JP3717626B2 - 光電変換装置 - Google Patents
光電変換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3717626B2 JP3717626B2 JP3478197A JP3478197A JP3717626B2 JP 3717626 B2 JP3717626 B2 JP 3717626B2 JP 3478197 A JP3478197 A JP 3478197A JP 3478197 A JP3478197 A JP 3478197A JP 3717626 B2 JP3717626 B2 JP 3717626B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accumulation
- photoelectric conversion
- level
- conversion element
- monitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Focusing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電荷蓄積型の光電変換素子を用いた光電変換装置に係わり、例えばカメラの自動焦点検出装置にも適用できる光電変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電荷蓄積型の光電変換素子を利用した光電変換装置については種々の提案がなされおり、これを適用した焦点検出装置についての提案も既にある。通常、電荷蓄積型光電変換素子に電荷を蓄積するのに要する蓄積時間は電荷蓄積型光電変換素子に入射する入射光強度に依存するが、被写体が低輝度で入射光強度が弱い場合は、電荷蓄積型光電変換素子の蓄積時間を長くしないと焦点検出を行うために十分な被写体像信号が得られない。そのため、このような電荷蓄積型光電変換素子を用いた例えば自動焦点カメラにおいては、狙いとする所定の低輝度検出限界の被写体輝度に対して焦点検出が可能となるような蓄積時間を「蓄積リミット時間」として設定し、この蓄積リミット時間で蓄積を打ち切っている。しかしこれに対して、更に低輝度レベルまで焦点検出を可能とする自動焦点カメラの実現が待望されていた。
【0003】
このような要望に応じて特開昭59−140409号公報には次のような「焦点検出装置」が提案されている。すなわち、電荷蓄積型光電変換素子の蓄積を開始すると共に蓄積時間のカウントを開始し、電荷蓄積型光電変換素子の近傍に配置されたモニタセンサの受光量を所定のレベルと比較し、蓄積リミット時間が経過しても上記モニタセンサ受光量が所定レベルに達しないときには蓄積動作を終了し、光電変換素子の被写体像信号をそのときのモニタセンサ受光量に応じた増幅率で増幅することで、電荷蓄積の不足分を補う方法が教示されている。
【0004】
またこの他の特開昭61−26016号公報においては、次のようなカメラの「自動焦点検出装置」が提案されている。すなわち、低輝度時に電荷蓄積型光電変換素子の蓄積時間を所定の蓄積リミット時間で制限し、そのときの被写体像信号を用いて焦点検出演算を実行し、その結果が検出不能のときには、蓄積リミット時間を更に長い第2の蓄積リミット時間に変更して、再度蓄積動作および焦点検出演算をやり直すことで、さらなる低輝度レベルにおける焦点検出を可能と技術が教示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭59−140409号公報の焦点検出装置においては、モニタセンサの受光量に応じて増幅率を設定し、画素毎の蓄積信号を前記増幅率で増幅するための増幅回路および増幅制御回路等を設けなければならず、その結果、回路規模自体がが非常に増大化して装置のコストアップを招くという不具合が発生する。
【0006】
また、上記特開昭61−26016号公報のカメラにおいては、低輝度下で検出不能だった場合、蓄積時間を更に長くして再度蓄積動作を行うと共に、その被写体像信号の読出し動作および焦点検出演算を全体で各2回ずつ実行しなければならず、このためタイムラグが極めて大きくなりレスポンスが劣化するので。撮影時のシャッタチャンスを逃がしてしまうという使用上の不具合が発生しやすい。
【0007】
(目的)
そこで本発明は、上述の不具合に鑑みて成されたものであり、特に低輝度レベルの被写体に対しても焦点検出を可能とすると共に、焦点検出の応答性を低下させることがない例えばカメラ等の自動焦点検出装置にも適用できるような光電変換装置を提供することを主な目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
[1] 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、この光電変換素子の電荷蓄積量に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、このモニタ信号レベルを第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、この比較手段の比較結果を入力し、この比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段とを具備し、この蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、当該モニタ信号レベルが第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間を経過した時点の当該モニタ信号レベルが上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間になるまでこの蓄積動作を延長し上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、蓄積動作を打ち切るように制御する光電変換装置を提供する。
【0009】
[2] 上記光電変換装置は、低輝度条件に対応した動作モードを有し、この低輝度モードにおいては上記蓄積制御手段は上記光電変換素子の蓄積動作を上記第2の所定時間で終了するような[1]に記載の光電変換装置を提供する。
【0010】
[3] 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、この光電変換素子の電荷蓄積量の最大値および最小値に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、このモニタ信号の最大値と最小値との差を第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、この比較手段の比較結果を入力しその比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段とを具備し、この蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、上記モニタ信号の最大値と最小値との差が第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間になった時点の上記モニタ信号の最大値と最小値との差が上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が経過するまでは蓄積動作を延長して上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、この蓄積動作を打ち切るような光電変換装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の基本的概念を図1の構成図に基づき説明する。本発明の光電変換装置10は機能的に図示のような各機能手段により構成されている。すなわち、複数の電荷蓄積型光電変換部を有し入射光量に応じて発生する電荷を蓄積する光電変換素子1と、この光電変換素子1の電荷蓄積量に応じたモニタ信号を発生するモニタ出力手段2と、このモニタ出力手段2の出力するモニタ信号と所定の判定レベルとを比較して比較結果を示す比較信号を出力する比較手段3と、上記光電変換素子1の蓄積開始からの経過時間を計時し、第1蓄積リミット時間が経過すると所定の第1蓄積終了信号を出力し、この第1蓄積リミット時間より大きい第2蓄積リミット時間が経過すると所定の第2蓄積終了信号を出力する蓄積リミット手段4と、上記光電変換素子1の蓄積を開始すると共に、上記比較手段3の出力する比較信号と、上記蓄積リミット手段4の出力する蓄積終了信号とに基づいて蓄積の終了を制御する蓄積制御手段5とから主に構成されている。そして、上述の如き構成の光電変換装置10において蓄積制御手段5が次のように作用して稼動する。つまりこの蓄積制御手段5は、所定の第1蓄積終了信号を入力すると、比較手段3を動作させ、次にこの比較手段3の比較信号に応じて、所定の制限時間(リミット時間)に基づき終了信号を供給するための)蓄積リミット手段4に対して第1蓄積リミット時間を第2蓄積リミット時間へ変更するように指示を与えることで、光電変換素子の蓄積制御を行い、改善した適正な蓄積レベルによって低輝度レベルの被写体でも正確に検知できるようにする。
【0012】
以下、本発明の光電変換装置に係わる複数の実施形態に基づき更に具体的に説明する。すなわち、
(第1実施形態)
図2には本発明の光電変換装置10が登載されたカメラの断面図が示されている。このカメラはカメラボディBの下部に焦点検出装置FDを有している。この焦点検出装置FDは、撮影レンズLを通過した光束を絞り込む視野マスクS、赤外光をカットする赤外カットフィルタSF、光束を集めるためのコンデンサレンズC、光束を全反射する全反射ミラーZM、光束を制限するセパレータ絞りK、光束を再度結像するためのセパレータレンズHおよび、光電変換素子列Pとその処理回路から成る光電変換素子としてのAFセンサASから構成されている。
【0013】
また、カメラボディBには、撮影レンズLを通過した被写体からの光束を反射または透過させるメインミラーMM、ファインダFLおよび、このメインミラーMMを透過した光束を焦点検出装置FD側へ反射させるサブミラーSMを内蔵している。
【0014】
このカメラに対面する被写体(不図示)から反射された光束は、撮影レンズLを通り、メインミラーMMでファインダFL側へ反射されると共に、、このメインミラーMMを透過してサブミラーSMでカメラボディB下方へ全反射されて上述の焦点検出装置FDへ導かれる。
【0015】
この焦点検出装置FD側へ導かれた光束は更にこの焦点検出装置内に配置された視野マスクS、赤外カットフィルタSF、コンデンサレンズCを経て全反射ミラーZMで再び光束が屈曲され、セパレータ絞りK、セパレータレンズHを経由してAFセンサAS内の後述する光電変換素子列P上に導かれる。
【0016】
この光電変換素子列Pへ被写体光束を導く焦点検出光学系の構成を図3を参照して説明すると、図3に示すようにまず、Lは撮影レンズ、Sは視野マスク、Cはコンデンサレンズ、Kは撮影レンズLの光軸Oに関して略対称に配置された開口部K1 ,K2 を有するセパレータ絞り、H1 ,H2 はセパレータ絞りKの開口部K1 ,K2 に対応してその後方に配置されたセパレータレンズである。なおこの図3では、前述の赤外カットフィルタSF、全反射ミラーZMについては省略している。
【0017】
撮影レンズLの領域L1 を介して入射した被写体からの光束は視野マスクS、コンデンサレンズC、セパレータ絞りKの開口部K1 およびセパレータレンズH1 を通り光電変換素子列P上に結像する。また同様に、撮影レンズLの領域L2 を介して入射した被写体からの光束は、視野マスクS、コンデンサレンズC、セパレータ絞りKの開口部K2 およびセパレータレンズH2 を通り光電変換素子列P上に結像する。素子列P上に配置されている光電変換素子列はセパレータレンズH1 ,H2 に対応して第1、第2の光電変換素子列PDAL,PDARを有している。
【0018】
撮影レンズが「合焦」即ち結像面G上に被写体像Iが形成される場合、その被写体像IはコンデンサレンズCおよびセパレータレンズH1 ,H2 により光軸Oに対して垂直な2次結像面P(即ち光電変換素子列)上に再度結像されて第1像I1 および、第2像I2 となる。
【0019】
撮影レンズが「前ピン」即ち、結像面Gの前方に被写体像Fが形成される場合、その被写体像Fは互いに光軸Oに近づいた形で光軸Oに対して垂直に再度結像されて第1像F1 、第2像F2 となる。また、撮影レンズが「後ピン」即ち、結像面Gの後方に被写体像Rが形成される場合、その被写体像Rは互いに光軸Oから離間して光軸Oに対して垂直に再結像されて第1像R1 、第2像R2となる。これら第1像と第2像の間隔を検出することにより、撮影レンズの合焦状態を前ピンや後ピンを含めて検出することができる。具体的には、第1像と第2像の光強度分布を光電変換素子列により求めて両像の間隔を測定する。
【0020】
次に図4は、図2のカメラのAFセンサASと電気制御系(コントローラ)CLの構成図であり、これに基づいて各部の説明を行う。図4においてまずCLはカメラの主要な制御系であり、例えば内部にCPU(中央処理装置)、ROM、RAM、ADコンバータ( ADC) を有し、レンズ駆動部LDを適宜制御するコントローラである。このコントローラCLは内部のROMに格納された後述する「カメラシーケンス」プログラムに従って、カメラとしての一連の動作を逐次制御する。またコントローラCLは内部にEEPROMを有し、自動焦点制御(AF制御)、測光等に関連する補正データをカメラボディ毎に記憶させることも可能である。コントローラCLは後述するAFセンサASの蓄積、信号読み出し動作の制御、AFセンサASの蓄積信号に基づく焦点検出演算及びレンズ駆動部LDへの制御指令による撮影レンズのフォーカシング等を行う。そしてこのレンズ駆動部LDは、レンズ駆動モータMLを駆動して撮影レンズL内のフォーカシングレンズ部を移動させることができる。
【0021】
ファーストレリーズスイッチ(1RSW)とセカンドレリーズスイッチ(2RSW)はレリーズボタンに連動したスイッチであり、レリーズボタンの第1段階の押下操作によりまず1RSWがONし、続いて第2段階の押下操作で2RSWがONするように構成されている。よって、コントローラCLはこの1RSWがONされたとき「測光」及び「AF」を行い、更に2RSWがONされたならは所定の「露出動作」とフィルム巻上げを行う。また図中のYKSWは撮影モードとして「夜景モード」を設定する為のスイッチである。この「夜景モード」とは夜景や夜景を背景にした人物のように被写体が暗い撮影シーン、即ち低輝度な被写体像に対して予め設定された好適な露出制御条件に基づいてその写真撮影を行うモードの1つである。
【0022】
次に本発明の特徴的な構成要素である処のAFセンサASの内部構成について説明する。AFセンサASは光電変換素子列であるフォトダイオードアレイPDAL、PDARと処理回路SAとセンサ制御回路SCCとから構成されている。このセンサ制御回路SCCはコントローラCLからの制御信号に応じてAFセンサAS内部の動作を制御する。またAFセンサASは、処理回路SAよりモニタ出力MDATAと蓄積信号出力SDATAをコントローラCL内部のADコンバータADCに出力する。
【0023】
図5には、上記AFセンサASのフォトダイオードアレイPDAL、PDARと処理回路SAの回路図が示されている。図中の画素ブロックE1 〜En は、後述の図6に示すフォトダイオードPDと画素増幅部である。各画素増幅部はセンサ制御回路SCCからの信号φRES ,φEND によって制御される。図示の如くこれらの画素ブロックE1 〜En の各出力Vs1〜VsnにはPMOSトランジスタP1 〜Pn のゲートが各々接続されている。これらのPMOSトランジスタP1 〜Pn のドレインは全てGNDに接続され、一方、ソースは全て共通に定電流負荷IL に接続されており、バッファB1 に入力される。そしてこのバッファB1 の出力はMDATAとなる。ここでPMOSトランジスタP1 〜Pn と定電流負荷IL 、バッファB1 は、画素ブロックE1 〜En の各蓄積レベルのMAX値を検出し出力するMAX検出部60であり、いわゆる「モニタ回路」を構成している。また画素ブロックE1 〜En の各出力Vs1〜VsnにはさらにスイッチSWs1〜SWsnを介した後、共通に接続されてバッファB2 に入力される。そしてバッファB2 の出力はSDATAとなる。これらのスイッチSWs1〜SWsnは、センサ制御回路SCCからの信号φCLKをシフトレジスタSRに入力することによって出力S1 〜Sn により順次ONされる。そして画素ブロックE1 〜En の出力Vs1〜VsnをSDATAに順次出力する。なお画素ブロックE1 〜En の各出力Vs1〜VsnとMDATAはPMOSトランジスタP1 〜Pn のゲート〜ソース間電圧VGSの分だけレベル差が生ずるのでEEPROMに一時記憶しておき、A/D変換後に補正処理を行う。
【0024】
さらに図6には、画素ブロックE1 〜En の詳細な構成を回路図で示している。フォトダイオードPDのアノードはGNDに接続され、カソードは初段アンプ部51に入力される。この初段アンプ部51は、反転増幅器A1 、積分コンデンサC1 、スイッチSW1 とからいわゆる「積分回路」を構成しており、スイッチSW1 はセンサ制御回路SCCからの信号φRESによりON/OFF制御される。蓄積動作時はスイッチSW1 をONとして積分コンデンサC1 を初期化した後、スイッチSW1 をOFFして蓄積動作を開始し、フォトダイオードPD1 で発生する電荷が積分コンデンサC1 に蓄積され、蓄積量に応じた電圧が初段アンプ部出力V1 に発生する。
【0025】
この初段アンプ部51からの出力V1 は、2段目アンプ部52の入力に接続されており、この2段目アンプ部52は、コンデンサC2 ,C3 ,C4 、反転増幅器A2 、バッファA3 、スイッチSW2 およびSW3 から構成され、いわゆる「サンプルホールド機能」を有すると共に、増幅率−C2 /C3 を有するような反転増幅回路となっている。これらのスイッチSW2 ,SW3 は各々センサ制御回路SCCからの信号φRES,φEND により各々ON、OFF制御される。また、蓄積動作時にはまずスイッチSW2 ,SW3 をONさせ各部を初期化し、その後スイッチSW2 をOFFして蓄積中の初段アンプ部の出力V1 を前記所定の増幅率で増幅して出力Vs を発生する。そして信号φEND によりスイッチSW3 をOFFするとホールドコンデンサC4 にその時点での蓄積レベルに対応する電圧レベルを維持、即ちホールドして蓄積レベルを保持する。
【0026】
次に図7のタイムチャートに基づいて蓄積および蓄積信号の読出し動作について説明する。まず最初に信号RESをL(Low) 、信号ENDをH(Hi)とすることによりスイッチSW1 ,SW2 ,SW3 をONして各部の初期化を行っておく。そして所定時間後、信号RESをL→HとすることによりスイッチSW1 ,SW2 をOFFにして蓄積動作を開始する。蓄積動作中には各フォトダイオード毎の入射光量に応じた傾きで、各画素ブロック出力Vs1〜Vsnのレベルが下降していく。MDATAにはこれらのVs1〜Vsnのうちで最もレベルの低い出力(MAX)に追従した出力がモニタ信号として出力される。コントローラCLはこのMDATAを所定のタイミングで、内蔵しているADコンバータADCでAD変換し、そのレベルをチェックする。そして蓄積量が適正なレベルになる時刻にて信号ENDをH→Lとすることによりスイッチ3をOFFして全画素ブロックでの蓄積を終了し、同時に各画素ブロックの蓄積レベルを保持する。蓄積動作を終了すると次に蓄積信号の読出し動作を行う。
【0027】
ここで、信号CLKとして読出しクロックを入力すると、シフトレジスタSRよりS1 〜Sn が出力されスイッチSWs1〜SWsnが順次ONされ各画素毎の蓄積信号が順次SDATAに出力される。コントローラCLはSDATA出力を信号CLKに同期してA/D変換して内蔵のRAMに格納していき、すべての画素についての蓄積信号の読出しが完了したところでその読出し動作を終了する。
【0028】
次に本発明を適用したカメラの動作について図8に示されたフローチャトに従ってさらに詳しく説明する。これは図4に示すコントローラCLの動作制御手順を示すメインルーチンとしての「カメラシーケンス」である。まず、コントローラCLが動作を開始すると、図8に示すメインルーチンが実行されて、最初にEEPROMにあらかじめ記憶されている各種の補正データや蓄積制御データをRAMに読み込んで展開する(S200)。
【0029】
続くステップS201では、1RSW(ファーストレリーズスイッチ)がONされているか否かを判断し、ONでなければステップS209に分岐する。一方、ONであれば、露出量を決定するために不図示の測光回路を動作させて被写体の光量を測定して「測光処理」を行い(S202)、被写体に対する焦点状態を検出して撮影レンズを焦点位置に移動してこの被写体にピントを合わせる「AF動作」を行う(S203)。
【0030】
このAF動作の結果、合焦したか否かを判別し(S204)、合焦していなければS208に進み、一方、合焦している場合は、更に2RSW(セカンドレリーズスイッチ)がONされているか否かを判別し(S205)、ONされていなければS208に進み、一方、ONされている場合は、「露出動作」を行うためにまず上記ステップS202で求めた測光値に基づいて決定された絞り値に撮影レンズの絞りを絞り込み、次にシャッタを制御して所定時間だけシャッタを開いて露出動作を行い(S206)、このシャッタ制御が完了したら絞りを開放状態に戻して、撮影したフィルムを巻き上げて次のコマの位置に給送し(S207)、一連の撮影動作を終了して続くステップS208に進み、不図示の表示装置LCD,LEDの表示動作を制御し(S208)、その後、前記のステップS201に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
【0031】
ステップS209では、シャッタに係わる1RSWや2RSW以外のスイッチのどれかが操作されていることを想定して他のSWの状態を判定し(S209)、もしONされていなければ上記ステップS208に進み、一方、ONされているSWが有れば、そのONされたSWに応じた処理を実行し(S210)、例えば、YKSWのON操作によれば、後述する所定の「夜景モード」の設定を行った後、上記ステップS208に進む。
【0032】
図9には、図8中のステップS203でコールされたサブルーチン「AF(自動焦点)」のフローチャートが示されている。このAF動作ではまず、ステップS300で、蓄積中フラグを参照してAFセンサASが蓄積中か否か判断し(S300)、まだ蓄積中であればステップS302に進み、蓄積中でなければ、蓄積終了フラグを参照して、AFセンサASの蓄積が終了したか否かを判断し(S301)、蓄積終了していればS303に進み、まだ蓄積終了していなければ続くステップS302に進む。
【0033】
ステップS302では、サブルーチン「蓄積制御」をコールすることにより、AFセンサASの蓄積動作を開始すると共に、AFセンサASのモニタ出力をチェックして蓄積終了時間を求める。そして蓄積中を表わすフラグをセットする(S302)。そしてステップS300に戻る。
【0034】
ステップS303では、AFセンサASにおいて蓄積された信号をセンサデータとして読み出し、コントローラCLから読出しクロックをAFセンサASに与え、それに同期したセンサデータがAFセンサASより出力されるので、コントローラCLはこのセンサデータを順次A/D変換してRAMに格納する(S303)。
【0035】
続いて、このRAMに格納されたセンサデータに基づいて所定の焦点検出演算を行う(S304)。またここで蓄積中フラグ、蓄積終了フラグを初期化して次回の蓄積に備える。
【0036】
次にここで、上記の焦点検出演算により求められたデフォーカス量が許容範囲内であるか否かを判別し合焦判定を行う(S305)。もし合焦状態であれば下記のステップS308に進んで合焦処理を行い(S308)、リターンする。一方、非合焦状態であれば、上記ステップS304で求められたデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算する(S306)。
【0037】
続いて、このS306で求められたレンズ駆動量だけレンズを駆動した後(S307)、レンズ駆動が終了すると再び前記のステップS300に戻り、再度、同様なAF動作ステップを順次行って、「合焦」するまで蓄積動作〜レンズ駆動動作を繰り返す。つまり、前記S305において「合焦した」と判定された場合にのみ、ファインダ内の合焦表示等を出力して使用者に告知する等の合焦処理を行ってからメインルーチンにリターンする。
【0038】
ここで、図10のフローチャートに基づいて、図9のS302でコールたサブルーチン「蓄積制御」について説明する。また、図11のグラフをあわせて参照しながら被写体のモニタ時の輝度(モニタレベル)と蓄積時間の関係についても述べる。
【0039】
まず、蓄積中フラグを参照して蓄積中か否かを判別し(S400)、蓄積中でなければ、AFセンサASの蓄積動作をスタートし(S401)、同時にTLMT変更フラグをクリアした後、リターンする。一方、まだ蓄積中であれば、後述のTLMT変更フラグを参照する(S402)。蓄積スタート直後はTLMT変更フラグはクリアされているので、S403に進み蓄積をスタートしてからの経過時間t、即ち「蓄積時間」を第1リミット時間TLMT1と比較する(S403)。もしこの蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1にまだ達していない場合は、モニタMDATA出力をA/D変換する(S404)。次に、A/D変換の結果Mと第1モニタ判定レベルMTH1 とを比較する(S405)。ここでモニタ判定レベルMTH1 は蓄積レベルが適正となるモニタMDATA出力に相当する。もし、モニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH1 以上の場合は、適正な蓄積レベルに達していないのでリターンして、蓄積動作を継続する。一方、モニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH1 よりも小さい値を示す場合は、ステップS411に進んで、適正な蓄積レベルに達したので蓄積動作を終了させた後(S411)、リターンする。
【0040】
ここまで説明した処理ステップは、被写体の輝度が低輝度ではない状況に対応する場合であり、より簡単に解り易すく説明すると、蓄積終了状態でサブルーチン“蓄積制御”がコールされると(図9のS302)、S400→S401→リターンで蓄積が開始される。次に「蓄積制御」がコールされると(図9のS300→S302)、S400→S402→S403→S404→S405→リターンという順序で1回目のモニタMDATA出力のA/D変換が実行される。このような動作を繰り返し実行し、蓄積時間tの経過と共に、モニタMDATA出力が下降していき、第1モニタ判定レベルMTH1 より小さくなったとき、前述したステップS411にて最終的に蓄積動作を終了する。
【0041】
なお、以上に述べた動作は、図11のモニタレベルMと蓄積時間tの関係を示すグラフの(A)の領域に相当するものである。また図11に示すモニタレベルMはその下限にいくほど蓄積レベルが増加する傾向になっている。
【0042】
次に、図10のステップS403からの説明を続けると、このステップにおい蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1以上となった場合には、モニタMDATA出力をA/D変換し(S406)、このA/D変換の結果であるモニタレベルMを第1モニタ判定レベルMTH1 に比べてより低い蓄積レベルを示す第2モニタ判定レベルMTH2 と比較する(S407)。もしこのモニタレベルMが第2モニタ判定レベルMTH2 よりも小さい場合は、蓄積リミット時間を第1リミット時間TLMT1より大きい第2リミット時間TLMT2に変更して蓄積動作を継続させるように前述のように制御する。
【0043】
そして、蓄積時間tが第2リミット時間TLMT2に達しているか否かを判定し(S408)、まだ達していない場合は、モニタMDATA出力をAD変換する(S409)。そして、モニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH1 より低い場合は、適正な蓄積レベルに達したか否かを判定し(S410)、達している場合には蓄積動作を終了して(S411)、リターンする。一方、モニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH1 以上の場合は、蓄積リミット時間を延長して蓄積を継続させるためのTLMT変更フラグをセットした後(S412)、リターンする。
【0044】
前記ステップS408の判定で、もし蓄積時間tが第2リミット時間TLMT2に達した場合は、上記ステップS411に進んで蓄積動作を終了させた後、リターンする。
また、ステップS412においてTLMT変更フラグをセットしリターンした後は再び「蓄積制御」がコールされ(参照:図9のS300→S302)、S400→S402→S408→S409→S410→S412→リターンの順序の動作を実行し、これを繰り返す。そしてステップS410においてモニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH1 より低くなると、適正な蓄積レベルに達したと判断してS411で蓄積動作を終了する。なお、以上の動作は被写体輝度が低輝度の場合であり図11中の(B)の領域に対応している。
【0045】
次にステップS407に戻り、モニタレベルMが第1モニタ判定レベルMTH2 以上の場合は蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1に達しており、さらにその時点での蓄積レベルが非常に低いので、第2リミット時間TLMT2まで蓄積時間を延長しても適正な蓄積レベルが得られないので、同様にS411で蓄積動作を終了する。なお、以上の動作は図11に示す(C)の領域に相当する。
【0046】
(作用効果1)
このように本発明の第1実施形態では、モニタレベルMに応じて第1リミット時間TLMT1をより大きな第2リミット時間TLMT2に変更して蓄積制御を行うことによって、図11に示す(B)領域の斜線部分において蓄積レベルが改善される。また、モニタレベルMをチェックすることにより、第2リミット時間TLMT2に変更しても適正な蓄積レベルが得られないと判断した場合は、第2リミット時間TLMT2への変更を禁止しているので、無駄なタイムラグが発生するのを防止でき、応答性の低下を生じることはない。
【0047】
なお、上記第1リミット時間TLMT1、第2リミット時間TLMT2、第1モニタ判定レベルMTH1 および、第2モニタ判定レベルMTH2 は各々、コントローラCLに内蔵されているEEPROMに既定値として記憶されており、図8の「AF」サブルーチン中のステップS302においてこのコントローラCL内のRAMに格納される。
【0048】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図12,図13,図14および図15に基づいて説明する。図12には、AFセンサASのフォトダイオードアレイPDAL,PDARと処理回路SAが示されている。ただしここでは、前記の図5と同一部分については同一符号を付しその説明は省略する。
【0049】
画素ブロックE1 〜En の各出力VS1〜VS2は前述のようにMAX検出部60であるPMOSトランジスタP1 〜Pn のゲートに接続されると共に、NMOSトランジスタN1 〜Nn のゲートに各々接続されている。これらのNMOSトランジスタN1 〜Nn のドレインは全て電源に接続され、一方、ソースは全て共通に定電流負荷IM に接続されると共に、スイッチSWM2 の一端に接続されている。スイッチSWM2 の他端は出力をMDATAとするバッファB1 の入力に接続されている。上記NMOSトランジスタN1 〜Nn と定電流負荷IM とはMIN検出部70を構成し、画素ブロックE1 〜En の出力VS1 〜VSn のうち最も蓄積レベルの低い出力に応じたレベルを出力する。一方、MAX検出部60の出力であるPMOSトランジスタP1 〜Pn のソースと定電流負荷IL の接続部分はスイッチSWM1 の一端に接続され、他端はバッファB1 に入力される。スイッチSWM1 とSWM2 はインバータI3 ,I4 の出力により制御され交互にONするように構成されており、MAX検出部60とMIN検出部70の各出力のいずれか一方がバッファB1 を介してMDATAに出力される。信号φEND はインバータI1 を介してアンドAN1 の一方の入力に接続され、他方の入力にはφCLK が接続されている。よって、φCLK はφEND がL(Low) のときだけシフトレジスタSRに入力される。また、φCLK はアンドAN2 の一方の入力に接続され、他方の入力にはインバータI1 の出力をインバータI2 を介した出力が接続される。アンドAN2 の出力はインバータI3 に入力される。したがって、φEND がH(Hi)のときだけφCLK によりスイッチSWM1 ,SWM2 のON/OFFが制御可能であり、φCLK がHの時スイッチSWM1 がONし、モニタ出力MDATAにはMAX検出部出力が出力され、φCLK がLの時スイッチSWM2 がONし、MIN検出部70の出力がモニタ出力MDATAに出力される。
【0050】
以上の構成によるAFセンサASの蓄積動作を、図13に示すタイムチャートに基づいて説明する。信号RESの変化H→Lにより初期化が行なわれ、信号RESL→Hにより蓄積をスタートする。蓄積中は信号ENDをHとしているので、信号CLKによりMDATA出力をMAXモニタとMINモニタとに切り換えて出力させ、コントローラCL内蔵のADコンバータADCによりA/D変換してMAXモニタ出力とMINモニタ出力を得て蓄積制御を行う。その後に、適正な蓄積レベルとなると、信号ENDをH→Lとして蓄積動作を終了し、CLK信号を入力してSDATAに順次に蓄積信号を出力させ、A/D変換を行う。
【0051】
なお、画素ブロックE1 〜En の出力Vs1〜Vsnとモニタ出力MDATAは、PMOSトランジスタP1 〜Pn 又はNMOSトランジスタN1 〜Nn のゲート〜ソース間電圧VGSの分だけ各々対応するレベル差が生ずるので、あらかじめEEPROMに記憶されている補正値を用いて補正処理を行う。
【0052】
次に図14に示すフローチャートは、第2実施形態におけるサブルーチン「蓄積制御」の動作を表わしている。まず、蓄積中フラグを参照して蓄積中か否かを判別し(S500)、蓄積中でなければAFセンサASの蓄積を開始する(S501)と共にTLMT変更フラグをクリアしてリターンする。一方、まだ蓄積中である場合は、TLMT変更フラグを参照し(S502)、特に蓄積動作の開始直後は、TLMT変更フラグはクリアされているので変更はなく、よって、次ステップS503では蓄積を開始してからの経過時間t、即ち蓄積時間を第1リミット時間TLMT1と比較する(S503)。もしこの蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1に達していない場合は、以下のステップS504〜S510の一連の処理ステップを実行する。すなわち、信号CLKをHとし(S504),モニタMDATA出力をA/D変換し(S505)、モニタレベルMをMMAXとしてRAMに記憶する(S506)。次に信号CLKをLとし(S507)、モニタMDATA出力をA/D変換して(S508)、モニタレベルMをMMINとしてRAMに記憶する(S509)。続くステップS510にて、MMIN−MMAXと第3モニタ判定レベルMTH3 とを比較する(S510)。なおこの処理は、蓄積信号のMAX値とMIN値の差であるから被写体像のコントラストを判定値と比較する事とほぼ等価である。ここでもし、MMIN−MMAXが第3モニタ判定レベルMTH3 よりも大きい場合は、十分な被写体像コントラストが得られている状態なので、後述するステップS526に進み、蓄積動作を終了してリターンする。一方、MMIN−MMAXが第3モニタ判定レベルMTH3 以下であるときは、リターンして蓄積動作を継続する。
【0053】
以上の部分の処理について、サブルーチン「AF」も含めて説明すると次のようにも言える。すなわち、蓄積終了状態で図9のS302にて第1実施形態のサブルーチン「蓄積制御」がコールされると、S500→S501→リターンで、AFセンサASが蓄積動作をスタートする。次に、図9のS300→S302にて“蓄積制御”がコールされるとS500→S502→S503→S504→…→S510→リターンの順序でモニタMDATA出力のA/D変換と、コントラストの判定が行なわれる。この動作の繰返しにより、蓄積時間の経過と共に、コントラスト(即ち、MMIN−MMAX)が増加していき、第3モニタ判定レベルMTH3 を越えるとS526で蓄積動作を終了する。なお、以上の動作は、図15に示すモニタレベルMと蓄積時間tの関係を示すグラフにおいて、MMIN1,MMAX1のケースに相当するものである。
【0054】
続いて図14のステップS503に戻り説明すると、一方ここで蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1以上となった場合は、以下のステップS511〜S517にて上述した「コントラスト判定」を行う。すなわち、信号CLKをHとし(S511)、モニタMDATA出力をAD変換し(S512)、モニタレベルMをMMAXとしてRAMに記憶し(S513)、次に信号CLKをLとし(S514)、モニタMDATA出力をAD変換し(S515)、モニタレベルMをMMINとしてRAMに記憶する(S516)。そして続くステップS517では、MMIN−MMAXを第3モニタ判定レベルより小さい第4モニタ判定レベルMTH4 と比較し(S517)、もし、MMIN−MMAXが第4モニタ判定レベルMTH4 より大きい場合は、蓄積リミット時間を第1リミット時間TLMT1よりも大きい第2リミット時間TLMT2に変更して蓄積を継続させるように制御する。
【0055】
さらにステップS518では、蓄積時間tが第2リミット時間TLMT2に達しているか否かを判定し(S518)、達していない場合は、続くステップS519〜S525において「コントラスト判定」を行う。一方、蓄積時間tが第2リミット時間TLMT2に達した場合はS526に進み、蓄積動作を終了してリターンする。
【0056】
なお、上記のS519〜S524については前述したS511〜S516とまったく同じなのでその説明を省略する。
また、ステップS525では、MMIN−MMAXを第3モニタ判定レベルMTH3 と比較し(S525)、もしこれを超過している場合には「十分なコントラスト」が得られたと判断して、蓄積を終了し(S526)、リターンする。一方、MMIN−MMAXが第3モニタ判定レベルMTH3 をまだ越えていない場合は、ステップS527に進んで、蓄積リミット時間を延長して蓄積動作を継続させるためにTLMT変更フラグをセットした後(S527)、リターンする。
【0057】
このステップS527でTLMT変更フラグをセットし、リターンした後は、図10に示すサブルーチン「AF」の手順S300→S302に従ってサブルーチン「蓄積制御」がコールされ、S500→S502→S518→…→S525→S527→リターンの手順で動作を実行し、これを繰り返す。そして、ステップS525において被写体のコントラストが第3モニタ判定レベルMTH3 より大きくなると、適正なコントラストに達したと判断してステップS526で蓄積動作を終了した後、リターンする。なお、以上の動作は被写体のコントラストが低い場合であり、図15に示すMMIN2,MMAX2に対応している。
【0058】
前記ステップS517において、もしコントラストMMIN−MMAXが第4モニタ判定レベルMTH4 以下の場合は、蓄積時間tが第1リミット時間TLMT1に達しているので、さらにこの時点でのコントラストが非常に小さいので、第2リミット時間TLMT2まで蓄積時間を延長しても適正なコントラストが得られないと判断し、同様にして蓄積動作を終了して、リターンする。なお、以上の動作は被写体のコントラストが非常に低い場合であり、図15に示すMMIN3,MMAX3に対応している。
【0059】
(作用効果2)
このように第2実施形態によれば、上記MAXとMINのモニタレベルより得られるコントラストに応じて蓄積リミット時間を第1リミット時間TLMT1よりも大きい第2リミット時間TLMT2に変更して蓄積制御を行うことにより、蓄積信号のコントラストを改善してより低コントラストの被写体に対して焦点検出を可能とする。
【0060】
また、第1リミット時間TLMT1におけるコントラストが所定値よりも低い場合は第2リミット時間TLMT2に変更しても適正なコントラストが得られないと判断して蓄積リミット時間の変更を禁止したので、無駄なタイムラグが発生するのを防止している。更に、精度も向上する。
【0061】
(第3実施形態)
次に本発明に係わる第3実施形態について説明する。図16は第1実施形態を示す図10に対して更に「夜景モード」の判定ステップ(S420,S421)を追加した一つの変形例でもある。よって、以下では異なる内容のステップのみを中心に説明する。すなわち、本発明の第3実施形態の趣旨は、「夜景モード」の場合のみ前述した第1実施形態と同様な動作を行い、更に、その他のモードの場合はこれを禁止する処に特徴を有する。そこで、図16のサブルーチン「蓄積制御」のフローチャートに基づき説明すると、まず、ステップS420において「夜景モード」か否かを判別し(S420)、もし夜景モードの場合は続くステップS402に進んで、TLMT変更フラグの判定を行う。一方、夜景モードでない場合には、上記S402をスキップする。また、ステップS421では、「夜景モード」かつ第1リミット時間経過時にはステップS406以降に進み、前述した第1実施形態と同一の動作を行うが、一方、夜景モードではないときには、第1リミット時間を経過しているのでステップS411に進み、蓄積動作を終了しリターンする。
【0062】
(作用効果3)
このように本発明の第3実施形態によれば、運用上例えば、撮影者が夜景モードを設定した場合は、夜景や、夜景を背景とした様な暗い(低輝度)被写体の撮影を意図していると考えられるので、蓄積リミット時間の延長処理により、従来技術では検出不能となっていた場合においても焦点検出を可能とする。また、その他のモードが設定されている場合には、蓄積リミット時間の延長処理を禁止したので、タイムラグを増大させることなく良好なレスポンスで使い勝手が改善されたカメラとすることができる。
【0063】
(その他の変形例)
なお、上述した変形例のほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施は可能である。
【0064】
以上、本発明について3つの実施形態に基づいて説明したが、本明細書中には次の様な発明が含まれる。すなわちその概要としては、受光面の光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、この素子の電荷蓄積量に対応したモニタ信号を発生するモニタ手段と、この信号レベルを第1の所定レベル及び該レベルより大きな第2の所定レベルと比べる比較手段と、この比較手段の結果に基づき素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段を備えており、この蓄積制御手段は、光電変換素子の蓄積動作開始後、上記モニタ信号レベルが第1の所定時間よりも早く第2の所定レベルに達しているか否かで蓄積動作の終了または継続させ、更に、第1の所定時間の経過時点の上記モニタ信号レベルが上記第1の所定レベルを超過しているか否かでこの第1の所定時間よりも長い第2の所定時間の経過まで蓄積動作を延長または終了させることを特徴とした光電変換装置である。詳しくは、
[1] 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、
上記光電変換素子の電荷蓄積量に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、
このモニタ信号レベルを第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果を入力し、この比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段と、
を具備し、
上記蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、当該モニタ信号レベルが第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間を経過した時点の当該モニタ信号レベルが上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間になるまでこの蓄積動作を延長し上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、蓄積動作を打ち切るように制御することを特徴とする光電変換装置。
【0065】
[2] 上記光電変換装置は、低輝度条件に対応した動作モードを有し、この低輝度モードにおいては上記蓄積制御手段は上記光電変換素子の蓄積動作を上記第2の所定時間で終了することを特徴とする[1]に記載の光電変換装置。
【0066】
[3] 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、
上記光電変換素子の電荷蓄積量の最大値、および最小値に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、
このモニタ信号の最大値と最小値との差を第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果を入力し、その比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段と、
を具備し、
上記蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、上記モニタ信号の最大値と最小値との差が第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間になった時点の上記モニタ信号の最大値と最小値との差が上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が経過するまでは蓄積動作を延長して上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、この蓄積動作を打ち切ることを特徴とする光電変換装置。
【0067】
また、次のような発明も含まれている。例えば、
(1) 複数の電荷蓄積型光電変換部を有し、入射光量に応じて発生する電荷を蓄積する光電変換素子と、
前記光電変換素子の電荷蓄積量に応じたモニタ信号を発生するモニタ出力手段と、
前記モニタ出力手段の出力するモニタ信号と所定の判定レベルとを比較して、比較結果を示す比較信号を出力する比較手段と、
前記光電変換素子の蓄積開始からの時間を計時し、第1の蓄積リミット時間が経過すると第1の蓄積終了信号を出力し、第1の蓄積リミット時間より長い第2のリミット時間が経過すると、第2の蓄積終了信号を出力する蓄積リミット手段と、
前記光電変換素子の蓄積を開始すると共に、前記比較手段の出力する比較信号と、前記蓄積リミット手段の出力する蓄積終了信号とに基いて、前記光電変換素子の蓄積の終了を制御する蓄積制御手段と、
を具備し、
前記蓄積制御手段は、前記第1の蓄積終了信号を入力すると、前記比較手段を作動させ、比較信号に応じて前記蓄積リミット手段に対して第1の蓄積リミット時間を第2の蓄積リミット時間に変更させることを特徴とする光電変換装置。(これは第1実施形態に対応する)。
【0068】
(2) 前記モニタ手段は、複数の電荷蓄積型光電変換部の電荷蓄積量のうちの最大値、もしくは最大値と最小値との両方に応じたモニタ信号を発生することを特徴とする(1)に記載の光電変換装置。(これは第2実施形態に対応する)。
【0069】
(3) (1)に記載の光電変換装置は夜景モードを有し、
この夜景モードにおいては、前記蓄積制御手段は第2の蓄積リミット時間で蓄積制御を行い、夜景モード以外では第1の蓄積終了時間を初期設定する手段を具備することを特徴とする(1)に記載の光電変換装置。(これは第3実施形態に対応する)。
【0070】
さらに、本明細書中には次の様な焦点検出装置への適用する内容も含んでいる。
(1' ) 複数の電荷蓄積型光電変換部を有し、入射光量に応じて発生する電荷を蓄積する光電変換素子と、
前記光電変換素子の電荷蓄積量に応じたモニタ信号を発生するモニタ出力手段と、
前記モニタ出力手段が出力するモニタ信号と所定の判定レベルとを比較して、この比較結果を示す所定の比較信号を出力する比較手段と、
前記光電変換素子の蓄積動作開始からの経過時間を計時し、所定の第1蓄積リミット時間が経過すると第1蓄積終了信号を出力し、この第1蓄積リミット時間より大きい第2蓄積リミット時間が経過すると第2蓄積終了信号を出力する蓄積リミット手段と、
前記光電変換素子の蓄積動作を開始すると共に前記比較手段からの比較信号と、前記蓄積リミット手段からの蓄積終了信号とに基づいて蓄積動作の終了を制御する蓄積制御手段と、
を具備して成り、
前記蓄積制御手段は、該第1蓄積終了信号を入力すると、前記比較手段を動作させ比較信号に応じて前記蓄積リミット手段に対し第1蓄積リミット時間を第2蓄積リミット時間へ変更するように指示することを特徴とする焦点検出装置。
(2' ) 前記モニタ出力手段は、複数の電荷蓄積型光電変換部の電荷蓄積量の最大値または、最大値と最小値の両方に応じたモニタ信号を発生することを特徴とする(1' )に記載の焦点検出装置。
(3' ) カメラの夜景モードにおいては、前記蓄積制御手段が第2蓄積リミット時間に変更するように指示することを許可し、夜景モードでない場合は、当該モードを禁止する禁止手段を具備することを特徴とする(1' )に記載の焦点検出装置。
【0071】
【発明の効果】
以上に説明のように本発明の光電変換装置は、蓄積リミット時間に達した時点での蓄積モニタ信号に応じて蓄積リミット時間を延長するように制御しているので、例えばこの装置をカメラの自動焦点検出に適用した場合には、低輝度、低コントラストの被写体に対しても、比較的簡単な回路構成でタイムラグを増大することなく、適正な蓄積信号が得られ、正確な焦点検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の光電変換装置の構成を概念的に示す構成図。
【図2】図2は、本発明の光電変換装置を登載するカメラの断面図。
【図3】図3は、このカメラの焦点検出用の光学系を示す説明図。
【図4】図4は、このカメラの電気制御部(コントローラ)とAFセンサの構成を示すブロック構成図。
【図5】図5は、第1実施形態としてのAFセンサとその処理部の回路図。
【図6】図6は、画素ブロックの回路図。
【図7】図7は、このAFセンサの蓄積及び読出し動作を示すタイムチャート。
【図8】図8は、コントローラが制御するカメラシーケンスを表わすメインルーチンのフローチャート。
【図9】図9は、サブルーチン「AF(自動測距)」のフローチャート。
【図10】図10は、第1実施形態の「蓄積制御」サブルーチンのフローチャート。
【図11】図11は、被写体をモニタする場合の輝度(モニタレベル)と蓄積時間の関係を表わすグラフ。
【図12】図12は、第2実施形態としてのAFセンサとその処理部の回路図。
【図13】図13は、このAFセンサの蓄積及び読出し動作を示すタイムチャート。
【図14】図14は、第2実施形態の「蓄積制御」サブルーチンのフローチャート。
【図15】図15は、モニタレベルと蓄積時間との関係を示すグラフ。
【図16】図16は、第3実施形態の「蓄積制御」サブルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1…光電変換素子、
2…モニタ出力手段、
3…比較手段、
4…蓄積リミット手段、
5…蓄積制御手段、
10…光電変換装置、
20…カメラ、
31…CPU、
32…ADコンバータ、
33…ROM、
34…RAM、
35…EEPROM、
40…AFセンサ、
50…画素ブロック、
51…初段アンプ部、
52…2段目アンプ部、
60…MAX検出部(モニタ回路)、
70…MIN検出部。
S200〜S210…カメラシーケンスの処理ステップ、
S300〜S308…サブルーチン「AF」の処理ステップ、
S400〜S411…第1実施形態のサブルーチン「蓄積制御」の処理ステップ、
S500〜S527…第2実施形態のサブルーチン「蓄積制御」の処理ステップ、
S420,S421…第3実施形態のサブルーチン「蓄積制御」の追加処理ステップ。
Claims (3)
- 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、
上記光電変換素子の電荷蓄積量に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、
このモニタ信号レベルを第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果を入力し、この比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段と、
を具備し、
上記蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、当該モニタ信号レベルが第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間を経過した時点の当該モニタ信号レベルが上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間になるまでこの蓄積動作を延長し上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、蓄積動作を打ち切るように制御することを特徴とする光電変換装置。 - 上記光電変換装置は、低輝度条件に対応した動作モードを有し、この低輝度モードにおいては上記蓄積制御手段は上記光電変換素子の蓄積動作を上記第2の所定時間で終了することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
- 受光面上に結像した光学像を電気信号に変換する電荷蓄積型の光電変換素子と、
上記光電変換素子の電荷蓄積量の最大値、および最小値に対応するモニタ信号を発生するモニタ手段と、
このモニタ信号の最大値と最小値との差を第1の所定レベルおよび第1の所定レベルよりも大きな第2の所定レベルと比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果を入力し、その比較結果に基づいて上記光電変換素子の蓄積終了時間を決定する蓄積制御手段と、
を具備し、
上記蓄積制御手段は、上記光電変換素子の蓄積動作開始後、上記モニタ信号の最大値と最小値との差が第1の所定時間よりも早く上記第2の所定レベルに達していれば蓄積動作を終了させ、第2の所定レベルに達していなければ蓄積動作を継続させ、第1の所定時間になった時点の上記モニタ信号の最大値と最小値との差が上記第1の所定レベルを超過していれば、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が経過するまでは蓄積動作を延長して上記第2の所定レベルに達したときに上記光電変換素子の蓄積動作を終了させ、上記第1の所定レベル未満であれば、この蓄積動作を打ち切ることを特徴とする光電変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3478197A JP3717626B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光電変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3478197A JP3717626B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光電変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10232165A JPH10232165A (ja) | 1998-09-02 |
JP3717626B2 true JP3717626B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=12423836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3478197A Expired - Fee Related JP3717626B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光電変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3717626B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013160862A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Canon Inc | 焦点検出装置およびその制御方法 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP3478197A patent/JP3717626B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10232165A (ja) | 1998-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9210346B2 (en) | Focus detection sensor and optical apparatus using the same | |
JP5733970B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
US7496290B2 (en) | Multipoint autofocus system and camera having multipoint autofocus system | |
US7940323B2 (en) | Image-pickup apparatus and control method thereof | |
JP6045231B2 (ja) | 焦点調節装置、撮像装置および撮像装置の制御方法 | |
US6564014B1 (en) | Flash control device | |
JP3717626B2 (ja) | 光電変換装置 | |
JP2001305422A (ja) | 測距装置 | |
JP2000171685A (ja) | 焦点検出装置 | |
JP3942258B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JP2007251656A (ja) | 撮像装置、その制御方法およびプログラム | |
JP2560722B2 (ja) | 多点測光カメラ | |
JP6153390B2 (ja) | 焦点検出装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体 | |
JP3548266B2 (ja) | 閃光調光装置を備えたカメラ | |
JP4974862B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP4279919B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JP4310815B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JP3955201B2 (ja) | オートフォーカスカメラ | |
JP2013057756A (ja) | 撮影装置 | |
JP4928236B2 (ja) | 撮像装置及び撮像システム | |
JP6660036B2 (ja) | 焦点検出装置及び撮像装置 | |
JP4532169B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JP4146948B2 (ja) | 電子カメラ | |
JP6039729B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JP4810256B2 (ja) | 光学装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050815 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050831 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080909 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |