JP2915988B2 - 精紡機における篠交換方法と篠交換機 - Google Patents
精紡機における篠交換方法と篠交換機Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は精紡機の前後二列のクリールのボビンハン
ガに吊下されているボビンが小玉ボビンとなったとき、
この小玉ボビンを前後2個単位でクリールに設けた予備
レールの満ボビンと交換する方法及びこれを実施するの
に好適な篠交換機に関する。
ガに吊下されているボビンが小玉ボビンとなったとき、
この小玉ボビンを前後2個単位でクリールに設けた予備
レールの満ボビンと交換する方法及びこれを実施するの
に好適な篠交換機に関する。
従来の技術 精紡機のクリールの篠巻ボビンが小玉又は空ボビンと
なると、これを篠巻満ボビンと交換せねばならない。篠
巻満ボビンは重量も3kg近くあって、これを作業者の手
によって高所のクリールへ吊下することは重労働であっ
た。そこでこのような篠交換作業の自動化のために、 前列の篠巻ボビンが小玉ボビンとなった時に、複数個
(例えば6個)の前列小玉ボビンと、予備レールの複数
個の満ボビンとを篠継と共に篠交換し、次の篠交換まで
に、この交換した前列の満ボビンと紡出中の後列の中玉
ボビンを篠入換機によって入換るようにしたもの(特開
昭62−53425号)、 クリールの前後一対の小玉ボビン(以下、前後対の小
玉ボビンと記す)と予備レールの2個の満ボビンを機台
長手方向に沿って一列おきに交換するために、篠交換機
本体に夫々一対のペッグを備えた空篠巻移載装置と満篠
巻移載装置とを並設して4つのペッグ間の長手方向ピッ
チをクリールのボビンピッチと一致させ、篠交換機本体
内に、空及び満篠巻移載装置が機台長手方向にクリール
のボビン4個分と対応した作業スペースを必要とするも
の(特開昭61−119728号)、あるいはこれを篠継と組合
せたもの(特開平2−127368号)などがある。
なると、これを篠巻満ボビンと交換せねばならない。篠
巻満ボビンは重量も3kg近くあって、これを作業者の手
によって高所のクリールへ吊下することは重労働であっ
た。そこでこのような篠交換作業の自動化のために、 前列の篠巻ボビンが小玉ボビンとなった時に、複数個
(例えば6個)の前列小玉ボビンと、予備レールの複数
個の満ボビンとを篠継と共に篠交換し、次の篠交換まで
に、この交換した前列の満ボビンと紡出中の後列の中玉
ボビンを篠入換機によって入換るようにしたもの(特開
昭62−53425号)、 クリールの前後一対の小玉ボビン(以下、前後対の小
玉ボビンと記す)と予備レールの2個の満ボビンを機台
長手方向に沿って一列おきに交換するために、篠交換機
本体に夫々一対のペッグを備えた空篠巻移載装置と満篠
巻移載装置とを並設して4つのペッグ間の長手方向ピッ
チをクリールのボビンピッチと一致させ、篠交換機本体
内に、空及び満篠巻移載装置が機台長手方向にクリール
のボビン4個分と対応した作業スペースを必要とするも
の(特開昭61−119728号)、あるいはこれを篠継と組合
せたもの(特開平2−127368号)などがある。
発明が解決しようとする課題 前記従来の技術によれば、同時に2個以上の複数個
の篠交換が行ない得るため、精紡機1台当りの篠交換に
要する時間はに比べてはるかに短くできる利点がある
が、実施にあたっては前述のように篠入換機を装備した
精紡機に限られるという実用上の問題点がある。また、
によれば前記で必要な篠入換機が不要となる利点は
あるものの、2個ずつを順に交換するので精紡機1台に
対する篠交換時間は前記より長くなり実用上好ましく
ない。また、前後対の小玉ボビン交換のために、空及び
満篠巻移載装置が機台長手方向にクリールのボビン4個
と対応する作業スペースを必要とするので、前記篠交換
時間短縮のために、前記空及び満篠巻移載装置を複数セ
ット篠交換機本体に搭載して、複数対の前後対小玉ボビ
ンを同時に交換しようとしても、前記作業スペースが重
なり合い、複数対の満、小玉ボビンと、これと対応する
各移載装置との位置関係を保つことができず、結局の
方法では同時に前後対2錘のみを扱うことしかできな
い。
の篠交換が行ない得るため、精紡機1台当りの篠交換に
要する時間はに比べてはるかに短くできる利点がある
が、実施にあたっては前述のように篠入換機を装備した
精紡機に限られるという実用上の問題点がある。また、
によれば前記で必要な篠入換機が不要となる利点は
あるものの、2個ずつを順に交換するので精紡機1台に
対する篠交換時間は前記より長くなり実用上好ましく
ない。また、前後対の小玉ボビン交換のために、空及び
満篠巻移載装置が機台長手方向にクリールのボビン4個
と対応する作業スペースを必要とするので、前記篠交換
時間短縮のために、前記空及び満篠巻移載装置を複数セ
ット篠交換機本体に搭載して、複数対の前後対小玉ボビ
ンを同時に交換しようとしても、前記作業スペースが重
なり合い、複数対の満、小玉ボビンと、これと対応する
各移載装置との位置関係を保つことができず、結局の
方法では同時に前後対2錘のみを扱うことしかできな
い。
この発明は精紡機のクリールの小玉ボビンを前後対単
位で複数対同時に篠交換することのできる方法及びその
方法の実施に用いて好適な篠交換機を提供することを目
的とする。
位で複数対同時に篠交換することのできる方法及びその
方法の実施に用いて好適な篠交換機を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 前記目的達成のための篠交換方法は、精紡機のクリー
ルの手前上方に予備レールを設け、この予備レールの、
機台長手方向に一列でかつクリールのボビンハンガと同
一ピッチのボビンハンガに満ボビンを吊下し、クリール
の前後二列のボビンハンガに吊下してあるボビンを機台
に沿って走行する篠交換機によって、精紡機の機台長手
方向と直交した機巾方向に対向する前後対単位で機台長
手方向の一列おきに前記予備レールの満ボビンと交換す
るようにした篠交換方法において、 (1)予備レールから、クリールの交換すべき前後対の
小玉ボビンと対応し、機台長手方向に隣り合う左右対の
満ボビンを篠交換機上へ左右対のまま取降し、 (2)取降した左右対の満ボビンの一方を他方の前、又
は後側へ移動させて満ボビンを篠交換機上において機台
長手方向と直交した機巾方向に対向する前後対に並べ換
え、 (3)交換すべき前後対の小玉ボビンをクリールのボビ
ンハンガから取外して、精紡機の長手方向に関して、前
記篠交換機上の前後対の満ボビンの隣に前後対のまま取
出し、 (4)前後対の満ボビンを、前記小玉ボビンを取外した
クリールの前後対のボビンハンガに挿着し、 (5)取出した前記前後対の小玉ボビンの一方を、他方
の左又は右側へ移動させて機台長手方向に隣り合う左右
対に並べ換えて左右ピッチをクリールのボビンピッチと
一致させ、 (6)この左右対の小玉ボビンを、満ボビンを取外した
予備レールの左右対のボビンハンガに挿着し、 (7)これらの作業が、機台長手方向においてクリール
のボビン2個と対応する作業スペースで行われると共
に、機台の一端側から他端側へ順次繰返して行なわれる
ことを特徴とする。
ルの手前上方に予備レールを設け、この予備レールの、
機台長手方向に一列でかつクリールのボビンハンガと同
一ピッチのボビンハンガに満ボビンを吊下し、クリール
の前後二列のボビンハンガに吊下してあるボビンを機台
に沿って走行する篠交換機によって、精紡機の機台長手
方向と直交した機巾方向に対向する前後対単位で機台長
手方向の一列おきに前記予備レールの満ボビンと交換す
るようにした篠交換方法において、 (1)予備レールから、クリールの交換すべき前後対の
小玉ボビンと対応し、機台長手方向に隣り合う左右対の
満ボビンを篠交換機上へ左右対のまま取降し、 (2)取降した左右対の満ボビンの一方を他方の前、又
は後側へ移動させて満ボビンを篠交換機上において機台
長手方向と直交した機巾方向に対向する前後対に並べ換
え、 (3)交換すべき前後対の小玉ボビンをクリールのボビ
ンハンガから取外して、精紡機の長手方向に関して、前
記篠交換機上の前後対の満ボビンの隣に前後対のまま取
出し、 (4)前後対の満ボビンを、前記小玉ボビンを取外した
クリールの前後対のボビンハンガに挿着し、 (5)取出した前記前後対の小玉ボビンの一方を、他方
の左又は右側へ移動させて機台長手方向に隣り合う左右
対に並べ換えて左右ピッチをクリールのボビンピッチと
一致させ、 (6)この左右対の小玉ボビンを、満ボビンを取外した
予備レールの左右対のボビンハンガに挿着し、 (7)これらの作業が、機台長手方向においてクリール
のボビン2個と対応する作業スペースで行われると共
に、機台の一端側から他端側へ順次繰返して行なわれる
ことを特徴とする。
また、この方法を実施するのに好適な篠交換機とし
て、篠交換機の本体に、夫々前後一対のペッグを備えた
偶数のペッグユニットを、隣り合うペッグユニットの前
ペッグ間、後ペッグ間における各左右ピッチがクリール
のボビンハンガの左右ピッチと一致するように並設し、
各ペッグユニットには、その後ペッグを、前ペッグに対
して精紡機の機台長手方向と直交する前後方向に並ぶ原
位置と、前ペッグに対して精紡機の機台長手方向となる
左右方向にクリールのボビンハンガの左右ピッチで並ぶ
変位位置との間で移動させるペッグ移動装置を夫々備
え、隣接した2ユニット毎に組としたペッグユニットに
おいて、組とした一方のペッグユニットの後ペッグが変
位位置にあるとき、その変位位置にある後ペッグが組と
した他方のペッグユニットの前ペッグの上方に位置され
るようにしたもの及び隣接した2ユニット毎に組となる
ペッグユニットの間に、一方のペッグユニットの前側の
ペッグと、他方のペッグユニットの後側のペッグとの間
でボビンを移し換えるボビン移載装置を配設したものを
提案した。
て、篠交換機の本体に、夫々前後一対のペッグを備えた
偶数のペッグユニットを、隣り合うペッグユニットの前
ペッグ間、後ペッグ間における各左右ピッチがクリール
のボビンハンガの左右ピッチと一致するように並設し、
各ペッグユニットには、その後ペッグを、前ペッグに対
して精紡機の機台長手方向と直交する前後方向に並ぶ原
位置と、前ペッグに対して精紡機の機台長手方向となる
左右方向にクリールのボビンハンガの左右ピッチで並ぶ
変位位置との間で移動させるペッグ移動装置を夫々備
え、隣接した2ユニット毎に組としたペッグユニットに
おいて、組とした一方のペッグユニットの後ペッグが変
位位置にあるとき、その変位位置にある後ペッグが組と
した他方のペッグユニットの前ペッグの上方に位置され
るようにしたもの及び隣接した2ユニット毎に組となる
ペッグユニットの間に、一方のペッグユニットの前側の
ペッグと、他方のペッグユニットの後側のペッグとの間
でボビンを移し換えるボビン移載装置を配設したものを
提案した。
作用 前記方法によれば、左右対の満ボビンを前後対にして
その隣へ前後対の小玉ボビンを前後対のまま取出し、次
いで前後対の満ボビンをクリールの前後対のボビンハン
ガへ吊下し、前後対の小玉ボビンを左右対として満ボビ
ンを外した後の予備レールへ吊下するという、前後対の
小玉ボビンの交換作業を、機台長手方向においてクリー
ルのボビン2個と対応する作業スペースで行うようにし
たので、複数対の前後対小玉ボビンを同時に交換するよ
うにしても隣り合う前記作業スペースが重ならない。
その隣へ前後対の小玉ボビンを前後対のまま取出し、次
いで前後対の満ボビンをクリールの前後対のボビンハン
ガへ吊下し、前後対の小玉ボビンを左右対として満ボビ
ンを外した後の予備レールへ吊下するという、前後対の
小玉ボビンの交換作業を、機台長手方向においてクリー
ルのボビン2個と対応する作業スペースで行うようにし
たので、複数対の前後対小玉ボビンを同時に交換するよ
うにしても隣り合う前記作業スペースが重ならない。
また、請求項2の装置によれば、各ペッグユニットの
ペッグ移動装置により、基準となる一方のペッグに対し
て他方のペッグを原位置と変位位置とに移動させること
で、ペッグにボビンを載せたまま前後対と左右対の間で
ボビン配列変換が行なわれる。
ペッグ移動装置により、基準となる一方のペッグに対し
て他方のペッグを原位置と変位位置とに移動させること
で、ペッグにボビンを載せたまま前後対と左右対の間で
ボビン配列変換が行なわれる。
更に、請求項3の装置によれば、ボビン移載装置によ
り、隣接した2ユニットの一方のペッグユニットの前側
のペッグと、他方のペッグユニットの後側のペッグとの
間でボビンを移し換えて前後対と左右対の間のボビン配
列変換が行なわれる。
り、隣接した2ユニットの一方のペッグユニットの前側
のペッグと、他方のペッグユニットの後側のペッグとの
間でボビンを移し換えて前後対と左右対の間のボビン配
列変換が行なわれる。
実施例 この実施例では、精紡機1の機台長手方向を左右方
向、また、精紡機の機台長手方向と直交する機巾方向を
前後方向と記すことにする。第1図において、精紡機1
のクリール2には左右方向に所定間隔でクリールピラー
3が立設され、このクリールピラー3間に支持ブラケッ
ト4a,4bを介して左右方向に延設した前後2本の支持レ
ール5,6が取着してある。各支持レール5,6には夫々精紡
機1の錘数の1/4のボビンハンガ7が左右方向にトラン
ペット14のピッチA1の2倍の左右ピッチA2で支承されて
いる(第18,19図)。各ボビンハンガ7の前後中間位置
に第19図に示すように開口部8を備えたC字状のロービ
ングガイド9が前記左右ピッチA2で配置されている。ロ
ービングガイド9の両端部は中心方向へ湾曲した係止部
9aに形成されている。ロービングガイド9は支持ブラケ
ット4bの間にばねを介して吊下してあり、満ボビンFBの
進入時には満ボビンFBによっておしのけられて側方へ逃
げ、満ボビンFBの通過後、元へ複帰するようになってい
る。第19図に示すようにボビンハンガ7に吊下される
前、後列の篠巻ボビン10F,10Bは左右方向に満ボビンFB
と中玉ボビンMBを交互に吊下して紡出を開始し、各ボビ
ンの前後2個(以下、前後対P1)は同一巻径にしてあ
る。
向、また、精紡機の機台長手方向と直交する機巾方向を
前後方向と記すことにする。第1図において、精紡機1
のクリール2には左右方向に所定間隔でクリールピラー
3が立設され、このクリールピラー3間に支持ブラケッ
ト4a,4bを介して左右方向に延設した前後2本の支持レ
ール5,6が取着してある。各支持レール5,6には夫々精紡
機1の錘数の1/4のボビンハンガ7が左右方向にトラン
ペット14のピッチA1の2倍の左右ピッチA2で支承されて
いる(第18,19図)。各ボビンハンガ7の前後中間位置
に第19図に示すように開口部8を備えたC字状のロービ
ングガイド9が前記左右ピッチA2で配置されている。ロ
ービングガイド9の両端部は中心方向へ湾曲した係止部
9aに形成されている。ロービングガイド9は支持ブラケ
ット4bの間にばねを介して吊下してあり、満ボビンFBの
進入時には満ボビンFBによっておしのけられて側方へ逃
げ、満ボビンFBの通過後、元へ複帰するようになってい
る。第19図に示すようにボビンハンガ7に吊下される
前、後列の篠巻ボビン10F,10Bは左右方向に満ボビンFB
と中玉ボビンMBを交互に吊下して紡出を開始し、各ボビ
ンの前後2個(以下、前後対P1)は同一巻径にしてあ
る。
クリールピラー3上端の支持ブラケット4a先端には下
方に開口したほぼ短形断面形状の予備レール11が左右方
向に沿って延設してあり、クリール2の手前上方に位置
している。この予備レール11には、前記クリール2の前
列のボビンハンガ7と同数のボビンハンガ12を前記左右
ピッチA2で左右方向に一列で支承したボビンキャリッジ
13が走行可能に吊下してある。ボビンキャリッジ13の各
ボビンハンガ12には篠交換に先立ち満ボビンFBが吊下さ
れ、各満ボビンFBがクリール2で紡出中の篠巻ボビンと
対向するようにボビンキャリッジ13が停止している。
方に開口したほぼ短形断面形状の予備レール11が左右方
向に沿って延設してあり、クリール2の手前上方に位置
している。この予備レール11には、前記クリール2の前
列のボビンハンガ7と同数のボビンハンガ12を前記左右
ピッチA2で左右方向に一列で支承したボビンキャリッジ
13が走行可能に吊下してある。ボビンキャリッジ13の各
ボビンハンガ12には篠交換に先立ち満ボビンFBが吊下さ
れ、各満ボビンFBがクリール2で紡出中の篠巻ボビンと
対向するようにボビンキャリッジ13が停止している。
次に篠交換機20について説明する。この実施例では篠
交換は篠継動作を伴っている。第1図において篠交換機
20は本体21下部の車輪22と精紡機1のガイドレール1aに
案内されるガイドローラ23を備え、周知のように図示し
ない走行モータで回動されるスクロールカムとガイドレ
ール1aの側方へ突設したガイドピンとの係合により精紡
機1に沿って走行し、かつ、所定の篠換作業位置に停止
するようにしてある。
交換は篠継動作を伴っている。第1図において篠交換機
20は本体21下部の車輪22と精紡機1のガイドレール1aに
案内されるガイドローラ23を備え、周知のように図示し
ない走行モータで回動されるスクロールカムとガイドレ
ール1aの側方へ突設したガイドピンとの係合により精紡
機1に沿って走行し、かつ、所定の篠換作業位置に停止
するようにしてある。
本体21には前後対P1の小玉ボビンSBとこれと交換され
る予備レール11の左右2個(左右対P2、第18図)の満ボ
ビンFBとを夫々複数対(3対)同時に交換するための複
数(6個)のペッグユニット30A,30Bと、3対6個の満
ボビンFBから篠端を空気吸引により吸引口出しする篠端
引出し装置70と、満ボビンFBの篠端を紡出中の小玉ボビ
ンSBに追継させる6個の篠継ヘッド100と、満ボビンFB
の篠をロービングガイド9に掛ける篠掛け装置130と、
これらの装置を動作させるそれぞれの駆動手段を備えて
いる。
る予備レール11の左右2個(左右対P2、第18図)の満ボ
ビンFBとを夫々複数対(3対)同時に交換するための複
数(6個)のペッグユニット30A,30Bと、3対6個の満
ボビンFBから篠端を空気吸引により吸引口出しする篠端
引出し装置70と、満ボビンFBの篠端を紡出中の小玉ボビ
ンSBに追継させる6個の篠継ヘッド100と、満ボビンFB
の篠をロービングガイド9に掛ける篠掛け装置130と、
これらの装置を動作させるそれぞれの駆動手段を備えて
いる。
まずこの発明において最も特徴のあるペッグユニット
30A,30Bについて説明する。6つのペッグユニット30A,3
0Bは1つおきに空ボビン用ペッグユニット30A、満ボビ
ン用ペッグユニット30Bであって、隣接する空ボビン用
ペッグユニット30Aと満ボビン用ペッグユニット30Bとは
2つずつ組になっている。両ペッグユニット30A,30Bは
ごく一部を除いて同一構造なので、満ボビン用ペッグユ
ニット30Bの1つを例にとって説明する。第3〜5図に
示すように断面コ字状のスライド本体30前方に固着した
ユニット本体31の前部には前ペッグ32が回動自在に支承
され、本体31上面に固着した正逆転モータ33により、ギ
ヤ列34を介して回動するようにしてある。正逆転モータ
33の後方には揺動アーム35の基端が軸支され、本体31上
面の揺動モータ36によりギヤ列37を介して所定角度水平
揺動するようにしてある。この揺動アーム35の後端上面
には、前記前ペッグ32と同一高さ位置に前ペッグ32と共
に一対のペッグを構成する後ペッグ38が回動自在に支承
され、揺動アーム35上面に設けた正逆転モータ39により
ギヤ列40を介して回動するようにしてある。これらの
前、後ペッグ32,38を適宣正逆回転することで、後述の
篠交換動作中にペッグ32,38上の満ボビンFBから繰り出
される篠R2が適切なたるみ状態となるようにしてある。
30A,30Bについて説明する。6つのペッグユニット30A,3
0Bは1つおきに空ボビン用ペッグユニット30A、満ボビ
ン用ペッグユニット30Bであって、隣接する空ボビン用
ペッグユニット30Aと満ボビン用ペッグユニット30Bとは
2つずつ組になっている。両ペッグユニット30A,30Bは
ごく一部を除いて同一構造なので、満ボビン用ペッグユ
ニット30Bの1つを例にとって説明する。第3〜5図に
示すように断面コ字状のスライド本体30前方に固着した
ユニット本体31の前部には前ペッグ32が回動自在に支承
され、本体31上面に固着した正逆転モータ33により、ギ
ヤ列34を介して回動するようにしてある。正逆転モータ
33の後方には揺動アーム35の基端が軸支され、本体31上
面の揺動モータ36によりギヤ列37を介して所定角度水平
揺動するようにしてある。この揺動アーム35の後端上面
には、前記前ペッグ32と同一高さ位置に前ペッグ32と共
に一対のペッグを構成する後ペッグ38が回動自在に支承
され、揺動アーム35上面に設けた正逆転モータ39により
ギヤ列40を介して回動するようにしてある。これらの
前、後ペッグ32,38を適宣正逆回転することで、後述の
篠交換動作中にペッグ32,38上の満ボビンFBから繰り出
される篠R2が適切なたるみ状態となるようにしてある。
この後ペッグ38は前ペッグ32に対して前後方向に一直
線に並ぶ原位置S1にある時、前、後ペッグ32,38間の間
隔がクリール2の前後2列のボビンハンガ7の前後ピッ
チA3(第18図)となる位置に取付けられ、また、前記揺
動アーム35の揺動中心は前記揺動アーム35が所定角度揺
動した時に、後ペッグ38が前ペッグ32の左右方向にクリ
ール2のボビンハンガ7の左右ピッチA2で並ぶ変位位置
(第3図S2)となる位置に設定されている。こうして揺
動アーム35、揺動モータ36、ギヤ列37により後ペッグ38
を原位置S1と変位位置S2との間で移動させるペッグ移動
装置41が構成される。尚、空ボビン用ペッグユニット30
Aは、揺動アーム35の揺動方向が満ボビン用ペッグユニ
ット30Bと異なるので、正逆転モータ33と干渉しないよ
うに設けた揺動アーム35に設けた逃げ部35aの方向が異
なるのみである(第8図)。
線に並ぶ原位置S1にある時、前、後ペッグ32,38間の間
隔がクリール2の前後2列のボビンハンガ7の前後ピッ
チA3(第18図)となる位置に取付けられ、また、前記揺
動アーム35の揺動中心は前記揺動アーム35が所定角度揺
動した時に、後ペッグ38が前ペッグ32の左右方向にクリ
ール2のボビンハンガ7の左右ピッチA2で並ぶ変位位置
(第3図S2)となる位置に設定されている。こうして揺
動アーム35、揺動モータ36、ギヤ列37により後ペッグ38
を原位置S1と変位位置S2との間で移動させるペッグ移動
装置41が構成される。尚、空ボビン用ペッグユニット30
Aは、揺動アーム35の揺動方向が満ボビン用ペッグユニ
ット30Bと異なるので、正逆転モータ33と干渉しないよ
うに設けた揺動アーム35に設けた逃げ部35aの方向が異
なるのみである(第8図)。
次にペッグユニット30A,30Bの前後動機構について説
明する。夫々のペッグユニット30A,30Bにおいて、上方
に開口した断面コ字状のベース45の前後両端内側に対向
して設けたブラケット46上面に前後方向のガイドロッド
47が固着してある。このガイドロッド47にスライド体30
後部の左右両側に一体固着した案内部48が揺動自在に嵌
装されている。スライド体30の下面には前後方向のラッ
ク49が固着され、このラック49とベース45にの下面に取
付けた前後動用モータ50で回転するピニオン51が噛合わ
され、ペッグユニット30A,30Bは後ペッグ38が原位置A1
にある状態で篠交換機20内にある状態から前、後ペッグ
32,38がクリール2の前後2列のボビンハンガ7の直下
位置の間で前後動するようになっている。
明する。夫々のペッグユニット30A,30Bにおいて、上方
に開口した断面コ字状のベース45の前後両端内側に対向
して設けたブラケット46上面に前後方向のガイドロッド
47が固着してある。このガイドロッド47にスライド体30
後部の左右両側に一体固着した案内部48が揺動自在に嵌
装されている。スライド体30の下面には前後方向のラッ
ク49が固着され、このラック49とベース45にの下面に取
付けた前後動用モータ50で回転するピニオン51が噛合わ
され、ペッグユニット30A,30Bは後ペッグ38が原位置A1
にある状態で篠交換機20内にある状態から前、後ペッグ
32,38がクリール2の前後2列のボビンハンガ7の直下
位置の間で前後動するようになっている。
次にペッグユニット30A,30Bの昇降装置について第6
〜9図を用いて説明する。篠交換機20の本体21上部と下
部のブラケット55a,55b間に上下方向の6本のガイドロ
ッド56が立設してある。このガイドロッド56の1本おき
の3本に第9図に示すように空ボビン用の昇降部材57
が、残る3本に満ボビン用の昇降部材58が夫々昇降自在
に嵌装してある。各昇降部材57,58の上方へ伸びる連結
部57a,58a上端には前記ベース45が夫々一体連結され、
後ペッグ38が原位置S1にある状態で隣合うペッグユニッ
ト30A,30Bの前ペッグ32、後ペッグ38の左右ピッチが夫
々クリール2のボビンハンガ7の左右ピッチA2と一致さ
せてある。各昇降部材57,58は本体21の下部に設けた夫
々の昇降モータ59の駆動スプロケット60と、上部のブラ
ケット55aに回動自在に支持したスプロケット61の間に
巻回したチェン62の中間に連結してあり、チェン62の周
回によって、ペッグユニット30A,30Bが上下方向の待機
位置(第6図S3)と、予備レール11のボビンハンガ12に
ボビンを着脱する上昇端位置(第6図S4)の間で昇降す
るようにしてあり、満ボビン取降位置(第20図(b))
S5と中間位置(同図(g))S6及び別の中間位置(同図
(i))でも停止するようにしてある。
〜9図を用いて説明する。篠交換機20の本体21上部と下
部のブラケット55a,55b間に上下方向の6本のガイドロ
ッド56が立設してある。このガイドロッド56の1本おき
の3本に第9図に示すように空ボビン用の昇降部材57
が、残る3本に満ボビン用の昇降部材58が夫々昇降自在
に嵌装してある。各昇降部材57,58の上方へ伸びる連結
部57a,58a上端には前記ベース45が夫々一体連結され、
後ペッグ38が原位置S1にある状態で隣合うペッグユニッ
ト30A,30Bの前ペッグ32、後ペッグ38の左右ピッチが夫
々クリール2のボビンハンガ7の左右ピッチA2と一致さ
せてある。各昇降部材57,58は本体21の下部に設けた夫
々の昇降モータ59の駆動スプロケット60と、上部のブラ
ケット55aに回動自在に支持したスプロケット61の間に
巻回したチェン62の中間に連結してあり、チェン62の周
回によって、ペッグユニット30A,30Bが上下方向の待機
位置(第6図S3)と、予備レール11のボビンハンガ12に
ボビンを着脱する上昇端位置(第6図S4)の間で昇降す
るようにしてあり、満ボビン取降位置(第20図(b))
S5と中間位置(同図(g))S6及び別の中間位置(同図
(i))でも停止するようにしてある。
次に篠端引出し装置70について説明する。第10,11図
において、篠交換機20の本体21の左右両側に本体21下面
から上部へ斜め前方に向けてカムプレート71が取付けて
ある。カムプレート71にはカム溝72が形成してある。カ
ムプレート71の夫々の外側には斜め方向のガイドロッド
73が延設してある。左右のガイドロッド73には夫々L字
状のスライドブロック74が摺動自在に案内してある。各
スライドブロック74には本体21下面に取付けたモータ75
で回転されるスプロケット76と、本体21上部に回動自在
に支持したスプロケット77間に巻回したチェン78が夫々
連結されている。左右のスライドブロック74の先端には
一端を吸引源に接続したパイプ79が回動自在に支持して
ある。パイプ79の一端(第11図左端)にはレバー80の一
端が回動自在かつ軸方向に一体に連結してある。このレ
バー80の他端には前記スライドブロック74方向に回り止
めロッド81が突設され、この回り止めロッド81はスライ
ドブロック74に設けた孔82を貫通している。レバー80の
他端には更に後方へロッド83が突設され、ロッド83先端
にはカムフォロア84が回動自在に支持してある。このカ
ムフォロア84は本体21左側板と一体の横移動カム板85の
カム溝86に嵌装してある。このカム溝86はスライドブロ
ック74の上昇によりパイプ79を左右方向へトランペット
ピッチA1だけシフトさせるものである。パイプ79には左
右一対のカムレバー87が一体固着され、先端には前記カ
ムプレート71のカム溝72に案内される案内ロッド88が取
付けてある。左右の案内ロッド88はパイプ79がシフトし
てもカム溝72から外れない長さにしてある。パイプ79に
は口出しノズル89が2個ずつ3組固着、連通してある。
各組における口出しノズル89の左右ピッチは精紡機1の
トランペット14の左右ピッチA1と一致され、各組間の左
右ピッチは前記左右ピッチA1の4倍に設定してある。そ
して前記カムプレート71のカム溝72はスライドブロック
74が上昇するにつれて口出しノズル89を後述の篠継ヘッ
ド100と干渉しない軌跡で上昇させるように形成してあ
る。従ってスライドブロック74の昇降により、口出しノ
ズル89は待機位置S7と口出し位置S8との間でシフトされ
つつ昇降移動する。
において、篠交換機20の本体21の左右両側に本体21下面
から上部へ斜め前方に向けてカムプレート71が取付けて
ある。カムプレート71にはカム溝72が形成してある。カ
ムプレート71の夫々の外側には斜め方向のガイドロッド
73が延設してある。左右のガイドロッド73には夫々L字
状のスライドブロック74が摺動自在に案内してある。各
スライドブロック74には本体21下面に取付けたモータ75
で回転されるスプロケット76と、本体21上部に回動自在
に支持したスプロケット77間に巻回したチェン78が夫々
連結されている。左右のスライドブロック74の先端には
一端を吸引源に接続したパイプ79が回動自在に支持して
ある。パイプ79の一端(第11図左端)にはレバー80の一
端が回動自在かつ軸方向に一体に連結してある。このレ
バー80の他端には前記スライドブロック74方向に回り止
めロッド81が突設され、この回り止めロッド81はスライ
ドブロック74に設けた孔82を貫通している。レバー80の
他端には更に後方へロッド83が突設され、ロッド83先端
にはカムフォロア84が回動自在に支持してある。このカ
ムフォロア84は本体21左側板と一体の横移動カム板85の
カム溝86に嵌装してある。このカム溝86はスライドブロ
ック74の上昇によりパイプ79を左右方向へトランペット
ピッチA1だけシフトさせるものである。パイプ79には左
右一対のカムレバー87が一体固着され、先端には前記カ
ムプレート71のカム溝72に案内される案内ロッド88が取
付けてある。左右の案内ロッド88はパイプ79がシフトし
てもカム溝72から外れない長さにしてある。パイプ79に
は口出しノズル89が2個ずつ3組固着、連通してある。
各組における口出しノズル89の左右ピッチは精紡機1の
トランペット14の左右ピッチA1と一致され、各組間の左
右ピッチは前記左右ピッチA1の4倍に設定してある。そ
して前記カムプレート71のカム溝72はスライドブロック
74が上昇するにつれて口出しノズル89を後述の篠継ヘッ
ド100と干渉しない軌跡で上昇させるように形成してあ
る。従ってスライドブロック74の昇降により、口出しノ
ズル89は待機位置S7と口出し位置S8との間でシフトされ
つつ昇降移動する。
次に篠継ヘッド100とその作動機構について第1,12,13
図を参照して説明する。本体21の左右にわたるシャフト
110が本体21の前部に取付けたブラケット111に回動自在
に支持してある。このシャフト110には、第1図におい
て各空ボビン用ペッグユニット30Aの左側に夫々アーム1
12が一体楔着してある。各アーム112の先端には篠継ヘ
ッド100のコ字状のヘッド本体101の一端に設けた軸部10
1aが夫々回動自在に支持してある。軸部101aはアーム11
2より突出し、レバー113を介してヘッド揺動シリンダ11
4のピストンロッド115に連結してあり、篠継ヘッド100
を垂下状態からほぼ水平状態の間で揺動するようにして
ある。前記シャフト110の一端はレバー116の一端と楔着
され、レバー116他端は揺動シリンダ117のピストンロッ
ド118に連結してある。この揺動シリンダ117の作用でア
ーム112を篠交換機20内の待機位置から、水平状態とし
た篠継ヘッド100がトランペット14上方の篠継位置S9と
なる前進端位置まで揺動させる。
図を参照して説明する。本体21の左右にわたるシャフト
110が本体21の前部に取付けたブラケット111に回動自在
に支持してある。このシャフト110には、第1図におい
て各空ボビン用ペッグユニット30Aの左側に夫々アーム1
12が一体楔着してある。各アーム112の先端には篠継ヘ
ッド100のコ字状のヘッド本体101の一端に設けた軸部10
1aが夫々回動自在に支持してある。軸部101aはアーム11
2より突出し、レバー113を介してヘッド揺動シリンダ11
4のピストンロッド115に連結してあり、篠継ヘッド100
を垂下状態からほぼ水平状態の間で揺動するようにして
ある。前記シャフト110の一端はレバー116の一端と楔着
され、レバー116他端は揺動シリンダ117のピストンロッ
ド118に連結してある。この揺動シリンダ117の作用でア
ーム112を篠交換機20内の待機位置から、水平状態とし
た篠継ヘッド100がトランペット14上方の篠継位置S9と
なる前進端位置まで揺動させる。
篠継ヘッド100は例えば特開昭64−52828号で周知のも
のとほぼ同一なので、第13図を用いて簡単に説明する。
この篠継ヘッド100は1つのヘッド本体101にトランペッ
ト14の左右ピッチA1と一致して一対設けられ、各篠継ヘ
ッド100は夫々支軸102を支点として揺動する篠把持レバ
ー103を備えており、リンク104を介してエアシリンダ10
5に連結してある。そして、エアシリンダ105の作用で、
篠把持レバー103の先端がストッパブロック106と当接し
て満ボビンFBの篠R2を把持する位置と、ストッパブロッ
ク107と当接して小玉ボビンSBの篠R1を把持する位置
と、両方のストッパブロック106,107に当接しない中立
位置の3つの位置に切換えられるようになっている。
のとほぼ同一なので、第13図を用いて簡単に説明する。
この篠継ヘッド100は1つのヘッド本体101にトランペッ
ト14の左右ピッチA1と一致して一対設けられ、各篠継ヘ
ッド100は夫々支軸102を支点として揺動する篠把持レバ
ー103を備えており、リンク104を介してエアシリンダ10
5に連結してある。そして、エアシリンダ105の作用で、
篠把持レバー103の先端がストッパブロック106と当接し
て満ボビンFBの篠R2を把持する位置と、ストッパブロッ
ク107と当接して小玉ボビンSBの篠R1を把持する位置
と、両方のストッパブロック106,107に当接しない中立
位置の3つの位置に切換えられるようになっている。
次に篠掛け装置130について第9,14〜17図を参照して
説明する。第9図で示すように空ボビン用の昇降部材57
をガイドしている3本のガイドロッド56前方で上下のブ
ラケット55a,55b間に3本のガイドロッド131が立設して
ある。3本のガイドロッド131には昇降ブロック132の3
つのガイド部132aが昇降自在に嵌装してある。
説明する。第9図で示すように空ボビン用の昇降部材57
をガイドしている3本のガイドロッド56前方で上下のブ
ラケット55a,55b間に3本のガイドロッド131が立設して
ある。3本のガイドロッド131には昇降ブロック132の3
つのガイド部132aが昇降自在に嵌装してある。
昇降ブロック132にはガイド部132a間に左右方向の揺
動軸133が回動自在に支持してある。揺動軸133には3本
の篠掛けバー134の下端が楔着され、空ボビン用ペッグ
ユニット30Aを挾んで、前記篠継ぎヘッド100のアーム11
2と逆側に夫々位置されている。中央のガイド部132aの
側面には揺動回転軸133の揺動用モータ135が取付けてあ
り、揺動用モータ135の駆動ギヤ136が揺動軸133に楔着
した従動ギヤ137と噛合っている。またこの昇降ブロッ
ク132には、上部のブラケット55aに回動自在に支持した
スプロケット138と下部のブラケット55bに取付けた昇降
モータ139のスプロケット140間に巻回したチェン141が
連結してある。
動軸133が回動自在に支持してある。揺動軸133には3本
の篠掛けバー134の下端が楔着され、空ボビン用ペッグ
ユニット30Aを挾んで、前記篠継ぎヘッド100のアーム11
2と逆側に夫々位置されている。中央のガイド部132aの
側面には揺動回転軸133の揺動用モータ135が取付けてあ
り、揺動用モータ135の駆動ギヤ136が揺動軸133に楔着
した従動ギヤ137と噛合っている。またこの昇降ブロッ
ク132には、上部のブラケット55aに回動自在に支持した
スプロケット138と下部のブラケット55bに取付けた昇降
モータ139のスプロケット140間に巻回したチェン141が
連結してある。
各篠掛けバー134の先端部には第16図,第17図のよう
に一対の篠ガイド部材145が設けてある。即ち篠掛けバ
ー134先端部上面に固定したブラケット146に互いに反対
方向を向けて2個のエアーシリンダ147を並設し、夫々
のエアーシリンダ147のピストンロッド148の先端部にガ
イド凹み145aを形成した鉤状の篠ガイド部材145が螺着
してある。篠ガイド部材145の下面は凹状に形成されて
いて、その凹部を篠掛けバー134の上面に固着した角状
のガイドバー149上に載置し、篠ガイド部材145は第16図
における実線と仮想線で図示した位置にガイドバー149
に案内されて往復摺動する。本実施例のエアーシリンダ
147は図示は省略したがシリンダ本体内にばねを内蔵し
た周知の単動シリンダで常時はばねで付勢されてピスト
ンロッドが突出していて(実線で示した状態)篠ガイド
部材145の左右の間隔Bは前記満ボビンの間隔A2と等し
い間隔で左右のガイド凹み145aは篠掛けする2個のC字
状ロービングガイド9の開口部8とほぼ対向している。
に一対の篠ガイド部材145が設けてある。即ち篠掛けバ
ー134先端部上面に固定したブラケット146に互いに反対
方向を向けて2個のエアーシリンダ147を並設し、夫々
のエアーシリンダ147のピストンロッド148の先端部にガ
イド凹み145aを形成した鉤状の篠ガイド部材145が螺着
してある。篠ガイド部材145の下面は凹状に形成されて
いて、その凹部を篠掛けバー134の上面に固着した角状
のガイドバー149上に載置し、篠ガイド部材145は第16図
における実線と仮想線で図示した位置にガイドバー149
に案内されて往復摺動する。本実施例のエアーシリンダ
147は図示は省略したがシリンダ本体内にばねを内蔵し
た周知の単動シリンダで常時はばねで付勢されてピスト
ンロッドが突出していて(実線で示した状態)篠ガイド
部材145の左右の間隔Bは前記満ボビンの間隔A2と等し
い間隔で左右のガイド凹み145aは篠掛けする2個のC字
状ロービングガイド9の開口部8とほぼ対向している。
以上の構成により本発明の方法を実施する場合、以下
のようになる。クリール2の前後列に左右方向に1列お
きに満、中玉ボビンFB,MBと仕掛けて紡出を始める。中
玉ボビンMBが小玉ボビンSBとなると篠交換機20が精紡機
1の前面に沿って左方(第20図で矢印Y方向)へ進入
し、交換すべき3つの前後対P1の小玉ボビンSBの右端列
と、篠交換機20に搭載した右端(第20図で下端)の空ボ
ビン用ペッグユニット30Aとを対向させて停止し、各ペ
ッグユニット30A,30Bの各前ペッグ32は予備レール11の
3つの隣り合う左右対P2(6個)の満ボビンFBの直下に
位置する(第20図(a))。この時、篠継ヘッド100、
及び口出しノズル89は篠継ぎされる小玉ボビンSBの篠R1
を案内するトランペット14と対向しており、篠ガイド部
材145は小玉ボビンSBの篠R1を案内しているC字状ロー
ビングガイド9と対向している。3つの満ボビン用ペッ
グユニット30Bを昇降モータ59とチェン62を介して待機
位置S3から最上昇位置S4へ上昇させつつ、最上昇位置S4
に至る間に3つの満ボビン用ペッグユニット30Bの揺動
モータ36を作動させて揺動アーム35を反時計方向に水平
揺動して後ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ移動さ
せる。これによって、変位位置S2となった満ボビン用ペ
ッグユニット30Bの後ペッグ38は、隣接して組となって
いる空ボビン用ペッグユニット30Aの前ペッグ32の上方
位置となる。こうして上昇された満ボビン用ペッグユニ
ット30Bの前後ペッグ32,38にクリール2の交換すべき3
つの前後対P1の小玉ボビンSBと対応する予備レール11の
3つの左右対P2の満ボビンFBを載置する。上昇したペッ
グユニット30Bは満ボビン取降位置S5まで下降され停止
する。
のようになる。クリール2の前後列に左右方向に1列お
きに満、中玉ボビンFB,MBと仕掛けて紡出を始める。中
玉ボビンMBが小玉ボビンSBとなると篠交換機20が精紡機
1の前面に沿って左方(第20図で矢印Y方向)へ進入
し、交換すべき3つの前後対P1の小玉ボビンSBの右端列
と、篠交換機20に搭載した右端(第20図で下端)の空ボ
ビン用ペッグユニット30Aとを対向させて停止し、各ペ
ッグユニット30A,30Bの各前ペッグ32は予備レール11の
3つの隣り合う左右対P2(6個)の満ボビンFBの直下に
位置する(第20図(a))。この時、篠継ヘッド100、
及び口出しノズル89は篠継ぎされる小玉ボビンSBの篠R1
を案内するトランペット14と対向しており、篠ガイド部
材145は小玉ボビンSBの篠R1を案内しているC字状ロー
ビングガイド9と対向している。3つの満ボビン用ペッ
グユニット30Bを昇降モータ59とチェン62を介して待機
位置S3から最上昇位置S4へ上昇させつつ、最上昇位置S4
に至る間に3つの満ボビン用ペッグユニット30Bの揺動
モータ36を作動させて揺動アーム35を反時計方向に水平
揺動して後ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ移動さ
せる。これによって、変位位置S2となった満ボビン用ペ
ッグユニット30Bの後ペッグ38は、隣接して組となって
いる空ボビン用ペッグユニット30Aの前ペッグ32の上方
位置となる。こうして上昇された満ボビン用ペッグユニ
ット30Bの前後ペッグ32,38にクリール2の交換すべき3
つの前後対P1の小玉ボビンSBと対応する予備レール11の
3つの左右対P2の満ボビンFBを載置する。上昇したペッ
グユニット30Bは満ボビン取降位置S5まで下降され停止
する。
続いて口出しノズル昇降用のモータ75がチェン78を周
回し、スライドブロック74が斜め前方上方へ上昇するこ
とにより案内ロッド88が傾動用のカム溝72に、また、ロ
ッド83先端のカムフォロア84がシフト用のカム溝86に夫
々案内され、口出しノズル89は待機位置S7から口出し位
置S8まで左右方向へ移動しつつ上昇され、口出し位置S8
で6つの満ボビンFB外周に近接して停止する。口出し位
置S8で図示しない吸引源が作動して口出しノズル89が吸
引を始めると共に、満ボビンFBを載置した各前、後ペッ
グ32,38を2つの正逆転モータ33,39により篠巻戻し方向
へゆっくり回転させて、口出しノズル89が篠端を吸引口
出しする(第20図(b))。
回し、スライドブロック74が斜め前方上方へ上昇するこ
とにより案内ロッド88が傾動用のカム溝72に、また、ロ
ッド83先端のカムフォロア84がシフト用のカム溝86に夫
々案内され、口出しノズル89は待機位置S7から口出し位
置S8まで左右方向へ移動しつつ上昇され、口出し位置S8
で6つの満ボビンFB外周に近接して停止する。口出し位
置S8で図示しない吸引源が作動して口出しノズル89が吸
引を始めると共に、満ボビンFBを載置した各前、後ペッ
グ32,38を2つの正逆転モータ33,39により篠巻戻し方向
へゆっくり回転させて、口出しノズル89が篠端を吸引口
出しする(第20図(b))。
次いで吸引を続けながら前記と逆の動作で口出しノズ
ル89を口出し位置S8から篠継ヘッド10下方の待機位置S7
へ横移動させつつ下降させる。この時、満ボビンFBは篠
切断が生じないように巻戻し方向に回転される。口出し
された満ボビンFBの篠端は篠ガイド部材145の前方を通
って篠継ヘッド100の篠把持レバー103どストッパブロッ
ク106との間に把持される(第20図(c))。
ル89を口出し位置S8から篠継ヘッド10下方の待機位置S7
へ横移動させつつ下降させる。この時、満ボビンFBは篠
切断が生じないように巻戻し方向に回転される。口出し
された満ボビンFBの篠端は篠ガイド部材145の前方を通
って篠継ヘッド100の篠把持レバー103どストッパブロッ
ク106との間に把持される(第20図(c))。
次に篠掛け装置130の揺動用モータ135が回転して篠掛
けバー134を前方へ傾動し、同時に昇降モータ139の動作
で篠ガイド部材145を僅かに上昇させると、篠ガイド部
材145が、篠継ヘッド100と満ボビンFBの間でトランペッ
ト14の左右ピッチA1を保っている満ボビンFBの篠R2の間
に入り込み、各2本の篠R2は篠ガイド部材145の斜面で
左右にさばかれ、その中間部が夫々ガイド凹み145a内に
位置される。これと共に、篠継ヘッド100をヘッド揺動
シリンダ114の動作で垂下状態からほぼ水平状態へ揺動
させ、口出しノズル89と篠継ヘッド100間で篠R2を口出
しノズル89内のコーム(図示なし)の作用により篠端を
筆先状にして切断する(第20図(d))。
けバー134を前方へ傾動し、同時に昇降モータ139の動作
で篠ガイド部材145を僅かに上昇させると、篠ガイド部
材145が、篠継ヘッド100と満ボビンFBの間でトランペッ
ト14の左右ピッチA1を保っている満ボビンFBの篠R2の間
に入り込み、各2本の篠R2は篠ガイド部材145の斜面で
左右にさばかれ、その中間部が夫々ガイド凹み145a内に
位置される。これと共に、篠継ヘッド100をヘッド揺動
シリンダ114の動作で垂下状態からほぼ水平状態へ揺動
させ、口出しノズル89と篠継ヘッド100間で篠R2を口出
しノズル89内のコーム(図示なし)の作用により篠端を
筆先状にして切断する(第20図(d))。
篠ガイド部材145を前列の小玉ボビンSBの直下へ移動
させると同時に満ボビンFBを巻戻し方向へ回転させつつ
篠継ヘッド100の揺動シリンダ117を作動してアーム112
を前進端位置まで揺動させ、篠継ヘッド100をトランペ
ット14上方の篠継位置S9に位置させる。こうして篠継ヘ
ッド100が把持してその溝底部101aに保持さている満ボ
ビンFBの篠R2に小玉ボビンSBの篠R1を重ね合せ、篠把持
レバー103を中立位置にする。すると満ボビンFBの篠R2
は把持を解放されて小玉ボビンSBの篠R1と共にトランペ
ット14からドラフトローラ15へ連れ込まれて追継ぎが行
なわれる(第20図(e))。
させると同時に満ボビンFBを巻戻し方向へ回転させつつ
篠継ヘッド100の揺動シリンダ117を作動してアーム112
を前進端位置まで揺動させ、篠継ヘッド100をトランペ
ット14上方の篠継位置S9に位置させる。こうして篠継ヘ
ッド100が把持してその溝底部101aに保持さている満ボ
ビンFBの篠R2に小玉ボビンSBの篠R1を重ね合せ、篠把持
レバー103を中立位置にする。すると満ボビンFBの篠R2
は把持を解放されて小玉ボビンSBの篠R1と共にトランペ
ット14からドラフトローラ15へ連れ込まれて追継ぎが行
なわれる(第20図(e))。
次いで篠把持レバー103が小玉ボビンSBの篠R1をスト
ッパブロック107との間で把持し、小玉ボビンSBの篠R1
がドラフトローラ15へ送り込まれることで小玉ボビンSB
の篠R1が切断される。同時に篠ガイド部材145が小玉ボ
ビンSBの下方を通って上昇して、篠継された満ボビンFB
の篠R2を小玉ボビンSBの左右両側にさばき、同時に、満
ボビンFBを載せている後ペッグ38を巻戻し方向へ回転さ
せつつ揺動アーム35の移動により原位置S1に戻し、左右
対P2の満ボビンFBを前後対P1に並べ換える。次いで前後
動用モータ50を駆動して空ボビン用ペッグユニット30A
を、さばかれた2本の篠R2の間を通って前進され、それ
らの前、後ペッグ32,38を交換すべき前後対P1の小玉ボ
ビンSBの直下に位置させる(第21図(f))。満ボビン
用ペッグユニット30Bを中間位置S6まで上昇させ、篠ガ
イド部材145も上昇端まで上昇させて、満ボビンFBの篠R
2の下方に小玉ボビンSBの通路を確保し、前記小玉ボビ
ンSB直下の空ボビン用ペッグユニット30Aを昇降して前
後対P1の小玉ボビンSBをクリール2のボビンハンガ7か
ら外し、前、後ペッグ32,38上に小玉ボビンSBを載せた
状態で小玉ボビンSBをペッグ回転により篠巻取方向へ回
転させて、切断した小玉ボビンSBの篠R1を巻取る(第20
図(g))。小玉ボビンSBを載せた空ボビン用ペッグユ
ニット30Aを後退させて、対応した前後対P1の満ボビンF
Bの隣へ前後対P1のまま取り出す(第18図,第20
(h))。満ボビン用ペッグユニット18Bを中間位置S10
へ上昇させ(中間位置S10で満ボビンFBは予備レール11
のボビンハンガ12に吊下されない)、篠ガイド部材145
をロービングガイド9の僅か前方へ移動させ、篠ガイド
部材145の下流の篠R2をロービングガイド9の開口部8
からC字状のロービングガイド9内へ導く。次いで2個
のエアーシリンダ147の作用で篠ガイド部材145を互いに
接近移動させた後、篠ガイド部材145を後退させ、篠R2
をロービングガイド9の係止部9aの内側に引掛ける(第
20図(i),第19図2点鎖線)。次いで篠ガイド部材14
5を待機位置へ戻し、満ボビンFBを載せた3つの満ボビ
ン用ペッグユニット30Bを待機位置S3まで下降させると
共に篠交換機20全体を右方向にクリール2のボビンハン
ガ7の左右ピッチA2だけ移動させて各前後対P1の満ボビ
ンFBを、クリール2の小玉ボビンSBを取外した空のボビ
ンハンガ7と対向させる(第20図(i))。そして満ボ
ビンFBを載せた満ボビン用ペッグユニット30Bを前進さ
せて前後対P1のボビンハンガ7直下に位置させた後昇降
し、満ボビンFBを小玉ボビンSBを外した後のボビンハン
ガ7に挿着する。その後、満ボビン用ペッグユニット30
Bを後退させ、篠交換機20を左方へクリール2のボビン
ハンガ7の1ピッチA2だけ移動させると同時に小玉ボビ
ンSBを載せた空ボビン用ペッグユニット30Aを上昇させ
つつ揺動アーム35を揺動して小玉ボビンSBを載せたまま
後ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ揺動させる。こ
れによって、変位位置S2となった空ボビン用ペッグユニ
ット30Aの後ペッグ38は、隣接して組となっている満ボ
ビン用ペッグユニット30Bの前ペッグ32の上方位置とな
り、3対の前後列P1の小玉ボビンSBを左右対P2に配列し
て一列状態とし、満ボビンFBを外した後の予備レール11
のボビンハンガ12に挿着する(第20図(k))。そして
変位位置S2にあった後ペッグ38を原位置S1へ戻し、上昇
していたペッグユニット30Bを待機位置S3へ戻して一連
の篠交換が終了する(第20図(l))。そして篠交換機
20はクリール2のボビンハンガ7の6ピッチ分左方へ移
動して停止し、以下前記動作を繰り返す。
ッパブロック107との間で把持し、小玉ボビンSBの篠R1
がドラフトローラ15へ送り込まれることで小玉ボビンSB
の篠R1が切断される。同時に篠ガイド部材145が小玉ボ
ビンSBの下方を通って上昇して、篠継された満ボビンFB
の篠R2を小玉ボビンSBの左右両側にさばき、同時に、満
ボビンFBを載せている後ペッグ38を巻戻し方向へ回転さ
せつつ揺動アーム35の移動により原位置S1に戻し、左右
対P2の満ボビンFBを前後対P1に並べ換える。次いで前後
動用モータ50を駆動して空ボビン用ペッグユニット30A
を、さばかれた2本の篠R2の間を通って前進され、それ
らの前、後ペッグ32,38を交換すべき前後対P1の小玉ボ
ビンSBの直下に位置させる(第21図(f))。満ボビン
用ペッグユニット30Bを中間位置S6まで上昇させ、篠ガ
イド部材145も上昇端まで上昇させて、満ボビンFBの篠R
2の下方に小玉ボビンSBの通路を確保し、前記小玉ボビ
ンSB直下の空ボビン用ペッグユニット30Aを昇降して前
後対P1の小玉ボビンSBをクリール2のボビンハンガ7か
ら外し、前、後ペッグ32,38上に小玉ボビンSBを載せた
状態で小玉ボビンSBをペッグ回転により篠巻取方向へ回
転させて、切断した小玉ボビンSBの篠R1を巻取る(第20
図(g))。小玉ボビンSBを載せた空ボビン用ペッグユ
ニット30Aを後退させて、対応した前後対P1の満ボビンF
Bの隣へ前後対P1のまま取り出す(第18図,第20
(h))。満ボビン用ペッグユニット18Bを中間位置S10
へ上昇させ(中間位置S10で満ボビンFBは予備レール11
のボビンハンガ12に吊下されない)、篠ガイド部材145
をロービングガイド9の僅か前方へ移動させ、篠ガイド
部材145の下流の篠R2をロービングガイド9の開口部8
からC字状のロービングガイド9内へ導く。次いで2個
のエアーシリンダ147の作用で篠ガイド部材145を互いに
接近移動させた後、篠ガイド部材145を後退させ、篠R2
をロービングガイド9の係止部9aの内側に引掛ける(第
20図(i),第19図2点鎖線)。次いで篠ガイド部材14
5を待機位置へ戻し、満ボビンFBを載せた3つの満ボビ
ン用ペッグユニット30Bを待機位置S3まで下降させると
共に篠交換機20全体を右方向にクリール2のボビンハン
ガ7の左右ピッチA2だけ移動させて各前後対P1の満ボビ
ンFBを、クリール2の小玉ボビンSBを取外した空のボビ
ンハンガ7と対向させる(第20図(i))。そして満ボ
ビンFBを載せた満ボビン用ペッグユニット30Bを前進さ
せて前後対P1のボビンハンガ7直下に位置させた後昇降
し、満ボビンFBを小玉ボビンSBを外した後のボビンハン
ガ7に挿着する。その後、満ボビン用ペッグユニット30
Bを後退させ、篠交換機20を左方へクリール2のボビン
ハンガ7の1ピッチA2だけ移動させると同時に小玉ボビ
ンSBを載せた空ボビン用ペッグユニット30Aを上昇させ
つつ揺動アーム35を揺動して小玉ボビンSBを載せたまま
後ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ揺動させる。こ
れによって、変位位置S2となった空ボビン用ペッグユニ
ット30Aの後ペッグ38は、隣接して組となっている満ボ
ビン用ペッグユニット30Bの前ペッグ32の上方位置とな
り、3対の前後列P1の小玉ボビンSBを左右対P2に配列し
て一列状態とし、満ボビンFBを外した後の予備レール11
のボビンハンガ12に挿着する(第20図(k))。そして
変位位置S2にあった後ペッグ38を原位置S1へ戻し、上昇
していたペッグユニット30Bを待機位置S3へ戻して一連
の篠交換が終了する(第20図(l))。そして篠交換機
20はクリール2のボビンハンガ7の6ピッチ分左方へ移
動して停止し、以下前記動作を繰り返す。
この実施例によればペッグユニット30A,30B自体が後
ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ移動させるペッグ
移動装置41を備えているから、篠交換機20全体をコンパ
クトにすることができる。
ペッグ38を原位置S1から変位位置S2へ移動させるペッグ
移動装置41を備えているから、篠交換機20全体をコンパ
クトにすることができる。
他の実施例 第21〜23図において篠交換機20の他の例を示す。前記
実施例と異なるところは、ペッグユニット200A,200Bが
揺動アーム35を含むペッグ移動装置41を持たず、前、後
ペッグ32,38がユニット本体31に直接回動自在に支持さ
れている点、ペッグ移動装置41に代えて、篠交換機20の
本体21内に並設した偶数のペッグユニット200A,200Bを
満ボビン用と空ボビン用の2つのペッグユニット毎に組
とした時、このペッグユニット200A,200Bの中間にボビ
ン移載装置210を配設した点、及び、満ボビン取降位置S
5が待機位置S3と一致しているために、口出しノズル89
の口出し位置S8が低くしてある点である。
実施例と異なるところは、ペッグユニット200A,200Bが
揺動アーム35を含むペッグ移動装置41を持たず、前、後
ペッグ32,38がユニット本体31に直接回動自在に支持さ
れている点、ペッグ移動装置41に代えて、篠交換機20の
本体21内に並設した偶数のペッグユニット200A,200Bを
満ボビン用と空ボビン用の2つのペッグユニット毎に組
とした時、このペッグユニット200A,200Bの中間にボビ
ン移載装置210を配設した点、及び、満ボビン取降位置S
5が待機位置S3と一致しているために、口出しノズル89
の口出し位置S8が低くしてある点である。
ボビン移載装置210は第21,22図に示すように篠交換機
20の本体21上部において、前記のように組となる2つの
満、空ボビン用ペッグユニット200A,200Bの中間に前後
方向にわたって2本の水平方向の案内ロッド211a,211b
を固着し、これらの案内ロッド211a,211bに摺動体212が
前後方向に摺動自在に嵌装してある。ガイドロッド211a
の下部には前後方向にウォームラック213が刻設され、
このウォームラック213に摺動体212に取付けた移動用モ
ータ214のウォームギヤ215が噛合せてある。摺動体212
の上面には、支柱212aの下端が回動自在に支持され、支
柱212aの下端部と一体のギヤ216と旋回モータ217の駆動
ギヤ218とを噛合せてある。支柱212aの上端には吊下ア
ーム219を基端が連結してある。吊下アーム29の先端は
ボビンの上つば部221と係止してボビンを吊下げる係止
部220に形成してある。吊下アーム219の旋回長さは摺動
体212を前後方向の後退端または前進端に位置させて吊
下アーム219を水平旋回したとき、組となる2つのペッ
グユニット200A,200Bの夫々の後ペッグ38または前ペッ
グ32上に前記係止部220が位置可能に設定してある。
20の本体21上部において、前記のように組となる2つの
満、空ボビン用ペッグユニット200A,200Bの中間に前後
方向にわたって2本の水平方向の案内ロッド211a,211b
を固着し、これらの案内ロッド211a,211bに摺動体212が
前後方向に摺動自在に嵌装してある。ガイドロッド211a
の下部には前後方向にウォームラック213が刻設され、
このウォームラック213に摺動体212に取付けた移動用モ
ータ214のウォームギヤ215が噛合せてある。摺動体212
の上面には、支柱212aの下端が回動自在に支持され、支
柱212aの下端部と一体のギヤ216と旋回モータ217の駆動
ギヤ218とを噛合せてある。支柱212aの上端には吊下ア
ーム219を基端が連結してある。吊下アーム29の先端は
ボビンの上つば部221と係止してボビンを吊下げる係止
部220に形成してある。吊下アーム219の旋回長さは摺動
体212を前後方向の後退端または前進端に位置させて吊
下アーム219を水平旋回したとき、組となる2つのペッ
グユニット200A,200Bの夫々の後ペッグ38または前ペッ
グ32上に前記係止部220が位置可能に設定してある。
次に前記構成による作用を説明する。所定の篠交換位
置に篠交換機20を停止し、6つのペッグユニット200A,2
00Bの前ペッグ32が予備レール11の3つの隣り合う左右
対(6個)の満ボビンFB直下に位置する(第23図
(a))。6つのペッグユニット200A,200Bを一斉に昇
降させて6個の満ボビンFBを満ボビン取降位置(待機位
置S3と同じ)へ取降し、6つの口出しノズル89を口出し
位置S8へ上昇させて満ボビンFBの篠端口出しを行ない篠
端を篠継ヘッド100に渡す。6つのペッグユニット200A
A,200Bをボビン吊下位置まで僅かに上昇させ、同時に篠
継を行ない小玉ボビンSBの篠R1を切断する(第23図
(b))。空ボビン用ペッグユニット200Aの前、後ペッ
グ32,38の中間に係止部220を位置させていた吊下アーム
219は、旋回モータ217を動作して吊下アーム219を時計
方向に僅かに回動させると共に、ウォームラック213と
ウォームギヤ215の回動により前進し、前進端で反時計
方向へ回動して係止部220が空ボビン用ペッグユニット2
00A上の満ボビンFBの上つば部221と係止する(第23図
(c))。次に6つのペッグユニット200A,200Bを一斉
に下降して、空ボビン用ペッグユニット200Aの前ペッグ
に挿着されている満ボビンFBを吊下アーム219の係止部2
20に吊下し、吊下げられた満ボビンFBの下端と各ペッグ
32,38上端との間に隙間を生じさせる。この状態で吊下
アーム219が後退し、後退端で反時計方向に旋回し、吊
下アーム219先端に吊下した満ボビンFB直下に満ボビン
用ペッグユニット200Bの後ペッグ38が位置した時旋回を
停止し、満ボビン用ペッグユニット200Bのみを上昇さ
せ、各満ボビン用ペッグユニット200Bの各後ペッグ38に
吊下アーム219の満ボビンFBを挿着して左右対P2を前後
対P1にする(第23図(d))。
置に篠交換機20を停止し、6つのペッグユニット200A,2
00Bの前ペッグ32が予備レール11の3つの隣り合う左右
対(6個)の満ボビンFB直下に位置する(第23図
(a))。6つのペッグユニット200A,200Bを一斉に昇
降させて6個の満ボビンFBを満ボビン取降位置(待機位
置S3と同じ)へ取降し、6つの口出しノズル89を口出し
位置S8へ上昇させて満ボビンFBの篠端口出しを行ない篠
端を篠継ヘッド100に渡す。6つのペッグユニット200A
A,200Bをボビン吊下位置まで僅かに上昇させ、同時に篠
継を行ない小玉ボビンSBの篠R1を切断する(第23図
(b))。空ボビン用ペッグユニット200Aの前、後ペッ
グ32,38の中間に係止部220を位置させていた吊下アーム
219は、旋回モータ217を動作して吊下アーム219を時計
方向に僅かに回動させると共に、ウォームラック213と
ウォームギヤ215の回動により前進し、前進端で反時計
方向へ回動して係止部220が空ボビン用ペッグユニット2
00A上の満ボビンFBの上つば部221と係止する(第23図
(c))。次に6つのペッグユニット200A,200Bを一斉
に下降して、空ボビン用ペッグユニット200Aの前ペッグ
に挿着されている満ボビンFBを吊下アーム219の係止部2
20に吊下し、吊下げられた満ボビンFBの下端と各ペッグ
32,38上端との間に隙間を生じさせる。この状態で吊下
アーム219が後退し、後退端で反時計方向に旋回し、吊
下アーム219先端に吊下した満ボビンFB直下に満ボビン
用ペッグユニット200Bの後ペッグ38が位置した時旋回を
停止し、満ボビン用ペッグユニット200Bのみを上昇さ
せ、各満ボビン用ペッグユニット200Bの各後ペッグ38に
吊下アーム219の満ボビンFBを挿着して左右対P2を前後
対P1にする(第23図(d))。
下降していた空ボビン用ペッグユニット200Aがクリー
ル2の前後対P1の小玉ボビンSBを取出す(第23図
(e))。前記同様篠掛けを行なった後、満ボビン用ペ
ッグユニット200Bを下降して篠交換機20を右方向にクリ
ール2のボビンピッチA2だけ移動して(第23図
(f))、小玉ボビンSBを取外した前後対のボビンハン
ガ7に満ボビンFBを吊下した後、篠交換機20を左方向へ
クリール2のボビンピッチA2だけ移動させる(第23図
(g))。吊下アーム219の係止部220を空ボビン用ペッ
グユニット200Aの後ペッグ38上方から待避させた状態で
空ボビン用ペッグユニット200Aを小玉ボビンSBの上つば
部221が前記係止部210と対向する位置まで上昇冴せる。
吊下アーム219を反時計方向へ回動してその係止部220を
空ボビン用ペッグユニット200Aの後ペッグ38上の小玉ボ
ビンSBの上つば部221に係止させ、空ボビン用ペッグユ
ニット200Aをそのペッグ32,38上端と小玉ボビン下端と
の間に上下方向の隙間が生じるまで下降して、吊下アー
ム219に空ボビン用ペッグユニット200Aの後ペッグ38上
の小玉ボビンSBを吊下し、吊下アーム219を反時計方向
へ旋回した後前進端へ移動して吊下アーム219に吊下し
た小玉ボビンSBを満ボビン用ペッグユニット200Bの前ペ
ッグ32真上に位置させる。次いで満ボビン用ペッグユニ
ット200Aを上昇して吊下アーム219の小玉ボビンSBをそ
の前ペッグ32に挿着して3つの左右対P2とする。そして
全てのペッグユニット200A,200Bを一斉に上昇して、6
つの小玉ボビンSBを、満ボビンFBを外した後のボビンキ
ャリッジ13の空のボビンハンガ12に一列状に挿着する
(第23図(h))。
ル2の前後対P1の小玉ボビンSBを取出す(第23図
(e))。前記同様篠掛けを行なった後、満ボビン用ペ
ッグユニット200Bを下降して篠交換機20を右方向にクリ
ール2のボビンピッチA2だけ移動して(第23図
(f))、小玉ボビンSBを取外した前後対のボビンハン
ガ7に満ボビンFBを吊下した後、篠交換機20を左方向へ
クリール2のボビンピッチA2だけ移動させる(第23図
(g))。吊下アーム219の係止部220を空ボビン用ペッ
グユニット200Aの後ペッグ38上方から待避させた状態で
空ボビン用ペッグユニット200Aを小玉ボビンSBの上つば
部221が前記係止部210と対向する位置まで上昇冴せる。
吊下アーム219を反時計方向へ回動してその係止部220を
空ボビン用ペッグユニット200Aの後ペッグ38上の小玉ボ
ビンSBの上つば部221に係止させ、空ボビン用ペッグユ
ニット200Aをそのペッグ32,38上端と小玉ボビン下端と
の間に上下方向の隙間が生じるまで下降して、吊下アー
ム219に空ボビン用ペッグユニット200Aの後ペッグ38上
の小玉ボビンSBを吊下し、吊下アーム219を反時計方向
へ旋回した後前進端へ移動して吊下アーム219に吊下し
た小玉ボビンSBを満ボビン用ペッグユニット200Bの前ペ
ッグ32真上に位置させる。次いで満ボビン用ペッグユニ
ット200Aを上昇して吊下アーム219の小玉ボビンSBをそ
の前ペッグ32に挿着して3つの左右対P2とする。そして
全てのペッグユニット200A,200Bを一斉に上昇して、6
つの小玉ボビンSBを、満ボビンFBを外した後のボビンキ
ャリッジ13の空のボビンハンガ12に一列状に挿着する
(第23図(h))。
発明の効果 以上のようにこの発明方法によれば、予備レールか
ら、クリールの交換すべき前後対の小玉ボビンと対応
し、機台長手方向に隣り合う左右対の満ボビンを篠交換
機上へ左右対のまま取降し、取降した左右対の満ボビン
の一方を他方の前、又は後側へ移動させて満ボビンを篠
交換機上において機台長手方向と直交した機巾方向に対
向する前後対に並び換え、交換すべき前後対の小玉ボビ
ンをクリールのボビンハンガから取外して、正紡機の長
手方向に関して、前記篠交換機上の前後対の満ボビンの
隣に前後対のまま取出し、前後対の満ボビンを、前記小
玉ボビンを取外したクリールの前後対のボビンハンガに
挿着し、取出した前記前後対の小玉ボビンの一方を、他
方の左又は右側へ移動させて機台長手方向に隣り合う左
右対に並べ換えて左右ピッチをクリールのボビンピッチ
と一致させ、この左右対の小玉ボビンを、満ボビンを取
外した予備レールの左右対のボビンハンガに挿着し、こ
れらの作業が、機台長手方向においてクリールのボビン
2個と対応する作業スペースで行われると共に、機台の
一端側から他端側へ順次繰返して行なわれるようにした
ので、極めて狭い左右方向長さ内で作業できるものであ
るから、前記作業スペースが重なることなく、複数対の
前後対小玉ボビンを同時に篠交換できる。従って従来の
技術と比べ、対象精紡機が限定されない上、複数対が
同時に扱えるのであるから、クリールの小玉ボビンを前
後対単位で交換するものであっても精紡機1台の篠交換
時間が短縮される。
ら、クリールの交換すべき前後対の小玉ボビンと対応
し、機台長手方向に隣り合う左右対の満ボビンを篠交換
機上へ左右対のまま取降し、取降した左右対の満ボビン
の一方を他方の前、又は後側へ移動させて満ボビンを篠
交換機上において機台長手方向と直交した機巾方向に対
向する前後対に並び換え、交換すべき前後対の小玉ボビ
ンをクリールのボビンハンガから取外して、正紡機の長
手方向に関して、前記篠交換機上の前後対の満ボビンの
隣に前後対のまま取出し、前後対の満ボビンを、前記小
玉ボビンを取外したクリールの前後対のボビンハンガに
挿着し、取出した前記前後対の小玉ボビンの一方を、他
方の左又は右側へ移動させて機台長手方向に隣り合う左
右対に並べ換えて左右ピッチをクリールのボビンピッチ
と一致させ、この左右対の小玉ボビンを、満ボビンを取
外した予備レールの左右対のボビンハンガに挿着し、こ
れらの作業が、機台長手方向においてクリールのボビン
2個と対応する作業スペースで行われると共に、機台の
一端側から他端側へ順次繰返して行なわれるようにした
ので、極めて狭い左右方向長さ内で作業できるものであ
るから、前記作業スペースが重なることなく、複数対の
前後対小玉ボビンを同時に篠交換できる。従って従来の
技術と比べ、対象精紡機が限定されない上、複数対が
同時に扱えるのであるから、クリールの小玉ボビンを前
後対単位で交換するものであっても精紡機1台の篠交換
時間が短縮される。
また、この発明装置によれば、ペッグユニットに備え
たペッグ移動装置又は隣接したペッグユニット間のボビ
ン移載装置によって左右対の満ボビンを前後対に、前後
対の小玉ボビンを左右対に変更でき、これによって前記
方法が実施できる。
たペッグ移動装置又は隣接したペッグユニット間のボビ
ン移載装置によって左右対の満ボビンを前後対に、前後
対の小玉ボビンを左右対に変更でき、これによって前記
方法が実施できる。
第1図は本発明を実施するのに好適な篠交換機の概略側
面図、第2図は第1図の正面図、第3図は満ボビン用ペ
ッグユニット平面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、
第5図は第3図の正面図、第6図はペッグユニットの昇
降機構を示す側面図、第7図は第6図の正面図、第8図
は第7図の平面図、第9図は第6図のIX−IX断面図、第
10は篠端引出し装置の側面図、第11図は第10図の正面
図、第12図は篠継ヘッドの作動機構の正面図、第13図は
1対の篠継ヘッドの拡大図、第14図は篠掛け装置の側面
図、第15図は第14図の正面図、第16図は篠ガイド部材の
拡大正面図、第17図は第16図の左側面図、第18図はボビ
ンの前後、左右ピッチを示す説明図、第19図はロービン
グガイドと篠の関係を示す図、第20図は平面図と側面図
を同時に表した動作説明図、第21,22図は他の実施例を
示す図、第23図は第21,22図に基づく動作説明図であ
る。 1……精紡機、2……クリール、 7,12……ボビンハンガ、11……予備レール、 20……篠交換機、21……篠交換機の本体、 30A,200A……空ボビン用ペッグユニット、 30B,200B……満ボビン用ペッグユニット、 32……前ペッグ、38……後ペッグ、 41……ペッグ移動装置、70……篠端引出し装置、 100……篠継ヘッド、130……篠掛け装置、 210……ボビン移載装置、P1……前後対、 P2……左右対、S1……原位置、S2……変位位置、 FB……満ボビン、SB……小玉ボビン、 R1,R2……篠
面図、第2図は第1図の正面図、第3図は満ボビン用ペ
ッグユニット平面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、
第5図は第3図の正面図、第6図はペッグユニットの昇
降機構を示す側面図、第7図は第6図の正面図、第8図
は第7図の平面図、第9図は第6図のIX−IX断面図、第
10は篠端引出し装置の側面図、第11図は第10図の正面
図、第12図は篠継ヘッドの作動機構の正面図、第13図は
1対の篠継ヘッドの拡大図、第14図は篠掛け装置の側面
図、第15図は第14図の正面図、第16図は篠ガイド部材の
拡大正面図、第17図は第16図の左側面図、第18図はボビ
ンの前後、左右ピッチを示す説明図、第19図はロービン
グガイドと篠の関係を示す図、第20図は平面図と側面図
を同時に表した動作説明図、第21,22図は他の実施例を
示す図、第23図は第21,22図に基づく動作説明図であ
る。 1……精紡機、2……クリール、 7,12……ボビンハンガ、11……予備レール、 20……篠交換機、21……篠交換機の本体、 30A,200A……空ボビン用ペッグユニット、 30B,200B……満ボビン用ペッグユニット、 32……前ペッグ、38……後ペッグ、 41……ペッグ移動装置、70……篠端引出し装置、 100……篠継ヘッド、130……篠掛け装置、 210……ボビン移載装置、P1……前後対、 P2……左右対、S1……原位置、S2……変位位置、 FB……満ボビン、SB……小玉ボビン、 R1,R2……篠
Claims (3)
- 【請求項1】精紡機のクリールの手前上方に予備レール
を設け、この予備レールの、機台長手方向に一列でかつ
クリールのボビンハンガと同一ピッチのボビンハンガに
満ボビンを吊下し、クリールの前後二列のボビンハンガ
に吊下してあるボビンを機台に沿って走行する篠交換機
によって、精紡機の機台長手方向と直交した機巾方向に
対向する前後対単位で機台長手方向の一列おきに前記予
備レールの満ボビンと交換するようにした篠交換方法に
おいて、 (1)予備レールから、クリールの交換すべき前後対の
小玉ボビンと対応し、機台長手方向に隣り合う左右対の
満ボビンを篠交換機上へ左右対のまま取降し、 (2)取降した左右対の満ボビンの一方を他方の前、又
は後側へ移動させて満ボビンを篠交換機上において機台
長手方向と直交した機巾方向に対向する前後対に並べ換
え、 (3)交換すべき前後対の小玉ボビンをクリールのボビ
ンハンガから取外して、精紡機の長手方向に関して、前
記篠交換機上の前後対の満ボビンの隣に前後対のまま取
出し、 (4)前後対の満ボビンを、前記小玉ボビンを取外した
クリールの前後対のボビンハンガに挿着し、 (5)取出した前記前後対の小玉ボビンの一方を、他方
の左又は右側へ移動させて機台長手方向に隣り合う左右
対に並べ換えて左右ピッチをクリールのボビンピッチと
一致させ、 (6)この左右対の小玉ボビンを、満ボビンを取外した
予備レールの左右対のボビンハンガに挿着し、 (7)これらの作業が、機台長手方向においてクリール
のボビン2個と対応する作業スペースで行われると共
に、機台の一端側から他端側へ順次繰返して行なわれる
ようにしたことを特徴とする精紡機における篠交換方
法。 - 【請求項2】精紡機のクリールの手前上方に設けた予備
レールの、機台長手方向に一列でかつクリールのボビン
ハンガと同一ピッチのボビンハンガに満ボビンを吊下
し、クリールの前後二列のボビンハンガに吊下してある
ボビンを、前後、昇降するペッグユニットによって、精
紡機の機台長手方向と直交した機巾方向に対向する前後
対単位で機台長手方向の一列おきに前記満ボビンと交換
する篠交換機において、篠交換機の本体に、夫々前後一
対のペッグを備えた偶数のペッグユニットを、隣り合う
ペッグユニットの前ペッグ間、後ペッグ間における各左
右ピッチがクリールのボビンハンガの左右ピッチと一致
するように並設し、各ペッグユニットには、この後ペッ
グを、前ペッグに対して精紡機の機台長手方向と直交す
る前後方向に並ぶ原位置と、前ペッグに対して精紡機の
機台長手方向となる左右方向にクリールのボビンハンガ
の左右ピッチで並ぶ変位位置との間で移動させるペッグ
移動装置を夫々備え、隣接した2ユニット毎に組とした
ペッグユニットにおいて、組とした一方のペッグユニッ
トの後ペッグが変位位置にあるとき、その変位位置にあ
る後ペッグが組とした他方のペッグユニットの前ペッグ
の上方に位置されることを特徴とする篠交換機。 - 【請求項3】精紡機のクリールの手前上方に設けた予備
レールの、機台長手方向に一列でかつクリールのボビン
ハンガと同一ピッチのボビンハンガに満ボビンを吊下
し、クリールの前後二列のボビンハンガに吊下してある
ボビンを、前後、昇降するペッグユニットによって前後
対単位で機台長手方向の一列おきに前記満ボビンと交換
する篠交換機において、篠交換機の本体に、夫々前後一
対のペッグを備えた偶数のペッグユニットを、隣り合う
ペッグユニットのペッグの左右ピッチがクリールのボビ
ンハンガの左右ピッチと一致するように並設し、隣接し
た2ユニット毎に組となるペッグユニットの間には、一
方のペッグユニットの前側のペッグと、他方のペッグユ
ニットの後側のペッグとの間でボビンを移し換えるボビ
ン移載装置を配設したことを特徴とする篠交換機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30050690A JP2915988B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 精紡機における篠交換方法と篠交換機 |
DE69119195T DE69119195T2 (de) | 1990-11-05 | 1991-09-19 | Verfahren und Vorrichtung zum Wechseln von Vorgarnspulen an einer Ringspinnmaschine |
EP91810741A EP0485324B1 (en) | 1990-11-05 | 1991-09-19 | Method and apparatus for exchanging roving bobbins in a ring spinning frame |
US07/762,941 US5272865A (en) | 1990-11-05 | 1991-09-19 | Method and apparatus for exchanging roving bobbins in a ring spinning frame |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30050690A JP2915988B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 精紡機における篠交換方法と篠交換機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04174726A JPH04174726A (ja) | 1992-06-22 |
JP2915988B2 true JP2915988B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17885641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30050690A Expired - Lifetime JP2915988B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 精紡機における篠交換方法と篠交換機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915988B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107964702A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-27 | 浙江博泰纺织有限公司 | 一种成卷机 |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP30050690A patent/JP2915988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04174726A (ja) | 1992-06-22 |
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