JPH087320B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPH087320B2
JPH087320B2 JP61051834A JP5183486A JPH087320B2 JP H087320 B2 JPH087320 B2 JP H087320B2 JP 61051834 A JP61051834 A JP 61051834A JP 5183486 A JP5183486 A JP 5183486A JP H087320 B2 JPH087320 B2 JP H087320B2
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浩史 須田
直也 金田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動合焦装置に関し、特にビデオカメラか
ら出力されるビデオ信号(撮影映像信号)を利用して自
動焦点検出を行うオートフォーカス(以下、AFと称す
る)方式の装置に好適なものである。
[従来の技術] 近年、ビデオカメラの特徴を生かしたAF方式として、
ビデオ信号中の高域成分によって画面の精細度を検出
し、その精細度を最大となるようにフォーカシングレン
ズを駆動させ、自動的にテレビカメラの光学焦点調整を
行う、いわゆる山登りサーボ方式のものが注目されてい
る。この従来の山登り方式(以下、山登り方式と称す
る)については、例えばNHK技術研究 昭和40年第17巻
第1号通巻86号第21頁〜第37頁に詳細に記述されている
が、第4図の従来の山登り方式による自動合焦装置の構
成図およびその動作特性を示す第5図の特性図とを参照
して、その内容を簡潔に説明する。
まず、フォーカシングレンズ2を通って入射される被
写体1からの光は、光電変換手段3上に結像し、電気信
号として出力される。光電変換手段3から出た映像信号
としての出力信号は、増幅器4を経てビデオカメラ用の
プロセス回路5に入力されるが、同時にAF検出用として
その増幅器4の後段に別に並設したバンドパスフィルタ
(BPF)6により映像信号中の高域成分のみが抽出さ
れ、次段のゲート回路7に入力される。
また、上述のカメラ用プロセス回路5により分離され
た水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDとから、ウイン
ドウパルス形成回路(WINDOW)8によって、一画面のあ
らかじめ設定された領域、例えば画面の中央部のみの同
期パルス、いわゆるウインドウパルスを形成し、このウ
インドウパルスを上述のゲート回路7に入力して、この
パルス発生区間のみ上述の高域成分の信号を抽出出力す
る。ゲート回路7から出た高域成分の信号は更に検波器
(DEF)9と積分器10により処理される。
この積分器10の出力に対応する電圧(以下、焦点電圧
と称する)とレンズ2の焦点距離との関係を第5図に示
す。この焦点電圧は、撮影像の精細度に対応しているの
で、フォーカシングレンズ2の位置を移動調整する距離
環(焦点リング)の位置がレンズ2と被写体1間の実際
の距離に正確に合致していれば、すなわちジャストピン
ト点(合焦点位置)であれば、焦点電圧は最大となり、
この最大となる位置Cからずれるに従い、低下する。
従って、第5図から分かるように、何らかの制御手段
により、焦点電圧の山を登るようにレンズ距離環の位置
を制御し、焦点電圧が最大となる山の頂上にレンズ距離
環を導けば、自動焦点合せができることとなる。この制
御手段としては、ビデオ信号のフィールド毎に積分器10
の出力をホールドし、前回ホールドした値と今回ホール
ドした値とをフィールド毎に比較して、大となる方向へ
レンズ距離環を駆動することにより、目的を達成するも
のが知られている。即ち、第4図の破線で囲まれた山登
り回路16に示すように、上述のカメラプロセス回路5で
分離した垂直同期信号VDからモノマルチバイブレータ
(MM)12およびサンプルパルス形成回路(S.P)13とに
より一定のタイミングで発生するサンプルパルスを形成
し、このサンプルパルスによりサンプルホールド回路
(S/H)11に入力する積分器出力を1フィールド毎にサ
ンプルホールドする。更に、サンプルホールド回路11の
出力は2つに分岐して、一方はそのまま、他方は1フィ
ールド遅延回路(1フィールドDelay)14により1フィ
ールド分遅延させて順次比較器15に入力し、その両者の
差、すなわち前回ホールドの積分器出力と今回ホールド
の積分器出力との差を比較器15により求める。
今、積分器10の出力の焦点電圧が第5図に示すよう
に、前回のフィールドでAのレベルにあり、次のフィー
ルドでBのレベルにあれば、その焦点電圧A,BはB>A
であるので、比較器15からは例えばハイレベルの制御信
号がモータ駆動制御回路(DRIVER)17へ出力し、モータ
(Mo)18を今までの駆動方向のまま方向を維持して駆動
させる。このモータ18の駆動により、レンズ2が合焦点
の方向に移動する。次のフィールドで焦点電圧を検出す
ると、第5図のCのレベルであるとすると、C>Bであ
るので、比較器15からの信号レベルは変らず、モータ18
はいぜん同一方向に移動することとなる。
このとき、第5図に示すように、焦点電圧の最大点は
Cのレベルであるとすれば、モータ18によりレンズ距離
環をそのまま同一方向に移動させれば、当然Cの合焦状
態から逆に離れて行く方向に進み、焦点電圧は低下する
傾向になる。その結果、次のフィールドではDレベルの
焦点電圧を出力し、D<Cであるので、比較器15はロー
レベル信号を制御回路17へ出力する。このローレベル信
号により制御回路17はモータ18を逆転する制御信号を出
力し、レンズ距離環は再び合焦方向に向って逆送され
る。
このように、第4図および第5図に示す従来の山登り
方式では、比較器15等により構成される山登り回路16の
出力が正(ハイレベル)の時、即ち焦点電圧が時間経過
に対して増加方向にあれば、モータ18の回転方向をその
まま保って山登りを続け、山登り回路16の出力が負(ロ
ーレベル)の時、即ち焦点電圧が時間経過に対して減少
方向にあれば、モータ18の回転方向を逆転させて山を登
る方向へと戻す。従って、焦点電圧により作られる第5
図に示すような山を積分回路10の出力電圧を参照しなが
ら登って行き、ついにはその山の頂点で小きざみに振動
しながら、定常状態に達することにより、自動焦点検出
を行うこととなる。
このように、山登り方式では撮像手段からの出力信号
そのものを用いて自動焦点検出を行うので、自動焦点検
出用の構成要素を別にわざわざ設ける必要がなく、比較
的廉価に、かつ正確に焦点検出ができるという利点があ
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述した従来の山登り方式では、合焦
状態の焦点電圧の山の頂上(最大値)か否かを判定する
のに、その山を一度降りなければ、そこが山の頂上だっ
たか否かが判定できないので、山の頂上付近で小きざみ
に振動しつつ定常状態に達するという欠点がある。すな
わち、合焦状態ではモータが正逆回転を繰り返し、山の
頂上近辺を登り降りしており、常に小きざみに振動して
いる状態となっている。この振動は画質劣化の原因とな
るので除去する必要がある。
本発明は上述の欠点を除去し、合焦点の山の頂上でレ
ンズが小きざみに振動する状態を解消し、かつ正確に合
焦動作を行う自動合焦装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本目的を達成するため、本発明は、焦点合焦度に対応
した信号を所定の周期で順次出力する出力手段と、出力
手段により出力された相前後する複数の信号を用いて信
号の最大値レベルおよび最大値レベルが得られるタイミ
ングの少なくとも一方を周期にて予測する予測手段と、
予測手段により予測された最大値レベルおよびタイミン
グの少なくともいずれか一方が前回の予測値に対して許
容幅以上変化した際には予測結果に基づいて焦点調整を
行うことを禁止するとともに、前記出力手段より順次出
力される出力信号の差分に基づいて焦点調節を行う制御
手段とを具備することを特徴とする。
[作用] 本発明では、焦点合焦度に対応した信号を所定の周期
で順次出力する出力手段により出力された相前後する複
数の信号を用いて信号の最大値レベルおよびその最大値
レベルが得られるタイミングの少くとも一方を上述の周
期にて予測手段で予測し、その予測された最大値レベル
およびタイミングの少なくともいずれか一方が前回の予
測値に対して許容幅以上変化した際には、禁止手段によ
り、予測結果に基づいて焦点調整を行うことを禁止す
る。
従って、本発明によれば、合焦点位置(山の頂上)近
辺での小きざみな振動が解消されるとともに、誤った予
測結果の発生に対して誤動作することなく、正確な焦点
検出ができる。
また、予測結果による焦点調節動作を禁止している間
も、前記出力手段より順次出力された出力信号レベルの
差分に基づいて焦点調節を続行することができ、迅速で
円滑な焦点調節動作を行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
A.基本構成 第1図は本発明の実施例の基本構成を示す。ここで、
aは焦点合焦度に対応した信号を所定の周期で順次出力
する出力手段、bは出力手段aにより出力された相前後
する複数の信号を用いて信号の最大値レベルおよび該最
大値レベルが得られるタイミングの少なくとも一方を上
述の周期にて予測する予測手段である。cは禁止手段で
あり、予測手段bにより予測された最大値レベルおよび
タイミングの少なくともいずれか一方が前回の予測値に
対して許容幅以上変化した際には予測手段bの予測結果
に基づいて焦点調整を行うことを禁止する。
B.回路構成 第2図は本発明実施例の回路構成を示す。なお、サン
プルホールド回路11から前段の構成回路は第4図の従来
例と同様なので省略した。本図において、19は出力手段
としての1フィールド遅延回路であり、前段の1フィー
ルド遅延回路14で1フィールド遅延された前フィールド
での焦点電圧Bを入力し、更に1フィールド遅延させた
前々フィールドの焦点電圧Aを出力する。20は予測手段
としての頂上予測回路であり、入力した現フィールドの
焦点電圧c、前フィールドの焦点電圧B、および前々フ
ィールドの焦点電圧AとからこれらA,B,Cをパラメータ
として所定の公知の演算式、例えば2次関数の予測式に
基づきあと何フィールド目に合焦点状態に対応する頂上
の焦点電圧(予測最大焦点電圧)P(第3図参照)とな
るかを予測し、予測したNフィールド後のタイミング信
号をゲート信号として出力し、また予測した頂上の焦点
電圧Pを比較信号として出力する。
ここで、第3図に示すように現フィールド(i)にお
ける焦点電圧をC、前フィールド(i−1)における焦
点電圧をB、前々フィールド(i−2)における焦点電
圧をAとする。21は第1の減算回路であり、上述の焦点
電圧Cから焦点電圧Bを減算し、C−Bに対応する信号
を出力する。22は第2の減算回路であり、上述の焦点電
圧Bから焦点電圧を減算し、B−Aに対応する信号を出
力する。
24は第1の比較器であり、反転入力端子に入力する第
1の減算回路21の出力(C−B)と非反転入力端子に設
定した所定の閾値Vref1とを比較してC−B<Vref1か否
かを判定し、肯定判定のときにはハイレベルの信号を出
力する。25は第2の比較器であり、反転入力端子に入力
する第1の減算回路21の出力(C−B)と非反転入力端
子に入力する第2の減算回路22の出力(B−A)とを比
較してC−B<B−Aか否かを判定し、肯定判定のとき
にはハイレベルの信号を出力する。
26はアンド回路(AND)であり、上述の2つの比較器2
4および25の出力の論理積演算を行い、全てその出力が
ハイレベルのときにゲートを開き、ハイレベルの信号を
出力する。このアンド回路26の出力信号は頂上予測回路
20の作動許可を示す制御用信号として供給される。27は
第3の比較器であり、非反転入力端子に入力する頂上予
測回路20からの予測最大焦点電圧Pと反転入力端子に入
力するサンプルホールド回路11からの現フィールド中の
現焦点電圧Cとを比較してP>Cか否かを判定し、肯定
判定でかつ頂上予測回路20からのゲート信号がハイレベ
ルのときにモータ18を停止させるモータストップ信号を
出力する。この比較器27自体は多少比較判定に幅のある
ように構成してもよい。
28はフォーカシングレンズ2の距離環を移動するため
のレンズ移動用モータ18を駆動制御するモータ制御回路
(M.制御)であり、第1減算回路21の出力(C−B)の
極性が正のとき(即ちC>Bのとき)にモータ18を正転
させ、その極性が負のとき(即ちC<Bのとき)にモー
タ18を逆転させる。また、モータ制御回路28は、その減
算回路21の出力レベルが大のときにはモータ18を高速回
転させ、減算回路21の出力レベルが小のときにはモータ
18を低速回転させる。
さらに、29〜36は頂上予測回路20の予測値NおよびP
の更新幅が、あらかじめ定めた許容できる幅を越えたと
きに頂上予測回路20の予測動作を停止(禁止)させる禁
止手段としての回路を構成する構成要素である。ここ
で、頂上予測回路20から出力される現フィールドiから
あと何(N)フィールド後に焦点信号(焦点電圧)の最
大値(P)がくるかを予測したタイミング信号を以後は
信号Nと称し、その予測最大焦点電圧Pを以後は信号P
と称することとする。また現フィールド(i)における
信号N,PをNi,Piとし、1フィールド前フィールド(i−
1)における信号N,PをNi-1,Pi-1と表わすこととする。
29は頂上予測回路20から出力される信号Nを1フィー
ルド遅延される1フィールド遅延回路、30はその信号N
を+1だけ加算する加算回路、31は加算回路30の出力Ni
+1から1フィールド遅延回路29の出力Ni-1を減算し
て、Ni+1−Ni-1を出力する減算回路である。32は第4
の比較器であり、非反転入力端子に入力する減算回路31
の出力と反転入力端子に設定した閾値Vref2とを比較し
て、 Ni+1−Ni-1>Vref2 ……(1) が成立するときにハイレベルの信号を出力する。この閾
値Vref2はタイミング信号の各フィールド毎の更新幅と
して許容できる限界の幅を示す。
33は頂上予測回路20から出力される信号Pを1フィー
ルド遅延させる1フィールド遅延回路、34は頂上予測回
路20から出力される現フィールドの信号Pから遅延回路
33の出力Pi-1を減算して、Pi−Pi-1を出力する減算回路
である。35は第5の比較器であり、非反転入力端子に入
力する減算回路34の出力と反転入力端子に設定した閾値
Vref3とを比較して、 Pi−Pi-1>Vref3 ……(2) が成立するときにハイレベルの信号を出力する。この閾
値Vref3は予測最大焦点電圧Pの各フィールド毎の更新
幅として許容できる限界の幅を示す。
36は判定手段としての比較器32,35の出力の論理和演
算をして、その演算結果を作動禁止信号NGとして頂上予
測回路20へ送るオア回路(OR)である。頂上予測回路20
はその作動禁止信号NGの発生に応じて予測動作が禁止さ
れる。すなわち上式(1),(2)のいずれかの条件が
成立すれば、頂上予測回路20は予測動作を停止し、信号
N,Pを出力しなくなる。
C.実施例の動作 次に、第3図を参照して、第2図の本発明実施例の動
作を説明する。
上述した従来令と同様に、レンズ2により結像された
被写体1の光は光電変換手段4により電気信号としての
ビデオ信号に変換され、このビデオ信号はBPF6、ゲート
回路7、検波器9、積分器10を経て、第2図のサンプル
ホールド回路(S/H)11に入力し、フィールド毎にホー
ルドされる。サンプルホールド回路11の出力は後段の1
フィールド遅延回路14、減算回路21、頂上予測回路20お
よび第3比較器27にそれぞれ入力する。その遅延回路14
により1フィールド分遅延された前フィールドの焦点電
圧Bは2つの減算回路21,22と頂上予測回路20に供給さ
れるとともに、後段の遅延回路19にも供給される。後段
の遅延回路19によりさらに1フィールド分遅延された前
々フィールドの焦点電圧Aは減算回路22と頂上回路20に
供給される。
第1減算回路21の減算出力(C−B)は第1比較器24
の反転入力端子と第2比較器25の反転入力端子に供給さ
れ、第2減算回路22の出力は第2比較器25の非反転入力
端子に供給される。また、第1減算回路21の減算出力
(C−B)はモータ制御回路28にも供給される。
第1減算回路21の出力(C−B)は第1比較器24にお
いて所定の閾値Vref1と比較され、C−B<Vref1のとき
に比較器24からハイレベル信号がアンド回路26に出力さ
れる。さらに、第1減算回路21の出力(C−B)と第2
減算回路22の出力(B−A)とは第2比較器25において
比較され、C−B<B−Aのときに比較器25からハイレ
ベル信号がアンド回路26に出力される。
上述の比較器24および25の判定出力がすべてハイレベ
ルとなるとき、すなわち最大焦点電圧Pに充分に近づき
つつあることを示す次式の条件式が全て成立するとき、
アンド回路26はハイレベルとなり、頂上予測回路20を作
動させる。
C−B<Vref1 C−B<B−A 換言すると、第3図に示すように、前フィールドの焦
点電圧Bから現フィールドの焦点電圧Bの差が所定レベ
ル以下(C−B<Vref1)、すなわち、山の傾きがそれ
ほど急峻でなく、頂上Pに充分近くなっているときで、
さらに前回の山の傾きよりも今回のフィールドで判定し
た山の傾きの方が小さくなっているときは(C−B<B
−A)、山の頂上に近づきつつあって山の頂上に十分に
近いときであるから、頂上予測回路26を作動してその山
の頂上の焦点電圧(予測焦点電圧)Pとあと何フィール
ド経過すれば、その頂上を予測できるかが簡単な2次関
数等により容易に予測できる。
上述のアンド回路26の出力に応じて頂上予測回路20は
作動し、入力する焦点電圧A,BおよびCから、これらの
A,B,Cをパラメータとした2次関数に基づき、合焦状態
に対応する頂上の最大焦点電圧Pと、あと何フィールド
でその最大焦点電圧Pになるかを予測する。
頂上予測回路20はあとNフィールドで頂上に達すると
予測したNフィールド後のタイミング信号をゲート信号
として第3比較器27に出力するとともに、予測最大焦点
電圧Pをその比較器27の非反転入力端子に出力する。第
3比較器27はそのゲート信号でゲートを開き、P>Cの
条件でモータストップ用制御信号をモータ制御回路28に
出力する。
モータ制御回路28は第1減算回路21の出力に基づき、
今回の現フィールド焦点電圧Cと前フィールド焦点電圧
Bとが、第3図に示すように、C>Bのときにモータ18
を正転させ、C<Bのときにモータ18を逆転させる。ま
た、モータ制御回路28は減算回路21の出力レベルが高け
ればモータ18を高速回転させ、その出力レベルが低けれ
ばモータ18の回転を低速回転に切換える。
従って、モータ制御回路28は合焦位置から遠い場合に
はモータ18を高速回転させて合焦位置に急速に近づけさ
せ、合焦状態に近づけば、モータ18を低速回転に切り換
えてゆっくり近づき、合焦位置に達した時に比較回路27
から出力させるモータストップ用制御信号に応じてモー
タ18を停止させる。よって、合焦位置の付近で振動する
ことはなく、合焦位置ですみやかにレンズ2を正確に停
止させられる。
一方、頂上予測回路20から出力するタイミング信号、
すなわち予測した予測焦点電圧Pに達するまであと何フ
ィールド目かを予測したフィールドの数N(整数)を表
す予測信号Nは、加算回路30および1フィールド遅延回
路29にも供給される。加算回路30で1を加算された現フ
ィールドの出力出力Ni+1と1フィールド遅延回路29で
1フィールド分遅延された前フィールドの出力Ni-1とは
減算回路31に供給され、Ni+1−Ni-1の減算結果が減算
回路31から第4比較器32の非反転端子に入力する。比較
器32ではその非反転端子に入力した値と反転入力端子に
設定した所定の閾値Vref2とを比較し、Ni+1−Ni-1>V
ref2が成立するときにハイレベルの信号を出力する。
また、頂上予測回路20から出力する予測最大焦点電圧
Pは1フィールド遅延回路33および減算回路34にも供給
される。遅延回路33で1フィールド分遅延された前フィ
ールドの出力Pi-1は減算回路34に供給され、現フィール
ドの出力Piから前フィールドの出力Pi-1を引いた値が減
算回路34から第5の比較器35の非反転入力端子に入力す
る。比較器35ではその非反転入力端子に入力した値と反
転入力端子に設定した所定の閾値Vref3とを比較し、Pi
−Pi-1>Vref3が成立するときにハイレベルの信号を出
力する。
第4比較器32および第5比較器35の出力をオア回路36
を通って頂上予測回路20へ作動禁止信号NGとして出力さ
れる。すなわち、上述したNi+1−Ni-1>Vref2,または
Pi−Pi-1>Vref3の少なくともいずれかが成立すれば、
オア回路36から禁止信号NGが頂上予測回路20に送られ、
頂上予測回路20の予測動作が中止される。
以上のべた予測動作を第3図を参照して更に詳細に説
明する。第3図において、前フィールドi−1における
焦点信号Cに対し、前々フィールドi−2の焦点信号A
を併用して頂上予測回路20において焦点信号が最大値と
なる頂上の電圧値Pとフィールド数Nとの予測がされ、
このときの前フィールドi−1時点での予測出力信号が
タイミング信号としてNi-1および最大予測レベル信号と
してPi-1が出力したとする。
次に、現フィールドiで再び同様にして予測演算を行
う。すなわち現フィールドiでの焦点信号D、前フィー
ルドi−1の焦点信号C、前々フィールドi−2の焦点
信号Bとにより頂上予測回路20で予測演算が行われ、タ
イミング信号Ni、レベル信号Piが出力される。
このとき、第3図に示すように現フィールドの焦点信
号Dが前フィールドi−1で予測された予測線(図の波
線で示す)に対してレベルが低く出力されているものと
する。そこで、上述の判定回路29〜35により前回での予
測値Ni-1,Pi-1に対して現在での予測値Ni,Piが大幅に変
化したか否かを判定する。タイミング信号Nとレベル信
号Pのそれぞれが許容できる幅以内に納まっていれば、
順次フィールドが新たになる毎に頂上予測回路20の出力
信号は更新されて行く。
しかし、上述のフィールド間の予測値の変化の幅が許
容できる幅(閾値のVref2,Vref3に相当)を越えた場合
は、上述の第4の比較器32および第5の比較器35の出力
の少なくともいずれか一方がハイレベルとなるので、オ
ア回路36から頂上予測回路20へ作動禁止信号NGが送出さ
れ、これにより頂上予測回路の予測動作は停止させられ
る。
なお、本発明は上述のような撮像手段の出力から焦点
合焦度に対応した信号を出力するものに限るものではな
く、例えば、撮像手段とは別に焦点合焦度を示すライン
センサを用いた場合にも適用出来る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、焦点合焦度に
対応した信号を所定の周期で順次出力する出力手段によ
り出力された相前後する複数の信号を用いて信号の最大
値レベルおよびその最大値レベルが得られるタイミング
の少なくとも一方を上述の周期にて予測し、予測された
最大値レベルおよびタイミングの少なくともいずれか一
方が前回の予測値に対して許容幅以上変化した際にはそ
の予測結果に基づいて焦点調整を行うことを禁止するよ
うにしたので、合焦点位置(山の頂上)近辺での小きざ
みな振動が解消されるとともに、誤った予測結果の発生
に対して誤動作することなく正確な焦点検出が可能とな
る効果が得られる。
また、予測結果による焦点調節動作を禁止している間
も、前記出力手段より順次出力された出力信号レベルの
差分に基づいて焦点調節を続行することができ、迅速で
円滑な焦点調節動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明実施例の回路構成を示す回路図、 第3図は本発明実施例の作用を説明するための焦点距離
と焦点電圧との関係を示す特性図、 第4図は従来例の回路構成を示すブロック図、 第5図は従来例の作用を示す特性図である。 3……光電変換手段、 6……バンドパスフィルタ、 7……ゲート回路、 8……ウインドウパルス形成回路、 9……検波器、 10……積分器、 11……サンプルホールド、 14,19,29,33,……1フィールド遅延回路、 16……山登り回路、 20……頂上予測回路、 21,22,31,34……減算回路、 24,25,27,32,35……比較器、 26……アンド回路、 28……モータ制御回路、 30……加算回路、 31……オア回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−45213(JP,A) 特開 昭61−107312(JP,A) 特開 昭60−54152(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点合焦度に対応した信号を所定の周期で
    順次出力する出力手段と、 前記出力手段により出力された相前後する複数の信号を
    用いて信号の最大値レベルおよび該最大値レベルが得ら
    れるタイミングの少なくとも一方を前記周期にて予測す
    る予測手段と、 該予測手段により予測された最大値レベルおよびタイミ
    ングの少なくともいずれか一方が前回の予測値に対して
    許容幅以上変化した際には該予測結果に基づいて焦点調
    節を行うことを禁止するとともに、前記出力手段より順
    次出力される出力信号の差分に基づいて焦点調節を行う
    制御手段と、 を具備することを特徴とする自動合焦装置。
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