JPH01287512A - 自動焦点検出装置 - Google Patents

自動焦点検出装置

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JPH01287512A
JPH01287512A JP63117439A JP11743988A JPH01287512A JP H01287512 A JPH01287512 A JP H01287512A JP 63117439 A JP63117439 A JP 63117439A JP 11743988 A JP11743988 A JP 11743988A JP H01287512 A JPH01287512 A JP H01287512A
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正隆 浜田
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石田 徳治
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の焦点検出領域を有する自動焦点検出装
置に関するものであり、撮影画面の中の写したい被写体
を判別して焦点調節するインテリジェントAF機能を備
えた一眼レフカメラやビデオカメラとして実用化される
ものである。
[従来の技術] 従来、特開昭60−4914号公報に開示されているよ
うに、撮影レンズの予定焦点面の後方に、コンデンサレ
ンズと第1及び第2の再結像レンズを配置し、撮影レン
ズの予定焦点面からのずれ量(デフォーカス量)を、第
1及び第2の再結像レンズによって再結像された第1及
び第2の像の像間隔の変位量として検出するようにした
、いわゆるTTL位相差検出方式による自動焦点検出装
置は公知のものとなっている。
また、特開昭60−183879号公報には、通常時に
は中央の焦点検出領域で焦点検出を行い、中央の焦点検
出領域で焦点検出不能(ローコントラスト状態)である
ときには、自動的に左右の焦点検出領域を含む3つの焦
点検出領域を選択して焦点検出を行う中央優先AF方式
が提案されている。
さらに、特開昭59−146028号公報には、複数の
焦点検出領域を有する自動焦点調節装置において、複数
の焦点検出領域について被写体距離情報を得て、このう
ち、最も後ビン(近距離側)の被写体距離情報に基づい
てレンズを駆動することにより、撮影者に最も近い被写
体に合焦させる最近被写体優先AF方式が提案されてい
る。
また、特開昭60−36905号公報には、画面中央と
画面両側で被写体がどのような距離に分布しているかを
パターン分けし、分けたパターン毎に最適なデフォーカ
ス量を決定するパターン認識AF方式が提案されている
[発明が解決しようとする課題] 複数の焦点検出領域を有する自動焦点調節装置において
は、複数の領域について求められた複数のデフォーカス
量からレンズ駆動又は合焦判定のためのデフォーカス量
をどのようにして決定すれば、写したい被写体にピント
を合わせることができるかが問題となる。このようなデ
フォーカス量の選択は、従来、撮影者の意志により又は
カメラ側の判断により自動的になされている。以下、そ
の問題点について説明する。
(i)手動選択方式 まず、撮影者の意志により焦点検出領域を手動選択する
方式では、撮影中に手動操作を行う必要があり、操作に
煩わしさが伴い、撮影に専念できないばかりでなく、焦
点検出領域切換の判断も誤りがちであった。
(ii)自動選択方式 また、カメラ側の判断により焦点検出領域を自動選択す
る方式については、各種のアルゴリズムが提案されてい
るが、いずれも万能のアルゴリズムではない。
(a)最近被写体優先アルゴリズム まず、特開昭59−・146028号公報に開示されて
いるように、複数の焦点検出領域についてのデフォーカ
ス1のうち、最も後ビン(近距離側)のデフォーカス量
を選択して、撮影者に最も近い被写体に合焦させる最近
被写体優先アルゴリズムが知られている。このアルゴリ
ズムは、撮影者に最も近い被写体が写したい被写体であ
るという仮定に立脚している。しかしながら、撮影者に
最も近い被写体が必ずしも写したい被写体であるとは限
らない場合もあるので、この従来技術にあっては、写し
たい被写体が最も近い被写体でないときには、写したい
被写体に合焦させることができないという問題があった
(b)特定領域アルゴリズム ビデオカメラや毎秒複数コマの連写機能を有するカメラ
を用いて、動きのある被写体(例えばスポーツを行って
いる被写体)を撮影する場合には、被写体を自動追尾し
ながら自動焦点調節を行うことが望ましい、そこで、こ
のような場合には、前回の焦点検出時に使用した焦点検
出領域を優先して焦点検出を行い、この優先した焦点検
出領域での焦点検出の信頼性が低いときには、被写体が
何処かに移動したものと判断して、他の焦点検出領域を
選択する特定領域アルゴリズムが適している。
ところが、この特定領域アルゴリズムでは、例えば、あ
る焦点検出領域に人物が居て、この状態から人物が横方
向に移動した場合に、元の焦点検出領域の背景に焦点検
出の可能な被写体が現れたときには、この背景の被写体
について焦点調節が行われて、撮影したい人物について
焦点調節を行うことができなくなる。
(c)最小デフォーカスアルゴリズム そこで、前回用いた焦点検出領域についてのデフォーカ
ス量が所定の値よりも大きいか否かを判定し、デフォー
カス量が所定の値以下であるときには、その焦点検出領
域について焦点調節を行い、デフォーカス量が所定の値
よりも大きいときには、各焦点検出領域のデフォーカス
量を比較して、最も小さいデフォーカス量が得られた焦
点検出領域について焦点調節を行う、これによって、急
激にデフォーカス量が大きくなったときには、その時点
での撮影レンズの合焦位置に最も近い被写体に合焦動作
を行うことができ、被写体が画面内で横方向に移動した
場合においても、その被写体に合焦させることができる
0例えば、画面中央に居る人物が、画面右側に移動した
場合には、画面中央でのデフォーカス量が急激に大きく
なるから、各焦点検出領域のデフォーカス量を比較して
、最も小さいデフォーカス量が得られた焦点検出領域、
つまり、画面右側の焦点検出領域について焦点調節を行
う、そして、次回からの焦点調節は被写体の移動先の焦
点検出領域について行われることになり、これによって
、被写体を自動追尾しながら焦点調節を行うことが可能
となるものである。これは最小デフォーカスアルゴリズ
ム(特願昭62−26001号出願参照)と呼ばれる。
この最小デフォーカスアルゴリズムは動的被写体に対す
る自動追尾アルゴリズムとしては優れている、しかしな
がら、現在のレンズ位置に応じた被写体距離と撮影した
い主被写体との間に他の妨害被写体が存在する場合にお
いては、主被写体に向けてレンズを駆動している途中で
、妨害被写体を自動追尾する状態にトラップされてしま
うという問題があった。したがって、最小デフォーカス
アルゴリズムは、現在のレンズ位置に応じた被写体距離
と撮影したい主被写体とが近付いてからでないと使用で
きない。
(d)パターン認識アルゴリズム そこで、最初に主被写体を決める必要がある。
それには、パターン認識アルゴリズムが適している。こ
のパターン認識アルゴリズムは被写界深度の深くない撮
影条件下(例えば焦点距離が35mm以上)で使用され
、画面中央の被写体が最近被写体、又は距離分布の中央
にある場合には、撮影倍率が小さいときには最近被写体
に、大きいときには画面中央の被写体に合焦させる。ま
た、画面中央の被写体が距離分布の中央にない場合には
、撮影倍率が小さいときには最近被写体に、大きいとき
には画面中央の被写体に、中程度のときには距離分布の
中央の被写体にそれぞれ合焦させるものである。
ところが、パターン認識アルゴリズムは、常に被写体距
離分布に応じて主被写体を決定するものであるから、例
えば、主被写体が選択されて、その主被写体に向けてレ
ンズが駆動されている途中で別な被写体がカメラの前を
横切ると、主被写体が変更されることがあり、レンズの
駆動が安定しないという問題があった。また、パターン
認識アルゴリズムは、パターン認識のための処理が複雑
であるので、処理時間が長いという問題があり、2回目
以降の焦点検出時やコンティニュアスAFモード時、合
焦確認時などにおいても常用すると、焦点検出速度が遅
くなり、レンズ駆動や合焦判定の反応が鈍くなる恐れが
ある。
(e)中央優先アルゴリズム さらに、手動焦点調節撮影時や高倍率撮影時、望遠撮影
時、補助光操影時などにおいては、画面中央に主被写体
が存在する確率が高い、このような場合には、画面中央
の領域におけるデフォーカス量を優先的に選択する中央
優先アルゴリズムが適していると考えられ、他のアルゴ
リズムを使用すると却ってピンボケの写真が撮られる恐
れがある。
以上のことから明らかなように、各アルゴリズムはカメ
ラの特定のシーケンスにおいては有効であるが、他のシ
ーケンスにおいては必ずしも有効ではなかったり、却っ
て不都合が生じたりするという問題があり、現在のとこ
ろ、単一のアルゴリズムであらゆるシーケンスにおいて
有効な万能のアルゴリズムは見出だされていない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、撮影画面の複数の領域について
のデフォーカス量からレンズ駆動用又は合焦判定用のデ
フォーカス量を決めるアルゴリズムを、カメラのシーケ
ンスに応じて切り換えることにより、写したい被写体に
対して焦点検出がなされる確率を可能な限り高くすると
共に、焦点検出に要する時間を可能なかぎり短縮できる
ようにした自動焦点検出装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図に示すように、撮影画面Sの複数の領域I S 1.
I S2.I S3についてデフォーカス量DF I 
S 1 、DF I S2.DF I S3を算出する
デフォーカス量算出手段1と、デフォーカス量算出手段
1により得られたデフォーカス量DFISI。
DF I S2.DP I S3に基づいて1つのデフ
ォーカス量DFを決定するデフォーカス量決定アルゴリ
ズムを複数備えるデフォーカス量決定手段2と、カメラ
のシーケンスに応じてデフォーカス量決定手段2におけ
るデフォーカス量決定アルゴリズムを選択する選択手段
3と、選択手段3により選択されたデフォーカス量決定
アルゴリズムを用いてデフォーカス量決定手段2により
決定されたデフォーカス量DFを用いて合焦判定を行う
合焦判定手段4とを有して成ることを特徴とするもので
ある。
ただし、第1図は本発明の構成を機能的にブロック化し
て示した説明図であり、後述の実施例では、手段1乃至
4の全部又は一部をマイクロコンピュータのプログラム
によって実現している。
[作用] 本発明の作用を第1図により説明する。デフォーカス量
算出手段1では、撮影画面Sの複数の領域ISI、IS
2.IS3についてデフォーカス量DFISI、DFI
S2.DFIS3を算出する。
デフォーカス量決定手段2は、デフォーカス藍算出手段
1にて得られたデフォーカス量DPISI。
DF I S2.DP I 33に基づいて1つのデフ
ォーカス量DFを決定する。このデフォーカス量決定手
段2は、デフォーカス量決定アルゴリズムを複数備えて
いるが、カメラのシーケンスに応じて、選択手段3によ
りデフォーカス量決定アルゴリズムを選択される0合焦
判定手段4は、選択手段3にて選択されたデフォーカス
量決定アルゴリズムを用いてデフォーカス量決定手段2
によって決定されたデフォーカス量DFに基づいて合焦
判定を行う。
具体的な例を挙げて説明すると、焦点検出を開始したと
きには、主被写体を正しく認識しなければならないので
、まずパターン認識アルゴリズムを選択する0次に、主
被写体が決まれば、主被写体に合焦するレンズ位置に向
けてレンズを迅速に駆動しなければならないので、特定
領域アルゴリズムを選択し、主被写体の属する領域につ
いての焦点検出のみを迅速に行いながら、レンズ位置を
主被写体の合焦範囲内に収束させる。これによって、レ
ンズ駆動中に主被写体が変更されることはなくなり、レ
ンズ駆動が効率的に行われ、レンズ駆動時間が短縮され
、AFモータによる消費電力も減少する。そして、最終
的な合焦確認を行うときには、最小デフォーカスアルゴ
リズムを選択して、合焦判定中の被写体についてデフォ
ーカス量を求める。これによって、レンズのハンチング
を防止できる。
本発明にあっては、このように、撮影画面Sの複数の領
域IS1.IS2.I S3についてのデフす−カス量
DP I S 1.DF I S2.DF I S3か
ら、カメラのシーケンスに応じて選択されたデフォーカ
ス量決定アルゴリズムに基づいて、1つのデフォーカス
量DFを決定し、合焦判定を行うようにしたので、カメ
ラのシーケンスに応じて、そのシーケンスに適したデフ
ォーカス量決定アルゴリズムを用いることができ、単一
のアルゴリズムでデフォーカス量を決定しようとする従
来例に比べると、写したい被写体に対する焦点検出がな
される確率が高くなるものであり、また、比較的複雑な
アルゴリズムのみを常用する場合に比べると、焦点検出
に要する時間を短縮できるものである。
[実施例] 第2図は、本発明の自動焦点検出装置を用いたカメラの
撮影画面に対する焦点検出領域及びファインダー内の表
示を示している。この例では、撮影画面Sに対して画面
中央部の実線で示す3つの領域ISI、IS2.l53
(以下、夫々、第1アイランド、第2アイランド、第3
アイランドと呼ぶ)の被写体に対して焦点検出を行うこ
とができる0図中、点線で示している長方形の枠AFは
、焦点検出を行っている領域を撮影者に示すべく表示さ
れているものである。撮影画面Sの外に示されている表
示部Lbは焦点検出状態を示すものであり、合焦時に緑
色に点灯状態となり、焦点検出不能時には赤色に点灯状
態となるものである。 Laは後述の追随モードとなっ
たときに表示されるマークである。
第3図は上記焦点検出領域を有する多点焦点検出モジュ
ールの概略構成を示す図である0図において、11は撮
影レンズ、12は主ミラー、13はフィルム面、14は
サブミラー、15は焦点検出光学系である。22は焦点
面近傍に配置される視野絞りであり、矩形開口部22a
、22b、22cを有している。 21m、2 lb、
21eはコンデンサレンズ、20はモジュールミラー、
18m、 18b。
18cはセパレータレンズ対、16m、16b、16e
はセパレータレンズの焦点面17に配されたCCD撮像
素子列である。19は絞りマスクであり、円形乃至長円
形の開口部19a、19b、19cを有している、矩形
開口部22aによって視野が限定された像は、コンデン
サレンズ21aを通過し、視野絞り19a及びセパレー
タレンズ対18aによりCCD撮像素子列16a上に2
つの像として投影される。この2つの像の像間隔が所定
間隔のときに合焦、所定間隔よりも狭いときには前ピン
、所定間隔よりも広いときには後ビンと判断される。
視野絞り19b、19eの像は同様に、コンデンサレン
ズ21b、21c及びセパレータレンズ対18b。
18eによりCCD撮像素子列16b、16e上に投影
される。
第4図(a)は、この焦点検出装置に用いられるCCD
撮像素子列の受光部(受光部と蓄積部と転送部を含めて
CCDと呼ぶことにする)を示している。第2図の各ア
イランドISI、IS2.IS3に対して、基準部及び
参照部を夫々設けており、また、中央のアイランドIS
2における基準部の長手方向の側部の一方に、CODの
蓄積部への積分時間を制御する為のモニター用の受光素
子MAを設けている。各アイランドI Sl、I S2
.I S3の基準部及び参照部の画素数(X、Y)は、
アイランドISIでは(34,44)、アイランドIS
2では(44,52)、アイランドIS3では(34゜
44)となっている、これらは、全てワンチップ上に形
成されている。
本実施例の焦点検出装置では、上述の3つのアイランド
の基準部を複数のブロックに分割し、この分割した基準
部の各ブロックと参照部の全て或いは一部とを比較して
焦点検出を行う、各ブロックでの焦点検出結果のうち、
最も後ビンのデータを各アイランドの焦点検出データと
し、さらに各アイランドの焦点検出データをもとにカメ
ラの焦点検出データを算出する(詳細は後述)。
この分割する範囲及び分割したアイランドのデフォーカ
ス範囲を第5図、第6図及び第4図(b)に示し、説明
する。第5図は、第2図に示した撮影画面上での焦点検
出領域を拡大して示したものである。焦点検出のための
各アイランドrs1.IS2.IS3は、第4図(a)
に示した基準部の領域である。尚、第5図において、各
アイランドに示している数値は、第4図(a)に示した
CCDの画素の3つ置きの差分データをとった差分の数
を示す、差分データは2つ又は1つ置きでも良い(但し
、このとき上記数値は異なる。)、シたがって、各アイ
ランドにおける基準部と参照部の数(X、Y)はアイラ
ンドISIでは(30,40>、アイランドIS2では
<40.50)、アイランドIs3では(30,40)
となる、各アイランドでの分割であるが、アイランドI
SIでは、2つのブロックに分け、上端の差分データが
ら(1〜20>、(11〜30)とし、夫々、第1ブロ
ツクBL1、第2ブロツクBL2とする。アイランドI
S2では3つのブロックに分け、左端の差分データがら
(1〜20)、(11〜30)、(21〜40)とし、
夫々第3ブロツクBL3、第4ブロツクBL4、第5ブ
ロツクBL5とする。アイランドIS3では、上端の差
分データから(1〜20)、(11〜30)の2つのブ
ロックとし、夫々第9ブロツクBL9、第10ブロツク
BLIOとする。そして、本実施例では、上述の第2ア
イランドでは、低周波の被写体用に抽出周波数を変えた
データ、具体的には、上記画素データの7つ置きの差分
データを算出し、隣との和分データを用いて焦点検出演
算を行うようにしている。そのデータの数としては、基
準部35個、参照部45個である。このブロックを第6
ブロツクBL6とする。そして、第6ブロツクと同じデ
ータを用いて、より広い範囲の焦点検出を行うべく、第
6ブロツクを2つにブロック分けしたものを第7ブロツ
クBL7、第8ブロツクBL8とする。
この位相差検出方式の焦点検出では、基準部と参照部と
の像が一致した時の像間隔が所定の間隔よりも大きいと
きには後ビン、小さいときには前ピン、所定の間隔で合
焦となる。差分データをとった後を示す第4図(b)に
基づいて具体的に説明すると、第4図(b)は、アイラ
ンドIS2の基準部と参照部とを示し、今、ブロック分
けした第4ブロツクBL4のデフォーカス範囲を考える
。このとき合焦となるのは、参照部において、左端から
16番目乃至35番目の部分BL4″の像と、第4ブロ
ツクBL4の像とが一致したときである。
これより像の一致が参照部の左側になると前ビンとなり
、このとき最大の前ビンのずれデータ数(以下ずれピッ
チとい5)は15となる。また、像の一致が図示された
位置よりも参照部の右側になると後ピンとなり、このと
き最大の後ピンのずれピッチは15となる。他の各アイ
ランドでのブロック分けしたデフォーカス範囲について
も同様であり、これを第6図に示すと、第3ブロツクB
L3では、前ピン側ずれピッチが5、後ビン側ずれピッ
チが25、第5ブロツクBL5では、前ピン側ずれピッ
チが25、後ビン側ずれピッチが5である。第1゜第3
アイランドISI、IS3については、第1゜第9ブロ
ックBLI、BL9では前ピン側ずれピッチが5、後ビ
ン側ずれピッチが15、第2.第10ブロックBL2.
BLIOでは前ピッチ側ずれピッチが15、後ビン側ず
れピッチが5となる。
第6ブロツクBL6では、後ビン側、前ピン側のずれピ
ッチは共に5である。第7ブロツクでは前ピン側ずれピ
ッチが5、後ビン側ずれピッチが15、第8ブロツクで
は前ピン側ずれピッチが15、後ビン側ずれピッチが5
である。
第7図は、カメラ全体のブロック回路図を示す。
μCは、カメラ全体のシーケンス及び露出、焦点検出の
ための演算を行うマイクロコンピュータ(以下マイコン
とい5)、LECはカメラ本体(図示せず)に装着され
る交換レンズのレンズ回路で、交換レンズ固有の情報を
カメラに伝達する。AFCは、上記レンズを通過した光
を入力し、アナログの電気信号に変換するCCDを含む
焦点検出データの出力回路であり、以下AFセンサーと
呼ぶ。
AFセンサーは、受光素子アレイを含むCCD回路、積
分時間の制御のために使用されるモニター用受光素子M
A、このモニター用受光素子MAからの電流を積分し、
出力する積分回路ITG、積分回路ITGの出力と所定
値とを比較するコンパレータCMP、CODからのアナ
ログ信号を積分回路ITGからの出力に応じて増幅する
AGC回路から構成される。動作を簡単に説明すると、
マイコンμCから積分開始信号STが出力される。
COD及び積分回路ITGはリセットされ、それぞれ積
分を開始する。積分回路ITGの積分出力が所定値とな
って、コンパレータCMPが反転するか、マイコンμC
内で計測されている積分タイマーが一定値になると、積
分終了信号SPが出力される。これにより、COD回路
内の積分出力は、転送レジスタに送られ、順にAGC回
路からマイコンμCへと送られる。一方、積分回路IT
Gは積分終了信号SPを入力して、積分出力をホールド
する。AGC回路は、この出力に応じて最大8倍までC
CD回路からのアナログ信号を増幅してマイコンμCに
出力する。マイコンμCでは、このアナログデータをデ
ジタルデータに変換するA/D変換器が内蔵されている
。また、上記AGCのデータもマイコンμCに出力され
るようになっている。
LMCは、レンズを通過した光を測定し、被写体の明る
さを検出する輝度検出回路であり、被写体の輝度に対応
したアペックス系のデジタル信号BvoをマイコンμC
に出力する。ISOは、フィルム感度読取回路で、フィ
ルム感度に応じたアペックス系のデジタル信号Svをマ
イコンμCに出力する。DISPは、表示回路であり、
露出情報及びレンズの焦点状態を表示する。ENCはエ
ンコーダであり、レンズ駆動用のモータMの回転量を検
出し、後述のレンズ制御回路LECONにパルス(モー
タMの所定の回転量に対して出力されるパルス)を出力
する。レンズ制御回路LECONは、マイコンμCから
のモータ回転量(数)の信号及びモータ(速度及び方向
)制御信号を入力し、これに基づいて、モータMを駆動
すると共に、エンコーダENCからの信号を入力゛し、
所定量(モータ回転量)だけモータMが動いたかどうか
を検出し、モータMの停止制御をも行う、マイコンμC
は、内部にレンズ位置を知るためのカウンタを有してお
り、内部の命令により、エンコーダからのパルスに対し
てカウントアツプ又はカウントダウンの動作を行う、I
LMは焦点検出不能で且つ低鐸度であるときに、被写体
に向けてAF補助光を照射する補助光回路である。
BATは電源電池であり、全ての回路に電力を供給する
。SHはメインスイッチの操作により、0N10FFさ
れるスイッチである。ワンショット回路O8は、スイッ
チSNのONに連動して、パルスを発生する。マイコン
μCはこのパルスを入力して後述のINTOの割り込み
のフローを実行するm SAF/Mはオートフォーカス
モードとマニュアルフォーカスモードとを切り換えるス
イッチである。オートフォーカスモードでは焦点検出結
果に基づいてレンズ駆動が行われ、マニュアルフォーカ
スモードでは焦点検出のみが行われる。Slはシャッタ
ー釦の第1ストロークの押し下げでONし、測光及び焦
点検出動作を開始させ撮影準備スイッチである。S2は
シャッター釘の第2ストローク第1ストロークよりも長
いの押し下げでONし、撮影動作を開始させるレリーズ
スイッチである。SS/Cは単写モードと連写モードと
を切り換えるスイッチである。SS/WはスポットAF
モードとワイドAFモードとを切り換えるスイッチであ
る。
次に、カメラの動作をマイコンμCのフローチャートに
従って説明する。
メインスイッチSMがONされると、第10図に示す”
5M0N”の割込処理を実行する。#2では、撮影倍率
の大きい方の判定基準値βHを1/40とする。#4で
は、撮影倍率の小さい方の判定基準値のかさ上げ量Δβ
を15とする。#6では撮影準備スイッチS1がONさ
れているが否かを判定する。#6で撮影準備スイッチS
1がONされていなければ#160に進み、ONされて
いれば#8へ進む、#8では、フリータイマーTMをリ
セット・スタートさせる。これは焦点検出時の動体判定
に用いられるタイマーである。#1゜では、各種フラグ
をリセットする。#3oでは変数N6をOとする。この
変数N6は、非合焦状態での追随判定中にレンズを駆動
した回数を示す。
#40では、レンズ回路LECがらレンズ固有のデータ
を入力する。レンズデータとしては、焦点距離データf
、デフォーカス量DFをレンズ駆動量Δnに変換する変
換係数KLR5後述する定数Dvoo、開放Fナンバー
、等がある。#50では、測光回路LMCを動作させて
測光データBvoを測光回路LMCから入力する。#6
0ではAFの制御を行う、この#60のサブルーチンの
内容の詳細については後述する。#70では露出演算を
行う、この露出演算では、測光回路LMCからの測光値
Bvo。
フィルム感度読取回路ISOからのフィルム感度Sv、
レンズの開放絞り値A V oから露出値Ev=Bvo
+Sv+Avoを求め、決められたAEプログラムの線
図に基づいて、シャッター速度Tv、絞り値Avを求め
る。#80では、シャッター釦の1段目の押し下げに続
く2段目の押し下げがなされ、レリーズスイッチS2が
ONしたか否かを判定する。#80でレリーズスイッチ
S2がONしているときには、#90で合焦を示すフラ
グAFEFがセットされているか否かを判定する。#9
0で上記フラグAFEFがセットされているときには、
#100で露出制御を行う、#110では露出制御終了
後にフィルムの1コマの巻き上げが行われる。#120
では連写モードか否かをスイッチSs/cにより判定す
る。#120で連写モードでないときには、#130で
撮影準備スイッチS1がOFFされるのを待ち、撮影準
備スイッチS1がOFFされると、#155に進tr、
#120で連写モードであるときには、#140で連写
フラグVLYFをセットして、#40に戻る。
#80でレリーズスイッチS2がONされていないとき
には、#150で撮影準備スイッチS1がOFFされた
か否かを判定する。#150で撮影準備スイッチS1が
OFFされているときには、#155に進む、#150
で撮影状態スイッチS1がOF’Fされているときには
、#40に戻る。
#155では全ての表示を消灯させる。#160では、
メインスイッチSMがOFFされているか否かを判定す
る。#160でメインスイッチSNがOFFされている
ときには#165に進み、フリータイマーTMを停止し
、マイコンμCはクロックを停止してスリーブ状態とな
る。#160でメインスイッチSMがOFFされていな
いときには、#6に戻って撮影準備スイッチS1の判別
を繰り返す。
次に、#60のAFのサブルーチンを第11図以降に示
す、#200では、フォーカスロックを示すフラグFL
Fがセットされているか否かを判定する。#200でフ
ラグFLFがセットされているときには、AFを行う必
要が無いので、リターンする。#200でフラグFLF
がセットされていないときには、#202で常時動作し
ているフリータイマーTMから時刻を読み取り、TMI
とする。#203では、レンズ位置カウンタCTからレ
ンズの繰り出し量を読み取り、CTIとする。#205
では、補助光禁止フラグNLPがセットされているか否
かを判定する。#205でフラグNLPがセットされて
いないときには、#210で補助光モードを示す補助光
フラグILMFがセットされているか否かを判定する。
このフラグI LMFは、低輝度で焦点検出不能のとき
にセットされる。#210で補助光フラグILMFがセ
ットされているときには、#220で補助光発光を示す
信号を出力する。このとき、同時に計時を開始する。#
230では、AFセンサーに積分を開始させる信号ST
を出力する。#240では、40 m5ec経過するの
を待つ、4Qmsec経過すると、#250で補助光発
光を停止させる信号を出力する。#310では積分終了
を示す信号SPをAFセンサーに出力する。#210で
補助光フラグ■LMFがセットされていないときには、
#260に進む、また、#205で補助光発光禁止フラ
グNLPがセットされているときにも#260に進む、
#260では、AFセンサーに積分を開始させる信号S
Tを出力する。このとき、同時に計時を開始する。#2
70ではAFセンサーがら積分を終了させる信号が入力
されたがどうがを判定する。#270で積分を終了させ
る信号が入力されないときには、#280で積分開始が
ら20 m5ec経過したか否かを判定する。#280
で20 m5ec経過していないときには、#270に
戻る。#280で20 m5ec経過していれば、#2
90で低輝度であるとして、低輝度フラグLLFをセッ
トして、#310に進む、#270で積分を終了させる
信号SPがAFセンサーから入力されたときには、低輝
度を示すフラグLLFをリセットして、#310に進む
、#310では積分終了を示す信号をAFセンサーに出
力する。
#312では、フリータイマーTMから時刻を読み取り
、TM2とする。#313では、レンズ位置カウンタC
Tからレンズの繰り出し皿を読み取り、CT 2とする
。#314では前回の積分中心の時刻TM12を7M1
2Lに代入する。#315では前回の積分中心でのレン
ズ位置CT12をCT12Lに代入する。#316では
、積分開始時と積分終了時に読み取った時刻TMI、T
M2の平均値、つまり今回の積分中心の時刻(TM1+
TM2>/2を算出し、7M12とする。#317では
、積分開始時と積分終了時に読み取ったレンズ繰り出し
量CTI、CT2の平均値、つまり積分中心でのレンズ
位置(CT1+CT2)/2を算出し、CT12とする
#320ではAFセンサーから積分データを入力する。
#325では、AFセンサーからAGCデータを入力す
る。#330では、前回のレンズ駆動に用いられたアイ
ランド、つまり特定アイランドを決定する。このサブル
ーチンを第12図に示し説明する。#400では、前回
のレンズ駆動に用いられた最大相関を示すシフト数Δn
と、第1アイランドでの最大相関を示すシフト数Δn1
1とを比較する。#400でΔn=Δnilであれば#
410に進み、前回は第1アイランドが選択されたとし
て、特定アイランドを示す変数AFISを1とし、リタ
ーンする。#400でΔn≠Δn11であれば#420
に進み、シフト数Δnと第2アイランドでの最大相関を
示すシフト数Δn12とを比較する。#420でΔn−
Δn12であれば#430に進み、前回は第2アイラン
ドが選択されたとして、特定アイランドを示す変数AF
ISを2とし、リターンする。#420でΔn≠Δn1
2であれば#440に進み、前回は第3アイランドが選
択されたとして、特定アイランドを示す変数AFISを
3とし、リターンする。
特定アイランドの決定を終えると、マイコンμCは第1
1図のフローに戻り、#340のサブルーチンでシーケ
ンスの状態或いはAF状態等の条件に応じて、焦点検出
を行うアイランドIS(又はブロックBL)、相関演算
を行う範囲(シフト数jの範囲)の決定、及び上記条件
に応じた焦点検出のためのアルゴリズムを決定する。
(A)焦点検出アルゴリズムの種類 #340のサブルーチンについて説明する前に、焦点検
出アルゴリズムの種類及びその内容について簡単に説明
する。
(i>パターン認識アルゴリズム このアルゴリズムは、3つのアイランドの焦点検出の結
果に基づいて被写体の距離分布のパターンを認識し、こ
れに撮影倍率、交換レンズの焦点距離等の条件を加味し
て、3つのアイランドの焦点検出結果からレンズ駆動用
のデフォーカス量を算出する。後述の処理におけるAR
=1は、このアルゴリズムを示す。
(ii)最小デフォーカスアルゴリズムこのアルゴリズ
ムは、現在のレンズの焦点位置に最も近い被写体に焦点
を合わせるものである。
後述の処理におけるAR=2〜4は、このアルゴリズム
を示す、このうち、AR=4は、追随モードのときの最
小デフォーカスアルゴリズムを示す。
また、AR=3は、合焦後、速写中でないときの最小デ
フォーカスアルゴリズムを示す、 AFL=4との違い
はオフセット量ΔDFRを付けていることである。
このオフセット量ΔDFRについて説明する。
本発明では、合焦後、レンズを停止したままの状態で複
数回の焦点検出結果に基づいて動体(「動的被写体」と
も言5)を判定しており、もし動体であれば、1回の焦
点検出の結果が得られるまでの時間に、ある程度動いて
いるものであり、これを見込んで、オフセット量DFR
をカメラに近い方に付けている0本実施例では、カメラ
から遠ざかる被写体については考慮していないが、動体
の移動方向或いは移動速度が分かれば、それに応じてオ
フセット量DFRの大きさ及び方向を決めれば良い、そ
して、このオフセット量DFRを含めた位置が、現在の
レンズの焦点位置であると仮定して、この位置に最も近
い被写体を含むアイランドのデフォーカス量を用いる。
ここでは、オフセット量DFR=50μ+mとする。A
R=2は、合焦後、連写モードであるときの最小アルゴ
リズムを示す。
連写モードでは、レリーズ動作が入るので、焦点検出を
行っていない時間が増える。したがって、上記のオフセ
ット量DFRを100μ鍋としている。
(iii)特定アイランドアルゴリズムこのアルゴリズ
ムは、前回選択したアイランドを今回も用いて、このア
イランドにおいて焦点検出されたデフォーカス量に基づ
いてし/ズを駆動しようとするものであり、後述の処理
におけるAR,=5は、このアルゴリズムを示す。
(iv)常時特定アイランド(又はブロック)アルゴリ
ズム 常に特定のブロック(第4ブロツク)或いは特定のアイ
ランド(第2アイランド)においてのみ焦点検出を行う
ものであり、後述の処理におけるAR=6はこのアルゴ
リズムを示す。
(B)アイランド(ブロック)及びシフト範囲の決定 次に、焦点検出を行うアイランド(又はブロック)、相
関演算を行う範囲(シフト範囲)の決定について説明す
る。後述の処理では、変数Bを用いてこれらを決定して
いる。
B=1は、シフト範囲及びアイランド(又はブロック)
の制限が無いことを示す。
B=2は、ブロワ−りBLI、BL2.BL4は使用せ
ず、他の制限は無いことを示す。
B=3は、現在の焦点位置から+4ピツチの範囲でのみ
相関演算を行うことを示す。
B=4は、現在の焦点位置から+2ピツチの範囲でのみ
相関演算を行うことを示す。
B=5は、現在の焦点位置から一2ピッチ乃至推定合焦
位置から+2ピツチ、又は、現在の焦点位置から+2ピ
ツチ乃至推定合焦位置から一2ピッチの範囲でのみ相関
演算を行うことを示す、前者の範囲を選択するか、後者
の範囲を選択するかは、レンズの駆動方向、つまり推定
合焦位置の方向によって変わる。
B=6は、合焦位置から±4ピッチの範囲でのみ相関演
算を行うことを示す。
B=7は、前回のレンズ駆動に使用されたアイランドに
ついてのみ、現在の焦点位置から±4ビ・7チの範囲で
のみ相関演算を行い、他のアイランドについては制限が
無いことを示す。
B=8は、第2アイランドについてのみ焦点検出を行い
、シフト範囲については制限が無いことを示す。
B=9は、第4ブロツクBL4についてのみ焦点検出を
行い、シフト範囲については制限が無いことを示す。
なお、これらを使い分けるための処理については、後述
する。
次に、#340のサブルーチンを第13図及び第14図
に示し説明する。#500では、レンズ駆動を行わない
マニュアルフォーカスモード(FA:Focus Ai
d)であるか否かをスイッチSAF/+4により判定す
る。スイッチS AF/ Mがマニュアルフォーカスモ
ード位置にあるときには、#590でB=1(制限なし
)、#600でAR=1(パターン認識アルゴリズム)
としてリターンする。そして、後述のパターン認識アル
ゴリズムの#4610〜#4660で、第2アイランド
を優先している。つまり、マニュアルフォーカスモード
では、撮影者は主被写体を画面の中央部に持って来るこ
とが多いので、第2アイランドを優先している。
そして、この第2アイランドで焦点検出不能のときにの
み、第1及び第3アイランドの被写体の遠近を比較して
、カメラ側に近い被写体を含むアイランドのデフォーカ
ス量を使用している。相関演算のシフト範囲については
、レンズ駆動が無いので、デフォーカス量を予測できな
いために制限することはできない。
#500でスイッチS AF/ sがオートフォーカス
モード位置にあるときには、#520でスボッ)AFが
選択されているか否かをスイッチS S/Wにより判定
する。#520でスポットAFが選択されているときに
は、#530でB−9(スポットAF)、#555でA
R=6(常時特定ブロック)としてリターンする。これ
はスポットAFのエリアである第4ブロツクBL4のみ
を選択しているものである。スポットAFでは、このブ
ロックでのAFを行うだけなので、焦点検出時間も短く
、特にシフト範囲を制限する必要はない。
#520でスポットAFが選択されていないときには、
#540で補助光モードであるか否かを補助光フラグI
 LMFがセットされているか否かで判定する。#54
0で補助光フラグI LMFがセットされているときに
は、#550でB=8(第2アイランドのみ)、#55
5でAR=6(常時特定アイランド)としてリターンす
る。つまり、補助光モードでは、第2アイランドのみを
使用する。
これは、補助光が照射される範囲が標準レンズ(焦点距
離35mm〜105mm)を装着した場合に、3つのア
イランドのうち、画面中央の第2アイランドを少なくと
も含み、第1及び第3アイランドは含まないことがある
からである。この場合、第2アイランドのみで焦点検出
を行うので、焦点検出時間も短く、シフト範囲の制限は
必要でない。
#540で補助光フラグI LMFがセットされていな
いときには、#560でフラグFPFがセ・ントされて
いるか否かを判定する。このフラグFPFは、強制的に
パターン認識アルゴリズムを実行することを示すフラグ
である。#560でフラグFPFがセットされていると
きには、#590でB=1とし、シフト範囲の制限は無
いことを示し、#600でAR=1として、パターン認
識アルゴリズムであることを示す。
#560でフラグFPFがセットされていないときには
、#570でフラグPAIPFがセットされているか否
かを判定する。このフラグPALPFは、パターン認識
アルゴリズムを1度は通ったことを示すフラグである。
焦点検出開始後の1回目の焦点検出時に全エリアが低コ
ン1−ラストで焦点検出不能な状態(以下「ローコン」
とも呼ぶ)になったときには、レンズ駆動を行いながら
焦点検出可能なレンズ位置を探す動作(以下Fローコン
スキャン」とい5)が行われ、このローコンスキャン時
にはパターン認識アルゴリズムが選択される。
その結果、焦点検出可能となったときには、フラグPA
IPFがセットされる。#570でフラグPAIPFが
セットされていないときには、#580でローコンスキ
ャンを示すフラグLSFがセットされているか否かを判
定する。#580でフラグLSFがセットされていない
ときには、#590でB=1.8600でAR=1とし
てリターンする。
#580でフラグLSFがセットされていれば、#61
0で変換係数KLRが所定値に1よりも大きいか否かを
判定する。変換係数KLRは、単位デフォーカス1当た
りのレンズ駆動量(A、Fモータ回転量)を求めるため
の係数である。#610でK 1.R≦に1であるとき
には、AFモータの単位回転1当たりのデフォーカス量
が大きくなるため、レンズ駆動中の焦点検出演算の時間
が長くなり、これにより、焦点検出光学系で決まる焦点
検出可能範囲を越えてしまい、焦点検出不能となる領域
が発生する。
これを第8図により説明する。第8図において、横軸は
時間してあり、縦軸はデフォーカス量DFである。DF
ENは、焦点検出光学系及び基準部でのデータ数で決ま
る焦点検出可能範囲である。■1゜工2.・・・はCC
Dの積分時間であり、C,、C2,・・・は演算時間で
ある。fit分中心TM12L、7M12.・・・での
デフォーカス量から焦点検出可能範囲DF■を考えると
、変換係数KLRが大きいときには、焦点検出可能範囲
DFEN内に1回の焦点検出に要する時間(I + +
 CI) 、(I 2 + C2) 、・・・に駆動さ
れるデフォーカス量が入っているので、被写体を見逃す
ことはない、ところが、変換係数KLRが小さいときに
は、焦点検出可能範囲DPI!Nに(L+C+>の時間
に駆動されるデフォーカス量が入らないので、この範囲
DFNoに被写体が存在する場合には、被写体を見逃し
てしまう、これを防止するために、#610でKLR≦
に1であるときには、#620でB=2とし、焦点検出
時間を極力少なくするべく、ブロックBL1 、BL2
.BL4の焦点検出を行わないようにする。横一線のよ
うな被写体の場合、第2アイランドでは焦点検出不能と
なるが、第1又は第3アイランドのどちらか一方で焦点
検出できるので、一方で良いものとし、実施例では第1
アイランド(ブロックBLI、BL2)の方を省略して
いる。第4ブロツクを省略しているのは、第4ブロツク
は第3ブロツクと第5ブロツクの間に存在し、この2つ
のブロックBL3.BL5で第4ブロツクBL4のエリ
アをカバーしており、焦点検出可能な被写体を探すだけ
ならば、これで十分だからである。これを示すべく、#
620でB=2としている。また、#610でK L、
R> K 1であるときには、#590でB=1.#6
00でAR= 1としてリターンする。
#570でフラグPAIPFがセットされているときに
は、パターン認識アルゴリズムを一度通過したというこ
とであり、#630で追随モードであることを示す追随
フラグTRCFがセットされているか否かを判定する。
#630で追随フラグTRCFがセットされているとき
には、#640でフラグLCFがセットされているか否
かを判定する。このフラグLCFは、前回、全アイラン
ドで焦点検出不能であったことを示すローコンフラグで
ある。#640でフラグLCFがセットされているとき
には、最初から焦点検出をやり直すべく、#590でB
=1、#600でAR=1としてリターンする。
#640でフラグLCFがセットされていないときには
、被写体を連続して捕らえていると判断して、前回の合
焦位置から±2ピッチのシフト範囲でのみ相関演算を行
うべく、#660でB=4とする。また、焦点検出アル
ゴリズムについては、前回の合焦位置に最も近い被写体
を選択するアルゴリズムを選択するべく、#670でA
R=4としてリターンする。これは、追随モードという
ことであり、被写体を既に捕らえており、1回の焦点検
出の間では、被写体は合焦位置からのデフォーカス量に
関して余りずれないと仮定しているからである。また、
全アイランドを用いるのは、動体ということで、被写体
が左右に動くことが多いからである。
#630で追随モードを示す追随フラグTRCFがセッ
トされていないときには、#680でフラグAFPEF
がセットされているか否かを判定する。このフラグAF
PEFは、以前に合焦があったことを示すフラグである
#680でフラグAFPEFがセットされていないとき
には、第14図の#690でフラグVIFがセットされ
ているか否かを判定する。このフラグVIFは、最高速
くフリーラン)でのレンズ駆動中の焦点検出であること
を示すフラグである。
#690でフラグVIFがセットされているときには、
フリーラン中の焦点検出であると判断し、前回の合焦位
置から−2(又は+2)ピッチと推定合焦位置から+2
(又は−2)ピッチの範囲での相関演算を行うべく、#
700でB=5とする。これは演算時間を短くすること
を目的としているが、前回の合焦位置からデフォーカス
の方向と逆方向に2ピツチの余裕を持たせているのは、
変換係数KLRの大きなレンズが装着された場合に、カ
メラ内のAFモータの回転量が多くても少しのデフォー
カス量しか動かないので、ノイズ或いはカメラ振れ等に
より誤って現在の方向と逆の方向(上記2ピツチの余裕
を持たせた方向)にデフォーカス量が生じる場合がある
ことを考慮したものである。
これは被写体がレンズ駆動によるデフォーカス量の変化
よりも上記2ピツチの余裕を持たせた方向に大きく移動
する場合についても同様であり、このような場合にも対
処できるように、前回束められたデフォーカス量と反対
方向にも2ピツチの余裕を設けているものである。また
、焦点検出アルゴリズムについては、前回選択されたア
イランドを用いる特定アイランドアルゴリズムを選択す
るべく、#710でAR=5としてリターンする。
これは前回選択したアルゴリズムを用いることにより、
合焦までの時間を短くすると共に、レンズの駆動を安定
化することを目的としている。というのは、この場合に
パターン認識アルゴリズム等の3つのアイランドの中か
ら被写体を選択するアルゴリズムを用いると、レンズ駆
動中に誤ってデフォーカス方向の異なる別の被写体を選
ぶと、レンズは現在の駆動方向とは反対方向に駆動され
、レンズ駆動が不安定になるからである。これは後述の
低速駆動中の焦点検出の場合についても同様である。後
者の場合には、さらにデフォーカス方向が同一でもデフ
ォーカス量の大きな被写体を選んだときに、低速駆動か
ら急に高速駆動となり、高速駆動中にデフォーカス量の
小さい被写体を選んだときには、また低速駆動となると
いった不安定なレンズ駆動となる。
また、このように特定アイランドアルゴリズムを用いる
ことにより、焦点検出時間を短くすることができ、結果
的に所定時間内における焦点検出回数を増やして焦点検
出精度を上げることができる。つまり、レンズ駆動速度
が高速であるときには、デフォーカス量が大きく、その
デフォーカス量の値が多少誤差を含んでおり、これに応
じてレンズの停止位置を決めると、合焦位置からは多少
ずれることがあるが、焦点検出回数を増やして、小さい
デフォーカス量を検出する機会を増やすことにより、誤
差を少なくしてレンズの停止位置を決めるようにしてい
る。
#690でフラグ■IFがセットされていないときには
、フリーラン中の焦点検出ではないと判定され、#72
0でフラグLMVFがセットされているか否かを判定す
る。フラグLMVFは低速駆動中の焦点検出であること
を示すフラグである。
#720でフラグLMVFがセットされているときには
、低速駆動中の焦点検出であると判定され、フリーラン
中の焦点検出に比べて焦点検出結果によるデフォーカス
量が小さく、1ピツチが約IIのデフォーカス量に対応
するとして、通常、±4ピッチ以下となるので、合焦位
置から±4ピッチのシフト範囲でのみ相関演算を行うべ
く、#730でB=6とし、#710でAR=5として
リターンする。
#720でフラグLMVFがセットされていないときに
は、低速駆動中の焦点検出ではないと判定され、#74
0でフラグFRN、IFがセットされているか否かを判
定する。このフラグFRNIFは、−度フリーラン(I
&高速)によるレンズ駆動が行われ、レンズが停止した
最初の焦点検出であることを示すフラグである。#74
0でフラグFRN1’Fがセットされているときには、
#745でこのフラグFRNIFをリセットする1次に
、#750でフラグNLCFがセットされているか否か
を判定する。このフラグNLCFは、それ以前に行われ
たパターン認識アルゴリズムで焦点検出不能なアイラン
ドがあったことを示すフラグである。#750でフラグ
NLCFがセットされているときには、前回選択したア
イランドについては±4ピッチのシフト範囲でのみ相関
演算を行い、それ以外は制限を設けずに相関演算を行う
べく、#760でB=7とし、#770でAR=1とし
てリターンする。これは、前回のパターン認識アルゴリ
ズムで、そのときのレンズ位置の関係で認識すべき被写
体が焦点検出不能になったのではないかということを確
認するために、再度パターン認識アルゴリズムを実行す
る訳であるが、少しでも時間が短くなるように前回選択
したアイランド、つまり焦点検出可能であったアイラン
ドについては、±4ピッチのシフト範囲でのみ焦点検出
演算を行うものである。
#740でフラグFRNIFがセットされていないとき
は、フリーランがらのレンズ停止後の1回目の焦点検出
でない場合であり、また#75゜でフラグNLCFがセ
ットされていないときは、前回のパターン認識アルゴリ
ズムで焦点検出不能なアイランドが無い場合であり、こ
れらの場合には、#780でフラグLCPがセットされ
ているか否かを判定する。このフラグLCFは、上述の
ように、今回の焦点検出の結果が、全アイランドで焦点
検出不能であることを示すフラグである。
1つでも焦点検出可能なアイランドがあれば、つまりフ
ラグLCFがセットされていなければ、現在の焦点位置
の±4ピッチのシフト範囲でのみ相関演算を行うべく、
#790でB=3とし、#770でAR=1としてリタ
ーンする。また、全アイランドで焦点検出不能(LCF
=1)であれば、シフト範囲に制限を無くすべく、#8
00でB=1とし、#770でAR= 1としてリター
ンする。
第13図の説明に戻って、#680で以前に合焦であっ
たことを示すフラグAFPEFがセットされているとき
には、#810で連写フラグVLYFがセットされてい
るか否かを判定する。この連写フラグVLYFは、連写
モードであることを示すフラグである。#810で連写
フラグがセットされているときには、#820で全アイ
ランドで焦点検出不能であることを示すフラグLCFが
セットされているか否かを判定する。#820でフラグ
LCFがセットされているときには、#590でB=1
とし、#600でAR=1としてリターンする。#82
0でフラグLCFがセットされていないときには、#8
30でB=3とする。
これは、速写中で、且つ前回の焦点検出で1つでも焦点
検出可能なアイランドがある場合なので、現在の焦点位
置から±4ピッチのシフト範囲でのみ相関演算を行うも
のである。つまり、連写中であれば、露出のための時間
を要するために、被写体が動いているときには、焦点検
出結果が合焦である前回と比べてデフォーカス量が大き
くなるので、シフト範囲を大きくしているものである。
今、カメラの機能として、合焦しなければ撮影できない
フォーカス優先方式としているので、ここでは少なくと
も前回は合焦である。したがって、被写体は現在の焦点
位置に最も近いところに存在するとして、最小デフォー
カスアルゴリズムを選択するべく、#840でAR=2
としてリターンする。
このとき、被写体が動体である可能性があるので、カメ
ラに近い側に100μ−のオフセット量ΔDFRを設け
、この位置を合焦位置とする。
#810で連写フラグVLYFがセットされていないと
きには、全アイランドが焦点検出不能であるか否かを判
定するべく、# 85 ’OでフラグLCFがセットさ
れているか否かを判定する。#850でフラグLCFが
セットされていないときには、焦点検出可能なアイラン
ドが少なくとも1つは存在するということであり、#8
90に進む。
#850でフラグLCFがセットされているときには、
全アイランドが焦点検出不能であるということであり、
#860で動体判定中フラグMVPがセットされている
か否かを判定する。動体判定中フラグMVPは、動体判
定中であるときにセットされるフラグである。#860
で動体判定中フラグがセットされていないときには、動
体判定中ではないと判断し、#590でB=1、#60
0でAR=1としてリターンする。#860で動体判定
中フラグMVPがセットされているとき、或いは#85
0でフラグLCFがセットされていないときには、現在
の焦点位置から±2ピッチのシフト範囲でのみ相関演算
を行うべく、#890でB=4とする。また、最ノドデ
フォーカスアルゴリズムを選択してオフセット量ΔD 
F Rを50μ陽とするべく、#900でAR=3とし
てリターンする。この#890及び#900のステップ
を通るのは、動体判定中であるか、或いはコンティニュ
アスAFモードのときである。動体判定中には、焦点検
出の間に被写体が動く可能性があるとし、このために、
オフセット量ΔDFRを50μ鴎としている。また、こ
こでは、近付いてくる動的被写体のみを判定しているの
で、+50μmとしている。このオフセット位置に最も
近いアイランドを被写体位置とする。コンティニュアス
AFモードのときも同様である。また、このときくすな
わち動体判定中であるか、或いはコンティニュアスAF
モードのとき)、被写体が光軸方向或いは光軸に対して
垂直な平面の方向に動く可能性が高く、全アイランドに
ついて焦点検出不能であっても、−時的なものであると
して±2ピッチの相関演算、最小デフォーカスアルゴリ
ズム、オフセット量ΔDFR=50μ輪を選択する。
第11図の説明に戻って、#340のサブルーチンを終
えると、上記サブルーチンで決められたシフト数jの範
囲、アイランドIs(又はブロックBL)の選択に基づ
いて、#350のサブルーチンで相関演算を行う、この
サブルーチンを第15図乃至第32図に示し説明する。
#1000では、変数Δn1〜Δnl□、Δn11〜Δ
n13、Δd1〜ΔdlO1Δd11〜Δd13に所定
値に2をセットする。Δn1〜ΔnlOは各ブロックB
LI〜BLIOでの相関演算における最大相関を示すシ
フト数であり、Δnil〜Δn13は各アイランドIS
I〜IS3での選択されたシフト数である。各ブロック
でのΔd1〜Δd10は補間演算後の合焦位置からのず
れ量であり、Δdll〜Δd13は各アイランド■S1
〜IS3の補間演算後の合焦位置からのずれ量である。
また、K2は焦点検出結果で有り得ないような大きな負
の値で、前ビン側(カメラから遠い)を示す初期値であ
る。#1005では、各アイランドIS1〜IS3の差
分データを作成する。第1アイランドISIの差分デー
タはa+(基準部)とaol(参照部)、第2アイラン
ドIS2の差分データはb+(基準部)とb’+(参照
部)、第3アイランドIS3の差分データはc+(基準
部)とc’+(参照部)である。
次に、第2アイランドでの相関演算を行う、まず、#1
010で第2アイランドが焦点検出不能であることを示
すフラグLCF2を予めセットしておく、このフラグL
CF2は、後に第2アイランドが焦点検出不能ではない
と判定されたときにリセットされる。そして、第2アイ
ランドの中の第3ブロツクの相関演算をまず行う。上述
の変数BがB=1.2又は8のとき#1020へ、B=
3のとき#1040へ、B=4のとき#1060へ、B
=5のとき#1080へ、B=6のとき#1100へ、
B=7のとき#1120へ、B=9のとき#1160へ
進む、変数Bが1.2又は8のとき、第3ブロツクでの
シフト数の制限は無いので、シフト数jの範囲を1〜3
1と設定する(#1030)、変数Bが3のときは、シ
フト範囲を現在の焦点位置から±4ピッチとする。第3
ブロツクでの合焦位置のシフト数はj=6であり、現在
の焦点位置は(6+Δn)であるので、これに±4ピッ
チを加えて、シフト数jの範囲をΔn+(2〜10)と
設定する(#1050)、変数Bが4のときは、シフト
範囲を現在の焦点位置がら±2ピッチとする。上記と同
様に第3ブロツクでの合焦位置のシフト数はj−6であ
り、現在の焦点位置は(6+Δn)であるので、これに
±2ピッチを加えて、シフト数jの範囲をΔn+(4〜
8)と設定する(#1070)、変数Bが5のときは、
#1085で後ビンであるか否かを判定する。後ビンで
あると判定されたときには、シフト範囲を現在の焦点位
置の2ピツチ後ピン(・+2)から合焦値If(j=6
)の2ピツチ前ビン(−2)までとし、シフト数jの範
囲は4〜(Δn+8)と設定する(#1090)。
後ビンでないと判定されたときには、シフト範囲を現在
の焦点位置(Δn+6)の2ピツチ前ビン(−2)から
合焦位置(j= 6 )の2ピツチ後ビン(+2)才で
とし、シフト数jの範囲は(Δn+4)〜8と設定する
(#1095)、変数Bが6のときは、シフト範囲を合
焦位置から±4ピッチとする6合焦位置のシフト数はj
=6であるので、これに±4ピッチを加えて、シフト数
jの範囲を2〜1oと設定する(#1110)、変数B
が7のときは、前回採用されたアイランドが第2アイラ
ンドであるか否かを判定するべく、#1130で変数A
F I S=2であるか否かを判定する。#1130で
AFIS=2であると判定されたときには、シフト範囲
を現在の焦点位置(6+Δn)から±4ピッチとし、現
在の焦点値M(6+Δn)に±4ピッチを加えて、シフ
ト数jの範囲をΔn+(2〜10)と設定する(#11
40)、#1130でAF l5=2でないと判定され
たときには、シフト数の制限が無いとして、シフト数j
の範囲を1〜31と設定する(#1150)、変数Bが
9のときは、第4ブロツクのみであるので、#1170
で第4ブロツクの処理へ移行する。
B=1〜8の場合には、#1030、#1o50、#1
070、#1090、#1095、#1110、#11
40、#1150のいずれかから#1180へ進んで、
ローコントラスト判定レベルKLCを所定値KLC+に
設定する。#1190では信頼性判定レベルKYM/C
を所定値K YM/。1に設定する。#1195では相
関を取るための基準部の開始番号をに=oとする。この
開始番号kには後で(#3010、#3030で)i=
1が加えられて、実際にはi+に〜1が基準部の開始番
号となる。
#1200では焦点検出不能判定及び相関演算を行う。
この#1200のサブルーチンを第16図に示し説明す
る。まず、#3000で現在相関演算を行っているブロ
ック(# 1200からコールされたときには第3ブロ
ツク)が焦点検出不能であることを示すフラグLCFB
をセットする。#3゜10ではコントラストを基準部の
相関演算を行っているブロック(第3ブロツク)がら得
るために、C2Σ l  a+十k  ai+に+l 
 li・1 で求める。#3020では求めたコントラスト値Cが所
定値KLCよりも大きいが否がを判定する。
C≦KLCのときには、リターンする。この場合、フラ
グLCFBがセットされたままでリターンされる。C>
KL、Cのときは、#3030で次式により相関演算を
行う。
#3040では、相関演算値M (j)の最小値MI 
N (M (j))を求める。この最小値M I N 
(M (j))及びそのときのシフト数jは、1ピッチ
単位で得られる粗いものであるがら、これをより細がく
するべく、#3050で補間演算を行う、補間して得ら
れた相関演算値の最小値をYMとし、そのときの補間し
たシフト量をΔdとする。#3060では、補間して得
られた相関演算値の最小値YMをコントラストCで規格
化して得られた値YM/Cと所定値KYM/Cを比較し
て、信頼性を判定する。
#3060でYM/C≧KYM/Cと判定されたときに
は、信頼性が無いとしてリターンする。この場合にも、
フラグLCFBがセットされたままでリターンされる。
#3060でY M / C< K Yイ/。と判定さ
れたときには、信頼性が有ると判定し、焦点検出可能で
あるので、#3070で第2アイランドが焦点検出不能
であることを示すフラグLCF2をリセットし、#30
80で相関演算を行っているブロックが焦点検出不能で
あることを示すフラグLCFBをリセットしてリターン
する。
第15図のフローに戻り、相関演算を行ったブロックが
焦点検出可能であるか否かを判定するべく、#1205
でフラグLCBFがリセットされているか否かを判定す
る。#1205でフラグLCBFがリセットされている
ときには、相関演算を行った第3ブロツクのずれシフト
数を示す変数Δn3にjから合焦位置6を減じた値を代
入する(#1207)、また、合焦位置からのずれ量を
得るために、補間演算で求めたシフト数Δdから合焦位
置のシフト数j=6を引き、これを第3ブロツクのシフ
ト数Δd3とする(#1209)、#1205でフラグ
LCBFがリセットされていないときには、第3ブロツ
クは焦点検出不能であるということなので、#1207
、#1209をスキップして#1210に進む。
#1210では変数Bが2であるか否かを判定する。#
1210で変数Bが2であれば、第4ブロツクの相関演
算を省略して、#1220から第5ブロツクの相関演算
に移行する。#1210で変数Bが2でなければ、#1
230から第4ブロツクの相関演算に移行する。
第4ブロツクの相関演算を第17図に示す、変数BがB
=9のとき#1240へ、B=3のとき#1260へ、
B=4のとき#1280へ、B=5のとき#1300へ
、B=6のとき#1320へ、B=7のとき#1340
へ、それ以外のとき#1375へ進む、変数Bが9のと
き、スポットAFモードであるから、第4ブロツクでシ
フト数の制限が無いとして、シフト数jの範囲を1〜3
1と設定する(#1030)、変数Bが3のときには、
シフト範囲を現在の焦点位置から±4ピッチとし、変数
Bが6のときには、シフト範囲を合焦位置から±4ピッ
チとする。上述の第3ブロツクでは合焦位置のシフト数
がj=6であったが、この第4ブロツクでは合焦位置の
シフト数がj−16であるので、B=3のときには現在
の焦点値1(16+Δn)に、B=6のときには合焦位
置16に夫々上4ピッチを加えて、シフト数jの範囲を
夫々Δn+(12〜20)と設定する(#1270、#
1330)、変数Bが4のときは、シフト範囲を現在の
焦点位置く16+Δn)から±2ピッチとするので、シ
フト数jの範囲をΔn+(14〜18)と設定する(#
1290)。変数Bが5のときは、#1305で後ビン
であるか否かを判定する。後ビンであると判定されたと
きには、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピツチ後ピン
(+2)から合焦位116の2ピツチ前ビン(−2)ま
でとするので、シフト数jの範囲は14〜(Δn+18
)と設定する(#1310)、後ビンでないと判定され
たときには、シフト範囲を現在の焦点位置(16+Δn
)の2ピツチ前ビン(−2)側から合焦位置16の2ピ
ツチ後ビン(+2)側までとするので、シフト数jの範
囲は(Δ、+14)〜18と設定する(#1315)変
数Bが7のときは、前回採用されたアイランドが第2ア
イランドであるか否かを判定するべく、#1350で変
数AF I S=2であるか否かを判定する。#135
0でAF I S=2であるときには、シフト範囲を現
在の焦点位置(16+Δn)から±4ピッチとするので
、これに±4ピッチを加えて、シフト数jの範囲をΔn
+(12〜20)と設定する(#1360)、#135
0でAF I S=2でないと判定されたときには、シ
フト数の制限が無いとして、シフト数jの範囲を1〜3
1と設定する(#1370)、その他の場合、つまり変
数Bが1又は8のときは、既に(# 1030で)設定
済みで変更が無いので新たに設定しない、変数Bが2の
ときは、第4ブロツクの相関演算は行わない(,“#1
210)。
いずれの場合も、#1250、#1270、#1290
、#1310、#1315、#1330、#1360、
#1370、#1375のいずれかから#1380へ進
んで、ローコントラスト判定レベルKLCを所定値KL
C+に設定する。#1390では信頼性判定レベルKY
M/Cを所定値KYM/CIに設定する。#1395で
は相関を取るための基準部の開始番号をに〜10とする
。#1400では焦点検出不能判定及び相関演算を行う
、このサブルーチンは、上述の#1200でコールされ
たサブルーチンと同じであるので重複する説明は省略す
る。サブルーチンからリターンした後、#1403でフ
ラグLCBFがリセットされているか否かを判定する。
#1403でフラグLCBFがリセットされていると判
定されたときには、第4ブロツクが焦点検出不能ではな
いとして、#1405で最大相関を示す補間演算前のシ
フト数jから合焦値W16を減じた値を第4ブロツクの
ずれシフト数Δn4に代入する。#1407では、補間
演算後のシフト量Δdから合焦位置のシフト数j=16
を引いて、第4ブロツクの焦点ずれ量Δd4=Δd−1
6を算出する。#1403でフラグLCBFがリセット
されていないと判定されたときには、第4ブロツクが焦
点検出不能であると判定し、#1405と#1407の
ステップをスキップする。#1410では、B=9(ス
ポットAF)であるか否かを判定する。#1410でB
=9であるときには、#、1415で第2アイランドの
ずれ量を示すΔd12にΔd4を入れ、第4ブロツクの
焦点検出だけで良いのでリターンし、B=9でないとき
には、#1420から第5ブロツクの相関演算へ移行す
る。
第5ブロツクの相関演算を第1.8図に示す、変数がB
=3のとき#1460へ、B=4のとき#1480へ、
B=5のとき#1500へ、B=6のとき#1520へ
、B=7のとき#1540へ、それ以外のとき#157
5へ進む、変数Bが3のときには、シフト範囲を現在の
焦点位置から±4ピッチとし、変数が6のときには、シ
フト範囲を合焦位置から±4ピッチとする。上述の第3
、第4ブロツクでは合焦位置のシフト数がそれぞれj=
6、j=16であったが、この第5ブロツクでは合焦位
置のシフト数がj=26であるので、B=3のときには
現在の焦点位置(26+Δn)に、B=6のときには合
焦位置26に夫々上4ピッチを加えて、シフト数jの範
囲をΔn+(22〜30)と設定する(# 1470、
#1530)、変数Bが4のときは、シフト範囲を現在
の焦点位置(26+Δn)から±2ピッチとするので、
現在の焦点位置(26+Δn)に±2ピッチを加えて、
シフト数jの範囲をΔn+(24〜28)と設定する(
# 1490)、変数Bが5のときは、#1505で後
ビンであるか否かを判定する。後ビンであると判定され
たときには、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピツチ後
ピン(+2)から合焦位置26の2ピツチ前ビン(−2
)までとするので、シフト数jの範囲は24〜(Δn+
28)と設定する(#1510)。
後ビンでないと判定されたときには、シフト範囲を現在
の焦点位置の2ピツチ前ピン(−2)から合焦位置26
の2ピツチ後ビン(+2)までとするので、シフト数j
の範囲は(Δn+ 24 )〜28と設定する(#15
15)、変数Bが7のときは、前回採用されたアイラン
ドが第2アイランドであるか否かを判定するべく、#1
550で変数AF I S=   2であるか否かを判
定する。#1550でAFIS=2であるときには、シ
フト範囲を現在の焦点位置(26+Δn)から±4ピッ
チとするので、現在の焦点位置く26+Δn)に±4ピ
ッチを加えて、シフト数jの範囲をΔn+(22〜30
)と設定する(#1560)、#1550でAF I 
S=2でないと判定されたときには、シフト数の制限が
無いとして、シフト数jの範囲を1〜31と設定する(
#1570)、その他の場合、つまり変数Bが1.2又
は8のときは、既に(# 1030で)設定済みで変更
が無いので新たに設定しない、変数Bが9のとき(スポ
ットAF時)には、第5ブロツクの相関演算には入らな
い(’、’# 1410)。
いずれの場合も、#1470、#1490、#1510
、#1515、#1530、#1560、#1570、
#1575のいずれかから#1580へ進んで、ローコ
ントラスト判定レベルKLCを所定値KLC+に設定す
る。#1590では信頼性判定レベルK YM/。を所
定値KyM/c+に設定する。
#1595では相関を取るための基準部の開始番号をに
〜20とする。#1600では焦点検出不能判定及び相
関演算を行う、このサブルーチンは、上述の$1200
でコールされたサブルーチンと同じであるので重複する
説明は省略する。サブルーチンからリターンした後、#
1602でフラグLCBFがリセットされているか否か
を判定する。
#1602でフラグLCBFがリセットされていると判
定されたときには、第5ブロツクが焦点検出不能ではな
いとして、#1605で最大相関を示す補間演算前のシ
フト数jから合焦位置26を減じた値を変数Δn5に記
憶させる。#1607では、補間演算後のシフト量Δd
から合焦位置のシフト数j=26を引いて、第5ブロツ
クの焦点ずれ量Δd5=Δd−26を算出する。#16
02でフラグLCBFがリセットされていないと判定さ
れたときには、第5ブロツクが焦点検出不能であると判
定し、#1605と#1607のステップをスキップす
る。#1610では、フラグLCF2がリセットされて
いるか否かを判定する。#1610でフラグLCF2が
リセットされていないときは、第2アイランドが今のと
ころ焦点検出不能であるとして、#1620から第6ブ
ロツクの相関演算に移行する。#1610でフラグLC
F2がリセットされているときには、第3〜第5ブロツ
クのうち1つでも焦点検出可能なブロックが存在すると
いうことであるから、#1625で第2アイランドの合
焦位置からの焦点ずれ量Δd12を決定するサブルーチ
ンをコールする。
このサブルーチンを第19図に示し説明する。
#3200では、第3〜第5ブロツクにおける焦点ずれ
1Δd3〜Δd5の中の最大値を検出する。
これは最も後ピン側、つまり最もカメラに近い被写体を
検出しているものである。
最大値がΔd3のときは、#3205から#3210に
進んで、第3ブロツクのシフト数Δn3を第2アイラン
ドでのシフト数Δ12とし、さらに、#3220で第3
ブロツクでの合焦位1からの焦点ずれ量Δd3を、第2
アイランドでの合焦位置からの焦点ずれ量Δd12とし
て設定してリターンする。
最大値がΔd4のときは、#3205から#3230に
進んで、第4ブロツクのシフト数Δn4を第2アイラン
ドでのシフト数Δ12として設定する。さらに、#32
40で第4ブロツクでの合焦位置からの焦点ずれ量Δd
4を、第2アイランドでの合焦位置からの焦点ずれ量Δ
d12として設定してリターンする。
最大値がΔd5のときは、#3205から#3250に
進んで、第5ブロツクのシフト数Δn5を第2アイラン
ドでのシフト数Δ12として設定する。さらに、#32
60で第5ブロツクでの合焦位置からの焦点ずれ量Δd
5を、第2アイランドでの合焦位置からの焦点ずれ量Δ
d12として設定してリターンする。
このサブルーチンからリターンした後、#1630から
第1アイランドの相関演算に移行する。
第1アイランドの相関演算について説明する前に、第2
アイランドにおける第6ブロツクの相関演算を第20図
に示し説明する。この第6ブロツクは低周波の被写体に
対して焦点検出を行うためのブロックである。まず、#
1650では、低周波の被写体に対する焦点検出に適す
るように、通常の3つ置きの差分データを更に3つ置き
の差分データとすることにより、結果的に7つ置きの差
分データを作成し、これらのうち、隣り合う差分データ
を加算した演算データを作成する。つまり、基準部及び
参照部の差分データを各々ai、a’lとすると、第2
の差分データは、(at  a++s)、 (a’+a
’ i+z)となる。また、第2の差分データのうち、
隣り合うデータを加算した演算データa″、al111
は次式のようになる。
a″+= (at   a++コ)+ (a+++  
 a++<)=(a++at++)   (a++コ+
a+十<)a”+=(a’+−a’t+*)十(a’+
十+   a’++n)=(a’I+a’+十+)  
 (a’++t+a’++4)これらを第2アイランド
の差分データに関して演算して、第2の演算データa″
−1a”′1を得る。
基準部及び参照部の数は夫々35個及び45個となる。
#1650の演算データ作成後、変数Bを判定し、B=
1.2又は8のとき#1660へ、B=3のとき#16
80へ、B=4のとき#1700へ、B=5のとき#1
720へ、B=6のとき#1740へ、B=7のとき#
1760へ、それ以外のとき#1795へ進む、変数B
が1.2又は8のとき、第6ブロツクでシフト数の制限
が無いとして、シフト数jの範囲を1〜11と設定する
(#1670)、変数Bが3のときは、シフト範囲を現
在の焦点位置から±4ピッチとする。第6ブロツクでの
金魚位置のシフト数はj−=6であるので、現在の焦点
位W(6+Δn)に±4ピッチを加えて、シフト数jの
範囲をΔn+(2〜10)と設定する(#1690)、
変数Bが4のときは、シフト範囲を現在の焦点位置から
±2ピッチとする。上記と同様に第6ブロツクでの合焦
位置のシフト数はj=6であるので、現在の焦点位置(
6+Δn)に±2ピッチを加えて、シフト数jの範囲を
Δn+(4〜8)と設定する(#1710)、変数Bが
5のときは、#1725で後ピンであるか否かを判定す
る。後ピンであると判定されたときには、シフト範囲を
現在の焦点位置の2ピツチ後ピン(+2)から合焦位置
6の2ピツチ前ビン(−2)までとするので、シフト数
jの範囲は4〜(Δn+2)と設定する(#1730)
、・後ピンでないと判定されたときには、シフト範囲を
現在の焦点位置の2ピツチ前ビン(−2)から合焦位置
6の2ピツチ後ピン(+2)までとするので、シフト数
jの範囲は(Δn+4)〜8と設定する(#1735)
、変数Bが6のときは、シフト範囲を合焦位置から±4
ピッチとする。
第6ブロツクでの合焦値1のシフト数はj=6であるの
で、これに±4ピッチを加えて、シフト数jの範囲を2
〜10と設定する(#1750)、変数Bが7のときは
、前回採用されたアイランドが第2アイランドであるか
否かを判定するべく、#1770で変数AF I S=
2であるが否かを判定する。#1770でAF I S
=2であると判定されたときには、シフト範囲を現在の
焦点位置(6十Δn)から±4ピッチとするので、現在
の焦点位W(6+Δn)に±4ピッチを加えて、シフト
数jの範囲をΔn+(2〜10)と設定する(#178
0)。
#1770でAF I S=2でないと判定されたとき
には、シフト数の制限が無いとして、シフト数jの範囲
を1〜11と設定する(#1790)、なお、変数Bが
9のときは、ズボットAFであり、第4ブロツクのみで
あるので、本実施例では#1795を通らない。
B=1〜8の場合には、#1670、#1690、#1
710、#1730、#1735、#1750、#17
80、#1790のいずれががら#1800へ進んで、
ローコントラスト判定レベルKLCを所定値KLc2(
≠KLc+)に設定し、#1810では信顆性判定レベ
ルK YM/。を所定値K Y14/。2(≠KLCI
)に設定する。つまり、第6ブロツクでは、第3〜第5
ブロツクとは使用するデータの個数が異なるので、ロー
コントランドの判定レベルKLCや信頼性判定レベルK
YM/Cも第3〜第5ブロツクの判定基準とは変えてい
る。#1820では焦点検出不能判定及び相関演算を行
う。
この#1820のサブルーチンを第21図に示し説明す
る。まず、#3100で現在焦点検出のための演算を行
っているブロック(第6ブロツク)が焦点検出不能であ
ることを示すフラグLCFBをセットする。#3110
ではコントラストを基準部の第6ブロツクから得るため
に、 で求める。第6ブロツクでは第3〜第5ブロツクとはデ
ータの個数が異なっているので、コントラストCを演算
するための演算回数も#3010とは異なっている。#
3120では求めたコントラスト値Cが所定値KLCよ
りも大きいか否かを判定する。所定値以下のとき(C≦
KLC)には、リターンする。コントラスト値Cが所定
値KLCよりも大きいとき(C> K LC)には、#
3130に進み、次式で相関演算を行う。
上式において、a”ムは基準部のデータ、&” l+J
 −+は参照部のデータである。これらのデータは、#
1650の演算で得られている。第6ブロツクでは第3
〜第5ブロツクとはデータの個数が異なるので、相関演
算の回数が#3030とは異なっている。#3140〜
#3180では、相関演算値M (j)の最小値M I
 N (M (j))を求め、これを補間演算し、相関
演算の信頼性を判定し、信頼性が有ると判断されたとき
には、フラグLCF2及びLCFBをリセットしてリタ
ーンするものであるが、その詳細は#3040〜#30
80と全く同様であるので、重複する説明は省略する。
第20図のフローに戻り、#1820で相関演算を行っ
た第6ブロツクが焦点検出不能でないが否かを判定する
べく、#1830でフラグLCBFがリセットされてい
るか否かを判定する。このフラグLCBFは相関演算を
行ったブロックが焦点検出不能であるときに(8318
0で)リセットされる。#1830でフラグLCBFが
リセットされているとき、つまり第6ブロツクで焦点検
出不能でなかったときには、第6ブロツクの焦点検出結
果を第2アイランドの焦点検出結果とするべく、第2ア
イランドのずれシフト数を示す変数Δn12に、#31
40で求めた第6ブロツクのシフト数jから合焦位置6
を減算した値を代入する(#1840)、また、第2ア
イランドにおける合焦位置からのずれ量を得るために、
#3150の補間演算で求めたシフト数Δdから第6ブ
ロツクの合焦位置でのシフト数j=6を引き、これをΔ
d12とする($1850)、そして、#1855から
第1アイランドの相関演算に移行する。また、#183
0でフラグLCBFがリセットされていないとき、つま
り第6ブロツクで焦点検出不能であったときには、#1
860から第7ブロツクの相関演算に移行する。
第7ブロツクの相関演算及び焦点検出不能の判定のフロ
ーチャートを第22図に示し説明する。
変数BがB=1.2又は8のとき#1870へ、B=7
のとき#1890へ、それ以外のとき#1925へ進む
、変数Bが1.2又は8のとき、第7ブロツクでシフト
数の制限が無いとして、シフト数jの範囲を1〜21と
設定する(#1880)。
変数Bが7のときは、前回採用されたアイランドが第2
アイランドであるか否かを判定するべく、#1900で
変数AF I S=2であるか否かを判定する。#19
00でAF I S=2であるときには、シフト範囲を
現在の焦点位置(6+Δn)から±4ピッチとする。第
7ブロツクでの合焦位置のシフト数はj=6であるので
、これに±4ピッチを加えて、シフト数jの範囲をΔn
+(2〜10)と設定する(#1910)、#1900
でAF I S=2でないときには、シフト数の制限が
無いとして、シフト数jの範囲を1〜21と設定する(
# 1920)。
#1880、#1910、#1920、#1925のい
ずれかから#1930へ進んで、ローコントラスト判定
レベルKLCを所定値KLQ*に設定し、#1810で
は信頼性判定レベルKvM/cを所定値K yM/cp
に設定する。つまり、第7ブロツクでは、第3〜第5ブ
ロツクや第6ブロツクとは使用するデータの個数が異な
り、基準部のデータ数が26となっているので、ローコ
ントランドの判定レベルK[cや信頼性判定レベルK 
YM/。も第3〜第5ブロツクや第6ブロツクの判定基
準とは変えている。#1945では相関を取るための基
準部の開始番号をに=oとする。この開始番号kには後
で(#3310、#3330で)i−1が加えられて、
実際にはi+に=1が基準部の開始番号となる。
#1950では焦点検出不能判定及び相関演算を行う。
この#1950のサブルーチンを第23図に示し説明す
る。まず、83300で現在焦点検出のための演算を行
っているブロックが焦点検出不能であることを示すフラ
グLCFBをセットする。
#3310ではコントラストを基準部の現在相関演算を
行っているブロック〈第7ブロツク)から得るために、 C:Σ 1 a”l+k   a”i+に+ロi:1 で求める。#3320では求めたコントラスト値Cが所
定値KLCよりも大きいか否かを判定する。
所定値KLe以下のときには、リターンする。C〉KL
Cであるときには、#3330で次式により相関演算を
行う。
上式において、a″ikは基準部のデータ、alll。
J−1は参照部のデータである。これらのデータは、#
1650の演算で得られている。第7ブロツクでは第3
〜第5ブロツクや第6ブロツクとはデータの個数が異な
るので、相関演算の回数が#3030や#3130とは
異なっている。#3340〜#3380では、相関演算
値M (j)の最小値MIN(M(j))を求め、これ
を補間演算し、相関演算の信頼性を判定し、信頼性が有
ると判断されたときには、フラグLCF2及びLCFB
をリセ・ントしてリターンするものであるが、その詳細
は#3040〜#3080と全く同様であるので、重複
する説明は省略する。
第22図のフローに戻り、#1950で相関演算を行っ
た第7ブロツクが焦点検出不能でないか否かを判定する
べく、#1960でフラグLCBFがリセットされてい
るか否かを判定する。#1960でフラグLCBFがリ
セットされているとき、つまり第7ブロツクで焦点検出
不能でなかったときには、第7ブロツクの焦点検出結果
を第2アイランドの焦点検出結果とするべく、第2アイ
ランドのシフト数を示す変数Δn12に、#3340で
求めた第7ブロツクのずれシフト数jから合焦位置6を
減算した値を代入する(#1970)。
また、第2アイランドにおける合焦位置からのずれ量Δ
d12を得るために、#3350の補間演算で求めたシ
フト数Δdから第7ブロツクの合焦位置でのシフト数6
を引き、これをΔd12とする(#1975)、そして
、#1980から第1アイランドの相関演算に移行する
。また、#1960でフラグLCBFがリセットされて
いないとき、つまり第7ブロツクで焦点検出不能であっ
たときには、#1990から第8ブロツクの相関演算に
移行する。
第8ブロツクの相関演算及び焦点検出不能の判定のフロ
ーチャートを第24図に示し説明する。
変数BがB=3のとき#2000へ、B=4のとき#2
020へ、B=5のとき#2040へ、B=6のとき#
2060へ、B=7のとき#2080へ、それ以外のと
き#2115へ進む、変数Bが3のときはシフト範囲を
現在の焦点位置から±4ピッチとし、変数Bが6のとき
はシフト範囲を合焦位置から±4ピッチとする。第8ブ
ロツクでの合焦位置のシフト数はj=16であるので、
B=3のときには現在の焦点位置(16+Δn)に、B
=6のときには合焦位置16に夫々上4ピッチを加えて
、シフト数jの範囲をΔn+(12〜20)と設定する
(#2010、#2070)、変数Bが4のときは、シ
フト範囲を現在の焦点位置から±2ピッチとし、現在の
焦点位置(16+Δn)に±2ピッチを加えて、シフト
数jの範囲をΔn+(14〜18)と設定する(#20
30)、変数Bが5のときは、#2045で後ピンであ
るか否かを判定する。後ピンであると判定されたときに
は、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピツチ後ビン(+
2)から合焦位置16の2ピツチ前ピン(−2)までと
するので、シフト数jの範囲は14〜(Δn+18)と
設定する(#2050)、後ピンでないと判定されたと
きには、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピツチ前ビン
(−2)から合焦位置16の2ピツチ後ビン(+2)ま
でとするので、シフト数jの範囲は(Δn+14)〜1
8と設定する(# 2055)。変数Bが7のときは、
前回採用されたアイランドが第2アイランドであるか否
かを判定するべく、#2090で変数AF I S=2
であるか否かを判定する。#2090でAF I S=
2であると判定されたときには、シフト範囲を現在の焦
点位W(16+Δn)から±4ピッチとするので、現在
の焦点位置(16+Δn)に±4ピッチを加えて、シフ
ト数jの範囲をΔn+(12〜20)と設定する(#2
100)、#2090でAFI S=2でないと判定さ
れたときには、シフト数の制限が無いとして、シフト数
jの範囲を1〜21と設定する(#2110)。
#2010、#2030、#2055、#2050、#
2070、#2100、#2110、#2115のいず
れかから#2120へ進んで、ローコントラスト判定レ
ベルKLCを所定値KLe*に設定し、#1810では
信頼性判定レベルKYM/Cを所定値KYM103に設
定する。つまり、第8ブロツクでは、使用するデータの
個数が第7ブロツクと同じであるので、ローコントラン
ドの判定レベルKLCや信頼性判定レベルKyM/cも
第7ブロツクの判定基準と同じとしている。ただし、相
関を取るための基準部の開始番号は第7ブロツクとは異
なり、#2135でに〜10としている。この開始番号
kには後でi=1が加えられて、実際にはi+に〜11
が基準部の開始番号となる。#2140では焦点検出不
能判定及び相関演算を行う、このすブルーチンは第7ブ
ロツクの相関演算(# 1950)で用いた第23図に
示すサブルーチンが用いられる。ただし、第8ブロツク
では合焦位置のシフト数がj=16であり、基準部のシ
フト開始番号かに= 10であるので、これらのパラメ
ータが異なることにより、#2140では#1950と
は異なる演算結果が得られる。#2140で相関演算を
行った第8ブロツクが焦点検出不能でないか否かを判定
するべく、#2150でフラグLCBFがリセットされ
ているか否かを判定する。#2150でフラグLCBF
がリセットされているとき、つまり第8ブロツクで焦点
検出不能でなかったときには、第8ブロツクの焦点検出
結果を第2アイランドの焦点検出結果とするべく、第2
アイランドのずれシフト数を示す変数Δn12に、#3
340で求めた第8ブロツクのシフト数jから合焦位置
16を減じた値を代入する(#2160)。
また、第2アイランドにおける合焦位置からのずれ量Δ
d12を得るために、#3350の補間演算で求めたシ
フト数Δdから第8ブロツクの合焦位置でのシフト数1
6を引き、これをΔd12とする(#2170)、そし
て、#2180から第1アイランドの相関演算に移行す
る。また、#2150でフラグLCBFがリセットされ
ていないとき、つまり第8ブロツクでも焦点検出不能で
あったときには、#2180から第1アイランドの相関
演算に移行する。この場合には、結局、フラグLCF2
はリセットされなかったことになる。
第1アイランドでの相関演算を第25図に示し説明する
。まず、#2200で第1アイランドが焦点検出不能で
あることを示すフラグLCFIを予めセットしておく、
このフラグLCFIは、後に第1アイランドが焦点検出
不能ではないと判定されたときにリセットされる。
次に、第1アイランドの中の第1ブロツクの相関演算を
まず行う、変数BがB=1のとき#2210へ、B=2
のとき#2344へ、B=3のとき#2230へ、B=
4のとき#2250へ、B−5のとき#2270へ、B
=6のとき#2290へ、B=7のとき#2310へ、
B=8のとき#2348へ進む、変数Bが1のとき、第
1ブロツクでシフト数の制限が無いとして、シフト数j
の範囲を1〜21と設定する(#2220)、変数Bが
2のとき、第1アイランドでの焦点検出は行わず、第3
アイランドに進むべく#2346から第3アイランドの
相関演算に移行する。変数Bが3のときは、シフト範囲
を現在の焦点位置から±4ピッチとし、変数Bが6のと
きは、シフト範囲を合焦位置から±4ピッチとする。第
1ブロツクでの合焦位置のシフト数はj=6であるので
、B=3のときには現在の焦点位置(6+Δn)に、B
=6のときには合焦位置6に夫々上4ピッチを加えて、
シフト数jの範囲をΔn+(2〜10)と設定する(#
 2240、#2300>、変数Bが4のときは、シフ
ト範囲を現在の焦点位置(6+Δn)から±2ピッチと
するので、現在の焦点位置(6+Δn)に±2ピッチを
加えて、シフト数jの範囲をΔn+(4〜8)と設定す
る(# 2260 )、変数Bが5のときは、#227
5で後ビンであるか否かを判定する。後ビンであると判
定されたときには、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピ
ツチ後ピン(+2)から合焦位置6の2ピツチ前ピン(
−2)までとするので、シフト数jの範囲は4〜(Δn
+8)と設定する(#2280)、後ビンでないと判定
されたときには、シフト範囲を現在の焦点位置の2ピツ
チ前ピン(−2)から合焦位置6の2ピツチ後ビン(+
2)までとするので、シフト数jの範囲は(Δn+4)
〜8と設定する(#2285)、変数Bが7のときは、
前回採用されたアイランドが第1アイランドであるか否
かを判定するべく、#2320で変数AFIS=1であ
るか否かを判定する。#2320でAF I S=1で
あると判定されたときには、シフト範囲を現在の焦点位
置から±4ピッチとするので、現在の焦点位置(6+Δ
n)に±4ピッチを加えて、シフト数jの範囲をΔn+
(2〜10)と設定する(#2330>、#2320で
AFIS−1でないと判定されたときには、シフト数の
制限が無いとして、シフト数jの範囲を1〜21と設定
する(#2340)、変数Bが8のときは、補助光モー
ドであり、第2アイランドの焦点検出のみであるので、
第1アイランドの焦点検出も第3アイランドの焦点検出
も省略し、リターンする。
#2220、#2240、#2260、#2280、#
2285、#2300、#2330、#2340のいず
れかでシフト数jの範囲を設定した後、#2350でロ
ーコントラスト判定レベルKLCを所定値K1−Clに
設定する。#2360では信頼性判定レベルKYM/C
を所定値K YM/CIに設定する。第1ブロツクでは
基準部のデータ数が第3〜第5ブロツクと同じであるの
で、判定基準も同じ値を用いるものである。#2365
では相関を取るための基準部のシフト開始番号をに=o
とする。この開始番号kには後で(#3510、#35
30で);=1が加えられて、実際にはi+に=1が基
準部の開始番号となる。#2370では焦点検出不能判
定及び相関演算を行う。
この#2370のサブルーチンを第26図に示し説明す
る。まず、#3500で現在焦点検出のための演算を行
っているブロックが焦点検出不能であることを示すフラ
グLC’FBをセットする。
#3510ではコントラストを基準部における現在相関
演算を行っているブロックから得るために、C=Σ l
  b++k  blfk+I  lで求める。#35
20では求めたコントラスト値Cが所定値KLCよりも
大きいか否かを判定する。
C≦KLCのときには、リターンする。この場合、フラ
グLCFBがセットされたままでリターンされる。C>
KLCのときは、#3530で次式により相関演算を行
う。
$3540では、相関演算値M (j)の最小値MI 
N (M (j))を求める。この最小値M I N 
(M (j))及びそのときのシフト数jは、1ピッチ
単位で得られる粗いものであるから、これをより細かく
するべく、#3550で補間演算を行う、補間して得ら
れた相関演算値の最小値をYMとし、そのときの補間し
たシフト量をΔdとする。#3560では、補間して得
られた相関演算値の最小値YMをコントラストCで規格
化して得られた値YM/Cと所定値KYM/Cを比較し
て、信頼性を判定する。
#3560でYM/C≧KYM/cと判定されたときに
は、信頼性が無いとしてリターンする。この場合にも、
フラグLCFBがセットされたままでリターンされる。
#3560でY M / C< K YM/Cと判定さ
れたときには、信頼性が有ると判断し、焦点検出可能で
あるので、#3570で第1アイランドが焦点検出不能
であることを示すフラグLCF1をリセットし、#35
80で相関演算を行っているブロックが焦点検出不能で
あることを示すフラグLCFBをリセットしてリターン
する。
第25図のフローに戻り、相関演算を行ったブロックが
焦点検出不能であるか否かを判定するべく、#2380
でフラグLCFBがリセットされているか否かを判定す
る。このフラグLCFBは相関演算を行ったブロック(
第1ブロツク)が焦点検出不能でないときに(# 35
80で)リセットされる。#2380でフラグLCFB
がリセットされているときには、相関演算を行ったブロ
ック(第1ブロツク)のず゛れシフト数を示す変数Δn
1として、#3540で求めたシフト数jから合焦位置
6を減じた値を代入する(#2382)、また、相関演
算を行ったブロック(第1ブロツク)での合焦からのず
れ量Δdlを得るために、#3550の補間演算で求め
たシフト数Δdから第1ブロツクにおける合焦位置での
シフト数j=6を引き、これをΔdlとする(# 23
84 )、なお、#2380でフラグLCFBがリセッ
トされていないときには、第1ブロツクが焦点検出不能
であったということであるから、#23B2、#238
4をスキップして#2386に進む、#2386から第
2ブロツクの相関演算に移行する。
第2ブロツクの相関演算を第27図に示し説明する。変
数BがB=3のとき#2390へ、B−4のとき#24
10へ、B=5のとき#2430へ、B=6のとき#2
450へ、B=7のとき#2470へ、それ以外のとき
#2505へ進む。
変数Bが3のときは、シフト範囲を現在の焦点位置から
±4ピッチとする。変数Bが6のときは、シフト範囲を
合焦位置から±4ピッチとする。上述の第1ブロツクで
は合焦位置のシフト数がj−6であったが、この第2ブ
ロツクでは合焦位置のシフト数がj=16であるので、
B=3のときには現在の焦点位!(16+Δn)に、B
=6のときには合焦位置16に夫々上4ピッチを加えて
、シフト数jの範囲をΔn+(12〜20)と設定する
(#2400、#2460)、変数Bが4のときは、シ
フト範囲を現在の焦点位置から±2ピッチとするので、
現在の焦点位置(16+Δn)に±2ピッチを加えて、
シフト数jの範囲をΔn+(14〜18)と設定する(
#2420>、変数Bが5のときは、#2435で後ピ
ンであるか否かを判定する。
後ピンであると判定されたときには、シフト範囲を現在
の焦点位置の2ピツチ後ビン(+2)から合焦値116
の2ピツチ前ビン(−2)までとするので、シフト数j
の範囲は14〜(Δn+16)と設定する(#2440
>、後ピンでないと判定されたときには、シフト範囲を
現在の焦点位置の2ピツチ前ピン(−2)から合焦位置
16の2ピツチ後ビン(+2)までとするので、シフト
数jの範囲は(Δn+14)〜18と設定する(#24
45)、変数Bが7のときは、前回採用されたアイラン
ドが第1アイランドであるか否かを判定するべく、#2
480で変数AF I S=1であるか否かを判定する
#2480でAF I S=1であると判定されたとき
には、シフト範囲を現在の焦点位置から±4ピッチとす
るので、現在の焦点位置く16+Δn)に±4ピッチを
加えて、シフト数jの範囲をΔn+(12〜20)と設
定する(#2490)、#2480でAF I S=1
でないと判定されたときには、シフト数の制限が無いと
して、シフト数jの範囲を1〜21と設定する(# 2
500 )、その他の場合には、既に設定済みで変更が
無いので新たに設定しない。
#2400、#2420、#2440、#2445、#
2460、#2490、#2500、#2505のいず
れかから#2510へ進んで、ローコントラスト判定レ
ベルKLeを所定値KLC+に設定する。#2520で
は信頼性判定レベルK YM/。
を所定値KYM/CIに設定する。つまり、第2ブロツ
クのデータ数は第1ブロツクと同じであるので、判定基
準も第1ブロツクと同一とする。ただし、第2ブロツク
において、相関を取るための基準部の開始番号kについ
ては、第1ブロツクとは異なり、#2525でに〜10
とする。#2527では焦点検出不能判定及び相関演算
を行う、このサブルーチンは、上述の#2370でコー
ルされたサブルーチンと同じであるが、第2ブロツクで
はシフト数jの範囲や開始番号kが第1ブロツクとは異
なるので、演算結果は#2370とは異なる。
サブルーチンからリターンした後、#2530でフラグ
LCFBがリセットされているか否かを判定する。#2
530でフラグLCFBがリセットされているときには
、第2ブロツクが焦点検出不能ではないとして、#25
35で最大相関を示す補間演算前のずれシフト数jから
合焦値1f16を減じた値を変数Δn2に代入する。#
2540では、補間演算後のシフト量Δdから合焦位置
のシフト数j=16を引いて、第2ブロツクの焦点ずれ
量Δd2=Δd−16を算出する。#2530でフラグ
LCFBがリセットされていないと判定されたときには
、第2ブロツクが焦点検出不能であると判断し、#25
35と#2540のステップをスキップして、#254
5に進む。
#2545では、フラグLCFIがリセットされている
か否かを判定する。#2545でフラグLCFIがリセ
ットされていないときは、第1アイランドが焦点検出不
能であるとして、#2550から第3アイランドの相関
演算に移行する。#2545でフラグLCF1がリセッ
トされているときには、第1又は第2ブロツクのうち1
つでも焦点検出可能なブロックが存在するということで
あるから、#2547で第1アイランドの合焦位置から
の焦点ずれ量Δdllを決定するサブルーチンをコール
する。
このサブルーチンを第28図に示し説明する。
#3400では、第1及び第2ブロツクにおける焦点ず
れ量Δdl、Δd2の中の最大値を検出する。
これは最も後ピン側、つまり最もカメラに近い被写体を
検出している。
最大値がΔdlのときは、#3405から#3410に
進んで、第1ブロツクのシフト数Δn1を第1アイラン
ドでのシフト数Δnilとして設定する。さらに、#3
420で第1ブロツクでの合焦位置からの焦点ずれ量Δ
d1を、第1アイランドでの合焦位置からの焦点ずれ量
Δdllとして設定しリターンする。
最大値がΔd2のときは、#3405から#3430に
進んで、第2ブロツクのシフト数Δn2を第1アイラン
ドでのシフト数Δnilとして設定する。さらに、#3
440で第2ブロツクでの合焦位置からの焦点ずれ量Δ
d2を、第1アイランドでの合焦位置からの焦点ずれ量
Δdllとして設定しリターンする。
このサブルーチンからリターンした後、#2550から
第3アイランドの相関演算に移行する。
第3アイランドの相関演算を第29図乃至第32図に示
す、第3アイランドは第1アイランドと左右対称に構成
されており、データ数が同じであるので、処理内容も基
本的には同じである。ただし、第1ブロツクに代えて第
9ブロツク、第2ブロツクに代えて第10ブロツク、Δ
n1に代えてΔn9、Δd1に代えてΔd9、Δn2に
代えてΔn10、Δd2に代えてΔdlo、Δnilに
代えてΔn13、Δdllに代えてΔd13、フラグL
CF1に代えてフラグLCF3を用いること、AFIS
=1の判定に代えてAFI S=3の判定を行うことが
異なる。また、#3610のコントラストの演算式と#
3630の相関演算式が各々次式のようになることが異
なる。
C:′:Σ l  e++kel、+に+l  1i=
1 さらに、#2570及び#2580でB=、2の場合に
もシフト範囲に制限を設けない点が異なり、また、第3
アイランドの処理が終了した後、他のアイランドの相関
演算には進まずにリターンすることが異なる。
よって、以上の相違点を示すに止どめ、第1アイランド
の相関演算に関する説明を第3アイランドの相関演算に
関する説明に援用し、各アイランドでの相関演算と焦点
検出不能判定の処理に関する説明を終える。
第11図の#350における相関演算を終えると、#3
60のローコン判定を行う、これを第33図に示し説明
する。#4000では、アルゴリズムがAR=6<補助
光モード或いはスポットAF)であるか否かを判定する
。#4000でAR−6ではないときには、#4010
でAR=5(特定アイランドアルゴリズム)であるか否
かを判定する。#4010でAR=5であるときには、
その特定アイランドが第1アイランドであるか否かを判
定するべく、#4020で変数AF I S= 1であ
るか否かを判定する。#4020で変数AFIS=1で
あるときには、特定アイランドが第1アイランドである
と判定し、この第1アイランドが焦点検出不能であるか
否かを判定するべく、#4030でフラグLCFIがセ
ットされているか否かを判定する。#4030でフラグ
LCFIがセットされているときには、第1アイランド
が焦点検出不能であると判定し、#4072に進む。
#4030でフラグLCF1がセットされていないとき
には、特定アイランドアルゴリズムで使用される第1ア
イランドが焦点検出不能でないと判定し、リターンする
。#4020で変数AFIS=1でないときには、特定
アイランドが第2アイランドであるか否かを判定するべ
く、#4040で変数AF I S=2であるか否かを
判定する。
#4040で変数AF I S=2であるときには、特
定アイランドが第2アイランドであると判定し、この第
2アイランドが焦点検出不能であるか否かを判定するべ
く、#4050でフラグLCF2がセットされているか
否かを判定する。#4050でフラグLCF2がセット
されているときには、第2アイランドが焦点検出不能で
あると判定し、#4072に進む、#4050でフラグ
LCF2がセットされていないときには、特定アイラン
ドアルゴリズムで使用される第2アイランドが焦点検出
不能でないと判定し、リターンする。
#4040で変数AF I S=2でないときには、特
定アイランドが第3アイランドであると判断されるので
、この第3アイランドが焦点検出不能であるか否かを判
定するべく、#4060でフラグLCF3がセットされ
ているか否かを判定する。
#4060でフラグLCT”3がセットされているとき
には、第3アイランドが焦点検出不能であると判定し、
#4072に進む、#4060でフラグLCF3がセッ
トされていないときには、特定アイランドアルゴリズム
で使用される第3アイランドが焦点検出不能でないと判
定し、リターンする。
#4000でAR=6であるときには、補助光モード或
いはスポットAFであると判定し、補助光モード或いは
スポットAFで使用される第2アイランドが焦点検出不
能であるか否かを判定するべく、$4070でフラグL
CF2がセットされているか否かを判定する。#407
0でフラグLCF2がセットされていないときには、補
助光モード或いはスポットAFで使用される第2アイラ
ンドは焦点検出不能でないと判定し、リターンする。#
4070で7ラグLCF2がセットされているときには
、前回の焦点検出結果が焦点検出不能であったか否かを
判定するべく、#4072でフラグLCFがセットされ
ているか否かを判定する。$4072でフラグLCFが
セットされていないときには、前回の焦点検出結果が焦
点検出不能ではなかったと判定し、#4074でフラグ
LLCFをリセットして、#4080に進む。#407
2でフラグLCFがセットされているときには、前回の
焦点検出結果が焦点検出不能であったと判定し、#40
76でフラグLLCFをセットして、#4080に進む
、#4080では、今回の焦点検出結果が全アイランド
で焦点検出不能であることを示すフラグLCFをセット
し、リターンする。
#4010でAR=5(特定アイランドアルゴリズム)
でないときには、各アイランドで焦点検出不能であるか
否かを判定するべく、#4090、#4100、#41
10でフラグLCFI、LCF2、LCF3がセットさ
れているか否かを判定する。#4090でフラグLCF
Iがセットされていないときには、第1アイランドが焦
点検出不能でないと判定し、リターンする。#4100
でフラグLCF2がセットされていないときには、第2
アイランドが焦点検出不能でないと判定し、リターンす
る。#4110でフラグLCF3がセットされていない
ときには、第3アイランドが焦点検出不能でないと判定
し、リターンする。#4090〜4110でフラグLC
FI〜LCF3がいずれもセットされているときには、
第1〜第3アイランドがすべて焦点検出不能であると判
定し、#4072に進む。
第11図において、ローコン判定(#360)のサブル
ーチンからリターンすると、焦点検出不能であるか否か
を判定するべく、#370でフラグLCFがセットされ
ているか否かを判定する。#370でフラグLCFがセ
ットされていないときには、焦点検出不能でないと判定
し、#380でアルゴリズムを決定し、・そのアルゴリ
ズムに基づいてデフォーカス量を決定する。その後、#
390に進み、ワンショットAFモードとコンティニュ
アスAFモードの自動選択を行い、リターンする。
通常は、合焦した後、AF動作を行わないワンショット
AFモードを優先しながら、被写体が動体のときにのみ
、これを検出して、被写体に追随する追随モード(コン
ティニュアスAFモードも含む)への切換を行っている
ものである。なお、#370で焦点検出不能(LCF=
1)と判定されたときにも、この#390の処理に入る
が、追随モードでないときは、焦点検出不能のときの制
御を行うものであり、この制御も#390の処理の中に
含まれている。
第34図以下にアルゴリズム決定及びデフォーカス量決
定のサブルーチンを示し説明する。#4200では最も
カメラに近い被写体の撮影倍率βNを算出する。まず、
一般的な撮影倍率βの求め方について説明する。
−−のめ レンズの無限遠位置から現在位置までの繰り出し量をD
F、、現在位置での撮影距離をd、レンズの焦点距離を
rとすると、近似的に、 d=f2/DF。
と表すことができる。ここで、レンズが最端の位置に繰
り込んだ状態から現在位置まで繰り出した状態をモニタ
ーしているパルスカウンタの値(N)と、繰り出し量(
DFo)とは一般に比例関係であり、 N = K LRX D F o    (K LRは
定数)これより、レンズの現在位置での撮影距離は、d
= f2 K LR/ N となり、上式の両辺について対数をとれば、logzd
= l0g2r2K LRIJr2Nlog2d’= 
D voo −2log2N(ここで、D voo =
 2 log2f”K LRとする。)となる、撮影距
離をアペックス系で、D v= log2d2とすれば
、 Dv=Dvco   21og2N      、、、
(本)となる。
今、カメラの演算は、アペックス系で行われており、(
本)式においてDvooをレンズ固有の情報として、ア
ペックス系で得て、レンズ繰り出しのパルス数Nをアペ
ックス系に変換して演算すれば、撮影距離Dvがアペッ
クス系で求まることになる。
この繰り出し量Nをアペックス系に変換する方法を以下
に示す、まず、log2 N = D vN/ 2を求
める。この式から分かるように、N=1のとき即ち1パ
ルス分だけ繰り出したとき、DVN/2=Oとなり、(
*)式より、このときの距離DvはDv■となる。
レンズ繰り出しのパルス数Nが2以上の場合、上記カウ
ンタの最大ビットから数えて、1が立っているとットb
Nの桁数Nを整数値Nとして、それより下位の4桁をそ
れぞれ1/2.1/4.1/8.1/16の重みを持っ
た小数部とし、それより下位の桁を無視する0例えば、
・・・b*bsbtbibs・・・=・・・10111
・・・(b+。以上のビットは0)とすれば、(9+7
/16)とし、また、・・・b12b、bl。bobs
・・・=・・・11010・・・(b+3以上のビット
は0)とすれば、(12+10/16)とし、この値を
log、Nとする。そして、この値を2倍して、21o
g2Nを求める。上記の例では、(9+7/16)を2
倍して(1g+7/8)、(12+10/16)を2倍
して(24+10/8)=(25+2/8)となる。そ
して、(車)式のD v= D vco  2 Iog
zNに基づいてDvを求めれば良い、このとき、Dvの
値において少し誤差(0,1Dv)が出るが、無視でき
る値である0次に、Dvωの値であるが、これはレンズ
繰り出しのパルス数Nが2、すなわちビットb1に1が
立ったときに、レンズの焦点の合っている距離に対応し
たDv値に2を加えた値とすれば良い。
以上のようにして求めた撮影距離Dvの値は、現在のレ
ンズ位置に対する撮影距離(d)に関する情報である。
現在のレンズ位置に対して、あるデフォーカス量(DF
)を持った被写体までの距離(×)は、現在のレンズ位
置を示すカウンタの値をNとし、レンズの駆動量を示す
ΔN=KL、XDFを求めて、N=N+ΔNとして、上
式に当てはめれば良く、レンズの被写体位置での撮影距
離(被写体距離)は、 X= f2K LR/(N+ΔN) となり、上式の両辺について対数をとれば、Iog2x
= Iogaf”K LR−1ogz(N+ΔN)D 
v= D voo  21ogt(N+ΔN)ただし、 Dv=log2x”  、  Dvao= 2 log
2f’KLR被写体位置での撮影倍率は、β=f/×で
あり、log、β= log2f −Iog2x21o
g2β= 21og2f  D vとなる。したがって
、焦点距離データとしては、アペックス系の2 log
2fで記憶しておけば良い。
゛   の     の・め 次に、カメラに最も近い被写体の撮影倍率β、を求める
方法を第35図に示し説明する。#4500では、各ア
イランドの合焦位置からのずれ量Δdll〜Δd13の
中から最大値を求める。最大値がΔd11のときには、
#4501から#4502に進んで、最大ずれ量Δdv
aaxにΔdllを代入し、#4504でシフト数Δn
に第1アイランドのシフト数Δnilを代入し、#45
14に進む、最大値がΔd12のときには、#4501
から#4506に進んで、最大ずれ量ΔdmaxにΔd
12を代入し、#4508でシフト数Δnに第2アイラ
ンドのシフト数Δn12を代入し、#4514に進む、
R大値がΔd13のときには、#4501から#451
0に進んで、最大ずれ量ΔdmaxにΔd13を代入し
、#4512でシフト数Δnに第3アイランドのシフト
数Δn13を代入し、#4514に進む。
#4514では、最大ずれ量Δdmaxに1ピツチ当た
りのデフォーカス量SAを掛けて、デフォーカスIDF
を算出する。このデフォーカス量DFを利用して、#4
516のサブルーチンで撮影倍率βを求め、求めた撮影
倍率βを#4518で最近被写体の最近倍率βNに代入
して、リターンする。
第36図に撮影倍率算出用のサブルーチンを示し説明す
る。このサブルーチンは、デフォーカス量DFを引数と
して撮影倍率βを算出した後、リターンするものである
。まず、$4520ではデフォーカス量DFにレンズ駆
動量変換係数KLRを掛けて、レンズ駆動量N1(AF
モータの回転数)を算出する。#4530では、現在の
レンズ繰り出し量N2に上記レンズ駆動量N1を加算し
て、合焦位置のレンズ繰り出し量N3を算出する。#4
540では、上記レンズ繰り出し量N3をアペックス系
に変換して、D v’ = 21ogzN 3とする。
#4550では、レンズ固有の情報Dvooとの差分と
して、撮影距離Dv=Dvω−Dv”を求める。#45
60では、アペックス系の焦点距離rからアペックス系
の撮影距離DVを引いて、アペックス系の撮影倍率βを
求め、リターンする。
このように、撮影倍率βはレンズ繰り出し量から求める
ことができるが、他の方法として、距離検出手段から撮
影距離Xを求めて、焦点距1rとの比率から、β=f/
x(非アペックス系)として算出しても良い。
第34図のフローに戻り、$4210では焦点検出不能
であることを示すフラグLCFをリセットする。#42
20ではローコンサーチを示すフラグLC8Fをリセッ
トする。
次に、アルゴリズム選択のための変数が、AR=1のと
きは#4230へ、AR=2のときは#4260へ、A
R=3のときは#4280へ、AR=4のときは#43
00へ、AR=5のときは#4330へそれぞれ進み、
AR=6のときはデフォーカス量Δdに第2アイランド
のデフォーカス量Δd12を入れて#4345へ進む。
まず、変数ARが1のときは、#4240でパターン認
識アルゴリズムを実行する。これを第37図に示し説明
する。#4600では、パターン認識アルゴリズムを通
過したことを示すフラグPAIPFをセットする。#4
610ではマニュアルフォーカスモード(F A :F
 ocus A id)であるが否かをスイッチSAF
/Hにより判定する。#4610でマニュアルフォーカ
スモードであれば、このモードで優先される第2アイラ
ンドが焦点検出不能か否かをフラグLCF2により判定
する。#4620でフラグLCF2がセットされていな
いときには、第2アイランドが焦点検出不能ではないと
判定し、#4630で合焦判定用の焦点ずれ量Δdに第
2アイランドの焦点ずれ量Δd12を代入してリターン
する。これは手動で焦点調節を行うときには、被写体を
画面中央(第2アイランド)に持ってくることが多いか
らである。その理由として、従来から画面中央に設けら
れたスプリットプリズムの像を見てピント合わせを行っ
ていることが多いからである。$4620でフラグLC
F2がセットされているときには、第2アイランドが焦
点検出不能であると判定し、#4640で第1アイラン
ドの焦点ずれ量Δdllと第3アイランドの焦点ずれ量
Δd13を比較する。#4640でΔd11くΔd13
であるときには、第3アイランドの被写体の方がカメラ
に近いと判定し、合焦判定用の焦点ずれ量Δdに第3ア
イランドの焦点ずれ量Δd13を代入してリターンする
。#4640でΔclll≧Δd13であるときには、
第1アイランドの被写体の方がカメラに近いと判定し、
合焦判定用の焦点ずれ量Δdに第1アイランドの焦点ず
れ量Δdllを代入してリターンする。
#4610でマニュアルフォーカスモードでないときに
は、オートフォーカスモードであると判定し、#467
0に移行して交換レンズの焦点圧Mrが35−一未満で
あるか否かを判定する。#4670で焦点距離rが35
1未満であるときには、広角レンズが装着されていると
判定し、レンズ駆動用の焦点ずれ量Δdとしてカメラに
最も近い被写体の焦点ずれ量Δdmaxを採用し、リタ
ーンする。
これは、広角レンズを使用する場合には、風景写真や風
景を背景とした記念写真を撮る場合が多いと考えられ、
このような場合にはカメラに最も近い被写体が主被写体
であることが多いからである。
#4670で焦点距離fが35mm以上であるときには
、#4690で第2アイランドが焦点検出不能であるか
否かをフラグLCF2により判定する。#4690でフ
ラグLCF2がセットされているときには、第2アイラ
ンドが焦点検出不能であると判断され、この場合には、
パターン認識を行うことができないので、とりあえずカ
メラに最も近い被写体にピントを合わせるべく#468
0に進む。
#4690でフラグLCF2がセットされていないとき
には、第2アイランドが焦点検出可能であると判断され
、小さい方の撮影倍率の判定基準β1.を算出する。こ
れを第38図に示し説明する。
#4850では交換レンズから読み取った焦点距離rに
応じた撮影倍率(1/β1)の分母の値β1をROMテ
ーブルから読み出す、#4860では、このβ1にΔβ
を加えて、βL゛を求める。Δβについては後述する。
#4870ではβL°の逆数を求めて、上述の判定基準
βLを演算してリターンする。
ここで、小さい方の撮影倍率の判定基準βLを交換レン
ズの焦点距離fにより変化させている理由を説明する0
判定基準βLは焦点距離rが小さいほど大きくしている
。そj7て、この判定基準βLよりも撮影倍率が小さい
と、最近被写体のアイランドを用いるようにしている。
焦点距離fが短いほど被写界深度が深くなり、決めた撮
影倍率(例えば、f=35mm、β=1150)での最
近の被写体が存在するアイランドで焦点調節を行っても
、背景までピントの合う確率が高くなる。逆に焦点距離
fが大きいほど、被写界深度が浅くなり、上記と同一の
撮影倍率で最近の被写体に焦点調節を行うと、ピントの
合う範囲は小さく、最近の被写体にピントを合わせるこ
とは良くなかった。このことは実写により確認している
。したがって、この被写界深度を考慮に入れて、焦点距
離が長くなるほど判定基準βLを小さくして、焦点距離
が短い場合よりも最近の被写体のアイランドを選択する
アルゴリズムを用いる確率を少なくしている。
第1表 なお、#4850で用いるROMテーブルの一例を示せ
ば、第1表のようになる。
第37図に戻り、次のステップ#4710から撮影倍率
に応じて選択するアイランドを決定する制御を行う0本
発明では、使用する撮影倍率を3つのアイランドの中で
最もカメラに近い被写体を検出したアイランドの焦点検
出結果を用いて決定している。そして、その撮影倍率β
Nが大きいときには、第2アイランドでの焦点検出結果
を用いて焦点調節を行っている。これは、撮影倍率βN
が大きいときは、被写体が大きいと考えられ、機影倍率
を求めたアイランドがどこであっても第2アイランドを
必ず含むと考えられるからである。
撮影倍率βNが中ぐらいのとき、基本的な考え方は上述
と同じである。ただ、第2アイランドが最もカメラから
遠いときは、中抜は等が考えられ、このときは被写体が
選定しにくいので、距離分布の中央のデフォーカス量を
持つアイランドを用いている。第2アイランド以外のア
イランドのうち、1つが焦点検出不能であるときには、
カメラに最も近い被写体が存在するアイランドを用いる
。撮影倍率β9が小さいとき、このときは、風景或いは
風景を含む人物写真ということで、カメラに最も近いア
イランドを用いている。
以下、これをフローチャートを用いて説明する。
#4710では、撮影倍率βNが大きい方の判定基準β
Hよりも大きいか否かを判定する。#4710でβ、〉
βHであるときには、#4800で大きい方の判定基準
βHを1150にしてヒステリシスを付ける。これは撮
影倍率に゛よるアルゴリズムの切換頻度を少なくし、焦
点検出毎の焦点ずれ量の変化を少なくして安定した焦点
検出動作を得るためである。βN〉βHであるとき、被
写体は比較的大きく、第2アイランドのみで十分である
と判断されるので、#4810でレンズ駆動用の焦点ず
れ量Δdに第2アイランドの焦点ずれ量Δd12を代入
し、#4815でシフト数Δnに第2アイランドのシフ
ト数Δn12を代入してリターンする。
#4710でβN≦βHであるときには、#4720で
判定基準βHを1/40とし、#4730でβH≧βN
≧βしてあるか否かを判定する。#4730でβN〈β
Lであるときには、上述と同様にβLにもヒステリシス
を付けるべく、#4740でΔβ=40としており、こ
のΔβの値を変えることにより、ヒステリシスを付けて
いる。#4750ではレンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに
最大の焦点ずれ量Δdmaxを代入する。これは、β、
〈βしてあるときには、風景写真や風景を背景にした記
念写真が多く、主被写体がカメラに最も近いところに存
在する確率が高いと考えられるからである。
#4730でβH≧βN≧βLであるときには、#47
60でΔβ=15として元の値に戻す、#4770では
被写体の分布が単調分布しているか否かを判定する。こ
のサブルーチンを第39図に示し説明する。#4900
では第1アイランドと第2アイランドの焦点ずれ量Δd
1.Δd2を比較し、Δdl<Δd2であれば#491
0へ、Δd1≧Δd2であれば#4930へ進む。#4
910では、第2アイランドと第3アイランドの焦点ず
れ量Δd2.Δd3を比較し、Δd2≧Δd3であれば
#4920へ、Δd2<Δd3であれば#4940へ進
む、#4930では、第2アイランドと第3アイランド
の焦点ずれ量Δd2.Δd3を比較し、Δd2<Δd3
であれば#4920へ、Δd2≧Δd3であれば#49
40へ進む、#4920では、被写体が単調分布である
ことを示す単調フラグMTFをリセットしてリターンす
る。また、#4940では、被写体が単調分布であるこ
とを示す単調フラグMTFをセットしてリターンする。
つまり、#4900、#4910、#4930で第1〜
第3アイランドの各焦点ずれ量Δd1〜Δd3を比較し
、その結果に応じて単調フラグを#4920又は#49
40でリセット又はセットしており、Δd1≧Δd2≧
Δd3の場合には、#4900、#4930、#494
0と進んで単調フラグMTFをセットし、Δdl<Δd
2<Δd3の場合には、#4900、#4910、#4
940と進んで単調フラグMTFをセットする。また、
Δd1≧Δd2.Δd2<Δd3の場合には、#490
0、#4930、#4920と進んで単調フラグMTF
をリセットし、Δdl<Δd2.Δd2≧Δd3の場合
には、#4900、#4910、#4920と進んで単
調フラグMTFをリセットするものである。
第37図のフローに戻り、#4780で単調フラグMT
Fがセットされているか否かを判定する。
#4780で単調フラグMTFがセットされているとき
には、第2アイランドが距離分布の中央であるから、#
4785でレンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに第2アイラ
ンドの焦点ずれ量Δd12を代入し、#4787でシフ
ト数Δnに第2アイランドのシフト数Δn12を代入し
てリターンする。
#4780で単調フラグMTFがセットされていないと
きには、#4790で距離分布の中央のアイランドを検
出し、そのアイランドの焦点ずれ量及びシフト数をレン
ズ駆動用の焦点ずれ量及びシフト数としてリターンする
。この距離分布の中央検出のためのサブルーチンを第4
0図に示し説明する。
#4950では第1アイランドが焦点検出不能であるか
否かを判定するべく、フラグLCFIを判定する。#4
950でフラグLCF1がセットされていれば#496
0で、セットされていなければ#4990で、それぞれ
第3アイランドが焦点検出不能であるか否かを判定する
べく、フラグLCF3を判定する。
#4950でフラグLCFIがセットされており、#4
960でフラグLCF3もセットされているときは、第
1及び第3アイランドが共に焦点検出不能であると判定
され、#4970でレンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに第
2アイランドの焦点ずれ量Δcl12を代入し、#49
75でシフト数Δnに第2アイランドのシフト数Δn1
2を代入してリターンする。
#4950でフラグLCFIがセットされており、#4
960でフラグLCF3がセットされていないときは、
第1アイランドは焦点検出不能であるが、第3アイラン
ドは焦点検出不能ではないと判定され、#4980で第
2アイランドの焦点ずれ量Δd12と第3アイランドの
焦点ずれ量Δd13のうちでの最大値Δclnaxをレ
ンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに代入する。これは、第2
アイランドと第3アイランドのうち、カメラに近い方の
被写体が存在するアイランドを選択することになる。
#4950でフラグLCFIがセットされておらず、#
4990でフラグLCF3もセットされていないときは
、第1及び第3アイランドは共に焦点検出不能でないと
判定され、#5000で第1〜第3アイランドの各焦点
ずれ量Δd11、Δd12、Δd13のうちでの中間値
ΔdIIを検出する。
中間値Δd−がΔdllであれば、#5010から#5
011へ進み、#5011でレンズ駆動用の焦点ずれ量
Δdに第1アイランドの焦点ずれ量Δd11を代入し、
#5012でシフト数Δnに第1アイランドのシフト数
Δnilを代入してリターンする。中間値ΔムがΔd1
2であれば、#5010から#5013へ進み、$50
13でレンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに第2アイランド
の焦点ずれ量Δd12を代入し、#5014でシフト数
Δnに第2アイランドのシフト数Δn12を代入してリ
ターンする。中間値ΔdmがΔd13であれば、#50
10から#5015へ進み、#5015でレンズ駆動用
の焦点ずれ量Δdに第3アイランドの焦点ずれ量Δd1
3を代入し、#5016でシフト数Δnに第3アイラン
ドのシフト数Δn13を代入してリターンする。
#4950でフラグLCFIがセットされておらず、#
4990でフラグLCF3がセットされているときは、
第1アイランドは焦点検出不能でないが、第3アイラン
ドは焦点検出不能であると判定され、#5020で第2
アイランドの焦点ずれ量Δd12と第1アイランドの焦
点ずれ量Δd11のうちでの最大値Δdmaxをレンズ
駆動用の焦点ずれ量Δdに代入する。これは、第2アイ
ランドと第1アイランドのうち、カメラに近い方の被写
 −体が存在するアイランドを選択することになる。
なお、1つの変形例として、上述の#4’+80のステ
ップにおいて、第2アイランドの焦点ずれ量Δd12と
第3アイランドの焦点ずれ量Δd13の差が、焦点深度
で決まる所定値以下であるときには、両アイランドの被
写体に合焦するように、両アイランドの焦点ずれ量の平
均値(Δd12+Δd13)/2をレンズ駆動用の焦点
ずれ量Δdに代入し、所定値よりも大きいときには、大
きい方の焦点ずれ量Δdmaxをレンズ駆動用の焦点ず
れ量Δdに代入するように構成しても良い、#5020
のステップについても、第3アイランドを第1アイラン
ドと読み替え、Δd13をΔclllと読み替えれば、
#4980のステップと同様の変形が可能である。
以上でパターン認識アルゴリズムを終えると、第34図
のフローに戻り、#4245で焦点検出不能なアイラン
ドがあったか否かを判定する。そのためのサブルーチン
を第41図に示し説明する。
#5030〜#5040では第1〜第3アイランドにお
いて焦点検出不能であったか否かをフラグLCFI〜L
CF3により判定している。すべてのフラグLCFI〜
LCF3がリセ・ソトされて0れば、#5030、#5
035、#5040、#5045と進み、すべてのアイ
ランドが焦点検出可能であることを示すフラグNLCF
をセットしてリターンする。フラグLCFI〜LCF3
のうち、いずれか1つでもセットされていれば、#50
30、#5035、#5040のいずれかから#505
0へ進み、前記フラグNLCFをリセットしてリターン
する。
第34図のフローに戻り、AR=2(最小デフォーカス
アルゴリズム)のときには、#4260から#4270
に進み、オフセット量をΔDFR−100μ−とする。
AR=3のときには、#4280から#4290に進み
、オフセット量をΔDFR=50μ−とする。AR=4
のときには、#4300から#4310に進み、オフセ
ット量をΔDF、=Oとする。#、4270、#429
0、#4310から#4320に進み、最小デフォーカ
ス量アルゴリズムを実行し、デフォーカス量を決定して
いる。
これを第42図に示し説明する。#5100では、オフ
セット量DFRを1ピツチ当たりのデフォーカスISA
で割って、オフセット量DFRのピッチを求め、これを
ΔdRとする。#5110〜#5140では、各アイラ
ンドの焦点ずれ及(Δd11゜Δd12.Δd13)の
絶対値から上記オフセット量のピッチΔdRを引いて、
夫々、Δdl 1’、Δd12°。
Δd13゛とする。#5140では、求めたΔdll°
Δd12°、Δd13′のうちから最小値を求める。
これは現在の焦点位置に最も近い被写体の値を求めるこ
とになる。最小値がΔdll°であるときには、第1ア
イランドのデフォーカス量が最小デフォーカス量である
と判定され、#5145がら#5150に進んで、レン
ズ駆動用の焦点ずれ量Δdに第1アイランドの焦点ずれ
量Δclllを代入し、#5155でシフト数Δnに第
1アイランドのシフト数Δnilを代入してリターンす
る。最小値がΔd12′であるときには、第2アイラン
ドのデフォーカス量が最小デフォーカス量であると判定
され、#5145がら#5160に進んで、レンズ駆動
用の焦点ずれ量Δdに第2アイランドの焦点ずれ量Δ(
112を代入し、#5165でシフト数Δnに第2アイ
ランドのシフト数Δn12を代入してリターンする。最
小値がΔd13°であるときには、第3アイランドのデ
フォーカス量が最小デフォーカス量であると判定され、
#5145から#5L70に進んで、レンズ駆動用の焦
点ずれ量Δdに第3アイランドの焦点ずれ量Δd13を
代入し、#5180でシフト数Δnに第3アイランドの
シフト数Δn13を代入してリターンする。
第34図のフローに戻り、AR=5(特定アイランドア
ルゴリズム)のときには、#4330から#4340に
進み、特定アイランドアルゴリズムを実行する。このア
ルゴリズムを第43図に示し説明する。
#5200では特定アイランドが第1アイランドである
か否かを判定するべく、変数AFISが1であるか否か
を判定する。#520Q″C′AFIS=1であれば、
特定アイランドは第1アイランドであると判定され、#
5210でレンズ駆動用のシフト数Δnに第1アイラン
ドのシフト数Δn11を代入し、#5220でレンズ駆
動用の焦点ずれ量Δdに第1アイランドの焦点ずれ量Δ
dllを代入してリターンする。#5200でAF’ 
I S=1でなければ、#5230に進む。
#5230では特定アイランドが第2アイランドである
か否かを判定するべく、変数AFISが2であるか否か
を判定する。#5230でAFIS=2であれば、特定
アイランドは第2アイランドであると判定され、#52
40でレンズ駆動用のシフト数Δnに第2アイランドの
シフト数Δ1目2を代入し、#5250でレンズ駆動用
の焦点ずれ量Δdに第2アイランドの焦点ずれ量Δd1
2を代入してリターンする。
95230でAF I S=2でなければ、特定アイラ
ンドは第3アイランドであると判定され、#5260で
レンズ駆動用のシフト数Δnに第3アイランドのシフト
数Δn13を代入し、#5270でレンズ駆動用の焦点
ずれ量Δdに第3アイランドの焦点ずれ量Δd13を代
入してリターンする。
第34図のフローに戻り、#4245、#4320、#
4340、#4343のいずれかから、#4345に進
んで、レンズ駆動用の焦点ずれ量Δdに1ピツチ当たり
のデフォーカスISAを掛けて、デフォーカス量DF=
ΔdxSAを求める。
#4350では、このデフォーカス量DFを引数として
、撮影倍率算出用のサブルーチンをコールし、検出被写
体のアイランドにおける撮影倍率を算出する。これは、
第36図に示したサブルーチンをコールするだけなので
、説明は省略する。これを終えると、リターンする。
次に、第11図の#390でコールされるワンショット
AF/コンティニュアスAFの自動選択ルーチンのフロ
ーチャートを第44図に示し説明する。#5300では
追随モードであるが否かを判定するべく、追随モードフ
ラグTRCFがセットされているか否かを判定する。#
5300で追随モードフラグがセットされているときに
は、#7500(第55図)に進む、#5300で追随
モードフラグがセットされていないときには、#533
0でコンティニュアスAFモードであるが否かを判定す
るべく、フラグCNTFがセットされているか否かを判
定する。コンティニュアスAFモードは、合焦後もデフ
ォーカス量に応じてレンズを駆動するモードである。#
5330でフラグCNTFがセットされているときには
、コンティニュアスAFモードであると判定され、焦点
検出不能であるか否かを判定するべく、#5344でフ
ラグLCFを判定する。#5344でフラグLCFがセ
ットされているときには、焦点検出不能であると判断し
、#5346でローコン制御、つまり焦点検出不能時の
制御を行うサブルーチンをコールした後、リターンする
このローコン制御のサブルーチンを第45図に示し説明
する。このサブルーチンがコールされると、まず、マニ
ュアルフォーカスモードであるか否かをスイッチS A
F/Hにより判定する。#5500でマニュアルフォー
カスモードであるときには、#5630でパターン認識
アルゴリズムを一度通過したことを示すフラグPAIP
Fをリセットし、#5640で焦点検出不能表示(ロー
コン表示)を行ってリターンする。#5500でマニュ
アルフォーカスモードでないときには、被写体が低輝度
であるか否かを判定するべく、#5510で低輝度フラ
グLLFがセットされているか否かを判定する。#55
10で低婢度フラグLLFがセットされているときには
、補助光モードであるか否かを判定するべく、#552
0で補助光フラグILMFがセットされているか否かを
判定する。#5520で補助光フラグI LMFがセッ
トされていれば、補助光モードであると判断される。こ
の場合、補助光モードでありながら焦点検出不能であっ
たということであるから、補助光を発光しても無駄であ
る。そこで、補助光発光を禁止するべく、#5620で
補助光禁止フラグNLPをセットして、マニュアルフォ
ーカスモードの場合と同様に、#5630へ進む、#5
520で補助光フラグILMFがセットされていないと
きには、補助光モードではないと判定され、補助光モー
ドでの焦点検出を行うべく補助光フラグILMFをセッ
トして、リターンする。
#5510で低輝度フラグLLFがセットされていない
ときには、焦点検出不能であるのは低輝度だからではな
いと判定され、#5520でレンズ駆動中であるか否か
を判定する。#5520でレンズ駆動中であるときには
、前回の焦点検出で得られたデフォーカス量に基づいて
レンズ駆動を行うべくリターンする。#5520でレン
ズ駆動中ではないときには、焦点検出可能なレンズ位置
を探すローコンスキャン動作を行うべく、#5530で
ローコンスキャンフラグLCSFをセットして#555
0に進む、$5550では前回のスキャン方向が繰り出
し方向であったか否かを判断するべく、フラグFWFが
セットされているか否かを判定する。#5550でフラ
グFWFがセットされていないときに、以前はレンズ停
止中であったと判定され、#5570でレンズの最大繰
り出し量L N waxから現在のレンズ繰り出し位置
N2を引いてレンズ駆動量LNを求め、#5580でレ
ンズ速度を決定し、リターンする。#5550でフラグ
FWFがセットされているときには、前回のスキャン方
向が繰り出し方向であったと判定され、#5590でレ
ンズの最大可能繰り出し量及び方向を含めて、レンズ駆
動量LNを(−L N wax)とし、#5580でレ
ンズ速度を決定し、リターンする。
#5580では、#5570又は#5590で求めたレ
ンズ駆動量LNに応じてレンズの速度を決定する。この
サブルーチンを第46図に示し説明する。まず、#56
00では、レンズ駆動中を示すフラグLMVFをセット
する。レンズ駆動を行うときは、−度はこのステップを
通る。#5610では、レンズ駆動量の絶対値l LN
 lから所定値KN(>O)を引いて、レンズ駆動速度
を決定するための変数CTを得る。ここで、所定値KN
は残りレンズ駆動量に対してレンズ駆動速度を高速度に
するか否かを判定するための値である。#5620では
、この変数CTをカウンター割込に利用されるカウンタ
ーCNTに代入する。#5630では、上記変数CTが
O以下か否かを判定する。#5630で、CT≦Oであ
るときには、レンズ駆動速度が高速モードであることを
示すフラグVIFを#5640でリセットし、#565
0ではレンズ駆動速度を低速度V2(<Vl)に設定し
、#5710に進む、#5630でCT>0であるとき
には、レンズ駆動速度が高速モードであることを示すフ
ラグ■IFを#5680でセットし、フリーランである
ことを示すフラグFRNFを#5690でセットし、$
5700でレンズ駆動速度を高速度VIDV2)に設定
し、#5710に進む。
#5710では、レンズ駆動量LNが正か否かを判定す
る。#5710でLN>Oであるときには、#5720
で繰り出し方向にレンズを駆動し、#5725で繰り出
し方向のレンズ駆動を示すフラグFWFをセットしてリ
ターンする。#5710でLN≦0であるときには、#
5730で繰り込み方向にレンズを駆動し、#5735
で繰り出し方向のレンズ駆動を示すフラグFWFをリセ
ットしてリターンする。
次に、上述したカウンター割込のサブルーチンを第47
図に示し説明する。このカウンター割込のサブルーチン
は、カウンターCNTの値がOになったときに実行され
る。なお、カウンターCNTはレンズが駆動されている
ときに、これをモニターするエンコーダENCから出力
されるパルスがマイコンμCに供給される度にデクリメ
ントされるようになっている。#5760では、カウン
ター割込が発生したときに、レンズ駆動速度が低速度で
あったか否かを判定するべく、フラグvIFがリセット
されているか否かを判定する。#5760でフラグVI
Fがリセットされていないときには、カウンター割込が
発生したときに、レンズは高速度で駆動されていたと判
定され、レンズ駆動速度を低速度に切り替えるべく、#
5850でレンズ駆動速度を低速度V2(<Vl)に設
定し、#5860でレンズ駆動速度が高速度であること
を示すフラグVIFをリセットし、#5870でカウン
ターCNTに残り駆動量KNをセットして、割込が発生
したステップへリターンする。
#5760でフラグVIFがリセットされているときに
は、カウンター割込が発生したときにレンズ駆動速度は
低速度であったと判定され、上述の#5870でセット
された残り駆動量KNを駆動し終わったとして、#57
65でレンズ駆動用のモータに一定時間T1のブレーキ
を掛けて、その後、#5770でモータへの通電をOF
Fにする0次に、#5780ではフリーランした後か否
かを判定するべく、フラグFRNFがセットされている
か否かを判定する。#5780でフラグFRNFがセッ
トされているときには、フリーラン後のレンズ停止であ
ると判定され、#5790でフラグFRNFをリセット
すると共に、#5800でフリーラン後のレンズ停止直
後であることを示すフラグFRNIFをセットして、#
5810へ進む、#5780でフラグFRNFがセラ1
−されていないときには、#5790と#5800をス
キップして、#5810へ進む6 #5810ではレンズ駆動中であることを示すフラグL
MVFをリセットする0次に、#5820では、ローコ
ンスキャン中であるか否かを判定するべく、ローコンス
キャンフラグLC8Fがセットされているか否かを判定
する。#5820でローコンスキャンフラグLC8Fが
セットされていないときには、リターンする。#582
0でローコンスキャンフラグLC9Fがセットされてい
るときには、ローコンスキャン中であると判定され、レ
ンズが停止する前はレンズが繰り出し方向の駆動でない
か否かを判定するべく、#5830で繰り出し方向フラ
グFWFがリセットされているか否かを判定する。#5
830で繰り出し方向フラグFWFがリセットされてい
ないときには、繰り出し方向のローコンスキャンであっ
たと判定され、リターンする。 #5830で繰り出し
方向フラグFWFがリセットされているときには、繰り
込み方向のローコンスキャンであったと判定され、繰り
出し方向及び繰り込み方向のローコンスキャンを行って
も焦点検出できなかったと判断し、次回から焦点検出動
作を禁止するべく、#5840でフォーカスロックフラ
グFLFをセットする0次に、#5845で焦点検出不
能表示(ローコン表示)を行って、リターンする。
第44図のフローに戻って、#5330でフラグCNT
Fがセットされていないときには、コンティニュアスA
Fモードでないと判定され、#5340で動体判定中か
否かを判定するべく、動体判定中フラグMVPがセット
されているか否かを判定する。#5340で動体判定中
フラグMVPがセットされていないときには、動体判定
中ではないと判定され、焦点検出不能であるか否かを判
定するべく、#5344でフラグLCFを判定する。#
5340で動体判定中フラグMVPがセットされている
ときには、#5350で変数N4を1つインクリメント
して#6300(第51図)に進む。
#5344でフラグLCFがセットされていないときに
は、焦点検出不能ではないと判定され、#5360でレ
ンズ駆動中か否かを判定するべく、フラグLMVFがセ
ットされているか否かを判定する。#5360でフラグ
LMVFがセットされているときには、レンズ駆動中で
あると判定され、$5490でレンズ駆動のサブルーチ
ンをコールした後、リターンする。#5360でフラグ
LMVFがセットされていないときには、レンズ駆動中
ではないと判定され、#5370でデフォーカス量DF
が合焦許容範囲を示す所定値Kep+以下であるか否か
を判定する。#5370でDF≦K IF+であるとき
には、合焦であると判定され、#5380で合焦表示を
行い、#5390で合焦したことを示すフラグAFEF
をセットする。次に、#5400で補助光モードである
か否かを判定するべく、補助光フラグI LMFがセッ
トされているか否かを判定する。#5400で補助光フ
ラグがセットされているときには、補助光モードILM
Fであると判定され、次の焦点検出動作も追随判定も共
に行わないとして、#5410でフォーカスロックフラ
グFLFをセットして、リターンする。#5400で補
助光フラグILMFがセットされていないときには、補
助光モードではないと判定され、#5420、#543
0で変数N4、N5をリセットし、#5434で動体判
定中を示すフラグMVP−をセットする。これにより、
次回からは動体判定が行われる0次に、#5436では
一度合焦したことを示すフラグAEPEFをセ・ントし
、#5437では動体判定中において焦点検出不能であ
ることを示すフラグTLCFをセットし、#5438で
は動体判定モードへの初めての移行であることを示すフ
ラグTl5TFをセットし、リターンする。
#5370でDF>KIF+であるときには、合焦状態
ではないと判定され、1回も合焦状態にならないで動体
を判定する処理を行う、これは、被写体の移動速度が速
く、通常の焦点検出だけでは合焦にならない場合を想定
している。この場合の制御を以下のフローチャートに基
づいて説明する。
#5440では、変数N6を1つインクリメントする。
この変数N6は、このステップを通過した回数を示すこ
とになる。#5442、#5446、#5447では、
DF3にDF2を、DF2にDFlを、DFIにDFを
夫々同順に代入することにより、最新の3回の焦点検出
データDF3、DF2、DPIを記憶する。#5448
では、低輝度であるか否かを判定するべく、自動利得制
御データAGCが8であるか否かを判定する。#544
8でAGC=8であるときには、低輝度であると判定さ
れ、CODからのデータにノイズが多くなり、焦点検出
精度が悪くなること、及び積分時間が長いので、被写体
の動きによる像の流れが無視できなくなり、これによる
焦点検出精度の低下が生じることから、動体判定を行う
ことなく、#5485で変数N6を0として、#549
0のレンズ駆動に移行する。
#5448でAGC=8でないときには、補助光モード
であるか否かを判定するべく、#5450で補助光フラ
グILMFがセットされているか否かを判定する。#5
450で補助光フラグILMFがセットされているとき
には、補助光モードであると判定され、上記と同じ理由
により動体判定を行うことなく、#5485で変数N6
を0として、#5490のレンズ駆動に移行する。#5
450で補助光フラグI LMFがセットされていない
ときには、補助光モードではないと判定され、#546
0に進む、#5460では、デフォーカス量を求めたア
イランドの撮影倍率βが1/20よりも大きいか否かを
判定する。#5460でβ>1/20であるときには、
被写体の少しの動きが焦点面では大きな変化となって現
れ、追随して行けないと判定され、動体判定を行うこと
なく、#5485で変数N6をOとして、#5490の
レンズ駆動に移行する。#5460でβ≦1/20であ
るときには、#5470で3回以上のレンズ駆動(#5
490)があったか否か、っまり#5440を4回以上
通ったか否かを判定するべく、変数N6の値が4以上で
あるが否かを判定する。
#5470でN6く4であるときには、レンズ駆動回数
が3回未満であると判定され、被写体の速度を求めるの
にはデータネ足であるとして、#5490のレンズ駆動
に移行する。#5470でN6≧4であるときには、レ
ンズ駆動回数が3回以上であると判定され、#5480
で最新の3回のデフォーカス量DF1、DF2、DF3
が同符号(同一方向のデフォーカス量)であるか否かを
判定する。#5480で最新の3回のデフォーカス量D
FI、DF2.DF3が同符号ではないときには、追随
不能であると判断し、#5485で変数N6を0として
、#5490のレンズ駆動に移行する。
この場合、追随モードへの突入判定を最初からやり直す
ことになる。#5480で最新の3回のデフォーカス量
DPI、DF2.DF3が同符号であるときには、追随
モードに突入し、#5486で追随補正を行ってデフォ
ーカス量を求め直した後、#5490のレンズ駆動のサ
ブルーチンを実行して、リターンする。つまり、被写体
の移動速度が速く、同一方向に移動している場合には、
3回の焦点検出結果で、直ぐに追随補正を行うべく、追
随モードに突入するものである。なお、フリーランや低
速でのレンズ駆動が長い場合には、4回以上の焦点検出
がなされることもある。
第48図に追随補正のサブルーチンを示し説明する。#
6000では、追随モードであることを示すフラグTR
CFをセットする。#6010では、フリータイマーT
Mの時間を読み取り、7M3として記憶する。#602
0では、レンズ位置カウンタCTからレンズの繰り出し
量を読み取り、Cr2として記憶する。$6030では
、動体判定中か否かを判定するべく、フラグMVPがセ
ットされているか否かを判定する。#6030で、フラ
グMVPがセットされているときには、動体判定中であ
ると判断され、#6040〜#6060の処理(後述)
に進む、#6030でフラグMVPがセットされていな
いときには、動体判定中ではないと判断され、#608
0で動体速度を検出する。
この動体速度検出の方法を第9図に、そのためのマイコ
ンμCのフローチャートを第49図に示し説明する。第
9図において、■1は前回の積分時間であり、CIは前
回の焦点検出演算に要した時間5I2は今回の積分時間
、C2は今回の焦点検出演算に要した時間、Eは前回の
焦点検出演算終了から今回の積分開始の間に要した時間
であり、露出演算等の時間を含む。TMIは積分開始時
刻、7M2は積分終了時刻、7M12は積分時間の中点
、TM3は演算終了時刻である。また、Ovは動体の動
きに応じたデフォーカス量、LHはレンズ駆動量をデフ
ォーカス量に換算したものである。
ここで、動体の速度は、単位時間当たりのデフォーカス
量の変化として表され、今回のデフォーカス量DFから
前回のデフォーカス量LDFを引いて、これを前回から
今回の焦点検出に要した時間ΔT(=TM12−TMI
2L)で割れば求まる。
ただし、このときレンズが移動している場合には、これ
を考慮する必要がある。すなわち、このレンズの駆動量
DFcTと今回のデフォーカス量DFとの和から前回の
デフォーカス量LDFを引いた量DF’を1回の焦点検
出に要した時間で割れば良い、デフォーカス:1LDF
、DFを求めた時点は、演算終了時点であり、デフォー
カス量が得られる積分中点(積分時間の中点)からは時
間が経過しており、この間に動く量DFcTを、得られ
たデフォーカス量DFに加えれば良い。
第49図を参照して、まず、#6150では1回の焦点
検出に要する時間ΔTを次式により求める。
ΔT=TM12−TMI 2L #6160では、このΔTの時間に動いたレンズの移動
量ΔCTを次式により求める。
ΔCT=CT12−CTI 2L #6170では、このレンズの移動量ΔCTを次式によ
りデフォーカス量DFcTに変換する。
DFc、−ΔCT/Kl−R #6180では、今回のデフォーカス量DFにレンズ移
動によるデフォーカス量DFcTを加算し、前回のデフ
ォーカス量LDFを減算したものを、時間ΔTで割って
、次式により動体速度を算出する。
V=((DF+DFcv)  LDFI/ΔT#619
0では、今回のデフォーカス量DFを前回のデフォーカ
ス量LDFに代入して、リターンする。
第48図のフローに戻り、$6090では積分時間の中
点TM12から演算終了時点TM3までの時間Toを算
出する。
To−(TM 3−TM 2>+(TM 2−TM 1
 )/ 2#6100では、上記時間TOの間に動く被
写体のデフォーカス量ΔDFを次式により求める。
ΔD F = V X T 。
#6110では、得られたデフォーカス量DFに、被写
体が動くことによるデフォーカス量ΔDFを加算して、 DF=DF+ΔDF を真のデフォーカス量としてリターンする。
次に、レンズ駆動のサブルーチンを第50図に示し説明
する。#6210では、求めたデフォーカス量DFにレ
ンズ駆動量変換係数KLRを乗じてレンズ駆動ILNを
得る。#6220では、積分時間の中点TM12から演
算終了時点TM3までに駆動したレンズの駆動量(Cr
2−CT12)を上記レンズ駆動量LNから差し引いて
、必要なレンズ駆動量LN=LN−(Cr2−CTI 
2)を得る。レンズが停止しているときには、CT3=
CT12である。#6230では、レンズ速度決定のサ
ブルーチンを実行し、リターンする。
第44図のフローに戻って、#5340でフラグMVP
がセットされているときには、動体判定中であると判断
され、#5350に進む、このときは、比較的遅い速度
の被写体で、且つカメラに近付いてくる方向(後ピン)
の被写体を検出し、補正するようにしている。速い速度
の被写体では#5480から追随モードに入る。また、
遠ざかって行く比較的遅い速度の被写体である場合には
、焦点面での変化はさらに遅くなり、補正する必要がな
いと考える。また、これによりマイコンμCのステップ
数の削減が可能となる。#5350では、1回の平均デ
フォーカス量(後述)を求めるのに実行した焦点検出の
回数を示す変数を1つインクリメントして、#6300
(第51図)に進む。
第51図の処理に移行して、#6300では、今回の焦
点検出の結果が焦点検出不能であるか否かを判定するべ
く、ローコンフラグLCFがセットされているか否かを
判定する。#6300でローコンフラグLCFがセット
されていないときには、今回の焦点検出の結果が焦点検
出不能ではないと判定され、#6310で動体判定中の
焦点検出不能であることを示すフラグTLCFをリセツ
1−する6次に、#6320では、1回の平均デフォー
カス量を得るための焦点検出が全て不能であったか否か
を判定するべく、フラグDFNFがセットされているか
否かを判定する。#6320でフラグDFNFがセット
されているときには、過去の焦点検出の結果が全て焦点
検出不能であったと判定され、4回分のデフォ・−カス
量を示すDF4〜DF1に今回のデフォーカス量DFを
代入し、#6435に進む、#6320でフラグDFN
Fがセットされていないときには、平均デフォーカス量
を得るために一度でも焦点検出が可能であったと判定さ
れ、#6340〜#6370でDF4にDF3を、DF
3にDF2を、DF2にDPIを、DFlにDFを夫々
同順に代入することにより、最新の4回分のデフォーカ
ス量を更新し、#6435に進む。
#6300でローコンフラグLCFがセットされている
ときには、今回の焦点検出の結果が焦点検出不能である
と判定され、今までに平均デフォーカス量を得たことが
あるか否かを判定するべく、#6380でフラグMDF
Fがセットされているか否かを判定する。#6380で
フラグMDFFがセットされているときには、今までに
平均デフォーカス量を得たことがあると判定され、#6
390で前回に得られた平均デフォーカス量DFAV+
を今回のデフォーカス量DFとして、#6340に進む
、ここで、前回のデフォーカス量DF1ではなく、前回
の平均デフォーカス量DFAvlを用いるのは、平均デ
フォーカス量DFAV+の方が安定したデフォーカス量
であり、確からしいと考えられるからである。#638
0でフラグMDFFがセットされていないときには、今
までに平均デフォーカス量を得たことがないと判定され
、平均デフォーカス量を求めるための1回目の焦点検出
であるか否かを判定するべく、#6400で変数N4の
値が1であるか否かを判定する。#6400でN4=1
でなければ、1回目の焦点検出ではないと判定され、平
均デフォーカス量を求めるために過去にデフォーカス量
を得たか否かを判定するべく、#6410でフラグTL
CFがリセットされているか否かを判定する。#641
0でフラグTLCFがリセットされているときには、過
去にデフォーカス量を得ていると判定され、#6420
で前回のデフォーカス量DF1を今回のデフォーカス量
DFとして$6340に進む、 #6410でフラグT
LCFがリセットされていないときには、過去にデフォ
ーカス量を得ていないと判定され、#6430に進む、
また、#6400でN4−1であるときには、1回目の
焦点検出であると判定され、#6430に進む、#64
30では、今までの焦点検出の結果が全て焦点検出不能
であったことを示すフラグDFNFをセットして、#6
435に進む。
、  #6435では、1回の焦点検出で得た速度を算
出するサブルーチンを実行して、#6440に進む、こ
のサブルーチンを第52図に示し説明する。#7100
では、1回の焦点検出に要した時間ΔTを次式により算
出する。
ΔT=TM12−7M12L 上式において、TM12は今回の積分時間の中点の時刻
であり、7M12Lは前回の積分時間の中点の時刻であ
る。#7105〜#7130では、TM7にTM6を、
TM6に7M5を、7M5に7M4を、7M4にΔTを
夫々同順に代入し、上記時間ΔTを新しく1つ更新する
。#7140では過去4回の焦点検出に要した時間の和
TM47=(TM4+TM5+TM6+TM7)を求め
る。
#7150、#7160、#7270、#7280では
、TM474に7M473を、7M473に7M472
を、7M472にTM471を、TM471に7M47
を夫々同順に代入し、上記時間TM47を新しく1つ更
新する0次に、平均デフォーカス量を得るための焦点検
出が1回目であるか否かを判定するべく、#7282で
変数N4が1であるか否かを判定する。#7282でN
4=1でないときには、1回目の焦点検出ではないと判
定され、今回のデフォーカス量DF1がら前回のデフォ
ーカス量DF2を引いて、1回の焦点検出で生じたデフ
ォーカス量DF1=(DPI−DF2)を求めて、#7
290に進む、#7282で変数N4が1であるときに
は、#7284をスキップして#7290に進む、#7
290では、次式により速度■を求める。
V=DF1/ΔT 87300では、平均デフォーカス量を得るための前回
までの焦点検出の結果が全て焦点検出不能であったか否
かを判定するべく、フラグDFNFがセットされている
か否かを判定する。#7300でフラグDFNFがセッ
トされているときには、全て焦点検出不能であったと判
定され、#7310で速度v1〜V4に速度Vを代入し
、#7320で上記フラグDFNFをリセットし、リタ
ーンする。#7300でフラグDFNFがセットされて
いないときには、焦点検出可能であったと判定され、#
7330〜#7360で、速度V4に速度■3を、速度
■3に速度■2を、速度■2に速度V1を、速度■1に
速度Vを、夫々同順に代入し、4回分の速度Vを1つ新
しく更新し、リターンする。
第51図のフローに戻って、#6440では低輝度か否
かを判定するべく、自動利得制御データAGCが8であ
るか否かを判定する。#6440でAGC=8であると
きには、焦点検出結果のデータの信頼性が低く、動体判
定は困難であるので、#6600でフォーカスロックフ
ラグFLF’をセットしてリターンする。#6440で
AGC=8でないときには、撮影倍率βが1/20より
も大きいか否かを#6550で判定する。#6550で
β>1/20であるときには、動体判定が困難であるの
で、#6600でフォーカスロックフラグFLFをセッ
トしてリターンする。$6550でβ≦1/20である
ときには、初回の動体判定の実行であるか否かを判定す
るべく、#6560でフラグTl5TFがセットされて
いるか否かを判定する。#6560でフラグTl5TF
がセットされているときには、初回の動体判定であると
判定され、#6570でこのフラグTl5TFをリセッ
トし、このときのレンズの焦点距離fを初回の動体判定
時のレンズの焦点距離f0とするべく、#6580でf
oにfを代入し、#6610に進む。
#6560でフラグTl5TFがセットされていないと
きには、今回のレンズの焦点距離fが初回の動体判定時
のレンズの焦点距離f0と等しいか否かを#6590で
判定する。#6590でf0≠fであるときには、動体
判定中に焦点距離の変更があったと判定され、#660
0でフォーカスロックフラグFLFをセットしてリター
ンする。これは、動体判定中に焦点距離が変更されると
、焦点積出を行うためのCCD上での像の大きさが変化
し、正しいデフォーカス量が得られない場合があり、こ
のデータを用いて動体の速度を求めると、誤った速度と
なると考えられるからである。#6590でf、=fで
あるときには、#6610に進む、#6610では、1
回の平均デフォーカス量を得るのに4回の焦点検出が行
われたか否かを判定するべく、変数N4が4であるか否
かを判定する。#6610でN4=4になっていないと
きには、リターンする。#6610でN4=4となって
いるときには、この動体判定中の4回の焦点検出の結果
が全て焦点検出不能か否かを判定するべく、#6612
でフラグTLCFがリセットされているか否かを判定す
る。#6612でフラグTLCFがリセットされていな
いときには、焦点検出不能であると判定され、#661
4でフォーカスロックフラグFLFをセットしてリター
ンする。
#6612でフラグTLCFがリセットされているとき
には、焦点検出不能でないと判定され、#6620で変
数N4をOとし、#6630で動体判定中の焦点検出が
不能であることを示すフラグTLCFを再セットする。
#6640では得られた4回のデフォーカス量DPI、
DF2、DF3、DF4の平均値DFAv=(DF 1
+DF2+DF3+DF4)/4を求める。#6650
〜#6680では、DFAv4にDFAv3を、DFA
v3にD F Avtを6、DFAv2にDFAV+を
、DFAV+にDFAvを、夫々同順に代入し、4回の
平均デフォーカス量の値を更新する。#6690では、
平均デフォー力ス量が得られたことを示すフラグMDF
Fをセットする0次に、#6694及び#6696では
、後述する定数a、bを夫々200μm及び400μm
に設定する。#6700では、平均デフォーカス量が得
られた回数を示す変数N5を1つインクリメントする。
#6710では変数N5が1か否かを判定する。#67
10でN5=1であれば、初めての平均デフォーカス量
を得たものと判定され、得られた平均デフォーカス量D
FAV+を#6720で初回の平均デフォーカスD F
 oとしてメモリーして、#6730に進む、#671
0でN5=1でなければ、初回の平均デフォーカス量D
F。
から定数8を引いた値よりも、今回の平均デフォーカス
量DFAV+が大きいか否かを判定する。ここで、a(
200μ輪)を引いているのは、合焦後に、カメラが振
られ、別の被写体を検出していることを判別するためで
ある。また、正の値a(>O)を引いているので、遠方
の被写体に向けてカメラが振られたことを検出するもの
である。DF>Oであれば後ピン、DF<0であれば前
ピンである。
DFOとDFAVIが同一の後ピン方向であれば、DF
AVI>DF6−aとなる。ここでは、動体被写体のス
ピードはほぼ一定と考えている。DFAV+≦DFoa
となるのは、遠方の別の被写体を見たものと考えられる
ので、$6600でフォーカスロックを行う、なお、本
実施例では、比較的速く後ピン方向へ移動する物体は検
出していない、比較的速く前ピン方向へ移動する被写体
であれば、動体判定モードに入って直ぐにD F AV
I < D F 6  mとなり、カメラから速く遠ざ
かって行くので、本実施例ではこのような被写体は検出
しておらず、フォーカスロックとみなし、#6600に
進む、また、非常に遅い前ピン方向の被写体である場合
にも、検出時間が長ければデフォーカス量は負の方向に
大きくなっていくので、#6600のフォーカスロック
に進む0本実施例では、4回の焦点検出結果の平均デフ
ォーカス量を用いて、合焦後の動体判定を行うことによ
り、1回の焦点検出による誤差を抑制しており、その誤
差によって前ピン方向の被写体が出ても、直ぐにフォー
カスロックに行かないようにしている。#6740でD
FAVI>DFoaのときには、平均デフォーカス量が
4回以上得られたか否かを判定するべく、#6750で
N5≧4であるか否かを判定する。#6750でN5く
4であれば、#6730に進む、#6750でN5≧4
であれば、#6760で今回の平均デフォーカス量DF
AV+が3回前の平均デフォーカス量DFAV4から所
定値aを引いた値よりも大きいか否かを判定する。これ
により、4回の焦点検出時間に動く被写体に関する情報
を得ている。
このステップでは、得た4回の焦点検出時間に前ピン方
向へ動く被写体の速度を検出している0本発明では、遠
ざかって行く被写体は検出していないので、#6760
でDFAvl≦DFAV4  Mであれば、フォーカス
ロック(#6600)へ進む、#6760でDFAVI
 > D F AV、  @であれば、#6730に進
む、#6730では、動体の平均速度を検出して、#6
770(第54区)に進む。
この#6730で示す動体の平均速度検出のためのサブ
ルーチンを第53図に示し説明する。#7370では、
平均速度V AV= (V 1 + V 2 + V3
+V4)/4を算出する。#7380〜#、7410で
は、VAV4にv Av、を、VAV3にVAV2を、
VAV2にvAV、を、VAV+にVAVを、夫々同順
に代入することにより4回分の平均速度を更新して、リ
ターンする。
平均速度検出(#6730)の後、第54図の#677
0に進む、#6770では、今回の平均デフォーカス量
DFAV+が所定値b(400μm+)以上か否かを判
定する。これは、被写体のカメラに近付いて来るスピー
ドが大きいか否かを判定するものである。
#6770でDFAvl≦bであれば、#6780へ進
み、3回以上の平均デフォーカス量を得たか否かを判定
するべく、変数N5が3以上か否かを判定する。$67
80でN5≧3でなければ、3回以上の平均デフォーカ
ス量を得ていないと判定され、リターンする。#678
0でN5≧3であれば、3回以上の平均デフォーカス量
を得たと判定され、#6790で撮影倍率βが1/30
よりも大きいか否かを判定する。#6790でβ≦1/
30であれば、#6800で所定値Cを100μmとし
、#6840に進む。#6790でβ〉1/30であれ
ば、#6810で撮影倍率βが1/25よりも大きいか
否かを判定する。#6810でβ≦1/25であれば、
#6820で所定値Cを140μ鍋とし、#6840に
進む。#6810でβ>1/25であれば、#6830
で所定値Cを200μ糟とし、#6840に進む、ここ
で、所定値Cは被写体が動体であるか否かを判定するた
めの基準値であり、撮影倍率βが大きいほど被写体の移
動に対して焦点面でのデフォーカス量が大きくなるので
、所定値Cを撮影倍率βが大きくなるほど大きく設定し
ているものである。
#6840では平均デフォーカス量が3回得られたか否
かを判定するべく、変数N5が3であるか否かを判定す
る。#6840でN5−3であれば、#6850及び#
6860で連続する2回の平均デフォーカス量の差分(
D F AV2  D F AVI>、(D F 、q
vs −D F AV2)が夫々上記所定値C以上であ
るか否かを判定し、どちらか一方でも所定値C未満であ
れば、リターンする。#6850及び#6860で、ど
ちらの差分ち所定値C以上であれば、#6870で3回
分の平均速度の平均値(VAVl+V AV2 + V
 AV3)/ 3を被写体の速度Vcとする。また、要
した時間Tc=TM471 + 7M472 +7M4
73を#6880で算出し、#6890から追随モード
に入る。#6840でN5=3でなければ、4回以上の
平均デフォーカス量が得られていると判定され、#69
00及び#6910で1つ置きの平均デフォーカス量の
差分(D F AVI −DFAVI)、(D F A
V2− D F AV4)が夫々上記所定値C以上であ
るか否かを判定し、どちらが一方でも所定値C未満であ
れば、リターンする。3回の平均デフォーカス量を用い
る上記$6850及び#6860の場合に比べて、1つ
置きの平均デフォーカス量の差分を同じ所定値Cで比較
しているのは、速い被写体に対してはできるだけ速く対
応して追随できるようにすると共に、遅い被写体に対し
てはできるだけ正確に検出するべく、平均化されな1つ
置きの差分て動体を検出しているものである。
これにより、被写体の移動速度の少しの変化を無視でき
る。#6900及び#6910でどちらの差分ち所定値
C以上であれば、#6920で2つ置きの差分(D F
 AVI  D F AV4)が所定値C以上であるか
否かを判定する。これは、より遅い被写体について、平
均化された被写体の動きに応じたデフォーカス量で判定
することにより、正確さを重視するものである。#69
20で上記差分が所定値C未満のときにはリターンする
。#6920で上記差分が所定値C以上のときには、#
6930で4回分の平均速度の平均値(V AV 、 
+ V AV2 +V AV3+ V AV4)/ 4
を被写体の速度Vcとする。また、要した時間Tc=T
M471 +7M472 +TM473+TM474で
#6940で算出し、#6890から追随モードに入る
#6770でDF AVI > bであれば、被写体を
追い掛けるべく、追随補正を行うが、まず平均デフォー
カス量が初めて得られたが否かを判定するべく、#69
50で変数N5が1であるが否かを判定する。#695
0でN5=1であれば、平均デフォーカス量が初めて得
られたと判定され、#6960で制御用被写体の速度V
cにVAVIを代入する。
#6970では、このときに要した時間Tcに、7M4
71を代入する。そして、#6980から追随モードに
入る。
第48図に示した動体判定中の追随補正について説明す
る。追随モードに入ると、まずこの追随補正を実行する
。#6000〜#6030については既に説明した通り
である。#6030でフラグMVPがセットされている
ときには、動体判定中であると判定され、次にこの動体
判定を抜けるので、#6040でフラグMVPをリセッ
トしておく、#6050では動体判定中に要した時間T
cに、今回の積分中点の時間から現在(7M3)までに
要した時間(7M3−TM2)+(TM2〜TM1)/
2を加えて、時間Toを得る。#6060では、速度V
cに上記時間Toを掛けて、デフォーカス量DFを得て
、リターンする。
第54図に戻り、#6950″cN5=1でなければ、
初めての平均デフォーカス量ではないと判定され、平均
デフォーカス量を得たのが2回目か否かを判定するべく
、#6990で変数N5が2であるか否かを判定する。
#6990でN5=2であれば、平均デフォーカス量が
得られたのが2回目であると判定され、#7000で被
写体の速度Vc=(VAv++VAv2)/ 2を求め
る。#7010では、このときに要した時間Tc=TM
471+TM472を算出する。そして、#7020か
ら追随モードに入る。
#6990でN5=2でなければ、2回目の平均デフォ
ーカス量ではないと判定され、平均デフォーカス量を得
たのが3回目か否かを判定するべく、#7030で変数
N5が3であるか否かを判定する。#7030でN5−
3であれば、平均デフォーカス量が得られたのが3回目
であると判定され、#7040から#6870へ進む。
#7030でN5=3でなければ、平均デフォーカス量
が得られたのが3回目ではないと判定され、#7050
から#6930へ進む。
第55図に第44図の#5300で追随モードを示すフ
ラグTRCFがセットされているときのフローチャート
を示し説明する。#7500では今回の焦点検出の結果
が焦点検出不能であるか否かを判定するべく、フラグL
CFがセットされているか否かを判定する。#7500
でフラグLCFがセットされていないときには、#75
10で動体速度を検出し、#7540に進む、#750
0でフラグLCFがセットされているときには、今回の
焦点検出の結果が焦点検出不能であると判定され、前回
の焦点検出の結果も焦点検出不能であったか否かを判定
するべく、#7520でフラグLLCFがセットされて
いるか否かを判定する。
#7520でフラグLLCFがセットされていないとき
には、前回の焦点検出の結果は焦点検出不能ではなかっ
たと判定され、今回の速度■に前回の速度VAVIを代
入して、#7540に進む、#7540〜#7570で
は、VAV4にVAviを、VAV3にVAV2を、V
AV2にVAVIを、VAVIに■を、夫々同順に代入
して平均速度を更新する。平均速度は追随モードでは1
回の焦点検出の速度となる。
次に、#7590では、平均速度(平均デフォーカス量
)を得た回数を示す変数N5を1つインクリメントする
。#7600では、変数N5の値が2であるか否かを判
定する。#7600でN5=2であれば、#7610で
制御に用いる速度Vcを次式により算出し、#7650
に進む。
Vc=(VAva+VAv+)/ 2 #7600でN5=2でなければ、#7620で変数N
5の値が3であるか否かを判定する。#7620でN5
−3であれば、#7630で制御に用いる速度Vcを次
式により算出し、#7650に進む。
Ve: (VAV3 +  VAV2 +  VAVI
)/  3#7620でN5=3でなければ、$764
0で制御に用いる速度Vcを次式により算出し、#76
50に進む。
Ve−(VAV4 + VAV3+ VAV2+VAV
I)/ 4#7650では、得られた速度Vcに基づい
て追随補正を行って、レンズ駆動すべきデフォーカス量
DFを得る。#7660では、このデフォーカス量の絶
対値IDFIが所定のデフォーカス量KIF1以下か否
かを判定する。ここで、KIF2はレンズ停止時の合焦
判定レベルKIF!よりも大きな値に設定されている。
これは速度検出のばらつきを考慮したものである。
#7660でIDFI≦KIF2であれば合焦と見なし
、これを示すフラグAFEFを#7670でセットし、
#7680で合焦表示を行って、#7700に進む、#
7660でIDF l >KIF2であれば非合焦と見
なし、#7685で合焦表示を消去し、#7690で合
焦を示すフラグAFEFをリセットし、#7700に進
む。
#7700では、今回の速度VAVIと前回の速度VA
V2が同方向であるか否かを判定する。#7700で速
度v Av、 、 v A、が同方向であれば、#76
50で得られたデフォーカス量DFに基づいて、#77
10でレンズ駆動を行ってリターンする。#7700で
速度V Avl+ V Av2が同方向でなければ、追
随モードを抜けるべく、#7720で追随表示を消去し
、#7730でフラグCNTF’をセットし、#774
0で追随フラグTRCFをリセットし、リターンする。
ここで、コンティニュアスフラグCNTFをセットする
のは、被写体が1つの方向に向けての移動を行っていな
いので、この後、どの方向に被写体が移動してもピント
が合うように配慮したものである。ただし、コンティニ
ュアスモードでは、動体に動き(これに応じたデフォー
カス量)を予測してのレンズ駆動は行えない。
#7520でフラグLLCFがセットされているときに
は、前回も焦点検出不能であったと判定され、被写体を
追うには前々回の焦点検出結果から被写体の動きを予測
することになり、それでは正確でなくなるので、追随モ
ードを抜けるべく、#7750で合焦を示すフラグAF
EFをリセットし、#7760で合焦表示を消去し、#
7720以降に進む。
[発明の効果] 本発明は、上述のように、撮影画面の複数の領域につい
てのデフォーカス量から合焦判定用又はレンズ駆動用の
デフォーカス量を決定するアルゴリズムを、カメラのシ
ーケンスに応じて選択するようにしたので、1つのデフ
ォーカス量決定アルゴリズムのみを常用する従来例に比
べると、写したい被写体について焦点検出される確率が
高くなるという効果があり、また焦点検出に要する時間
を可能な限り短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例におけるファインダー内表示を示す図
、第3図は同上に用いる焦点検出光学系の斜視図、第4
図(a)、(b)は同上に用いるCCDチップの詳細を
示す説明図、第5図は同上のCCDチップにおける基準
部の分割領域を示す説明図、第6図は同上の分割領域に
ついてのシフト量を示す説明図、第7図は同上に用いる
制御回路の回路図、第8図及び第9図は同上の動作説明
図、第10図乃至第55図は同上の動作説明のためのフ
ローチャートである。 1はデフォーカス量算出手段、2はデフォーカス量決定
手段、3は泗択手段、4は合焦判定手段である。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影画面の複数の領域についてデフォーカス量を
    算出するデフォーカス量算出手段と、デフォーカス量算
    出手段により得られたデフォーカス量に基づいて1つの
    デフォーカス量を決定するデフォーカス量決定アルゴリ
    ズムを複数備えるデフォーカス量決定手段と、カメラの
    シーケンスに応じてデフォーカス量決定手段におけるデ
    フォーカス量決定アルゴリズムを選択する選択手段と、
    選択手段により選択されたデフォーカス量決定アルゴリ
    ズムを用いてデフォーカス量決定手段により決定された
    デフォーカス量を用いて合焦判定を行う合焦判定手段と
    を有して成ることを特徴とする自動焦点検出装置。
  2. (2)デフォーカス量決定手段は、デフォーカス量算出
    手段により得られたデフォーカス量に基づいて被写体の
    距離分布をパターン分けし、各パターン毎に最適なデフ
    ォーカス量を決定するパターン認識アルゴリズムと、デ
    フォーカス量算出手段により得られたデフォーカス量の
    うち、最も小さいデフォーカス量を選択する最小デフォ
    ーカスアルゴリズムと、デフォーカス量算出手段により
    得られたデフォーカス量に基づいて最も近い被写体のデ
    フォーカス量を優先的に選択する最近被写体優先アルゴ
    リズムと、デフオーカス量算出手段により得られたデフ
    ォーカス量のうち、撮影画面の中央の領域についてのデ
    フオーカス量を優先的に選択し、撮影画面の中央の領域
    についてのデフォーカス量の信頼性が低いときにのみ、
    他の領域についてのデフォーカス量を選択する中央優先
    アルゴリズムと、デフオーカス量算出手段により得られ
    たデフォーカス量のうち、前回の焦点検出時に使用され
    た特定の1つの領域についてのデフォーカス量を優先的
    に選択し、この優先的に選択したデフォーカス量の信頼
    性が低いときにのみ、他の領域についてのデフォーカス
    量を選択する特定領域アルゴリズムのうち、少なくとも
    2つのアルゴリズムを備えることを特徴とする請求項1
    記載の自動焦点検出装置。
  3. (3)選択手段により選択されたデフォーカス量決定ア
    ルゴリズムを用いてデフォーカス量決定手段により決定
    されたデフォーカス量を用いてレンズ駆動を行うレンズ
    駆動手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載
    の自動焦点検出装置。
  4. (4)選択手段は、焦点検出を開始した後、合焦判定さ
    れるまでの間に異なるデフォーカス量決定アルゴリズム
    を切り換える手段としたことを特徴とする請求項2記載
    の自動焦点検出装置。
  5. (5)選択手段は、パターン認識アルゴリズム、特定領
    域アルゴリズム、最小デフォーカスアルゴリズムを同順
    に切り換える手段としたことを特徴とする請求項4記載
    の自動焦点検出装置。
  6. (6)選択手段は、初回の焦点検出時には被写体の距離
    分布をパターン分けし、各パターン毎に最適なデフォー
    カス量を決定するパターン認識アルゴリズムを選択する
    手段としたことを特徴とする請求項3記載の自動焦点検
    出装置。
  7. (7)選択手段は、レンズ駆動手段の動作中と動作中で
    ない場合とで、異なるデフォーカス量決定アルゴリズム
    を選択する手段としたことを特徴とする請求項3記載の
    自動焦点検出装置。
  8. (8)選択手段は静止被写体に対するレンズ駆動中であ
    るときには、前回の焦点検出時に使用された特定の1つ
    の領域についてのデフォーカス量を優先的に選択する特
    定領域アルゴリズムを選択する手段としたことを特徴と
    する請求項7記載の自動焦点検出装置。
  9. (9)選択手段はレンズ駆動手段によるレンズ駆動速度
    が最高速度であるときには、前回の焦点検出時に使用さ
    れた特定の1つの領域についてのデフォーカス量を優先
    的に選択する特定領域アルゴリズムを選択する手段とし
    たことを特徴とする請求項7記載の自動焦点検出装置。
  10. (10)選択手段は、合焦判定手段により合焦確認を行
    うときには最も小さいデフォーカス量を選択する最小デ
    フォーカスアルゴリズムを選択する手段としたことを特
    徴とする請求項2記載の自動焦点検出装置。
  11. (11)レンズ駆動手段は焦点調節開始のための操作が
    なされた後に最初に焦点が合ったところで焦点調節がロ
    ックされるワンショットAFモードと、焦点調節開始の
    ための操作がなされた後は継続して焦点調節を行うコン
    ティニュアスAFモードとを備え、選択手段はワンショ
    ットAFモードとコンティニュアスAFモードについて
    異なるデフォーカス量決定アルゴリズムを選択する手段
    としたことを特徴とする請求項3記載の自動焦点検出装
    置。
  12. (12)選択手段は、ワンショットAFモード時には被
    写体の距離分布をパターン分けし、各パターン毎に最適
    なデフォーカス量を決定するパターン認識アルゴリズム
    を選択する手段としたことを特徴とする請求項11記載
    の自動焦点検出装置。
  13. (13)選択手段は、コンティニュアスAFモード時に
    は最も小さいデフォーカス量を選択する最小デフォーカ
    スアルゴリズムを選択する手段としたことを特徴とする
    請求項11記載の自動焦点検出装置。
  14. (14)選択手段は、レリーズ操作に応答して1回のレ
    リーズのみが行われる単写モードと、レリーズ操作に応
    答して複数回のレリーズが行われる連写モードとで、異
    なるデフォーカス量決定アルゴリズムを選択する手段と
    したことを特徴とする請求項3記載の自動焦点検出装置
  15. (15)選択手段は、単写モード時には被写体の距離分
    布をパターン分けし、各パターン毎に最適なデフォーカ
    ス量を決定するパターン認識アルゴリズムを選択する手
    段としたことを特徴とする請求項14記載の自動焦点検
    出装置。
  16. (16)選択手段は、連写モード時には最も小さいデフ
    ォーカス量を選択する最小デフオーカスアルゴリズムを
    選択する手段としたことを特徴とする請求項14記載の
    自動焦点検出装置。
  17. (17)複数回のデフォーカス量を記憶するデフォーカ
    ス量記憶手段と、複数回のデフオーカス量の符号が同一
    であるときに被写体が動いていると判定する動体判定手
    段を備え、選択手段は動体判定手段による判定動作中に
    は最も小さいデフォーカス量を選択する最小デフォーカ
    スアルゴリズムを選択する手段としたことを特徴とする
    請求項3記載の自動焦点検出装置。
  18. (18)選択手段は動体判定手段により被写体が動いて
    いると判定された後は最も小さいデフォーカス量を選択
    する最小デフォーカスアルゴリズムを選択する手段とし
    たことを特徴とする請求項17記載の自動焦点検出装置
  19. (19)少なくとも今回と前回のデフォーカス量を記憶
    するデフォーカス量記憶手段と、少なくとも今回と前回
    のデフォーカス量を用いて被写体の移動速度を算出する
    移動速度算出手段と、算出された移動速度を用いて動い
    ている被写体に対して合焦するようにレンズ駆動手段に
    駆動信号を与える追随処理手段とを備え、選択手段は追
    随処理手段の動作中には最も小さいデフォーカス量を選
    択する最小デフォーカスアルゴリズムを選択する手段と
    したことを特徴とする請求項3記載の自動焦点検出装置
  20. (20)選択手段は撮影者による操作に応じて異なるア
    ルゴリズムを選択する手段としたことを特徴とする請求
    項1記載の自動焦点検出装置。
  21. (21)デフォーカス量算出手段により得られた全デフ
    ォーカス量の信頼性が低いときには、デフォーカス量算
    出手段により信頼性の高いデフォーカス量が得られるま
    でレンズを駆動させるように、レンズ駆動手段及びデフ
    ォーカス量算出手段を制御する被写体捜索制御手段を備
    え、選択手段は被写体捜索制御手段の動作中には被写体
    の距離分布をパターン分けし、各パターン毎に最適なデ
    フォーカス量を決定するパターン認識アルゴリズムを選
    択する手段としたことを特徴とする請求項3記載の自動
    焦点検出装置。
  22. (22)デフォーカス量算出手段により得られた全デフ
    ォーカス量の信頼性が低い場合において、低輝度である
    ときには、撮影画面中央の被写体に補助光を照射する補
    助光照射装置を備え、選択手段は補助光照射装置の動作
    中には中央優先アルゴリズムを選択する手段としたこと
    を特徴とする請求項2記載の自動焦点検出装置。
  23. (23)選択手段は、手動焦点調節時には中央優先アル
    ゴリズムを選択する手段としたことを特徴とする請求項
    2記載の自動焦点検出装置。
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