JPH07297703A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH07297703A
JPH07297703A JP6088752A JP8875294A JPH07297703A JP H07297703 A JPH07297703 A JP H07297703A JP 6088752 A JP6088752 A JP 6088752A JP 8875294 A JP8875294 A JP 8875294A JP H07297703 A JPH07297703 A JP H07297703A
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JP
Japan
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switch
source
resistor
transistor
current
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Application number
JP6088752A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ueda
昌弘 植田
Toshiaki Hanibuchi
敏明 埴渕
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017509Interface arrangements
    • H03K19/017518Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET]
    • H03K19/017527Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET] with at least one differential stage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力バッファ回路の消費電力を低減する。 【構成】 入力信号CIが“L”から“H”に遷移する
と、中間信号Y1 の論理は“H”となる。よってトラン
ジスタQ1 がオンし、トランジスタQ2 がオフする。N
MOSトランジスタN1 のゲートには入力信号CIが与
えられており、このときにはCMOSレベルで論理
“H”に対応する電位が与えられている。従ってNMO
SトランジスタN1 は迅速にオンする。このとき抵抗R
2 とNMOSトランジスタN1 のオン抵抗の並列接続に
は出力トランジスタQ0 のベースに流れる電流しか流れ
ない。 【効果】 NMOSトランジスタN1 がオンしているの
で、抵抗R2 の値を大きくしている場合であっても出力
トランジスタQ0 のベース電位は引き上げられ、出力ト
ランジスタQ0 の流す電流は大きくなり、出力トランジ
スタQ0 のエミッタ電位も引き上げられる。よって出力
信号EOの論理は“H”となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バイポーラトランジ
スタとCMOSで構成されたLSIにおける、出力バッ
ファ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
A.従来の技術: (A−1)レベル変換回路の基本的構成:図15はEC
L入出力を実現するLSIの構成の一例を示すブロック
図である。2つの電源GND(=0V),VEE(<0
V)から電力を供給され、入力バッファ1、内部ゲート
2、出力バッファ回路3が駆動する。これらの各部にB
iCMOS技術を使った例が、NEC技報 Vo.43,No.1
2,1990 ,pp.119〜121に示されている。
【0003】図16は図1に示された出力バッファ回路
3の構成を例示する回路図である。出力バッファ回路3
は、レベルシフタG20及び電流スイッチG30から構成さ
れている。この様な構成は例えば特開昭63−3139
16号公報において開示されている。出力バッファ回路
3は内部ゲート2から出力されたCMOSレベルの信号
をECLレベルの信号に変換する機能を有している。
【0004】入力端子にはCMOSレベルの信号CIが
与えられる。例えば入力信号CIがCMOSレベルにお
ける“H”レベルであった場合、PMOSトランジスタ
1はオフ状態にある。よって電流源S1 の流す電流
は、PMOSトランジスタP1と並列に接続されている
抵抗R3 に流れる。従ってNPNトランジスタQ10のベ
ース電位はGNDよりも一定電圧だけ低くなる。更にト
ランジスタQ10のベース・エミッタ間電圧だけ低下し
て、電流スイッチG30の入力端であるNPNトランジス
タQ1 のベースにはECLレベルにおける“L”レベル
が与えられる。その結果、NPNトランジスタQ2 の流
す電流が増加し、トランジスタQ2 のコレクタに接続さ
れた抵抗R2 における電圧降下が大きくなる。よって出
力用のNPNトランジスタQ0 のベース電位も低下し、
出力信号EOはECLレベルにおける“L”レベルとな
る。
【0005】一方、入力信号CIがCMOSレベルにお
ける“L”レベルであった場合、トランジスタP1 はオ
ン状態にある。よって電流源S1 の流す電流はトランジ
スタP1 に流れるので、トランジスタQ10のベース電位
はほぼ電源GNDの与える電位GND(以下、電位に関
しても同名を用いる)に等しくなる。よって、トランジ
スタQ10と電流源S2 とが構成するエミッタフォロワ回
路を介して、トランジスタQ1 のベースにはECLレベ
ルにおける“H”レベルが与えられ、出力信号EOはE
CLレベルにおける“H”レベルとなる。
【0006】しかし電流スイッチG30の構成では、トラ
ンジスタQ1 ,Q2 のエミッタに共通して接続される電
流源S3 において供給すべき電流が大きく、電力消費が
大きいという問題点があった。以下、図16に示された
回路の動作を説明しつつ、この問題点を説明する。
【0007】一般にECLレベルを出力する出力バッフ
ァ回路はその出力端子は、終端抵抗RE を介して終端電
圧VTTに接続されている。通常、終端抵抗RE は50Ω
に、終端電圧VTTは−2Vに、それぞれ選択される。そ
して、ECLレベルにおける“H”,“L”レベルに対
応する電位VOH,VOLはそれぞれ約−0.9V及び約−
1.7Vに設定される。また、基準電位VBBはこれらの
中間の電位である約−1.3Vに設定される。
【0008】図17はトランジスタQ1 のベースに
“H”レベルが与えられ、トランジスタQ1 がオンし、
トランジスタQ2 がオフする場合の出力トランジスタQ
0 近傍の等価回路を示す回路図である。出力トランジス
タQ0 を流れる電流IOHは次式で表される。
【0009】
【数1】
【0010】トランジスタQ2 がオフしているので、ト
ランジスタQ0 のベースに接続された抵抗R2 には電流
源S3 の流す電流は流れず、トランジスタQ0 のベース
電流IBHのみが流れる。よって出力トランジスタQ0
ベース・エミッタ間電圧をVBEとすると、
【0011】
【数2】
【0012】となり、更にトランジスタQ0 の直流電流
増幅率をHFEとして、
【0013】
【数3】
【0014】が成立する。数1と数3とから、
【0015】
【数4】
【0016】が得られ、これを整理すると
【0017】
【数5】
【0018】となる。数5から、抵抗R2 の抵抗値が小
さい程電位VOHは−VBE(=−0.85V)に近づいて
上昇し、抵抗R2 の抵抗値が小さい程電位VOHは電位V
TT(=−2.0V)に近づいて低下する。従って、電位
OHを−0.9V程度に設定するためには、抵抗R2
抵抗値は小さい方が望ましい。
【0019】図18はトランジスタQ1 のベースに
“L”レベルが与えられ、トランジスタQ1 がオフし、
トランジスタQ2 がオンする場合の出力トランジスタQ
0 近傍の等価回路を示す回路図である。出力トランジス
タQ0 を流れる電流IOLは次式で表される。
【0020】
【数6】
【0021】トランジスタQ2 がオンしているので、ト
ランジスタQ0 のベースに接続された抵抗R2 にはトラ
ンジスタQ0 のベース電流IBLのみならず、電流源S3
の流す電流IS も流れる。よって、
【0022】
【数7】
【0023】となり、更に数3と同様にして、
【0024】
【数8】
【0025】が成立する。数6と数8とから、
【0026】
【数9】
【0027】が得られ、これを整理すると
【0028】
【数10】
【0029】となる。数5の性質から抵抗R2 の抵抗値
は小さい程望ましいので、電位VOLを低く(−1.7V
に)設定するには電流IS を大きく設定する必要があ
る。
【0030】以上の様に、電位VOHを高く、電位VOL
低く設定してECLレベルの仕様を実現するためには電
流IS を大きくする必要があり、消費電力が大きくなる
という問題点があった。
【0031】(A−2)動作電力の低減:前節(A−
1)で説明された問題点を解消するために、トランジス
タQ1 ,Q2 のオン・オフに対応して抵抗R2 の抵抗値
を変化させる手法が考案されている。
【0032】図19はその一例である電流スイッチG
301 の構成を示す回路図であり、例えば特開平3−25
9617号公報において開示されている技術である。
【0033】電流スイッチG301 は、図16に示された
電流スイッチG30において抵抗R2にPMOSトランジ
スタP3 が並列に接続された構造を有しており、そのゲ
ートはトランジスタQ1 のコレクタに接続されている。
【0034】トランジスタQ1 のベースに“L”レベル
が与えられ、トランジスタQ1 がオフし、トランジスタ
2 がオンする場合にはトランジスタP3 がオフする。
よって、電流スイッチG301 の動作は電流スイッチG30
の場合と同様である。
【0035】一方、トランジスタQ1 のベースに“H”
レベルが与えられ、トランジスタQ1 がオンし、トラン
ジスタQ2 がオフする場合にはトランジスタP3 もオン
する。このため出力トランジスタQ0 のベースと電源G
NDとの間に入る抵抗の抵抗値は、電流スイッチG30
場合と比較して小さくなる。これは数5における抵抗値
2 が実質的には小さくなることを意味する。従って、
電流IS を小さく設定しても数10から求められる電位
OLを低く設定できるように、抵抗値R2 を大きく設定
した場合においても、数5から求められる電位VOHを高
く設定することができる。つまり、電流IS に基づく電
力消費を抑制することができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電流スイッチ
301 では、トランジスタP3 のオン・オフが、トラン
ジスタQ1 のオン・オフに伴って生じる抵抗R1 におけ
る電圧降下の差異によって制御される。そのため動作が
遅いという問題点が残っていた。
【0037】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、消費電力を抑制しつつも、その動作が
迅速な出力バッファ回路を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、(a)CMOSレベルで2値論理
“H”,“L”に相当する電位を有する入力信号が与え
られる入力端子と、(b)前記入力信号と等しい論理に
相当するECLレベルの電位を有する第1中間信号を生
成する第1レベルシフタと、(c)(c−1)定電位を
与える第1電圧源と、(c−2)定電流を与える第1電
流源と、(c−3)第1及び第2抵抗と、(c−4)前
記第1抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレク
タと、前記第1電流源に接続されるエミッタと、前記第
1中間信号が印加されるベースとを含む第1バイポーラ
トランジスタと、(c−5)前記第2抵抗を介して前記
第1電圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に
接続されるエミッタと、基準電位が印加されるベースと
を含む第2バイポーラトランジスタと、(c−6)前記
第2抵抗の両端に接続されたソース及びドレインと、前
記入力信号が印加されるゲートとを含む第1NMOSト
ランジスタとを有する電流スイッチと、(d)前記第2
バイポーラトランジスタの前記コレクタに接続されたベ
ースと、前記第1電圧源に接続されたコレクタと、エミ
ッタとを含む出力バイポーラトランジスタとを備える出
力バッファ回路である。
【0039】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の出力バッファ回路であって、前記第1レ
ベルシフタは(b−1)前記入力信号を受け、前記入力
信号と相補的な論理を有する第2中間信号を生成するイ
ンバータと、(b−2)前記第2中間信号が与えられる
ゲートと、ソース及びドレインとを含む第1PMOSト
ランジスタと、(b−3)前記第1PMOSトランジス
タの前記ドレインとソースとの間に並列に接続された第
3抵抗と、(b−4)第4抵抗と、(b−5)カソード
と、前記第1電圧源に接続されたアノードとを含む第1
ダイオードと、(b−6)前記第1バイポーラトランジ
スタの前記ベースに接続され、定電流を流す第2電流源
とを有する。そして前記第1PMOSトランジスタ及び
前記第3抵抗の並列接続と、前記第4抵抗と、前記第1
ダイオードとが、前記第1電圧源と前記第2電流源との
間に直列に接続される。
【0040】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項2記載の出力バッファ回路であって、前記インバ
ータは(b−1−1)前記第1電圧源よりも低い電位を
与える第2電圧源と、(b−1−2)前記第1電圧源に
接続されたソースと、前記入力端子に接続されたゲート
と、ドレインとを含む第2PMOSトランジスタと、
(b−1−3)前記第2電圧源に接続されたソースと、
前記入力端子に接続されたゲートと、ドレインとを含む
第2NMOSトランジスタと、(b−1−4)前記第2
PMOSトランジスタの前記ドレインに接続されたアノ
ードと、前記第2NMOSトランジスタの前記ドレイン
に接続されたカソードとを含む第2ダイオードとを有す
る。そして前記第2中間信号は前記第2ダイオードの前
記アノードから出力される。
【0041】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項3記載の出力バッファ回路であって、前記電流ス
イッチは(c−7)前記第2抵抗の両端に接続されたソ
ース及びドレインと、前記第1バイポーラトランジスタ
の前記コレクタに接続されたゲートとを含む第3PMO
Sトランジスタを更に有する。
【0042】この発明のうち請求項5にかかるものは、
請求項4記載の出力バッファ回路であって、(e)(e
−1)前記入力信号が与えられるゲートと、前記第1電
圧源に接続されるソースと、ドレインとを含む第4PM
OSトランジスタと、(e−2)前記第4PMOSトラ
ンジスタの前記ドレインとソースとの間に並列に接続さ
れた第5抵抗と、(e−3)第1端と、前記第4PMO
Sトランジスタの前記ドレインに接続された第2端とを
含む第6抵抗と、(e−4)前記電流スイッチに前記基
準電位を与えるカソードと、前記第6抵抗の前記第1端
に接続されたアノードとを含む第3ダイオードと、(e
−5)前記第3ダイオードの前記カソードに接続され、
定電流を流す第3電流源とを有する第2レベルシフタを
更に備える。
【0043】この発明のうち請求項6にかかるものは、
(a)CMOSレベルで2値論理“H”,“L”に相当
する電位を有する入力信号が与えられる入力端子と、
(b)(b−1)定電位を与える第1電圧源と、(b−
2)定電流を与える第1電流源と、(b−3)第1及び
第2抵抗と、(b−4)前記第1抵抗を介して前記第1
電圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に接続
されるエミッタと、第1中間信号が与えられるベースと
を含む第1バイポーラトランジスタと、(b−5)前記
第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレクタ
と、前記第1電流源に接続されるエミッタと、第2中間
信号が与えられるベースとを含む第2バイポーラトラン
ジスタと、(b−6)前記第2抵抗の両端に接続された
ソース及びドレインと、前記入力信号が印加されるゲー
トとを含む第1NMOSトランジスタとを有する電流ス
イッチと、(c)前記入力信号を受けて前記第1及び第
2中間信号電位を生成し、前記入力信号の示す論理が
“H”の時には前記第1中間信号は前記第2中間信号よ
りも高い電位を呈し、前記入力信号の示す論理が“L”
の時には前記第1中間信号は前記第2中間信号よりも低
い電位を呈する中間信号生成回路と、(d)前記第2バ
イポーラトランジスタの前記コレクタに接続されたベー
スと、前記第1電圧源に接続されたコレクタと、エミッ
タとを含む出力バイポーラトランジスタとを備える出力
バッファ回路である。
【0044】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項6記載の出力バッファ回路であって、前記中間信
号生成回路は(c−1)前記入力信号が論理“H”,
“L”の時にそれぞれ非接続/接続される第1及び第2
端を含む第1スイッチと、(c−2)前記第1スイッチ
の前記第1端と前記第1電圧源との間に接続される第3
抵抗と、(c−3)前記第1スイッチの前記第2端に定
電流を与える第2電流源と、(c−4)前記入力信号が
論理“H”,“L”の時にそれぞれ接続/非接続される
第1及び第2端を含む第2スイッチと、(c−5)前記
第2スイッチの前記第1端と前記第1電圧源との間に接
続される第4抵抗と、(c−6)前記第2スイッチの前
記第2端に定電流を与える第3電流源と、(c−7)前
記第1スイッチの前記第1端に接続されたカソードと、
前記第2スイッチの前記第1端に接続されたアノードと
を含む第1ダイオードと、(c−8)前記第1スイッチ
の前記第1端に接続されたアノードと、前記第2スイッ
チの前記第1端に接続されたカソードとを含む第2ダイ
オードとを有する。そして、前記第1ダイオードの前記
カソードから前記第1中間信号が、前記第2ダイオード
の前記カソードから前記第2中間信号が、それぞれ得ら
れる。
【0045】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項7記載の出力バッファ回路であって、前記中間信
号生成回路は(c−9)前記第3抵抗の前記第1端と前
記第1電圧源との間に介在する第3ダイオードと、(c
−10)前記第4抵抗の前記第1端と前記第1電圧源と
の間に介在する第4ダイオードとを更に有する。
【0046】この発明のうち請求項9にかかるものは、
請求項8記載の出力バッファ回路であって、 前記第2
及び第3電流源は兼用される。
【0047】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、請求項7記載の出力バッファ回路であって、前記第
1スイッチは(c−1−1)前記入力信号と相補的な論
理の制御信号を受けるゲートと、前記第1スイッチの前
記第1及び第2端にそれぞれ接続されたドレイン及びソ
ースとを含む第2NMOSトランジスタを備え、前記第
2スイッチは(c−4−1)前記制御信号を受けるゲー
トと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端にそれぞ
れ接続されたドレイン及びソースとを含むPMOSトラ
ンジスタを備える。
【0048】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、請求項7記載の出力バッファ回路であって、前記第
1スイッチは(c−1−2)前記入力信号と相補的な論
理の制御信号を受けるゲートと、前記第1スイッチの前
記第1及び第2端にそれぞれ接続されたドレイン及びソ
ースとを含む第2NMOSトランジスタを備える。そし
て前記第2スイッチは(c−4−2)前記制御信号を受
けるゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端
にそれぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む第3
NMOSトランジスタを備える。前記中間信号生成回路
は(c−11)前記入力信号を受けて前記制御信号を生
成するインバータを更に有する。
【0049】この発明のうち請求項12にかかるもの
は、請求項11記載の出力バッファ回路であって、前記
中間信号生成回路は(c−12)前記第2NMOSトラ
ンジスタの前記ドレインに接続されたドレインと、前記
第2NMOSトランジスタの前記ソースに接続されたソ
ースと、前記入力信号が与えられるゲートとを含む第1
PMOSトランジスタと、(c−13)前記第3NMO
Sトランジスタの前記ドレインに接続されたドレイン
と、前記第3NMOSトランジスタの前記ソースに接続
されたソースと、前記制御信号が与えられるゲートとを
含む第2PMOSトランジスタとを更に有する。
【0050】この発明のうち請求項13にかかるもの
は、請求項6記載の出力バッファ回路であって、前記中
間信号生成回路は(c−1)前記入力信号が論理
“H”,“L”の時にそれぞれ非接続/接続される第1
及び第2端を含む第1スイッチと、(c−2)前記第1
スイッチの前記第1端と前記第1電圧源との間に接続さ
れる第3抵抗と、(c−3)前記第1スイッチの前記第
2端に定電流を与える第2電流源と、(c−4)前記入
力信号が論理“H”,“L”の時にそれぞれ接続/非接
続される第1及び第2端を含む第2スイッチと、(c−
5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電圧源と
の間に接続される第4抵抗と、(c−6)前記第2スイ
ッチの前記第2端に定電流を与える第3電流源と、(c
−7)前記第1スイッチの前記第1端と前記第2スイッ
チの前記第1端との間に設けられた電位決定抵抗とを有
する。
【0051】この発明のうち請求項14にかかるもの
は、(a)CMOSレベルで2値論理“H”,“L”に
相当する電位を有する入力信号が与えられる入力端子
と、(b)前記入力端子に与えられた論理を反転させる
CMOSインバータと、(c)前記CMOSインバータ
の出力と等しい論理に相当するECLレベルの電位を有
する第1中間信号を生成する第1レベルシフタと、
(d)(d−1)定電位を与える第1電圧源と、(d−
2)定電流を与える第1電流源と、(d−3)第1及び
第2抵抗と、(d−4)前記第1抵抗を介して前記第1
電圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に接続
されるエミッタと、前記第1中間信号が印加されるベー
スとを含む第1バイポーラトランジスタと、(d−5)
前記第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレ
クタと、前記第1電流源に接続されるエミッタと、基準
電位が印加されるベースとを含む第2バイポーラトラン
ジスタと、(d−6)前記第1抵抗の両端に接続された
ソース及びドレインと、前記前記CMOSインバータの
出力が印加されるゲートとを含む第1PMOSトランジ
スタとを有する電流スイッチと、(e)前記第1バイポ
ーラトランジスタの前記コレクタに接続されたベース
と、前記第1電圧源に接続されたコレクタと、エミッタ
とを含む出力バイポーラトランジスタとを備える出力バ
ッファ回路である。
【0052】この発明のうち請求項15にかかるもの
は、請求項14記載の出力バッファ回路であって、前記
第1レベルシフタは、(c−1)前記CMOSインバー
タの出力を受け、前記CMOSインバータの出力と相補
的な第2中間信号を生成するインバータと、(c−2)
前記第2中間信号が与えられるゲートと、ソース及びド
レインとを含む第2PMOSトランジスタと、(c−
3)前記第2PMOSトランジスタの前記ドレインとソ
ースとの間に並列に接続された第3抵抗と、(c−4)
第4抵抗と、(c−5)カソードと、前記第1電圧源に
接続されたアノードとを含む第1ダイオードと、(c−
6)前記第1バイポーラトランジスタの前記ベースに接
続され、定電流を流す第2電流源とを有する。そして前
記第2PMOSトランジスタ及び前記第3抵抗の並列接
続と、前記第4抵抗と、前記第1ダイオードとが、前記
第1電圧源と前記第2電流源との間に直列に接続され
る。
【0053】この発明のうち請求項16にかかるもの
は、請求項15記載の出力バッファ回路であって、前記
インバータは(c−1−1)前記第1電圧源よりも低い
電位を与える第2電圧源と、(c−1−2)前記第1電
圧源に接続されたソースと、前記入力端子に接続された
ゲートと、ドレインとを含む第3PMOSトランジスタ
と、(c−1−3)前記第2電圧源に接続されたソース
と、前記入力端子に接続されたゲートと、ドレインとを
含む第1NMOSトランジスタと、(c−1−4)前記
第3PMOSトランジスタの前記ドレインに接続された
アノードと、前記第1NMOSトランジスタの前記ドレ
インに接続されたカソードとを含む第2ダイオードとを
有する。そして前記第2中間信号は前記第2ダイオード
の前記アノードから出力される。
【0054】この発明のうち請求項17にかかるもの
は、請求項16記載の出力バッファ回路であって、前記
電流スイッチは(d−7)前記第1抵抗の両端に接続さ
れたソース及びドレインと、前記第2バイポーラトラン
ジスタの前記コレクタに接続されたゲートとを含む第4
PMOSトランジスタを更に有する。
【0055】この発明のうち請求項18にかかるもの
は、請求項17記載の出力バッファ回路であって、
(f)(f−1)前記CMOSインバータの出力が与え
られるゲートと、前記第1電圧源に接続されるソース
と、ドレインとを含む第5PMOSトランジスタと、
(f−2)前記第5PMOSトランジスタの前記ドレイ
ンとソースとの間に並列に接続された第5抵抗と、(f
−3)第1端と、前記第5PMOSトランジスタの前記
ドレインに接続された第2端とを含む第6抵抗と、(f
−4)前記電流スイッチに前記基準電位を与えるカソー
ドと、前記第6抵抗の前記第1端に接続されたアノード
とを含む第3ダイオードと、(f−5)前記第3ダイオ
ードの前記カソードに接続され、定電流を流す第3電流
源とを有する第2レベルシフタを更に備える。
【0056】この発明のうち請求項19にかかるもの
は、(a)CMOSレベルで2値論理“H”,“L”に
相当する電位を有する入力信号が与えられる入力端子
と、(b)前記入力端子に与えられた論理を反転させる
CMOSインバータと、(c)(c−1)定電位を与え
る第1電圧源と、(c−2)定電流を与える第1電流源
と、(c−3)第1及び第2抵抗と、(c−4)前記第
1抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレクタ
と、前記第1電流源に接続されるエミッタと、第1中間
信号が与えられるベースとを含む第1バイポーラトラン
ジスタと、(c−5)前記第2抵抗を介して前記第1電
圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に接続さ
れるエミッタと、第2中間信号が与えられるベースとを
含む第2バイポーラトランジスタと、(c−6)前記第
1抵抗の両端に接続されたソース及びドレインと、前記
CMOSインバータの出力が印加されるゲートとを含む
第1PMOSトランジスタとを有する電流スイッチと、
(d)前記CMOSインバータの出力を受けて前記第1
及び第2中間信号電位を生成し、前記CMOSインバー
タの出力の示す論理が“H”の時には前記第1中間信号
は前記第2中間信号よりも高い電位を呈し、前記CMO
Sインバータの示す論理が“L”の時には前記第1中間
信号は前記第2中間信号よりも低い電位を呈する中間信
号生成回路と、(e)前記第1バイポーラトランジスタ
の前記コレクタに接続されたベースと、前記第1電圧源
に接続されたコレクタと、エミッタとを含む出力バイポ
ーラトランジスタとを備える出力バッファ回路である。
【0057】この発明のうち請求項20にかかるもの
は、請求項19記載の出力バッファ回路であって、前記
中間信号生成回路は(d−1)前記CMOSインバータ
の出力が論理“H”,“L”の時にそれぞれ非接続/接
続される第1及び第2端を含む第1スイッチと、(d−
2)前記第1スイッチの前記第1端と前記第1電圧源と
の間に接続される第3抵抗と、(d−3)前記第1スイ
ッチの前記第2端に定電流を与える第2電流源と、(d
−4)前記CMOSインバータの出力が論理“H”,
“L”の時にそれぞれ接続/非接続される第1及び第2
端を含む第2スイッチと、(d−5)前記第2スイッチ
の前記第1端と前記第1電圧源との間に接続される第4
抵抗と、(d−6)前記第2スイッチの前記第2端に定
電流を与える第3電流源と、(d−7)前記第1スイッ
チの前記第1端に接続されたカソードと、前記第2スイ
ッチの前記第1端に接続されたアノードとを含む第1ダ
イオードと、(d−8)前記第1スイッチの前記第1端
に接続されたアノードと、前記第2スイッチの前記第1
端に接続されたカソードとを含む第2ダイオードとを有
する。そして、前記第1ダイオードの前記カソードから
前記第1中間信号が、前記第2ダイオードの前記カソー
ドから前記第2中間信号が、それぞれ得られる。
【0058】この発明のうち請求項21にかかるもの
は、請求項20記載の出力バッファ回路あって、前記第
1スイッチは(d−1−1)前記CMOSインバータの
出力と相補的な論理の制御信号を受けるゲートと、前記
第1スイッチの前記第1及び第2端にそれぞれ接続され
たドレイン及びソースとを含むNMOSトランジスタを
備え、前記第2スイッチは(d−4−1)前記制御信号
を受けるゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第
2端にそれぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む
第2PMOSトランジスタを備える。
【0059】この発明のうち請求項22にかかるもの
は、請求項20記載の出力バッファ回路であって、前記
第1スイッチは(d−1−2)前記入力信号と相補的な
論理の制御信号を受けるゲートと、前記第1スイッチの
前記第1及び第2端にそれぞれ接続されたドレイン及び
ソースとを含む第1NMOSトランジスタを備える。そ
して、前記第2スイッチは(d−4−2)前記制御信号
を受けるゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第
2端にそれぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む
第2NMOSトランジスタを備える。また、前記中間信
号生成回路は(d−9)前記入力信号を受けて前記制御
信号を生成するインバータを更に有する。
【0060】この発明のうち請求項23にかかるもの
は、請求項22記載の出力バッファ回路であって、前記
中間信号生成回路は(d−10)前記第1NMOSトラ
ンジスタの前記ドレインに接続されたドレインと、前記
第1NMOSトランジスタの前記ソースに接続されたソ
ースと、前記CMOSインバータの出力が与えられるゲ
ートとを含む第2PMOSトランジスタと、(d−1
1)前記第2NMOSトランジスタの前記ドレインに接
続されたドレインと、前記第2NMOSトランジスタの
前記ソースに接続されたソースと、前記制御信号が与え
られるゲートとを含む第3PMOSトランジスタとを更
に有する。
【0061】この発明のうち請求項24にかかるもの
は、請求項19記載の出力バッファ回路であって、前記
中間信号生成回路は(d−1)前記入力信号が論理
“H”,“L”の時にそれぞれ非接続/接続される第1
及び第2端を含む第1スイッチと、(d−2)前記第1
スイッチの前記第1端と前記第1電圧源との間に接続さ
れる第3抵抗と、(d−3)前記第1スイッチの前記第
2端に定電流を与える第2電流源と、(d−4)前記入
力信号が論理“H”,“L”の時にそれぞれ接続/非接
続される第1及び第2端を含む第2スイッチと、(d−
5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電圧源と
の間に接続される第4抵抗と、(d−6)前記第2スイ
ッチの前記第2端に定電流を与える第3電流源と、(d
−7)前記第1スイッチの前記第1端と前記第2スイッ
チの前記第1端との間に設けられた電位決定抵抗とを有
する。
【0062】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる出力バッファ
回路においては、第2バイポーラトランジスタがオン・
オフするときには第1NMOSトランジスタがそれぞれ
オフ・オンする。第2バイポーラトランジスタがオンす
るときには第1バイポーラトランジスタがオフしている
為、第2抵抗には出力バイポーラトランジスタのベース
電流の他、第1電流源からの定電流も流れる。従って、
第2抵抗の抵抗値を大きく設定することにより、第1電
流源からの定電流を小さくしても第2トランジスタのコ
レクタの電位を低くする事ができる。よって、出力トラ
ンジスタのエミッタの電位を低くすることができる。
【0063】その一方、第2バイポーラトランジスタが
オフするときには第1バイポーラトランジスタがオンし
ている為、第2抵抗と第1NMOSトランジスタのオン
抵抗との並列接続には出力トランジスタのベースに流れ
る電流しか流れない。そして出力バイポーラトランジス
タのコレクタが終端抵抗を介して終端電源に接続された
場合には、出力トランジスタの流す電流は終端抵抗にお
いて電圧降下を生じ、そのエミッタの電位が支えられ
る。この時第1NMOSトランジスタがオンしているの
で、出力トランジスタのベースの電位は引き上げられ、
出力トランジスタの流す電流は大きくなり、出力トラン
ジスタのエミッタ電位も引き上げられる。
【0064】この発明のうち請求項2にかかる出力バッ
ファ回路においては、入力信号が論理“H”の場合に
は、第2中間信号が論理“L”となり、第1PMOSト
ランジスタがオンする。そして第2電流源の与える電流
のほとんどは第4抵抗と第1PMOSトランジスタのみ
を通るので、ここで生じる電圧降下は小さい。従って第
1中間信号の電位は高く、論理“H”に相当する。
【0065】一方、入力信号が論理“L”の場合には、
第2中間信号が論理“H”となり、第1PMOSトラン
ジスタがオフする。そして第2電流源の与える電流は第
3及び第4抵抗を流れ、ここで生じる電圧降下は大き
い。従って第1中間信号の電位は低く、論理“L”に相
当する。
【0066】第1ダイオードを用いてもレベルシフトを
行うので、抵抗のみレベルシフトを行うよりも、必要な
面積を小さくすることができる。しかも、第1ダイオー
ドと第3抵抗とが直列に接続されるので、第3抵抗の正
の温度係数と、第1ダイオードの負の温度係数とをキャ
ンセルさせることができる。
【0067】更に、第1レベルシフタはエミッタフォロ
ワ回路を設けないので、単数の電流源で構成することが
できる。
【0068】この発明のうち請求項3にかかる出力バッ
ファ回路においては、第2PMOSトランジスタ及び第
2NMOSトランジスタはCMOSインバータを構成
し、CMOSインバータは入力信号の論理を反転させて
出力する。このとき第2ダイオードは“L”レベルの出
力を第2電圧源の電位よりも嵩上げする。
【0069】この発明のうち請求項4にかかる出力バッ
ファ回路においては、第1中間信号が“L”から“H”
になると第1バイポーラトランジスタはオンし、第1抵
抗に流れる電流が増加して第1抵抗における電圧降下は
増大する。従って、第3PMOSトランジスタのゲート
電位は低下して第3PMOSトランジスタがオンする。
【0070】この発明のうち請求項5にかかる出力バッ
ファ回路においては、第2レベルシフタはCMOSレベ
ルの電位を有する入力信号の論理を反転させ、ECLレ
ベルの電位を有する基準電位を与える。第1バイポーラ
トランジスタには入力信号と論理が等しい第1中間信号
が与えられる一方で、第2バイポーラトランジスタには
入力信号と論理が相補的な基準電位が与えられる。
【0071】この発明のうち請求項6にかかる出力バッ
ファ回路においては、第2バイポーラトランジスタがオ
ン・オフするときには第1NMOSトランジスタがそれ
ぞれオフ・オンする。入力信号が論理“L”を示すとき
には第1中間電位よりも第2中間電位の方が高く、第2
バイポーラトランジスタがオンして第1バイポーラトラ
ンジスタがオフする。よって、第2抵抗には出力バイポ
ーラトランジスタのベース電流の他、第1電流源からの
定電流も流れる。従って、第2抵抗の抵抗値を大きく設
定することにより、第1電流源からの定電流を小さくし
ても第2トランジスタのコレクタの電位を低くする事が
できる。よって、出力トランジスタのエミッタの電位を
低くすることができる。
【0072】その一方、入力信号が論理“H”を示すと
きには第2中間電位よりも第1中間電位の方が高く、第
1バイポーラトランジスタがオンして第2バイポーラト
ランジスタがオフする。よって、第2抵抗と第1NMO
Sトランジスタのオン抵抗との並列接続には出力トラン
ジスタのベースに流れる電流しか流れない。そして出力
バイポーラトランジスタのコレクタが終端抵抗を介して
終端電源に接続された場合には、出力トランジスタの流
す電流は終端抵抗において電圧降下を生じ、そのエミッ
タの電位が支えられる。この時第1NMOSトランジス
タがオンしているので、出力トランジスタのベースの電
位は引き上げられ、出力トランジスタの流す電流は大き
くなり、出力トランジスタのエミッタ電位も引き上げら
れる。
【0073】この発明のうち請求項7にかかる出力バッ
ファ回路においては、前記第1及び第2スイッチは互い
に相補的に開閉する。入力信号が論理“H”を示す場合
には、第1スイッチがオフし、第2スイッチがオンす
る。よって第1ダイオードには電流が流れ、第2ダイオ
ードは非導通状態となる。逆に入力信号が論理“L”を
示す場合には、第1スイッチがオンし、第2スイッチが
オフする。よって第2ダイオードには電流が流れ、第1
ダイオードは非導通状態となる。
【0074】この発明のうち請求項8にかかる出力バッ
ファ回路においては、第3ダイオードと第3抵抗が直列
に接続されるので、第3抵抗の正の温度係数と、第3ダ
イオードの負の温度係数とをキャンセルさせることがで
きる。また第4ダイオードと第4抵抗が直列に接続され
るので、第4抵抗の正の温度係数と、第4ダイオードの
負の温度係数とをキャンセルさせることができる。
【0075】この発明のうち請求項9にかかる出力バッ
ファ回路においては、電流パスの個数が抑制される。
【0076】この発明のうち請求項10にかかる出力バ
ッファ回路においては、互いに異なる導電型のMOSト
ランジスタの制御電極に対して、同一の制御信号が印加
される。
【0077】この発明のうち請求項11にかかる出力バ
ッファ回路においては、第2及び第3NMOSトランジ
スタのゲートにはそれぞれ相補的な論理が与えられる。
【0078】この発明のうち請求項12にかかる出力バ
ッファ回路においては、第2NMOSトランジスタと第
1PMOSトランジスタ、第3NMOSトランジスタと
第2PMOSトランジスタの組は、それぞれにおいてト
ランスファーゲートを構成する。
【0079】この発明のうち請求項13にかかる出力バ
ッファ回路においては、前記第1及び第2スイッチは互
いに相補的に開閉する。入力信号が論理“H”を示す場
合には、第1スイッチがオフし、第2スイッチがオンす
る。よって電位決定抵抗には第1スイッチの第1端か
ら、第2スイッチの第2端へと電流が流れる。逆に入力
信号が論理“L”を示す場合には、第1スイッチがオン
し、第2スイッチがオフする。よって電位決定抵抗には
第2スイッチの第1端から、第1スイッチの第2端へと
電流が流れる。
【0080】この発明のうち請求項14にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1バイポーラトランジスタが
オン・オフするときには第1PMOSトランジスタがそ
れぞれオフ・オンする。第1バイポーラトランジスタが
オンするときには第2バイポーラトランジスタがオフし
ている為、第1抵抗には出力バイポーラトランジスタの
ベース電流の他、第1電流源からの定電流も流れる。従
って、第1抵抗の抵抗値を大きく設定することにより、
第1電流源からの定電流を小さくしても第1トランジス
タのコレクタの電位を低くする事ができる。よって、出
力トランジスタのエミッタの電位を低くすることができ
る。
【0081】その一方、第1バイポーラトランジスタが
オフするときには第2バイポーラトランジスタがオンし
ている為、第1抵抗と第1PMOSトランジスタのオン
抵抗との並列接続には出力トランジスタのベースに流れ
る電流しか流れない。そして出力バイポーラトランジス
タのコレクタが終端抵抗を介して終端電源に接続された
場合には、出力トランジスタの流す電流は終端抵抗にお
いて電圧降下を生じ、そのエミッタの電位が支えられ
る。この時第1PMOSトランジスタがオンしているの
で、出力トランジスタのベースの電位は引き上げられ、
出力トランジスタの流す電流は大きくなり、出力トラン
ジスタのエミッタ電位も引き上げられる。
【0082】更に、CMOSインバータが入力信号の波
形整形を行う。
【0083】この発明のうち請求項15にかかる出力バ
ッファ回路においては、入力信号が論理“L”の場合に
は、第2中間信号も論理“L”となり、第2PMOSト
ランジスタがオンする。そして第2電流源の与える電流
のほとんどは第4抵抗と第2PMOSトランジスタのみ
を通るので、ここで生じる電圧降下は小さい。従って第
1中間信号の電位は高く、論理“H”に相当する。
【0084】一方、入力信号が論理“H”の場合には、
第2中間信号も論理“H”となり、第2PMOSトラン
ジスタがオフする。そして第2電流源の与える電流は第
3及び第4抵抗を流れ、ここで生じる電圧降下は大き
い。従って第1中間信号の電位は低く、論理“L”に相
当する。
【0085】第1ダイオードを用いてもレベルシフトを
行うので、抵抗のみレベルシフトを行うよりも、必要な
面積を小さくすることができる。しかも、第1ダイオー
ドと第3抵抗とが直列に接続されるので、第3抵抗の正
の温度係数と、第1ダイオードの負の温度係数とをキャ
ンセルさせることができる。
【0086】更に、第1レベルシフタはエミッタフォロ
ワ回路を設けないので、単数の電流源で構成することが
できる。
【0087】この発明のうち請求項16にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1PMOSトランジスタ及び
第3NMOSトランジスタはCMOSインバータを構成
し、CMOSインバータは入力信号の論理を反転させて
出力する。このとき第2ダイオードは“L”レベルの出
力を第2電圧源の電位よりも嵩上げする。
【0088】この発明のうち請求項17にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1中間信号が“H”から
“L”になると第2バイポーラトランジスタはオンし、
第2抵抗に流れる電流が増加して第2抵抗における電圧
降下は増大する。従って、第4PMOSトランジスタの
ゲート電位は低下して第4PMOSトランジスタがオン
する。
【0089】この発明のうち請求項18にかかる出力バ
ッファ回路においては、第2レベルシフタはCMOSイ
ンバータの出力の論理を反転させ、ECLレベルの電位
を有する基準電位を与える。第1バイポーラトランジス
タには入力信号と相補的な論理を有する第1中間信号が
与えられる一方で、第2バイポーラトランジスタには入
力信号と等しい論理を示す基準電位が与えられる。
【0090】この発明のうち請求項19にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1バイポーラトランジスタが
オン・オフするときには第1PMOSトランジスタがそ
れぞれオフ・オンする。入力信号が論理“L”を示すと
きには第2中間電位よりも第1中間電位の方が高く、第
1バイポーラトランジスタがオンして第2バイポーラト
ランジスタがオフする。よって、第1抵抗には出力トラ
ンジスタのベース電流の他、第1電流源からの定電流も
流れる。従って、第1抵抗の抵抗値を大きく設定するこ
とにより、第1電流源からの定電流を小さくしても第1
トランジスタのコレクタの電位を低くする事ができる。
よって、出力トランジスタのエミッタの電位を低くする
ことができる。
【0091】その一方、入力信号が論理“H”を示すと
きには第1中間電位よりも第2中間電位の方が高く、第
2バイポーラトランジスタがオンして第1バイポーラト
ランジスタがオフする。よって、第1抵抗と第1PMO
Sトランジスタのオン抵抗との並列接続には出力トラン
ジスタのベースに流れる電流しか流れない。そして出力
バイポーラトランジスタのコレクタが終端抵抗を介して
終端電源に接続された場合には、出力トランジスタの流
す電流は終端抵抗において電圧降下を生じ、そのエミッ
タの電位が支えられる。この時第1PMOSトランジス
タがオンしているので、出力トランジスタのベースの電
位は引き上げられ、出力トランジスタの流す電流は大き
くなり、出力トランジスタのエミッタ電位も引き上げら
れる。
【0092】この発明のうち請求項20にかかる出力バ
ッファ回路においては、前記第1及び第2スイッチは互
いに相補的に開閉する。入力信号が論理“H”を示す場
合には、第1スイッチがオンし、第2スイッチがオフす
る。よって第2ダイオードには電流が流れ、第1ダイオ
ードは非導通状態となる。逆に入力信号が論理“L”を
示す場合には、第1スイッチがオフし、第2スイッチが
オンする。よって第1ダイオードには電流が流れ、第2
ダイオードは非導通状態となる。
【0093】この発明のうち請求項21にかかる出力バ
ッファ回路においては、互いに異なる導電型のMOSト
ランジスタの制御電極に対して、同一の制御信号が印加
される。
【0094】この発明のうち請求項22にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2NMOSトランジ
スタのゲートにはそれぞれ相補的な論理が与えられる。
【0095】この発明のうち請求項23にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1NMOSトランジスタと第
2PMOSトランジスタ、第2NMOSトランジスタと
第3PMOSトランジスタの組は、それぞれにおいてト
ランスファーゲートを構成する。
【0096】この発明のうち請求項24にかかる出力バ
ッファ回路においては、前記第1及び第2スイッチは互
いに相補的に開閉する。入力信号が論理“L”を示す場
合には、第1スイッチがオフし、第2スイッチがオンす
る。よって電位決定抵抗には第1スイッチの第1端か
ら、第2スイッチの第2端へと電流が流れる。逆に入力
信号が論理“H”を示す場合には、第1スイッチがオン
し、第2スイッチがオフする。よって電位決定抵抗には
第2スイッチの第1端から、第1スイッチの第2端へと
電流が流れる。
【0097】
【実施例】
B.第1の発明:第1の発明においては、入力信号に基
づいて得られた中間信号を受けるトランジスタと、出力
トランジスタを制御するトランジスタとが異なる出力バ
ッファ回路が呈示される。以下、各実施例において具体
的に説明する。
【0098】(b−1)第1実施例:図1はこの発明の
第1実施例である出力バッファ回路100の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路100は図15に示さ
れた出力バッファ回路3として用いることができる。
【0099】入力端子にはCMOSレベルで2値論理
“H”,“L”に相当する電位を有する入力信号CIが
与えられる。この入力端子にはインバータG11が接続さ
れており、インバータG11はレベルシフト機能を有する
インバータ(以下「レベルシフトインバータ」と記す)
21と共に、入力信号CIと等しい論理に相当するEC
Lレベルの電位を有する中間信号Y1 を生成する第1レ
ベルシフタを構成する。インバータG11は中間信号Y2
を生成する。
【0100】電流スイッチG31は中間信号Y1 と基準電
位VBBとを受けて、中間信号Y1 と同じ論理の信号を出
力トランジスタQ0 のベースに与える。電流スイッチG
31は抵抗RT を介して電源GNDに接続された抵抗
1 ,R2 を備えている。更に抵抗R1 ,RT を介して
電源GNDに接続されるコレクタと、エミッタと、中間
信号Y1 が印加されるベースとを含むNPNバイポーラ
トランジスタQ1 を備える。また、抵抗R2 ,RT を介
して電源GNDに接続されるコレクタと、エミッタと、
基準電位VBBが印加されるベースとを含むNPNバイポ
ーラトランジスタQ2 を備える。トランジスタQ1 ,Q
2 のエミッタは共通して電流源S5 に接続されている。
電流源S5 は例えば電位VCSが与えられたベースを含む
NPNトランジスタQSWと、これに直列に接続された抵
抗とから構成される。
【0101】電流スイッチG31は更に、抵抗R2 の両端
に接続されたソース及びドレインと、入力信号CIが印
加されるゲートとを含むNMOSトランジスタN1 を備
えている。
【0102】なお、出力トランジスタQ0 のコレクタは
電源GNDに接続され、エミッタから出力信号EOが得
られる。
【0103】レベルシフトインバータG21は、中間信号
2 が与えられるゲートと、電源GNDに接続されたソ
ースと、ドレインとを含むPMOSトランジスタP1
有している。そしてPMOSトランジスタP1 のドレイ
ンとソースとの間にはこれらと並列に抵抗R3 が接続さ
れている。PMOSトランジスタP1 のドレインには抵
抗R4 及びダイオードD1 を介して電流源S4 が接続さ
れている。
【0104】インバータG11は、電源GNDに接続され
たソースと、入力端子に接続されたゲートと、ドレイン
とを含むPMOSトランジスタP2 と、電源VEEに接続
されたソースと、入力端子に接続されたゲートと、ドレ
インとを含むNMOSトランジスタN2 とを備えてい
る。そしてPMOSトランジスタP2のドレインに接続
されたアノードと、NMOSトランジスタN2 のドレイ
ンに接続されたカソードとを含むダイオードD2a,D2b
の直列接続をも備えている。中間信号Y2 はダイオード
2aのアノードから出力される。
【0105】次に動作について説明する。入力信号CI
が“L”から“H”に遷移すると、インバータG11は中
間信号Y2 の論理を“H”から“L”に遷移させる。こ
れによってPMOSトランジスタP1 がオンする。電流
源S4 の与える電流のほとんどは抵抗R4 とPMOSト
ランジスタP1 のみを通るので、電源GNDとダイオー
ドD1 の間で生じる電圧降下は小さい。従って中間信号
1 の電位は高く、論理“H”に相当する。
【0106】一方、入力信号CIが“H”から“L”に
遷移すると、インバータG11は中間信号Y2 の論理を
“L”から“H”に遷移させる。これによってPMOS
トランジスタP1 がオフする。そして電流源S4 の与え
る電流は抵抗R3 ,R4 を流れ、これらの抵抗において
生じる電圧降下は大きい。従って中間信号Y1 の電位は
低く、論理“L”に相当する。
【0107】この際、インバータG11においてダイオー
ドD2a,D2bのために、中間信号Y2 の振幅が |VEE
−2VBE| (VBEはダイオードD2a,D2bの順方向電
圧)となり、振幅を低減したことで、PMOSトランジ
スタP1 を高速にスイッチングさせることができる。
【0108】このようにして、入力信号CIと同じ論理
でECLレベルの中間信号Y1 が生成される。しかも、
ダイオードD1 をも用いてレベルシフトを行うので、抵
抗R3 ,R4 のみでレベルシフトを行うよりも、必要な
面積を小さくすることができる。しかも、ダイオードD
1 と抵抗R3 とが直列に接続されるので、抵抗R3 の正
の温度係数と、ダイオードD1 の負の温度係数とをキャ
ンセルさせることができる。よって、出力バッファ回路
100の動作の温度依存性を低減する事ができる。
【0109】更に、レベルシフトインバータG21は従来
技術のようにエミッタフォロワ回路を設けないので、単
数の電流源S4 で構成することができる。従って、電流
源の数を低減して電力消費を抑制する事ができる。
【0110】次に電流スイッチG31の動作を説明する。
入力信号CIが“H”から“L”に遷移すると、中間信
号Y1 の論理は“L”となる。よって、トランジスタQ
1 がオフし、トランジスタQ2 がオンする。この時、図
18に示されたように、抵抗R2 には出力トランジスタ
0 のベース電流の他、電流源S5 からの定電流も流れ
る。
【0111】このときNMOSトランジスタN1 のゲー
トにはCMOSレベルで論理“L”に対応する電位が与
えられており、NMOSトランジスタN1 はオフする。
よって電流源S5 からの定電流を小さくしたい場合に
は、抵抗R2 の抵抗値を大きく設定する。これによって
トランジスタQ2 のコレクタの電位を低くする事ができ
る。よって、出力トランジスタのエミッタの電位を低く
することができ、出力信号EOの論理を“L”にするこ
とができる。
【0112】一方、入力信号CIが“L”から“H”に
遷移すると、中間信号Y1 の論理は“H”となる。よっ
て、トランジスタQ1 がオンし、トランジスタQ2 がオ
フする。NMOSトランジスタN1 のゲートには入力信
号CIが与えられており、このときにはCMOSレベル
で論理“H”に対応する電位が与えられている。従って
NMOSトランジスタN1 はオンする。
【0113】トランジスタQ1 がオンすると、トランジ
スタQ2 がオフし、抵抗R2 とNMOSトランジスタN
1 のオン抵抗との並列接続には出力トランジスタQ0
ベース電流しか流れない。そして図17に示されたよう
に、出力トランジスタQ0 のコレクタが終端抵抗RE
介して終端電源VTTに接続された場合には、出力トラン
ジスタQ0 の流す電流は終端抵抗RE において電圧降下
を生じ、そのエミッタの電位が支えられる。この時NM
OSトランジスタN1 がオンしているので、抵抗R2
値を大きくしている場合であっても出力トランジスタQ
0 のベース電位は引き上げられ、出力トランジスタQ0
の流す電流は大きくなり、出力トランジスタQ0 のエミ
ッタ電位も引き上げられる。よって出力信号EOの論理
は“H”となる。
【0114】例えば図16に示された出力バッファ回路
3では、R1 +RTで約200Ω程度、電流源S3 の流
す電流IS として約5mAが必要であるが、出力バッフ
ァ回路100では、電流源S5 の流す電流IS を1/5
程度の1mAにまで小さくできる。なお、抵抗RT は出
力バッファ回路100の特性の微調整を行うのに効果的
である。
【0115】この実施例におけるNMOSトランジスタ
1 の機能は、図19において示された従来の技術のP
MOSトランジスタP3 と同一である。しかしNMOS
トランジスタN1 のスイッチングはCMOSレベルの電
位によって制御されるので、トランジスタQ1 のスイッ
チングによって制御されるPMOSトランジスタP3
比較して高速に行われるという利点がある。
【0116】(b−2)第2実施例:図2はこの発明の
第2実施例である出力バッファ回路101の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路101は図15に示さ
れた出力バッファ回路3として用いることができる。
【0117】出力バッファ回路101は出力バッファ回
路100の電流スイッチG31を電流スイッチG32に置換
し、基準電位VBBを生成する基準電位生成回路G41を追
加した構成となっている。
【0118】電流スイッチG32は、電流スイッチG31
対し、PMOSトランジスタP3 を追加した構成を有し
ている。このPMOSトランジスタP3 は従来の技術で
紹介された電流スイッチG301 と同様、抵抗R2 に並列
に接続されており、そのゲートはトランジスタQ1 のコ
レクタに接続されている。従って従来の場合と同様に動
作するが、NMOSトランジスタN1 の動作と相まって
より一層、トランジスタQ1 のオン時にトランジスタQ
0 のベース電位を上昇させる機能を発揮する。
【0119】第2実施例においては更に、基準電位VBB
を中間信号Y1 と反対に遷移させることにより、電流ス
イッチG32の動作を迅速にすることができる。このよう
な基準電位VBBが基準電位生成回路G41において生成さ
れる。基準電位生成回路G41はレベルシフトインバータ
であり、レベルシフトインバータG21と同一の構成をし
ている。即ち、入力信号CIが与えられるゲートと、電
源GNDに接続されたソースと、ドレインとを含むPM
OSトランジスタP4 を有している。そしてPMOSト
ランジスタP4 のドレインとソースとの間には並列に抵
抗R5 が接続されている。PMOSトランジスタP4
ドレインには抵抗R6 及びダイオードD3 を介して電流
源S6 が接続されている。
【0120】レベルシフトインバータG21には入力信号
CIと反対の論理を有する中間信号Y2 が与えられ、基
準電位生成回路G41には入力信号CIが与えられるの
で、それぞれが出力する中間信号Y1 及び基準電位VBB
は互いに反対の方向に遷移する。
【0121】このため、従来別々に形成していた基準電
位発生回路が不要になり、電流スイッチG32の入力マー
ジンが広くなった。しかも高速な動作が可能となる。
【0122】(b−3)第3実施例:図3はこの発明の
第3実施例である出力バッファ回路102の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路102は出力バッファ
回路100と同様にして電流スイッチG31を備える。そ
して電流スイッチG31に対して2つの中間信号Y1 ,Y
3 を与える中間信号生成回路G51を更に備えている。
【0123】中間信号生成回路G51は入力信号CIを受
け、入力信号CIの示す論理が“H”の時には中間信号
1 は中間信号Y3 よりも高い電位を呈し、入力信号C
Iの示す論理が“L”の時には中間信号Y1 は中間信号
3 よりも低い電位を呈する。
【0124】具体的には中間信号生成回路G51は、入力
信号CIを受け、これを反転させて出力するインバータ
10を備えている。そして電源GNDにはダイオードD
4 のアノードが接続され、電源VEEには電流源S4 が接
続されている。これらはそれぞれ出力バッファ回路10
1のダイオードD3 及び電流源S6 の機能を兼用するも
のである。よって電流パスが少なくなったので、電流消
費は出力バッファ回路101よりも抑制される。
【0125】抵抗R4 ,R6 の一端がダイオードD4
カソードに接続されており、それぞれの他端はNMOS
トランジスタN3 ,N4 のドレインに接続されている。
そしてNMOSトランジスタN3 ,N4 のソースは電流
源S4 を介して電源VEEに接続されている。
【0126】更に、NMOSトランジスタN3 ,N4
ドレインの間にはダイオードD5 ,D6 が互いに逆並列
接続されて設けられており、それぞれのカソードから中
間信号Y1 ,Y3 が得られる。
【0127】入力信号CIが論理“H”を示す場合に
は、NMOSトランジスタN4 がオンし、インバータG
10によって得られたCMOSレベルで論理“L”を示す
電位を受けてNMOSトランジスタN3 がオフする。よ
ってダイオードD5 には電流が流れ、ダイオードD6
非導通状態となる。従って、入力信号CIが論理“H”
を示す場合には、ダイオードD5 の支える電圧だけ中間
信号Y1 の電位が中間信号Y3 の電位よりも高くなる。
そしてトランジスタQ1 がオンし、トランジスタQ2
オフする。
【0128】逆に入力信号CIが論理“L”を示す場合
には、NMOSトランジスタN4 がオフし、インバータ
10によって得られたCMOSレベルで論理“L”を示
す電位を受けてNMOSトランジスタN3 がオンする。
よってダイオードD6 には電流が流れ、ダイオードD5
は非導通状態となる。従って、入力信号CIが論理
“L”を示す場合には、ダイオードD6 の支える電圧だ
け中間信号Y3 の電位が中間信号Y1 の電位よりも高く
なる。そしてトランジスタQ1 がオフし、トランジスタ
2 がオンする。
【0129】電流スイッチG31の動作は第1実施例と同
様であり、第3実施例においても第1実施例と同様の効
果を得ることができる。しかも第2実施例よりも電流パ
スを少なくしたので電力消費を抑制する事ができる。
【0130】(b−4)第4実施例:図4はこの発明の
第4実施例である出力バッファ回路103の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路103は出力バッファ
回路102の中間信号生成回路G51を中間信号生成回路
52に置換した構成を有している。
【0131】中間信号生成回路G52は中間信号生成回路
51のNMOSトランジスタN4 をPMOSトランジス
タP5 に置換した構成を有しており、PMOSトランジ
スタP5 のゲートには入力信号が与えられる代わりに、
インバータG10の出力が与えられる。
【0132】従って、PMOSトランジスタP5 の動作
は第3実施例のNMOSトランジスタN4 のそれと同様
である。しかし、PMOSトランジスタP5 のゲートは
NMOSトランジスタN3 のゲートと共通に接続されて
いるので、第3実施例において生じる可能性のあった、
インバータG10に起因する中間信号Y1 ,Y3 の遷移の
遅延を解消する事ができる。
【0133】(b−5)第5実施例:図5はこの発明の
第5実施例である出力バッファ回路104の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路104は出力バッファ
回路102の中間信号生成回路G51を中間信号生成回路
53に置換した構成を有している。
【0134】中間信号生成回路G53は中間信号生成回路
51に対し、NMOSトランジスタN3 に並列に接続さ
れたPMOSトランジスタP6 と、NMOSトランジス
タN4 に並列に接続されたPMOSトランジスタP5
を追加した構成を有している。あるいは、中間信号生成
回路G53は出力バッファ回路103の備える中間信号生
成回路G52に対し、NMOSトランジスタN3 に並列に
接続されたPMOSトランジスタP6 と、PMOSトラ
ンジスタP5 に並列に接続されたNMOSトランジスタ
4 とを追加した構成を有している、として把握するこ
ともできる。PMOSトランジスタP6 のゲートには入
力信号が与えられる。
【0135】PMOSトランジスタP6 及びNMOSト
ランジスタN4 には入力信号が、NMOSトランジスタ
3 及びPMOSトランジスタP5 のゲートにはインバ
ータG10の出力が、それぞれ与えられる。NMOSトラ
ンジスタN3 とPMOSトランジスタP6 、及びPMO
SトランジスタP5 とNMOSトランジスタN4 とは、
それぞれトランスファーゲートT1 ,T2 を形成する。
【0136】よって、中間信号Y1 ,Y3 の生成におい
てトランスファーゲートT1 ,Tが用いられるので、
中間信号Y,Y3 の遷移の遅延が抑制されるという
効果が得られる。勿論、第3実施例と同様の効果も併せ
て得られることは言うまでもない。
【0137】(b−6)第6実施例:図6はこの発明の
第6実施例である出力バッファ回路105の構成を示す
回路図である。出力バッファ回路105は出力バッファ
回路102の中間信号生成回路G51を中間信号生成回路
54に置換した構成を有している。中間信号生成回路G
54は中間信号生成回路G51に対し、ダイオードD5 ,D
6 の逆並列接続を、電位決定抵抗Rx に置換した構成を
有している。
【0138】第3実施例において示された出力バッファ
回路102では、逆並列接続されたダイオードD5 ,D
6 が支える電圧がほぼ0.8V程度であるので、中間信
号Y1 ,Y3 の差の絶対値は0.8V程度に固定されて
しまう。しかし第6実施例では、電位決定抵抗Rx の抵
抗値及びこれに流す電流を設定し、中間信号Y1 ,Y3
の差の絶対値を制御する事もできる。
【0139】図6に示されるように、電流源S4 が供給
する電流をI0 とし、そのうち抵抗R4 に流れる電流、
トランジスタQ2 のベースからトランジスタQ1 のベー
スに流れる電流、をそれぞれI1 ,I2 とする。またト
ランジスタQ1 ,Q2 のベース電流を無視して考える。
【0140】電流I2 は電流I1 よりも少ない電流に設
定して、電力消費を抑制する事ができる。よって、N>
1として
【0141】
【数11】
【0142】と表すことができる。また抵抗R4 におけ
る電圧降下V4
【0143】
【数12】
【0144】となる。NMOSトランジスタN3 がオン
した場合に抵抗R4 に生じる電圧降下と、NMOSトラ
ンジスタN4 がオンした場合に抵抗R6 に生じる電圧降
下とを等しく設定するために、
【0145】
【数13】
【0146】と設定される。既述の様に
【0147】
【数14】
【0148】であったので、
【0149】
【数15】
【0150】として電位決定抵抗Rx の値が決定され
る。
【0151】図6は第6実施例の変形である、出力バッ
ファ回路106の構成を示す回路図である。出力バッフ
ァ回路106は出力バッファ回路103のダイオードD
5 ,D6 の逆並列接続を、電位決定抵抗Rx に置換した
構成を有している。従って、出力バッファ回路106は
出力バッファ回路105よりも中間信号Y1 ,Y3 の遷
移の遅延抑制という点において優れている。
【0152】C.第2の発明:第2の発明においては、
入力信号に基づいて得られた中間信号を受けるトランジ
スタと、出力トランジスタを制御するトランジスタとが
同一の出力バッファ回路が呈示される。以下、各実施例
において具体的に説明する。
【0153】(c−1)第7実施例:図8はこの発明の
第7実施例である出力バッファ回路200の構成を示す
回路図である。第7実施例は第1実施例に対応してお
り、出力バッファ回路200は出力バッファ回路100
の入力端子とインバータG11との間にCMOSインバー
タG12を追加し、電流スイッチG31を電流スイッチG33
に置換した構成を有している。
【0154】CMOSインバータG12は入力信号CIの
波形を整形し、その後の回路の誤動作を抑制する効果を
有する。しかし、インバータG11に与えられる論理が入
力信号CIとは反対となってしまう。このため電流スイ
ッチG33では、中間信号Yが与えられるトランジスタ
のコレクタに、出力トランジスタQ0 のベースが
接続されている。よって電流スイッチG33ではトランジ
スタQ1 のコレクタと電源GNDとの間の抵抗値をトラ
ンジスタQ1 のオン・オフに従って変化させることが望
ましい。
【0155】このため、抵抗R1 には並列にPMOSト
ランジスタP7 が接続されており、そのゲートにはイン
バータG12の出力が与えられる。
【0156】入力信号CIが“L”から“H”に遷移す
ると、中間信号Y1 の論理は“L”に遷移する。よっ
て、トランジスタQ1 がオフし、トランジスタQ2 がオ
ンする。NMOSトランジスタN1 のゲートにはCMO
SインバータG12の出力が与えられており、このときに
はCMOSレベルで論理“L”に対応する電位が与えら
れている。従ってPMOSトランジスタP7 はオンす
る。
【0157】トランジスタQ1 がオフするので、抵抗R
1 とPMOSトランジスタP7 のオン抵抗との並列接続
には出力トランジスタQ0 のベース電流しか流れない。
この時PMOSトランジスタP7 がオンしているので、
抵抗R1 の値を大きくしている場合であっても出力トラ
ンジスタQ0 のベース電位は引き上げられ、出力トラン
ジスタQ0 の流す電流は大きくなり、出力トランジスタ
0 のエミッタ電位も引き上げられる。よって出力信号
EOの論理は入力信号CIの論理と同様に“H”へと遷
移する。
【0158】逆に入力信号CIが“H”から“L”に遷
移すると、中間信号Y1 の論理は“H”に遷移する。よ
って、トランジスタQ1 がオンし、トランジスタQ2
オフする。このときPMOSトランジスタP7 のゲート
にはCMOSレベルで論理“H”に対応する電位が与え
られており、PMOSトランジスタP7 はオフする。ト
ランジスタQ2 がオフするので、抵抗R1 には出力トラ
ンジスタQ0 のベース電流の他、電流源S5 からの定電
流も流れる。上述のように抵抗R1 の抵抗値を大きくし
ても出力信号EOの論理を“H”に遷移させることがで
きるので、抵抗R1 の抵抗値を大きく設定する。これに
よって電流源S5 からの定電流を小さく設定しても、ト
ランジスタQ1 のコレクタの電位を低くする事ができ
る。よって、出力トランジスタのエミッタの電位を低く
することができ、出力信号EOの論理を“L”にするこ
とができる。
【0159】以上の様に、波形整形のためにインバータ
12を設けても、出力トランジスタのベースを接続する
トランジスタを変更する事により、論理反転することな
く、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0160】(c−2)第8実施例:図9はこの発明の
第8実施例である出力バッファ回路201の構成を示す
回路図である。第8実施例は第2実施例に対応してお
り、出力バッファ回路201は出力バッファ回路200
の電流スイッチG33を電流スイッチG34に置換した構成
を有している。
【0161】電流スイッチG34は電流スイッチG33にP
MOSトランジスタP8 を追加した構成を有している。
PMOSトランジスタP8 のソース・ドレインは抵抗R
1 に接続され、そのゲートはトランジスタQ2 のコレク
タに接続されている。
【0162】入力信号CIが“L”から“H”に遷移す
ると、トランジスタQ1 がオフし、トランジスタQ2
オンする。このときPMOSトランジスタP7 のゲート
にはCMOSレベルで論理“L”に対応する電位が与え
られている。従ってPMOSトランジスタP7 はオンす
る。更にトランジスタQ2 がオンするのでそのコレクタ
電位は低下し、PMOSトランジスタP8 もオンする。
【0163】このため、トランジスタQ1 のコレクタ電
位は第7実施例の場合よりも一層容易に上昇する。従っ
て、第2実施例と同様の効果を得ることができる。但
し、第2実施例とは異なり、抵抗R1 に接続される2つ
のMOSトランジスタP7 ,P8 は同じ導電型である。
【0164】(c−3)第9実施例:図10はこの発明
の第9実施例である出力バッファ回路202の構成を示
す回路図である。第9実施例は第3実施例に対応してお
り、出力バッファ回路202は出力バッファ回路200
と同様にして電流スイッチG33を備える。そして電流ス
イッチG33に対して2つの中間信号Y1 ,Y3 を与える
中間信号生成回路G51を更に備えている。
【0165】電流スイッチG33の動作は第7実施例に示
した通りであり、中間信号生成回路G51の動作に関して
は第3実施例に示した通りである。よって、第9実施例
においても第3実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0166】(c−4)第10実施例:図11はこの発
明の第10実施例である出力バッファ回路203の構成
を示す回路図である。第10実施例は第4実施例に対応
しており、第10実施例の第9実施例に対する関係は第
4実施例の第3実施例に対する関係と同様である。
【0167】即ち、中間信号生成回路G51を中間信号生
成回路G52に置換することにより、第4実施例と同様
に、中間信号Y1 ,Y3 の遷移の遅延を抑制することが
できる。
【0168】(c−5)第11実施例:図12はこの発
明の第11実施例である出力バッファ回路204の構成
を示す回路図である。第11実施例は第5実施例に対応
しており、出力バッファ回路202の中間信号生成回路
51を中間信号生成回路G53に置換した構成を有してい
る。
【0169】トランスファーゲートT1 ,T2 を用いて
中間信号Y1 ,Y3 を生成するので、これらの遷移の遅
延を抑制することができる。
【0170】(c−6)第12実施例:図13はこの発
明の第12実施例である出力バッファ回路205の構成
を示す回路図である。第12実施例は第6実施例に対応
しており、出力バッファ回路205は第6実施例の出力
バッファ回路105に対応している。即ち出力バッファ
回路205は202のダイオードD5 ,D6 の逆並列接
続を電位決定抵抗Rx に置換した構成を有している。
【0171】図14はこの発明の第12実施例の変形で
ある、出力バッファ回路206の構成を示す回路図であ
る。出力バッファ回路206は出力バッファ回路203
のダイオードD5 ,D6 の逆並列接続を電位決定抵抗R
x に置換した構成を有している。
【0172】従って第12実施例も第6実施例と同様の
効果を奏することができる。
【0173】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1電流源の流す電流が小さく
ても、ECLレベルの電位が出力トランジスタのエミッ
タにおいて与えられる。しかも第1NMOSトランジス
タのオン・オフはCMOSレベルの電位を有する入力信
号によって制御されるので、その動作が迅速に行われ
る。
【0174】この発明のうち請求項2にかかる出力バッ
ファ回路においては、出力バッファ回路の動作の温度依
存性を低減する事ができ、電流源の数を低減して電力消
費を抑制する事ができる。
【0175】この発明のうち請求項3にかかる出力バッ
ファ回路においては、第2中間信号において“L”レベ
ルの出力が第2電圧源の電位よりも嵩上げされるので、
第2中間信号の“L”から“H”への遷移に対応して、
第1PMOSトランジスタのオンからオフへの遷移が迅
速になる。
【0176】この発明のうち請求項4にかかる出力バッ
ファ回路においては、第1バイポーラトランジスタがオ
ンすると、第2抵抗には第1NMOSトランジスタのオ
ン抵抗のみならず、第3PMOSトランジスタのオン抵
抗も並列に接続される。従って、出力トランジスタのエ
ミッタ電位を引き上げることが容易になる。
【0177】この発明のうち請求項5にかかる出力バッ
ファ回路においては、入力信号の遷移に際し、互いに逆
方向に遷移する第1中間信号と基準電位とが電流スイッ
チに与えられる。このため、電流スイッチの動作は迅速
に行われる。
【0178】この発明のうち請求項6にかかる出力バッ
ファ回路においては、第1電流源の流す電流が小さくて
も、ECLレベルの電位が出力トランジスタのエミッタ
において与えられる。しかも第1NMOSトランジスタ
のオン・オフはCMOSレベルの電位を有する入力信号
によって制御されるので、その動作が迅速に行われる。
【0179】この発明のうち請求項7にかかる出力バッ
ファ回路においては、入力信号が論理“H”を示す場合
には、第1ダイオードの支える電圧だけ第1中間信号の
電位が第2中間信号の電位よりも高くなる。入力信号が
論理“L”を示す場合には、第2ダイオードの支える電
圧だけ第2中間信号の電位が第1中間信号の電位よりも
高くなる。
【0180】この発明のうち請求項8にかかる出力バッ
ファ回路においては、出力バッファ回路の動作の温度依
存性を低減する事ができる。
【0181】この発明のうち請求項9にかかる出力バッ
ファ回路においては、電力消費を抑制する事ができる。
【0182】この発明のうち請求項10にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2スイッチが互いに
相補的に開閉する。
【0183】この発明のうち請求項11にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2スイッチを相補的
に開閉することを実現することができる。
【0184】この発明のうち請求項12にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2中間信号の生成に
おいてトランスファーゲートを用いるので、第1及び第
2中間信号の遷移の遅延が抑制される。
【0185】この発明のうち請求項13にかかる出力バ
ッファ回路においては、入力信号が論理“H”を示す場
合には、電位決定抵抗における電圧降下だけ第1中間信
号の電位が第2中間信号の電位よりも高くなる。入力信
号が論理“L”を示す場合には、電位決定抵抗における
電圧降下だけ第2中間信号の電位が第1中間信号の電位
よりも高くなる。
【0186】この発明のうち請求項14にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1電流源の流す電流が小さく
ても、ECLレベルの電位が出力トランジスタのエミッ
タにおいて与えられる。しかも第1PMOSトランジス
タのオン・オフはCMOSレベルの電位によって制御さ
れるので、その動作が迅速に行われる。更に、入力信号
の波形整形が行われるので、誤動作の発生を抑制する事
ができる。
【0187】この発明のうち請求項15にかかる出力バ
ッファ回路においては、出力バッファ回路の動作の温度
依存性を低減する事ができ、電流源の数を低減して電力
消費を抑制する事ができる。
【0188】この発明のうち請求項16にかかる出力バ
ッファ回路においては、第2中間信号において“L”レ
ベルの出力が第2電圧源の電位よりも嵩上げされるの
で、第2中間信号の“L”から“H”への遷移に対応し
て、第2PMOSトランジスタのオンからオフへの遷移
が迅速になる。
【0189】この発明のうち請求項17にかかる出力バ
ッファ回路においては、第2バイポーラトランジスタが
オンすると、第1抵抗には第1PMOSトランジスタの
オン抵抗のみならず、第4PMOSトランジスタのオン
抵抗も並列に接続される。従って、出力トランジスタの
エミッタ電位を引き上げることが容易になる。
【0190】この発明のうち請求項18にかかる出力バ
ッファ回路においては、入力信号の遷移に際し、互いに
逆方向に遷移する第1中間信号と基準電位とが電流スイ
ッチに与えられる。このため、電流スイッチの動作は迅
速に行われる。
【0191】この発明のうち請求項19にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1電流源の流す電流が小さく
ても、ECLレベルの電位が出力トランジスタのエミッ
タにおいて与えられる。しかも第1PMOSトランジス
タのオン・オフはCMOSインバータによって制御され
るので、その動作が迅速に行われる。
【0192】この発明のうち請求項20にかかる出力バ
ッファ回路においては、入力信号が論理“L”を示す場
合には、第1ダイオードの支える電圧だけ第1中間信号
の電位が第2中間信号の電位よりも高くなる。入力信号
が論理“H”を示す場合には、第2ダイオードの支える
電圧だけ第2中間信号の電位が第1中間信号の電位より
も高くなる。
【0193】この発明のうち請求項21にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2スイッチが互いに
相補的に開閉する。
【0194】この発明のうち請求項22にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2スイッチを相補的
に開閉することを実現することができる。
【0195】この発明のうち請求項23にかかる出力バ
ッファ回路においては、第1及び第2中間信号の生成に
おいてトランスファーゲートを用いるので、第1及び第
2中間信号の間の遅延が抑制される。
【0196】この発明のうち請求項24にかかる出力バ
ッファ回路においては、入力信号が論理“L”を示す場
合には、電位決定抵抗における電圧降下だけ第1中間信
号の電位が第2中間信号の電位よりも高くなる。入力信
号が論理“H”を示す場合には、電位決定抵抗における
電圧降下だけ第2中間信号の電位が第1中間信号の電位
よりも高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例にかかる出力バッファ
100の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の第2実施例にかかる出力バッファ
101の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の第3実施例にかかる出力バッファ
102の構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の第4実施例にかかる出力バッファ
103の構成を示す回路図である。
【図5】 この発明の第5実施例にかかる出力バッファ
104の構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の第6実施例にかかる出力バッファ
105の構成を示す回路図である。
【図7】 この発明の第6実施例の変形にかかる出力バ
ッファ106の構成を示す回路図である。
【図8】 この発明の第7実施例にかかる出力バッファ
200の構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の第8実施例にかかる出力バッファ
201の構成を示す回路図である。
【図10】 この発明の第9実施例にかかる出力バッフ
ァ202の構成を示す回路図である。
【図11】 この発明の第10実施例にかかる出力バッ
ファ203の構成を示す回路図である。
【図12】 この発明の第11実施例にかかる出力バッ
ファ204の構成を示す回路図である。
【図13】 この発明の第12実施例にかかる出力バッ
ファ205の構成を示す回路図である。
【図14】 この発明の第12実施例の変形にかかる出
力バッファ206の構成を示す回路図である。
【図15】 ECL入出力を実現するLSIの構成の一
例を示すブロック図である。
【図16】 従来の出力バッファ回路3の構成を例示す
る回路図である。
【図17】 トランジスタQ1 ,Q2 がそれぞれオン・
オフにある場合の出力トランジスタQ0 近傍の等価回路
を示す回路図である。
【図18】 トランジスタQ1 ,Q2 がそれぞれオフ・
オンにある場合の出力トランジスタQ0 近傍の等価回路
を示す回路図である。
【図19】 従来の電流スイッチG301 の構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
CI 入力信号、GND,VEE 電源、S4 ,S5 ,S
6 電流源、Y1 ,Y2 ,Y3 中間信号、N1 〜N4
NMOSトランジスタ、P1 〜P8 PMOSトラン
ジスタ、D1 ,D2a,D2b,D3 〜D6 ダイオード、
1 〜R6 抵抗、Q1 ,Q2 バイポーラトランジス
タ、Q0 出力トランジスタ、G10〜G12 インバー
タ、G21 レベルシフトインバータ、G31〜G34 電流
スイッチ、G41 基準電位生成回路、G51〜G55 中間
信号生成回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】となる。数5から、抵抗R2 の抵抗値が小
さい程電位VOHは−VBE(=−0.85V)に近づいて
上昇し、抵抗R2 の抵抗値が大きい程電位VOHは電位V
TT(=−2.0V)に近づいて低下する。従って、電位
OHを−0.9V程度に設定するためには、抵抗R2
抵抗値は小さい方が望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】この発明のうち請求項6にかかるものは、
(a)CMOSレベルで2値論理“H”,“L”に相当
する電位を有する入力信号が与えられる入力端子と、
(b)(b−1)定電位を与える第1電圧源と、(b−
2)定電流を与える第1電流源と、(b−3)第1及び
第2抵抗と、(b−4)前記第1抵抗を介して前記第1
電圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に接続
されるエミッタと、第1中間信号が与えられるベースと
を含む第1バイポーラトランジスタと、(b−5)前記
第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレクタ
と、前記第1電流源に接続されるエミッタと、第2中間
信号が与えられるベースとを含む第2バイポーラトラン
ジスタと、(b−6)前記第2抵抗の両端に接続された
ソース及びドレインと、前記入力信号が印加されるゲー
トとを含む第1NMOSトランジスタとを有する電流ス
イッチと、(c)前記入力信号を受けて前記第1及び第
2中間信号を生成し、前記入力信号の示す論理が“H”
の時には前記第1中間信号は前記第2中間信号よりも高
い電位を呈し、前記入力信号の示す論理が“L”の時に
は前記第1中間信号は前記第2中間信号よりも低い電位
を呈する中間信号生成回路と、(d)前記第2バイポー
ラトランジスタの前記コレクタに接続されたベースと、
前記第1電圧源に接続されたコレクタと、エミッタとを
含む出力バイポーラトランジスタとを備える出力バッフ
ァ回路である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】この発明のうち請求項19にかかるもの
は、(a)CMOSレベルで2値論理“H”,“L”に
相当する電位を有する入力信号が与えられる入力端子
と、(b)前記入力端子に与えられた論理を反転させる
CMOSインバータと、(c)(c−1)定電位を与え
る第1電圧源と、(c−2)定電流を与える第1電流源
と、(c−3)第1及び第2抵抗と、(c−4)前記第
1抵抗を介して前記第1電圧源に接続されるコレクタ
と、前記第1電流源に接続されるエミッタと、第1中間
信号が与えられるベースとを含む第1バイポーラトラン
ジスタと、(c−5)前記第2抵抗を介して前記第1電
圧源に接続されるコレクタと、前記第1電流源に接続さ
れるエミッタと、第2中間信号が与えられるベースとを
含む第2バイポーラトランジスタと、(c−6)前記第
1抵抗の両端に接続されたソース及びドレインと、前記
CMOSインバータの出力が印加されるゲートとを含む
第1PMOSトランジスタとを有する電流スイッチと、
(d)前記CMOSインバータの出力を受けて前記第1
及び第2中間信号電位を生成し、前記CMOSインバー
タの出力の示す論理が“H”の時には前記第1中間信号
は前記第2中間信号よりも高い電位を呈し、前記CMO
Sインバータの出力の示す論理が“L”の時には前記第
1中間信号は前記第2中間信号よりも低い電位を呈する
中間信号生成回路と、(e)前記第1バイポーラトラン
ジスタの前記コレクタに接続されたベースと、前記第1
電圧源に接続されたコレクタと、エミッタとを含む出力
バイポーラトランジスタとを備える出力バッファ回路で
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正内容】
【0128】逆に入力信号CIが論理“L”を示す場合
には、NMOSトランジスタN4 がオフし、インバータ
10によって得られたCMOSレベルで論理“”を示
す電位を受けてNMOSトランジスタN3 がオンする。
よってダイオードD6 には電流が流れ、ダイオードD5
は非導通状態となる。従って、入力信号CIが論理
“L”を示す場合には、ダイオードD6 の支える電圧だ
け中間信号Y3 の電位が中間信号Y1 の電位よりも高く
なる。そしてトランジスタQ1 がオフし、トランジスタ
2 がオンする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正内容】
【0151】図は第6実施例の変形である、出力バッ
ファ回路106の構成を示す回路図である。出力バッフ
ァ回路106は出力バッファ回路103のダイオードD
5 ,D6 の逆並列接続を、電位決定抵抗Rx に置換した
構成を有している。従って、出力バッファ回路106は
出力バッファ回路105よりも中間信号Y1 ,Y3 の遷
移の遅延抑制という点において優れている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正内容】
【0156】入力信号CIが“L”から“H”に遷移す
ると、中間信号Y1 の論理は“L”に遷移する。よっ
て、トランジスタQ1 がオフし、トランジスタQ2 がオ
ンする。MOSトランジスタ 7 のゲートにはCMO
SインバータG12の出力が与えられており、このときに
はCMOSレベルで論理“L”に対応する電位が与えら
れている。従ってPMOSトランジスタP7 はオンす
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例にかかる出力バッファ
回路100の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の第2実施例にかかる出力バッファ
回路101の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の第3実施例にかかる出力バッファ
回路102の構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の第4実施例にかかる出力バッファ
回路103の構成を示す回路図である。
【図5】 この発明の第5実施例にかかる出力バッファ
回路104の構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の第6実施例にかかる出力バッファ
回路105の構成を示す回路図である。
【図7】 この発明の第6実施例の変形にかかる出力バ
ッファ回路106の構成を示す回路図である。
【図8】 この発明の第7実施例にかかる出力バッファ
回路200の構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の第8実施例にかかる出力バッファ
回路201の構成を示す回路図である。
【図10】 この発明の第9実施例にかかる出力バッフ
回路202の構成を示す回路図である。
【図11】 この発明の第10実施例にかかる出力バッ
ファ回路203の構成を示す回路図である。
【図12】 この発明の第11実施例にかかる出力バッ
ファ回路204の構成を示す回路図である。
【図13】 この発明の第12実施例にかかる出力バッ
ファ回路205の構成を示す回路図である。
【図14】 この発明の第12実施例の変形にかかる出
力バッファ回路206の構成を示す回路図である。
【図15】 ECL入出力を実現するLSIの構成の一
例を示すブロック図である。
【図16】 従来の出力バッファ回路3の構成を例示す
る回路図である。
【図17】 トランジスタQ1 ,Q2 がそれぞれオン・
オフにある場合の出力トランジスタQ0 近傍の等価回路
を示す回路図である。
【図18】 トランジスタQ1 ,Q2 がそれぞれオフ・
オンにある場合の出力トランジスタQ0 近傍の等価回路
を示す回路図である。
【図19】 従来の電流スイッチG301 の構成を示す回
路図である。
【符号の説明】 CI 入力信号、GND,VEE 電源、S4 ,S5 ,S
6 電流源、Y1 ,Y2 ,Y3 中間信号、N1 〜N4
NMOSトランジスタ、P1 〜P8 PMOSトラン
ジスタ、D1 ,D2a,D2b,D3 〜D6 ダイオード、
1 〜R6 抵抗、Q1 ,Q2 バイポーラトランジス
タ、Q0 出力トランジスタ、G10〜G12 インバー
タ、G21 レベルシフトインバータ、G31〜G34 電流
スイッチ、G41 基準電位生成回路、G51〜G55 中間
信号生成回路。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)CMOSレベルで2値論理
    “H”,“L”に相当する電位を有する入力信号が与え
    られる入力端子と、 (b)前記入力信号と等しい論理に相当するECLレベ
    ルの電位を有する第1中間信号を生成する第1レベルシ
    フタと、 (c)(c−1)定電位を与える第1電圧源と、 (c−2)定電流を与える第1電流源と、 (c−3)第1及び第2抵抗と、 (c−4)前記第1抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、前記第1中間信号が印加されるベースとを含む第
    1バイポーラトランジスタと、 (c−5)前記第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、基準電位が印加されるベースとを含む第2バイポ
    ーラトランジスタと、 (c−6)前記第2抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記入力信号が印加されるゲートとを含む
    第1NMOSトランジスタとを有する電流スイッチと、 (d)前記第2バイポーラトランジスタの前記コレクタ
    に接続されたベースと、前記第1電圧源に接続されたコ
    レクタと、エミッタとを含む出力バイポーラトランジス
    タとを備える出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1レベルシフタは (b−1)前記入力信号を受け、前記入力信号と相補的
    な論理を有する第2中間信号を生成するインバータと、 (b−2)前記第2中間信号が与えられるゲートと、ソ
    ース及びドレインとを含む第1PMOSトランジスタ
    と、 (b−3)前記第1PMOSトランジスタの前記ドレイ
    ンとソースとの間に並列に接続された第3抵抗と、 (b−4)第4抵抗と、 (b−5)カソードと、前記第1電圧源に接続されたア
    ノードとを含む第1ダイオードと、 (b−6)前記第1バイポーラトランジスタの前記ベー
    スに接続され、定電流を流す第2電流源とを有し、 前記第1PMOSトランジスタ及び前記第3抵抗の並列
    接続と、前記第4抵抗と、前記第1ダイオードとが、前
    記第1電圧源と前記第2電流源との間に直列に接続され
    る、請求項1記載の出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記インバータは(b−1−1)前記第
    1電圧源よりも低い電位を与える第2電圧源と、(b−
    1−2)前記第1電圧源に接続されたソースと、前記入
    力端子に接続されたゲートと、ドレインとを含む第2P
    MOSトランジスタと、(b−1−3)前記第2電圧源
    に接続されたソースと、前記入力端子に接続されたゲー
    トと、ドレインとを含む第2NMOSトランジスタと、
    (b−1−4)前記第2PMOSトランジスタの前記ド
    レインに接続されたアノードと、前記第2NMOSトラ
    ンジスタの前記ドレインに接続されたカソードとを含む
    第2ダイオードとを有し、 前記第2中間信号は前記第2ダイオードの前記アノード
    から出力される、請求項2記載の出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記電流スイッチは (c−7)前記第2抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記第1バイポーラトランジスタの前記コ
    レクタに接続されたゲートとを含む第3PMOSトラン
    ジスタを更に有する、請求項3記載の出力バッファ回
    路。
  5. 【請求項5】 (e)(e−1)前記入力信号が与えら
    れるゲートと、前記第1電圧源に接続されるソースと、
    ドレインとを含む第4PMOSトランジスタと、 (e−2)前記第4PMOSトランジスタの前記ドレイ
    ンとソースとの間に並列に接続された第5抵抗と、 (e−3)第1端と、前記第4PMOSトランジスタの
    前記ドレインに接続された第2端とを含む第6抵抗と、 (e−4)前記電流スイッチに前記基準電位を与えるカ
    ソードと、前記第6抵抗の前記第1端に接続されたアノ
    ードとを含む第3ダイオードと、 (e−5)前記第3ダイオードの前記カソードに接続さ
    れ、定電流を流す第3電流源とを有する第2レベルシフ
    タを更に備える、請求項4記載の出力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 (a)CMOSレベルで2値論理
    “H”,“L”に相当する電位を有する入力信号が与え
    られる入力端子と、 (b)(b−1)定電位を与える第1電圧源と、 (b−2)定電流を与える第1電流源と、 (b−3)第1及び第2抵抗と、 (b−4)前記第1抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、第1中間信号が与えられるベースとを含む第1バ
    イポーラトランジスタと、 (b−5)前記第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、第2中間信号が与えられるベースとを含む第2バ
    イポーラトランジスタと、 (b−6)前記第2抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記入力信号が印加されるゲートとを含む
    第1NMOSトランジスタとを有する電流スイッチと、 (c)前記入力信号を受けて前記第1及び第2中間信号
    電位を生成し、前記入力信号の示す論理が“H”の時に
    は前記第1中間信号は前記第2中間信号よりも高い電位
    を呈し、前記入力信号の示す論理が“L”の時には前記
    第1中間信号は前記第2中間信号よりも低い電位を呈す
    る中間信号生成回路と、 (d)前記第2バイポーラトランジスタの前記コレクタ
    に接続されたベースと、前記第1電圧源に接続されたコ
    レクタと、エミッタとを含む出力バイポーラトランジス
    タとを備える出力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 前記中間信号生成回路は (c−1)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ非接続/接続される第1及び第2端を含む第1ス
    イッチと、 (c−2)前記第1スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第3抵抗と、 (c−3)前記第1スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第2電流源と、 (c−4)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ接続/非接続される第1及び第2端を含む第2ス
    イッチと、 (c−5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第4抵抗と、 (c−6)前記第2スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第3電流源と、 (c−7)前記第1スイッチの前記第1端に接続された
    カソードと、前記第2スイッチの前記第1端に接続され
    たアノードとを含む第1ダイオードと、 (c−8)前記第1スイッチの前記第1端に接続された
    アノードと、前記第2スイッチの前記第1端に接続され
    たカソードとを含む第2ダイオードとを有し、 前記第1ダイオードの前記カソードから前記第1中間信
    号が、前記第2ダイオードの前記カソードから前記第2
    中間信号が、それぞれ得られる請求項6記載の出力バッ
    ファ回路。
  8. 【請求項8】 前記中間信号生成回路は、 (c−9)前記第3抵抗の前記第1端と前記第1電圧源
    との間に介在する第3ダイオードと、 (c−10)前記第4抵抗の前記第1端と前記第1電圧
    源との間に介在する第4ダイオードと、を更に有する、
    請求項7記載の出力バッファ回路。
  9. 【請求項9】 前記第2及び第3電流源は兼用される、
    請求項8記載の出力バッファ回路。
  10. 【請求項10】 前記第1スイッチは(c−1−1)前
    記入力信号と相補的な論理の制御信号を受けるゲート
    と、前記第1スイッチの前記第1及び第2端にそれぞれ
    接続されたドレイン及びソースとを含む第2NMOSト
    ランジスタを備え、 前記第2スイッチは(c−4−1)前記制御信号を受け
    るゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端に
    それぞれ接続されたドレイン及びソースとを含むPMO
    Sトランジスタを備える、請求項7記載の出力バッファ
    回路。
  11. 【請求項11】 前記第1スイッチは(c−1−2)前
    記入力信号と相補的な論理の制御信号を受けるゲート
    と、前記第1スイッチの前記第1及び第2端にそれぞれ
    接続されたドレイン及びソースとを含む第2NMOSト
    ランジスタを備え、 前記第2スイッチは(c−4−2)前記制御信号を受け
    るゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端に
    それぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む第3N
    MOSトランジスタを備え、 前記中間信号生成回路は (c−11)前記入力信号を受けて前記制御信号を生成
    するインバータを更に有する、請求項7記載の出力バッ
    ファ回路。
  12. 【請求項12】 前記中間信号生成回路は (c−12)前記第2NMOSトランジスタの前記ドレ
    インに接続されたドレインと、前記第2NMOSトラン
    ジスタの前記ソースに接続されたソースと、前記入力信
    号が与えられるゲートとを含む第1PMOSトランジス
    タと、 (c−13)前記第3NMOSトランジスタの前記ドレ
    インに接続されたドレインと、前記第3NMOSトラン
    ジスタの前記ソースに接続されたソースと、前記制御信
    号が与えられるゲートとを含む第2PMOSトランジス
    タとを更に有する、請求項11記載の出力バッファ回
    路。
  13. 【請求項13】 前記中間信号生成回路は (c−1)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ非接続/接続される第1及び第2端を含む第1ス
    イッチと、 (c−2)前記第1スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第3抵抗と、 (c−3)前記第1スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第2電流源と、 (c−4)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ接続/非接続される第1及び第2端を含む第2ス
    イッチと、 (c−5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第4抵抗と、 (c−6)前記第2スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第3電流源と、 (c−7)前記第1スイッチの前記第1端と前記第2ス
    イッチの前記第1端との間に設けられた電位決定抵抗と
    を有する、請求項6記載の出力バッファ回路。
  14. 【請求項14】 (a)CMOSレベルで2値論理
    “H”,“L”に相当する電位を有する入力信号が与え
    られる入力端子と、 (b)前記入力端子に与えられた論理を反転させるCM
    OSインバータと、 (c)前記CMOSインバータの出力と等しい論理に相
    当するECLレベルの電位を有する第1中間信号を生成
    する第1レベルシフタと、 (d)(d−1)定電位を与える第1電圧源と、 (d−2)定電流を与える第1電流源と、 (d−3)第1及び第2抵抗と、 (d−4)前記第1抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、前記第1中間信号が印加されるベースとを含む第
    1バイポーラトランジスタと、 (d−5)前記第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、基準電位が印加されるベースとを含む第2バイポ
    ーラトランジスタと、 (d−6)前記第1抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記前記CMOSインバータの出力が印加
    されるゲートとを含む第1PMOSトランジスタとを有
    する電流スイッチと、 (e)前記第1バイポーラトランジスタの前記コレクタ
    に接続されたベースと、前記第1電圧源に接続されたコ
    レクタと、エミッタとを含む出力バイポーラトランジス
    タとを備える出力バッファ回路。
  15. 【請求項15】 前記第1レベルシフタは、 (c−1)前記CMOSインバータの出力を受け、前記
    CMOSインバータの出力と相補的な第2中間信号を生
    成するインバータと、 (c−2)前記第2中間信号が与えられるゲートと、ソ
    ース及びドレインとを含む第2PMOSトランジスタ
    と、 (c−3)前記第2PMOSトランジスタの前記ドレイ
    ンとソースとの間に並列に接続された第3抵抗と、 (c−4)第4抵抗と、 (c−5)カソードと、前記第1電圧源に接続されたア
    ノードとを含む第1ダイオードと、 (c−6)前記第1バイポーラトランジスタの前記ベー
    スに接続され、定電流を流す第2電流源とを有し、 前記第2PMOSトランジスタ及び前記第3抵抗の並列
    接続と、前記第4抵抗と、前記第1ダイオードとが、前
    記第1電圧源と前記第2電流源との間に直列に接続され
    る、請求項14記載の出力バッファ回路。
  16. 【請求項16】 前記インバータは(c−1−1)前記
    第1電圧源よりも低い電位を与える第2電圧源と、(c
    −1−2)前記第1電圧源に接続されたソースと、前記
    入力端子に接続されたゲートと、ドレインとを含む第3
    PMOSトランジスタと、(c−1−3)前記第2電圧
    源に接続されたソースと、前記入力端子に接続されたゲ
    ートと、ドレインとを含む第1NMOSトランジスタ
    と、(c−1−4)前記第3PMOSトランジスタの前
    記ドレインに接続されたアノードと、前記第1NMOS
    トランジスタの前記ドレインに接続されたカソードとを
    含む第2ダイオードとを有し、 前記第2中間信号は前記第2ダイオードの前記アノード
    から出力される、請求項15記載の出力バッファ回路。
  17. 【請求項17】 前記電流スイッチは (d−7)前記第1抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記第2バイポーラトランジスタの前記コ
    レクタに接続されたゲートとを含む第4PMOSトラン
    ジスタを更に有する、請求項16記載の出力バッファ回
    路。
  18. 【請求項18】 (f)(f−1)前記CMOSインバ
    ータの出力が与えられるゲートと、前記第1電圧源に接
    続されるソースと、ドレインとを含む第5PMOSトラ
    ンジスタと、 (f−2)前記第5PMOSトランジスタの前記ドレイ
    ンとソースとの間に並列に接続された第5抵抗と、 (f−3)第1端と、前記第5PMOSトランジスタの
    前記ドレインに接続された第2端とを含む第6抵抗と、 (f−4)前記電流スイッチに前記基準電位を与えるカ
    ソードと、前記第6抵抗の前記第1端に接続されたアノ
    ードとを含む第3ダイオードと、 (f−5)前記第3ダイオードの前記カソードに接続さ
    れ、定電流を流す第3電流源とを有する第2レベルシフ
    タを更に備える、請求項17記載の出力バッファ回路。
  19. 【請求項19】 (a)CMOSレベルで2値論理
    “H”,“L”に相当する電位を有する入力信号が与え
    られる入力端子と、 (b)前記入力端子に与えられた論理を反転させるCM
    OSインバータと、 (c)(c−1)定電位を与える第1電圧源と、 (c−2)定電流を与える第1電流源と、 (c−3)第1及び第2抵抗と、 (c−4)前記第1抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、第1中間信号が与えられるベースとを含む第1バ
    イポーラトランジスタと、 (c−5)前記第2抵抗を介して前記第1電圧源に接続
    されるコレクタと、前記第1電流源に接続されるエミッ
    タと、第2中間信号が与えられるベースとを含む第2バ
    イポーラトランジスタと、 (c−6)前記第1抵抗の両端に接続されたソース及び
    ドレインと、前記CMOSインバータの出力が印加され
    るゲートとを含む第1PMOSトランジスタとを有する
    電流スイッチと、 (d)前記CMOSインバータの出力を受けて前記第1
    及び第2中間信号電位を生成し、前記CMOSインバー
    タの出力の示す論理が“H”の時には前記第1中間信号
    は前記第2中間信号よりも高い電位を呈し、前記CMO
    Sインバータの示す論理が“L”の時には前記第1中間
    信号は前記第2中間信号よりも低い電位を呈する中間信
    号生成回路と、 (e)前記第1バイポーラトランジスタの前記コレクタ
    に接続されたベースと、前記第1電圧源に接続されたコ
    レクタと、エミッタとを含む出力バイポーラトランジス
    タとを備える出力バッファ回路。
  20. 【請求項20】 前記中間信号生成回路は (d−1)前記CMOSインバータの出力が論理
    “H”,“L”の時にそれぞれ非接続/接続される第1
    及び第2端を含む第1スイッチと、 (d−2)前記第1スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第3抵抗と、 (d−3)前記第1スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第2電流源と、 (d−4)前記CMOSインバータの出力が論理
    “H”,“L”の時にそれぞれ接続/非接続される第1
    及び第2端を含む第2スイッチと、 (d−5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第4抵抗と、 (d−6)前記第2スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第3電流源と、 (d−7)前記第1スイッチの前記第1端に接続された
    カソードと、前記第2スイッチの前記第1端に接続され
    たアノードとを含む第1ダイオードと、 (d−8)前記第1スイッチの前記第1端に接続された
    アノードと、前記第2スイッチの前記第1端に接続され
    たカソードとを含む第2ダイオードとを有し、 前記第1ダイオードの前記カソードから前記第1中間信
    号が、前記第2ダイオードの前記カソードから前記第2
    中間信号が、それぞれ得られる請求項19記載の出力バ
    ッファ回路。
  21. 【請求項21】 前記第1スイッチは(d−1−1)前
    記CMOSインバータの出力と相補的な論理の制御信号
    を受けるゲートと、前記第1スイッチの前記第1及び第
    2端にそれぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む
    NMOSトランジスタを備え、 前記第2スイッチは(d−4−1)前記制御信号を受け
    るゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端に
    それぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む第2P
    MOSトランジスタを備える、請求項20記載の出力バ
    ッファ回路。
  22. 【請求項22】 前記第1スイッチは(d−1−2)前
    記入力信号と相補的な論理の制御信号を受けるゲート
    と、前記第1スイッチの前記第1及び第2端にそれぞれ
    接続されたドレイン及びソースとを含む第1NMOSト
    ランジスタを備え、 前記第2スイッチは(d−4−2)前記制御信号を受け
    るゲートと、前記第2スイッチの前記第1及び第2端に
    それぞれ接続されたドレイン及びソースとを含む第2N
    MOSトランジスタを備え、 前記中間信号生成回路は (d−9)前記入力信号を受けて前記制御信号を生成す
    るインバータを更に有する、請求項20記載の出力バッ
    ファ回路。
  23. 【請求項23】 前記中間信号生成回路は (d−10)前記第1NMOSトランジスタの前記ドレ
    インに接続されたドレインと、前記第1NMOSトラン
    ジスタの前記ソースに接続されたソースと、前記CMO
    Sインバータの出力が与えられるゲートとを含む第2P
    MOSトランジスタと、 (d−11)前記第2NMOSトランジスタの前記ドレ
    インに接続されたドレインと、前記第2NMOSトラン
    ジスタの前記ソースに接続されたソースと、前記制御信
    号が与えられるゲートとを含む第3PMOSトランジス
    タとを更に有する、請求項22記載の出力バッファ回
    路。
  24. 【請求項24】 前記中間信号生成回路は (d−1)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ非接続/接続される第1及び第2端を含む第1ス
    イッチと、 (d−2)前記第1スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第3抵抗と、 (d−3)前記第1スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第2電流源と、 (d−4)前記入力信号が論理“H”,“L”の時にそ
    れぞれ接続/非接続される第1及び第2端を含む第2ス
    イッチと、 (d−5)前記第2スイッチの前記第1端と前記第1電
    圧源との間に接続される第4抵抗と、 (d−6)前記第2スイッチの前記第2端に定電流を与
    える第3電流源と、 (d−7)前記第1スイッチの前記第1端と前記第2ス
    イッチの前記第1端との間に設けられた電位決定抵抗と
    を有する、請求項19記載の出力バッファ回路。
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