JP3471108B2 - 粗紡機 - Google Patents
粗紡機Info
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- JP3471108B2 JP3471108B2 JP03873295A JP3873295A JP3471108B2 JP 3471108 B2 JP3471108 B2 JP 3471108B2 JP 03873295 A JP03873295 A JP 03873295A JP 3873295 A JP3873295 A JP 3873295A JP 3471108 B2 JP3471108 B2 JP 3471108B2
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- Japan
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- rail
- flyer
- roving
- roving machine
- flyers
- Prior art date
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/02—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
- D01H9/04—Doffing arrangements integral with spinning or twisting machines
- D01H9/046—Doffing arrangements integral with spinning or twisting machines for flyer type machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/18—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
- D01H9/182—Overhead conveying devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライヤレールに少な
くとも一列で支承されているフライヤと、懸垂保持体を
備え、案内手段に沿って移動可能な懸垂移送機構の様式
の、満粗糸ボビンを空粗糸ボビンと自動的に交換するた
めの装置とを備え、この懸垂保持体内に粗糸ボビンと粗
糸チューブとが粗紡機のこれらの粗糸ボビンおよび粗糸
チューブを担持する装置の昇降運動により懸吊可能であ
る様式の、粗紡機に関する。
くとも一列で支承されているフライヤと、懸垂保持体を
備え、案内手段に沿って移動可能な懸垂移送機構の様式
の、満粗糸ボビンを空粗糸ボビンと自動的に交換するた
めの装置とを備え、この懸垂保持体内に粗糸ボビンと粗
糸チューブとが粗紡機のこれらの粗糸ボビンおよび粗糸
チューブを担持する装置の昇降運動により懸吊可能であ
る様式の、粗紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】この様式の公知の粗紡機(ドイツ連邦共
和国特許第39 36 518号)にあっては、懸垂移
送機構は実質的にフライヤレールと同じ高さでこのフラ
イヤレールの後方に設けられている。満粗糸ボビンを空
粗糸ボビンと交換するには、ボビンレールをその作業位
置から、フライヤレールの下方を通り移送装置の下方領
域内に移動しなければならない。この結果、粗紡機の必
然的な構造改変が余儀なくされる。更に、重量のある、
駆動装置を介して機枠と結合されているボビンレールを
必要な間隔だけ移動可能であるようにするには構造的に
複雑となり、また構成に多額の経費を要する。更に、ボ
ビンレールの摺動のために利用し得る空間を確保するた
め、摺動領域内にフライヤレールのための支持機構を設
けることは不可能である。ともかくも、フライヤレール
は少なくとも通常の二倍ほど突出しており、極めて強い
振動に曝される。
和国特許第39 36 518号)にあっては、懸垂移
送機構は実質的にフライヤレールと同じ高さでこのフラ
イヤレールの後方に設けられている。満粗糸ボビンを空
粗糸ボビンと交換するには、ボビンレールをその作業位
置から、フライヤレールの下方を通り移送装置の下方領
域内に移動しなければならない。この結果、粗紡機の必
然的な構造改変が余儀なくされる。更に、重量のある、
駆動装置を介して機枠と結合されているボビンレールを
必要な間隔だけ移動可能であるようにするには構造的に
複雑となり、また構成に多額の経費を要する。更に、ボ
ビンレールの摺動のために利用し得る空間を確保するた
め、摺動領域内にフライヤレールのための支持機構を設
けることは不可能である。ともかくも、フライヤレール
は少なくとも通常の二倍ほど突出しており、極めて強い
振動に曝される。
【0003】更に、粗紡機において自動的にから満粗糸
ボビンを引抜き、空チューブを装着するための装置が知
られており、この装置にあってはフライヤは側方で傾倒
可能であり、これにより懸垂保持機構を備えたベルトを
有する、上方から降下して来る装置に満粗糸ボビンを接
近させることが可能になる(ヨーロッパ特許第0 03
1 844号参照)。
ボビンを引抜き、空チューブを装着するための装置が知
られており、この装置にあってはフライヤは側方で傾倒
可能であり、これにより懸垂保持機構を備えたベルトを
有する、上方から降下して来る装置に満粗糸ボビンを接
近させることが可能になる(ヨーロッパ特許第0 03
1 844号参照)。
【0004】この結果同様に構造に多額の経費を要す
る。更に、スピンドルレールにおける満ボビンの引抜き
を容易にするための装置も公知技術に属する(ドイツ連
邦共和国特許第27 51 264号参照)。この発明
にあっては、粗紡機のフライヤはその頭部の下側に弾性
的な保持クランプを備えており、これらの保持クランプ
は粗糸チューブの上端部に形成されている溝と係合し、
チューブを把握した後ボビンレールが降下したら、満ボ
ビンをボビンスピンドルから抜取る。しかし、このよう
にして把握された満ボビンは手により取出さなければな
らない。この公知の装置にあっては、空チューブの装着
は行われない。更に、上端部に溝を備えた特別なチュー
ブを使用しなければならない。
る。更に、スピンドルレールにおける満ボビンの引抜き
を容易にするための装置も公知技術に属する(ドイツ連
邦共和国特許第27 51 264号参照)。この発明
にあっては、粗紡機のフライヤはその頭部の下側に弾性
的な保持クランプを備えており、これらの保持クランプ
は粗糸チューブの上端部に形成されている溝と係合し、
チューブを把握した後ボビンレールが降下したら、満ボ
ビンをボビンスピンドルから抜取る。しかし、このよう
にして把握された満ボビンは手により取出さなければな
らない。この公知の装置にあっては、空チューブの装着
は行われない。更に、上端部に溝を備えた特別なチュー
ブを使用しなければならない。
【0005】更に、粗紡機のフライヤレールの下側に、
フライヤ内に旋入可能であり満ボビンをチューブの上端
部におけるフランジで把持するグリッパが設けられてい
る構造も公知技術に属する(ヨーロッパ特許第0 23
193号参照)。このグリッパは満ボビンをフライヤ
から旋回させて脱出させ、これを抜取りの状態におく。
しかし、この実施例にあっても、ボビンは手によって抜
取り、更に処置しなければならない。
フライヤ内に旋入可能であり満ボビンをチューブの上端
部におけるフランジで把持するグリッパが設けられてい
る構造も公知技術に属する(ヨーロッパ特許第0 23
193号参照)。このグリッパは満ボビンをフライヤ
から旋回させて脱出させ、これを抜取りの状態におく。
しかし、この実施例にあっても、ボビンは手によって抜
取り、更に処置しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知技術を基礎
として、本発明の根底をなす課題は、懸垂移送機構のた
めの、僅かな経費で構成可能であり、しかもフライヤの
構成に影響を与えることのない案内手段が使用される、
粗紡機において満粗糸ボビンを空粗糸チューブと自動的
に交換するための装置を提供することである。
として、本発明の根底をなす課題は、懸垂移送機構のた
めの、僅かな経費で構成可能であり、しかもフライヤの
構成に影響を与えることのない案内手段が使用される、
粗紡機において満粗糸ボビンを空粗糸チューブと自動的
に交換するための装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、レール部分(12,12′)の様式の案内手段
(6)が、粗紡機(1)の長手方向に対して横方向に取
付けられたフライヤ列のフライヤ(3)のフライヤレッ
グ(9,10)により囲繞されている空域内において、
懸垂移送機構(7)が移動可能な貫通した案内路(1
1)をレール部分(12,12′)と共に形成するよう
に運動可能に、不動の機械部分(2;13;60)に運
動可能に設けられていることによって解決される。
り、レール部分(12,12′)の様式の案内手段
(6)が、粗紡機(1)の長手方向に対して横方向に取
付けられたフライヤ列のフライヤ(3)のフライヤレッ
グ(9,10)により囲繞されている空域内において、
懸垂移送機構(7)が移動可能な貫通した案内路(1
1)をレール部分(12,12′)と共に形成するよう
に運動可能に、不動の機械部分(2;13;60)に運
動可能に設けられていることによって解決される。
【0008】上記の構成により、フライヤレッグを利用
することのない、即ちレール部分を備えた特別なフライ
ヤを必要とせず、高い回転数で回転するフライヤレッグ
の質量も増大することのない案内路を得られるという利
点が得られる。また、僅かな中断部分と間隙開口とを備
えているに過ぎず、これによりフライヤレッグの懸垂移
送機構との通過の際高い機能信頼性を保証するレール路
が形成される。これに伴い、有利に玉揚げ時間が短縮さ
れる。
することのない、即ちレール部分を備えた特別なフライ
ヤを必要とせず、高い回転数で回転するフライヤレッグ
の質量も増大することのない案内路を得られるという利
点が得られる。また、僅かな中断部分と間隙開口とを備
えているに過ぎず、これによりフライヤレッグの懸垂移
送機構との通過の際高い機能信頼性を保証するレール路
が形成される。これに伴い、有利に玉揚げ時間が短縮さ
れる。
【0009】例えばレール部分を両フライヤ列の第一の
フライヤレッグの手前に、それぞれフライヤレッグ間
に、そして最後のフライヤレッグの後方に運動可能に設
ける構造も可能である。レール部分の形材は、これらの
レール部分がフライヤの領域内に回転して入ることが可
能であるように、旋入することが可能であるように或い
は押込まれることが可能であるように、しかもこれらの
ことが可能な限りフライヤレッグの結合領域内の近傍に
おいて行われるように、形成されている。例えば、担持
ローラのための開かれているレール形材を外側移動体と
して、或いは担持ローラの閉じられているレール形材を
内側移動体として使用することが可能である。
フライヤレッグの手前に、それぞれフライヤレッグ間
に、そして最後のフライヤレッグの後方に運動可能に設
ける構造も可能である。レール部分の形材は、これらの
レール部分がフライヤの領域内に回転して入ることが可
能であるように、旋入することが可能であるように或い
は押込まれることが可能であるように、しかもこれらの
ことが可能な限りフライヤレッグの結合領域内の近傍に
おいて行われるように、形成されている。例えば、担持
ローラのための開かれているレール形材を外側移動体と
して、或いは担持ローラの閉じられているレール形材を
内側移動体として使用することが可能である。
【0010】レール部分のプロフイルは、平面図で見
て、最適には例えば平行四辺形状に形成されている。従
って、レール部分を相互の突合わせた際は、僅かな間隙
を有しているに過ぎない、殆ど貫通しているレール路
は、懸垂移送機構のための案内手段として形成される。
傾斜して設けられているレール突合わせ部を懸垂移送機
構の担持ローラは殆ど衝撃なく通過して行く。この構造
は、例えばレール部分の端部に固定されている適当な高
さ方向案内部材(高さ方向調心部材)により、より確実
なものとなる。
て、最適には例えば平行四辺形状に形成されている。従
って、レール部分を相互の突合わせた際は、僅かな間隙
を有しているに過ぎない、殆ど貫通しているレール路
は、懸垂移送機構のための案内手段として形成される。
傾斜して設けられているレール突合わせ部を懸垂移送機
構の担持ローラは殆ど衝撃なく通過して行く。この構造
は、例えばレール部分の端部に固定されている適当な高
さ方向案内部材(高さ方向調心部材)により、より確実
なものとなる。
【0011】レール部分が回転する際にフライヤレッグ
にもはや接触しないように、また終端位置に達するため
の、即ち形材が旋入された位置に達するための角度が可
能な限り小さいように、レール部分が構成されることが
基本的に最適な構造である。
にもはや接触しないように、また終端位置に達するため
の、即ち形材が旋入された位置に達するための角度が可
能な限り小さいように、レール部分が構成されることが
基本的に最適な構造である。
【0012】フライヤの分割ピッチが僅かである場合、
本発明による他の構成により、レール部分の先端がそれ
それ削ぎ加工されている。これにより、走行ローラ対を
有する懸垂移送機構の走行機構にあって、この位置上を
通過が行われる際に、一つの走行ローラのみが支持を行
えばよい。レール部分の端部は例えば丸味を付されてい
てもよい。
本発明による他の構成により、レール部分の先端がそれ
それ削ぎ加工されている。これにより、走行ローラ対を
有する懸垂移送機構の走行機構にあって、この位置上を
通過が行われる際に、一つの走行ローラのみが支持を行
えばよい。レール部分の端部は例えば丸味を付されてい
てもよい。
【0013】垂直方向の或いは水平方向の軸を中心にし
た回転運動の代わりに、レール部分を線状に或いは湾曲
した線に沿って当該の位置に押込むことも可能である。
この際、、フライヤの回転位置を変え、これによりフラ
イヤがレール部分の運動領域から脱出されるように構成
するのがしばしば有利である。レール部分が或る位置に
存在すると直ちに、フライヤレッグは再び玉揚げ位置に
運動させられる。即ちこの際レール部分が入込む懸垂移
送機構に最も大きな内径空域を与える横方向の位置にも
たらされる。
た回転運動の代わりに、レール部分を線状に或いは湾曲
した線に沿って当該の位置に押込むことも可能である。
この際、、フライヤの回転位置を変え、これによりフラ
イヤがレール部分の運動領域から脱出されるように構成
するのがしばしば有利である。レール部分が或る位置に
存在すると直ちに、フライヤレッグは再び玉揚げ位置に
運動させられる。即ちこの際レール部分が入込む懸垂移
送機構に最も大きな内径空域を与える横方向の位置にも
たらされる。
【0014】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳細に説明する。
き本発明を詳細に説明する。
【0015】
【実施例】図1に示した粗紡機1は自体公知の構造様式
で構成されている。この粗紡機はドラフト機構を備えて
おり、このドラフト機構はドラフトされた粗糸をフライ
ヤレール2内に支承されているフライヤ3の給糸管内に
供給する。フライヤ3が回転することにより形成される
粗糸はそれぞれフライヤのレッグを通り、プレスフイン
ガを経てチューブ上に案内され、このチューブ上に巻か
れる。
で構成されている。この粗紡機はドラフト機構を備えて
おり、このドラフト機構はドラフトされた粗糸をフライ
ヤレール2内に支承されているフライヤ3の給糸管内に
供給する。フライヤ3が回転することにより形成される
粗糸はそれぞれフライヤのレッグを通り、プレスフイン
ガを経てチューブ上に案内され、このチューブ上に巻か
れる。
【0016】図1に示した作業相にあっては、粗糸4は
仕上げられており、ボビンレール22はその最も低い位
置に存在しており、フライヤ3は粗紡機1の縦軸線に対
して横方向に存在している。
仕上げられており、ボビンレール22はその最も低い位
置に存在しており、フライヤ3は粗紡機1の縦軸線に対
して横方向に存在している。
【0017】懸垂移送機構7は右側から第一のフライヤ
列内に押込まれる。この懸垂移送機構7には、空いてい
るか、或いは空の粗糸チューブ5が交互に装着される懸
垂保持体8が存在している。
列内に押込まれる。この懸垂移送機構7には、空いてい
るか、或いは空の粗糸チューブ5が交互に装着される懸
垂保持体8が存在している。
【0018】懸垂移送機構7の運動はモータで駆動され
る対の摩擦輪で行われる。懸垂移送機構7は案内手段6
を越えて走る。この案内手段は、粗紡機1の長手方向に
対して横方向で設けられているフライヤ3の、このフラ
イヤ3のレッグ9もしくは10(図2)によって囲繞さ
れている空域内で連続した案内路11が形成されるよう
に構成されており、この案内路11に沿って懸垂移送機
構7が走行可能である。これらの案内手段は多数のレー
ル部分12から成り、これらのレール部分は機枠13お
よび/またはフライヤレール2に設けられている。
る対の摩擦輪で行われる。懸垂移送機構7は案内手段6
を越えて走る。この案内手段は、粗紡機1の長手方向に
対して横方向で設けられているフライヤ3の、このフラ
イヤ3のレッグ9もしくは10(図2)によって囲繞さ
れている空域内で連続した案内路11が形成されるよう
に構成されており、この案内路11に沿って懸垂移送機
構7が走行可能である。これらの案内手段は多数のレー
ル部分12から成り、これらのレール部分は機枠13お
よび/またはフライヤレール2に設けられている。
【0019】図2による実施例にあっては、案内路11
のレール部分12はそれぞれ垂直軸14を中心にして回
転可能にフライヤレール2に取付けられている。この場
合、この垂直な軸14はそれぞれ、粗紡機1の長手方向
に対して平行に指向していてフライヤ3の回転軸15を
含んでいる垂直面に存在している面E内に存在してい
る。この場合、垂直軸14がそれぞれフライヤ3の二つ
の回転軸15間の半分の長さhで中央位置に存在するよ
うに設けられている。
のレール部分12はそれぞれ垂直軸14を中心にして回
転可能にフライヤレール2に取付けられている。この場
合、この垂直な軸14はそれぞれ、粗紡機1の長手方向
に対して平行に指向していてフライヤ3の回転軸15を
含んでいる垂直面に存在している面E内に存在してい
る。この場合、垂直軸14がそれぞれフライヤ3の二つ
の回転軸15間の半分の長さhで中央位置に存在するよ
うに設けられている。
【0020】図2による実施例にあっては、互いに境を
接し合っているレール部分12の端面16は丸味を付さ
れて形成されている。この図から認められるように、フ
ライヤ3のレッグ9,10は面Eに対して直角に設けら
れている。即ち、これらのレッグは玉揚げ位置に存在し
ている。貫通している案内路11が形成された後、互い
に境を接し合っているレール部分12の端面16は、そ
れぞれフライヤ3の回転軸15の領域内に存在してい
る。この場合、レール部分12はそれぞれその垂直軸1
4を中心にして90°だけ共通して回転可能であるよう
に構成されている。この目的のため、これらのレール部
分は共通の、図示していない機械的な駆動機構と結合さ
れている。
接し合っているレール部分12の端面16は丸味を付さ
れて形成されている。この図から認められるように、フ
ライヤ3のレッグ9,10は面Eに対して直角に設けら
れている。即ち、これらのレッグは玉揚げ位置に存在し
ている。貫通している案内路11が形成された後、互い
に境を接し合っているレール部分12の端面16は、そ
れぞれフライヤ3の回転軸15の領域内に存在してい
る。この場合、レール部分12はそれぞれその垂直軸1
4を中心にして90°だけ共通して回転可能であるよう
に構成されている。この目的のため、これらのレール部
分は共通の、図示していない機械的な駆動機構と結合さ
れている。
【0021】図2と図3による断面で示された面は、そ
れぞれ懸垂移送機構7の上側に存在している。レール部
分12が鎖線で描いた回転環の運動をするので、案内路
11は、旋回領域がフライヤレッグと衝突しないよう
に、低位置に押されなければならない。フライヤ3のこ
のフライヤの回転軸15に向かい合う上方の領域が傾斜
しているので、フライヤが図3と図10に示したように
旋入した際に旋回して横方向位置から脱出した際、案内
路11は著しく高い位置に来る。図3から認められるよ
うに、レール部分12の回転環は、フライヤの断面で示
された面の僅かな間隔から明瞭であるように、たとえ断
面で示された面が高い位置にあっも、フライヤレッグと
衝突することがない。
れぞれ懸垂移送機構7の上側に存在している。レール部
分12が鎖線で描いた回転環の運動をするので、案内路
11は、旋回領域がフライヤレッグと衝突しないよう
に、低位置に押されなければならない。フライヤ3のこ
のフライヤの回転軸15に向かい合う上方の領域が傾斜
しているので、フライヤが図3と図10に示したように
旋入した際に旋回して横方向位置から脱出した際、案内
路11は著しく高い位置に来る。図3から認められるよ
うに、レール部分12の回転環は、フライヤの断面で示
された面の僅かな間隔から明瞭であるように、たとえ断
面で示された面が高い位置にあっも、フライヤレッグと
衝突することがない。
【0022】図3に示した実施例にあては、フライヤ3
のフライヤレッグ9,10はフライヤ3の回転軸15を
含む面Eに対して傾斜した位置にある。例えば、図3に
示した実施例にあては、面Eに対するそれぞれの面E′
の傾斜は、即ち角度αは約60°である。これにより有
利に空域が形成され、この空域内において案内路11の
それぞれのレール部分12の旋回が良好に可能となる。
案内路11に対して対角線状に相対している二つのフラ
イヤレッグ9,10間の間隔Aが、レール部分12の旋
回領域内において少なくともレール部分の長さLよりも
幾分大きいようにするため、フライヤ3は旋回しなけれ
ばならない。
のフライヤレッグ9,10はフライヤ3の回転軸15を
含む面Eに対して傾斜した位置にある。例えば、図3に
示した実施例にあては、面Eに対するそれぞれの面E′
の傾斜は、即ち角度αは約60°である。これにより有
利に空域が形成され、この空域内において案内路11の
それぞれのレール部分12の旋回が良好に可能となる。
案内路11に対して対角線状に相対している二つのフラ
イヤレッグ9,10間の間隔Aが、レール部分12の旋
回領域内において少なくともレール部分の長さLよりも
幾分大きいようにするため、フライヤ3は旋回しなけれ
ばならない。
【0023】フライヤの摺動は周知の傾倒切換え機構を
使用して手により行われる。しかし、現代のフライヤは
フライヤのための別個に制御される駆動機構を備えてお
り、この駆動機構によりフライヤは任意に両回転方向で
駆動可能である。この場合、当該の角度位置における始
動は自動的に機械制御で行われる。
使用して手により行われる。しかし、現代のフライヤは
フライヤのための別個に制御される駆動機構を備えてお
り、この駆動機構によりフライヤは任意に両回転方向で
駆動可能である。この場合、当該の角度位置における始
動は自動的に機械制御で行われる。
【0024】図4および図5には、対応するように傾斜
して形成されている端面16′を備えているレール部分
12のための共通の機械的な駆動装置を17の実施例を
示した。これらの図から明瞭であるように、駆動ロッド
18が使用されており、この駆動ロッドにリンク機構1
9を介して旋回レバー20が固定されている。これらの
旋回レバーはそれぞれレール部分12の垂直な軸14に
結合されている。図4はレール部分12を開かれている
状態で示している。
して形成されている端面16′を備えているレール部分
12のための共通の機械的な駆動装置を17の実施例を
示した。これらの図から明瞭であるように、駆動ロッド
18が使用されており、この駆動ロッドにリンク機構1
9を介して旋回レバー20が固定されている。これらの
旋回レバーはそれぞれレール部分12の垂直な軸14に
結合されている。図4はレール部分12を開かれている
状態で示している。
【0025】ここで駆動ロッド18が矢印方向で運動し
た際、レール部分12のそれぞれは開かれている状態か
ら図5に示した閉じられている状態に旋回する。これに
より、案内路11が形成され、この案内路上を図1に概
略示した懸垂移送機構7が走行する。端面16が対応す
るように傾斜された面であることから、懸垂移送機構7
が移動する方向に関して、この端面が傾斜しているので
殆ど衝撃なく移行が行われる突合わせ位置を備えた、閉
じられた案内路11が形成される。
た際、レール部分12のそれぞれは開かれている状態か
ら図5に示した閉じられている状態に旋回する。これに
より、案内路11が形成され、この案内路上を図1に概
略示した懸垂移送機構7が走行する。端面16が対応す
るように傾斜された面であることから、懸垂移送機構7
が移動する方向に関して、この端面が傾斜しているので
殆ど衝撃なく移行が行われる突合わせ位置を備えた、閉
じられた案内路11が形成される。
【0026】図6に示したように、レール部分12は平
行であっても、また一緒に摺動可能であってもよく、摺
動運動を行った後再び閉じられた案内路11を形成す
る。この場合も、互いに境を接合っているレール部分1
2の端面16′は対応するように傾斜して形成されてい
る。
行であっても、また一緒に摺動可能であってもよく、摺
動運動を行った後再び閉じられた案内路11を形成す
る。この場合も、互いに境を接合っているレール部分1
2の端面16′は対応するように傾斜して形成されてい
る。
【0027】レール部分12の長さLはそれぞれ、隣接
している二つのフライヤ3間の間隔A′よりも短くなけ
ればならない。閉じられている案内路11を形成するた
めに両側から面E内に運動させられたレール部分12が
フライヤ3の両レッグの傍らを通過するように、フライ
ヤは図示したように角度αだけ旋回してこの面から脱出
する。フライヤがこの面Eに対して垂直方向に起立する
と、レール部分12は、例えば角度αの方向で、旋回し
て面E内に入る。
している二つのフライヤ3間の間隔A′よりも短くなけ
ればならない。閉じられている案内路11を形成するた
めに両側から面E内に運動させられたレール部分12が
フライヤ3の両レッグの傍らを通過するように、フライ
ヤは図示したように角度αだけ旋回してこの面から脱出
する。フライヤがこの面Eに対して垂直方向に起立する
と、レール部分12は、例えば角度αの方向で、旋回し
て面E内に入る。
【0028】図7〜図10は、隣接している二つのレー
ル部分12とレール部分12′の高さ方向の調心の色々
な実施例を示している。これらの実施例にあって、図7
に示したように、レール部分の一端は、上側において、
場合によっては流入口輪郭25′を有する弾性的な舌片
25を備えている。図8により、互いに境を接し合って
いるレール部分12′の上側においてはロック部分26
が固定されている。レール部分12の弾性的な舌片25
とレール部分12′のロック部分26は、図9に示した
ように案内路11が形成される際協働し、互いに境を接
し合っているレール部分12および12′の突合わせ部
において、案内路11における懸垂移送機構の担持ロー
ラの走行を妨げる高さの段差が形成されないことを保証
する。
ル部分12とレール部分12′の高さ方向の調心の色々
な実施例を示している。これらの実施例にあって、図7
に示したように、レール部分の一端は、上側において、
場合によっては流入口輪郭25′を有する弾性的な舌片
25を備えている。図8により、互いに境を接し合って
いるレール部分12′の上側においてはロック部分26
が固定されている。レール部分12の弾性的な舌片25
とレール部分12′のロック部分26は、図9に示した
ように案内路11が形成される際協働し、互いに境を接
し合っているレール部分12および12′の突合わせ部
において、案内路11における懸垂移送機構の担持ロー
ラの走行を妨げる高さの段差が形成されないことを保証
する。
【0029】図10と図11に示すように、レール部分
12の一端が調心部分27を備えており、この調心部分
はレール部分12の側面に設けられており、くさび状に
終わっている支承面を備えている。他方のレール部分1
2′は側方でロッド28を備えており、このロッド28
は、図10と図11に示すように、調心部分27の相応
する切欠き部内に支承されている。これにより、閉じら
れて、互いにロック状態にある案内路が形成される。更
に、この場合レール部分12と12′の対応する傾斜面
16′により、案内路11のレール部分のそれぞれ間の
良好な移行部が形成される。
12の一端が調心部分27を備えており、この調心部分
はレール部分12の側面に設けられており、くさび状に
終わっている支承面を備えている。他方のレール部分1
2′は側方でロッド28を備えており、このロッド28
は、図10と図11に示すように、調心部分27の相応
する切欠き部内に支承されている。これにより、閉じら
れて、互いにロック状態にある案内路が形成される。更
に、この場合レール部分12と12′の対応する傾斜面
16′により、案内路11のレール部分のそれぞれ間の
良好な移行部が形成される。
【0030】図12は、他の実施例を図2と図3に示す
ような類似の側面図で示している。この図から認められ
るように、フライヤ3はフライヤレール2に支承されて
おり、左側の位置においてレール部分12は旋回して脱
出している状態にあり、右側の位置においては旋回して
入込んでいる。フライヤレール2内には、ピニオン30
を介してレール部分12を左側の位置から右側の位置
に、およびこの反対の経路で旋回させるラッグ31が支
承されている。
ような類似の側面図で示している。この図から認められ
るように、フライヤ3はフライヤレール2に支承されて
おり、左側の位置においてレール部分12は旋回して脱
出している状態にあり、右側の位置においては旋回して
入込んでいる。フライヤレール2内には、ピニオン30
を介してレール部分12を左側の位置から右側の位置
に、およびこの反対の経路で旋回させるラッグ31が支
承されている。
【0031】図13は本発明の他の実施例を示してい
る。この実施例にあっては、フライヤレール2の領域内
に、二つの軸対32が設けられており、これらの軸に旋
回アーム33を介してレール部分12のそれぞれが固定
されている。左側の位置にはおいてはこれらのレール部
分12は開かれた位置に存在している。右側の位置にお
いてはこれらのレール部分12は互いに突合わされて、
しかも旋回アーム33が軸対32により回転させられる
ことにより突合わされて案内路11を形成している。
る。この実施例にあっては、フライヤレール2の領域内
に、二つの軸対32が設けられており、これらの軸に旋
回アーム33を介してレール部分12のそれぞれが固定
されている。左側の位置にはおいてはこれらのレール部
分12は開かれた位置に存在している。右側の位置にお
いてはこれらのレール部分12は互いに突合わされて、
しかも旋回アーム33が軸対32により回転させられる
ことにより突合わされて案内路11を形成している。
【0032】図14と図15による実施例にあっては、
押しロッドもしくは牽引ロッド35が使用されており、
これらのロッドは連接板36を備えており、この連接板
内をレール部分12に固定されているそれぞれ一つの帯
行ピン37が固定されている。更に、各々のレール部分
12は、固定されている案内部40と41内を滑動する
二つの担持ボルト38と39を備えている。
押しロッドもしくは牽引ロッド35が使用されており、
これらのロッドは連接板36を備えており、この連接板
内をレール部分12に固定されているそれぞれ一つの帯
行ピン37が固定されている。更に、各々のレール部分
12は、固定されている案内部40と41内を滑動する
二つの担持ボルト38と39を備えている。
【0033】ここで図14により、押しロッドもしくは
牽引ロッド35が矢印の方向に運動させられると、連接
板36はフライヤ3の右の回転軸の領域内に達し、この
連接板は図15に示した位置に旋回される。同時に、連
接板36内の帯行ピン37は上方の領域から下方の領域
内に滑動し、そして担持ボルト38,39は連接板40
と41内で下方の位置内へと案内される。これに伴い、
レール部分12は水平な位置に存在し、他方のレール部
分12と協働して再び案内路11を形成する。図16に
は、図14による実施例が側面図で示されている。この
図面から認められるように、フライヤ3の上方に押しロ
ッドもしくは牽引ロッド35が存在しており、この場合
フライヤレール2の下側に連接板40と41が固定され
ている。これらの連接板内を案内されている担持ボルト
38,39は当該レール部分12の上側に固定されてい
る。更に、レール部分12に帯行ピン37が設けられて
おり、この帯行ピンは−上記の実施例におけると同様に
−連接板36内を滑動する。
牽引ロッド35が矢印の方向に運動させられると、連接
板36はフライヤ3の右の回転軸の領域内に達し、この
連接板は図15に示した位置に旋回される。同時に、連
接板36内の帯行ピン37は上方の領域から下方の領域
内に滑動し、そして担持ボルト38,39は連接板40
と41内で下方の位置内へと案内される。これに伴い、
レール部分12は水平な位置に存在し、他方のレール部
分12と協働して再び案内路11を形成する。図16に
は、図14による実施例が側面図で示されている。この
図面から認められるように、フライヤ3の上方に押しロ
ッドもしくは牽引ロッド35が存在しており、この場合
フライヤレール2の下側に連接板40と41が固定され
ている。これらの連接板内を案内されている担持ボルト
38,39は当該レール部分12の上側に固定されてい
る。更に、レール部分12に帯行ピン37が設けられて
おり、この帯行ピンは−上記の実施例におけると同様に
−連接板36内を滑動する。
【0034】図17による実施例にあっては、個々のレ
ール部分12がそれぞれ回転軸50に固定されており、
図示した矢印に相応してまとめられて案内路11を形成
する。その際、回転軸50は概略図示したフライヤ3の
回転により描かれる円周の下方に存在している。これに
よっても、二つの平行な案内路11が粗紡機のフライヤ
列に相応して形成することが可能である。この実施例に
あっては、レール部分12はフライヤ軸の面内に存在し
ていない軸を中心にして旋回可能である。図面から明瞭
であるように、回転軸50も、旋回して脱出しているレ
ール部分12も、鎖線で示したフライヤ3の回転環の外
側に存在している。
ール部分12がそれぞれ回転軸50に固定されており、
図示した矢印に相応してまとめられて案内路11を形成
する。その際、回転軸50は概略図示したフライヤ3の
回転により描かれる円周の下方に存在している。これに
よっても、二つの平行な案内路11が粗紡機のフライヤ
列に相応して形成することが可能である。この実施例に
あっては、レール部分12はフライヤ軸の面内に存在し
ていない軸を中心にして旋回可能である。図面から明瞭
であるように、回転軸50も、旋回して脱出しているレ
ール部分12も、鎖線で示したフライヤ3の回転環の外
側に存在している。
【0035】垂直な軸14と50は、図1に示したよう
に、フライヤレール2の下側に設けられている。しか
し、これらの軸はまた、図12に示した実施例における
と同様に、フライヤレール内に支承されていてもよい。
また、軸対32と連接板40,41もフライヤレールの
下側に設けることも可能である。しかし、上に記載した
すべての装置を−詳しく図示しなかったが−粗紡機の、
フライヤレールの下方に延在している機枠13のブラケ
ットにより担持することも可能である。
に、フライヤレール2の下側に設けられている。しか
し、これらの軸はまた、図12に示した実施例における
と同様に、フライヤレール内に支承されていてもよい。
また、軸対32と連接板40,41もフライヤレールの
下側に設けることも可能である。しかし、上に記載した
すべての装置を−詳しく図示しなかったが−粗紡機の、
フライヤレールの下方に延在している機枠13のブラケ
ットにより担持することも可能である。
【0036】図6に示した実施例にあってはレール部分
12のそれぞれがフライヤ3の両側に設けられている
が、図18に示すように、レール部分のそれぞれの押込
みを片側から行い、これらのレール部分をフライヤレー
ルに関係なく機枠60に沿って案内することも可能であ
る。レール部分12、12′は図6に示したレール部分
に相当する。これらのレール部分12、12′の運動に
は、押しロッド53,53′が働き、これらの押しロッ
ドは粗紡機1の機枠60内の滑り案内部61内を水平方
向で摺動可能である。レール部分12の押しロッド53
とレール部分12′の押しロッド53′は、上側そして
下側と交互に歯を備えている。即ち、押しロッド53は
その下側において、押しロッド53′はその上側におい
て歯54を備えている。上方のピニオン軸55の下側で
平行に、ここでは図示していない他の下方のピニオン軸
が設けられており、このピニオン軸上に下方のピニオン
57が固定されている。これらの下方のピニオン57は
押しロッド53の相応する歯と噛合う。これにより、レ
ール部分12と12′が図18〜図21に示した運動経
過に従って運動可能である。
12のそれぞれがフライヤ3の両側に設けられている
が、図18に示すように、レール部分のそれぞれの押込
みを片側から行い、これらのレール部分をフライヤレー
ルに関係なく機枠60に沿って案内することも可能であ
る。レール部分12、12′は図6に示したレール部分
に相当する。これらのレール部分12、12′の運動に
は、押しロッド53,53′が働き、これらの押しロッ
ドは粗紡機1の機枠60内の滑り案内部61内を水平方
向で摺動可能である。レール部分12の押しロッド53
とレール部分12′の押しロッド53′は、上側そして
下側と交互に歯を備えている。即ち、押しロッド53は
その下側において、押しロッド53′はその上側におい
て歯54を備えている。上方のピニオン軸55の下側で
平行に、ここでは図示していない他の下方のピニオン軸
が設けられており、このピニオン軸上に下方のピニオン
57が固定されている。これらの下方のピニオン57は
押しロッド53の相応する歯と噛合う。これにより、レ
ール部分12と12′が図18〜図21に示した運動経
過に従って運動可能である。
【0037】先ず、図19に示したように、レール部分
12′は、押しロッド53′により形成される案内路の
領域内に運動し、これと関連してフライヤ3が平面図で
見て左側へと回転した位置を占める。その後、図20に
示したように、フライヤは他方の位置に旋回する。従っ
て、ここでレール部分12が押しロッド53により案内
路11がレール部分12′の協働により形成されるまで
摺動されるのに十分な空域が得られる。その後、図21
に示したように、フライヤ3は玉揚げ位置に移動し、こ
の位置で閉じられている案内路11により懸垂移送機構
の移動が可能となる。
12′は、押しロッド53′により形成される案内路の
領域内に運動し、これと関連してフライヤ3が平面図で
見て左側へと回転した位置を占める。その後、図20に
示したように、フライヤは他方の位置に旋回する。従っ
て、ここでレール部分12が押しロッド53により案内
路11がレール部分12′の協働により形成されるまで
摺動されるのに十分な空域が得られる。その後、図21
に示したように、フライヤ3は玉揚げ位置に移動し、こ
の位置で閉じられている案内路11により懸垂移送機構
の移動が可能となる。
【0038】各々の場合、案内手段6の特別な形状とそ
の粗紡機1への配設とにより、閉じられている案内路1
1が形成され、この案内路内を懸垂移送機構7が移動可
能である。この場合、レール部分12から成る案内手段
は回転可能に或いは旋回可能に機枠13および/または
フライヤレール2に設けられている。これらの本発明に
よる構成にあっては市販の、大量生産されるフライヤ3
を使用することが可能であり、しかも懸垂移送機構7が
通過した際高い機能信頼性を保証する案内路が形成され
る。
の粗紡機1への配設とにより、閉じられている案内路1
1が形成され、この案内路内を懸垂移送機構7が移動可
能である。この場合、レール部分12から成る案内手段
は回転可能に或いは旋回可能に機枠13および/または
フライヤレール2に設けられている。これらの本発明に
よる構成にあっては市販の、大量生産されるフライヤ3
を使用することが可能であり、しかも懸垂移送機構7が
通過した際高い機能信頼性を保証する案内路が形成され
る。
【0039】
【発明の効果】上記の本発明による粗紡機により、フラ
イヤレッグを利用することのない、即ちレール部分を備
えた特別なフライヤを必要せず、高い回転数で回転する
フライヤレッグの質量も増大することのない、案内路が
形成される。更に、従来の粗紡機が持つ欠点、即ちフラ
イヤの玉揚げの際の邪魔になるフライヤレッグの移動も
行わなくて済み、またフライヤに対する満ボビンおよび
空チューブの衝突も回避される。
イヤレッグを利用することのない、即ちレール部分を備
えた特別なフライヤを必要せず、高い回転数で回転する
フライヤレッグの質量も増大することのない、案内路が
形成される。更に、従来の粗紡機が持つ欠点、即ちフラ
イヤの玉揚げの際の邪魔になるフライヤレッグの移動も
行わなくて済み、またフライヤに対する満ボビンおよび
空チューブの衝突も回避される。
【図1】一部に破断して示したフライヤレッグを備えた
粗紡機の正面図である。
粗紡機の正面図である。
【図2】一部部材を取去って示したフライヤを備えた閉
じられている状態での案内路の平面図である。
じられている状態での案内路の平面図である。
【図3】フライヤを移動させた際の図2に相当する図で
ある。
ある。
【図4】開かれているレール部分の共通の駆動装置の図
である。
である。
【図5】閉じられているレール部分の、図4に相当する
構造の駆動装置の図である。
構造の駆動装置の図である。
【図6】摺動可能なレール部分を備えた本発明の他の実
施例の平面図である。
施例の平面図である。
【図7】二つのレール部分の高さ方向位置決めのための
一つの実施例の図である。
一つの実施例の図である。
【図8】二つのレール部分の高さ方向位置決めのための
他の実施例の図である。
他の実施例の図である。
【図9】二つのレール部分の平面図である。
【図10】二つの部分の高さ方向位置決めの他の実施例
の図である
の図である
【図11】図7と同じ図である。
【図12】図2と図3による実施例の異なって位置にお
ける側面図である。
ける側面図である。
【図13】二つの異なった位置における他の実施例の図
である。
である。
【図14】二つの異なった位置における他の実施例の図
である。
である。
【図15】二つの異なった位置における他の実施例の図
である。
である。
【図16】図14による実施例の平面図である。
【図17】開かれた状態での他の実施例の側面図であ
る。
る。
【図18】或る状態での他の実施例の平面図である。
【図19】或る状態での他の実施例の平面図である。
【図20】或る状態での他の実施例の平面図である。
【図21】或る状態での他の実施例の平面図である。
1 粗紡機
2 フライヤレール
3 フライヤ
4 粗糸ボビン
5 粗糸チューブ
6 案内手段
7 懸垂移送機構
8 懸垂保持体
9,10 フライヤレッグ
11 案内路
12 レール部分
13,60 機枠
14 軸
15 回転軸
16 端面
17 駆動装置
18 駆動ロッド
19 リンク機構
20 旋回レバー
25 舌片
25′ 流入口輪郭部
27 調心部分
28 ウエッブ
30 ピニオン
31 引張りロッド
32 軸対
33 旋回アーム
35 押しロッド
36,40,41 連接板
37 帯行ピン
38,39 担持ボルト
53,53′ 押しロッド
55 ピニオン軸
57 ピニオン
61 滑り案内部
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−112423(JP,A)
特開 昭50−90723(JP,A)
特開 平4−352824(JP,A)
特表 昭56−500884(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D01H 9/04
D01H 9/18
Claims (16)
- 【請求項1】 フライヤレールに少なくとも一列で支承
されているフライヤと、懸垂保持体を備え、案内手段に
沿って移動可能な懸垂移送機構の様式の、満粗糸ボビン
を空粗糸ボビンと自動的に交換するための装置とを備
え、この懸垂保持体内に粗糸ボビンと粗糸チューブとが
粗紡機のこれらの粗糸ボビンおよび粗糸チューブを担持
する装置の昇降運動により懸吊可能である様式の、粗紡
機において、レール部分(12,12′)の様式の案内
手段(6)が、粗紡機(1)の長手方向に対して横方向
に取付けられたフライヤ列のフライヤ(3)のフライヤ
レッグ(9,10)により囲繞されている空域内におい
て、懸垂移送機構(7)が移動可能な貫通した案内路
(11)をレール部分(12,12′)と共に形成する
ように運動可能に、不動の機械部分(2;13;60)
に運動可能に設けられていることを特徴とする粗紡機。 - 【請求項02】 レール部分(12)が旋回可能に支承
されていることを特徴とする請求項1に記載の粗紡機。 - 【請求項03】 レール部分(12)が垂直な軸(1
4,50)を中心にして旋回可能であるように支承され
ていることを特徴とする請求項2に記載の粗紡機。 - 【請求項04】 垂直な軸(14)が或るフライヤ列の
フライヤ(3)の回転軸を含む面(E)内に存在してい
ることを特徴とする請求項3に記載の粗紡機。 - 【請求項05】 垂直な軸(14)が或るフライヤ列の
二つの隣接しているフライヤ(3)の回転軸(15)間
の半分の長さ(h)で中央位置に存在していることを特
徴とする請求項4に記載の粗紡機。 - 【請求項06】 貫通している案内路(11)の互いに
境を接し合っているレール部分(12)の端面(16)
がそれぞれフライヤ(3)の回転軸(15)の領域内に
存在していることを特徴とする請求項4に記載の粗紡
機。 - 【請求項07】 互いに境を接し合っているレール部分
(12)の端面(16)が面取りされて形成されている
ことを特徴とする請求項1或いは4に記載の粗紡機。 - 【請求項08】 レール部分(12)がそれぞれ一緒に
90°だけ垂直な軸(14,50)を中心にして旋回し
てフライヤ(3)の回転空域から脱出可能であるように
構成されていることを特徴とする請求項3に記載の粗紡
機。 - 【請求項09】 レール部分の旋回面内における隣接し
合っているフライヤの相対している二つのフライヤレッ
グ(9,10)間の内法間隔(A)が、レール部分のフ
ライヤの反対側の間隔に相当する長さ(L)よりも大き
いことにより、レール部分(12)が入込むために、フ
ライヤ(3)が粗紡機(1)の縦軸線に対して横位置か
ら旋回可能であることを特徴とする請求項9に記載の粗
紡機。 - 【請求項10】 レール部分(12)が自体に対して平
行にかつ横方向で、或るフライヤ列のフライヤ(3)の
回転軸(15)を含む面(E)内に、移動可能であるよ
うに構成されていること、およびこれらのレール部分の
長さ(L)がそれぞれ二つのフライヤ間の間隔よりも短
いことを特徴とする請求項1に記載の粗紡機。 - 【請求項11】 レール部分(12)が入込むために、
フライヤ(3)がフライヤ列の長手方向に対して45°
〜90°の角度で旋回された面(E′)内に旋入可能で
あるように構成されていることを特徴とする請求項10
に記載の粗紡機。 - 【請求項12】 互いに境を接し合っているレール部分
(12)の端面(6′)が 対応するように傾斜して形
成されていることを特徴とする請求項2或いは10に記
載の粗紡機。 - 【請求項13】 互いに境を接し合っているレール部分
(12)の端面間の移行領域内に高さ位置調節手段(2
5,26,27,28)が設けられていることを特徴と
する請求項2或いは10に記載の粗紡機。 - 【請求項14】 レール部分が共通の機械的な駆動装置
(17;30;31)と結合されていることを特徴とす
る請求項1に記載の粗紡機。 - 【請求項15】 レール部分(12)の支承のための支
承部がフライヤレール(2)に設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の粗紡機。 - 【請求項16】 レール部分(12)の支承のための支
承部が機枠(13,60)に設けられていることを特徴
とする請求項1に記載の粗紡機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4406488A DE4406488C1 (de) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | Vorspinnmaschine |
DE4406488:8 | 1994-02-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324231A JPH07324231A (ja) | 1995-12-12 |
JP3471108B2 true JP3471108B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=6511404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03873295A Expired - Fee Related JP3471108B2 (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-27 | 粗紡機 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5522210A (ja) |
JP (1) | JP3471108B2 (ja) |
BR (1) | BR9500756A (ja) |
CH (1) | CH689396A5 (ja) |
DE (1) | DE4406488C1 (ja) |
FR (1) | FR2716684B1 (ja) |
IT (1) | IT1273956B (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19543716C2 (de) * | 1994-12-14 | 1998-11-26 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Vorspinnmaschine mit an jeder Arbeitsstelle angeordnetem Flügel |
JP3718274B2 (ja) * | 1995-01-27 | 2005-11-24 | ザウラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト | 満粗紡ボビンを空粗紡チューブと自動的に交換するための装置を備えたフライヤ粗紡機 |
DE19608199C1 (de) * | 1996-03-04 | 1997-07-24 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Vorspinnmaschine mit einer Vielzahl von Arbeitsstellen mit Flügeln und Spulenspindeln |
DE19631445A1 (de) * | 1996-08-03 | 1998-02-05 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Vorspinnmaschine mit Spulenwechselvorrichtung |
DE19649909C1 (de) * | 1996-12-02 | 1997-07-31 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Vorspinnmaschine |
JP4872788B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2012-02-08 | 株式会社豊田自動織機 | 粗紡機におけるボビンレール昇降装置 |
CN102517709A (zh) * | 2011-12-31 | 2012-06-27 | 无锡宏源机电科技有限公司 | 气动导轨片开闭机械控制装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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