、前記一
対のバイポーラトランジスタの一方のエミッタ出力を入
力とすると共に、その動作電源の高電位側が前記論理レ
ベル変換回路のそれよりも少くとも前記PN接合の順方
向電位だけ低い方向へレベルシフトされていることを特
徴とする。
【0020】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0021】図1は本発明の第1の実施例のレベル変換
回路の回路図である。この回路は、バイポーラカレント
スイッチ部1,MOSバイポーラ複合カレントミラー部
2から構成されており、このカレントミラー部2が図
4,5の従来の出力部8,9の機能を兼ね備えている。
また、CMOS論理ゲート3はこのレベル変換回路によ
り駆動されるデコーダ等の負荷を代表しているものとす
る。
【0022】バイポーラカレントスイッチ部1は、バイ
ポーラトランジスタQ1,ダイオードD1,定電流源I
1からなるエミッタフォロアによるレベルシフトを介し
て、バイポーラカレントスイッチ部1へ入力される。こ
のカレントスイッチ部は差動対をなす一対のバイポーラ
トランジスタQ2,Q3,抵抗R1,R2,共通エミッ
タ電流を制御する定電流源I2及びレベルシフト用のダ
イオードD2からなる。また、カレントスイッチの一方
のバイポーラトランジスタQ3のベースには入力閾値を
定める基準電圧Vbbが入力される。
【0023】MOSバイポーラ複合カレントミラー部2
は、pチャンネルMOSトランジスタMp1,Mp2及びそ
れらのドレインに各ベースが接続されたバイポーラトラ
ンジスタQ4,Q5さらにそのエミッタに各ドレインが
接続されたnチャンネルMOSトランジスタMn1,Mn2
によって構成される。これ等トランジスタMn1,Mn2は
互いのソース及び互いのゲートが共通接続され、トラン
ジスタMn1のドレインとゲートとが共通接続されること
により、カレントミラーとして動作する。
【0024】負荷ゲート3はpチャンネルMOSトラン
ジスタMp ,nチャンネルMOSトランジスタMn から
なるCMOSインバータを構成しており、多数の負荷を
代表して示している。
【0025】ここで、MOSバイポーラ複合カレントミ
ラー部2は高電位側電源として接地電位,低電位側電源
としてVssが供給されており、負荷ゲート3は高電位電
源Vddとして、接地電位からダイオードD3によるVf
分降下した電位が与えられており、低電位側はカレント
ミラー部2と同じVssである。電圧(Vdd−Vss)は使
用されるMOSの耐圧に合わせて設定される。
【0026】次にこの回路の動作について説明する。E
CL振幅の入力信号は端子INに入力されバイポーラカ
レントスイッチ1によって1V程度の振幅の相補信号を
出力する。この相補信号はダイオードD2によってレベ
ルシフトされ、次段のMOSバイポーラ複合カレントミ
ラー部2に加えられ、ロー側がVss,ハイ側が−Vf
(=Vdd)の信号レベルの振幅に変換される。
【0027】ここで、負荷CMOSゲート3の電源は−
VfとVssとであるから、レベル変換回路による出力信
号OUTの振幅と同一となって負荷CMOSゲート3か
らみた入力信号振幅は電源レベル一杯となり、電源の有
効利用が図れるのである。
【0028】また、レベル変換回路内で使用されるMO
Sトランジスタのソースドレイン間電圧も(Vdd−Vs
s)となるために、図4,5の従来回路のMOSトラン
ジスタのソースドレイン間電圧Vssに比し、Vddだけ小
となり、低耐圧で済む。またVssの値を、図4,5の従
来の回路のVssに比し、(Vss−Vdd)とVdd=Vfだ
け下方にシフトした値とすれば、負荷MOSゲート3の
実際の電源電圧は図4,5のそれと同一値となる。
【0029】従来の特に図5の回路では、ハイレベルが
バイポーラトランジスタ8のためのにVfだけ低くなる
ために、本発明の様に、負荷MOSゲート3の電源をダ
イオードによりVf=Vddだけ一段下げて使用したとす
ると、下側電源Vssも(Vss−Vdd)と、やはりVf=
Vddだけ一段下げることになるが、図5のカレントミラ
ー部7や出力部9のMOSトランジスタのソースドレイ
ン間に印加される電圧がその分だけ増大し、耐圧を大と
する必要があるという欠点が生じるのである。
【0030】さらに、図1においてpチャンネルMOS
トランジスタMp1,Mp2はバイポーラトランジスタQ
4,Q5のベース電流を駆動するだけであるため、nチ
ャンネルトランジスタMn1,Mn2で構成されるカレント
ミラーに対して非常に小さなサイズとし得るのである。
【0031】このため、本レベル変換回路では、回路面
積に占めるpチャンネルMOSトランジスタがほとんど
不要で、同一能力のMOSカレントミラー回路に比べ
て、1/3程度の面積で構成でき、バイポーラカレント
スイッチでのパワーを抑えることができるという大きな
効果がある。
【0032】図2は本発明の第2の実施例のレベル変換
回路の回路図であり、図1と同等部分は同一符号により
示す。本実施例では第1の実施例に抵抗R3,R4とダ
イオードD3から構成される、バイポーラトランジスタ
Q4,Q5のスイッチオフ時(エミッタレベル降下時)
のベース電流引き抜き回路(プルダウン回路)を付加し
たものである。尚、ダイオードD3は、トランジスタQ
4,Q5のベース電位がオフ状態で下がり過ぎることに
よるスイッチオン時の応答遅れを抑え、かつpチャンネ
ルMOSトランジスタのソースドレイン間に加わる電圧
を抑えるための振幅制限に用いられる。
【0033】本実施例ではバイポーラトランジスタのス
イッチオフを早めることにより、nチャンネルMOSカ
レントミラーでの過渡電流を抑える効果がある。
【0034】図3は本発明の第3の実施例のレベル変換
回路の回路図であり、図1,2と同等部分は同一符号に
て示す。
【0035】本実施例では、第1の実施例に対して抵抗
R3,R4とダイオードD5,D6及びnチャンネルM
OSトランジスタMn3から構成されるベース電流引き抜
き回路を付加し、さらに、pチャンネルMOSトランジ
スタMp1,Mp2のバイポーラカレントスイッチ5による
ゲート駆動を止めて、その代りにエミッタフォロワバイ
ポーラトランジスタQ6,Q7を介してソース駆動制御
したもので、ゲートにはバイアス電圧Vggが加えられて
いる。
【0036】また、負荷CMOSゲート3の上側電源V
ddは接地電位から2Vf降下した電位が与えられてい
る。これは、エミッタフォロワトランジスタQ6,Q7
のベースエミッタ間電圧Vf降下分が図1,2の実施例
の回路よりも更に加わるためであり、よって下側電源V
ssは図1の回路のVssより更にVf=Vddだけ降下させ
て用いることができる。更に、この実施例では第2の実
施例での効果に加え、バイポーラトランジスタQ4のオ
フ状態でのベース電位をさらにVth分上昇させることに
より、nチャンネルMOSトランジスタのゲート電位が
下がり過ぎることを防止し、応答性を高める効果があ
る。
【0037】尚、カレントスイッチ5の出力をミッタフ
ォロワQ6,Q7を介してMOSトランジスタMp1,M
p2を駆動するのは、図1,2の如く直接MOSトランジ
スタMp1,Mp2のゲートを駆動すれば、ゲートの入力容
量により動作速度が遅くなるので、高速性で駆動能力の
高いエミッタフォロワ回路で駆動したほうが良いからで
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本レベル変換回路
はMOSカレントミラー部にバイポーラトランジスタを
用いることにより、高負荷駆動を行う際でも少ない回路
面積でパワーを抑え、かつ低耐圧MOSトランジスタで
も十分な出力振幅を得ることができるという効果を有す
る。また、カレントミラー部にて直接高駆動するように
しているので、従来の出力部が不要となり、それだけ集
積度が向上すると共により高速性が得られるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のレベル変換回路の回路
図である。
【図2】本発明の第2の実施例のレベル変換回路の回路
図である。
【図3】本発明の第3の実施例のレベル変換回路の回路
図である。
【図4】従来例のレベル変換回路の一例の回路図であ
る。
【図5】従来例のレベル変換回路のもう一つの例の回路
図である。
【符号の説明】
1,5 カレントスイッチ部 3 CMOS論理ゲート 2,4,6 MOSバイポーラカレントミラー部 7 MOSカレントミラー部 8 バイポーラ出力部 9 BiNMOS論理ゲート Q1〜Q9 バイポーラトランジスタ Mp ,Mp1,Mp2 pチャンネルMOSトランジスタ Mn ,Mn1〜Mn3 nチャンネルMOSトランジスタ D1〜D8 ダイオード 11,12 定電流源 IN 入力端子 OUT 出力端子 Vee バイポーラ部電源 Vss MOS部下側電源 Vdd MOS部上側電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ結合型論理回路の論理レベルの
    信号を、カレントスイッチ回路及びカレントミラー回路
    をこの順に通すことによってCMOS型論理回路に適合
    する論理レベルの信号に変換する論理レベル変換回路で
    あって、前記カレントミラー回路は、前記カレントスイ
    ッチ回路の一対の相補出力により夫々駆動される一対の
    一導電型のMOSトランジスタと、この一対のMOSト
    ランジスタの出力によってベース駆動される一対のバイ
    ポーラトランジスタと、この一対のバイポーラトランジ
    スタの各エミッタと基準電位点との間に設けられ互いの
    ゲート同士及びソース同士が共通接続された一対の逆導
    電型のMOSトランジスタからなるカレントミラー素子
    とを含み、前記一対のバイポーラトランジスタの一方の
    エミッタ出力を前記CMOS型論理回路に適合する論理
    レベルの信号として導出するようにしたことを特徴とす
    る論理レベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記カレントミラー回路は、更に、前記
    一対のバイポーラトランジスタの各ベース電位を前記一
    対の逆導電型のMOSトランジスタの共通ソースの電位
    に対して少なくとも略PN接合の順方向電圧だけレベル
    シフトするレベルシフト回路を有することを特徴とする
    請求項1記載の論理レベル変換回路。
  3. 【請求項3】 エミッタ結合型論理回路の論理レベルの
    信号を、カレントスイッチ回路及びカレントミラー回路
    をこの順に通すことによってCMOS型論理回路に適合
    する論理レベルの信号に変換する論理レベル変換回路で
    あって、前記カレントミラー回路は、前記カレントスイ
    ッチ回路の一対の相補出力により夫々駆動される一対の
    エミッタフォロワ素子と、前記一対のエミッタフォロワ
    素子のエミッタフォロワ出力にソースが接続されゲート
    に所定バイアスが供給された一対の一導電型のMOSト
    ランジスタと、前記一対のMOSトランジスタのドレイ
    ン出力により夫々ベース駆動される一対のバイポーラト
    ランジスタと、この一対のバイポーラトランジスタの各
    エミッタと基準電位点との間に設けられ互いのゲート同
    士及びソース同士が共通接続された一対の逆導電型のM
    OSトランジスタからなるカレントミラー素子とを含
    み、前記一対のバイポーラトランジスタの一方のエミッ
    タ出力を前記CMOS型論理回路に適合する論理レベル
    の信号として導出するようにしたことを特徴とする論理
    レベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記カレントミラー回路は、更に、前記
    一対のバイポーラトランジスタの各ベース電位を前記一
    対の逆導電型のMOSトランジスタの共通ソースの電位
    に対して少なくとも略PN接合の順方向電圧だけレベル
    シフトするレベルシフト回路を有することを特徴とする
    請求項3記載の論理レベル変換回路。
  5. 【請求項5】 エミッタ結合型論理回路の論理レベルの
    信号を、カレントスイッチ回路及びカレントミラー回路
    をこの順に通すことによってCMOS型論理回路に適合
    する論理レベルの信号に変換する論理レベル変換回路
    と、この論理レベル変換回路の出力を入力とするCMO
    S型論理回路とを有し、前記論理レベル変換回路の前記
    カレントミラー回路は、前記カレントスイッチ回路の一
    対の相補出力により夫々駆動される一対の一導電型のM
    OSトランジスタと、この一対のMOSトランジスタの
    出力によってベース駆動される一対のバイポーラトラン
    ジスタと、この一対のバイポーラトランジスタの各エミ
    ッタと基準電位点との間に設けられ互いのゲート同士及
    びソース同士が共通接続された一対の逆導電型のMOS
    トランジスタからなるカレントミラー素子とを含み、前
    記CMOS型論理回路は、前記一対のバイポーラトラン
    ジスタの一方のエミッタ出力を入力とすると共に、その
    動作電源の高電位側が前記論理レベル変換回路のそれよ
    りも少くとも前記PN接合の順方向電位だけ低い方向へ
    レベルシフトされていることを特徴とする論理回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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