JP2829076B2 - 篠換機における篠たるみ制御装置 - Google Patents

篠換機における篠たるみ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は精紡クリールの小玉ボビンの篠を予備レー
ルの篠巻満ボビン(満ボビン)の篠と継合し、これを交
換する篠換機に関する。
従来の技術 このような篠換機は、例えば特開昭62−53425号等に
開示してある。この装置では、篠継、篠換動作が次のよ
うに行なわれている。つまり 予備レールの満ボビンをペッグに載置して口出し高さ
位置で篠端口出しを行ない、その篠を篠継ヘッドへ渡
す。
満ボビンの篠を巻戻しつつ篠継ヘッドをトランペット
上方へ前進させ、篠継をする。
引き続き篠を巻戻しつつ満ボビンを予備レールまで上
昇させ、巻戻しを止めた状態で空ボビンを取り出す。
(この時の巻戻量は、空ボビン取出中に篠切断が生じな
いようにしてある。) 次いで篠を巻取りつつ満ボビンを下降し、空ボビンを
外した前列クリールへ吊下する。
そして、これらの各工程における篠の巻取、巻戻量
は、夫々基準外径を有する満ボビンに対して設定してあ
り、この時に引き出した篠に適正なたるみが生じるよう
にしてある。
発明が解決しようとする課題 上記によれば、基準外径よりも小さい満ボビンに対し
ても基準外径と同じ条件で巻戻し、巻取りを行なうの
で、例えば巻戻す時には巻戻量が少なく適正なたるみが
生じない。従って篠に不正ドラフトや切断が生じる。逆
に基準外径よりも大きい場合には巻戻量が多く、篠にル
ープを生じ、そのままドラフト部へ送り込まれることも
あり、好ましくない。
課題を解決するための手段 この発明は、予備レールの篠巻満ボビンを、ペッグ回
転用モータにより回転するようにしたペッグ上に載置
し、篠継、篠換作業中にペッグ回転により篠巻満ボビン
をその中心で回転させて、篠巻満ボビンの篠を巻戻しつ
つ行われる工程と、篠巻満ボビンの篠を巻取りつつ行わ
れる工程を含んでいる篠換機において、篠換される篠換
満ボビン外径を計測する計測手段と、前記篠を巻き戻し
つつ行われる工程における篠の巻戻量、及び前記篠巻満
ボビンの篠を巻取りつつ行われる工程における篠の巻取
量が、篠巻満ボビン外径にかかわらず、夫々基準外径の
篠巻満ボビンの場合と同じとなるように、前記計測手段
により計測されたボビン外径に応じて、ペッグ回転用モ
ータの回転を制御する制御装置とを備えたことを特徴と
する。
作用 満篠ペッグ上の満ボビン外径を測定し、これに応じて
ペッグ回転用モータの回転を制御し、篠継、篠換作業中
に生じる篠のたるみ状態が基準外径の満ボビンの場合と
同一となるように送り出し量又は巻取量を実際のボビン
巻径に対応して変更する。
実施例 第2図に示す篠換機1は、篠継装置1aを備えている。
この篠継装置1aにおいて、機枠2から上方へ垂直なガイ
ドバー3が立設してある。ガイドバー3には満篠支持体
用の昇降体4が昇降可能に案内してある。昇降体4は上
方へポスト5を一体に備えている。昇降体4は走行モー
タ6で上、下のチェンプーリ7,8間の回動する2本のチ
ェン9,9に連結してある。前記ポスト5の上端には移動
機構10のコ字上ベース11(第1図)が一体連結してあ
る。
移動機構10において、第3図に示すようにコ字上ベー
ス11には、篠換機1の移動方向に一対の水平案内バー1
2,13が並設してある。この一対の水平案内バー12,13が
移動体14の下部突出部14a(第1図)が、軸方向摺動自
在に挿通してあり、移動体14は水平案内バー12,13によ
って口出しノズル30に向かう方向に水平案内される。第
4図に示すように水平案内バー12にはラック12aが刻設
され、このラック12aと噛合うピニオン15が、駆動モー
タ16の出力軸にキー連結してある。この駆動モータ16に
は、第6図のように移動体14の原点位置A1からの移動量
を検出するエンコーダ17が接続してある。このエンコー
ダ17は後述の制御装置45に接続されてある(第1図)。
移動体14の口出しノズル30方向端には、満篠支持体20が
一体固着してある。満篠支持体20は、本体20aに、篠換
機1の移動方向に精紡クリール56(第1図)の粗糸ボビ
ンピッチで6つのペッグ21が回動自在に支持してある。
これらのペッグ21は、特開昭62−53425号あるいは第3,5
図で示すように、各ペッグ21の下端に連結したプーリ22
と本体20a内に回動自在に支持した中間プーリ23及びペ
ッグ回転用モータ24,24の駆動プーリ25にベルト26,27が
掛けられ、回転用モータ24が、夫々ペッグ21を1つおき
に3個ずつ正逆回転するようになっている。前記ペッグ
回転用モータ24は、後述の制御装置45からの指令で、そ
の回転速度を変化させる可変速モータである。ペッグ21
は、移動体14がコ字状ベース11の第1図における左端に
当接した原点位置A1にある時に、精紡クリール56手前上
方の予備レール55の鉛直下方に位置するようにしてあ
り、前記チェン9,9の回動で予備レール55の満ボビンF
を第1図の口出し高さ位置B1に取り降ろすようにしてあ
る。
次に口出しノズル30は、前記ペッグ21と対応して、左
右の昇降機構31の昇降体32に両側が回動自在に支持され
たパイプ33に連結してある。機枠2に揺動自在に支持し
たレバー34の揺動で、レバー34先端のピン35と昇降体32
の長孔36の係合で昇降体32がガイドロッド37に沿って摺
動し、パイプ33に一体連結したガイドレバー38がカム溝
39に沿って案内されて、第1図に示す下方待機位置X1か
ら2点鎖線で示す口出し位置X2へ移動される。この口出
し位置X2の口出しノズル30と口出し高さ位置B1に満ボビ
ンFを取降した状態で原点位置A1にあるペッグ21との水
平距離L(第6図)は、ペッグ21上に満ボビンFの基準
外径を多少超えたものが載置されても、その外周と口出
しノズル30との間隔L2が、口出し適正間隔L1以上となる
ように設定してある。
次に機枠2の左右には、第2,第3図に示すように、口
出し高さ位置B1で原点位置A1の満ボビンFの口出しノズ
ル30側に投、受光器から成るセンサ41が取付けてある。
このセンサ41は、口出しノズル30が口出し位置X2に位置
した状態で原点位置A1の移動体14を口出しノズル30方向
へ動かして、ペッグ21上の満ボビンFの口出しノズル30
側胴巻部外周F1で投受が遮られた瞬間の、口出しノズル
30と満ボビンFの胴巻部外周F1との間隔が適正口出し間
隔L1となる位置に固着してある。
次に制御装置45は、公知のマイクロコンピュータを用
いて構成され、演算部、記憶部、入出力部を有する。記
憶部に記憶されている制御プログラムにより、口出しノ
ズル30が口出し位置X2に位置した時に、移動体14を原点
位置A1から前進させるように駆動モータ16に指令を出力
し、前記センサ41が投光を遮られた信号を確認すると駆
動モータ16に停止指令を出力するようにしてある。ま
た、前記記憶部には、満ボビンFの基準外径、この基準
の満ボビンFをペッグ21上に載せた移動体14が、原点位
置A1からセンサ41の信号で停止するまでの基準移動量、
及び基準の満ボビンFに対応して、篠継、篠換動作中に
ペッグ21に載った満ボビンFから引出される篠が切れな
いように、また、ゆるみ過ぎたりしないようにペッグ21
を介して満ボビンFが正逆転されるように設定したペッ
グ回転用モータ24の基準回転速度が、少なくとも篠継ヘ
ツド51が前進して篠継する間、満ボビンFが篠継後に篠
供給状態で上昇、下降する間、及び満ボビンFを前列ク
リールへ吊下する間の各工程に対応して予め記憶してあ
る。そして、原点位置A1から満ボビン(基準外径とは限
らない)を載せた移動体14がセンサ信号で停止するまで
の実際の移動量(エンコーダ17で検出される)に基づい
て、その時のボビン外径に対するボビン回転用モータ24
の回転速度を前記各工程に対応して演算し、実際の満ボ
ビンから引出される篠の巻取又は巻戻量を満ボビン外径
にかかわらず前記各工程において基準外径の満ボビンの
場合と同一になるように(小さい場合は速く、大きい場
合は遅く)ボビン回転用モータ24を制御するようにプロ
グラムしてある。前記基準移動量と実際の移動量との差
が実際の満ボビン外径と基準外径の差の1/2という関係
があり、実際の移動量が実際の満ボビン外径と対応して
いる。その意味で前記センサ41とエンコーダ17により満
ボビン外径を計測する計測手段40が構成されていること
になる。尚、第1図の精紡機50において、Sはクリール
前列の小玉ボビン、Mはクリール後列の中玉ボビン、51
は各口出しノズル30と対応した篠継ヘッド、52はクリー
ル56に対して前後、昇降する空ボビン用ペッグ、53はド
ラフト部、54はスピンドル、57は篠掛けプレートを示
す。
クリール56の前列に満ボビンFを、後列に中玉ボビン
Mを仕掛けて紡出開始する。後列の中玉ボビンMが小玉
ボビンSとなると、図示しないクリール56の前、後列を
入替機により入替えて、小玉ボビンSをクリール前列に
位置させる。予備レール55には、今、基準外径を外れた
満ボビンFが吊下してあるとする。昇降モータ6の回動
で昇降体4を介して満篠支持体20が上昇し、予備レール
55から6個の満ボビンFを口出し高さ位置B1へ取り降ろ
す。次いで口出しノズル30を昇降装置31によって下方待
機位置X1から口出し位置X2へ上昇させる。この状態は第
6図に明確に示される。
次いで、制御装置45が駆動モータ16に駆動指令を出力
し、満ボビンFをペッグ21上に載置したまま移動体14を
ピニオン15とラック12aの噛合いで口出しノズル30方向
へ水平に移動させる。満ボビンF1の外径にかかわらず移
動する満ボビンFの胴巻部外周F1がセンサ41の投光を遮
るとこのセンサ信号によって、制御装置45は駆動モータ
16に停止指令を出力して満ボビンFの口出しノズル30へ
の近接移動を停止する。この時、口出しノズル30と満ボ
ビンFの胴巻部外周F1との間隔は、口出し適正間隔L1と
なる。次いで口出しノズル30が図示しない空気吸引源の
作用で吸引を開始し、また、ペッグ21をペッグ回転用モ
ータ24で回転して満ボビンF1を粗糸巻戻方向へ回転させ
つつ、満ボビンF1の篠端を吸引するが、口出しノズル30
と満ボビンFの胴巻部外周F1との間隔が口出し適正間隔
L1なので、口出しミスが生じない。更に満ボビンF1を粗
糸巻戻し方向へ回転させつつ、移動体14を原点位置A1へ
戻すと共に口出しノズル30を篠端を吸引した状態で下方
待機位置X1へ下降させ、篠を篠継ヘッド51に引き渡す。
篠継ヘッド51は第1図に示す垂下状態から水平状態に揺
動された後、ドラフト部53のトランペット上方へ篠を運
び(この時も満ボビンF1は巻戻方向に回転される)小玉
ボビンSからの供給篠に重ね、ドラフト部53で両篠を追
継ぎする。篠継ヘッド51は小玉ボビンSからの供給篠を
切断して篠継が完了する。引き続いて、満ボビンFと小
玉ボビンSとの交換が満篠支持体20と空ボビン用ペッグ
52の前後、昇降によって次のように行なわれる。
即ち、口出し高さ位置B1から、ペッグ21に載置したま
ま満ボビンFを巻戻し方向へ回転させつつ予備レール55
まで上昇させ(吊下はしない、第7図(a))、この状
態で小玉ボビンSを取出して上昇していた満ボビンF
を、今度は篠巻取方向に回転させつつ口出し高さ位置X1
より僅かに下方位置に取り降ろす(第7図(b))。
引き続き満ボビンFを篠巻取方向へ回転させつつ前記
駆動モータ16を駆動して満ボビンFを前列クリールのボ
ビンハンガ直下へ位置させて上昇して前列クリールへ満
ボビンFを吊下し、予備レール55に空ボビンSを吊下し
て(第7図(c))満、空ボビンF,Sの交換が完了す
る。
移動体14がセンサ信号で停止した時のエンコーダ17の
検出値によって、移動体14の原点位置A1からの移動量が
判る。そこで制御装置45ではこの移動量から実際のボビ
ン外径を演算し、これと前記基準回転速度とから、実際
の満ボビン外径に応じたペッグ回転用モータ24の回転速
度を、前述の各工程に応じて演算する。そしてこの回転
速度によって篠継、篠換動作中の満ボビンFの巻取、巻
戻回転が制御されるので、満ボビン外径が基準外径を外
れている場合でも、篠の巻取、又は巻戻量が各工程で基
準外径の時と同じになり満ボビンFから引出される篠の
たるみ状態が、基準外径の場合と常に一致し、篠が切れ
たり、ゆるみ過ぎたりしない。
第8図では、口出しノズル30に、音波を用いた距離セ
ンサ41を満ボビン胴巻部外周F1の中心に向けて設けた他
の例を示す。制御装置45には、口出しノズル30と胴巻部
外周F1との間隔が適正口出し間隔L1となる時の胴巻部外
周F1と距離センサ41の距離が記憶され、満ボタンFを口
出し高さ位置B1で移動体14を原点位置A1から口出しノズ
ル方向へ水平移動して距離センサ41からの検出値が前記
距離となったとき、駆動モータ16を停止させるようにな
っている。
第9図では、満ボビンFの中心に向かうように、距離
センサ41をコ字状ベース11にブラケット46を介して取付
けた例を示す。この例では制御装置45により、予め設定
される距離センサ41と口出しノズル30との間隔Y1、移動
体14が原点位置A1にある時の距離センサ41とペッグ21の
中心との間隔Y2及び距離センサ41と原点位置A1での胴巻
部外周F1との間の距離測定値Y3、更に口出し適正間隔L1
とから、口出し適正間隔L1となる時の距離センサ41と胴
巻部外周部F1との距離を演算し、原点位置A1から前記距
離測定値Y3との差だけ満ボビンFを口出しノズル30方向
へ移動させるようにしてある。この例では、前記間隔Y
2、距離測定値Y3から実際のボビン外径が求まるので、
これによりペッグ回転用モータ24の回転速度が演算さ
れ、制御される。従ってこの例では満ボビン外径の計測
手段40は距離センサ41が兼用している。
第10〜12図において、口出しノズル30をパイプ33ごと
揺動させるものを示す。左右の昇降体32に、口出しノズ
ル30を一体に取付けたパイプ33を回動自在に支持してあ
る。パイプ33には左右のギヤ63と一対のアーム60が一体
連結してある。ギヤ63は夫々揺動用モータ61で回動され
る駆動ギヤ62と噛合っており、揺動用モータ61には、そ
の揺動角度を検出するエンコーダ17が接続してある。一
対のアーム60は、口出しノズル30が口出し位置X2におい
て、第3図と同様に、口出し高さ位置B1の6つの満ボビ
ンFを長手方向両側から挟む位置に取付けてある。アー
ム60の先端には投、受光器から成るセンサ41が対向して
取付けてある。このセンサ41は口出し高さ位置B1で移動
体14が原点位置A1にある状態の満ボビンFに対し、アー
ム60が原位置(第12図実線位置)から揺動してセンサ41
の投光が遮光された時に口出しノズル30と満ボビン胴巻
部外周F1の間隔が適正口出し間隔L1となる位置に取付け
てある。
制御装置45は第1の実施例と同様にセンサ信号により
揺動用モータ61のON,OFFを制御すると共に、前記エンコ
ーダ17からの揺動角度により実際の満ボビン外径に対す
るペッグ回転用モータ24の回転速度を算出して前記同様
に実際のボビン外径に対応した満ボビンFの巻取、巻戻
回転を制御するようにしてある。
この例では、口出し高さ位置B1で移動体14が原点位置
A1にある状態の満ボビンFに対し、口出しノズル30を口
出し位置X2に位置させる。次いで制御装置45は揺動用モ
ータ61に回動指令を出力する。この回動はギヤ62,63を
介して口出しノズル30を満ボビンF方向へ揺動させ、セ
ンサ41の投光が遮光されたセンサ信号で揺動用モータ61
に停止指令を出力する。これにより口出しノズル30と満
ボビン胴巻部外周F1との間隔が適正口出し間隔L1とな
る。また、実際の満ボビン外径が、口出し位置X2で原位
置からのアーム60の揺動角度から算出されるので、前記
実施例と同様に、篠継、篠換動作時の篠のたるみ状態が
満ボビン外径の大小にかかわらず一定となる。尚、この
実施例の場合、同一粗紡機で同時に玉揚された満ボビン
列では、満ボビン外径が殆ど同一であるので、一回目の
篠継作業で口出しノズルを適正口出し間隔となるように
揺動した位置で固定し、そのまま、その満ボビン列全て
を篠継すればよい。
更に第13図には特開昭64−52828号のように、満ボビ
ンFの中心に口出しノズル30が向いていない場合につい
て示した。
尚、上記実施例ではペッグ回転用モータを可変速モー
タとしてその回転速度を制御するようにして満ボビンの
巻戻量、巻取量が基準外径の場合と同じになるようにし
たが、ペッグ回転用モータを定速回転モータとし、この
モータの回転時間を制御するタイマを前述の各工程に夫
々設け、このタイマの設定時間を実際のボビン外径に応
じて可変とするようにしてあってもよい。また、第1実
施例では口出しノズルと実際の満ボビン胴巻部外周との
間隔を一定にするためのセンサと移動機構の移動量を検
出するエンコーダにより満ボビン外径の計測手段を構成
したが、本発明では、このセンサと口出しノズルとの取
付位置関係を保つ必要はない。
発明の効果 以上のようにこの発明の装置によれば、ペッグ回転用
モータの回転を、篠換する満ボビン外径に応じて変更
し、ペッグ上の満ボビンの篠の巻取量又は巻戻量を基準
外径の満ボビンの場合と同一となるようにしたので、篠
継、篠換動作中の満ボビンから引出された篠のたるみを
ボビン外径にかかわらず、常に適正な状態とすることが
でき、篠切断やループが生じることを防止でき、篠継、
篠換動作を円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は篠継装置の要部側面図、第2図は篠継装置の正
面図、第3図は第1図の平面拡大図、第4図は第3図の
IV−IV断面拡大図、第5図は第3図のV−V断面図、第6,
7図は動作説明図、第8,9図はセンサ取付箇所の別の例、
第10図は他の実施例の正面図、第11図は第10図の側面
図、第12図は動作説明図、第13図は口出しノズルと満ボ
ビン胴巻部外周の異なる位置関係の例である。 1……篠換機、1a……篠継装置、10……移動機構、20…
…満篠支持体、21……ペッグ、24……ペッグ回転用モー
タ、30……口出しノズル、40……計測手段、41……セン
サ、45……制御装置、55予備レール、F……篠巻満ボビ
ン、F1……胴巻部外周、X2……口出し位置、B1……口出
し高さ位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−228030(JP,A) 実開 平1−166675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01H 9/04 D01H 15/00 B65H 69/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備レールの篠巻満ボビンを、ペッグ回転
    用モータにより回転するようにしたペッグ上に載置し、
    篠継、篠換作業中にペッグ回転により篠巻満ボビンをそ
    の中心で回転させて、篠巻満ボビンの篠を巻戻しつつ行
    われる工程と、篠巻満ボビンの篠を巻取りつつ行われる
    工程を含んでいる篠換機において、篠換される篠巻満ボ
    ビン外径を計測する計測手段と、前記篠を巻き戻しつつ
    行われる工程における篠の巻戻量、及び前記篠巻満ボビ
    ンの篠を巻取りつつ行われる工程における篠の巻取量
    が、篠巻満ボビン外径にかかわらず、夫々基準外径の篠
    巻満ボビンの場合と同じとなるように、前記計測手段に
    より計測されたボビン外径に応じて、ペッグ回転用モー
    タの回転を制御する制御装置とを備えたことを特徴とす
    る篠換機における篠たるみ制御装置。
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