JP2532550Y2 - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JP2532550Y2
JP2532550Y2 JP1993065088U JP6508893U JP2532550Y2 JP 2532550 Y2 JP2532550 Y2 JP 2532550Y2 JP 1993065088 U JP1993065088 U JP 1993065088U JP 6508893 U JP6508893 U JP 6508893U JP 2532550 Y2 JP2532550 Y2 JP 2532550Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニポーラのGaAs
トランジスタで実現される論理回路であって、第1及び
第2の枝路を有する差動増幅器と、この差動増幅器の第
1及び第2の枝路の出力信号(S1 及びS2 )によって
それぞれ制御され論理回路の出力信号(S及び〔外
1〕) をそれぞれ出力する第1及び第2のレベルトラン
スレータ段とを具える論理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタを用いるECL 10
0K技術(ECL はエミッタ結合論理の略称である)によれ
ば高速度集積回路が得られる。しかし、このような回路
は多量のエネルギーを消費する。それ故、今日場合によ
っては同じ速度で動作するが、エネルギー消費がずっと
少い集積回路が得られる別の技術でECL 100K技術にとっ
て代る試みがなされている。
【0003】しかし、一種の論理回路で別の種類の論理
回路に代ることは漸進的にしか進まない。それ故、第1
段階ではECL 100K技術で得られる或る数のモジュールを
この目的で選ばれた新規の技術により得られる等価なモ
ジュールで置き換えることが必要となる。従って、これ
ら2個の技術が共存しなければならず、それらをコンパ
チブルにすることが絶対に必要である。
【0004】このような状況下において、それらは下記
の要件を満たす必要がある。即ち、 −1電源電圧が同一であること。 −論理ゲートの制御電圧レベルが同一であること。 −論理ゲートの伝達関数が同一の形態をしていることで
ある。
【0005】それ故、ECL 100K技術で得られるICモジュ
ール全体を置き換える時は、基本的ECL 100Kゲートを新
規の技術で得られる等価なゲートで置き換える可能性を
考えることになる。
【0006】ECL 技術による基本的ゲートは既知であ
り、例えば、1979年5月25日に公告されたフランス国公
告特許第2407612 号明細書を参照でき、このフランス国
の特許公報の第1図に示すように、この既知のゲート回
路は論理「OR/ NOR」ゲートの形態をしている。注意す
べきことは単一の入力端子を有する「NOR 」ゲートは実
際にはむしろインバータの機能を有し、2個の相補的な
信号を出力できることである。この既知のゲートは先ず
2個のプレーナ形 npnトランジスタT1及びT2により形成
される差動増幅器により構成され、2個のトランジスタ
のエミッタどうしを結合し、出力端子を抵抗R1又はR2
介して基準電圧VCC特にアースに接続している。トラン
ジスタT1のベースは入力信号I1を受け取り、トランジス
タT2のベースは内部基準である基準電圧VBBに接続して
いる。この差動段に電流を供給するためトランジスタS1
を用い、そのベースを電位VB にし、エミッタ抵抗R1
介して第3の電位VEEに接続する。
【0007】トランジスタT2のコレクタにより構成され
る差動段の出力端子を別のトランジスタT3のベースに接
続し、トランジスタT1のコレクタにより構成される出力
端子を別のバイポーラトランジスタT4のベースに接続す
る。2個のトランジスタT3,T4のコレクタには電源電圧
CCを供給し、エミッタにはトランジスタT1と同じ態様
で接続された夫々のトランジスタにより電流が供給され
ている。実信号の出力端子はトランジスタT3のエミッタ
に形成され、相補的な信号の出力端子はトランジスタT4
のエミッタに形成される。
【0008】このような論理回路により得られる性能は
各基本的ゲート当りの電力消費が20mWのオーダーで、伝
播時間が400p秒のオーダーであり、最高動作周波数が1G
Hzのオーダーである。集積密度は1cm2 当り1200ないし
2000ゲートに達し得る。
【0009】ところで新規な高速度、低消費電力技術に
ついての文献はガリウムひ素のショットキー障壁電界効
果トランジスタが高速度スイッチング素子となり、これ
は抵抗及びショットキーダイオードと共にモノリシック
に集積化して高速度論理回路、即ち、高周波回路を形成
できることを示している。このような性能は電子移動度
が高く、飽和速度が高いというガリウムひ素の性能によ
るものである。
【0010】それ故、本考案は、一層正確には、ガリウ
ムひ素のショットキー障壁電界効果トランジスタにより
得られる基本的論理回路であって、第1に差動増幅器を
具え、この差動増幅器の第1の技路がエンハンスメント
形のトランジスタにより形成され、このトランジスタが
入力信号Eにより制御され、出力信号S1が得られるドレ
インが負荷抵抗R1を介して第1の電源電圧端子(VDD
に接続され、第2の技路がエンハンスメント形トランジ
スタT2により形成され、このトランジスタが基準信号に
より制御され、出力信号S2が得られるドレインが負荷抵
抗R2を介して第1の電源電圧端子(VDD)に接続され、
トランジスタT1とT2の結合されたソースにディプレッシ
ョン形のトランジスタT5を介して電流を供給し、このト
ランジスタT5をゲートとソースを短絡した共通回路で第
2の電源電圧端子(VSS)に接続し、他方基本的論理回
路が2個の対になった所謂レベルトランスレータ段を具
え、この第1のものをトランジスタT4により構成し、こ
のトランジスタT4を共通ドレイン回路で第1の電源電圧
端子(VDD)に接続し、差動増幅器の第1の技路の出力
信号S1で制御し、ソースでダイオードD4のアノードに接
続し、レベルトランスレータ段の第2のものをトランジ
スタT3で構成し、このトランジスタT3を共通ドレイン回
路で第1の電源電圧端子(VDD)に接続し、差動増幅器
の第2の技路の出力信号S2で制御し、ソースでダイオー
ドD3のアノードに接続した基本的論理回路に関するもの
である。
【0011】このような論理ゲートは1983年5月31日か
ら6月1日にかけてボストンで開かれたシンポジウムの
論文集「1983 IEEE Microwave and Millimetre wave Mo
nolithic Circuits Symposium 」の第12ないし16頁に載
っている富士通のスヤマカツヒコ他の論文「A GaAs hig
h-speed counter using current mode logic」から既知
である。
【0012】この論文は高周波用に使用されるGaAsのデ
ィジタル高速回路について述べている。この回路は上記
刊行物の図2に示されているCML 技術(CMLは電流切換形
論理の略称である)に係る基本的論理ゲートから得られ
る。この論理ゲートは差動増幅器と2個の対になった所
謂バッファ段とで構成されている。差動増幅器は2個の
ディプレッション形電界効果トランジスタを具えるが、
これらのトランジスタは普通順方向に接続され、駆動ト
ランジスタと呼ばれ、その一方が入力電圧(INPUT) によ
り制御され、他方が基準信号(REF) により制御される。
これらの2個のトランジスタのソースどうしは結合し、
普通ピンチ状態にあるエンハンスメント形電界効果トラ
ンジスタのドレインに接続しされ、エンハンスメント形
電界効果トランジスタのゲートはソースを短絡し、電源
電圧VSS(−5V) に接続している。その態様はこのトラ
ンジスタが電流源として動作するようなものである。駆
動トランジスタのドレインは2個の負荷抵抗RL を介し
て電源電圧VDD=OV(アース)に接続する。これらのド
レインの電圧はバッファ段のエンハンスメント形電界効
果トランジスタの夫々のゲートを制御する。後者のトラ
ンジスタは共通ドレインにして電圧VDD=0に接続し、
ソースは2個の直列に接続したダイオードに接続し、こ
れらのダイオードを差動段の電流源と類似する電流源を
構成するトランジスタに接続する。論理ゲートの出力信
号はバッファの電流源トランジスタのドレインに形成さ
れるが、入力信号はこれらのトランジスタの一方で増幅
した形態をしており、相補信号は他方のトランジスタで
増幅した形態をしている。
【0013】この回路はVSS=−5Vの単一電源電圧で動
作する。蓋し、第2の電源電圧VDD=0はアースであ
り、第3の電圧(REF) は内部基準電圧であるからであ
る。VBという符号が付され、フランス国公告特許第240
7612 号に係るECL セルの記述では電流源トランジスタ
を制御する補充電源電圧は本回路内には存在しない。蓋
し、3個の電流源トランジスタの各々のゲートがソース
と短絡されており、電位VSS=−5Vにされているからで
ある。また、この回路はシリコン上に得られるECL 論理
回路と完全にコンパチブルである。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この回路は差
動段の第2のトランジスタを制御するために基準信号(R
EF) を用いているため或る種の欠点を有している。第1
の欠点はこの信号を回路と同じ基板上で回路の近傍に形
成しなければならず、このため集積密度が下り、回路の
消費電力が増す。しかし、最も重要な欠点は基準として
このような信号を用いると基本的論理回路の応答のダイ
ナミックレンジが相当に小さくなることである。無視で
きない他の欠点はレベルトランスレータ段でディプレッ
ション形トランジスタを用いることと、単一の基本的ゲ
ートのために3個もの電流源を使うことと、1トランス
レータ段当り2個のダイオードを用いるためこの回路の
消費電力が相当に大きくなることである。それ故、本考
案の目的は冒頭に記載したような基本的論理回路を製造
する上で相当な改良を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するため、本考案は、差動増幅器の第1の枝路の出力信
号(S1 )を第1のレベルトランスレータ段を介して第
2の枝路の入力部に結合して、論理回路としての出力信
号(S)から形成されると共に第1の枝路の入力信号
(E)に対する相補的な信号となる基準信号を前記第2
の枝路の入力部に供給するよう構成したことを特徴とす
る。
【0016】このような基本的論理回路に基づく回路
は、信号E0により制御されるトランジスタを差動増幅器
の第1の技路のトランジスタT1と並列に設け、第1のレ
ベルトランスレータ段のダイオードD4のカソードに生ず
る論理回路出力信号Sが、入力信号E0とE1との間での論
理NOR 動作の結果となるように構成することにより実現
される。
【0017】このように構成した基本的論理回路及びこ
れに基づく他の回路は完全にECL 論理とコンパチブルで
あり、電源電圧は同一であり、入出力レベルも同じであ
る。しかも、前述した文献に記載されたCML論理ゲー
トに比べて電力消費は相当に小さく、伝達関数が改良さ
れ、ヒステリシス及び伝播時間が小さい。また、内部基
準電圧を作ることと、1セル当り4個の能動素子を作る
ことを除いたため集積密度と集積回路の製造の簡易さと
の点で或る種の利点が得られる。
【0018】本考案を容易に実施できるようにするため
に、図面につき本考案を詳細に説明する。
【0019】
【実施例】本考案に係る基本的論理回路はガリウムひ素
の基板上に抵抗と共にモノリシックに集積化されたダイ
オードとショットキー形の電界効果トランジスタとで構
成される。
【0020】これはシリコン上で作られているECL 100K
論理とコンパチブルなICモジュールを形成するのに用い
ることができる。従って、これは同じ電源電圧を受け容
れる。即ち、 VDD=0,アース VSS=−4.5 V また、これは ECL回路の入力信号を構成するのと同じで
ある夫々−0.9 Vと−1.7 Vのオーダーのレベル0及び
1をとる入力信号Eを受け取る。
【0021】図1に示すように、この基本的論理回路は
簡単なインバータとして仂らくが、2個の相補的出力信
号を供給する。この結果出力端子には一方では信号
【外2】 S= が、他方では信号
【外3】 =E が得られる。
【0022】この基本的論理回路は第1に差動増幅器を
具えるが、その第1の技路はエンハンスメント形のトラ
ンジスタT1により構成され、第2の技路は上記第1のト
ランジスタと対を成すトランジスタT2により構成され
る。トランジスタT1及びT2のドレインは対を成す負荷抵
抗R1及びR2を介して電源電圧VDD=0により極性化(pol
arize)される。トランジスタT1及びT2のソースは互に結
合され、ディプレッション形トランジスタT5のドレイン
に接続される。このトランジスタT5のゲートとソースは
短絡し、それを電源電圧VSS=−4.5 Vに接続するが、
電流源として仂らく。
【0023】トランジスタT1は入力信号Eにより制御さ
れる。差動増幅器の第1の技路はトランジスタT1のドレ
インに信号S1を出力し、第2の技路はトランジスタT2
ドレインに信号S2を出力する。
【0024】この基本的論理回路はさらに2個のレベル
トランスレータ段を具える。これらの2個のレベルトラ
ンスレータ段の第1のものはエンハンスメント形トラン
ジスタT4により構成されるが、そのドレインは電源電圧
DDに接続され、ソースはダイオードD4のアノードに接
続される。このトランジスタT4は差動増幅器の第1の技
路の出力信号S1により制御され、ホロワとして仂らく、
上述したレベルトランスレイションはショットキーダイ
オードD4により確保される。このダイオードD4のカソー
ドは抵抗R4を介して電源電圧VSSにより極性化される。
トランジスタT4のソースには基本的論理回路の出力信号
〔外2〕が得られる。
【0025】本考案の最も重要な特徴はこの信号Sが差
動増幅器の第2の技路のトランジスタT2を制御し、この
差動増幅器段の動作に対する基準電圧と置き代ることで
ある。
【0026】第2のレベルトランスレータ段はトランジ
スタT3,ダイオードD3,抵抗R3とから成るが、これらは
同じ態様で接続されている第1のトランスレータ段のト
ランジスタT4,ダイオードD4及び抵抗R4と対を成す。こ
れらの状態にあってトランジスタT3のソースには出力信
号〔外3〕が得られる。
【0027】図2に示すように、本考案に係る回路はNO
R/OR機能を有する。このため、図1に示すように、入力
信号Eにより制御されるトランジスタT1を夫々入力信号
E0及びE1により制御される2個の同じトランジスタT0
びT1により置き換える。ここで論理動作が行なわれ、従
って、この新しい基本的論理回路の出力信号は下記のよ
うになる。即ち、
【外4】 ガリウムひ素上での自己整合技術によりこの回路を得ら
れるようにするための能動素子と受動素子の特徴は下記
の通りである。
【0028】
【表1】
【0029】このような状態でこの基本的論理回路は多
くの利点を有する。第1に、図2の回路がNOR 機能を有
する場合である図2の回路のファンインの時でも入力レ
ベルが劣化しない。第2に、ファンアウトが1から4迄
変わる時でもこれらのレベルは劣化しない。
【0030】第3に、図3に示した伝達曲線の勾配とし
て定義されるこの回路の利得G(即ち、G=ΔVS /Δ
E )は30にもなる。これに対し、ECL 100K技術の場合
はこの利得は5を超えることがない。実際に、この曲線
を考える時、低レベルから高レベルへの遷移は入力電圧
が1.3Vから1.440Vへ変わる時行なわれることが知られた
が、これは非常に急峻な遷移である。
【0031】第4に、ヒステリシスは10mVのオーダーで
あり、無視できる。他方論理サイクルのずれは0.8Vであ
り、このずれは− 1.7Vの高レベルと− 1.9Vの低レベ
ルとの間の差に等しい。注意すべきことはこの挙動はEC
L の場合は得られないことである。本考案の回路では各
要素の値を最適にしてヒステリシスを小さくし、それで
いて必要な論理レベルを保つことができる。この結果は
図3に示した曲線により示されている。これらの曲線は
この回路に対応する伝達機能が絶対的に対称であること
を示している。
【0032】第5に、ダイオードD3及びD4を極性化する
ために抵抗R3及びR4を用いると、一方ではECL により得
られる回路に対し、他方では従来技術として前述した刊
行物に記載されている回路に対し、回路の電力消費が相
当に小さくなる。ECL では電力消費は25mWのオーダーで
あったが、ここではファンアウト1の時1〜4.7mW であ
る。
【0033】第6に、差動増幅器の第2の技路のトラン
ジスタを制御する内部基準電圧源を省略できることによ
り並びに、出力信号による正のフィードバックを利用す
ることにより、一方では集積密度を高くでき、他方では
従来のECL 回路よりも伝播時間を相当に小さくできる。
この伝播時間はECL 回路では400p秒のオーダーである
が、本例では、 ファンアウト1の時 tpd≒135p秒 ファンアウト4の時 tpd≒170p秒 である。
【0034】さらにトランジスタT5により、出力レベル
を、スイッチング閾値付近の入力レベル範囲の変化に応
じて安定して変化させることができる。明らかに、本考
案の種々の変形例を作ることができる。特に半絶縁性基
板の選択、ジメンション並びに能動素子と受動素子を得
る技術の選択について種々の変形が可能である。これら
は実用新案登録請求の範囲に規定された本考案の範囲を
逸脱するものではない。
【0035】以上説明したように本考案によれば、差動
増幅器の第1及び第2の枝路の出力信号によってそれぞ
れ制御され論理回路の出力信号を発生する第1及び第2
のレベルトランスレータ段をそれぞれ設け、第1の枝路
の出力信号を第1のレベルトランスレータ段を介して第
2の枝路の制御入力部に供給しているので、第2の枝路
を駆動制御する基準信号源が不要になるばかりでなく、
伝達特性が一層良好になると共にヒステリも大幅に低減
され一層安定した高速論理動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1個の入力端子と2個の相補的な出力端子を有
し、簡単なインバータとして仂らく基本的論理回路の回
路図である。
【図2】2個の入力端子と2個の相補的な出力端子を有
し、NOR/OR論理回路として仂らく基本的論理回路の回路
図である。
【図3】簡単なインバータとして仂らく基本的論理回路
の伝達曲線のグラフ線図である。
【符号の説明】
T1,T2,T3,T4 エンハンスメント形トランジスタ T5 ディプレッション形トランジスタ R1,R2 負荷抵抗 R3,R4 抵抗 D3,D4 ダイオード E 入力信号 S,〔外1〕 出力信号

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニポーラのGaAsトランジスタを具
    える論理回路であって、第1及び第2の枝路を有する差
    動増幅器と、この差動増幅器の第1及び第2の枝路の出
    力信号(S1 及びS2 )によってそれぞれ制御され、論
    理回路の出力信号(S及び 【外1】 ) をそれぞれ出力する第1及び第2のレベルトランスレ
    ータ段とを具える論理回路において、 前記差動増幅器の第1の枝路の出力信号(S1 )を第1
    のレベルトランスレータ段を介して第2の枝路の入力部
    に供給して、論理回路の出力信号(S)から形成される
    と共に第1の枝路の入力信号(E)に対する相補的な信
    号となる基準信号を前記第2の枝路の入力部に供給する
    よう構成したことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】 前記差動増幅器の第1及び第2の枝路が
    それぞれトランジスタ(T1 ,T2 )を有し、これらト
    ランジスタをそれぞれ抵抗性負荷(R1 ,R2 )を介し
    て第1電圧源(VDD)によりバイアスし、これら第1及
    び第2の枝路の結合部に、第2電圧源(VSS)に接続さ
    れている電流源トランジスタ(T5 )から電流を供給
    し、前記第1枝路のトランジスタ(T1 )を入力信号E
    により制御することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の論理回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のレベルトランスレー
    タ段がそれぞれトランジスタ(T4,T3)を有し、これら
    トランジスタを前記第1電圧源(VDD)により直接バイ
    アスすると共に、それぞれダイオード(D4,D3)及びこ
    れらダイオードにそれぞれ直列に接続した抵抗(R4,R
    3)を介して前記第2の電圧源(VSS)に接続し、論理回
    路の出力信号(S)及び(〔外1〕)を前記ダイオード
    と抵抗との共通の接続部に発生させることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第2項に記載の論理回路。
  4. 【請求項4】 前記差動増幅器並びに第1及び第2のレ
    ベルトランスレータ段に含まれるトランジスタ(T1,T
    2,T3,T4 )をエンハアンスメント型の電界効果トラン
    ジスタとし、前記差動増幅器の電流源トランジスタ(T
    5)をデープレッション型の電界効果トランジスタとし、
    このデープレッション型の電界効果トランジスタの相互
    接続したゲートとソースを前記第2の電圧源(VSS)に
    接続したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第3
    項に記載の論理回路。
  5. 【請求項5】 前記差動増幅器の第1の枝路が別のトラ
    ンジスタ(T6 )を有し、このトランジスタ(T6 )を
    前記第1のトランジスタ(T1 )に並列に接続すると共
    に第2の入力信号(EO )により制御して入力信号(E
    1 とEO )間の論理NOR動作の結果となる出力信号
    (S)を発生させ、この出力信号を差動増幅器の第2の
    枝路の入力部に供給して前記基準信号として用いること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項から第4項
    でのいずれか1項に記載の論理回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の電圧源(VDD)の電圧をOV
    とし、前記第2の電圧源(VSS)の電圧を−4.5 Vと
    し、前記エンハアンスメント型トランジスタの閾値電圧
    をOVとし、前記デープレッション型トランジスタの閾
    値電圧を−1.5Vとして、ECL100K技術に基づく
    回路との両立性を有する回路としたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第2項から第5項までのいずれか
    1項に記載の論理回路。
JP1993065088U 1984-02-08 1993-12-06 論理回路 Expired - Lifetime JP2532550Y2 (ja)

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