JP7196160B2 - Mcl-1阻害剤アルボシジブを用いた、bcl-2阻害剤に対して非感受性である癌の治療レジメン - Google Patents

Mcl-1阻害剤アルボシジブを用いた、bcl-2阻害剤に対して非感受性である癌の治療レジメン Download PDF

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Description

配列表に関する言及
本願に関連する配列表は、紙のコピーの代わりにテキスト形式で提供され、引用により本明細書に援用される。配列表を含むテキストファイルの名前は910208_431WO_SEQUENCE_LISTING.txtである。テキストファイルは1.24KBであり、2018年9月11日に作成され、EFS-Webによって電子的に作成される。
技術分野
本発明は一般に、MCL-1阻害剤およびそれに関連する組成物を用いて、BCL-2阻害剤非感受性の対象を治療するための方法に関する。
関連する分野の説明
B細胞リンパ腫2(BCL-2)阻害剤ベネトクラックス(ABT-199、ベネクレクスタ)は、染色体17p欠失を有する患者の慢性リンパ性白血病(CLL)の治療、および少なくともその前治療のために、2016年にFDAによって承認された。ベネトクラックスは、生存促進BCL-2タンパク質と、細胞死(BIM)のBCL-2相互作用メディエーターおよびBCL-2関連死プロモーター(BAD)などの抗生存アポトーシス促進タンパク質との間の相互関係を阻害することによって機能する。ベネトクラックスは、CLLの単剤療法として第I相および第II相臨床試験で高い全奏効率を示した(70-79%; Zhu, H., Almasan, A. Drug Des Devel Ther 2017, 11, 685-94)。
CLLにおけるベネトクラックスの成功に反して、約20~30%の患者が応答を示さず、少数の患者が完全寛解(8-20%)を示し、約50%の患者が18ヶ月後に疾患の進行を示した(Huber, H., et al. Oncotargets and Therapy, 2017, 10, 645-56)。
さらなる生存促進性タンパク質、巨大B細胞性リンパ腫(BCL-xL)および骨髄細胞性白血病1(MCL-1)はまた、BIMおよびBADを抑制することによって細胞死を阻害し、ベネトクラックスに対する可能性のある耐性メカニズムを表す (Choudhary, G.S. et al. Cell Death and Disease Jan 2015, 6 (1), e1593 and Oppermann, S. et al., Blood 2016 128 (7) 934-47)。BCL-2およびBCL-xLを阻害する、第一世代のBCL-2阻害剤、ナビトクラックス(ABT-263)は、血小板減少のために毒性であり、血小板の生存におけるBCL-xLの重要な役割を示すことが、他の報告と共に実証された(Zhang, H. et al. Cell Death and Differentiation, 2007 14, 943-51; Debrincat, M.A. et al., Cell Death & Disease 2015, 6, 1721)。
そのため、BCL-2阻害剤を用いた治療に耐性を有する患者、並びに完全な応答および/または治療後の疾患の進行を示さない患者に治療を提供するために、現在の治療上のニーズが存在する。本発明はこれらのニーズを満たし、他の関連する利点を提供する。
本発明の実施態様は一般に、癌、例えば、BCL-2阻害剤耐性癌の治療方法に関する。いくつかの実施態様は、必要な対象における癌の治療方法を提供し、ここで、当該方法は、アルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを投与し、それによって対象における癌が治療することを含み、ここで、癌はBCL-2阻害剤耐性であり、対象はBCL-2阻害剤による前治療に非応答性である、または耐性である。
ある実施態様は、必要な対象における癌を治療する方法を提供し、ここで、当該方法は、癌がBCL-2阻害剤耐性であると決定すること、およびアルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを患者に投与し、それによって癌を治療することを含む。
ある別の実施態様は、必要な対象における癌を治療する方法を提供し、当該方法は、癌がBCL-2阻害剤耐性であって、対象がBCL-2阻害剤による前治療に非応答性である、または耐性である場合、対象がアルボシジブ、またはそのプロドラッグによる治療に応答する見込みがあると特定すること、および有効量のアルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを対象に投与することを含む。
さらに別の実施態様は、必要な対象における癌を治療する方法を提供し、当該方法は、アルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを対象に投与することを含み、ここで、癌は、
対象から癌細胞を取得すること;および
i)癌細胞におけるBCL-2およびMCL-1の発現を定量化すること、ここで、BCL-2発現に対してMCL-1発現が増加することは、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;
ii)癌細胞においてBCL-2依存性を決定すること、ここで、低いBCL-2依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;または
iii)癌細胞においてMCL-1依存性を決定すること、ここで、高いMCL-1依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す
を含むインビトロ方法によって、BCL-2阻害剤耐性であると決定される。
そのため、これら、および他の実施態様は、BCL-2阻害剤に対して耐性である、および/または非応答性である癌(例えば、白血病)患者の治療に対して有用性を提供する。これら、および他の局面は、以下の詳細な説明、および付属の図を参照することにより明らかであろう。
図において、同一の参照番号は同様の要素を特定する。図における要素の大きさおよび相対的な位置は、必ずしも正確な縮尺率で描かれているわけではなく、これらの要素のいくつかは図の読みやすさを向上するために、拡大および配置される。さらに、描かれた要素の特定の形状は、特定の要素の実際の形状に関する情報を伝えることを意図したものではなく、図の認識を容易にするために単に選択されている。
図1は、アルボシジブによって処理されたMV-4-11細胞における、MCL-1 タンパク質の発現の用量依存性減少を示す。 図2は、アルボシジブ、パルボシクリブおよびディナシクリブによって処理されたMV-4-11細胞における、MCL-1の発現の用量依存性減少を示す。 図3は、ベネトクラックス/ABT-199による治療と比較して、アルボシジブで処理したOCI-AML3腫瘍細胞におけるインビボでの腫瘍成長を示す。 図4は、アルボシジブで処理したOCI-AML3細胞について、MCL-1タンパク質の発現のインビトロにおける減少を示す。 図5は、ベネトクラックスによる治療と比較して、アルボシジブで処理したHEL細胞における細胞生存のインビトロ阻害を示す。 図6は、ベネトクラックスによる治療と比較して、アルボシジブで処理したOPM2細胞における細胞生存のインビトロ阻害を示す。
詳細な説明
以下の説明において、本発明の様々な実施態様の完全な理解を提供するために、いくつかの特定の詳細が記載される。しかしながら、本発明がこれらの詳細がなくても実施されうることを当業者は理解するであろう。
文脈から明らかにそうでない場合を除いて、本明細書および特許請求の範囲を通して、用語「含む」、並びに「含む」および「含んでいる」などのそのバリエーションは、「限定されないが、~など」と同様に、オープンな包括的な意味において解釈されるべきである。
本明細書を通して、「1つの実施態様」または「ある実施態様」についての言及は、その実施態様との関連で記載される、特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施態様において含まれることを意味する。そのため、本明細書を通して、様々な場所における語句「1つの実施態様において」または「ある実施態様において」の出現は、必ずしも全てが同じ実施態様をいうものではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つ以上の実施態様において、任意の適切な方法で組み合わせられうる。
他に定義されない限り、本明細書において用いられる全ての技術的および科学的用語は、本発明が属する技術における当業者によって、通常理解されるものと同様の意味を有する。明細書および特許請求の範囲において用いられる、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上明らかにそうでないことが示されていない限り、複数の言及を含む。
アルボシジブ(フラボピリドールとしても知られている)は、以下の構造:
Figure 0007196160000001

を有する化合物をいう。
アルボシジブの薬学的に許容可能な塩は、いくつかの実施態様において、アルボシジブの定義に含まれる。
「プロドラッグ」は、生理学的条件下で、または加溶媒分解によって、アルボシジブに変換される化合物を指すことが意図される。いくつかの局面において、プロドラッグは対象に投与される時に不活性であるが、インビボで、例えば、加水分解によって、アルボシジブに変換される。プロドラッグ化合物はしばしば、哺乳動物において、溶解度、組織適合性、または遅延放出の利点を提供する(例えば、Bundgard, H., Design of Prodrugs (1985), pp. 7 9, 21 24 (Elsevier, Amsterdam)を参照されたい)。プロドラッグについての議論は Higuchi, T., et al., 「Pro drugs as Novel Delivery Systems」, A.C.S. Symposium Series, Vol. 14, および Bioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987において提供され、これらはいずれも、引用によってその全体が本明細書に援用される。アルボシジブのプロドラッグは一般に、修飾がインビボで切断されてアルボシジブを生じるように、アルボシジブに存在する官能基を修飾することによって製造される。アルボシジブのプロドラッグの例としては、ヒドロキシ基が、化合物が哺乳動物対象に投与された時に、官能基が切断されて、遊離のヒドロキシ化合物(すなわち、アルボシジブ)を生じるような官能基で保護された化合物が挙げられる。プロドラッグの特定の例としては、本明細書に開示される、アルボシジブのリン酸プロドラッグが挙げられる。プロドラッグの薬学的に許容可能な塩は、いくつかの実施態様の範囲内に含まれる。
用語「有効量」または「治療上の有効量」は、以下に定義されるように、限定されないが、疾患の治療等の意図される用途をもたらすのに十分な、本明細書に記載される組成物における化合物の分量をいう。治療上の有効量は、意図される治療用途(インビボ)、または治療される対象および疾患状態、例えば、対象の体重および年齢、疾患状態の重症度、投与方法などに応じて変化する場合があり、これは当業者によって容易に決定することができる。当該用語はまた、標的細胞において特定の応答、例えば、血小板接着の減少、および/または細胞移動などを誘導する用量に適用される。特定の用量は、選択される組成物の特定の化合物、従うべき用量レジメン、他の化合物との組み合わせで投与されるかどうか、投与のタイミング、投与される組織、およびそれが送達される物理的な送達系に応じて変化するであろう。
本明細書で用いられる「治療」または「治療すること」は、限定されないが、治療上の便益および/または予防上の便益などの、疾患、障害、または病状に関して、有益なまたは望ましい結果を得るためのアプローチをいう。治療上の便益とは、治療されている根本的な障害の根絶または改善を意味する。また、対象が根本的な障害に未だ苦しんでいても、対象において改善が観察されるように、治療上の便益は、根本的な障害に関連する、1つ以上の生理学的症状の根絶または改善によって達成される。いくつかの実施態様において、疾患の診断がなされていなくても、予防上の便益のために、組成物は、特定の疾患が進行するリスクのある対象、または疾患の生理学的症状の1つ以上が報告されている対象に投与される。
本明細書で用いられる「治療上の効果」は、前記の治療上の便益および/または予防上の便益を含む。予防上の効果としては、疾患もしくは病状の出現の遅延もしくは排除、疾患もしくは病状の症状の発現の遅延もしくは排除、疾患もしくは病状の進行の遅延、停止、もしくは回復、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いられる用語「共投与」、「組み合わせで投与した」、およびそれらの文法上の等価物は、両方の薬剤および/またはその代謝物が、対象において同時に存在するように、ヒトなどの動物に対して2つ以上の薬剤を投与することを含む。共投与としては、別個の組成物における同時投与、別個の組成物における異なる時間における投与、またはいずれの薬剤も存在する組成物における投与が挙げられる。
「薬学的に許容可能な塩」としては、酸および塩基付加塩の両方が挙げられる。
「薬学的に許容可能な酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的な有効性および性質を有し、生物学的またはその他の面で望ましくないものではなく、限定はされないが、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸、および、限定はされないが、酢酸、2,2-ジクロロ酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、4-アセトアミド安息香酸、カンファー酸、カンファー-10-スルホン酸、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、炭酸、ケイ皮酸、クエン酸、サイクラミン酸、ドデシル硫酸、エタン-1,2-ジスルホン酸、エタンスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルタミン酸、グルタル酸、2-オキソ-グルタル酸、グリセロリン酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、乳酸、ラクトビオン酸、ラウリン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレン-1,5-ジスルホン酸、ナフタレン-2-スルホン酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、プロピオン酸、ピログルタミン酸、ピルビン酸、サリチル酸、4-アミノサリチル酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、酒石酸、チオシアン酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ウンデシレン酸などの有機酸によって形成される塩をいう。
「薬学的に許容可能な塩基付加塩」は、遊離酸の生物学的な有効性および性質を有し、生物学的またはその他の面で望ましくないものではない塩をいう。これらの塩は、遊離酸に無機塩基または有機塩基を付加して製造される。無機塩基に由来する塩としては、限定はされないが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム塩などが挙げられる。好ましい無機塩は、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウム塩である。有機塩基に由来する塩としては、限定はされないが、アンモニア、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、デアノール、2-ジメチルアミノエタノール、2-ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、ベネタミン、ベンザチン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N-エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などの、一級、二級、および三級アミン、天然に存在する置換アミンなどの置換アミン、環状アミン、および塩基性イオン交換樹脂の塩が挙げられる。特に好ましい有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、およびカフェインである。
いくつかの実施態様において、薬学的に許容可能な塩としては、4級アミンアルキルハライド塩(例えば、メチルブロマイド)などの、4級アンモニウム塩が挙げられる。
用語「アンタゴニスト」および「阻害剤」は同義で用いられ、それらはMCL-1などのタンパク質の活性または発現を阻害することによって、標的タンパク質の生物学的機能を阻害する能力を有する化合物をいう。そのため、用語「アンタゴニスト」および「阻害剤」は、標的タンパク質の生物学的役割との関連において定義される。アンタゴニストによって阻害される、好ましい生物学的活性は、腫瘍の進行、成長、または拡大に関連する。
本明細書で用いられる用語「アゴニスト」は、標的タンパク質の活性または発現を阻害することのいずれかによって、標的タンパク質の生物学的機能を引き起こす、または増強する能力を有する化合物をいう。そのため、用語「アゴニスト」は、標的ポリペプチドの生物学的役割との関連において定義される。本明細書における好ましいアゴニストは、標的と特異的に相互作用(例えば、結合)するが、標的ポリペプチドがメンバーであるシグナル伝達経路の他のメンバーと相互作用することによって、標的プリペプチドの生物学的活性を引き起こす、または増強する化合物もまた、特にこの定義の範囲内に含まれる。
本明細書で用いられる「薬剤」または「生物学的に活性な薬剤」は、生物学的、薬学的、または化学的な化合物、または他の部分をいう。限定されない例としては、単一のまたは複合体の有機または無機分子、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、抗体、抗体誘導体、抗体フラグメント、ビタミン誘導体、炭水化物、毒素、または化学療法化合物が挙げられる。様々な化合物、例えば、小分子およびオリゴマー(例えば、オリゴペプチドおよびオリゴヌクレオチド)、並びに合成有機化合物を、様々なコア構造に基づいて合成することができる。さらに、様々な天然源は、植物または動物抽出物などの、スクリーニングのための化合物を提供しうる。
「抗癌剤」、「抗腫瘍剤」、または「化学療法剤」は、腫瘍性疾患の治療に有用な任意の薬剤をいう。抗癌剤の1つのクラスは、化学療法剤を含む。「化学療法」は、静脈内、経口、筋肉内、腹腔内、膀胱内、皮下、経皮、バッカル、または吸入、または座薬の形態などの様々な方法によって、1つ以上の化学療法剤および/または他の薬剤を癌患者に投与することを意味する。
用語「細胞増殖」は、分裂の結果、細胞の数が変化する現象をいう。この用語はまた、増殖性シグナルと一致して、細胞形態(例えば、大きさの増加)が変化する細胞増殖を含む。
用語「選択的阻害」または「選択的に阻害する」は、標的と直接的または間接的に相互作用することによって、生物学的に活性な薬剤が、非特異的なシグナル伝達活性と比較して、標的シグナル伝達活性を選択的に減少させる薬剤の能力をいう。
「対象」は、哺乳動物などの動物、例えばヒトをいう。本明細書に記載される方法は、ヒトの治療および獣医学的応用のいずれにおいても有用でありうる。いくつかの実施態様において、対象は哺乳動物であり、いくつかの実施態様において、対象はヒトである。
「哺乳動物」としては、ヒト、並びに実験動物および家庭用ペット(例えば、ネコ、イヌ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ウサギ)などの飼育動物、および野生動物などの非飼育動物の両方が挙げられる。
「放射線治療」は、医師に知られている通例の方法および組成物を用いて、アルファ粒子放出放射性核種(例えば、アクチニウムおよびトリウム放射性核種)、低い線エネルギー付与(LET)放射線放出体(すなわち、ベータ放出体)、転換電子放出体(例えば、ストロンチウム-89およびサマリウム-153-EDTMP)、または高エネルギー放射線、限定されないが、x線、ガンマ線、および中性子などの放射線放出体に対象を曝露することを意味する。
用語「インビボ」は、対象の体内で生じる事象をいう。
「医薬組成物」は、哺乳動物、例えばヒトに、生物学的に活性な化合物を送達するために、一般に当技術分野において受け入れられている化合物および媒体の製剤をいう。そのような媒体としては、そのための全ての薬学的に許容可能な担体、希釈剤、または賦形剤が挙げられる。
「薬学的に許容可能な担体、希釈剤、または賦形剤」としては、限定はされないが、ヒトまたは飼育動物における使用について許容可能であると、米国食品医薬品局によって承認された、任意のアジュバント、担体、賦形剤、流動促進剤、甘味剤、希釈剤、防腐剤、色素/着色剤、調味料、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、懸濁化剤、安定化剤、等張剤、溶媒、または乳化剤が挙げられる。
治療方法
染色体17p欠失を伴うCLLを有する患者の治療のために、現在承認されている治療レジメン(すなわち、ベネトクラックス/ABT-199)は、良好な全体的な応答、および初期疾患の無進行を示す;しかしながら、患者のごく一部のみが完全奏功を示し、患者の少なくとも50%は、18ヶ月後に疾患の進行を示す。そのため、本開示は、CDK9/MCL-1阻害剤は、BCL-2阻害剤に対して耐性を示す(例えば、CLLを有する)癌患者に、有用な治療上の選択肢を提供するという事実に、少なくとも部分的に基づく。
そのため、本開示の実施態様は、BCL-2阻害剤に対して耐性がある、および/または非応答性である、白血病患者の治療に有用である。さらに、いくつかの実施態様は、患者がCDK9/MCL-1阻害剤に応答するかどうかを決定する、BH3プロファイリングアッセイなどのコンパニオン診断アッセイと共に、またはそれを行わずに用いられうる。
ある実施態様は、必要な対象において、BCL-2阻害剤耐性癌を治療するための方法を提供し、ここで、当該方法は、アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを、BCL-2阻害剤による前治療に非応答性である、または耐性を有する対象に投与すること、およびそれによって対象における癌を治療することを含む。
実施態様において、治療レジメンは、US2016/0340376において記載されるものなどの、アルボシジブのプロドラッグを含み、これはその全体が引用によって本明細書に援用される。実施態様において、アルボシジブのプロドラッグは、アルボシジブのリン酸プロドラッグである。いくつかの実施態様において、アルボシジブのリン酸プロドラッグは、以下の構造(I):
Figure 0007196160000002

[式中、
、RおよびRのうち1つは、-P(=O)(OH)であり、R、RおよびRのうち他の2つは、それぞれHである。]
またはその立体異性体、互変異性体、または薬学的に許容可能な塩を有する。
いくつかの実施態様において、アルボシジブのリン酸プロドラッグは、以下の構造:
Figure 0007196160000003

を有する。
他の実施態様は、必要な対象における癌の治療方法を提供し、ここで、当該方法は、癌がBCL-2阻害剤耐性であると決定すること、およびアルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを対象に投与し、それによって癌を治療することを含む。特定の実施態様において、癌はBCL-2阻害剤による前治療に対して耐性がある。
関連する実施態様は、必要な対象において癌を治療するための方法を提供し、ここで、当該方法は、癌がBCL-2阻害剤耐性であって、対象がBCL-2阻害剤による前治療に非応答性である、または耐性を有する場合に、対象がアルボシジブまたはそのプロドラッグによる治療に応答する見込みがあると特定すること、および有効量のアルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを対象に投与することを含む。
ある実施態様は、必要な対象において癌を治療するための方法を提供し、ここで、当該方法は、アルボシジブ、またはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを対象に投与することを含み、癌は、
対象から癌細胞を取得すること;および
i)癌細胞におけるBCL-2およびMCL-1の発現を定量化すること、ここで、BCL-2発現に対してMCL-1発現が増加することは、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;
ii)癌細胞においてBCL-2依存性を決定すること、ここで、低いBCL-2依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;または
iii)癌細胞においてMCL-1依存性を決定すること、ここで、高いMCL-1依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す
を含むインビトロ方法によって、BCL-2阻害剤耐性であると決定される。
いくつかの実施態様において、対象は、ベネトクラックスなどのBCL-2阻害剤による前治療を受けている。
MCL-1およびBCL-2依存性は、米国特許第7,868,133号;8,221,966号;および8,168,755号、および米国特許公報第2011/0130309号、2016/0303101号、および2018/0172673号において記載される、BH3プロファイリングなどの、当技術分野において既知の方法に基づいて決定することができ、これら全ての内容は、引用によってその全体が本明細書に援用される。
いくつかの実施態様において、MCL-1依存性は、米国特許公報第2018/0172673号において記載されるものなどの、1つ以上の任意のプロファイリングペプチドと、対象の癌細胞を接触させることによって決定され、これは引用によってその全体が本明細書に援用される。いくつかの実施態様において、プロファイリングペプチドは、YGRKKRRQRRRGGGRPEIWMTQGLRRLGDEINAYYAR(配列番号:1)またはRPEIWMTQGLRRLGDEINAYYARGGGYGRKKRRQRRR(配列番号:2)の配列を含む。いくつかの実施態様において、プロファイリングペプチドは、配列番号:1または配列番号:2の配列から成る。別の実施態様において、プロファイリングペプチドは、NOXAの少なくとも1部である。
そのようなペプチドは、癌細胞または複数の癌細胞の感受性プロファイルを作成するために用いられうる。いくつかの実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、腫瘍から単離される。いくつかの実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、非固形腫瘍の生検に由来する。いくつかの実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、対象の末梢血管から取得する。他の実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、対象の骨髄から取得する。
実施態様において、癌細胞は固形癌からである。いくつかの実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、固形腫瘍に由来する。いくつかの実施態様において、癌細胞および複数の癌細胞は、循環腫瘍細胞である。実施態様において、癌細胞は非固形癌からである。様々な実施態様において、癌細胞は前移転癌からである。様々な実施態様において、癌細胞は移転癌からである。
特定の実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、固体マトリックスまたはビーズに結合した抗CD138抗体によって、生検サンプルから選択することによって濃縮された、多発性骨髄腫細胞である。特定の実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、CD45配向抗体に結合することによって濃縮された、AML細胞である。特定の実施態様において、癌細胞または複数の癌細胞は、非B細胞枯渇によって濃縮された、慢性リンパ性白血病またはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫からである。
様々な実施態様において、複数の癌細胞は、冷凍されていたサンプルからである。そのような実施態様において、サンプルは急速解凍プロセスを用いて加熱されうる。サンプルは次いで、培地に加えられ、インキュベートされうる。
別の実施態様において、複数の癌細胞は、冷凍されてない、すなわち新たに採取されたサンプルからである。そのような実施態様において、サンプルは単離した後に、培地に加えられ、インキュベートされる。
実施態様において、癌細胞、複数の癌細胞、またはその一部は、本明細書に開示される1つ以上のプロファイリングペプチドと接触され、分極率が決定される。実施態様において、癌細胞、複数の癌細胞、またはその一部は、本明細書に開示される1つ以上のプロファイリングペプチドと接触され、細胞のミトコンドリア完全性における変化を検出する。様々な実施態様において、1つ以上のプロファイリングペプチドが同時に用いられうる。そのような実施態様において、プロファイリングペプチドのパネル(例えば、2、3、4、5、10などのプロファイリングペプチド)が、単一の対象の検体においてスクリーニングされうる。
いくつかの実施態様において、癌細胞、複数の癌細胞、またはその一部は、プロファイリングペプチドを含む組成物と接触される。そのような実施態様において、組成物は、約1.5μMから約2.5μMの範囲の濃度においてプロファイリングペプチドを含みうる。実施態様において、組成物は、約1.75μMから約2.25μMの範囲の濃度においてプロファイリングペプチドを含む。いくつかの実施態様において、組成物は約2.0μMの濃度においてプロファイリングペプチドを含む。
実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約15分から約45分にわたって、1つ以上のプロファイリングペプチドと接触される。いくつかの実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約20分から約40分にわたって、1つ以上のプロファイリングペプチドと触される。いくつかの実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約30分にわたって、1つ以上のプロファイリングペプチドと接触される。
分極率は、細胞または複数の細胞のミトコンドリア完全性の変化に関連しうる。ミトコンドリア完全性における変化は、例えば、ミトコンドリア膜電位の変化、染色体凝集、生存率低下、ミトコンドリア膜間腔からサイトゾルへのシトクロムCの輸送、ミトコンドリアの腫脹、ミトコンドリア分裂、形態変化(例えば、細胞収縮、膜ブレブなど)、ホスファチジルセリン外在化(例えば、アネキシンV染色によって測定される)、または反応性酵素中間体の増加などの任意の適切な方法において検出することができる。当業者によって理解されるように、ミトコンドリア完全性の変化の指標のそれぞれについて、様々な検出方法が用いられうる。
実施態様において、ミトコンドリア完全性の変化は、ミトコンドリア完全性の減少であるだろう。いくつかの実施態様において、ミトコンドリア完全性の減少は、ミトコンドリア膜電位の減少によって測定される。ミトコンドリア電位の減少は、当技術分野において既知の方法を用いて決定されうる。いくつかの実施態様において、ミトコンドリア完全性の減少は、シトクロムCの漏出によって測定される。いくつかの実施態様において、減少は統計的に有意、臨床的に有意、または生物学的に有意な減少であるだろう。いくつかの実施態様において、本明細書に記載されるミトコンドリア完全性の測定において、減少は、対象と比較して、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、60%、70%、80%、または90%の違いである。
ミトコンドリア膜電位の変化は、任意の適切な検出剤を用いて測定されうる。検出剤は、蛍光色素、蛍光色素に変換することができる非蛍光色素、抗体などの、任意の適切な薬剤でありうる。蛍光色素としては、例えば、5,5’,6,6’-テトラクロロ-1,1’,3,3’-テトラエチル-イミダカルボシアニン アイオダイド(JC-1)、ヨウ化プロピジウム(PI)、1,1’,3,3,3’,3’-ヘキサメチルインドジカルボ-シアニン アイオダイド(DilC1)、および3,3’-ジヘキシルオキサカルボシアニン アイオダイド(DiOC)が挙げられる。いくつかの実施態様において、蛍光色素は電位差測定色素である。適切な電位差測定色素としては、例えば、DilC1、JC-1、およびローダミン123が挙げられる。いくつかの実施態様において、電位差測定色素としては、JC-1またはローダミン123が挙げられる。別の実施態様において、色素はジヒドロローダミン123であり、これは酸化によって変換されてローダミン123の蛍光色素を生じることができる非蛍光色素である。
実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約0.5nMから約1.5nMの範囲の濃度において色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約0.75nMから約1.25nMの範囲の濃度において色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約1.0μMの濃度において色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約60分から約120分にわたって色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約75分から約105分にわたって色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約80分から約100分にわたって色素と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約90分にわたって色素と接触される。
別の実施例において、シトクロムCの輸送は、免疫蛍光染色を用いて測定することができる。さらなる実施態様において、反応性酸素中間体の増加は、カルボキシ-ジクロロフルオレセインジアセテートによる染色の後、フローサイトメトリー分析によって測定することができる。
様々な実施態様において、複数の癌細胞は、プロファイリングの目的のために、2つ以上の部分(例えば、3つの部分)に分けられる。実施態様において、1つの部分は陰性対照によって処理され、1つの部分は、本明細書において開示される1つ以上のプロファイリングペプチド、または1つ以上のプロファイリングペプチドを含む組成物と接触される。任意の適切な陰性対照が用いられうる。陰性対照の例としては、水、並びにDMSO、エタノール、およびメタノールなどの水溶性有機溶媒が挙げられる。いくつかの実施態様において、陰性対照は水である。
そのため、本開示の方法は、複数の癌細胞の第一の部分を、プロファイリングペプチドと接触させること;複数の癌細胞の第二の部分を、陰性対照と接触させること;並びに、複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分の分極率を決定することを含む。
いくつかの実施態様において、複数の癌細胞の1つの部分は、陽性対照と接触される。実施態様において、1つの部分は陰性対照によって処理され、1つの部分は陽性対照によって処理され、1つの部分は、本明細書に開示される1つ以上のプロファイリングペプチド、または1つ以上のプロファイリングペプチドを含む組成物と接触される。そのような実施態様において、本開示の方法はさらに、複数の癌細胞の第三の部分を陽性対照と接触させることを含む。任意の適切な陽性対照が用いられうる。陽性対照の例としては、カルボニル シアニド-4-(トリフルオロメトキシ)フェニルヒドラゾン(FCCP)、カルボニル シアニド m-クロロフェニルヒドラゾン(CCCP)、N5,N6-ビス(2-フルオロフェニル)-[1,2,5]オキサジアゾロ[3,4-b]ピラジン-5,6-ジアミン(BAM-15)などが挙げられる。特定の実施態様において、用いられる陽性対照はCCCPである。
実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約25μMから約250μMの範囲の濃度において陽性対照と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約25μMから約200μMの範囲の濃度において陽性対照と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約50μMから約150μMの範囲の濃度において陽性対照と接触される。実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、約100μMの濃度において陽性対照と接触される。
実施態様において、複数の癌細胞の少なくとも一部は、抗体(すなわち、FC受容体)の結晶化フラグメント(FC)領域に結合する細胞上の受容体を遮断する、ブロッキング緩衝液と接触される。実施態様において、複数の癌細胞は、部分に分離される前に、ブロッキング緩衝液と接触される。実施態様において、ブロッキング緩衝液は、室温において複数の癌細胞とインキュベートされる。
いくつかの実施態様において、複数の癌細胞は、1つ以上の標識と接触される。実施態様において、複数の癌細胞は、部分に分離される前に、標識と接触される。フローサイトメトリーを用いるいくつかの実施態様において、標識は抗体、または細胞膜構造、もしくは他の細胞構造に親和性を有する化学物質に結合したフルオロフォアである。フローサイトメトリーを用いる別の実施態様において、標識は抗体、または細胞膜構造、もしくは他の細胞構造に親和性を有する化学物質に結合した量子ドットである。これらの任意の実施態様において、抗体または化学物質は、CD3、CD13、CD20、CD33、CD34、またはCD45などの、任意の適切な細胞表面マーカーに認識されうる。様々な実施態様において、標識の組み合わせが用いられる。
実施態様において、標識は少なくとも1つのモノクローナル抗体を含む。いくつかの実施態様において、少なくとも1つのモノクローナル抗体は、抗CD45抗体、抗CD3抗体、抗CD20抗体、抗CD13抗体、抗CD33抗体、抗CD34抗体、抗CD117抗体、抗HLA-DR抗体、またはそれらの組み合わせを含む。特定の実施態様において、少なくとも1つのモノクローナル抗体は、抗CD45抗体、抗CD3抗体、抗CD20抗体、抗CD13抗体、抗CD33抗体、抗CD34抗体、またはそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施態様において、カルシウムチャネルに高い親和性を有する添加剤が、複数の癌細胞、またはその一部に加えられる。そのようないくつかの実施態様において、添加剤はジテルペノイドである。特定の実施態様において、添加剤はリアノジンである。実施態様において、添加剤は非特異的な色素の取り込みを有意に減少させる、または防止するのに十分な濃度において加えられる。いくつかの実施態様において、添加剤は少なくとも約20μMの濃度で加えられる。いくつかの実施態様において、添加剤は少なくとも30μMの濃度で加えられる。実施態様において、ジテルペノイドは約10μMから約50μMの範囲の濃度で加えられる。実施態様において、ジテルペノイドは約20μMから約40μMの範囲の濃度で加えられる。実施態様において、ジテルペノイドは約30μMの濃度で加えられる。
いくつかの実施態様において、ATP合成酵素阻害剤が、複数の癌細胞、またはその一部に加えられる。そのようないくつかの実施態様において、ATP合成酵素阻害剤はオリゴマイシンである。特定の実施態様において、オリゴマイシンはオリゴマイシンAである。いくつかの実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は少なくとも0.25umの濃度で加えられる。いくつかの実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は、少なくとも約0.5umの濃度で加えられる。いくつかの実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は、約1.0um未満の濃度で加えられる。実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は約0.25μMから約0.75μMの範囲の濃度で加えられる。実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は約0.4μMから約0.6μMの範囲の濃度で加えられる。実施態様において、ATP合成酵素阻害剤は約0.5μMの濃度で加えられる。
実施態様において、複数の癌細胞は次いで、前記の検出剤と接触される。いくつかの実施態様において、検出剤は色素である。いくつかの実施態様において、検出剤は蛍光色素である。いくつかの実施態様において、検出剤は電位差測定色素である。いくつかの実施態様において、色素はJC-1、DiOC、またはローダミン123である。いくつかの実施態様において、色素はJC-1またはローダミン123である。特定の実施態様において、色素はDiOCである。
いくつかの実施態様において、複数の癌細胞、またはその一部は、検出剤と接触される前に洗浄される。
そのような実施態様において、複数の癌細胞は次いで、フローサイトメトリーを用いて解析されうる。実施態様において、複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分の分極率の決定は、複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分を、フローサイトメトリーによって解析することを含む。いくつかの実施態様において、複数の癌細胞の第三の部分はまた、フローサイトメトリーによって解析される。
任意の適切なゲーティングがフローサイトメトリー解析において用いられうる。実施態様において、複数の癌細胞の第一、第二、および第三の部分の解析は、陽性対照におけるゲーティングを含む。いくつかの実施態様において、そのようなゲーティングは、芽球細胞のCD45 弱陽性(dim)、CD13、CD33、およびCD34高密度において存在する。他の実施態様において、そのようなゲーティングはCD34 弱陽性(dim)、CD3およびCD20高密度である。
本開示の方法は、対象サンプルから複数の癌細胞を単離すること;細胞を次いで標識すること;陰性対照、陽性対照、または本開示のプロファイリングペプチドによって処理すること;色素と接触させること;およびフローサイトメトリーで解析することを含む。
本明細書に記載されるいくつかの実施態様はさらに、複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分の分極率に少なくとも基づいて、複数の癌細胞の第一の部分について、Mcl-1依存率を決定することを含む。
実施態様において、分極した、および脱分極した細胞を計測する。分極率は次いで、分極した細胞の数を、全体の細胞数で割り、100をかけることによって計算することができる。そのような実施態様において、芽球は前記のようにゲーティングされる。次いで、薬剤シグナルの検出のために、芽球ゲートをヒストグラムにプロットする。次いで、特に分極した細胞においてゲートを作成し、プロファイリングペプチドによる処理に応答した細胞の割合を、以下の式で求めることができる:
Figure 0007196160000004

NCは複数の癌細胞の第二の部分の平均的な分極率であり、PPは複数の癌細胞の第一の部分の分極率である。
実施態様において、Mcl-1依存率(MDP)は、以下の式によって定義される:
Figure 0007196160000005

Cは校正係数であり、Avg[プライミング率]は1つ以上の複製についてのプライミング率の平均である。
実施態様において、校正係数は約0.1から約3.0の範囲である。いくつかの実施態様において、校正係数は約0.5から約2.5の範囲である。いくつかの実施態様において、校正係数は約1.0から約2.0の範囲である。いくつかの実施態様において、校正係数は約1.4から約1.8の範囲である。いくつかの実施態様において、校正係数は約1.5である。
特に言及されない限り、本明細書において計算されるMcl-1依存率は、陽性対照としてCCCP、および陰性対照として水またはDMSOを含む、1μMのプロファイリングペプチド濃度に対応する。いくつかの実施態様において、時間は約0から約300分の間から、約0から約30分の幅において生じる。
本開示の例示的な方法において、複数の癌細胞が調製され、サンプルの品質が確認される。凍結サンプルの場合、例えば、約60~70秒間、37℃の水浴に置かれることによって、サンプルはすぐに解凍される。サンプルを解凍した後、暖かい培地を含むフラスコに細胞を移す。インキュベーション後、品質(例えば、生存率、細胞数など)を確認する。新鮮なサンプルの場合、標準的な実験プロトコル(例えば、フィコール・パケ分離)によって、単核細胞が骨髄液から単離される。細胞を計測し、単離した細胞の生存率を決定する。次いで、暖かい培地を含むフラスコに細胞を移す。次いで、細胞をペレット状にし、FC受容体を阻害する緩衝液中に再懸濁させる。次いで、モノクローナル抗体の混合物を加え、インキュベートする。標識と共にインキュベートした後、細胞を再びペレット状にする。細胞を再び、約7.4から約7.6の範囲のpHを有するアッセイ緩衝液、ジテルペノイド(例えば、リアノジン)、およびATP合成酵素阻害剤(例えば、オリゴマイシンA)の混合物中に再懸濁する。次いで懸濁した細胞を、3つに分割する。第一の部分を陰性対照(例えば、ヌクレアーゼ・フリーの水)と混合し、第二の部分を陽性対照(例えば、CCCP)と混合し、第三の部分をプロファイリングペプチド(例えば、配列番号:1の配列を有する)と混合する。3つの部分を次いでインキュベートする。インキュベーション後、細胞をペレット状にし、アッセイ緩衝液中に再懸濁する。色素(例えば、DiOC)を次いで、それぞれの部分の細胞に加える。
例示的な方法において、細胞はフローサイトメトリーによって解析する。対象細胞株は、ライブゲートを用いて解析する。サンプルは、前方散乱対側方散乱をプロットすることによって、単一の生細胞をゲーティングすることによって解析した。高い前方および側方散乱値を含む外れ値はそれぞれ、重複と死細胞であると推定される場合があり、最終的な分析からは除外される場合がある。前方および側方散乱のいずれにおいても非常に低い事象もまた、細胞デブリとして除外されうる。側方散乱に対して、チャンネルFL5(PC7標識した抗CD45抗体)のドットプロットを作成し、CD45 弱陽性(dim)集団を特定する。「CD45 弱陽性(dim)」ゲート内の事象のみを用いて、チャンネルFL3(ECD/PE-テキサスレッド標識抗CD3および抗CD20抗体)に対して、チャンネルFL4(PC5標識抗CD13、抗CD33および抗CD34抗体)のドットプロットを作成する。AML芽球のみをゲートするために、チャンネルFL4において高く、チャンネルFL3において低い(生細胞集団)細胞をゲートする。「芽球」集団内の事象のみを用いて、FL1のヒストグラムを作成する。チャンネルFL1において高い細胞を決定する。作成したゲートを、同じサンプルの全ての処理の全ての分量について適用する。
本明細書に記載されるいくつかの方法は、ミトコンドリア完全性の変化に少なくとも基づいて、複数の癌細胞の第一の部分についてMCL-1依存率を決定することをさらに含む。
実施態様において、MDPは以下の式によって定義される:
Figure 0007196160000006

PCは陽性対照のAUCであり、NCは陰性対照のAUCであり、PepはプロファイリングペプチドのAUCである。特に言及されない限り、MCL-1依存率は、陽性対照としてCCCP、および陰性対照として水またはDMSOを含む、1μMの濃度のプロファイリングペプチドに対応するこの式を用いて計算される。AUCは曲線下の面積またはシグナル強度のいずれかである。実施態様において、AUCは平均蛍光強度(MFI)である。いくつかの実施態様において、曲線下の面積は、均一系時間分解蛍光(HTRF)によって確立される。いくつかの実施態様において、時間は約0から約300分から、約0から約30分の間の幅において生じる。いくつかの実施態様において、曲線下の面積は、当技術分野において既知の、または本明細書に記載される、蛍光活性化細胞ソーティング(FACS)またはマイクロプレートアッセイによって確立される。いくつかの実施態様において、シグナル強度は約5分から約300分の間に生じる単一の時点における測定である。
1つより多いプロファイリングペプチドが用いられる実施態様において、MCL-1依存率(PP)は以下の式によって定義される:
Figure 0007196160000007
本開示の例示的な方法において、複数の癌細胞が対象サンプルから単離され、サンプルの品質が確認される。細胞を次いでペレット状にし、BSAでブロッキングし、標識する。染色後、細胞をペレット状にし、3つの部分に分け、水またはジメチルスルホキシドのいずれか(DMSO)(陰性対照)、CCCP(陽性対照)、または本開示のプロファイリングペプチド(対象依存性)によって処理する。DiOC、カチオン性ミトコンドリア色素を加える。その後、細胞をフローサイトメトリーによって解析する。
いくつかの実施態様において、複数の癌細胞は、原発性骨髄液から単離され、サンプルの品質が決定される。細胞を次いでペレット状にし、BSAにおいてブロッキングし、BおよびT細胞に特異的なマーカー、並びに単球分化マーカーおよび芽球特異的マーカーについて標識する。染色後、細胞をペレット状にし、3つに分け、水(陰性対照)、CCCP(陽性対照)、または配列番号1(対象依存性)のいずれかによって処理する。DiOC、カチオン性ミトコンドリア色素を加える。細胞をフローサイトメトリーによって解析する。それぞれのサンプルのCD45 弱陽性(dim)、CD13、CD33、およびCD34高集団におけるゲーティングによって、芽球細胞を単離する。
特定の実施態様において、複数の癌細胞は、密度勾配遠心分離を用いて、原発性骨髄液から単離する。サンプル品質は、トリパンブルー排除を用いて決定する。細胞を次いでペレット状にし、BSAにおいてブロッキングし、BおよびT細胞に特異的なマーカー、並びに単球分化マーカー、および芽球特異的マーカーについて標識する。染色後、細胞をペレット状にし、蛍光活性化細胞ソーティングチューブにおいて分離し、水(陰性対照)、CCCP(陽性対照)、または配列番号:1(対象依存性)のいずれかによって処理する。DiOC、カチオン性ミトコンドリア色素を加える。細胞を次いで、フローサイトメトリーによって分析する。それぞれのサンプルのCD45 弱陽性(dim)、CD13、CD33、およびCD34高集団においてゲーティングを行い、芽球細胞を単離する。
前記の任意の実施態様において、癌細胞、複数の癌細胞、またはその一部は、例えば、ジギトニンなどの細胞透過性試薬によって、透過処理されない。
実施態様において、対象は少なくとも5%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも10%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも20%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも30%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも40%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも50%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも60%のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも70%のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は70%未満のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は60%未満のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は50%未満のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は40%未満のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は30%未満のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は20%未満のMCL-1依存率を有する。
実施態様において、対象は少なくとも5%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも10%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも20%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも30%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも40%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも50%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも60%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、対象は少なくとも70%の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は70%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は60%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は50%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は40%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は30%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、対象は20%未満の所定のMCL-1依存率を有する。
そのため、特定の実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも15%の所定のMCL-1依存率を有し、所定のMCL-1依存率は、複数の癌細胞の第一の部分を、細胞取り込み部位および所定のMCL-1結合ドメインを含むプロファイリングペプチドと接触させることを含むインビトロ方法によって得られ、所定のMCL-1結合ドメインは、配列番号:1または2の配列を有する。実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも20%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも30%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも40%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも50%の所定のMCL-1依存率を有する。実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、少なくとも60%の所定のMCL-1依存率を有する。
いくつかの実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、75%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、50%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、30%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、25%未満の所定のMCL-1依存率を有する。いくつかの実施態様において、本明細書に開示される方法を用いて治療される対象は、20%未満の所定のMCL-1依存率を有する。さらなる実施態様において、本開示の方法は、ミトコンドリア完全性および/またはMCL-1依存データに関わらず、本明細書に記載される治療剤を対象に投与することを含む。
さらなるプロファイリングペプチドおよび使用方法は、US2016/0303101およびUS2018/0172673において開示され、これらは同様の教示について、引用によって本明細書に援用される。
前記の実施態様のいくつかにおいて、対象は染色体17p欠失を有する。
前記の他のいくつかの実施態様において、BCL-2阻害剤はベネトクラックス(すなわち、ABT-199)である。他のいくつかの実施態様において、BCL-阻害剤はアンチセンスオリゴヌクレオチド薬(例えば、オブリメルセン)、BH3ミメティック(例えば、ABT-737、ABT-737-d8またはナビトクラックス/ABT-263またはABT-263-d8)、新規非ペプチド阻害剤(例えば、TW-37)、汎BCL-2阻害剤(例えば、サブトクラックス、オバトクラックス)、BCL-xl/BH3ドメイン相互作用阻害剤(例えば、BH3I-1)、BCL-xl阻害剤(例えば、A-1331852またはA-1155463)、BCL-2の非ペプチド性リガンド(例えば、HA14-1)、Baxアクティベーター(例えば、BAM7)、小分子BCL-2/BH4ドメインアンタゴニスト(例えば、BDA-366)、フラボノイド(例えば、リコカルコンA)である。いくつかの特定の実施態様において、BCL-2阻害剤は、FX1、AT-101、A-1210477、ガンボグ酸、UMI-77、ゴシポール、(-)-エピガロカテキンガラート、EM20-25、ニロチニブまたはニロチニブ-d3、YC137、AG1024、3-ブロモピルビン酸、フルバスタチン、ピペルロンミン、2,3-DCPE、2-メトキシ-アンチマイシンA3またはマリノピロールA(すなわち、マリトクラックス)である。
前記の実施態様のいくつかにおいて、当該方法は、必要な対象における癌の治療を提供し、ただし、ベネトクラックス/ABT-199は、アルボシジブまたはそのプロドラッグと共投与されない。いくつかの特定の実施態様は、ベネトクラックス/ABT-199が、治療レジメンの間、MCL-1阻害剤(例えば、アルボシジブまたはそのプロドラッグ)との組み合わせで投与されない、治療レジメンを提供する。例えば、いくつかの実施態様において、患者は最初にベネトクラックスなどのBCL-2阻害剤を受け、BCL-2阻害剤に耐性がある、または非応答性であると分かった後、患者は次いでアルボシジブまたはそのプロドラッグなどの、MCL-1阻害剤を含むレジメンによって治療される。
いくつかの特定の実施態様において、治療レジメンは、アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩、シタラビン、およびミトキサントロン(ACM)を含む。いくつかの特定の実施態様において、治療レジメンは、アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩、シタラビン、およびダウノルビシン(ACD)を含む。
実施態様において、癌は固形癌である。いくつかの実施態様において、癌は固形腫瘍を含む。実施態様において、癌は大腸、乳房、前立腺、肺、膵臓、腎臓、または卵巣癌を含む。実施態様において、癌は非固形癌である。様々な実施態様において、癌は前移転癌である。様々な実施態様において、癌は移転癌である。
前記のいくつかの実施態様において、癌は血液癌である。いくつかの関連する実施態様において、血液癌は、急性骨髄性白血病(AML)、多発性骨髄腫、濾胞性リンパ腫、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病、および非ホジキンリンパ腫から成る群から選択される。特定の実施態様において、血液癌は急性骨髄性白血病(AML)である。特定の実施態様において、AMLは再発性または難治性AMLである。いくつかの実施態様において、AMLはフロントラインAMLである。別の特定の実施態様において、血液癌は多発性骨髄腫である。いくつかの実施態様において、血液癌は骨髄異形成症候群(MDS)または慢性リンパ性白血病(CLL)である。特定の実施態様において、血液癌はMDSである。特定の実施態様において、血液癌は高リスクMDSである。特定の実施態様において、血液癌はCLLである。
別のいくつかの実施態様において、本発明は以下の1つ以上の癌に関する:急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄白血病(AML)、副腎皮質癌、AIDS関連癌、肛門癌、虫垂癌、星状細胞腫(例えば、小児小脳または脳)、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、骨腫瘍(例えば、骨肉腫、悪性線維性組織球腫)、脳幹グリオーマ、脳癌、脳腫瘍(例えば、小脳星状細胞腫、脳星状細胞腫/悪性神経膠腫、上衣腫、髄芽腫、テント上原始神経外胚葉性腫瘍、視覚経路および視床下部神経膠腫)、乳癌、気管支腺腫/カルチノイド、バーキットリンパ腫、カルチノイド腫瘍、中枢神経系リンパ腫、小脳星状細胞腫、頸部癌、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄増殖性障害、大腸癌、皮膚T細胞性リンパ腫、線維形成性小細胞腫瘍、子宮内膜癌、上衣腫、食道癌、ユーイング肉腫、頭蓋外胚細胞性腫瘍、性腺外胚細胞性腫瘍、肝外胆管癌、眼腫瘍、胆嚢癌、胃(胃)癌、消化管間質腫瘍(GIST)、胚細胞性腫瘍(例えば、頭蓋外、性腺外、卵巣)、妊娠性絨毛腫瘍、神経膠腫(例えば、脳幹、脳星状細胞腫、視覚経路および視床下部)、胃カルチノイド、頭頸部癌、心臓癌、肝細胞(肝臓)癌、下咽頭癌、視床下部および視覚経路神経膠腫、眼球内黒色腫、島細胞癌(膵島)、腎癌(腎細胞癌)、喉頭癌、白血病(例えば、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄白血病、有毛細胞)、口唇および口腔癌、脂肪肉腫、肝癌、肺癌(例えば、非小細胞、小細胞)、リンパ腫(例えば、AIDS関連、バーキット、皮膚T細胞ホジキン、非ホジキン、原発性中枢神経系)、髄芽腫、黒色腫、メルケル細胞癌、中皮腫、転移性扁平頸部癌、口腔癌、多発性内分泌腫瘍症、多発性骨髄腫、菌状息肉症、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性疾患、骨髄性白血病、骨髄白血病、骨髄白血病、骨髄増殖性障害、慢性、鼻腔および副鼻腔癌、鼻咽頭癌、神経芽腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞性肺癌、口腔癌、中咽頭癌、骨肉腫、卵巣癌、膵臓癌、膵臓癌、副鼻腔および鼻腔癌、副甲状腺癌、陰茎癌、咽頭癌、褐色細胞腫、松果体星状細胞腫および/または胚細胞腫、松果体芽腫およびテント上原始神経外胚葉性腫瘍、下垂体腺腫、形質細胞異常増殖/多発性骨髄腫、胸膜肺芽腫、原発性中枢神経系リンパ腫、前立腺癌、直腸癌、腎細胞癌(腎癌)、腎盂および輸尿管、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、唾液腺癌、肉腫(例えば、ユーイングファミリー、カポジ、軟組織、子宮)、セザリー症候群、皮膚癌(例えば、非黒色腫、黒色腫、メルケル細胞)、小細胞肺癌、小腸癌、軟組織肉腫、扁平上皮細胞癌、扁平上皮頸部癌、胃癌、テント上原始神経外胚葉性腫瘍、T細胞リンパ腫、精巣癌、咽頭癌、胸腺腫および胸腺癌、甲状腺癌、栄養芽細胞腫瘍、輸尿管および腎盂癌、尿道癌、子宮癌、子宮肉腫、膣癌、視覚経路および視床下部神経膠腫、外陰癌、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、およびウィルムス腫瘍。いくつかの実施態様において癌は乳癌である。いくつかの実施態様において、癌は前立腺癌である。いくつかの実施態様において、癌は肺癌である。
用量の例
有効量は、疾患の症状を予防、軽減、または改善する、または治療される対象の生存を延長するのに有効な量を意味する。有効量の決定は、特に本明細書で提供される詳細な開示に照らして、十分に当業者の能力の範囲内である。
例えば、本明細書に記載される治療のための任意の方法について、有効量または用量は、細胞培養アッセイから最初に推定することができる。次いで、細胞培養において決定したIC50(すなわち、MCL-1発現の最大阻害の半分を達成するアルボシジブの濃度)を含む、循環濃度範囲を達成するように、動物モデルにおける使用のために用量を製剤化することができる。そのような情報を次いで、ヒトにおける有効な用量をさらに正確に決定するために用いることができる。
本明細書に記載される方法の毒性および治療効果は、細胞培養または実験動物において標準的な薬学的方法によって、例えば、IC50およびLD50を決定することによって、決定することができる。細胞培養アッセイおよび動物試験から得られたデータを用いて、ヒトにおける使用のための用量の範囲を策定することができる。用量は、用いられる剤形、および用いられる投与経路に応じて変化しうる。正確な製剤、投与経路、および用量は、患者の病状を考慮して、個々の医師によって選択されうる。(例えば、GOODMAN & GILMAN’S THE PHARMACOLOGICAL BASIS OF THERAPEUTICS, Ch. 3, 9th ed., Ed. by Hardman, J., and Limbard, L., McGraw-Hill, New York City, 1996, p.46を参照されたい。)
用量および間隔は、タンパク質阻害効果を維持するのに十分な活性種の血漿量を提供するように、個々に調整されうる。これらの血漿量は、最小有効濃度(MEC)と称される。MECはそれぞれの組成物について変化するが、インビトロデータ、例えば、MCL-1の50-90%阻害を達成するのに必要な濃度から推定することができる。投与されるアルボシジブまたはそのプロドラッグの分量は当然ながら、治療される対象、苦痛の重症度、投与方法、処方医の判断などに依存するであろう。HPLCアッセイまたはバイオアッセイを用いて、血漿濃度を決定することができる。
投与間隔もまた、MEC値を用いて決定することができる。いくつかの実施態様において、治療方法は、血漿量が時間の約10~90%、好ましくは時間の約30~90%、および最も好ましくは時間の約50~90%にわたって、MECより上で維持されるように行われるべきである。
前記のいくつかの実施態様において、有効量は1日あたり約2.5から1500mg/mの範囲でありうる。さらに例示的な用量は、0.2から1000mg/qid、2から500mg/qid、および20から250mg/qidの範囲である。
局所投与または選択的取り込みに関連する実施態様において、アルボシジブの有効な局所濃度は血漿濃度に関係しない場合があり、当技術分野において既知の他の方法を用いて、正しい用量および間隔が決定されうる。
いくつかの特定の実施態様において、本発明の方法の一部として投与される化合物は、必要に応じて、FDAに認可されたキットなどの、活性成分を含む1つ以上の単位剤形を含みうる、パックまたは分配装置において提供されうる。パックは、例えば、ブリスターパックなどの、金属またはプラスチックホイルを含みうる。パックまたは分配装置は、投与の説明書が添付されうる。パックまたは分配装置はまた、医薬品の製造、使用、または販売を規制する政府機関によって規定された形式における、容器に付された表示が添付される場合があり、この表示は、組成物の形態、またはヒトもしくは獣医学的投与の、当局による承認を反映している。そのような表示は、例えば、処方薬について米国食品医薬品局によって承認されたラベル、または認可された製品の添付文書でありうる。いくつかの実施態様において、化合物(例えば、アルボシジブまたはそのプロドラッグ)は、適宜、適合性のある薬学的な担体中で製剤化され、また適切な容器において製造、保管され、適応する症状の治療について表示されうる。ラベル上に示される適切な症状としては、BCL-2阻害剤耐性癌、BCL-2耐性腫瘍などが挙げられる。
さらなる実施態様において、本明細書に記載される化合物および治療方法は、1つ以上の他の化学療法剤との組み合わせにおいて用いることができる。用量は、任意の薬物間反応について調整されうる。ある実施態様において、さらなる化学療法剤は、チオテパおよびシトキサン シクロホスファミドなどの、アルキル化剤;ブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファンなどの、アルキルスルホネート;ベンゾドパ、カルボコン、メツレドーパ、およびウレドパなどの、アジリジン;アルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホロアミド、トリエチレンチオホスホロアミドおよびトリメチロールメラミンなどの、エチレンイミンおよびメチルメラミン;アセトゲニン(例えば、ブラタシンおよびブラタシノン);カンプトテシン(合成類似体トポテカンなど);ブリオスタチン;カリー・スタチン;CC-1065(そのアドゼレシン、カルゼルシンおよびビゼレシン合成類似体など);クリプトフィシン(例えば、クリプトフィシン1およびクリプトフィシン8);ドラスタチン;ズオカルマイシン(合成類似体、KW-2189およびCB1-TM1など);エリュテロビン;パンクラチスタチン;サルコジクチイン;スポンジスタチン;クロラムブシル、クロルナファジン、クロロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミン オキシド塩酸塩、メルファラン、ノベンビチン、フェネステリン、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタードなどの、ナイトロジェンマスタード;カルムスチン、クロロゾトシン、ホテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、およびラニムスチンなどの、ニトロソウレア;エンジイン抗生物質(例えば、カリケアマイシン、特にカリケミシン・ガムマールおよびカリケミシン・オメガール(例えば、Agnew, Chem. Intl. Ed. Engl., 33: 183-186 (1994)を参照されたい)などの、抗生物質;ダイネミシンAなどの、ダイネミシン;クロドロネートなどの、ビスホスホネート;エスペラミシン;ならびにネオカルチノスタチン・クロモフォアおよび関連するクロモプロテイン系エンジイン抗生物質クロモフォア)、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カラビシン、カミノマイシン、カルジノフィリン、クロモマイシニス(chromomycinis)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6-ジアゾ-5-オキソ-L-ノルロイシン、アドリアマイシン ドキソルビシン(モルホリノ-ドキソルビシン、シアノモルホリノ-ドキソルビシン、2-ピロリノ-ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシンなど)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシンCなどのマイトマイシン、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポトフィロマイシン、ピューロマイシン、クェラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン;メトトレキサートおよび5-フルオロウラシル(5-FU)などの、代謝拮抗剤;デノプテリン、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキサートなどの、葉酸類似体;フルダラビン、6-メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニンなどの、プリン類似体;アンシタビン、アザシチジン、6-アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジンなどの、ピリミジン類似体;カルステロン、ドロモスタノロン プロピオネート、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトンなどの、アンドロゲン;ミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタンなどの、抗副腎;フロリン酸などの、葉酸補液(replenisher);アセグラトン;アルドホスファミド グリコシド;アミノレブリン酸;エニルウラシル;アムサクリン;ベストラブシル;ビスアントレン;エダトレキサート;デメコルチン;ジアジクオン;エルフォルミチン;エリプチニウム アセテート;エポチロン;エトグルシド;ガリウム ニトレート;ヒドロキシ尿素;レンチナン;ロニダミン;メイタンシンおよびアンサミトシンなどの、メイタンシノイド;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール;ニトラミン;ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ロソキサントロン;ポドフィリン酸;2-エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK多糖複合体(JHS Natural Products、Eugene,Oreg.);ラゾキサン;リゾキシン;シゾフラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジコン;2,2’,2’’-トリクロロトリエチルアミン;トリコテセン(例えば、T-2毒素、ベラクリンA、ロリジンAおよびアングイジン);ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン;アラビノシド(「Ara-C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキソイド、例えば、タキソール パクリタキセル(Bristol-Myers Squibb Oncology, Princeton, N.J.)、アブラキサン カンファー・フリー、パクリタキセルのナノ粒子設計アルブミン製剤(American Pharmaceutical Partners、Schaumberg,111.)、およびタキソテール ドキセタキセル(doxetaxel)(Rhone-Poulenc Rorer,Antony,France);クロラムブシル;ジェムザール ゲムシタビン;6-チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;シスプラチン、オキサリプラチンおよびカルボプラチンなどの、白金類似体;ビンブラスチン;白金;エトポシド(VP-16);イホスファミド;ミトキサントロン;ビンクリスチン;ナベルビン;ビノレルビン;ノバントロン;テニポシド;エダトレキサート;ダウノマイシン;アミノプテリン;ゼローダ;イバンドロネート;イリノテカン(カンプトサール、CPT-11)(5-FUおよびロイコボリンと共に、イリノテカンの治療レジメンなど);トポイソメラーゼ阻害剤 RFS2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO);レチノイン酸などの、レチノイド;カペシタビン コンブレタスタチン;ロイコボリン(LV);オキサリプラチンの治療レジメン(フォルフォックス)などの、オキサリプラチン;ラパチニブ(タイケルブ);細胞増殖を減少させる、PKC-I、Raf、H-Ras、EGFR(例えば、エルロチニブ(タルセバ))およびVEGF-Aの阻害剤、デコゲン、ベルケイド、並びに前記の任意の薬学的に許容可能な塩、酸または誘導体から成る群から選択される。
さらに、前記の方法のいくつかの実施態様は、放射線治療と組み合わせて実施することができ、ここで、放射線治療は前記疾患の治療に有効である。放射線治療を行うための技術は、当技術分野において既知であり、これらの技術は本明細書に記載される組み合わせ治療において用いることができる。
当該方法の実施態様は、広い用量範囲にわたって有効である化合物を投与することを含む。例えば、成人の治療において、0.01から1000mg、0.5から100mg、1から50mg/日、および5から40mg/日の用量が、用量の例である。例示的な用量は、10から30mg/日である。正確な用量は、投与経路、組成物が投与される形態、治療される対象、治療される対象の体重、担当医の優先傾向および経験に応じて変化する。
実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約10mg/mから約150mg/m/日の範囲の用量において投与される。実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約50mg/mから約130mg/m/日の範囲の用量で投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約30mg/mから約50mg/m/日の範囲の用量で投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約35mg/mから約45mg/m/日の範囲の用量で投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約550mg/mから約750mg/m/日の範囲の用量で投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約650mg/mから約675mg/m/日の用量で投与される。
いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグの用量は、約30mg/mから約120mg/m/日の範囲である。そのようないくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグの用量は、2つ以上の投与経路を介して投与される。いくつかの実施態様において、当該方法は単一用量の投与を含む。一般に、そのような投与は、有効量の化合物(例えば、アルボシジブ)を素早く導入するために、注入、例えば、静脈内注入によって行われる。しかしながら、必要に応じて、他の経路が用いられる。例えば、いくつかの実施態様において、アルボシジブのプロドラッグは経口投与される。いくつかの実施態様において、単一用量もまた、急性症状の治療のために用いられうる。
実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約約15mg/mから約35mg/m/日の範囲の用量で、ボーラス注入によって投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約20mg/mから約30mg/m/日の範囲の用量で、ボーラス注入によって投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約30mg/mから約60mg/m/日の範囲の用量で、静脈内点滴によって投与される。実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約45mg/mから約90mg/m/日の範囲の用量で、ボーラス注入によって投与される。実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約90mg/mから約110mg/m/日の範囲の用量で、静脈内点滴によって投与される。
いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約20mg/mから約40mg/m/日の範囲の用量で、ボーラス注入によって投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約40mg/mから約80mg/m/日の範囲の用量で、静脈内点滴によって投与される。
いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約20mg/mから約40mg/m/日の範囲の用量で、ボーラス注入によって投与される。いくつかの実施態様において、アルボシジブまたはそのプロドラッグは、約40mg/mから約80mg/m/日の範囲の用量で、静脈内点滴によって投与される。
いくつかの実施態様において、当該方法は、複数回投与における化合物の投与を含む。いくつかの実施態様において、投与は1日あたり約1回、2回、3回、4回、5回、6回、または6回より多い。他の実施態様において、投与は約月1回、2週に1回、週に1回
、または1日おきに1回である。さらに別の実施態様において、投与は約6、10、14、28日、2ヶ月、6ヶ月、または1年より長く継続する。いくつかの場合において、必要な限り、継続的な投与が行われ、維持される。
治療は必要な限り継続されうる。いくつかの実施態様において、治療方法は、1、2、3、4、5、6、7、14、または28日より長く維持される。いくつかの実施態様において、治療方法は28、14、7、6、5、4、3、2、または1日未満にわたり継続される。いくつかの実施態様において、治療方法は、例えば、慢性的な効果の治療のために、継続的に慢性化する。
組成物
特定の実施態様において、治療剤(例えば、アルボシジブまたはそのプロドラッグ)は、化合物を薬学的に使用することのできる製剤に処理するのを容易にする、賦形剤および補助剤などの、1つ以上の生理学的に許容可能な担体と共に、従来の方法において製剤化される。適切な製剤は、選択された投与経路によって変わる。
任意のさらなる薬学的に許容可能な技術、担体、および賦形剤は、本明細書に記載される医薬組成物の製剤化に適切なものとして用いられる:Remington: The Science and Practice of Pharmacy, Nineteenth Ed (Easton, Pa.: Mack Publishing Company, 1995); Hoover, John E., Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, Pennsylvania 1975; Liberman, H.A. and Lachman, L., Eds., Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker, New York, N.Y., 1980; および Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, Seventh Ed. (Lippincott Williams & Wilkins1999)。
さらに、遊離塩基または酸の形態で存在する、本発明の化合物(例えば、アルボシジブまたはそのプロドラッグ)は、当業者に既知の方法によって、適切な無機または有機塩基または酸による処理によって、薬学的に許容可能な塩に変換することができる。本明細書で用いられる化合物の塩は、通常の技術によって、遊離塩基または酸の形態に変換することができる。
適切な投与経路としては、限定はされないが、経口、静脈内、直腸、エアロゾル、非経口、眼、経肺、経粘膜、経皮、膣、経耳、経鼻、および局所投与が挙げられる。さらに、あくまで例として、非経口送達としては、筋肉内、皮下、静脈内、脊髄内注入、並びに髄腔内、直接脳室内、腹腔内、リンパ管内、および鼻腔内注入が挙げられる。
いくつかの実施態様において、投与は、例えば、しばしばデポ剤または持続放出製剤において、臓器への直接注入によって、全身ではなく局所的である。特定の実施態様において、長期活性製剤は、インプラント(例えば、皮下または筋肉内)、または筋肉内注入によって投与される。さらに、別の実施態様において、投与は、標的化薬物送達系において、例えば、臓器特異的抗体でコーティングされたリポソーム中において、化合物を送達することを含む。そのような実施態様において、リポソームは、臓器を標的とし、臓器に選択的に取り込まれる。さらに別の実施態様において、投与は持続放出製剤の形態において、または中間放出製剤の形態において、即放性製剤を送達することを含む。さらに別の実施態様において、投与は局所投与を含む。いくつかの実施態様において、当該方法は、懸濁液、溶液、および/またはエマルジョンの投与を含む。いくつかの実施態様において、治療方法は、担体、安定化剤、希釈剤、分散剤、懸濁化剤、濃化剤、および/または賦形剤などの化学成分の混合物の投与を含む。
ある実施態様において、当該方法は、水溶液中に製剤化された組成物の投与を含む。特定の実施態様において、水溶液は、あくまで例として、ハンクス溶液、リンガー溶液、または生理食塩緩衝液などの、生理学的に適合性のある緩衝液から選択される。別の実施態様において、組成物は経粘膜投与のために製剤化される。特定の実施態様において、経粘膜投与のために製剤化された組成物は、浸透するバリアに適切な浸透剤を含む。さらに別の実施態様において、組成物は他の非経口注入方法のために製剤化され、ここで、適切な製剤は水溶液または非水溶液を含む。特定の実施態様において、そのような組成物は、生理学的に適合性のある緩衝液および/または賦形剤を含む。
いくつかの実施態様において、組成物は経口投与されうる。そのため、これらの実施態様において、組成物は、あくまで例として、錠剤、散剤、丸剤、糖衣錠、カプセル、液体、ゲル、シロップ、エリキシル、スラリー、懸濁液などを含む経口剤形において製剤化される。
関連する実施態様において、糖衣錠コアおよび錠剤などの投与形態は、1つ以上の適切なコーティングとともに提供される。特定の実施態様において、濃縮糖溶液が剤形のコーティングのために用いられる。糖溶液は適宜、あくまで例として、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、カルボポールゲル、ポリエチレングリコール、および/またはチタンジオキシド、ラッカー溶液、および適当な有機溶媒または溶媒混合物などのさらなる成分を含む。染料および/または色素もまた、特定の目的のためにコーティングに適宜加えられる。さらに、染料および/または色素は適宜、活性組成物用量の異なる組み合わせを特徴付けるために用いられる。
経口剤形としては、ゼラチンで作られた押し込み型カプセル、並びにゼラチンおよびグリセロールまたはソルビトールなどの可塑剤で作られた密封軟カプセルが挙げられる。特定の実施態様において、押し込み型カプセルは、1つ以上の増量剤との混合物中に活性成分を含む。充填剤としては、あくまで例として、ラクトース、デンプンなどの結合剤、および/またはタルクまたはステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、および適宜、安定剤が挙げられる。別の実施態様において、軟カプセルは、適切な液体に溶解または懸濁した、1つ以上の組成物を含む。適切な液体としては、あくまで例として、1つ以上の脂肪油、液体パラフィン、または液体ポリエチレングリコールが挙げられる。さらに、安定化剤が適宜加えられる。
別の実施態様において、本明細書に記載される治療上有効量の化合物は、バッカルまたは舌下投与によって、製剤化および送達される。バッカルまたは舌下投与に適切な製剤としては、あくまで例として、錠剤、ロゼンジ、またはゲルが挙げられる。さらに別の実施態様において、化合物は、ボーラス注入または持続点滴などの、非経口注入によって製剤化および投与される。特定の実施態様において、注入のための製剤は、単位剤形において(例えば、アンプルにおいて)、または複数回用量容器において提供される。防腐剤は適宜、注入製剤に加えられる。さらに別の実施態様において、化合物は、油性または水性ビヒクル中の無菌懸濁液、溶液、またはエマルジョンなどの非経口注入に適切な形態において製剤化および投与される。非経口注入は適宜、懸濁剤、安定化剤、および/または分散剤などの調合剤を含む。さらなる実施態様において、懸濁液は、適切な油性注入懸濁液として調製および投与される。本明細書に記載される方法において用いられる、適切な親油性溶媒またはビヒクルとしては、あくまで例として、ゴマ油などの脂肪油、またはオレイン酸エチルもしくはトリグリセリドなどの合成脂肪酸エステル、またはリポソームが挙げられる。いくつかの特定の実施態様において、水性注入懸濁液は、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトール、またはデキストランなどの、懸濁液の粘性を上昇させる物質を含む。適宜、懸濁液は、溶解度を上昇させて、高濃度の溶液を調製することを可能にする、適切な安定化剤または薬剤を含んでもよい。あるいは、別の実施態様において、当該方法は、使用前に適切なビヒクル、例えば、無菌の発熱性物質除去水によって構成するための、粉末形態を投与することを含む。
さらに別の実施態様において、当該方法は局所投与を含む。局所投与は一般に、溶液、懸濁液、ローション、ゲル、ペースト、薬用スティック、バルム、クリームまたは軟膏などの、局所的に投与可能な組成物を含む。そのような組成物は適宜、可溶化剤、安定化剤、等張性増加剤、緩衝剤および防腐剤を含む。
さらに別の実施態様において、当該方法は経皮投与を含む。特定の実施態様において、経皮投与は、経皮送達デバイスおよび経皮送達パッチを用い、ポリマーまたは粘着性物質に溶解した、および/または分散した、親油性エマルジョンまたは緩衝水溶液でありうる。様々な実施態様において、そのようなパッチは、薬剤の持続、パルス、またはオンデマンド送達のために設計される。さらなる実施態様において、組成物の経皮送達は、イオン泳動パッチなどによって達成される。いくつかの実施態様において、経皮パッチは、組成物の制御放出を提供する。特定の実施態様において、吸収率は、速度制御膜を用いることによって、またはポリマーマトリックスもしくはゲル中に組成物をトラップさせることによって、遅延化される。別の実施態様において、吸収促進剤は、吸収を向上させるために用いられる。吸収促進剤または担体は、皮膚を介した通過を助ける、吸収可能な薬学的に許容可能な溶媒を含む。例えば、ある実施態様において、経皮デバイスは、裏打ち部材、適宜担体と共に組成物を含む容器、適宜、制御された所定の速度で、長時間にわたり、対象の皮膚に組成物を送達するための、速度制御バリア、および当該デバイスを皮膚に固定するための手段を含む、バンデージの形態である。
さらに別の実施態様において、当該方法は、カカオバターまたは他のグリセリドなどの従来の坐薬基剤、並びにポリビニルピロリドン、PEGなどの合成ポリマーを含む、浣腸、直腸ゲル、直腸泡、直腸エアロゾル、坐薬、ゼリー状坐薬、または停留浣腸などの直腸組成物を用いた、直腸投与を含む。組成物の坐薬泡において、限定されないが、適宜カカオバターとの組み合わせにおける、脂肪酸グリセリドの混合物などの低融点ワックスが最初に融解する。
さらに、本明細書に記載される方法の実施態様において用いられる組成物は、適宜、他の医薬品または薬剤、担体、保存剤、安定化剤、湿潤剤もしくは乳化剤、溶解促進剤、浸透圧調整用塩類、緩衝液、および/または他の治療的に重要な物質などの、アジュバントを含みうる。
前記のいくつかの実施態様において、有効量が組成物中に製剤化され、ここで、有効量は、100%、90%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、19%、18%、17%、16%、15%,14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%、0.1%、0.09%、0.08%、0.07%、0.06%、0.05%、0.04%、0.03%、0.02%、0.01%、0.009%、0.008%、0.007%、0.006%、0.005%、0.004%、0.003%、0.002%、0.001%、0.0009%、0.0008%、0.0007%、0.0006%、0.0005%、0.0004%、0.0003%、0.0002%、または0.0001%w/w、w/vまたはv/v未満の濃度を有する。
前記の別のいくつかの実施態様において、有効量が組成物中に製剤化され、ここで、有効量は、90%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、19.75%、19.50%、19.25%、19%、18.75%、18.50%、18.25%、18%、17.75%、17.50%、17.25%、17%、16.75%、16.50%、16.25%、16%、15.75%、15.50%、15.25%、15%、14.75%、14.50%、14.25%、14%、13.75%、13.50%、13.25%、13%、12.75%、12.50%、12.25%、12%、11.75%、11.50%、11.25%、11%、10.75%、10.50%、10.25%、10%、9.75%、9.50%、9.25%、9%、8.75%、8.50%、8.25%、8%、7.75%、7.50%、7.25%、7%、6.75%、6.50%、6.25%、6%、5.75%、5.50%、5.25%、5%、4.75%、4.50%、4.25%、4%、3.75%、3.50%、3.25%、3%、2.75%、2.50%、2.25%、2%、1.75%、1.50%、125%、1%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%、0.1%、0.09%、0.08%、0.07%、0.06%、0.05%、0.04%、0.03%、0.02%、0.01%、0.009%、0.008%、0.007%、0.006%、0.005%、0.004%、0.003%、0.002%、0.001%、0.0009%、0.0008%、0.0007%、0.0006%、0.0005%、0.0004%、0.0003%、0.0002%、または0.0001%w/w、w/v、またはv/vより大きい濃度を有する。
いくつかの関連する実施態様において、有効量は、約0.0001%から約50%、約0.001%から約40%、約0.01%から約30%、約0.02%から約29%、約0.03%から約28%、約0.04%から約27%、約0.05%から約26%、約0.06%から約25%、約0.07%から約24%、約0.08%から約23%、約0.09%から約22%、約0.1%から約21%、約0.2%から約20%、約0.3%から約19%、約0.4%から約18%、約0.5%から約17%、約0.6%から約16%、約0.7%から約15%、約0.8%から約14%、約0.9%から約12%、または約1%から約10%w/w、w/vまたはv/vの範囲の濃度を有する。
別の関連するいくつかの実施態様において、有効量は、約0.001%から約10%、約0.01%から約5%、約0.02%から約4.5%、約0.03%から約4%、約0.04%から約3.5%、約0.05%から約3%、約0.06%から約2.5%、約0.07%から約2%、約0.08%から約1.5%、約0.09%から約1%、または約0.1%から約0.9%w/w、w/vまたはv/vの範囲である。
いくつかの実施態様において、有効量は、10g、9.5g、9.0g、8.5g、8.0g、7.5g、7.0g、6.5g、6.0g、5.5g、5.0g、4.5g、4.0g、3.5g、3.0g、2.5g、2.0g、1.5g、1.0g、0.95g、0.9g、0.85g、0.8g、0.75g、0.7g、0.65g、0.6g、0.55g、0.5g、0.45g、0.4g、0.35g、0.3g、0.25g、0.2g、0.15g、0.1g、0.09g、0.08g、0.07g、0.06g、0.05g、0.04g、0.03g、0.02g、0.01g、0.009g、0.008g、0.007g、0.006g、0.005g、0.004g、0.003g、0.002g、0.001g、0.0009g、0.0008g、0.0007g、0.0006g、0.0005g、0.0004g、0.0003g、0.0002g、または0.0001g以下である。
いくつかの実施態様において、有効量は、0.0001g、0.0002g、0.0003g、0.0004g、0.0005g、0.0006g、0.0007g、0.0008g、0.0009g、0.001g、0.0015g、0.002g、0.0025g、0.003g、0.0035g、0.004g、0.0045g、0.005g、0.0055g、0.006g、0.0065g、0.007g、0.0075g、0.008g、0.0085g、0.009g、0.0095g、0.01g、0.015g、0.02g、0.025g、0.03g、0.035g、0.04g、0.045g、0.05g、0.055g、0.06g、0.065g、0.07g、0.075g、0.08g、0.085g、0.09g、0.095g、0.1g、、0.15g、0.2g、、0.25g、0.3g、、0.35g、0.4g、、0.45g、0.5g、0.55g、0.6g、、0.65g、0.7g、0.75g、0.8g、0.85g、0.9g、0.95g、1g、1.5g、2g、2.5、3g、3.5、4g、4.5g、5g、5.5g、6g、6.5g、7g、7.5g、8g、8.5g、9g、9.5g、または10gより多い。
いくつかの実施態様において、有効量は、0.0001~10g、0.0005~9g、0.001~8g、0.005~7g、0.01~6g、0.05~5g、0.1~4g、0.5~4g、または1~3gの範囲である。
以下の実施態様は、本開示の範囲内に含まれる。
1. 必要な対象において癌を治療する方法であって、アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを投与し、それによって対象における癌を治療することを含む方法であって、癌がBCL-2阻害剤耐性であり、対象がBCL-2阻害剤による前治療に非応答性であるか、耐性がある、方法。
2. 必要な対象において癌を治療する方法であって、
癌がBCL-2阻害剤耐性であることを決定すること;および
アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、有効量の治療レジメンを対象に投与し、それによって癌を治療すること
を含む方法。
3. 必要な対象において癌を治療する方法であって、
癌がBCL-2阻害剤耐性であって、対象がBCL-2阻害剤による前治療に非応答性であるか、耐性がある場合に、対象がアルボシジブまたはそのプロドラッグによる治療に応答する見込みがあると特定すること;および
有効量のアルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを対象に投与すること
を含む方法。
4.必要な対象において癌を治療する方法であって、
アルボシジブまたはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容可能な塩を含む治療レジメンを、対象に投与することを含む方法であり、ここで、癌は
対象から癌細胞を取得すること;および
i)癌細胞におけるBCL-2およびMCL-1の発現を定量化すること、ここで、BCL-2発現に対してMCL-1発現が増加することは、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;
ii)癌細胞におけるBCL-2依存性を決定すること、ここで、低いBCL-2依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す;または
iii)癌細胞におけるMCL-1依存性を決定すること、ここで、高いMCL-1依存性は、対象がBCL-2阻害剤耐性癌を有することを示す
を含むインビトロ方法によって、BCL-2阻害剤耐性であると決定される、方法。
5. 対象が染色体17p欠失を有する、実施態様1~4のいずれか1つに記載の方法。
6. 癌が血液癌である、実施態様1~5のいずれか1つに記載の方法。
7. 血液癌が、急性骨髄性白血病(AML)、多発性骨髄腫、濾胞性リンパ腫、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病、および非ホジキンリンパ腫から成る群から選択される、実施態様6に記載の方法。
8. 血液癌が急性骨髄性白血病(AML)である、実施態様7に記載の方法。
9. AMLが再発性または難治性AMLである、実施態様8に記載の方法。
10.AMLがフロントラインAMLである、実施態様8に記載の方法。
11.血液癌が多発性骨髄腫である、実施態様7に記載の方法。
12.血液癌が骨髄異形成症候群(MDS)である、実施態様6に記載の方法。
13.MDSが高リスクMDSである、実施態様10に記載の方法。
14.血液癌が慢性リンパ性白血病(CLL)である、実施態様6に記載の方法。
15.癌が固形癌である、実施態様1~5のいずれか1つに記載の方法。
16.固形癌が前立腺癌である、実施態様15に記載の方法。
17.固形癌が乳癌である、実施態様15に記載の方法。
18.固形癌が肺癌である、実施態様15に記載の方法。
19.固形癌が1つ以上の固形腫瘍である、実施態様15~18のいずれか1つに記載の方法。
20.治療レジメンがさらに、シタラビンおよびミトキサントロンを含む、実施態様1~19のいずれか1つに記載の方法。
21.治療レジメンがさらに、シタラビンおよびダウノルビシンを含む、実施態様1~19のいずれか1つに記載の方法。
22.治療レジメンがアルボシジブのプロドラッグを含む、実施態様1~21のいずれか1つに記載の方法。
23.アルボシジブのプロドラッグがリン酸プロドラッグである、実施態様1~22のいずれか1つに記載の方法。
24.アルボシジブのリン酸プロドラッグが以下の構造:
Figure 0007196160000008

を有する、実施態様23に記載の方法。
25.治療レジメンがアルボシジブを含む、実施態様1~21のいずれか1つに記載の方法。
26.対象がBCL-2阻害剤による前治療を受けていた、実施例2または4~25のいずれか1つに記載の方法。
27.対象がBCL-2阻害剤による前治療に非応答性である、または耐性がある、実施態様26に記載の方法。
28.BCL-2阻害剤がベネトクラックスである、実施態様1~27のいずれか1つに記載の方法。
29.対象が少なくとも15%のMCL-1依存率を有し、MCL-1依存率が、複数の癌細胞の第一の部分を、細胞取り込み部位およびMCL-1結合ドメインを含むプロファイリングペプチドと接触させることを含む、インビトロ方法によって得られ、MCL-1結合ドメインが配列番号:1または配列番号:2の配列を有する、実施態様1~28のいずれか1つに記載の方法。
30.プロファイリングペプチドが、配列番号:1または配列番号:2の配列から成る、実施態様29に記載のプロファイリングペプチド。
31.プロファイリングペプチドが配列番号:1の配列を含む、実施態様29に記載のプロファイリングペプチド。
32.プロファイリングペプチドが配列番号:2の配列を含む、実施態様29に記載のプロファイリングペプチド。
33.対象が少なくとも20%のMCL-1依存率を有する、実施態様29~32のいずれか1つに記載の方法。
34.対象が少なくとも30%のMCL-1依存率を有する、実施態様29~33のいずれか1つに記載の方法。
35.対象が少なくとも40%のMCL-1依存率を有する、実施態様29~34のいずれか1つに記載の方法。
36.インビトロ方法がさらに
複数の癌細胞の第二の部分を陰性対照と接触させること;および
複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分の分極率を決定すること
を含む、実施態様29~35のいずれか1つに記載の方法。
37.インビトロ方法がさらに、複数の癌細胞の第一の部分および第二の部分の分極率に少なくとも基づいて、Mcl-1依存率(MDP)を決定することを含む、実施態様36に記載の方法。
38.陰性対照が水である、実施態様36または37に記載の方法。
39.インビトロ方法がさらに、複数の癌細胞の第三の部分を陽性対照と接触させることを含む、実施態様36~38のいずれか1つに記載の方法。
40.陽性対照がカルボニル シアニド-4-(トリフルオロメトキシ)フェニルヒドラゾン(FCCP)、カルボニル シアニド m-クロロフェニルヒドラゾン(CCCP)、またはN5,N6-ビス(2-フルオロフェニル)-[1,2,5]オキサジアゾロ[3,4-b]ピラジン-5,6-ジアミン(BAM-15)である、実施態様39に記載の方法。
41.陽性対照がCCCPである、実施態様39または40である方法。
42.インビトロ方法がさらに、複数の細胞の第一の部分、第二の部分、および第三の部分を、検出剤と接触させることを含む、実施態様39~41のいずれか1つに記載の方法。
43.検出剤が色素である、実施態様42に記載の方法。
44.色素が3,3’-ジヘキシルオキサカルボシアニン アイオダイド(DiOC)である、実施態様43に記載の方法。
本開示の実施態様はさらに、以下の限定されない実施例によって説明される。
実施例1
MV-4-11細胞における、用量依存性MCL-1タンパク質の減少
AML細胞株、MV-4-11は、MCL-1を発現する。MCL-1は、MV-4-11細胞における、重要な抗アポトーシスタンパク質である。アルボシジブ、CDK9阻害剤は、mRNAにおいてMCL-1の発現を低下させ、これはすでに文献において十分に記録されている。その結果、アルボシジブは用量依存的様式で、MV-4-11におけるMCL-1発現を低下させる(図1)。用量依存性は、細胞が0~8μMの範囲の濃度において、アルボシジブを投与された時、対照と比較して、MCL-1の相対的な発現量を追跡することによって観察される。MV-4-11細胞は、インビトロでアルボジブによって処理され、回収され、分析されて、対照に対する相対的な変化を調べた。
さらに、他の例示的なCDK9阻害剤(すなわち、パルボシクリブおよびディナシクリブ)を、アルボシジブと共に評価した。それぞれの例示的なCDK9阻害剤は、24時間の処理の後、MV-4-11細胞において、減少したMCL-1発現を示した。アルボシジブ、群の中で最も強力なCDK9阻害剤は、MCL-1タンパク質量において最も強い影響を示した(図2)。
実施例2
ベネトクラックスに対する耐性のあるAML細胞における、アルボシジブのインビボおよびインビトロ活性
アルボシジブを単独で使用して、OCI-AML3細胞におけるインビボ活性を試験した。OCI-AML3細胞は、ベネトクラックス/ABT-199に対して非常に耐性がある(EC50=2330nM)。インビボ活性を試験するために、OCI-AML3細胞を注入された免疫不全マウスを、2.5mg/kgのアルボシジブの腹腔内注入、または100mg/kgのベネトクラックス/ABT-199の経口(すなわち、経口投与)によって処理した。それぞれの治療(すなわち、アルボシジブおよびベネトクラックス/ABT-199)は、21日間、1日1回投与した。ベネトクラックス/ABT-199は、ビヒクルのみの治療と比較して腫瘍体積の減少を示さなかったが、一方で、アルボシジブのみによる治療は、治療の21日目までに、腫瘍体積の50%の顕著な減少を示した(図3)。腫瘍増殖の大幅な減少は、MCL-1阻害剤を用いた、BCL-2阻害剤耐性患者の治療は、予期せず、および有利に、ベネトクラックス/ABT-199を超える治療の選択肢を提供することを示す。
アルボシジブはまた、OCI-AML3細胞においてインビトロ活性を示す。MCL-1発現は、アルボシジブによる治療後の複数の時点において、OCI-AML3細胞において減少した(図4)。
実施例3
ベネトクラックスに対する耐性のある赤白血病細胞における、アルボシジブのインビトロ活性
白血病細胞におけるアルボシジブまたはベネトクラックス治療の効果を評価するために、赤白血病細胞、HELを、10%FBSおよびペニシリン/ストレプトマイシンを添加したRPMI培地で培養した。製造者のプロトコルに従って、CellTiter-Glo試薬(Promega)を用いて、処理した細胞における細胞生存率を評価した。細胞を96ウェルプレートにおいて72時間処理し、その後発光適合性プレートリーダーにおいて解析した。カーブフィッティングおよび解析は、Graphpad Prismソフトウェアを用いて行った。
実施例4
ベネトクラックスに対する耐性のある多発性骨髄腫細胞における、アルボシジブのインビトロ活性
多発性骨髄腫細胞における、アルボシジブまたはベネトクラックス治療の効果を評価するために、OPM2細胞を、10%FBSおよびペニシリン/ストレプトマイシンを添加したRPMI培地で培養した。製造者のプロトコルに従って、CellTiter-Glo試薬(Promega)を用いて、処理した細胞における細胞生存率を評価した。細胞を96ウェルプレートにおいて72時間処理し、その後発光適合性プレートリーダーにおいて解析した。カーブフィッティングおよび解析は、Graphpad Prismソフトウェアを用いて行った。
上記から、本発明の特定の実施態様は、説明の目的のために本明細書において記載されているが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更が行われうることが理解されるであろう。米国仮特許出願第62/557,635号(2017年9月12日出願)は、引用によってその全体が本明細書に援用される。そのため、本発明は付属の特許請求の範囲以外によっては限定されない。

Claims (12)

  1. 必要な対象における、BCL-2阻害剤耐性である血液癌の治療剤であって、アルボシジブまたはその薬学的に許容可能な塩を含む治療剤であって、前記対象はBCL-2阻害剤による前治療に非応答性であるか、または耐性があり、少なくとも15%のMCL-1依存率を有し、ここで、MCL-1依存率は、前記対象からの複数の癌細胞の第一の部分を、配列番号:1または配列番号:2の配列からなるプロファイリングペプチドと接触させることを含むインビトロ方法によって得られる治療剤。
  2. 癌がBCL-2阻害剤耐性であることがインビトロにおいて決定される、請求項1に記載の治療剤。
  3. 血液癌が、急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、多発性骨髄腫、濾胞性リンパ腫、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、非ホジキンリンパ腫から選択される、請求項1または2に記載の治療剤。
  4. 血液癌が急性骨髄性白血病(AML)である、請求項3に記載の治療剤。
  5. AMLが再発性または難治性AMLである、請求項4に記載の治療剤。
  6. AMLがフロントラインAMLである、請求項4に記載の治療剤。
  7. 血液癌が骨髄異形成症候群(MDS)である、請求項3に記載の治療剤。
  8. MDSが高リスクMDSである、請求項7に記載の治療剤。
  9. 対象が少なくとも40%のMCL-1依存率を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の治療剤。
  10. 対象が、ベネトクラクスまたはその薬学的に許容可能な塩による前治療に非応答性であるか、または耐性がある、請求項1~のいずれか1項に記載の治療剤。
  11. ベネトクラクスまたはその薬学的に許容可能な塩が、アルボシジブまたはその薬学的に許容可能な塩との組み合わせで投与されない、請求項1~10のいずれか1項に記載の治療剤。
  12. 治療レジメンがさらにシタラビンを含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の治療剤。
JP2020514673A 2017-09-12 2018-09-12 Mcl-1阻害剤アルボシジブを用いた、bcl-2阻害剤に対して非感受性である癌の治療レジメン Active JP7196160B2 (ja)

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