JPH0811667B2 - ボビンの搬送装置 - Google Patents

ボビンの搬送装置

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JPH0811667B2
JPH0811667B2 JP861387A JP861387A JPH0811667B2 JP H0811667 B2 JPH0811667 B2 JP H0811667B2 JP 861387 A JP861387 A JP 861387A JP 861387 A JP861387 A JP 861387A JP H0811667 B2 JPH0811667 B2 JP H0811667B2
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rail
bobbin
lifting
elevating
magazine
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隆 小木曽
喜男 倉知
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Howa Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、工場の或階層の粗紡機設置位置と他の階
層の精紡機設置位置との間でボビンを搬送するようにし
てあるボビン搬送装置に関するものである。
従来の技術 従来にあっては粗紡機設置位置で玉揚げした粗糸ボビ
ンを運搬車の収納箱に収納させ、その運搬車をエレベー
タ装置位置に移動させてそのエレベータに載せ、その後
運搬車をエレベータによって精紡機設置の階層に昇降さ
せた後、その運搬車を精紡機設置位置に移動させ、その
精紡機設置位置で収納箱から粗糸ボビンを取出してボビ
ンハンガーに吊下させている。また精紡機設置位置で生
ずる空ボビンも上記と同様に運搬車の収納箱に収納さ
せ、その運搬車を移動させて粗紡機設置位置へ搬送して
いる。
発明が解決しようとする問題点 上記のように粗糸ボビンを運搬車の収納箱に収納させ
て搬送するものでは、収納箱内への粗糸ボビンの収納に
よって粗糸相互或いは粗糸と箱内面とが擦れ合って粗糸
が損傷する問題点があった。そこで、前記問題点を解決
する為に特公昭54−44786号公報に記載されているよう
に運搬車に一対のエンドレス鎖を回動自在に配設し、そ
れらのエンドレス鎖に複数の水平支持梁を揺動自在に架
設し、それらの水平支持梁に粗糸ボビンを垂直に挿着す
るようにしたものが提案されている。ところが、前記公
報に記載のものでは各運搬車にエンドレス鎖等の複雑な
装置を必要として搬送装置のコストが高くなり、しかも
運搬車を精紡機設置位置に運んだり、精紡機設置位置で
粗糸ボビンを再びボビンハンガーに吊下させる必要があ
り、その為に多くの労力や費用を要する問題点があっ
た。
問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、各階層間の所
定位置に各階層に対応する停止位置に昇降可能な昇降体
を配設し、その昇降体に昇降マガジンを水平方向へ案内
可能な昇降レールを具備させ、各階層に昇降体の昇降軌
跡の両側に夫々昇降マガジンを水平方向へ案内可能な待
機レールをその端部が停止位置における昇降体の昇降レ
ールの端部と接続可能に配設し、昇降レールと待機レー
ルの一部に昇降マガジンを案内させ、昇降マガジンにボ
ビンキャレージを水平方向へ案内して収納可能な収納レ
ールを具備させ、更に各階層に粗紡機設置位置又は精紡
機設置位置と待機レール設置位置との間にボビンキャレ
ージを水平方向へ案内可能な案内レールを夫々その端部
が待機レール位置の昇降マガジンの収納レールの端部と
接続可能に配設して成ることを特徴としている。
作用 粗紡機設置位置の粗糸ボビン吊下状態のボビンキャレ
ージを案内レールに案内させて待機レール設置位置に移
動させ、その位置でボビンキャレージを待機レール位置
の昇降マガジンの収納レールに収納させる。次に上記ボ
ビンキャレージ収納状態の昇降マガジンを待機レールか
ら粗紡機設置の階層の停止位置に停止している昇降レー
ルに案内移動させる。次に昇降体を精紡機設置の階層の
停止位置に昇降停止させ、昇降マガジンを昇降レールか
ら待機レールに案内移動させる。次に待機レールに案内
させた昇降マガジンの収納レールからボビンキャレージ
を案内レールに案内移動させ、そのボビンキャレージを
精紡機設置位置に案内移動させる。一方、精紡機設置位
置の空ボビン吊下状態のボビンキャレージは上記とは逆
に案内レールに案内させて昇降体設置位置に移動させ、
その位置でボビンキャレージを待機レール位置の昇降マ
ガジンの収納レールに案内させてその昇降マガジンに収
納させる。次に精紡機設置の階層の停止位置に昇降停止
されている上記昇降体の昇降レールにボビンキャレージ
収納状態の昇降マガジンを案内移動させ、昇降体を粗紡
機設置の階層の停止位置に昇降停止させ、その昇降マガ
ジンを昇降レールから待機レールに案内移動させる、次
に待機レールに案内させた昇降マガジンの収納レールか
らボビンキャレージを案内レールに案内移動させ、その
ボビンキャレージを粗紡機設置位置に案内移動させる。
実施例 第1図において、1は紡績工場の建屋で、1階の階層
2と2階の階層3とを備えた2階建ての場合を示してい
る。
4の階層2の床面2aに設置してある周知の粗紡機で、
第2図に示すように複数台並設してある。前記粗紡機4
前方には第3図に示すように自動管替装置5が配設さ
れ、後述の案内レールに案内されたボビンキャレージに
吊下されている空ボビン6とボビンホイール4aに載置さ
れている粗糸ボビン7とを交換するようにしてある。こ
の自動管替装置5は例えば特開昭57−106729号公報に開
示されている一斉管替機8と特開昭58−41919号公報に
開示されているボビン移載装置9とで構成されている。
一斉管替機8は第3図に示すように多数のペッグ10を有
するベルトコンベヤ11を備え、管替ヘッド12の前後、上
下移動によってボビンホイール4a上の粗糸ボビン7をペ
ッグ10に挿着し、また別のペッグ10に挿着されている空
ボビン6をボビンホイール4aに挿着するようにしてあ
る。ボビン移載装置9はペッグ13を有する昇降板14と交
替腕15とを備え、昇降板14の昇降によって後述のボビン
キャレージに吊下されている空ボビン6をペッグ13上に
取外し、そのペッグ13上の空ボビン6を交替腕15によっ
て前記ペッグ10に挿着し、またペッグ10上の粗糸ボビン
7を交替腕15によってペッグ13に挿着し、そのペッグ13
上の粗糸ボビン7を昇降板14の昇降によってボビンキャ
レージのボビンハンガーに吊下させるようにしてある。
なお、前記自動管替装置5の代りに特公昭51−38814号
公報に示されているように走行式の管替機等を使用した
り、従来のように人手によって管替するようにしても良
い。
16は階層3の床面3aに設置してある周知の精紡機で、
第4図に示すように複数台並設してある。各精紡機16の
クリール17には第5図に示すように前列ボビンハンガー
18と後列ボビンハンガー19が備えられ、これらのボビン
ハンガー18、19に粗糸ボビン7を吊下させるようにして
ある。
次に、20は粗紡機設置位置Aで玉揚げした粗糸ボビン
7を精紡機設置位置Bに搬送し、精紡機設置位置Bで生
じた空ボビン6を粗紡機設置位置Aへ搬送するボビン搬
送装置で、次にこのボビン搬送装置20について説明す
る。先ず、24はボビン6、7を吊下させる為のボビンキ
ャレージで、第6図、第7図に示すように多数のキャレ
ージ要素24aを連結して構成されている。このキャレー
ジ要素24aにおいて、25は棒状のキャレージバーで、上
側には一対の支持杆26aが突設され、それらの支持杆26a
に回動自在に取り付けてある支持体26に左右一対の支持
ローラ27と前後一対の案内ローラ28が回動自在に軸支さ
れている。またキャレージバー25の上側には後述のボビ
ンハンガーの2ピッチ毎に図示しない近接体が固着され
ている。各キャレージバー25の下側には周知のボビンハ
ンガー29が所定間隔あけて6個取着されている。これら
のボビンハンガー29の間隔Sは精紡機16のスピンドルピ
ッチの2倍に設定されている。30は第16図、第15図に示
すように一本おきに隣合うキャレージバー25の端部に形
成してある角孔で、角ピン31が上下摺動自在に嵌合され
ている。角ビン31は上端部の掛止鍔31aとキャレージバ
ー25との間に介在したバネ32によって上方へ付勢され、
下端部には該略三角形の連結片33が固着されている。連
結片33の上面には連結ピン34が突設され、その連結ピン
34が隣合うキャレージバー25の端部に形成してある連結
孔35に回動自在に嵌挿され、これにより両キャレージ要
素24aが離脱可能に連結されている。なお、上記連結片3
3によって連結したキャレージバー25の他の連結部はピ
ン36によって回動自在に連結されている。
次に、41は建屋1の階層2,3間に設置した昇降装置
で、第1図、第10図に示すように昇降体42を昇降機構43
によって前記階層2,3に対応する停止位置に昇降させる
ようにしてある。昇降体42の停止位置は第1図に示すよ
うに天井近くに設定してある。44は昇降機構43のワイヤ
ー、45は昇降モータである。前記昇降装置41は工場に設
置される通常のエレベータによって構成しても良いが、
それとは別にボビン搬送の為に別設したものでも良い。
前記昇降体42には、第10図、第11図に示すように後述の
昇降マガジンを支持すると共に水平方向へ案内し得るよ
うにしてある一対の昇降レール46を一体的に備えてあ
る。昇降レール46は後述の待機レールと同様に断面形
に形成され、その下板によって昇降マガジンの支持ロー
ラを回転自在に受止めるようにしてある。また昇降体42
には、昇降レール46と略同じ長さの一対のラック47が昇
降レール46と平行に固定的に設置してある。
次に、階層2、3の天井2b、3bには昇降体42の昇降軌
跡の両側に第2図、第4図に示すように一対の待機レー
ル48が夫々固定的に並設してある。この待機レール48は
昇降マガジンを支持すると共に水平方向へ案内するよう
に前記昇降レール46と同様に形成され、またその一端部
が昇降体42を所定位置に昇降停止させた状態で前記昇降
レール46とまっすぐ接続するように位置されている。ま
た、天井2b、3bには第11図、第12図に示すように一対の
ラック49が待機レール48と平行に固定的に配設してあ
る。そのラック49は、その一端部が昇降体22を所定位置
に昇降停止させた状態で前記ラック47とまっすぐ接続す
るように位置されている。
次に、50は前記昇降レール46と待機レール48に移動自
在に案内される昇降マガジンで、各階層2、3の一対の
待機レール48の何れか片方と昇降レール46位置との合計
3台配置され、階層が増えればそれにその階層の増加数
だけ増やすようにしてある。例えば5階層の場合は6台
使用する。前記昇降マガジン50は第12図、第11図に示す
ように構成されている。その昇降マガジン50において、
51は第11図のように平面形状がH字形の移動本体で、上
面に4本の支持杆52が突設され、その支持杆52に支持ロ
ーラ53が夫々軸支され、それらの支持ローラ53が昇降レ
ール46又は待機レール58に支持されるようになってい
る。また移動本体51の上面には可逆転可能な駆動モータ
54が取着され、その駆動モータ54のモータ軸54aに前記
ラック47、49と噛み合うピニオン55が固着されている。
移動本体51の下側には、ボビンキャレージ24を水平方向
へ案内して収納させ得るようにしてある収納レール56が
固定的に具備されている。その収納レール56は、第12図
に示すようにボビンキャレージ24の2本のキャレージ要
素24aを収納するに充分な長さの多数(実施例は8個)
のレール要素56aを並設することによって構成され、8
個のレール要素56aによって1本分のボビンキャレージ2
4を収納するようにしてある。各レール要素56aは第9図
に示すように断面形に形成され、ボビンキャレージ24
の支持ローラ27を案内する水平方向の一対の支持面56b
と案内ローラ28を案内する垂直方向の一対の案内面56a
とを備えている。
次に、57は前記各レール要素56aに付設してある送り
装置で、第8図、第9図に示すように構成されている。
この送り装置57において、58は収納レール56の上面に止
着してあるブラケットで、両端部に揺動アーム59、60が
夫々枢着され、それらの揺動アーム59、60に軸受61、62
が取付けられている。前記軸受61、62は送りローラ63、
64の軸63a、64aを回動自在に支承している。65は一方の
軸受61に取付けてある駆動モータで、軸65aを正逆回転
させるようにしてある。前記揺動アーム59、60の先端部
間にはばね66が張設され、送りローラ63、64間に後述の
キャレージバー25が存在するとき送りローラ63、64をキ
ャレージバー25に圧接させるようにしてある。
次に、67はボビンキャレージ24を粗紡機設置位置Aと
待機レール設置位置Cとの間で移動自在に案内する案内
レールで、第1図、第2図に示すように階層2の天井2b
近くに配設され、前記収納レール56と同様に断面形に
形成されている。前記案内レール67は粗紡機設置位置A
と昇降体設置位置C間の一部を共通にしている一対の主
レール67a、67aと粗紡機設置位置Aにおいて各粗紡機9
に対応するように主レール67aから分岐されている分岐
レール67bと、ロービングストリッパー68によって残糸
処理する為に主レール67aに対して並列に配設してある
一対の戻しレール67c、67cとで構成してある。前記主レ
ール67a、67aの昇降体設置位置C側の端部は、夫々階層
2の一対の待機レール48に位置させた昇降マガジン50の
各レール要素56aの端部と接続可能なように配設し、各
分岐レール67bは各粗紡機4のボビン移載装置9の上方
を通過するように配設してある。前記前記主レール67a
と各分岐レール67bとの分岐点には夫々第13図に示すよ
うな転撤器68を設けてある。その転撤器68において、69
は主レール67aに枢軸70によって枢着してある操作レバ
ー、71はボビンキャレージ24の案内ローラ28を案内する
ように枢軸70に回動自在に取付けてある転撤片で、その
転撤片71は操作レバー69のストッパー69aにバネ72によ
り当接されて操作レバー69と一体回動するようにしてあ
る。73は操作レバー69を回動させるために分岐レール67
bに取付けてあるエヤシリンダで、所要時に転撤片71を
実線の位置から仮想線の位置に切り換えるようにしてあ
る。74a、74bは切替を確認するリミットスイッチであ
る。なお主レール67a相互の分岐点や主レール67aと戻し
レール67cの粗紡機側の分岐点にも前記転撤器68と略同
様な転撤器75を設置してある。また主レール67aと戻し
レール67cとの昇降体設置側の分岐点には夫々ボビンキ
ャレージ24を一方側へのみ案内するようにした転撤器76
を設置してある。その転撤器76は第14図に示すように回
動自在に枢着した転撤片77を備え、その転撤片77を復帰
バネ78によって付勢してストッパー79aに当接させ、ボ
ビンキャレージ24の案内ローラ48を常に戻しレール側へ
案内するようにしてある。
次に、80は案内レール67にボビンキャレージ24の長さ
より短いピッチ間隔で多数配設してある送り装置で、前
記送り装置57と同様に構成されている。
81はボビンキャレージ24の各キャレージ要素24aを分
離又は連結させる為の着脱装置で、第15図、第16図に示
すように主レール67aの一端部近くに設置してある。着
脱装置81において、82は主レール67aに固着してあるカ
ム板で、ボビンキュレージ24の連結片33を押し下げる斜
面82aが形成され、その押し下げによって連結ピン34と
連結孔35との係合を外すようにしてある。
次に、83はボビンキャレージ24を精紡器設置位置Bと
昇降体設置位置Cとの間で移動自在に案内する案内レー
ルで、第1図、第4図に示すように精紡器設置位置Bと
昇降体設置位置C間の一部を共通にしている一対の主レ
ール83a、83aと、精紡器設置位置Bにおいて各スピンド
ル列に対応するように主レール83aから分岐されている
予備レール83bと、ボビンキャレージ24をプールする為
に主レール83aに対して並列に配設してある多数のスト
レージレール83c、83cとで構成してある。前記主レール
83a、83aの昇降体設置位置C側の端部は、夫々階層3の
一対の待機レール48に位置させた昇降マガジン50の各レ
ール要素56aの端部と接続可能なように配設してある。
主レール83aと各予備レール83bとの分岐点や主レール83
aとストレージレール83cとの分岐点には前記転撤器68と
同様な転撤器84を設けてある。また案内レール83には所
要のピッチ間隔で前記送り装置80と同様な送り装置85が
配置してあり、主レール83aの昇降体設置位置C側の端
部近くには、前記着脱装置81と同様な着脱装置86が配置
してある。
前記構成のものにあっては、粗紡機4から玉揚げした
粗糸ボビン7を精紡機設置位置Bへ搬送する場合、予め
粗紡機4の運転中にボビンキャレージ24をその粗紡機4
に対応する分岐レール67bに移動させておく。粗紡機が
満管近くになるとそのボビンハンガー29に吊下されてい
る空ボビン6を昇降板14の昇降によってペッグ13上に抜
取り、そのペッグ13上の空ボビン6を交替腕15によって
ベルトコンベヤ11のペッグ10に挿着し、空ボビン6を各
ボビンホイール4aの前方に位置させる。粗紡機4が満管
になると、粗紡機4の運転停止後管替ヘッド5が移動し
てボビンホイール4a上の粗糸ボビン7を取出してペッグ
10に挿着させ、その後ベルトコンベヤ11上の前記空ボビ
ン6を抜取ってボビンホイール4a上に載置させる。その
後粗紡機4は再び運転を開始する。また前記ペッグ10に
挿着された粗糸ボビン7は順次交替腕15によって昇降板
14のペッグ13に挿着され、その後昇降板14の昇降によっ
て分岐レール67bに案内されているボビンキャレージ24
のボビンハンガー29に吊下される。ボビン挿着装置近く
の送り装置80の駆動モータはボビンハンガー29に粗糸ボ
ビン7が挿着される毎に間欠駆動され、ボビンキャレー
ジ24をボビンハンガー29の2ピッチ分ずつ間欠移動させ
る。総ての粗糸ボビン7をボビンハンガー29に吊下さ
せ、そのことを図示しない検出手段によつて検出して信
号を発信したり、作業者が確認して指令スイッチを操作
すると、その粗紡機4に対応する分岐レール67b位置と
主レール67a位置とに設けてある送り装置80の駆動モー
タが作動して送りローラを送り方向へ回転させる。これ
により一対の送りローラはキャレージバー25を移動さ
せ、分岐レール67bに案内されているボビンキャレージ2
4を主レール67a位置に送り出す。その結果、ボビンキャ
レージ24のキャレージバー25が主レール67a位置の送り
装置80の送りローラ間に送り込まれて同様に移動され、
その後も各送り装置80によって順次移動され、転撤器75
の作用により一方の主レール67aに案内されて一方側
(例えば図面において上側)の待機レール48位置に向け
て自動搬送される。ボビンキャレージ24が一方側の待機
レール48位置近くに搬送されると、ボビンキャレージ24
の連結片33が第15図に示すようにカム板82の斜面82aに
係合して押し下げられ、その結果連結ピン34が連結孔35
から離脱されて先頭のキャレージ要素24aが分離され
る。前記の場合カム板82より後方に位置する送り装置80
は、カム板82が連結片33を押し下げた時点でそのときの
ボビンキャレージ24の位置を適宜な検出手段によって検
出して一時停止される。またカム板82が連結片33を押し
下げた時点では先頭のキャレージバー25は待機レール48
に支持されている昇降マガジン50の作動停止中の送り装
置57における送りローラ63、64間に送り込まれる。前記
のようにして分離されたキャレージ要素24aはその後送
り装置57の駆動モータ65が作動されることによって収納
レール56のレール要素56aに送り込まれ、完全に送り込
まれたことを適宜の検知手段によって検出すると、前記
駆動モータ65が停止すると共に駆動モータ54が一時的に
作動してモータ軸54a及びピニオン55を回転させて昇降
マガジン50をレール要素56aの1ピッチ分だけ移動さ
せ、その後一時停止していた送り装置80が再び駆動され
て次の連結片33をカム板82によって押し下げてキャレー
ジ要素24aを分離させる。以後前記作動を繰り返して総
てのキャレージ要素24aを収納レール56に収納させる。
一方、この時点迄に昇降装置40の昇降体42を階層2の停
止位置に下降させ、昇降レール46を階層2の待機レール
48に接続させておく。
次に昇降マガジン50の駆動モータ54を作動させて昇降
マガジン50を第17図(A)に示すように待機レール48位
置から昇降レール46位置へ移動させ、ボビンキャレージ
24を収納している昇降マガジン50を昇降レール46に支持
させる。昇降マガジン50が昇降レール46に完全に収納さ
れると、そのことを検出手段によって検出して駆動モー
タ54を停止させ、その後第17図(B)に示すように昇降
体42を階層3の停止位置に上昇させて昇降レール46を階
層3の待機レール48に接続させた後、前記駆動モータ54
を再び作動させて昇降マガジン50を第17図(C)、
(D)に示すように一方側(例えば図面において上側)
の空の待機レール48位置に移動させる。その後階層3の
主レール83aと接続されている昇降マガジン50のレール
要素56aに付設してある送り装置57の駆動モータ61を逆
転作動させ、そのレール要素56aに支持されているキャ
レージ要素24aを案内レール83の主レール83a位置に送り
出し、そのキャレージ要素24aの連結片33がカム板84に
押し下げられるとそのキャレージ要素24aの送りが前記
階層2のときと同様にして一時停止される。前記レール
要素56a位置のキャレージ要素24aを主レール83a位置に
完全に送り出すと、駆動モータ61が停止すると共に駆動
モータ54が一時的に作動して昇降マガジン50をレール要
素56aの1ピッチ分だけ移動させる。その後前記と同様
にして次のレール要素56aのキャレージ要素24aを主レー
ル83a位置に送り出し、前記停止中のキャレージ要素24a
に当接させると共に先のキャレージ要素24aを一体に押
して移動させ、これにより連結片33がカム板82から外れ
てバネ32によって押し上げられ、その結果連結ピン34が
連結孔35に嵌合されて両キャレージ要素24aが連結され
る。前記作動を繰り返してボビンキャレージ24の総ての
キャレージ要素24aが直列に連結されると、その連結状
態でボビンキャレージ24が各送り装置85によって精紡機
設置位置Bに向けて移動される。前記の場合、ボビンキ
ャレージ24は粗糸ボビン7を要求している精紡機16の予
備レール83bに移動させたり、その粗糸ボビン7の要求
が無いときにはストレージレール83cに移動させて一時
貯留させ、その後精紡機16から粗糸ボビン7の要求があ
るとストレージレール83c位置のボビンキャレージ24を
その精紡機16の予備レール83bに移動させる。前記のよ
うに多数のストレージレール83cを備えているので、多
品種、小ロットの生産にも充分効率良く対応できる。
一方精紡機16の予備レール83b位置において、ボビン
キャレージ24のボビンハンガー29に空ボビン6が吊下げ
られると、そのボビンキャレージ24は前記とは逆の順序
で粗紡機設置位置Aに搬送される。その場合、ボビンキ
ャレージ24は必要に応じてストレージレール83cに移動
させて一時貯留させておき、そのストレージレール83c
位置からボビンキャレージ24を待機レール48位置の昇降
マガジン50に向けて搬送させる。前記空ボビン6付のボ
ビンキャレージ24は、第17図(A)〜(C)に示すよう
に前記粗糸ボビン7付のボビンキャレージ24を昇降マガ
ジン50を利用して階層2から階層3へ搬送している間
に、階層3の他方の空の昇降マカジン50の収納レール56
aに収納させる。また前記粗糸ボビン7付のボビンキャ
レージ24は、前記空ボビン6付のボビンキャレージ24を
昇降マガジン50の収納レール56から主レール67aに移動
させている間に、他方の昇降マカジン50を収納レール56
に収納させる。従って、第17図(D)に示すように粗糸
ボビン7を収納している昇降マガジン50を昇降レール46
から階層3の待機レール48に移動させるのと同時又はそ
の直ぐ後に、空ボビン6付ボビンキャレージ24を収納し
ている他方(図面において下側)の昇降マガジン50を昇
降レール46位置に移動させることができる。前記空ボビ
ン6付ボビンキャレージ24を収納している昇降マガジン
50を昇降レール46位置に移動させた後、今度は昇降体42
を第17図(D)、(E)に示すように階層2の停止位置
に下降させ、その後昇降マガジン50を第17図(F)に示
すように昇降レール46から階層2の空の待機レール48に
移動させる。その後、第17図(G)に示すようにその待
機レール48位置の昇降マガジン50の各レール要素56aか
ら空ボビン6付キャレージ要素24aを主レール67aに駆動
させ、各キャレージ要素24aを直列状態に連結し、その
状態のボビンキャレージ24を粗紡機設置位置Aに向けて
搬送する。
前記のように空ボビン6付のボビンキャレージ24を昇
降マガジン50を利用して階層3から階層2への搬送して
いる間に、粗糸ボビン7付のボビンキャレージ24は、第
17図(C)〜(E)に示すように階層2の他方(図面お
いて下側)の空の昇降マガジン50の収納レール56に収納
させる。従って、第17図(F)に示すように空ボビン6
を収納している昇降マガジン50を昇降レール46から階層
2の待機レール48に移動させるのと同時又はその直ぐ後
に、粗糸ボビン7付ボビンキャレージ24を収納している
他方(図面において下側)の昇降マガジン50を昇降レー
ル46位置に移動させることができ、昇降装置40を効率良
く利用できる。
第18図は昇降マガジンの異なる例を示すもので、移動
本体51eの下側に渦巻き状に曲げた収納レール56eを固定
的に具備させ、その収納レール56eにボビンキャレージ2
4eを各レール要素2aeに分離することなく収納させ得る
ようにしたものである。この実施例の場合には、前記実
施例のような離脱装置が不要であり、収納レール56eへ
のボビンキャレージ24eの収納作業を短時間に行なうこ
とができる。57eは送り装置である。
なお、本願にあっては、精紡機位置において、予備レ
ールの代りにクリールの前、後列ボビンハンガーの配置
場所上方にクリールレールを夫々配設し、そのクリール
レールにボビンキャレージを送り込み、ボビンキャレー
ジのボビンハンガーをクリールのボビンハンガーとして
利用するようにしても良く、その場合ボビンキャレージ
のボビンハンガーを2列並設し、前記クリールレールを
精紡機の片側1本にしても良い。
発明の効果 以上のように本発明にあっては、各階層間に昇降可能
に配設した昇降体に昇降レールを具備させ、各階層に待
機レールを配設し、昇降レールと待機レールに収納レー
ルを有する昇降マガジンを案内させ、各階層の粗紡機設
置位置又は精紡機設置位置と待機レール設置位置との間
に案内レールを夫々その端部が待機レール位置の昇降マ
ガジンの収納レールの端部と接続可能に配設したので、
粗糸ボビン又は空ボビンを吊下げたボビンキャレージを
その吊下げ状態まま昇降マガジンに収納させて各階層へ
容易に搬送でき、粗糸ボビンを異なる階層へ搬送する場
合の粗糸の損傷を防止できて糸品質の向上を図ることが
でき、しかもボビンを機械的に搬送でき、ボビンの搬送
や積み降ろしの手間を少なくできて省力化を図ることが
できる。また各階層の昇降体の昇降軌跡の両側に待機レ
ールを配設し、昇降レールと待機レールの一部に収納レ
ールを有する昇降マガジンを案内させ、昇降マガジンを
昇降レールから一方の待機レールに移動させるのと同時
又はその直後に他方の昇降マガジンを昇降レールに移動
させ得るようにしたので、昇降体による昇降マガジンの
搬送能力を極めて大きくでき、昇降体の設置数を少なく
できて設備費用を安くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は紡績工場の
縦断面図、第2図は粗紡機設置の階層の概略平面図、第
3図は粗紡機部分の拡大平面図、第4図は精紡機設置の
階層の概略平面図、第5図は精紡機部分の断面図、第6
図はボビンキャレージの平面図、第7図はボビンキャレ
ージの側面図、第8図は送り装置の平面図、第9図はIX
−IX線断面図、第10図は昇降装置部分の縦断面図、第11
図は昇降装置部分の構造及び作動を一部を省略して示す
平面図、第12図はXII−XII線断面図、第13図は主レール
と分岐レールとの分岐点に設置した転撤器を示す平面
図、第14図は主レールと戻しレールとの分岐点に設置し
た転撤器を示す平面図、第15図は着脱装置とボビンキャ
レージを示す側面図、第16図は第15図の要部を示す平面
図、第17図は昇降体設置部分の作動説明図、第18図は昇
降マガジンの異なる例を示す平面図である。 2……階層、3……階層、A……粗紡機設置位置、B…
…精紡機設置位置、C……昇降体設置位置、6……空ボ
ビン、7……粗糸ボビン、20……ボビン搬送装置、24…
…ボビンキャレージ、42……昇降体、46……昇降レー
ル、48……待機レール、50……昇降マガジン、67……案
内レール、83……案内レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場の或階層の粗紡機設置位置と精紡機設
    置位置との間でボビンを搬送するようにしてあるボビン
    搬送装置において、各階層間には所定位置に各階層に対
    応する停止位置に昇降可能な昇降体を配設し、その昇降
    体には昇降マガジンを水平方向へ案内可能な昇降レール
    を具備させ、各階層には昇降体の昇降軌跡の両側に夫々
    昇降マガジンを水平方向へ案内可能な待機レールをその
    端部が停止位置における昇降体の昇降レールの端部と接
    続可能に配設し、昇降レールと待機レールの一部には昇
    降マガジンを案内させ、昇降マガジンにはボビンキャレ
    ージを水平方向へ案内して収納可能な収納レールを具備
    させ、更に各階層には粗紡機設置位置又は精紡機設置位
    置と待機レール設置位置との間にボビンキャレージを水
    平方向へ案内可能な案内レールを夫々その端部が待機レ
    ール位置の昇降マガジンの収納レールの端部と接続可能
    に配設して成ることを特徴とするボビン搬送装置。
JP861387A 1986-12-27 1987-01-17 ボビンの搬送装置 Expired - Lifetime JPH0811667B2 (ja)

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DE8787311302T DE3774864D1 (de) 1986-12-27 1987-12-22 Verfahren und vorrichtung zum transportieren von artikeln.
US07/137,253 US4858746A (en) 1986-12-27 1987-12-23 Method and apparatus for transporting articles

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