JPH04287519A - 交流結合相補形プル・アップ及びプル・ダウン回路 - Google Patents

交流結合相補形プル・アップ及びプル・ダウン回路

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JPH04287519A
JPH04287519A JP3328324A JP32832491A JPH04287519A JP H04287519 A JPH04287519 A JP H04287519A JP 3328324 A JP3328324 A JP 3328324A JP 32832491 A JP32832491 A JP 32832491A JP H04287519 A JPH04287519 A JP H04287519A
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チン−テ・ケント・チヤン
Denny Duan-Lee Tang
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    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
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    • H03K19/082Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using bipolar transistors
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    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/013Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits
    • H03K19/0136Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits by means of a pull-up or down element

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、バイポーラ・
トランジスタ論理回路に関するものであり、とりわけ、
直流消費電力及びスイッチング電流が、交流結合相補形
プッシュ・プル出力段を利用することによって大幅に減
少する、エミッタ結合論理(ECL)回路及び非しきい
値論理(NTL)回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速バイポーラ回路は、しばしば、速度
、消費電力、及び、電流駆動能力の間における妥協の産
物になる。消費電力が増し、スイッチング電流が増大す
るという犠牲を払うことによって、スイッチング速度を
高めることが可能になり、一方、消費電力を減らすこと
も可能であるが、スイッチング速度が低下するという犠
牲を払うことになる。例えば、図1は、従来のECL回
路1の概略図である。入力信号は、トランジスタ4に差
動結合されたトランジスタ2及び3のベースに加えられ
る。出力は、ノードAから得られるので、出力は、入力
信号のNOR機能を果たす。トランジスタ4のベースは
、集積回路1の論理的高電圧と論理的低電圧の間の中央
値に等しい基準電圧VREFに接続されている。トラン
ジスタ5及び抵抗器9は、差動トランジスタ2、3、及
び、4に対する電流源を形成している。
【0003】トランジスタ3のベースに対する入力信号
が論理的低電圧の場合、トランジスタ3はオフになり、
トランジスタ4はオンになる。トランジスタ5及び抵抗
器9によって生じる電流が、トランジスタ4を流れる。 ノードAの電圧は、高い。出力は、エミッタ・フォロワ
構造に接続されたトランジスタ6から取り出される。従
って、出力は、高出力電圧になる。入力が論理的低電圧
から論理的高電圧に上昇すると、トランジスタ3がオン
になり、入力信号がVREFを交差すると、トランジス
タ4がオフになる。トランジスタ3がオンになると、ノ
ードAは、高電圧から低電圧に降下し、トランジスタ6
のベースが低電圧に引き下げられて、低出力電圧が生じ
る。出力は、負荷コンデンサCLからの放電によって、
高出力電圧から低出力電圧に引き下げられる。負荷コン
デンサCLは、駆動されるゲートの容量と、巻線容量か
ら構成される。出力を引き下げるのに必要な時間は、入
力信号が論理的低電圧からVREFに上昇するのに必要
な時間、ノードAの電圧を引き下げるのに必要な時間、
及び、抵抗器10を介して、高出力電圧から低出力電圧
になるようにコンデンサCLから放電させるのに必要な
時間によって決まる。最後の時間は、抵抗器10の抵抗
にコンデンサCLの容量をかけて得られた時定数によっ
て決まる。従って、高速で引き下げられるようにするた
め、抵抗器10は、できるだけ小さくしなければならな
い。しかし、この結果、直流電流IEFが増大し、従っ
て、消費電力が増すことになる。さらに、待機中、及び
スイッチング時の直流電流IEFは、同じになり、結果
として直流消費電力が増大する。
【0004】入力が、論理的高電圧から論理的低電圧に
スイッチすると、トランジスタ3はオフになり、トラン
ジスタ4はオンになる。トランジスタ6のベースは、抵
抗器7を介して高電圧に引き上げられ、これによって、
トランジスタ6が強制的にオンになり、出力ノードが充
電されて、高出力電圧が生じる。ECL回路1は、抵抗
器7を介してトランジスタ6に対する駆動電流を生じる
のに必要なだけ出力を引き上げる時、その動作が制限さ
れる。ECL回路1は、さらに、どちらの差動トランジ
スタがオンであろうと関係なく、電流源をなすトランジ
スタ5及び抵抗器9は、同じスイッチング電流ICSを
供給するので、スイッチング電流ICSが、抵抗器7及
びトランジスタ3と、抵抗器8及びトランジスタ4のい
ずれに流れようと、同じになるという制限がある。従っ
て、抵抗器7及び抵抗器8は、同じ抵抗値を有している
。出力を引き上げるのに必要な時間は、入力信号が論理
的高電圧からVREFに降下するのに必要な時間、エミ
ッタ・フォロワ・トランジスタ6を介して低出力電圧か
ら高出力電圧になるように、コンデンサCLに充電する
のに必要な時間を決定する、抵抗器7を介してノードA
の電圧を引き上げるのに必要な時間によって決まる。従
って、ノードAにおける電圧を高速度で引き上げるため
、抵抗器7、従って、抵抗器8は、できるだけ小さい値
になるように選択しなければならない。スイッチング電
流ICSは、固定電圧の揺れに関して抵抗器7及び8と
反比例している。従って、抵抗器7及び8の値が小さい
と、スイッチング電流ICSが増大する。
【0005】上述のように、従来の高速ECL回路には
、2つの問題がある。(1)プル・ダウン遅延は、抵抗
器10によって制限される。従って、高速動作の場合に
は、抵抗器10の抵抗値が小さくなり、直流電流IEF
が増大することになる。(2)引上げ遅延は、抵抗器7
及び8によって制限される。従って、高速引上げの場合
には、抵抗器7及び8の値が小さくなり、スイッチング
電流ICSが増大することになる。
【0006】ECL回路1の第1の問題を克服するため
に開発された回路が、IBM Tech.Discl.
 Bull. 第32巻第4A号374〜380頁(1
989年)のC.K. Chuang及びK.Y. T
ohによる“High−Speed ECL Circ
uit”に示されている。この回路は、低パワー交流結
合能動プル・ダウン(APD)・エミッタ・フォロワ出
力段を実現して、直流消費電力を減少させる。APD−
ECLの場合、抵抗器10の代りに、NPNプル・ダウ
ン・トランジスタが用いられ、コレクタは、出力ノード
に接続され、エミッタは、VEEに戻され、ベースは、
コンデンサを介してトランジスタ4のコレクタに交流結
合されている。
【0007】APD−ECL回路の場合、小定常電流を
維持するため、プル・ダウン・トランジスタのベースに
バイアスが加えられる。従来のECL回路1のように、
入力信号が論理的低電圧から論理的高電圧に上昇すると
、ノードAが高電圧レベルから低電圧レベルに降下し、
エミッタ・フォロワ・トランジスタが、カット・オフさ
れる。同時に、トランジスタ4のコレクタにおける電圧
は、低電圧レベルから高電圧レベルに上昇し、この信号
は、プル・ダウン・トランジスタのベースに交流結合さ
れる。結合コンデンサによって、過渡電圧パルスがプル
・ダウン・トランジスタのベースに結合され、その結果
、プル・ダウン・トランジスタが強制的に、すぐにオン
になり、大過渡プル・ダウン電流が生じる。従って、小
エミッタ・フォロワ電流IEFを利用して、それでも高
速プル・ダウンを維持することが可能である。プル・ア
ップ・トランジスタを瞬間的にオフにすることによって
、さらに、プル・ダウン遅延が向上する。
【0008】APD−ECLの速度が増し、高出力電圧
から低出力電圧への出力遷移は、従来のECL回路1に
おける抵抗器10を介した放電の場合よりも急峻になる
。これは、コンデンサCLの放電に利用される電流が、
ECL回路1の受動プル・ダウン・トランジスタに比べ
るとはるかに時定数の小さいプル・ダウン・トランジス
タによって供給されるためである。APD−ECLの出
力段における直流電流は、待機中は小さく、スイッチン
グ時には、一瞬にして増大するがECL回路1の場合、
IEFは、待機中も、スイッチング時にも同じ値である
ため、APD−ECLのエミッタ・フォロワ段における
消費電力は、ECL回路1の場合に比べてはるかに少な
くなる。APD−ECL回路の二次的な利点は、エミッ
タ・フォロワ・トランジスタ6を通る定常電流が極めて
小さく、従って、出力される高電圧は、従来のECL回
路1に比べると約100mVほどVCCに近くなる。従
って、より低いVCCを利用することによって、APD
−ECL回路における直流消費電力をさらに減少させる
ことが可能になる。
【0009】APD−ECL回路は、従来のECL回路
1に比べて改良されているが、前者は、上述の第2の問
題を克服するものではない。とりわけ、やはりプル・ア
ップ抵抗器7及び8によって制限されるプル・アップの
場合、論理を高速スイッチングするには、やはり、多量
のスイッチング電流ICSが必要になる。
【0010】図2は、従来の非しきい値論理(NTL)
回路11の略図である。従来のNTL回路11の動作及
び電力/速度性能は、下記の相違点を除けば、ECL回
路1について既述のところと同様である。NTL回路1
1の場合、入力トランジスタ12及び13に差動結合さ
れる基準トランジスタはなく、結果として、エミッタ・
フォロワ・トランジスタ14のベースにおける電圧は、
入力が低下または上昇すると、すぐに上昇または低下す
ることになる。従って、入力信号がプル・アップ時にV
REFまで上昇するのに要する時間に起因すると考えら
れる、ECL回路1における遅延成分は、NTL回路1
1には存在しない。さらに、基準電圧を必要としないの
で、NTL回路は、従来のECL回路1に比べて少ない
電力供給で動作させることができ、従って、ECL回路
1に比べると、直流電力の消散が少ない。
【0011】ECL回路1に存在する2つの問題が、や
はり、従来のNTL回路1にも存在する。(1)プル・
ダウン遅延が抵抗器18によって制限される。従って、
高速度で動作すると、抵抗器の抵抗値が小さくなり、直
流電流IEFが増大する。(2)プル・アップ遅延は、
プル・アップ抵抗器15によって制限される。従って、
高速度でプル・アップすると、プル・アップ抵抗器15
の抵抗値が小さくなり、スイッチング電流ICSが増大
する。
【0012】NTL回路1における第1の問題を克服す
るために開発された回路については、1989年5月の
Dig. of Tech. Papers,Symp
. on VLSI Cirs. の11〜12頁に掲
載された、M. Usami 及び N. Shioz
awa による“SPL(Super Push−Pu
llLogic)A Bipolar Novel L
ow−Power High−Speed Logic
 Circuit”に解説されている。SPL回路は、
交流結合された能動プル・ダウン・トランジスタを用い
ることによって直流消費電力を散逸させるという点で、
APD−ECLと動作が同様である。SPL回路の場合
、プル・ダウン・トランジスタが、コンデンサを介して
入力トランジスタのエミッタに交流結合されている。プ
ル・ダウン・トランジスタは、エミッタ・フォロワ・ト
ランジスタ14のエミッタ、及び、出力ノードに結合さ
れており、プル・ダウン・トランジスタのエミッタは、
VEEに戻される。コンデンサによって、過渡電圧パル
スがプル・ダウン・トランジスタのベースに結合される
と、プル・ダウン・トランジスタがオンになり、大過渡
プル・ダウン電流が生じる。しかしながら、SPL回路
は、上述の第2の問題を克服するものではない。とりわ
け、やはりプル・アップ抵抗器15によって制限される
プル・アップの場合、論理段の高速スイッチングを行な
うのにも、大スイッチング電流ICSが必要になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ECL及び
NTL回路が高速動作し、直流消費電力が最小で、スイ
ッチング電流ICSが少なくてすむようにすることがで
きる交流結合相補形プッシュ・プル出力段を備えたEC
L及びNTL回路の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】従来のECL回路と同様
、本ECL回路は、基準トランジスタに差動結合された
複数の入力トランジスタを備えている。スイッチング電
流ICSは、共通のエミッタ・ノードから取り出され、
入力トランジスタの共通コレクタ・ノードにおける信号
が、エミッタ・フォロワ・トランジスタのベースに加え
られる。出力は、1対の相補形プッシュ・プル(PNP
−NPN)トランジスタの共通のコレクタ・ノードに接
続された、エミッタ・フォロワ・トランジスタのエミッ
タから取り出される。カット・イン(‘ほぼオン’)状
態になるように相補形トランジスタにバイアスを加え、
出力段の待機電流を小さい値に保つため、バイアス手段
が設けられている。入力トランジスタの共通のエミッタ
・ノードと相補形トランジスタのベースとの間に接続さ
れたパルス結合手段を利用して、入力信号のレプリカか
ら得られた過渡電圧パルスが前記ベースに加えられ、一
瞬にして相補形トランジスタの一方が、強制的に、導通
状態になり、もう一方はオフになる。これによって、導
通トランジスタに大過渡電流が流れ、出力ノードの電圧
が高速度でプル・アップまたはプル・ダウンされる。
【0015】入力信号が論理的低電圧から論理的高電圧
に上昇する際、入力信号が基準電圧より高くなると、共
通エミッタ・ノードに電圧が生じる。この信号は、さら
に、2つのコンデンサを介して相補形プッシュ・プル・
トランジスタのベースに交流結合される。該コンデンサ
は、正の電圧パルスを発生して、プル・アップPNPト
ランジスタをオフにし、プル・ダウンNPNトランジス
タをオンにして、大過渡プル・ダウン電流を生じさせ、
負荷コンデンサから放電させる。この結果、高出力電圧
から低出力電圧への出力遷移が従来のECL回路に比べ
て高速になる。これは、負荷コンデンサの放電電流が、
従来のECL回路の受動プル・ダウン・トランジスタに
比べて、はるかに時定数の小さいプル・ダウンNPNト
ランジスタによって供給されるためである。直流電流は
、待機中、小さくなり、スイッチング時には、ほんの瞬
間的に上昇するので、出力段の消費電力は、大幅に減少
する。
【0016】入力が低下すると、入力トランジスタの共
通のエミッタ・ノードに、すぐに電圧が生じ、2つのコ
ンデンサを介して、逆方向のパルスが相補形プッシュ・
プル・トランジスタに加えられる。この結果、プル・ア
ップPNPトランジスタが、強制的にオンになり、プル
・ダウンNPNトランジスタが急速に、瞬間的にオフに
なるので、大過渡プル・アップ電流が生じる。また、出
力エミッタ・フォロワ・トランジスタによって、少量の
プル・アップ電流も供給される。従って、プル・アップ
電流は、ほとんどプル・アップPNPトランジスタによ
って供給されるので、出力エミッタ・フォロワ・トラン
ジスタによって供給されるのは、ほんの数分の1でしか
ない。プル・アップ遅延は、もはやプル・アップ抵抗器
に依存することはない。プル・アップ抵抗器は、エミッ
タ・フォロワ・トランジスタを介して出力論理レベルを
設定するためにだけ用いられる。大プル・アップ抵抗器
、従って、小スイッチング電流ICSは、もはやプル・
アップ遅延経路内にはないので、速度を低下させずに用
いることが可能になる。結果として、本ECL回路は、
従来のECL及びAPD−ECL回路に比べて、直流消
費電力が少なく、スイッチング電流ICSの小さい動作
が可能になる。
【0017】交流結合相補形プッシュ・プルECL回路
の動作、及び、消費電力、速度、及び、スイッチング電
流の改良は、開示の交流結合相補形プッシュ・プルNT
L回路にも同じく適用することができる。従って、開示
のNTL回路は、従来のNTL及びSPL回路に比べて
直流消費電力が少なく、スイッチング電流の小さい動作
が可能になる。
【0018】
【実施例】図3は、交流結合相補形プッシュ・プル出力
段を用いるECL回路19の概略図である。ECL回路
19は、論理(電流スイッチ)段にごく少量のスイッチ
ング電流を用いて、適正な論理レベルを保ち、同時に、
論理段の大プル・アップ抵抗器27及び28によるスイ
ッチング速度に対する影響を排除できるようにすること
によって、ECL回路要素のパワー/速度性能を改良す
る。
【0019】図3のECL回路19には、複数のNPN
バイポーラ・トランジスタ20〜25と、1つのPNP
バイポーラ・トランジスタ26が含まれている。ECL
回路19は、供給される2つまたは3つの電圧レベルで
動作させるように設計されている。ECL回路要素の現
在の傾向は、3つの電圧レベルを利用することにある。 第1のレベルは、VCCであり、第2のレベルは、VC
Cよりも低電圧のVTであり、第3のレベルは、VTよ
りも低電圧のVEEである。ECL回路19には、基準
バイポーラ・トランジスタ22に差動結合された少なく
とも1つの入力バイポーラ・トランジスタ21も含まれ
ている。 追加入力トランジスタは、図示のように、バイポーラ・
トランジスタ20によって入力バイポーラ・トランジス
タ21と並列に接続することができる。バイポーラ・ト
ランジスタ23及び抵抗器29によって、差動バイポー
ラ・トランジスタ21及び22に対するスイッチング電
流ICSが生じる。バイポーラ・トランジスタ22は、
ECL回路19の論理的高電圧と論理的低電圧の間の中
央値に等しい基準電圧VREFに接続されている。電源
VCCは、抵抗器27を介してバイポーラ・トランジス
タ27のコレクタ、及び、抵抗器28を介してバイポー
ラ・トランジスタ22のコレクタに接続されている。バ
イポーラ・トランジスタ24は、ベースがバイポーラ・
トランジスタ21のコレクタに接続され、エミッタが出
力に接続されて、エミッタ・フォロワ構造をなしている
。トランジスタ24のコレクタは、電源VCCに直接接
続される。
【0020】入力バイポーラ・トランジスタの共通エミ
ッタ・ノードCにおける電圧は、コンデンサ34及び3
5を介して、それぞれ、相補形バイポーラ・トランジス
タ25及び26のベースに交流結合されている。バイポ
ーラ・トランジスタ25のコレクタは、バイポーラ・ト
ランジスタ26のコレクタに接続されており、その両方
とも、出力端子に接続されている。バイポーラ・トラン
ジスタ25のエミッタは、電圧源VTに接続され、バイ
ポーラ・トランジスタ26のエミッタは、電圧源VCC
に接続されている。ECL回路19には、さらに、抵抗
器30、32、及び、33と、ダイオード31から成る
バイアス回路が含まれている。このバイアス回路を利用
して、カット・イン(‘ほぼオン’)状態になるように
バイポーラ・トランジスタ25にバイアスをかけること
によって、バイポーラ・トランジスタ25及び26に待
機電流が生じる。
【0021】入力信号が論理的高電圧から論理的低電圧
に低下すると、バイポーラ・トランジスタ21がオフに
スイッチされ、バイポーラ・トランジスタ22がオンに
スイッチされる。従って、バイポーラ・トランジスタ2
3及び抵抗器29によって供給されるスイッチング電流
ICSは、バイポーラ・トランジスタ21からバイポー
ラ・トランジスタ22にスイッチされる。ノードBの電
圧は、低電圧から高電圧に上昇する。出力は、バイポー
ラ・トランジスタ24のエミッタから取り出されるので
、出力電圧は、低出力電圧から高出力電圧に上昇する。 入力がVREFを交差するまで、共通エミッタ・ノード
Cの電圧は、入力信号のすぐあとに続き、その時点で、
VREF−バイポーラ・トランジスタ22のベース・エ
ミッタ間電圧VBE22にとどまることになる。従って
、入力が論理的高電圧の場合には、ノードCの電圧が、
論理的高電圧−VBE21に等しくなり、入力が論理的
低電圧の場合には、ノードCの電圧が、VREF−VB
E22に等しくなるので、ノードCの信号は、入力信号
のレプリカになる。 バイポーラ・トランジスタ25及び26は、抵抗器30
、32、及び、33と、ダイオード31によってカット
・イン状態になるようにバイアスが加えられ、バイポー
ラ・トランジスタ25及び26が少量の待機電流に保た
れる。共通エミッタ・ノードCの電圧信号は、コンデン
サ34及び35を介して、それぞれ相補形バイポーラ・
トランジスタ25及び26のベースに交流結合される。 コンデンサ34及び35によって、入力信号のレプリカ
から得られる負電圧パルスがバイポーラ・トランジスタ
25及び26のベースに結合され、プル・ダウンNPN
バイポーラ・トランジスタ25がオフになり、プル・ア
ップPNPバイポーラ・トランジスタ26が急速に、瞬
間的にオンになって、大過渡プル・アップ電流IPIが
生じる。バイポーラ・トランジスタ25及び26は、す
ぐに待機状態に戻ることになる。
【0022】プル・アップ遷移時、ノードBは、抵抗器
21によって高電圧に引き上げられる。従って、大過渡
電流IP1が、バイポーラ・トランジスタ26を通って
流れる間、少量のプル・アップ電流IEFがバイポーラ
・トランジスタ24を通って、出力ノードに流れ込む。 従って、出力は、ほとんど、バイポーラ・トランジスタ
26からのプル・アップ電流IP1によって低出力電圧
から高出力電圧に引き上げられるが、バイポーラ・トラ
ンジスタ24からのプル・アップ電流IEFによって引
き上げられるのはほんのわずかでしかない。結果として
、従来のECL回路1及びAPD−ECL回路の場合と
同様、抵抗器27は、もはやプル・アップ遅延経路内に
はない。 スイッチング電流ICSは、抵抗器27及びバイポーラ
・トランジスタ21と、抵抗器28及びバイポーラ・ト
ランジスタ22のいずれを通って流れるかに関係なく、
同じであるため、抵抗器27及び28は、抵抗値が同じ
である。抵抗器27及び28は、エミッタ・フォロワ・
バイポーラ・トランジスタ24を介して出力論理レベル
を設定するのに用いられるだけである。抵抗器27及び
28には大抵抗を利用することが可能であり、従って、
この場合、速度を低下させずに小スイッチング電流IC
Sを用いることができる。利用するスイッチング電流I
CSを少量にして、なおかつ、論理段の高速スイッチン
グを可能にすることができるので、従来のECL及びA
PD−ECL回路に比べて、ECL回路19の直流消費
電力が大幅に減少することになる。
【0023】入力信号が論理的低電圧から論理的高電圧
に上昇する際、入力がVREFと交差すると、共通エミ
ッタ・ノードCに電圧が生じ、この結果、入力信号のレ
プリカが得られることになる。入力がVREFと交差す
ると、バイポーラ・トランジスタ21はオンになり、一
方、バイポーラ・トランジスタ22はオフになる。ノー
ドBの電圧は、高電圧から低電圧に降下することになる
。このため、出力は、高出力電圧から低出力電圧に降下
する。コンデンサ34及び35によって、レプリカ信号
から得られる正電圧パルスがバイポーラ・トランジスタ
25及び26のベースに結合され、プル・ダウンNPN
バイポーラ・トランジスタ25が強制的にオンになり、
プル・アップPNPバイポーラ・トランジスタ26が急
速に、瞬間的にオフになって、大過渡プル・ダウン電流
IN1が生じ、出力ノードから急速に放電される。
【0024】この結果、待機電流IN1が小量に保たれ
、大量の過渡電流IN1が用いられるのは、スイッチン
グ時だけになるので、従来のECL回路に比べると、直
流消費電力が改善されることになる。さらに、ECL回
路19のプル・ダウン遅延は、もはや、従来のECL回
路1のようにエミッタ・フォロワ抵抗器によって制限さ
れなくなる。
【0025】ECL回路19のプル・ダウン遅延は、A
PD−ECL回路におけるようなプル・アップ遅延に比
べてさらに長くなる。これは、入力が論理的低電圧から
論理的高電圧に上昇する場合、共通エミッタ・ノードC
に電圧が生じるのは、入力が基準電圧VREFと交差し
た後に限られるが、入力が論理的高電圧から論理的低電
圧に降下する場合には、入力直後に、共通エミッタ・ノ
ードCに電圧が生じるためである。従来のECL回路の
場合、両方の遷移とも、入力が基準電圧と交差するまで
は、電流のスイッチングが行なわれないという点に留意
されたい。
【0026】ECL回路19の電源及び入力/出力電圧
レベルは、従来のECL回路と互換性があるので、同じ
チップ上で従来のECL回路と混合することができる。
【0027】図4には、交流結合相補形プッシュ・プル
出力段を利用するNTL回路36の概略図である。NT
L回路36は、論理段にごくわずかなスイッチング電流
を用いて、適正な論理レベルを保ち、同時に、論理段の
プル・アップ抵抗器43によるスイッチング速度に対す
る影響を排除できるようにすることによって、NTL回
路要素の電力/速度性能を向上させる。
【0028】図4のNTL回路39には、複数のNPN
バイポーラ・トランジスタ37〜40及び1つのPNP
バイポーラ・トランジスタ41が含まれている。NTL
回路36は、供給される2つまたは3つの電圧レベルで
動作するように設計されている。NTL回路要素の現在
の傾向は、3つの電圧レベルを利用することにある。第
1の電圧源は、VCCであり、第2のレベルは、VCC
よりも低い電圧のVEEであり、第3のレベルは、VT
よりも低い電圧のVEEである。NTL回路36には、
少なくとも1つの入力バイポーラ・トランジスタが含ま
れている。追加入力バイポーラ・トランジスタは、バイ
ポーラ・トランジスタ37によって、図示のように、入
力バイポーラ・トランジスタ38と並列に接続すること
ができる。出力は、入力信号のNOR機能を実施する。 相補形プッシュ・プル・バイポーラ・トランジスタ40
及び41のベースに接続されたコンデンサ44及び45
によって。交流結合手段が形成されている。NTL回路
36には、抵抗器46、47、及び、49と、ダイオー
ド48から成るバイアス回路も含まれている。バイアス
回路を利用して、カット・イン状態になるようにバイポ
ーラ・トランジスタ40及び41にバイアスを加えるこ
とによって、バイポーラ・トランジスタ40及び41に
待機電流が生じる。
【0029】NTL回路36によって、速度を低下させ
ることなく、直流消費電力及びスイッチング電流を減少
させることができる。NTL回路36の特性及び電力/
速度性能は、NTL回路36の動作に関連して後述する
相違点を除くと、ECL回路19と同様である。
【0030】入力信号が論理的高電圧から論理的低電圧
に降下すると、その直後に、ノードEに電圧が生じる。 ノードEの電圧信号は、コンデンサ44及び45を介し
て、それぞれ、バイポーラ・トランジスタ40及び41
のベースに交流結合される。コンデンサ44及び45は
、負電圧パルスをバイポーラ・トランジスタ40及び4
1のベースに結合することによって、バイポーラ・トラ
ンジスタ41を強制的に、瞬間的にスイッチし、大過渡
プル・アップ電流を生じさせて、出力ノードが充電され
るようにする。ECL回路19のように、バイポーラ・
トランジスタ39によって、供給されるプル・アップ電
流の量も、はるかに少なくなる。従って、出力は、ほと
んど、バイポーラ・トランジスタ41によって低出力電
圧から高出力電圧に引き上げられ、バイポーラ・トラン
ジスタ39によって引き上げられるのは、ほんのわずか
でしかない。結果として、従来のNTL回路11及びS
PL回路の場合と同様、抵抗器43は、もはやプル・ア
ップ遅延経路にはない。抵抗器43は、エミッタ・フォ
ロワ・バイポーラ・トランジスタ39を介した出力論理
レベルの設定にしか用いられない。従って、速度を低下
させることなく、大抵抗器43、すなわち、小スイッチ
ング電流を利用することができる。さらに、利用するス
イッチング電流を少量にして、なおかつ、論理段のスイ
ッチングを高速にすることができる。
【0031】入力信号が、論理的低電圧から論理的高電
圧に上昇すると、その直後に、ノードEに電圧が生じる
。コンデンサ44及び45は、正電圧パルスをバイポー
ラ・トランジスタ40及び41のベースに結合して、バ
イポーラ・トランジスタ40を強制的にオンにし、バイ
ポーラ・トランジスタ41を急速に、瞬間的にオフにす
ることによって、大過渡プル・ダウン電流を生じさせ、
出力ノードから急速に放電されるようにする。
【0032】この結果、出力段における少量の待機電流
が保たれ、多量の過渡電流が用いられるのは、スイッチ
ング時に限られるので、従来のNTL回路11に比べる
と、直流消費電力が改善されることになる。さらに、N
TL回路36のプル・ダウン遅延は、もはや、従来のN
TL回路11のように、エミッタ・フォロワ抵抗器によ
って制限されることはない。
【0033】ECL回路19とNTL回路36を比較す
ることによって明らかなように、後者の回路は、基準ト
ランジスタを利用しない。この結果、NTL回路36に
はECL回路19より優れた利点が2つ生じることにな
る。第1に、入力信号が、上昇時に、VREFに達する
のに要する時間に起因すると考えられる、プル・ダウン
時の時間遅延がない。第2に、NTL回路36の場合、
基準電圧が不要のため、NTL回路36に用いられる電
源を小さくすることができるので、直流電力の消散が少
なくなる。しかし、NTL回路36のノイズ裕度は、E
CL回路19より劣っている。
【0034】特に、例示の望ましい実施例に関連して、
本発明を図解し、解説してきたが、当該技術の熟練者に
は明らかなように、付属のクレームの範囲によってしか
制限されない本発明の精神及び範囲を逸脱することなく
、形態及び細部について以上の、及び、その他の変更を
加えることが可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明により、ECL及びNTL回路が
高速動作し、直流消費電力が最小で、スイッチング電流
Icsが少なくてすむようにすることができる交流結合
相補形プッシュ・プル出力段を備えたECL及びNTL
回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるECL回路の概略図である。
【図2】先行技術によるNTL回路の概略図である。
【図3】本発明に従って交流結合相補形プッシュ・プル
出力段を利用するECL回路の概略図である。
【図4】本発明に従って交流結合相補形プッシュ・プル
出力段を利用するNTL回路の概略図である。
【符号の説明】
1.ECL回路 2.トランジスタ 3.トランジスタ 4.トランジスタ 5.トランジスタ 6.トランジスタ 7.抵抗器 8.抵抗器 9.抵抗器 10.抵抗器 11.非しきい値論理回路 18.抵抗器 19.ECL回路 20.NPNバイポーラ・トランジスタ21.NPNバ
イポーラ・トランジスタ22.NPNバイポーラ・トラ
ンジスタ23.NPNバイポーラ・トランジスタ24.
NPNバイポーラ・トランジスタ25.NPNバイポー
ラ・トランジスタ26.PNPバイポーラ・トランジス
タ27.抵抗器 28.抵抗器 30.抵抗器 31.ダイオード 32.抵抗器 33.抵抗器 34.コンデンサ 35.コンデンサ 36.NTL回路 37.NPNバイポーラ・トランジスタ38.NPNバ
イポーラ・トランジスタ39.NPNバイポーラ・トラ
ンジスタ40.NPNバイポーラ・トランジスタ41.
PNPバイポーラ・トランジスタ44.コンデンサ 45.コンデンサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】そのエミッタが第1の回路ノードに接続さ
    れ、コレクタが第2の回路ノードに接続され、ベースが
    回路の入力端子をなしている、並列に接続された少なく
    とも1対の入力バイポーラ・トランジスタと、第1のバ
    イポーラ・トランジスタが第1の電圧源に接続されたエ
    ミッタ端子、出力端子に接続されたコレクタ端子、及び
    、ベースを有し、第2のバイポーラ・トランジスタが第
    2の電圧源に接続されたエミッタ端子、前記出力端子に
    接続されたコレクタ端子、及びベースを有している1対
    の相補形バイポーラ・トランジスタと、前記第1の回路
    ノードに接続されて、前記入力端子に加えられた入力信
    号のレプリカから得られた交流パルスを前記対をなす相
    補形バイポーラ・トランジスタのベースに同時に加える
    ことによって、瞬間的に、前記相補形バイポーラ・トラ
    ンジスタの一方を導通させ、もう一方を不導通にして、
    大過渡電流が前記導通したバイポーラ・トランジスタに
    流入するようにするパルス結合手段から構成される、交
    流結合相補形プル・アップ及びプル・ダウン回路。
  2. 【請求項2】前記パルス結合手段が、第1のプレートが
    前記第1の回路ノードに接続され、第2のプレートが前
    記第1の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベース
    に接続された第1のコンデンサと、第1のプレートが前
    記第1の回路ノードに接続され、第2のプレートが前記
    第2の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベースに
    接続された第2のコンデンサから成ることを特徴とする
    、請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】ベース端子が前記第2の回路ノードに接続
    され、コレクタ端子が前記第1の電圧源に接続され、エ
    ミッタ端子が前記出力端子に接続された第1のトランジ
    スタと、第1の端子が前記第1の電圧源に接続され、第
    2の端子が前記第1の相補形バイポーラ・トランジスタ
    の前記ベースに接続された第1の抵抗器と、前記第1の
    相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベースに接続さ
    れた陽極と、陰極を備えたダイオードと、第1の端子が
    前記ダイオードの前記陰極に接続され、第2の端子が前
    記第2の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベース
    に接続された第2の抵抗器と、第1の端子が前記第2の
    相補形トランジスタの前記ベースに接続され、第2の端
    子が前記第2の電圧源に接続された第3の抵抗器が、さ
    らに含まれていることを特徴とする、請求項2に記載の
    回路。
  4. 【請求項4】第1の端子が前記第1の電圧源に接続され
    、第2の端子が前記第2の回路ノードに接続された第4
    の抵抗器と、第1の端子が前記第1の回路ノードに接続
    され、第2の端子が第3の電圧源に接続された第5の抵
    抗器が、さらに含まれていることを特徴とする、請求項
    3に記載の回路。
  5. 【請求項5】第1の端子が前記第1の電圧源に接続され
    、第2の端子が前記第2の回路ノードに接続された第4
    の抵抗器と、前記第1の電圧源に接続された第1の端子
    と、第2の端子を有する第5の抵抗器と、コレクタ端子
    が前記第5の抵抗器の前記第2の端子に接続され、ベー
    ス端子が第1のバイアス電圧に接続され、エミッタ端子
    が前記第1の回路ノードに接続された第2のトランジス
    タと、前記第1の回路ノードに接続された電流源手段が
    、さらに含まれることを特徴とする、請求項3に記載の
    回路。
  6. 【請求項6】前記電流源手段が、前記第1の回路ノード
    に接続されたコレクタ端子、第2のバイアス電圧に接続
    されたベース端子、及び、エミッタ端子を備える第3の
    トランジスタと、第1の端子が前記第3のトランジスタ
    の前記エミッタ端子に接続され、第2の端子が第3の電
    圧源に接続された第6の抵抗器から成ることを特徴とす
    る、請求項5に記載の回路。
  7. 【請求項7】エミッタ端子が第1の回路ノードに接続さ
    れ、コレクタ端子が第2の回路ノードに接続され、ベー
    ス端子が回路入力端子をなす少なくとも1つの入力バイ
    ポーラ・トランジスタと、ベース端子が前記第2の回路
    ノードに接続され、コレクタ端子が第1の電圧源に接続
    され、エミッタ端子が出力端子に接続された第1のトラ
    ンジスタと、第1のバイポーラ・トランジスタが、前記
    第1の電圧源に接続されたエミッタ端子、前記出力端子
    に接続されたコレクタ端子、及び、ベースを有し、第2
    のバイポーラ・トランジスタが、第2の電圧源に接続さ
    れたエミッタ端子、前記出力端子に接続されたコレクタ
    端子、及び、ベースを有している、1対の相補形バイポ
    ーラ・トランジスタと、前記第1の回路ノードに接続さ
    れて、前記入力端子に加えられた入力信号のレプリカか
    ら得られた交流パルスを前記対をなす相補形バイポーラ
    ・トランジスタのベースに同時に加えることによって、
    瞬間的に、前記相補形バイポーラ・トランジスタの一方
    を導通させ、もう一方を不導通にして、大過渡電流が前
    記導通したバイポーラ・トランジスタに流入するように
    するパルス結合手段から構成される、交流結合相補形プ
    ル・アップ及びプル・ダウン回路。
  8. 【請求項8】前記パルス結合手段が、第1のプレートが
    前記第1の回路ノードに接続され、第2のプレートが前
    記第1の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベース
    に接続された第1のコンデンサと、第1のプレートが前
    記第1の回路ノードに接続され、第2のプレートが前記
    第2の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベースに
    接続された第2のコンデンサから成ることを特徴とする
    、請求項7に記載の回路。
  9. 【請求項9】第1の端子が前記第1の電圧源に接続され
    、第2の端子が前記第1の相補形バイポーラ・トランジ
    スタの前記ベースに接続された第1の抵抗器と、前記第
    1の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベースに接
    続された陽極、及び、陰極を備えたダイオードと、第1
    の端子が前記ダイオードの前記陰極に接続され、第2の
    端子が前記第2の相補形バイポーラ・トランジスタの前
    記ベースに接続された第2の抵抗器と、第1の端子が前
    記第2の相補形バイポーラ・トランジスタの前記ベース
    に接続され、第2の端子が前記第2の電圧源に接続され
    た第3の抵抗器から成る、バイアス回路がさらに含まれ
    ていることを特徴とする、請求項8に記載の回路。
  10. 【請求項10】第1の端子が前記第1の電圧源に接続さ
    れ、第2の端子が前記第2の回路ノードに接続された第
    4の抵抗器と、第1の端子が前記第1の回路ノードに接
    続され、第2の端子が第3の電圧源に接続された第5の
    抵抗器が、さらに含まれることを特徴とする、請求項9
    に記載の回路。
  11. 【請求項11】第1の端子が前記第1の電圧源に接続さ
    れ、第2の端子が前記第2の回路ノードに接続された第
    4の抵抗器と、前記第1の電圧源に接続された第1の端
    子及び第2の端子を備えた第5の抵抗器と、コレクタ端
    子が前記第5の抵抗器の前記第2の端子に接続され、ベ
    ース端子が第1のバイアス電圧に接続され、エミッタ端
    子が前記第1の回路ノードに接続された第2のトランジ
    スタと、前記第1の回路ノードに接続された電流源手段
    が、さらに含まれることを特徴とする、請求項9に記載
    の回路。
  12. 【請求項12】前記電流源手段が、前記第1の回路ノー
    ドに接続されたコレクタ端子、第2のバイアス電圧に接
    続されたベース端子、及び、エミッタ端子を備えた第3
    のトランジスタと、第1の端子が前記第3のトランジス
    タの前記エミッタ端子に接続され、第2の端子が第3の
    電圧源に接続されている第6の抵抗器から成ることを特
    徴とする、請求項11に記載の回路。
JP3328324A 1990-11-30 1991-11-18 交流結合相補形プル・アップ及びプル・ダウン回路 Expired - Lifetime JPH0787356B2 (ja)

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