JP6355639B2 - 金属水素化物の製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、高純度の金属水素化物の安定的製造法に関する。
マグネシウム水素化物等のアルカリ土類金属水素化物は、当該金属水素化物と金属との間の可逆的水素吸蔵系として期待されていることから、種々の製造法が報告されている。例えば、微粒子マグネシウムに、高い反応性を有する微粒状マグネシウムを触媒として水素化する方法(特許文献1)、マグネシウムを水素化するにあたり特定の温度に維持して原料粉体表面の被膜を除去して製造する方法(特許文献2)、マグネシウム薄片を複数集積して圧縮した圧縮物を経由する方法(特許文献3)が報告されている。
特開平7−330305号公報 特許第4083786号公報 特許第4425990号公報
しかしながら、これら従来の製法においては、触媒として使用する微粒状マグネシウムの製造が困難であったり、水素化反応が極めて大きな反応熱を生じる反応であるため反応が暴走し、生成物に反応容器由来の鉄が混入する等の問題があった。
金属水素化物を水素吸蔵材料として使用する場合には、微量の金属の混入は問題がなかった。しかし、最近、金属窒化物が蛍光原料として用いることができるという報告があり、当該金属窒化物を金属水素化物から製造することができることが知られている。このような蛍光原料の製造中間体としての金属水素化物は、高純度でなければならず、微量の他の金属の混入は避けなければならない。
従って、本発明の課題は、迅速に反応を開始させつつ他の金属が混入しない高純度の金属水素化物を効率的に製造する方法を提供することにある。
そこで本発明者は、迅速に反応を開始させつつ、金属の水素化反応の進行による反応熱の暴走を防止すべく種々検討した結果、反応温度の制御と、水素の導入量の制御とを同時に行い、反応を逐次的に行えば、反応熱の暴走が防止でき、高純度の金属水素化物が効率良く得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の〔1〕〜〔4〕を提供するものである。
〔1〕第2族及び第3族から選ばれる金属から当該金属水素化物の製造法であって、
(A)耐圧容器に前記金属を仕込み容器内に水素を導入し加熱して反応を開始させる工程であって、ゲージ圧力(a)を0.1〜1.5MPa、加熱温度(b)を50〜250℃とし、かつゲージ圧力と加熱温度の積(a×b)を20〜100の範囲とする工程、
(B)反応容器内の温度が当該加熱温度より10〜100℃上昇した時点で水素の導入を止めて反応を進行させる工程、
(C)反応容器内の温度が当該水素の導入を止めた温度に低下した時点で0.1〜1.5MPaの水素を導入して反応を進行させる工程、及び
(D)前記工程(B)及び(C)を、水素の導入後に反応容器内の温度が上昇しなくなるまで繰り返す工程、
を行なうことを特徴とする前記金属水素化物の製造法。
〔2〕工程(A)及び(C)の水素の導入量が、理論必要量の0.002〜0.2である〔1〕記載の製造法。
〔3〕各工程における反応容器内の最高温度が、800℃以下である〔1〕又は〔2〕記載の製造法。
〔4〕原料金属の平均粒径が0.1mm〜300mmである〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の製造法。
本発明方法によれば、水素化反応時の反応熱の急激な上昇が防止でき、低温条件で安定して高純度の金属水素化物が得られる。
実施例2における運転状況を示す図である。 実施例2で得られたLaH2のXRDパターンを示す図である。
本発明の第2族及び第3族から選ばれる金属から当該金属水素化物の製造法は、次の工程(A)〜(D)を行うことを特徴とする。
(A)耐圧容器に前記金属を仕込み容器内に水素を導入し加熱して反応を開始させる工程であって、ゲージ圧力(a)を0.1〜1.5MPa、加熱温度(b)を50〜250℃とし、かつゲージ圧力と加熱温度の積(a×b)を20〜100の範囲とする工程、
(B)反応容器内の温度が当該加熱温度より10〜100℃上昇した時点で水素の導入を止めて反応を進行させる工程、
(C)反応容器内の温度が当該水素の導入を止めた温度に低下した時点で0.1〜1.5MPaの水素を導入して反応を進行させる工程、及び
(D)前記工程(B)及び(C)を、水素の導入後に反応容器内の温度が上昇しなくなるまで繰り返す工程。
本発明方法の原料は、第2族及び第3族から選ばれる金属であるが、このうち、ランタン、カルシウム、ストロンチウム、セリウム、ガドリニウム及びイットリウムが好ましく、ランタン、カルシウム及びストロンチウムが特に好ましい。
用いられる前記金属の粒径は、特許文献1で用いるような微粒子である必要がないばかりか、急激な反応を防止する点から格別な微粒子でないのが好ましい。具体的には、前記金属の粒径は、生成する金属水素化物中に金属が残存せず、反応容器に収まるために最大粒径が300mm以下のものが好ましく、平均粒径200mm以下のものがより好ましく、150mm以下のものがさらに好ましい。また、反応による急激な発熱を避け安全性を確保する点から平均粒径0.1mm以上のものが好ましく、平均粒径0.5mm以上のものを用いるのがより好ましく、平均粒径1mm以上のものがさらに好ましい。より具体的な平均粒径としては、0.1mm〜300mmが好ましく、0.5mm〜200mmがより好ましく、1mm〜150mmがさらに好ましい。
本発明方法は、急激な反応による多量の熱が生じる場合に有用であるので、一度に反応させる前記金属の量が多いほど好ましい。具体的には、一度に反応させる金属の量は、0.3mol以上が好ましく、0.5mol以上がより好ましく、1mol以上がさらに好ましい。
反応に用いられる耐圧容器としては、SUS製が好ましく、ニッケル合金製(具体的にはインコネル(登録商標)、ハステロイ(登録商標))がより好ましい。
工程(A)における耐圧容器への前記金属の仕込み体積は、反応する水素量が多くなり急激な発熱が生じないようにするために耐圧容器の内容積に対して10Vol%以上が好ましく、25Vol%以上がより好ましく、40Vol%以上がさらに好ましい。前記金属の仕込み体積の上限は、50Vol%が好ましい。
工程(A)においては、耐圧容器に前記金属を仕込み容器内に水素を導入し加熱して反応を開始させるにあたり、ゲージ圧力(a)を0.1〜1.5MPa、加熱温度(b)を50〜250℃とし、かつゲージ圧力と加熱温度の積(a×b)を20〜100の範囲とする。
水素のゲージ圧力が0.1MPaより低い場合には、反応が生じない場合があったり、反応が生じるまでに多くの時間を要し、一方、1.5MPaより高い場合には反応が生じた際に急激な発熱が生じる。
加熱温度50℃以上とするのが反応を開始する上で必要であり、250℃を超えないようにするのが、急激な反応を抑制するうえで重要である。温度は、直接容器内の物質を熱伝対等により測定したり、放射温度計などで接触させることなく測定することもできる。
また、反応を開始させ、かつ急激な反応を抑制する点から、ゲージ圧力と加熱温度の積(a×b)が20〜100の範囲となるように調整することが必要である。a×bが20未満では、反応が開始せず、一方a×bが100を超えると反応が生じた際に急激な発熱が生じる。
好ましいゲージ圧力(a)は0.1〜1.3MPaであり、より好ましくは0.2〜1.3MPa、さらに好ましくは0.25〜1.3MPaであり、さらに好ましくは0.3〜1.0MPaである。また好ましい加熱温度(b)は60〜250℃であり、より好ましくは60〜200℃であり、さらに好ましくは80〜200℃である。また好ましいa×bは20〜90であり、より好ましくは30〜90である。
工程(A)においては、反応容器に理論必要量の0.002〜0.2の水素を導入する。水素の導入量が0.002より少ない場合には、反応を完了するまでに多くの時間を要し、一方、0.2より多い場合には反応による急激な発熱が生じる。より好ましい水素導入量は0.003〜0.1であり、さらに好ましくは0.005〜0.05である。水素量は、流量計による測定や容器の容積、または工程(B)及び(C)の繰り返し回数から求めることができる。
工程(B)では、反応開始後、反応容器内の温度が工程(A)の加熱温度より10〜100℃上昇した時点で水素の導入を止めて反応を進行させる。反応容器内の温度が工程(A)の加熱温度より100℃を超える温度まで水素の導入を続けると、反応の進行により温度が急激に上昇し、制御不可能となるおそれがある。一方、工程(A)の加熱温度より10℃以上とならない温度では、反応が止まってしまう場合がある。水素の導入を止める温度は加熱温度より15〜80℃上昇した時点がより好ましく、加熱温度より25〜60℃上昇した時点がさらに好ましい。
工程(A)及び(B)において、反応条件を前記のように制御することにより、水素化反応はスムーズに進行し、かつ急激な発熱を避け、安全性が確保できる。このように制御することにより、反応容器内の最高到達温度は800℃以下とするのが好ましく、700℃以下とするのがより好ましく、600℃以下とするのがさらに好ましい。800℃以上となると、原料の金属が溶融したり(例えばランタンの融点は920℃、またランタンとニッケルの合金の融点は517℃の場合がある。)、生成した水素化物が分解する(例えば水素化ランタンは1000℃程度)虞がある。また、工程(B)の水素の導入を止め反応を進行させる間は冷却を行ってもよい。
工程(A)及び(B)において、水素の導入を止めて反応を進行させると、金属の水素化反応により反応容器内の温度は上記の如く800℃以下まで上昇するが、供給された水素がなくなることに伴い反応容器内の温度は徐々に低下する。そこで、工程(C)においては、反応容器内の温度が工程(B)の当該水素の導入を止めた温度に低下した時点で、ゲージ圧力が0.1〜1.5MPaになるように水素を導入して反応を再び進行させる。水素の導入ゲージ圧力が0.1MPaより低い場合には、反応が生じない場合があったり、全ての反応が完了するまでに多くの時間を要し、一方、ゲージ圧力が1.5MPaより高い場合には反応による急激な発熱が生じる。より好ましい水素導入ゲージ圧力は0.2〜1.3MPaであり、さらに好ましくは0.3〜1.0MPaである。
なお、ここで当該水素の導入を止めた温度より急激に温度が低下すると反応が生じなくなる場合があるので、温度を50〜250℃に維持する、あるいは温度が低下しすぎた場合は50〜250℃に再度加温してもよい。このとき、(a×b)も20〜100に調整するのがより好ましい。
工程(C)においては、反応容器に理論必要量の0.002〜0.2の水素を導入する。水素の導入量が0.002より少ない場合には、反応を完了するまでに長い時間を要し、一方、0.2より多い場合には反応による急激な発熱が生じる。より好ましい水素導入量は理論必要量の0.003〜0.1であり、さらに好ましくは0.005〜0.05である。
工程(C)においても、反応条件を前記のように制御することにより、水素化反応はスムーズに進行し、かつ急激な発熱を避け、安全性が確保できる。このように制御することにより、反応容器内の最高到達温度は800℃以下とするのが好ましく、700℃以下とするのがより好ましく、600℃以下とするのがさらに好ましい。
工程(C)においても、特定量の水素を導入して反応を進行させると、金属の水素化反応により反応容器内の温度は上記の如く800℃以下まで上昇するが、供給された水素がなくなることに伴い反応容器内の温度は徐々に低下する。
そこで、工程(D)では、工程(B)及び(C)を、水素の導入後に反応容器内の温度が上昇しなくなるまで繰り返し行うことにより、理論必要量の水素を金属に反応させる。金属の種類、金属の粒径、金属の仕込み量、反応容器のサイズ等によって温度上昇の度合いが相違するので、一回の工程で導入する水素量等の前記反応条件によって繰り返し回数を調整する。
工程(D)の終了後には、反応容器内には、高純度の前記金属の水素化物が生成している。また、反応温度が制御されているため、溶融による容器への付着や反応容器由来のFe、Ni等の混入が防止できる。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1〜4、比較例1〜4(水素化ランタン(LaH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径20〜30mmの金属ランタン800gを仕込み、真空排気した後、水素(a)MPa(ゲージ圧力)を充填し、反応温度(b)℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が(b’)℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が(b’)℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に(a)MPaの水素を充填した際に外温を(b)℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。このとき、1時間保持しても温度が上昇しない場合は反応していないとした。内部温度が(b’)℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび(b’)℃へと冷却されたときに水素の元の圧力を(a’)MPaへと変化させ再び水素ラインの弁を開ける。この後は(b’)℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行う。12時間後に(b)の加熱をやめ、常温まで冷却する。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。この場合、到達する最高温度は(c)℃となった。開始圧力(a)、開始温度(b)、ゲージ圧力と開始温度の積(a×b)、制御圧力(a’)、 制御温度(b’)、到達温度(c)及び繰り返し回数を表1に示す。また、実施例2の運転状況を図1に示す。
Figure 0006355639
(3)結果
表1に示すように、比較例1では、水素を供給加熱しても反応が生じなかった。比較例2、3では、水素を供給しても反応開始までに長い時間を要した。比較例3、4では、2回目又は反応開始時に600℃以上になった。
実施例1〜実施例4では、反応が1時間以内に生じ、弁を閉じた際の最高到達温度は指定温度の基準を十分満たしており、生成物のXRDデータからLaH2であった(図2)。
比較例5(水素化ランタン(LaH2))
(1)制御方法
実施例1と同様に反応を開始させたが、反応容器内の温度が135℃に達したときも水素の弁を閉じずに、水素を供給し続けた。
(2)結果
温度を制御することができずにLa金属が溶融付着していた。
実施例5〜7(水素化ランタン(LaH2))
(1)制御方法
耐圧容器16Lに粒径70〜150mmの金属ランタンを仕込み、真空排気した後、水素(a)MPaを充填し、反応温度(b)℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が(b’)℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が(b’)℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に(a)MPa(ゲージ圧力)の水素を充填した際に外温を(b)℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。このとき、1時間保持しても温度が上昇しない場合は反応していないとした。内部温度が(b’)℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび(b’)℃へと冷却されたときに水素の元の圧力を(a’)MPaへと変化させ再び水素ラインの弁を開ける。この後は(b’)℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行う。12時間後に(b)℃の加熱をやめ、常温まで冷却する。この場合、到達する最高温度は(c)℃となった。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。開始圧力(a)、(a×b)、開始温度(b)、(a×b)、制御温度(b’)、制御圧力(a’)、到達温度(c)及び繰り返し回数を表2に示す。
Figure 0006355639
(3)結果
実施例5〜7では、反応が1時間以内に生じ、弁を閉じた際の最高到達温度は指定温度の基準を十分満たしており、生成物のXRDデータからLaH2であった。
実施例8(水素化ストロンチウム(SrH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径10〜30mmの金属ストロンチウム500gを仕込み、真空排気した後、水素0.7MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に0.7MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、23回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却した。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
弁を閉じた際の最高到達温度は250℃以下になった。これは指定温度の基準を十分満たしている。また生成物のXRDデータからSrH2であった。
実施例9(水素化カルシウム(CaH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径5〜10mmの金属カルシウム150gを仕込み、真空排気した後、水素0.3MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に0.3MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、10回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却した。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
弁を閉じた際の最高到達温度は300℃以下になった。これは指定温度の基準を十分満たしている。また生成物のXRDデータからCaH2であった。
実施例10(水素化セリウム(CeH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径20〜30mmの金属セリウム100gを仕込み、真空排気した後、水素0.2MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に0.2MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、45回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却する。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
弁を閉じた際の最高到達温度は200℃以下になった。これは指定温度の基準を十分満たしている。また生成物のXRDデータからCeH2であった。
実施例11(水素化ガドリニウム(GdH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径40〜60mmの金属ガドリニウム100gを仕込み、真空排気した後、水素0.2MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に0.2MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、20回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却する。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
弁を閉じた際の最高到達温度は200℃以下になった。これは指定温度の基準を十分満たしている。また生成物のXRDデータからGdH2であった。
実施例12(水素化イットリウム(YH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径20〜30mmの金属イットリウム100gを仕込み、真空排気した後、水素0.2MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
耐圧容器に0.2MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応を止める。このとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になる。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、45回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却する。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
弁を閉じた際の最高到達温度は200℃以下になった。これは指定温度の基準を十分満たしている。また生成物のXRDデータからYH2であった。
比較例6(水素化ストロンチウム(SrH2))
(1)制御方法
耐圧容器0.5Lに粒径10〜30mmの金属ストロンチウム300gを仕込み、真空排気した後、水素1.7MPaを充填し、反応温度100℃で12時間反応を行った。反応容器内の温度が135℃に達したときに水素の弁を閉じ、また内温が135℃に戻った(冷却した)ときに再び弁を開ける。これを反応が終わるまで繰り返す。
(2)実際の反応
500ccの耐圧容器に1.7MPaの水素を充填した際に外温を100℃に上昇させる。その際水素化の反応が進むにつれて、反応容器内の温度が上昇してくる。内部温度が135℃に達したときに、水素ラインの弁を閉じ、水素化反応をこのとき、反応容器内は水素がある限り反応するため内温は上昇し続け、内圧は真空になったが、内温が900℃まで上昇した。反応が停止し、内部温度がふたたび135℃へと冷却されたときに再び0.9MPaのまま水素ラインの弁を開ける。この後は135℃での水素供給の弁の開閉を繰り返して行った。繰り返し回数は、15回であった。12時間後に100℃の加熱をやめ、常温まで冷却した。グローブボックス内で内容物を取り出した後に、XRDで生成物を特定した。
(3)結果
実施例8で水素化物を作った際は物質中のFeの成分量は15ppmであったのに対して、今回作成したものにおいては50ppmまで上昇していた。

Claims (4)

  1. 第2族及び第3族から選ばれる金属から当該金属水素化物の製造法であって、
    (A)耐圧容器に前記金属を仕込み容器内に水素を導入し加熱して反応を開始させる工程であって、ゲージ圧力(a)を0.1〜1.5MPa、加熱温度(b)を50〜250℃とし、かつゲージ圧力と加熱温度の積(a×b)を20〜100の範囲とする工程、
    (B)反応容器内の温度が当該加熱温度より10〜100℃上昇した時点で水素の導入を止めて反応を進行させる工程、
    (C)反応容器内の温度が当該水素の導入を止めた温度に低下した時点で0.1〜1.5MPaの水素を導入して反応を進行させる工程、及び
    (D)前記工程(B)及び(C)を、水素の導入後に反応容器内の温度が上昇しなくなるまで繰り返す工程、
    を行なうことを特徴とする前記金属水素化物の製造法。
  2. 工程(A)及び(C)の水素の導入量が、理論必要量の0.002〜0.2である請求項1記載の製造法。
  3. 各工程における反応容器内の最高温度が、800℃以下である請求項1又は2記載の製造法。
  4. 原料金属の平均粒径が0.1mm〜300mmである請求項1〜3のいずれかに記載の製造法。
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