JPH0441189Y2 - - Google Patents

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JPH0441189Y2
JPH0441189Y2 JP5013486U JP5013486U JPH0441189Y2 JP H0441189 Y2 JPH0441189 Y2 JP H0441189Y2 JP 5013486 U JP5013486 U JP 5013486U JP 5013486 U JP5013486 U JP 5013486U JP H0441189 Y2 JPH0441189 Y2 JP H0441189Y2
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conveyor
carrier
spinning machine
frame
spinning
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はリング精紡機、リング撚糸機等の紡
機において、玉揚げされた満ボビンをワインダ工
程に搬送しワインダ工程で糸が巻返された後の空
ボビンを紡機へ供給するための紡機におけるボビ
ン供給、排出装置に関するものである。
(従来の技術) 精紡機とワインダをボビン搬送路で直結したい
わゆる精紡ワインダにおいて、複数台のワインダ
と複数台の精紡機とを搬送路で連結した装置が、
昭和60年3月25日公開の特開昭60−52475号公報
に記載されている。この装置は第11図に示すよ
うに、並設された複数のワインダ81及び精紡機
82の側方に閉ループをなすメイン搬送路83を
設けるとともに、各ワインダ81及び精紡機82
とメイン搬送路83とを選別装置84,85及び
搬送路86a,86b,87a,87bを介して
連結した装置が開示されている。この装置におい
ては各精紡機82から玉揚げされた満ボビンは搬
送路87b、メイン搬送路83上を搬送され、選
別装置84、搬送路86aを経てワインダ81に
供給される。また、ワインダ81で巻返された空
ボビンは搬送路86b、メイン搬送路83上を搬
送され、選別装置85、搬送路87aを経て各精
紡機82に搬送される。
ところが前記従来装置においては搬送路が床上
に設置されるため、作業者の通行、自動機等の走
行に支障を来たすという不都合がある。また、床
面を有効に利用するためメイン搬送路を天井に架
設することも考えられるが、その場合には、メイ
ン搬送路と精紡機とを連結する搬送路及び選別装
置を各精紡機毎にそれぞれ設けなければならず、
通路を広く利用することができずしかも設備工事
費も高くなるという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の問題点を解決するため本願考案者は、上
面にペツグが突設されたトレーを使用して空ボビ
ン及び満ボビンを搬送し紡機機台の長手方向に沿
つて延設されたコンベヤの一端と、前記コンベヤ
とほぼ直交する状態で天井に配設されワインダ工
程に連なる満ボビン搬送コンベヤ及び空ボビン搬
送コンベヤとを接続し前記紡機側コンベヤと両搬
送コンベヤ間でボビンの受渡しを行う搬送装置
を、紡機機台間を移動するキヤリヤに前記各コン
ベヤに対して接離可能に装備し、前記キヤリヤに
搭載された搬送装置により空ボビン及び満ボビン
の供給、排出を必要とする紡機機台に対して、空
ボビン搬送コンベヤから空ボビンを供給し、満ボ
ビン搬送コンベヤへ満ボビンを排出する方法を発
明した。
この発明を実施する際、紡機機台側に配設され
るコンベヤとして従来装置と同様各コンベヤ毎に
駆動装置を装備したものも使用できるが、その場
合には駆動装置の数が多くなり、コンベヤとキヤ
リヤ及び搬送装置間において起動、停止の信号の
授受が多くなるという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの考案において
は、天井に配設されたコンベヤと紡機の長手方向
に沿つて配設されたコンベヤとを連結して両コン
ベヤ間でボビンの受渡しを行う搬送コンベヤ装置
を、紡機機台間を移動するキヤリヤに装備し、か
つ該キヤリヤに前記紡機側コンベヤを駆動する駆
動部を設けた。
(作用) この考案においては、搬送コンベヤ装置を備え
たキヤリヤが空ボビンの供給及び満ボビンの排出
を必要とする紡機機台と対応する位置まで移動
し、前記搬送コンベヤ装置を天井に配設されたコ
ンベヤと紡機機台コンベヤとを連結する位置に移
動配置する。次にキヤリヤに配設された紡機側コ
ンベヤの駆動部が駆動され紡機側コンベヤが駆動
される。
また、搬送コンベヤ装置も駆動され、天井に配
設されたコンベヤから紡機側コンベヤへの空ボビ
ンの供給あるいは紡機側コンベヤから天井に配設
されたコンベヤへの満ボビンの排出が行われる。
(実施例 1) 以下この考案を具体化した一実施例を第1〜9
図に従つて説明する。第2図に示すように複数台
並行に設置された精紡機機台1の一側には機台間
走行用レール2が精紡機機台1と直交する状態で
敷設されている。精紡機機台1の左右両側に延設
されたレール3(第1,3図にのみ図示)に沿つ
て移動し、管替え作業を行う管替機4を左右両側
に搭載して管替えを必要とする精紡機機台と対応
する位置まで運搬するキヤリヤ(運搬車)5は2
対の車輪6により前記走行用レール2上を移動す
るようになつている。また、第1,2図に示すよ
うに機台間走行用レール2の上方にはワインダ工
程に連なる空ボビン搬送コンベヤ7と満ボビン搬
送コンベヤ8とが精紡機機台1と直交する状態で
上下に平行に架設されている。
前記各精紡機機台1の左右両側下部には前記レ
ール3に沿つてコンベヤ9が延設されている。コ
ンベヤ9は第4図に示すように上面にペツグ10
aが突設されたトレー10を案内するガイドレー
ル11と、前記トレー10を搬送する無端状のベ
ルトコンベヤ12とから構成されている。機台間
走行用レール2側に配設された前記ベルトコンベ
ヤ12の一方のプーリ13の回転軸14にはギヤ
15が一体回転可能に嵌着されている。
前記キヤリヤ5の前側(第1,2図の左側)に
はコンベヤ9と前記両搬送コンベヤ7,8とを接
続し、コンベヤ9と両搬送コンベヤ7,8間でボ
ビンの受渡しを行う搬送コンベヤ装置としてのキ
ヤリヤ内搬送コンベヤ17が各コンベヤに対して
接離可能に装備されている。キヤリヤ内搬送コン
ベヤ17は、一端が前記コンベヤ9に接続され他
端が満ボビン搬送コンベヤ8に接続される第1コ
ンベヤ18と、前記第1コンベヤ18の上部から
分岐し一端が前記空ボビン搬送コンベヤ7と同じ
高さまで延出された第2コンベヤ19とから構成
されている。キヤリヤ内搬送コンベヤ17は第1
コンベヤ18のフレーム20のほぼ中央部に突設
されたブラケツト21において、前記キヤリヤ5
の上端前側に突設された支持ブラケツト22に対
し支軸23により回動可能に支持され、下部に突
設されたブラケツト24がキヤリヤ5にほぼ水平
に配設されたシリンダ25のピストンロツド25
aに対してピン連結され、シリンダ25に作動に
よりコンベヤ9及び両搬送コンベヤ7,8に対す
る接続位置と離間位置とに回動配置されるように
なつている。
第1コンベヤ18のフレーム20及び第2コン
ベヤ19のフレーム26はベルト18a,19a
を案内するため、第8図に示すようにそれぞれ断
面逆L字状に形成されるとともにその上部にトレ
ー10を案内するガイドレール20a,26aが
固定されている。両ベルト18a,19aは垂直
に近い状態においてもトレー10を確実に移送す
るため、その外周面にスポンジ状の弾性部材(図
示せず)が被覆されている。フレーム20はその
下部が屈曲形成されるとともにほぼ水平に延びる
部分の外側に支持ブラケツト27,28が固定さ
れている。支持ブラケツト27,28間の前記フ
レーム20の屈曲部と対応する位置には第5図に
示すように支軸29が水平に固定され、該支軸2
9には前記フレーム20の内側にガイドプーリ3
0が、支持ブラケツト28の内側にガイドスプロ
ケツト31がそれぞれベアリングを介して回転自
在に支持されている。フレーム20の下部先端と
対応する支持ブラケツト27,28間には回転軸
32がベアリングを介して回転自在に支承されて
いる。該回転軸32のフレーム20内側位置には
駆動プーリ33が、支持ブラケツト28の内側位
置にはギヤ34がそれぞれ回転軸32と一体回転
可能に嵌着されている。また、回転軸32のフレ
ーム20の両外側と対応する位置にはボルト35
により固定された2組のギヤ36a,36b,3
7a,37bが回転軸32に対して回転自在に支
承されている。前記2組のギヤのうち内側に配設
されたギヤ37a,37bは前記精紡機機台1の
コンベヤ9のギヤ15と噛合可能な位置に配設さ
れている。前記回転軸32の後側には駆動軸38
が回転自在に支承され、該駆動軸38には前記ギ
ヤ36a,36bと噛合するギヤ39a,39
b、前記ギヤ34と噛合するギヤ40及びスプロ
ケツト41が駆動軸38と一体回転可能に嵌着さ
れている。
フレーム20の前記ブラケツト24より上方位
置には第6図に示すように支持ブラケツト42を
介して駆動軸43がフレーム20を貫通する状態
で回転自在に支持されている。駆動軸43にはそ
の一端に前記スプロケツト41及びガイドスプロ
ケツト31と対応する小径のスプロケツト44
が、他端には大径のスプロケツト45がそれぞれ
駆動軸43と一体回転可能に嵌着されている。ま
た、駆動軸43にはキヤリヤ5内に配設された正
逆回転可能な駆動モータMの駆動軸に対してカツ
プリング46を介して連結された伸縮自在な伝達
軸47とカツプリング46を介して連結された回
転軸48に嵌着された傘歯車49と噛合する傘歯
車50が一体回転可能に嵌着されている。そし
て、前記スプロケツト41,44及びガイドスプ
ロケツト31間に巻掛けられたチエーン51を介
して駆動モータMの回転が前記駆動軸38に伝達
されるようになつている。また、第2コンベヤ1
9の下端に配設されるプーリ52が嵌着固定され
た回転軸53の一端には、前記大径のスプロケツ
ト45と対応するスプロケツト54が嵌着固定さ
れ、両スプロケツト45,54間に巻掛けられた
チエーン55を介して前記駆動モータMの回転が
回転軸53に伝達されるようになつている。
前記第1コンベヤ18及び第2コンベヤ19の
フレーム20,26の上部にはそれぞれ支持ブラ
ケツト56,57がキヤリヤ5の後方向に突設さ
れている。第1図に示すように支持ブラケツト5
6の上端には回転軸58が回転自在に支持され、
該回転軸58にはプーリ59が回転自在に支持さ
れている。回転軸58の両端には第1コンベヤ1
8と満ボビン搬送コンベヤ8とを連結する連結部
材60がそれぞれ一体回転可能に嵌着されてい
る。そして図示しないモータの正逆回転により回
転軸58とともに連結部材60が第1図に鎖線で
示す退避位置と実線で示す連結位置とに回動配置
されるようになつている。
また、第2コンベヤ19上部に設けられた前記
支持ブラケツト57にも前記第1コンベヤ18と
同様な構成で回転軸61、プーリ62、連結部材
63が配設されるとともに、連結部材63がモー
タにより回動されるようになつている。
空ボビン搬送コンベヤ7及び満ボビン搬送コン
ベヤ8は精紡機1のコンベヤ9と対応する位置に
おいてガイドレール7a,8aのキヤリヤ内搬送
コンベヤ17と対応する側が切欠かれて側方に開
放されている。切欠部と対応する位置には断面逆
L字状の規制部材が上下に摺動可能に取付けら
れ、ガイドレール7a,8aに固定された板ばね
にその下端が当接した状態で常にはトレー10が
切欠部から外側へ移動するのを防止している。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。精紡機機台1が管替え作業を必要とする状
態となると、キヤリヤ5が機台間走行用レール2
に沿つて移動し、まず第9図aに示すように精紡
機機台1のR側のコンベヤ9とキヤリヤ内搬送コ
ンベヤ17とが対応する位置で停止する。この状
態でシリンダ25が作動されてキヤリヤ内搬送コ
ンベヤ17が支軸23を中心に回動され、第1コ
ンベヤ18の下端がコンベヤ9と第1コンベヤ1
8及び第2コンベヤ19の上端が搬送コンベヤ
7,8の切欠部と対応する接続位置に回動配置さ
れる。これによりコンベヤ9のギヤ15と第1コ
ンベヤ18の下端に配設されたギヤ37bとが噛
合される。次に第2コンベヤ19に装備されたモ
ータが駆動され、連結部材63が空ボビン搬送コ
ンベヤ7との連結位置に回動配置される。これに
より空ボビン搬送コンベヤ7により搬送されてき
た空ボビンEを有するトレー10は連結部材63
によりその移動方向が変換され第2コンベヤ19
へと案内される。前記連結部材63が連結位置に
回動配置されると同時に駆動モータMが逆転駆動
され、伝達軸47、回転軸48、傘歯車49,5
0を介して駆動軸43が駆動されスプロケツト4
5、チエーン55、スプロケツト54を介して回
転軸53が回転駆動され、第2コンベヤ19のベ
ルト19aがトレー10を下方へ搬送する方向へ
駆動される。また、スプロケツト44、チエーン
51、スプロケツト41を介して駆動軸38が駆
動され、該駆動軸38と一体に回転するギヤ40
と噛合するギヤ34を介して回転軸32が回転し
それと一体的に駆動プーリ33が回転され、第1
コンベヤ18のベルト18aがトレー10を下方
へ搬送する方向へ駆動される。また、駆動軸38
の回転は該駆動軸38と一体に回転するギヤ39
bと、該ギヤ39bと噛合するギヤ36bと一体
回転するギヤ37bと、該ギヤ37bと噛合する
ギヤ15とを介してコンベヤ9の回転軸14に伝
達され、回転軸14とともに一体的にプーリ13
が回転されベルトコンベヤ12がトレー10を機
台奥側へ搬送する方向に回転される。この状態で
空ボビン搬送コンベヤ7から順次空ボビンEを装
備したトレー10が第2コンベヤ19、第1コン
ベヤ18を経て精紡機機台1のコンベヤ9へと搬
送される。第2コンベヤ19の上部には空ボビン
搬送コンベヤ7から第2コンベヤ19に送り込ま
れる空ボビンEの数を検知するセンサ(図示せ
ず)が配設され、該センサの検知信号に基づいて
カウントされた空ボビンEの数が所定の本数に達
した時点でモータが逆転駆動され連結部材63が
退避位置へと回動される。これにより空ボビン搬
送コンベヤ7から第2コンベヤ19への空ボビン
Eの搬入は停止される。そして、空ボビン搬送コ
ンベヤ7から搬入された空ボビンEを備えたトレ
ー10が全て精紡機機台1のコンベヤ9により所
定位置に搬送された後駆動モータMが停止する。
次いでシリンダ25が作動され、ピストンロツド
25aが引込まれてキヤリヤ内搬送コンベヤ17
が退避位置へと回動配置される。次にキヤリヤ5
が第9図bに示すように精紡機機台1のL側のコ
ンベヤ9と対応する位置に移動し、前記と同様に
して空ボビン搬送コンベヤ7から所定本数の空ボ
ビンEをコンベヤ9へと搬入する。次に第9図c
に示すようにキヤリヤ5は両側に装備した管替機
4が機台1のR側及びL側と対応する位置に停止
する。この状態で左右両側の管替機4が精紡機機
台1に向かつて移動を開始し、コンベヤ9上に供
給された空ボビンと満管になつた満ボビンとの交
換作業を順次行う。
管替え作業完了後両管替機4が元の位置まで戻
つた後、キヤリヤ5は第9図dに示すように再び
精紡機機台1のR側のコンベヤ9と対応する位置
に移動する。この状態でシリンダ25が作動して
前記と同様にキヤリヤ内搬送コンベヤ17がコン
ベヤ9及び両搬送コンベヤ7,8との接続位置へ
回動配置される。次に第1コンベヤ18のモータ
が駆動され、連結部材60が第1図に実線で示す
満ボビン搬送コンベヤ8との連結位置に回動配置
される。また、第1コンベヤ18と第2コンベヤ
19との分岐部に配設された切替えレバー64が
第7図に実線で示す満ボビン通過位置へと回動配
置される。次に駆動モータMが正転駆動され、駆
動軸38が空ボビン搬入時とは逆方向に回転駆動
される。そしてギヤ40,34を介して回転され
る回転軸32とともに駆動プーリ33が前記とは
逆方向に回転され、第1コンベヤ18のベルト1
8aがトレー10を上方へ搬送する方向へ駆動さ
れる。また、コンベヤ9のプーリ13も前記とは
逆方向へ回転されベルトコンベヤ12がトレー1
0をキヤリヤ内搬送コンベヤ17側へ搬送する方
向へ駆動される。これによりベルトコンベヤ12
上に載置された満ボビンFを備えたトレー10が
順次第1コンベヤ18のベルト18a上に移送さ
れ、第1コンベヤ18により満ボビン搬送コンベ
ヤ8へと搬送される。第1コンベヤ18の上部に
も前記第2コンベヤ19と同様満ボビンFを装備
したトレー10の通過を検知する検知装置が配設
され、該検知装置が所定本数のボビンの通過を検
知した後、駆動モータMの駆動が停止されるとと
もにモータが駆動され、連結部材60が退避位置
へと回動配置される。
次にシリンダ25が作動されてキヤリヤ内搬送
コンベヤ17が退避位置に回動配置された後、キ
ヤリヤ5が第9図eに示すように精紡機機台1の
L側のコンベヤ9と対応する位置に移動し、前記
と同様にベルトコンベヤ12上の満ボビンFを満
ボビン搬送コンベヤ8上へと搬出する。
以下管替えを必要とする精紡機機台と対応する
位置へキヤリヤ5が移動し、前記と同様な作業を
行う。
(実施例 2) 次にこの考案の第2実施例を第10図a,bに
従つて説明する。この実施例においては紡機側に
配設されるコンベヤ9の構成が前記実施例と異な
つている。すなわち、ベルトコンベヤ12を代え
てガイドレール65が機台長手方向に沿つて延設
され、トレー10はその直径がスピンドルピツチ
と同一に形成されるとともに下面に係合凹部10
bが形成されている。ガイドレール65の下方に
は前記係合凹部10bと係合可能な係合部材66
をトレー10の直径と等しい間隔で備えたロツド
67がガイドレール65に沿つて往復動可能に配
設されている。各係合部材66はそれぞれ前記ト
レー10と係合可能な作用位置と係合不能な退避
位置とに移動配置されるようになつている。ガイ
ドレール65の下部側方には駆動ロツド68がガ
イドレール65と平行に往復動かつ回動可能に配
設され、該駆動ロツド68と前記ロツド67とは
両ロツド67,68を回転自在に支承するブラケ
ツト69により一体移動可能に連結されるととも
に、プーリ67a,68b、タイミングベルト7
1を介して連結されている。また、駆動ロツド6
8の他端にはキヤリヤ5に装備されたシリンダ
(図示せず)のピストンロツド70先端に固定さ
れた連結部材70aと係合可能な連結部材68a
が固定されている。前記シリンダはその軸心を中
心として回動可能に配設されている。
この実施例の装置はキヤリヤ内搬送コンベヤ1
7が連結位置に回動配置された状態で前記両連結
部材68a,70aが連結され、ピストンロツド
70の往復動に従いロツド67とともに各係合部
材66が往復動される。空ボビン供給時にはピス
トンロツド70の突出時にのみ係合部材66が第
10図bに実線で示す係合位置に配置されてトレ
ー10と係合するようにシリンダが回動され、ロ
ツド67の往復動によりトレー10が係合部材6
6と係合してガイドレール65上を機台の奥側
(第10図aの左方)へと移送される。また、満
ボビンの排出時にはピストンロツド70の引込み
時にのみ係合部材66が第10図bに実線で示す
係合位置に配置されるため、ロツド67の往復動
によりトレー10が係合部材66と係合してキヤ
リヤ内搬送コンベヤ17側へと移送される。
なお、この考案は前記両実施例に限定されるも
のではなく、キヤリヤ内搬送コンベヤ17と管替
機4をそれぞれ別のキヤリヤに搭載したり、ベル
ト18a,19aの外周面に弾性部材を被覆する
代りに、各トレー10の底面に同様の弾性部材を
貼着してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば精紡
機、撚糸機等の紡機とワインダ工程間で空ボビン
及び満ボビンの搬送を行うため天井に配設された
コンベヤと紡機機台側のコンベヤとを連結する搬
送コンベヤを備えたキヤリヤに、前記紡機機台側
コンベヤを駆動する駆動装置が装備されているた
め、紡機機台側コンベヤの駆動装置を各機台に設
ける必要がなく駆動装置の数が非常に少なくな
り、設備費が少なくなるとともに、保全作業の手
間も少なくなる。また、天井側及び紡機側のコン
ベヤを連結する搬送コンベヤを駆動する際、紡機
側コンベヤの運転状態を確認する必要がないの
で、起動、停止の信号の授受を少なくできるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図はこの考案を具体化した一実施例を
示すものであつて第1図は概略側面図、第2図は
概略平面図、第3図は第1図のX矢視図、第4図
は第1図のC−C線拡大断面図、第5図は第1図
のA−A線拡大断面図、第6図は第1図のB−B
線拡大断面図、第7図は第1コンベヤと第2コン
ベヤの分岐部を示す正面図、第8図は第7図のD
−D線断面図、第9図a〜eは作用を説明する概
略平面図、第10図a,bは第2の実施例におけ
る紡機側コンベヤを示すものであつて第10図a
は部分断面図、第10図bは第10図aのE−E
線拡大断面図、第11図は従来装置を示す平面図
である。 精紡機機台……1、キヤリヤ……5、空ボビン
搬送コンベヤ……7、満ボビン搬送コンベヤ……
8、コンベヤ……9、トレー……10、キヤリヤ
内搬送コンベヤ……17、第1コンベヤ……1
8、第2コンベヤ……19、ギヤ……15,36
a,36b,37a,37b,39a,39b,
40、駆動モータ……M。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 天井に配設されたコンベヤと紡機の長手方向
    に沿つて配設されたコンベヤとを連結して両コ
    ンベヤ間でボビンの受渡しを行う搬送コンベヤ
    装置を、紡機機台間を移動するキヤリヤに装備
    し、かつ該キヤリヤに前記紡機側コンベヤを駆
    動する駆動装置を設けた紡機のボビン供給、排
    出装置。 2 前記駆動装置は前記搬送コンベヤ装置の駆動
    装置をも兼ねている実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の紡機のボビン供給、排出装置。
JP5013486U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0441189Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013486U JPH0441189Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013486U JPH0441189Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162271U JPS62162271U (ja) 1987-10-15
JPH0441189Y2 true JPH0441189Y2 (ja) 1992-09-28

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ID=30873207

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5013486U Expired JPH0441189Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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JP (1) JPH0441189Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS62162271U (ja) 1987-10-15

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