JP3521085B2 - スライバの処理、加工を行なう装置におけるスライバ容器搬送のための方法および装置 - Google Patents

スライバの処理、加工を行なう装置におけるスライバ容器搬送のための方法および装置

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JP3521085B2 JP50892991A JP50892991A JP3521085B2 JP 3521085 B2 JP3521085 B2 JP 3521085B2 JP 50892991 A JP50892991 A JP 50892991A JP 50892991 A JP50892991 A JP 50892991A JP 3521085 B2 JP3521085 B2 JP 3521085B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスライバを処理、加工する機械、装置の少な
くとも1台に容器受取り位置および容器引渡し位置が設
けられており、これらの機械、装置間に設けられた走行
路上を走行する容器搬送手段により容器を搬送するため
の方法、ならびにこれら方法を実施するための装置に関
するものである。
容器の自動的搬送には、スライバを処理、加工する機
械、装置から、このような機械、装置に容器搬送手段に
より容器を給送するべき問題がある。梳整機ないし牽伸
機について,容器をスライバ充填位置から転動させる牽
伸機位置に、容器搬送手段を停止させることは公知であ
る(西独特許1265014号)。この容器搬送手段(車輌)
はさらに、最も近い容器を押出し得るようにその都度容
器列に対して位置を変えねばならない。すなわち充満容
器を受領する前に空容器を引渡すとき、容器搬送手段は
その位置を変えねばならない欠点がある。このことは車
輌の対応する駆動装置、走行装置を作動させる点で面倒
であるばかりでなく、このための場所が必要である。さ
らに、スライバを処理、加工する2台以上の機械、装置
間において容器を自動的に搬送する場合、これらの機
械、装置が異なる性格のものであれば、容器の需要、供
給も同様にして相違するという問題がある。
そこで本発明の目的は、スライバを処理、加工する機
械、装置における、あるいはこれらの間における処理、
操作が合理的になされ、従って時間および/あるいは場
所が節減される自動的容器搬送方法およびこれを実施す
る装置系を提供することである。
この目的は、スライバを処理、加工する機械、装置に
おける一位置において、容器を容器搬送手段に積込み、
かつ降ろす本発明方法により達成されることが見出され
た。このようにして作業時間が短縮される。何となれ
ば、容器搬送手段のある作業位置における作業手順にお
いて、容器搬送手段から容器が搬出され、次いで容器搬
送手段があらためて他の作業位置を占め、ここで始めて
新しい容器を搬送手段に搬入するのではなく、搬送手段
がある作業位置を占めたならば、ここで容器の積み降ろ
しが同時になされるからである。このような方法により
必然的に、容器引受け位置および容器引渡し位置の領域
における機械,装置の簡潔化、縮小化をもたらす。何と
なれば、同様な容器の搬入、搬出運動をもたらす相対的
配置を許容するからである。
ことに容器搬送手段が、容器引受け位置と容器引渡し
位置の間に走行侵入し得るようにされた機械、装置にお
いては、この簡潔化、縮小化は著しい。何となれば本発
明による容器搬送手段はその一方側から容器を降ろし、
その他方側から容器を積込むように構成されているから
である。
容器搬送手段を介して関連せしめられるべきスライバ
を処理、加工する種々の機械、装置のために容器搬送手
段の積み降ろしのための種々の方法を採用しなくても済
むようにするには、常に空容器/充満容器が積込まれ、
同時に充満容器/空容器が降ろされるのが好ましい。こ
のようにしてスライバを処理、加工する種々の機械、装
置における容器積み降ろしのために同一の容器積み降ろ
し装置が設けられる。
長く延びている紡糸機ないし撚糸機では、ことに容器
の交換が困難である。他の繊維機械(例えば梳整機ない
し牽伸機)と異なり、容器は機械、装置内を貫通移動す
るのではなく、また、常に機械、装置の同一位置に給送
され、機械、装置の同様に不変の他の位置で再び受領さ
れるのではなく、容器搬送手段により相互に接続された
機械、装置が効率的に作業を行い得るようにしなければ
ならないからである。本発明により、容器搬送手段には
少なくとも2個所の容器収納部分を設け、そのうちの1
個所の容器収納部分は容器交換開始のため空席にされて
おり、機械、装置に設けられている、容器受取り位置で
もあり、同時に容器引渡し位置でもある容器支承面か
ら、交換されるべき容器を上記空席収納部分に積込み、
次いで交換されるべき充満容器を他の容器収納部分に持
っている容器搬送手段を移動させて、今や空席となって
いる機械、装置の容器支承面に降ろし、これにより容器
搬送手段における1個所の容器収納部分が空席になされ
る。この容器積み降ろしの運動を簡単ならしめるため、
容器積み降ろし作業は容器の揚挙、下降なしに行うのが
有利である。これにより容器の積み降ろし作業は、単に
容器の並進運動のみにより行われる。ことにスライバを
処理、加工する各機械、装置ごとに別個の積み降ろし装
置を設け、これにより容器搬送手段における積み降ろし
を行うのが有利である。
この場合、容器搬送手段により相互に接続されたスラ
イバ処理、加工機械装置の作業態様は、相互に同調せし
められる必要はない。本発明方法の他の実施態様によれ
ば、第1のスライバ処理、加工機械、装置から他のスラ
イバ処理、加工機械、装置に給送されるべき容器は、こ
の他のスライバ処理、加工機械装置において当面容器を
必要としない場合には、一時的に容器集積庫に滞留し、
上記の機械、装置が容器を必要とするに至ったとき、始
めて容器集積庫から給送される。このような容器の中間
集積により、各種各様の機械、装置における異なる作業
速度、作業サイクルが均斉化される。 容器集積庫 本発明のさらに他の有利な実施態様においては、2台
のスライバ処理、加工機械、装置間において容器は検査
に付される。これは容器中間集積所と接続して行われ得
るが、これがなくても実施可能である。容器管理と結び
付いた容器集積庫は、障害のある容器を廃棄し、何れか
の理由から完全に空になっていない容器から内容物を排
出し、充填により単一の切れ目のないスライバを収納す
るようにするため、比較的長時間をかけ得る利点をもた
らす。このような方法は、容器搬送手段の同時積み降ろ
しと相まって、またこれと無関係に使用され得る。また
この方法は長列の紡糸機ないし撚糸機において容器交換
を行う場合にも同様に使用され得る。
検査は種々の位置において行われ得るが、スライバ処
理、加工機械、装置では行わないのが有利である。多数
の検査位置を設けるべきことが前提となっているからで
ある。これを減少するために、本発明においては、容器
搬送手段の所定の走行路において容器を検査するか、あ
るいは所定走行路から検査のために容器を例えば集積所
に引込み、ここで検査を行う。欠陥容器あるいは完全に
空になっていない容器によりその後の処理において故障
が生じる事態を回避するために、問題のある容器をスラ
イバ処理、加工機械、装置に再給送することなく、給送
走行路から排除するのが好ましい。
多少とも残存スライバを含有する容器をなくするた
め、充填されるべき容器を充填する前に検査するのが好
ましい。この検査は種々の方法で行われることができ、
例えば容器内部をセンサにより探査してスライバ充填状
態が把握され得る。
充填されるべき容器がなお残存スライバを収容してい
る場合には、本発明の有利な実施態様においては、この
容器をさらに充填位置に給送する前にその内容物が排出
される。
容器に障害がある場合にスライバを再処理し、加工す
る際に故障が生ずるので、容器の物理的状態が良好であ
るか否かを事前に検査することが望ましい。
この検査を行うため、本発明方法においては、少なく
ともスライバ処理、加工機械、装置における容器引受け
位置および容器引渡し位置を相互に、また容器搬送手段
の走行路に対して近接して配置し、容器移動手段によ
り、容器搬送手段から容器を容器引受け位置に移動し、
同時に容器引渡し位置から他の容器を容器搬送手段に移
動する。これにより構成が簡潔となり、作業時間が短縮
される。
容器搬送手段の容器積み降ろし運動を簡単な態様で行
うため、本発明方法では、容器受取り位置と容器引渡し
位置を、容器搬送手段における容器積み降ろし位置に対
して対称的に配置する。
容器搬送手段により相互に接続されるスライバ処理、
加工機械、装置を同期的に操作しなければならない事態
を回避するため、有利な実施態様においては、スライバ
を処理、加工する両機械、装置の間に容器集積庫を設け
るのが有利である。この容器集積庫は、最寄りのスライ
バ処理、加工機械、装置に当面給送し得ない容器を、こ
れが必要とされる時まで一時的に保管する。このような
実施態様において、容器の同時的積み降ろしを行うため
の容器移動装置と組合わせることにより、この容器移動
装置の構成とは無関係に、スライバ処理、加工機械、装
置間における容器搬送を効率的に行い得る利点がある。
スライバ処理、加工機械、装置によっては、これら機
械、装置の容器引受け位置および/あるいは容器引渡し
位置を、容器集積庫の中間切換えにより直接この機械、
装置に配置するのが有利である。例えば牽伸機の場合に
ことに好ましい。
容器集積庫を2個所の容器集積庫に分割して、その一
方を空容器集積のために他方を充満容器集積のために使
用するのが有利である。この場合、容器引受け位置およ
び容器引渡し位置が相互に、また容器搬送手段の走行路
に対して近接して配置されており、さらに容器を容器搬
送手段から容器引受け位置に、また他の容器を容器引渡
し位置から容器搬送手段に同時に移動させるように容器
搬送手段が設けられる必要がある。前述したように、こ
のような配置により一方では装置の面積が、他方では作
業の時間が節減それる。
本発明方法において、容器搬送手段のための走行路
が、少なくともスライバ処理、加工機械、装置および/
あるいは容器引受け位置と容器引渡し位置の間の容器集
積庫を通っていることが有利である。分割された両容器
集積庫部分とこれら両部分の領域における容器搬送手段
のための走行路とが互いに平行に配置される場合、こと
に容器搬送手段における容器積み降ろしのための作業が
簡潔になされ、走行路が短縮される。
簡単な容器の積み降ろしを実現するため、容器集積庫
が水平な容器支承面と、この支承面の一方端から他方端
まで走行し得る容器搬送手段とを具備することが好まし
い。この容器搬送手段は、種々の態様、例えばローラコ
ンベアの態様をとり得るが、コンベアベルトあるいはコ
ンベアチェーンの態様が好ましい。
容器集積庫を分割して2個所の集積所部分とすること
は、本発明方法においてスライバ充填ヘッドが容器引受
け位置を有する容器集積庫と、容器引渡し位置を有する
容器集積庫との間に在り、容器引受け位置を有する容器
集積庫から容器が充填ヘッドに給送され、スライバ充填
後にこの容器が容器引渡し位置を有する容器集積庫に給
送され得るようになされた場合にことに有利である。こ
の充填ヘッドは原則的に他の充填ヘッドと無関係になさ
れ、これによりアクセスが簡単となり、また特に簡単に
容器集積庫を配置し得る。
充填ヘッドの近辺において容器を特に簡単に制御する
ために、本発明装置の有利な実施例においては、容器引
受け位置および/あるいは容器引渡し位置はそれぞれの
容器集積庫の充填ヘッドから遠い方の端部に配置され
る。この場合、空容器は容器引受け位置において充填ヘ
ッドの方向に、充満容器は充填ヘッドから容器引渡し位
置の方向にそれぞれ移動せしめられる。この場合容器集
積庫において多方向の移動をもたらす必要はない。
本発明の好ましい実施態様において、充填ヘッドに配
置される容器移動手段はコンベアベルトあるいはコンベ
アチェーンとして構成され、容器集積庫の他方端まで展
張されるべきである。なお、この充填ヘッドに配置され
るコンベアベルトないしコンベアチェーンと、容器集積
庫との間の過渡部分をなるべく円滑にするため、両者間
の間隙部分を填隙部材で封止するのが好ましい。
コンベアベルトないしコンベアチェーンは、機械的把
持手段のように正確に作動しないので、このための対策
が必要である。このため充填ヘッドに配置される容器移
動手段に、あるいはさらにコンベアベルトないしコンベ
アチェーンにも、充填ヘッドに対する容器の正確に相対
位置を確保するための把持部材を装着することが望まし
い。
容器集積庫はスライバ処理、加工機械、装置とは無関
係に配置されるのが好ましい。これは多数の作業位置が
併列されている紡糸機ないし撚糸機に容器集積庫に一時
的に集積されている容器を給送する場合にことに該当す
る。この種の機械、装置には一時的容器集積庫を設ける
余地がなく、これへの近接が容易になされねばならない
からである。
容器搬送手段のための走行路は、3本の、相互に接続
して成る容器循環路系を構成することが好ましい。この
第1の容器循環路はスライバ処理、加工する2台の機
械、装置を、他の2本の容器循環路は1台のスライバ処
理、加工機械、装置と容器集積庫をそれぞれ包囲する。
これら循環路は相互に接続されているか、あるいは接続
可能になされる。
本発明の有利な実施態様において、容器搬送手段の走
行路には、充填ヘッドを具備する複数台の機械、装置お
よび/あるいは複数台のスライバ処理、加工機械、装置
が配置される。このような機械、装置の接続により、容
器の補給、廃棄の不規則性が回避される。このような本
発明の実施態様は、容器搬送手段の容器積み降ろしが同
時に行われるか否か、スライバ処理、加工機械、装置間
に容器集積庫が配置されるか否かと無関係に有利であ
る。
充填ヘッドを具備する複数台の機械、装置と、その他
の複数台のスライバ処理、加工機械、装置とが接続され
ている場合において、本発明による有利な実施態様で
は、異なる容器循環路が必要に応じて異なる態様で接続
されるが、第1の容器循環路は、充填ヘッドを有する機
械、装置の任意の1台と、他のスライバ処理、加工機
械、装置の任意の1台を包囲し、他の2本の容器循環回
路は、それぞれ充填ヘッドを有する機械、装置の任意の
1台ないし充填ヘッドを持たない他のスライバ処理、加
工機械、装置の任意の1台および容器集積庫を包囲す
る。このような接続態様により極めて弾力性のある操作
を行い得る。
スライバ処理、加工機械、装置の充填ヘッド部分は、
その後のスライバ充填が断面円形容器に対して行われる
か、扁平容器に対して行われるかに関係なく、円形容器
にスライバを供給するのが好ましい。この充填ヘッドは
牽伸機械の部分であるのがことに好ましい。
スライバのさらにその後の処理が困難になるのを回避
するため、本発明のさらに有利な実施態様においては、
容器搬送手段のための走行路に容器の内容物および/あ
るいは状態を検査するための検査圏が設けられる。この
容器検査圏により上記走行路に在る容器が問題のない状
態に在るか否か、および/あるいは容器が完全に空であ
るか否かが検査される。これにより容器の搬送、ことに
容器の交換に際し、また容器の充填ならびに容器からの
内容物の排出に際し、処理の遅延ないし妨害が回避され
る。この検査は本発明の有利な実施態様においては、ス
ライバ処理、加工機械、装置ではなく、容器搬送手段の
走行路で行われ、スライバ処理、加工機械、装置はいか
なる態様においても影響を受けない。この理由から本発
明の有利な実施態様では、容器検査圏の容器搬送手段、
またその走行路に設けるのが好ましい。
容器検査圏は、種々の形態に構成されることができ、
好ましい実施態様では容器揺動装置を有する。ことに好
ましい実施態様によると容器揺動装置は、容器の周壁に
対して垂直に運動し得る底壁を揚挙し得る揚挙装置を具
備する。
本発明の他の有利な実施態様において、容器検査圏は
容器形状を触知する検査部材を具備し、さらにこの検査
部材が容器形状の所望の位置に設定され得るように容器
と検査部材との間の相対運動をもたらし得る手段を具備
する。このような検査部材は、容器の物理的状態のみな
らず容器の充填度、すなわち完全に空であるか残存スラ
イバを収容しているかも確認し得る。容器内容を検査す
るため、容器検査圏は容器底壁を探査するセンサを具備
することが好ましい。
容器循環路に問題のない容器が残留しないようにする
ため、容器検査圏を容器集積庫と接続し、これに問題あ
りと判定された容器を給送し得るようにするのが好まし
い。問題のある容器がこのようにして容器循環路から排
除されることにより、容器がもはや満足すべき状態にな
いことが明らかにされた場合、整理されるかあるいは最
終的に廃棄される。
完全に空になっていないので問題ありとされた容器の
残存内容物は、自動的に排出されることが望ましい。こ
の目的を達成するため、容器検査圏および/あるいは容
器集積庫に容器内容物排出装置を設けるのが好ましい。
この排出装置は原則的に種々の態様に、例えば内容物が
排出されるべき容器内にもたらされ得る吸引装置の形態
に構成され得る。しかしながら、この内容物排出装置
は、容器転倒装置として構成するのが好ましい。
問題ありとされた容器から取出された繊維材料、こと
にスライバは容器集積庫ないし容器検査圏に残留しない
で、本発明のさらに好ましい実施態様では、排出装置に
搬送手段を配設し、これにより繊維材料集積所に給送さ
れる。
前述したように容器検査圏は、相接続されたスライバ
処理、加工機械装置間の任意の位置に設置され得る。し
かしながら、この容器検査圏は、ことに容器集積庫を備
えた容器循環回路に設置するのが好ましい。何となれ
ば、これによりスライバ処理、加工機械、装置間におけ
る常態的な容器搬送を阻害することができないからであ
る。
複数の容器集積庫が不均斉に容器を送出することがな
いようにするため、また必要の場合に充分な容器を保有
しているようにするため、容器集積庫に信号発生装置を
設け、それぞれの容器集積庫が満席となりあるいは空席
となった場合に対応し得るようにすることが好ましい。
容器の搬送および/あるいは容器の交換が所望の時点で
行われ得るようにするため、本発明の好ましい実施態様
においては、スライバ処理、加工機械、装置に容器必要
数告知手段が設けられる。この告知手段は充填ヘッドを
有する機械、装置に、またその他のスライバ処理、加工
機械、装置に設けられ得る。
簡単で有利な装置においては、この告知手段は容器内
部触知センサを具備する。
さらに他の実施態様では、この告知手段は、スライバ
処理、加工機械、装置におけるスライバ費消量を確認す
る計算装置を具備する。さらに好ましいのは、このよう
なスライバ処理、加工機械、装置に流入するスライバを
触知すねセンサを追加的に設けることである。
本発明の好ましい簡単な実施態様では、容器に窓を設
け、これにセンサを設置することである。この窓は簡単
な態様で容器管理のために重要な容器充填度を従業員に
告知し得る。この窓は容器の高さ方向において延び、セ
ンサが容器に対して種々の垂直方向相対位置に設定さ
れ、容器の要求時点と供給時点の間の準備時間を延長し
得る。繊維が窓に引掛かるのを防止するため、透視可能
材料シートで窓を閉塞することが望ましい。
容器必要数告知手段は、容器搬送手段と制御的に接続
されていることが好ましい。これによりスライバ処理、
加工機械、装置に対する新規容器の給送ならびにここに
おける容器交換が自動的に行われる。
複数本の容器循環路が設けられている場合、容器必要
数告知手段は、これを具備するスライバ処理、加工機
械、装置と、あるいは他のスライバ処理、加工機械、装
置と容器集積庫との間の容器循環路に在る容器搬送手段
と制御的に接続可能になされていることが好ましい。こ
れにより新規容器の処理位置への給送が迅速に行われる
ことを保障する。またこれにより不必要な時間的損失が
回避される。
容器搬送手段により互いに接続されている両スライバ
処理、加工機械、装置における複雑な揚挙運動をなくす
るためには、容器引受け位置および/あるいは容器引渡
し位置の容器支承面に対し、容器搬送手段が最大限100m
m高い容器支承面を有することが好ましい。このような
容器支承面は、容器搬送手段における容器の同時的積み
降ろしとの関係、および/あるいは容器集積庫との関
係、あるいは容器搬送手段が到着する2台以上のスライ
バ処理、加工機械、装置との関係においてのみならず、
これと無関係に有利に使用され得る。
容器搬送手段における容器支承面と、容器引き受け位
置および/あるいは容器引き渡し位置の容器支承面との
高低差が少ない程、より簡単な容器交換運動が可能なら
しめられる。この理由から、高低差をなくすることがで
きない場合、容器搬送手段の容器支承面が、容器引受け
位置および/あるいは容器引渡し位置の容器支承面より
高いとしても最大限40mmに止まるのが好ましい。容器引
受け位置および/あるいは容器引渡し位置と、容器搬送
手段の各容器支承面が本質的に同一水平面上に在ること
が極めて好ましい。この場合にはスライバ処理、加工機
械、装置における容器交換は水平面運動のみで行われ得
る。
容器交換が水平面運動により行われる場合、容器支承
面および/あるいは容器底壁に耐摩耗性材料製の摺動縁
辺を形成することが好ましい。この材料としてはポリエ
チレンがことに適当である。
容器搬送手段は原則的に種々の態様において、例えば
軌条上を走行する車輛として構成され得る。しかしなが
ら、この容器搬送手段は床面走行車輛として構成するの
が好ましく、この場合、スライバ処理加工機械、装置の
容器支承面は、容器搬送手段の容器支承面に対応せしめ
られた台座で構成されるのがことに有利である。
容器搬送手段により相互に接続されているスライバ処
理、加工機械、装置の容器支承面は、種々の高さレベル
に形成され得る。しかしながら、このことは種々のスラ
イバ処理、加工機械、装置において、容器搬送手段の種
々の容器積み降ろし運動が行われるべきことを意味す
る。この運動が行われるべき場所と無関係に同様の容器
積み降ろし運動が行われ得るようにするため、容器搬送
手段の容器支承面は、この容器搬送手段の到着すべきあ
らゆる容器支承面と同じ水平面になされることが好まし
い。
容器搬送手段が容器の積み降ろしを同時に行うため、
2個の別個の同期的に作動する容器移動手段の一方を容
器引渡し位置に、他方を容器引受け位置に配置すること
ができる。しかしながら、単一の容器移動手段を2部分
に分割し、一方の移動手段部分が容器搬送手段から容器
を降ろすために、他の移動手段が容器搬送手段に容器を
積込むために使用することもできる。このような容器移
動手段の構成は、容器搬送手段の容器積み降ろしが同時
に行われず、しかも容器集積庫が設けられているか否か
に関係ない場合に、ことに有利である。このような容器
移動手段は、また容器搬送手段が到着するべきスライバ
処理、加工機械、装置の台数および容器検査圏を設ける
か否かとも無関係である。種々の容器支承面の相互の高
さレベルの相違は、容器移動手段の構成に影響を及ぼさ
ない。
容器搬送手段を2個の容器移動手段に分割することに
より、容器搬送手段の走行路に対してこれら移動手段部
分を直交するように配置し、容器交換を別個の高さレベ
ルで行うことが可能である。
容器搬送手段がその進行方向において相前後して、そ
れぞれの容器を収納するため少なくとも2個所の容器支
承面を有することが好ましい。これにより容器搬送手段
走行路に直交して分割された容器移動手段の両部分を容
器支承面の幅に相当する幅で配置された2平面に配置す
ることが可能となる。これは例えば紡糸機ないし撚糸機
の作業位置において容器をこの位置にもたらし、隣接作
業位置から容器を受取って、容器搬送手段に積込むこと
を可能にする。
2個の容器移動手段が設けられる場合、これらは相互
に無関係に作動し得るように構成されることができる。
紡糸機ないし撚糸機あるいはこれと異なるスライバ処
理、加工機械、装置において、容器受取り位置としても
また容器引渡し位置としても作用する単一の容器支承面
を設けることができる。このような場合には、容器搬送
手段に設けられた容器支承面の間隔を、スライバ処理、
加工機械、装置における容器支承面の間隔を同じにする
のが有利である。
容器移動手段は種々の形態に構成され得るが、本発明
の好ましい実施態様においては、容器をその下端近傍に
おいて交換するために把持手段を具備する。この場合作
動を確実にするため、容器がその下端において把持手段
と協働するように装着具を設けるのが好ましい。容器を
扁平容器として構成し、装着具をその下端の狭い側面、
ことに両方のこの側面に設けるのが有利である。本発明
の好ましい実施態様において、この装着具は把持杆体と
して構成される。
本発明の好ましい実施態様では、容器移動手段が把持
手段を具備し、容器搬送手段の長手方向に直交する方法
に運動し得るキャリッジを設け、これにさらに搬送手段
長手方向に直交する方向に運動し得る担持台車を設ける
のが好ましい。
容器搬送手段と、スライバ処理、加工機械、装置との
容器支承面の高さレベルが異ならざるを得ない場合に
は、容器移動手段に容器を把持する把持手段と把持され
た容器を揚挙する揚挙装置とを設ける。このためには把
持手段を垂直方向運動可能の揚挙シリンダーに設けるの
が有利である。
容器移動手段をどこに設けるかは原則的に重要ではな
いが、これを容器搬送手段に設けるのがことに有利であ
り、場所の節減になる。これにより容器搬送手段が到着
するべきすべての機械、装置において作用し得るからで
ある。
容器搬送手段が2個の容器支承面を有し、別個の容器
移動手段がそれぞれこの両支承面に配置されるのが有利
である。容器搬送手段が180゜旋回することなく長列の
紡糸機ないし撚糸機の両側面で作業するため、容器移動
手段は容器搬送手段に直交する方向で選択的に一方向の
たは他方向に運動し得るように構成されるのが有利であ
る。
容器搬送手段の効率的操作および容器の効率的な積み
降ろしのため、スライバ処理、加工機械、装置ならびに
容器搬送手段は制御装置と制御的に接続されることが極
めて好ましい。この全般制御装置は、全く待機時間がな
く、種々の機械、装置における作業をさらに継続して行
えるように適時に容器を供給し得るように、一連の作業
を行わせる。
制御装置は通常のコンピュータとして構成され、容器
搬送手段走行路に沿って配置され、確実に作動する送信
器およびこれに対応して同じく確実に作動する受信機を
具備する。
紡糸機、撚糸機においては、多数の容器が併列して配
置される。この種の機械、装置は多数の同様な作業位置
を併列的に有し、それぞれの作業位置に各容器を給送す
ることが必要である。これは容器を2列に配置すること
によってのみ可能である。本発明の好ましい実施態様に
おいては、容器を扁平容器として構成し、容器搬送手段
は容器断面の長さ方向に直交する方向に走行可能になさ
れる。
この場合、扁平容器を搬送するとき、容器集積庫の長
手方向を扁平容器断面長さ方向に直交させることがこと
に好ましい。さらに容器移動手段を容器搬送手段に、あ
るいは容器集積庫に在る扁平容器の断面の長さ方向に平
行に運動させるのがことに好ましい。
本発明において扁平容器は、その幅が紡糸機、撚糸機
の作業位置の幅と等しく、その収容量が紡糸機、撚糸機
のための慣用の断面円形容器の収容量と等しくなるよう
に構成されるのが好ましい。これにより、容器を機械の
前に1列に並べることが可能となる。この場合、扁平容
器の収容量を、慣用の450−500mm径の断面円形容器のそ
れと等しくするのが好ましい。これは扁平容器断面の長
さをその幅の約4倍とすることにより実現される。
本明細書において「スライバ処理、加工機械」と称す
るのは、スライバを処理し、あるいは加工するあらゆる
繊維機械を意味する。例えば牽伸機、リング紡糸機、空
気紡糸機、かりより紡糸機、オープンエンド紡糸機のよ
うな紡糸機などがこれに属するが、さらに他のスライバ
を加工する繊維機械、例えばパイル製品、カーペットな
どをスライバ加工により製造する装置なども含まれる。
梳整部材(梳整機)、牽伸部材(例えば牽伸機、空気紡
糸機)、スピンドル(リング紡糸機)、紡糸部材(オー
プンエンド紡糸機のスピンロータ)、ニードルシリンダ
(丸編み機)などがこれに使用される。これらが左右す
る場所が本明細書においては作業位置(紡糸位置)と称
される。本発明方法ないし装置が使用されるべき繊維機
械は、原則的に複数の作業位置、すなわち複数の「スラ
イバ処理、加工装置」を有するが、本発明はこのような
場合に限定されるべきものではない。
本明細書において「スライバ」と称するのは、粗糸の
ように一定のよりを持っているか否かに関係なく要する
に複数本の繊維から成る構成物を意味する。
本発明はスライバ処理、加工機械、装置における容器
交換およびこれらの機械、装置間における容器の搬送を
効率的に行うことを可能ならしめる。効率化は、これら
機械、装置において、あるいはこれらの間で種々の対策
を講じて行われる。特許請求の範囲において規制される
方法および装置は、容器搬送を自動的に行わせ、紡糸位
置における容器交換を迅速、確実に行わせ、搬送手段に
より相互に接続された種々の機械、装置における処理サ
イクルを均斉化し、スライバ処理、加工機械、装置にお
いて直ちに必要とされない容器および/あるいは検査さ
れるべき容器を、検査を行うまで、かつ/もしくは他の
機械、装置が必要とするまで一時的に集積することを可
能ならしめる。総合的にこれら機械、装置の作動効率を
向上させることができる。
添付図面を参照しつつ実施例について本発明をさらに
詳細に説明する。
図1は梳整機、牽伸機およびオープンエンド紡糸機を
有する装置の略図的平面図、 図2は少なくとも2個のオープンエンド紡糸機および
牽伸機ならびにロータ紡糸機にスライバを給送するため
の容器搬送手段を具備する、本発明により構成された装
置の略図的平面図、 図3は扁平容器を搬送し、紡糸位置の扁平容器を交換
するための容器搬送手段と紡糸位置との組合わせから成
る本発明装置の斜視図、 図4は容器列の前に在る容器搬送車輌の斜視図、 図5は本発明による寸法割合のスライバ扁平容器の平
面図、 図6は本発明による容器搬送手段と協働する牽伸機の
本発明による進入路および退出路の略図的平面図、 図7は本発明による空容器のための第1容器集積所と
充満容器のための第2容器集積所を牽伸装置と共に示す
略図的平面図、 図8は本発明による2個所の容器集積庫の他の実施例
を示す同様の図面、 図9は牽伸装置と本発明による2個所の容器集積庫を
示す図面、 図10は図9に示された装置の詳細を示す側面図、 図11は図4に示された本発明による容器搬送手段の略
図的側面図、 図12および13は紡糸機もしくは撚糸機における複数個
のスライバ容器と、その容器搬送手段に対する積み降ろ
し処理を示す略図、 図14は制御装置を含めた全装置のダイアグラム、 図15および16は制御装置を介して相接続される両装置
のダイアグラム、 図17は両容器集積庫間における容器搬送手段を示す略
図的正面図、 図18および19は容器検査圏における容器搬送手段の略
図的正面図、 図20は容器転倒装置を示す略図、 図21は図14に示される制御装置と制御的に接続された
容器必要数告知手段のダイアグラム、 図22は容器必要数告知手段に配備されるべき容器の斜
視図、 図23は紡糸機ないし撚糸機に在る容器搬送手段の平面
図、 図24は図23に示された装置の他の作動位置における側
面図、 図25は線A−A(図24)による横断面図、 図26は図23と同様の、ただし異なる作動位置における
平面図である。
すでに前述したように、本発明装置は種々のスライバ
の処理、加工用の繊維機械と共に使用され得る。以下に
おいてまず梳整機3ならびに牽伸機30を有する慣用のオ
ープンエンド紡糸機1に関し、図1を参照しながら説明
する。
梳整機3への給送装置は簡略化のため図示されていな
い。梳整機3は図示されていないその充填ヘッドからス
ライバを容器40に充填し、これは他の容器と同様に牽伸
機30に搬送される搬送路90参照)。図示の実施例におい
ては、牽伸ヘッド301に6本のスライバ400から405が給
送され、これらは容器410ないし415から取出される。交
付されるスライバの太さは給送されるべき各スライバ40
0から405の太さに対応する。牽伸機30の両側には2列の
予備容器420ないし425が配置されている。スライバはス
ライバ給送テーブル300の上方において給送される。さ
らに詳細な点については、米国特許4838018号明細書を
参照され度い。
新たに形成されたスライバ(図示せず)は、牽伸ヘッ
ド301から移送されて、牽伸機30の一部を成す充填ヘッ
ド31から容器43に充填される。この容器43は次いでオー
プンエンド紡糸機1に搬送される(搬送路900参照)。
オープンエンド紡糸機は、従来と同様に併列配置され
た多数の作業位置ないし紡糸位置10を有し、これらはオ
ープンエンド紡糸機1長手方向の一方側あるいは両側に
配置される。各紡糸位置10は従来と同様に構成されてお
り、紡糸単位、例えばスライバ4が給送されるべき紡糸
ロータを有し、これにより糸(図示せず)が紡がれる。
第1図に示される装置においては、容器43は隣接する
両紡糸装置をカバーできるような寸法になされている。
このため、第1容器列aの容器43aが1つ置きの紡糸位
置10aに、第2容器列の容器43bがこれらの間に在る紡糸
位置10bに所属するようになされている。
容器43aと容器43bから成るこのような容器群430にお
いてスライバ43が無くなりかけると、これに対応してパ
ルス信号がオープン紡糸機1の制御装置にもたらされ、
これにより可能な限り迅速に、容器43a、43bの後方に、
第3容器列cの容器43cが予備容器として待機位置に用
意される。紡糸のためにスライバが取出されて容器43a
ないし43bが空になされるや否や、対応する給送装置
(図示せず)において、対をなす紡糸位置、すなわちス
ライバ4の枯渇により休止せしめられた紡糸位置10aな
いし10bに容器43cからスライバ4が給送される。
第3容器列cは容器43のための容器集積庫を形成す
る。図2は他の実施態様を示し、この場合牽伸機30には
2個所の容器集積庫50、51から構成される容器集積装置
5が設けられている。
この図2は牽伸機30と共に、長手方向に伸びる一部分
のみが示されている2台の紡糸機ないし撚糸機11、110
を示す。牽伸機30は充填ヘッド31ならびに容器集積庫5
0、51を有する。後者については後に詳述する。牽伸機3
0の進入路302が例えば6個の円形(断面)容器410から4
15(6個2組)と協働するように設けられている。紡糸
機ないし撚糸機11、110は、それぞれあらかじめ定めら
れた接続路(破線で示される接続路901)の近傍に設け
られた端部ヘッド12を有する。接続路901は、牽伸機30
の退出路と接続され、従って容器搬送手段2は容器集積
庫50、51の間に停止せしめられ得る。接続路901は、例
えば床面に形成された路線(光学的センサ分析)、ある
いは床面下に敷設された電線(誘電センサ分析)による
床面走行車輌として形成される容器搬送手段2のための
ものである。容器搬送手段2のための搬送路901の長さ
に沿って非接触的に作用する送信器(図示せず)、例え
ば赤外線装置が設けられ、これは容器搬送手段2に設け
られた受信器(図示せず)と非接触的に協働作用する。
この実施態様の場合には紡糸機ないし撚糸機11、110に
容器集積庫は設けられない。
紡糸機ないし撚糸機10、110の長手方向に沿って搬送
路901からそれぞれ2本の分岐路902、903が設けられ、
これらは紡糸機ないし撚糸機11、110の近傍をその長手
方向に平行に延びる。
交換されるべき容器を有する紡糸位置10(図1参照)
が、牽伸機30に近い紡糸機ないし撚糸機11の紡糸位置列
に在る場合には、容器搬送手段2は容器必要数告知手段
85(これについては図3および21を参照して後に詳述す
る)を経て、紡糸機ないし撚糸機への走行指令を受取
る。これにより容器搬送手段は牽伸装置30を離れてまず
搬送路901を走行し、次いでこれから紡糸機ないし撚糸
機110の分岐路903(これは図2の実施例では第3の分岐
路である)に入る。容器搬送手段2は紡糸機に沿って運
動し、この機械11にさらに接近することなく適当な容器
交換方法で適当位置に停止せしめられる。同様のこと
は、容器搬送手段2が走行指令を受取ったとき、機械11
0についても同様であって、これに関する分岐路902に進
入する。
前述したところから理解されるように、搬送路901
は、牽伸装置30にさらに他の機械が接続される場合に
は、延長されることができる。
図2による配置状態において、これが紡糸機もしくは
撚糸機11、110により制御される場合、これら機械は牽
伸機30と信号導線(図示せず)により接続され、「給送
指令」が牽伸機30に送られる。牽伸機30は、容器搬送手
段2が例えば牽伸機30の容器受領位置に在るとき、上記
給送指令をさらにこれに伝達する。容器搬送手段2は
「給送指令」を「走行指令」に転換し、この走行指令に
対応して遂行する能力を具備する。これについては後に
詳述する。
各撚糸機11、110において各紡糸位置10に備えられる
べき容器必要数告知手段85の構成を図21については説明
する。図21にはオープンエンド紡糸機1(図1および図
3参照)のスライバ給送ローラ14が示されているが、こ
れはそれぞれに固有の駆動装置140により駆動回転せし
められる。しかしながら併列配置された多数の紡糸位置
10(図1および図3参照)に対して1個の共通駆動装置
を設けることもできる。この給送ローラの軸141には、
その回転により周期的に光源852とフォトセル853の間の
光バリヤ、すなわち光学式通過センサ851の領域内に入
る開閉フラッグ850が装着されている。フォトセル853は
導線854をもってオープンエンド紡糸機1の制御装置855
と接続されており、これはデータ伝導線81を経て後に詳
述されるべき制御装置8に接続されている。
制御装置855は光バリヤ851と共に測定装置を構成し、
開閉フラッグ850により、スライバ4の特定の長さ、従
ってまたスライバの特定の使用量に対応する特定のパル
ス数がもたらされるとき、制御装置855(オープンエン
ド紡糸機1の)は、制御装置8により処理され、スライ
バを充填した容器43ないし44の要求と理解されるパルス
を制御装置8にデータ伝導線81を介して与える。制御装
置8は上述したように容器搬送手段2に設けられるか、
あるいは図14および15について後に詳述されるように静
止固定的に設けられる。
新規容器が過早に、すなわち関連する紡糸位置10に在
る容器中のスライバ4が未だ完全に使用され終わらない
うちに交換されることを回避するために、関連紡糸位置
10のスライバ給送ローラの前方、光源857とフォトセル8
58の間にさらに他の光バリヤ856を設ける。このフォト
セル858は機械側の制御装置858と制御的に接続されてお
り、制御装置858は直接容器搬送手段2と接続される
か、あるいは中央制御装置8を介して接続され、紡糸位
置10に走入するスライバ4が使用され終ったときに紡糸
位置10における本来の容器交換が行われるようになされ
る。
容器必要数告知手段85と接続され得る容器搬送手段2
は、その場合、装置中に配置される機械の前に、あるい
はこれら機械、例えば牽伸機30と紡糸機もしくは撚糸機
11、110との間の搬送路上に在るか、あるいはこれら機
械のいずれかと容器集積庫(例えば図14、15について後
述される容器収容マガジン600ないし601)との間に在
る。
さらに他の態様の容器必要数告知手段86が図22に示さ
れており、これはヤンサとして構成され、スライバ容
器、例えば扁平容器44の内容物、すなわちスライバを感
知する。これを導線860を介して機械側の制御装置855
(図21参照)と接続されている。
図示の実施例において扁平スライバ容器44は容器高さ
全体にわたって延びる窓446を幅の狭い周面に設け、ス
ライバの枯渇を防止するため透視可能材料でこれを閉鎖
する。スライバ4が窓の下方縁辺に達したとき、容器必
要数告知手段86も対応して解除される。
容器必要数告知手段86は非可動的に装着されねばなら
ないが、図22に矢印P7で示される容器の処理位置への給
送方向に設けられる。
窓は原則的に小さくして扁平容器44の下方端部に設け
るだけでよい。しかしながら、容器要求数告知手段86の
応答の結果として扁平容器44の要求による相違する前進
時間および容器交換を予測するためには長い窓446が必
要であって、容器要求数告知手段86の容器44に対する高
さ位置を変えることにより、すなわち容器要求数告知手
段86の窓446長手方向における位置の調節により、要望
の前進時間が選択され得る。
円形容器43(図1参照)の場合にも同じ窓446が設け
られ得る。扁平容器の場合、幅の狭い周面のいずれか一
方をその作業位置に選択的に指向させ、容器必要数告知
手段86の探知範囲を作業位置にもたらし得るので、容器
下方端部に小型の窓(図示せず)を設けることができ、
あるいはその高さ全体に延びる窓446を設け得る利点が
ある。
同様にして容器必要数告知手段を他のスライバ処理な
いし加工機械に設置することができる。
図5に示される実施態様において、スライバを収納
し、搬送する容器は、断面円形ではなく、長楕円形に構
成した扁平容器44が使用される。幅の広い周面ないし側
壁(440、441)は、後述するように案内面として利用さ
れ得る。なお扁平容器44は、紡糸機ないし撚糸機11、11
0の紡糸位置ないし作業位置列(図1のa)に対して単
一容器列がもたらされるような寸法割合になされ得る。
図5に示される扁平容器44は互いに平行な両側壁44
0、441を有し、容器の幅Bを包囲形成し、また幅の狭い
両端壁442、443を有し、これらは側壁440、441と連接
し、容器の長さを包囲形成する。図5において両端壁44
2、443は丸味を持たせてあるが、これら壁面を側壁44
0、441に直交させ容器断面を矩形とすることも可能であ
る。容器長さLは容器幅Bより長く(例えば3から4
倍)し、この幅は紡糸ないし作業位置10の幅にほぼ対応
させる。扁平容器の長さLを幅Bのほぼ4倍とすること
により、そのスライバ収納容積を、従来から紡糸機ない
し撚糸機に使用されている断面円形容器のそれと同じに
することができる。
扁平容器44の容積は、慣用の直径450から500mmを有す
る断面円形容器の容積(図1の容器43)になるべく対応
させることが好ましい。例えば慣用の円形容器が約457m
mを径を有するものとして、図5の扁平容器44が230mmの
幅B、780mmの長さLを有する場合、後者の収容能力は
前者のそれを僅かに上回る程度にすることができる。な
お扁平容器44の長さLは、同様の内容積とするために
は、慣用円形容器の直径の2倍以上であってはならな
い。
容器の高さは断面が円形であっても扁平楕円であって
も、これら容器43、44は紡糸位置の下方に設置されねば
ならないので、紡糸機ないし撚糸機のこの点に関する構
造により決定される。
図6は図2に示された、2列の容器集積庫50、51を有
する牽伸機30と、両集積所50、51の間に位置する容器搬
送手段2を拡大して示す。牽伸機30は充填ヘッド31を有
し、これはスライバ4を扁平容器44に均等に配分するた
め、充填処理の間に扁平容器44をその長さ方向において
前進、後退させるための変換装置310を具備する。牽伸
機30に付設されている第1容器集積庫50は空の容器のた
めのものであり、第2容器集積庫51はスライバが収納さ
れている容器のためのものである。容器集積庫50、51に
は、長い側壁を互いに平行にして扁平容器44が配列され
る。
容器集積庫50、51は、充填ヘッド31の前方あるいは後
方に在るから、これは牽伸機30自体の外方に在り、また
スライバ4を処理、加工する両機械、すなわち牽伸機30
と紡糸機ないし撚糸機11,110との間に在る。しかるにも
かかわらず、両容器集積庫50、51は牽伸機30の直前に在
る。従って、容器引受け位置500も容器引渡し位置511
も、牽伸機30に対して容器集積庫50、51の相互切換下に
配置される。
容器集積庫50および51、あるいはその一方は、例えば
容器が容器搬送手段2あるいはこれに直接移動せしめら
れる場合には、当然のことながら容器搬送手段2の「浮
揚交換」の配慮が必要となるので省略され得る。このよ
うな実施態様の場合には、同一装置内において同時に複
数の容器搬送手段が必要となることを意味する。
しかしながら後述するように、単一の容器集積庫を、
スライバの処理、加工機械と関係なく設けることもでき
る。すなわち両容器集積庫50、51が合体して単一の容器
集積庫5となることができる。この場合、容器集積庫50
はその充填ヘッド31から遠い方の端部において容器引受
け位置500を有し、ここで扁平容器44が容器集積庫50に
位置する容器搬送手段2から交付され得る。この容器集
積庫50はさらに交付位置501を有し、ここから扁平容器4
4は牽伸機30の充填ヘッド31に交付される。扁平容器44
はしかるべき手段(図示せず)により、容器受領位置50
0の長手方向に直交する方向において交付位置501に対し
て移動せしめられる。
容器集積庫51は、これに対応してその充填ヘッド31か
ら遠い方の端部において牽伸機30の充填ヘッド31からス
ライバ充填容器を受領するための受領位置510を有し、
また容器搬送手段2にスライバ充填容器を交付するため
の容器引渡し位置511を有する。この場合、扁平容器44
はまた受領位置510と容器引渡し位置511との間でその長
さ方向に直交する方向において運動せしめられる。
容器搬送手段2における扁平容器2の受領ないし容器
搬送手段2からの扁平容器2の交付は、それぞれ扁平容
器44の長さ方向におけるその移動により行われ、従って
牽伸機30および紡糸機ないし撚糸機11、110における必
要な運動は同じである。扁平容器44は容器搬送手段2の
走行方向に対して直交する方向にその側壁400、411を向
けてこの搬送手段上に配置される。図6において、容器
集積庫50の容器引受け位置500には容器が存在せず空い
ているので、ここの容器44は破線で示されている。同期
的充填運動により、牽伸機30に対して図示された位置に
在る容器搬送手段2は、他方側に対して容器を降ろし、
同時に他方側から容器を積込む。この場合、容器搬送手
段2の空の扁平容器44はその位置44aから破線で示され
る位置44bに、すなわち容器引き受け位置500に、そして
同時に牽伸機30の充填ヘッド31によりスライバを充填さ
れた扁平容器44は位置44c、すなわち容器引渡し位置511
から容器搬送手段2上の位置44aにそれぞれもたらされ
る。
紡糸機ないし撚糸機その他の機械の構成あるいは容器
集積庫50、51の構成によっては、同時に複数個の容器を
容器搬送手段2から降ろし、同数の容器をこれに積込む
ことも可能である。なお簡単な制御および簡単な装置に
より、図示の実施例においてスライバの充填されている
容器のみを積込み、また空の容器のみを容器搬送手段か
ら降ろすこともできる。同様にしてスライバを処理、加
工する機械、例えばビロード製品製造用のプラッシング
機などにおいて空の容器を積込み、充填容器を降ろすこ
とも可能である。
図1および6に示されるように、容器集積庫50の容器
引受け位置500ならびに容器集積庫51の容器引受し位置5
11は、相互に近接して、容器搬送手段2の走行路901に
面して配置される。容器搬送手段2は容器収納部分20と
両端部21、22とを有し、各端部21、22にはそれぞれ支柱
210、220が設けられ、これは両者間に展張された梁材23
を担持し、これは容器移動手段7のための案内軌条の役
割りを果たす。容器移動手段7は梁材23の長手方向にお
いて運動可能であり、これにより容器搬送手段2におけ
る各扁平容器44の調節配置を行い得る。容器移動手段7
は、梁材23に直交して延び容器押込み部材71のための案
内軌条として作用する軌条710を有する(図3参照)。
容器搬送手段2の容器押込み部材71は、容器長さ方向に
対して平行に、容器搬送手段の走行方向に対し直交して
運動することにより、搬送手段2上の扁平容器44をこれ
から牽伸機30の容器引受け位置500に押込み、同時に2
番目の扁平容器44を容器引渡し位置511から容器搬送手
段2に押込む把持手段(図示せず)を有する。
容器搬送手段2の各端部21、22は、積載扁平容器44の
長さ方向に直交する方向に、図示の実施例において床面
走行車輌として構成された容器搬送手段2を走行させる
ための車輪24を有する。容器搬送手段2は駆動装置(図
示せず)および場合により車輪24操縦のための操舵装置
(図示せず)を具備する。
容器搬送手段2が牽伸機30を去るとき、空容器積載の
ための余地を残して、10個の充填容器を積載している。
各容器の交換を行うために、容器搬送手段には2から
12の個数の容器収納場所を準備する。
容器搬送手段2に余りに多くの容器収納場所を設ける
と、搬送手段は過度に大きくなり、ことに曲線路、分岐
路における円滑な走行が困難となる。
容器収納場所の問題は、まず他の容器を積載する前
に、積載されている容器が降ろされねばならないことに
関係する。次いで、長手方向に多数の単位が併列されて
いる紡糸機ないし撚糸機11、110のように、引渡し位置
と同時に引受け位置が設けられている機械の場合に、容
器搬送手段2による空容器受領後、これらから降ろされ
たスライバ充満容器を最終処理位置までもたらすことを
自動的に行うことは極めて困難であることに関係する。
従って容器搬送手段2における容器収納場所の個数を2
から12とするのが好ましい。
図17は軌条710、これに沿って摺動する容器押込み部
材75、およびこれに設けられた2個の把持手段726、727
を具備する容器移動手段7を示す。右方容器(扁平容器
44)は、台座53ならびに容器搬送手段2の容器受領位置
20の上縁と同じ高さレベルNに在る台座530の近くに存
在する。さらに上記台座53および530は、図6における
容器集積庫50、51の部分を占めるので、把持手段727の
単純な横方向運動により台座530上に在る扁平容器44は
容器搬送手段2上に載置されることができ、同時に容器
搬送手段2上に在る扁平容器44は把持手段726より台座5
3上に載置される。この両移動運動は容器押込み部材75
の単一運動により同時的に行われ、従って容器を積み込
み、かつ降ろす作業は容器(扁平容器44)の上昇および
下降なしに行われる。
容器集積庫50、51の構成に応じては、並進運動あるい
は他の水平方向運動により例えば容器を降ろす作業が行
われが、積込み作業は並進および揚挙の組合わせ運動を
必要とする場合があり得る。例えば両容器集積庫50およ
び51が回転走行路として構成され、その上を空の容器、
もしくは充満容器(例えば扁平容器44)が、その対応す
る性向により交付位置501ないし容器引渡し位置511まで
摺動するようになされている場合である。このような場
合には、当然のことながら容器引受け位置500と容器引
渡し位置511とは異なる高さレベルに在り、このレベル
差は少なくとも容器を降ろしあるいは積込む場合に何ら
かの方法で克服されねばならない。
上述した両容器集積庫50および51の場合、そのために
容器を中間集積する必要がある。例えば牽伸機30におい
て、紡糸機ないし撚糸機11、110、例えばオープンエン
ド紡糸機1、あるいはその他の繊維機械、例えばビロー
ド製品ないしじゅうたん製品製造のためのプラッシュ装
置からもたらされる空の容器(例えば扁平容器)は、そ
の容器集積庫50に一時的に貯蔵され、やがてスライバ充
填される。他方において新たにスライバ充填された容器
は、スライバ処理、加工機械でスライバが必要とされる
に至るまで容器集積庫51に止まる。
いずれにしても空容器と充満容器との往復運動交換
は、図2および6による実施例のようにU字状に配置し
た容器集積庫50、51に限定されるものではない。他の実
施態様が図7および8に略図的に示される。
図8は容器搬送手段2の走行路901に対して横方向に
延びる容器集積庫50および51の直線的配列を示す。この
場合の扁平容器44は、容器搬送手段2に対して円弧状に
進入ないし退去運動する。この場合、容器搬送手段は、
図2および6に示された実施態様におけると同様に両集
積所50、51の間に在るが、これに対して平行にではな
く、両容器集積庫50、51の長手方向に対して直交する方
向に配置される。
図2、6および8に示される実施態様におけるよう
に、容器搬送手段2が容器集積庫50、51の中長方向の平
面内に在る限り、容器を搬送手段に積込み、これから降
ろす作業は、同じ大きさの、同じ種類の運動により同時
に行われ得る。換言すれば、容器を容器搬送手段に積込
むと同時に他の容器を降ろすためには、容器引渡し位置
511および容器引受け位置500が、容器交換位置に在る容
器搬送手段2に対して対称的に配置されていなければな
らない。
容器を簡単に積込みかつ降ろすためには、図2および
6に関して前述したように、両容器集積庫50および51
と、これらの領域内における容器搬送手段用走行路901
とが相互に平行でなければならない。
図7は容器集積庫50および51の直線的配置の他の実施
態様を示すものであって、図8の実施態様と異なり、こ
の直線は容器搬送手段2の走行路901に対して平行であ
り、扁平容器44の長さ方向に対して直交する。充填され
るべき空の扁平容器44は、容器集積庫50の側方から牽伸
機30の充填ヘッド31にもたらされ、充填された扁平容器
44は容器集積庫51に戻される。このような構成は、容器
引受け位置500および容器引渡し位置511が容器集積庫5
の対向両端部に設けられていることを前提とする。この
場合に容器を積込む作業と降ろす作業とを同時に行うた
めには、容器移動手段7(図3および6参照)が2部分
に分割され、両部分が制御装置により同調的に運動せし
められる必要がある。
図3によれば容器移動手段7は、容器搬送手段2に設
けられているが、このことは容器交換のために必須不可
欠の前提条件ではない。ことに図7による容器集積庫5
0、51の構成においては、2部分に分割された容器移動
手段7も静止的に配置することが極めて好ましい。この
場合、分割された一方が搬送手段2から容器を降ろすた
めに、他方がこれに容器を積込むために使用される。
容器集積庫50、51の相互間の、かつ/もしくは搬送手
段2に対する配置に応じて、例えば図6の実施態様で
は、上記の分割された両半部(図示せず)は、搬送手段
2の走行路に対して直交する同一作用面に配置される。
図7に略図的に示された装置を、多少とも詳細に示し
たのが図9である。両容器集積庫50および51は、無端の
搬送ベルトないし搬送チェーン502〜512の形式で構成さ
れ、これらは変向ローラ503ないし513により、さらに他
の搬送ベルトないし搬送チェーン32のすぐ側方を併行す
るように変向せしめられる。無端の搬送ベルトないしチ
ェーン32は、容器集積庫5から牽伸機30の充填ヘッド31
近傍まで延び、ここで変向ローラ320により変向され
る。搬送チェーン32は扁平容器44を把持する連行部材32
1を把持し、これにより扁平容器を充填ヘッド31の領域
まで連行し、ここで扁平容器44は切換装置として構成さ
れた容器押込み部材の両腕部材33により受取られる。両
腕部材33は扁平容器44の範囲で旋転可能であり、これと
共に扁平容器44は搬送ベルト32により牽伸機30の切換装
置範囲までもたらされ、さらにこれら両者は相互に運動
可能であり、これらの間に扁平容器44を挟持するための
把持体を構成する。断面円形容器への充填と異なり牽伸
機の充填ヘッドによりスライバ4は同時に扁平容器44に
分配され得ないので、切換装置が必要である。
扁平容器44の充填に必要な切換装置を妨害しないよう
に、搬送チェーン32は、牽伸機30の切換範囲装置から、
容器集積庫5の牽伸機30と反対の側の連行部材321が在
る基本位置まで戻される。
さらに他の連行部材341を有する搬送チェーン34は、
変更ローラ340により変向せしめられる。
搬送チェーン32のための変向ローラ320は、その連行
部材321が扁平容器44受領のため集積所5における牽伸
機30と反対の側から充填ヘッド31の直ぐ近くまでもたら
されて、扁平容器44を腕部材33から受取り得るように配
置される。また搬送チェーン34のための変向ローラ340
は、容器集積庫5から遠い方の側に在る連行部材341に
より扁平容器44が容器集積庫5に戻されるように配置さ
れる。このように搬送チェーン32および34は、一定長さ
にわたって平行に併列され、その作用範囲が重畳する。
すなわち両搬送チェーン32、34は協働して扁平容器44の
搬入および搬出のための容器移動手段を構成する。
容器集積所5は水平の容器配置面を構成し、これによ
り、容器引受け位置500および容器引渡し位置511は同じ
高さレベルに配置される。このようにして容器引受け位
置500もしくは容器引渡し位置511と、あるいはこれら両
位置と容器搬送手段2との間における高さの差を克服す
る必要はない。搬送ベルトないし搬送チェーン502、512
は、図示の実施例においては担持手段として構成され、
搬送チェーン32、34のように連行部材を具備しない。こ
のため搬送チェーン32、34の両側に多数のローラを配列
してローラ走路35を形成し、扁平容器44はこの上を摺動
走行せしめられる。
図10は図9のB−B線による断面図であって、容器集
積所50、51における搬送ベルトないし搬送チェーン50
2、512の間における、また搬送チェーン32との間におけ
る間隙を、充填部材52、520が充填し、扁平容器が容器
集積所50から搬送チェーン32に移行する場合、あるいは
搬送チェーン32から容器集積所51に移行する場合に、容
器44が転倒することのないようにしていることを示す。
前述したようにスライバを充填した扁平容器44は、紡
糸機ないし撚糸機(図2参照)、例えばオープンエンド
紡糸機(図1参照)まで搬送され、空の扁平容器と交換
される。この点をさらに詳細に説明するため、図3につ
いてあらためて説明する。
図3は23個の紡糸位置を有するオープンエンド紡糸機
1と、扁平容器44を搬送し、紡糸位置10における容器交
換を行うための容器搬送手段2とを示す。
容器搬送手段2の容器収納部20は、劃壁200により複
数の劃室201に区分され、各劃室201は扁平容器44の長さ
方向運動によりこれを収納するようになされている。
容器移動手段7は、梁材23の長手方向における運動に
より、容器収納部20の個々の劃室201に斉合するように
なされている。
容器44の交換に当たり、これは容器搬送手段2上にお
いて劃壁200により案内され、またオープンエンド紡糸
機1(あるいはその他の紡糸機ないし撚糸機11、110)
においても、扁平容器44はその上端および/あるいは下
端近くにおいて案内片130、31により案内される。
容器搬送手段2は、後に詳述される操作により、目的
とする紡糸位置10までもたらされ、ここで扁平容器44の
交換が行われる。適当な位置決め手段(図示せず)によ
り、まず空の劃室201が紡糸位置10に対応するように位
置決めされる。容器移動手段7を容器搬送手段2の空の
劃室201に配置し、容器押込み部材71を紡糸機の方向に
運動させ、その把持部材(図示せず)で交換されるべき
空の容器44を把持させる。容器押込み部材71を紡糸機か
ら遠去けることにより、交換されるべき空の扁平容器44
を搬送手段2の空劃室201に収納する(図12参照)。
次いで充満容器44を収納している容器搬送手段2の劃
室201が関連紡糸位置10に対応するように搬送手段2を
移動させる。次いで容器移動手段7を梁材23に沿って移
動させ、新たに給送されるべき扁平容器44にに適応させ
る。容器押込む部材71の紡糸位置10方向への運動によ
り、充満容器44はスライバ給送位置に達する(図13参
照)。
容器搬送手段2は、次いで他の紡糸位置10に移動せし
められ、ここで上述した処理を反覆するが、搬送手段2
における空劃室201は当初の位置とは異なっており、こ
れはすでに充満容器で占められている(図12、13参
照)。上述した処理を反覆している間に空劃室201に少
しずつ位置を変え、やがてすべての充満容器44がオープ
ンエンド紡糸機1に供給されつくし、空の(あるいは少
なくとも交換されるべき)容器44と交換される。そこで
容器搬送手段2は再び牽伸機30に回送される。
容器搬送手段2の容器収納部20は、必ずしも搬送手段
2の端部21、22と一体的に結合されている必要はなく、
双方向矢印25で示されるように収納部20が牽伸機30ある
いはオープンエンド紡糸機1もしくは他の繊維機械にお
ける容器を積込みあるいは降ろす場所における高さと斉
合するよう上下に高さ調節できるようにすることも可能
である。
容器搬送手段2は原則的に種々の態様に構成されるこ
とができ、例えば軌条(図示せず)上を走行するトロッ
コのようなものであってもよいが、軌条式もしくは無軌
条式の床走行車輌が好ましい。
図4および11は図3の搬送手段2と異なる形態の床面
走行車輌として構成された容器搬送手段26を示すもので
ある。
図4および11の容器搬送手段26は、容器収納部260と
両端部261、262を具備し、容器収納部260は全部で2個
の容器支承部分263、269を有し、しかも第1支承部分26
9は通常容器43あるいは44(空あるいはスライバ充填)
で占められているが、第2支承部分263は(破線で示
す)容器43あるいは44(空あるいはスライバ充填)を受
領するために空けられている。両端部261、262には車輪
24が装着され、少なくとも一方の車輪対は操舵可能にな
され、容器搬送手段26に積載されている容器43もしくは
44の長さ方向のいずれかに方向交換し得るようになされ
ている。なお両端部261、262は電気的駆動手段(図示せ
ず)と、容器移動手段70、700とを具備する。後者は図1
1においては略図的に示されるのみであるが、図21から2
5について後に詳述する。両容器移動手段70、700は容器
支承部分263、269の横幅を隔てて前後に配置され、容器
搬送手段26の走行路に対して直交する方向に運動し得
る。またこれら容器移動手段70、700は相互に独立して
操作され得る。
容器搬送手段26は、牽伸機30(図1および2参照)で
スライバを充填した容器44を載置してこれを退去し、特
定の走路901を経てあらかじめ選択された紡糸位置10に
これを搬送し得るようにされている。紡糸位置10に到達
すると、ここで容器交換が行われるが、到達時点におい
て容器支承部分263は空いており、容器支承部分269は充
満容器44で占められている。従って容器交換は容器移動
手段700(図11)で行われ、まずこれにより紡糸位置10
(図3参照)から空の扁平容器43を容器搬送手段26の容
器支承部分263で受領し載置し、次いで搬送手段26を若
干移動させてから、その容器支承部分269から充満容器4
4を紡糸位置10の下方の待機位置に降ろし(図12および1
3参照)、これにより容器支承部分269は空になる。この
紡糸位置10下方の待機位置は、容器引受け位置と容器引
渡し位置を兼ねる。
容器交換を終った容器搬送手段26は空の容器43と新た
な充満容器44とを交換するため、牽伸機30に引返す。走
行制御装置は充分な情報(コンピュータキャパシティ)
を備え、追加的な情報供与、交信を必要とせず、容器搬
送手段と管理コンピュータ間の継続的な交信接続は省略
され得る。
容器移動手段700につき図22から25を参照して以下に
説明する。扁平容器44の端部443には2本の突起444とこ
れらの間に展張される杆状体445とが設けられ、後述す
るように容器移動手段700と協働作用する。容器移動手
段700(図11)を備えた容器搬送手段26は、あらかじめ
予定された紡糸位置10に対して容器交換のために配置さ
れている(図12に示されるように)。
図4および11について上述したように、容器搬送手段
26は、2個の容器支承部分263、269を持っており、それ
ぞれのための容器移動手段70、700が設けられ、容器を
搬送手段26に積込み、搬送手段26から降ろす。両手段7
0、700は互いに鏡像的に形成され、配置されているので
一方の700のみが図示されており、説明も容器移動手段7
00のみについて行われる。
容器搬送手段26の端部262(これは図23において単に
一部分のみ図示されており、図示の実施例では軽量構造
とするため骨格的に構成されている)には異なる高さレ
ベルに2本の軌条264、265(図25)が設けられ、これに
沿ってキャリッジ73が摺動するように装着されている。
容器搬送手段26の長手方向に直交して運動し得るこのキ
ャリッジ73の両端と、チェーン732の各端部とが結合さ
れており、これは図24において結合部材738と共に破線
で示されている。このチェーン732の駆動装置として、
モータ266、例えばステップモータと、同じくステップ
モータとして構成される他のモータ267とは端部262の板
体268上に担持される。図24では単に駆動手段として認
識されるに過ぎないこのモータ266は、同じく板体268に
装着された変向ローラ733により変向せしめられるチェ
ーン732を駆動し、この両変向スプロケットホイール733
により180゜を超えてチェーンを把持する。
このモータ266の回転方向に応じて、キャリッジ73は
案内軌条730、731の一方端から他方端へ(矢印X)、ま
たこの他方端から一方端へ(矢印Y)に、容器搬送手段
26の長手方向、進行方向に直交して運動せしめられる。
容器移動手段700は、把持部材72と、担持体として構
成された容器押込み部材74とを具備し、これらはキャリ
ッジ73上を往復動するウインチ台車として構成される。
一方向(矢印X)への運動により容器押込み部材74はオ
ープンエンド紡糸機1(図3)に接近し、他方向(Y)
への運動によりこれから遠去かる。この運動のために上
述した2番目のモータ267が使用され、これは無端チェ
ーン737を駆動し、このチェーンは搬送手段端部262に装
着された両変向ローラ739により変向され無端走行せし
められる。このチェーン737は連行部材736を担持し、こ
れを介して容器押込み部材74はチェーン737に結合され
ている。無端チェーン737も板体268に装着されている2
個の変向ローラ739を有する。
モータ267は、モータ266に追加して、容器押込み部材
74が矢印XあるいはYの方向に運動するように駆動さ
れ、容器押込み部材74をキャリッジ73に対して相対向運
動させる。容器押込み部材74はキャリッジ73の両端間で
運動せしめられるが、若干この両端を越えることができ
る。
キャリッジ73も容器搬送手段に対して運動可能である
から、容器交換作業を阻害することなく、オープンエン
ド紡糸機1から若干の距離を保持することができる。こ
のように構成された駆動手段は、チェーン732、737によ
り、駆動手段を容器搬送手段2の端部261、262上に固定
的に装着することを可能ならしめる。
キャリッジ73は高さを変えて上方軌条730および下方
軌条731を具備し、この上を容器押込み部材74はその支
承板体740と共に、適当な手段、例えば回転ローラによ
り摺動可能に装着される。この支承板体740は例えば液
圧ジャッキとして構成される揚挙手段721を担持し、そ
のシリンダに装着された2個の腕部材741の間を揚挙手
段721により上下方向に運動可能な支承板体710に固定的
に結合される。
モータ266および267のチェーンスプロケット(図示せ
ず)がキャリッジ73を貫通しており、これによりキャリ
ッジ73の運動自由性が容器搬送手段26から逸脱しない範
囲に制約される。このことは把持手段72を具備し、キャ
リッジ73上に摺動可能に装着された容器押込み部材74に
も該当する。キャリッジ73および容器押込み部材74の横
方行並進運動は個別のモータ266および267により相互に
全く無関係に行われる。しかしながら、容器押込み部材
74がキャリッジ73に対してではなく、キャリッジ73が容
器搬送手段26に対する関係で運動可能の場合には、容器
押込み部材74の駆動手段がキャリッジ73の駆動を補償し
なければならない。容器押込み部材74についても、また
キャリッジ73についても誘電的ないし機械的スイッチを
設けることができる。容器搬送手段26の全体的制御装置
はこれ自体に搭載される。
上述の把持手段72は、その下方端部にL字状ブラケッ
ト720(図25)と上述揚挙装置721を具備し、これは容器
押込み部材74に固定されている。ブラケット720はスイ
ベル軸722を介して揚挙装置721に結合され、把持手段72
に及ぼされる回転モーメントを直接(揚挙装置721を介
してではなく)容器押込み部材74に伝達するための摺動
案内723が設けられる。ブラケット720はさらに2個の上
方に突出する突起部材724を有し、これらはそれぞれ条
溝725(図24)を有する。
紡糸位置10における容器(例えば扁平容器44)が充満
容器と交換される場合、容器搬送手段26はこの紡糸位置
10まで走行し、停止し、その空の容器支承部分263を紡
糸位置10の直前に位置させて容器交換が行われる。
キャリッジ73が軌条264、265に沿って容器搬送手段26
走行方向に直交して走行し、さらにこのキャリッジ76上
を容器押込み部材74が容器搬送手段走行方向に直交した
迅速に走行し容器直前において床面まで下降する。最後
の数センチメートルで容器押込み部材74は徐行し、容器
44をオープンエンド紡糸機1の下方に押出す。これによ
り突起724を有するフランジ720は、交換されるべき容器
44の下方端部に設けられた杆状体445下方に達する。こ
れにより把持手段72の水平方向における正確に位置決め
が行われる。
次いで把持手段72は上昇して容器を容易に揚挙する。
これにより容器の杆状体445はフランジ突起の条溝725に
嵌合し、フランジ720がさらに上昇して、図23に示され
る扁平容器44の下方端縁442(図5参照)まで達する
と、容器44を搬送手段26に受領するためにこれが僅かに
傾斜せしめられる。
ここでキャリッジ73および容器押込み部材74は後退
(図23において右方へ)し、扁平容器44はこれにより搬
送手段26の容器収納部260における容器支承部分202(図
11の容器支承部分263)に位置せしめられる。扁平容器4
4を搬送手段26に積込む場合の容器のわずかな傾斜は、
容器下方縁辺と容器収納部260の縁辺との間の衝撃を防
止する。
把持手段72を有する容器押込み部材74とキャリッジ73
は、容器が搬送手段の中央に達するまで走行し、次いで
容器を降下させる。
次いで容器搬送手段26は、空容器を受取った紡糸位置
10に充満容器(扁平容器44)を供給するため、紡糸位置
間隔(=紡糸位置10と紡糸位置10との間隔)だけ、すな
わち容器搬送手段26の容器支承部分263と269の間隔だ
け、従って紡糸機の隣接容器設定位置間の間隔だけ移動
せしめられる。充満容器を搬送手段26から降ろし、容器
移動手段70により紡糸機1に交付する場合には、この充
満容器を揚挙する必要はなく、容器押込み部材74を外方
に押出すだけでよい。
腕部材444および杆状体445は、扁平容器44の下方周縁
に設けられており、把持手段72はなるべく容器支承面20
2の近くに接近せしめられる。
図示の実施態様においては杆状体445として構成さ
れ、把持手段72と協働作用する容器の把持用付設具は、
さらに他の種々の態様に構成され得る。例えば1個もし
くは2個の円筒状突起あるいは下面に凹陥部を設けた直
方体などの形態に構成することもできる。
容器は紡糸機1の下方において垂直方向における容器
受領手段を必要としない。しかしながら、上述した運動
の間に容器44の側方縁辺の衝撃を防止するためオープン
エンド紡糸機1の架台に、若干の遊びを置いて側方案内
(図3および4参照)を設けることができる。
図示された実施態様において容器(例えば扁平容器4
4)は、常に床面上を摺動して引張られあるいは押出さ
れるから、容器下方周縁あるいは搬送手段の容器支承部
分263、269を耐摩耗性材料で保護するのが好ましい。オ
ープンエンド紡糸機1に案内部材を設ける場合(図3お
よび4参照)、これも耐摩耗性材料、例えばポリエチレ
ンで構成するのが好ましい。これは、容器搬送手段26外
の容器支承面、すなわち紡糸機のみならず容器集積所に
も該当する。
容器移動手段700は、容器交換のため図23から25につ
いて左方(図23)に向けて作動するように図示、説明さ
れたが、同様の容器移動手段を逆に右方に向けて、ある
いは左方もしくは右方に選択的に向けて作動させること
も可能である。この場合、キャリッジ73は右方に向けて
始動し、そこで上述した容器押込み部材74および把持手
段72の運動が行われ得る。上述の容器移動手段70、700
に対応する容器支承面が未だ確保されていない間に、容
器移動手段70、700は容器交換のため一方側あるいは他
方側に向けて駆動され得る。しかしながら、容器移動手
段70、700が、すでに左方から(ないしは右方から)容
器44を搬送手段上に持っている場合には、やはりその側
に、すなわち左方に(ないしは右方に)扁平容器44を送
り出さねばならない。
紡糸機1への扁平容器44の交付は、紡糸機長手方向に
直交する方向において容器44を容器支承面202から押出
すことにより行われる。搬送手段26の容器支承面202
は、紡糸機1における容器支承面より若干高くてもよ
い。このわずかな高さの差は、容器搬送手段26への積込
みの場合、扁平容器44の下方縁辺を揚挙装置721により
揚挙することにより克服される。
図25は図23に示された装置を端部から見た図面であっ
て、この場合扁平容易44はすでに搬送手段26に積込まれ
ている。容器搬送手段26の長手方向に直交して、摺動可
能のキャリッジ73は、把持部材72を扁平容器44に付設さ
れた杆状体445付近までもたらし、しかもこのために搬
送手段26と紡糸位置10の下方に配置されている扁平容器
44との間隔を変更してはならないという課題を持ってい
る。そこで実際の運動は、台車状容器押込み部材74上に
おいて移動させ、この間にキャリッジ73もその当初位置
に復帰させることにより行われる。
容器搬送手段26に容器を積込むための過度の揚挙運動
を少なくするために、搬送手段26の容器支承面(容器支
承部分263、269)と、スライバ4を処理、加工する機械
および/あるいは容器集積所50、51の容器支承面、すな
わち容器引受け位置500および容器引渡し位置511との間
の高さの差をなるべく少なくすることが望ましい。この
差は100mmを超えてはならず、なるべくこれより小さ
く、できれば40mmを超えないことが好ましい。容器搬送
手段26およびそのほかの部分のすべての容器支承面が、
同じ高さレベルに置かれることが、容器を交換し、ある
いは容器を積込みもしくは降ろすために極めて有利であ
る。
種々の容器支承面間の高さの差が少ない場合には、床
面と容器搬送手段26の容器収納部260の間の落差A(図1
1参照)により、あるいは搬送手段26の容器収納部260表
面のような台座53、530(図17参照)により、この差が
克服され得る。
図1および2による配置の場合、容器搬送手段2は、
紡糸位置10と牽伸機30の間を直接的に走行するが、牽伸
機30からスライバ充填容易43ないし44が、オープンエン
ド紡糸機1、あるいはその他の機械、例えば紡糸機ない
し撚糸機11、110に到達することを保障するため、充満
容器は紡糸機ないし撚糸機11、110から牽伸機30への、
あるいは牽伸機30から紡糸機ないし撚糸機11、110への
走行路において、場合によりその後のスライバ処理に障
害を与えるべき事故を考慮して、走行路の物理的状態お
よび/あるいはヤーン充満状態を検査しなければならな
い。
容器は種々の理由で損傷される可能性があり、従って
自動的に処理装置において容器を再使用することは好ま
しいことではない。例えば操業中のスライバの荷くず
れ、まだかなりの量のスライバが残存している容器など
がその理由となる。
従って再使用が障害をもたらさないことを保障するた
め容器の検査を行うのが有利である。
検査はもちろん従業員により行われ得る。またこれを
自動的設備による抜取り検査を行うことも可能である
が、これでは不充分である。容器搬送手段2、26の走行
路に容器検査圏を設け、走行路の容器を検査するのが好
ましい。また搬送手段自体に検査設備(図示せず)を設
けることもできる。
容器搬送手段2、26に設けた検査設備により欠陥、障
害が確認されたときは、その容器は設備の適当な位置に
おいて搬送手段から突き落とし、設備内における適当な
容器数を維持するため、新規容器が補給されねばならな
い。この目的から設備内に適当な容器中間集積所を設
け、ここに空容器、充満容器、検査されるべき容器、廃
棄されるべき容器を一時的に集積する。
図14はこのような設備配置を示すものであって、容器
搬送手段2はロータ紡糸機ないしこれに類する機械か
ら、前処理段階(牽伸機30、36)に直ちに帰還しない
で、まず容器検査圏6に立寄り、収納している容器43、
44を検査に服せしめる。
図14の設備は、複数個のスライバ充填ヘッド31を有す
る機械、すなわち2個の牽伸機30、36と、複数個のスラ
イバ4を処理、加工する機械、すなわち4個の紡糸機な
いし撚糸機11、110、111、112と、さらにこれらを接続
する走行路91、これから各紡糸機ないし撚糸機11、11
0、111、112に至る分岐路910から917、各牽伸機30、36
に至る分岐路918、919とを含む。容器搬送手段2の走行
路91には上述した容器検査圏が設けられている。
コンピュータとして構成されている制御装置8が設け
られ、容器搬送手段2に対して走行指令を出し、設備内
容器の管理ないし制御を行う。この制御装置(コンピュ
ータ)8は、データ導線80により牽伸機30、36と、デー
タ導線81により紡糸ないし撚糸機11、110、111、112
と、データ導線82により容器検査圏とそれぞれ接続され
ている。
このようにして制御装置8は、設備に所属するあらゆ
る機器と全体的に接続されている。図示の実施例におい
て、これは紡糸機ないし撚糸機11、110、111、112のい
ずれかのために始動するべき牽伸機30あるいは36に対し
て容器搬送手段2のための走行指令を与えることを決定
する役割を有する。この場合制御装置8は牽伸機30、36
(ないしその容器集積庫)の操業状態を考慮しなければ
ならない。次の走行指令は、容器搬送手段2が、牽伸機
30もしくは36に向けて発進する前に、例えば容器検査圏
6を退去する際に、これに伝達されねばならない。ある
いは、制御装置8と容器搬送手段2間の交信接続を、搬
送手段2のあらかじめ定められた走行計画に制御装置8
が何時でも適宜介入し得るようにすることも可能であ
る。
図15はその左側に図14による機械設備の制御装置を、
その右側に同様の装置を示す。ただし右側の各機器は左
側の機器に与えられた符号にaを付して示される。容器
検査圏6ならびにこれほど詳細には示されていないが容
器検査圏6aも、検査機本体61のほかに3個の容器集積庫
(容器集積庫600、601、602)を有し、容器集積庫600は
スライバ充満容器43、44、容器集積庫601は空容器44、4
7、容器集積庫602は使用不能の欠陥容器43、44を集積す
るためのものである。容器集積庫601は容器内容物排出
装置62を具備するが、これについては後述する。
容器集積庫600および601は、スライバを処理加工する
装置と無関係に配置されており、ここで容器は移動ある
いはその他の態様で運動することができ、従って容器は
必要に応じて容器搬送手段2により収納されることがで
き、制御装置8と接続される必要はない。適当な方法で
制御装置8と制御的に接続されている容器搬送手段2に
より容器を積込み、降ろす操作が制御されるからであ
る。これに対して上述した容器内容物排出装置62は制御
装置8と接続され、これにより完全には空になっていな
い容器からスライバその他の内容物が排出される。この
排出装置62には略図的に示される搬送手段620が設けら
れ、容器から排出された残留物はそのための集積所621
に搬送される。
必要に応じ、あるいは容器集積庫600および601が容器
検査圏6から遠い場合には、容器内容物排出装置62は、
上述したようにではなく、容器集積庫601の一部、さら
には容器検査圏6の一部を形成することもできる。さら
には、容器内容物排出装置62を容器検査圏6および容器
集積庫(容器集積庫601)に配置することも可能であ
る。
また容器(使用不能欠陥容器)集積庫602も、場合に
より残存しているヤーンなどを排出するために内容物排
出装置62を具備することができる。正常な状態にない容
器は、スライバ4を処理、加工する装置に送らないよう
に排除されねばならない。もちろん従業員による容器検
査により、容器を再検査して、正常な状態にもたらし得
るか、あるいは再使用を断念しなければならないかを決
定することは必要である。なお容器内容物排出装置62に
ついてはさらに後述する。
容器搬送手段2、26で容器検査を行う場合には、容器
43、44は常に搬送手段2、26のための所定の走行路に存
在しなければならない。容器検査圏6が走行路91もしく
は910から919に在り、容器が検査の際搬送手段2、26上
に残留している場合がこれに該当する。
上述した実施態様は、容器検査圏6が容器搬送手段
2、26上にあるか、あるいは検査のための容器が搬送手
段2、26から降ろされることができ、搬送手段2、26と
無関係にその走行路91に在る場合に関するものであっ
た。容器43、44が検査のため容器搬送手段2、26の所定
の走行路から外れた場合は、検査後に、場合により搬送
手段2、26が始めてこれを通過する際に搬送手段2、26
に返却される。この場合、原則的に容器を降ろした後、
すでに検査を済ませた容器により搬送手段2、26が占め
られ、これにより、必要な容器数が循環して維持され
る。
図15に示されるように、走行路91は走行路92、93と共
に容器搬送手段2のための循環路を形成する。この場
合、走行路91と走行路910から919とは、2個のスライバ
処理、加工装置の間に、すなわち紡糸機ないし撚糸機1
1、110、111、112と、牽伸機30、36との間に容器循環路
I(図16参照)を形成する。また走行路92、920、910か
ら917および走行路91の一部は、容器循環路IIを形成す
る。これはスライバ加工、処理装置、すなわち紡糸機な
いし撚糸機11、110、111、112と容器集積庫、すなわち
容器集積庫600を包囲する。第3番目の容器循環路III
は、走行路93、930ならびに走行路91および918ないし91
9の一部から成り、同様にしてスライバ加工、処理装
置、すなわち牽伸機30、36を容器集積庫(容器集積庫60
1)と接続する。
前述したように容器集積庫を有する検査圏6aは、その
構成において容器検査圏6と同様である。従って図15の
右方に示されるように、牽伸機30a、36aと紡糸機ないし
撚糸機11a、110a、111a、112aと接続され、3個の容器
循環路I a、II a、III aを有する。図15において、さら
に制御装置8aが2本のデータ導線82a、83aにより上記容
器検査圏と接続されることが示されている。すなわち導
線82aにより制御装置8aが検査設備(図15左方における
検査設備61に対応)と接続され、導線83aにより制御装
置8aが容器内容物排出装置と接続されている(制御装置
8と排出装置62の間のデータ導線83と同様)。
両装置(図15における左方装置および図15における右
方装置)は、常態的には完全に相互に無関係に作動する
が、必要の場合には両装置を接続することもできる。図
15に示されるように、走行路91および91aは走行路94お
よび940を経て相互に接続されている。制御装置8、8a
のいずれか一方、あるいは両方の手動制御により、ある
いはデータ導線84を経てデータ交換することにより、上
記接続が可能となり、容器43、44の図15における左右両
装置間における交換が行われる。これは両装置のいずれ
か一方が故障した場合に有利である。またこの接続可能
性は一方の容器集積庫600、601あるいは他方の対応する
集積庫が場合により故障したとき上述の容器交換により
そのまま操業を続行することが可能になされる。
当然のことながら、このためには信号装置による故障
の告知が必要であり、図15にはこれが容器検査圏6と共
に略図的に示されている。
必要に応じて図14および図15に関して説明した装置は
異なる態様で操作されることもできる。これは制御装置
8により行われ、それぞれの容器循環路I、I a、II、I
I a、III、III aをそれぞれの目的に適合するように指
定し使用し得る。例えば紡糸機もしくは撚糸機110にお
いて充満容器が必要とされ、しかも牽伸機36の容器集積
庫51においてスライバ充満容器が充分に、あるいは著し
く多数存在する場合には、牽伸機36と紡糸機ないし撚糸
機110の間の容器循環路Iが指定され、しかも必要な容
器を関連する紡糸位置10に走行路912を経て、あるいは
走行路913を経て給送されるべきかが判断される。また
牽伸機30、36における容器集積庫50、51が満配であって
充満容器が早急に必要でない場合には、一般的容器集積
庫、例えば容器集積庫600ないし601における一時的集積
のためにもたらされ、これから装置所属のスライバを必
要とする機械への対応する走行路、対応する容器集積庫
(集積庫)に導かれる走行路が選定される。
またスライバを処理、加工する機械から他の機械に直
接容器を給送し、この容器を必要とする機械への給送遅
滞が回避されねばならない場合には、場合により容器検
査は断念される。これに対して容器集積庫への容器配送
はここで容器交換が行われ、容器がそれほど急いで要求
されないことを想定している。従って図14、図15におい
て、容器検査圏6は容器循環路IないしI aに配置され
ておらず、容器集積庫の存在する容器循環路II、II a、
III、III aに配置されている。
図16は図15の左右両装置を略図的に示しており、矢印
P1、P2は第1容器循環路I、I aを、矢印P3、P4は第2
の容器循環路II、II aを、矢印P5、P6は第3の容器循環
路III、III aを示す。
装置は、容器搬送手段2が走行路91に在る場合には、
容器検査圏6に走行せしめられ、ここで容器43、44を検
査に付し、これら容器が良好な状態であれば容器搬送手
段2に返却されるように操作される。
容器検査圏6には容器集積庫60を配置し、検査される
べき容器43、44を容器検査圏6に交付した後、良好と認
められた容器43、44を集積庫60から搬送手段2に積載
し、検査圏6で待機する必要なく、搬送手段2は直ちに
牽伸機30に引返すことができる。
容器43、44は追って搬送手段2に積載するか、あるい
は再使用不能と判断され検査圏6に残留するため、容器
集積庫60を通過する必要がある。容器検査圏6の説明が
以下において行われる。
図18の実施態様において、容器検査圏6は容器秤量装
置として構成され、床面に支承された発条650上に載置
された架台65を有する。容器の(例えば扁平容器)の充
満度に応じて架台65は下方に押圧され、その程度が表示
装置651に示される。表示装置651の指針652は扁平容器4
4の重量に応じて範囲653aと653bに区分された目盛653に
沿って移動する。指針が目盛部分653aを指す場合は容器
が空である場合の容器自体の重量を示し、これが目盛部
分653bを指す場合は、スライバが容器内に残留すること
を示す。図示されていない態様で指針652と目盛部分653
bとが回路(導線654参照)に組込まれ、回路には警告信
号灯655が接続されている。
架台65上には回転板66が設けられており、その上に容
器が略図的に示されている把持手段728により装着され
ることができる。回転板66は適当な方法で回転駆動部材
660と結合され、これにより回転板66は回転せしめられ
る。
さらにセンサ661が扁平容器44の上方縁辺あるいは他
の適当な部分を走査し、基準値からの偏倚がある場合に
は導線662を介して信号灯655が対応して作動する。容器
形状の検査のため、回転板66は回転駆動部材660により
回転せしめられ、必要の場合には回転板66あるいは架台
65のための揚挙装置が設けられ、容器周面の各点がセン
サの作動領域にもたらされ得る。当然のことながら、原
則的に簡単に目的を達成するため、センサ661が垂直方
向に運動可能になされ、上述した揚挙装置を省略するこ
とができる。
表示装置651は空でない容器の場合にこれを表示する
が、センサ661は容器の物理的状態、ことに重要なその
周縁部分のそれが正常でない場合に対応する。
容器検査圏6が同様に容器秤量装置として構成されて
いるさらに他の実施態様が図19に示されている。この場
合、容器43、44は容器周壁に対して穏やかに装着され、
槓杆67の作用により外部から垂直方向に揚挙せしめられ
得る底壁45を有する。この容器が開口532を有する台座5
31上に載置され、この開口中を槓杆67の一部が貫通し、
その他方端がコイル670中に嵌入されている。槓杆67は
揚挙装置の一部をなし、発条671により槓杆67が容器44
の底壁45の下面と衝合するようになされており、これに
より底壁は揚挙せしめられる。場合により容器43、44中
に残存するスライバの重量により、コイル嵌入深さtが
残存スライバ重量を表示する。コイル670中に槓杆67が
嵌入する深さに対応して信号が生起せしめられ、例えば
信号灯(図18における信号灯655と同様の)が点灯せし
められる。
外部から揚挙され得る容器底壁45の作用により、容器
43、44の充填ヘッド31による遅滞のないスライバ充填が
行われ、またその後の容器からのスライバ取出しも遅滞
なく行われ得る。
図20により示されるように、容器転倒装具68を有する
容器43、44は、これにより把持され、容器搬送手段2か
ら降ろされ、斜面680上に転動して180゜転倒し、内容
物、ことに残存スライバを斜面680上に排出し、これは
前述したように残存物集積所(図15参照)に搬送され
る。これにより空になされた容器は、あらためてスライ
バが充填されて再使用され得る。この容器転倒装具68は
容器検査圏6あるいは容器集積庫601、602においても利
用可能である。
図18、図19のように構成され得る容器検査圏の実施態
様において、図20が示すように、水平面中で旋転し得る
腕部材69の端部に光源690とフォトセル691を装着し、光
源690の点灯により容器44の底壁からの反射光を捕集
し、その強さにより容器が空であるか否かを判断する。
さらに必要に応じて容器と、光源690およびフォトセル6
91を設けた旋転腕部材69の間に相対運動をもたらすこと
もできる。この相対運動は例えば旋転腕部材の対応する
運動により生起せしめられる。しかしながら、また摩擦
車輪68を有する容器転倒装置が容器内部に接触し、光源
690、フォトセル691から成る触知装置が容器底壁をその
全面にわたり走査して行うこともできる。この場合の容
器底壁走査装置は、単に残存スライバのみでなく、容器
の障害を確認するようになされ得る。場合により光源69
0、フォトセル691は、相互間において、また旋転腕部材
69に対して調節可能かつ旋転可能にすることもできる。
上述したように、説明された本発明方法および装置
は、1台のあるいは複数台の牽伸機30,30a、36、36aと
1台あるいは複数台の紡糸機ないし撚糸機11、11a、11
0,110a、111,111a、112、112aないしオープンエンド紡
糸機1との間において使用され得るだけでなく、他の繊
維機械であって、スライバを供与する充填ヘッドを備え
た梳整機、あるいはスライバを処理する丸編み機、リン
グ紡糸機、空気紡糸機などとの関連で使用されることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリッチ,イズィドル スイス国、8450、アンデルフィンゲン、 ゾロモン、ランドルトシュトラーセ、3 (72)発明者 ユーディング,ミヒャエル ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュ タット、アナトミーシュトラーセ、4 (56)参考文献 特開 平2−28482(JP,A) 特開 昭55−80698(JP,A) 特開 昭50−123941(JP,A) 実開 昭62−86399(JP,U) 特公 昭15−10483(JP,B1) 実公 昭61−26299(JP,Y2) 特表 昭62−501066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 9/18 B65H 67/04

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライバを処理または加工する複数台の機
    械または装置間において、縦軸(L)と狭幅側部(44
    2、443)を有し、この狭幅側部に装着部材が設けてある
    扁平容器(44)を搬送するための装置であって、 少なくとも1台の上記の機械または装置にスライバ容器
    引受け位置およびスライバ容器引渡し位置が設けてあ
    り、 複数台の上記の機械または装置間において所定の走路上
    を走行可能である床面走行車輌として構成されている容
    器搬送手段(26)が設けてある装置において、 上記容器搬送手段(26)は、その走行方向において互い
    に前後して容器(44)を載置するための少なくとも2ヶ
    所の容器支承部分(263、269)を有する容器支承面(20
    2)を有し、この容器支承面は容器搬送手段(26)の走
    行方向に対して横方向へこの容器搬送手段の一方側部か
    ら他方側部へ亙って延びており、 更に上記容器搬送手段(26)は、扁平容器(44)を縦軸
    (L)の方向へ且つ容器搬送手段の走行方向に対して横
    方向へ搬入・搬出移動させるための容器移動手段(70
    0)を上記容器支承部分(263、269)に隣接して有して
    おり、 上記容器移動手段(700)は、容器搬送手段(26)上に
    設けられた軌条(264、265)上を上記容器搬入・搬出方
    向へ駆動装置(266)により制御運動せしめられるキャ
    リッジ(73)に設けられており、 更に上記容器移動手段(700)は、上記キャリッジ上に
    設けられた軌条(730、731)上を上記容器搬入・搬出方
    向へ駆動装置(267)により制御運動せしめられる容器
    押し込み部材(74)と、該容器押し込み部材に上下動可
    能に支持され、扁平容器(44)の狭幅側部下方端部付近
    に設けられた装着部材(444、445)を把持するようにな
    された把持部材(72)と、扁平容器の上記装着部材との
    係合離脱をもたらすために上記把持部材を上下方向へ駆
    動させる揚挙手段(721)とを有しており、 上記キャリッジ(73)及び容器押し込み部材(74)は、
    上記駆動装置(266、267)の作動により、上記把持部材
    (72)を、上記容器支承部分(263、269)の容器搬入・
    搬出方向の一方側部から他方側部外方までの間又は他方
    側部から一方側部外方までの間を移動させ、上記容器支
    承部分(263、269)に対し容器搬送手段(26)の両側で
    扁平容器(44)の搬入及び搬出を行うようにしたことを
    特徴とする装置。
  2. 【請求項2】請求項1による装置であって、容器移動手
    段が容器(44)を容器搬送手段(26)から搬出するため
    の移動手段と、容器(44)を容器搬送手段(26)に搬入
    するための移動手段とに分離されていることを特徴とす
    る装置。
  3. 【請求項3】請求項2による装置であって、両方の移動
    手段が容器搬送手段(26)の走行路に直交して位置する
    平面内に配置されていることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3による装置であって、分
    離された両移動手段が、容器搬送手段(26)の走行路に
    直交して位置する平面内に配置されており、両平面が互
    いに容器支承部分(263,269)の幅に相当する間隔を置
    いて配置されていることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3による装置であって、両
    移動手段が相互に無関係に制御可能であることを特徴と
    する装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一つによる装置で
    あって、容器搬送手段(2,26)が2ヶ所の容器支承部分
    (263,269)を有し、それぞれに独立した容器移動手段
    (700)が設けられていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか一つによる装置で
    あって、装着部材が杆状部材(445)として構成されて
    いることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか一つによる装置で
    あって、容器(44)が、外部からの作用により揚挙され
    得る嵌装底壁(45)を有することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか一つによる装置で
    あって、扁平容器(44)が容器底壁に耐摩耗性の滑り縁
    部を有することを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】請求項9による装置であって、滑り縁部
    がポリエチレンから成っていることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれか一つによる装置
    であって、扁平容器(44)が窓(446)を有しているこ
    とを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】請求項11による装置であって、窓(44
    6)が容器のほぼ全高に亘って延びていることを特徴と
    する装置。
  13. 【請求項13】請求項11または12による装置であって、
    扁平容器(44)の各狭幅側部に窓(446)が設けられて
    いることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】請求項11〜13のいずれか一つによる装置
    であって、窓(446)が透視可能材料で閉鎖されている
    ことを特徴とする装置。
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