JPH04131250U - 患者に医薬を投与する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者に医薬を容易に投与することができる装
置を提供する。 【構成】 患者に医薬を投与する装置は、チャンバー３
１を有するハウジング３０を有する。支持体３５はチャ
ンバー３１の内部に装着され、キャリアーすなわちブリ
スターパック３６を支持する。ブリスターパックは複数
の容器、つまり円形に配置されたブリスター３７を有し
ている。ブリスターパックが支持体３５に置かれると、
そのブリスター３７は支持体３５の穴３８に置かれる。
プランジャー５１は、穴５２を通ってチャンバー３１に
挿入され、プランジャーに位置合わせしてあるブリスタ
ーに係合しこれを開口するように配置されている。ブリ
スターが開口されると、マウスピース３２を通じた患者
の吸入によって医薬が放出される。外部部材３９は、プ
ランジャーとブリスターを順番に位置合わせするために
支持体３５を回転させるために設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の背景］ 本発明は、患者の吸入によって患者に医薬を投与することのできる装置に関す る。医薬は固体の微細に砕いた形または流体の形とすることができる。今日、そ のような装置は気管支の病気、例えば気管支喘息をわずらっている患者に対して 、カプセルに含まれた医薬を投与するためのものとして周知である。よく知られ ているように、粉末その他の微細に砕いた形の医薬をカプセルに入れ、このカプ セルを患者が前記装置に装入する（この装置は「吸入器」と呼ばれることもある ）。それから、医薬はカプセルから放出され、通常は口から、場合によっては鼻 から患者によって吸入される。

【０００２】 ＰＣＴ特許公開第ＷＯ８２／０１４７０号明細書および英国特許第１３８７９ ５４号明細書はいずれも微細に砕いた形の医薬をカプセルから投与する装置を開 示している。これらの先行技術の装置のそれぞれにおいては、カプセルを回転自 在の支持部材上に取りつけ、この状態において各カプセルをある位置に持って来 て、その位置においてカプセルから医薬が出ることができるようにカプセルを開 き、前記装置のマウスピースから患者が医薬を吸入できるようになっている。英 国特許第１３８７９５４号明細書に開示してある装置においては、カプセルをい わゆるブリスターパックに取りつけることができるようになっている。

【０００３】 ゼラチン製のカプセルを医薬入れに使用するのは不都合である。ゼラチンは比 較的に不安定で物理的強度が小さいため、このカプセルは例えばガラスびんに入 れることによって保護する必要がある。カプセルおよびその内容物はいずれも比 較的に短い時間で環境による劣化を起す。

【０００４】 ［考案の具体的説明］ 本発明の目的は、気管支の病気を有する患者に医薬を投与する方法で、これま で可能であった方法よりも便利でまた医薬をカプセルに詰める必要のない方法を 提供することである。本発明の装置は、ブリスターパックに医薬を装入すること によって医薬を詰めるとの技術を利用する。ブリスターパックというのは、箔ま たはプラスチック材料のシート（積層材料とすることもできる）から成るパック であって、このシートはキャリヤーとして働くものであり、またこのシートは、 「ブリスター」と呼ばれる破れうるまたは開けうる容器であって、第１のシート 上に固定されてカバーまたは蓋になるシートからなっているもの、をいくつか備 えている。そのようなブリスターパックはある種類の錠剤またはもう一つの種類 の錠剤とともに一般に使用されるが、本発明者らは、ブリスターパックを微細に 砕いた固体状医薬または液体状医薬とともに使用することもできるということを 発見した。

【０００５】 本発明による患者に医薬を投与する装置は、下記の（イ）〜（ヘ）からなるも の、である。 （イ） 内部にチャンバーを有するハウジング、 （ロ） 該チャンバー内へ通じる空気入口、 （ハ） 医薬用の単一容器または円形に配列してある複数の容器を備えたキャ リヤーを支持するように配置された、前記チャンバーの内部にある支持体、 （ニ） 患者が吸入する空気によって前記容器から薬剤が放出されるが前記容 器は静止して止まるように前記容器を開口するための貫通部材であって、該貫通 部材に位置合わせしてある容器を貫通するように操作しうる貫通部材、 （ホ） 前記単一容器または前記複数容器の各々を順番に前記貫通部材に位置 合わせするために前記キャリヤーの位置を回転自在に指示する装置、および （ヘ） 前記チャンバーの内部と連絡している出口であって、患者が吸入する ことができ、この吸入によって医薬が容器から放出され、患者が発生させた空気 流に伴って医薬が通過する出口。

【０００６】 出口（ヘ）は患者が吸入に使用することができるマウスピースとするのが便利 であるが、必須というわけではない。

【０００７】 本発明の装置は、いろいろな医薬、例えばサルブタモール、ベクロメタゾンジ プロピオネート、ジナトリウムクロモグリケートの投与に適している。

【０００８】 以下添付の図面を用いて本発明の実施型をいくつか説明する。 第１図および第２図に示す本発明の具体例においては、医薬投与装置はプラス チック材料の浅い円筒型ハウジング１を有し、このハウジングは内部に円筒型チ ャンバー２を有している。このチャンバーは一端３で閉じており、これをここで はチャンバーの底部壁と見なす。また、着脱自在の蓋４がチャンバーの他端にお いてチャンバーにぴたりとはまり合うようになっている。

【０００９】 マウスピース出口５がハウジング１の円筒壁から外向きに突出ており、またこ の出口はチャンバー２の内部と連絡している。孔あきガード（図示せず）がマウ スピースに取りつけてあり、マウスピースからの患者の吸入によって望ましくな いほど大きい寸法の固体粒子が吸入されるのを防ぐようになっている。

【００１０】 リムないし肩６がチャンバー２の内壁に沿って延びていて、ブリスターパック ７を置くことのできる環状支持体となる。

【００１１】 ブリスターパック（キャリアー）７は、好ましくは複数のもろい容器すなわち 「ブリスター」８を円形に配列した箔積層材料とすることができる。ブリスター ８には、０．５〜１０ミクロンの範囲の粒径を有する粒状医薬を詰める。この医 薬は薬学的に許容される担体、例えば粒状のラクトースまたはでんぷんとともに 使用しても良い。あるいは、医薬は液状とすることもできる。ブリスターパック ７は円板状であり、チャンバー２の内部に着脱自在に取りつけられ、ブリスター に含まれる医薬のそれぞれが全部放出されてしまったときに交換できるようにな っている。

【００１２】 チャンバー２は、チャンバーの底部壁３から直立している中央開口円筒支柱９ を有している。円板状クランプ部品１０がチャンバー２の内側に着脱自在に取り つけてあり、この部品はその下側に複数の定位くぎ（図示せず）を有し、この定 位くぎは前記支柱の内側に係合している。クランプ部品１０は、チャンバー２の 内部で回転することができる。使用にあたっては、クランプ部品１０を、既にチ ャンバー内に入れてあって支持体肩６上に配置してあるブリスターパック７の上 に置く。ブリスターパック７はブリスターすなわち容器８を有する円板状箔積層 材料とするのが好ましい。クランプ部品１０は複数の開口部１１を有し、この開 口部は、円形に、各開口部がブリスターパック７のブリスター８の一つを受容で きるような間隔で配列してある。つまみ１２がクランプ部品１０から直立してお り、蓋４がハウジング１に取りつけられたとき、つまみ１２は蓋４の上面にある 開口部１３を通って突出るようになっている。このつまみを患者がまわしてクラ ンプ部品１０を回転させることができ、またブリスターパック７のブリスター８ はクランプ部品１０の開口部１１に配置してあるので、クランプ部品の回転によ りブリスターパック７も回転する。複数の突起１４がクランプ部品１０の上面に 備えてあり、蓋４の下面のくぼみ１５（第２図）に係合し、クランプ部品が確実 に正しい位置に置かれるようになっている。第１図からわかるように、つまみ１ ２には縦みぞが刻んであり、つまみと開口部（空気入口）１３との間に隙間を与 え、この隙間を通って外部からチャンバー２に空気が流入できるようになってい る。

【００１３】 蓋４はまた開口部１６を有し、この開口部がプランジャーハウジング１８内の 貫通部材としてのプランジャー１７を受容できるようになっている。プランジャ ー１７は環状の肩１９を有し、ばね２０を肩１９とプランジャーハウジング１８ の底部との間に保持してプランジャー１７を上部位置すなわち非作動位置に押し 上げることができるようにしてある。このプランジャーには、ブリスターを開け ることができるように、ナイフエッジ２１またはその他の装置を備えることがで きる。プランジャー１７をばね２０の動作に抗して押し下げると、プランジャー のナイフエッジ２１はプランジャーハウジング１８内の開口部２２を通って、プ ランジャーと位置合わせしてあるブリスター８を貫く。そのような係合によりブ リスターが開口されて、ブリスターからの医薬放出が可能になる。この動作によ りこのようにブリスターが開けられるので、患者が吸入すると、空気がブリスタ ーを通過し、医薬が気流によって伴出され、チャンバー内部にあってマウスピー ス５と連絡している輸送空洞２３を通ってマウスピース５から出てくる。つまみ １２の回転により、クランプ部品１０とブリスターパック７とを回転させ、各ブ リスターを順番にプランジャー１７の真下の位置に持って来ることができる。そ れぞれの突起１４は順番にくぼみ１５と係合して、ブリスターパックが確実にプ ランジャーと正しく位置合わせされるようにする。

【００１４】 ブリスターを開けるためにプランジャーがナイフエッジ２１を有するというの は必須のことではない。必要であれば、ブリスターに穴を開けるのに針を使用す ることができる。または、プランジャーはとがった先端もしくは鈍い先端を有す るようにすることができ、あるいは任意のその他の便利な開口手段を使用するこ ともできる。

【００１５】 本発明の装置を使用しないときプランジャーの偶発動作を防ぐために、マウス ピースカバーにはプランジャーと係合しうる固定部品２４を備えることができる 。

【００１６】 使用にあたっては、１投与量の医薬を必要とする患者は装置を持ってマウスピ ースを口に入れるようにする。次に、患者はプランジャーを押下げてブリスター を開けてブリスターから医薬が放出されるようにし、マウスピースから吸入して 医薬が気流によって伴出されて患者の肺にはいるようにする。必要であれば、マ ウスピースには空気入口開口２５を設けて、患者が吸入したときの気流を改善す ることができる。

【００１７】 改変例（図示せず）においては、ブリスターパックの下面を、支持リムないし 肩６の代わりにもう一つのクランプ板上に支えるようにすることができる。

【００１８】 ブリスターパックは患者が便利な期間（例えば１日以上）にわたって使用する のに十分な数の投与量を与えるように構成するのが便利である。ハウジングは別 のチャンバー（図示せず）を底部に設けることによって改変することができ、こ の別のチャンバーは着脱自在の蓋２６で閉じられる。この別のチャンバーは交換 用ブリスターパックを保管するのに使用することができる。

【００１９】 必要であれば、鼻から吸入するように患者が該マウスピースを使用できるよう にマウスピースを構成することができる。

【００２０】 クランプ部品１０を使用しない改変型装置を第３図および第４図に示す。この 改変型装置は、内部にチャンバー３１を有するハウジング３０を備えている。マ ウスピース３２がハウジング３０の円筒壁から大体半径方向に外向きに突出てお り、チャンバー３１の内部と連絡している。孔あきガード３３がマウスピース３ ２の入口に備えてある。リムないし肩３４がチャンバー３１の内壁に沿って延び 、円板状の支持体３５の環状支持物となっている。この支持体は、ブリスターパ ック３６を受けるようになっている。ブリスターパック３６は、円形に配列して ある複数のもろい容器３７を有している。これらの容器は、第４図にはっきりと 示すように大体円錐形の「ブリスター」状であり、第１図に関して前述したよう に医薬を収容している。支持体３５は、ブリスターパック３６のブリスター３７ の数と等しい数の穴３８を有している。装置に医薬を装入して、装置を使用する ときには、各ブリスター３７の円錐形部分を穴３８のそれぞれに配置する。刻み を入れたへり４０を有する外部回転自在部品３９がハウジング３０の底と面接触 するように配置してある。半径方向突起４２を有するスピンドルまたは類似のも の４１が、中心において、支持体３５からハウジング３０の底の穴４３を通って 、部品３９の差し口４５の相補的な形の開口部４４まで延びている。差し口４５ は穴４３を通り、スピンドル４１と突起４２は開口部４４内で係合して、部品３ ９の回転により支持体３５に同様の回転が起るようになっている。着脱自在の蓋 ４６がハウジング３０の上に取りつけてある。開口部４７が蓋４６に設けてあり 、ハウジング３０の突起４８と係合して蓋を正しく配置するようになっている。 蓋４６はブラケット４９を支えており、このブラケット上にレバーまたはトリガ ー５０が枢着してある。貫通部材としてのプランジャー５１はレバーまたはトリ ガー５０上に配置してあって、蓋４６の穴５２を通って延びている。ばね５３が レバーまたはトリガー５０と蓋４６の上面との間に保持してあり、レバーまたは トリガーを上方に押すようになっている。

【００２１】 穴５２は、支持体３５が回転するとき、支持体３５の各穴３８が穴５２に位置 合わせされるように配置してある。

【００２２】 穴３８の一つが穴５２と位置合わせされ、トリガー５０を押下げると、プラン ジャー５１（針の形にすることができる）が穴３８に配置してあるブリスター３ ７を貫いて（すなわち、ブリスターの頂部と底部を貫き、）ブリスターから粉末 医薬を放出させることができる。医薬の一部はチャンバー３１内部の皿状区画室 ５４内に落下する。患者が吸入すると、貫かれたブリスターに空気が通り、医薬 は気流によって伴出され、区画室５４からの医薬とともにガード３３およびマウ スピース３２を通して取出される。装置を使用しないときには、マウスピース３ ２は溝状の延長部５６を有するマウスピースカバーまたはさや５５で閉じること ができる。この延長部はブラケット４９と係合し、プランジャー５１が押下げら れて穴３８にはいるのが防止される。

【００２３】 装置が使用状態にあり、患者がマウスピース３２から吸入しているときには、 当然、空気がチャンバー３１内に流入できることが必須である。任意の適当な空 気入口を備えることができる。しかし、プランジャーまたは針５１が穴５２の直 径よりも小さくてこの穴が空気流入口として働く場合には、空気は穴５２から流 入することができて、便利である。

【００２４】 第５図に示す改変型装置は、患者に対して二つの異なる医薬を異なる時刻に投 与するために使用することができて便利なものである。ある種の患者の治療にお いては、患者が二種類の異なる医薬を吸入する必要がある。第５図に示す装置に おいては、共通のハウジング５７が第１図および第２図の具体例のチャンバー２ 、または第３図および第４図の具体例のチャンバー３１に相当する二つのチャン バーを有している。この二つのチャンバーは着脱自在の蓋５８によって閉じてあ り、これらのチャンバーに含まれるブリスターパックを前述のようなやり方で刻 みをつけた輪、つまみまたはその他の部品（つまみ部品）５９の回転によって回 転させることができる。出口マウスピース６０が共通のハウジング５７から外向 きに突出ており、これらの出口６０のそれぞれは共通のハウジングによって閉じ てあるチャンバーの一つに連絡している。トリガー機構６１が備えてあって、チ ャンバーに含まれるブリスターパックのブリスターを貫通してブリスターの内容 物を患者が吸入できるようになっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】一つの実施例の装置の分解透視図である。

【図２】図１の装置のプランジャー装置の詳細図であ
る。

【図３】もう一つの実施例の立面図である。

【図４】図３の装置の分解図である。

【図５】さらにもう一つの実施例の透視図である。

【符号の説明】

１ 円筒型ハウジング ２ 円筒型チャンバー ３ ２の底部壁 ４ 着脱自在の蓋 ５ マウスピース出口 ６ リムないし肩（環状支持体） ７ ブリスターパック（キャリヤー） ８ もろい容器すなわちブリスター ９ 円筒支柱 １０ クランプ部品 １１ 穴 １２ つまみ １３ 開口部（空気入口） １４ 突起 １５ くぼみ １６ 開口部 １７ プランジャー １８ プランジャーハウジング １９ 環状の肩 ２０ ばね ２１ ナイフエッジ ２２ 開口部 ２３ 輸送空洞 ２４ 固定部品 ２５ 空気入口開口 ２６ 蓋 ３０ ハウジング ３１ チャンバー ３２ マウスピース ３３ 孔あきガード ３４ リムないし肩 ３５ 支持体 ３６ ブリスターパック ３７ もろい容器すなわちブリスター ３８ 穴、 ３９ 回転自在部材 ４０ 刻みを入れたへり ４１ スピンドルまたは類似のもの ４２ 半径方向突起 ４３ 穴 ４４ 開口部 ４５ 差し口 ４６ 着脱自在の蓋 ４７ 開口部 ４８ 突起 ４９ ブラケット ５０ レバーないしトリガー ５１ プランジャー（針状） ５２ 穴 ５３ ばね ５４ 皿状区画室 ５５ マウスピースカバーまたはさや ５６ ５５の延長部 ５７ 共通のハウジング ５８ 着脱自在の蓋 ５９ つまみ部品 ６０ 出口マウスピース ６１ トリガー機構

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】下記の（イ）〜（ヘ）からなる、患者に医
   薬を投与する装置。（イ） 内部にチャンバーを有する
   ハウジング、（ロ） 該チャンバー内へ通じる空気入
   口、（ハ） 医薬を収容する単一のまたは円形に配列し
   てある複数の容器を備えたキャリヤーを支持するように
   前記チャンバーの内部に配置された支持体、（ニ） 患
   者が吸入する空気によって前記容器から薬剤が放出され
   るが前記容器は前記支持体上に静止して止まるように前
   記容器を開口するための貫通部材であって、該貫通部材
   に位置合わせしてある容器を貫通するように操作しうる
   貫通部材、（ホ） 前記単一容器または前記複数容器の
   各々を順番に前記貫通部材に位置合わせするために、前
   記キャリヤーの位置を回転自在に指し示めす装置、およ
   び（ヘ） 前記チャンバーの内部と連絡している出口で
   あって、患者が吸入することができ、この吸入によって
   医薬が前記容器から放出され、患者が発生させた空気流
   に伴って医薬が通過する出口。
2. 【請求項２】前記支持体が該支持体を貫く複数の穴を有
   する回転自在の板であって、この穴が円形に配列されて
   おり、この穴のそれぞれが医薬を収容した容器を受容す
   るのに適しており、また回転自在の部品が前記チャンバ
   ーの外部に配置され、この部材はその回転により前記支
   持体の回転を起させるように前記支持体に連結されてお
   り、またマウスピース出口が前記チャンバーから実質的
   に半径方向に延びている、請求項１記載の装置。
3. 【請求項３】前記支持体が前記チャンバー内部のリムで
   あり、またクランプ部品が前記チャンバー内部でかつ前
   記支持体上に着脱自在に取りつけてあって、前記支持体
   上にキャリヤーを置いてから該クランプ部品と前記支持
   体との間に該キャリヤーを挟み込むことができるように
   なっており、また該クランプ部品は複数の容器を受容す
   るために円形に配列してある複数の穴を有し、回転自在
   であり、該クランプ部品と前記支持体との間に挟み込ん
   であるキャリヤーを該クランプ部品とともに回転させる
   ように配置してあり、また外部つまみが前記クランプ部
   品を回転させるために備られており、さらに、マウスピ
   ース出口が前記チャンバーから実質的に半径方向に延び
   ている、請求項１記載の装置。
4. 【請求項４】前記チャンバーが、キャリヤーを該チャン
   バー内に挿入して前記支持体上に置くことができるよう
   に着脱自在の蓋を有し、前記貫通部材がこの蓋で支られ
   ている、請求項１〜３のいずれか一項記載の装置。
5. 【請求項５】前記キャリヤーが、円形に配列してあって
   粒状医薬を含む複数のもろい容器を有する円板である、
   請求項１〜４項のいずれか一項記載の装置。