JPH03147422A - Ecl回路 - Google Patents
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- JPH03147422A JPH03147422A JP2263247A JP26324790A JPH03147422A JP H03147422 A JPH03147422 A JP H03147422A JP 2263247 A JP2263247 A JP 2263247A JP 26324790 A JP26324790 A JP 26324790A JP H03147422 A JPH03147422 A JP H03147422A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/02—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
- H03K19/08—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
- H03K19/082—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using bipolar transistors
- H03K19/086—Emitter coupled logic
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/01—Modifications for accelerating switching
- H03K19/013—Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A、産業上の利用分野
本発明は、一般に、ECLタイプの高速バイポーラ論理
回路に関し、より具体的には、基準電圧をなくしたシン
グル・エンド電流スイッチ論理回路ファミリに関する。
回路に関し、より具体的には、基準電圧をなくしたシン
グル・エンド電流スイッチ論理回路ファミリに関する。
この新しい回路の特徴は、プッシュ・プル出力バッファ
を駆動する相補的出力信号を供給する自己基準前置増幅
器にある。この新しい回路は、高いスイッチング速度で
、優れた出力駆動能力、均衡の取れた遅延、及びきわめ
て低い電力消費量を示す。
を駆動する相補的出力信号を供給する自己基準前置増幅
器にある。この新しい回路は、高いスイッチング速度で
、優れた出力駆動能力、均衡の取れた遅延、及びきわめ
て低い電力消費量を示す。
B、従来の技術
ECL論理論理回路フリミリ徴は、非飽和トランジスタ
を系統的に使用して、高速スイッチングを実現すること
にある。性能の点から、EcL論理回路は、ハイ・エン
ド・コンピユータで使用スるのに理想的な候補である。
を系統的に使用して、高速スイッチングを実現すること
にある。性能の点から、EcL論理回路は、ハイ・エン
ド・コンピユータで使用スるのに理想的な候補である。
というのは、ECL論理回路は、他の論理回路に比べて
、潜在的により優れた電力・遅延積をもつからである。
、潜在的により優れた電力・遅延積をもつからである。
ECL論理論理回路フリミリちでは、シングル・エンド
電流スイッチ回路ファミリが広く使用されている。
電流スイッチ回路ファミリが広く使用されている。
これは、正確な基準電圧、及び真の論理入力信号のみの
使用に基づくものである。これに反して、差動電流スイ
ッチ回路ファミリでは、基準電圧は必要ないが、真論理
入力信号と補論理入力信号の両方が、入力側で使用され
る。どちらの場合も、出力バッファ段は、普通、エミッ
タ・フォロワ・トランジスタ構造で構成される。
使用に基づくものである。これに反して、差動電流スイ
ッチ回路ファミリでは、基準電圧は必要ないが、真論理
入力信号と補論理入力信号の両方が、入力側で使用され
る。どちらの場合も、出力バッファ段は、普通、エミッ
タ・フォロワ・トランジスタ構造で構成される。
第1図は、電流スイッチ・エミッタ・フォロワ(C8E
F)回路技術における標準のシングル・エンド3人力N
ORゲート回路の実施態様を示す。
F)回路技術における標準のシングル・エンド3人力N
ORゲート回路の実施態様を示す。
この回路10は、本質的に、差動増幅器11と出力バッ
ファ段12で構成される。基本的に、差動増幅器11は
、第1出力ノードMと供給ノードPの間に結合された2
つの枝路から構成される木を形成する。出力ノードMは
、第1供給電圧VEE1に結合された第1電流源11か
ら給電される。
ファ段12で構成される。基本的に、差動増幅器11は
、第1出力ノードMと供給ノードPの間に結合された2
つの枝路から構成される木を形成する。出力ノードMは
、第1供給電圧VEE1に結合された第1電流源11か
ら給電される。
供給ノードPは、第2供給電圧VCに結合される。
第1枝路は、基準NPN)ランジスタTO1及び直列に
接続された抵抗ROを含み、トランジスタTOのベース
は基準電圧’VReflに接続されている。もう1つの
枝路は、並列に接続された入力NPN)ランジスタT1
、T2、T3、及び第2出力ノードNと直列に接続され
た抵抗R1を含む。
接続された抵抗ROを含み、トランジスタTOのベース
は基準電圧’VReflに接続されている。もう1つの
枝路は、並列に接続された入力NPN)ランジスタT1
、T2、T3、及び第2出力ノードNと直列に接続され
た抵抗R1を含む。
ノードNは、1つに結合された入力トランジスタT1、
T2、T3のコレクタと同じ電位にある。
T2、T3のコレクタと同じ電位にある。
他方、トランジスタTO1T1、T2、T3のエミッタ
は、1つに結合されて前記第1出力ノードMを形成し、
ノードMは、前記第1電流源■1に接続されている。増
幅器11は、さらに、回路入力として使用される回路入
力端子13.13゜13″を含む。これらの端子には、
それぞれ論理入力信号El、E2、E3が加えられる。
は、1つに結合されて前記第1出力ノードMを形成し、
ノードMは、前記第1電流源■1に接続されている。増
幅器11は、さらに、回路入力として使用される回路入
力端子13.13゜13″を含む。これらの端子には、
それぞれ論理入力信号El、E2、E3が加えられる。
並列人力NPN)ランジスタT1、T2、T3は、増幅
器11によって実行される論理機能を決定する論理ブロ
ックLBを形成する。
器11によって実行される論理機能を決定する論理ブロ
ックLBを形成する。
出力バッフ1段12は、エミッタ・フォロワ構成で接続
され、第2電流源工2によって負荷される能動NPN)
ランジスタTUPを含む。電流源I2は、第3の供給電
圧VEE2に結合され、回路出力ノード0UT1が、ト
ランジスタTUPと電流源I2の間に結合されている。
され、第2電流源工2によって負荷される能動NPN)
ランジスタTUPを含む。電流源I2は、第3の供給電
圧VEE2に結合され、回路出力ノード0UT1が、ト
ランジスタTUPと電流源I2の間に結合されている。
回路出力ノード0UT1は、回路出力端子14に接続さ
れ、回踏出力信号VOUT 1をこの端子から取り出す
ことができる。トランジスタTUPのコレクタは、第4
の供給電圧VCIに接続されている。前記エミッタ・フ
ォロワ出力バッファ段の入力は、第2出力ノードNに接
続された能動NPN )ランジスタTUPのベースであ
る。
れ、回踏出力信号VOUT 1をこの端子から取り出す
ことができる。トランジスタTUPのコレクタは、第4
の供給電圧VCIに接続されている。前記エミッタ・フ
ォロワ出力バッファ段の入力は、第2出力ノードNに接
続された能動NPN )ランジスタTUPのベースであ
る。
回路10は、第1電流源■1は、抵抗RAと直列なトラ
ンジスタTAによって形成されている。
ンジスタTAによって形成されている。
この抵抗の一端は、前記第1供給電圧VEEIに接続さ
れている。トランジスタTAのベースは、第2の基準電
圧VRef2に接続されている。同様に、第2電流源I
2は、抵抗RBと直列なトランジスタTBによって形成
されている。この抵抗RBの一端は、前記第3供給電圧
VER2に接続されている。トランジスタTBのベース
は、第3の基Q電圧VRef3に接続されている。ある
種の応用例では、これらのトランジスタ/抵抗の組合せ
の代りに、第1図に示したように、それぞれ、単一の抵
抗R及びRoを使用する。応用例によっては、基準電圧
VRef2及びVRef3は、同じ値をもつことができ
、したがって同じ基準電圧発生器から供給することがで
きる。また、第2及び第4の供給電圧は、同じ値VCを
もつこともできる。最適な動作を得るには、2つの電源
が好ましい。これらの供給電圧vC1vEE1またはV
EE2の1つは、接地電位GNDである。しかし、場合
によっては、電源の数を1つ(VC,GND)に限定す
ることができる。
れている。トランジスタTAのベースは、第2の基準電
圧VRef2に接続されている。同様に、第2電流源I
2は、抵抗RBと直列なトランジスタTBによって形成
されている。この抵抗RBの一端は、前記第3供給電圧
VER2に接続されている。トランジスタTBのベース
は、第3の基Q電圧VRef3に接続されている。ある
種の応用例では、これらのトランジスタ/抵抗の組合せ
の代りに、第1図に示したように、それぞれ、単一の抵
抗R及びRoを使用する。応用例によっては、基準電圧
VRef2及びVRef3は、同じ値をもつことができ
、したがって同じ基準電圧発生器から供給することがで
きる。また、第2及び第4の供給電圧は、同じ値VCを
もつこともできる。最適な動作を得るには、2つの電源
が好ましい。これらの供給電圧vC1vEE1またはV
EE2の1つは、接地電位GNDである。しかし、場合
によっては、電源の数を1つ(VC,GND)に限定す
ることができる。
話を簡単にするために、論理ブロックLBは、入力トラ
ンジスタT1のみからなると仮定する。
ンジスタT1のみからなると仮定する。
論理入力信号E1が、差動増幅器11のトランジスタT
1のベースに加えられたとき、入力信号E1の電圧が、
トランジスタTOのベースに加えられた固定基準電圧V
Reflと比較され、電圧E1がVReflより高いか
低いかに応じて、トランジスタToまたはT1のどちら
か一方(両方ではない)が電流モードでオンになる。3
つの入力トランジスタを含む3人力NOR回路10の動
作は、そこから容易に誘導することができる。差動増幅
器11は、第2出力ノードNに、トランジスタTUPの
ベースを駆動する位相外れ出力信号否を発生する。エミ
ッタ・フォロワ出力バッファ段12は、この信号を反転
せずに動作するので、回路10の回路出力端子14で得
られる回路出力信号VOUT 1は、信号否と同じ極性
をもつ。回路出力信号VOUTIは、回路10によって
実行される論理機能Fを表す。論理信号で表すと、vO
UT1=丁= + + となる。ノードQにある
トランジスタToのコレクタで得られる同相出力信号S
は、ノードMの電位と同じ極性をもつことに留意された
い。第1図の回路は、標準の方法でNPN )ランジス
タで実施されているが、位相外れ出力論理信号丁を供給
する差動増幅器構造と、前記信号丁によって駆動される
エミッタ・フォロワ出力バッフT段とを組み合わせた、
他の様々な形式で設計することもできる。
1のベースに加えられたとき、入力信号E1の電圧が、
トランジスタTOのベースに加えられた固定基準電圧V
Reflと比較され、電圧E1がVReflより高いか
低いかに応じて、トランジスタToまたはT1のどちら
か一方(両方ではない)が電流モードでオンになる。3
つの入力トランジスタを含む3人力NOR回路10の動
作は、そこから容易に誘導することができる。差動増幅
器11は、第2出力ノードNに、トランジスタTUPの
ベースを駆動する位相外れ出力信号否を発生する。エミ
ッタ・フォロワ出力バッファ段12は、この信号を反転
せずに動作するので、回路10の回路出力端子14で得
られる回路出力信号VOUT 1は、信号否と同じ極性
をもつ。回路出力信号VOUTIは、回路10によって
実行される論理機能Fを表す。論理信号で表すと、vO
UT1=丁= + + となる。ノードQにある
トランジスタToのコレクタで得られる同相出力信号S
は、ノードMの電位と同じ極性をもつことに留意された
い。第1図の回路は、標準の方法でNPN )ランジス
タで実施されているが、位相外れ出力論理信号丁を供給
する差動増幅器構造と、前記信号丁によって駆動される
エミッタ・フォロワ出力バッフT段とを組み合わせた、
他の様々な形式で設計することもできる。
また、出力バッファ12は、能動プルアップ・デバイス
、すなわちエミッタ・フォロワ構成で実装されたトラン
ジスタTUPと、受動プルダウン・デバイスとで構成さ
れることに留意されたい。この受動プルダウン・デバイ
スは、上述のように、第2電流源を形成するように、直
列に接続されたトランジスタTBと抵抗RBの組合せ、
または1つの抵抗R°のいずれかで構成される。どちら
の場合も、プルダウン・デバイスは、受動負荷として作
用する。他方、トランジスタTUPは、回路出力端子1
4のコンデンサC1で表される重要な線路キャパシタン
ス(配線キャパシタンス及びファンアウト・キャパシタ
ンスを含む)を負荷される。
、すなわちエミッタ・フォロワ構成で実装されたトラン
ジスタTUPと、受動プルダウン・デバイスとで構成さ
れることに留意されたい。この受動プルダウン・デバイ
スは、上述のように、第2電流源を形成するように、直
列に接続されたトランジスタTBと抵抗RBの組合せ、
または1つの抵抗R°のいずれかで構成される。どちら
の場合も、プルダウン・デバイスは、受動負荷として作
用する。他方、トランジスタTUPは、回路出力端子1
4のコンデンサC1で表される重要な線路キャパシタン
ス(配線キャパシタンス及びファンアウト・キャパシタ
ンスを含む)を負荷される。
負荷キャパシタンスC1は、基準電位に接続される。こ
の基準電位は、この例では、接地電位GNDである。回
路10をシュミレートするために使用されるキャパシタ
ンスC1の値は、通d、o、 t−4pFの範囲で選択
される。
の基準電位は、この例では、接地電位GNDである。回
路10をシュミレートするために使用されるキャパシタ
ンスC1の値は、通d、o、 t−4pFの範囲で選択
される。
最後に、トランジスタ・サイズ及び抵抗値を調整するこ
とが、動作電圧レベル及びスイングを固定するために重
要である。具体的には、抵抗RO1R1、RA (R)
、RB (R”)の値は、その点で決定的なパラメー
タである。
とが、動作電圧レベル及びスイングを固定するために重
要である。具体的には、抵抗RO1R1、RA (R)
、RB (R”)の値は、その点で決定的なパラメー
タである。
C3EF論理回路技術は、きわめて速いスイッチング時
間をもたらすので、高速度の応用例で広く使用されてい
る。この技術は、NPNトランジスタのベース・エミッ
タ電圧(VBE)の変動とほぼ無関係であるという大き
な利点をもつ。というのは、伝達特性の臨界レベルは、
外部から印加される基準電圧に等しいからである。この
変動は、主として、温度感受性及びプロセス・トレラン
スによるものである。第1図の回路10では、これは、
基準トランジスタTOのノードMへの接続から生じ、し
たがって入力トランジスタのベース−エミッタ電圧VB
Eの変動が良く補償される。この利点は、きわめて重要
である。というのは、回路が小さい振幅の信号スイング
で動作でき、優れた雑音耐性を維持すると同時に、速い
スイッチング時間にとって好都合だからである。これら
のスイングによる電流スパイクも減少し、給配電系統が
簡単になる。
間をもたらすので、高速度の応用例で広く使用されてい
る。この技術は、NPNトランジスタのベース・エミッ
タ電圧(VBE)の変動とほぼ無関係であるという大き
な利点をもつ。というのは、伝達特性の臨界レベルは、
外部から印加される基準電圧に等しいからである。この
変動は、主として、温度感受性及びプロセス・トレラン
スによるものである。第1図の回路10では、これは、
基準トランジスタTOのノードMへの接続から生じ、し
たがって入力トランジスタのベース−エミッタ電圧VB
Eの変動が良く補償される。この利点は、きわめて重要
である。というのは、回路が小さい振幅の信号スイング
で動作でき、優れた雑音耐性を維持すると同時に、速い
スイッチング時間にとって好都合だからである。これら
のスイングによる電流スパイクも減少し、給配電系統が
簡単になる。
残念ながら、第1図の従来のC3EF論理回路10は、
いくつかの欠点ももっている。第1に、無視できない電
力損がある。なぜなら、エミッタ・フォロワ出力バッフ
112は、本質的に、受動プルダウン・デバイス(前述
のように、通常は抵抗R’)によって負荷される能動プ
ルアップ・デバイス、たとえばトランジスタTUPで構
成されるからである。抵抗R°は、交流状態で負荷キャ
パシタンスC1が回路出力信号の立下り時に高速放電で
きるように、小さい値をもたなければならない。同様な
理由から、トランジスタTUPは、負荷キャパシタンス
C1の立上り時の高速充電を可能にするような大きなデ
バイスである。休止状態では、トランジスタTUPがオ
ンになるとただちに、R”の値が低いために、vClと
VEE271間に大きな直流シンク電流が生ずる。回路
10によって消費または散逸される電力の大部分は、負
荷キャパシタンスC1をVBE2まで放電させるのに必
要なこの直流シンク電流から生じる。この直流シンク電
流は、それがエミッタ・フォロワ出力バッファ12によ
って供給された電流から差し引かれ、したがって、負荷
キャパシタンスc1を充電する電流を減らすので、立上
りを遅らせる。
いくつかの欠点ももっている。第1に、無視できない電
力損がある。なぜなら、エミッタ・フォロワ出力バッフ
112は、本質的に、受動プルダウン・デバイス(前述
のように、通常は抵抗R’)によって負荷される能動プ
ルアップ・デバイス、たとえばトランジスタTUPで構
成されるからである。抵抗R°は、交流状態で負荷キャ
パシタンスC1が回路出力信号の立下り時に高速放電で
きるように、小さい値をもたなければならない。同様な
理由から、トランジスタTUPは、負荷キャパシタンス
C1の立上り時の高速充電を可能にするような大きなデ
バイスである。休止状態では、トランジスタTUPがオ
ンになるとただちに、R”の値が低いために、vClと
VEE271間に大きな直流シンク電流が生ずる。回路
10によって消費または散逸される電力の大部分は、負
荷キャパシタンスC1をVBE2まで放電させるのに必
要なこの直流シンク電流から生じる。この直流シンク電
流は、それがエミッタ・フォロワ出力バッファ12によ
って供給された電流から差し引かれ、したがって、負荷
キャパシタンスc1を充電する電流を減らすので、立上
りを遅らせる。
その結果、C3EF論理回路10は、比較的制限された
出力駆動能力をもつ。さらに、立下りは、一般に、立上
りより2−3倍遅く、シたがって、不均衡な応答、すな
わち回路10の非対称な交流動作を生ずる。最後に、基
準電圧の発生及び分配設計が必要である。その複雑さは
、実装される電圧発生器の個数によって決まる。これら
の発生器は、良好に調節する必要があり、半導体チップ
内で専用の分配線を必要とする。さらに、これらの発生
器は、余分な電力消費の原因となり、シリコン面積を無
駄にして集積密度を下げる。
出力駆動能力をもつ。さらに、立下りは、一般に、立上
りより2−3倍遅く、シたがって、不均衡な応答、すな
わち回路10の非対称な交流動作を生ずる。最後に、基
準電圧の発生及び分配設計が必要である。その複雑さは
、実装される電圧発生器の個数によって決まる。これら
の発生器は、良好に調節する必要があり、半導体チップ
内で専用の分配線を必要とする。さらに、これらの発生
器は、余分な電力消費の原因となり、シリコン面積を無
駄にして集積密度を下げる。
回路出力側でエミッタ・フォロワ出力バッファを使用す
ると、VLSI回路に関する1989年シンポジウムの
技術論文要旨集″SPL (SuperPush−pu
ll Logic)、 a bipolar
novel low−powerhigh−spee
d logic circuit” と題する論文の第
1C図に示されているような、従来のC3EF論理回路
の重大な欠点のいくつかをなくすることができる。代表
的なSPL論理回路は、本明細書の第2図に20として
示されている。回路20は、単一電源タイプ(VEE、
GND)のものであり、プッシュ・プル出力バッファ段
22と結合された前置増幅器21を使用することを特徴
とする。しかし、回路20にプッシュ・プル出力段を設
けることの潜在能力は、後で説明するように、十分には
引き出されていない。前置増幅器21のノードMは、供
給電圧VEEに接続された抵抗Rだけからなる電流源I
から給電される。出カバ、ファ段は、能動プルアップ・
トランジスタTUP及び能動プルダウン・トランジスタ
TDNで構成される。
ると、VLSI回路に関する1989年シンポジウムの
技術論文要旨集″SPL (SuperPush−pu
ll Logic)、 a bipolar
novel low−powerhigh−spee
d logic circuit” と題する論文の第
1C図に示されているような、従来のC3EF論理回路
の重大な欠点のいくつかをなくすることができる。代表
的なSPL論理回路は、本明細書の第2図に20として
示されている。回路20は、単一電源タイプ(VEE、
GND)のものであり、プッシュ・プル出力バッファ段
22と結合された前置増幅器21を使用することを特徴
とする。しかし、回路20にプッシュ・プル出力段を設
けることの潜在能力は、後で説明するように、十分には
引き出されていない。前置増幅器21のノードMは、供
給電圧VEEに接続された抵抗Rだけからなる電流源I
から給電される。出カバ、ファ段は、能動プルアップ・
トランジスタTUP及び能動プルダウン・トランジスタ
TDNで構成される。
直流では、トランジスタTDNのベース・ノートBのバ
イアスは、VBEとGNDの間に直列に接続された基準
トランジスタTO及び抵抗REによって決定される。基
準トランジスタTOのベースは、VReflを供給する
基準電圧発生器に接続される。交流では、ノードMは、
コンデンサでを介してトランジスタTDNのベースに接
続される。プッシュ・プル出力バッファの使用によって
、上述の、大きな電力消費と非対称(不均衡)交流動作
の原因であった直流シンク電流がなくなる。残念ながら
、回路20には、まだいくつかの重大な欠点が残ってい
る。まず第1に、基準トランジスタTOは、直流では、
ノードMに接続されないので、ノードMにあるトランジ
スタT1、T2、T3は、VBEの変動を補償されず、
その結果、回路雑音耐性が大きく低下する。第2図のS
PL回路は、ECL回路回路フリミリなく、非しきい値
論理回路ファミリに属すると見なすことができる。さら
に、ノード0UT2が低レベルにあるとき、トランジス
タTDNの最終状態は、オフである(キャパシタC“が
充電される)。その結果、トランジスタTDNがオフに
なったとき、キャパシタC1は完全には放電されないの
で、回路20の出力駆動能力が制限される。プルダウン
・トランジスタTDNは、この過渡現象中に短時間だけ
導通する。トランジスタTDNを十分な時間オン状態に
維持するには、大きなコンデンサC′を設けることが必
要である。これは、大きな空間を要するという欠点があ
る。コンデンサC′が存在するために、出力バッファ段
22は明らかに、直流では、真のプッシュ・プルとして
完全には動作せず、「疑似」プッシュ・プルと考えるこ
とができる。最後に、C3EFタイプの回路の場合と同
様に、基準電圧の発生及び分配設計を実施することがな
お必要であり、そのため、デツプ密度及び電力消費量に
悪影響を及ぼす。
イアスは、VBEとGNDの間に直列に接続された基準
トランジスタTO及び抵抗REによって決定される。基
準トランジスタTOのベースは、VReflを供給する
基準電圧発生器に接続される。交流では、ノードMは、
コンデンサでを介してトランジスタTDNのベースに接
続される。プッシュ・プル出力バッファの使用によって
、上述の、大きな電力消費と非対称(不均衡)交流動作
の原因であった直流シンク電流がなくなる。残念ながら
、回路20には、まだいくつかの重大な欠点が残ってい
る。まず第1に、基準トランジスタTOは、直流では、
ノードMに接続されないので、ノードMにあるトランジ
スタT1、T2、T3は、VBEの変動を補償されず、
その結果、回路雑音耐性が大きく低下する。第2図のS
PL回路は、ECL回路回路フリミリなく、非しきい値
論理回路ファミリに属すると見なすことができる。さら
に、ノード0UT2が低レベルにあるとき、トランジス
タTDNの最終状態は、オフである(キャパシタC“が
充電される)。その結果、トランジスタTDNがオフに
なったとき、キャパシタC1は完全には放電されないの
で、回路20の出力駆動能力が制限される。プルダウン
・トランジスタTDNは、この過渡現象中に短時間だけ
導通する。トランジスタTDNを十分な時間オン状態に
維持するには、大きなコンデンサC′を設けることが必
要である。これは、大きな空間を要するという欠点があ
る。コンデンサC′が存在するために、出力バッファ段
22は明らかに、直流では、真のプッシュ・プルとして
完全には動作せず、「疑似」プッシュ・プルと考えるこ
とができる。最後に、C3EFタイプの回路の場合と同
様に、基準電圧の発生及び分配設計を実施することがな
お必要であり、そのため、デツプ密度及び電力消費量に
悪影響を及ぼす。
電力散逸は、高速度の応用例における最も重要な制限因
子なので、電力消費量の少ない高速論理回路は、高度な
超高速集積回路(UH8I C)の開発にとって不可欠
である。また、動作が対称な回路、たとえばデータ経路
における平滑な動作のために立上りと立下りの均衡が取
れた回路を実現することも、きわめて望ましい。また、
高度な出力駆動能力をもつ回路を実現することもきわめ
て望ましい。さらに、VBEの変動が補償され、適切な
雑音耐性をもつECL回路が強く求められている。最後
に、内部で発生する基準電圧をもつ論理回路は、上述の
ように、外部基準電圧発生器の使用に伴う不便さを解消
する上で大いに役立つ。
子なので、電力消費量の少ない高速論理回路は、高度な
超高速集積回路(UH8I C)の開発にとって不可欠
である。また、動作が対称な回路、たとえばデータ経路
における平滑な動作のために立上りと立下りの均衡が取
れた回路を実現することも、きわめて望ましい。また、
高度な出力駆動能力をもつ回路を実現することもきわめ
て望ましい。さらに、VBEの変動が補償され、適切な
雑音耐性をもつECL回路が強く求められている。最後
に、内部で発生する基準電圧をもつ論理回路は、上述の
ように、外部基準電圧発生器の使用に伴う不便さを解消
する上で大いに役立つ。
したがって、SPL回路回路フリミリC3EF回路ファ
ミリの両方の一般に認められたすべての利点をもち、そ
れらの回路ファミリに固有の欠点をもたないECLタイ
プの新しい高密度超高速論理回路ファミリが現実に求め
られている。
ミリの両方の一般に認められたすべての利点をもち、そ
れらの回路ファミリに固有の欠点をもたないECLタイ
プの新しい高密度超高速論理回路ファミリが現実に求め
られている。
C0発明が解決しようとする課題
したがって、本発明の主目的は、一般にバイポーラEC
L技術で、大容量負荷状態でも電力散逸の少ない超高速
論理回路ファミ’)を提供することである。
L技術で、大容量負荷状態でも電力散逸の少ない超高速
論理回路ファミ’)を提供することである。
本発明の別の目的は、一般に、バイポーラECL技術で
、回路出力信号の立上りと立下りの均衡が取れた超高速
論理回路ファミリを提供することである。
、回路出力信号の立上りと立下りの均衡が取れた超高速
論理回路ファミリを提供することである。
本発明の別の目的は、一般にバイポーラECL技術で、
VBEの変動が補償され、優れた雑音耐性を示す超高速
論理回路ファミ’Jを提供することである。
VBEの変動が補償され、優れた雑音耐性を示す超高速
論理回路ファミ’Jを提供することである。
本発明の別の目的は、一般にバイポーラECL技術で、
高い出力駆動能力をもつ超高速論理回路ファミリを提供
することである。
高い出力駆動能力をもつ超高速論理回路ファミリを提供
することである。
本発明の別の目的は、一般にバイポーラECL技術で、
少ない数の電源で動作する超高速論理回路ファミリを提
供することである。
少ない数の電源で動作する超高速論理回路ファミリを提
供することである。
本発明の別の目的は、一般にバイポーラECL技術で、
基準電圧発生器の必要のないまたは少なくともずっと小
さい超高速論理回路ファミリを提供することである。
基準電圧発生器の必要のないまたは少なくともずっと小
さい超高速論理回路ファミリを提供することである。
90課題を解決するための手段
これらの目的は、本発明によって達成される。
本発明の基本原理によれば、一般にバイポーラECL技
術による、以下のものを含むタイプの新しい回路ファミ
リが開示される。
術による、以下のものを含むタイプの新しい回路ファミ
リが開示される。
a)本質的に、第1出力ノードと第2出力ノードの間に
結合された論理入力信号によって駆動される論理ブロッ
クから構成される装置増幅器。前記第1出力ノードは、
第1供給電圧に結合された第1電流源に接続され、前記
第2出力メードは、第2供給電圧に結合された負荷デバ
イス、たとえば抵抗に接続され、前記前置増幅器は、前
記第1及び第2出力ノードで得られる2つの実質的に同
時でかつ相補的な第1及び第2出力論理信号を供給する
。
結合された論理入力信号によって駆動される論理ブロッ
クから構成される装置増幅器。前記第1出力ノードは、
第1供給電圧に結合された第1電流源に接続され、前記
第2出力メードは、第2供給電圧に結合された負荷デバ
イス、たとえば抵抗に接続され、前記前置増幅器は、前
記第1及び第2出力ノードで得られる2つの実質的に同
時でかつ相補的な第1及び第2出力論理信号を供給する
。
b)第2供給電圧と第3供給電圧の間に直列に接続され
、回路出力ノードがそれらの間に結合された、2つの能
動プルアップ・トランジスタとプルダウン・トランジス
タで構成されるプッシュ・プル出力バッファ段。前記プ
ルダウン・トランジスタのベースとプルアップ・トラン
ジスタのベースは、それぞれ前記第1出力信号及び前記
第2出力信号によって駆動される。
、回路出力ノードがそれらの間に結合された、2つの能
動プルアップ・トランジスタとプルダウン・トランジス
タで構成されるプッシュ・プル出力バッファ段。前記プ
ルダウン・トランジスタのベースとプルアップ・トラン
ジスタのベースは、それぞれ前記第1出力信号及び前記
第2出力信号によって駆動される。
この新しい回路ファミIJは、前記前置増幅器が、さら
に、前記供給電圧の1つに接続されたバイアス/結合手
段を含むことを特徴とする。このバイアス/結合手段は
、1)直流では、入力信号のレベルに応じて、前記第1
出力ノードとプルダウン・トランジスタのベース・ノー
ドの両方を適切にバイアスし、前記第1出力ノードが高
レベルにあるときは、高レベルにあるペニス・ノードの
電位がプルダウン・トランジスタをオン状態に維持し、
前記第1出力ノードが低レベルにあるときは、ベース・
ノードの電位が低レベル、すなわちプルダウン・トラン
ジスタをわずかにオフ状態またはわずかにオン状態(辛
うじて導通)に維持するのにぎりぎりの値であり、2)
交流では、低インピーダンス経路によって、前記第1出
力ノードと前記ベース・ノードを結合して、高速信号伝
送を実現する。
に、前記供給電圧の1つに接続されたバイアス/結合手
段を含むことを特徴とする。このバイアス/結合手段は
、1)直流では、入力信号のレベルに応じて、前記第1
出力ノードとプルダウン・トランジスタのベース・ノー
ドの両方を適切にバイアスし、前記第1出力ノードが高
レベルにあるときは、高レベルにあるペニス・ノードの
電位がプルダウン・トランジスタをオン状態に維持し、
前記第1出力ノードが低レベルにあるときは、ベース・
ノードの電位が低レベル、すなわちプルダウン・トラン
ジスタをわずかにオフ状態またはわずかにオン状態(辛
うじて導通)に維持するのにぎりぎりの値であり、2)
交流では、低インピーダンス経路によって、前記第1出
力ノードと前記ベース・ノードを結合して、高速信号伝
送を実現する。
前記バイアス/結合手段は、単に、前記第2供給電圧と
前記第1出力ノードの間に接続された電圧分割器から構
成される。好ましい実施例では、前記電圧分割器は、抵
抗とトランジスタを直列に接続し、それらの間に前記ベ
ース・ノードを結合して形成する。前記両ノードをバイ
アスするのに通常必要な基準電圧は、この場合は既存の
供給電圧から内部的に発生されるので、外部電圧発生器
に基づ〈従来の基準電圧分配設計は不要になり、いわゆ
る自己基準前置増幅器が得られる。要約すると、本発明
のバイアス/結合手段によれば、相補的出力信号を真の
プッシュ・プル出力バッファ段に供給する自己基準前置
増幅器に対する最適の直流及び交流接続が提供される。
前記第1出力ノードの間に接続された電圧分割器から構
成される。好ましい実施例では、前記電圧分割器は、抵
抗とトランジスタを直列に接続し、それらの間に前記ベ
ース・ノードを結合して形成する。前記両ノードをバイ
アスするのに通常必要な基準電圧は、この場合は既存の
供給電圧から内部的に発生されるので、外部電圧発生器
に基づ〈従来の基準電圧分配設計は不要になり、いわゆ
る自己基準前置増幅器が得られる。要約すると、本発明
のバイアス/結合手段によれば、相補的出力信号を真の
プッシュ・プル出力バッファ段に供給する自己基準前置
増幅器に対する最適の直流及び交流接続が提供される。
E、実施例
本発明による基本回路が、第3図に示されている。図で
は、典型的な3人力NORゲート回路30が図示されて
いる。第1図及び第2図の回路の要素と同じまたは対応
する要素は、同じまたは対応する参照番号で示す。基本
的に、回路30は、プッシユ・プル出力バッファ段32
を駆動する、相補的な第1及び第2の出力論理信号S及
び■を供給する前置増幅器31を含む。前置増幅器31
は、本質的には、並列接続されたNPN入カトランジス
タT1、T2、T3により、所望の論理機能、たとえば
3人力NORを実行する論理ブロックLBから構成され
る。論理NOHの結果、すなわち位相外れ出力信号ダは
、入力トランジスタT1、T2、T3の共通コレクタの
電位であり、出力ノードNで全振幅で得られる。論理O
Rの結果、すなわち同相出力信号Sは、入力トランジス
タT1、T2、T3の共通エミッタの電位であり、出力
ノードMで縮小振幅で得られる。前記の共通エミッタ及
びコレクタは、それぞれ、第2図ときわめて類似した実
施態様で、電流源Iと負荷抵抗R1を介して、第1及び
第2の供給電圧VEEI及びVCに接続されている。プ
ッシュ・プル出力バッフ1段32は、2つの能動デバイ
ス、すなわちエミッタ・フォロワ構成に接続されたトラ
ンジスタTUPと、インバータとして接続されたトラン
ジスタTDNから構成される。両方のトランジスタは、
第2供給電圧VCと第3供給電圧VEE2の間に直列に
接続され、回路出力ノード0UT3がそれらの間に結合
されている。第3図の実施例では、供給電圧VC= 1
.9V、VEE 1=−0,5Vであり、供給電圧VE
R2は接地電位である。
は、典型的な3人力NORゲート回路30が図示されて
いる。第1図及び第2図の回路の要素と同じまたは対応
する要素は、同じまたは対応する参照番号で示す。基本
的に、回路30は、プッシユ・プル出力バッファ段32
を駆動する、相補的な第1及び第2の出力論理信号S及
び■を供給する前置増幅器31を含む。前置増幅器31
は、本質的には、並列接続されたNPN入カトランジス
タT1、T2、T3により、所望の論理機能、たとえば
3人力NORを実行する論理ブロックLBから構成され
る。論理NOHの結果、すなわち位相外れ出力信号ダは
、入力トランジスタT1、T2、T3の共通コレクタの
電位であり、出力ノードNで全振幅で得られる。論理O
Rの結果、すなわち同相出力信号Sは、入力トランジス
タT1、T2、T3の共通エミッタの電位であり、出力
ノードMで縮小振幅で得られる。前記の共通エミッタ及
びコレクタは、それぞれ、第2図ときわめて類似した実
施態様で、電流源Iと負荷抵抗R1を介して、第1及び
第2の供給電圧VEEI及びVCに接続されている。プ
ッシュ・プル出力バッフ1段32は、2つの能動デバイ
ス、すなわちエミッタ・フォロワ構成に接続されたトラ
ンジスタTUPと、インバータとして接続されたトラン
ジスタTDNから構成される。両方のトランジスタは、
第2供給電圧VCと第3供給電圧VEE2の間に直列に
接続され、回路出力ノード0UT3がそれらの間に結合
されている。第3図の実施例では、供給電圧VC= 1
.9V、VEE 1=−0,5Vであり、供給電圧VE
R2は接地電位である。
トランジスタTUPは、高速の立上りに必要なプルアッ
プ電流を供給し、トランジスタTDNは、高速の立下り
に必要なプルダウン電流を供給する。
プ電流を供給し、トランジスタTDNは、高速の立下り
に必要なプルダウン電流を供給する。
トランジスタTUPのベースは、この場合も論理出力信
号3によって直接駆動されるが、本発明によれば、トラ
ンジスタTDNのベースは、前置増幅器31に含まれる
バイアス/結合ブロックBBを介し、信号Sによって駆
動される。第3図の好ましい実施例では、前記バイアス
/結合ブロックBBは、能動デバイスTCまたとえば直
列に接続されたダイオード接続トランジスタと抵抗RC
を含み、それらの共通ノードが、プルダウン・トランジ
スタTDNのベース・ノードBに接続され、トランジス
タTCのエミッタは、ノードMに接続され、前記抵抗R
Cの他端は、既存の供給電圧、たとえばノードPの前記
第2供給電圧VCに接続されている。大まかに言うと、
ブロックBBは、2つの主要な機能をもつ。第1に、直
流では、ブロックBBは、ノードM及びBの電位を、入
力信号、言い換えれば回路入力に印加される論理データ
のレベルに応じて、適切な値に維持する。具体的には、
ノードMは、前置増幅器31の適切な電圧しきい値及び
雑音耐性を定義するようにバイアスされる。第2に、交
流では、ブロックBBは、ノードMからノードBへの高
速信号伝送を保証する。ダイオード接続トランジスタT
Cのベース−エミッタ・キャパシタンスCBEは、トラ
ンジスタTDNの導通をスピードアップするのに有用で
ある。別法として、装置TCの代りに、逆に接続された
トランジスタ、たとえばコレクタとエミッタがそれぞれ
ノードMとBに接続され、ベース−エミッタ接合が短絡
されたトランジスタを使用してもよい。他の装置として
は、小さな電圧降下が好ましいときはショットキー・バ
リヤ・ダイオード、及び標準のPNダイオードが含まれ
る。いま説明した基本回路は、大幅に改良することがで
きる。場合によっては、結合コンデンサCをノードMと
Bの間に接続して、信号Sの交流成分の伝送を増加し、
キャパシタンスCBEが過渡時に十分でない場合にはト
ランジスタTDNのターン・オン及びターン・オフ時間
を速くすることができる。
号3によって直接駆動されるが、本発明によれば、トラ
ンジスタTDNのベースは、前置増幅器31に含まれる
バイアス/結合ブロックBBを介し、信号Sによって駆
動される。第3図の好ましい実施例では、前記バイアス
/結合ブロックBBは、能動デバイスTCまたとえば直
列に接続されたダイオード接続トランジスタと抵抗RC
を含み、それらの共通ノードが、プルダウン・トランジ
スタTDNのベース・ノードBに接続され、トランジス
タTCのエミッタは、ノードMに接続され、前記抵抗R
Cの他端は、既存の供給電圧、たとえばノードPの前記
第2供給電圧VCに接続されている。大まかに言うと、
ブロックBBは、2つの主要な機能をもつ。第1に、直
流では、ブロックBBは、ノードM及びBの電位を、入
力信号、言い換えれば回路入力に印加される論理データ
のレベルに応じて、適切な値に維持する。具体的には、
ノードMは、前置増幅器31の適切な電圧しきい値及び
雑音耐性を定義するようにバイアスされる。第2に、交
流では、ブロックBBは、ノードMからノードBへの高
速信号伝送を保証する。ダイオード接続トランジスタT
Cのベース−エミッタ・キャパシタンスCBEは、トラ
ンジスタTDNの導通をスピードアップするのに有用で
ある。別法として、装置TCの代りに、逆に接続された
トランジスタ、たとえばコレクタとエミッタがそれぞれ
ノードMとBに接続され、ベース−エミッタ接合が短絡
されたトランジスタを使用してもよい。他の装置として
は、小さな電圧降下が好ましいときはショットキー・バ
リヤ・ダイオード、及び標準のPNダイオードが含まれ
る。いま説明した基本回路は、大幅に改良することがで
きる。場合によっては、結合コンデンサCをノードMと
Bの間に接続して、信号Sの交流成分の伝送を増加し、
キャパシタンスCBEが過渡時に十分でない場合にはト
ランジスタTDNのターン・オン及びターン・オフ時間
を速くすることができる。
2O−50fFと低いコンデンサCの公称値が効率がよ
いことがシミュレーションで証明された。
いことがシミュレーションで証明された。
コンデンサC“が適正動作のために回路20内で不可欠
であったのと違って、回路30内のコンデンサCは、任
意選択であり、トランジスタTDNのベースに印加され
る信号をブーストするためだけのものであることに留意
されたい。抵抗RDNは、トランジスタTUPをわずか
に導通状態に維持することによって、高レベルの回路出
力信号をよりよく定義するために、メート0UT3と大
地の間に接続することが好ましい。最後に、高速の応用
例では飽和防止回路設計を使用することが推奨される。
であったのと違って、回路30内のコンデンサCは、任
意選択であり、トランジスタTDNのベースに印加され
る信号をブーストするためだけのものであることに留意
されたい。抵抗RDNは、トランジスタTUPをわずか
に導通状態に維持することによって、高レベルの回路出
力信号をよりよく定義するために、メート0UT3と大
地の間に接続することが好ましい。最後に、高速の応用
例では飽和防止回路設計を使用することが推奨される。
第3図に示したように、飽和防止ブロックABは、当業
者には周知のように、単にトランジスタTDNのベース
とコレクタの間に接続された、ショットキー・バリヤ・
ダイオードSBDから構成できる。ダイオードSBDは
、トランジスタTDNが飽和しないように、低レベルの
回路出力ノード0UT3を定義するクランプ装置として
作用する。
者には周知のように、単にトランジスタTDNのベース
とコレクタの間に接続された、ショットキー・バリヤ・
ダイオードSBDから構成できる。ダイオードSBDは
、トランジスタTDNが飽和しないように、低レベルの
回路出力ノード0UT3を定義するクランプ装置として
作用する。
次に、第3図の回路30の構造と動作を詳細に考察する
。装置R,TC,RCは、第1供給電圧vEE1と第2
供給電圧VCの間の直流電圧分割器を形成する。この電
圧分割器は、適切な直流レベルを確立するために直流バ
イアス電流をノードMとBに供給するものである。直流
では、少な(とも1つの入力信号(たとえばEl)が高
レベルのとき、対応する入力トランジスタ(たとえばT
1)がオンになり、電流IOがこのトランジスタを通過
するが、他の枝路、すなわち電圧分割器には流れない。
。装置R,TC,RCは、第1供給電圧vEE1と第2
供給電圧VCの間の直流電圧分割器を形成する。この電
圧分割器は、適切な直流レベルを確立するために直流バ
イアス電流をノードMとBに供給するものである。直流
では、少な(とも1つの入力信号(たとえばEl)が高
レベルのとき、対応する入力トランジスタ(たとえばT
1)がオンになり、電流IOがこのトランジスタを通過
するが、他の枝路、すなわち電圧分割器には流れない。
その結果、ノードMが高レベルになり、デバイスTCは
オフになって、ノードMとBを分離する。ノードBは、
高レベル、たとえば約900mVに上がって、トランジ
スタTDNをオン状態に強く維持する。このときコンデ
ンサC1は、トランジスタTDNを介してGNDまで完
全に放電し、回路出力信号VOUT3は低レベルになる
。すべての入力信号が低レベルのとき、すべての入力ト
ランジスタはオフになり、電流IOが電圧分割器に流れ
込む。ノードBの電圧は、抵抗RCでの大きな電圧降下
によって、供給電圧VCからシフト・ダウンされる。ノ
ードBの電位は、より低く、たとえば700mVであり
、トランジスタTDNをわずかにオフの状態に維持する
。これラノ値の決定は、vClvEEl、vEE2の値
に依存する。抵抗RCの値は、入力信号が低レベルのと
きに電流IOを制御することによって、この電圧降下を
、トランジスタTDNを駆動するのに必要な適正なレベ
ルに、したがってノードMの電位に調整するように選択
する。前記電圧分割器はまた、論理ブロックLBの入力
トランジスタT1、T2、T3を、入力信号が低レベル
のときはオフ状態に、入力信号が高レベルの場合はオン
状態に置くように同調される。ノードMの低電圧レベル
は、vEElに対して常に正である。というのは、この
電圧レベルは、入力信号が低レベルのときは前記電圧分
割器によって定義され、少なくとも1つの入力信号が高
レベルのときはより高い値に上がるからである。したが
って、回路30は、回路20とは全く異なり、真のプッ
シュ・プルである。なぜなら、トランジスタTDNは、
直流では、回路出力ノード0UT3が低レベルのときに
バイアスされ、またコンデンサC1の完全な放電が可能
であり、高い出力駆動能力をもつからである。
オフになって、ノードMとBを分離する。ノードBは、
高レベル、たとえば約900mVに上がって、トランジ
スタTDNをオン状態に強く維持する。このときコンデ
ンサC1は、トランジスタTDNを介してGNDまで完
全に放電し、回路出力信号VOUT3は低レベルになる
。すべての入力信号が低レベルのとき、すべての入力ト
ランジスタはオフになり、電流IOが電圧分割器に流れ
込む。ノードBの電圧は、抵抗RCでの大きな電圧降下
によって、供給電圧VCからシフト・ダウンされる。ノ
ードBの電位は、より低く、たとえば700mVであり
、トランジスタTDNをわずかにオフの状態に維持する
。これラノ値の決定は、vClvEEl、vEE2の値
に依存する。抵抗RCの値は、入力信号が低レベルのと
きに電流IOを制御することによって、この電圧降下を
、トランジスタTDNを駆動するのに必要な適正なレベ
ルに、したがってノードMの電位に調整するように選択
する。前記電圧分割器はまた、論理ブロックLBの入力
トランジスタT1、T2、T3を、入力信号が低レベル
のときはオフ状態に、入力信号が高レベルの場合はオン
状態に置くように同調される。ノードMの低電圧レベル
は、vEElに対して常に正である。というのは、この
電圧レベルは、入力信号が低レベルのときは前記電圧分
割器によって定義され、少なくとも1つの入力信号が高
レベルのときはより高い値に上がるからである。したが
って、回路30は、回路20とは全く異なり、真のプッ
シュ・プルである。なぜなら、トランジスタTDNは、
直流では、回路出力ノード0UT3が低レベルのときに
バイアスされ、またコンデンサC1の完全な放電が可能
であり、高い出力駆動能力をもつからである。
回路30の交流動作は、次の通りである。入力トランジ
スタT1のベースに印加される入力信号−Elが立ち上
がると、ノードMに小さな電圧遷移が発生し、それがト
ランジスタTDNのベースに伝えられる。ダイオード接
続トランジスタTCのベース−エミッタ・キャパシタン
スCBEが、望ましいブーストをもたらす。このキャパ
シタンスCBEは、高い過渡電流をトランジスタT1を
介して吸い込み、トランジスタT1はノードN上での立
下りをスピードアップする。その結果、トランジスタT
UPはオフになり、トランジスタTDNは出力ノード0
UT3のコンデンサC1を放電させる。入力信号E1の
立下りの際、ダイオード接続トランジスタTCがオンに
なるとただちに、その立下りが、ノードMからトランジ
スタTDNのベースに伝えられ、トランジスタTDNは
完全にオフになる(交差電流は全く認められない)。
スタT1のベースに印加される入力信号−Elが立ち上
がると、ノードMに小さな電圧遷移が発生し、それがト
ランジスタTDNのベースに伝えられる。ダイオード接
続トランジスタTCのベース−エミッタ・キャパシタン
スCBEが、望ましいブーストをもたらす。このキャパ
シタンスCBEは、高い過渡電流をトランジスタT1を
介して吸い込み、トランジスタT1はノードN上での立
下りをスピードアップする。その結果、トランジスタT
UPはオフになり、トランジスタTDNは出力ノード0
UT3のコンデンサC1を放電させる。入力信号E1の
立下りの際、ダイオード接続トランジスタTCがオンに
なるとただちに、その立下りが、ノードMからトランジ
スタTDNのベースに伝えられ、トランジスタTDNは
完全にオフになる(交差電流は全く認められない)。
トランジスタTDNがオフの間、ノードMの電位が低下
して、ノードNで、の超高速電位変化を生じこの電位変
化は、ただちにトランジスタTUPを介して回路出力ノ
ード0UT3に伝えられる。
して、ノードNで、の超高速電位変化を生じこの電位変
化は、ただちにトランジスタTUPを介して回路出力ノ
ード0UT3に伝えられる。
要約すると、デバイスR,RC,TCで構成すれるブロ
ックBBは、以下のような様々の目的に役立つ。
ックBBは、以下のような様々の目的に役立つ。
・直流では、すべての入力信号が低レベルにあるとき、
すべての入力トランジスタがオフになり、電流が電圧分
割器内を流れ、ダイオード接続トランジスタTCがオン
になる。電圧分割器は、トランジスタTDNがわずかに
オフになるようにバイアスをかけ、1つのVBEによる
ノードMの電圧レベルがノードBの電圧に対してシフト
・ダウンされて、ノードMの電位をVEEIに対して適
切な正のレベルに維持する。ダイオード接続トランジス
タTCのベース−エミッタ接合が存在するために、入力
トランジスタ(ECLで見られるように)に加えて、ト
ランジスタTDNのVBE変動も補償されることに留意
されたい。一方、少なくとも1つの入力信号が高レベル
にあるときは、対応する入力トランジスタがオンになり
、ダイオード接続トランジスタTCはオフになる。デバ
イスRC及びSBDは、トランジスタTDNをオン状態
に維持し、ノードBをノードMから分離する。
すべての入力トランジスタがオフになり、電流が電圧分
割器内を流れ、ダイオード接続トランジスタTCがオン
になる。電圧分割器は、トランジスタTDNがわずかに
オフになるようにバイアスをかけ、1つのVBEによる
ノードMの電圧レベルがノードBの電圧に対してシフト
・ダウンされて、ノードMの電位をVEEIに対して適
切な正のレベルに維持する。ダイオード接続トランジス
タTCのベース−エミッタ接合が存在するために、入力
トランジスタ(ECLで見られるように)に加えて、ト
ランジスタTDNのVBE変動も補償されることに留意
されたい。一方、少なくとも1つの入力信号が高レベル
にあるときは、対応する入力トランジスタがオンになり
、ダイオード接続トランジスタTCはオフになる。デバ
イスRC及びSBDは、トランジスタTDNをオン状態
に維持し、ノードBをノードMから分離する。
したがって、トランジスタTDNのベース・ノードBの
電位は、回路入力に加えられた論理データによって決定
される。
電位は、回路入力に加えられた論理データによって決定
される。
・交流では、ブロックBBは、出力信号Sによって低イ
ンピーダンス経路を介してトランジスタTDNのベース
を駆動する。さらに、回路30の動作速度は、ダイオー
ド接続トランジスタTCのベース−エミッタ接合のベー
ス−エミッタ・キャパシタンスCBEに蓄えられた電荷
を利用して速度を上げる。
ンピーダンス経路を介してトランジスタTDNのベース
を駆動する。さらに、回路30の動作速度は、ダイオー
ド接続トランジスタTCのベース−エミッタ接合のベー
ス−エミッタ・キャパシタンスCBEに蓄えられた電荷
を利用して速度を上げる。
最終的には、ブロックBBは、前置増幅器31に、定義
されたスイッチングしきい値を与える。
されたスイッチングしきい値を与える。
このしきい値は、比RC/Rを調整することにより、適
切な雑音耐性及び信号振幅が保証されるように、所望の
値に正確に調整できる。さらに、ブロックBBはまた、
既存の電源から内部発生基準電圧を供給するので、外部
基準電圧は必要でなくなる。
切な雑音耐性及び信号振幅が保証されるように、所望の
値に正確に調整できる。さらに、ブロックBBはまた、
既存の電源から内部発生基準電圧を供給するので、外部
基準電圧は必要でなくなる。
第4図及び第5図は、本発明の好ましい2つの実施例の
一部を示す。これらの実施例は、単一電源を特徴とし、
他の複数電源の実施例に比べて優れたいくつかの利点を
もつ。第4図及び第5図の実施例では、第1供給電圧V
EEIと第3供給電圧VEE2は、接地電位GNDにあ
る。したがって、回路40及び50は、単一電源(VC
lGND)でのみ動作する。話を簡単にするため、入力
トランジスタT1のみを示した。
一部を示す。これらの実施例は、単一電源を特徴とし、
他の複数電源の実施例に比べて優れたいくつかの利点を
もつ。第4図及び第5図の実施例では、第1供給電圧V
EEIと第3供給電圧VEE2は、接地電位GNDにあ
る。したがって、回路40及び50は、単一電源(VC
lGND)でのみ動作する。話を簡単にするため、入力
トランジスタT1のみを示した。
第4図の回路では、第3図の回路30に比べてバイアス
/結合ブロックBBに二三の変更がなされている。能動
デバイスTCは、第3図と同様に標準トランジスタであ
るが、この場合は、そのベースが、抵抗RCとRTから
なる抵抗ブリッジに接続されている。RTの役割は、V
Cが2vより大きいときに、単一電源が使用できるよう
にすることである。ダイオード接続トランジスタTDは
、ノード0UT4とトランジスタTDNのコレクタの間
に接続することが好ましい。デバイスTDは、ブロック
ABの複雑さを増さずに、回路出力信号VOUT4のス
イングを減少させる。
/結合ブロックBBに二三の変更がなされている。能動
デバイスTCは、第3図と同様に標準トランジスタであ
るが、この場合は、そのベースが、抵抗RCとRTから
なる抵抗ブリッジに接続されている。RTの役割は、V
Cが2vより大きいときに、単一電源が使用できるよう
にすることである。ダイオード接続トランジスタTDは
、ノード0UT4とトランジスタTDNのコレクタの間
に接続することが好ましい。デバイスTDは、ブロック
ABの複雑さを増さずに、回路出力信号VOUT4のス
イングを減少させる。
回路40の動作は、以下の通りである。直流では、入力
トランジスタT1は、高レベル入力信号がそのベースに
印加されるときオンになる。このとき、トランジスタT
Cはオフである。トランジスタTDNは、RC及びRT
を介してベース電流を受は取り、SBDを介して取り出
された過剰なベース電流は、トランジスタTDNのコレ
クタに加えられ、そのコレクタの飽和を防止する。トラ
ンジスタT1がオンなので、ノードNは低レベルであり
、トランジスタTUP (図示せず)はオフになる。回
路出力信号VOUT4は、低レベルである。入力信号が
低レベルのとき、入力トランジスタT1はオフ、トラン
ジスタTCはオン、トランジスタTDNはわずかにオフ
である。ノードNは高レベルであり、導通しているトラ
ンジスタTUPを介して回路出力ノード0UT4を高レ
ベルに維持する。バイアス電流は、デバイスR,RC1
RT1TCからなる電圧分割器を流れ、ノードMで比較
的高い電位(約400mV)を定義する。
トランジスタT1は、高レベル入力信号がそのベースに
印加されるときオンになる。このとき、トランジスタT
Cはオフである。トランジスタTDNは、RC及びRT
を介してベース電流を受は取り、SBDを介して取り出
された過剰なベース電流は、トランジスタTDNのコレ
クタに加えられ、そのコレクタの飽和を防止する。トラ
ンジスタT1がオンなので、ノードNは低レベルであり
、トランジスタTUP (図示せず)はオフになる。回
路出力信号VOUT4は、低レベルである。入力信号が
低レベルのとき、入力トランジスタT1はオフ、トラン
ジスタTCはオン、トランジスタTDNはわずかにオフ
である。ノードNは高レベルであり、導通しているトラ
ンジスタTUPを介して回路出力ノード0UT4を高レ
ベルに維持する。バイアス電流は、デバイスR,RC1
RT1TCからなる電圧分割器を流れ、ノードMで比較
的高い電位(約400mV)を定義する。
この電位は、入力トランジスタT1の導通を阻止するた
めのしきい、値電圧として使用される。このしきい値電
圧の調節によって、ターン・オンとターン・オフの遅延
等化、及び回路40の雑音耐性の調節が可能になる。こ
のしきい値電圧によって、前置増幅器は、V (R)+
VBE (TC) の基準電圧で、従来技術の差動段の
ように振舞うが、この等価な基準電圧は内部で発生され
るという大きな相違がある。このため、トランジスタT
Cは、疑似基準トランジスタと呼ばれることがある。わ
ずかにオフ状態にあるトランジスタTDNのVBEは、
次式から求めることができる。
めのしきい、値電圧として使用される。このしきい値電
圧の調節によって、ターン・オンとターン・オフの遅延
等化、及び回路40の雑音耐性の調節が可能になる。こ
のしきい値電圧によって、前置増幅器は、V (R)+
VBE (TC) の基準電圧で、従来技術の差動段の
ように振舞うが、この等価な基準電圧は内部で発生され
るという大きな相違がある。このため、トランジスタT
Cは、疑似基準トランジスタと呼ばれることがある。わ
ずかにオフ状態にあるトランジスタTDNのVBEは、
次式から求めることができる。
IB(TC)が無視できると仮定すると、工E(TC)
#IC(TC) VBE (TDN)=R,I E (TC)+VBE(
TC)−RT、IC(TC) 最後に +VBE(TC) (1) 次に、電圧スイングvSを計算する。入力信号が直流で
高レベルにあるとき、入力トランジスタT1はオン、ト
ランジスタTCはオフであり、トランジスタTDNは抵
抗RC及びRTを介してベース電流を受は取る。このベ
ース電流の過剰分は、クランプ・ダイオードSBDに導
かれ、続いてトランジスタTDNのコレクタに入って、
その飽和を防止する。入力トランジスタT1がオンなの
で、ノードNは低レベルであり、トランジスタTUP(
第4図には図示せず)はオフになる。回路出力信号VO
UT4の低レベルは、トランジスタTDNのクランプ電
圧+1vBE(TD)、すなわちVBE (TD)−V
F+VBE (TDN) によ。
#IC(TC) VBE (TDN)=R,I E (TC)+VBE(
TC)−RT、IC(TC) 最後に +VBE(TC) (1) 次に、電圧スイングvSを計算する。入力信号が直流で
高レベルにあるとき、入力トランジスタT1はオン、ト
ランジスタTCはオフであり、トランジスタTDNは抵
抗RC及びRTを介してベース電流を受は取る。このベ
ース電流の過剰分は、クランプ・ダイオードSBDに導
かれ、続いてトランジスタTDNのコレクタに入って、
その飽和を防止する。入力トランジスタT1がオンなの
で、ノードNは低レベルであり、トランジスタTUP(
第4図には図示せず)はオフになる。回路出力信号VO
UT4の低レベルは、トランジスタTDNのクランプ電
圧+1vBE(TD)、すなわちVBE (TD)−V
F+VBE (TDN) によ。
て定義される。
他方、回路出力信号VOUT4の高レベルは、VC−V
BE (TUP)で与えられる。したがって、電圧スイ
ングvSは、次式で与えられる。
BE (TUP)で与えられる。したがって、電圧スイ
ングvSは、次式で与えられる。
VS=VC−(VBE (TUP)+VBE (TDN
))+VF−VBE (TD) (2)式(1)
及び(2)から、重要な結論を引き出すことができる。
))+VF−VBE (TD) (2)式(1)
及び(2)から、重要な結論を引き出すことができる。
式(1)から、R=RTの場合、回路40は、ちょうど
補償を得ることができることがわかる。
補償を得ることができることがわかる。
ただし、必要なら、回路40は、過大なまたは過小な補
償を得ることもできる。R=RTの場合、VBE (T
DN)=VBE (TC) とfxす、トランジスタT
DNには完全な補償が与えられる。なぜなら、vBE
(TDN)はもうVCに依存しないからである。これに
よって、大きな温度、プロセス、電源の変動範囲におい
て、トランジスタTDNは、わずかにオフに保たれる。
償を得ることもできる。R=RTの場合、VBE (T
DN)=VBE (TC) とfxす、トランジスタT
DNには完全な補償が与えられる。なぜなら、vBE
(TDN)はもうVCに依存しないからである。これに
よって、大きな温度、プロセス、電源の変動範囲におい
て、トランジスタTDNは、わずかにオフに保たれる。
その結果、電力散逸トレランスが改善される。
式(2)から、次式が得られる。
d (VS)/dT=−2dVBE/dTというのは、
(VFとVBEが、温度Tに対して同じ指数曲線をもつ
と仮定すると)dVF/dT=dVBE (TD)/d
Tであり、供給電圧VCは一定であると仮定できるから
である。
(VFとVBEが、温度Tに対して同じ指数曲線をもつ
と仮定すると)dVF/dT=dVBE (TD)/d
Tであり、供給電圧VCは一定であると仮定できるから
である。
温度Tが上昇すると、VBEは減少し、したがって電圧
スイングVSが拡大することがわかっている。その結果
、速度の点で回路40は自己調節される。というのは、
小さな振幅スイングは低速状態に対応し、大きな振幅ス
イングは高速状態に対応するからである。スイングが可
変であるため、かなり一定した遅延及び電力散逸が得ら
れる。
スイングVSが拡大することがわかっている。その結果
、速度の点で回路40は自己調節される。というのは、
小さな振幅スイングは低速状態に対応し、大きな振幅ス
イングは高速状態に対応するからである。スイングが可
変であるため、かなり一定した遅延及び電力散逸が得ら
れる。
第3図及び第4図の回路は、IBMテクニカル・ディス
クロージャ・プルテン、Vo 1.24、No、11A
、1982年4月号に所載の2つの論文、D、C,ダン
カー(Dunker )他の” Lowvoltage
current controlled gate″
pp、5809−5812.及びA、H,ダンスキー
(Dansky )他のActive pull−do
wn circuit bycurrent cont
rolled gate” 11) p−5613−5
618に記載された1組の回路といくつかの類似点をも
つように見えるかも知れないが、解決すべき問題及び当
該回路の動作は全く異なる。上記両輪文で開示された回
路を、以後000回路(CCGは電流で制御されたゲー
トの意味)と呼ぶ。
クロージャ・プルテン、Vo 1.24、No、11A
、1982年4月号に所載の2つの論文、D、C,ダン
カー(Dunker )他の” Lowvoltage
current controlled gate″
pp、5809−5812.及びA、H,ダンスキー
(Dansky )他のActive pull−do
wn circuit bycurrent cont
rolled gate” 11) p−5613−5
618に記載された1組の回路といくつかの類似点をも
つように見えるかも知れないが、解決すべき問題及び当
該回路の動作は全く異なる。上記両輪文で開示された回
路を、以後000回路(CCGは電流で制御されたゲー
トの意味)と呼ぶ。
交流では、入力信号の立上りの際、000回路と本発明
の回路30.40は類似の形で動作するが、第3図及び
第4図の回路の方が応答がより速い。すべての回路は、
入力信号の立下りの際は同様の挙動を示すが、000回
路では、トランジスタT3がオフなので、本発明の回路
30及び40で認められるコンデンサCによるスピード
アップの効果はない。
の回路30.40は類似の形で動作するが、第3図及び
第4図の回路の方が応答がより速い。すべての回路は、
入力信号の立下りの際は同様の挙動を示すが、000回
路では、トランジスタT3がオフなので、本発明の回路
30及び40で認められるコンデンサCによるスピード
アップの効果はない。
直流では、入力信号が低レベルにある場合、比較してい
る回路の状況が全く異なる。000回路では、トランジ
スタT1とT2の共通エミッタ・ノードの電位は約40
mVであって、全く無視できる。この値は、上述のよう
に、本発明の回路30及び40のノードMでの400m
Vとは比較にならない。本発明の回路は、雑音耐性と速
度の点で優れている。000回路では、VBE (T5
)はV (R3)+VBC(T3) に!って定義され
るので、トランジスタT5はよ(制御されていないオフ
状態にあり、一方、回路40では、抵抗RTのおかげで
、式(1)で示されるようになる。
る回路の状況が全く異なる。000回路では、トランジ
スタT1とT2の共通エミッタ・ノードの電位は約40
mVであって、全く無視できる。この値は、上述のよう
に、本発明の回路30及び40のノードMでの400m
Vとは比較にならない。本発明の回路は、雑音耐性と速
度の点で優れている。000回路では、VBE (T5
)はV (R3)+VBC(T3) に!って定義され
るので、トランジスタT5はよ(制御されていないオフ
状態にあり、一方、回路40では、抵抗RTのおかげで
、式(1)で示されるようになる。
どのような温度または電源の変動があっても、同じ最適
状態が維持される。000回路では、補償が得られず、
スイングはより大きくなり、したがって、回路の動作速
度はより遅くなる。
状態が維持される。000回路では、補償が得られず、
スイングはより大きくなり、したがって、回路の動作速
度はより遅くなる。
000回路は、単一電源タイプであり、したがって、第
3図の回路30とは大きく異なることに留意されたい。
3図の回路30とは大きく異なることに留意されたい。
回路30は、上述の所望の高電圧しきい値を保証するた
めに2つの電源を必要とする。
めに2つの電源を必要とする。
本明細書の第5図の回路は、第4図の回路から直接誘導
されるものであるが、異なる飽和防止構造を特徴とする
。したがって、回路50は、2.2ボルトより大きい供
給電圧VCにより適切であり、技術的にSBDが利用で
きないときにもより適切である。この場合、電圧分割器
は、2つではなくて3つの直列接続された抵抗RC1R
TI、RT2を含む。事実、抵抗RTIとRT2は、抵
抗RTを2°つの部分に分割したものである。疑似基準
トランジスタTCのベースは、抵抗RCとRTIの共通
ノードに接続されている。クランプ・ダイオードSBD
の代りに、クランプ・トランジスタTCLを使用する。
されるものであるが、異なる飽和防止構造を特徴とする
。したがって、回路50は、2.2ボルトより大きい供
給電圧VCにより適切であり、技術的にSBDが利用で
きないときにもより適切である。この場合、電圧分割器
は、2つではなくて3つの直列接続された抵抗RC1R
TI、RT2を含む。事実、抵抗RTIとRT2は、抵
抗RTを2°つの部分に分割したものである。疑似基準
トランジスタTCのベースは、抵抗RCとRTIの共通
ノードに接続されている。クランプ・ダイオードSBD
の代りに、クランプ・トランジスタTCLを使用する。
トランジスタTCLのベースは、抵抗RTIとRT2の
共通ノード(または抵抗RCの分岐点)に接続され、そ
のコレクタはノードBに接続されている。トランジスタ
TCLのベースが、抵抗RTの分岐点に接続されている
と理解することもできる。トランジスタTCLのコレク
ターベース電圧は、抵抗RT2によって調整される。デ
バイスTCL及びRT2は、協働して、回路出力ノード
0UT5が低レベルにあるとき、トランジスタTDNが
飽和するのを防止する。抵抗RTI及びRT2により、
ノードMの低レベルは、GNDに対して正になる。第4
図の回路40と類似の動作で、デバイスRC−RT1−
RT2−TC−Rで構成された電圧分割器によって雑音
耐性が保持される。この電圧分割器によって、(回路出
力信号VOUT5の低レベル及びスイッチングしきい値
の調整により)回路出力信号振幅の微細調節が可能にな
る。
共通ノード(または抵抗RCの分岐点)に接続され、そ
のコレクタはノードBに接続されている。トランジスタ
TCLのベースが、抵抗RTの分岐点に接続されている
と理解することもできる。トランジスタTCLのコレク
ターベース電圧は、抵抗RT2によって調整される。デ
バイスTCL及びRT2は、協働して、回路出力ノード
0UT5が低レベルにあるとき、トランジスタTDNが
飽和するのを防止する。抵抗RTI及びRT2により、
ノードMの低レベルは、GNDに対して正になる。第4
図の回路40と類似の動作で、デバイスRC−RT1−
RT2−TC−Rで構成された電圧分割器によって雑音
耐性が保持される。この電圧分割器によって、(回路出
力信号VOUT5の低レベル及びスイッチングしきい値
の調整により)回路出力信号振幅の微細調節が可能にな
る。
第5図の実施例の結果として、バイアス/結合ブロック
と飽和防止ブロックは、合体されて単一のバイアス/結
合/飽和防止ブロックBABになる。
と飽和防止ブロックは、合体されて単一のバイアス/結
合/飽和防止ブロックBABになる。
回路50と類似の別の変形(図示せず)を実施すること
もできる。回路50の抵抗RTIとRT2を交換する。
もできる。回路50の抵抗RTIとRT2を交換する。
トランジスタTCLのコレクタとトランジスタTCのベ
ースを、抵抗RTIとRT2の共通ノードに接続し、ト
ランジスタTCのベースを、抵抗RCとRT2の共通ノ
ードに接続する。
ースを、抵抗RTIとRT2の共通ノードに接続し、ト
ランジスタTCのベースを、抵抗RCとRT2の共通ノ
ードに接続する。
第4図及び第5図の回路だけでなく、他の多数の回路を
第3図の基本回路から誘導して、異なる電源及び技術環
境に対処し、または性能及び論理能力を変更することが
できる。それらについては、後で第6図ないし第9図を
参照しながら二重の例について検討する。
第3図の基本回路から誘導して、異なる電源及び技術環
境に対処し、または性能及び論理能力を変更することが
できる。それらについては、後で第6図ないし第9図を
参照しながら二重の例について検討する。
第4図及び第5図の回路は、2.2ボルトより大きいた
だ1つの供給電圧VCが使用できる応用例に適している
。この場合、抵抗RTまたはRTl及びRT2を導入す
ることにより、ノードMとBの間の電圧降下を、1vB
Eより低い値に下げることができるが、2つの供給電圧
、たとえばVC=1.7V、VEE1=−0,5Vを利
用できる応用例では、異なる実施態様が必要である。V
Cが1.7ボルトより低いときは、第6図に示したよう
に、トランジスタTCのコレクタとノードBとの間に抵
抗RCTを導入することにより、電圧降下をIVBEよ
り大きい値に増加させることができる。これによって、
ノードMは、入力信号が低レベルのとき、GNDより低
い電圧レベルになることができる。第6図の回路60で
は、トランジスタTCLのコレクタがノードBに接続さ
れ、そのベースが抵抗RCとRT2の共通ノードに接続
される。装置TCは、第3図と同様にダイオード接続ト
ランジスタである。バイアス/結合/飽和防止ブロック
はBAB ’で表す。したがって、第6図の回路は二重
電源タイプ(VClVEEI、GND)のものであり、
2つの電源を要するという不都合はあるが、第4図及び
第5図の回路より高速である。
だ1つの供給電圧VCが使用できる応用例に適している
。この場合、抵抗RTまたはRTl及びRT2を導入す
ることにより、ノードMとBの間の電圧降下を、1vB
Eより低い値に下げることができるが、2つの供給電圧
、たとえばVC=1.7V、VEE1=−0,5Vを利
用できる応用例では、異なる実施態様が必要である。V
Cが1.7ボルトより低いときは、第6図に示したよう
に、トランジスタTCのコレクタとノードBとの間に抵
抗RCTを導入することにより、電圧降下をIVBEよ
り大きい値に増加させることができる。これによって、
ノードMは、入力信号が低レベルのとき、GNDより低
い電圧レベルになることができる。第6図の回路60で
は、トランジスタTCLのコレクタがノードBに接続さ
れ、そのベースが抵抗RCとRT2の共通ノードに接続
される。装置TCは、第3図と同様にダイオード接続ト
ランジスタである。バイアス/結合/飽和防止ブロック
はBAB ’で表す。したがって、第6図の回路は二重
電源タイプ(VClVEEI、GND)のものであり、
2つの電源を要するという不都合はあるが、第4図及び
第5図の回路より高速である。
第7図の実施例は、チップ上で基準電圧発生器を利用で
きる限り、単一電源にも二重電源にも適用できる。別の
基準電圧VRは、共通ベース・モードで接続されたクラ
ンプ・トランジスタTCLのベースに接続される。その
コレクタは、ベース・ノードBに接続されている。トラ
ンジスタTCLは、回路出力信号VOUT7を低レベル
にクランプして、プルダウン・トランジスタTDNが深
く飽和するのを防止するために使用される。この設計を
使用すれば、回路70は、vBE変動の補償及び雑音耐
性に関する第3図の基本回路の利点を維持しながら、よ
り柔軟に同調することができる。
きる限り、単一電源にも二重電源にも適用できる。別の
基準電圧VRは、共通ベース・モードで接続されたクラ
ンプ・トランジスタTCLのベースに接続される。その
コレクタは、ベース・ノードBに接続されている。トラ
ンジスタTCLは、回路出力信号VOUT7を低レベル
にクランプして、プルダウン・トランジスタTDNが深
く飽和するのを防止するために使用される。この設計を
使用すれば、回路70は、vBE変動の補償及び雑音耐
性に関する第3図の基本回路の利点を維持しながら、よ
り柔軟に同調することができる。
ただし、この場合、基準電圧発生器の実施に上述の不都
合を伴う。第7図のバイアス/結合/飽和防止ブロック
の実施態様は、BAB″で表す。回路動作点は、第3図
の回路30に関して前述したのと全く同じように調整さ
れる。
合を伴う。第7図のバイアス/結合/飽和防止ブロック
の実施態様は、BAB″で表す。回路動作点は、第3図
の回路30に関して前述したのと全く同じように調整さ
れる。
通常のECL実施態様で提供される対応する論理能力を
維持し、かつ同時にECL技術の優れた雑音耐性及び速
度を維持し、さらには改善するために、出力バッファ段
の回路出力ノード上に任意選択の配線OR機能(ORD
OTと呼ばれる)が必要となることがしばしばある。こ
のような実施例を、第8図に示す。この回路は、速度及
び電力対VBE変動に対するECL回路の小さな感受性
を維持している。この回路は、プルダウン抵抗R81(
第1図の抵抗R゛に対応する)を回路出力ノード0UT
8に接続して得られる。抵抗R81は、上述の抵抗RD
Nと同じ役割をするだけでなく、電流シンクとしても働
くので、低い値をもたなければならない。抵抗R81の
他端は、GNDまたはVEE2または任意の電流源に接
続される。もうプッシュ・プル効果はなく、トランジス
タTDNは基準ダイオードのように動作する。バイアス
/結合ブロックBB’は、第3図のブロックBBにきわ
めて類似している。第3図の場合は、トランジスタTU
Pを流れる直流電流のために、プッシュ・プル出力バッ
ファ段を含む回路に比較して、電力散逸がより大きく、
高レベルの回路出力信号VOUT8はわずかにより低い
。したがって、信号振幅またはスイッチングしきい値の
再調整が必要になることがある。
維持し、かつ同時にECL技術の優れた雑音耐性及び速
度を維持し、さらには改善するために、出力バッファ段
の回路出力ノード上に任意選択の配線OR機能(ORD
OTと呼ばれる)が必要となることがしばしばある。こ
のような実施例を、第8図に示す。この回路は、速度及
び電力対VBE変動に対するECL回路の小さな感受性
を維持している。この回路は、プルダウン抵抗R81(
第1図の抵抗R゛に対応する)を回路出力ノード0UT
8に接続して得られる。抵抗R81は、上述の抵抗RD
Nと同じ役割をするだけでなく、電流シンクとしても働
くので、低い値をもたなければならない。抵抗R81の
他端は、GNDまたはVEE2または任意の電流源に接
続される。もうプッシュ・プル効果はなく、トランジス
タTDNは基準ダイオードのように動作する。バイアス
/結合ブロックBB’は、第3図のブロックBBにきわ
めて類似している。第3図の場合は、トランジスタTU
Pを流れる直流電流のために、プッシュ・プル出力バッ
ファ段を含む回路に比較して、電力散逸がより大きく、
高レベルの回路出力信号VOUT8はわずかにより低い
。したがって、信号振幅またはスイッチングしきい値の
再調整が必要になることがある。
第3図ないし第8図に示したすべての回路は、ブロック
LB中でNOR(またはINVERT)機能を実行する
。残念ながら、NAND論理機能はブロックLBでは実
施できないので、しばしばシステム設計者が希望するA
OI機能は実現できない。第9図は、本発明の回路内で
とのAOI機能を実施する別の回路を示す。第9図に示
した実施例は、第4図及び第5図に示した単一電源タイ
プの回路に関してすでに説明したように、ある実施態様
では、ダイオード接続トランジスタTDがプルアップ・
トランジスタTUP及びプルダウン・トランジスタTD
Nと直列に接続されることを利用する。第9図では、ノ
ード0UT9Bの回路出力電圧レベルが、0UT9Aの
レベルからIVBE下にシフトされる。0UT9Aは、
第3図ないし第8図に示したすべての回路のNOR演算
に使用される汎用ノードである。この下向きの電圧シフ
トによって、NOR機能を実行するブロックしBの少な
くとも1つの入力トランジスタのベースに接続された追
加のAND論理ブロックLBIが導入可能に、なる。こ
のANDブロックLBIは、単純に、プルアップ電流装
置によって負荷された整流要素で構成される。第9図は
、例として、前記第2電源電圧VCに接続された抵抗R
91によって負荷されたダイオードD91及びD92を
示す。
LB中でNOR(またはINVERT)機能を実行する
。残念ながら、NAND論理機能はブロックLBでは実
施できないので、しばしばシステム設計者が希望するA
OI機能は実現できない。第9図は、本発明の回路内で
とのAOI機能を実施する別の回路を示す。第9図に示
した実施例は、第4図及び第5図に示した単一電源タイ
プの回路に関してすでに説明したように、ある実施態様
では、ダイオード接続トランジスタTDがプルアップ・
トランジスタTUP及びプルダウン・トランジスタTD
Nと直列に接続されることを利用する。第9図では、ノ
ード0UT9Bの回路出力電圧レベルが、0UT9Aの
レベルからIVBE下にシフトされる。0UT9Aは、
第3図ないし第8図に示したすべての回路のNOR演算
に使用される汎用ノードである。この下向きの電圧シフ
トによって、NOR機能を実行するブロックしBの少な
くとも1つの入力トランジスタのベースに接続された追
加のAND論理ブロックLBIが導入可能に、なる。こ
のANDブロックLBIは、単純に、プルアップ電流装
置によって負荷された整流要素で構成される。第9図は
、例として、前記第2電源電圧VCに接続された抵抗R
91によって負荷されたダイオードD91及びD92を
示す。
これら1組のダイオードは、AND機能を実行するので
、本回路のNOR機能と組み合せると、多少の遅延及び
電力散逸の増加はあるものの、所望のAOI機能を得る
ことができる。両タイプの出力0UT9Aと0UT9B
が独立に使用できるので、柔軟性は最大になる。言い換
えると、回路90の教示にしたがって実施された第3図
ないし第7図のどの回路も、該当する場合(特に単一電
源で使用する場合)、混成し相互接続することができる
。これらの回路は、デバイスTDが存在する限り、完全
に互換性がある。回路90では、ブロックLBIから供
給されるような、ANDされた入力信号が、きわめて柔
軟に、かつ遅延、電力及び占有面積上きわめて少ない犠
牲で、本発明の回路により強力な論理機能を提供する。
、本回路のNOR機能と組み合せると、多少の遅延及び
電力散逸の増加はあるものの、所望のAOI機能を得る
ことができる。両タイプの出力0UT9Aと0UT9B
が独立に使用できるので、柔軟性は最大になる。言い換
えると、回路90の教示にしたがって実施された第3図
ないし第7図のどの回路も、該当する場合(特に単一電
源で使用する場合)、混成し相互接続することができる
。これらの回路は、デバイスTDが存在する限り、完全
に互換性がある。回路90では、ブロックLBIから供
給されるような、ANDされた入力信号が、きわめて柔
軟に、かつ遅延、電力及び占有面積上きわめて少ない犠
牲で、本発明の回路により強力な論理機能を提供する。
回路90は、回路設計者に必要なライブラリのすべての
基本論理機能、たとえばNOR,NANDllNVER
Tなどを含む。ブロックLBIは、SBD、高速PNP
)ランジスタ、ダイオード接続NPN )ランジスタ
など異なるデバイスを使用して異なる方法で実施できる
ことに留意されたい。
基本論理機能、たとえばNOR,NANDllNVER
Tなどを含む。ブロックLBIは、SBD、高速PNP
)ランジスタ、ダイオード接続NPN )ランジスタ
など異なるデバイスを使用して異なる方法で実施できる
ことに留意されたい。
第3図の自己基準電流スイッチ3人力NORゲート・プ
ッシュ・プル回路を、同じ公称装荷条件(CI=0.2
4pF)の下で、ゲート当り約1.5mWの同様な散逸
電力を含めて同じ条件で、第1図の従来のC3EF3人
力NORゲート回路と比較した。
ッシュ・プル回路を、同じ公称装荷条件(CI=0.2
4pF)の下で、ゲート当り約1.5mWの同様な散逸
電力を含めて同じ条件で、第1図の従来のC3EF3人
力NORゲート回路と比較した。
シミュレーシタンの結果を以下の表に示す。
基準 平均 電力 Rd 遅延×電力回路
遅延 散逸 /Fd 10 0.131 (第1図) 0 (第3図) o、os。
遅延 散逸 /Fd 10 0.131 (第1図) 0 (第3図) o、os。
1.5
1.5
76/186
50/48
0.190
0.075
50fFのスピードアップ・コンデンサCを第3図の回
路に追加すると、上表の数値よりさらに12%の向上が
得られる。
路に追加すると、上表の数値よりさらに12%の向上が
得られる。
これらの数値は、速度の大きな向上を示すだけでなく、
回路出力信号VOUT3対VOUT1の立ち上がり遅延
(Rd)と立下り遅延(Fd)のずっと良好な対称性を
示す。
回路出力信号VOUT3対VOUT1の立ち上がり遅延
(Rd)と立下り遅延(Fd)のずっと良好な対称性を
示す。
このことは、第10図から明らかである。この図は、第
1図の回路と第3図の回路の回路出力信号100および
101の典型的な波形を示す。これらの波形は、第3図
の回路で得られた均衡の取れた遅延を、具体的にはっき
りと示している。
1図の回路と第3図の回路の回路出力信号100および
101の典型的な波形を示す。これらの波形は、第3図
の回路で得られた均衡の取れた遅延を、具体的にはっき
りと示している。
これらのシミュレーシゴンは、具体的に以下のことを実
証している。
証している。
・本発明の真のプッシュ・プル出力バッファは、同じ電
力散逸で、C3EF回路の従来のエミッタ・フォロワ出
力バッファより速度を2−2.5倍向上させることがで
きる。なぜなら、プルダウン・トランジスタTDNは、
本発明のすべての実施例で強力に駆動されるからである
。この利点は、ホモ接合トランジスタより高い遮断振動
数をもつヘテロ接合トランジスタを使用する場合、イン
バータ構成で接続されたプルダウン・トランジスタTD
Nを動作させるのに高い速度が必要なので、より顕著に
なるはずである。
力散逸で、C3EF回路の従来のエミッタ・フォロワ出
力バッファより速度を2−2.5倍向上させることがで
きる。なぜなら、プルダウン・トランジスタTDNは、
本発明のすべての実施例で強力に駆動されるからである
。この利点は、ホモ接合トランジスタより高い遮断振動
数をもつヘテロ接合トランジスタを使用する場合、イン
バータ構成で接続されたプルダウン・トランジスタTD
Nを動作させるのに高い速度が必要なので、より顕著に
なるはずである。
・直接プッシュ・プルを駆動する信号の2つの位相(同
相及び位相外れ)が同様に処理されるので、均衡の取れ
た立上り/立下り遅延が得られる。第3図の回路では、
上端経路と下端経路は、長さが等しい。すなわち、イン
バータ(トランジスタTDN)は、回路30の上端部の
エミッタ・フォロワ(トランジスタTUP)を駆動し、
エミッタ・フォロワ(トランジスタTUP)は、回路3
0の下端部のインバータ(トランジスタTDN)を駆動
する。
相及び位相外れ)が同様に処理されるので、均衡の取れ
た立上り/立下り遅延が得られる。第3図の回路では、
上端経路と下端経路は、長さが等しい。すなわち、イン
バータ(トランジスタTDN)は、回路30の上端部の
エミッタ・フォロワ(トランジスタTUP)を駆動し、
エミッタ・フォロワ(トランジスタTUP)は、回路3
0の下端部のインバータ(トランジスタTDN)を駆動
する。
この回路ファミ’Jの概念は、標準の回路及び最新のS
PL回路と比較して、雑音耐性の点で特に魅力的である
。というのは、この回路ファミリが、スイッチングに対
する比較的高いしきい値レベルの原理を保存しており、
基準電圧を内部的に発生できる能力をもっているからで
ある。全体的にみて、この回路ファミリは、将来の進ん
だハイ・エンド・コンピュータに必要な望ましい汎用性
と速度特性をもつ。
PL回路と比較して、雑音耐性の点で特に魅力的である
。というのは、この回路ファミリが、スイッチングに対
する比較的高いしきい値レベルの原理を保存しており、
基準電圧を内部的に発生できる能力をもっているからで
ある。全体的にみて、この回路ファミリは、将来の進ん
だハイ・エンド・コンピュータに必要な望ましい汎用性
と速度特性をもつ。
第1図は、基準電圧が外部電圧発生器から供給されるエ
ミッタ・フォロワ出力バッファ段を含む、従来技術の標
準的なC3EF3人力NORゲート回路の回路図である
。 第2図は、基準電圧がやはり外部電圧発生器から供給さ
れる疑似プッシュ・プル出力バッフ1段を含む、従来技
術の改良型5PL3人力NORゲート回路の回路図であ
る。 第3図は、本発明の教示による、内部発生基準電圧を使
用した自己基準前置増幅器と、飽和防止回路を備えた真
のプッシュ・プル出力バッファ段とを含む、3人力NO
R回路の回路図である。 第4図ないし第6図は、異なる電源環境または飽和防止
回路あるいはその両方の実施態様に対応する、第3図の
回路の様々な実施例の回路図である。 第7図は、基準電圧発生器が飽和防止回路中に使用され
ている、′第3図の回路の別の実施例の回路図である。 第8図は、配線されたDOT能力をもつ、第3図の回路
のさらに別の実施例の回路図である。 第9図は、AND−OR−INVERT (AO■)能
力をもつ、第3図の回路のさらに別の実施例の回路図で
ある。 第10図は、同じキャパシタンス負荷条件で動作させた
ときの、第1図及び第3図の回路で得られる回路出力信
号の典型的な波形を示すグラフである。 30・・・・3人力NORゲート回路、31・・・・前
置増幅器、32・・・・プッシュ・プル出力バッファ段
。 70 F工G−6 F工G + 7 1 t(ns) F工G−10
ミッタ・フォロワ出力バッファ段を含む、従来技術の標
準的なC3EF3人力NORゲート回路の回路図である
。 第2図は、基準電圧がやはり外部電圧発生器から供給さ
れる疑似プッシュ・プル出力バッフ1段を含む、従来技
術の改良型5PL3人力NORゲート回路の回路図であ
る。 第3図は、本発明の教示による、内部発生基準電圧を使
用した自己基準前置増幅器と、飽和防止回路を備えた真
のプッシュ・プル出力バッファ段とを含む、3人力NO
R回路の回路図である。 第4図ないし第6図は、異なる電源環境または飽和防止
回路あるいはその両方の実施態様に対応する、第3図の
回路の様々な実施例の回路図である。 第7図は、基準電圧発生器が飽和防止回路中に使用され
ている、′第3図の回路の別の実施例の回路図である。 第8図は、配線されたDOT能力をもつ、第3図の回路
のさらに別の実施例の回路図である。 第9図は、AND−OR−INVERT (AO■)能
力をもつ、第3図の回路のさらに別の実施例の回路図で
ある。 第10図は、同じキャパシタンス負荷条件で動作させた
ときの、第1図及び第3図の回路で得られる回路出力信
号の典型的な波形を示すグラフである。 30・・・・3人力NORゲート回路、31・・・・前
置増幅器、32・・・・プッシュ・プル出力バッファ段
。 70 F工G−6 F工G + 7 1 t(ns) F工G−10
Claims (22)
- (1)(a)第1出力ノードと第2出力ノードの間に結
合された論理入力信号によって駆動される、回路の所望
の論理機能を実行するための直列/並列接続入力トラン
ジスタを含む論理ブロックから基本的に構成され、前記
第1出力ノードが第1供給電圧に接続された第1電流源
に接続され、前記第2出力ノードが第2供給電圧に接続
された負荷装置に接続されている、前記第1及び第2出
力ノードで利用可能な実質的に同時的な相補的第1及び
第2出力論理信号を供給する前置増幅器と、(b)第2
供給電圧と第3供給電圧の間に直列に接続された2つの
活動プルアップ・トランジスタ及びプルダウン・トラン
ジスタから構成され、回路出力ノードがそれらの間に結
合され、前記プルダウン・トランジスタのベースとプル
アップ・トランジスタのベースがそれぞれ前記第1及び
第2出力信号によって駆動されるプッシュ・プル出力バ
ッファ段と を含むエミッタ論理結合(ECL)回路であって、 さらに、1)直流では、入力信号のレベルに応じて前記
プルダウン・トランジスタの前記第1出力ノードと前記
ベース・ノードの両方を適切にバイアスするため、また
2)交流では、高速信号伝送のための低インピーダンス
経路によって前記第1出力ノードとベース・ノードを結
合するための、前記供給電圧の1つに接続された、手段
を含むことを特徴とする、ECL回路。 - (2)前記プルアップ・トランジスタ及びプルダウン・
トランジスタが、NPNタイプであり、前記第2出力ノ
ードが、前記プルアップ・トランジスタのベースに直接
接続されているという、請求項1に記載のECL回路。 - (3)前記バイアス/結合手段が、回路の雑音耐性を改
善するために直流で前記第1出力ノードに比較的高いし
きい電圧を印加する、前記第2供給電圧に接続されたバ
イアス/結合ブロックから構成されているという、請求
項1または2に記載のECL回路。 - (4)前記バイアス/結合ブロックが、抵抗手段と直列
に接続された能動デバイスから構成されるという、請求
項3に記載のECL回路。 - (5)前記能動デバイスがダイオードであり、前記抵抗
手段が単一抵抗であって、前記第1出力ノードと前記第
2供給電圧の間に電圧分割器を形成し、前記ダイオード
の陰極が前記第1出力ノードに接続され、陽極と前記抵
抗の一端とによって形成される共通ノードが、前記プル
ダウン・トランジスタのベース・ノードに接続され、前
記抵抗の他端が前記第2供給電圧に接続されているとい
う、請求項4に記載のECL回路。 - (6)前記能動デバイスがダイオード接続トランジスタ
であり、前記抵抗手段が抵抗であって、前記第1供給電
圧と前記第2供給電圧の間に電圧分割器を形成し、前記
ダイオード接続トランジスタのエミッタが前記第1出力
ノードに接続され、短絡されたコレクタ・ベース接合と
前記抵抗の一端とによって形成される共通ノードが、前
記プルダウン・トランジスタのベース・ノードに接続さ
れ、前記抵抗の他端が前記第2供給電圧に接続されてい
るという、請求項4に記載のECL回路。 - (7)前記能動デバイスが疑似基準トランジスタであり
、前記抵抗手段が直列に接続された2つの第1及び第2
抵抗から構成され、前記疑似基準トランジスタのベース
、エミッタ、及びコレクタが、それぞれこれらの抵抗の
共通点、前記第1出力ノード、及び前記プルダウン・ト
ランジスタのベース・ノードに接続されているという、
請求項4に記載のECL回路。 - (8)前記電流源が抵抗で構成され、その値が前記第2
抵抗の値に等しいという、請求項7に記載のECL回路
。 - (9)さらに、ベース・ノードと、前記プルダウン・ト
ランジスタのコレクタとの間に接続された、深い飽和に
なるのを防止するための飽和防止手段を含む、上記のい
ずれかの請求項に記載のECL回路。 - (10)前記飽和防止手段が、プルダウン・トランジス
タのベース・コレクタ接合の両端間に接続されたショッ
トキー・バリヤ・ダイオードで構成されるという、請求
項9に記載のECL回路。 - (11)さらに、クランプ・トランジスタで構成された
飽和防止手段を含み、そのエミッタが前記プルダウン・
トランジスタのコレクタに接続され、ベースが2分割さ
れた前記第2抵抗の分岐点に接続され、コレクタが前記
ベース・ノードに接続され、その結果、前記バイアス/
結合ブロック及び飽和防止手段が合体されて単一ブロッ
クになるという、請求項7に記載のECL回路。 - (12)さらに、クランプ・トランジスタで構成された
飽和防止手段を含み、そのエミッタが前記プルダウン・
トランジスタのコレクタに接続され、ベースが前記第1
抵抗と第2抵抗の共通ノードに接続され、コレクタがベ
ース・ノードに接続され、疑似基準トランジスタのベー
スとコレクタが短絡されるという、請求項11に記載の
ECL回路。 - (13)第1及び第3供給電圧が接地電位にあり、その
結果単一電源タイプのECL回路になるという、上記請
求項7ないし12のいずれかに記載のECL回路。 - (14)追加の抵抗が、疑似基準トランジスタのベース
・ノードとコレクタの間に直列で接続され、その結果、
前記バイアス/結合手段及び飽和防止手段が合体されて
単一ブロックになるという、請求項12に記載のECL
回路。 - (15)さらに、クランプ・トランジスタで構成された
飽和防止手段を含み、そのエミッタが前記プルダウン・
トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが前記プ
ルダウン・トランジスタのベース・ノードに接続され、
ベースが基準電圧に接続され、その結果、前記バイアス
/結合ブロック及び飽和防止手段が合体されて単一ブロ
ックになるという、請求項6に記載のECL回路。 - (16)レベル・シフタ装置が、プルダウン・トランジ
スタの回路出力ノードとコレクタの間に接続された、請
求項13に記載のECL回路。 - (17)スピードアップ・コンデンサが、前記プルダウ
ン・トランジスタの前記第1出力ノードとベース・ノー
ドとの間に接続された、上記請求項のいずれかに記載の
ECL回路。 - (18)抵抗が前記回路出力ノードに接続された、上記
請求項のいずれかに記載のECL回路。 - (19)プルダウン・トランジスタのコレクタが、前記
回路出力ノードから切断され、ベース・ノードに接続さ
れて、エミッタDOT機能を定義するという、請求項6
に記載のECL回路。 - (20)抵抗が前記回路出力ノードに接続された、請求
項19に記載のECL回路。 - (21)前記論理ブロックがNOR機能を実行するとい
う、上記請求項のいずれかのECL回路。 - (22)N重ANDゲート回路が、少なくとも1つの入
力トランジスタのベースに接続された、上記請求項のい
ずれかに記載のECL回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP89480169A EP0424589B1 (en) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | Self-referenced current switch logic circuit with a push-pull output buffer |
EP89480169.5 | 1989-10-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147422A true JPH03147422A (ja) | 1991-06-24 |
JPH0738581B2 JPH0738581B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=8203074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2263247A Expired - Lifetime JPH0738581B2 (ja) | 1989-10-26 | 1990-10-02 | Ecl回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5089725A (ja) |
EP (1) | EP0424589B1 (ja) |
JP (1) | JPH0738581B2 (ja) |
DE (1) | DE68924426T2 (ja) |
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CN112327985B (zh) * | 2020-11-06 | 2022-06-07 | 中国电子科技集团公司第二十四研究所 | 一种低压差线性稳压电路、低压差线性稳压器及电子芯片 |
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-
1989
- 1989-10-26 DE DE68924426T patent/DE68924426T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-26 EP EP89480169A patent/EP0424589B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-10-02 JP JP2263247A patent/JPH0738581B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-10-26 US US07/604,842 patent/US5089725A/en not_active Expired - Fee Related
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