JP2559856Y2 - ペッグトレイの移送装置 - Google Patents

ペッグトレイの移送装置

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JP2559856Y2
JP2559856Y2 JP7436092U JP7436092U JP2559856Y2 JP 2559856 Y2 JP2559856 Y2 JP 2559856Y2 JP 7436092 U JP7436092 U JP 7436092U JP 7436092 U JP7436092 U JP 7436092U JP 2559856 Y2 JP2559856 Y2 JP 2559856Y2
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JP
Japan
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winder
peg tray
spinning machine
guide rail
inclined guide
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JP7436092U
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JPH0632455U (ja
Inventor
昭一 荒野
進 室井
Original Assignee
株式会社石川製作所
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Publication date
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はワインダと直結した精紡
機で,玉揚げされた満管糸を円形基盤上の中央部に突起
を有する形状をしたペッグトレイに装着したまま,精紡
機側からワインダ側へ移送する際,精紡機とワインダと
の接続部におけるペッグトレイの移送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先にワインダと直結した精紡
機で玉揚げされた満管糸をペッグトレイに装着したまま
ワインダ側に移送するための関連装置として特願平3−
215521号,特願平3−215522号を提案し
た。
【0003】この装置は図1,図2,図5,図6に示す
ように精紡機1の機台下部にペッグトレイ2を移送する
際の案内を司る案内レール3を配設すると共に,このペ
ッグトレイ2を移送する駆動源として機台の周囲を循環
する無端のスチールベルト4を配設して,このスチール
ベルト4にはスピンドルピッチ間隔で上に向かって突出
している突起4aを取り付け,この突起にペッグトレイ
2の下面に設けた凹部2aを係合するようになし,スチ
ールベルト4の移動により玉揚げされた満管糸を装着し
たペッグトレイ2を搬送するようにしている。
【0004】そして精紡機1とワインダ5との接続部6
ではペッグトレイ2の走行軌道上に水平面に対して傾斜
した案内レール7を配設し,この傾斜案内レール7に満
管糸Bを装着したペッグトレイ2を傾斜面に沿って自動
的に移行するようになし,水平面に移動するスチールベ
ルト4とはこの接続部で係合を離脱させている。この傾
斜案内レール7の領域ではペッグトレイ2を移送するた
めの積極的な駆動源はないが,ペッグトレイ2は順次移
送されてくるので,図6に示すように後続するペッグト
レイのための先行したペッグトレイが順次押し出されて
ワインダ5側に搬送するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】ところが上述のよ
うな精紡機とワインダとの接続部で満管糸を装着したペ
ッグトレイを積極的に直接移動させるための駆動源を備
えていないものであると,精紡機側の一玉揚げ単位で満
管糸を装着したペッグトレイの移送状態を見ると,傾斜
案内レール上には最後に送り込まれて来た数個のペッグ
トレイは,次回の玉揚げによって移送されてくる最初の
数個のペッグトレイが来るまでは,ペッグトレイの押し
出し力が消失しているので傾斜案内レール上に残ったま
まの状態にある。通常精紡機で同一繊維を連続的に紡出
する場合はこの方式でも何等問題はないが,例えば紡出
繊維の種類,繊度が変更された所謂ロット替えの場合
は,異種繊維,異種繊度の満管糸が混入したままワイン
ダ側に移送されるという問題点があった。
【0006】そこで本考案は上述の問題点を解消せんと
するもので,その目的とするところは,紡出条件を変更
した場合であっても異種繊維や異種繊度の混入したもの
をワインダ側に移送しないように,精紡機で一回に玉揚
げされた分の満管糸は次の玉揚げまでには全てワインダ
側へ移送せしめる装置を提供せんとするところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】精紡機とワインダとの接
続部で,玉揚げされた満管糸を装着したペッグトレイの
移送路となっている精紡機側からワインダ側にかけて漸
次高く傾斜した案内レールのワインダ端部に蝶番を取り
付けて,ワインダ側機枠と連結して該傾斜レールを蝶番
を支点として上下方向に回動可能に設ける。また,この
傾斜レールにその精紡機側端部がワインダ側端部より高
く傾動させる駆動源となる圧力流体利用のピストンシリ
ンダ機構を取り付ける。
【0008】
【作用】精紡機で玉揚げされた満管糸はペッグトレイに
装着されてワインダとの接続部に配設された傾斜案内レ
ールを経てワインダ側に移送される。この傾斜案内レー
ル上では後続するペッグトレイが先行するペッグトレイ
を押し出してワインダ側に移送される。精紡機で一回の
玉揚げで移送されるペッグトレイのうち,最後の数個の
ペッグトレイが傾斜案内レールにきたときは,次の玉揚
げによるペッグトレイが来るまではこの傾斜案内レール
に残ったままの状態にある。
【0009】そこで傾斜案内レールに取り付けたエアシ
リンダを作動させると,傾斜案内レールは蝶番を支点と
して時計方向に回動し,精紡機側端部をワインダ側端部
より高く傾動させると,傾斜レール上に残っていたペッ
グトレイは自重によって傾斜面を滑り落ちて自動的にワ
インダ側に移送される。
【0010】
【実施例】本考案を実施する装置の一例を図面について
具体的に説明すると,精紡機とワインダとの接続部関連
の装置については図1,図2に示す従来例の場合と同様
であるが,傾斜した案内レール7の代わり図3に示す傾
斜案内レール10を用いる。
【0011】即ち精紡機1とワインダ5との間の接続部
6に配設された傾斜した案内レール10は,その一端が
精紡機の周面を巡回して満管糸Bを装着したペッグトレ
イ2の移送を司る無端のスチールベルト4の走行軌道上
にあり,一方その他端はワインダ5側の機枠と蝶番11
によって連結されている。12は空気圧を利用したエア
シリンダよりなる駆動源で,このエアシリンダのピスト
ンロッド12aと平板13を介して前記傾斜案内レール
10を固定する。尚このエアシリンダの代わりに油圧を
利用したものを使用してもよい。
【0012】精紡機1側から玉揚げされた満管糸Bがペ
ッグトレイ2に装着されて,順次無端のスチールベルト
4によって精紡機側からワインダ側へ送られて来る。そ
して傾斜案内レール10上においてペッグトレイ2は後
続するペッグトレイ2によって押し出されて,当該傾斜
案内レール上には連続的に一列に並ぶ。今精紡機の一玉
揚げ単位で見ると,最後の満管糸Bを装着したペッグト
レイ2がこの傾斜案内レール10の末端に到達すると,
このペッグトレイ2は傾斜案内レール10上を上昇する
推進力を消失するのでこの傾斜案内レール10上に残っ
たままになる。
【0013】そこでエアシリンダ12を作動させると,
傾斜案内レール10は蝶番11を支点として時計方向に
回動し,図4に示すように傾斜案内レール10の精紡機
側端部10aはワインダ側端部10bより上昇して停止
する。するとこの傾斜案内レール10上に乗っていたペ
ッグトレイ2は順次その自重によって傾斜案内レール1
0の傾斜面に沿って精紡機側からワインダ側へ滑り落ち
ていく。そして傾斜案内レール10上に残っていたペッ
グトレイ2が全てワインダ側へ移送されてしまうと,今
度はエアシリンダ12を反時計方向に回動させて傾斜レ
ール10を図3に示す元の状態に復帰させる。
【0014】
【本考案の効果】本考案は上述のように精紡機とワイン
ダとの接続部でペッグトレイの移送路となる傾斜案内レ
ールに精紡機側端部がワインダ側端部より高く傾動する
駆動源を取り付けたので,従来の単に傾斜レールを固定
したものに比較して,一回の玉揚げによる満管糸を装着
したペッグトレイが傾斜レール上に残ることなく全部ワ
インダ側に移送され,ロット替えによって異種繊維や異
種繊度の満管糸が混入してワインダ側へ移送されるとい
う弊害を解消する効果を奏する。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】精紡機とワインダとの接続部付近の概略正面図
である。
【図2】図1に対応する平面図である。
【図3】本考案装置の1例を示す要部正面図である。
【図4】図3における本考案装置の作動状態の説明図で
ある。
【図5】図2におけるペッグトレイの移送路とスチール
ベルトとの関係を示す要部斜視図である。
【図6】従来の傾斜案内レールの要部説明図である。
【符号の説明】
1 精紡機 2 ペッグトレイ 4 スチールベルト 5 ワインダ 6 接続部 10 傾斜案内レール 10a 精紡機側端部 10b ワインダ側端部 11 蝶番 12 ピストンシリンダ機構 13 満管糸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワインダ連結型精紡機の精紡機とワイン
    ダとの接続部で,精紡機側の周囲を巡回し満管糸を装着
    したペッグトレイの移送を司る無端のスチールベルトの
    走行軌道上に,その一端を有すると共に精紡機側からワ
    インダ側にかけて漸次高く傾斜した他端を有するペッグ
    トレイの案内レールを備えたペッグトレイの移送装置に
    おいて,前記傾斜した案内レールのワインダ側端部とワ
    インダ側機枠との間を蝶番で連結して該傾斜案内レール
    を上下方向に回動可能に設けると共に,該傾斜レールに
    圧力流体利用のピストンシリンダ機構よりなる上下方向
    に回動する駆動源を取り付け,該傾斜案内レールの精紡
    機側端部をワインダ側端部より高く傾動させて,当該傾
    斜案内レールに上載しているペッグトレイが,自重で精
    紡機側からワインダ側へ傾斜面を滑り落ちて移動するよ
    うに構成したことを特徴とするペッグトレイの移送装
    置。
JP7436092U 1992-09-30 1992-09-30 ペッグトレイの移送装置 Expired - Lifetime JP2559856Y2 (ja)

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JPH0632455U JPH0632455U (ja) 1994-04-28
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