JPH0324540Y2 - - Google Patents

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JPH0324540Y2
JPH0324540Y2 JP13431486U JP13431486U JPH0324540Y2 JP H0324540 Y2 JPH0324540 Y2 JP H0324540Y2 JP 13431486 U JP13431486 U JP 13431486U JP 13431486 U JP13431486 U JP 13431486U JP H0324540 Y2 JPH0324540 Y2 JP H0324540Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2本の篠を篠継ぎする際に用いられる
篠継ヘツドに関する。より詳しくは精紡機におい
て小玉ボビンの篠をその小玉ボビンの篠と交換す
る満ボビンの篠と篠継ぎする際に用いられる篠継
ヘツドに関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
精紡機のボビンハンガーに吊下されている篠巻
ボビンが空になつたり、小玉ボビンになつたとき
に、その篠巻ボビンは満ボビンに交換され、その
際両者の篠を篠継ぎする必要がある。従来これら
篠継ぎは人手によつて行われている。
一方紡績工場においては、一層の省力化のため
に各工程の自動化が進み、その自動化の要請は前
記精紡機の篠継ぎ作業にも及んでいる。しかしな
がら現在篠継ぎを機械的に行うことのできる器具
は提供されて居らず、その結果通常篠継ぎに先立
つて行われる小玉ボビンと満ボビンの交換を自動
的に行うための、例えば特開昭60−71724号公報
に開示されているような篠交換機を用いても、篠
継ぎ作業だけは人手によつて行わざるを得なかつ
た。この事は篠継ぎを含む篠交換作業全体の省力
化を進める上で障害になつていた。
かくして本考案は従来実用化されていない精紡
機における篠継ぎの自動化を可能にし、確実且つ
良質な篠継ぎを行うことのできる器具、すなわち
篠継ヘツドを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の出願人は前述の目的を解決するため
に、昭和60年9月4日に出願した特願昭60−
193920号において、第3図に示すような構造を有
する篠継ヘツド60を提案した。この篠継ヘツド
60はその先端に篠案内溝173を有する本体1
71と、前記篠案内溝173を横切つて往復動可
能に本体171に設けられた篠把持レバー174
と、前記篠案内溝173の両側の本体171上に
設けられて篠把持レバー174と協働して篠を把
持する篠把持部材176,177から構成されて
いる。
この篠継ヘツド60は篠継ぎの自動化を可能に
し、それによつて篠継ぎを含む篠交換作業全体の
省力化を進めるのに役立つ有効な器具である。
しかしながらこの篠継ヘツドを精紡機上で篠交
換作業に用いる場合に、満ボビンの篠が篠継ヘツ
ドの篠把持レバー174と篠把持部材176との
間に把持され、口出しノズルのコーム部との間で
切断されて形成される満篠端が篠継ぎヘツドの篠
案内溝173の下部からはみ出た状態になること
がある。この状態で紡出中の篠が通されている精
紡機のトランペツトへ挿入して篠継ぎしようとす
ると、本来は紡出中の篠に確実に沿つてトランペ
ツトに挿入されることが望ましい満篠端が、実際
には、はみ出た篠端がトランペツトに当つて折れ
曲つて挿入されなかつたり、あるいは篠中の繊維
が折れ曲つた状態で挿入されて糸切れの原因にな
つたりするという問題が発生する。
本考案はさきに同一の出願人によつて提案され
た篠継ヘツドの有する前述の問題を解消して確実
且つ良質な篠継ぎを行うことができる篠継ヘツド
を提供しようとするものであり、かかる本考案の
意途は前述の構成の篠継ヘツドの本体に前記篠案
内溝に連なることのできる篠案内溝とカムプレー
トを有する篠案内部材を揺動自在に枢着するとと
もに前記篠案内部材を前記本体に当接するように
ばねで付勢して成る篠継ヘツドによつて達成され
る。
〔実施例〕
以下添付図面に示した実施例に基づいて本考案
を詳細に説明する。
第1図および第2図に示す篠継ヘツド60bは
その先端部にY状の篠案内溝173が形成された
篠継ヘツド本体171とその本体171の上側表
面に平行な平面内で前記篠案内溝173を横切つ
て往復動可能な篠把持レバー174とから成る。
本体171は断面コの字形状の篠継ヘツド支持バ
ー148に固定されている。篠把持レバー174
は本体171に固定された枢着ピン178にその
中央付近で回動可能に支持され、一方その後端に
はピン179が突設されている。第1図に示すよ
うに、篠継ヘツド支持バー148には摺動可能に
篠把持レバー作動バー182が配設され、その作
動バー182には先端にピン179を収容する開
口部を有する作動部材181が固定されている。
篠把持レバー174の先端の篠把持部175の両
側面の篠把持面175a,175bに対向する篠
把持面176a,177aをそれぞれ有するニツ
プピース176,177が篠案内溝173の両側
の位置で本体171の上側表面に固定して配設さ
れる。本体171の先端には篠案内溝173に篠
を案内するための三角形状の篠案内開口部172
が形成される。本体171の下方に篠案内部材2
01が設けられ、篠案内部材201にはその先端
部に前記本体171の篠案内溝173に連なるY
状の篠案内溝203が形成され、その後端部で本
体171の突起部171aに枢着ピン205を介
して揺動自在に枢着される。篠案内部材201を
本体171に当接するように付勢するために篠案
内部材201の枢着ピン205の後方の部分20
1aと篠継ヘツド支持バー148との間に圧縮ば
ね206が配設される。篠案内部材201の篠案
内溝203側の側部には第1図に示すようにカム
プレート204が固定される。
かかる篠継ヘツド60bを用いて篠継ぎするた
めには精紡機の牽伸部へ篠継ヘツドを移動させる
と共に回転させなければならない。そこで最初に
篠継ヘツドを移動する機構を第4図、第5図A、
および第5図Bを参照して説明する。
前述のように篠継ヘツド60bは篠端を把持し
てその篠端を紡出中の小玉ボビンの篠と重合させ
るために反時計方向に回転させなければならな
い。篠継ヘツド60bにこのような運動を与える
篠継ヘツド作動機構は篠継ヘツド動作機構(図示
せず)の篠継動作カム(図示せず)による篠継ヘ
ツド動作用ロツド97の下向きの移動を揺動アー
ム141を介して内側リンク146と外側リンク
147に時間差を与えて時計方向に回動させる機
構である。内側リンク146と外側リンク147
は枢着軸145によつて篠交換機50の本体51
に回動可能に支持され、同時に夫々引張スプリン
グ152,153によつて反時計方向に引張られ
ており、内側リンク146はストツパー51hに
受止められている。前記枢着軸145は本体51
に固着した左右一対の支持体51e,51eによ
つて回動自在でかつ長手方向(第4図の紙面に垂
直な方向)へ僅かに移動自在に支承され、この枢
溝軸145に内側リンク146の下端部が遊嵌さ
れ、外側リンク147の下端部が固着されてい
る。枢着軸145の端部にはセクターギヤ144
が固着されており、このセクターギヤ144は揺
動アーム141と一体のギヤ141aと噛合つて
いる。外側リンク147の上端にはピン151が
設けられ、連結リンク150の長孔150aに係
合している。
前記内側リンク146の上端は篠継ヘツド支持
バー148の端面に一体に突設したピン149を
回動自在に支持しており、そのピン149に前記
連結リンク150の上端が固着され、これにより
篠継ヘツド支持バー148は連結リンク150の
揺動によりピン149を中心として回動可能であ
る。
したがつて篠継ヘツド動作用ロツド97の下向
きの移動によつて揺動アーム141がピン143
を中心として反時計方向に回動すると、外側リン
ク147はセクターギヤ144及び枢着軸145
を介してスプリング153の引張力に抗して時計
方向に揺動して外側リンク147の上端のピン1
51を右方に押し連結リンク150をピン149
を中心として反時計方向に回す。その結果篠継ヘ
ツド支持バー148は篠継ヘツド60と共に反時
計方向に回る。この回動運動は連結リンク150
が第4図に示された位置からピン149を通過す
る垂直線に対して対称の反対側の位置迄続き、そ
の結果篠継ヘツド60は矢印Aに示すように移動
してほぼ水平位置になる(第5図A)。さらに篠
継ヘツド動作用ロツド97が下方に移動して外側
リンク147が時計方向にさらに回動するとピン
151が長孔150aの下端に当接し、その後は
ピン149が連結リンク150によつて右方に引
かれて内側リンク146を軸145を中心として
回動させ、それに伴つて水平方向に向いた篠継ヘ
ツド60は矢印Bで示した軌跡に沿つて紡出中の
小玉ボビン1cからの篠Rに向けて進むことにな
る(第5図B)。
次に第6図を参照して篠把持レバー174の回
動運動を作動する作動バー182の摺動運動を説
明する。第6図に示すように、篠継ヘツド支持バ
ー148に収容されている作動バー182には6
個の篠継ヘツド60bのそれぞれの作動部材18
1が固定されている。作動バー182には篠継ヘ
ツド支持バー148に止着された4個の作動レバ
ー摺動用ソレノイド185のプランジヤ189が
L形部材188、ピン200及び孔186を介し
て夫々連結される。それぞれのソレノイド185
は通電されない時にはプランジヤ189は自由に
動くことができ、通電されるとプランジヤ189
が没入されるようになつている。前記ピン200
は孔186を介して作動レバー182に係合して
作動バー182にプランジヤの運動を伝達する。
その際にピン200が係合する孔186の形状は
ソレノイド185a,185dに対応する孔18
6a,186dは作動レバー182の移動方向へ
長い長孔とし、ソレノイド185b,185cに
対応する孔186b,186cは作動バー182
の移動方向と直交する方向へ長い長孔に形成され
ている。第6図Aに示すように、ソレノイド18
5cに通電(ON)すると、プランジヤ189が
ソレノイド185cに引込まれてピン200cは
右側に矢印C′で示すように移動して作動バー18
2を矢印X1で示すように右側に移動し、その結
果篠把持レバー174の先端175は左側に回動
してニツプピース176に当接し満ボビンの篠を
把握することになる(第1図A参照)。次に篠把
持レバー174を中立の位置にするためには、第
6図Bに示すようにソレノイド185dに通電
(ON)し、ピン200dを矢印Dの方向に移動
することによつて、作動バー182を矢印X2の
方向に移動させる。同時にソレノイド185aに
も通電し、ソレノイド185aのプランジヤ18
9が引込まれたままの位置を保つているので、作
動レバー182は長孔186aの右端がピン20
0aに当接して中立位置に位置決めされる。さら
に篠把持レバー174を紡出中の小玉ボビンの篠
を把持する位置に移動するためには、第6図Cに
示すように、ソレノイド185bを通電(ON)
し、プランジヤ189を引込むことによつてピン
200bを矢印B′の方向に移動し、作動レバー
182を矢印X3の方向に移動する。前記工程を
繰返すことによつて篠継ヘツド60における篠把
持レバー174の往復回動運動を所定の計画に基
づいて達成することができる。
本考案による篠継ヘツドを、精紡機上の篠巻ボ
ビンが小玉になつた際に小玉ボビンを精紡機上の
予備レールの予備ボビンハンガーに吊下されてい
る満ボビンと交換し、満ボビンの篠を紡出中の小
玉ボビンの篠に篠継ぎする自動篠交換機に用いた
場合を以下説明する。第4図に篠交換・篠継ぎを
行う篠交換器50が精紡機の片側に配置されてい
る状態を示す。図において1aは満ボビン、1b
は中玉ボビン、1cは小玉ボビン、2はロービン
グガイド、3は精紡機機台、4はクリールピラ
ー、5は牽伸部、6はトランペツト、7はトツプ
アームの支持ロツド、8はロービングガイド2を
支持する支持枠9の取付ブラケツト、10は篠入
換機、11,12は篠入換機用レール、13は支
持ブラケツト、14は吊下枠、15は予備レー
ル、16はキヤリツヂバー、17は予備ボビンキ
ヤリツヂ、19は小玉ボビン用ボビンハンガー、
20は満ボビン用ボビンハンガー、24は予備ボ
ビンハンガー、25はスピンドル、26はスピン
ドルレール、28は取付、ブラケツト27でスピ
ンドルレール26に固定されたガイドレール、3
0はガイドピンである。篠交換機50は車輪51
aとガイドローラ29によつて精紡機の前面に沿
つて移動可能である。篠交換機50の本体51の
中には、満管ボビン1aから篠の口出しを行う口
出しノズル62と、満管ボビン1aの篠を紡出中
の小玉ボビン1cの篠に篠継ぎして其後小玉ボビ
ン1cの篠を切断する篠継ヘツド60と、満ボビ
ンを支えるペツグ53を有し、その満ボビンを上
下動、前後動させる満ボビン交換ヘツド52と、
小玉ボビン1aを支えるペツグ56を有し、その
小玉ボビンを上下動、前後動させる小玉ボビン交
換ヘツド55とが収容されている。このような篠
交換機50の作動のみを篠継ヘツドの作動手順と
共に第7図を参照して説明する。
先ず第4図に示すように、紡出が進んで精紡機
のクリールの前列のボビンハンガー19に吊下さ
れたボビンが小玉ボビン1cになり、後列のボビ
ンハンガー20に吊下されたボビンが中玉ボビン
1bになつた時に篠交換機50を精紡機に接台さ
せる。その際篠交換機50のガイドローラ29を
精紡機のガイドレール28上に置く。この時には
予め精紡機の予備レール15上に精紡機の前列の
ボビンハンガー19の位置に対面して配置された
予備ボビンハンガー24に満ボビン1aを吊下さ
せておく。
先ず前列の小玉ボビン1cは残存する篠が少く
なり、篠交換を必要とする状態となつている(第
7図1)。この状態になつたときに満ボビン交換
ヘツド52の上昇によつて満ボビン1aはボビン
ハンガー24から外される(第7図2)。ボビン
ハンガー24の下降運動によつて満ボビン1aは
下降し、一方口出しノズル62が上昇し、その吸
込口が下降した満ボビン1aの篠端の高さ位置に
対応する位置に達する(第7図3)。次に篠端は
口出しノズル62に働く吸引力によつて口出しノ
ズル62に吸引されると共に満ボビン1aは巻戻
し方向に回転させられる(第7図4)。満ボビン
1aの回転と口出しノズル62の吸引を継続しな
がら口出しノズル62は下降して元の位置に戻
り、その際口出しされた篠は篠継ヘツド60bの
篠案内溝173に入る(第7図5)。篠案内溝1
73に入つた満ボビン篠は篠把持レバー174の
篠把持部175が右側に回動することにより篠把
持部175とニツプピース176間に把持され、
同時に篠継ヘツド60bは垂直状態から略水平状
態になり、その際満ボビン篠は篠継ヘツド60b
における把持点と口出しノズル62との間で切断
されて篠端が形成される(第7図6)。次に篠継
ヘツド60bは篠端を把持したまま精紡機の牽伸
部5に向けて前進する。前進の途中で篠継ヘツド
60bは精紡機の牽伸部5の上流のトランペツト
6に対応する精紡機の長手方向の位置に横行動
し、その後前進を再開して満ボビンの篠の篠端は
トランペツト6の上部に達する迄進む。その際既
に篠継ヘツド60bのカムプレート204が精紡
機の牽伸部5のトツプアームの支持ロツド7に当
接し、篠案内部材201が揺動して本体171の
篠案内溝173から篠案内部材201の篠案内溝
203が離れて両者間に空間173aが形成され
る。その結果篠案内溝173と篠案内溝203に
よつて案内される満篠の筆先状の篠端は空間17
3aに相当する分だけ長くなる。そのためには第
1図Aに示した状態では篠案内溝203の下方に
はみ出していた篠端が本考案による篠継ヘツド6
0bではトランペツト6に近づいた時は篠案内溝
203内に収まることになり、満篠の篠端が折れ
曲がることがない。この状態で紡出中の小玉ボビ
ンの篠は篠継ヘツド60bの篠案内溝173,2
03に入り、満ボビンの篠に重なる。次に篠把持
レバー174の篠把持部175が左側に回動して
中立の位置に移動され、これにより満ボビンの篠
端は小玉ボビンの篠Rに誘導されてトランペツト
6内に重合状態で導入される。その後、前記満ボ
ビンの篠端が牽伸部5のバツクローラ5aに導入
された時点で第1図Aに示すように篠把持部17
5が左側へ最大限回動されて篠把持レバー174
の篠把持部175の左側の把持面175aと左側
のニツプピース177の把持面177aとの間に
小玉ボビンの篠Rを把持する。かくして篠継ヘツ
ド60bの下流側の篠は牽伸部5に向けて紡出す
るので篠継ぎされた部分は下流に進み、その篠継
部分の上流の篠Rは篠把持レバー174と左側の
ニツプピース177で把持されているので引つ張
り切断されて篠継ぎが完了する。其後、篠把持レ
バー174が中立位置に回動し、篠Rの把持は解
放され篠継された満ボビンからの篠が精紡機の牽
伸部5に導入されることになる(第7図7)。
このように篠継ヘツド60bで篠継ぎを行つた
後、篠継ぎされた満ボビンの篠をローピングガイ
ド2に掛け、満ボビン交換ヘツド52と小玉ボビ
ン交換ヘツド55を作動して、満ボビン1aをボ
ビンハンガー19に吊下し、小玉ボビン1cを予
備レールのボビンハンガー24に吊下して篠交換
をする。
なお篠継ヘツド60bには篠案内部材201を
本体171に当接するように付勢する圧縮ばね2
06が配置されているので、篠継ぎを終了して元
の位置に戻る篠継ヘツド60bの篠案内部材20
1は圧縮ばね206の力によつて戻されて本体に
当接する(第7図8)。
〔考案の効果〕
本考案による篠継ヘツドは前述のように篠継ヘ
ツドで把持された満篠が精紡機のトランペツトに
供給される際に篠案内部材が揺動することにより
篠案内部材からはみ出ている篠端を篠案内溝内に
保持するようにしたので、満ボビンの篠端が紡出
中の篠にきちんと重合されて篠継が確実に行われ
る。それ故に筆先状の満篠の篠端が折れ曲る状態
で挿入することがなく、満篠の篠端のトランペツ
トへの挿入ミスをなくすと共に、折れ曲がつたま
まで挿入されることによつて発生する糸切れを防
止することができる。したがつて本考案による篠
継ヘツドを精紡機に吊下されている小玉ボビンと
満ボビンを交換する自動篠交換装置に付設すると
篠交換とともに行われる篠継ぎをより一層確実に
行うことができ、篠交換の効率良い完全自動化を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による篠継ヘツドの一実施例を
示す図であつて、第1図Aは平面図、第1図Bは
正面図、第2図は第1図Bに示す篠継ヘツドの篠
案内部材が揺動して篠案内溝によつて案内される
部分が拡大している状態を示す正面図、第3図は
本考案と同一の出願人により本出願に先立つて提
案された未公開の篠継ヘツドの第1図と同様の図
面、第4図は本発明の篠継ヘツドが装設されてい
る篠交換機と精紡機との関係を示す断面図、第5
図は篠継ヘツドの移動機構と篠継ヘツドとの関係
を示す正面図、第6図は篠継ヘツドの篠把持レバ
ーの作動機構を説明する平面図、第7図1〜8は
篠交換機の作動を順に示す説明図。 6……トランペツト、7……精紡機のトツプア
ーム支持ロツド、60b……篠継ヘツド、171
……篠継ヘツド本体、173,203……篠案内
溝、174……篠把持レバー、176,177…
…ニツプピース、178,205……枢着ピン、
182……作動バー、201……篠案内部材、2
04……カムフロア、206……圧縮ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部に篠案内溝を形成した本体に該案内溝を
    横切つて往復動可能な篠把持レバーを設け、前記
    本体の篠案内溝の両側の位置に前記篠把持レバー
    と協働して篠を把持する篠把持部材を設け、前記
    本体に前記篠案内溝に連なることのできる篠案内
    溝とカムプレートを有する篠案内部材を揺動自在
    に枢着するとともに前記篠案内部材を前記本体に
    当接するようにばねで付勢して成る篠継ヘツド。
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