JPH08134726A - ボビン搬送体の支持レールの昇降装置 - Google Patents

ボビン搬送体の支持レールの昇降装置

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Publication number
JPH08134726A
JPH08134726A JP27680694A JP27680694A JPH08134726A JP H08134726 A JPH08134726 A JP H08134726A JP 27680694 A JP27680694 A JP 27680694A JP 27680694 A JP27680694 A JP 27680694A JP H08134726 A JPH08134726 A JP H08134726A
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JP
Japan
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bobbin
support
rail
frame
supporting
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Application number
JP27680694A
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English (en)
Inventor
Yukio Saito
幸男 斉藤
Akira Nakagami
章 中神
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗紡機の前側上方の待機位置とボビンレールの
前方の下降位置との間で昇降動される支持レールに支承
されたボビン搬送体に吊下された空ボビンの受渡しを簡
単な構成で確認可能とする。 【構成】粗紡機2の前側上方に設けられたプーリ40に第
1端部が固着されたベルト42の第2端部に支持フレーム
43が固定され、支持フレーム43に支持レール44,45 が固
定されている。支持レール44,45 にはボビン搬送体47が
支承されている。モータ34の駆動によりプーリ40が正逆
回転駆動されて支持レール44,45 が待機位置と下降位置
とに昇降される。支持フレーム43に回動可能に支持され
た支持アーム55a,55b の下端に投光器58が取付けられて
いる。各支持アームは待機位置では投光器58がボビンハ
ンガ46に吊下された空ボビンEの上部と対応する位置に
配置され、上昇位置ではボビンと干渉しない退避位置に
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粗紡機の前側上方の待機
位置とボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動さ
れるボビン搬送体の支持レールの昇降装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、粗紡機では生産性の向上を図るた
めに、高速化及びラージパッケージ化の傾向が著しい。
そして、玉揚作業及びその後の空ボビン供給をも含めた
管替作業の自動化について種々の提案がなされている。
従来、この種の玉揚装置、管替装置として、粗紡機の前
方に機台全長にわたってペッグコンベアを配設するとと
もに、粗紡機のボビンピッチと同じ間隔に配置された管
替腕と、該管替腕を前後動及び昇降動させる管替腕前後
動機構及び管替腕昇降機構とを装備した管替機を配設
し、満管時に管替機の作動により満ボビンを粗紡機のボ
ビンレール上からペッグコンベア上へ玉揚し、ペッグコ
ンベア上の空ボビンをボビンレール上に載置する装置が
提案されている(例えば、特開昭57−106729号
公報)。そして、特開昭57−106729号公報に開
示された装置では管替機の管替ヘッド上面をカバーで覆
い、管替腕が最下降位置に配置された際、カバーがペッ
グコンベアを覆って踏台として使用可能となっている。
【0003】この装置で管替え作業を行う場合は、満管
となる前にペッグコンベアが駆動されるとともにその一
端で空ボビンが順次ぺッグ上に供給され、粗紡機の各満
ボビンと対向する位置に空ボビンが配置される。そし
て、満管により粗紡機が停止した後、管替腕前後動機構
及び管替腕昇降機構の作動により満ボビンがボビンレー
ル上からペッグコンベア上へ玉揚され、ペッグコンベア
上の空ボビンがボビンレール上に載置される。
【0004】ところが、粗紡機は満管停止後、満ボビン
と空ボビンとの管替作業が終了すると運転が再開され、
粗紡機の運転が再開されると粗糸切れ補修作業を必要と
する状態が起こる。そして、玉揚げされた満ボビンの搬
送中は、前記カバーはその下方を空ボビンあるいは満ボ
ビンが通過可能な位置まで、すなわち粗紡機のフライヤ
プレッサ上方と対応する位置まで上昇している。従っ
て、その間はカバーが邪魔になって、粗紡機の再起動時
の粗糸の自動巻付けミスの修復作業や粗糸切れ補修作業
ができないという問題がある。又、満管に近づき空ボビ
ンをボビンホイールと対応する位置に搬入する際にもカ
バーが上昇位置に保持され、同様な問題が生じる。そし
て、空ボビンの搬入及び満ボビンの搬出を粗紡機の停止
中に行うと、前記ペッグコンベアによる空ボビンの搬入
及び満ボビンの搬出に要する時間は管替作業時間よりず
っと長いため、粗紡機の稼働率を低下させる。
【0005】この問題を解消する管替方法として、粗紡
機の前側上方の待機位置とボビンレールの前方の下降位
置との間で昇降動されるボビン搬送レールを利用して、
ボビンレール前方への空ボビンの搬入及び玉揚げされた
満ボビンの搬出を行う方法が提案されている。例えば、
特開昭58−119562号公報には図10に示す装置
が提案されている。この装置は粗紡機101の上方に機
台長手方向(紙面に垂直方向)と直交するようにレール
102が配設され、レール102に沿って移動可能にク
レーン103が設けられている。クレーン103には粗
紡機101の全長とほぼ同じ長さの搬送レール104,
105が機台と平行に延び、かつ昇降装置106,10
7によりそれぞれ独立して昇降可能に設けられている。
搬送レール104,105にはボビンハンガ108が粗
紡機101のボビンピッチで1列に列設されたキャリッ
ジ(図示せず)が配設されている。又、粗紡機101の
前側には管替機109が図10に示す待機位置と、当該
位置から前進した粗紡機101に近接する作業位置との
間を移動可能に配置されている。管替機109は管替腕
110が千鳥状の配置と1列の配置とに移動可能となっ
ている。そして、管替え作業時には搬送レール104,
105が昇降されるとともに管替機109が作動され
て、ボビンレール111の満ボビンFが搬送レール10
4のボビンハンガ108に吊架され、搬送レール105
の空ボビンEがボビンレール111上に載置される。
【0006】又、特開平4−352824号公報には、
粗紡機のボビンレールの後方に配設した管替装置により
管替を行う方法が開示されている。この場合も粗紡機の
前側上方の待機位置とボビンレールの前方の作用位置と
の間で昇降動されるボビン搬送レールに支承されたボビ
ン搬送体と、管替装置に装備された管替腕との間で空ボ
ビン及び満ボビンの移載を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−1195
62号公報及び特開平4−352824号公報に開示さ
れた管替方法では、管替え作業時以外は粗紡機の前側に
作業通路が確保される。しかし、前記従来装置にはボビ
ン搬送レールに支承されたボビン搬送体から全ての空ボ
ビンが管替腕に受け渡されたことを簡単に確認する装置
は装備されていない。
【0008】紡機の管替動作の途中で空ボビンや満ボビ
ンの受渡しの確認を簡単に行う方法として、光センサを
使用することが一般に行われている。例えば特開平2−
160939号公報には、精紡機における全錘一斉式の
管替装置のボビンの把持あるいは解放を確認する装置が
開示されている。この装置では、スピンドルレールを挟
んだ機台の両側に投光器及び受光器を、スピンドルの頂
部より若干上方と対応する第1の位置と、スピンドルに
装着された状態のボビンの頂部より若干上方と対応する
第2の位置とにそれぞれ配置している。そして、スピン
ドルから満ボビンの抜き上げ動作が完了したときに、第
1の位置の受光器が受光信号を出力すると異常ありと判
断する。又、スピンドルへの空ボビンの装着作業が完了
後、第2の位置の受光器が受光信号を出力すると装着ミ
ス有り判断する。
【0009】又、実開昭64−33578号公報や実開
平4−97879号公報には、管替機の長手方向に沿っ
て投光する光電管を、正常な状態ではボビンの存在しな
い空間を横切る状態で投光する位置に配設し、光電管の
投光が所定時間中に遮断されたときに異常ありとする装
置が開示されている。
【0010】前記光センサ及び光電管を使用した従来装
置では、検知すべき多数の箇所を挟んで一組の投光器と
受光器とが対向して配置され、投光器からの投光を受光
器が受光するか否かで異常の有無が判断される。前記ボ
ビン搬送レールに支承されたボビン搬送体に吊下された
1列分の全ての空ボビンがボビン搬送体から管替腕や他
の受取部に受渡されたか否かを一組の投光器と受光器で
確認するためには、投光器及び受光器を空ボビン列と同
一直線上に配設する必要がある。しかし、この位置にセ
ンサを配設すると、ボビン搬送体がボビン搬送レール上
から他の位置へ移動する際にセンサが邪魔になる。反射
式のセンサをボビン列の側方において各ボビン毎に設け
ればセンサがボビン搬送体の移動に支障を来さないが、
センサが多数必要となりコストアップとなる。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動される支
持レールに支承されたボビン搬送体に吊下された空ボビ
ンの受渡しを簡単な構成で確認できるボビン搬送体の支
持レールの昇降装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、粗紡機の前側上方の複
数箇所に粗紡機の長手方向に沿って配設された巻取昇降
部と、前記各巻取昇降部の正逆回転に伴って巻取り及び
繰出される吊下部材に固定された支持フレームと、支持
フレームに固定され、多数のボビンハンガを吊下したボ
ビン搬送体を支承可能な支持レールと、前記巻取昇降部
を正逆回転駆動させて前記支持レールを精紡工程に至る
搬送レールと接続可能な待機位置と、ボビン搬送体に吊
下されたボビンをボビンレールの前側で受取部に受渡す
下降位置とに移動させる駆動手段と、支持レールの両端
部と対応する位置に配設され、光線によりボビンを検知
するボビン検知手段を支持するとともに少なくとも支持
レールが下降位置に配置されたときにはボビン検知手段
の光線がボビンハンガに吊下されたボビンの上部と対応
する検知位置に配置される支持アームと、待機位置に配
置された支持レールのボビン搬送体の搬入及び搬出側と
対応する位置に配設され、少なくともボビン搬送体の搬
入及び搬出側に設けられた支持アームをボビン搬送体及
びボビン搬送体に吊下されたボビンと干渉しない退避位
置に配置する支持アーム移動手段とを備えた。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記ボビン検
知手段は投光器及び受光器からなり、支持レールの第1
端部側に配設された第1の支持アームに投光器が、支持
レールの第2端部側に配設された第2の支持アームに受
光器がそれぞれ設けられ、各支持アームは前記検知位置
と退避位置との間を回動可能に配設されるとともに、下
降位置に配置された際に付勢手段によりその上部が支持
フレームより上方に延びる状態で検知位置に保持され、
前記支持アーム移動手段は待機位置に配置された支持フ
レームより上方の所定位置に配置され、各支持アームの
回動軸より上側に設けられた係合部と係合して支持アー
ムを退避位置へ回動させる規制部を備えている。
【0014】又、請求項3に記載の発明では、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記投光器は検知
位置においてボビンハンガの下端より上側でボビンを検
知可能な位置を光線が通過するように配置されている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明では、駆動手段の駆動に
より巻取昇降部が正転駆動されると吊下部材が繰り出さ
れ、支持フレームに固定された支持レールとともにボビ
ン搬送体が下降位置に配置される。巻取昇降部が逆転駆
動されると吊下部材が巻き取られ、支持レールとともに
ボビン搬送体が待機位置に配置される。支持レールの両
端部と対応する位置に配設された支持アームに支持され
たボビン検知手段は、支持レールが下降位置に配置され
たときに光線がボビンハンガに吊下されたボビンの上部
と対応する検知位置に配置される。多数のボビンハンガ
にボビンが吊下された状態でボビン搬送体が下降位置に
配置されて受取部にボビンが受渡された後、ボビン搬送
体が受取部に対して相対的に上方に移動されたとき、ボ
ビンハンガにボビンが1本でも残っていると、ボビン検
知手段がそれを検知する。支持レールが待機位置に配置
されると、少なくともボビン搬送体の搬入及び搬出側に
設けられた支持アームは、支持アーム移動手段の作用に
より支持レールから別の位置に移動するボビン搬送体及
びボビン搬送体に吊下されたボビンと干渉しない退避位
置に配置される。
【0016】請求項2に記載の発明では、支持レールが
下降位置に配置された状態では、各支持アームは付勢手
段によりその上部が支持フレームより上方に延びる状態
で検知位置に保持される。支持レールが待機位置に配置
された状態では、支持アームの回動軸より上側に設けら
れた係合部が支持アーム移動手段の規制部と係合して支
持アームが退避位置に保持される。その他の作用は請求
項1に記載の発明と同様である。
【0017】請求項3に記載の発明では、投光器からの
投光は、検知位置においてボビンハンガの下端より上側
でボビンを検知可能な位置を通過する。従って、ボビン
とボビンハンガとの係合状態が解除されるとボビンは直
ちに投光を遮断しない位置に移動する。その結果、支持
レールの受取部に対する上方への相対的な移動量が少な
い状態でボビンの受渡しミスの有無が確認される。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図9に従って説明する。図1に示すように、上部支持式
のフライヤ1を装備した粗紡機2のボビンレール3上に
はボビンホイール4が前後2列に千鳥状に配設されてい
る。粗紡機2の前側の床面にはボビン載置台5が粗紡機
2の長手方向に沿って機台全長にわたって延びるように
配設されている。粗紡機2にはフライヤ1の後方下部
に、管替装置6が配設されている。管替装置6は本願出
願人が先に提案した管替装置(特開平4−352824
号公報)と同じものである。管替装置6はボビンホイー
ル4に対応して千鳥状に配設された管替腕としてのフォ
ーク7a,7bを装備している。フォーク7a,7bは
駆動手段(図示せず)の作動により、フライヤ1の後方
の退避位置と、ボビンレール3の上方の第1の作用位置
と、ボビン載置台5の上方の第2の作用位置とに移動配
置されるようになっている。
【0019】図5に示すように、ボビン載置台5の中央
部には2本の駆動軸8a,8bがボビン載置台5のほぼ
全長にわたって延びるように回転可能に配設されてい
る。両駆動軸8a,8bには複数箇所に、互いに噛合す
る歯車9a,9bが所定間隔をおいて駆動軸8a,8b
と一体回転可能に支持されている。ボビン載置台5のベ
ースプレート10にはその長手方向に沿って所定間隔で
各一対の支柱11が立設され、複数の門型の支持枠12
が支柱11に沿って昇降可能に支持されている。支持枠
12はその上部に固定された踏台部としてのカバープレ
ート13と、図示しない連結部材とにより互いに連結さ
れてフレーム14を構成している。支持枠12には歯車
9a,9bと対応する位置に、歯車9a,9bと噛合す
るそれぞれ一対のラック15が固定されている。そし
て、駆動軸8bが回転伝達機構を介して図示しないモー
タの正逆回転駆動に対応して駆動され、駆動軸8a,8
bの正逆回転に対応してフレーム14全体が昇降される
ようになっている。
【0020】又、図5に示すように、フレーム14の上
部左右両側には支持ブラケット16が突設され、支持ブ
ラケット16に一対の回動軸17a,17bがフレーム
14の長手方向に沿って摺動可能かつ回動可能に支持さ
れている。回動軸17a,17bには支持バー18が一
体回動可能に固定され、各支持バー18には図6に示す
ように受取部としてのペッグ19がボビンホイール4の
1/2ピッチ(P/2)で、粗紡機2の1台分の数だけ
互いに対向する位置に突設されている。即ち、両支持バ
ー18のペッグ19の総数は粗紡機2の錘数の2倍とな
っている。
【0021】両回動軸17a,17bは回転伝達機構を
介して図示しないモータによりほぼ270°の範囲で回
動され、ペッグ19が支持バー18とともに図5に破線
で示す作用位置と、図5に鎖線で示す退避位置とに配置
されるようになっている。又、両回動軸17a,17b
は回動軸17a,17bと直交する状態に配置された連
結バー(図示せず)に対して、相対回動可能かつ軸方向
に一体移動可能に連結されている。そして、ボールねじ
機構(図示せず)の作動により連結バーがボビンホイー
ルの1/2ピッチ(P/2)の範囲で回動軸17a,1
7bと一体的に粗紡機2の長手方向に沿って移動するよ
うになっている。
【0022】ボビン載置台5の両側には後記する支持レ
ール5,6が下降位置に配置されるときの位置決め装置
20が配設されている。図5に示すように、フレーム1
4の長手方向の両外側には一対の回転軸21a,21b
が回動軸17a,17bと平行に、かつ昇降動不能に配
設され、両回転軸21a,21bは回転伝達機構を介し
て図示しないモータにより同期して回転可能になってい
る。図5及び図6に示すように、両回転軸21a,21
bには所定間隔をおいた複数箇所にウォーム22がそれ
ぞれ対向する状態で一体回転可能に固定されている。各
ウォーム22と対応する位置には回動軸23が、回転軸
21a,21bの上側において直交する状態でブラケッ
ト24を介して回動可能に支持されている。回動軸23
にはウォーム22と噛合するウォームホイール25と、
ガイドロッド26の基端とが一体回転可能に固定されて
いる。
【0023】図6に示すように、ガイドロッド26の先
端にはガイド部26aが形成され、ガイド部26aより
下方に雄ねじ部26bが形成されている。そして、雄ね
じ部26bには位置決め用ナット27aと、ロックナッ
ト27bからなる位置決め部27が構成されている。
又、ガイドロッド26の基端寄りには連結リング28が
固定されている。各ガイドロッド26と回転軸21a,
21bとは、第1端部が連結リング28に回動可能に連
結されるとともに第2端部が回転軸21a,21bに摺
動可能に支承された連結部材29に回動可能に連結され
たリンクプレート30を介して連結されている。そし
て、モータの正逆回転駆動に対応する両回転軸21a,
21bの回転により、ガイドロッド26は図6に実線で
示す水平に延びる退避位置と、図1に鎖線で又、図5に
実線でそれぞれ示す垂直に延びるガイド位置とに配置さ
れるようになっている。
【0024】次にボビン搬送体の支持レールの昇降装置
について説明する。図1に示すように、粗紡機2の上方
には複数本の梁31が粗紡機2の長手方向と直交する状
態で延びるように所定間隔をおいて支柱(図示せず)に
より支持されている。図3に示すように、梁31はボビ
ン載置台5の第1端部(図3の右側)及び第2端部と対
応する位置と、その中間部(図示せず)とに配設されて
いる。各梁31上には支持ブラケット32が固定され、
支持ブラケット32には回転軸33が粗紡機2の長手方
向に沿って延びる状態で軸受(図示せず)を介して正逆
回転可能に支持されている。
【0025】図4に示すように、ボビン載置台5の第1
端部と対向する位置に配設された梁31上に固定された
支持ブラケット32上にはモータ34が固定され、モー
タ34の駆動軸34aにはスプロケット35が一体回転
可能に固定されている。回転軸33の第1端部にもスプ
ロケット36が一体回転可能に固定され、両スプロケッ
ト35,36間にチェーン37が掛装されている。各支
持ブラケット32上には支軸38が回転軸33と同じ高
さ位置において回転軸33と直交する方向に回転自在に
支持されている。支軸38には傘歯車39及びプーリ4
0が一体回転可能に固定されている。そして、回転軸3
3には各傘歯車39と対応する位置に、傘歯車41が傘
歯車39と噛合する状態で一体回転可能に固定されてい
る。プーリ40には吊下部材としてのベルト42の第1
端部が固着されている。支軸38、傘歯車39及びプー
リ40により巻取昇降部が構成されている。又、モータ
34、回転軸33、スプロケット35,36、チェーン
37及び傘歯車41により巻取昇降部を正逆回転駆動さ
せる駆動手段が構成されている。
【0026】各ベルト42の第2端部には回転軸33と
直交する方向に延びる支持フレーム43が固着されてい
る。各支持フレーム43の下面には2本の支持レール4
4,45が回転軸33と平行に延びる状態で固定される
とともに、両支持レール44,45の中央に補強用の角
パイプ43aが両支持レール44,45と平行に固定さ
れている。支持レール44,45は多数のボビンハンガ
46を備えたボビン搬送体47を走行自在に支承可能に
構成されている。そして、モータ34の正逆回転によ
り、支持レール44,45はボビン搬送体47に吊下さ
れたボビンをボビンレール3の前側でペッグ19に受渡
す下降位置と、精紡工程に至る搬送レール(図示せず)
と接続可能な上昇位置とに移動されるようになってい
る。
【0027】図2及び図3等に示すように、ボビン搬送
体47は上部に支持レール44,45上を転動するコロ
48aと振れ止め用のコロ48bとを備えた支持部材4
9と、一対の支持部材49により吊下支持されるととも
にリンク50で連結された支持体51と、各支持体51
にそれぞれ複数個ずつ吊下されたボビンハンガ46とか
ら構成されている。ボビンハンガ46はボビンホイール
4のピッチPの間隔で吊下され、この実施例では各ボビ
ン搬送体47には粗紡機1台分のボビンホイール4の半
分の数のボビンハンガ46が吊下されている。そして、
支持レール44,45内に各ボビン搬送体47が互いに
1/2ピッチ(P/2)だけずれた状態で導入され、両
支持レール44,45内のボビン搬送体47の各ボビン
ハンガ46に吊下された空ボビンEが全体としてボビン
ホイール4と対応した間隔で千鳥状に配置されるように
なっている。
【0028】図2及び図4等に示すように、各支持フレ
ーム43の両端部には位置決め用の合筒52が上下方向
に延びる状態で固着されている。係合筒52は両ガイド
ロッド26の間隔と同じ間隔で配置され、その下部がガ
イド部26aと嵌合可能な形状に形成されている。又、
各梁31には一対の支持ブラケット53が係合筒52の
上方まで延出された状態で固定され、各支持ブラケット
53の下面に位置決めピン54が突設されている。位置
決めピン54は係合筒52の上部に嵌挿可能に形成さ
れ、支持レール44,45が上昇位置に配置された状態
で係合筒52の上部に嵌挿される位置に配設されてい
る。
【0029】図2及び図4に示すように、支持レール4
4,45の第1端部側に配設された支持フレーム43に
は、ほぼ「へ」の字状の第1の支持アーム55a,55
bがその屈曲部においてそれぞれ回動軸としての支軸5
6を介して回動可能に支持されている。各支軸56は支
持レール44,45の外側に位置するように配置され、
各支持アーム55a,55bが支持レール44,45の
外側で上下方向に延びるようになっている。図1、図2
及び図5に示すように、両支持アーム55a,55bの
下端(第1端部)にはブラケット57が支持アーム55
a,55bの長手方向への固定位置調整可能に固定さ
れ、ブラケット57にボビン検知手段を構成する投光器
58が取付けられている。
【0030】支持フレーム43の左右両側には支持片5
9が支持フレーム43の上面より上方まで延びる状態で
固定され、支持片59に掛止ピン60が突設されてい
る。支持アーム55a,55bには支軸56より上側に
掛止ピン61が突設され、両掛止ピン60,61間に付
勢手段としてのコイルスプリング62が張設されてい
る。又、図2等に示すように、支持フレーム43には各
支軸56の下方に支持片63が固定され、支持片63に
は支持アーム55a,55bと係合してその回動を規制
する規制ピン64が固定されている。規制ピン64は支
持アーム55a,55bの回動を規制した状態で、投光
器58がボビンハンガ46に吊下された空ボビンEの上
部と対応する検知位置に配置される位置に固定されてい
る。この検知位置では投光器58の投光がボビンハンガ
46の下端より上側で、空ボビンEを検知可能な位置を
通過するように、投光器58が支持アーム55a,55
bに支持されている。
【0031】図4に示すように、支持アーム55a,5
5bには掛止ピン61より第2端部側に係合部としての
ローラ65が支持されている。前記両支持ブラケット5
3間には待機位置に配置された支持フレーム43より上
方の所定位置に、支持アーム移動手段としての規制部を
構成するバー66が支持フレーム43と平行に固定され
ている。バー66は支持レール44,45が待機位置に
配置された状態で各支持アーム55a,55bのローラ
65と係合して支持アーム55a,55bを退避位置へ
回動させる。支持アーム55a,55bが退避位置に配
置された状態では、支持アーム55a,55b及び投光
器58がボビン搬送体47及びボビン搬送体47に吊下
された空ボビンE又は満ボビンFと干渉しない状態に保
持される。
【0032】又、図3に示すように、支持レール44,
45の第2端部側に配設された支持フレーム43には、
第2の支持アーム67a,67bが配設されている。第
2の支持アーム67a,67bにはボビン検知手段を構
成する受光器68が支持アーム67a,67bの長手方
向への固定位置調整可能に固定されたブラケット(図示
せず)を介して投光器58と対向するように取付けられ
ている。第2の支持アーム67a,67bは第1の支持
アーム55a,55bと同様な構成で、支持レール4
4,45が待機位置に配置された状態では退避位置に配
置され、支持レール44,45が下降位置に配置された
状態では検知位置に保持されるようになっている。
【0033】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。粗紡機2の運転中、ボビン載置台5は図1に
示すようにフレーム14が待機位置に配置され、ペッグ
19が退避位置に配置された状態に保持される。即ち、
ボビン載置台5は作業者がカバープレート13上を自由
に移動できる状態にあり、作業者はカバープレート13
の上に乗って、粗糸切れの修復等の作業を支障なく行う
ことができる。
【0034】又、粗紡機2の運転中、フォーク7a,7
bが退避位置に配置され、図1に示すように管替装置6
は粗糸の巻取りに支障のない状態に保持される。そし
て、粗紡機2の運転中に待機位置に配置された支持レー
ル44,45に、空ボビンEが吊下されたボビン搬送体
47が搬入され、各空ボビンEが作用位置に配置された
際のペッグ19と対向する所定の位置にボビン搬送体4
7が配置される。支持レール44,45が待機位置に配
置された状態では図1及び図2に示すように、支持アー
ム55a,55b、67a,67bが退避位置に配置さ
れているため、ボビン搬送体47は投光器58及び受光
器68と干渉せずに支持レール44,45に搬入され
る。
【0035】粗糸巻が満管になると粗糸の紡出及び巻取
りが停止され、満ボビンFの鍔部がフォーク7a,7b
の上面より若干上方となる位置までボビンレール3が降
下して粗糸の自動切断が行われる。一方、フレーム14
が下降位置に配置されるとともに、ペッグ19が作用位
置に配置される。このとき支持バー18は第1端部のぺ
ッグ19が、ボビンレール3の第1端部のボビンホイー
ル4の位置と対応する位置即ち、図9(a)に基準線L
で示す位置に配置されている。次に管替装置6が作動さ
れボビンホイール4上の各満ボビンFがボビン載置台5
のペッグ19と対応する第2の作用位置に配置された
後、フレーム14とともにペッグ19が上昇され、フォ
ーク7a,7bに吊下された満ボビンFにペッグ19が
挿入された図7(a)の状態となる。この状態では各フ
ォーク7a,7bが満ボビンFの鍔部から離脱可能とな
っている。次に管替装置6が作動されてフォーク7a,
7bが第1の作用位置まで後退する。一方、位置決め装
置20のモータが駆動されてガイドロッド26が退避位
置から上方へ回動され、垂直に延びるガイド位置に配置
されて図7(b)及び図3の状態となる。
【0036】次に回動軸17a,17bがボビン載置台
5の第1端部側へボビンホイール4の1/2ピッチ(P
/2)分だけ移動され、満ボビンFが挿入されていない
ペッグ19がボビンホイール4と対応する位置、即ちボ
ビン搬送体47に吊下された空ボビンEと対向する位置
に配置される。次にモータ34が正転駆動されて各プー
リ40がベルト42の繰り出し方向に回転され、支持フ
レーム43とともに支持レール44,45が下降移動さ
れる。支持フレーム43は空ボビンEがペッグ19に装
着される下降位置に移動する途中で係合筒52がガイド
ロッド26と係合し、図5に示すように支持フレーム4
3は係合筒52の下面が位置決め部27と係合した所定
位置で停止する。そして、ボビン搬送体47に吊下され
た空ボビンEがペッグ19に挿入されて、図7(c)及
び図9(b)の状態となる。このときボビンハンガ46
と空ボビンEとの係止状態が解除された状態となる。次
にフレーム14とともにペッグ19が下降され、ボビン
ハンガ46と空ボビンEとの係合が解除されて満ボビン
F及び空ボビンEがペッグ19に挿入された図7(d)
の状態となる。なお、図7〜図9においては支持アーム
55a,55b、投光器58等の図示を省略してある。
【0037】図7(c)の状態から図7(d)の状態へ
フレーム14とともにペッグ19が下降移動されたと
き、空ボビンEのボビンハンガ46からの離脱ミスがな
ければ、図5に実線で示すように空ボビンEの頂部は投
光器58より下方に位置する状態となる。全ての空ボビ
ンEがペッグ19上に載置されれば、投光器58の投光
が遮断されずに受光器68に到達し、異常無しと判断さ
れる。1本でもボビンハンガ46からの空ボビンEの離
脱ミスが発生すると、当該空ボビンEは鎖線で示すよう
に投光器58の投光を遮断する位置に保持され、投光が
受光器68に到達せずボビン検知信号即ち異常有りの信
号が出力される。そして、図示しない制御装置は図7
(c)の状態から図7(d)の状態への動作完了後所定
時間内に前記検知信号を入力すると異常有りと判断し
て、図示しない警報装置(例えば警告灯)を作動させ、
次の動作への移行を中断する。そして、作業者により離
脱ミスの空ボビンEがボビンハンガ46から外されてぺ
ッグ19に装着される。
【0038】そして、受光器68からのボビン検知信号
が出力されなくなると、制御装置は回動軸17a,17
bの駆動用モータに制御信号を出力し、回動軸17a,
17bとともにペッグ19がボビンホイール4の1/2
ピッチ(P/2)分ボビン載置台5の第2端部側に移動
され、満ボビンFがボビンハンガ46と対応する状態と
なる。この状態でフレーム14とともにペッグ19が上
昇され、ボビンハンガ46に満ボビンFが装着されて図
8(a)の状態となる。次にモータ34が逆転駆動され
て支持レール44,45が待機位置まで上昇し、ガイド
ロッド26が退避位置まで回動されて図8(b)の状態
となる。
【0039】支持レール44,45が待機位置の近傍ま
で上昇した時点でローラ65がバー66と係合する状態
となる。その状態でさらに支持レール44,45が上昇
を続けると、支持アーム55a,55b,67a,67
bがコイルスプリング62の付勢力に抗して回動され
る。そして、支持レール44,45が待機位置に配置さ
れた状態では投光器58及び受光器68が満ボビンFと
干渉しない退避位置に保持される。
【0040】次に回動軸17a,17bとともにペッグ
19がボビンホイール4の1/2ピッチ(P/2)分ボ
ビン載置台5の第1端部側に移動され、空ボビンEがフ
ォーク7a,7bと対応する状態となる。そして、この
状態で管替装置6の作動及びフレーム14の下降によ
り、ペッグ19上の空ボビンEがフォーク7a,7bに
吊下された後、各フォーク7a,7bがボビンホイール
4と対応する第1の作用位置に配置される。次いでボビ
ンレール3が上昇されてボビンホイール4が空ボビンE
の底部に嵌合された後、管替装置6が駆動されてフォー
ク7a,7bが所定の退避位置まで移動する。一方、回
動軸17a,17bとともにペッグ19が再びボビン載
置台5の第2端部側に移動され、ボビン載置台5の第1
端部に位置するペッグ19が基準線Lと対応する位置に
配置される。そして、ペッグ19が退避位置に配置され
た後、フレーム14が上昇位置に配置されて図1に示す
状態となる。
【0041】そして、ボビンレール3が粗糸巻取り位置
まで上昇した後、紡出運転が開始される。満ボビンFが
吊下されたボビン搬送体47は次の満管までに支持レー
ル44,45から精紡工程へ搬出され、その後に空ボビ
ンEが吊下されたボビン搬送体47が支持レール44,
45に搬入される。
【0042】前記のように管替作業時にボビン搬送体4
7のボビンハンガ46からボビン載置台5のぺッグ19
への空ボビンEの受渡しミスの有無の確認が、支持レー
ル44,45側に設けられたボビン検知手段により確実
になされる。ボビン検知手段をボビン載置台5側に設け
ると、投光器及び受光器をぺッグ19に装着された空ボ
ビンEより上側に配置するために長い支持アームが必要
となり、退避位置と検知位置との移動距離が非常に大き
くなる。その結果、その支持アームを検知位置と退避位
置とに移動させる駆動機構が複雑になり、配置スペース
の確保が難しい。しかし、ボビン検知手段を支持レール
44,45側に設けると、支持アームが短くなり、しか
も退避位置と検知位置との移動距離も小さくなって機構
が簡単で配置スペースの確保も容易となる。
【0043】又、この実施例では投光器58からの投光
は、検知位置においてボビンハンガ46の下端より上側
で空ボビンEを検知可能な位置を通過する。従って、空
ボビンEとボビンハンガ46との係合状態が解除される
と空ボビンEは直ちに投光を遮断しない位置に移動す
る。そして、フレーム14の昇降量が少ない状態で空ボ
ビンEの受渡しミスの有無が確認される。従って、フレ
ーム14を昇降させる動力消費が少なくなるとともに、
管替作業時間の短縮にも寄与する。
【0044】又、この実施例では支持アーム55a,5
5b等に設けられたローラ65が待機位置に配置された
バー66と係合することにより、自動的に投光器58及
び受光器68が退避位置に配置される。従って、支持ア
ーム55a,55b等を検知位置と退避位置とに移動さ
せる移動手段の構成が簡単となる。
【0045】又、この実施例では1台のモータ34で全
てのプーリ40が同時に駆動されるため、支持レール4
4,45の昇降時に支持レール44,45が水平状態を
維持したまま移動されてボビンの揺れが少なくなる。そ
の結果、ぺッグ19への空ボビンEの受渡しミスが少な
くなる。
【0046】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)支持アーム55a,55b等を回動可能に支持し
て検知位置と退避位置とに移動可能に構成する代わり
に、ボビン検知手段を支持する支持部材を係合溝に沿っ
て検知位置と退避位置とに移動可能に構成する。
【0047】(2)支持レール44,45に対するボビ
ン搬送体47の搬入及び搬出が同じ側で行われる構成に
おいては、ボビン搬送体47の搬入及び搬出側に配置さ
れる支持アームのみ検知位置と退避位置とに移動される
構成とする。この場合は構成がより簡単となる。
【0048】(3)支持アーム55a等をエアシリンダ
などの駆動手段により検知位置と退避位置とに移動する
構成とする。 (4)各プーリ40をそれぞれ独立のモータで駆動した
り、吊下部材としてベルト42に代えてワイヤを使用し
てもよい。
【0049】(5)特開昭58−119562号公報に
開示された管替装置のように、管替装置が粗紡機の前側
に配置された装置に適用する。又、1本の支持レールに
粗紡機1台分の空ボビンあるいは満ボビンを吊下する構
成の装置に適用する。
【0050】(6)ボビン搬送体として特開昭62−1
04934号公報等に開示されたもののように、ボビン
ハンガを吊下した支持部材をリンクにより精紡機の予備
粗糸巻のピッチで連結した搬送体を使用したり、その他
の構成の搬送体を使用してもよい。
【0051】(7)ボビン載置台5を設けずに、特開平
4−352824号公報に開示された管替方法のよう
に、ボビン搬送体と管替装置のフォークとの間で直接満
ボビン及び空ボビンの受渡しを行う装置に適用する。
【0052】(8)管替作業を人手で行い、空ボビンE
及び満ボビンFの搬送を天井に架設されたレール上を移
動するボビン搬送体47を使用して行う粗紡機に適用し
てもよい。この場合、ペッグ19への満ボビンFの玉揚
げ及びペッグ19上の空ボビンEのボビンホイール4へ
の装着作業が人手により行われるため、フレーム14は
昇降不能であってもよい。
【0053】前記各実施例及び変更例から把握できる請
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項1〜請求項3に記載の発明において、各巻
取昇降部は1台のモータにより駆動される。この場合、
支持レールの昇降時に支持レールが水平状態を維持した
まま移動されてボビンの揺れが少なくなる。その結果、
受取部への空ボビンの受渡しミスが少なくなる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動される支
持レールに支承されたボビン搬送体に吊下された空ボビ
ンの受渡しを簡単な構成で確認できる。請求項2に記載
の発明によれば、支持レールの昇降によりボビン検知手
段が自動的に検知位置と退避位置とに配置される。又、
請求項3に記載の発明によれば、支持レールの受取部に
対する上方への相対的な移動量が少ない状態で空ボビン
の受渡しミスの有無を確認でき、管替時間の短縮に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 粗紡機と昇降装置の関係を示す概略側面図。
【図2】 支持アームが退避位置に配置された状態の概
略側面図。
【図3】 昇降装置の概略正面図。
【図4】 駆動手段の部分平面図。
【図5】 作用を説明する概略側面図。
【図6】 位置決め装置及びボビン載置台の部分平面
図。
【図7】 管替作用を説明する概略側面図。
【図8】 管替作用を説明する概略側面図。
【図9】 管替時のボビン載置台とボビン搬送体の関係
を示す模式図。
【図10】従来装置の概略側面図。
【符号の説明】
2…粗紡機、5…受取部としてのボビン載置台、19…
ぺッグ、33…駆動手段を構成する回転軸、34…同じ
くモータ、35,36…同じくスプロケット、37…同
じくチェーン、39,41…同じく傘歯車、38…巻取
昇降部を構成する支軸、40…同じくプーリ、42…吊
下部材としてのベルト、43…支持フレーム、44,4
5…支持レール、46…ボビンハンガ、47…ボビン搬
送体、55a,55b…第1の支持アーム、56…回動
軸としての支軸、62…付勢手段としてのコイルスプリ
ング、65…支持アーム移動手段を構成する係合部とし
てのローラ、66…同じく規制部としてのバー、67
a,67b…第2の支持アーム、E…空ボビン、F…満
ボビン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗紡機の前側上方の複数箇所に粗紡機の
    長手方向に沿って配設された巻取昇降部と、 前記各巻取昇降部の正逆回転に伴って巻取り及び繰出さ
    れる吊下部材に固定された支持フレームと、 支持フレームに固定され、多数のボビンハンガを吊下し
    たボビン搬送体を支承可能な支持レールと、 前記巻取昇降部を正逆回転駆動させて前記支持レールを
    精紡工程に至る搬送レールと接続可能な待機位置と、ボ
    ビン搬送体に吊下されたボビンをボビンレールの前側で
    受取部に受渡す下降位置とに移動させる駆動手段と、 支持レールの両端部と対応する位置に配設され、光線に
    よりボビンを検知するボビン検知手段を支持するととも
    に少なくとも支持レールが下降位置に配置されたときに
    はボビン検知手段の光線がボビンハンガに吊下されたボ
    ビンの上部と対応する検知位置に配置される支持アーム
    と、 待機位置に配置された支持レールのボビン搬送体の搬入
    及び搬出側と対応する位置に配設され、少なくともボビ
    ン搬送体の搬入及び搬出側に設けられた支持アームをボ
    ビン搬送体及びボビン搬送体に吊下されたボビンと干渉
    しない退避位置に配置する支持アーム移動手段とを備え
    たボビン搬送体の支持レールの昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記ボビン検知手段は投光器及び受光器
    からなり、支持レールの第1端部側に配設された第1の
    支持アームに投光器が、支持レールの第2端部側に配設
    された第2の支持アームに受光器がそれぞれ設けられ、
    各支持アームは前記検知位置と退避位置との間を回動可
    能に配設されるとともに、下降位置に配置された際に付
    勢手段によりその上部が支持フレームより上方に延びる
    状態で検知位置に保持され、前記支持アーム移動手段は
    待機位置に配置された支持フレームより上方の所定位置
    に配置され、各支持アームの回動軸より上側に設けられ
    た係合部と係合して支持アームを退避位置へ回動させる
    規制部を備えている請求項1に記載のボビン搬送体の支
    持レールの昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記投光器は検知位置においてボビンハ
    ンガの下端より上側でボビンを検知可能な位置を光線が
    通過するように配置されている請求項1又は請求項2に
    記載のボビン搬送体の支持レールの昇降装置。
JP27680694A 1994-11-10 1994-11-10 ボビン搬送体の支持レールの昇降装置 Pending JPH08134726A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104495517A (zh) * 2014-11-28 2015-04-08 淮安中科科创精密机械科技有限公司 一种用于生产漆包线的自动卸盘系统
CN108374215A (zh) * 2018-05-10 2018-08-07 广州盛原成自动化科技有限公司 自动落纱装置

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CN104495517A (zh) * 2014-11-28 2015-04-08 淮安中科科创精密机械科技有限公司 一种用于生产漆包线的自动卸盘系统
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