JPH08127922A - ボビン搬送レールの位置決め装置 - Google Patents
ボビン搬送レールの位置決め装置Info
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- JPH08127922A JPH08127922A JP26906494A JP26906494A JPH08127922A JP H08127922 A JPH08127922 A JP H08127922A JP 26906494 A JP26906494 A JP 26906494A JP 26906494 A JP26906494 A JP 26906494A JP H08127922 A JPH08127922 A JP H08127922A
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- rail
- transport rail
- frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボビン搬送レールを、その下降位置において
確実に位置決めするとともに、常には粗紡機の前側での
作業者の作業や通行を自由にする。 【構成】 粗紡機2の前側に配置された踏台15の両側に
位置決め装置40が配設されている。位置決め装置40は多
数のボビンハンガ9を吊下したボビン搬送体10を支承し
た支持レール5,6が下降位置に配置されるときの位置
決めを行う。支持レール5,6は昇降装置7により昇降
動される。ガイドロッド51は床面に対して平行に延びる
退避位置と、床面に対して垂直に延びる作用位置とに回
動可能に配設されている。ガイドロッド51の先端には作
用位置に配置された状態で支持フレーム8の係合孔8aと
係合可能なガイド部51a が形成され、その下方にガイド
部51a と係合状態にある支持フレーム8と係合してその
下降移動を規制する位置決め部52が設けられている。
位置決め部52は固定位置調整可能に取付けられてい
る。
確実に位置決めするとともに、常には粗紡機の前側での
作業者の作業や通行を自由にする。 【構成】 粗紡機2の前側に配置された踏台15の両側に
位置決め装置40が配設されている。位置決め装置40は多
数のボビンハンガ9を吊下したボビン搬送体10を支承し
た支持レール5,6が下降位置に配置されるときの位置
決めを行う。支持レール5,6は昇降装置7により昇降
動される。ガイドロッド51は床面に対して平行に延びる
退避位置と、床面に対して垂直に延びる作用位置とに回
動可能に配設されている。ガイドロッド51の先端には作
用位置に配置された状態で支持フレーム8の係合孔8aと
係合可能なガイド部51a が形成され、その下方にガイド
部51a と係合状態にある支持フレーム8と係合してその
下降移動を規制する位置決め部52が設けられている。
位置決め部52は固定位置調整可能に取付けられてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粗紡機の前側上方の待機
位置とボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動さ
れるボビン搬送レールの下降位置における位置決め装置
として好適なボビン搬送レールの位置決め装置に関する
ものである。
位置とボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動さ
れるボビン搬送レールの下降位置における位置決め装置
として好適なボビン搬送レールの位置決め装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、粗紡機では生産性の向上を図るた
めに、高速化及びラージパッケージ化の傾向が著しい。
従って、満ボビンをボビンレールから取出す玉揚作業
と、空ボビンをボビンホイールに挿入する作業は、作業
者にとってかなりの重労働(特に玉揚作業)となるばか
りでなく、作業に要する時間が長くなって粗紡機の稼動
効率を低下させることになる。このため玉揚作業及びそ
の後の空ボビン供給をも含めた管替作業の自動化につい
て種々の提案がなされている。
めに、高速化及びラージパッケージ化の傾向が著しい。
従って、満ボビンをボビンレールから取出す玉揚作業
と、空ボビンをボビンホイールに挿入する作業は、作業
者にとってかなりの重労働(特に玉揚作業)となるばか
りでなく、作業に要する時間が長くなって粗紡機の稼動
効率を低下させることになる。このため玉揚作業及びそ
の後の空ボビン供給をも含めた管替作業の自動化につい
て種々の提案がなされている。
【0003】従来、この種の玉揚装置、管替装置とし
て、粗紡機の前方に機台全長にわたってペッグコンベア
を配設するとともに、粗紡機のボビンピッチと同じ間隔
に配置された管替腕と、該管替腕を前後ならびに昇降動
させる管替腕前後動機構及び管替腕昇降機構とを装備し
た管替機を配設し、満管時に管替機の作動により満ボビ
ンを粗紡機のボビンレール上からペッグコンベア上へ玉
揚し、ペッグコンベア上の空ボビンをボビンレール上に
載置する装置が提案されている(例えば、特開昭57−
106729号公報)。そして、特開昭57−1067
29号公報に開示された装置では管替機の管替ヘッド上
面をカバーで覆い、管替腕が最下降位置に配置された
際、カバーがペッグコンベアを覆って踏台として使用可
能となっている。
て、粗紡機の前方に機台全長にわたってペッグコンベア
を配設するとともに、粗紡機のボビンピッチと同じ間隔
に配置された管替腕と、該管替腕を前後ならびに昇降動
させる管替腕前後動機構及び管替腕昇降機構とを装備し
た管替機を配設し、満管時に管替機の作動により満ボビ
ンを粗紡機のボビンレール上からペッグコンベア上へ玉
揚し、ペッグコンベア上の空ボビンをボビンレール上に
載置する装置が提案されている(例えば、特開昭57−
106729号公報)。そして、特開昭57−1067
29号公報に開示された装置では管替機の管替ヘッド上
面をカバーで覆い、管替腕が最下降位置に配置された
際、カバーがペッグコンベアを覆って踏台として使用可
能となっている。
【0004】この装置で管替え作業を行う場合は、満管
となる前にペッグコンベアが駆動されるとともにその一
端で空ボビンが順次ぺッグ上に供給され、粗紡機の各満
ボビンと対向する位置に空ボビンが配置される。そし
て、満管により粗紡機が停止した後、管替腕前後動機構
及び管替腕昇降機構の作動により満ボビンがボビンレー
ル上からペッグコンベア上へ玉揚され、ペッグコンベア
上の空ボビンがボビンレール上に載置される。
となる前にペッグコンベアが駆動されるとともにその一
端で空ボビンが順次ぺッグ上に供給され、粗紡機の各満
ボビンと対向する位置に空ボビンが配置される。そし
て、満管により粗紡機が停止した後、管替腕前後動機構
及び管替腕昇降機構の作動により満ボビンがボビンレー
ル上からペッグコンベア上へ玉揚され、ペッグコンベア
上の空ボビンがボビンレール上に載置される。
【0005】ところが、粗紡機は満管停止後、満ボビン
と空ボビンとの管替作業が終了すると運転が再開され、
粗紡機の運転が再開されると粗糸切れ補修作業を必要と
する状態が起こる。そして、玉揚げされた満ボビンの搬
送中は前記カバーはその下方を空ボビンあるいは満ボビ
ンが通過可能な位置まで、すなわち粗紡機のフライヤプ
レッサ上方と対応する位置まで上昇している。従って、
その間はカバーが邪魔になって、粗紡機の再起動時の粗
糸の自動巻付けミスの修復作業や粗糸切れ補修作業がで
きないという問題がある。又、満管に近づき空ボビンを
ボビンホイールと対応する位置に搬入する際にもカバー
が上昇位置に保持され、同様な問題が生じる。そして、
空ボビンの搬入及び満ボビンの搬出を粗紡機の停止中に
行うと、空ボビンの搬入及び満ボビンの搬出に要する時
間は管替作業時間よりずっと長いため、粗紡機の稼働率
を低下させる。
と空ボビンとの管替作業が終了すると運転が再開され、
粗紡機の運転が再開されると粗糸切れ補修作業を必要と
する状態が起こる。そして、玉揚げされた満ボビンの搬
送中は前記カバーはその下方を空ボビンあるいは満ボビ
ンが通過可能な位置まで、すなわち粗紡機のフライヤプ
レッサ上方と対応する位置まで上昇している。従って、
その間はカバーが邪魔になって、粗紡機の再起動時の粗
糸の自動巻付けミスの修復作業や粗糸切れ補修作業がで
きないという問題がある。又、満管に近づき空ボビンを
ボビンホイールと対応する位置に搬入する際にもカバー
が上昇位置に保持され、同様な問題が生じる。そして、
空ボビンの搬入及び満ボビンの搬出を粗紡機の停止中に
行うと、空ボビンの搬入及び満ボビンの搬出に要する時
間は管替作業時間よりずっと長いため、粗紡機の稼働率
を低下させる。
【0006】この問題を解消する管替方法として、粗紡
機の前側上方の待機位置とボビンレールの前方の下降位
置との間で昇降動されるボビン搬送レールを利用して、
ボビンレール前方への空ボビンの配置及び玉揚げされた
満ボビンの搬出を行う方法が提案されている。例えば、
特開昭58−119562号公報には図13に示す装置
が提案されている。この装置は粗紡機101の上方に機
台長手方向(紙面に垂直方向)と直交するようにレール
102が配設され、レール102に沿って移動可能にク
レーン103が設けられている。クレーン103には粗
紡機101の全長とほぼ同じ長さの搬送レール104,
105が機台と平行に延び、かつ昇降装置106,10
7によりそれぞれ独立して昇降可能に設けられている。
搬送レール104,105にはボビンハンガ108が粗
紡機101のボビンピッチで1列に列設されたキャリッ
ジ(図示せず)が配設されている。又、粗紡機101の
前側には管替機109が図13に示す待機位置と、当該
位置から前進した粗紡機101に近接する作業位置との
間を移動可能に配置されている。
機の前側上方の待機位置とボビンレールの前方の下降位
置との間で昇降動されるボビン搬送レールを利用して、
ボビンレール前方への空ボビンの配置及び玉揚げされた
満ボビンの搬出を行う方法が提案されている。例えば、
特開昭58−119562号公報には図13に示す装置
が提案されている。この装置は粗紡機101の上方に機
台長手方向(紙面に垂直方向)と直交するようにレール
102が配設され、レール102に沿って移動可能にク
レーン103が設けられている。クレーン103には粗
紡機101の全長とほぼ同じ長さの搬送レール104,
105が機台と平行に延び、かつ昇降装置106,10
7によりそれぞれ独立して昇降可能に設けられている。
搬送レール104,105にはボビンハンガ108が粗
紡機101のボビンピッチで1列に列設されたキャリッ
ジ(図示せず)が配設されている。又、粗紡機101の
前側には管替機109が図13に示す待機位置と、当該
位置から前進した粗紡機101に近接する作業位置との
間を移動可能に配置されている。
【0007】そして、管替え作業時には第1の搬送レー
ル104が待機位置の管替機109の管替腕110と対
向する位置にクレーン103が移動配置される。この状
態で管替機109が作業位置に前進移動して、ボビンレ
ール111上の満ボビンFを管替腕110に吊架した
後、待機位置まで後退するとともに管替腕110を1列
に配列する。次に昇降装置106が作動して第1の搬送
レール104が下降する。そして、満ボビンFがボビン
ハンガ108に吊架された後、搬送レール104が上昇
して元の位置に復帰する。次にボビンハンガ108に空
ボビンEが吊架された第2の搬送レール105が管替腕
110の先端と対向する位置までクレーン103が移動
され、昇降装置107が作動して第2の搬送レール10
5が下降する。そして、空ボビンEが管替腕110に受
け渡された後、第2の搬送レール105が上昇して元の
位置に復帰する。次に管替機109が作業位置に移動
し、空ボビンEをボビンレール111上に載置した後、
待機位置に復帰して管替作業が完了する。
ル104が待機位置の管替機109の管替腕110と対
向する位置にクレーン103が移動配置される。この状
態で管替機109が作業位置に前進移動して、ボビンレ
ール111上の満ボビンFを管替腕110に吊架した
後、待機位置まで後退するとともに管替腕110を1列
に配列する。次に昇降装置106が作動して第1の搬送
レール104が下降する。そして、満ボビンFがボビン
ハンガ108に吊架された後、搬送レール104が上昇
して元の位置に復帰する。次にボビンハンガ108に空
ボビンEが吊架された第2の搬送レール105が管替腕
110の先端と対向する位置までクレーン103が移動
され、昇降装置107が作動して第2の搬送レール10
5が下降する。そして、空ボビンEが管替腕110に受
け渡された後、第2の搬送レール105が上昇して元の
位置に復帰する。次に管替機109が作業位置に移動
し、空ボビンEをボビンレール111上に載置した後、
待機位置に復帰して管替作業が完了する。
【0008】又、特開平4−352824号公報には、
粗紡機のボビンレールの後方に配設した管替装置により
管替を行う方法が開示されている。この場合も粗紡機の
前側上方の待機位置とボビンレールの前方の作用位置と
の間で昇降動されるボビン搬送レールに支承されたボビ
ン搬送体と、管替装置に装備された管替腕との間で空ボ
ビン及び満ボビンの移載を行うようになっている。
粗紡機のボビンレールの後方に配設した管替装置により
管替を行う方法が開示されている。この場合も粗紡機の
前側上方の待機位置とボビンレールの前方の作用位置と
の間で昇降動されるボビン搬送レールに支承されたボビ
ン搬送体と、管替装置に装備された管替腕との間で空ボ
ビン及び満ボビンの移載を行うようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−1195
62号公報及び特開平4−352824号公報に開示さ
れた管替方法では、管替え作業時以外は粗紡機の前側に
作業通路が確保される。しかし、ボビン搬送レールはチ
ェーンやベルト等により吊下された状態で粗紡機の上方
の待機位置から管替腕との間で空ボビン及び満ボビンの
移載を行う作用位置まで下降されるため、ボビン搬送レ
ールが揺れる場合がある。ボビン搬送レールが揺れた状
態で作用位置に配置されると、ボビン搬送体と管替腕と
の間での空ボビン及び満ボビンの移載に支障を来す場合
がある。特開昭58−119562号公報にはボビン搬
送レールが下降位置に配置された際の位置決め用の支柱
112と思われるものが図示されている。
62号公報及び特開平4−352824号公報に開示さ
れた管替方法では、管替え作業時以外は粗紡機の前側に
作業通路が確保される。しかし、ボビン搬送レールはチ
ェーンやベルト等により吊下された状態で粗紡機の上方
の待機位置から管替腕との間で空ボビン及び満ボビンの
移載を行う作用位置まで下降されるため、ボビン搬送レ
ールが揺れる場合がある。ボビン搬送レールが揺れた状
態で作用位置に配置されると、ボビン搬送体と管替腕と
の間での空ボビン及び満ボビンの移載に支障を来す場合
がある。特開昭58−119562号公報にはボビン搬
送レールが下降位置に配置された際の位置決め用の支柱
112と思われるものが図示されている。
【0010】しかし、位置決め用の支柱を粗紡機の前側
に単に立設した場合は、例えば、特開平4−35282
4号公報に開示された装置のように、ボビンレールの後
方に管替装置を配設して、粗紡機の前側に粗糸切れ修復
作業等の作業スペース及び通路を確保する際に支障を来
す。
に単に立設した場合は、例えば、特開平4−35282
4号公報に開示された装置のように、ボビンレールの後
方に管替装置を配設して、粗紡機の前側に粗糸切れ修復
作業等の作業スペース及び通路を確保する際に支障を来
す。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動されるボ
ビン搬送レールを、その下降位置において確実に位置決
めするとともに、常には粗紡機の前側での作業や通行に
支障を来さないボビン搬送レールの位置決め装置を提供
することにある。
のであって、その目的は粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動されるボ
ビン搬送レールを、その下降位置において確実に位置決
めするとともに、常には粗紡機の前側での作業や通行に
支障を来さないボビン搬送レールの位置決め装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、多数のボビンハンガを
吊下したボビン搬送体を支承するとともに、巻取昇降手
段により上昇位置と下降位置とに移動配置されるボビン
搬送レールの位置決め装置であって、前記ボビン搬送レ
ールの下方において、床面に対してほぼ平行に延びる退
避位置と、床面に対してほぼ垂直に延びる作用位置とに
回動可能に配置された支持部材と、前記支持部材に設け
られ、支持部材が作用位置に配置された状態で前記ボビ
ン搬送レールに設けられた係合部と係合可能なガイド部
と、前記支持部材に設けられ、前記ガイド部と係合状態
にあるボビン搬送レールと係合してその下降移動を規制
する規制部と、前記支持部材を作用位置と退避位置とに
回動させる駆動手段とを備えた。
め、請求項1に記載の発明では、多数のボビンハンガを
吊下したボビン搬送体を支承するとともに、巻取昇降手
段により上昇位置と下降位置とに移動配置されるボビン
搬送レールの位置決め装置であって、前記ボビン搬送レ
ールの下方において、床面に対してほぼ平行に延びる退
避位置と、床面に対してほぼ垂直に延びる作用位置とに
回動可能に配置された支持部材と、前記支持部材に設け
られ、支持部材が作用位置に配置された状態で前記ボビ
ン搬送レールに設けられた係合部と係合可能なガイド部
と、前記支持部材に設けられ、前記ガイド部と係合状態
にあるボビン搬送レールと係合してその下降移動を規制
する規制部と、前記支持部材を作用位置と退避位置とに
回動させる駆動手段とを備えた。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記支持部材
は柱状に形成されるとともに所定間隔で複数個設けら
れ、前記駆動手段は前記支持部材の基端が一体回転可能
に固定されるとともにボビン搬送レールの長手方向と直
交する方向に延びる回動軸と、該回動軸と一体回転可能
に固定されたウォームホイールと、ボビン搬送レールと
平行に延設されるとともに前記ウォームホイールと噛合
するウォームが設けられた回転軸と、該回転軸に回転伝
達手段を介して連結されたモータとから構成されてい
る。
は柱状に形成されるとともに所定間隔で複数個設けら
れ、前記駆動手段は前記支持部材の基端が一体回転可能
に固定されるとともにボビン搬送レールの長手方向と直
交する方向に延びる回動軸と、該回動軸と一体回転可能
に固定されたウォームホイールと、ボビン搬送レールと
平行に延設されるとともに前記ウォームホイールと噛合
するウォームが設けられた回転軸と、該回転軸に回転伝
達手段を介して連結されたモータとから構成されてい
る。
【0014】又、請求項3に記載の発明では、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記規制部は固定
位置の調整可能に取り付けられている。
又は請求項2に記載の発明において、前記規制部は固定
位置の調整可能に取り付けられている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明では、位置決め装置は粗
紡機の前側上方に沿って配設されたボビン搬送レールの
下方に配置される。管替作業時以外は支持部材が床面に
対してほぼ平行に延びる退避位置に配置され、作業者が
粗紡機に対する作業を行ったり粗紡機前側を通行するの
に何ら支障とならない。管替作業に先立って駆動手段が
作動され、支持部材が退避位置から床面に対してほぼ垂
直に延びる作用位置へ回動される。その状態でボビン搬
送レールが下降移動されると、下降途中でガイド部がボ
ビン搬送レールに設けられた係合部と係合する。さらに
下降が継続されてボビン搬送レールが規制部と係合した
後、その下降移動が停止される。その結果、ボビン搬送
レールは所定の位置に位置決めされた状態で下降位置に
保持される。
紡機の前側上方に沿って配設されたボビン搬送レールの
下方に配置される。管替作業時以外は支持部材が床面に
対してほぼ平行に延びる退避位置に配置され、作業者が
粗紡機に対する作業を行ったり粗紡機前側を通行するの
に何ら支障とならない。管替作業に先立って駆動手段が
作動され、支持部材が退避位置から床面に対してほぼ垂
直に延びる作用位置へ回動される。その状態でボビン搬
送レールが下降移動されると、下降途中でガイド部がボ
ビン搬送レールに設けられた係合部と係合する。さらに
下降が継続されてボビン搬送レールが規制部と係合した
後、その下降移動が停止される。その結果、ボビン搬送
レールは所定の位置に位置決めされた状態で下降位置に
保持される。
【0016】請求項2に記載の発明では、モータが駆動
されると、ボビン搬送レールと平行に延設された回転軸
が回転伝達手段を介して回転される。そして、所定間隔
で複数個設けられた各支持部材が一体回転可能に固定さ
れた回動軸が、回転軸に設けられたウォーム及び該ウォ
ームと噛合するウォームホイールを介して回動される。
支持部材はモータの正転時に退避位置から作用位置へ回
動され、逆転時に作用位置から退避位置へ回動される。
されると、ボビン搬送レールと平行に延設された回転軸
が回転伝達手段を介して回転される。そして、所定間隔
で複数個設けられた各支持部材が一体回転可能に固定さ
れた回動軸が、回転軸に設けられたウォーム及び該ウォ
ームと噛合するウォームホイールを介して回動される。
支持部材はモータの正転時に退避位置から作用位置へ回
動され、逆転時に作用位置から退避位置へ回動される。
【0017】請求項3に記載の発明では、規制部の固定
位置を調整することにより、ボビン搬送レールの下降位
置の高さが調整される。その他の作用は請求項1又は請
求項2に記載の発明と同様である。
位置を調整することにより、ボビン搬送レールの下降位
置の高さが調整される。その他の作用は請求項1又は請
求項2に記載の発明と同様である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図12に従って説明する。上部支持式のフライヤ1を装
備した粗紡機2のボビンレール3上にはボビンホイール
4(図9及び図10に図示)が前後2列に千鳥状に配設
されている。図1に示すように、粗紡機2の前側上方に
は2本の支持レール5,6が粗紡機2の長手方向と平行
に配設されている。支持レール5,6は巻取昇降手段と
しての昇降装置7により繰り出しあるいは巻き取られる
吊下ベルト7aに吊下された支持フレーム8に互いに平
行に固定されている。支持レール5,6及び支持フレー
ム8によりボビン搬送レールが構成されている。支持フ
レーム8の両側には係合部としての係合孔8aが形成さ
れている。支持レール5,6は前記吊下ベルト7aの繰
り出し、巻取りにより、後記する踏台上のペッグとの間
で空ボビンE及び満ボビンFの受渡しを行う下降位置
と、ボビン搬送体10を精紡工程等に導く搬送レール
(図示せず)と接続可能な上昇位置とに昇降動されるよ
うになっている。
図12に従って説明する。上部支持式のフライヤ1を装
備した粗紡機2のボビンレール3上にはボビンホイール
4(図9及び図10に図示)が前後2列に千鳥状に配設
されている。図1に示すように、粗紡機2の前側上方に
は2本の支持レール5,6が粗紡機2の長手方向と平行
に配設されている。支持レール5,6は巻取昇降手段と
しての昇降装置7により繰り出しあるいは巻き取られる
吊下ベルト7aに吊下された支持フレーム8に互いに平
行に固定されている。支持レール5,6及び支持フレー
ム8によりボビン搬送レールが構成されている。支持フ
レーム8の両側には係合部としての係合孔8aが形成さ
れている。支持レール5,6は前記吊下ベルト7aの繰
り出し、巻取りにより、後記する踏台上のペッグとの間
で空ボビンE及び満ボビンFの受渡しを行う下降位置
と、ボビン搬送体10を精紡工程等に導く搬送レール
(図示せず)と接続可能な上昇位置とに昇降動されるよ
うになっている。
【0019】支持レール5,6にはボビンハンガ9を備
えたボビン搬送体10がそれぞれ走行自在に装備されて
いる。ボビン搬送体10は下面に複数個のボビンハンガ
9がボビンホイール4のピッチPの間隔で吊下されると
ともに、外側面にコロ11が回転自在に取り付けられた
支持体12をリンク(図示せず)で連結することにより
形成されている。この実施例では各ボビン搬送体10に
は粗紡機1台分のボビンホイール4の半分の数のボビン
ハンガ9が吊下されている。そして、支持レール5,6
内に各ボビン搬送体10が互いに1/2ピッチ(P/
2)だけずれた状態で導入され、両支持レール5,6内
のボビン搬送体10の各ボビンハンガ9に吊下された空
ボビンEが全体としてボビンホイール4と対応した間隔
で千鳥状に配置されるようになっている。
えたボビン搬送体10がそれぞれ走行自在に装備されて
いる。ボビン搬送体10は下面に複数個のボビンハンガ
9がボビンホイール4のピッチPの間隔で吊下されると
ともに、外側面にコロ11が回転自在に取り付けられた
支持体12をリンク(図示せず)で連結することにより
形成されている。この実施例では各ボビン搬送体10に
は粗紡機1台分のボビンホイール4の半分の数のボビン
ハンガ9が吊下されている。そして、支持レール5,6
内に各ボビン搬送体10が互いに1/2ピッチ(P/
2)だけずれた状態で導入され、両支持レール5,6内
のボビン搬送体10の各ボビンハンガ9に吊下された空
ボビンEが全体としてボビンホイール4と対応した間隔
で千鳥状に配置されるようになっている。
【0020】粗紡機2にはフライヤ1の後方下部に、管
替装置13が配設されている。管替装置13は本願出願
人が先に提案した管替装置(特開平4−352824号
公報)と同じものである。管替装置13はボビンホイー
ル4に対応して千鳥状に配設された管替腕としてのフォ
ーク14a,14bを装備している。フォーク14a,
14bは駆動手段の作動により、フライヤ1の後方の退
避位置と、ボビンレール3の上方の第1の作用位置と、
踏台15の上方の第2の作用位置とに移動配置されるよ
うになっている。
替装置13が配設されている。管替装置13は本願出願
人が先に提案した管替装置(特開平4−352824号
公報)と同じものである。管替装置13はボビンホイー
ル4に対応して千鳥状に配設された管替腕としてのフォ
ーク14a,14bを装備している。フォーク14a,
14bは駆動手段の作動により、フライヤ1の後方の退
避位置と、ボビンレール3の上方の第1の作用位置と、
踏台15の上方の第2の作用位置とに移動配置されるよ
うになっている。
【0021】粗紡機2の前側の床面には踏台15が粗紡
機2の長手方向に沿って機台全長にわたって延びるよう
に配設されている。図2〜図4に示すように、踏台15
の中央部には2本の駆動軸16a,16bが踏台15の
ほぼ全長にわたって延びるように回転可能に配設されて
いる。両駆動軸16a,16bには複数箇所に、互いに
噛合する歯車17a,17bが所定間隔をおいて駆動軸
16a,16bと一体回転可能に支持されている。踏台
15のベースプレート18にはその長手方向に沿って所
定間隔で各一対の支柱19が立設され、複数の門型の支
持枠20が支柱19に沿って昇降可能に支持されてい
る。支持枠20はその上部に固定された踏台部としての
カバープレート21と、図示しない連結部材とにより互
いに連結されてフレーム22を構成している。支持枠2
0には歯車17a,17bと対応する位置に、歯車17
a,17bと噛合するそれぞれ一対のラック23が固定
されている。
機2の長手方向に沿って機台全長にわたって延びるよう
に配設されている。図2〜図4に示すように、踏台15
の中央部には2本の駆動軸16a,16bが踏台15の
ほぼ全長にわたって延びるように回転可能に配設されて
いる。両駆動軸16a,16bには複数箇所に、互いに
噛合する歯車17a,17bが所定間隔をおいて駆動軸
16a,16bと一体回転可能に支持されている。踏台
15のベースプレート18にはその長手方向に沿って所
定間隔で各一対の支柱19が立設され、複数の門型の支
持枠20が支柱19に沿って昇降可能に支持されてい
る。支持枠20はその上部に固定された踏台部としての
カバープレート21と、図示しない連結部材とにより互
いに連結されてフレーム22を構成している。支持枠2
0には歯車17a,17bと対応する位置に、歯車17
a,17bと噛合するそれぞれ一対のラック23が固定
されている。
【0022】図3に示すように、ベースプレート18の
第1端部には昇降用モータM1が配設され、その駆動軸
に駆動歯車24が嵌着されている。図3及び図8に示す
ように、駆動歯車24が駆動軸16aの第1端部に嵌着
された歯車25と噛合している。そして、昇降用モータ
M1の正逆回転駆動により両駆動軸16a,16bが正
逆回転され、駆動軸16a,16bの正逆回転に対応し
てフレーム22全体が昇降するようになっている。
第1端部には昇降用モータM1が配設され、その駆動軸
に駆動歯車24が嵌着されている。図3及び図8に示す
ように、駆動歯車24が駆動軸16aの第1端部に嵌着
された歯車25と噛合している。そして、昇降用モータ
M1の正逆回転駆動により両駆動軸16a,16bが正
逆回転され、駆動軸16a,16bの正逆回転に対応し
てフレーム22全体が昇降するようになっている。
【0023】図2,3等に示すように、フレーム22の
上部左右両側には支持ブラケット26が突設され、支持
ブラケット26に一対の回動軸27a,27bがフレー
ム22の長手方向に沿って摺動可能かつ回動可能に支持
されている。回動軸27a,27bには支持バー28が
一体回動可能に固定されている。各支持バー28にはペ
ッグ29がボビンホイール4の1/2ピッチ(P/2)
で、粗紡機2の1台分の数だけ互いに対向する位置に突
設されている。即ち、両支持バー28のペッグ29の総
数は粗紡機2の錘数の2倍となっている。
上部左右両側には支持ブラケット26が突設され、支持
ブラケット26に一対の回動軸27a,27bがフレー
ム22の長手方向に沿って摺動可能かつ回動可能に支持
されている。回動軸27a,27bには支持バー28が
一体回動可能に固定されている。各支持バー28にはペ
ッグ29がボビンホイール4の1/2ピッチ(P/2)
で、粗紡機2の1台分の数だけ互いに対向する位置に突
設されている。即ち、両支持バー28のペッグ29の総
数は粗紡機2の錘数の2倍となっている。
【0024】図3に示すように、フレーム22の第1端
部寄りには、支持プレート30が駆動軸16a,16b
より上方において水平に、かつフレーム22と一体的に
昇降動可能に固定されている。支持プレート30上には
回動用モータM2が固定されるとともに、一対の中間軸
31a,31bが回動軸27a,27bと平行にブラケ
ット32a,32bを介して配設されている。回動用モ
ータM2の回転は歯車列33を介して各中間軸31a,
31bに伝達され、各中間軸31a,31bの回転がベ
ルト伝動機構34a,34bを介して各回動軸27a,
27bに伝達される。そして、回動用モータM2の正逆
回転駆動により両回動軸27a,27bが互いに逆方向
に回動され、ペッグ29が支持バー28とともに図2に
実線で示す作用位置と、図2に鎖線で示す退避位置とに
配置されるようになっている。
部寄りには、支持プレート30が駆動軸16a,16b
より上方において水平に、かつフレーム22と一体的に
昇降動可能に固定されている。支持プレート30上には
回動用モータM2が固定されるとともに、一対の中間軸
31a,31bが回動軸27a,27bと平行にブラケ
ット32a,32bを介して配設されている。回動用モ
ータM2の回転は歯車列33を介して各中間軸31a,
31bに伝達され、各中間軸31a,31bの回転がベ
ルト伝動機構34a,34bを介して各回動軸27a,
27bに伝達される。そして、回動用モータM2の正逆
回転駆動により両回動軸27a,27bが互いに逆方向
に回動され、ペッグ29が支持バー28とともに図2に
実線で示す作用位置と、図2に鎖線で示す退避位置とに
配置されるようになっている。
【0025】支持プレート30上には往復動用モータM
3によりベルト伝動機構35を介して駆動されるボール
ねじ機構36が設けられている。回動軸27a,27b
間には連結バー37がその両端において回動軸27a,
27bに対して、その軸方向に一体移動可能、かつ相対
回動可能に連結されている。連結バー37の中央部にボ
ールナット38が一体移動可能に固定されている。そし
て、往復動用モータM3の正逆回転駆動によりボールね
じ機構36が駆動され、連結バー37がペッグ29のピ
ッチ(P/2)の範囲で回動軸27a,27bと一体的
に移動するようになっている。
3によりベルト伝動機構35を介して駆動されるボール
ねじ機構36が設けられている。回動軸27a,27b
間には連結バー37がその両端において回動軸27a,
27bに対して、その軸方向に一体移動可能、かつ相対
回動可能に連結されている。連結バー37の中央部にボ
ールナット38が一体移動可能に固定されている。そし
て、往復動用モータM3の正逆回転駆動によりボールね
じ機構36が駆動され、連結バー37がペッグ29のピ
ッチ(P/2)の範囲で回動軸27a,27bと一体的
に移動するようになっている。
【0026】次に支持レール5,6及び支持フレーム8
が下降位置に配置されるときの位置決め装置40につい
て説明する。図2、図3及び図8等に示すように、フレ
ーム22の長手方向の両外側には一対の回転軸41a,
41bが回動軸27a,27bと平行に、かつ昇降動不
能に配設され、回転軸41bの第1端部にプーリ42が
一体回転可能に固定されている。両回転軸41a,41
bの第1端部寄りにはプーリ43a,43bがそれぞれ
一体回転可能に固定され、両プーリ43a,43b間に
ベルト44が巻き掛けられ、両回転軸41a,41bが
同期して回転可能になっている。ベースプレート18の
第1端部にはモータM4が固定され、その駆動軸に嵌着
されたプーリ45と、プーリ42との間にベルト46が
巻き掛けられている。プーリ42,45及びベルト46
により回転伝達手段が構成されている。
が下降位置に配置されるときの位置決め装置40につい
て説明する。図2、図3及び図8等に示すように、フレ
ーム22の長手方向の両外側には一対の回転軸41a,
41bが回動軸27a,27bと平行に、かつ昇降動不
能に配設され、回転軸41bの第1端部にプーリ42が
一体回転可能に固定されている。両回転軸41a,41
bの第1端部寄りにはプーリ43a,43bがそれぞれ
一体回転可能に固定され、両プーリ43a,43b間に
ベルト44が巻き掛けられ、両回転軸41a,41bが
同期して回転可能になっている。ベースプレート18の
第1端部にはモータM4が固定され、その駆動軸に嵌着
されたプーリ45と、プーリ42との間にベルト46が
巻き掛けられている。プーリ42,45及びベルト46
により回転伝達手段が構成されている。
【0027】図5、図6及び図8等に示すように、両回
転軸41a,41bには所定間隔をおいた複数箇所にウ
ォーム47がそれぞれ対向する状態で一体回転可能に固
定されている。各ウォーム47と対応する位置には回動
軸48が、回転軸41a,41bの上側において直交す
る状態でブラケット49を介して回動可能に支持されて
いる。回動軸48にはウォーム47と噛合するウォーム
ホイール50と、支持部材としてのガイドロッド51の
基端とが一体回転可能に固定されている。ガイドロッド
51の先端にはほぼ円錐状に形成されたガイド部51a
が形成され、ガイド部51aより下方に雄ねじ部51b
が形成されている。そして、雄ねじ部51bには支持フ
レーム8に形成された係合孔8aの径より外径の大きな
位置決め用ナット52aと、ロックナット52bとが螺
着されている。両ナット52a,52bにより支持フレ
ーム8即ち支持レール5,6の下降を規制する規制部と
しての位置決め部52が構成されている。又、ガイドロ
ッド51の基端寄りには連結リング53が固定されてい
る。
転軸41a,41bには所定間隔をおいた複数箇所にウ
ォーム47がそれぞれ対向する状態で一体回転可能に固
定されている。各ウォーム47と対応する位置には回動
軸48が、回転軸41a,41bの上側において直交す
る状態でブラケット49を介して回動可能に支持されて
いる。回動軸48にはウォーム47と噛合するウォーム
ホイール50と、支持部材としてのガイドロッド51の
基端とが一体回転可能に固定されている。ガイドロッド
51の先端にはほぼ円錐状に形成されたガイド部51a
が形成され、ガイド部51aより下方に雄ねじ部51b
が形成されている。そして、雄ねじ部51bには支持フ
レーム8に形成された係合孔8aの径より外径の大きな
位置決め用ナット52aと、ロックナット52bとが螺
着されている。両ナット52a,52bにより支持フレ
ーム8即ち支持レール5,6の下降を規制する規制部と
しての位置決め部52が構成されている。又、ガイドロ
ッド51の基端寄りには連結リング53が固定されてい
る。
【0028】各ガイドロッド51と回転軸41a,41
bとは、第1端部が連結リング53に回動可能に連結さ
れるとともに第2端部が回転軸41a,41bに摺動可
能に支承された連結部材54に回動可能に連結されたリ
ンクプレート55を介して連結されている。そして、モ
ータM4の正逆回転駆動に対応する両回転軸41a,4
1bの回転により、ガイドロッド51は図5及び図6に
実線で示す水平に延びる退避位置と、図1及び図6に鎖
線で示す垂直に延びるガイド位置とに配置されるように
なっている。モータM4、回転軸41a,41b、プー
リ42,43a,43b、ベルト44,46、ウォーム
47、回動軸48及びウォームホイール50により駆動
手段が構成されている。
bとは、第1端部が連結リング53に回動可能に連結さ
れるとともに第2端部が回転軸41a,41bに摺動可
能に支承された連結部材54に回動可能に連結されたリ
ンクプレート55を介して連結されている。そして、モ
ータM4の正逆回転駆動に対応する両回転軸41a,4
1bの回転により、ガイドロッド51は図5及び図6に
実線で示す水平に延びる退避位置と、図1及び図6に鎖
線で示す垂直に延びるガイド位置とに配置されるように
なっている。モータM4、回転軸41a,41b、プー
リ42,43a,43b、ベルト44,46、ウォーム
47、回動軸48及びウォームホイール50により駆動
手段が構成されている。
【0029】前記昇降装置7、管替装置13及び各モー
タM1〜M4は図示しない制御装置により駆動制御され
る。そして、各モータM1〜M4の停止時期は図示しな
いセンサからの検出信号に基づいて決定されるようにな
っている。
タM1〜M4は図示しない制御装置により駆動制御され
る。そして、各モータM1〜M4の停止時期は図示しな
いセンサからの検出信号に基づいて決定されるようにな
っている。
【0030】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。粗紡機2の運転中、踏台15は図1に示すよ
うにフレーム22が上昇位置に配置され、ペッグ29が
退避位置に配置された状態に保持される。即ち、踏台1
5は作業者がカバープレート21上を自由に移動できる
状態にあり、作業者はカバープレート21の上に乗っ
て、粗糸切れの修復等の作業を支障なく行うことができ
る。
説明する。粗紡機2の運転中、踏台15は図1に示すよ
うにフレーム22が上昇位置に配置され、ペッグ29が
退避位置に配置された状態に保持される。即ち、踏台1
5は作業者がカバープレート21上を自由に移動できる
状態にあり、作業者はカバープレート21の上に乗っ
て、粗糸切れの修復等の作業を支障なく行うことができ
る。
【0031】又、粗紡機2の運転中、フォーク14a,
14bが退避位置に配置され、図1に示すように管替装
置13は粗糸の巻取りに支障のない状態に保持される。
そして、粗紡機2の運転中に支持レール5,6に、空ボ
ビンEが吊下されたボビン搬送体10が搬入され、各空
ボビンEが作用位置に配置された際のペッグ29と対向
する所定の位置にボビン搬送体10が配置される。
14bが退避位置に配置され、図1に示すように管替装
置13は粗糸の巻取りに支障のない状態に保持される。
そして、粗紡機2の運転中に支持レール5,6に、空ボ
ビンEが吊下されたボビン搬送体10が搬入され、各空
ボビンEが作用位置に配置された際のペッグ29と対向
する所定の位置にボビン搬送体10が配置される。
【0032】粗糸巻が満管になると粗糸の紡出及び巻取
りが停止され、満ボビンFの鍔部がフォーク14a,1
4bの上面より若干上方となる位置までボビンレール3
が降下して粗糸の自動切断が行われる。一方、昇降用モ
ータM1が逆転駆動されてフレーム22が下降位置に配
置される。次に管替装置13が作動され、フォーク14
a,14bがボビンホイール4上の各満ボビンFの鍔部
と対応する第1の作用位置に配置される。この状態から
ボビンレール3がさらに下降して最下降位置に配置さ
れ、満ボビンFがフォーク14a,14bに吊下されて
ボビンホイール4から離脱した図9(a)の状態とな
る。
りが停止され、満ボビンFの鍔部がフォーク14a,1
4bの上面より若干上方となる位置までボビンレール3
が降下して粗糸の自動切断が行われる。一方、昇降用モ
ータM1が逆転駆動されてフレーム22が下降位置に配
置される。次に管替装置13が作動され、フォーク14
a,14bがボビンホイール4上の各満ボビンFの鍔部
と対応する第1の作用位置に配置される。この状態から
ボビンレール3がさらに下降して最下降位置に配置さ
れ、満ボビンFがフォーク14a,14bに吊下されて
ボビンホイール4から離脱した図9(a)の状態とな
る。
【0033】一方、回動用モータM2が正転駆動されて
両回動軸27a,27bとともに支持バー28が回動さ
れてペッグ29が作用位置に配置され、図9(a)に示
す状態となる。このとき支持バー28は第1端部のペッ
グ29が、ボビンレール3の第1端部のボビンホイール
4の位置と対応する位置(図11(a)等に基準線Lで
示す位置)に配置されている。
両回動軸27a,27bとともに支持バー28が回動さ
れてペッグ29が作用位置に配置され、図9(a)に示
す状態となる。このとき支持バー28は第1端部のペッ
グ29が、ボビンレール3の第1端部のボビンホイール
4の位置と対応する位置(図11(a)等に基準線Lで
示す位置)に配置されている。
【0034】次に管替装置13が作動されて満ボビンF
を吊下した各フォーク14a,14bが、ペッグ29と
対応する第2の作用位置に配置されて図9(b),図1
1(b)の状態となる。この状態で昇降用モータM1が
正転駆動されてフレーム22とともにペッグ29が上昇
され、フォーク14a,14bに吊下された満ボビンF
にペッグ29が挿入された図9(c),図11(c)の
状態となる。この状態では各フォーク14a,14bが
満ボビンFの鍔部から離脱可能となっている。
を吊下した各フォーク14a,14bが、ペッグ29と
対応する第2の作用位置に配置されて図9(b),図1
1(b)の状態となる。この状態で昇降用モータM1が
正転駆動されてフレーム22とともにペッグ29が上昇
され、フォーク14a,14bに吊下された満ボビンF
にペッグ29が挿入された図9(c),図11(c)の
状態となる。この状態では各フォーク14a,14bが
満ボビンFの鍔部から離脱可能となっている。
【0035】次に管替装置13が作動されてフォーク1
4a,14bが第1の作用位置まで後退して図11
(d)の状態となる。一方、モータM4が正転駆動され
て両回転軸41a,41bが回転され、ウォーム47及
びウォームホイール50を介してガイドロッド51が退
避位置から上方へ回動されて垂直に延びるガイド位置に
配置され、図9(d)の状態となる。
4a,14bが第1の作用位置まで後退して図11
(d)の状態となる。一方、モータM4が正転駆動され
て両回転軸41a,41bが回転され、ウォーム47及
びウォームホイール50を介してガイドロッド51が退
避位置から上方へ回動されて垂直に延びるガイド位置に
配置され、図9(d)の状態となる。
【0036】次に往復動モータM3が駆動されてボール
ねじ機構36が正転駆動され、回動軸27a,27bが
連結バー37とともにフレーム22の第1端部側へペッ
グ29の1ピッチ(P/2)分だけ移動され、満ボビン
Fが挿入されていないペッグ29がボビンホイール4と
対応する位置に配置される。次に昇降装置7が作動され
て支持フレーム8が下降移動される。支持フレーム8は
空ボビンEがペッグ29に装着される下降位置に移動す
る途中で係合孔8aがガイドロッド51と係合し、支持
フレーム8はその下面が位置決め部52と係合した所定
位置で停止する。従って、ボビン搬送体10に吊下され
た空ボビンEが確実にペッグ29に挿入されて、図10
(a),図12(a)の状態となる。このときボビンハ
ンガ9と空ボビンEとの係止状態が解除された状態とな
る。昇降装置7による吊下ベルト7aの繰り出し速度を
速くすることにより支持フレーム8が多少揺れても、係
合孔8aが円錐状のガイド部51aに案内されてガイド
ロッド51と確実に係合して、位置決めが行われる。
ねじ機構36が正転駆動され、回動軸27a,27bが
連結バー37とともにフレーム22の第1端部側へペッ
グ29の1ピッチ(P/2)分だけ移動され、満ボビン
Fが挿入されていないペッグ29がボビンホイール4と
対応する位置に配置される。次に昇降装置7が作動され
て支持フレーム8が下降移動される。支持フレーム8は
空ボビンEがペッグ29に装着される下降位置に移動す
る途中で係合孔8aがガイドロッド51と係合し、支持
フレーム8はその下面が位置決め部52と係合した所定
位置で停止する。従って、ボビン搬送体10に吊下され
た空ボビンEが確実にペッグ29に挿入されて、図10
(a),図12(a)の状態となる。このときボビンハ
ンガ9と空ボビンEとの係止状態が解除された状態とな
る。昇降装置7による吊下ベルト7aの繰り出し速度を
速くすることにより支持フレーム8が多少揺れても、係
合孔8aが円錐状のガイド部51aに案内されてガイド
ロッド51と確実に係合して、位置決めが行われる。
【0037】次に昇降用モータM1が逆転駆動されてペ
ッグ29が下降され、ボビンハンガ9と空ボビンEとの
係合が解除されて満ボビンF及び空ボビンEがペッグ2
9に挿入された図10(b),図12(b)の状態とな
る。なお、ボビン搬送体10のボビンハンガ9から空ボ
ビンEの離脱ミスが発生した場合は、支持フレーム8に
設けられたセンサ(図示せず)により検知される。そし
て、作業者により空ボビンEが外されてぺッグ29に装
着される。
ッグ29が下降され、ボビンハンガ9と空ボビンEとの
係合が解除されて満ボビンF及び空ボビンEがペッグ2
9に挿入された図10(b),図12(b)の状態とな
る。なお、ボビン搬送体10のボビンハンガ9から空ボ
ビンEの離脱ミスが発生した場合は、支持フレーム8に
設けられたセンサ(図示せず)により検知される。そし
て、作業者により空ボビンEが外されてぺッグ29に装
着される。
【0038】次いで往復動用モータM3が逆転駆動され
て回動軸27a,27bが連結バー37とともにボビン
ホイール4の1/2ピッチ(P/2)分フレーム22の
第2端部側に移動され、満ボビンFがボビンハンガ9と
対応する図12(c)の状態となる。この状態で昇降用
モータM1が正転駆動されてペッグ29が上昇され、ボ
ビンハンガ9に満ボビンFが装着されて図10(c),
図12(d)の状態となる。次に昇降装置7が作動され
て支持フレーム8が元の位置まで上昇する。次いでモー
タM4が逆転駆動され、ガイドロッド51が退避位置ま
で回動されて図10(d)の状態となる。
て回動軸27a,27bが連結バー37とともにボビン
ホイール4の1/2ピッチ(P/2)分フレーム22の
第2端部側に移動され、満ボビンFがボビンハンガ9と
対応する図12(c)の状態となる。この状態で昇降用
モータM1が正転駆動されてペッグ29が上昇され、ボ
ビンハンガ9に満ボビンFが装着されて図10(c),
図12(d)の状態となる。次に昇降装置7が作動され
て支持フレーム8が元の位置まで上昇する。次いでモー
タM4が逆転駆動され、ガイドロッド51が退避位置ま
で回動されて図10(d)の状態となる。
【0039】次に往復動用モータM3が正転駆動されて
回動軸27a,27bが連結バー37とともにボビンホ
イール4の1/2ピッチ(P/2)分フレーム22の第
1端部側に移動され、空ボビンEがフォーク14a,1
4bと対応する状態となる。そして、この状態で管替装
置13の作動及びフレームの下降作動により、ペッグ2
9上の空ボビンEがフォーク14a,14bに吊下され
た後、各フォーク14a,14bがボビンホイール4と
対応する第1の作用位置に配置される。次いでボビンレ
ール3が上昇され、ボビンホイール4が空ボビンEの底
部に嵌合した後、空ボビンEの鍔部がフォーク14a,
14bと離間する位置まで上昇した時点でボビンレール
3が停止する。次に管替装置13が駆動されてフォーク
14a,14bが所定の退避位置まで移動した後、往復
動用モータM3が逆転駆動されてフレーム22の第1端
部に位置するペッグ29が基準線Lと対応する位置に配
置される。又、回動用モータM2が逆転駆動されてペッ
グ29が退避位置に配置され、昇降用モータM1が正転
駆動されてフレーム22が上昇位置に配置されて図1に
示す状態となる。
回動軸27a,27bが連結バー37とともにボビンホ
イール4の1/2ピッチ(P/2)分フレーム22の第
1端部側に移動され、空ボビンEがフォーク14a,1
4bと対応する状態となる。そして、この状態で管替装
置13の作動及びフレームの下降作動により、ペッグ2
9上の空ボビンEがフォーク14a,14bに吊下され
た後、各フォーク14a,14bがボビンホイール4と
対応する第1の作用位置に配置される。次いでボビンレ
ール3が上昇され、ボビンホイール4が空ボビンEの底
部に嵌合した後、空ボビンEの鍔部がフォーク14a,
14bと離間する位置まで上昇した時点でボビンレール
3が停止する。次に管替装置13が駆動されてフォーク
14a,14bが所定の退避位置まで移動した後、往復
動用モータM3が逆転駆動されてフレーム22の第1端
部に位置するペッグ29が基準線Lと対応する位置に配
置される。又、回動用モータM2が逆転駆動されてペッ
グ29が退避位置に配置され、昇降用モータM1が正転
駆動されてフレーム22が上昇位置に配置されて図1に
示す状態となる。
【0040】そして、ボビンレール3が粗糸巻取り位置
まで上昇した後、紡出運転が開始される。満ボビンFが
吊下されたボビン搬送体10は次の満管までに支持レー
ル5,6から精紡工程へ搬出され、その後に空ボビンE
が吊下されたボビン搬送体10が搬入される。
まで上昇した後、紡出運転が開始される。満ボビンFが
吊下されたボビン搬送体10は次の満管までに支持レー
ル5,6から精紡工程へ搬出され、その後に空ボビンE
が吊下されたボビン搬送体10が搬入される。
【0041】管替作業時に下降位置に配置されるボビン
搬送レールの位置決めは、粗紡機2の前方位置で垂直方
向に延びる状態に配置されたガイドロッド51により行
われる。しかし、ガイドロッド51が垂直状態に配置さ
れるのは管替作業時のみで、紡出運転中は踏台15の上
面より下方の退避位置にほぼ水平に配置されるため、粗
紡機2の前側での作業や通行に支障を来すことはない。
搬送レールの位置決めは、粗紡機2の前方位置で垂直方
向に延びる状態に配置されたガイドロッド51により行
われる。しかし、ガイドロッド51が垂直状態に配置さ
れるのは管替作業時のみで、紡出運転中は踏台15の上
面より下方の退避位置にほぼ水平に配置されるため、粗
紡機2の前側での作業や通行に支障を来すことはない。
【0042】又、踏台15上に満ボビンF及び空ボビン
Eが配置されるのも管替作業時の一時期であり、紡出運
転中に空ボビンEを踏台15上に準備したり、玉揚げさ
れた満ボビンFの踏台15上からの移動が運転再開後ま
でずれ込むことがない。そして、ペッグ29は管替作業
時以外は退避位置に配置されているため、作業者は紡出
運転中にいつでも踏台15上を自由に移動でき、粗紡機
2の前側に作業者の通路あるいは粗糸切れ補修作業等を
行うためのスペースを確保する必要がない。又、ドラフ
トパート等の粗紡機の上部に関する作業を踏台に乗って
行うことにより、作業が容易になる。
Eが配置されるのも管替作業時の一時期であり、紡出運
転中に空ボビンEを踏台15上に準備したり、玉揚げさ
れた満ボビンFの踏台15上からの移動が運転再開後ま
でずれ込むことがない。そして、ペッグ29は管替作業
時以外は退避位置に配置されているため、作業者は紡出
運転中にいつでも踏台15上を自由に移動でき、粗紡機
2の前側に作業者の通路あるいは粗糸切れ補修作業等を
行うためのスペースを確保する必要がない。又、ドラフ
トパート等の粗紡機の上部に関する作業を踏台に乗って
行うことにより、作業が容易になる。
【0043】支持レール5,6が下降位置に配置された
際、ボビンハンガ9に対する空ボビンEの係止状態の自
動的な解除が円滑に行われて、空ボビンEがペッグ29
上に載置されるためには、ボビンハンガ9とペッグ29
との距離が所定範囲内にあることが重要となる。又、ペ
ッグ29上の満ボビンFをボビンハンガ9に吊下する際
も同様である。この実施例ではガイドロッド51に設け
られた位置決め部52が固定位置調整可能に構成されて
いるため、前記距離を所定範囲に設定し易い。又、位置
調整作業を行う場合、支持レール5,6の撓みを考慮し
て、支持レール5,6が下降位置に配置されて位置決め
部52に荷重が加わった状態で固定位置の調整を行うの
が好ましい。この実施例では位置決め部52が位置決め
用ナット52a及びロックナット52bで構成されてい
るため、荷重が加わった状態でも位置調整を容易に行う
ことができる。
際、ボビンハンガ9に対する空ボビンEの係止状態の自
動的な解除が円滑に行われて、空ボビンEがペッグ29
上に載置されるためには、ボビンハンガ9とペッグ29
との距離が所定範囲内にあることが重要となる。又、ペ
ッグ29上の満ボビンFをボビンハンガ9に吊下する際
も同様である。この実施例ではガイドロッド51に設け
られた位置決め部52が固定位置調整可能に構成されて
いるため、前記距離を所定範囲に設定し易い。又、位置
調整作業を行う場合、支持レール5,6の撓みを考慮し
て、支持レール5,6が下降位置に配置されて位置決め
部52に荷重が加わった状態で固定位置の調整を行うの
が好ましい。この実施例では位置決め部52が位置決め
用ナット52a及びロックナット52bで構成されてい
るため、荷重が加わった状態でも位置調整を容易に行う
ことができる。
【0044】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)ガイドロッド51の駆動手段としてエアシリンダ
あるいは油圧シリンダを使用してもよい。例えば、各ガ
イドロッド51に対応してシリンダを配設するととも
に、ガイドロッド51の連結リング53とシリンダのピ
ストンロッドの先端とを回動可能に連結する。
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)ガイドロッド51の駆動手段としてエアシリンダ
あるいは油圧シリンダを使用してもよい。例えば、各ガ
イドロッド51に対応してシリンダを配設するととも
に、ガイドロッド51の連結リング53とシリンダのピ
ストンロッドの先端とを回動可能に連結する。
【0045】(2)位置決め部52を位置決めナット5
2a及びロックナット52bで構成する代わりに、ガイ
ドロッド51に嵌合されるリングをねじにより固定する
構成としてもよい。又、規制部としてフランジ等の凸部
をガイドロッド51の所定位置に突設してもよい。
2a及びロックナット52bで構成する代わりに、ガイ
ドロッド51に嵌合されるリングをねじにより固定する
構成としてもよい。又、規制部としてフランジ等の凸部
をガイドロッド51の所定位置に突設してもよい。
【0046】(3)支持フレーム8即ち搬送レール側に
係合部として凸部を設け、ガイドロッド51即ち支持部
材側にガイド部として前記突部と係合可能な係合孔又は
係合凹部を設けてもよい。
係合部として凸部を設け、ガイドロッド51即ち支持部
材側にガイド部として前記突部と係合可能な係合孔又は
係合凹部を設けてもよい。
【0047】(4)ペッグ29を装備しない単なる踏台
に位置決め装置40を設けてもよい。この場合は特開平
4−352824号公報に開示された管替装置のよう
に、ボビン搬送レールを2組設け、先ず第1のボビン搬
送レールに支承されたボビン搬送体とフォーク14a,
14bとの間で満ボビンFの受渡しを行う。そして、そ
の後に第2のボビン搬送レールに支承されたボビン搬送
体とフォーク14a,14bとの間で空ボビンEの受渡
しを行う。この場合、踏台15の構成が簡単となる。
又、踏台を設けずに、位置決め装置40のみを粗紡機2
の前側に配置してもよい。
に位置決め装置40を設けてもよい。この場合は特開平
4−352824号公報に開示された管替装置のよう
に、ボビン搬送レールを2組設け、先ず第1のボビン搬
送レールに支承されたボビン搬送体とフォーク14a,
14bとの間で満ボビンFの受渡しを行う。そして、そ
の後に第2のボビン搬送レールに支承されたボビン搬送
体とフォーク14a,14bとの間で空ボビンEの受渡
しを行う。この場合、踏台15の構成が簡単となる。
又、踏台を設けずに、位置決め装置40のみを粗紡機2
の前側に配置してもよい。
【0048】(5)管替作業を人手で行い、空ボビンE
及び満ボビンFの搬送を天井に架設されたレール上を移
動するボビン搬送体を使用して行う粗紡機に適用しても
よい。この場合、ペッグ29への満ボビンFの玉揚げ及
びペッグ29上の空ボビンEのボビンホイール4への装
着作業が人手により行われるため、フレーム22は昇降
不能であってもよい。この場合も踏台15の構成が簡単
となる。
及び満ボビンFの搬送を天井に架設されたレール上を移
動するボビン搬送体を使用して行う粗紡機に適用しても
よい。この場合、ペッグ29への満ボビンFの玉揚げ及
びペッグ29上の空ボビンEのボビンホイール4への装
着作業が人手により行われるため、フレーム22は昇降
不能であってもよい。この場合も踏台15の構成が簡単
となる。
【0049】(6)管替装置として特開昭58−119
562号公報に開示された装置を、粗紡機2の前側に踏
台15を挟んで配置する。 (7)ボビン搬送体10として特開昭62−10493
4号公報等に開示されたもののように、ボビンハンガを
吊下した支持部材をリンクにより精紡機の予備粗糸巻の
ピッチで連結した搬送体を使用したり、その他の構成の
搬送体を使用してもよい。
562号公報に開示された装置を、粗紡機2の前側に踏
台15を挟んで配置する。 (7)ボビン搬送体10として特開昭62−10493
4号公報等に開示されたもののように、ボビンハンガを
吊下した支持部材をリンクにより精紡機の予備粗糸巻の
ピッチで連結した搬送体を使用したり、その他の構成の
搬送体を使用してもよい。
【0050】前記各実施例及び変更例から把握できる請
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項3に記載の発明において、規制部は柱状の
支持部材の上部寄りに形成された雄ねじ部に螺合された
位置決め用ナットと、ロックナットとにより構成されて
いる。この場合、ボビン搬送レールが下降位置に配置さ
れて規制部に荷重が加わった状態でも位置調整を容易に
できる。
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項3に記載の発明において、規制部は柱状の
支持部材の上部寄りに形成された雄ねじ部に螺合された
位置決め用ナットと、ロックナットとにより構成されて
いる。この場合、ボビン搬送レールが下降位置に配置さ
れて規制部に荷重が加わった状態でも位置調整を容易に
できる。
【0051】(2)請求項1〜請求項3のいずれかの発
明において、位置決め装置を粗紡機の前側に配置される
作業用の踏台に沿って設け、支持部材の退避位置を踏台
の上面より下方にする。この場合、ドラフトパート等の
粗紡機の上部に関する作業を踏台に乗って行うことによ
り、作業が容易になる。
明において、位置決め装置を粗紡機の前側に配置される
作業用の踏台に沿って設け、支持部材の退避位置を踏台
の上面より下方にする。この場合、ドラフトパート等の
粗紡機の上部に関する作業を踏台に乗って行うことによ
り、作業が容易になる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動されるボ
ビン搬送レールを、その下降位置において確実に位置決
めできる。その結果、ボビン搬送体に吊下されたボビン
ハンガからの空ボビンの取り外しと、ボビンハンガへの
満ボビンの装着ミスが減少する。しかも、粗紡機の運転
時には粗紡機機台の前側での作業や通行に支障を来さな
い。
に記載の発明によれば、粗紡機の前側上方の待機位置と
ボビンレールの前方の下降位置との間で昇降動されるボ
ビン搬送レールを、その下降位置において確実に位置決
めできる。その結果、ボビン搬送体に吊下されたボビン
ハンガからの空ボビンの取り外しと、ボビンハンガへの
満ボビンの装着ミスが減少する。しかも、粗紡機の運転
時には粗紡機機台の前側での作業や通行に支障を来さな
い。
【0053】又、さらに請求項2に記載の発明によれ
ば、複数の支持部材を1台のモータで作用位置と退避位
置とに移動配置できる。又、請求項3に記載の発明によ
れば、規制部の固定位置を調整することにより、ボビン
ハンガからの空ボビンの取り外しと、ボビンハンガへの
満ボビンの装着ミスがより減少する。
ば、複数の支持部材を1台のモータで作用位置と退避位
置とに移動配置できる。又、請求項3に記載の発明によ
れば、規制部の固定位置を調整することにより、ボビン
ハンガからの空ボビンの取り外しと、ボビンハンガへの
満ボビンの装着ミスがより減少する。
【図1】 粗紡機と踏台の関係を示す概略側面図。
【図2】 フレームが下降位置に配置された踏台の概略
側面図。
側面図。
【図3】 駆動部を示す一部省略部分平面図。
【図4】 フレームが上昇位置に配置された踏台の概略
側面図。
側面図。
【図5】 位置決め装置を示す踏台の概略部分平面図。
【図6】 位置決め装置を示す踏台の概略部分正面図。
【図7】 踏台の駆動部を示す概略側面図。
【図8】 位置決め装置の駆動部を示す概略側面図。
【図9】 管替作用を説明する概略側面図。
【図10】管替作用を説明する概略側面図。
【図11】管替時の踏台とボビン搬送体の関係を示す模
式図。
式図。
【図12】管替時の踏台とボビン搬送体の関係を示す模
式図。
式図。
【図13】従来装置の概略側面図。
2…粗紡機、5,6…ボビン搬送レールを構成する支持
レール、8…同じく支持フレーム、8a…係合部として
の係合孔、7…巻取昇降手段としての昇降装置、9…ボ
ビンハンガ、10…ボビン搬送体、15…踏台、40…
位置決め装置、41a,41b…駆動手段を構成する回
転軸、43a,43b…同じくプーリ、44…同じくベ
ルト、47…同じくウォーム、48…同じく回動軸、5
0…同じくウォームホイール、M4…同じくモータ、4
2,45…駆動手段の回転伝達手段を構成するプーリ、
46…同じくベルト、51…支持部材としてのガイドロ
ッド、51a…ガイド部、52…規制部としての位置決
め部、52a…位置決め用ナット、52b…ロックナッ
ト、E…空ボビン、F…満ボビン。
レール、8…同じく支持フレーム、8a…係合部として
の係合孔、7…巻取昇降手段としての昇降装置、9…ボ
ビンハンガ、10…ボビン搬送体、15…踏台、40…
位置決め装置、41a,41b…駆動手段を構成する回
転軸、43a,43b…同じくプーリ、44…同じくベ
ルト、47…同じくウォーム、48…同じく回動軸、5
0…同じくウォームホイール、M4…同じくモータ、4
2,45…駆動手段の回転伝達手段を構成するプーリ、
46…同じくベルト、51…支持部材としてのガイドロ
ッド、51a…ガイド部、52…規制部としての位置決
め部、52a…位置決め用ナット、52b…ロックナッ
ト、E…空ボビン、F…満ボビン。
Claims (3)
- 【請求項1】 多数のボビンハンガを吊下したボビン搬
送体を支承するとともに、巻取昇降手段により上昇位置
と下降位置とに移動配置されるボビン搬送レールの位置
決め装置であって、 前記ボビン搬送レールの下方において、床面に対してほ
ぼ平行に延びる退避位置と、床面に対してほぼ垂直に延
びる作用位置とに回動可能に配置された支持部材と、 前記支持部材に設けられ、支持部材が作用位置に配置さ
れた状態で前記ボビン搬送レールに設けられた係合部と
係合可能なガイド部と、 前記支持部材に設けられ、前記ガイド部と係合状態にあ
るボビン搬送レールと係合してその下降移動を規制する
規制部と、 前記支持部材を作用位置と退避位置とに回動させる駆動
手段とを備えたボビン搬送レールの位置決め装置。 - 【請求項2】 前記支持部材は柱状に形成されるととも
に所定間隔で複数個設けられ、前記駆動手段は前記支持
部材の基端が一体回転可能に固定されるとともにボビン
搬送レールの長手方向と直交する方向に延びる回動軸
と、該回動軸と一体回転可能に固定されたウォームホイ
ールと、ボビン搬送レールと平行に延設されるとともに
前記ウォームホイールと噛合するウォームが設けられた
回転軸と、該回転軸に回転伝達手段を介して連結された
モータとから構成されている請求項1に記載のボビン搬
送レールの位置決め装置。 - 【請求項3】 前記規制部は固定位置の調整可能に取り
付けられている請求項1又は請求項2に記載のボビン搬
送レールの位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906494A JPH08127922A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ボビン搬送レールの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906494A JPH08127922A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ボビン搬送レールの位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127922A true JPH08127922A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17467159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26906494A Pending JPH08127922A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ボビン搬送レールの位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127922A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330216A (zh) * | 2011-06-19 | 2012-01-25 | 无锡市新康纺机有限公司 | 用于粗纱机上的导轨罩壳结合件 |
KR101269583B1 (ko) * | 2012-11-14 | 2013-06-05 | 고재호 | 섬유원사 권취용 보빈이송장치 |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP26906494A patent/JPH08127922A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330216A (zh) * | 2011-06-19 | 2012-01-25 | 无锡市新康纺机有限公司 | 用于粗纱机上的导轨罩壳结合件 |
KR101269583B1 (ko) * | 2012-11-14 | 2013-06-05 | 고재호 | 섬유원사 권취용 보빈이송장치 |
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