JP2001305422A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2001305422A
JP2001305422A JP2000126044A JP2000126044A JP2001305422A JP 2001305422 A JP2001305422 A JP 2001305422A JP 2000126044 A JP2000126044 A JP 2000126044A JP 2000126044 A JP2000126044 A JP 2000126044A JP 2001305422 A JP2001305422 A JP 2001305422A
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JP2000126044A
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Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】広範囲な測距領域を有する測距装置であって、
ダイナミックレンジを拡大して撮影画面全体にわたり適
正な積分制御を行い正しい測距を行うとともにタイムラ
グを短縮することを可能とする測距装置を提供する。 【解決手段】本発明の測距装置は、視差を有する2つの
光学系1と、上記光学系1により結像される2像を撮像
する撮像部3と、上記撮像部3の蓄積量に応じて複数の
蓄積終了信号を発生する蓄積時間制御部4と、複数の蓄
積終了信号に応じて、それぞれ異なる蓄積量を記憶する
複数の記憶部7乃至10と、記憶された蓄積量に基づい
て測距を行う測距部6と、から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に利用可
能な測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−264887号
公報では、光電変化素子の出力を処理して逆光状態と判
定すると、光電変換素子の積分時間を長くして再度積分
し直して、逆光状態の被写体に対して適正な蓄積データ
を得るようにした焦点検出装置に関する技術が開示され
ている。
【0003】また、より広範囲な視野を有する焦点検出
装置についても知られており、特開平10−12667
9号公報では、2次元エリアセンサにより焦点検出を行
う焦点検出装置に関する技術が開示されている。
【0004】上記焦点検出装置においては、2次元エリ
アセンサの周辺を囲むようにモニタセンサを配置し、当
該モニタセンサの出力に基づいてエリアセンサ全体の積
分制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−264887号公報に開示された焦点検出装置
では、積分時間を長く設定して再度光電変換素子の積分
動作を行うので、タイムラグが大きくなりシャッタチャ
ンスを逃してしまうという問題がある。
【0006】また、上記特開平10−126679号公
報により開示された焦点検出装置では、2次元エリアセ
ンサとモニタセンサの位置が異なっているため、2次元
エリアセンサとモニタセンサが異なる被写体の像を受光
する場合には、エリアセンサの積分量が大きすぎて飽和
し、逆に不足して適正な被写体像データが得られないと
いった問題がある。また、蓄積量が飽和、不足する場合
は、積分を繰り返して行うので、タイムラグが増加する
という問題がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするとことは、広範囲な測距領域を有す
る測距装置であって、ダイナミックレンジを拡大して撮
影画面全体にわたり適正な積分制御を行い正しい測距を
行うとともにタイムラグを短縮することを可能とする測
距装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、視差を有する2つの光学
系と、上記光学系により結像される2像を撮像する撮像
素子と、上記撮像素子の蓄積量に応じて複数の蓄積終了
信号を発生する蓄積時間制御手段と、上記蓄積時間制御
手段の発生する複数の蓄積終了信号に応じて、それぞれ
異なる蓄積量を記憶する複数の記憶手段と、上記記憶手
段に記憶された撮像素子の出力である蓄積量に基づいて
測距を行う測距手段と、から構成される測距装置が提供
される。
【0009】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記測距手段は、上記記憶手段に記憶された同時に
蓄積終了した撮像素子の出力である蓄積量に基づいて測
距を行うことを特徴とする測距装置が提供される。
【0010】第3の態様では、上記第1の態様におい
て、さらに、上記複数の記憶手段は、上記撮像素子の内
部に形成されていることを特徴とする測距装置が提供さ
れる。
【0011】第4の態様では、上記第1の態様におい
て、補助光手段を有し、上記蓄積時間が所定値を越える
場合に、補助光を発光させながら蓄積を行い、上記複数
の記憶手段にそれぞれ異なる蓄積量を記憶させることを
特徴とする測距装置が提供される。
【0012】第5の態様では、上記第1の態様におい
て、上記複数の蓄積時間は、最初に決定される蓄積時間
に基づいて他の蓄積時間が決定されることを特徴とする
測距装置が提供される。
【0013】上記第1乃至第5の態様によれば、以下の
作用が奏される。
【0014】即ち、本発明の第1の態様では、視差を有
する2つの光学系により結像される2像は撮像素子で撮
像され、蓄積時間制御手段により、上記撮像素子の蓄積
量に応じて複数の蓄積終了信号が発生され、記憶手段に
より、上記蓄積時間制御手段の発生する複数の蓄積終了
信号に応じて、それぞれ異なる蓄積量が記憶され、測距
手段により上記記憶手段に記憶された撮像素子の出力で
ある蓄積量に基づいて測距が行われる。
【0015】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記測距手段により、上記記憶手段に記憶された同
時に蓄積終了した撮像素子の出力である蓄積量に基づい
て測距が行われる。
【0016】第3の態様では、上記第1の態様におい
て、上記複数の記憶手段は、上記撮像素子の内部に形成
される。
【0017】第4の態様では、上記第1の態様におい
て、上記蓄積時間が所定値を越える場合に、補助光を発
光させながら蓄積が行われ、上記複数の記憶手段にそれ
ぞれ異なる蓄積量が記憶される。
【0018】第5の態様では、上記第1の態様におい
て、上記複数の蓄積時間は、最初に決定される蓄積時間
に基づいて他の蓄積時間が決定される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態に係る測距装
置の概念図である。
【0021】同図に示されるように、測距光学系1の光
路上には、撮像部3が配置されており、この撮像部3の
出力は記憶部7乃至10の入力に接続されている。この
撮像部3の出力は、更に蓄積時間制御部4の入力にも接
続されており、この蓄積時間制御部4の出力は、記憶部
7乃至10の入力に接続されている。そして、この記憶
部7乃至10の出力は、測距部6の入力に接続されてい
る。尚、上記記憶部7乃至10は記憶部5として一体に
構成されており、更に、撮像部3と記憶部5とは撮像素
子2として一体に構成されている。
【0022】このような構成において、視差を有する2
つの光学系からなる測距光学系1により、撮像素子2の
撮像部3に2つの像が結像される。このとき、蓄積時間
制御部4は、上記撮像素子2の蓄積量情報に基づいて異
なる時刻に複数の蓄積終了信号を発生する。そして、記
憶部7乃至10に対して、それぞれ異なる時刻の複数の
蓄積終了信号を出力する。記憶部5内の各記憶部7乃至
10は、上記蓄積時間制御部4の発生する複数の蓄積終
了信号に応じて、それぞれ異なる蓄積量を記憶する。測
距部6は、上記記憶部5に記憶された撮像素子2の出力
である蓄積量に基づいて所定の測距動作を行う。
【0023】以下、本発明の第1の実施の形態に係る測
距装置について説明する。
【0024】図2は第1の実施の形態に係る測距装置を
採用したカメラの構成を示すブロック図である。同図に
示されるように、カメラのシステムコントローラたるマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略記する)11
には、ストロボ回路部20、表示部19、測光部13、
フィルム駆動部21、シャッタ駆動部16、ズームレン
ズ駆動部22、ファーストレリーズスイッチ(以下、1
RSWと称する)17、セカンドレリーズスイッチ(以
下、2RSWと称する)18、フォーカスレンズ駆動部
13、AFエリアセンサ12がそれぞれ接続されてい
る。
【0025】上記ストロボ回路部20はストロボ20a
に接続され、上記測光部13は測光用受光素子13aに
接続され、上記ズームレンズ駆動部22はズームレンズ
に接続され、上記フォーカスレンズ駆動部13はフォー
カスレンズ14に接続されている。さらに、上記フォー
カスレンズ14はフォーカスレンズエンコーダ15に接
続され、当該フォーカスレンズエンコーダ15の出力
は、マイコン11に接続されている。尚、上記マイコン
11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、
A/Dコンバータ(以下、ADCと称する)11d、カ
ウンタ11f、EEPROM11eを有している。
【0026】このような構成において、CPU11a
は、ROM11bに格納されたシーケンスプログラムに
従って一連の動作を行う。
【0027】また、マイコン11内部のEEPROM1
1eは、オートフォーカス(以下、AFと称する)、測
光・露出演算等に関する補正データを予めカメラ毎に記
憶している。また、EEPROM11eは、詳細は後述
する撮影画面内の主要被写体を検出するための各種パラ
メータ等を記憶している。
【0028】マイコン11内部のカウンタ11fは、タ
イマとして使用される。また、カウンタ11fは、割り
込み機能を有しており、設定された時間をカウントする
とCPU11aに割り込みを発生し、割り込み処理を実
行させる。
【0029】AFエリアセンサ12は、後述する測距光
学系により形成される被写体像を撮像して電気信号であ
るセンサデータに変換する。このAFエリアセンサ12
は、撮像領域12aである水平方向と垂直方向に二次元
状に配置された受光素子群、及び当該受光素子の制御回
路12bからなる。制御回路12bは、受光素子(フォ
トダイオード)への入射光により発生する電荷を、画素
毎の画素回路により電圧に変換する共に、増幅して出力
する。
【0030】マイコン11は、AFエリアセンサ12の
積分動作の制御、センサデータの読み出し制御を行い、
AFエリアセンサ12の出力するセンサデータを処理し
て測距演算を行う。フォーカスレンズ駆動部13は、撮
影レンズの一部であるフォーカシングレンズ14を駆動
する。フォーカスレンズエンコーダ15は、フォーカシ
ングレンズ14の移動量に対応するパルス信号を発生す
る。
【0031】さらに、マイコン11は、測距演算結果に
基づき、フォーカスレンズ駆動部13に駆動信号を出力
し、フォーカスエンコーダ15の出力をモニタして、フ
ォーカスレンズ14の位置制御を行う。測光部13は、
撮影画面に対応し、複数に分割された測光用受光素子1
3aの発生する光電流信号を処理して測光出力を発生す
る。マイコン11は、この測光部13からの測光出力を
ADC11dによりA/D変換して、測光・露出演算を
行う。
【0032】シャッタ駆動部16は、マイコン11から
の司令に基づいて、シャッタを駆動してフィルムに対す
る露出を行う。ストロボ回路部20は、撮影時の補助光
源としてストロボ20aを発光させるブロックである。
このストロボ回路部20の充電、発光制御は、マイコン
11によりなされる。また、ストロボ回路部20は、測
距動作時のAF補助光としても動作される。
【0033】表示部19は、マイコン11のカメラ内部
の情報をLCD等の表示素子により表示し、マイコン1
1により制御される。
【0034】1RSW17、2RSW18は、レリーズ
ボタンに連動したスイッチで、レリーズボタンの第1段
階の押し下げにより1RSW17がオンし、引き続いて
第2段階の押し下げで2RSW18がオンする。マイコ
ン11は、上記1RSW17のオンでAF、測光動作を
行い、上記2RSW18のオンで露出動作、フィルム巻
き上げ動作を行う。
【0035】フィルム駆動部21は、マイコン11の司
令によりオートロード、1駒巻き上げ、巻き戻しのフィ
ルム駆動動作を行う。ズームレンズ駆動部22は、マイ
コン11の司令により撮影レンズのズーム動作を行う。
また、マイコン11に撮影レンズの焦点距離情報を出力
する。
【0036】ここで、図3のフローチャートを参照し
て、第1の実施の形態に係る測距装置を採用したカメラ
のマイコン11の動作を詳述する。
【0037】不図示の電源SWがオンされるか電池が挿
入されると、マイコン11は動作を開始し、ROM11
bに格納されたシーケンスプログラムを実行する。
【0038】先ず、カメラ内の各ブロックの初期化を行
う。更に、EEPROM11e内のAF、測光等の調整
・補正データをRAM11cに展開する(ステップS
1)。
【0039】続いて、1RSW17の状態を検出する
(ステップS2)。ここで、1RSW17のオンを検出
すると、AF動作(ステップS3)、測光・露出演算
(ステップS4)を行い、2RSW18の状態を検出す
る(ステップS5)。
【0040】ここで、2RSW18のオンを検出する
と、シャッタ動作によりフィルムに露出し(ステップS
6)、フィルム1駒巻き上げを行い(ステップS7)、
上記ステップS2に戻る。なお、上記ステップS5で2
RSW18のオンを検出しない場合には、上記ステップ
S2に戻る。
【0041】一方、上記ステップS2で1RSW17の
オンを検出しない場合には、他のスイッチによる入力が
あるか否かを検出し(ステップS8)、当該入力がある
場合には、スイッチ入力に応じた処理、例えばズームス
イッチのアップ、ダウン入力に応じてズームアップ、ダ
ウン処理を行い(ステップS9)、上記ステップS2に
戻る。これに対して、他のスイッチによる入力がない場
合には、何ら処理を行うことなくステップS2に戻る。
【0042】図4は測距光学系及びAFエリアセンサの
配置を示す図である。
【0043】本発明の第1の実施の形態に係る測距装置
では、外光パッシブ方式により被写体までの距離を測定
する。
【0044】即ち、図4(a)に示されるように、受光
レンズ101、102は基線長Bを隔てて配置され、被
写体103の像を2像に分割してAFエリアセンサ12
の受光領域12aに結像させる。
【0045】さらに、図4(b)に示されるように、上
記2像の相対的な位置差xは三角測距の原理によって導
かれ、被写体距離Lは、受光レンズの焦点距離fと基線
長Bとから以下の式により算出される。
【0046】L=(B・f)∠x 上記測距演算は、マイコン11によって行われる。
【0047】より具体的には、AFエリアセンサ12の
受光領域12aに測距ブロックを設定して、2像に対応
するセンサデータを用いて相関演算を行い、上記2像の
相対的な位置差xを検出する。
【0048】次に図5には撮影画面(ワイドとテレ)と
測距領域の関係を示し説明する。
【0049】本実施の形態に係る測距装置では、外光測
距方式を採用しているので、撮影画面と測距領域との間
にパララックスが存在する。その為、撮影光学系の焦点
距離情報(ズーム情報)に応じて測距に使用する領域を
限定する。
【0050】このような焦点距離の変化に応じた測距エ
リア位置補正データは、EEPROM11eに予め記憶
されており、マイコン11の初期化と共に当該測距エリ
ア位置補正データがRAM11dに展開される。
【0051】そして、マイコン11は、ズーム動作に応
じて当該測距エリア位置補正データを参照して、AFエ
リアセンサ12の受光領域内の測距動作に使用する分割
エリアを決定する。マイコン11は、AFエリアセンサ
12内の制御回路12bに、上記決定された分割エリア
範囲内のセンサデータだけを出力し、当該分割エリア範
囲内のセンサデータを用いて測距演算を行うよう指示す
る。
【0052】また、マイコン11は、AFエリアセンサ
12の制御回路12bに対して、この分割エリア内に対
応するモニタ信号を発生するように制御信号を出力す
る。このAFエリアセンサ12は、指定された分割エリ
アの範囲内のモニタ信号をマイコン11に出力する。そ
して、マイコン11は、このモニタ信号を参照して、積
分量が所定のレベルとなるように制御する。このように
して、撮影画面外に被写体の影響を受けないようにして
いる。
【0053】以下、図6のフローチャートを参照して、
図3のステップS3で実行されるサブルーチン「AF」
のシーケンスを詳細に説明する。
【0054】AFエリアセンサ12に対して積分開始信
号を出力して、積分動作を開始すると、AFエリアセン
サ12内のモニタ回路からのモニタ信号MDATAが出
力される。CPU11aは、このモニタ信号を参照しな
がら、蓄積量が適正となるように積分制御を行う(ステ
ップS11)。尚、この実施の形態の説明においては、
「積分」と「蓄積」とは同一の意味内容のものとして使
用している。
【0055】続いて、センサデータの読み出しを行う
(ステップS12)。即ち、ここでは、AFエリアセン
サ12に読み出し用クロック信号CLKを出力すると共
に、読み出しエリア選択部115に指令を出力して、分
割エリアを選択して順にセンサデータをADC11dに
出力させる。そして、得られたセンサデータをA/D変
換して読み出し、マイコン11内のRAM11cに格納
する。
【0056】次いで、測距演算を行う(ステップS1
3)。ここでは、得られたセンサデータに基づいて、分
割エリア毎に測距演算を行う。こうして、最終的に選択
された測距データに基づいてフォーカシングレンズ駆動
を行い(ステップS14)、図3のステップS4にリタ
ーンする。
【0057】図7はAFエリアセンサ12の内部構成を
示すブロック図である。
【0058】この図7に示されるように、制御回路11
3は、マイコン11からの制御信号RES、END1〜
END4、CLK等に基づいて、AFエリアセンサ12
全体の動作を制御するためのブロックであり、その内部
に読み出しエリア選択部115、モニタエリア選択部1
16を有している。
【0059】画素増幅回路で構成される画素領域11
1、112(12a)は、分割エリア111−1、2、
3・・・nに分割され、これらの分割エリアは、それぞれ
モニタ回路114−1、2、3・・・nを有している。各
モニタ回路は、分割エリア内の画素の蓄積量情報をモニ
タするためのアナログ電圧を発生する。
【0060】モニタ出力は、例えば分割エリア内の各画
素の蓄積量のうちでピーク(最大値)を示す出力であ
る。制御回路113は、マイコン11からの指令によ
り、各分割エリアに対して積分開始信号、積分終了信号
を出力する。
【0061】読み出しエリア選択部115は、マイコン
11からの指令により、センサデータを読み出す分割エ
リアを選択する。モニタエリア選択部116は、マイコ
ン11からの指令により、各分割エリアのモニタ回路を
選択する。
【0062】各分割エリアからのセンサデータ出力は、
読み出しエリア選択部115により選択され、バッファ
Bsを介して端子SDATAよりマイコン11の端子A
/D1を介して、ADC11dに入力される。
【0063】各分割エリアからのモニタデータ出力は、
モニタエリア選択部116により選択され、ピーク検出
回路117に入力される。
【0064】ピーク検出回路117は選択的に入力され
るモニタデータのうちの蓄積量が最大であるピーク値を
検出し、その電圧レベルを出力する回路である。例え
ば、全分割エリアのモニタデータが入力される場合は、
全分割エリアのうちのピークモニタレベルが出力され
る。また、入力されるモニタデータが1個の場合は、単
なるバッファとして機能し、入力モニタデータと同一の
信号を出力する。
【0065】ピーク検出回路117の出力は、バッファ
Bmを介して端子MDATAよりマイコン11の端子A
/D2を介してADC11dに入力される。
【0066】上記画素増幅回路では、上記フォトダイオ
ードで発生する電荷をそれぞれ蓄積し、各電荷量に対応
する電圧信号に変換して蓄積信号Vsを発生する。不図
示のVREF回路は、画素増幅回路に基準電圧VREF
を供給する。
【0067】図8は、上記画素増幅回路の一画素分に対
応する詳細な構成を示す回路図である。同図に示される
ように、フォトダイオードPDのアノードはGNDに接
地されており、カソードは増幅器51の入力に接続され
ている。
【0068】この増幅器51は、反転増幅器A1、積分
コンデンサC1、スイッチSW1とからなり、所謂積分
回路を構成している。蓄積動作時においては、増幅器5
1では、制御回路113からの信号ΦRESによりスイ
ッチSW1をオンとして積分コンデンサC1を初期化し
た後、スイッチSW1をオフして蓄積動作を開始し、蓄
積量に応じた電圧が増幅器51の出力V1に発生する。
【0069】この増幅器51の出力V1は、増幅器52
の入力に接続されている。増幅器52は、コンデンサC
2,C3、反転増幅器A2、スイッチSW2,SW3,
SW4とバッファA3、コンデンサC4、スイッチSW
5からなる第1蓄積部53で構成されており、サンプル
ホールド機能を有すると共に、増幅率が−C2/C3で
ある反転増幅回路となっている。この増幅器52は、増
幅器51の出力V1を増幅し、出力Vs1(=V2)を
発生する。
【0070】また、反転増幅器A2の出力V2は、スイ
ッチSW6、ホールドコンデンサC5、バッファA4と
からなる第2蓄積部54の入力に接続されている。この
第2蓄積部54では、スイッチSW6にオフにより、ホ
ールドコンデンサC4に蓄積量に相当する電圧(=V
2)が保持される。これらのスイッチSW1〜SW6
は、各々制御回路113からの信号ΦRES、ΦRES
1、/ΦRES1、ΦEND4、ΦEND1によりそれ
ぞれオン、オフ制御される。
【0071】第3蓄積部55は、スイッチSW7、ホー
ルドコンデンサC6、バッファA5とで構成されてい
る。同様に、第4蓄積部56は、スイッチSW8、ホー
ルドコンデンサC7、バッファA6とで構成されてい
る。第3,第4蓄積部55,56の動作は、上記第2蓄
積部54と同様である。
【0072】上記スイッチSW6〜SW8は、制御回路
113からの信号ΦEND1〜ΦEND3によりそれぞ
れオン、オフの制御がなされる。
【0073】次に、図9は、画素増幅回路の蓄積動作時
のマイコン11による制御を示すタイムチャートであ
る。
【0074】最初にマイコン11からの信号RESのH
→Lへの変化により、制御回路113は信号ΦRES、
ΦRES1をHに、信号/ΦRES1(/は反転を意味
する)をLに設定して、スイッチSW1,SW2,SW
3をオン、SW4をオフにする。また、信号END4の
L→Hへの変化により信号ΦEND4をHとしてスイッ
チSW5をオンし、信号END1〜END3のL→Hへ
の変化により信号ΦEND1〜ΦEND3をHとしてス
イッチSW6〜SW8をオンする。
【0075】このようにして各部の初期化を行うと共
に、コンデンサC3にスイッチSW4との接続点の初期
値が基準電圧VREFとなるように電位を記憶させる。
そして、所定のリセット時間をカウントし、信号RES
のL→Hへの変化により、信号ΦRESをH→Lとし
て、スイッチSW1をオフすると、積分コンデンサC1
に蓄積動作を開始し、増幅器部51の出力V1の電位は
上昇する。
【0076】制御回路113は、その内部において、信
号ΦRES1、/ΦRES1を信号ΦRESに対して遅
延させて、それぞれL→H、又はH→Lとして、このタ
イミングでスイッチSW2,SW3をオフし、スイッチ
SW4をオンする。
【0077】このようにして、増幅器51の蓄積開始初
期に出力V1に発生するスイッチイングノイズとフィー
ドスルーの影響を除去する。
【0078】そして、増幅器52の出力VS1および第
1蓄積部出力VS2は、VREF電位から変化を開始
し、増幅器51の出力変化分ΔV1を上記増幅器−C2
/C3で増幅して出力VS1を発生する。
【0079】 VS1 = VREF − (C2/C3)・ΔV1 ・・・(1) そして、マイコン11によりモニタ出力を参照して、所
定のレベルVthに達したか否かを判定し、所定のレベ
ルVthに達すると信号END1をH→Lとする。ま
た、蓄積開始からの経過時間T1をRAMに格納する。
これにより、制御回路113より信号ΦEND1がH→
Lに変化され出力され、スイッチSW6をオフして時刻
T1での蓄積量に対応する電圧レベルをホールドコンデ
ンサC5にホールドする。この時、第2蓄積部出力VS
1Bは一定となるが、蓄積動作は継続されて出力VS1
の電位は下降し続ける。
【0080】そして、蓄積開始から所定時間T2の経過
をカウントすると、信号END2のH→Lへの変化によ
る信号ΦEND2のH→Lへの変化によりスイッチSW
をオフして、時刻T2での蓄積量に対応する電圧レベル
をホールドコンデンサC6にホールドする。ここで、T
2は、上記時間T1に対応して所定の条件に基づいて決
定される。さらに同様にして、蓄積開始から所定時間T
3の経過をカウントすると、信号END3のH→Lへの
変化による信号ΦEND3のH→Lへの変化によりスイ
ッチSWをオフして、時刻T3での蓄積量に対応する電
圧レベルをホールドコンデンサC6にホールドする。
【0081】最後に、信号END4のH→Lへの変化に
よる信号ΦEND4のH→Lへの変化によりスイッチS
W3をオフすると、ホールドコンデンサC4にその時点
での蓄積量に対応する電圧レベルをホールドして蓄積レ
ベルを保持する。この時、画素増幅回路Eとしての蓄積
動作は終了し、出力VS1の電位は一定となる。ホール
ドコンデンサC4にホールドされた蓄積レベルは、制御
回路113からの初期化信号ΦRES=L、ΦEND4
=Hが入力されない限り保持される。このように、同一
の蓄積動作中の異なるタイミングで蓄積量をホールドす
ることが可能である。
【0082】次に図10はAFエリアセンサ12の蓄積
動作を示すフローチャートであり、図11は当該蓄積動
作を示すタイミングチャートである。
【0083】まず、信号RESをH→L、END4をL
→H、END1〜3をL→Hとすることにより画素増幅
回路E内の各部の初期化を行う(ステップS21)。そ
して、所定のリセット時間をカウントした後(ステップ
S22)、信号RESをL→Hとすることにより画素増
幅回路の蓄積動作を開始する(ステップS23)。
【0084】この蓄積積動作中は、各フォトダイオード
毎の入射光量に応じた傾きで、分割エリア内の各画素増
幅回路E出力Vs1のレベルが下降していく。MDAT
A出力には、これら分割エリア内の複数の出力Vs1の
うちで最もレベルの低い出力(MAX)に追従した出力
がモニタ信号として出力される。また、モニタエリア
は、制御信号MON(不図示)に予め選択されており、
そのエリア内の画素増幅回路出力に関して上記モニタ信
号が作成される。
【0085】続いて、マイコン11は、上記MDATA
出力を所定のタイミングで、内蔵しているADC11d
でA/D変換して、そのレベルをチェックする(ステッ
プS24)。このMDATA出力が所定のレベルVth
に達していない場合において、現在の積分時間が所定の
リミット時間TLMTを越えた場合は(ステップS2
5)は、信号END4のH→Lにより直ちに蓄積を終了
する(ステップS25)。
【0086】以上で積分動作を終了する。
【0087】一方、リミット時間TLMTを越えていな
い場合は上記ステップS24に戻り、繰り返し処理を行
う。
【0088】そして、MDATA出力が所定のレベルV
thに達すると、信号END1をH→Lとすることによ
り、前述の画素増幅回路E内ホールドコンデンサC5に
各全画素についての蓄積レベルを一斉に保持する(ステ
ップS27)。
【0089】以上の蓄積時間を第1蓄積時間、蓄積量を
第1センサデータと呼ぶ。
【0090】また、蓄積開始から時間T1をRAM11
cに記憶する(ステップS28)。この蓄積動作は、こ
の後も継続して行われる。
【0091】そして、蓄積開始から所定時間T2の経過
をカウントすると(ステップS29)、信号END2の
H→Lにより時刻T2での蓄積量に対応する電圧レベル
をホールドする(S30)。ここで、T2は、上記時間
T1に対応して所定の条件に基づいて決定される。
【0092】たとえば、 T2 = 2 × T1 のように決められる。以上の蓄積時間を第2蓄積時間、
蓄積量を第2センサデータと呼ぶ。
【0093】ところで、上記T2が所定の蓄積リミット
時間TLMTより大きい場合はTLMTにまるめて蓄積
制御される。
【0094】さらに同様にして、蓄積開始から所定時間
T3の経過をカウントすると(ステップS31)、信号
END3のH→Lにより時刻T3での蓄積量に対応する
電圧レベルをホールドする(ステップS32)。
【0095】以上の蓄積時間を第3蓄積時間、蓄積量を
第3センサデータと呼ぶ。
【0096】ここでT3は、上記時間T1に対応して所
定の条件に基づいて決定される。
【0097】たとえば、 T3 = 2 × T1 のように決められる。
【0098】最後に蓄積開始から所定時間T4の経過を
カウントすると(ステップS33)、信号END4のH
→Lにより、その時点での蓄積量に対応する電圧レベル
をホールドして蓄積レベルを保持する(ステップS3
4)。
【0099】以上の蓄積時間を第4蓄積時間、得られる
蓄積量を第4センサデータと呼ぶ。
【0100】ここで、上記T4は、上記時間T1に対応
して所定の条件に基づいて決定される。たとえば、 T4 = 2 × T1 のように決められる。
【0101】次に各画素の蓄積信号であるセンサデータ
の読み出しを行う。
【0102】マイコン11は制御信号SEL(不図示)
により、読み出しエリア選択部115での測距演算に必
要な画素エリアを選択する。
【0103】そして、AFエリアセンサ12のCLK端
子に読み出しクロックを入力すると、選択された画素エ
リアより各画素の蓄積信号出力Vsが端子SDATAに
順次出力される。マイコン11はSDATA出力を信号
CLKに同期してA/D変換を行い、デジタルデータを
内部のRAM11cに格納してゆく。
【0104】この時、ホールドコンデンサC4〜C7に
蓄積された蓄積電荷データ(第1〜第4センサデータ)
も蓄積信号出力Vsとして出力される。
【0105】このように全ての画素についてセンサデー
タの読み出しが完了したところで読み出し動作を終了す
る。
【0106】以下、図12を参照して、測距動作につい
て説明する。
【0107】ここでは、説明を簡単にするため、撮影画
面内の点線部分のライン状エリアについてのみ説明す
る。
【0108】図12(a)は、主要被写体の人物100
に対して激しい逆光状態、例えば主要被写体100と背
景101との輝度差が約8EVとなるような夜景シーン
である。このような撮影シーンにおいて、測距領域内の
光量がピークとなる部分(画素)の蓄積量に基づいて蓄
積制御を行うので、被写体101に対して検出ダイナミ
ックレンジ内となるような適正な蓄積量に制御する(蓄
積時間T1)。
【0109】これにより図12(b)に示されるような
第1センサデータが得られる。
【0110】このような第1センサデータ内の対応する
領域のセンサデータ(101、102エリア)に基づい
て測距演算を行うことにより、被写体101及び被写体
102についてその距離を求めることができる。
【0111】次いで、蓄積時間T2の制御を行うことに
より、図12(c)に示される第2センサデータが得ら
れる。この図12(c)の第2センサデータは、被写体
101,102のエリアについて測距が可能であるが、
一部飽和して検出ダイナミックレンズを越えてしまって
おり、正確な測距演算は期待できないので、測距演算を
省略するか、又は測距演算を行うものの信頼性データは
低い値を示す。
【0112】同様に、蓄積時間T3の制御により図12
(d)に示される第3センサデータが得られる。この第
3センサデータにより、被写体100(エリア100)
について新たに測距可能であるが、コントラストが小さ
く、精度の高い測距演算は期待できない。最後に、蓄積
時間T4の制御により図12(e)に示される第4セン
サデータが得られ、被写体100(100エリア)につ
いて正確な測距演算が行われる。このようにして得られ
た測距データのうちで信頼性が低い測距データは排除さ
れる。そして、信頼性が高い測距データのうちから所定
の選択アルゴリズム、例えば最至近選択等により該当す
る測距データを選択する。
【0113】このようにして主要被写体である被写体1
00に関する測距データが採用され、被写体100にピ
ントを合わせるようにAF動作が行われる。実際には、
測距エリアは撮影画面全域にわたっているので、測距デ
ータ数は増加するが原理的には上記説明と同様な動作を
行う。
【0114】図13を参照して測距動作を説明する。
【0115】図13(a)は主要被写体200と背景2
01の輝度差が約6EVとなるような逆光シーンであ
る。このような撮影シーンにおいて、図11の場合と同
様に、図13(b)乃至(e)のような第1〜4センサ
データが得られる。
【0116】このような第1〜4センサデータに基づい
て測距演算を行う。
【0117】この場合は、図13(d)の第3センサデ
ータについて被写体200に関し正確な測距が行われ
る。また、図13(e)の第4センサデータでは被写体
200の一部が飽和したセンサデータとなるので測距演
算の信頼性が低下し排除される。その結果、図13
(d)の第3センサデータに基づく測距データが採用さ
れるので、主要被写体200についてピントを合わせる
ことができる。
【0118】以上述べたように、第1の実施の形態で
は、あらゆる撮影シーンにおいて、主要被写体に対して
適正なセンサデータを得ることができ、正確な測距を行
うことが可能である。
【0119】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0120】図14は積分動作に係る処理の流れを示す
フローチャートであり、図15は当該積分動作の処理の
流れを示すタイムチャートである。
【0121】尚、ステップS51〜S54は図10のス
テップS21〜S24と同じであるため、ここでは詳細
な説明を省略する。
【0122】続いて、ステップS55では、現在の積分
時間が所定値Tth(Tth≦TLMT)より大きいか
否かを判断する。ここで、大きいと判断された場合はス
テップS56に進み、大きくないと判断された場合はス
テップS54に進む。
【0123】そして、このステップS56では、AF補
助光であるストロボ20aを複数回発光させ、被写体に
照射を開始する。
【0124】ステップS57,S58は図10のステッ
プS25,26と同様である。
【0125】記憶したT1に基づいて第1の実施の形態
と同様にT2〜T4を算出するが、これはAF補助光を
照射しなかった場合に使用し、AF補助光を照射した場
合は別の算出方法に基づいて計算する。
【0126】図15において、積分時間T1内はAF補
助光を照射していないが、積分時間T2内ではAF補助
光を照射しているので、T2はAF補助光を照射してい
ない場合に比較して小さく設定する。
【0127】例えば、以下のように設定する。
【0128】T2 = 2 × T1 このようにAF補助光による被写体反射光量の増加分を
補正する。
【0129】T3、T4についても同様な算出方法に基
づいて行う。
【0130】ステップS59では、現在の積分時間が所
定値Tthより大きい場合はS60に移行し、そうでな
い場合はS62に進む。上記ステップS60では、既に
補助光を照射中であるか否かが判別され、ステップS6
1では、補助光照射が開始され、ステップS62では、
第2蓄積終了時刻T2を経過するまで待ち、経過すると
ステップS63に進む。そして、このステップS63で
は、END2をLとして第2蓄積を終了する。続いて、
ステップS64では、現在の積分時間が所定値Tthよ
り大きい場合はステップS65に移行し、そうでない場
合はステップS67に進む。上記ステップS65では、
既に補助光照射中であるか否かが判別され、上記ステッ
プS66では、補助光照射を開始する。
【0131】こうして、第3蓄積終了時刻T3を経過す
るまで待ち(ステップS67)、経過するとステップS
68に進む。このステップS68では、END3をLと
して第3蓄積を終了する。ステップS69では、現在の
積分時間が所定値Tthより大きい場合はS70に移行
し、そうでない場合はS72に進む。
【0132】ステップS70では、既に補助光照射中か
否か判別する。そして、ステップS71で補助光照射を
開始し、ステップS72で第4蓄積終了時刻T4を経過
するまで待ち、経過するとステップS73に進む。この
ステップS73では、END4をLとして第4蓄積を終
了する。
【0133】このように、夜景シーン等の低輝度な撮影
シーンで積分時間の延長だけでは光量が不足する場合に
AF補助光を照射して被写体光量を増加させることがで
きる。従って、タイムラグを大きくすることなく、輝度
差の大きい撮影シーンに対して有効な測距を可能とす
る。
【0134】次に第3の実施の形態を説明する。
【0135】これは第1の実施の形態の変形例に相当す
るものである。
【0136】図16(a)は、積分、センサデータ読み
出し、測距演算のフローチャートであり、図16(b)
乃至(d)はT2〜T4割り込み処理を示す。
【0137】図17は、同タイムチャートである。
【0138】以下、図16(a)、図17に基づいて説
明する。
【0139】ステップS101〜S108はステップS
21〜S28と同じである。
【0140】ステップS109では、マイコン内部のカ
ウンタ11fに、算出した第2〜第4蓄積時間T2〜T
4を設定し、その時刻で割り込みが発生するようにす
る。
【0141】次いで、第1センサデータを読み出し(ス
テップS110)、第1センサデータに基づく測距演算
を行い(ステップS111)、第2蓄積が終了したか否
か判別する(ステップS112)。第2蓄積終了の場合
は第2センサデータを読み出し(ステップS113)、
第2センサデータに基づいて測距演算を行い(ステップ
S114)、第3蓄積が終了したか否か判別する(ステ
ップS115)。
【0142】第3蓄積終了の場合は第3センサデータを
読み出し(ステップS116)、第3センサデータに基
づいて測距演算を行い(ステップS117)、第4蓄積
が終了したか否か判別し(ステップS118)、第4蓄
積終了の場合は第3センサデータを読み出し(ステップ
S119)、第4センサデータに基づいて測距演算を行
う(ステップS120)。
【0143】続いて、図16(b)〜(d)について説
明する。
【0144】マイコン11内部のカウンタ11fにより
第2〜4蓄積時間がカウントされるとそれぞれ割り込み
が発生し、それぞれ割り込み処理を行う。
【0145】T2割り込み処理ではEND2をLに設定
して第2蓄積を終了させる(図16(b)のステップS
200参照)。T3、T4割り込み処理においても同様
に第3、4蓄積を終了させる(図16(c),(d)の
ステップS300,S400参照)。このように蓄積時
間内に他のセンサデータ読み出し、測距演算を実行する
ので、タイムラグを短縮することができる。
【0146】また、途中の測距演算の結果で主要被写体
が検出された場合(例えば所定距離内の測距データが得
られた等)は、その後の蓄積動作を実行しないようにし
て無駄な動作を省略しタイムラグの短縮を計ってもよ
い。
【0147】尚、上述した実施の形態では記憶回路の数
を4個にしているが、これに限定されることなく数を増
加させてもよい。また複数の蓄積時間の決定方法は種々
の方法が考えられ、本実施の形態に限定されない。
【0148】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
広範囲な測距領域を有する測距装置であって、ダイナミ
ックレンジを拡大して撮影画面全体にわたり適正な積分
制御を行い正しい測距を行うとともにタイムラグを短縮
することを可能とする測距装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る測距装置の概念図で
ある。
【図2】第1の実施の形態に係る測距装置を採用したカ
メラの構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係る測距装置を採用したカ
メラのマイコン11の動作を詳述するフローチャートで
ある。
【図4】(a)は測距光学系及びAFエリアセンサの配
置を示す斜視図であり、(b)は測距光学系及びAFセ
ンサの配置を示す構成図である。
【図5】撮影画面(ワイドとテレ)と測距領域の関係を
示す図である。
【図6】図3のステップS3で実行されるサブルーチン
「AF」のシーケンスを詳細に説明するフローチャート
である。
【図7】AFエリアセンサ12の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】画素増幅回路の一画素分に対応する詳細な構成
を示す回路図である。
【図9】画素増幅回路の蓄積動作時のマイコン11によ
る制御を示すタイムチャートである。
【図10】AFエリアセンサ12の蓄積動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図11は蓄積動作を示すタイミングチャート
である。
【図12】(a)は撮影画面内のライン状エリアを示す
図であり、(b)は第1センサデータを示す図であり、
(c)は第2センサデータを示す図であり、(d)は第
3センサデータを示す図であり、(e)は第4センサデ
ータを示す図である。
【図13】(a)は主要被写体200と背景201の輝
度差が6EVとなるような逆行シーンを示す図であり、
(b)は第1センサデータを示す図であり、(c)は第
2センサデータを示す図であり、(d)は第3センサデ
ータを示す図であり、(e)は第4センサデータを示す
図である。
【図14】積分動作に係る処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図15】積分動作の処理の流れを示すタイムチャート
である。
【図16】(a)は、積分、センサデータ読み出し、測
距演算のフローチャートであり、(b)はT2割り込み
の処理を示すフローチャートであり、(c)はT3割り
込みの処理を示すフローチャートであり、(d)はT4
割り込み処理を示すフローチャートである。
【図17】積分、センサデータ読み出し、測距演算の処
理を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 光学系 2 撮像素子 3 撮像部 4 蓄積時間制御部 5 記憶部 6 測距部 7 記憶部 8 記憶部 9 記憶部 10 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/36 G02B 7/11 N 5J084 H04N 5/335 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 CC14 CC16 DD06 DD10 FF09 FF31 FF42 JJ03 JJ26 QQ02 QQ23 QQ28 QQ36 QQ51 UU05 2F112 AC03 AD03 BA03 BA05 CA02 CA12 FA03 FA05 FA14 FA20 FA21 FA36 FA45 2H011 BB05 DA08 2H051 CB07 CB24 CC19 EB19 EB20 5C024 BX01 CX47 CY17 DX04 EX13 GX03 GX18 GY35 HX23 HX29 HX30 5J084 AA05 AD07 BB02 CA53 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視差を有する2つの光学系と、 上記光学系により結像される2像を撮像する撮像素子
    と、 上記撮像素子の蓄積量に応じて複数の蓄積終了信号を発
    生する蓄積時間制御手段と、 上記蓄積時間制御手段の発生する複数の蓄積終了信号に
    応じて、それぞれ異なる蓄積量を記憶する複数の記憶手
    段と、 上記記憶手段に記憶された撮像素子の出力である蓄積量
    に基づいて測距を行う測距手段と、から構成される測距
    装置。
  2. 【請求項2】 さらに、上記測距手段は、上記記憶手段
    に記憶された同時に蓄積終了した撮像素子の出力である
    蓄積量に基づいて測距を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の測距装置。
  3. 【請求項3】 さらに、上記複数の記憶手段は、上記撮
    像素子の内部に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の測距装置。
  4. 【請求項4】 補助光手段を有し、上記蓄積時間が所定
    値を越える場合に、補助光を発光させながら蓄積を行
    い、上記複数の記憶手段にそれぞれ異なる蓄積量を記憶
    させることを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の蓄積時間は、最初に決定され
    る蓄積時間に基づいて他の蓄積時間が決定されることを
    特徴とする請求項1に記載の測距装置。
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