JP3509176B2 - 紡機のリフティング装置 - Google Patents

紡機のリフティング装置

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JP3509176B2 JP07228894A JP7228894A JP3509176B2 JP 3509176 B2 JP3509176 B2 JP 3509176B2 JP 07228894 A JP07228894 A JP 07228894A JP 7228894 A JP7228894 A JP 7228894A JP 3509176 B2 JP3509176 B2 JP 3509176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリングレール及びラペッ
トアングルを備えたリング精紡機、リング撚糸機等の紡
機のリフティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の紡機においては管糸形
成のために、機台運転中にリングレールの昇降運動を繰
返しながら次第にリングレールを上昇させ、それと同期
してラペットアングルを昇降させるリフティング装置が
採用されている。リフティング装置として例えば特開平
1−148820号公報には、リングレール、スレッド
ガイド用レール(ラペットアングル)等を索で吊下支承
するとともに、各索をそれぞれ別個のモータで駆動され
る巻上げドラムで巻き上げる装置が開示されている。こ
の装置では、索を巻上げドラムで巻き上げることにより
各レールの上昇移動が積極的に行われ、巻上げドラムを
逆転させて索を繰り出すことにより各レールが自重で下
降する。又、各レールを単に巻上げドラムの正逆回転で
昇降動させるのではなく、巻上げドラムで索を一定量ず
つ巻き上げるとともにカムによるレバーの揺動により各
レールを昇降動する構成の装置もある。この場合もレー
ルの上昇はカムの変位によって積極的に行われるが、下
降は各レールの自重によって消極的に行われる。
【0003】又、特開昭62−133129号公報、特
開平3−27130号公報等に開示された装置では、リ
ングレール、ラペットアングルを支持するポーカピラー
(支柱)が、外周の一部にねじ山を設けたスクリュー軸
で構成されている。そして、前記スクリュー軸を機台に
回転自在に取付けられたナット体に螺合させ、該ナット
体を機台に沿って延設されたラインシャフトに固定され
た歯車を介して正逆回転させて、リングレール等を上
昇、下降時とも積極駆動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−14882
0号公報に開示された装置のように、リングレール等を
その上昇時のみ積極駆動し、下降時は自重による消極駆
動を行う方式の場合は、リングレールの昇降速度が増加
した場合に問題がある。すなわち、リングレールが上昇
から下降に転じる時点でリングレールの動きが短時間で
あるが一時的に停止するいわゆる息つき現象を生じ、管
糸の形成に乱れを生じ易くなる。特に運転中に風綿等が
リングレールのポーカピラー等に堆積するとその摩擦抵
抗のためにますますこの現象が助長される傾向がある。
【0005】又、特開昭62−133129号公報、特
開平3−27130号公報等に開示された装置では、リ
ングレール等が上昇、下降時とも積極駆動されるため、
前記の不都合はない。しかし、各レール用にそれぞれス
クリュー軸やナット体が必要となり、構造が複雑になる
とともに製造コストも高くなる。
【0006】管糸の形成に乱れを生じることなく糸の巻
取りを行うためには、リングレールが正確に昇降動する
ことが必要である。しかし、ラペットアングルがリング
レールと常に正確に同期して昇降動する必要はなく、
又、ラペットアングルに息つき現象が生じても支障はな
い。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は簡単な構成でリングレール及び
ラペットアングルを管糸の形成に支障のない状態で昇降
動することができる紡機のリフティング装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、リングレール及びラペッ
トアングルを備えた紡機において、リングレールを支持
する支柱を積極的に昇降動させる駆動手段と、機台フレ
ームに対して同一軸を中心に一体的に回転可能に設けら
れた径の異なる2個の回転体と、リングレールと大径の
回転体との間に設けられるとともにリングレールと一体
的に移動して該回転体を回転させる第1の駆動手段と、
ラペットアングルと小径の回転体との間に設けられると
ともに該回転体の回転をラペットアングルの昇降運動に
変換する第2の駆動手段とを設け、前記2個の回転体の
うちいずれか一方の回転体は、回転中心から外周面まで
の距離が変化する形状に形成されている
【0009】又、請求項2に記載の発明では、前記駆動
手段は前記支柱に設けられたスクリュー部と、紡機機台
の所定高さ位置に回転自在に設けられるとともに前記ス
クリュー部と螺合した状態で支柱を支承するナット体
と、紡機機台の長手方向に沿って延設され前記ナット体
を積極的に正逆回転駆動するラインシャフトとを備えて
いる。
【0010】又、請求項3に記載の発明では、前記両回
転体はプーリで構成され、前記第1の駆動手段は第1端
部がリングレールに止着されるとともに第2端部が大径
プーリに止着された第1のベルトで構成され、第2の駆
動手段は上下方向に移動可能に配置されるとともに上部
にラペットアングルが連結された支柱と、第1端部がそ
の支柱の下部に固定されたブラケットに止着されるとと
もに第2端部が小径プーリに止着された第2のベルトと
から構成され、前記小径プーリは回転中心から外周面ま
での距離が変化する形状に形成されている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明では、リングレールを支
持する支柱が駆動手段により積極的に昇降動されて、リ
ングレールが昇降動される。リングレールの昇降動に伴
い第1の駆動手段がリングレールとともに移動され、大
径の回転体が小径の回転体と一体的に正逆回転される。
そして、小径の回転体の回転運動が第2の駆動手段によ
り昇降運動に変換され、ラペットアングルがリングレー
ルと同期して昇降動される。
【0012】請求項2に記載の発明では、リングレール
を支持する支柱はスクリュー部を備え、紡機機台の所定
高さ位置に回転自在に設けられたナット体にそのスクリ
ュー部が螺合されている。そして、ラインシャフトの回
転によりナット体が積極的に正逆回転駆動され、ナット
体の正逆回転に対応して支柱が昇降動されてリングレー
ルが支柱とともに昇降動される。ラペットアングルは請
求項1に記載の発明と同様にリングレールと同期して昇
降動される。
【0013】請求項3に記載の発明では、大径プーリ及
び小径プーリが第1の駆動手段としての第1のベルトを
介してリングレールの昇降動に伴って正逆回転駆動され
る。小径プーリとラペットアングルとの間に設けられた
第2の駆動手段を構成する第2のベルトは、リングレー
ルの上昇時に小径プーリに巻取られ、リングレールの下
降時には小径プーリから繰り出される。ラペットアング
ルの移動量は小径プーリと大径プーリの径の比により決
まる。小径プーリの径すなわち回転中心から外周面まで
の距離が変化するため、リングレールの一回の昇降範囲
(チェイス長)の下端が一定の割合ずつ上昇する場合で
も、ラペットアングルは一回の昇降範囲の下端の上昇割
合が変化するように昇降される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図3に示すように紡機機台1の
左右両側(図3の上下両側)にはその長手方向に沿って
ラインシャフト2が回転自在に配設されている。両ライ
ンシャフト2には昇降ユニット3が所定間隔(例えば2
4錘毎に1個)で配設されている。昇降ユニット3は図
1に示すように、ラインシャフト2と一体回転可能に嵌
着固定されたねじ歯車4と、リングレール5を支持する
支柱としてのポーカピラー6の下部に形成されたスクリ
ュー部6aが螺合するナット体7とから構成されてい
る。ナット体7は機台フレーム8(図2に図示)の所定
高さ位置にブラケット(図示せず)を介して回転可能に
支持され、その外周にねじ歯車4と噛合するねじ歯車7
aが一体に形成されている。ポーカピラー6は上下方向
に移動可能に機台フレーム8に支承されている。リング
レール5はポーカピラー6の上端にブラケット9を介し
て固定されている。前記ラインシャフト2、昇降ユニッ
ト3及びスクリュー部6aにより駆動手段が構成されて
いる。
【0015】図3に示すように、ラインシャフト2はリ
フティング駆動用のギヤボックス10の出力軸11にカ
ップリング12を介して連結されている。ギヤボックス
10には歯車列を介してフロントローラ(いずれも図示
せず)の回転が伝達される。ギヤボックス10内には一
対の歯車列及び電磁クラッチの作用によりラインシャフ
ト2の回転方向を変更する切替機構(図示せず)が装備
されている。そして、一対の電磁クラッチの励消磁に対
応してラインシャフト2が正逆回転駆動され、それに伴
ってリングレール5が昇降動される。なお、これらの構
成は特開平2−277826号公報に開示された装置と
基本的に同様である。
【0016】機台フレーム8にはリングレール5より下
方位置に支軸13が機台長手方向と直交方向に水平に固
定されている。支軸13には大径の回転体としての大径
プーリ14と、小径の回転体としての小径プーリ15と
が一体的に回転可能に支持されている。両プーリ14,
15は一体に形成されている。リングレール5と大径プ
ーリ14との間には第1の駆動手段としての第1のベル
ト16が設けられている。第1のベルト16はその第1
端部がリングレール5に止着され、第2端部が大径プー
リ14に止着されている。
【0017】機台フレーム8には所定間隔で支柱17が
支持ブラケット(図示せず)を介して上下方向に移動可
能に配設され、支柱17の上端にラペットアングル18
が固定されている。ラペットアングル18にはスネルワ
イヤ19を備えたラペット20が所定間隔で固定されて
いる。支柱17の下部にはブラケット21が固定され、
ブラケット21には第2のベルト22の第1端部が止着
され、第2のベルト22の第2端部が小径プーリ15に
止着されている。支柱17、ブラケット21及び第2の
ベルト22により、小径プーリ15の回転をラペットア
ングル18の昇降運動に変換する第2の駆動手段が構成
されている。
【0018】大径プーリ14はその外周の長さがリング
レール5の昇降範囲の長さより長くなるように形成され
ている。すなわち、第1のベルト16は大径プーリ14
の回転に伴って大径プーリ14に巻き取られる際、1巻
以上巻き取られることはなく、大径プーリ14の回動量
と、第1のベルト16の巻取り量あるいは繰り出し量と
が比例するようになっている。
【0019】小径プーリ15はその外周の長さがラペッ
トアングル18の昇降範囲の長さより長くなるように形
成されている。すなわち、小径プーリ15の回動量と、
第2のベルト22の巻取り量あるいは繰り出し量とが比
例するようになっている。大径プーリ14及び小径プー
リ15はその径の比が、リングレール5の昇降量より小
さな所定の昇降量でラペットアングル18が昇降する所
定の値になるように形成されている。又、第2のベルト
22は第1のベルト16と逆方向に小径プーリ15に巻
き掛けられている。前記両プーリ14,15、ベルト1
6,22、支柱17及びブラケット21によりラペット
アングル昇降装置23が構成されている。ラペットアン
グル昇降装置23は昇降ユニット3と同数又はその2倍
の数配設されている。
【0020】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。紡機機台1が運転されるとフロントローラ及
びギヤボックス10を介してラインシャフト2が所定の
周期で正逆回転駆動される。ラインシャフト2の正逆回
転によりねじ歯車4,7aを介してナット体7が正逆回
転される。そして、ナット体7に螺合されたポーカピラ
ー6が上昇あるいは下降移動され、リングレール5が昇
降動される。
【0021】リングレール5が上昇すると大径プーリ1
4とともに小径プーリ15が第2のベルト22を巻き取
る方向に回転される。その結果、第2のベルト22にブ
ラケット21を介して支承された支柱17とともにラペ
ットアングル18が上昇される。リングレール5の下降
時には、第1のベルト16の第1端部がリングレール5
とともに下降する。小径プーリ15は支柱17及びラペ
ットアングル18等の自重により第2のベルト22を介
して第2のベルト22を繰り出す方向に付勢されてい
る。従って、リングレール5の下降に伴って両プーリ1
4,15が図1の反時計方向に回転され、第1のベルト
16が大径プーリ14に巻き取られる。又、第2のベル
ト22が繰り出されてラペットアングル18がリングレ
ール5と同期して下降される。
【0022】図4はリングレール5及びラペットアング
ル18の昇降運動の状態を表すダイヤグラムであり、A
がリングレール5に対応し、Bがラペットアングル18
に対応する。リングレール5及びラペットアングル18
の昇降量の比は大径プーリ14及び小径プーリ15の半
径の比で決まる。従って、大径プーリ14及び小径プー
リ15の半径の比が異なるものを準備しておき、それら
を交換することにより容易にリングレール5とラペット
アングル18の昇降量の比を変更できる。そして、図4
に実線で示すように、巻取り開始から終了までリングレ
ール5の一回の昇降範囲(チェイス長)の下端が一定の
割合ずつ上昇するのに対応して、ラペットアングル18
の一回の昇降範囲の下端も一定の割合で上昇する。
【0023】リングレール5はナット体7に螺合された
スクリュー部6aを有するポーカピラー6に支持されて
いる。そして、ポーカピラー6はラインシャフト2によ
り積極的に正逆回転駆動されるナット体7の正転時にス
クリュー部6aの作用により積極的に上昇され、逆転時
にスクリュー部6aの作用により積極的に下降される。
従って、リングレール5の昇降速度が増加しても、リン
グレール5は息つき現象を生じることなく正確に昇降動
されて管糸が支障なく形成される。
【0024】又、リングレール5が積極的にスクリュー
部6aの作用により昇降動されるので、駆動源をリング
レール5としたラペットアングル18も安定した状態で
昇降動される。ラペットアングル18の下降は消極駆動
のため息つき現象を生じる場合もあるが、管糸の形成に
支障はない。又、ラペットアングル18用のねじ歯車及
びナット体を設けるとともに支柱17にスクリュー部を
形成する構成に比較して、両プーリ14,15、両ベル
ト16,22及びブラケット21を設ける方が構成が簡
単で、コストも安くなる。
【0025】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)小径プーリ15を大径プーリ14と同心の円形状
に形成する代わりに、図5に示すように、小径プーリ1
5の回転中心から外周面までの距離が変化する形状すな
わちカム形状に形成してもよい。玉揚げ後の機台再起動
時すなわち糸の巻き始めは糸切れが発生し易いので、バ
ルーニングを小さくするのが好ましい。ラペット20を
巻き始めはほとんど昇降させず、途中からリングレール
5と同期して昇降させると初期のバルーニングが小さく
なる。例えば、小径プーリ15の回転中心から外周面ま
での距離が、巻き始めと対応する位置から途中までは徐
々に短くなり、その後、徐々に長くなった後、一定とな
るように形成される。その結果、図4に実線で示すよう
に、リングレール5の一回の昇降範囲(チェイス長)の
下端が一定の割合ずつ直線的に上昇する場合でも、ラペ
ットアングル18は一回の昇降範囲の下端の上昇割合が
図4に破線で示すように一定割合でなく変化するように
昇降される。カム形状を変えることによりリングレール
5の昇降状態を変えずにラペット20の昇降状態を容易
に変更することができる。又、円形の小径プーリ15を
偏心した状態で支軸13に支持する構成としてもよい。
又、小径プーリ15を円形に形成するとともにその中心
において支軸13に支持し、大径プーリ14側をカム形
状あるいは偏心円としてもよい。
【0026】(2)図6に示すように、大径プーリ14
に代えて、大径の回転体としてのピニオン24を小径プ
ーリ15と一体回転可能に設け、第1の駆動手段として
のラック25をピニオン24と噛合する状態でリングレ
ール5に対して一体移動可能に固定する。この場合、リ
ングレール5の昇降動に伴い、ピニオン24がラック2
5を介して積極的に回転される。従って、ラペットアン
グル18及び支柱17等が軽い材質で形成されても、ラ
ペットアングル18がリングレール5と確実に同期して
昇降動される。又、小径の回転体をピニオンとするとと
もに第2の駆動手段をラックとし、大径の回転体は大径
プーリ14とするとともに第1の駆動手段をベルトとし
てもよい。又、両回転体をピニオンとし、第1及び第2
の駆動手段をラックとしてもよい。これらの場合も同様
の効果を発揮する。
【0027】(3)大径プーリ14及び小径プーリ15
を別体に形成するとともに、両プーリを係止ピン等で連
結して支軸13に対して一体的に回転可能に支持する構
成としてもよい。又、機台フレーム8に回転可能に支持
された回転軸に対して径の異なる2個の回転体を一体回
転可能かつ着脱可能に固定してもよい。この場合一方の
プーリ又は回転体を代えることにより、リングレール5
とラペットアングル18の昇降量の比を変更できる。
【0028】(4)ラインシャフト2の駆動をフロント
ローラ側と切り離し、サーボドライバを介して駆動され
るサーボモータにより正逆回転駆動する構成としてもよ
い。又、フロントローラ側からの入力と可変速モータの
入力とを差動装置で合成してラインシャフト2の駆動出
力としてもよい。
【0029】(5)リングレール5を上昇、下降とも積
極的に確実に駆動する駆動手段として、実公平3−29
334号公報に開示された装置のように、リングレール
5を支持するポーカピラー6の下部にラックを形成し、
ラインシャフト2にねじ歯車4に代えてピニオンを取付
けてもよい。
【0030】(6)ナット体7を正逆回転させる手段と
して、実公平5−32542公報に開示された装置のよ
うに、ナット体7の外周にねじ歯車7aに代えて平歯車
を形成し、ラインシャフト2に代えて機台長手方向に沿
って往復動されるラックを延設してもよい。
【0031】(7)ラペットアングル18だけでなく、
リングレール5とラペットアングル18との中間部にリ
ングレール5と平行に延設されたアンチノードリング支
持用のレールをラペットアングル18と同様にしてリン
グレール5と同期して昇降可能に配設してもよい。この
場合、アンチノードリング支持用のレールの昇降量がラ
ペットアングル18の昇降量より多く、リングレール5
の昇降量より少なくなるように回転体の径が設定され
る。すなわち、アンチノードリング支持用のレールを昇
降動させるための回転体の径は大径プーリ14の径より
小さく、小径プーリ15より大きい。この場合、アンチ
ノードリングをもリングレール5と独立してしかも適正
な位置で昇降できる。
【0032】(8)第1及び第2の駆動手段を構成する
ベルト等の索として平ベルト、Vベルト、丸ベルト、歯
付ベルトを使用する他、チェーン、鎖、テープ、ロー
プ、紐など自由に屈曲可能で回転体に円弧状に巻き掛け
可能なものを適宜使用してもよい。又、回転体としてプ
ーリ、歯付プーリ、ローラ、スプロケットなど前記索を
ほぼ円弧状に巻き掛け可能で、かつ回転可能なガイド部
材を適宜使用してもよい。
【0033】前記実施例及び変更例から把握できる請求
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1に記載の発明において、大径の回転体を
ピニオンとし、第1の駆動手段をピニオンに噛合すると
ともにリングレールに固定されたラックとする。この場
合、第2の駆動手段が軽い材質で形成されても、回転体
がリングレールと確実に同期して回転駆動され、ラペッ
トが安定して昇降される。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、簡単な構成で巻取り開始から終
了まで、リングレール及びラペットアングルを管糸の形
成に支障のない状態で昇降動することができる。又、請
求項3に記載の発明によれば、リングレールの昇降量が
一定であってもラペットアングルの昇降量を変更でき、
巻き始めにおけるラペットアングルの昇降量を小さくし
て糸切れを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の概略斜視図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく概略平面図である。
【図4】リングレール及びラペットアングルの昇降状態
を示す説明図である。
【図5】変更例の要部概略正面図である。
【図6】別の変更例の要部概略正面図である。
【符号の説明】
1…紡機機台、2…駆動手段を構成するラインシャフ
ト、3…同じく昇降ユニット、4…ねじ歯車、5…リン
グレール、6…支柱としてのポーカピラー、6a…駆動
手段を構成するスクリュー部、7…ナット体、7a…ね
じ歯車、8…機台フレーム、13…支軸、14…大径の
回転体としての大径プーリ、15…小径の回転体として
の小径プーリ、16…第1の駆動手段としての第1のベ
ルト、17…第2の駆動手段を構成する支柱、21…同
じくブラケット、22…同じく第2のベルト、18…ラ
ペットアングル、24…大径の回転体としてのピニオ
ン、25…第1の駆動手段としてのラック。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングレール及びラペットアングルを備
    えた紡機において、 リングレールを支持する支柱を積極的に昇降動させる駆
    動手段と、 機台フレームに対して同一軸を中心に一体的に回転可能
    に設けられた径の異なる2個の回転体と、 リングレールと大径の回転体との間に設けられるととも
    にリングレールと一体的に移動して該回転体を回転させ
    る第1の駆動手段と、 ラペットアングルと小径の回転体との間に設けられると
    ともに該回転体の回転をラペットアングルの昇降運動に
    変換する第2の駆動手段とを設け 前記2個の回転体のうちいずれか一方の回転体は、回転
    中心から外周面までの距離が変化する形状に形成されて
    いる 紡機のリフティング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は前記支柱に設けられたス
    クリュー部と、紡機機台の所定高さ位置に回転自在に設
    けられるとともに前記スクリュー部と螺合した状態で支
    柱を支承するナット体と、紡機機台の長手方向に沿って
    延設され前記ナット体を積極的に正逆回転駆動するライ
    ンシャフトとを備えている請求項1に記載の紡機のリフ
    ティング装置。
  3. 【請求項3】 前記両回転体はプーリで構成され、前記
    第1の駆動手段は第1端部がリングレールに止着される
    とともに第2端部が大径プーリに止着された第1のベル
    トで構成され、第2の駆動手段は上下方向に移動可能に
    配置されるとともに上部にラペットアングルが連結され
    た支柱と、第1端部がその支柱の下部に固定されたブラ
    ケットに止着されるとともに第2端部が小径プーリに止
    着された第2のベルトとから構成され、前記小径プーリ
    は回転中心から外周面までの距離が変化する形状に形成
    されている請求項1又は請求項2に記載の紡機のリフテ
    ィング装置。
JP07228894A 1994-03-17 1994-04-11 紡機のリフティング装置 Expired - Fee Related JP3509176B2 (ja)

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