JPH0653546B2 - 粗糸ボビンの搬送方法 - Google Patents

粗糸ボビンの搬送方法

Info

Publication number
JPH0653546B2
JPH0653546B2 JP61311180A JP31118086A JPH0653546B2 JP H0653546 B2 JPH0653546 B2 JP H0653546B2 JP 61311180 A JP61311180 A JP 61311180A JP 31118086 A JP31118086 A JP 31118086A JP H0653546 B2 JPH0653546 B2 JP H0653546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
rail
roving
carriage
carrage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61311180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63165279A (ja
Inventor
俊司 伊藤
兼広 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP61311180A priority Critical patent/JPH0653546B2/ja
Priority to EP87311302A priority patent/EP0276569B1/en
Priority to DE8787311302T priority patent/DE3774864D1/de
Priority to US07/137,253 priority patent/US4858746A/en
Publication of JPS63165279A publication Critical patent/JPS63165279A/ja
Publication of JPH0653546B2 publication Critical patent/JPH0653546B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はエレベータ等の昇降装置を備えた工場の或階
層の粗紡機設置位置からその粗紡機から玉揚げした粗糸
ボビンを他の階層の精紡機設置位置に搬送する粗糸ボビ
ンの搬送方法に関するものである。
従来の技術 従来にあっては粗紡機設置位置で玉揚げした粗糸ボビン
を運搬車の収納箱に収納させ、その運搬車をエレベータ
設置位置に移動させてそのエレベータに載せ、その後運
搬車をエレベータによって精紡機設置の階層に昇降させ
た後、その運搬車を精紡機設置位置に移動させ、その精
紡機設置位置で収納箱から粗糸ボビンを取出してボビン
ハンガーに吊下させている。
発明が解決しようとする問題点 前記のように粗糸ボビンを運搬車の収納箱に収納させて
搬送するものでは、収納箱内への粗糸ボビンの収納によ
って粗糸相互或いは粗糸と箱内面とが擦れ合って粗糸が
損傷する問題点があった。そこで、前記問題点を解決す
る為に特公昭54−44786号公報に記載されている
ように運搬車に一対のエンドレス鎖を回動自在に配設
し、それらのエンドレス鎖に複数の水平支持梁を揺動自
在に架設し、それらの水平支持梁に粗糸ボビンを垂直に
挿着するようにしたものが提案されている。ところが、
前記公報に記載のものでは各運搬車にエンドレス鎖等の
複雑な装置を必要として搬送装置のコストが高くなり、
しかも運搬車を精紡機設置位置に運んだり、精紡機設置
位置で粗糸ボビンを再びボビンハンガーに吊下させる必
要があり、その為に多くの労力や費用を要する問題点が
あった。
問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、粗紡機から玉揚
げした粗糸ボビンを第1レースに支持されているボビン
キャレージのボビンハンガーに吊下させた後、ボビンキ
ャレージを昇降位置へ直列状態で移動させ、そのボビン
キャレージを直列状態のまま第3レールに渦巻き状に案
内させてその第3レールに支持させ、その後第3レール
を昇降装置によって昇降させて第2レールに接続させ、
然る後ボビンキャレージを第3レールから第2レールに
移動させ、そのボビンキャレージを精紡機位置に直列状
態で移動させて粗糸ボビンを吊下状態のまま精紡機位置
に搬送することを特徴としている。
作用 ボビンキャレージを粗紡機位置に移動させ、そのボビン
キャレージのボビンハンガーに玉揚げした粗糸ボビンを
吊下させた後、ボビンキャレージを第1レールに案内さ
せて昇降位置へ直列状態で移動させ、そのボビンキャレ
ージを直列状態のまま第3レールに渦巻き状に案内させ
て昇降装置内の第3レールに支持させ、その昇降装置を
精紡機設置の階層に昇降させた後、ボビンキャレージを
第3レールから第2レールに案内させて粗糸ボビンを吊
下状態のまま精紡機位置に移動させる。これにより粗糸
ボビンの粗糸が擦れ合うのを少なくできる。
実施例 第1図において、1は紡績工場の建屋で、1階の階層2
と2階の階層3とを備えた2階建ての場合を示してい
る。4は建屋1に設置してあるエレベータ装置で、本願
の昇降装置を構成している。そのエレベータ装置4は周
知のように一方が開放されているエレベータ5を昇降機
構6によって前記階層2、3へ昇降させるようにしてあ
る。7は昇降機構6のワイヤー、8は昇降モータであ
る。
9は階層2の床面2aに設置してある周知の粗紡機で、
第2図に示すように複数台並設されている。前記粗紡機
9前方には自動管替装置10が配設され、後述の第1レ
ールに案内されたボビンキャレージに吊下されている空
ボビンとボビンホイール9aに載置されている粗糸ボビ
ン12とを交換するようにしてある。この自動管替装置
10は例えば特開昭57−106729号公報に開示さ
れている一斉管替機13と特開昭58−41919号公
報に開示されているボビン移載装置14とで構成されて
いる。一斉管替機13は第3図に示すように多数のペッ
グ15aを有するベルトコンベヤ15を備え、管替ヘッ
ド16の前後、上下移動によってボビンホイール9a上
の粗糸ボビン12をペッグ15aに挿着し、また別のペ
ッグ15aに挿着されている空ボビンをボビンホイール
9aに挿着するようにしてある。ボビン移載装置14は
ペッグ17aを有する昇降体17と交換腕18とを備
え、昇降体17の昇降によって後述のボビンキャレージ
に吊下されている空ボビンをペッグ17a上に取外し、
そのペッグ17a上の空ボビンを交換腕18によって前
記ペッグ15aに挿着し、またペッグ15a上の粗糸ボ
ビン12を交換腕18によってペッグ17aに挿着し、
そのペッグ17a上の粗糸ボビン12を昇降体17の昇
降によってボビンキャレージのボビンハンガーに吊下さ
せるようにしてある。なお、前記自動管替装置10の代
りに特公昭51−38814号公報に示されているよう
に走行式の管替機等を使用したり、従来のように人手に
よって管替するようにしても良い。
19は階層3の床面3aに設置してある周知の精紡機
で、第4図に示すように複数台並設されている。各精紡
機19のクリール20には第5図に示すように前列ボビ
ンハンガー21と後列ボビンハンガー22が備えられ、
これらのボビンハンガー21、22に粗糸ボビン12を
吊下させるようにしてある。
次に、23は粗紡機設置位置Aで玉揚げした粗糸ボビン
12を精紡機設置位置Bに搬送する為の粗糸ボビン搬送
装置で、次にこの粗糸ボビン搬送装置23について説明
する。先ず、24は粗糸ボビン12を吊下させる為のボ
ビンキャレージで、第6図、第7図に示すように多数の
キャレージ要素24aを連結して構成されている。この
キャレージ要素24aにおいて、25は棒状のキャレー
ジバーで、上側には一対の支持杆26aが突設され、そ
れらの支持杆26aに回動自在に取り付けてある支持体
26に左右一対の支持ローラ27と前後一対の案内ロー
ラ28が回動自在に軸支されている。またキャレージバ
ー25の上側には後述のボビンハンガーの2ピッチ毎に
図示しない近接体が固着されている。各キャレージバー
25の下側には周知のボビンハンガー29が所定間隔あ
けて6個取着されている。これらのボビンハンガー29
の間隔Sは精紡機19のスピンドルピッチの2倍に設定
されている。30はキャレージバー25相互を連結する
連結片で、両端部がキャレージバー25の端部に夫々ピ
ン31a、31bによって回動自在に連結されている。
前記ピン31a、31bは夫々最端部のボビンハンガー
29と同一軸線上に位置され、最端部のボビンハンガー
29同士の間隔Tが前記間隔Sと同じ大きさに設定され
ている。連結片30の横幅はキャレージバー25の横幅
と同じになるように形成してある。32はボビンキャレ
ージ24の両端部に固着してあるコ字形又はU字形の保
持片で、それらの両端部は平面的に見て最端部のボビン
ハンガー29に吊下させた粗糸ボビン12の周面より外
側に位置され、両端部間の間隔Rは粗糸ボビン12の最
大径より大きく設定してある。前記キャレージ要素24
aの数はボビンハンガー29の総数が少なくとも粗紡機
9のボビンホイール9aの数となるように例えば粗紡機
9が96錘の場合16本に設定してある。
次に、80はボビンキャレージ24を粗紡機設置位置A
から精紡機設置位置Bへ或いはその逆へ移動自在に案内
する搬送レールで、第2図、第4図に示すように粗紡機
設置の階層2における粗紡機設置位置Aとエレベータ設
置位置C(本願における昇降位置として示す)との間の
天井2b近くに配設してある第1レール33と、精紡機
設置の階層3における精紡機設置位置Bとエレベータ設
置位置Cとの間の天井3b近くに配設してある第2レー
ル34と、エレベータ5内に第1レール33と第2レー
ル34に接続可能に配設してある第3レール35とで構
成されている。この搬送レール80は第9図に示すよう
に断面 形に形成され、ボビンキャレージ24の支持ローラ27
を案内する水平方向の一対の支持面80aと案内ローラ
28を案内する垂直方向の一対の案内面80bとが形成
されている。前記第1レール33は粗紡機設置位置Aと
エレベータ設置位置C間の主レール33aと、粗紡機設
置位置Aにおいて各粗紡機9に対応するように主レール
33aから分岐されている分岐レール33bと、エレベ
ータ設置位置C付近から前記分岐レール33bまでの間
において主レール33aから夫々分岐されたバックレー
ル33cとで構成されている。主レール33a、分岐レ
ール33b及びバックレール33cはボビンキャレージ
24を直列状態で案内するように配設され、分岐レール
33bは第3図に示すように昇降体17のペッグ17a
の真上を通過するように位置されている。また第2レー
ル34は第1レール33と同様に精紡機設置位置Bとエ
レベータ設置位置C間の主レール34aと、精紡機設置
位置Bにおいて各精紡機19のスピンドル列に対応する
ように主レール34aから分岐されている予備レール3
4bと、エレベータ設置位置C付近から前記予備レール
34bまでの間において主レール34aから夫々分岐さ
れた待機レール34cとで構成されている。主レール3
4a、予備レール34b及び待機レール34cはボビン
キャレージ24を直列状態で案内するように配設され、
予備レール34bは第5図に示すようにクリール20の
上部前方に位置されている。
また第3レール35は第10図に示すようにエレベータ
5の天井5a近くに渦巻き状に配設され、ボビンキャレ
ージ24を直列状態のまま案内できるようになってい
る。この第3レール35の渦巻き状は少なくとも粗紡機
9の玉揚げ1回分の粗糸ボビン12を吊下したボビンキ
ャレージ24を収納できるようにその形状が定められて
いる。第3レール35はエレベータ5を階層2、3で昇
降停止させた状態で前記第1レール33及び第2レール
34に夫々接続されるように位置設定してある。エレベ
ータ5の天井5aの四隅にはブラケット56を介して案
内ローラ57が回動自在に2個ずつ取付けられ、エレベ
ータ通過用の孔内面5b及び床面2a、3aと天井2
b、3b間で設けた上下レール90に転接するようにな
っている。而してこの案内ローラ57はエレベータ5を
昇降させた際、ボビンキャレージ24を支持した第3レ
ール35の姿勢保持を行なうと共にエレベータ5の円滑
な移動を保障している。また第3レール35の渦巻き方
向の切れ端付近にはボビンキャレージ24が所定の収納
位置に来たことを検出する図示しない検出器が付設され
ている。
次に、45は搬送レール80にボビンキャレージ24の
長さより短いピッチ間隔で多数配設してある直列送り装
置で、第8図、第9図に示すように構成されている。こ
の直列送り装置45において、46は搬送レール80の
上面に止着してあるブラケットで、両端部に揺動アーム
47、48が夫々枢着され、それらの揺動アーム47、
48に軸受49、50が取付けられている。前記軸受4
9、50は送りローラ51、52の軸51a、52aを
回動自在に支承している。53は一方の軸受49に取付
けてある駆動モータで、軸51aを正逆回転させるよう
にしてある。前記揺動アーム47、48の先端部間には
バネ54が張設され、送りローラ51、52間にキャレ
ージバー25が存在するとき送りローラ51、52をキ
ャレージバー25に圧接させるようにしてある。なお、
粗紡機設置位置Aの昇降体17近くの直列送り装置45
にはキャレージバー25に設けた図示しない近接体を検
出する近接スイッチ55が付設されている。
次に、主レール33aと各分岐レール33bとの分岐点
には夫々第12図に示すような転轍器36aが設けられ
ている。この転轍器36aにおいて、39は搬送レール
80に枢軸37によって枢着された操作レバー、38は
ボビンキャレージ24の案内ローラ28を案内するよう
に枢軸37に回動自在に取付けられた転轍片で、この転
轍片38は操作レバー39のストッパー39aにばね4
0により当接されて操作レバー39と一体回動するよう
になっている。41は操作レバー39を回動させるため
に分岐レール33bに取り付けてあるエヤシリンダで、
所要時に転轍片38を実線の位置から仮想線の位置に切
替えるようになっている。42a、42bは転轍片38
の切替を確認するリミットスイッチである。またメイン
レール33aとバックレール33cとの夫々の分岐点に
はボビンキャリエージ24を一方向へのみ案内する略同
じ転轍器36b、36cが配設されている。これらの転
轍器36b、36cは第13図、第14図に示すように
回動自在に枢着した転轍片38b、38cを備え、この
転轍片38b、38cを復帰ばね40b、40cにより
付勢してストッパー39b、39cに当接させてあり、
ボビンキャリエージ24の案内ローラ28を案内して一
方側へ分岐させるようになっている。なお、主レール3
4a、予備レール34b、及び待機レール34cの夫々
の分岐点にも上記転轍器36a、36b、36cと同様
な転轍器44a、44b、44cが設けられている。
前記構成のものにあっては、粗紡機9から玉揚げした粗
糸ボビン12を精紡機設置位置Bへ搬送する場合、予め
エレベータ5を粗紡機設置の階層2に下降させ、第3レ
ール35を第1レール33に接続させておく。また粗紡
機9の運転中にボビンキャレージ24をその粗紡機9に
対応する分岐レール33bに移動させておく。粗紡機9
が満管近くになるとそのボビンハンガー29に吊下され
ている空ボビンを昇降体17の昇降によってペッグ17
a上に抜取り、そのペッグ17a上の空ボビンを交換腕
18によってベルトコンベヤ15のペッグ15aに挿着
し、それらの空ボビンを各ボビンホイール9aの前方に
位置させる。その後、粗紡機9が満管になると、粗紡機
9の運転が停止した後自動管替装置10が作動し、管替
ヘッド16が移動してボビンホイール9a上の粗糸ボビ
ン12を取出してベルトコンベヤ15上のペッグ15a
に挿着させ、その後ベルトコンベヤ15上の前記空ボビ
ンを抜取ってボビンホイール9a上に載置させる。その
後粗紡機9は再び運転を開始する。また前記ベルトコン
ベヤ15上のペッグ15aに挿着された粗糸ボビン12
は順次交換腕18によって昇降体17のペッグ17aに
挿着され、その後昇降体17に昇降によって分岐レール
33bに案内されているボビンキャレージ24のボビン
ハンガー29に吊下される。なお前記の場合、昇降体1
7近くに位置されている直列送り装置45の駆動モータ
53はボビンハンガー29に粗糸ボビン12が挿着され
る毎に駆動され、近接スイッチ55が近接体を検出する
と停止され、ボビンキャレージ24をボビンハンガー2
9の2ピッチ分ずつ間欠移動させる。前記のようにして
総ての粗糸ボビン12をボビンハンガー29に吊下させ
て交換動作を完了すると、そのことを図示しない検出手
段によつて検出して信号を発信したり、作業者が確認し
て指令スイッチを操作すると、その粗紡機9に対応する
分岐レール33b位置、主レール33a位置及び第3レ
ール35位置に設けてある直列送り装置45の駆動モー
タ53が作動して送りローラ51を第8図において反時
計方向へ回転させる。これにより送りローラ51は送り
ローラ52との間に挟んでいるキャレージバー25を移
動させる。分岐レール33bと主レール33aの分岐点
近くまで移動するとそのことを図示しない検出器が検出
して転轍器36aのシリンダ41が作動する。これによ
り転轍片38が第12図の実線位置から仮想線位置に切
換えられ、分岐レール33bに案内されているボビンキ
ャレージ24を主レール33a位置に送り出す。その結
果、ボビンキャレージ24のキャレージバー25が主レ
ール33a位置の直列送り装置45の送りローラ51、
52間に送り込まれて同様に移動される。
次に転轍器36cは第14図に示すように転轍片38c
が実線位置状態を保っているため、その後も直列送り装
置45の送りローラ51、52によって主レール33a
に案内されて移動される。続いてボビンキャレージ24
の最先端の案内ローラ28が転轍器36bの転轍片38
bに当接してこれを第13図の実線位置から仮想線位置
に切換えてそのまま主レール33aに沿って移動され
る。この転轍片38bは案内ローラ28が通過する毎に
復帰ばね40bにより復帰され、ボビンキャレージ24
が通過後は図の実線位置状態を保っている。こうしてボ
ビンキャレージ24が順次移動され、予め待機していた
第3レール35内に送り込まれる。そして更に第3レー
ル35の直列送り装置45によって各キャレージバー2
5の案内ローラ28が渦巻き状の第3レール35に案内
されて移動する。なお、第3レール35位置の直列送り
装置45の駆動モータ53は図示しない検出器により、
ボビンキャレージ24が第3レール35に搬入されてか
ら駆動するようにしても良い。ボビンキャレージ24が
エレベータ5内の第3レール35にすべて送り込まれ、
所定の収納位置に来るとそのことを図示しない検出器が
検出し、直列送り装置45の駆動モータ53を停止させ
る。
次に、エレベータ5を精紡機設置の階層3に上昇させて
第3レール35を第2レール34に接続させる。その後
第3レール35の直列送り装置45の駆動モータ53の
軸51aを逆転させ、送りローラ51、52によってボ
ビンキャレージ24が前記と逆方向へ移動されて第2レ
ール34に向かう。その結果、エレベータ5内のボビン
キャレージ24は渦巻き状から引き延ばされ、各直列送
り装置45によって転轍器44bを経て待機レール34
cへ送り出される。ボビンキャレージ24が第3レール
35から退去すると第3レール位置の直列送り装置45
の駆動モータ53が停止される。その後ボビンキャレー
ジ24は待機レール34cから転轍器44cを経て精紡
機設置位置Bの主レール34aへと搬送される。精紡機
設置位置Bにおいては、予め粗糸ボビン12を必要とす
る精紡機19に対応する予備レール34b位置の転轍器
44aがボビンキャレージ24の案内ローラ28をその
予備レール34bに案内するように切替えられると共
に、その予備レール34b位置の直列送り装置45の駆
動モータ53が駆動されている。従って、主レール34
aを移動されてきたボビンキャレージ24の各案内ロー
ラ28は前記転轍器44aの転轍片によって案内されて
前記予備レール34b位置に移動され、ボビンキャレー
ジ24のボビンハンガー29に吊下されている粗糸ボビ
ン12は第5図に示すように精紡機19のクリール20
の前列ボビンハンガー21前方に位置される。なお主レ
ール34a、予備レール34b及び待機レール34c位
置の直列送り装置45の作動はボビンキャレージ24が
所定位置に移動されると停止される。その後予備レール
34b位置のボビンハンガー29に吊下されている粗糸
ボビン12は前列ボビンハンガー21に吊下されている
残糸ボビン11と人手または篠交換機によって交換され
る。その交換後、交換によって残糸ボビン11が吊下さ
れたボビンキャレージ24は今度は主レール34aを通
って前記と略逆の作動によって粗紡機設置位置Aに戻し
移動され、途中でロービングストリッパ72によって残
糸処理された後、空ボビンを必要としている粗紡機9に
対応する分岐レール33bに送り込まれる。
なお、待機レール34cはボビンキャレージ24がこの
待機レール34cを移動中に精紡機19から残糸ボビン
11が吊下されたボビンキャレージ24が移動し始めた
ときに待機するレールである。この待機中においては待
機レール34c位置の直列送り装置45は停止し、残糸
ボビン11が吊下されたボビンキャレージ24が転轍器
44cを通過すると再び直列送り装置が作動して自動搬
送される。この待機レール34cと同様な機構がバック
レール33cにおいても付加されており、円滑な自動搬
送システムを構成している。
本願にあっては精紡機位置において、予備レールの代り
にクリールの前、後列ボビンハンガーの配置場所上方に
クリールレールを夫々配設し、そのクリールレールにボ
ビンキャレージを送り込み、ボビンキャレージのボビン
ハンガーをクリールのボビンハンガーとして利用するよ
うにしても良く、その場合ボビンキャレージのボビンハ
ンガーを2列並設し、前記クリールレールを精紡機の片
側1本にしても良い。また昇降装置は第3レールを直接
昇降させるクレーン等で構成しても良く、既設のエレベ
ータに限定されるものではない。
発明の効果 以上のように本発明にあっては、第1レールに案内させ
たボビンキャレージのボビンハンガーに粗紡機から玉揚
げした粗糸ボビンを吊下させ、そのボビンキャレージを
第3レールに支持させた後昇降装置を精紡機設置の階層
に昇降させ、その後ボビンキャレージを第2レールに案
内させて精紡機設置位置に移動させ、粗紡機から玉揚げ
した粗糸ボビンを吊下状態で精紡機設置位置に搬送する
ようにしたので、粗糸ボビンを異なる階層へ搬送する場
合でもその粗糸ボビンの粗糸の損傷を少なくできて糸品
質の向上を図ることができ、しかもボビンハンガーに吊
下させた粗糸ボビンを精紡機位置に機械的に搬送できて
粗糸ボビンの搬送や積み降ろしの手間を少なくでき、自
動化による省力化を図ることができる。またボビンキャ
レージの各キャレージ要素を変向自在に連結し、ボビン
キャレージを直列状態のまま第3レールに渦巻き状に案
内させてその第3レールに支持させるようにしたので、
長いボビンキャレージをそのまま狭いスペースの昇降装
置に簡易、迅速に支持させることができ、これにより搬
送時間を短くし得ると共にボビンキャレージ昇降のため
の装置を簡素化できてコスト低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は紡績工場の
縦断面図、第2図は粗紡機設置の階層の概略平面図、第
3図は粗紡機部分の拡大平面図、第4図は精紡機設置の
階層の概略平面図、第5図は精紡機部分の断面図、第6
図はボビンキャレージの平面図、第7図はボビンキャレ
ージの側面図、第8図は送り装置の平面図、第9図はIX
−IX線断面図、第10図は昇降装置設置位置部分の平面
図、第11図はXI−XI線断面図、第12図、第13図、
第14図は転轍器の平面図である。 2…階層、3…階層、A…粗紡機設置位置、B…精紡機
設置位置、C…エレベータ設置位置、9…粗紡機、12
…粗糸ボビン、24…ボビンキャレージ、24a…キャ
レージ要素、29…ボビンハンガー、33…第1レー
ル、34…第2レール、35…第3レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場の或階層の粗紡機位置で玉揚げした粗
    糸ボビンを他の階層の精紡機位置に搬送する粗糸ボビン
    の搬送方法において、ボビンハンガーを有する複数の各
    キャレージ要素を変向自在に連結して成るボビンキャレ
    ージと、該ボビンキャレージを粗紡機位置から昇降位置
    へ搬送し得るようにしてある第1レールと、ボビンキャ
    レージを昇降位置から精紡機位置へ搬送し得るようにし
    てある第2レールと、ボビンキャレージを渦巻き状に案
    内可能でかつ上記昇降位置に設置した昇降装置によつて
    第1レールと第2レールに接続可能な各位置に昇降させ
    得るようにしてある第3レールを準備し、先ず粗紡機か
    ら玉揚げした粗糸ボビンを第1レールに支持されている
    ボビンキャレージのボビンハンガーに吊下させた後、ボ
    ビンキャレージを昇降位置へ直列状態で移動させ、その
    ボビンキャレージを直列状態のまま第3レールに渦巻き
    状に案内させてその第3レールに支持させ、その後第3
    レールを昇降装置によって昇降させて第2レールに接続
    させ、然る後ボビンキャレージを第3レールから第2レ
    ールに移動させ、そのボビンキャレージを精紡機位置に
    直列状態で移動させて粗糸ボビンを吊下状態のまま精紡
    機位置に搬送することを特徴とする粗糸ボビンの搬送方
    法。
JP61311180A 1986-12-27 1986-12-27 粗糸ボビンの搬送方法 Expired - Lifetime JPH0653546B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61311180A JPH0653546B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 粗糸ボビンの搬送方法
EP87311302A EP0276569B1 (en) 1986-12-27 1987-12-22 A method and apparatus for transporting articles
DE8787311302T DE3774864D1 (de) 1986-12-27 1987-12-22 Verfahren und vorrichtung zum transportieren von artikeln.
US07/137,253 US4858746A (en) 1986-12-27 1987-12-23 Method and apparatus for transporting articles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61311180A JPH0653546B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 粗糸ボビンの搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63165279A JPS63165279A (ja) 1988-07-08
JPH0653546B2 true JPH0653546B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=18014050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61311180A Expired - Lifetime JPH0653546B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 粗糸ボビンの搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653546B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085590B2 (ja) * 1992-10-28 1996-01-24 東和工業株式会社 精紡機への粗糸の供給装置
CN112499201A (zh) * 2020-11-12 2021-03-16 合肥工业大学 一种立体式模型循环运输装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225139A (en) * 1975-08-18 1977-02-24 Kanebo Ltd Method of conveying bobbins of textile machine
DE2734371C2 (de) * 1977-07-29 1979-07-12 Feller Ag, Horgen (Schweiz) Verfahren zur Blattförderung bei einer automatischen Leseeinrichtung und Vorrichtung zur Ausführung des Verfahrens
JPS60139566U (ja) * 1984-02-28 1985-09-14 株式会社ダイフク 台車搬送設備

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63165279A (ja) 1988-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2552260B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
US4669942A (en) Device for supplying packages to warper creels
JP2554606B2 (ja) 粗糸ボビン搬送装置
GB2121077A (en) Spinning apparatus
JPH08157144A (ja) 紡機におけるボビン搬送システム
US4858746A (en) Method and apparatus for transporting articles
EP0311394A1 (en) Bobbin handling system
US3946547A (en) Device for manipulating textile cops
JPH0653546B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
JP2906735B2 (ja) 粗紡機における玉揚装置
JPS63176270A (ja) ボビンの搬送装置
JP2552259B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送装置
US5127788A (en) System for transporting bobbins between spinning machines
JPH0740535Y2 (ja) 粗糸ボビンの搬送装置
JPH066462B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送装置
KR0139236B1 (ko) 조방기에서의 관 교체 방법 및 관 교체 장치(Method and apparatus of doffing and donning bobbins in a roving machine)
JP2725007B2 (ja) 粗糸ボビン搬送装置
JPH0518925B2 (ja)
JPH1121020A (ja) 粗糸ボビン搬送方法及び粗糸ボビン搬送システム
JP2505943B2 (ja) 粗糸ボビンの自動装着装置
JP2684777B2 (ja) 粗糸端位置整列装置
JPH066463B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
JPH0515809B2 (ja)
JPH08134726A (ja) ボビン搬送体の支持レールの昇降装置
JPS591733A (ja) 精紡機の篠巻搬送マガジンへの篠巻ロ−デイング方法及びその装置