JPH05508688A - 繊維機械にスライバを自動的に供与する方法および装置 - Google Patents

繊維機械にスライバを自動的に供与する方法および装置

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JPH05508688A
JPH05508688A JP91508725A JP50872591A JPH05508688A JP H05508688 A JPH05508688 A JP H05508688A JP 91508725 A JP91508725 A JP 91508725A JP 50872591 A JP50872591 A JP 50872591A JP H05508688 A JPH05508688 A JP H05508688A
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シュトロベル,ミヒャエル
フランツ,クラウス
シュラー,エドムント
カール,ルペント
ユーディング,ミヒャエル
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シューベルト、ウント、ザルツェル、マシーネン ファブリーク、アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維機械にスライバを自動的に供与する方法および装置 本発明は 繊維機械ないし装置の供給装置にスライバを自動的に供与する方法な らびにこの方法を実施するための装置に関するものである。
収容容器からスライバを取出し、繊維機械の供給装置にこれを供与することは公 知である(米国特許4838018号明細書)。しかしながら、この公知装置で はスライバを常に確実に受領することは出来ないことが知られている。この装置 ではスライバが容器中においてスライバ把握腕に対して偶発的相対位置を占める からである。このために繊維機械の供給装置に対する確実な供与が保証されない 。
そこで本発明の課題は、スライバが繊維機械ないし装置の供給装置に確実に導入 され、この機械ないし装置の操業が中断な(、あるいは僅かな中断で続行され得 ることを保証できる方法および装置を提供することである。
この課題はスライバ端部を特定の受領位置にもたらし、ここでスライバ端部をス ライバ始端として受領し、供給装置に交付することにより解決される。受領され るべきスライバが一定の位置に在るので、これは常に同じ位置で受領装置により 受領され、従って常に同様の態様で処理され得る。このような処理によりスライ バは一定の状態で供給装置に対する一定位置にもたらされ、従って繊維機械の供 給装置への交付および導入、すなわち供与が困難なく確実かつ迅速に行われる。
本発明において「繊維機械」と称するのはスライバを処理下降する装置であって 、例えば梳整機、紡績機、例えばリング紡績機、空気紡績機、オーブンエンド紡 糸機などがこれに属するが、スライバを加工処理するさらに他の繊維機械、例え ばカードウェブ材料、じゅうたんなどのためにスライバが供給される丸編み機な どもこれに含まれる。その作業部材は牽伸ローラ(例えば梳整機、空気紡績機) 、スピンドル(例えばリング紡績機)、解繊ローラ(例えばオーブンエンド紡績 機)、ニードルローラ(例えば丸編機)などである。これら作業部材の存在する 場所を、以下において作業位置を称する。本発明装置を併設使用するべき繊維機 械は、原則的に複数の作業位置を肴するが、本発明はこのことに制約されない。
本発明において「スライバ」と称するのは、粗糸の場合のように捩りがあるもの でも、あるいはこれがないものでも、とにかく繊維から成るスライバ全部を意味 する。
本発明において「供給装置」と称するのは、スライバを受領して繊維機械の作業 部材に給送するすべての装置を意味する。
スライバが受領位置において始めて制御された状態になる必要はない。スライバ 始端がまず準備位置にもたらされ、この準備位置から始めて受領位置に移送され ることが、ことに自動化になじむので好ましい。このスライバ始端準備位置は、 種々異なる位置に設けられるが、本発明方法の好ましい実施例によれば、この準 備位置(受領位置でもある)は、繊維機械に給送されるべき収容容器に設けられ る。この場合にも種々の異なる可能性がある。準備位置ないし受領位置を容器の 中央か、あるいはその周縁外側に置くのがことに好ましい。
繊維機械の供給装置にスライバ始端を正確かつ迅速に交付する観点からスライバ を蘭単に処理するため、容器から下方に垂下するスライバ端部の長さを少な(と も100 mm。
最大限200mmとするのが本発明においてことに好ましい。この範囲を逸脱す るスライバ端部長さでも処理は不可能ではないが、その受領が困難となりかつ/ あるいは長い過剰のスライバ部分を切除する必要があり、本来なくても済む繊維 ロスをもたらす。
容器充填の終了と共にスライバ端部が容器に設けられた準備位置においてすでに スライバ始端として準備されており、次いでこの始端を有するスライバが容器の 搬送により関連する供給装置の受領位置にもたらされることが、本発明により有 利に実現される。このようにして、スライバは容器充填から供給装置まで、すな わち搬送の間において、管理された状態に在る。スライバ準備位置にもたらすた めに、充填圏においてスライバを充填した容器は、スライバ充填位置から排出さ れ、そこで始めてスライバ導入を終了するのが好ましい。このようにしてスライ バを容易に容器周縁上に置くことができる。
容器周縁に在るスライバ端部を簡単に受領し得るようにするには、スライバが可 能な限り常に容器周縁上の同一個所に置かれねばならない。これを実現するため 、充填圏から容器を押出す方向に揃えて容器の後尾側面上にスライバを置くのが 好ましい。この一定のスライバ位置を供給装置前の受領位置に達するまで保証す るためには、スライバを充填した容器を関連する供給装置における受領位置まで 搬送し、この容器搬送の間スライバをこの位置に保持するのが有利である。容器 に対してスライバが一定位置に保持されるだけでなく、このように維持されてい るスライバの容器も、これが繊維機械供給装置に達したとき、作業部材に対して 一定の相対的位置ないし姿勢を維持する必要がある。この理由から、容器がスラ イバ始端を受領位置にもたらす瞬間まで回転しないように維持されることが望ま しい。
上述した配慮によりスライバ始端の受領が確実に行われる。この受領の確実性は 、準備位置および/あるいは受領位置において、スライバ始端を切断し、特定の 進路において所定の長さにすることによりさらに高められる。
これによりスライバ始端と受領部材との相対的位置が完全に保証された状態でス ライバが受領装置および給送装置に導入され得る。
スライバ始端の特定の進路における所定の長さにするための切断は、種々の態様 において行われ得る。特に好ましい方法は、スライバ始端の自由端部近くにおい てスライバを挾持し、他方端部を特定進路で運動可能に案内して切断する方法で ある。このようにしてスライバを供給装置に導入することにより、スライバをそ の給送路から逸脱させる必要がない。スライバの供給装置への導入がうまく行わ れない場合には、スライバは簡単に見出される。スライバ位置は少な(ともこの 導入路範囲に在るからである。
本発明の有利な実施態様によれば、供給装置に給送されるべき容器の上方に在る スライバ始端が受領位置にもたらされる。これによりスライバ始端はことに簡単 な方法で都合よ(供与され得る。この場合、供給装置の受領位置から給送される べきスライバの高さのために、この容器内に在るスライバが他の容器からのスラ イバと接触しないように保証される。
繊維機械の供給装置に対するスライバ導入を藺単にするために、供給装置への供 与のためスライバ始端の準備処理を行うのが好ましく、このために準備処理され るべきスライバ始端を一定の長さにするのが望ましい。これにより、スライバ給 送部材単位から突出している、供給装置への導入のためのスライバ始端自由端部 が、強い力ないしその他の影響力により、長い、しかしながら不定長さの切断片 の場合におけるよう4こ、任意の場所を占め得るのではなく、一定の姿勢をとる ことを保証する。
スライバ始端を供給装置に導入する際、直たにスライバ裂断が再び生じないよう にするため、これはスライバの本来の太さに相当する一定の最低限の太さを持た ねばならない。この理由から本発明方法の有利な他の実施態様では、スライバ始 端は一定長さにもたらされるが、本来の太さに相当しないスライバ切断片に切断 される。
スライバ始端の切断も種々の態様で行われえるが、一定の長さになされるべきス ライバ始端をスライバの相互牽引によりもたらすのがことに好ましい。
スライバ始端をさらに容易に供給装置内に導入するため、スライバ始端の準備処 理の際にスライバ始端を先細にすることが望ましい。準備処理されるべきスライ バ始端は、この際にその軸線に関して旋転せしめられる。これに加えであるいは これの代りに、準備処理されるべきスライバ始端は空気流に被曝されてもよい。
スライバ始端の供給装置への導入をさらに容易にするため、準備処理されたスラ イバ始端の形態を維持させるのが好ましい。このための方法にも種々の態様があ るが、スライバ始端を残渣をもたらさない揮発性媒体で一定時間処理するのがこ とに有利である。
本発明方法においてスライバ始端を準備処理位置あるいは受領位置にもたらす際 に保持体内に導入し、さらに後のスライバ供与工程および/あるいは準備工程の 間、スライバをこれに保持させた状態で給送することもできる。この場合、スラ イバは単に1回の、あるいはすべての処理工程のため、例えば梳整から供給装置 への供与に至るまで保持体内に滞留させ得る。これは操作のために特に便利な形 態に構成される。
繊維機械にスライバ始端を供与する場合、動作中の供給装置に直接的に供与する のが望ましい。供給装置中に導入されるべきスライバにその余剰部分によるルー プが形成されることを阻止するため、供給装置へのスライバ始端供給速度は供給 装置の作動速度に合わせて決定するのが好ましい。これは供給装置作動速度より 低速あるいは最大限等速でスライバ始端を供給装置に導入することにより実現さ れ得る。
スライバを確実に供給装置に導入するためには、供給装置前におけるスライバの 運動を監視させ、その搬送が検知されない場合にはスライバ導入を反覆させるこ とが好ましい。
オーブンエンド紡糸装置における供給装置へのスライバ導入に際して、供給装置 へのスライバ導入が成功した場合には直ちに糸継ぎ処理に接続することが望まし い。
オーブンエンド紡糸装置の場合には、スライバの欠除により繊維の流れが中断し 、糸切れを生ずるからである。
新規の糸継ぎの場合、紡糸単位に繊維が給送されると、糸との接続が行えないか らこれらの繊維は紡糸単位により牽引され得ない。一定した糸継ぎ位置を維持す るため、スライバが供給装置範囲で本来の太さに達するまでスライバは供給装置 内を走過させねばならない。この瞬間に達するまで繊維は紡糸単位に給送されて はならない。さもないと糸継ぎが阻害されるからである。この理由から、本発明 のさらに他の有利な実施態様では、糸継ぎ処理前、スライバ導入の間、スライバ 解繊によりもたらされた繊維は、紡糸単位の貯留部への進入を阻止され、拘束さ れる。
本発明方法においては、スライバの供給装置への導入の間、紡糸単位は回転し続 けるかあるいは断続的に制動され、有効紡糸減圧により供給装置内をスライバが 流動し、これにより紡糸単位内への進入が阻止される。このようにして糸継ぎ処 理を、スライバ導入に同調させねばならない必要がなくなる。これにより場合に より行われるスライバ始端の準備は、糸継ぎにではなく、供給装置へのスライバ 導入のみに同調させればよい。
繊維機械にスライバを交付する際に直ちに供給装置に導入することは必須不可欠 の条件ではない。本発明方法のさらに好ましい実施態様では、繊維機械への交付 に際して、スライバは常態的なスライバ走路に在る待機位置にもたらされ、ここ から任意の所望時点に供給装置前の給送位置にもたらされ、次いで作動する供給 装置にもたらされる。このような方法により、加工処理状態に在るスライバが未 だ出発していない時点で、すでにスライバの準備処理をなし得る。従って出発し たスライバ端部の新規スライバへの移行は、極めて迅速に行い得る。関連する処 理位置にスライバを収納した容器がもたらされるのを待つ必要はなく、従来のス ライバが走行の間にすでに新規の容器がその前に待機しているからである。
上述した方法において、供給装置に導入されたスライバの走行に応じて、待機位 置に在ったスライバ始端を導入位置にもたらす。本発明方法のさらに好ましい実 施態様では、スライバ始端を早目に導入位置にもたらし、すでに導入され終ろう としているスライバ末端と重畳して供給装置に給送する。このようにしてスライ バを供給装置に導入することにより、材料の流れの中断が全くなく、従って処理 位置に繊維材料が切れ目な(給送され得る。
常態的なスライバ走路に在る待機位置にスライバ始端を確実にもたらすためには 、待機位置におけるスライバ始端が滑動後退しないように阻止する必要がある。
このため待機位置にもたらされたスライバ始端を監視し、その導入が検知されな い場合には導入処理が反覆される。
このようにして待機位置には常に適時にスライバが存在し、その補給により供給 装置への導入が保証される。
スライバ始端導入の失敗は、スライバ始端に損傷をもたらす場合があるので、こ の際準備処理を反覆するのが好ましい。
自動的に除去され得ない大きな欠陥がある場合には、した後は、この試行を中断 し、失敗の信号を発するようにするのが好ましい。これにより故障に配慮して機 械を操作し、故障を排除する対策が取られ得る。
一定の位置に案内されるべきスライバは受領され、挾持され、次いで切断されて 特定の形状になされ、このように準備されたスライバは供給装置前にもたらされ 、これに導入されるのであるが、この場合一定長さのスライバが導入され、スラ イバ始端導入の失敗の場合に導入処理を反覆するため、導入結果を監視するのが 好ましい。
このようにしてスライバ供与の確実性が保証される。準備処理によりスライバは 好適の長さ、形状を有し、しかも所定の長さで供給装置内に導入されるからであ る。所定長さのスライバが供給装置に導入されることによりもたらされるその結 果の監視により、その失敗が検知可能となり、従ってスライバ供与の反覆により この作業位置の故障も回避され得る。
スライバの走行によりすでに新規のスライバが準備されているので、供給装置に 供給されたスライバ長さを監視し、所定長さを超過した場合、これに対応して追 加的容器を準備し、そのスライバ始端を供給装置に導入するのが好ましい。
新規スライバの導入をなるべく遅滞な(行えるように、所定長さのスライバが導 入されたところで、追加容器が準備位置にもたらされ、その間に準備処理されて いる容器中のスライバ始端が供給装置に導入される。
繊維機械の作業位置には、原則的に容器のための充分な余地がない。そこで供与 されようとしているスライバを収納する容器のために必要な追加的位置を繊維機 械の内部あるいは下方に調達しなくても済むように、導入されるべき、すなわち 供与されるべきスライバを収納している容器を待機位置に待機させ、次いでスラ イバを供給装置に供与させ、次いで新たに供与されるスライバを収納している容 器を繊維機械内あるいはその下の作業位置にもたらし、その前にスライバ供与を 終了した容器を作業位置から退去させて置くのが好ましい。
供給装置に供給されているスライバを収納している容器が実際的に空になってい るか否かを正確に把握するため、その容器内部を探査し、このスライバ欠除を探 知した場合、その間待機位置に準備していた新たなスライバの始端の供給装置へ の導入を解除するのが好ましい。
慣用の所定の直径を有する容器が2個所の隣接作業位置に在る場合、隣接する2 個の供給装置の作業位置に隣接して配置されている容器の背後に、予備容器とし ての第3の容器用の、供給装置へのスライバ導入のための待機位置を設けるのが 好ましい。
上述した本発明方法を実施するため、繊維機械ないし装置にスライバを自動的に 供与する装置に、特定の受領位置にスライバを保持し得るスライバ供与装置ない し部材、ならびに受領位置において給送されたスライバを受領し、かつこのスラ イバを供給装置に導入するためのスライバ給送部材ないし装置が設けられる。
スライバ供与装置は種々の態様に構成され得るが、最も簡単な実施態様において 、これは容器により形成され、ここで供与されるべきスライバが供給装置に提供 される。
この場合、スライバ釈放装置を具備するスライバ充填圏およびスライバ釈放装置 と容器との相対的運動をもたらし、これによりスライバ始端が容器の特定部分に 置かれるようにするための制御装置を設けるのが好ましい。
これにより、受領および供給装置への導入のためのスライバ端部の複雑な探索、 場合によりスライバ給送装置あるいはこの給送装置に接続されている装置におけ る複雑な方向変換の必要がなくなる。それのみでな(オーブンエンド紡糸装置に おける供給装置へのスライバ始端の確実な導入が保証される。
本発明の有利な実施態様によれば、容器内のスライバ捲回体中央にスライバ端部 を置(スライバ釈放位置が設けられる。
新規のスライバ始端としてのスライバ端部の受領は、種々の態様で行われ得るが 、スライバ端部の確実な受領のため、スライバ給送装置をスライバ捲回体中央部 分に配置できることが有利である。
本発明の他の有利な実施態様では、容器周縁上にスライバ端部を置くことができ るスライバ釈放装置が設けられる。この場合、スライバ給送装置はスライバ端部 の確実な受領のため容器周縁に沿って運動し得るようにすることが有利である。
スライバ始端が容器周縁の任意の位置ではなく、この場合にもその一定位置に置 かれ、次いでこれがスライバ給送装置によるスライバ受領のため極めて容易に見 出されるようにするために、スライバ供与装置は容器に固定されるのが好ましい が、慣用容器の使用を可能ならしめるようにこの固定は解除可能になされる。
スライバ供与装置はスライバ案内として構成するのが好ましいことが確認された 。この場合スライバはスライバ供与装置内でなお長手方向に運動可能であり、こ れはスライバ供与装置からのスライバ供与完了後の遅い時点で始めてスライバ引 抜きを可能ならしめるからである。
また本発明のさらに他の好ましい実施態様では、スライバ釈放装置を備えたスラ イバ充填処理圏と、上記釈放装置およびスライバ供与装置間の相対運動を行わせ 、これによりスライバ端部をスライバ供与装置内に置くための制御装置とが設け られる。
スライバ供与装置に置かれたスライバは、繊維機械の供給装置に繊維を供与する スライバ給送装置により直接受領される必要はない。多(の場合、ことに完全自 動化装置の場合、スライバ受領装置をその中間に設け、これは容器の一定位置に 置かれたスライバを受領し、その始端をスライバ給送装置に交付する機能を果た す。
前述したスライバ釈放装置の場合にも、スライバ受領装置は、容器中央のスライ バ捲回体の間にもたらされ得る。他のことに有利な実施態様においては、スライ バ受領装置は容器周縁に沿って運動し得るようになされる。
スライバ受領装置および/あるいはスライバ給送装置は、他の有利な実施態様に おいて、空気圧的に構成されることができ、スライバを確実に受領するため、ま たこれをスライバ給送装置および/あるいは供給装置に確実に交付するため、ス ライバ釈放装置および/あるいはスライバ受領装置および/あるいはスライバ給 送装置は、本賀的に筒状の、加圧/減圧源に切換可能に接続された本体本体部分 を有するのが好ましく、これはその自由端部に、その馬面の一部にわたり延びて いるフィルタを有し、この長さは通過せしめられるべきスライバ端部の長さに適 合せしめられる。その有効減圧によりスライバが受領され、加圧に切換えてスラ イバを供与する。
本発明による有利なl実施例によれば、スライバ釈放装置および/あるいはスラ イバ受領部材および/あるいはスライバ給送装置の空気力学的形態において、そ の本体部分はその長手方向に延びる複数個のフィルタ部分に分割され、各フィル タ部分が個別的に、すなわち各分割°部分相互間で無関係に減圧、加圧に切換え 可能になされる。これにより確実なスライバ受領および確実なスライバ釈放が保 証される。ことに好ましいのは、空気力学的スライバ釈放装置および/あるいは スライバ受領装置および/あるいはスライバ給送装置が、その運動、ことにスラ イバ釈放と関係して制御され得るようにすることで上述した装置によりスライバ 始端、ないしスライバ端部は、容器の一定位置に置かれる。この位置で繊維機械 にことに容易に供与されるように、充填処理圏から繊維機械の供給装置までの容 器の搬送のために、容器が一定の姿勢で作業位置にもたらされるようになされた 搬送装置を設けるのが好ましい。また容器を特定の態様で給送装置まで移動させ るために、本発明の有利な実施態様では、容器の周縁上方あるいは下方の近くに 配置される協働作用案内を容器および繊維機械に設けるのが好ましい。
容器のこの案内は種々の態様で構成され得るが、容器の形態を断面非真円とする のがことに好ましい。すなわち容器横断面を長楕円形に構成する。これにより容 器は、従来の容器にくらべてさらに多数の容器で繊維機械に対してならんで配置 されることが可能となり、これにより供給装置への新規スライバの迅速な供給の 準備が容易になされる。
横断面が細長の容器を使用する場合、扁平容器の収納容積を従来の横断面真円の 容器の収納容積に対応させることが好ましい。ことにオーブンエンド紡績機にお いて、縦長横断面容器収納容積を直径450ないし500mmの横断面真円容器 のそれに対応させる場合、容器幅をオーブンエンド紡績機の紡糸位置間の幅に対 応させ、横断面長さをその4倍程度とするのが有利である。なお、容器底分は揚 挙可能に分解し得るのが好ましい。
容器自体がスライバ供与装置として作用するのではなく、別個のスライバ給送装 置が設けられる場合、容器の案内はこのスライバ供与装置と結合するのが好まし い。
本発明のさらに他の実施例においては、スライバ供与装置は容器にではなく、機 枠端分に配設された、紡績機長手方向に対して横方向に移動可能の軌条に設けら れる。
これによりスライバ供与装置は軌条と共に作業位置にもたらされ、ここで軌条は 紡績機側方から突出するか、あるいは紡績機前方の作業空間の邪魔をしない、休 止位置に戻されることができる。
スライバ供与装置の態様と無関係に、これは垂直方向の種々の高さに設けられ得 る。容器の上方周縁より上にこのスライバ供与装置を設けることが、容器および スライバの処理のためにことに有利である。
スライバ供与装置は、原則的に種々の態様に構成され得るが、スライバ給送装置 によるスライバの受領のためには、これが相互間に間隔を置いて配設された2個 のスライバ保持体を有するのがことに有利である。この場合、スライバ保持体は 奉賀的に水平方向において同じ高さに設けるのが好ましい。
またスライバ保持体も、種々の態様で構成され得るが、できるだけ簡単に挿通お よび引抜きができるものが好ましい。この理由からスライバ始端の方向において スライバ案内としての第1のスライバ保持体と、挾持体としての第2のスライバ 保持体を設けるのが有利である。スライバをできるだけ迅速にスライバ保持体に 挿通するために、スライバ給送装置の挟持体はスライバ走路に対して横方向にお いて両スライバ保持体間にスライバの自動的挿通を可能ならしめる導入案内を設 けるのが好ましい。
スライバのスライバ案内への挿通をことに簡単ならしめるために、スライバ案内 には外方に向って放射状に形成されたスライバ案内スリットを設けるのが好まし い。
この場合開閉されるべき孔隙は必要なく、スライバ案内は単にスライバの導入、 排出のための運動可能であればよい。
スライバ挿通は手作業を必要としない。スライバの自動的挿通を行うため本発明 の有利な実施態様においては、スライバ案内にスライバ始端を挿通するための、 制御可能の挾持手段として構成された装置が設けられる。さらにスライバ案内か らスライバを自動的に抜取る装置を設けることが好ましい。本発明による簡単な 実施態様では、このスライバ抜取り装置を、スライバに対して横方向に運動可能 の、縦軸線に関して旋回可能の軸上に設けられたやっとこ状のスライバ把持部材 として構成する。このやっとこ状の部材は、スライバに対して横方向運動するこ とによりスライバを確実に把持するが、その旋回運動によりスライバの抜取りを 可能ならしめる。この確実な把持をさらに改善するため、スライバ把持部材に、 一定のスライバ走行路にスライバをもたらすべきスライバ案内を設けるのが好ま しいが、本発明装置の簡単な実施態様では、これは別個の部材ではなくスライバ 把持部材の構成部分とする。
スライバ案内からのスライバ抜取りを解除するため、スライバ監視装置と制御的 に接続されている切換え装置を設けるのが好ましい。これによりスライバ抜取り は、供給装置へのスライバ導入と関連して行われ、先行のスライバ供与が失敗し 、これが反覆されねばならないとき、そのようなスライバ抜取りが見過られる。
さらにスライバ供与装置へのスライバの過早な挿通を回避するため、本発明の有 利な実施態様において、スライバ挿通のための装置および/あるいはスライバ引 抜きのための装置をスライバ受領装置あるいはスライバ給送装置により構成する 。
スライバを特定の長さになし得るように、スライバ供与装置にスライバ長さ測定 標識を設けるのが好ましく、これによりスライバの特定の切断が簡単になされる 。
本発明装置の有利な実施態様において、スライバ給送装置は、受領位置に在るス ライバに対して横方向に運動し得る制御可能の挟持装置が設けられる。これはス ライバの受領後そのスライバ給送装置に対する相的位置が変わらないようになし 得る。この場合制御可能のスライバ給送装置挾持部材をローラ対として構成する のがことに有利であって、供給装置にスライバが導入された後これを再び釈放し 得るようにするため、これらローラ対間に挾持されたスライバが供給装置に供与 されると、両ローラは相対的に遠去けられ得る。両ローラが駆動される必要はな い。一方のローラを駆動回転ローラとし、他方を従動回転ローラとするのが好ま しい。
スライバがローラ対によりこれに簡単に受領され得るようにするため、ローラ対 を浮動的に軸支し、その挟持ラインを軸承側におけるスライバ支承体で限定する のが好ましい。これによりスライバはローラ対内で不確定な姿勢をとること、こ れにより交付され終る前に全部あるいは一部がローラ対から逸脱することが阻止 される。さらに好ましい本発明実施態様において、浮動的に軸支されたローラに それぞれ側条を設け、給送方向に回転せしめられる両ローラが相接近するように 構成する。これによりスライバは回転ローラによりスライバ支承体の方にもたら される傾向を示す。
スライバが確実に供給装置内に導入され得るように、スライバ給送装置と制御的 に接続されたスライバ監視装置を設けるのが好ましい。この場合、できるだけは 早く応答をもたらすため監視装置は供給装置の前で作用し得るようにするのが好 ましい。スライバ監視装置はまたスライバ給送装置に設けてもよい。この場合ス ライバ給送装置はローラ対を具備し、スライバ監視装置はローラ対の一方のロー ラに設けた走査装置として構成され、運動するスライバによりローラ対が駆動回 転せしめられるように構成される。この場合、駆動装置はカップリングを有し、 これにより制御可能になされ得る。カップリングは電磁継ぎ手であってもよい。
簡単であり、従って好ましい実施態様において、上述したスライバ監視装置は、 ローラ対を具備し、その周面に標識を設け、これが走査装置により走査される。
上述スライバ監視装置の良好な適合性を可能ならしめるため、標識は最大限90 ″の周面角度で形成され、原則的には4個以上の標識がローラ周面に施される。
この標識は種々の態様で構成され得るが、これはローラに刻設された条溝でもよ く、この場合には追加的な標識は不必要である。
さらに他の有利な本発明実施態様では、スライバ監視装置は、供給装置の駆動を 間断ない紡糸駆動により走査する装置により構成される。
供給装置へのスライバの有効な導入処理後、スライバを自動的に引抜くため、走 査装置をスライバ引抜き処理を解除する切換え装置として構成する。
紡績機における供給装置に特定の長さのスライバをスライバ給送装置が確実に導 入し得るようにするため、逆回転可能のローラに隣接してスライバ長さ走査装置 わ設け、これをローラ駆動装置と制御的に接続することができる。これによりス ライバ供与装置から任意の態様でローラ対に受領されることができ、これに対応 してローラをいずれか一方向に駆動回転させて、スライバをローラ対に対して所 望の相対位置にもたらすことができる。
スライバを確実に供給装置に導入するために、本発明の有利な実施態様において 、スライバ給送装置におけるローラ対の回転速度は、供給装置の周速度に対応し て決定される。この場合、上述両速度が等しいこと、またローラ対速度が供給装 置周速度より小さくなければならないことは前提条件ではな(、スライバ給送装 置におけるローラ対の速度が供給装置の周速度を土建ることなく、これによりス ライバ給送装置と供給装置間にループが形成されないようにするのが好ましい。
スライバ給送装置がローラ対を持たない場合には、供給装置周速度に対するスラ イバ給送装置の速度の決定は、スライバ給送装置の旋回速度の制御により行われ ることが好ましい。
繊維装置に給送されるべきスライバは、スライバ供与の際のスライバの裂断を回 避するため、標準の太さに対比して一定の太さを持っていなければならない。こ の理由から、ローラ駆動装置と制御的に接続されているスライバ太さ走査装置を ローラの部分に設けるのが好ましい。
この種の装置のために、ローラの対応する駆動により、所望の太さが達成され、 対応する指令がもたらされるまで、スライバが一方方向あるいは他方方向におい て揺動させることができる。
また繊維機械に給送されるべきスライバを導入のために良好な状態とするために 、2個の相対的に運動し得る部材を有するスライバ始端準備装置を設けるのが好 ましい。その一方はスライバ給送装置により形成される。この場合、スライバ始 端準備装置のスライバ給送装置は運動可能とし、これと協働するスライバ始端準 備装置の他の部材は固定的にするのがことに好ましい、スライバ始端準備装置は 、スライバ始端のこれへの確実な導入を保証するため導入漏斗を具備する。
スライバ始端に特定の形態を付与するため、この導入漏斗は駆動回転せしめられ る。この導入漏斗の回転によりスライバは先細になされることができ、これによ りスライバの供給装置への導入は著しく簡単かつ確実に行われ得る。
他の簡単かつ廉価な実施態様によれば、スライバ始端準備装置は、制御可能の吸 引導管を有する。この制御可能吸引導管により、スライバ始端は空気力学的に先 細になされ、所望の形態を付与され得る。
この吸引管作用は、少なくとも1個の吸引ノズルと共に軸方向および切線方向に 延びる素子を合流開口させることによりさらに強化される。スライバ始端を先細 にするための空気流は、吸引導管内面を螺旋状とすることによりさらに有効にな される。
スライバ始端を確実に繊維機械に導入するためには、その形状のみでなくスライ バ長さを重要な意味を有する。
この理由からスライバ始端準備装置は、簡単な構成のスライバ切断装置を具備す ることが好ましい。スライバ供与装置がスライバ長さ計測装置を有する場合、こ れをスライバ切断装置として構成することができる。これに代えて、あるいはこ れに追加して、切断装置を吸引導管内に設けることもできる。
簡単な装置実施例において、この切断装置は、支承体とこれに対して半径方向に 運動し得るナイフから構成され、ナイフは吸引導管中の内部空間の休止位置に配 置される。支承体の不均斉に磨滅を防止するため、この支承体はその軸線に関し て回転可能のローラとして構成される。このローラは、切断装置の各作動ごとに 、ナイフにより一定の回転角度だけ旋転し得るようになされるのがことに好まし い。
本発明の有利な実施態様によれば、スライバ切断装置は、スライバ給送装置と協 働作用する制御可能の挾持装置を構成するのが好ましく、ことにスライバ給送装 置自体を挟持装置として構成するのが好ましい。これによりスライバの相互牽引 によりことに確実な切断ないし裂断が可能になる。この挟持装置は種々の態様に 構成され得るが、例えばスライバ始端の先細化処理を同時に行わせ得る。スライ バ給送装置と協働作用するスライバ始端準備装置の挾持部材を、制御的にスライ バ給送装置のローラと接続する。これによりローラ対を逆方向回転させて、ロー ラ対と挟持体の間のスライバを相互牽引することにより裂断する。
スライバ始端準備装置は、また他の態様に構成することができ、本発明の好まし い実施態様において、スライバ給送装置と協働作用する挾持部材は、対向方向に 駆動回転せしめられる1対のローラにより形成される。この場合、ローラ対は交 叉状態に配置され、このローラ作用によりスライバ先端は先細になされる。
供給装置に給送されるべきスライバ始端を一定の長さにするために、スライバ給 送装置およびこれと協働作用する挟持部材にこれらの間の間隔を変えるための駆 動装置が設けられる。スライバ給送装置と協働作用する挟持部材は、スライバ給 送装置に対して揺動せしめられることにより、あるいはスライバ給送装置のこれ と協働作用する挟持部材に対して揺動することにより、これら両者間の間隔が増 大せしめられ、これによりスライバが相互に牽引され、裂断される。この場合ス ライバ給送部材のローラ対が、スライバ切断装置の一部をなす。
本発明の好ましい他の実施態様によれば、スライバ切断装置はスライバ始端方向 においてローラ対に接して配置されたさらに他の制御可能挟持部材が設けられ、 スライバ切断をさらに確実ならしめることができる。
切断に際して、スライバはローラ対上流に設けられた他の挟持体により傷害され ることはない。ローラ対の上流に設けられた他の挟持部材は、相互に補充する形 状の、好ましくは丸味を形状の2個の挟持部材単位を有するからである。この場 合、相協働してスライバを把持する両挾持部材単位は、一方が凸レンズ状横断面 を有するのがことに好ましい。
制御可能の両挟持部材は、両者合体してスライバ切断装置を構成するが、同調し て制御され得るようにするのが好ましい。
スライバの確実な一定の切断をもたらすため、本発明の他の好ましい実施態様で は、スライバ切断装置の両挟持部材間の最少限間隔が、スライバを構成する繊維 のステープル長さにより決定されることが好ましい。まだ切断装置の両挟持部材 間の最大限間隔は、ステープル長さの2倍より大きくなされ得るのが有利である 。
両挟持部材間の相対運動は、それぞれの任意の運動により行われ得る。しかしな がら、両挟持部材の少なくとも一方が最少限間隔を増大させるため揺動し得るよ うにすることが好ましい。
供給装置に充分な長さのスライバを給送し得るようにするため、スライバ始端準 備装置は、制御的に制御装置に接続されているスライバ長さ走査装置を具備する ことが好ましい。この制御装置は、スライバ切断装置を適当に操作することによ り、あるいはその他の方法で所望長さのスライバが繊維機械における供給装置に 遅れて給送され得るように作動する。この場合、制御装置はスライバ給送装置の ローラのための駆動装置と制御的に接続され、ローラを一方向あるいは他方向に 駆動し回転させて所−望長さのスライバを準備するのがことに好ましい。
スライバがスライバ始端準備装置内において与えられた形態を供給装置に導入さ れるまで不変的に保持し得るようにするため、スライバ始端準備装置はスライバ 始端に作用するためのスライバ始端固定装置を具備し得る。
この装置は種々の態様に構成され得るが、噴霧装置として構成することがことに 好ましい。この噴霧装置によりスライバ始端は供給装置への導入前に固定媒体を 噴霧され安定化される。本発明の有利な他の実施態様によれば、この噴霧装置は 凍結装置として構成される。
スライバ供給装置への導入は、その前にスライバ保持体を設けることによりさら に容易になされる。この場合スライバ保持体は1個ではなく少なくとも2個とし 、これらが選択的に準備装置に置かれあるいはもたらされ得るようにするのが好 ましい。
本発明のことに好ましい実施態様において、少なくとも1個のスライバ保持体は 開閉可能になされ、ことにスライバ給送装置の運動および/あるいは位置に対応 して制御され得る。スライバ保持体は導入漏斗として構成するのがことに好まし い。
スライバ始端の受領および供給装置への供与のために必要な装置をそれぞれの作 業位置ごとに設ける必要をなくするために、スライバ給送装置および場合により さらに他の補助装置、例えばスライバ始端準備装置、挟持装置を、多数の同様の 作業位置に沿って移動可能の待機位置を設けるのが好ましい。
本発明装置のさらに他の有利な実施態様では、スライバ保持体および場合により 他の補助装置、例えばスライバ始端準備装置、挾持装置を搬送装置に配備する。
これにより同一搬送装置が多数の繊維機械ないし装置と協働することができ、さ らに好ましい実施態様では、これらスライバ保持体および上記補助装置は高さを 調整できるように搭載される。
本発明は繊維機械における供給装置にスライバを自動的に供与することを可能な らしめる。これによりスライバ欠除のたびにスライバ供与続行のため作業員が直 ちに現場におもむく必要がなくなるので、作業中断時間が著しく短縮される。こ れは単一の待機装置ないし搬送装置により行われることができ、また紡績機の場 合には必要に応じ糸継ぎも行うことができる。
以下において添付図面に示される実施例につき本発明をさらに詳細に説明する。
添付図面中、第1図は本発明装置を付設したオープンエンド紡糸装置の側面図、 第2図はスライバを一定の受領位置に保持するスライバ支承台ならびにスライバ 給送部材を有する本発明装置の平面図、 第3図は本発明処理工程のフローシャート、第4図はスライバを収納した容器と 本発明による給送部材との断面図、 第5図は給送装置前の交付位置におけるスライバ給送部材の略図的側面図、 第6図はスライバ給送部材と共に示される収納容器の平面図、 第7図は本発明によるスライバ給送装置と共に収納容器を示す側面図、 第8図は第7図の改変形を詳細に示す側面図、第9図は本発明によるスライバ受 領装置と共にスライバ充填処理圏を示す部分的断面図、 第10図は第9図に示された装置の改変形を示す同様の図面、 第11図は本発明対象をスライバ充填処理圏およびオープンエンド紡糸装置と共 に示す略図的平面図、第12図は本発明により構成された容器の側面図、第13 図は本発明により構成されたスライバ始端準備装置、 第14図はスライバ供給装置ならびにこれと作用的に接続されたスライバ給送部 材の概略説明図、第15図は本発明によるスライバ始端準備装置の改変形を示す 図面、 第16図はスライバ始端準備装置の他の改変形を示す略図、 第17図は本発明によるスライバ始端準備装置のさらに他の改変形を示す横断面 図、 第18図は本発明対象を織成機の供給装置と共に示す略図的説明図、 第19図は本発明対象を梳整機、スライバ充填処理圏およびオープンエンド紡績 機と共に示す略図的平面図、第20図は本発明によるスライバ給送部材を斜視図 で示す説明図、 第21図は本発明によるスライバ始端準備装置の他の改変形の説明図、 第22図は本発明装置をスライバ板取り装置と共に示す略図的斜視図、 第23から25図は紡績機と1個もしくは複数個の、種々の位置および姿勢にあ る扁平容器を示す図面、第26および27図は容器の案内供給を示す横断面図、 第28図は本発明による寸法割合を有する扁平容器の平面図、 第29図はオープンエンド紡績機前の搬送装置を示す斜視図である。
すでに前述したように本発明の対象は、種々のスライバ加工処理する繊維機械な いし繊維装置と結合して使用されるが、以下においては具体的実施例として、一 般的なオープンエンド紡糸装置1のために使用される場合について説明する。
オープンエンド紡糸装置lは一般的にオープンエンド紡績機16の一部をなし、 紡績機の一方側あるいは両側に同様のオープンエンド紡糸装置1が多数併列配置 される。各紡糸装置1は、図示の実施例では紡糸ロータ10として形成される紡 糸単位を有する。この紡糸ロータ10は公知の態様でシャフト100に装着され 、図示の実施態様では接線方向ベルト101により駆動回転せしめられる。紡糸 ロータ10はロータケーシング102内に配置され、その内部空間103は吸気 管末端104を経て図示されていない真空源に接続されている。
紡糸ロータシャフト100は、ブレーキ11により制御されることができ、略図 的に示される伝動リンク機構12を介して操作レバー13に連結される。この操 作レバー13の自由腕部が矢印P4の方向に押圧されると、紡糸ロータ10のシ ャフト100にブレーキ11が接触し、ロータが制動される。このブレーキ11 は、伝動リンク12および操作レバー13から成る機構は、弾性部材により矢印 P4、従って矢印P5の方向に対抗して適宜の態様で押圧されており、従って矢 印P4方向への押圧の終了によりブレーキ11はその非制動位置に復帰せしめら れる。第1図によれば、ブレーキ11.伝動リンク12および操作レバー13か ら成る機構を押圧する弾性部材は、押圧発条130として構成され、これは操作 レバー13の伝動リンク12に近接する腕部および詳細には図示されていない機 枠部分により支承されている。
繊維を紡糸ロータ10に供給するために供給装置2が設けられており、図示の実 施例によれば、これは供給ローラ20および供給架台21から成り、後者は旋転 可能に装着されており、押圧発条22により供給ローラ20に対して弾性的に押 圧される。供給ローラ20に続いてケーシング23内に解繊ローラ24が設けら れ、これは常態的操業の間その高速回転により、容器40から供給されるスライ バ4を解繊して繊維(図示せず)となし、これはケーシング23から紡糸ロータ lOまで延びている繊維給送導管25を経て、紡糸ロータ10に供給される。
繊維は慣用の態様で紡糸ロータ10内の繊維集合位置に集められ、ここで糸44 の終端により捕捉され、次々に終端に取込まれる。糸44はロール対27により 糸排出導管26を経てボビンローラ29により駆動され、回転するボビン28に 巻取られる。
糸排出導管26とボビンロータ29の間の糸走行路には糸監視装置14が設けら れ、巻取られる糸44を監視する。
本発明装置を理解するために必要でない他の部材、例えば糸緊張ブラケット、糸 変向案内、糸返送装置、糸終端準備装置などは、図面を見やす(するために図示 されていない。
オープンエンド紡糸装置lは、被蓋105により被覆されており、これを貫通す る給送漏斗106を具備し、機枠107により支承されている。被蓋105には 警報装置15、例えば警告灯が設けられ、これは糸監視装置14(通常、図示さ れていない制御装置との間に設けられ)と接続されている。
紡糸ロータケーシング102の下方において、機枠107にはスライバ供与装置 3が装着されている。図示の実施例においては、この機枠は案内部材30により 機械長手方向に直交して摺動可能に装着されている。スライバ供与装置3はこの ために軌条ないし案内杆状体300を有し、これは案内部材30を貫通して機枠 側方端部にストッパ31を有する。このストッパ31と反対側の端部には、第2 図に示されるように、互いに間隔を置いて設けられたスライバ保持体32および 33が装着されている。
スライバ保持体32は、螺旋状のスライバ案内部材として構成され、螺旋320 および321の間にスリット322を存し、これは両螺旋320と321により 包囲されるスライバ案内帯域から半径方向外方に至る。
容器40内におけるスライバ4の受領がスライバ保持体32と33の間で行われ るように、両者間の間隔aの寸法が定められる。第2図によれば、これはベンチ 状に形成され、案内杆状体300に固定装着されたペンチ状素子330と、これ に対して運動可能に設けられた第2素子331とから構成される。この素子33 1は押圧発状332により押圧され、この発状自体は案内杆状体300により支 承されている。従ってペンチ状素子331は、ペンチ状素子332に対して弾性 的に対抗保持される。
画素子330および331の自由端部334および335は、図示の実施例にお いては、常に相互が遠去かるように構成されている。従ってこれら両端部334 および335は、スライバ案内導入部を構成し、スライバ走行部分においてこれ に直交する方向で両保持体32.33の間隔を狭め、これにより矢印P3 (第 1図参照)の方向にスライバ4を自動的に誘導することができる。
スライバ供与装置3は第1図に明瞭に示されるように、スライバ容器40より上 方に位置し、従って供給装置2より下方ではあるが、容器40より上方に在るス ライバ受領位置からオープンエンド紡糸装置1へ向けて延びるスライバ4は、他 の容器41の上方を案内され、供給装置2と容器40との間に配置されている容 器41内にその上方縁辺に至るまで堆積されているスライバ42と接触すること はない。
両スライバ保持体32および33の間に延びるスライバ4を受領するため、スラ イバ給送部材5が設けられる。
第1および2図によれば、これは回転可能に装着されたローラ対50.51の形 態における制御可能挾持装置として構成される。このうちローラ50の方は、カ ップリング501の介在下にモータ500により駆動回転せしめられ、他方のロ ーラ51は従動ローラとして作用する。
すなわち駆動ローラにより回転せしめられ、これらローラ対間に置かれるスライ バを受領し引込む。従動ローラとして構成されたローラ51は、旋回することに より他方のローラ50に対してこれから離間し、両ローラ50と51の間に楔状 間隙を形成し得るようになされる。ローラ51のためのこの旋回機構は、図面を 簡潔にするため図示されていない。
スライバ給送部材5は、さらに全体として杆状部材53上に旋回可能に装着(第 2図の旋回中心530)されており、スライバ給送部材5から側方に腕状部材5 4が延びており、これは電磁石541の接極子540とリンク結合されている。
構造的に上述した装置の作用を以下に説明する(なお、第3図のフローチャート も参照され度い。これについては後述するが、太線で囲まれた処理工程DSE、 Hおよび工は必須不可欠のものである)。
紡糸処理が常態的に行われている間、新規容器41はすでに準備されており、ス ライバ4は供与装置3に導入されており、前回のスライバ排出の際に新規スライ バがすてに給送部材5により受領されており、オープンエンド紡糸装置1へのス ライバ供給、交付が完了していなければならない。新規スライバは、スライバ供 与装置3の下方に置かれている容器40から受領され、このスライバの始端(第 2図の43)は、容器上方に在るスライバ保持体33に置かれている。これは矢 印P3 (第1図)の方向への1回の運動(自動的もしくは平均的)で実現され 得る。すなわち、これは両ペンチ状素子330,331の自由端部334.33 5に円錐状スリットを形成し、弾性的に装着されているペンチ状素子331が押 圧発条332の力に抗して他方のベンチ状素子330から遠ざけられ、従ってス ライバ4の始端43が画素子330および331の自由端近くにおいて保持され ることにより可能ならしめられる。スライバ4の矢印PL (第2図参照)の方 向における運動により、スライバ4はスライバ保持体32にもたらされ、これに よりスライバは軸線方向に案内され運動せしめられる。そこでスライバ4は、一 定のスライバ受領位置(スライバ給送=工程D)に達し、容器40上方の所定長 さの特定スライバ走路をもたらす。
前回のスライバが排出されると、スライバ4の欠除により糸44が引張られるの で、糸監視装置14が作動する。糸監視装置14は慣用の態様でオーブンエンド 紡糸装置1の信号装置15に信号を付与する。
当初休止位置5′ (第1図右端)に在ったスライバ給送部材5は、この信号に より休止位置5′から受領位置(第2図)に在るスライバ4まで横方向に運動せ しめられる。これによりローラ50および51は拡開されて楔状スリット52を 形成し、これによりスライバ4は新規スライバ始端43としてのその先端で両ス ライバ保持体32.33の間において受領される(スライバ受領=工程E)。こ のスライバ受領後、ローラ51はローラ50に向けて旋回され、スライバ4はこ の両ローラ50.51間に挾持される。次いでスライバ給送部材5が、オープン エンド紡糸装置1の供給装置2の前にもたらされ、これにより電磁石541が励 起され、ローラ50.51が旋回点を中心として旋回せしめられ、これらローラ 対は杆状部材53に対して直角位置にもたらされる(第2図中に破線で示される 給送位置5′)。スライバ給送部材5のこの運動により、スライバ4の始端43 はスライバ保持体33から引抜かれる。スライバ給送部材5の供給装置2に至る までの運動により、スライバ4はスライバ保持体32により妨害されることなく 、引抜かれることができる(スライバ供与=工程H)。
スライバ供与後もスライバ4は任意の長さで、すなわち排出(自動的もしくは手 動的)に至るまでの任意の時点、例えば新規のスライバがスライバ給送部材5に 導入される時点まで、スライバ保持体32に残留する。スライバ保持体32によ るその軸線方向可動性は阻害されないからである。
すでに述べたように供給装置2の前方において、スライバ始端43の供給装置2 への導入を容易ならしめるための供給漏斗106が設けられている。この供給漏 斗106内 スライバ始端43が導入された後、ローラ50.51から成るロー ラ対が駆動され、スライバ4の始端43は、供給ローラ20と供給架台21の間 に達し、これから解繊ローラ24に交付され得る(スライバ交付=処理工程I) 。
このためには供給装置2が、スライバ給送部材5の前進運動と同調して、あるい はスライバ給送部材5のo−ラ50の駆動と同調して駆動される必要がある。こ の目的から、モータ500、カップリング501および電磁石541が、全体的 制御装置93(第14図)に接続され、これと、場合により機械側の制御装置1 8(第18図)の介在下に、供給装置2の駆動手段200とが接続されている。
第14図によれば、回転ローラ20には、制御装置93および/あるいは制御装 置18(第18図)により制御される別個の駆動手段200が設けられる。
スライバ供与装置2の駆動開始との同調は、種々の態様で行われ得る。スライバ 給送部材5の供与のための運動に対応して、すなわちスライバ給送部材5と供給 装置2との間の一定の間隔の達成に対応して、この運動を制御する制御装置93 が、供給ローラ20用の駆動手段200のスイッチオンのための制御ばるすを生 起させる。スライバ給送部材5が供給装置2に向かってさらに運動する際に、こ れはスライバ給送部材5に供与されるスライバ4を把持し、解繊ローラ24に給 送して個々の繊維に解繊させる。
しかしながら、供与されたスライバ4を受領し得るようにするため、供給装置2 のみを駆動させることは原則的に適当ではない。さらにスライバ給送部材5のロ ーラ50.51と供給装置2との間にスライバが過剰量供与されないことが重要 である。従って、制御装置18および93により、スライバ走行速度に対するス ライバ給送速度を決定する。この目的のために、例えばスライバ給送部材5の供 給装置2に接近する旋回速度が、供給ローラ20の周速度と、供給装置2の引込 速度とに適合せしめられる。
スライバ供与速度とスライバ導入速度の間の同調を行うために適当な装置を第1 4図により説明する。この目的を達成するため、固有の駆動手段200により駆 動回転せしめられる供給ローラ20のシャフト201に、遮光板202を装着し 、これは光源204と光電池205間に在って、ローラ回転数に対応する遮光を 精査する。
これに対応する指令信号が導線を経て制御装置93に与えられる。この制御装置 93はこれに対応して供給装置2を経てもたらされるパルス列により、給送部材 5の供給装置2への接近速度およびスライバ4の供給装置2への導入速度を制御 する。この給送部材5の運動速度は、供給ローラ20の周速度と同じ程度である か、あるいは極めて僅かに小さく、従つて導入されるべきスライバ中におけるル ープ形成は確実に阻止される。
あるいはまたスライバ給送部材5を供給装置2の前方まで任意の速度で運動させ 、ここでスライバ給送部材5を停止させ、そのローラ50のモータ500を駆動 させることもできる。このモータ500は、ローラ50が供給ローラと同じ周速 度をもたらすか、あるいは若干低い周速度をもたらすようになされ、この場合ロ ーラ50゜51と供給装置2との間のスライバは若干伸張される。
スライバ4がすべて供給装置2内に導入され終った場合(これは通常一定時間経 過後に経験に応じて想定され得るか、あるいはスライバ給送部材5の旋回運動の 終了により生ずる)、スライバ給送部材5を旋回させてスライバを除き、その原 位置に復帰せしめられ得る。ローラ50.51から成るローラ対は停止され、ス ライバ供与処理は終了する。
供給装置2に導入されるべきスライバがなくなることにより、糸の切断が生ずる 。これにより紡糸処理は中断され、新規スライバ4の導入により新規の糸継ぎが 行われねばならない(糸継ぎ=工程上)。この新規の糸継ぎは、慣用の態様によ り紡糸素子の掃除、糸継ぎに適当な糸終端の紡糸ロータ10あるいはその他の紡 糸素子の繊維集合面までの逆送により行われる。この場合、対応する時間調整に より供給装置2の駆動で繊維が繊維集合面に供給され、糸終端に取込まれ、再び 紡糸ロータ10ないしその他の紡糸素子(例えば摩擦紡糸素子)からローラ対2 6により牽引され、ボビン28に捲回される。本発明方法および本発明装置と共 に使用されるべき種々の糸継ぎ方法があるが、その詳細な説明はここでは省略す る。
スライバ4の新規の供与によりスライバ始端43からもたらされる繊維は、供給 装置2からもたらされるスライバ供与の時間的不確定性の故に、糸継ぎのために は使用できない。そこで糸継ぎ処理前、スライバ4を紡糸素子の一時貯蔵空間へ 導入、供給する間、繊維が中絶する。
これは例えば停止せしめられ、あるいは間欠的に制動されて著しく減速せしめら れ紡糸素子において、繊維が紡糸減圧により吸引され、この吸引空気流に帯同さ せることにより生ずる。しかしながら、これに対しては繊維の供給装置2と紡糸 素子との間の走路においてこれを吸引し帯同する補助吸引を生じさせることによ り対処され得る(スライバ始端帯同=工程J(第3図))。
第1図に示される実施例において、上述した理由から紡糸ロータ10は、スライ バ4の始端を解繊ローラ24に給送している間、操作レバー13を矢印P4方向 に操作することにより制動される。ロータケーシング102中において、吸気管 末端104を経てもたらされる減圧のために、繊維供給導管25を経て紡糸ロー タ10に供給される繊維は、再びロータケーシング102から引戻され、従って 紡糸ロータ10中の繊維はもはや繊維リングを形成し得ない。
解繊ローラ24により解繊されたスライバ4の始端43が、常態的操業の際に示 されるような常態的スライバ品質を示すような長さだけ引戻された後で、前述し たように通常の態様で糸継ぎが行われる。例えば供給装置2は上述した時間だけ 停止せしめられ、その後に始めて駆動されるので紡糸ロータ10内における繊維 リングの形成が行われ得る。この繊維リングに、ボビン28により保持され、糸 継ぎのために待期している糸44の先端が係合し、しかる後糸44が公知の態様 で牽引され、係合せしめられる。
あるいはまた、繊維が紡糸ロータ10に到達して始めて上述の可能性がもたらさ れるのではなく、解繊ローラ24周辺ですでに、糸44の始端がその繊維全面で 紡糸ロータ10中に引込まれるまで、繊維が吸引されるようにすることもできる 。次いで繊維の空気流帯同が終了し、再び繊維の紡糸ロータ10への供給が行わ れ、すでに紡糸ロータ中に存在する糸44と係合せしめられ、次いで糸が常法に より牽引される。
この係合後、スライバ供与装置3を再び釈放状態とする必要がある。これはスラ イバ4を矢印方向P2 (第2図)においてスライバ保持体32から引抜くこと により行われる(スライバ引抜き=工程間)。これによりスライバ供与装置は、 スライバ4がなくなったときに新たなスライバ4をあらためてオープンエンド紡 糸位置1に供与するための準備として、新規スライバ4導入のため再び釈放状態 になされる。このスライバ抜取りは、前述したように、スライバ供与後の任意の 時点で、スライバ保持体32がその軸方向におけるスライバ4の運動を可能なら しめる姿勢となったときに、行われ得る。
オープンエンド紡糸装置1においてそもそも糸継ぎが行われ得るための前提条件 は、スライバ供与が問題なく終了していることである。このためにスライバ供与 は、これが失敗したことが確認されたとき、監視され、反覆される。その成功あ るいは失敗は、スライバ制御により藺単に確認される。スライバ供給装置2に反 対された後にこれが引込まれない場合には、搬送が行われずに停止する(牽引制 御=工程K)。
スライバ搬送を検査し得るために、第14図に示されるようにスライバ監視装置 520が設けられる。図示のら成り、スライバ給送部材に配置される。ローラ5 0には第14図に示されるように標識502が設けられ、走査装置のセンサ50 3により走査される。走査装置の迅速な反応を可能ならしめるために、図示の実 施例では、ローラ50における標識は、なるべ(密に、最大限回転角度90″に わたり設けられる。ローラの直径にもよるがこの角度はなるべ(小さい方がよい 。センサ503はスライバ給送部材5ないしその制御装置93に接続され、これ には同様にローラ50駆動用のモータ500ならびに他方のローラ51用の電磁 石541も接続されている。
この制御装置にはさらに警報灯94も設けられる。
供給装置2に対するスライバ交付後、制御装置93により設定される一定の時間 に、ローラ50用のモータ500は非作動状態に、センサ503は作動状態に置 かれる。
このセンサ503により、第14図には示されていないスライバ4が供給装置2 に確実に導入されたか否かが確認される(導入制御=工程K)。スライバ4が正 しく供給装置2内に導入されれば、供給装置2に導入された、モして解繊ローラ 15(第1図)の供給ローラ20に給送されるべきスライバ4は、スライバのロ ーラ51を除いて、制御装置93により制御されるカップリング501によりモ ータ500より前方に分離されているローラ50を帯同牽引する。センサ503 はこれと共に対応するパルスを制御装置に送り、ローラ50および51はスライ バ4から釈放され、その常態位置に復帰せしめられる。
これに対してスライバの交付が失敗した場合には、上述した状態と異なり、スラ イバ4は搬送されないからローラ50は駆動されず、従ってセンサ503は制御 装置93にパルスを送ることができない。この場合制御装置93は警報灯94を 点灯し、作業員はスライバ供与処理をあらためて行う。
もちろんスライバ供与処理は自動的に開始されることもでき、この場合には何度 もの試行を行ってもなおスライバ供与が具合よく行わなかった場合のみ警報灯が 点灯される。
スライバ供与の自動的反覆は、スライバ給送部材5がスライバを釈放し、スライ バ受領位置へあらためて戻し、スライバ4があらためてスライバ供給装置2に給 送されるように前述した態様で受領される(工程E;スライバ受領)ことにより 行われ得る。
導入処理が何度も失敗する場合は、それ以上の試行はもはや成功しないものとし て、作業員による処置が要求される。従って所定回数の試行、例えば3回の試行 の失敗(試行失敗回数計算ユニ程N)後、失敗信号が出され、その結果、例えば 上述の警報灯94が点灯される(試行失敗告知=工程O)。
第20図はこれには図示されていないモータにより駆動されるローラ50と、従 動ローラとして構成されたローラ51とを有するスライバ給送部材5の改変実施 例の部分的斜視図である。解放受領装置において、回転している両ローラ50お よび51の間にはすでに前述した楔状開口52が形成されている。両ローラ50 .51はケーシング504中に装着されており、スライバ支承体として作用する ケーシングのローラ基部側面505は、スライバ4が、ことに供給装置2に向け て給送される場合に、両ローラ50.51間から抜は落ちないように作用する。
さらに両ローラ50.51にはねじ様のらせん条溝506.511が形成され、 ローラ50.51がスライバ給送方向、すなわちスライバ始端43方向に向けて 回転せしめられる場合、スライバがローラ基部方向に接近するようになされてい る。この条溝506.511は、第14図に示された標識502の機能をも追加 的に果たし得る。
ローラ50を矢印P19方向に駆動回転させると、ローラ51は矢印P20方向 に従動回転せいめられ、これらに接触案内されている方向に移動させる力が作用 し、これによりスライバ4は間隙52に形成されたケーシング504のスライバ 支承側面505に向けて押される。スライバ支承はもちろんその他の態様におい ても行われ得る。
第1および第2図について説明した実施例において、スライバ4受領位置は、ス ライバ保持体32および33の作用位置により決定される。図示の実施例におい て両スライバ保持体32.33は共に水平平面内に配置されている。しかしなが らこれは絶対の前提条件ではなく、両スライバ保持体32.33の相互配置が、 スライバ給送部材5による受領を原則的に変えないようにすることができる。ス ライバ給送部材5が場合により図示の1対のローラ51に形成されることもでき るが、この場合、第1図実施例に対してスライバ4の受領位置を90″だけ旋回 させればよい。
スライバ4を単に所望の走路において限定された長さにわたり維持するのみでな (、軸線方向においても維持するため、これまでの実施例ではスライバ保持体3 3はペンチないしやっとこ状に形成されている。しかしながらこのスライバ走行 維持は他の手段、例えば吸気あるいはマジックテープでも行われ得る。また両ス ライバ保持体32.33を維持手段として構成することも可能である。また両ス ライバ保持体32.33の場合に、軸線方向運動を許容する案内部材としても、 また保持体32.33からの逸脱を阻止するペンチ状部材としても作用するよう に構成することも可能である。
またスライバ供与装置3をオーブンエンド紡績機16に移動可能に装着すること も必須不可欠ではない。オーブンエンド紡績機の側方に突出したスライバ供与装 置3もこれが邪魔にならない場合には、機枠107に固定的に装着することもで きる。
上述した方法を実施する場合に、スライバ供与装置3を別個の装置とすることも 必須の前提条件ではなく、収納容器40などに収納位置を設けること、すなわち 収納容器40自体をスライバ供与装置として設けること、および/あるいはその ように構成すること、スライバ4をオーブンエンド紡糸装置lあるいはその他の 繊維装置の収納容器40から受領するためにスライバ給送部材5を前方に配置す ることも可能である。
このような第1の実施例を第4図についてさらに詳細に述べる。ことに図示され ているように、スライバ4のための収納容器40の中心部分400に、空隙部分 が形成されており、ここからスライバ始端43が突出している。オーブンエンド 紡糸装rjllの供給装置2ヘスライバを導入するため、スライバ始端43を構 成するスライバ端部を容器40内の軸線方向に確実に突出させるように、最少限 100mm、最大限200mmの長さbを設けるのが好ましい。このスライバ端 部が100ma+より短い場合には、容器中央部分400からのスライバ端部引 出しに失敗するおそれがある。これに対してスライバ端部が200mmより長い こと、このようなスライバ端部を容器40の中央にもたらすことが困難になる。
さらに遅れた時点における再開が蕃しく困難となり、その結果オープンエンド紡 糸装置1の供給装置2への導入のためのスライバ端部、の準備に際し、長い寸法 のスライバ切断片が切断され、除去されねばならない。
第4図においては、第1および2図に示したスライバ給送部材5と異なり、空気 圧式に構成されたスライバ給送部材55が使用されている。このスライバ給送部 材55は、管体550として構成された本体から成り、これは容器中央400ま で挿入され得る管壁551により閉鎖された先端を有する。管体550の周囲の 一部分にその周壁を拡大した範囲にフィルター552として作用する壁面が形成 されている。管体550の図示されていない上方端は減圧装置に接続されており 、このためフィルタ一部分552において管体550内へ流れる吸引空気流を生 ぜしめられる。この給送部材55を容器中央部400にもたらし、その縦軸線に 関し旋回(矢印P6方向)させて、フィルタ一部分をスライバ始端43の形成さ れているスライバ部分に正対させ、この位置に保持する。
スライバ給送部材55を容器中央部分400から軸線方向上方に引上げると、こ れと共にスライバ端部が引上げられる。このスライバ給送部材55をオープンエ ンド紡糸装置1の供給漏斗106(第1図)まで移動させ、この供給漏斗106 内において供給ローラ2oと供給架台21間の挟持部分に達するまで適宜移動さ せることにより、スライバ4は供給装置2により受領され、さらに搬送されるこ とができる。
スライバ4の供給装置2に対する交付の遅延を少な(するために、スライバ給送 部材55を容器中央部分400に導入する際に、スライバ4の外方最短部まで移 動させず、スライバ受領後一定長さのスライバをスライバ給送部材55の端部を 越えて延長させることができる。1800の旋回運動によりスライバ4のこの自 由端部は供給装置2内に導入され得る。
第4図に示される実施例においては、はぼ管状体のスライバ給送部材55内にお ける縦長壁面553から成る中間隔壁により、フィルタ一部分552を2個のフ ィルタ一部分552aおよび552bに区分する。これによりスライバ給送部材 55には、2個の区画室554および555が形成され、それぞれが図示されて いない切換弁により同じく図示されていない減圧装置あるいは加圧装置に選択的 に接続され得る。スライバ4受領の間は室554も室555も減圧下に置かれる 。これは部材55をその縦軸に関して矢印P6方向に旋回させ、180’の方向 転換させることにより行われ得る。給送部材55が供給漏斗106の前に置かれ たならば(第5図参照)まず室554を加圧状態とし、スライバ始端43を供給 漏斗106に向けて吹付ける。次いで給送部材S5を矢印P7方向に引上げ、フ ィルタ部分552bが供給漏斗106部分に置かれるようにする。次いで第2室 555も加圧状態にして、スライバ4を供給漏斗106および供給装置2内に到 達させる。両室554および555内の空気量割合の切換えは、供給装置2に対 する給送部材55の位置、姿勢に応じて異なるべきであるから、この操作は給送 部材55の運動および位置に対応して行うのが好ましく、またこの目的から時間 調整も同様に有利である。
必要に応じてフィルタ一部分552を2個のフィルタ一部分552a、552b 以上の数に、また側室も2個の側室554.555以上の数に区分し、同じく個 別的に調整することもできる。これは第9図につきスライバ除去装置の実施例に つき後に詳述する。
第4図に示した実施例におけるように、受領位置を収納容器中央部400に設定 することはかならずしも必須不可欠ではない。第6図の改変形では、スライバ端 部430は、収納容器の周縁401を越えて延びており、容器40の外側にた垂 れ下がっているが、この場合にも上述した実施例におけると同様に、下方に垂下 するスライバ端部長さは100mmと200mmとの間でなければならない。
この場合においても、第4図に示されたスライバ 送部材55と同様に構成され たスライバ給送部材56が使用される。スライバ給送部材56は、旋回腕部材5 60の自由端部に装着され、上記アームは旋回軸561に関して旋回せしめられ る。旋回軸561は担持腕部材562の端部に設けられ、スライバ端部430を 受領するため旋回軸561は収納容器40上に同心的に配置される。
当然のことながら、スライバ給送部材は図示されていない導管を介して対応する 減圧装置、加圧装置に接続され、このスライバ給送部材56内に吸引空気流、加 圧空気流が生起せしめられる。この担持腕部材562は適当な態様でオープンエ ンド紡績機16に装着される。ことに好ましいのはオープンエンド紡糸装置1に 併列して設けられている多数の紡績機16にスライバを給送するため装置長手方 向に移動し得る装置に装着することである。
スライバ端部430を受領するため、旋回腕部材560はスライバ給送部材56 と共に第6図に示される位置にもたらされている。その旋回軸561は前述した ように容器40とほぼ同心的に設けられている。この旋回腕部材560を容器周 縁401に沿って360’旋回させると、スライバ給送部材56は確実にスライ バ端部430と接触し、その内部の吸引空気流によりこれを把持し、受領する。
次いでこのスライバ給送部材56は、第4および5図について説明したスライバ 給送部材55と同様に作用する。
容器40に腕部材の代りに他の旋回可能部材が設けられている場合、旋回腕部材 560の代りに他の腕部材を設は得ることは当然である。ここで本質的は点は、 スライバ4とスライバ給送部材56との間に相対運動がもたらされ、これにより スライバ4が給送部材56にもたらされ、これにより把持され、受領され得るこ とだけである。
上述した機械的および空気圧式実施態様において、これらは単に実施例に過ぎず 、氷結接着による、あるいは帯電接着による受領を行うその他の構成も同様に可 能である。
第1および2図については、スライバ保持体31は紡績機(機枠107)に固定 的に装着され得ることを述べた。第4および6図については、収納容器自体がス ライバの正しい位置設定に役立つ。もちろん容器40にスライバ供与装置3を固 定的にあるいは分離可能に装着することもできる。第7図はそのような実施例を 示しており、このスライバ供与装置3は容器40に分離可能に装着されたスライ バ保持部材310を有する。スライバ保持部材310は、この場合スナップ式閉 止装置312により容器40の図面に固定される環状体311を有する。環状体 311は周面の複数個所、少なくとも2個所に上方突出支承体313を有し、こ れらはそれぞれ発条装架された挾持体314を有する。支承体313は挾持体3 14用の旋回軸315に関し、環状体311と反対の側に腕部材316を有し、 これに発条317が装着されている。
この発条317は挾持体314の腕部材318を押圧支承している。支承体31 3の腕部材316端部には、スライバ案内用に形成されたスライバ保持体323 が形成がされている。これは図示の実施態様では支承体313と反対の側におい てU字状に開放され、スライバ供与装置3を形成する。第7図に示されるように 、このスライバ保持体323によりスライバ4が支承案内される。
スライバ端部430をさらに確実に保持するために、ことに、図示されていない スライバ充填処理圏、例えば第11図の処理圏7からスライバ容器をオーブンエ ンド紡糸装置1、すなわち関連する供給装置2おける受領位置に搬送する場合に 重要となる確実な保持のために、第8図に示されるように第7図のスライバ保持 体323と若干具なるスライバ保持体324を設けることができる。
第8図に示される実施態様においては、旋回軸315にはさらに杆状体325が 設けられ、これに支承体313のアーム316の代りに発条317が設けられ、 杆状体325はアーム316と共に弾性的に作用する挟持体を構成している。
第7図の実施態様でも、また第8図の実施態様でも、スライバ端部430はスラ イバ保持体323.324から垂下しており、第4および6図に示されるような タイプのスライバ給送部材により受領され、供給装置2にスライバ4を交付する 。
第7および8図による実施態様は、スライバ4を手作業でスライバ本発明自体3 23ないし324に導入するのに適している。環状体311はスライバ充填処理 圏7(第11図参照)において始めて容器40に装着されるからである。 − さらにその後の処理過程においてスライバ始端が形成されるスライバ端部は、処 理態様によっては、スライバ323ないし324へ導入することによりその待期 位置ないし受領位置に到達し得る。また上述したように種々に変わり得る処理態 様によっては、スライバ4は、搬送のために、場合によりスライバ供与の準備の ためもしくはスライバ供与それ自体のためにスライバ保持体323ないし324 に導入された状態に止められる。
第1図において機枠107に固定装着されたスライバ供与装置3は、第7および 8図に示されるスライバ供与装置と同様に構成されることができ、2個のスライ バ保持体32および33の代りに同様に1個のスライバ保持体323あるいは3 24を有することができる。あるいはまた容器40に第1図によるスライバ供与 装置3を形成し、スライバ始端の一定長さを所定の走路において案内することも 可能である。
第1図によるスライバ供与装置3の構成においても、また第7あるいは8図によ るスライバ供与装置3の構成においても、この供与装置3は容器上方周縁401 上方に垂直に距離を置いて配置され、他の容器41 (第1図参照)上方を通っ て供給装置2に給送され得るようになされる。
第23から25図はスライバ端部430を把持状態で受領位置に導入するための 装置のさらに他の改変形を示すものであって、ここではスライバ4はスライバ供 与のためのさらにその後の処理のため把持状態に止められて第23図は扁平容器 411を側面図で示している。このタイプの容器の構成は第12図との関連でさ らに詳細に説明する。
この容器411は、紡績機の供給装置2の下方におけるその処理位置の右側に配 置されるように図示されている。この供給装置2は、慣用の供給ローラ20と新 規の供給架台210を嵌入させる凹陥部206を有し、上記供給架台210は杆 状体319により容器411に固定装着されている。第23図に示される位置か ら左方の処理位置(第24図位置)に移動することにより上記供給架台210は 凹陥部206内に嵌入し、この供給架台210に保持されているスライバ端部4 30は、供給ローラ20と接触する位置にもたらされる。供給ローラ20の回転 により、スライバ40が容器411から牽引され、紡糸位置に供給される。
第25図はそれぞれの供給装置2およびそれぞれの杆状体319と共にこれら各 供給装置2に所属する容器411を有する、3台のオーブンエンド紡糸装置1を 示している。この処理位置に在る容器411は、その上方端面および/あるいは 下方端面の近くに配置されている案内部材164.165により案内移動せしめ られる。第26および27図は、各容器40.41あるいは411のための案内 部材の改変形を示す。第26図によれば、オーブンエンド紡糸装置1下方の基盤 19に固定的に装着されたレール164上に容器が載置されている。すでに第2 3および25図に示された追加的案内部材165が、容器の側壁用に設けられて いる。
第27図の改変形においては、容器411は機枠107に支承されたレール状案 内部材166により紡糸装置基盤19上方に担持されている。この目的のために 各容器411上方縁辺にはそれぞれ外方に突出する案内片412が設けられ、こ れにより案内部166に沿って摺動する。
これら両数変形(第26および27図)において、図示の実施態様では、容器下 方縁辺において内方に突出するフランジ413が設けられ、これらが各容器41 1の嵌合底壁414を担持している。これら嵌合底壁414は、装置に設けられ た図示されていない部材により容器壁に向かって、すなわち外方に向けて作用す ることにより、容器側壁に対して運動せしめられる。このように構成することに よりスライバ4をオーブンエンド紡糸装置1に導入しても、スライバ4の変形を もたらさない利点である。これによりスライバ4は供給装置2から容器底壁41 4に至るまで延長せしめられた一状態でオーブンエンド紡糸装置1の供給装置2 により牽引され、従って不適当な牽引(糸番手変動)をもたらすことがない。
嵌合底壁414は、さらにまたあらかじめ定められたパターンでスライバ容器4 14に充填することを可能ならしめる。
第9図はスライバ4をその後の受領のために必要な位置に配置することを可能な らしめる自動装置を示す。
充填処理圏7(第19図)(その回転盤体6のみが第9図に示されている)にお いて容器40にスライバが充填された(容器充填;工程A、第3図参照)後、こ の容器40は回転盤体6下方から離れ、回転盤体6下方のこの位置は空席となる 。基本的にスライバ給送部材55.56と同様に構成され、同様に区分されたフ ィルタ一部分552ならびにそれぞれ個別的に減圧装置ないし加圧装置に接続さ れた複数個の側室554.555および556を有するスライバ配置部材61が 、矢印P8方向に運動せしめられて回転盤体6の下方に至り、排出開口60を越 えて、破線で示される位置61′に達し、これによりスライバ配置部材61はス ライバ4を屈曲させる。次いでこのスライバは、公知の、従って図示されていな い態様でスライバ配置部材61と回転円盤体6の間で切断される。
位置61′でスライバ4を把持受領したスライバ配置部材61は、容器40のス ライバ捲回中心上の一定位置において(第4図参照)、容器40の周縁上方の周 面(第6図参照)上に、あるいは容器40に装着されたスライバ供与装置3(第 7および8図参照)上にスライバを置((スライバ配置:工程B1第3図)。こ のスライIく配置位置は以下においてスライバ準備位置と称される。
上述のようにスライバ端部を配置して、スライバにより充填された容器40は、 受領位置においてオーブンエンド紡糸装置1まで搬送され、ここで第4.6.7 もしくは8図に関連して説明されたように、供給装置2に新たなスライバを交付 する。
第4.6.7.8および9図と対比して理解されるように、スライバ準備装置も 受領位置も、容器40に関するもので、これから、供給装置2に供給されるべき スライバ4が受領される。この場合、スライバ準備位置あるいは受領位置は、ス ライバ充填部材61あるいはスライバ給送部材5.55もしくは56の構成に応 じて容器の中心あるいはその周縁付近に在る。
なお充填処理圏7においてスライバ4を上述の態様でスライバ配置部材61によ り準備位置に配置し、このようにスライバ4が配置されている容器40を関連す る供給装置に搬送することも可能であって、ここでスライバ4は、上述したスラ イバ配置部材61ないしスライバ給送部材55ないし56のように構成され得る スライバ受領部材(図示せず)により受領され、ここに位置するスライバ供与装 置3(第1図参照)に取込まれ、これからスライバ給送部材5.55ないし56 により受領され、供給装置2まで搬送され得る。必要に応じて、上記スライバ受 領部材は、スライバ4を直接的に、すなわち別個のスライバ供与装置3の介在な しに、スライバ給送部材5、S5ないし56に交付して、この場合のスライバ受 領部材がスライバ供与装置の作用を引受けるようにすることもできる。
第10図は回転盤体6を支承する回転盤体支承板部材800と、スライバ切断装 置62の可動切断部材620とが設けられている上記と異なる装置を示す。支承 板部材600の下面および切断部材620は挟持フォーク部材621と協働作用 する。切断フォーク621は、第10図に示されるように、支承板部材600の 下面において下方から上方に向けて運動し、スライバ4を支承板部材600の下 面に向けて押圧する。これに対して切断部材620がフォーク621の両脚62 2の中間において下方に運動せしめられ、次第に増大する押圧力をスライバに与 えてついにはこれを切断する。
当然のことながら、回転円盤体6はこの切断のためにスライバ切断装置62に対 して一定の相対位置に置かれねばならない。この目的から回転盤体6の適当な位 置に制御標識601を設け、これを導線603を介して図示されていない制御装 置に接続されたセンサ602により制御する。この図示されていない制御装置は 、回転円盤体6がスライバ4の切断のための適当な位置に来た場合に回転盤体6 の駆動回転に作用してこれを停止させる。
容器40はスライバ切断のため、後でスライバ端部430がその側面において垂 下せしめられるように、そして容器周縁401と切断部材620との間の距離が 正確に長さbに相当するように所定の寸法だけ移動せしめられている。この場合 、容器40には2個の突起402(第12図をも参照)が設けられ、これらの間 にスライバ430が垂下される。
第10図において容器40の処理圏7からの排出と同時に回転盤体6の下に新た な容器410が押入れられる。
スライバ端部430を容器周縁401に確実に配置するため、さらに他の方法を 使用することもできる。例えば上述した処理!!17の場合に、その供給ヘッド 7oおよびその下方に形成されている充填処理圏でスライバを充填された容器4 0は充填処理圏から排出され、供給ヘッド70によるスライバ4の供給前に停止 されることはない。この容器の充填処理圏からの搬出に際して、後から供給され たスライバ4部分は容器40の背面に達し、これによりさらに確実に定置される 。容器搬出運動と同調して、スライバ供給は所望の長さbを上廻らない長さでス ライバ端部430が容器周縁401から突出したところで停止せしめられる。ス ライバ4は、例えば第10図について上述したようにここで切断され、従って所 望の許容誤差範囲の長さbのスライバ端部430が容器4゜の周縁401から垂 下せしめられる。
スライバ430の容器周縁401における配置を改善するため、供給ヘッド70 ないし回転盤体支承板部材600の下面に設けられ、かつスライバ4を容器40 の押出し方向に関して斉合配置するための装置、例えば容器押出し方向(第11 図の矢印P12)に対して直交する方向(矢印P9、PLO)に運動する2個の スライバセンタリング装置74.740を設ける。このスライバセンタリング装 置74.740は、回転盤体6と容器40の周縁401との中間位置に設けられ 、センタリング処理後、この容器は充填処理圏を去る。
容器40が充填処理圏においてスライバ充填されている間、さらにこれが充填処 理圏から押出されつつある間、両スライバセンタリング装置74および740は 、供給ヘッド70から容器40まで延びているスライバ4の両側において、スラ イバ4と同じ高さに在る。押出し運動が終了するかあるいはほぼ終了したところ で、スライバセンタリング装置74.740は相互に接近し、スライバ4を把持 し、これを充填処理圏とその下流の容器体止位置との間における容器搬送路中心 線上にもらす。上述のようにしてスライバ端部430は容器押出し方向(矢印P 12)に斉合して、容器周縁401上の後尾周面上に正しく置かれる。
このようにして両突起402間に正しく配置されたスライバ4は、充填処理圏7 に対して、すなわち回転盤体6に対して望ましい相対位置に容器40を保持する 目標を容器40に与える。この点については、供給ヘッド70および容器40を オープンエンド紡糸装置工ないしこの装置の多数を併列配置状態で具備するオー プンエンド紡績機16に搬送するための搬送車8を有する充填処理圏7を示す第 11図に関し、以下に詳述する。
処理圏7のスライバ供給ヘッド70からオーブンエンド紡糸装置1の近傍におけ るスライバ始端43による受領位置に達するまで、容器40はその方向性を失わ ない。
容器40は充填処理圏7において、かつオープンエンド紡績機16において協力 する目標を有する。第11図に示される実施態様によれば、容器40は直方体状 であって、その周面403.404.405および406が標識として役立つ。
この周面および405で形成される標識は、標識700および701と協力し、 これらの両標識間において容器40は供給ヘッド70下方に置かれ、後に再びこ の供給ヘッド70下方に搬送されて来る。他の周面404および406は、同様 に容器40のための標識として役立ち、他の標識702および703と協力する 。
容器40は充填処理圏7において周知の、従って図示されない態様でスライバを 供給される。すなわち供給ヘッド70の下方で容器40はスライバにより充填さ れる(工程A1第3図)。充填後、容器40は矢印P12方向に処理圏7から押 出され、スライバ端部430は所望の位置、すなわちその準備位置に置かれてお り、後のさらに他の処理のためここから再び受領され得る(工程B)。
スライバ端部430は、両突起402によりこの位置に確実に保持される(工程 C)。次いで容器40は矢印P13方向、場合によりP14方向で搬送車8に積 載される。この搬送車も標識81.810.811および812を有する。容器 40は搬送される間、その充填処理Wi7に対しても、搬送車8に対しても回転 しないようにその相対的位置が不変に保持される。
スライバ4の準備位置は上述したようにして、第1O図の実施態様においては両 突起402間のにおいてもたらされる。このようにスライバを充填された容器4 0および場合によりさらに1個あるいは副数個の容器を積載した搬送車8は、線 80に沿ってオープンエンド紡績機16において、新たなスライバを必要とする 1台のオープンエンド紡糸装置lの前まで移動する。ここにもオープンエンド紡 糸装置1に対する標識160および161が設けられており、これらと協力する 容器40は、オープンエンド紡糸装置lに対するその角度位置を変えることなく 、その下方における受領位置に配置され得る(工程D)。スライバの受領および オープンエンド紡糸装置1に対するその交付は、前述した態様で行われる(工程 E、HおよびI)。
突起102ないしスライバ自由端部が、容器40のオーブンエンド紡糸装置1か ら遠い方の面になくて、これに近い方の面に在る場合の対策は当然設けられ得る 。搬送車8が第11図による態様と逆に、左側ではな(右側てオーブンエンド紡 糸装置1にスライバを給送することにより対応することができる。あるいはまた 、搬送の間あるいは搬送終了後に180’旋回させて、容器40が所望の方向で スライバ給送し得るようにすることも可能である。さらにまた、各容器40のた めの搬送車8に回転盤体(図示せず)を設け、この盤体の回転により容器40が 正しい角度位置にもたらされ得る。この場合には、スライバ4は旋回腕部材56 0(第6図)を持たない、簡単なスライバ給送部材5(第2図)あるいは55( 第4図)により受領され得る。
しかしながら、ことに後に詳述されるべき扁平な容器411の場合においては、 スライバ自由端部が紡糸装置中央より遠い側の面に在るのが好ましい場合がある 。何となれば容器がすでに紡糸装置に対してスライバ給送位置に在る場合、スラ °イバはなお容易に受領し得る状態に在るからである。この場合にも容器は上述 したように同様に旋回されて所望の角度位置にもたらされ得る。
搬送車8により容器40をオープンエンド紡糸装置1下方の所定位置まで案内移 動させるため、このオープンエンド紡糸装置lにより操作され得る突出係合部材 (図示せず)を搬送車8に設けることができる。この目的のため搬送車8は、図 示されていない態様でオーブンエンド紡糸装置lないしオーブンエンド紡績機1 6の中央制御装置(第18図)と接続される。
容器40を一定位置に維持するための標識は、前述はた実施態様に示されたよう に相違する種々の構成とすることができる。例えば容器40と一体的になされた 標識は、この容器40あるいはこれと係合されたスライバ供与装置3に固定され ることができ、あるいは容器40の扁平面(第18図における容器40の周縁4 03.404.405および406)あるいは環状体311 (第7図参照)に 形成され得る。
容器(411)のその他の構成およびその標識が第12図に示されている。この 実施態様では、容器411の断面は円形ではなく、細長い楕円だある。この場合 、両長径局面が標識として作用し、充填処理圏7からオーブンエンド紡糸装置1 に至るまで、両標識700と701の間、81と810の間、160と161の 間を案内される(第11図参照)。またこの実施態様にお(λても、必要に応じ て容器411に2本の突起402を設けてもよい。前述したようにスライバ端部 430は長さbだけ容器411の周縁を越えて、両突起402の間に垂下せしめ られる。
第29図は23個の紡糸単位を併列状態で有するオーブンエンド紡績機と、扁平 容器411を搬送し、この容器411を紡糸単位において交換するための搬送車 8を示す。この搬送車8は容器収納部82と、両端部83.84を有し、収納部 82は割壁820により区画され、各区画ごとに1個の扁平容器(411)を収 納し、その長径方向の移動を可能ならしめる。各端部83.8411それぞれ支 柱830および横げた831を有し、これ1ま容器操作装置85の案内軌条とし て作用する。この操作装置85は横げた831に沿って長手方向に移動可能であ り、容器収納部82の各区画ごとに停止できる。操作装置85は横げた831に 直交して、容器押出し部材851を案内する軌条850を有する。容器押出し部 材851は把持部材(図示せず)を有し、これはオープンエンド紡績機中央平面 の方向に運動することにより、把持された容器411は搬送車8から紡績機中の 所定位置に押出され、あるいは紡績機中央平面から反対方向に運動することによ り、その所定位置から搬送車8に引入れられる。
搬送車8の各端部83.84には車輪86が設けられており、これにより受領さ れた容器の長手方向に直交して搬送車を運動させることができる。搬送車8は駆 動装置(図示せず)、および場合により車輪86の操作系(図示せず)を制御す る制御装置(図示せず)を具備する。
搬送車8が充填処理圏7(第19図)を去るとき、図示の実施例では10個のス ライバ充填容器を積載しており、からの容器を収納する区画はない。積載される 容器の個数は2から12が好ましい。
搬送車8は、その操作により選択された紡糸位置に移動せしめられ、ここで容器 411を交換する。適当な定置装置(図示せず)により、搬送車8はとりあえず その空席区画が紡糸位置(オープンエンド紡糸装置1)と符合する位置に停止せ しめられ、ここで容器411の交換を行う。容器操作装置85を空席区画に移動 させ、容器押出し部材851を紡糸装置に向けて運動させ、把持装置(図示せず )で交換されるべき容器411を把持させる。容器押出し部材851の運動によ り、交換されるべき容器411は搬送車8のそれまで空席であった区画内に引入 れられる。
次いで搬送車8を移動させ、スライバで充填されている容器の収納区画を関連紡 糸位置と斉合させる。容器操作装置85を横げた831に沿って運動させ、供給 されるべき新規容器411を供給する。容器操作装置85の紡糸装置内への運動 により、充填されている411は所定位置に配置される。
搬送車8はさらに他の選定された紡糸位置に移動して、上述した処理が反覆され 、搬送車8の空席区画を、紡糸装置の当初の位置ではなく、スライバが充填され ている容器411を最後に紡糸装置に供給すべき位置に合致させる。すべての充 填411がオープンエンド紡績機に供給され、空の(あるいは少なくとも交換さ れるべき)容器411で搬送車の全区画が満席となるまで上述の処理を反覆する 。次いで搬送車8は充填処理圏7に向けて逆方向に運動せしめられる。
搬送車8の容器収納部82は、搬送車8の両端部83.84と必ずしも固定的に 結合されている必要はない。また、第29図において双方向矢印821で示され るように、容器411が充填処理圏7においても、あるいはオープン紡績機ない しその他の繊維機械においても収納部82と同じ高さないしレベルで運動し得る ように、容器収納部82を端部83.84に対して高さ制御可能に装着すること もできる。同様にして他の部材、例えばスライバ給送部材5、スライバ始端準備 部材9(前述したが、さらに詳細に後述する)なども、搬送車8に対して高さ調 節可能に装着し得る。
第12および28図に示される容器411は、容器幅iを構成する平行側壁周面 415.416を有する。また容器411は長さjを構成し、上記側壁周面と接 続する端壁周面417.418を有する。これら端壁417418は丸く面取り された状態で図示されているが、これは側壁415.416に対して直交すね端 壁であっても、また多角形状のものであっても、容器の長径ないし長さjは容器 の短径ないし幅iよりも長く(例えば3から4倍)、このiは紡糸位置、すなわ ちオープンエンド紡糸装置1の幅に対応する。この扁平容器411の収納容積は 、慣用されている断面円形容器の収納容積とほぼ等しくなされている。直径45 0から500 mm、例えば約457a+mの断面円形容器に対応する収納容積 を第28図の扁平容器(411)が有するものとすれば、幅iが230 mm。
長さjが780++onである。はぼ同じ収納容積をもたらすためには、長さな いし長径は円形容器直径の2倍を超えてはならない。
容器(円形あるいは扁平)の高さは、紡績機架台の構成により相違する。容器4 0,41あるいは411は架台下方に配置されねばならないからである。
スライバ始端43(スライバ端部に形成される)は、オーブンエンド紡糸装置に 不変的に給送されるのではな(、供給装置2における交付のあらかじめ準備され ているのが好ましい。外部要因により、スライバ4をスライバ保持体31(第2 図)あるいは323(第7図)ないし324(第8図)内に、あるいはまた容器 40(第4図)内にあるいは容器周縁401(第6図)上に導入する間にスライ バ4は延伸され、あるいは容器40.41あるいは411から牽引され、従って スライバの状態および/あるいは長さが変化する。すなわちオーブンエンド紡糸 装置lにスライバ4を導入するときその始端43から導入されるのであるが、こ れが常に好ましい性質を維持しているときは云い難い。このスライバ始端43の 好ましい均買性をもたらすためには、導入されるべきスライバ始端の長さを一定 に維持しなければならない。このために第13図に示されるようなスライバ始端 準備装置9を設けるのがことに好ましい。
第2図に示されるような構成のスライバ保持体31、第13図に示される構成あ るいはその他の実施例における構成のスライバ保持体は、種々の態様で構成可能 の制御可能挟持装置91を有する。第13図において、この挟持装置91は、先 端部にストッパ911を設けた担体910を反対側端部には、*m石914が設 けられており、これは接極子915を介して対向ストッパ916を有する。この 対向ストッパ916は上述第1ストツパ911と接触し、あるいはこれら両者間 にスライバ4を挟持することができる。接極子915は、発条支承体912によ り案内支承されており、これは担体910により対向ストッパ916と接極子9 15の間において支承されている。押圧発条913は、その一方端が対向ストッ パ916により、その他方端が発条支承体912により支承されている。電磁石 914に電流が流れていない場合、すなわち非励起状態にあるとき、発条913 は対向ストッパ916を押圧し、スライバ4はこれと第1ストツパ911との間 に挾持される。これに対して電磁力914が励起されると、対向ストッパ916 は発条913の力に抗して第1ストツパ911から遠去かり、スライバ4は挟持 状態から釈放される。
挟持装置9工はスライバ給送部材5と協働作用する。
第13図の実施態様では、上記した挟持装置91と本質的に同様の構成を有する 装置がスライバ給送部材5として作用する。旋回点570に関して旋回し得る腕 部材57の自由端に挾持装置512の挾持部分が設けられ、その先端に上記と同 様にストッパ571が設けられ、これと協働作用する対向ストッパ573が押圧 発条572の作用を受けるように配置されている。この対向ストッパ573は、 電磁石575の接極子574と結合されている。接極子574は発条支承体57 6により案内支承されており、これはさらに対向ストッパ573に作用する押圧 発条572を支承している。旋回転570にはピニオン577が装着され、これ と駆動部材579により駆動されるラック578とが噛合している。このラック は双方向矢印P16方向に往復動するため、駆動部材579と結合されており、 これにより挟持体91とスライバ給送部材5の挾持体512との間の相対的間隔 を変える。これら両挟持体は、裂断作用を保証するため、少な(とも閉鎖の観点 から周期的に制御可能になされる。手作業により、あるいは適当な装置、例えば 前述のスライバ配置装置あるいはスライバ受領装置のようなタイプの装置により 、量挟持体(ストッパ571と対向ストッパ573から成る挾持体512ならび に挾持体91)間にスライバ4が置かれる。次いでラック578のストッパ57 1に向かう運動により、スライバ給送部材は挟持体91から遠去かる方向に旋回 する。両挟持体91.512間に挾持されているスライバ4は相互に牽引され、 やがて伸張される。
そのために図示の挟持体512と91の出発位置における相互間の最少限間隔C はスライバ4を構成する繊維のステーブル長さく平均ステープル長さ)とほぼ等 しくなされる。この両挟持体91と512との相対的間隔が、繊維の平均ステー プル長さの2倍程のdとなれば、スラ第13図に破線で示されるように、供給装 置2への導入にことに適するスライバ始端43がこのようにしてもたらされる。
繊維端部はほとんど均斉にスライバ4内に分配されているから、このスライバ4 の裂断によりスライバ始端43の刈込みおよびドローイングが行われ、スライバ 始端43はこれにより供給漏斗106(第1図参照)への挿入にことに適するよ うになされる。
スライバ4はこのようにして単に裂断(工程F)されるのみでなく、同時に先端 が尖鋭される(スライバ尖鋭化=工程G)。
第13図に関して上述した各部材は、時間的に相互に同調して作用され、両電磁 石914と575、ならびにラック578用の駆動部材579は、共に制御装置 93に接続され、これによりスライバ始端準備装置の挟持体512と91の相互 運動がまず行われ、次いで対向ストッパ573.916の第1ストツパ571. 911への接近、接触が行われることを保証する。
第2図に示されるように、スライバ4の裂断は、スライバ供与装置3における案 内杆状体300の腕部材302に切断装置34、例えばはさみ状部材を設けるこ とによっても行われ得る。この切断装置34は、スライバ計測装置の作用を同時 に行い、次いで手作業によりあるいは電気的に図示されていない態様で不作動状 態になされる。
電気機械的切断が必要ない場合には、単に腕部材302に、図示されていないス ライバ始端長さ計測用目盛りを設け、例えば手作業で第2図に示される切断装置 34の位置においてスライバの切断を行うことができる。スライバ供与装置3に 設けられ、スライバ始端43の供与に望ましい長さbをもたらし得るスライバ長 さ計測装置が、切断装置34あるいは図示されていない目盛りと共に構成される 。スライバ吸収容器40がスライバ供与装置として使用される場合には、容器周 面に目盛りを設ければよい。
上述した相互牽引裂断あるいは切断の代りに、スライバはその他の方法で切断さ れ得る。例えばスライノく4に溶媒を噴射する噴射装置の使用も可能である。場 合によりスライバを熱的に切断することも可能である。ことに天然繊維材料の場 合、合成繊維にくらべて溶融するおそれがないので、この火焔切断に適する。
上述したところから理解され得るように切断装置は種々の態様で構成され得る。
しかしながら、スライバ始端先端を直角に切断する装置よりも、前述したスライ ノく始端準備装置9におけるように、スライバを相互牽引することにより裂断す るのが好ましい。この場合スライノく始端の先端は、楔状に尖鋭に切断されるか らである。
このスライバの相互牽引裂断は、挾持体91に挾持されたスライバ4を逆回転ロ ーラ50,51間に走過させることによっても行われ得る。この場合追加的挟持 体92は不必要である。このような処理は、スライバ長さ計測装置、例えば光バ リヤ962(第15図)と結合して行われ得る。これはローラ50.51がスラ イバ端部43を上記光バリヤ962の範囲に在るようにして処理される。
スライバ4はこの挾持体91とローラ対50.51の協働作用により相互牽引さ れ得る。スライバ給送部材5と協働的に操作される挟持体91は、制御装置93 によりスライバ給送部材5としてのローラ50駆動装置(モータ500)と作用 的に接続されている。
またスライバ供与装置3にスライバ長さ計測装置として作用する監視装置を設け ることもできる。これはスライバ始端43がどこに位置しているかを監視し、次 いでスライバ端部がこの監視装置に達するまでローラ50゜51を一方方向また は他方方向に駆動回転させる。監視位置は光バリヤにより構成されることができ 、これは必要に応じて腕部材302に沿って所望位置に調整設定されることがで きる。
必要の場合には、挟持体512により形成されるスライバ給送部材の代りに、第 2図に示されるスライバ給送部材、あるいは対向ローラ50,51を使用するこ とができる。
スライバ給送部材5は、上述したようにスライバ始端準備装置9の構成要素とし 、これに対して相対運動し得るようにすることができる。これはスライバ4を受 領位置において受領し、供給装置2に供給し得るようにするために必要である。
また上記運動可能性はスライバを相互牽引して所望の長さとするために必要であ る。完全にあるいはスライバ始端準備装置9の他の部分も運動可能に構成され得 るにしても、スライバ給送部材5の運動可能性にかんがみてこの運動可能性を放 棄することはできない。第13図に示される実施態様においては、この理由から 、スライバ給送部材5と共に作用するスライバ始端準備装置9の部分は静止的に 構成されており、スライバ給送部材5はこの静止的部分に対して制御可能になさ れている。
スライバ始端準備装置9の部分間の相対的運動可能性は、この協働部分の一方あ るいは両方の旋回により行われてはならない。他の運動、例えば並進運動、回転 運動なども当然同様に考えるべきである。
第15図は上述した装置のさらに他の改変形を示し、ローラ50.51を有する スライバ給送部材5が、吸気管95の開口950の前に配置され得る。スライバ 始端準備装置9の吸気管ないし吸気ノズル95中に生起せしめられる吸気流(こ れは当然開閉可能である)によりスライバ自由端部が緩解され、短縮される。吸 気管95中に作用する吸気流は空気力学的スライバ切断装置を構成する。
第15図に示されるように、スライバ給送部材5は、開口950前において最少 限間隔Cを置いて配置されており、この長さCは前述したようにスライバを構成 する繊維のステーブル平均長さに相当する。この最少限間隔Cにより確定されて いる範囲外のすべての繊維がローラ50.51間に把持されることはないから、 ある程度の強さの空気流、場合により乱流空気流により繊維がスライバ4から抜 き取られ、帯同連行される。
この短小化処理をことに迅速に処理し得るようにするため、第15図において吸 気管95中に追加的に切断装置96が設けられる。この切断装置96はカッタプ レート960を有し、これは吸気管95の内部空間を邪魔しないその休止位置か ら、吸気管950の長手方向に直交する方向で運動可能であり、対向配置されて いる支台961と協働作用する。第15図の実施態様においこの支台961はロ ールないし円筒体として構成され、回転可能に軸支それている。カッタブレード 960は案内951に沿って吸気管95中に進入するが、これは与えられた並進 運動以外の横方向運動はしない。ロールとして構成された支台961は弾性的に 支承されている。これによりカッタブレード960がロール状支台961に向か って真直ぐに運動し、これに接触するとき支台961は回転角度αだけ回転せし められる。支台961はカッタブレード960に対して多少軟質の材料で構成さ れ、多少とも大きい摩耗を受ける。このロール支台の回転(ブレードとの衝合こ とに角度α)により、カッタブレード960の支台961に対する作用範囲はそ の全周面に分散され、これにより支台961の不均斉な局部的損耗は多少とも回 避される。
スライバ4がそのスライバ端部430がカッタブレード960と支台961の間 に来るように吸気管95中に導入される。これは場合により長さ走査装置(例え ば光バリヤ)を光源963とフォトダイオード964の間に設けることにより監 視され得る。この光バリヤ962は、制御装置93(第14図参照)を介して、 ローラ50.51およびカッタブレード960と作用的に接続され、これら部材 に信号を発してスライバ4の正確な位置を告知する。これによりローラ50.5 1が停止せしめられ、カッタブレード960が運動せしめられ、支台との間のス ライバ端部430を切断する。これは吸気管の制御下に行われる。吸気管95内 の減圧により、滞留スライノく端部が吸気管にさらされ、拡散され、先端が尖鋭 化される。
拡散された新規のスライバ端部は、供給装置2へのスライバ導入に極めて適する 状態に準備される。スライノく4の吸気管95中における、また供給装置2内に おける運動の間、新規のスライバ始端43のこの良好な性質が悪い影響を受けな いようにするため、これを追加的に安定化することができる(スライバ端部安定 化=工程P)。
第15図において、この目的のために、スライバ端部固定装置として作用するノ ズル965が設けられ、これは上記安定化に適する液体をスライバ始端43に吹 付けることができる。
スライバ4のさらに他の処理をする場合に障害が生じないようにするため、スラ イバ4の始端43の状態を通常のスライバ状態とできるだけ変わらないように、 すなわちできるだけ尖鋭先端の保持のみを行うようにするべきである。この理由 から上記液体は短時間で残渣を残さずに蒸発するものが好ましく、これにより供 給装置2へのスライバ始端43の挿入のための時間は充分に残される。例えばス ライバ始端430は、固体状態から一挙に気体状態になる媒体で固化され得る。
この場合、ノズル965を凍結装置として構成し、例えば気体媒体がこれから噴 出されるときに凍結固化し、適当時間後に上述したように直ちに気体状化される 。
スライバ端部固定化装置は、必ずしも噴霧装置として構成される必要はない。固 体状(もしくは半固体状)、液体状あるいは気体状の固定化媒体を、スライバ始 端43ももたらし得る装置であればこの目的に適合する。第15図においては、 の簡潔化のため制御装置およびこれに関連して接続される諸装置の図示を省略し た。
また第13図に示される挟持部材91と同様に、スライバ給送部材5も吸気管9 5のみと、あるいはさらに制御装置96とも結合して、スライバ始端準備装置9 を構成し得る。上述したように、スライバ給送部材に把持されたスライバ端部に 吸引気流が作用してその繊維を拡散ないし半拡散させ、これによりその先端を尖 鋭化させる。
この実施態様においては、スライバ始端の準備は空気流によって行われ、スライ バ始端準備装置9における2個の装置ないし部材の相互作用あるいはスライバ給 送部材5の逆回転ローラ50.51によるものではない。またこの場合第15図 に示されるような切断装置96も不必要である。
第16図において、本発明対象のさらに他の態様が示されている。この場合スラ イバ始端準備装置9の画部分が相対的位置を相互に変えることができる。もちろ んこれはスライバ給送部材5の運動により、あるいはスライバ始端準備装置9の 他方部分のスライバ給送部材5に対する運動により、あるいはまたスライバ給送 部材5とスライバ始端準備装置9の他方部分99の同時運動によりもたらされ得 る。
第16図に示される実施態様によれば、スライバ始端43方向における両ローラ 50.51に隣接して、静止挾持体920と可動挾持体921から成る挾持装置 92が設けられている。ことに確実な挟持と、これによるスライバ4の把持をも たらすために、この実施例においては両挾持体920.921は相互に挟持形態 を示す。すなわち第16図に示されるように、挟持体920は凹面状把持面92 1を、挟持体922は凸面状把持面923を有する。これにより両把持面921 .923は、図示の実施態様においてスライバ4に傷害を与えないようこれを確 実に把持する。
吸気管95の前方において、同様に挟持装置91が設けられ、これは例えば13 図に示されような挟持装置であって、静止挟持体(ストッパ911)と可動挟持 体(対向ストッパ916)とから成る。これら両挾持装置91.92の相互運動 に際してスライバ4が確実に相互牽引され得るように、両挾持装置は少なくとも 閉鎖運動について同調されねばならない。第13図の挾持装置512および91 に関して述べたように、本実施態様における挾持装置91.92も、吸気管95 内減圧の共同作用下に吸気管95内にスライバ導入される前の出発位置において 、スライバ構成する繊維の平均ステープル長さに相当する最少限間隔Cを置いて 配置されている。雨挾持装置91.92の相互運動によりスライバは切断される 。これによりスライバ4を相互牽引するためローラ50から離れていたローラS 1が、あらためてその挟持位置に復帰せしめられ、ロール50との間にスライバ 4を挟持する。そこでスライバ給送部材5があらためて挟持装置91に接近し、 スライバ始!43を吸気管95内に導入する。
これを確実ならしめるため、第16図に示されるようにこの吸気管95は導入漏 斗952の形態の開口を有する。
スライバ4の相互牽引を継続するために場合により遮断され、スライバ4をあら ためて吸気管95内に導入するために再開され得る吸気管95内の減圧により、 スライバ始端43から繊維が引きはがされ、これによりこれにより先端が尖鋭化 される。
挾持装置91は必ずしも吸気管95開口部に設ける必要はなく、場合によりこの 挾持装置は吸気管内の、例えば第15図における切断装置96の位置に設けるこ ともで る。この場合にもスライバ給送部材5と挾持装置91の相互運動により 、スライバ4は裂断され、所定長さのスライバ始端43が形成される。
第16図に示されるように吸気管95は、矢印P17で示されように回転可能に 装着されている。この吸気管95の回転のために、駆動モータ953が設けられ ており、これは出力シャフト954および歯車955を備え、これは吸気管に同 心的に装着された他の歯車956と噛合する。駆動モータ953は制御装置93 と接続されている。
吸気管95の回転により、吸気管内径が小さいために、かつ/もしくは吸気管9 5のローラ50.51に対する相対的配置による回転力伝達のためにスライバも 旋転せしめられ、これによりスライバ始動43の形態は安定化される。例えばロ ーラ50および51により挾持されているスライバ4のなす面eに対する吸気管 95の傾斜により、スライバ始端43は吸気管95の内壁に接触せしめられる。
第16図の実施態様では、吸気管95の軸線gが上記面eに平行であるが、側方 にずらされている。
この場合にもスライバ始端43を吸気管95の内壁に旋転して接触せしめられ、 よじれがもたらされる。
あるいはまた、吸気管95全体ではな(、その導入漏斗952のみを回転させて 、スライバ4の所望のよじれをもたらすことも可能である(図示せず)。
スライバ4はその切断範囲、すなわち挟持装置92と91の間に太さのすべてが 存在し、これにより形成されるスライバ始端の形態もその許容誤差範囲内に在る 。第15図においてこの制御は吸気管95内の光バリヤ962により行われる。
第16図の場合には、このような光バリヤ962の代りにスライバ太さを監視す るため走査装置97が設けられ、これはローラ51の軸510に接触する走査ロ ール970を一方端に有し、軸97上で揺動する揺動腕部材971を有する。こ の腕部材の他方端には接極子973が結合され、その自由端はコイル974内に 収納されている。
このコイル974は制御装置93に接続され、これにはさらに電磁石575.9 14、ロール50駆動用のモータ500および吸気管用駆動モータ953が接続 されている。
スライバ4がローラ50.51により受領された後、スライバ給送部材5があら ためて吸引管95に接近せしめられ、これによりスライバ始端43が吸気管95 内に導入され、この際漏斗952がその導入を容易ならしめる。必要に応じて、 スライバ始端43が吸気管95の漏斗952内に導入された後、ローラ50を駆 動させ、これによりスライバ4を吸気管95内にさらに深(進入させることがで きる。
次いでローラ50用のモータ500を停止させ、両電磁石575および914を 励起させることによりスライバ4を挾持する。次いでスライバ給送部材5を挾持 装置91から遠去け、あるいは適当な他の方法で両挾持装置91および92の間 隔を広げる。両挟持装置91と92の間の最少限寸法Cは、スライバ4を構成す る繊維の平均最少成長さに相当するから、スライバ4に簡単に相互牽引され、や がて裂断され得る。挾持装置92の両挾持体920および922の相互挾持体に より、スライバ4はスライバ給送部材5に対して抑止される。
吸気管95内へのスライバ4の導入により、ローラ51応して変化する。このロ ーラ51の運動は、接触ロール970を介して接極子973に伝えられ、コイル 974はスライバ太さの変動に対応して誘導電流をもたらし、これは制御装置9 3を介して導かれる。これによりローラ50を駆動回転させ、これによりスライ バ給送部材5が吸気管95に対向するその作用位置まで移動せしめられるが、こ れはスライバ4の最も太い部分が両ローラ間に届き接極子973およびコイル9 74が太さ変動に起因して生起せしめられる電流をもはや制御装置93に導かな くなるまで続く。
両挾持装置91.92の相対運動によりあらかじめ定められた間隔、ないしこれ らに挾持されたスライバの長さd(第13図参照)が達成されると、第16図に 示される位置にスライバ給送部材5が再び戻り、ここで両ローラ50,51は吸 気管95に最も近い位置に達する。ローラ50があらかじめ定められた回数だけ 駆動回転せしめられると、所定長さのスライバが吸気管95内に導入され、次い で吸気管95は矢印P17方向に駆動回転され、これと共にスライバ端部43を 旋転させ、前述したようにその先端が尖鋭され、この先細のスライバは始端は、 やがて供給装置2に給送される。
上述した走査装置は、やがて行われるべきスライバ切断ないし裂断において予定 太さに相応しないスライバの切断が行われないようにスライバ輸送することも可 能に 、する。これは走査装置がどこに、どのように構成されるかとは無関係に 行われ得る。例えばスライバ4の容量走査の場合、スライバ給送部材5と無関係 の適当な走査装置の場合にも行われ得る。
スライバ4の尖鋭始端を形成するために、さらに他の種々の方法、装置を使用す ることができる。例えば第17図の実施態様では、この目的のために吸気管95 に螺旋状溝957が形成され、その1個所あるいは複数個所に軸線方向もしくは 切線方向成分を有する圧縮空気ノズル958が開口している。
吸気管95は弁930および減圧導管959を介して図示されていない減圧発生 装置に接続されている。
この弁930および圧縮空気ノズル958のための図示されていない弁を開くこ とにより、吸気管95内に空示流がもたらされ、空気渦流(矢印P18参照)の 形態に示ける空気流が吸気管95の螺旋状内周面のため吸気管示5内に給送され 、スライバ4の先行端もこれにより旋転され、この旋転により尖鋭先端が形成さ れる。すでに上述したようにこの先細のスライバ始端がその後の供給装置2への スライバの導入を容易にする。
場合によりスライバ始端を圧縮成形により(図示せず)構成することもできる。
必要に応じてスライバ4の尖鋭始端を固定化するため、この圧縮成形においても 内方に向かうノズルを設け、これを経て凍結化手段その他の固定化手段によりス ライバ始端固定化をもたらすことができる。
スライバ始端準備装置9のさらに他の実施態様が第21図に示されている。この 実施態様においてスライバ始端順装置は完全に機械的に構成されている。このス ライバ始端準備装置9は、スライバ切断装置の一部分として、スライバ給送部材 のローラ50,51のほかにさらに他のローラ対を有し、このローラ924およ び925は、共にそれぞれの適当な駆動装置(図示せず)により逆方向(矢印P 22およびP23参照)に駆動回転せしめられる。
両ローラ924および925の交叉配置によりスライバ4には単に牽引力のみで な(、スライバ給送部材5によりもたらされる挾持力と合体したスライバ相互牽 引力がもたらされる。これにより裂断されたスライバ片407は、ローラ924 および925により追加的に搬送されコンベアベルト408上に置かれ、これに よりスライバ片407は図示されていない捕集圏まで搬送される。
前述したようにスライバを特定の位置で容器40に、あるいはスライバ4を供給 装置2に導入するまで他のスライバ供与装置3に供与するための装置は、種々の 態様で変化せしめられる。ことに個々の特徴を均等物で補完し、任意の態様で相 互に結合され得る。所望の程度の自動化により、加工処理する繊維機械の供給難 2へのスライバ4の導入を自動的に行うことを可能ならしめ得る。
この場合、関連する供給装置2の近傍における受領位置に手作業でスライバ4を 供与するだけで場合によりスライバ片をむしり取ることにより尖鋭スライバ始端 も手作業で行うこともできる。
しかしながら完全自動化スライバ供与を欲する場合には、このスライバ供与はさ らに自動化された処理工程により先行処理態様を周到に準備する必要がある。こ れにつき、第19図を参照しながら以下に詳述する。この図面はオーブンエンド 紡績機のみならず、例えばリング紡績機のようなその他の装置およびスライバ充 填処理圏7における自動化スライバ供与を可能ならしめる方法を説明するもので ある。第19図には梳整機79における供与が略図的に示されるが、その充填装 置は図面の一覧性の観点から図示されていない。梳整機79は容器45、その地 間様の容器をスライバ充填処理装置に供給する。
図示の実施態様では、処理圏7の充填ヘッドには容器450ないし455から取 出された6本のスライバ420ないし425が供給される。充填処理圏7の両側 には2列の予備容器46.460.461.462.463および464が配置 されている。スライバはスライバ供給台72上に供給される。そのさらに詳細な 構成については米国特許4838018号明細書を参照され度い。梳整機79の 排出口では、前述した態様でスライバ容器45に収納されており、ここで待期状 態に在る。容器45は次いで充填処理圏とオーブンエンド紡績機16との間にお ける給送につき前述したと同様の態様で供給され、充填処理1!!I7における 充填ヘッド71近くで各スライバ420から425のために設けられているスラ イバ給送部材はスライバ端部を見出し、把持し、供給装置2に給送することがで きる。スライバ給送部材5、場合によりさらにスライバ始端準備装置9は、車両 73により担持され、図示されていない態様でスライバ供給台72上を移動し得 る。スライバ給送部材5ないしこれとスライバ始端準備装置9とは、図示されな い状態で移動して、外側列の容器46.460.461.462.463および 464からスライバ(図示せず)を受領し、充填へラド71の各供給装置に導入 する。充填処理圏7−のこの実施態様では、供給装置2は導入口のローラ対によ り形成される。
充填処理圏7において、スライバ(図示の実施例では6本)により合わされ、牽 引され、引渡されるスライバの太さは、供給された個々のスライバ420から4 25の太さにに対応する。
次いで充填処理圏7とオーブンエンド紡糸装置1との前述した協働作業が行われ る。
第19図に示される装置においては、容器47は互いに2個ずつならんで各オー ブンエンド紡糸装置1に対して配置される。そこで、オープンエンド紡糸装置1 aには第1列の容器47aが、次ぎののオーブンエンド紡糸装置1bには第2列 の容器47bが割当てられる。
このように容器47aおよび容器47bから成る容器群470において、引出さ れるスライバ4は対応するインパルスをオーブンエンド紡績機16の制御装置1 8に与え、これにより直ちに両容器47a、47bの背後の第3列目に予備容器 として容器47cが待期位置にもたらされる。紡糸のためにスライバ4が引出さ れた容器47aもしくは47bは排出され、前述したようにして容器47cから 、スライバ4の流出により不作動化されたオーブンエンド紡糸装置対の1aもし くはlbに新たなスライノく4が給送される。
第18図は本発明を実施するための奉賀的装置を示す略図である。スライバ4の 受領および供与のために必要な、スライバ始端準備装置9、その挾持装置91お よび92ならびにその制御装置93の前述した構成要素が、本実施態様において はオーブンエンド紡績機16およびこれを構成する複数個のオープンエンド紡糸 装置1に沿って運動可能の保守装置98に設けられている。必要に応じて単にス ライバ載置あるいはさらに追加的な処理、例えばボビン交換、糸継ぎを行う保守 装置が問題となる。
場合によりさらに特殊な処理を行うための種々の保守装置が設けられ得る。
すでに上述した構成要素のほかに、第18図にはスライバ給送部材5のための駆 動装置58も示されているが、これは必要に応じてさらに他の運動をもたらすこ ともできる。
オーブンエンド紡糸装置1(これについて第18図は単に供給装置2を示すに止 まる)の前に、本実施態様においては、第1図に示されている供給漏斗106の みならず、紡糸装置ごとに2個の供給漏斗170.171を装着した軌条17が 設けられており、これらは供給装置2の直前に交互にその作動位置にもたらされ る。第18図によれば、これら供給漏斗170.171はスライバ4の逆行を阻 止し、あるいは少なくともこれを困難ならしめるための歯が設けられている。ス ライバ4の供給装置2への給送は、供給漏斗170.171のこの構成により阻 害されることはない。
両供給漏斗170と171の間には、光源172が設けられ、その供給漏斗17 0側にはホトダイオード173が、供給漏斗171側にはホトダイオード174 が設けられている。光バリヤ175が光源172とホトダイオード173の間に 設けられて、供給漏斗170を通過するスライバ4を走査し、光源172とホト ダイオード174の間の光バリヤ176は供給漏斗171を通過するスライバ4 を走査する。両ホトダイオード173.174はオーブンエンド紡績機16の制 御装置18と接続されている。この制御装置18は、さらに2個の駆動装置17 7および178と接続されている。軌条17の駆動装置177は長手方向運動を 、軌条17の駆動装置178はこれに交叉する方向の運動をもたらす。
図示の出発位置において、オープンエンド紡糸装置lは供給装置2を介して容器 40から取出されたスライバ4の供給を受ける。第18図に示されるように、ス ライバ4はこの位置で供給装置2の供給漏斗170を通過して供給されており、 光バリヤ175はこのスライバ4の存在を確認している。
これに対して光バリヤ176はスライバ4の不存在を確認し、相当する信号を制 御装置18に与える。制御装置18はこれに対応する指令を保守装置98の制御 装置93に発する。これにより制御装置93の完成あるいは調整に応じて保守装 置98はスライバ4が取出されるオープンエンド紡糸装置lに近ずけられ、ある いはこのオープンエンド紡糸装置1外の最も近い位置に停止せいめられる。スラ イバ保守体32の前の準備位置に在るスライバ4は次いで上述したようにスライ バ給送部材5により受領され、今や所望の状態に在るスライバ始端準備装置9に 供給される。これは破線59で図示されている。スライバ始端43の準備終了後 、スライバ給送部材5は供給漏斗171の前にもたらされるが、これは線590 で示される。さらにスライバ給送部材5が軌条17上のこの供給漏斗171の前 に来ると、モータ500はさらに回転するように駆動され、これによりローラ5 0,51はスライバ4を供給漏斗171に供給する。次いで電磁石541のによ り、ローラ対50.51が拡開され、供給漏斗171内に導入されたスライバ4 はスライバ給送部材5から釈放される。スライバ給送部材5の運動によりスライ バはスライバ保持体32内を通過せしめられる。
供給漏斗170内を通過するスライバ4がなくなると、これは光バリヤ175に より検知され、対応する信号が制御装置18にもたらされ、対応する指令が駆動 装置177に与えられ、軌条は長手方向に移動せしめられ、これにより供給漏斗 171は供給装置2の前ですでに待期しているスライバ4の位置に達する。この 状態でさらにインパルスが駆動装置178に与えられ、これにより長手方向に直 交する軌条17が移動せしめられ、これと共に補充スライバは供給装置2におけ る供給架台21と供給ローラ20の間に導入される。供給ローラ20の回転によ り、スライバは引込まれ紡糸処理が継続され得る。
また軌条17は駆動装置178により出発位置に復帰せしめられる。
同様にして新規スライバ4が今や空になっている供給漏斗170中に供給され、 供給漏斗171を経て供給装置2に供給されているスライバ4が無くなると、軌 条17の逆行およびこれに交叉する方向の運動により上記新規スライバが供給装 置2内に導入される。このスライバ欠除は図示されていない手段により信号化さ れ、この信号に応じて新規スライバ待機が解除作動化される。
軌条17に装着されている両供給漏斗170および171は、スライバ保持の役 割を果たす。このような役割はまた供給漏斗106によっても遂行され得る。こ のような供給装置2に直列接続されたスライバ保持体あるいは保持体対は、スラ イバ供与を2段階で行い得る。これは、ことにスライバ供給装置が2個のスライ バ保持体を直列接続している場合に有利である。これは供給漏斗170゜171 として形成されていても、あるいは挟持体(図示せず)として形成されていても よい。ただし後者の場合は開閉可能でなければならない。これらスライバ保持体 は選択的に供給装置2に配置するか、あるいは待機位置に移動し得る。スライバ 保持体を挟持体として構成する場合には、これはスライバ給送部材5の給送運動 あるいはその存在に対応して開放され、またこの給送部材5の復帰運動あるいは その不存在に対応して閉鎖され、これにより新規スライバ4を受領しあるいは抑 留し得るようにするのが好ましい。
スライバ4はこのようにして2段階で繊維機械、例えばオープンエンド紡績機1 6に供与される。第1段階においてスライバ4は待機位置にもたらされ、第2段 階において適当な時点に、スライバ4を側方に、次いでこれと交叉する方向に移 動させて、作動している供給装置2の前まで持参し、次いでこれに導入する。こ の移動は上述の実証態様ではスライバ4の引出しに対応して行われる。
供給装置2に給送されるべきスライバ4を監視するための監視装置が、供給装置 2の前でスライバが完全に到達する位置に設けられる。これは軌条17に装着さ れた比較的長い保持体162.163と光バリヤ175.176との協力により 、新規スライバ4のスライバ始端43が、軌条17の移動により給送位置にあら かじめもたらされ、前回分スライバ4の端部と重畳して供給装置2に到着するよ うになされる。これにより操業が中断されず、導入処理の反覆を不必要ならしめ る。
光バリヤ175.176により、待機位置に在る供給漏斗170,171にスラ イバ4を導入することに失敗し、導入処理を反覆すべきか否かが監視される。導 入されるべきスライバ始端43の準備の欠陥による導入の失敗はあり得るから、 スライバ始端43準備も同時に反覆される。さらに直接的なスライバ供与の失敗 の場合にも同様に処理される。これらいずれの場合にも、あらかじめ定められる べき回数の試行を行ってなお失敗した場合には前述したようにこれは中断され、 相当する信号が発信される。
スライバ供与の場合の失敗の確実な阻止は、供給装置2に導入されるべきスライ バ4が、特定の受領位置に存在し、受領され、挾持されることにより達成される 。この挟持に次いでスライバは所望長さに切断され、始端43を先細に尖鋭化し 、場合によりこの形状を固体化する。
このように準備されたスライバ4が今や供給装置前にもたらされ、導入される。
その後、スライバ導入の結果を検査し、スライバが搬送されているか否かが監視 される。
こりはスライバ4(カップリング501の作動で、あるいはこのカップリングを 摺動カップリングとして構成することにより)により回転されるローラ50.5 1によって、あるいは他の特に形成された監視装置によって行われることができ 、これによりスライバ供与失敗の際この処理を反覆することができる。
例えば第14図に示されるような装置を使用して、導入されるべきスライバの供 与時点を他の方法で確認することもできる。容器40内の一定長さのスライバが 充填処理圏に堆積されたとき(第18図参照)、光バリヤ203(光源204お よびホトセル205)により遮光板202を走査するだけでよい。何となれば、 この遮光板は供給ローラ20の回転数に対して、これと共に、あるいは専用の駆 動装置200により駆動回転されるからである。
これにより確認されたインパルス数がスライバ長さに対応する。従うて、制御装 置93および/あるいは18と接続された調整装置により、スライバ交換を行う に必要なスライバ長さを決定することができる。この場合、供給装置2に新規ス ライバが導入されるとき、完全には無くせない誤差のために前回分のスライバ4 を切断する必要がある。このようにして第1回スライバ長さが確定されたとき、 すでに新規容器40準備のための、また新規スライバ40の受領位置における準 備のための(電気的)要求信号が出されており、第2回の確認された処理済スラ イバ長さが達成されたとき、新たな供与が開始されるようにすることができる。
このことは云うまでもなく、確定されたスライバ長さの到達に対応して、供給装 置2に導入されるべきスライバ4を収納する容器40が準備されていなければな らないことを意味する。処理位置は、もちろんこの時点ではまだ準備されていな い。まだどの容器も間もなくスライバが空になる状態にはないからである。スラ イバがなくなり、あるいは−2回目の確認スライバ長さに達すると、準備されて いる容器40のスライバ4が供給装置2に供与される。引出されたスライノ<4 が未だ終端とならない場合には適当な方法で切断される。
空の、あるいはほぼ空になった容器は処理位置から撤収され、すでに処理位置に 準備されていたスライバ充填容器と交代せしめられる。
、処理されたスライバ長さの確認によりスライバ4を切断し、交換されるべき容 器でスライバ残余分を搬出しなければならない事態を回避するために、第1図に おいて処理信号にある容器40,41に、それぞれ容器内容を検知するためのセ ンサ303.304を設け、これはスライバ4がなくなった場合、準備装置に在 るスライバ4の供給装置2への導入を開始させる。このセンサ303304は、 第1図においてスライバ供与装置3の案内杆状体300に装着し、またスライバ 給送部材5に装着することもできる。さらにセンサ303.304をスライバ供 与装置3の案内杆状体300あるいは他の適当な保持部材に移動可能に装着して 、手動的あるいは自動的に移動せしめられ、容器40,41の内容物検知を種々 の個所で行わせることもできる。またセンサ303.304を揺動可能に装着し 、同様にして容器40.41を適宜配置することもできる。
第1に確認されるスライバ長さは、例えばそれまでの4時間内に空にされたスラ イバ長さを測定して決定することもできる。スライバが充填されている容器の準 備のため、また事前に行われていない場合にはスライバ始端の一定の受領位置へ の搬送のため、充分な時間をとる必要がある。
受領位置に在るスライバ4の受領のために、またスライバを供給装置2の前に置 き、これに導入するために必要な部材およびその集合体は、繊維様機械の種類お よび構成に応じて、例えば梳整機79、あるいは繊維機械自体に置かれることも できる。これらはまた容器40の搬送装置、例えば搬送車両8に配置されること もできる。
スライバ4が処理位置に、例えばオーブンエンド紡糸装置1の供給装置2にもた らされたが、まだその受領位置に置かれていない場合に、これは例えばスライバ 始端をスライバ供与装置3に係合させるための装置、例えばスライバ案内装置と して構成された第2図のスライバ保持体32により行われ得る。スライバを係合 させる装置は、本質的に前述したスライバ給送部材5.55ないし56の形態を 有する。スライバ保持体32の場合、この係合装置は矢印PL (第2図)の運 動を行うことができなければならない。この係合を確実に行わせるためにな、制 御可能の挟持装置(スライバ給送部材5)としての構成が最も有利である。
スライバ受領部材はスライバ給送部材のように構成されているから、スライバ受 領部材はスライバ供与装置3にスライバ4を係合させるための装置として機能し 得る。
またスライバ4をスライバ供与装置3との係合から離脱させることも、このスラ イバ受領部材あるいはスライバ給送部材により行われ得る。
第22図は、第2図に示されたような構造の、スライバ4とスライバ供与装置と の係合を離脱させるための装置を示す。このスライバ係合離脱装置は、基本的に 二叉フォーク状のスライバ把持部材350を有し、これはその基部に回転可能の 杆状体351を有する。
これによりスライバ4は繊維機械の供給装置2に導入され、スライバ給送部材5 がスライバを釈放した後に、スライバ4はスライバ保持体から係合離脱せしめら れる。
この目的のため、スライバ4を係合離脱させる装置35は、スライバ4上の図示 位置にもたらされる。スライバ把持部材350は、その開放側に拡大導入開口3 52を有し、これはスライバ4の一定長さにわたりスライバ上に誘導する案内を もたらし、スライバ把持部材350が矢印P24方向、すなわちスライバ走行方 向に直交する方向に下降せしめられるときこれをこれを確実に包囲するように形 成されている。スライバ案内は上述したスライバ把持部材350の構成ではなく 、他の適当な位置、例えばスライバ供与装置3にもたらされ、容器40とスライ バ保持体31との間において一定の帯域でスライバ4を把持することによっても 行われ得る。
スライバ把持部材350がスライバ4を受領した後1、杆状体351はその軸線 を中心として矢印P25方向に回転せしめられ、これによりスライバ4はこれに より把持部材の杆状体351に対する配置は、杆状体351の矢印P2525方 向により、杆状体351が本質的にスライバ保持体3の仮想中心軸線りに位置す るとき、スライバ4が回転するスライバ把持部材350によりスライバ保持体3 2から上方に持ち上げられ、遂にはスライバ把持部材350により完全に釈放さ れ得るようになされている。
スライバ4の係合離脱を確実に行い得る他の実施態様もあり得る。例えばスライ バ係合離脱装置は、対応するスライバ探知運動を行い、スライバ4の受領が下方 押圧力の変化により信号化され、これによりその後の係合離脱させるための処理 が行われ得るように構成されることができる。
スライバ係合離脱は、当然のことながらスライバ係合が行われた後に始めて実施 されるべきものである。係合離脱が非手動的に行われるべき場合には、そのため の装置35をスイッチ装置(図示せず)、最も簡単な場合にはタイムリレーなど に接続し、これにより係合離脱を開始させる。あるいはまたスライバ給送部材5 .55ないし56の逆行運動に連動させることもできる。この逆行運動によりス ライバ供与が終了するからである。
スライバ係合が行われたとき始めてその係合離脱が開始されることを確実ならし めるために、このスイッチ装置は供給装置2の前のスライバ監視装置(例えば光 バリヤ175.176)と直接的あるいは間接的に接続される。スイッチ装置は またローラ50.51のスライバ監視装置520と接続してもよい。
スライバ誘導路からのスライバ4の係合離脱のための装置は種々の態様で構成さ れ得る。例えばスライバ誘導が閉鎖されたリングで行われ、その周囲の一部分で スライバ4の出入が行われる場合には、当然にスライバ係合装置が対応して形成 され、このリング部分の開放、閉鎖およびスライバの半径方向の脱出運動を可能 ならしめるように上記装置が運動せしめられる。
上述したところは、スライバ4の供給装置への導入が、機械長手方向に直交する 方向において、あるいは例えば丸編み機などのスライバ4を円形に処理する装置 の場合には−れに対して半径方向において行われることを前提としている。しか しながら、このことは必須の前提条件ではない。スライバ供与は例えば、装置長 手方向に対して平衡に、あるいは円形繊維機械に対して切線方向に行うことがで きる。ただし、この場合にスライバ給送部材5.55ないし56の運動をこれに 対応させる必要があることはもちろんである。同じことは場合により設けられる べき供給漏斗170.171およびその運動に関しても当てはまる。
FIG、16 FIG、 17 要 約 スライバ(4)を、供給装置(2)を具備する繊維機械に自動的に供与するため に、スライバ(4)の端部は一定の受領位置にもたらされる。この受領位置にお いて、スライバ端部がスライバ始端として受領され、供給装置(2)に交附され る。この方法を実施するために、スライバ供与装置f (3)が設けられ、この 特定の受領位置においてスライバ(4)が保持される。さらに、この受領位置に 供与されたスライバ(4)を受領するため、また供給装置(2)にこれを給送す るため、スライバ給送部材(5)が設けられる。上記繊維機械は、スライバ(4 )を処理しあるいは加工する任意の繊維機械、例えば延伸装置、紡糸機、編成機 などとして構成され得る。
国際調査報告 一齢吻情1^帥−−−− 灰π/DE 91100409国際調査報告 ;1頁の続き 優先権主張 [相]1弱0年11月8日[相]ドイツ(DE)[相]P4035 439,3発 明 者 シュトロベル、ミヒヤエル ドイツ連邦共和国、セ、7  ファー )発 明 者 フランツ、クラウス ドイツ連邦共和国、シュトラーセ、n 溌 明 者 シュラ−、エドムント ドイツ連邦共和国、り、13 溌 明 者 カール、ルベント ドイツ連邦共和国、−セ、13 アー 溌 明 者 ニーディング、ミヒヤエル ドイツ連邦共和国、ラーセ、4 、5ooo、ミュンヘン、2、クロイツシュトラー、 8071、ヴエトシュテ ツテン、シェルドルファー、 8070、インゴルシュタット、ヴエツケンヴエ ー、8070、インゴルシュタット、トーマスシュトラ、8070.インゴルシ ュタット、アナトミーシュト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.供給装置を具備する繊維機械ないし装置にスライバを自動的に供与する方法 であって、スライバの端部が特定の受領位置にもたらされ、ここでスライバ始端 としてスライバ端部が受領され、供給装置に交付されることを特徴とする方法。 2.請求範囲1による方法であって、スライバ始端がまず準備位置にもたらされ 、この準備位置から始めて受領位置に移送されることを特徴とする方法。 3.請求範囲1あるいは2による方法であって、準備位置あるいは受領位置が、 繊維機械に給送されるべき容器に設けられることを特徴とする方法。 4.請求範囲3による方法であって、準備位置あるいは受領位置が、容器の中央 に設けられることを特徴とする方法。 5.請求範囲3による方法であって、準備位置あるいは受領位置が、容器の周縁 部分に設けられることを特徴とする方法。 6.請求範囲4あるいは5による方法であって、容器において下方に突出するス ライバ端部が少なくとも100mmの長さを有することを特徴とする方法。 7.請求範囲6による方法であって、容器において下方に突出するスライバ端部 が最大限200mmの長さを有することを特徴とする方法。 8.請求範囲3から7のいずれかによる方法であって、スライバ始端として容器 充填を終了するスライバ端部が、容器に設けられる準備位置にもたらされ、次い でこのスライバ始端を有するスライバが、容器の搬送により関連する供給装置に おける受領位置にもたらされることを特徴とする方法。 9.請求範囲8による方法であって、充填処理圏で充填された容器が、充填処理 圏から搬出されて、スライバの補給が始めて完全に終結されることを特徴とする 方法。 10.請求範囲9による方法であって、容器の充填処理圏からの搬出方向に対し て同心的なスライバ端部の載置が、容器の後尾側において行われることを特徴と する方法。 11.請求範囲3から10のいずれかによる方法であって、スライバを充填した 容器が関連する供給装置の受領位置に搬送され、この搬送の間、スライバの容器 に対する関係位置が保証されることを特徴とする方法。 12.請求範囲3から11のいずれかによる方法であって、スライバ始端が受領 位置に達する瞬間まで、容器が回転しないように保証されることを特徴とする方 法。 13.請求範囲1から12のいずれかによる方法であって、準備位置および/あ るいは受領位置において、スライバ始端のある長さの切断片が、あらかじめ定め られた長さの所定径路にもたらされることを特徴とする方法。 14.請求範囲13による方法であって、スライバのある長さの切断片がスライ バ始端自由端部近くにおいて挾持され、スライバ他方端部が軸線方向に運動して 上記所定径路に案内されることを特徴とする方法。 15.請求範囲1から14のいずれかによる方法であって、スライバ始端が供給 装置に搬送されるべき容器の上方において受領位置にもたらされることを特徴と する方法。 16.請求範囲15による方法であって、供給装置に搬送されるべきスライバの 受領位置高さが、他の容器上方を搬送される際に、この他の容器中あるスライバ と接触しないような高さになされることを特徴とする方法。 17.請求範囲1から16のいずれかによる方法であって、スライバ始端が供給 装置への交付のためにあらかじめ準備されることを特徴とする方法。 18.請求範囲17による方法であって、準備されるべきスライバ始端が所定の 長さになされることを特徴とする方法。 19.請求範囲18による方法であって、スライバ始端が所定の長さになされる 間に、この始端から所定太さに相当しないスライバ切片が切断されることを特徴 とする方法。 20.請求範囲18あるいは19による方法であって、所定の長さになされるべ きスライバ始端が、スライバの相互牽引により形成されることを特徴とする方法 。 21.請求範囲17から20のいずれかによる方法であって、準備されるべきス ライバ始端が先細に尖鋭化されることを特徴とする方法。 22.請求範囲21による方法であって、準備されるべきスライバ始端が、尖鋭 化のためその固有の軸線を中心として回転せしめられることを特徴とする方法。 23.請求範囲17から22のいずれかによる方法であって、準備されるべきス ライバ始端が空気流にさらされることを特徴とする方法。 24.請求範囲17から23のいずれかによる方法であって、準備されたスライ バ始端がその形態に安定化処理されることを特徴とする方法。 25.請求範囲24による方法であって、スライバ始端の安定化が、所定時間後 に遅滞なく蒸散する媒体を施すことにより行われることを特徴とする方法。 26.請求範囲1から25のいずれかによる方法であって、スライバ始端が準備 位置あるいは受領位置に在る際に保持体に導入され、スライバがさらにその後の スライバ供与および/あるいは準備の工程の間これに滞留せしめられることを特 徴とする方法。 27.請求範囲1から26のいずれかによる方法であって、スライバ始端が繊維 機械への供与に際し、作動中の供給装置に直接導入されることを特徴とする方法 。 28.請求範囲27による方法であって、スライバ始端の供給装置への導入速度 が、供給装置の供給速度により決定されることを特徴とする方法。 29.請求範囲28による方法であって、供給装置の供給速度より遅い、あるい は最大限同じ速度で、スライバ始端が供給装置に給送されることを特徴とする方 法。 30.請求範囲1から29による方法であって、供給装置の前に供与されるスラ イバ運動が監視されており、スライバが移送されない場合には、スライバの導入 が反覆されることを特徴とする方法。 31.スライバがオープンエンド紡糸装置の供給装置に供給され、スライバの欠 除による糸切れが遅延せしめられ、糸継ぎ処理によりこれが解消される、請求範 囲1から30のいずれかによる方法であって、供給装置への有効なスライバ導入 により糸継ぎ処理が終了することを特徴とする方法。 32.請求範囲31による方法であって、糸継ぎ処理前、スライバの給送の間、 スライバから抜き取られる繊維が紡糸単位の繊維貯留部で阻止され、帯同される ことを特徴とする方法。 33.紡糸単位において紡糸減圧が生起せしめられる、請求範囲32による方法 であって、紡糸単位における繊維貯留部における阻止のために、供給装置へのス ライバ導入の間、継続的あるいは断続的に導入が抑止され、供給装置に供給され る繊維が紡糸有効減圧により帯同されることを特徴とする方法。 34.請求範囲1から26および30から33のいずれかによる方法であって、 スライバ始端が繊維機械に供与される際に正常なスライバ走行状態にある待機位 置にもたらし、これから所望の時点において供給装置前の給送位置にもたらし、 作動中の供給装置に導入することを特徴とする方法。 35.請求範囲34による方法において、待機位置に在るスライバ始端の給送位 置への移送を、それまで供給装置に給送されたスライバ走行に関連して行うこと を特徴とする方法。 36.請求範囲35による方法であって、スライバ始端を、供給装置中のやがて なくなるスライバの終端と重畳させて給送するように、早目に給送位置にもたら すことを特徴とする方法。 37.請求範囲34から36のいずれかによる方法であって、待機位置に在るス ライバ始端が滑動逆行しないようになさることを特徴とする方法。 38.請求範囲34から37のいずれかによる方法において、待機位置にもたら されたスライバ始端が監視され、スライバ始端の導入に失敗した場合、導入処理 が反覆されることを特徴とする方法。 39.請求範囲30あるいは38による方法であって、スライバ始端の準備から 導入処理が反覆されることを特徴とする方法。 40.請求範囲30から39のいずれかによる方法であって、所定回数の試行が 失敗した場合に信号が生起せしめられることを特徴とする方法。 41.請求範囲1から40のいずれかによる方法であって、給送されるべきスラ イバが所定のいずれの位置において受領され、挾持され、次いで切断され、特定 の形態になされ、このように準備されたスライバが供給装置前にもたらされ、こ れに導入され、これから特定の長さで供給装置に導入され、スライバ始端の導入 に失敗した場合に導入処理を反覆するために上記導入の結果が監視されることを 特徴とする方法。 42.請求範囲1から41のいずれかによる方法であって、供給装置に給送され るべきスライバの長さが監視され、確認されたスライバ長さを上廻る場合にこれ に応じて追加容器が準備され、スライバ始端が供給装置に導入されることを特徴 とする方法。 43.請求範囲1から42のいずれかによる方法であって、供給装置に給送され るべきスライバの長さが監視され、確認されたスライバ長さに達することにより あらかじめ準備されている容器中に在るスライバのスライバ始端が供給装置に導 入されることを特徴とする方法。 44.請求範囲1から43のいずれかによる方法であって、待機位置にもたらさ れるべきスライバを充填した容器が準備され、新しく供与されるスライバを充填 した容器が処理位置にもたらされ、スライバが取出されて空になった容器をその 処理位置から退出せしめられることを特徴とする方法。 45.請求範囲1から44のいずれかによる方法であって、供給装置に給送され るべきスライバを充填した容器の内部が探知され、そのスライバがなくなること により準備位置に在ったスライバの始端の供給装置への導入が開始されることを 特徴とする方法。 46.容器が2個ずつならんで各供給装置における処理位置に配置されている、 請求範囲1から45のいずれかによる方法であって、2個の隣接する供給装置の ための処理位置に2個ずつならんで配置されている容器の背後に、供給装置にス ライバを導入するための予備容器としての第3の容器のための待機位置が設けら れていることを特徴とする方法。 47.請求範囲1から46のいずれかによる方法を実施するための、供給装置を 具備する繊維機械ないし装置にスライバを自動的に供与する装置でっあて、スラ イバ(4)を特定の受領位置に保持し得るスライバ供与装置(3)と、上記受領 位置に置かれているスライバ(4)を受領し、これを供給装置(2)に導入する ためのスライバ給送部材(5、55、56)とを具備することを特徴とする装置 。 48.請求範囲47による装置であって、供与装置(3)が容器(40、41、 410、411、45、450−455、46、460−464)により構成さ れ、供与されるべきスライバ(4)がこれから供給装置(2)に供与されること を特徴とする装置。 49.請求範囲48による装置であって、スライバ供与装置(70)と、容器( 40、41、410、411、45、450−455、46、460−464) およびスライバ供与装置(70)の間に相対運動を生起させ、これによりスライ バ端部(430)が容器(40、41、410、411、45、450−464 、46、460−464)の特定位置に載置するための制御装置とを有する充填 処理圏(7、79)が設けられていることを特徴とする装置。 50.請求範囲49による装置であって、スライバ端部(430)を容器(40 、41、410、411、45、450−454、46、460−464)内の スライバ捲回体中央に配置するスライバ供与装置(70)が設けられていること を特徴とする装置。 51.請求範囲50による装置であって、容器(40、41、410、411、 45、450−454、46、460−464)の中央においてスライバ給送部 材(55、56)がスライバ捲回体の間にもたらされ、スライバ端部(430) を確実に受領し得るようになされたことを特徴とする装置。 52.請求範囲49による装置であって、スライバ端部(430)を容器周縁( 401)に置くスライバ供与装置が設けられていることを特徴とする装置。 53.請求範囲52による装置であって、スライバ給送部材(56)が容器(4 0、41、410、411、45、450−454、46、460−464)の 周縁に沿って運動可能になされ、これによりスライバ端部(430)を確実に受 領し得るようになされていることを特徴とする装置。 54.請求範囲47による装置であって、スライバ供与装置(3)が容器(40 、41、410、411、45、450−454、46、460−464)に固 定されることを特徴とする装置。 55.請求範囲54による装置であって、容器(40、41、410、411、 45、450−454、46、460−464)にスライバ供与装置(3)が除 去可能に装着されていることを特徴とする装置。 56.請求範囲54あるいは56による装置であって、スライバ供与装置(3) がスライバ案内として構成されていることを特徴とする装置。 57.請求範囲54から56のいずれかによる装置であって、スライバ供与装置 と、この供与装置および供与装置(3)の間の相対運動をもたらし、スライバ( 4)の末端がスライバ供与装置(3)に置かれるようにする制御装置とを有する スライバ充填処理圏(70、79)が設けられていることを特徴とする装置。 58.請求範囲47から57のいずれかによる装置であって、容器(40、41 、410、411、45、450−454、46、460−464)における特 定位置に置かれたスライバ(4)を確実に受領し、これをスライバ始端(43) としてスライバ給送部材(5、55、56)に交付するためのスライバ受領装置 が設けられていることを特徴とする装置。 59.請求範囲58による装置であって、スライバ受領装置が容器(40、41 、410、411、45、450−454、46、460−464)の中央にお けるスライバ捲回体の間にもたらされ得ることを特徴とする装置。 60.請求範囲58による装置であって、スライバ受領装置が、容器(40、4 1、410、411、45、450−454、46、460−464)の周縁に 沿って運動し得ることを特徴とする装置。 61.請求範囲47から60のいずれかによる装置であって、空気力学的スライ バ供与装置および/あるいはスライバ受領装置および/あるいはスライバ給送部 材(55、56)が設けられていることを特徴とする装置。 62.請求範囲61による装置であって、スライバ供与装置および/あるいはス ライバ受領装置および/あるいはスライバ給送部材(55、56)が、加圧/減 圧源に切換え可能に接続されているほぼ管状の本体部分を有し、その自由端部に 把持されるべきスライバ端部(430)の一定長さに適合せしめられたフィルタ (522)が設けられ、これが上記本体部分周面の一部分にわたり延びているこ とを特徴とする装置。 63.請求範囲62による装置であって、上記本体部分が長手方向に延びる画室 (554、554、556)に分割され、フィルタ(552)の分離された面( 552a、552b)により各画室が減圧あるいは加圧状態に切換えられること を特徴とする装置。 64.請求範囲63による装置であって、空気力学的スライバ供与装置および/ あるいはスライバ受領装置および/あるいはスライバ給送部材(55、56)に おける空気流がその運動に対応して制御可能になされいてるいことを特徴とする 装置。 65.請求範囲49あるいは57による装置であって、容器(40、41、41 0、411、45、450−454、46、460−464)を充填処理圏(7 0、79)から供給装置(2)に搬送し得る搬送装置(8)ならびにこの搬送装 置(8)および容器(40、41、410、411、45、450−454、4 6、460−464)に設けられた協働する案内部材(81、810−812、 311、403−406、411)が設けられていることを特徴とする装置。 66.請求範囲65による装置であって、容器(40、41、410、411、 45、450−454、46、460−464)および繊維機械(16)と協働 作用する案内部材(311、403−406、411、160、161)が設け られていることを特徴とする装置。 67.請求範囲65あるいは66による装置であって、容器(40、41、41 1)の下方端近くに案内部材(164)が配置されていることを特徴とする装置 。68.請求範囲65あるいは66による装置であって、容器(40、41、4 11)の上方周縁近くに案内部材(165)が配置されていることを特徴とする 装置。 69.請求範囲65から68のいずれかによる装置であって、容器(411)に 装着された案内部材が容器(411)の非円形外形により形成されることを特徴 とする装置。 70.請求範囲69による装置であって、細長い横断面を有する容器(411) が使用されることを特徴とする装置。 71.請求範囲70による装置であって、上記容器(411)の容積が、慣用の 断面円形容器の収納容積に相応する収納容積であるように選ばれることを特徴と する装置。 72.請求範囲71による装置であって、細長い横断面を有する容器(411) の収納容積が、450から500mmの直径を有する断面円形容器の収納容積に 相応することを特徴とする装置。 73.請求範囲71あるいは72による装置であって、容器の幅がオープンエン ド紡績機における紡糸位置の幅に対応し、この容器の長さがその幅のほぼ4倍で あることを特徴とする装置。 74.請求範囲47から73のいずれかによる装置であって、容器(411)が 外力により揚挙可能の底壁(414)を有することを特徴とする装置。 75.請求範囲65から74のいずれかによる装置であって、容器(40)の案 内部材(311)がスライバ供与装置(3)と結合されていることを特徴とする 装置。 76.請求範囲47による装置であって、スライバ供与装置(3)が機枠(10 7)の端部に固定された案内部材(30)に設置されていることを特徴とする装 置。 77.請求範囲76による装置であって、案内部材(300)が機械長手方向に 移動可能であることを特徴とする装置。 78.請求範囲54から77のいずれかによる装置であって、スライバ供与装置 (3)が容器上方周縁(401)の上方に縦方向間隔を置いて設けられているこ とを特徴とする装置。 79.請求範囲54から78のいずれかによる装置であって、スライバ供与装置 (3)が、間隔を置いて配置された2個のスライバ保持体(32、33)を具備 することを特徴とする装置。 80.請求範囲79による装置であって、両スライバ保持体(32、33)が、 同じ高さで水平面上に配置されていることを特徴とする装置。 81.請求範囲79あるいは80による装置であって、スライバ始端(43)方 向にスライバ案内として設けられている第1スライバ保持体(32)と、挾持体 として構成されている第2スライバ保持体とを有することを特徴とする装置。 82.請求範囲81による装置であって、スライバ供与装置(3)の挾持体が、 スライバ長さ方向に直交して延びる、スライバ(4)の自己挿入を可能ならしめ るスライバ供与案内(334、335)を有することを特徴とする装置。 83.請求範囲81あるいは82による装置であって、スライバ案内部材(32 )が半径方向外方に延びるスライバ導入スリット(322)を有することを特徴 とする装置。 84.請求範囲81から83のいずれかによる装置であって、スライバ案内部材 (32)にスライバ始端(43)を導入するための装置が設けられていることを 特徴とする装置。 85.請求範囲82による装置であって、スライバ(4)を導入するための装置 が制御可能の挾持装置として構成されていることを特徴とする装置。 86.請求範囲81から85のいずれかによる装置であって、スライバ(4)を スライバ案内部材(32)からはずすための装置(35)が設けられていること を特徴とする装置。 87.請求範囲86による装置であって、スライバ(4)をはずすための装置が 、スライバ(4)に直交して運動可能であり、長手方向軸線を中心として回転可 能に装着され、半径方向に間隔を置いて設けられる二又フォーク状のスライバ把 持体(350)として構成されていることを特徴とする装置。 88.請求範囲87による装置であって、スライバ把持体(350)が、スライ バ(4)の所定のスライバ走行路にもたらすスライバ案内部(352)を有する ことを特徴とする装置。 89.請求範囲88による装置であって、スライバ案内部(352)がスライバ 把持体(350)の構成部分であることを特徴とする装置。 90.請求範囲86から89による装置であって、スライバ案内部材(32)か らスライバをはずす処理を開始させる切換装置が設けられていることを特徴とす る装置。 91.請求範囲90による装置であって、上記切換装置が、スライバ監視装置( 520、175、176)により制御されるようにこれと接続されていることを 特徴とする装置。 92.請求範囲84あるいは86による装置であって、スライバ(4)を糸通し する装置および/あるいはスライバ(4)をはずす装置(35)が、スライバ受 領装置あるいはスライバ給送部材(5、55、56)により構成されていること を特徴とする装置。 93.請求範囲47から92のいずれかによる装置であって、スライバ供与装置 (3)がスライバ長さ標示装置を有することを特徴とする装置。 94.請求範囲47から93のいずれかによる装置であって、スライバ給送部材 (5)が、受領位置に在るスライバ(4)に対してこれに交叉する方向に運動す る制御可能の挾持装置(50、51、92)を具備することを特徴とする装置。 95.請求範囲93あるいは94による装置であって、スライバ給送部材の制御 可能挾持装置(50、51)がローラ対として構成され、これらによりスライバ 始端(43)が供給装置(2)に給送可能であり、かつローラ(50、51)が 半径方向に相互に離間可能になされていることを特徴とする装置。 96.請求範囲95による装置であって、ローラ対が駆動ローラ(50)と、こ の駆動ローラ(50)により駆動される従動ローラ(51)を有することを特徴 とする装置。 97.請求範囲95あるいは96による装置であって、ローラ(50、51)が 運動可能に配置され、この配置位置への挾持線がスライバ支承体(505)によ り限定されることを特徴とする装置。 98.請求範囲97による装置であって、ローラ(50、51)がそれぞれ条溝 (506、511)を有し、両者の傾斜により給送方向に回転するローラ(50 、51)によりスライバが相互に接近せしめられることを特徴とする装置。 99.請求範囲47から98のいずれかによる装置であって、スライバ監視装置 (520、175、176)がスライバ給送部材(5、55、56)と制御的に 接続されていることを特徴とする装置。 100.請求範囲99による装置であって、スライバ監視装置(520、175 、176)が作用するように供給装置(2)の前にもたらされ得ることを特徴と する装置。 101.請求範囲100による装置であって、スライバ監視装置(520)がス ライバ給送部材(5)に設けられていることを特徴とする装置。 102.請求範囲101による装置であって、スライバ監視装置(520)が走 査装置として形成され、これがローラ対(50、51)に配置され、このローラ 対が走行するスライバ(4)により駆動回転せしめられるようになされているこ とを特徴とする装置。 103.請求範囲102による装置であって、駆動回転せしめられるローラ(5 0)の駆動がカップリング(501)を介して行われることを特徴とする装置。 104.請求範囲103による装置であって、カップリング(501)が制御さ れ得るようになされていることを特徴とする装置。 105.請求範囲103による装置であって、カップリング(501)が誘導カ ップリングとして構成されていることを特徴とする装置。 106.請求範囲102から105のいずれかによる装置であって、両ローラ( 50、51)のいずれか一方がその周面に標識(502、506、511)を有 し、これが走査装置(520)により検知されることを特徴とする装置。 107.請求範囲106による装置であって、標識が最大限90°の周面間隔で 設けられていることを特徴とする装置。 108.請求範囲98から106のいずれかによる装置であって、標識ローラ( 50、51)の条溝(506、511)により形成されていることを特徴とする 装置。 109.請求範囲99による装置であって、スライバ監視装置が、中断されない 紡糸操業において供給装置(2)の駆動装置(200)を走査する装置(202 、203、204、205)により構成されていることを特徴とする装置。 110、請求範囲90あるいは102による装置であって、走査装置(520) がスライバ(4)をはずすための切換装置として構成されていることを特徴とす る装置。 111.請求範囲95から110のいずれかによる装置であって、ローラ(50 、51)が回転方向において逆転可能であり、スライバ始端に向かう方向におい てスライバ長さ走査装置(962)がその後に設けられ、これがローラ(50、 51)の駆動装置(500)と制御的に接続されいることを特徴とする装置。 112.請求範囲95から111のいずれかによる装置であって、スライバ給送 部材(5)のローラ対回転速度が、供給装置(2)の周速度に対応して決定され ることを特徴とする装置。 113.請求範囲47から111のいずれかによる装置であって、スライバ給送 部材(5)が回転可能に装着され、その回転速度が、供給装置(2)の周速度に 対応して決定され得ることを特徴とする装置。 114.請求範囲95から113のいずれかによる装置であって、ローラ(50 、51)がスライバ太さ走査装置の一部をなし、これがローラ(50、51)の 駆動装置と制御的に接続されていることを特徴とする装置。 115.請求範囲47から114のいずれかによる装置であって、スライバ始端 準備装置(9)が相対的に運動し得る二部分から成り、その一方がスライバ給送 部材(5、55、56)により形成されることを特徴とする装置。 116.請求範囲115による装置であって、スライバ始端準備装置(9)のス ライバ給送部材(5、55、56)と協動作用する部分が静止的に構成されてい ることを特徴とする装置。 117.請求範囲115あるいは116による装置であって、スライバ始端準備 装置(9)が供給漏斗(952)を有することを特徴とする装置。 118.請求範囲117による装置であって、供給漏斗(952)が回転駆動さ れることを特徴とする装置。 119.請求範囲115から118のいずれかによる装置であって、スライバ始 端準備装置(9)が制御され得る吸気管(95)を具備することを特徴とする装 置。 120.請求範囲119による装置であって、吸気管(95)が軸方向および切 線方向素子に合流する、少なくとも1個の圧搾空気ノズル(958)を有するこ とを特徴とする装置。 121.請求範囲119あるいは120による装置であって、吸気管(95)が らせん状形態を有することを特徴とする装置。 122.請求範囲47から121のいずれかによる装置であって、スライバ始端 準備装置(9)がスライバ切断装置(91、92;5、91;96)を有するこ とを特徴とする装置。 123.請求範囲122による装置であって、スライバ切断装置がカッタ装置( 96)として構成されていることを特徴とする装置。 124.請求範囲93から123のいずれかによる装置であって、スライバ長さ 測定表示装置がカッタ装置(96)として構成されていることを特徴とする装置 。125.請求範囲119から123のいずれかによる装置であって、カッタ装 置(96)が吸気管(95)の内部に設けられていることを特徴とする装置。 126.請求範囲125による装置であって、カッタ装置(96)が支台(96 1)およびこの支台(961)に対し半径方向に運動可能のカッタブレード(9 60)とから成り、これらが吸気管(95)内部の待機位置に配置されてること を特徴とする装置。 127.請求範囲126による装置であって、支台(961)が支軸を中心とし て回転し得る円筒体として構成されていることを特徴とする装置。 128.請求範囲127による装置であって、上記円筒体が切断装置の各作動ご とに、カッタブレード(960)によりその衝程により回転角(α)だけ回転せ しめられることを特徴とする装置。 129.請求範囲122から128のいずれかによる装置であって、スライバ切 断装置(91、92;91、50、51)が、スライバ給送部材(5)と協働す る制御可能挟持装置(91)を有することを特徴とする装置。 130.請求範囲129による装置であって、スライバ始端準備装置(9)の、 スライバ給送部材(5)と協働する挟持装置(91)が、スライバ給送部材(5 )のローラ(50、51)を駆動する装置と制御的に接続されていることを特徴 とする装置。 131.請求範囲129あるいは130による装置であって、スライバ給送部材 (5)と協働する挾持装置が、対向する方向に駆動回転される1対のローラ(9 24、952)から構成されることを特徴とする装置。 132.請求範囲131による装置であって、ローラ(924、925)が相互 に交叉して配置されていることを特徴とする装置。 133.請求範囲122から132のいずれかによる装置であって、スライバ給 送部材(5)のフローラ対が、スライバ切断装置(50、51、91)の一部を 構成することを特徴とする装置。 134.請求範囲122から133のいずれかによる装置であって、スライバ給 送部材(5)とこれに協働する挟持装置(91)とが、相対的間隔を変え得るよ うに駆動されることを特徴とする装置。 135.請求範囲134による装置であって、スライバ切断装置が、スライバ始 端(43)方向において、ローラ対(50、51)の上流に設けられたさらに他 の制御可能挾持装置(92)を有することを特徴とする装置。 136.請求範囲135による装置であって、ローラ対(50、51)の上流に 設けられたさらに他の挟持装置(92)が、相互挾持面(921、923)を有 する2個の挾持部材(920、922)を有することを特徴とする装置。 137.請求範囲136による装置であって、相互挟持面(921、923)が 、丸味を有する面であることを特徴とする装置。 138.請求範囲137による装置であって、相互挟持面(921、923)の 一方が、凸面であり、その他方が凹面であることを特徴とする装置。 139.請求範囲135から138のいずれかによる装置であって、スライバ切 断装置の制御可能の両挾持体(91、92;91、50、51)が同調的に制御 可能であることを特徴とする装置。 140.請求範囲134から139のいずれかによる装置であって、スライバ切 断装置における両挾持体(91、92;91、50、51)の最少限間隔が、ス ライバ(4)を構成する繊維ステーブル長さにより決定されることを特徴とする 装置。 141.請求範囲134から140のいずれかによる装置であって、スライバ切 断装置の両挟持体(91、92;91、50、51)間の間隔が、ほぼステーブ ル長さの2倍まで拡大され得ることを特徴とする装置。 142.請求範囲134から141のいずれかによる装置であって、両挟持体( 91、92;91、50、51)の少なくとも一方が、上記最少限間隔の拡大の ために回転可能に装着されていることを特徴とする装置。 143.請求範囲115から142のいずれかによる装置であって、スライバ始 端準備装置(9)が、スライバ長さ走査装置(962)を備え、これが制御的に 制御装置(93)に接続されていることを特徴とする装置。 144.請求範囲143による装置であって、制御装置(93)がスライバ給送 部材(5)のローラ(50、51)の駆動装置に制御的に接続されていることを 特調とする装置。 145.請求範囲115から144のいずれかによる装置であって、スライバ始 端準備装置(9)が、スライバ端部に作用するスライバ端部安定化装置(965 )を具備することを特徴とする装置。 146.請求範囲145による装置であって、スライバ端部安定化装置(965 )が噴霧装置として構成されていることを特徴とする装置。 147.請求範囲146による装置であって、噴霧装置(965)が氷結化装置 として構成されていることを特徴とする装置。 148.請求範囲47から147のいずれかによる装置であって、供給装置(2 )の前にスライバ保持体(106、170、171)が設けられていることを特 徴とする装置。 149.請求範囲148による装置であって、供給装置(2)の前に少なくとも 2個のスライバ保持体(170、171)が設けられ、これらスライバ保持体( 170、171)が選択的に給送可能になり、あるいはスライバ準備位置にもた らされ得ることを特徴とする装置。 150.請求範囲148あるいは149による装置であって、スライバ保持体( 106、170、171)の少なくとも1個が、開閉可能であることを特徴どす る装置。 151.請求範囲148あるいは150による装置であって、スライバ保持体( 106、170、171)の少なくとも1個が、スライバ給送部材(5、55、 56)の運動および/あるいは位置に応じて制御可能であることを特徴とする装 置。 152.請求範囲148から151のいずれかによる装置であって、スライバ保 持体(106、170、171)の少なくとも1個がスライバ供給漏斗として構 成されていることを特徴とする装置。 153.請求範囲47から152のいずれかによる装置であって、スライバ給送 部材(5、55、56)および場合によりさらにスライバ始端準備装置(9)お よび挟持装置(91、92;91、50、51)のような補助装置が、同様の複 数の処理位置に沿って移動可能の保守装置上に設けられていることを特徴とする 装置。 154.請求範囲65から152のいずれかによる装置であって、スライバ給送 部材(5、55、56)および場合によりさらにスライバ始端準備装置(9)お よび挾持装置(91、92;91、50、51)のような補助装置が、搬送装置 (8)上に設けられていることを特徴とする装置。 155.請求範囲153あるいは154による装置であって、スライバ給送部材 (5、55、56)およびさらにスライバ始端準備装置(9)および挟持装置( 91、92;91、50、51)のような補助装置が、高さ調節可能に設けられ ていることを特徴とする装置。
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