JP2911521B2 - センサ装置 - Google Patents

センサ装置

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JP2911521B2
JP2911521B2 JP2035232A JP3523290A JP2911521B2 JP 2911521 B2 JP2911521 B2 JP 2911521B2 JP 2035232 A JP2035232 A JP 2035232A JP 3523290 A JP3523290 A JP 3523290A JP 2911521 B2 JP2911521 B2 JP 2911521B2
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    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F210/08Butenes

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の測距視野を有する焦点検出装置等に用
いられるセンサー装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりAFセンサーの蓄積時間を制御する方法は各種
提案されているが、通例用いられる方法はAGC制御によ
り所定の信号レベルに達した場合に蓄積動作を終了する
制御方法と、所定の信号レベルに達しなくても所定の最
大蓄積時間で蓄積動作を終了する制御方法との併用によ
ることがほとんどである。2種の制御方法が併用される
のは、カメラ等光学装置が用いられる輝度のダイナミツ
クレンジがきわめて広く、一様の方法では律しきれない
からである。
以下、図に基づいて、従来知られる方法について簡単
に説明する。
第4図は典型的な2像位相差検知方式のAF光学系であ
る。
第4図においては、焦点検出されるべき撮影レンズLN
Sと光軸を同じくしてフイールドレンズFLDが配置され
る。その後方の光軸に関して対称な位置に2個の2次結
像レンズFCLA、FCLBが配置される。さらにその後方にセ
ンサ列SAA、SABが配置される。2次結像レンズFCLA、FC
LBの近傍には絞りDIA、DIBが設けられる。フイールドレ
ンズFLDは撮影レンズLNSの射出瞳を2個の2次結像レン
ズFCLA、FCLBの瞳面にほぼ結像する。その結果、2次結
像レンズFCLA、FCLBにそれぞれ入射する光束は撮影レン
ズLNSの射出瞳面上において各2次結像レンズFCLA、FCL
Bに対応する互いに重なり合うことのない等面積の領域
から射出されたものとなる。フイールドレンズFLDの近
傍に形成された空中像が2次結像レンズFCLA、FCLBによ
りセンサ列SAA、SABの面上に再結像されると、光軸方向
の空中像位置の変位に基づいて、センサ列SAA、SAB上の
2像はその位置を変えることになる。従ってセンサ列上
の2像の相対位置の変位(ずれ量)を検出すれば、撮影
レンズLNSの焦点状態を知ることができる。
第5図はセンサ列SAA、SAB上に形成された2像の光電
変換出力の例を示す。SAAの出力をA(i)、SABの出力
をB(i)とする。尚、センサの画素数は最低限5個程
度必要で、望ましくは数10個以上が良い。
像信号A(i)、B(i)から像ずれ量PRを検出する
信号処理方法としては特開昭58−142306号公報、特開昭
59−107313号公報、特開昭60−101513号公報、あるいは
特願昭61−160824号公報などが本出願人により開示され
ている。
これらの公報にて開始された方法にて得られた像ずれ
量に基づいて撮影レンズの焦点調節を行うことによって
撮影レンズを合焦状態にもってゆくことができる。
AFセンサーSAA、SABの蓄積時間制御はたとえば以下の
様になる。第6図においてセンサーアレーSAA、SABに隣
接して制御用センサーSAGCA、SAGCBが配置され、測距視
野画像とほぼ同一の被写体部分を見ている。センサーSA
GCA、SAGCBの出力は、加算器ADDで加算され、コンパレ
ータCOMP1、COMP2に入力される。
各コンパレータにおいて、上記加算出力と比較される
参照電位は基準電位Vrefを分圧したものであり、各参照
電位は第7図におけるアツパレベルとロアレベルに相当
する。これらコンパレータの出力は常時制御回路CONT2
に入力されており、必要な時点で参照されて制御回路CO
NT1を制御する制御信号を出力する。制御回路CONT1は、
制御回路CONT2の上記制御信号を受けてAFセンサーの蓄
積を終了すべくAFセンサーの光電荷をゲートGATEを通し
て転送チヤンネルTRANSに転送、読み出しを行ない、指
定されたゲインのアンプを通して演算回路に出力する。
制御回路CONT2は2種の時刻指定パルスBTIME、TMAXを
受けて以下の動作をする。
BTIMEパルス到来以前に上側コンパレータCOMP1がオン
したとき、すなわち、制御用センサの蓄積量が第7図に
おけるアツパレベルに達したときは、その時点で蓄積を
終了し、制御回路CONT1内のローゲインアンプを選択す
べく信号を出力する。蓄積時間の経過とともに、加算器
ADDの出力は、第7図直線L1により変化し、BTIME以前の
時刻T1に蓄積終了する。
また、BTIMEパルス到来前に上記のアツパレベルに到
達しない場合上記CONT1内のアンプゲインの選択がBTIME
においてなされる。すなわち、上記制御用センサの蓄積
量がロアレベルをその時点で上回っていればローゲイン
選択され、アツパコンパレータレベルまで蓄積が継続さ
れ直線L2に従い、時刻T2に蓄積終了する。一方、上記蓄
積量がロアレベルを下回っていれば、直線L3の様にロア
レベルに達するまで蓄積が継続され、時刻T3にて蓄積終
了する。このとき制御回路CONT2はハイゲインアンプの
使用を制御回路CONT1に指示する。また、2個のゲイン
の比率は2個のコンパレータレベルの比率に等しく設計
する。
以上の説明において、2種のゲインを有することは、
必ずしも必要でない。また、AFセンサーアレーの各画素
に増幅用トランジスタを有する第8図のようなセンサー
画素構成では、上記トランジスタを、ダブルエミツタと
して、一方のエミツタを共通結線することにより、測距
視野内の画像そのものを用いて蓄積時間の制御ができ
る。
一方、近年、測距視野の複数化により画面内の広い範
囲で合焦状態の検出調整を行なう自動焦点検出の方法が
開発されている。たとえば第9図のような一眼レフカメ
ラ用合焦状態検知装置が提案されている。同装置では、
サブミラーSUBMで下方に反射されたAF用光束は3個の異
なる測距視野を有する視野マスクVMSKにフイールドレン
ズFLD1、FLD2、FLD3を通して入射する。その後AF光束は
光路長を延長するためのミラー反射部材M1、M2を経由し
て再結像レンズ対FCLA、FCLBに入射し、センサー面上に
再結像される。視野マスクVMSKの3つの視野から到来し
た再結像光像を個別に受光するために3対のセンサーア
レーすなわち、SAA1とSAB1の対、SAA2とSAB2の対、SAA3
とSAB3の対を用いている。
この様な画面内の複数点での合焦状態を検出するため
のAF装置でも、センサーの制御方法は従来のものと同じ
で、全センサー対の蓄積動作を一斉に開始し、各センサ
ー対について、上述のような蓄積制御を行なうものであ
った。蓄積を終了したセンサーからAF演算を行ない複数
個の合焦検出値に対しどのようなアルゴリズムを適用し
て、カメラの合ピンを得るのかについてはいくつかの技
術が開示されている。たとえば3個の測距結果の内、最
もカメラに近い位置のものを選択する方法がある。これ
は主要被写体が最も近くにあり、それ以外の相対的に遠
方にあるものは背景であるという想定にもとづいてい
る。また、撮影レンズの焦点距離に応じて、測距点の選
択アルゴリズムを変更し、短焦点側では中央の視野を選
びやすくする等の重みづけをする工夫も知られている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、従来の方法で多点AFセンサーの制御を
行なうと次の様な問題がある。
一般に上述の様なセンサー蓄積制御の方法を用いる
と、被写体画面内に輝度差のある場合、たまたま低輝度
の部分を見ている測距点のセンサー出力が所定レベルに
達しないために、蓄積終了せず、AF動作の所要時間が著
しく長くなり、機器の操作性が損なわれてしまう。
また、蓄積時間制御のやり方として、コントラスト一
定制御方法が知られている。この場合には、一様に照明
された空間でも、物体のパターンによりAFセンサー上の
光強度分布のコントラストは異なるので、測距視野が違
うセンサーの蓄積時間は異なってくる。たとえば無地の
壁や衣服を見ているセンサーは長時間にわたり、蓄積動
作してもコンパレータレベルに達するに十分なコントラ
ストは得られないので、明るくてもすぐに最大限の蓄積
動作をしてしまう。通常パツシブのAF動作では初回の光
像受光のほか、光学系を駆動したあとの確認の光像受
光、さらに確認の結果の合焦に至っていなかった場合の
微修正後の確認等、数回のセンサー蓄積動作を行なう必
要があり、上記のような原因で、蓄積時間が特に長いセ
ンサーがあると合焦に至るまでの時間が著しく長くな
り、光学機器の操作性を損ねる。しかも他センサーに比
較し、特別に蓄積時間が長いセンサーが見ている測距視
野は極めて低輝度であったり、また極めて低コントラス
トであったりするので多くの場合撮影の対象となる主要
被写体でない場合が多い。つまり最終的には結果が不要
である可能性が高い測距のために操作性を失しているわ
けである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述のような実情に鑑みてなされたものであ
り、複数のセンサ手段に対する蓄積時間を制御する装置
における応答性を向上させることを目的とする。そし
て、本発明は、この目的を達成するために、複数のセン
サ手段と、該複数のセンサ手段における電荷蓄積量がそ
れぞれ所定のレベルに達した場合に蓄積動作をそれぞれ
終了させるように制御すると共に、電荷蓄積量が最初に
前記所定のレベルに達したセンサ手段の蓄積時間に応じ
て、他のセンサ手段における蓄積時間の限界値を、電荷
蓄積量が最初に前記所定のレベルに達したセンサ手段の
蓄積時間よりも長い所定の時間に予め設定する蓄積時間
制御手段と、電荷蓄積量が最初に前記所定のレベルに達
した前記センサ手段と他のセンサ手段の出力信号を共に
用いて所定のセンサ信号処理を行うセンサ信号処理手段
と、を有する事を特徴とするセンサ装置、を提供するも
のである。
〔作用〕
上述のような本発明によれば、最先に蓄積を完了する
のに要した時間によって全体の蓄積時間を決定すること
ができる。このため、例えば本発明をAF装置に適用した
場合には仮に、いずれかの測距視野が、他の測距視野に
対して著しく低輝度又は低コントラストの場合であって
もその測距視野によるAF動作の遅れを防止することがで
き、この種装置の応答性を大幅に向上することができ
る。
ここで、被写体がある程度以上暗い場合には、蓄積時
間を延長してもセンサ出力のS/Nはあまり改善されない
ため、そのような場合に蓄積を打ち切ってもAF精度には
大きな影響を与えない。
また、少なくとも1つのセンサ手段の受光面に、他の
センサ手段の受光面とは異なる方向に延在するものを含
めることによって、センサ手段の受光面のパターン依存
性を緩和することができる。
さらに、本発明を、3板式カメラのような複数のセン
サ手段に適用すれば光電変換に要する時間制御の自由度
が大きくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的内容を実施例に基づき詳細に説
明する。第1図は前出第9図に示したAF系を備えた装置
の電気的な構成を示すブロツク図であり、本実施例にお
ける装置はマイクロプロセツサーPRS、AFセンサーSNS、
制御回路CONTの3ブロツクから大略構成されている。な
おマイクロプロセツサーPRSはカメラの他の部材、スイ
ツチ、表示装置、撮影レンズ回路系等とも結線されるが
本発明と無関係の部分については省略する。
また、上記マイクロプロセツサーPRSはCPUとROM及びR
AMを備えて構成されており、このCPUはROMに記憶された
各種プログラムデータを上記スイツチの操作に応じて適
宜読出して実行し、このプログラムの実行に伴なって供
給される各種データの上記RAMへの書込み及び読出しを
制御する。
上記AFセンサSNSは、各一対の3つのセンサー対を備
えており、これらセンサー対を構成する各センサーSAA1
とSAB1、SAA2とSAB2、SSA3とSAB3には前述の第9図に示
したAF系のフイールドレンズFLD1〜FLD3及び視野マスク
VMSKを介してAF用光束が照射され、これらセンサーの出
力を制御用の出力としている。なお、この制御出力は制
御用センサーから取り出してもよい。さらに、上記制御
回路CONTは、上記センサーSNSの出力を各々異なる所定
のゲインで増幅するアナログアンプA1、A2と、これらア
ンプの出力を選択的にA/D変換器に供給するスイツチ回
路SWと、上記センサSNSの出力レベルに応じてこのスイ
ツチ回路SWを切換え制御することによって実質的に上記
アンプ出力に対するゲインを切換えるゲイン制御回路G
・CONT及び上記センサーSNSの蓄積開始あるいは停止タ
イミングを制御するタイミング制御回路T・CONTを備え
ている。
なお、本実施例における上記制御回路CONT及びマイク
ロプロセツサをワンチツプのマイコンで構成してもよい
ことは当然である。
第2図は本発明の第1の実施例の動作を示すフローチ
ヤートである。以下これを説明する。マイクロプロセツ
サーPRSはAFシーケンスの開始においてタイミング関係
のデータ通信路FTIMEを通じ、AFセンサーに蓄積開始信
号STARTを送出して(ステツプS1)、センサSASの蓄積を
開始させる(S2)とともに、制御回路CONTを初期状態に
リセツトする(S3)。次いで、10〜20ms程度の蓄積後、
マイクロプロセツサーPRSはプログラム内容に従ってゲ
イン確定時間BTIMEパルスを線路FTIMEを通じてセンサー
に供給する(S4)。BTIMEパルスを受けてSNS内部の3個
の各センサーアレー対は前出第7図の方法にもとづい
て、蓄積終了レベルをアツパレベルかロアレベルかに決
定し(S5)、線路GAINを通じて各センサーアレー対の蓄
積終了レベル(読み出し時のアンプゲイン選択に対応す
る)を回路CONTに通信してメモリする(S6)。3個のセ
ンサーアレー対の内、たとえばSAA1、SAB1の対が最初に
蓄積終了レベルに到達した場合、センサーSNSは線路SLI
NEを通してPRSとCONTに蓄積終了したアレーのID通信を
行なう(S7)とともに不図示のクロツク信号に従って、
SOUT端子から画像信号を時系列的に出力する(S8)。同
時に、回路GCONTは記憶されたゲイン指定に従い、各々
所定のアンプゲインを有するアナログアンプA1、A2から
適切なゲインの方を選び(S9)、センサー出力を増幅
し、A/D変換してPRSにデジタルデータとして送出する。
PRSはセンサーアレー対SAA1、SAB1の出力信号から測
距視野1のAFピント演算を行なうが、それに先だちSLIN
E信号を読み込んでから(S10)、そのタイミングで上記
センサー対SAA1、SAB1の蓄積時間TIME1を演算し、他セ
ンサーの強制蓄積終了時間、 Tend=K×TINT1 (1) を演算し、この時間においてタイマー割込みを発生する
様にPRS内の不図示のプログラマブルタイマーを設定す
る(S11)。その後、センサーアレー対SAA1、SAB1の出
力信号から測距視野1つのAF演算を実行(S12)、終了
したのちに、メモリーする。
上記プログラマブルタイマーにより、タイマー割込み
が発生すると(S13)、他の蓄積中のセンサーアレーの
蓄積動作を蓄積終了レベルに達していなくても強制的に
終了するプログラムが起動し(S14)、線路FTIMEに強制
終了信号を送出する。回路TCONTはこの信号を受けて、
センサーSNSに蓄積終了制御信号TINTを送り蓄積動作を
終了させる(S15)。もちろん前記TINT1とTendの間に他
のラインの蓄積レベルが所定終了レベルに達していれ
ば、通常の制御シーケンスで蓄積終了、信号送出AF演算
等が行なわれ(S16〜S19)、その後各AF演算出力から最
適な測距点が選択される(S20)。
ここで、もし上記ステツプ10で設定されたTend(=K
×TINT1)が最大蓄積許容時間TMAXより大であればTMAX
において線路FTIMEに蓄積終了パルスが送出され、この
要件で蓄積動作中のセンサーの蓄積は終了される。
以上の方法により、各センサーアレー対の蓄積時間を
制御することにより、各測距点の輝度差が大きく従来方
法では蓄積時間の長短が著しくばらつくときのセンサー
動作時間を一定(Tend)におさえることができ、結果的
に全AFシーケンスの所要時間が縮まりAFカメラの操作性
の改善が得られる。
なお、倍率係数Kの値は実験的に1<K≦8の範囲が
妥当であり、さらには1<K≦4の範囲であることが望
ましいことが判明した。Kがあまり大きいと蓄積時間短
縮の実効が得られず、またあまり小さいと結果的に高輝
度優光、高コントラスト優光に傾きすぎる。
上記の実施例では最初に蓄積終了したセンサーアレー
の蓄積時間TINT1のK倍で他のセンサーアレーを蓄積終
了しているが、その変形として蓄積終了し、かつAF演算
した結果が合焦検出可能である場合に、はじめて、他の
センサーの強制終了を起動するようにしてもよい。たと
えば、明るい空や太陽の直接反射光等がある視野に入射
した場合、無意味な信号で測距不能であるにもかかわら
ず、極めて短い時間で蓄積終了するので他の主被写体を
見ている視野のセンサーアレーが意味ある信号レベルま
で蓄積される前に蓄積終了してしまう。そこで判定の結
果、信頼度のある合焦検出可能な信号であった場合の
み、そのセンサーの蓄積時間を上記(1)式のTINT1と
して採用する。十分高速なマイコンを使用すれば、演
算、判定に要する時間は短いので、制御の遅れは無視で
きる。
本実施例において上述の蓄積強制終了タイマーが起動
する時間に最短時間制限を付し、所定時間以上の場合の
み強制終了を行なうことが望ましい。これは、本発明は
カメラ等の装置の操作性を向上することを目的とするの
で、異なる測距点のセンサーアレーの各蓄積時間が著し
く異なっても絶対量としての蓄積時間が短いならば制約
する必要はないからである。たとえばセンサーアレー対
SAA1、SAB1が1mSで蓄積終了したとき他のセンサーをTen
d=K×1mSの時刻に強制終了する必要はない。人間の五
感によりAF動作の遅延が感じられるのは100mS以上であ
るからこれに比べあまり短い時間で制限することは実効
なくAF性能を低下させる。
従って、強制終了タイマーには、設定下限値を設ける
ことが好ましく。実験的にこの値を20〜200mS、さらに
望ましくは40〜160mS程度が良いことが判明した。撮影
レンズが合焦に至るまでには数回の蓄積動作を要するの
で、上記下限を長くすると、本発明の実効がうすれる。
〔他の実施例〕
本発明の別の実施例を第3図を用いて説明する。同図
(a)は本実施例のAF系の測距視野配置である。すなわ
ち、前実施例に対し、中央部測距視野の横視野VIW22が
付加されている。横視野VIW22は、パターン依存性を改
善したものであり、縦方向の視野のみだと、例えば縦線
のようなパターンに対し、AF系は応答できないので、縦
方向の視野VIW21と直交する視野VIW22を設け、被写体の
パターン方向による得手、不得手を除去したものであ
る。同図のような測距視野配置を得る手段は公知であ
り、ここでは詳細を省略する。たとえば、中央視野VIW2
1、VIW22を直交配置する光学的方法は4個の再結像レン
ズを十字形に設けることで実現できる。これに従来よく
用いられる2個1対の再結像レンズを設けるAF系2系列
を併設すればよい。このような構成をおこなうと第3図
(b)のセンサー配置が得られる。すなわち、 測距視野VIW1に対応してセンサーアレー対SAA1、SAB1、 測距視野VIW21に対応してセンサーアレー対SAA21、SAB2
1、 測距視野VIW22に対応してセンサーアレー対SAA22、SAB2
2、 測距視野VIW3に対応してセンサーアレー対SAA3、SAB3、 を配置する。
上記4対のセンサーアレーの蓄積時間制御は以下のよ
うにおこなう。まず、中央の2個の測距視野VIW1、VIW2
2の光量分布を受光する。各センサーアレー対SAA21とSA
B21、SAA22とSAB22について蓄積制限にあたっては、前
記(1)式のKを小さ目に設定し、K=1〜4、望まし
くはK=1〜2に設定して制御する。また、左右、中央
間における蓄積制御にあたっての前記(1)式のKは先
の実施例と同様にK=1〜8、望ましくは2〜4に設定
する。
以下、その理由を説明する。
2視野VIW21、VIW22は、被写体の同じ場所を直交する
走査方向で見ているので2視野の内、よりAF演算に適す
る一方の視野内の光量分布情報が、得られれば十分とい
える。コンパレータレベルにより蓄積終了制御する際、
ピーク値一定制御があれば2視野VIW21、VIW22の中でよ
り高輝度情報を含むものが先にコンパレータレベルに到
達し、蓄積動作終了する。またコントラスト一定制御で
あれば、上記2視野の中で、より高コントラストのもの
が先に蓄積動作終了する。いずれの制御方法をとるにし
ても、よりはやく蓄積終了するものの方がAF演算に適し
た情報をもっている。同一被写体位置に関する情報なの
で、先に蓄積終了するより良い視野のAFセンサーアレー
の動作に合わせなるべくはやく他の直交方向のアレーも
蓄積終了するのがシステム上得策である。
そこで、本実施例では、中央の2視野VIW21、VIW22相
互間と、左、右、中央3点の相互間とで(1)式のKを
変更して適用し、中央2視野相互間では小さ目の値、
左、右、中央3点の相互間では前実施例同様の相対的に
は大き目の値を用いるとよい。左、右、中央3点の相互
間での蓄積強制終了を行なう際、中央の縦、横どちらか
の視野を見るセンサーアレーが最初に蓄積終了した場
合、その先に終ったものの蓄積時間をもって左右のセン
サーの蓄積制限をおこなう。また、左右の視野VIW1、VI
W3を見るセンサーアレーの内一方が、最初に蓄積終了し
た場合、中央2視野への蓄積制限は横、横同時におこな
う。
なお、本実施例において蓄積終了以外に、その信号を
用いてAF検出可能であることを条件に加え、これによっ
て他のセンサーの蓄積時間をコントロールしてもよいこ
とはもちろんである。
本実施例において、中央、縦、横2視野の系のみを抜
き出し構成したAF装置も可能である。必ずしも直交する
2視野でなくても事実上、同一の被写体位置を異なる方
向に走査するような視野構成では上記方法が有効であ
る。
また、上述の実施例は、本発明を多点AF装置に適用し
たが、本発明を多板式カメラの各センサー出力の蓄積時
間制御に適用してもよいことは当然である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によるセンサ装置の動作速
度を著しく改善することが出来、カメラ等の各種機器の
操作感を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る焦点検出装置の実施例の構成を示
すブロツク図、 第2図は同じく動作状態を示すフローチヤート、 第3図(a)(b)は本発明に係る他の実施例に用いら
れる視野マスクのパターン及びセンサー配置を各々示す
模式図、 第4図は一般的な2像位相差検知方式における光学系を
示す光路図、 第5図は第4図に示した光学系の各センサーからの出力
波形とそのずれ量を示す波形図、 第6図は従来のセンサー駆動回路の構成を示すブロツク
図、 第7図は蓄積時間とセンサー出力との関係を示すグラ
フ、 第8図はセンサー出力増幅用のトランジスタの結像構成
を示す回路図、 第9図は一般的な多点焦点検出装置における光学系を示
す図である。 PRS……マイクロプロセツサ CONT……制御回路 SNS……AFセンサー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセンサ手段と、 該複数のセンサ手段における電荷蓄積量がそれぞれ所定
    のレベルに達した場合に蓄積動作をそれぞれ終了させる
    ように制御すると共に、電荷蓄積量が最初に前記所定の
    レベルに達したセンサ手段の蓄積時間に応じて、他のセ
    ンサ手段における蓄積時間の限界値を、電荷蓄積量が最
    初に前記所定のレベルに達したセンサ手段の蓄積時間よ
    りも長い所定の時間に予め設定する蓄積時間制御手段
    と、 電荷蓄積量が最初に前記所定のレベルに達した前記セン
    サ手段と他のセンサ手段の出力信号を共に用いて所定の
    センサ信号処理を行うセンサ信号処理手段と、 を有する事を特徴とするセンサ装置。
  2. 【請求項2】前記蓄積時間制御手段は、電荷蓄積量が最
    初に前記所定のレベルに達した前記センサ手段の蓄積動
    作時間及び該センサ手段の出力の判定結果に応じて他の
    センサ手段における前記蓄積時間の限界値を設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
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