JPH0713330B2 - 紡機におけるボビン供給、排出装置 - Google Patents

紡機におけるボビン供給、排出装置

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JPH0713330B2
JPH0713330B2 JP7735086A JP7735086A JPH0713330B2 JP H0713330 B2 JPH0713330 B2 JP H0713330B2 JP 7735086 A JP7735086 A JP 7735086A JP 7735086 A JP7735086 A JP 7735086A JP H0713330 B2 JPH0713330 B2 JP H0713330B2
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bobbin
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carrier
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明夫 成実
隆征 森田
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株式会社豊田自動織機製作所
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はリング精紡機、リング撚糸機等の紡機におい
て、玉揚げされた満ボビンをワインダ工程に搬送しワイ
ンダ工程で糸が巻返された後の空ボビンを紡機へ供給す
るための紡機におけるボビン供給、排出装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、精紡上がり満ボビンは一旦マガジンボックスに収
納され、その後マガジンボックスより必要本数ずつ取出
されワインダに運搬されていた。そのため満ボビンを一
旦収納保管するマガジンボックスが必要となる上、収納
及び移送を行う間に満ボビン表面が毛羽立ったり、糸層
が崩れたり、あるいは糸端が絡んだり、口出しが困難に
なるという欠点があった。このような問題を解消するた
め、精紡機とワインダを連結し、玉揚げされた満ボビン
を直接ワインダに送って巻返しを行う形式の精紡ワイン
ダが提案され、また実施されている。この種の精紡ワイ
ンダとして1台のワインダと1台の精紡機とを閉ループ
の搬送路で直結したものがある。この場合、該閉ループ
内では満ボビン、空ボビンの搬送を自由に行うことがで
きるが、ワインダの故障あるいは定期点検の際、該ワイ
ンダに直結した精紡機で生産される満ボビンを他のワイ
ンダへ振替えて供給する必要があり、前記閉ループ外の
ワインダとの間でボビンの搬送を行わねばならない。ま
た、前記ワインダで他品種の糸を生産する精紡機上がり
の満ボビンを巻返す場合も、閉ループ内での搬送は不可
能である。これらの場合、精紡機上がりの満ボビンを一
旦ボビンボックスへ収容し搬送することになり、精紡ワ
インダの利点が失われる。
この問題点を解消するため昭和60年3月25日公開の特開
昭60-52475号公報には第12図に示すように、並設された
複数のワインダ101及び精紡機102の側方に閉ループをな
すメイン搬送路103を設けるとともに、各ワインダ101及
び精紡機102とメイン搬送路103とを選別装置104,105及
び搬送路106a,106b,107a,107bを介して連結した装置が
開示されている。この装置においては各精紡機102から
玉揚げされた満ボビンは搬送路107b,メイン搬送路103上
を搬送され、選別装置104,搬送路106aを経てワインダ10
1に供給される。また、ワインダ101で巻返された空ボビ
ンは搬送路106b、メイン搬送路103上を搬送され、選別
装置105、搬送路107aを経て各精紡機102に搬送される。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来装置においては搬送路が床上に設置されるた
め、作業者の通行、自動機等の走行に支障を来たすとい
う不都合がある。また、床面を有効に利用するためメイ
ン搬送路を天井に架設したり、地下に設置することも考
えられるが、この搬送路を地下に設置した場合には、地
下ピットの工事費が高くなり、床強度の確保が困難で保
全がやりにくい等の問題がある。一方、搬送路を天井に
架設した場合には、搬送路103と精紡機102とを連結する
搬送路107a,107b及び選別装置105を各精紡機102毎にそ
れぞれ設けなければならず、通路を広く利用することが
できずまた設備工事費も高くなるという問題がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、上面
にペッグが突設されたトレーを使用して空ボビン及び満
ボビンを搬送し紡機機台の長手方向に沿って延設された
コンベヤの一端と、前記コンベヤとほぼ直交する状態で
天井に配設されワインダ工程に連なる満ボビン搬送コン
ベヤ及び空ボビン搬送コンベヤとを接続し前記紡機側コ
ンベヤと両搬送コンベヤ間でボビンの受渡しを行う搬送
装置を、紡機機台間を移動するキャリヤに前記各コンベ
ヤに対して接離可能に装備した。
(作用) この発明の装置においては、上面にペッグが突設された
トレーを搬送するコンベヤにより空ボビン及び満ボビン
が搬送される。精紡機等の設置個所とワインダ工程とは
天井に架設された満ボビン搬送コンベヤ及び空ボビン搬
送コンベヤにより連結され、該コンベヤと紡機機台に設
置されたコンベヤとを連結する搬送装置を装備したキャ
リヤが紡機機台間を移動し、玉揚げされた満ボビンの排
出及び空ボビンの供給を必要とする紡機機台と対応する
位置で停止する。そして搬送装置が紡機機台のコンベヤ
と搬送コンベヤとを接続する接続位置に配置され、その
状態で紡機機台のコンベヤ及び搬送装置が作動し、まず
空ボビン搬送コンベヤ上の空ボビンが搬送装置を経て紡
機機台のコンベヤ上に供給される。次に紡機機台から玉
揚げされた満ボビンが搬送装置を経て満ボビン搬送コン
ベヤへと排出される。
(実施例) 以下この発明を具体化した一実施例を第1〜10図に従っ
て説明する。第2図に示すように複数台並行に設置され
た精紡機機台1の一側には機台間走行用レール2が精紡
機機台1と直交する状態で敷設されている。精紡機機台
1の左右両側に延設されたレール3(第1,3図にのみ図
示)に沿って移動し、管替え作業を行う管替機4を左右
両側に搭載して管替えを必要とする精紡機機台と対応す
る位置まで運搬するキャリヤ(運搬車)5は2対の車輪
6により前記走行用レール2上を移動するようになって
いる。また、第1,2図に示すように機台間走行用レール
2の上方にはワインダ工程に連なる空ボビン搬送コンベ
ア7と満ボビン搬送コンベヤ8とが精紡機機台1と直交
する状態で上下に平行に架設されている。
前記各精紡機機台1の左右両側下部には前記レール3に
沿ってコンベヤ9が延設されている。コンベヤ9は上面
にペッグ10aが突設されたトレー10を案内するガイドレ
ール11と、前記トレー10を搬送する無端状のベルトコン
ベヤ12とから構成されている。機台間走行用レール2側
に配設された前記ベルトコンベヤ12の一方のプーリ13の
回転軸14にはギヤ15が一体回転可能に嵌着されている。
前記キャリヤ5の前側(第1,2図の左側)にはコンベヤ
9と前記両搬送コンベヤ7,8とを接続し、コンベヤ9と
両搬送コンベヤ7,8間でボビンの受渡しを行う搬送装置1
6が各コンベヤに対して接離可能に装備されている。搬
送装置16を構成するキャリヤ内搬送コンベヤ17は、一端
が前記コンベヤ9に接続され他端が満ボビン搬送コンベ
ヤ8に接続される第1コンベヤ18と、前記第1コンベヤ
18の上部から分岐し一端が前記空ボビン搬送コンベヤ7
と同じ高さまで延出された第2コンベヤ19とから構成さ
れている。キャリヤ内搬送コンベヤ17は第1コンベヤ18
のフレーム20のほぼ中央部に突設されたブラケット21に
おいて、前記キャリヤ5の上端前側に突設された支持ブ
ラケット22に対し支軸23により回動可能に支持され、下
部に突設されたブラケット24がキャリヤ5にほぼ水平に
配設されたシリンダ25のピストンロッド25aに対してピ
ン連結され、シリンダ25の作動によりコンベヤ9及び両
搬送コンベヤ7,8に対する接続位置と離間位置とに回動
配置されるようになっている。
第1コンベヤ18のフレーム20及び第2コンベヤ19のフレ
ーム26はベルト18a,19aを案内するため、第9図に示す
ようにそれぞれ断面逆L字状に形成されるとともにその
上部にトレー10を案内するガイドレール20a,26aが固定
されている。両ベルト18a,19aは垂直に近い状態におい
てもトレー10を確実に移送するため、その外周面にスポ
ンジ状の弾性部材(図示せず)が被覆されている。フレ
ーム20はその下部が屈曲形成されるとともにほぼ水平に
延びる部分の外側に支持ブラケット27,28が固定されて
いる。支持ブラケット27,28間の前記フレーム20の屈曲
部と対応する位置には第4図に示すように支軸29が水平
に固定され、該支軸29には前記フレーム20の内側にガイ
ドプーリ30が支持ブラケット28の内側にガイドスプロケ
ット31がそれぞれベアリングを介して回転自在に支持さ
れている。フレーム20の下部先端と対応する支持ブラケ
ット27,28間には回転軸32がベアリングを介して回転自
在に支承されている。該回転軸32のフレーム20内側位置
には駆動プーリ33が、支持ブラケット28の内側位置には
ギヤ34がそれぞれ回転軸32と一体回転可能に嵌着されて
いる。また、回転軸32のフレーム20の両外側と対応する
位置にはボルト35により固定された2組のギヤ36a,36b,
37a,37bが回転軸32に対して回転自在に支承されてい
る。前記2組のギヤのうち内側に配設されたギヤ37a,37
bは前記精紡機機台1のコンベヤ9のギヤ15と噛合可能
な位置に配設されている。前記回転軸32の後側には駆動
軸38が回転自在に支承され、該駆動軸38には前記ギヤ36
a,36bと噛合するギヤ39a,39b、前記ギヤ34と噛合するギ
ヤ40及びスプロケット41が駆動軸38と一体回転可能に嵌
着されている。
フレーム20の前記ブラケット24より上方位置には支持ブ
ラケット42を介して駆動軸43がフレーム20を貫通する状
態で回転自在に支持されている。駆動軸43にはその一端
に前記スプロケット41及びガイドスプロケット31と対応
する小径のスプロケット44が、他端には大径のスプロケ
ット45がそれぞれ駆動軸43と一体回転可能に嵌着されて
いる。また、駆動軸43にはキャリヤ5内に配設された正
逆回転可能な駆動モータMの駆動軸に対してカップリン
グ46を介して連結された伸縮可能な伝達軸47とカップリ
ング46を介して連結された回転軸48に嵌着された傘歯車
49と噛合する傘歯車50が一体回転可能に嵌着されてい
る。そして、前記スプロケット41,44及びガイドスプロ
ケット31間に巻掛けられたチェーン51を介して駆動モー
タMの回転が前記駆動軸38に伝達されるようになってい
る。また、第2コンベヤ19の下端には配設されるプーリ
52が嵌着固定された回転軸53の一端には、前記大径のス
プロケット45と対応するスプロケット54が嵌着固定さ
れ、両スプロケット45,54間に巻掛けられたチェーン55
を介して前記駆動モータMの回転が回転軸53に伝達され
るようになっている。
前記第1コンベヤ18及び第2コンベヤ19のフレーム20,2
6の上部にはそれぞれ支持ブラケット56,57が前方に突設
されている。第6,7図に示すように支持ブラケット56の
上端に回転軸58がベアリング59を介して回転自在に支持
され、該回転軸58にはプーリ60がベアリング61を介して
回転自在に支持されている。また、支持ブラケット56に
はベルト18aを案内する一対のガイドプーリ62が回転自
在に配設されるとともに両ガイドプーリ62間にはテンシ
ョンプーリ63が回転自在かつ前後方向(第6図の左右方
向)の位置調節可能に配設されている。
前記回転軸58の両端には第1コンベヤ18と満ボビン搬送
コンベヤ8とを連結する連結部材64,65がそれぞれ一体
回転可能に嵌着されている。また、回転軸58の一端には
スプロケット66が一体回転可能に嵌着され、該スプロケ
ット66と支持ブラケット56に取付ブラケット67を介して
取付けられたモータ68の駆動軸68aに嵌着されたスプロ
ケット69との間にはチェーン70が巻掛けられ、モータ68
の正逆回転により回転軸58とともに連結部材64,65が第
1,6図に鎖線で示す退避位置と実線で示す連結位置とに
回動配置されるようになっている。両連結部材64,65は
トレー10を案内するためのガイド部64a,65aを備え、一
方の連結部材64は第1,6図に実線で示すように連結位置
に回動配置される際満ボビン搬送コンベヤ8の中央より
奥まで突出する状態に延出形成され、他方の連結部材65
は第7図に鎖線で示すように先端内側が斜状に切欠形成
されるとともに連結位置に配置された際その先端が満ボ
ビン搬送コンベヤ8のガイドレール8aの内端と一直線状
になるように形成されている。
第2コンベヤ19上部に設けられた前記支持ブラケット57
にも前記第1コンベヤ18と同様な構成でプーリ71、ガイ
ドプーリ72及びテンションプーリ73が配設されるととも
に、連結部材74がモータ75により回動されるようになっ
ている。
空ボビン搬送コンベヤ7及び満ボビン搬送コンベヤ8は
精紡機1のコンベヤ9と対応する位置においてガイドレ
ール7a,8aの搬送装置16と対応する側が切欠かれて側方
に開放されている。切欠部と対応する位置には断面逆L
字状の規制部材76が上下に摺動可能に取付けられ、ガイ
ドレール7a,8aに固定された板ばね77にその下端が当接
した状態で常には第6図に鎖線で示す位置に配置されト
レー10が切欠部から外側へ移動するのを防止している。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。精
紡機機台1が管替え作業を必要とする状態となると、キ
ャリヤ5が機台間走行用レール2に沿って移動し、まず
第10図(a)に示すように精紡機機台1のR側のコンベ
ヤ9と搬送装置16とが対応する位置で停止する。この状
態でシリンダ25が作動されて搬送装置16が支軸23を中心
に回動され、第1コンベヤ18の下端がコンベヤ9と第1
コンベヤ18及び第2コンベヤ19の上端が搬送コンベヤ7,
8の切欠部と対応する接続位置に回動配置される。これ
によりコンベヤ9のギヤ15と第1コンベヤ18の下端に配
設されたギヤ37bとが噛合される。次に第2コンベヤ19
に装備されたモータ75が駆動され、連結部材74が空ボビ
ン搬送コンベヤ7との連結位置に回動配置される。これ
により空ボビン搬送コンベヤ7により搬送されてきた空
ボビンEを有するトレー10は連結部材74によりその移動
方向が変換され第2コンベヤ19へと案内される。前記連
結部材74が連結位置に回動配置されると同時に駆動モー
タMが逆転駆動され、伝達軸47、回転軸48、傘歯車49,5
0を介して駆動軸43が駆動されスプロケット45、チェー
ン55、スプロケット54を介して回転軸53が回転駆動さ
れ、第2コンベヤ19のベルト19aがトレー10を下方へ搬
送する方向へ駆動される。また、スプロケット44、チェ
ーン51、スプロケット41を介して駆動軸38が駆動され、
該駆動軸38と一体に回転するギヤ40と噛合するギヤ34を
介して回転軸32が回転しそれと一体的に駆動プーリ33が
回転され、第1コンベヤ18のベルト18aがトレー10を下
方へ搬送する方向へ駆動される。また、駆動軸38の回転
は駆動軸38と一体に回転するギヤ39bと、該ギヤ39bと噛
合するギヤ36bと一体回転するギヤ37bと、該ギヤ37と噛
合するギヤ15とを介してコンベヤ9の回転軸14に伝達さ
れ、回転軸14とともに一体的にプーリ13が回転されベル
トコンベヤ12がトレー10を機台奥側へ搬送する方向に回
転される。この状態で空ボビン搬送コンベヤ7から順次
空ボビンEを装備したトレー10が第2コンベヤ19、第1
コンベヤ18を経て精紡機機台1のコンベヤ9へと搬送さ
れる。第2コンベヤ19の上部には空ボビン搬送コンベヤ
7から第2コンベヤ19に送り込まれる空ボビンEの数を
検知するセンサ(図示せず)が配設され、該センサの検
知信号に基づいてカウントされた空ボビンEの数が所定
の本数に達した時点でモータ75が逆転駆動され連結部材
74が退避位置へと回動される。これにより空ボビン搬送
コンベヤ7から第2コンベヤ19への空ボビンEの搬入は
停止される。そして、空ボビン搬送コンベヤ7から搬入
された空ボビンEを備えたトレー10が全て精紡機機台1
のコンベヤ9により所定位置に搬送された後駆動モータ
Mが停止する。次いでシリンダ25が作動され、ピストン
ロッド25aが引込まれて搬送装置16が退避位置へと回動
配置される。次にキャリヤ5が第10図(b)に示すよう
に精紡機機台1のL間側のコンベヤ9と対応する位置に
移動し、前記と同様にして空ボビン搬送コンベヤ7から
所定本数の空ボビンEをコンベヤ9へと搬入する。次に
第10図(c)に示すようにキャリヤ5は両側に装備した
管替機4が機台1のR側及びL側と対応する位置に停止
する。この状態で左右両側の管替機4が精紡機機台1に
向かって移動を開始し、コンベヤ9上に供給された空ボ
ビンと満管になった満ボビンとの交換作業を順次行う。
管替え作業完了後両管替機4が元の位置まで戻った後、
キャリヤ5は第10図(d)に示すように再び精紡機機台
1のR側のコンベヤ9と対応する位置に移動する。この
状態でシリンダ25が作動して前記と同様に搬送装置16が
コンベヤ9及び両搬送コンベヤ7,8との接続位置へ回動
配置される。次に第1コンベヤ18のモータ68が駆動さ
れ、連結部材64,65が第1,6図に実線で示す満ボビン搬送
コンベヤ8との連結位置に回動配置される。また、第1
コンベヤ18と第2コンベヤ19との分岐部に配設された切
替レバー78が第8図に実線で示す満ボビン通過位置へと
回動配置される。次に駆動モータMが正転駆動され、駆
動軸38が空ボビン搬入時とは逆方向に回転駆動される。
そしてギヤ40,34を介して回転される回転軸32とともに
駆動プーリ33が前記とは逆方向に回転され、第1コンベ
ヤ18のベルト18aがトレー10を上方へ搬送する方向へ駆
動される。また、コンベヤ9のプーリ13も前記とは逆方
向へ回転されベルトコンベヤ12がトレー10を搬送装置16
側へ搬送する方向へ駆動される。これによりベルトコン
ベヤ12上に載置された満ボビンFを備えたトレー10が順
次第1コンベヤ18のベルト18a上に移送され、第1コン
ベヤ18により満ボビン搬送コンベヤ8へと搬送される。
第1コンベヤ18の上部にも前記第2コンベヤ19と同様満
ボビンFを装備したトレー10の通過を検知する検知装置
が配設され、該検知装置が所定本数のボビンの通過を検
知した後、駆動モータMの駆動が停止されるとともにモ
ータ68が駆動され、連結部材64,65が退避位置へと回動
配置される。
一般にトレー10はベルトコンベヤ12上にほぼ近接した状
態で配置されているため、ベルトコンベヤ12と第1コン
ベヤ18のベルト18aとが同一速度で駆動された場合に
は、第1コンベヤ18の下部湾曲部においてトレー10に嵌
挿された満ボビンF同士が干渉して搬送に支障をきたす
が、この装置においては第1コンベヤ18のベルト18aが
ベルトコンベヤ12より二倍以上も速く駆動されるため湾
曲部にかける満ボビンFの干渉はなくなり円滑に満ボビ
ンの搬送が行われる。
次にシリンダ25が作動されて搬送装置16が退避位置に回
動配置された後、キャリヤ5が第10図(e)に示すよう
に精紡機機台1のL側のコンベヤ9と対応する位置に移
動し、前記と同様にベルトコンベヤ12上の満ボビンFを
満ボビン搬送コンベヤ8上へと搬送する。
以下管替えを必要とする精紡機機台と対応する位置へキ
ャリヤ5が移動し前記と同様な作業を行う。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、第11図に示すように搬送装置16と管替機4
をそれぞれ別のキゃリヤ5,79に搭載し、管替機4を搭載
するキャリヤ79が移動する側と反対側に設置された走行
レール上を搬送装置16を搭載したキャリヤ5が移動する
ようにしてもよい。この場合には精紡機機台が多数台設
置された工場においては管替機及び搬送装置16の稼動効
率が高くなる。また、ベルト18a,19aの外周面に弾性部
材を被覆する代りに、各トレー10の底面に同様の弾性部
材を貼着したり、キャリヤに空ボビン搬送コンベヤ7と
満ボビン搬送コンベヤ8を独立して設けてもよい。さら
には、ベルトコンベヤ12をキャリヤ5側の駆動モータM
で駆動する代りに、紡機機台毎に駆動装置を設けてもよ
い。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば精紡機、撚糸等
の紡機とワインダ工程間の空ボビン及び満ボビンの搬送
を行う搬送コンベヤが天井に配設され、しかも各紡機機
台と天井に配設されたコンベヤとを連結する連結コンベ
ヤを紡機機台個々に設置する必要がないので、設置費を
低減できるとともに紡機間の通路を広く利用できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図はこの発明を具体化した一実施例を示すもの
であって第1図は概略側面図、第2図は概略平面図、第
3図は第1図のX矢視図、第4図は第1図のA−A線拡
大断面図、第5図は第1図のB−B線拡大断面図、第6
図は満ボビン搬送コンベヤとの接続部を示す側面図、第
7図は第1図のC−C線拡大断面図、第8図は第1コン
ベヤと第2コンベヤの分岐部を示す正面図、第9図は第
8図のD−D線断面図、第10図(a)〜(e)は作用を
説明する概略平面図、第11図は変更例を示す概略平面
図、第12図は従来装置を示す平面図である。 精紡機機台1、キャリヤ5、空ボビン搬送コンベヤ7、
満ボビン搬送コンベヤ8、コンベヤ9、トレー10、搬送
装置16、キャリヤ内搬送コンベヤ17、第1コンベヤ18、
第2コンベヤ19、シリンダ25、空ボビンE、満ボビン
F。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にペッグが突設されたトレーを使用し
    て空ボビン及び満ボビンを搬送し紡機機台の長手方向に
    沿って延設されたコンベヤの一端と、前記コンベとほぼ
    直交する状態で天井に配設されワインダ工程に連なる満
    ボビン搬送コンベヤ及び空ボビン搬送コンベヤとを接続
    し前記紡機側コンベヤと両搬送コンベヤ間でボビンの受
    渡しを行う搬送装置を、紡機機台間に移動するキャリヤ
    に前記各コンベヤに対して接離可能に装備した紡機にお
    けるボビン供給、排出装置。
  2. 【請求項2】前記搬送装置は上部において、満ボビン搬
    送コンベヤに接続される部分と空ボビン搬送コンベヤに
    接続される部分とに分岐されている特許請求の範囲第1
    項に記載の紡機におけるボビン供給、排出装置。
  3. 【請求項3】前記キャリヤは管替機のキャリヤをも兼ね
    ている特許請求の範囲第1項に記載の紡機におけるボビ
    ン供給、排出装置。
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