JPH01299169A - チューブおよびボビンを搬送するための搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲の請求項１の上位概念に記載
の移送装置に関する。

満ボビンを空チューブと自動的に交換するためのこのよ
うな移送装置は特に両側作業型精紡機において使用され
ている。この様式の公知の装置（ドイツ連邦共和国特許
公報第５０２．１４９号）にあっては、機械側面の各々
においてスピンドルボックスの上部にそれぞれ一つの送
りベルトが設けられており、この送りベルトは一部チェ
ーンとして、一部ロープとして形成されている。送りベ
ルトは転向ローラを巡って案内され、ドラムによって運
動させられ、このドラム上をチェーンに端部に取付けら
れたロープが走っている。送りベルトには両側が開いて
おりかつ一方の側にカバーが設けられている中空円筒体
が設けられている。色々な中空円筒体がチェーンに交互
に固定され、満ボビンを排送しかつ空チューブを給送す
るために働く。中空円筒体を備えた送りベルトは交換工
程の間振動運動が生じるがままにし、これにより無駄な
戻し案内が行われることになり、大型の機械の場合交換
時間間隔が長くなる。

他の公知の装置（日本国公開特許公報昭４７−３９７４
０号）にあっては、チューブを移送するために無端のチ
ェーンが、ボビンを移送するにはコンベヤベルトが設け
られている。満ボビンは装置によって持上げられ、コン
ベヤベルト上に載置される。同じ装置により空チューブ
がスピンドル上に装着される。これら両送りベルトを設
けることによりこの公知の装置は一方では構造上経費を
要し、他方では自動化を行い難いと言う欠点を有してい
る。

スイス特許公報第５４５．８６６号による発明にあって
は、機械側面の各々にベルトとして形成されていてかつ
スピンドルの上方に設けられているそれぞれ一つの無端
の送りベルトが設けられている。これらの無端の送りベ
ルトはそれぞれ二つの転向ローラにより転向され、駆動
ユニットにより駆動される。送りベルトにはフォーク状
の帯行体がスピンドルの間隔で設けられている。満ボビ
ンを空チューブと交換するため送りベルトはスピンドル
方向に旋回されので、帯行体は満ボビンの高さに設けら
れている。送りベルトが回転運動することにより、帯行
体はボビンの領域内に入る。持上げ装置によりボビンは
持上げられ、送りベルトの戻り運動の間案内ローラの領
域内で搬出される。送りベルトのこの回転運動と同時に
空チューブがスピンドル上にもたらされ、引続き降下さ
れる。従って交換工程の間送りベルトは異なる回転方向
に指向される。この公知の装置にあっては、ボビンの交
換には時間を要する。何故なら送りベルトの無駄な戻り
案内が行われるからである。機械の各々の側に送りベル
トが所属しているので、ボビン或いはチューブを給送し
かつ取去るための二つの駆動ユニットと二つの装置を必
要とする。

これによりこの公知の装置は構成するのに経費を要しか
つ自動化し難い。

本発明の根底をなす課題は冒頭に記載した様式の移送装
置を、構造が簡単であり、また充分に自動化すのに適す
るように形成することである。

この課題は冒頭に記載した様式の移送装置にあって、特
許請求の範囲の請求項１の特徴部に記載した構成によっ
て解決される。

可撓性のスチールベルトとして形成されており、チュー
ブとボビンのための帯行手段が設けられておりかつ機械
両側面を案内されるベルトはただ一つの駆動ユニットの
みを必要とするに過ぎない。更にボビンとチューブを取
去りかつ給送するためのただ一つの装置を必要とするに
過ぎない。これにより自動化が著しく容易である。同時
に本発明による移送装置にあってはベルトの無駄な戻し
案内を行わなくて済む。可撓性のスチールベルトの使用
は特に経費上好都合であり、かつメンテナンスも少なく
て済む、総じて、ただ一つのベルトを使用することによ
り移送装置の構造が単純になる。

案内部および／または転向ローうにより機械両側面を経
て案内されるベルトは任意の長さに構成可能である。従
って本発明による移送装置は長大な長さの機械にあって
も使用可能である。

本発明の他の利点および特徴は請求項２〜８に記載した
。

本発明の有利な実施例にあってはスチールベルトは、水
平に横置きされて精紡機の両側面に設けられている担持
体に設けられた案内部内を縦に起立した状態でを案内さ
れる。

ベルトは特にその縁部でスリット状に形成されていてか
つ担持体に一つの面内で互いに上下に設けられている案
内部内に滑動可能に保持されている。担持体はほぼＬ−
字形の断面をもって形成されており、この場合垂直の脚
部にスリット状の案内部が設けられており、水平の脚部
は滑動面を備えている。

ベルトに設けられている帯行手段は、滑動面上に滑動可
能に載っていてかつボビンおよびチューブを固定するた
めのピンを備えている収容部として形成されている。こ
の収容部は特に合成物質から造られている。この収容部
のスチールベルトへの固定はねじによって行われるか、
或いは長孔内に懸架して行われる。本発明による移送装
置のこの構成は特に単純である。何故なら、僅かな装置
部材を必要とするに過ぎ、ないからである。

本発明による他の構成により、ベルトに滑動面上を運動
するディスクを送るための帯行体が設けられており、こ
の場合この帯行体はこれらのディスクに適合したかつこ
れらを部分的に囲繞している収受面を備えている。この
ようなディスクは繊維技術において公知であり、ボビン
およびチューブのための収受部として多彩な様式で使用
されている。従って、本発明による移送装置のこの構成
は特に他の移送システムとの組合わせに通している。例
えばこれらのディスクは転向ローラの領域内で移送装置
に境を接しているコンベヤベルトに取付けることが可能
である。

特に利点なところは、ボビンおよびチューブを取去りか
つ給送するために一つのグリップ装置を必要とするに過
ぎないことである。これにより、構造が単純になること
以外に高度の自動化が可能である。

以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明の詳
細な説明する。

第１図はワインダ２の傍らに設けられている精紡機１の
概略図である。今日使用されている精紡機およびワイン
ダは高い生産率と高度の自動化を特徴としている。この
理由から、ボビンを排送しチューブを給送するための高
性能の移送システムを必要とする。

第１図および第２図により、両側作業型精紡機１には送
りベルト３が設けられており、この送りベルトは機械両
側面を経て案内されている。

この可撓性で無端のスチールベルトとして形成されてい
る送りベルト３はボビン７゛を排送し、チューブ７゛を
精紡機のスピンドルに給送する働きを行う。

第２図により送りベルト３は転向ローラ１３により精紡
機１の機械両側面を巡って案内されている。転向ローラ
１３’　は送りベルト３の駆動ローラとして働き、かつ
図示していない駆動ユニットと結合されている。送りベ
ルト３は−方では精紡機１の終端位置ビを巡って案内さ
れており、他方では終端位置１゛の領域内で精紡機１の
機枠内の開口ｌｌ内を案内されている。

精紡機１とワインダ２間に設けられているグリップ装置
４はボビン７゛を排送し、チューブ７°“を送りベルト
３に給送するために働く。

送りベルト３は水平に横置きされて精紡機１に固定され
ている担持体５に沿って縦に起立した状態で機械両側面
を案内されている。

第３図において担持体５が断面図で示されている。この
担持体５はほぼＬ−字形の断面を有している。担持体５
の垂直の脚部にはスリット状の案内部５゛一つの面内で
互いに上下に設けられている。送りベルト３の縁部３゛
、３°”はこれらの案内部５゛′内を案内されている。

送りベルト３には合成物質から造られている収受部６が
ねじ８により固定されている。この収受部６はその下側
に滑動部分６′°を備えており、これらの滑動部分は担
持体５の水平の脚部の滑動面５゛上に載っている。収受
部６は送りベルト３とは反対側において他のスリット上
の案内部５゛°゛内を案内されている。

収受部６にはボビン７゛とチューブ７°゛を固定するた
めのピン６°が設けられている。このピン６′は、一方
ではボビン７′とチューブ７゛の確実な固定が達せられ
るように、他方ではそれらの排送および給送が問題なく
行われるように形成されている。

第３図における切断線１ｆ−ｒＶに沿った断面は第４図
に示されている。

第５図および第６図は本発明による他の実施例を示して
いる。この実施例にあっては、縦に起立した状態の送り
ベルト３に帯行体９が固定されており、この帯行体はデ
ィスクｌＯを送るために働く。このようなディスク１０
は繊維機械において公知であり、ボビン７゛とチューブ
７″を収容するためのピン１０°を備えている。

ディスク１０は担持体５の垂直の滑動面５°上に載って
いる。帯行体９はディスク１０の形状に適合している収
受面９°を備えている。帯行体９の間隔は、ディスクＩ
Ｏが二つの帯行体９間で固定され、これにより担持体５
に他の案内部を設けなくて済むように選択されている。

本発明によるこの実施例は特別な様式で繊維技術で公知
の他の移送システムとの組合わせに適している。

第７図により送りベルト３の転向ローラ１３の領域内に
おいてコンベヤベルト１４が位置決めされている。この
コンベヤベルト１４は担持体５の滑動面５゛の高さに設
けられており、従ってディスクＩＯの滑動面５”からコ
ンベヤベル１−１４の面上への送出しが可能となる。

特に、グリップ装置４がボビン７゛のチューブ内に係合
するグリップピンを備えている場合、チューブが可能な
限り正確に案内されている必要がある。その際チューブ
はカ一体的な結合を誘起する座りでディスクｌＯのピン
１０’上に装着される。ボビンを引抜いた際ディスク１
０が一緒に持上げられるのを回避するために、本発明に
よる構成により、帯行体９および／または担持体５が、
ディスク１０を捉える、ディスク１０の上方に設けられ
る連接板の様式の部材を備えていてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による移送装置の実施例の概略図、 第２図は第１図による実施例の概略平面図、第３図は第
２図の切断線■−■に沿った断面図、 第４図は第３図の切断線ＩＶ−ＩＶに沿った断面図、 第５図は第３図に図示した本発明による他の実施例の図
、 第６図は第５図の切断線■−■に沿った断面図、 第７図はコンベヤベルトと組合わせた第５図による実施
例の概略平面図。 図中符号は、 １・・・精紡機、２・・・ワインダ、３・・・送りベル
ト、３゛、３“°　・・・送りベルトの縁部、４・・・
グリップ装置、５・・・担持体、５゛　・・・滑動面、
５“・・・案内部、６・・・収受部、６”　・・・ピン
、７゛　・・・ボビン、７′“　・・・チューブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、チューブおよびボビンのための帯行手段が設けられ
   ていてかつ駆動機構より駆動される無端のベルトを備え
   ている、特に両側作業型精紡機において、チューブを巻
   取り準備位置に送りかつボビンをこの巻取り準備位置か
   ら排送するための移送装置において、ベルト（３）が可
   撓性のスチールベルトとして形成されており、このスチ
   ールベルトが縦に起立した状態で案内部（５″）および
   ／または転向ローラ（１３）により精紡機（１）の機械
   両側面を経て案内されるように構成されていることを特
   徴とする、上記特に両側作業型精紡機において、チュー
   ブを巻取り準備位置に送りかつボビンをこの巻取り準備
   位置から排送するための移送装置。 ２、案内部（５″）が精紡機（１）の機械両側面に設け
   られている水平に横置きされた担持体（５）に設けられ
   ている、請求項１記載の移送装置。 ３、担持体（５）に一つの面で互いに上下に設けられて
   いるスリット状の案内部（５″）内で送りベルト（３）
   がその縁部（３′、３″）で滑動可能に保持されている
   、請求項１或いは２記載の移送装置。 ４、担持体（５）がほぼＬ−字形の断面を有しており、
   この場合垂直の脚部にスリット状の案内部（５″）が設
   けられており、水平の脚部には滑り面（５′）が形成さ
   れている、請求項１から３までのいずれか一つに記載の
   移送装置。 ５、帯行手段が送りベルト（３）に収容部（６）として
   形成されており、この収容部が滑り面（５′）上に滑動
   可能に載っており、かつボビン（７′）とチューブ（７
   ″）を固定するためのピン（６′）を備えている、請求
   項１から４までのいずれか一つに記載の移送装置。 ６、送りベルト（３）に滑動面上を運動するディスク（
   １０）を移送するための帯行部材（９）が固定されてお
   り、この場合この帯行部材（９）が上記ディスク（１０
   ）に適合していてかつこのディスクを部分的に囲繞して
   いる収受面（９′）を備えている、請求項１から４まで
   のいずれか一つに記載の移送装置。 ７、ボビン（７′）とチューブ（７″）を引取りかつ給
   送するためにグリップ装置（４）が設けられている、請
   求項１から６までのいずれか一つに記載の移送装置。 ８、グリップ装置（４）がボビン（７′）とチューブ（
   ７″）を引取りかつ給送するための別個のグリップアー
   ム（４′、４″）を備えている、請求項７記載の移送装
   置。