JP2579126B2 - 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置 - Google Patents

合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置

Info

Publication number
JP2579126B2
JP2579126B2 JP19637294A JP19637294A JP2579126B2 JP 2579126 B2 JP2579126 B2 JP 2579126B2 JP 19637294 A JP19637294 A JP 19637294A JP 19637294 A JP19637294 A JP 19637294A JP 2579126 B2 JP2579126 B2 JP 2579126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cake
conveyor
trolley
unloading
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19637294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0859087A (ja
Inventor
孝夫 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA KOGYO KK
Original Assignee
TOWA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOWA KOGYO KK filed Critical TOWA KOGYO KK
Priority to JP19637294A priority Critical patent/JP2579126B2/ja
Publication of JPH0859087A publication Critical patent/JPH0859087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579126B2 publication Critical patent/JP2579126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合撚機上がりのケーキ
のトロリーコンベアへの装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、タイヤコードに使用される繊維
糸条は、合成繊維等のストランドを合撚機で合撚してボ
ビンに巻き取って巻き糸体(以下、ケーキと称する。)
を形成している。合撚機上がりのケーキは、従来、キャ
スタ付きのクリールスタンドに作業者が手作業で装着し
てタイヤコード用織機の設置場所へ運搬していた。
【0003】タイヤコード用のケーキは、その巻き糸量
を増大することが要望され、それに伴って、ケーキの重
量が10〜15kgになっており、合撚機上がりのケー
キを前記クリールスタンドに手作業で装着する従来の方
式では、作業者の労力負担が過大となり、また、キャス
タ付きのクリールスタンドを合撚機の位置からタイヤコ
ード用織機の設置場所まで運搬するにも大きな労力が必
要となり、これらの省力化が要望されている。
【0004】これらのケーキを搬送する手段として、例
えば、トロリーコンベアを採用することが考えられる
が、合撚機上がりのケーキをトロリーコンベアに装着す
る従来の装置は、各機台毎に固定式の移載装置を設置し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種合撚機は、通
常、複数台がスピンドル列を平行にして配列されるが、
満管ケーキのドッフィング時点は、各機台毎に異なるの
が普通であり、従来のように、各機台毎に固定式の移載
装置を設置する構成では、省力化は達成できても、その
ための設備投資が大幅に増加する欠点があった。
【0006】本発明は、これらの欠点に鑑みて提案され
たものであって、その目的とするところは、設備投資が
格安で、しかも、合撚機上がりのケーキをトロリーコン
ベアに装着するに当たって、ケーキの巻き層を汚染せ
ず、巻き崩れを防止でき、構造が小型簡単安価で取り扱
いが容易な装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、合撚機上がりのケーキを、水平でかつ軸
線を搬出方向と平行にして間欠的に搬出するケーキ搬出
コンベアと、ケーキ搬出コンベアの終端上方に搬送方向
を直交して設置され、ケーキのボビンに挿入されてケー
キを略水平に支持して搬送する支持杆を搬送方向に平行
で先端を自由端とし、後端を片持ち支持状態で等間隔に
支持するトロリーコンベアと、本体フレームにケーキ搬
出コンベアの終端位置とトロリーコンベアへのケーキ受
け渡し位置との間を昇降可能に設置された昇降台と、昇
降台上に、昇降台の昇降途中で90°旋回可能に設置さ
れた旋回台と、旋回台上に水平に設置され、ケーキ搬出
コンベアからのケーキの受け取り時、ケーキ搬出コンベ
アと同時に同方向へ駆動されてケーキを受け取り、受け
取り後、一旦停止し、トロリーコンベアへのケーキ受け
渡し時、トロリーコンベアと同方向へ駆動可能とした移
載コンベアと、移載コンベアがケーキ受け取り位置へ戻
ったとき、ケーキ搬出コンベア及び移載コンベアを駆動
し、ケーキ搬出コンベアから移載コンベアがケーキを受
け取ると、ケーキ搬出コンベアには次のケーキの搬出準
備を行わせて待機させ、移載コンベアは停止させ、続い
て昇降台を上昇させ、その途中で旋回台を90°旋回さ
せて移載コンベア上のケーキの軸線方向をトロリーコン
ベアの搬送方向と一致させ、次に、トロリーコンベアの
支持杆が空であることを確認して昇降台をさらに上昇さ
せ、この状態で移載コンベアをトロリーコンベアと同方
向へ駆動して支持杆により、移載コンベア上のケーキを
該支持杆で受け取らせ、この後、昇降台を下降させ、途
中で90°旋回戻し動作させ、さらに下降させて移載コ
ンベアをケーキ受け取り位置に戻し、以後、この動作を
反復するよう制御する制御手段とからなり、前記本体フ
レームを介して各合撚機のケーキ搬出コンベアの終端位
置へ位置決め移動可能とした合撚機上がりのケーキのト
ロリーコンベアへの装着装置を提供するものである。
【0008】また、本発明は、上記旋回台の90°旋回
する方向が左と右とで選択可能としたものである。
【0009】
【作用】合撚機で製造されたケーキは、ケーキ搬出コン
ベア上にドッフィングされ、移載コンベアに向けて順次
搬送される。移載コンベアに搬送されてきたケーキは、
昇降台でトロリーコンベアに向けて上昇せしめられ、途
中で旋回台が移載コンベアと一緒に90°旋回せしめら
れて軸線方向をトロリーコンベアの搬送方向と一致せし
められる。そして、トロリーコンベアの支持杆が空であ
ることを確認した上で昇降台がさらに上昇し、トロリー
コンベアの受け取り位置へケーキを上昇させる。この状
態で、移載コンベアをトロリーコンベアの搬送方向へ駆
動させ、走行してくる支持杆をケーキのボビン中心孔内
に進入させ、該支持杆とケーキとを同一方向に移動させ
てケーキ受け渡し時の衝撃を緩和させ、支持杆によるケ
ーキの持ち去り時、ケーキが移載コンベア上で擦れて汚
れが付着したり、巻き崩れが発生することを防止させて
いる。そして、ケーキをトロリーコンベアの支持杆に受
け渡すと、昇降台が下降し、移載コンベアが停止され、
下降途中で旋回台と共に移載コンベアが90°旋回して
戻り、ケーキ受け取り位置へ復帰する。これにより、ケ
ーキ搬出コンベア及び移載コンベアが駆動され、ケーキ
が移載コンベア上に移載されると、ケーキ搬出コンベア
は次のケーキの搬出準備を行って待機し、移載コンベア
は停止され、昇降台が上昇せしめられ、以後、上記した
動作を反復する。
【0010】合撚機は、通常、スピンドル列を前後2列
で設置し、その中間にケーキ搬出コンベアを設置してお
り、満管となったケーキのドッフィングは、前列と後列
とで異なった時点で一斉にドッフィングされ、ケーキの
尻糸(合撚機で巻き上げられた糸の終端)は、前列と後
列とで逆(例えば、前列が時計方向の巻き方になってい
るとすると、後列は反時計方向の巻き方になってい
る。)となっているもので、このケーキの尻糸の向きが
前列と後列とで逆のままでは、トロリーコンベアの支持
杆で支持搬送させてタイヤコード用織機のクリールに装
着する場合、糸の引き出し方向が前列のものと後列のも
のとで逆になり、糸の引き出し不良や糸切れ等が発生す
る不具合がある。そこで、本発明は、昇降台上で旋回台
と共に移載コンベアを90°旋回させる際、前列のもの
と、後列のものとで旋回方向を左右いずれか選択できる
ようにし、これによって、トロリーコンベアの支持杆で
搬送するときのケーキの尻糸の向きを同一方向に揃え得
るようになしたものである。
【0011】また、合撚機は、通常、複数台がスピンド
ル列を平行にして配列されるが、満管ケーキのドッフィ
ング時点は、各機台毎に異なるのが普通であるため、本
発明の装置を各機台に位置決め移動可能とし、これによ
って、1台の装置によって各機台に共用するようにした
ものである。
【0012】
【実施例】図1は本発明の装置の要部外観斜視図であっ
て、図1において、(1)はケーキ、(2)はケーキ搬
出コンベア、(3)はトロリーコンベア、(4)は支持
杆、(5)は本体フレーム、(6)は昇降台、(7)は
旋回台、(8)は移載コンベア、(9)は制御手段、
(10)はキャスタ、(11)は位置決めガイドを示し
ている。
【0013】ケーキ(1)は、合撚機によって、例え
ば、2本の合成繊維ストランドを合撚してボビンに巻取
り、所定の巻き量となると、ケーキ搬出コンベア(2)
へ取り出される。合撚機は、機台の前後にスピンドル列
を備え、その中間にケーキ搬出コンベア(2)が設置さ
れ、各スピンドルに対応して、上下に合成繊維ストラン
ドの巻き糸体が装備され、この巻き糸体から夫々糸が引
き出され、途中で撚りが掛けられてボビンに巻き取ら
れ、ケーキ(1)となる。ケーキ(1)のドッフィング
時点は、1台の機台で前列と後列とは若干異なるが、そ
れぞれの列毎に機台の一端(奥側)から順に一斉に行わ
れてケーキ搬出コンベア(2)へ取り出される。
【0014】ケーキ搬出コンベア(2)は、無端ベルト
(2a)とこれを案内支持する略V型断面の樋状ガイド
(2b)とからなり、ケーキ(1)を、その軸線を搬送
方向と平行かつ水平に支持して搬送する際、ケーキ
(1)が転がり落ちないようにしている。ケーキ搬出コ
ンベア(2)の駆動停止制御は、昇降台(6)が復帰し
てきた時、駆動され、次のケーキ(1)が端末にくると
停止待機せしめられる。
【0015】トロリーコンベア(3)は、合撚機の設置
場所と、タイヤコード用織機の設置場所との間を巡回し
得るように設置されるもので、吊り金具等により支持さ
れた無端状のレール(3a)と、このレール(3a)内
に走行駆動可能に収容された無端状のチェーン(図示省
略)と、このチェーンに支持金具(3b)を介して支持
された支持杆(4)とからなる。このトロリーコンベア
(3)は、ケーキ搬出コンベア(2)の終端上方に搬送
方向を直交して設置され、ケーキ(1)のボビン(1
a)に挿入されてケーキ(1)を略水平に支持して搬送
する支持杆(4)を搬送方向に平行で先端を自由端と
し、後端を片持ち支持状態で等間隔に支持する構成であ
る。
【0016】昇降台(6)は、本体フレーム(5)を介
してケーキ搬出コンベア(2)の終端位置とトロリーコ
ンベア(3)へのケーキ受け渡し位置との間を昇降可能
に設置されている。即ち、本体フレーム(5)に昇降台
(6)が昇降機構(6a)を介して昇降可能に設置され
ており、この昇降機構(6a)は、モータ(図示省略)
で正逆回転駆動されるベルトを例示しており、このベル
トに昇降台(6)の一部が連結してある。
【0017】上記昇降台(6)上には、旋回台(7)が
旋回機構(7a)を介して旋回可能に設置されている。
即ち、旋回台(7)は、昇降台(6)の中央部に旋回可
能に支持され、昇降台(6)の昇降途中で旋回機構(7
a)により90°旋回可能とされる。旋回機構(7a)
は、例えば、ラック・ピニオン機構とし、該ラックをエ
アシリンダで駆動させる方式、或いは、旋回用モータを
駆動源とし、ピニオンと旋回ギアとの噛合方式等適宜の
構成が採用でき、右旋回と左旋回とを選択可能に構成す
るものである。
【0018】上記旋回台(7)上に移載コンベア(8)
を水平に設置し、この移載コンベア(8)を旋回台
(7)と共に旋回させるものである。この移載コンベア
(8)は、昇降台(6)の下降端において、ケーキ搬出
コンベア(2)と同一搬送面となるように構成され、ケ
ーキ搬出コンベア(2)からのケーキ(1)の受け取り
時、ケーキ搬出コンベア(2)と同時に同方向へ駆動さ
れてケーキ(1)を受け取り、受け取り後、一旦停止
し、トロリーコンベア(3)へのケーキ(1)の受け渡
し時、トロリーコンベア(3)と同方向へ駆動可能とさ
れるものである。この移載コンベア(8)の支持フレー
ム(8a)は、旋回台(7)に固定設置され、モータ
(8b)により駆動される。移載コンベア(8)の両側
には、ケーキ(1)の脱落防止ガイド(8c)が設置さ
れている。また、移載コンベア(8)の終端には、第1
のセンサ(12)が設置され、このセンサ(12)は、
透過型光電センサが使用され、ケーキ搬出コンベア
(2)から移載コンベア(8)へケーキ(1)が1個移
載され終わると、このケーキ(1)の前端で光線が遮断
され、これを検出して制御手段(9)に信号を送り、移
載コンベア(8)を停止させるためのものである。
【0019】制御手段(9)は、本体フレーム(5)内
に収容され、昇降台(6)及び旋回台(7)と共に移載
コンベア(8)がケーキ搬出コンベア(2)からのケー
キ(1)の受け取り位置へ戻ったとき、ケーキ搬出コン
ベア(2)及び移載コンベア(8)を駆動し、ケーキ搬
出コンベア(2)から移載コンベア(8)がケーキ
(1)を受け取ると、ケーキ搬出コンベア(2)には次
のケーキ(1)の搬出準備を行わせて待機させ、移載コ
ンベア(8)は停止させ、続いて昇降台(6)を上昇さ
せ、その途中で旋回台(7)を90°旋回させて移載コ
ンベア(8)上のケーキ(1)の軸線方向をトロリーコ
ンベア(3)の搬送方向と一致させ、次に、トロリーコ
ンベア(3)の支持杆(4)の到来及び該支持杆(4)
が空であることを第2及び第3のセンサ(13)(1
4)で確認して昇降台(6)をさらに上昇させ、この状
態で移載コンベア(8)をトロリーコンベア(3)と同
方向へ駆動して支持杆(4)により、移載コンベア
(8)上のケーキ(1)を該支持杆(4)で受け取ら
せ、この後、昇降台(6)を下降させ、途中で旋回台
(7)を90°旋回戻し動作させ、さらに昇降台(6)
を下降させて移載コンベア(8)をケーキ搬出コンベア
(2)からのケーキ(1)の受け取り位置に戻し、以
後、この動作を反復するよう制御するものである。
【0020】上記第2及び第3のセンサ(13)(1
4)は、本体フレーム(5)の一部に取付けブラケット
(15)を介して取り付けられる。第2のセンサ(1
3)は、トロリーコンベア(3)で走行してくる支持杆
(4)の到来を検出する透過型光電センサが使用され、
支持杆(4)が到来して光線が遮断されたとき、制御手
段(9)に信号を送るものである。また、第3のセンサ
(14)は、到来した支持杆(4)にケーキ(1)が支
持されているか否かを検出する反射型の光電センサであ
って、支持杆(4)を支持する支持金具(3b)の一部
に反射体(14a)が取付けてあり、支持杆(4)にケ
ーキ(1)が支持されているときには、光線が反射され
てこないため、制御手段(9)にOFF信号が送られ、
ケーキ(1)が支持されておらず空のときには、光線が
反射体(14a)から反射されてきて制御手段(9)に
ON信号を送るものである。
【0021】上記第2及び第3のセンサ(13)(1
4)の信号は、制御手段(9)に送られて昇降台(6)
をさらに上昇させるか否かを決定させるものである。即
ち、昇降台(6)の昇降機構(6a)は、2段に昇降動
作を行うようにしてあり、1段目の上昇位置で一旦停止
し、この位置で90°旋回する。そして、トロリーコン
ベア(3)により支持杆(4)が到来し、かつ、当該支
持杆(4)にケーキ(1)が支持されていないことを上
記第2及び第3のセンサ(13)(14)の信号で確認
した上で制御手段(9)により2段目の上昇指令が出て
昇降台(6)を上昇させるものである。昇降台(6)の
2段目の上昇端位置は、移載コンベア(8)で支持して
いるケーキ(1)のボビン(1a)の高さがトロリーコ
ンベア(3)の支持杆(4)の走行路に一致させてあ
る。
【0022】本体フレーム(5)は、下部にキャスタ
(10)を取付けてあり、各合撚機の機台端部に移動さ
せて、それぞれのケーキ搬出コンベア(2)の終端に位
置決めできるようにするために、位置決めガイド(1
1)が設置してある。
【0023】本発明の実施例は、以上の構成からなり、
次に動作を説明する。合撚機で製造されたケーキ(1)
は、ケーキ搬出コンベア(2)上にドッフィングされ、
移載コンベア(8)に向けて順次搬送される。移載コン
ベア(8)に搬送されてきたケーキ(1)は、昇降台
(6)でトロリーコンベア(3)に向けて上昇せしめら
れ、途中で旋回台(7)が移載コンベア(8)と一緒に
90°旋回せしめられて軸線方向をトロリーコンベア
(3)の搬送方向と一致せしめられる。そして、トロリ
ーコンベア(3)の支持杆(4)が空であることを確認
した上で昇降台(6)がさらに上昇し、トロリーコンベ
ア(3)の受け取り位置へケーキ(1)を上昇させる。
この状態で、移載コンベア(8)をトロリーコンベア
(3)の搬送方向へ駆動させ、走行してくる支持杆
(4)をケーキ(1)のボビン(1a)の中心孔内に進
入させ、該支持杆(4)とケーキ(1)とを同一方向に
移動させてケーキ(1)の受け渡し時の衝撃を緩和さ
せ、支持杆(4)によるケーキ(1)の持ち去り時、ケ
ーキ(1)が移載コンベア(8)上で擦れて汚れが付着
したり、巻き崩れが発生することを防止させている。そ
して、ケーキ(1)をトロリーコンベア(3)の支持杆
(4)に受け渡すと、昇降台(6)が下降し、移載コン
ベア(8)が停止され、下降途中で旋回台(6)と共に
移載コンベア(8)が90°旋回して戻り、ケーキ
(1)の受け取り位置へ復帰する。これにより、ケーキ
搬出コンベア(2)及び移載コンベア(8)が駆動さ
れ、ケーキ(1)が移載コンベア(8)上に移載される
と、ケーキ搬出コンベア(2)は次のケーキ(1)の搬
出準備を行って待機し、移載コンベア(8)は停止さ
れ、昇降台(6)が上昇せしめられ、以後、上記した動
作を反復する。
【0024】合撚機は、通常、スピンドル列を前後2列
で設置し、その中間にケーキ搬出コンベア(2)を設置
しており、満管となったケーキ(1)のドッフィング
は、前列と後列とで異なった時点で一斉にドッフィング
され、ケーキ(1)の尻糸(合撚機で巻き上げられた糸
の終端)は、前列と後列とで逆(例えば、前列が時計方
向の巻き方になっているとすると、後列は反時計方向の
巻き方になっている。)となっているもので、このケー
キ(1)の尻糸の向きが前列と後列とで逆のままでは、
トロリーコンベア(3)の支持杆(4)で支持搬送させ
てタイヤコード用織機のクリールに装着する場合、糸の
引き出し方向が前列のものと後列のものとで逆になり、
糸の引き出し不良や糸切れ等が発生する不具合がある。
そこで、本発明は、昇降台(6)上で旋回台(7)と共
に移載コンベア(8)を90°旋回させる際、前列のも
のと、後列のものとで旋回方向を左右いずれか選択でき
るようにし、これによって、トロリーコンベア(3)の
支持杆(4)で搬送するときのケーキ(1)の尻糸の向
きを同一方向に揃え得るようになしたものである。
【0025】また、合撚機は、通常、複数台がスピンド
ル列を平行にして配列されるが、満管ケーキのドッフィ
ング時点は、各機台毎に異なるのが普通であるため、本
発明の装置を各機台に位置決め移動可能とし、これによ
って、1台の装置によって各機台に共用するようにして
いる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、本体フレームを介して
各合撚機のケーキ搬出コンベアの終端位置へ位置決め移
動可能としてあることによって、1台の装置によって各
機台に共用することができ、大幅なコストダウンが図れ
る。そして、各合撚機で製造されたケーキを順次自動的
にトロリーコンベアの支持杆に装着させることができ、
しかも、移載コンベアをトロリーコンベアの搬送方向へ
駆動させ、走行してくる支持杆をケーキのボビン中心孔
内に進入させ、該支持杆とケーキとを同一方向に移動さ
せてケーキ受け渡し時の衝撃を緩和させ、支持杆による
ケーキの持ち去り時、ケーキが移載コンベア上で擦れて
汚れが付着したり、巻き崩れが発生することを防止させ
ることができる。
【0027】また、本発明は、昇降台上で旋回台と共に
移載コンベアを90°旋回させる際、旋回方向を左右い
ずれか選択できるようにし、これによって、トロリーコ
ンベアの支持杆で搬送するときのケーキの尻糸の向きを
同一方向に揃え得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例を示す要部外観斜視図。
【符号の説明】
1 ケーキ 2 ケーキ搬出コンベア 3 トロリーコンベア 4 支持杆 5 本体フレーム 6 昇降台 7 旋回台 8 移載コンベア 9 制御手段 10 キャスタ 11 位置決めガイド 12 第1のセンサ 13 第2のセンサ 14 第3のセンサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合撚機上がりのケーキを、水平でかつ軸
    線を搬出方向と平行にして間欠的に搬出するケーキ搬出
    コンベアと、 ケーキ搬出コンベアの終端上方に搬送方向を直交して設
    置され、ケーキのボビンに挿入されてケーキを略水平に
    支持して搬送する支持杆を搬送方向に平行で先端を自由
    端とし、後端を片持ち支持状態で等間隔に支持するトロ
    リーコンベアと、 本体フレームにケーキ搬出コンベアの終端位置とトロリ
    ーコンベアへのケーキ受け渡し位置との間を昇降可能に
    設置された昇降台と、 昇降台上に、昇降台の昇降途中で90°旋回可能に設置
    された旋回台と、 旋回台上に水平に設置され、ケーキ搬出コンベアからの
    ケーキの受け取り時、ケーキ搬出コンベアと同時に同方
    向へ駆動されてケーキを受け取り、受け取り後、一旦停
    止し、トロリーコンベアへのケーキ受け渡し時、トロリ
    ーコンベアと同方向へ駆動可能とした移載コンベアと、 移載コンベアがケーキ受け取り位置へ戻ったとき、ケー
    キ搬出コンベア及び移載コンベアを駆動し、ケーキ搬出
    コンベアから移載コンベアがケーキを受け取ると、ケー
    キ搬出コンベアには次のケーキの搬出準備を行わせて待
    機させ、移載コンベアは停止させ、続いて昇降台を上昇
    させ、その途中で旋回台を90°旋回させて移載コンベ
    ア上のケーキの軸線方向をトロリーコンベアの搬送方向
    と一致させ、次に、トロリーコンベアの支持杆が空であ
    ることを確認して昇降台をさらに上昇させ、この状態で
    移載コンベアをトロリーコンベアと同方向へ駆動して支
    持杆により、移載コンベア上のケーキを該支持杆で受け
    取らせ、この後、昇降台を下降させ、途中で90°旋回
    戻し動作させ、さらに下降させて移載コンベアをケーキ
    受け取り位置に戻し、以後、この動作を反復するよう制
    御する制御手段とからなり、 前記本体フレームをキャスタを介して各合撚機のケーキ
    搬出コンベアの終端位置へ位置決め移動可能としてある
    ことを特徴とする合撚機上がりのケーキのトロリーコン
    ベアへの装着装置。
  2. 【請求項2】 旋回台の90°旋回する方向が左と右と
    で選択可能としてあることを特徴とする請求項1に記載
    の合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装
    置。
JP19637294A 1994-08-22 1994-08-22 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置 Expired - Lifetime JP2579126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19637294A JP2579126B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19637294A JP2579126B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0859087A JPH0859087A (ja) 1996-03-05
JP2579126B2 true JP2579126B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=16356774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19637294A Expired - Lifetime JP2579126B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579126B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4978563B2 (ja) * 2008-05-27 2012-07-18 株式会社ダイフク 搬送設備
CN112278693B (zh) * 2020-08-26 2022-06-03 江苏卓高新材料科技有限公司 一种基于软件的平衡方法、系统、装置、存储器、处理器和设备
CN112193752A (zh) * 2020-10-22 2021-01-08 无锡宏源机电科技股份有限公司 一种丝饼自动输送小车及其控制方法
CN113636417B (zh) * 2021-08-25 2023-05-09 广州旺特机电设备有限公司 一种智能化络纱移载agv小车
CN118288267A (zh) * 2024-05-30 2024-07-05 杭州天启机械有限公司 能够自动切断纱团连线的履带式卸纱机械手及其卸纱工艺
CN118343557A (zh) * 2024-05-30 2024-07-16 杭州天启机械有限公司 带纱团连线切断机构的托盘式卸纱机械手及其卸纱工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0859087A (ja) 1996-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4763773A (en) Doffed package transporting apparatus
JP2552260B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
KR100227478B1 (ko) 방사권취기의 도핑방법 및 도핑장치
US5169271A (en) Method and apparatus for carrying packages
JP2579126B2 (ja) 合撚機上がりのケーキのトロリーコンベアへの装着装置
JPS6212588A (ja) コツプ搬送装置
EP0276569B1 (en) A method and apparatus for transporting articles
JPH04352824A (ja) 粗紡機における玉揚装置
JPH05201534A (ja) 搬送装置
JPH028154A (ja) 互いに異なる種類のあや巻きボビンを準備するための方法及び装置
US5127788A (en) System for transporting bobbins between spinning machines
JPH02144376A (ja) 綾巻ボビン対を組合わせる方法及び装置
JPH07189055A (ja) 紡機におけるスライバ供給方法
JP2552259B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送装置
JPH08134726A (ja) ボビン搬送体の支持レールの昇降装置
JPS63176270A (ja) ボビンの搬送装置
IT9048313A1 (it) Dispositivo di alimentazione di filo per roccatrice automatica.
JPH08113834A (ja) 粗紡機における管替方法及び管替装置
JPH05246623A (ja) 天井搬送車
KR20050091456A (ko) 타이어 스트립의 운반 및 적재 자동화장치
JPH0653546B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
JP2511437Y2 (ja) スライバ―ケンスのストッカ―
JPH0713330B2 (ja) 紡機におけるボビン供給、排出装置
JPH08127922A (ja) ボビン搬送レールの位置決め装置
JPH08143229A (ja) 繊維機械におけるパッケージの搬送方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960903