JP4083786B2 - マグネシウム基水素化物の製造方法及びマグネシウム基水素化物の製造装置 - Google Patents

マグネシウム基水素化物の製造方法及びマグネシウム基水素化物の製造装置 Download PDF

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本発明は、水と反応して水素を発生させるマグネシウム基水素化物を製造する方法に関し、より詳しくは、原料から高収率でマグネシウム基水素化物を製造することができるマグネシウム基水素化物の製造方法及びマグネシウム基水素化物の製造装置に関する。
水素化マグネシウムMgH2 は、アルカリ金属水素化物と同様にMg2+とH-との結合からなるイオン結合型水素化物であり、マグネシウムMgを加熱状態で高圧水素と反応させることによって生成される。MgH2 を生成する反応式は次の(1)式で表される。
Mg + H2 → MgH2 …(1)
MgH2 の粉末は炭灰色で空気中では安定であるものの、水中では水と反応して水素を放出しながら分解する。従って、MgH2は、予め水素を吸蔵しておき、必要時に水と反応させることによって水素を放出する水素吸蔵材料としての利用が可能であると期待されている。MgH2が水と反応する反応式は次の(2)式で表される。
MgH2 + 2H2 O → Mg(OH)2 + 2H2 …(2)
粉末のMgは温度範囲250〜400℃で水素と反応してゆっくりと水素化が進行する。一度の加熱及び高圧処理ではMgを完全に水素化させることは困難であるので、Mgの水素化を促進するためには、Mgをある程度水素化させてMgに水素を吸収させた後、減圧下で一度加熱して水素を放出させ、この水素の吸収及び放出の操作を10回以上繰り返す「活性化処理」が通常必要とされている。
また、通常、Mg表面は酸化されてMgO又はMg(OH)2 による被膜を形成しており、Mgの初期水素吸収速度は小さい。このため、初期活性化及び水素の吸収に有効な触媒作用を有する物質をMgに添加することによって、Mgが水素を吸収する効率を改善させる方法が提案されている。触媒作用を有する物質としては、I2、Ni、Cu等が知られている。また特許文献1には、粒状のMgの表面及び内部にNi等の触媒作用を有する金属微粒子を含有させることによって、水素を吸収する効率を向上させる技術が開示されている。
特開2003−212501号公報
しかしながら、活性化処理を行いながらMgからMgH2 を製造する場合であっても、Mg中の水素の拡散速度が小さいので、高純度のMgH2を製造することは困難であり、95%程度の純度のMgH2 が少量生産されているのが現状である。活性化処理を続けるほどMgH2の収率は向上するものの、MgH2 を製造するための投入エネルギーが増大するので、MgH2 のエネルギーコストが大きいという問題がある。また触媒作用を有する物質をMgに添加することによってMgH2を含むマグネシウム基水素化物の収率は向上するものの、マグネシウム基水素化物から水素を発生させた後の廃物のリサイクル処理が困難となるので、添加物は少ないことが望ましい。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、従来の活性化処理を行わずにマグネシウム基水素化物の収率を向上させることにより、マグネシウム基水素化物を製造するための投入エネルギーを低減することができるマグネシウム基水素化物の製造方法及びマグネシウム基水素化物の製造装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、Mgに添加する添加物が少ない状態でもMgH2 を含むマグネシウム基水素化物を高収率で製造することができるマグネシウム基水素化物の製造方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的とするところは、マグネシウム基水素化物から水素を発生させる反応の速度を制御することができるマグネシウム基水素化物の製造方法を提供することにある。
本発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、マグネシウムを主成分とする原料粉体を封入容器内に封入した水素ガス雰囲気中に保持しておき、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の圧力を所定圧力に維持し、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を室温から上昇させ、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、単体のマグネシウム及び水素分子が化合して水素化マグネシウムが生成する反応と逆反応との平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも高温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に、所定の第1期間維持することによって、前記原料粉体表面の被膜を除去し、次に、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、室温へ戻さずに、前記平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも低温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に、所定の第2期間維持することによって、前記原料粉体からマグネシウム基水素化物を製造することを特徴とする
発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、前記原料粉体の機械的な粉砕混合を予め行うことを特徴とする。
発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行うことを特徴とする。
発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応の反応速度が所定の速度になるように、前記粉砕混合を行う時間の長さを調整することを特徴とする。
発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、前記原料粉体は、単体のマグネシウムにアルカリ土類金属及び/又は遷移金属を添加してあることを特徴とする。
発明に係るマグネシウム基水素化物の製造方法は、前記原料粉体は、炭素を添加してあることを特徴とする。
本発明に係るマグネシウム基水素化物の製造装置は、マグネシウムを主成分とする原料粉体を水素ガス雰囲気中に封入する封入容器と、該封入容器内の圧力を制御する圧力制御部と、前記封入容器内の温度を制御する温度制御部と、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の圧力を前記圧力制御部により所定圧力に維持させる手段と、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を前記温度制御部により室温から上昇させる手段と、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、前記温度制御部により、単体のマグネシウム及び水素分子が化合して水素化マグネシウムが生成する反応と逆反応との平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも高温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に制御し、所定の第1期間維持させる手段と、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、前記温度制御部により、室温へ戻さずに、前記平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも低温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に制御し、所定の第2期間維持させる手段とを備えることを特徴とする。
発明においては、マグネシウムを主成分とする原料粉体を水素ガス雰囲気中に保持し、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力をMgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域に維持することによって、Mg表面の被膜を除去させる。次に、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を変更してMgH2が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域に維持することによって、被膜が除去されたMgが速やかにH2 と反応して高収率でMgH2が製造される。
発明においては、予め原料粉体の機械的な粉砕混合を行っておくことにより、原料粉体内に水素が拡散し易くなる。
発明においては、製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行うことにより、マグネシウム基水素化物と水との反応が活性化する。
発明においては、水素を発生させる反応速度が所定の速度になるように、原料粉体又は製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行う時間の長さを調整する。
発明においては、単体のマグネシウムにアルカリ土類金属及び/又は遷移金属を添加した原料粉体を用いることにより、製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができる。
発明においては、原料粉体に炭素を添加しておくことによって、製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができる。
発明にあっては、加熱及び冷却を繰り返すことで水素の吸収及び放出を繰り返す活性化処理を必要とする従来技術に比べて、少ない投入エネルギーで高純度のMgH2 を得ることが可能となるので、マグネシウム基水素化物を製造するための投入エネルギーを低減することができる。
発明にあっては、マグネシウム以外の物質を添加せずとも、MgからMgH2 を製造する収率を100%に近づけることができるので、最大で15.3質量%の高密度の水素を発生させるマグネシウム基水素化物を得ることが可能となると共に、製造したマグネシウム基水素化物を用いて水素を発生させた後の廃物のリサイクル処理が容易となる。
発明にあっては、予め原料粉体の機械的な粉砕混合を行っておくことにより、原料粉体内に水素が拡散し易くなってMgとH2 とが化合する効率が向上するので、高収率でMgH2 を製造することが可能となる。
発明にあっては、製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行うことにより、マグネシウム基水素化物と水との反応が活性化し、マグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができる。
発明にあっては、原料粉体又は製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行う時間の長さを調整することにより、粉砕混合の時間をより長くして反応速度をより早くさせる等、水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる。
発明にあっては、単体のマグネシウムにアルカリ土類金属及び/又は遷移金属を添加した原料粉体を用い、アルカリ土類金属又は遷移金属の添加量を調整することにより、マグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる。
発明にあっては、原料粉体に炭素を添加する量を調整することにより、マグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、水素ガス雰囲気中におけるマグネシウムと水素との簡略的な平衡状態図である。図中の横軸は水素ガス雰囲気中の温度を示し、縦軸は水素ガス雰囲気の圧力を示す。Mg(単体のマグネシウム)とH2 (水素分子)とが化合してMgH2 (水素化マグネシウム)が生成する(1)式の反応は可逆反応であり、MgH2がMgとH2 とに分解する逆反応が存在する。図1中の曲線は、MgとH2 とが化合してMgH2が生成する反応とその逆反応との平衡曲線を示す。平衡曲線上の温度・圧力条件では、(1)式の反応の反応速度と逆反応の反応速度とは等しくなる。図1に示す水素ガス雰囲気中の平衡曲線は、熱力学理論から求められる。水素ガス雰囲気中の温度・圧力領域は、平衡曲線によって分割される。
図1に示す平衡曲線の右側にある一方の温度・圧力領域では、MgとH2 とが化合してMgH2 が生成する反応よりもMgH2がMgとH2 とに分解する反応の方が支配的となっている。即ち、この温度・圧力領域ではMgとH2 とが熱力学的に安定に共存する。また、図1に示す平衡曲線の左側にある他方の温度・圧力領域では、MgH2 が分解する反応よりもMgとH2 とが化合してMgH2 が生成する反応の方が支配的となっている。即ち、この温度・圧力領域ではMgH2 が熱力学的に安定に存在する。例えば、水素ガス雰囲気の圧力を一定に保った場合は、高温側でMgH2 が分解し、低温側でMgH2 が生成する。また水素ガス雰囲気中の温度を一定に保った場合は、低圧側でMgH2 が分解し、高圧側でMgH2 が生成する。従来技術では、MgH2 が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域でMgH2 の製造を行っていた。
本発明では、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を、MgH2 が分解してMgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域に一旦維持し、その後、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力をMgH2 が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域へ変更することによって、MgH2 の製造を行う。前述の如く、Mg表面は酸化されてMgO又はMg(OH)2 で被膜されており、このMgO又はMg(OH)2 の被膜がMgとH2 との反応を妨げている。MgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域では、Mg(OH)2 は熱分解してMgOが生じ、MgOは水素分子によって還元される。Mg(OH)2 の熱分解及びMgOの還元の反応式は以下の(3)式及び(4)式で表される。
Mg(OH)2 → MgO + H2 O …(3)
MgO + H2 → Mg + H2 O …(4)
Mg(OH)2 の熱分解及び水素分子によるMgOの還元によって、Mg表面の被膜は除去され、速やかにH2と反応することが可能となる。水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を、MgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域から、MgH2が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域へ変更することによって、被膜に妨げられずに、MgとH2 とが化合してMgH2が生成する反応が速やかに進行する。従って、高純度のMgH2 を得ることができる。水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を、MgとH2とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域に一旦維持し、次にMgH2 が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域へ変更する本発明の方法は、加熱及び冷却を繰り返すことで水素の吸収及び放出を繰り返す活性化処理を必要とする従来技術に比べて、少ない投入エネルギーで高純度のMgH2を得ることが可能となる。
図2は、本発明のマグネシウム基水素化物の製造装置の構成例を示す模式図である。製造装置は、加熱炉2内に、マグネシウムを主成分とする原料粉体及び高圧の水素ガスを封入できる封入容器1を配置して構成されている。封入容器1は、内部の雰囲気を高温高圧に保つことができる耐圧容器であり、内部にサンプル皿11を備え、サンプル皿11にサンプルSを載置することができる構成となっている。また封入容器1には、高圧水素ボンベ及び圧力調整器等からなり、封入容器1内に高圧の水素ガスを供給する水素ガス供給部33が設けられている。更に封入容器1には、減圧器及びマイクロコントローラ等からなり、封入容器1内の水素ガス雰囲気の圧力を任意の圧力に制御することができる圧力制御部32が設けられている。
加熱炉2は、加熱炉2内を加熱するためのヒータ21,21、封入容器1内の温度を検出する温度センサ22、及び封入容器1外の温度を検出する温度センサ23を備えている。温度センサ22,23には例えば熱電対が用いられる。ヒータ21,21及び温度センサ22,23は、ヒータ21,21に加熱用の電流を供給する電源及びマイクロコントローラ等からなる温度制御部31に接続されている。温度制御部31は、封入容器1内の温度を任意の温度に制御することができる。なお、図2中には温度センサ22,23を各1個づつ示したが、通常、製造装置は、夫々複数の温度センサ22,23を備え、温度制御部31は複数の温度センサ22,23の検出結果に基づいて温度を制御する。
次に、本発明の実施例を説明する。純度99.9質量%のMgを超音波ホモジナイザー又はボールミルにより機械的に粉砕混合して、原料粉体とした。この原料粉体を図2に示す封入容器1内のサンプル皿11にサンプルSとして載置し、封入容器1内に水素ガス供給部33から水素ガスを供給して、マグネシウムを主成分とする原料粉体を水素ガス雰囲気中に封入する。温度制御部31で封入容器1内の水素ガス雰囲気中の温度を制御し、圧力制御部32で水素ガス雰囲気の圧力を制御した。
図3は、本発明の第1の実施例におけるサンプルの処理内容を示す図表である。各サンプルに対して行った処理を○で示し、行っていない処理を×で示す。サンプルM0〜M3の夫々の原料粉体には同等の物を使用した。ここで、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力をMgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域に維持する処理を第1の熱処理とし、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力をMgH2 が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域に維持する処理を第2の熱処理とする。本実施例では、水素ガス雰囲気の圧力を一定に保ちながら、MgとH2 とが熱力学的に安定に共存する高温領域に温度を所定時間維持することで第1の熱処理を行い、MgH2 が熱力学的に安定に存在する低温領域に温度を所定時間維持することで第2の熱処理を行った。具体的には、第1の実施例では、水素ガス雰囲気の圧力を40気圧(4MPa)に保ちながら、水素ガス雰囲気中の温度を550℃にして1時間維持することで第1の熱処理を行い、水素ガス雰囲気中の温度を400℃にして20時間維持することで第2の熱処理を行った。図4は、実施例の温度・圧力条件を図1の平衡状態図上に示した特性図である。第1の実施例における温度・圧力条件は、図4上で黒丸で示した。
図3に示す如く、サンプルM0に対しては、第1の熱処理を行わず、第2の熱処理のみを行った。サンプルM0に対する処理は従来技術における処理に対応する。サンプルM1に対しては、第1の熱処理を行った後、第2の熱処理を行った。図5は、サンプルM1の熱履歴を示す特性図であり、図6は、実施例における処理の手順を示すフローチャートである。圧力制御部32により水素ガス雰囲気の圧力を40気圧の一定に保ちながら、温度制御部31により水素ガス雰囲気の温度を室温から550℃まで上昇させ(S1)、水素ガス雰囲気の圧力を40気圧に保ちながら、平衡曲線上の40気圧に対応する温度よりも高温の550℃に温度を1時間(第1期間)維持させる第1の熱処理を行った(S2)。図1及び図4に示すように、第1の熱処理で水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を維持する温度・圧力領域は、MgとH2 とが熱力学的に安定に共存する領域である。その後、圧力制御部32により水素ガス雰囲気の圧力を40気圧に保ちながら、水素ガス雰囲気の温度を、平衡曲線上の40気圧に対応する温度よりも低温の400℃に低下させ、400℃で20時間(第2期間)維持させる第2の熱処理を行った(S3)。図1及び図4に示すように、第2の熱処理で水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を維持する温度・圧力領域は、MgH2 が熱力学的に安定に存在する領域である。温度を変化させる際は、水素ガス雰囲気中の温度を一旦室温に戻すことなく550℃から400℃へ直接に変化させる。更にその後、水素ガス雰囲気中の温度を室温まで低下させた(S4)。以上でサンプルM1に対する処理は終了した。
サンプルM2に対しては、サンプルM1と同様に第1の熱処理及び第2の熱処理を行い、第2の熱処理後の室温の状態で、1MPa以上の水素ガス雰囲気中で機械的な粉砕混合を行った。サンプルM3に対しては、サンプルM2と同様に第1の熱処理、第2の熱処理及び機械的な粉砕混合を行った後に、2回目の第1の熱処理及び第2の熱処理を行った。2回目の第1の熱処理及び第2の熱処理におけるサンプルM3の熱履歴も、図5に示した熱履歴と同様である。以上の処理によって、各サンプルについて原料粉体からマグネシウム基水素化物を製造した。
図7は、本発明の実施例で製造したマグネシウム基水素化物のX線回折の結果を示す特性図である。図の横軸は入射X線と回折線とのなす角2θを示し、縦軸は回折線の強度を任意単位で示す。図7中に示したグラフは、下から、サンプルM1,M2,M3の夫々のX線回折パターンである。図中に矢印で示したピークがMgH2 に起因するピークである。サンプルM0のX線回折パターンは、Mgに起因するピークが現れる一方でMgH2 に起因するピークはほとんど現れておらず、図7中からは割愛した。サンプルM0は、第1の熱処理を行っていないので、Mg表面のMgO又はMg(OH)2 の被膜によってMgH2 が生成する反応が抑制されたものと推察される。サンプルM1及びM3のX線回折パターンは、MgH2 に起因するピークが強く表れており、MgH2 が生成されていることがわかる。サンプルM2は機械的な粉砕混合によって非晶質化しており、X線回折パターンからMgH2 に起因するピークを確認することは困難となっている。サンプルM3は、機械的な粉砕混合によって一旦非晶質化したものの、2回目の第1の熱処理及び第2の熱処理によって再結晶化したものと推察される。
次に、X線回折の結果から、各サンプルのマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 の量を簡易定量分析した。図8は、各サンプルのマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 の量を示す図表である。図表中の数字の単位は質量%である。サンプルM0のマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 は略0質量%であると推察される。またサンプルM2は非晶質化のために分析が不可能であった。簡易定量分析の結果、サンプルM1のマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 は75.5質量%であり、サンプルM3のマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 は97.0質量%であった。後述するように、サンプルMのマグネシウム基水素化物も、サンプルM1,M3と同様に水と反応して水素を発生させるので、同程度のMgH2 を含んでいると推察される。即ち、Mgに対して第1の熱処理を行った後で第2の熱処理を行うことにより、高収率でMgH2 を製造することができることが明らかとなった。また第1の熱処理と第2の熱処理とを繰り返すことにより、MgからMgH2 を製造する収率を100%に近づけることが可能であることが明らかとなった。また予め原料粉体の機械的な粉砕混合を行っておくことにより、原料粉体内に水素が拡散し易くなり、高収率でMgH2 を製造することが可能となる。
サンプルM1,M2,M3のマグネシウム基水素化物を純水と反応させたところ、常温下で速やかに(2)式の反応が進行し、水素が発生した。特に、サンプルM2のマグネシウム基水素化物は急激に水と反応して水素を発生させた。即ち、製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行うことにより、水との反応が活性化し、水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができることが明らかとなった。従って、製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行う時間の長さを調整することにより、水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる。
次に、MgH2 を製造するための温度・圧力条件を変更した第2の実施例を説明する。図9は、本発明の第2の実施例におけるサンプルの処理内容を示す図表である。第2の実施例では、10気圧(1MPa)でMgH2 の製造を行った。原料粉体としては、第1の実施例で用いたものと同様の純度99.9質量%のMgを機械的に粉砕混合し、第1の実施例よりも細かい粒径としたものを使用した。サンプルN1については、圧力制御部32により水素ガス雰囲気の圧力を10気圧に保ちながら、温度制御部31により水素ガス雰囲気中の温度を410℃にして1時間(第1期間)維持することで第1の熱処理を行い、次に、温度を室温に戻すことなく水素ガス雰囲気中の温度を350℃にして5時間(第2期間)維持することで第2の熱処理を行い、最後に温度を室温に戻す処理を行った。サンプルN2については、第1の熱処理はサンプルN1と同じ条件とし、第2の熱処理は、水素ガス雰囲気中の温度を350℃にして7時間維持することとした。第2の実施例における温度・圧力条件は、図4上で三角印で示した。処理後のマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 の純度を簡易的に定量したところ、サンプルN1での純度は94%、サンプルN2での純度は95%であった。
以上の第1及び第2の実施例で示したように、原料粉体を内部に含む水素ガス雰囲気の圧力を一定に保ちながら、温度を平衡曲線よりも高温に第1期間維持し、次に温度を平衡曲線よりも低温に第2期間維持することにより、MgH2 を高純度で製造できる。水素ガス雰囲気の圧力は、第1の実施例では40気圧、第2の実施例では10気圧としたが、20気圧、30気圧又は50気圧等、10気圧以上の圧力においても同様の処理でMgH2 を製造することは可能である。水素ガス雰囲気の圧力がより低い場合は、MgH2 が生成する効率が低下し、MgH2 の製造に要する時間が長くなるので、実質的にMgH2の製造が困難となる。MgH2 を製造するための水素ガス雰囲気の圧力は、現実的な時間範囲内でMgH2 を製造するためには、少なくとも6気圧の下限圧力以上であることが望ましい。圧力の上限は特に定めはないものの、封入容器1の耐圧限界未満に圧力を制御する必要がある。
また、圧力を保った上で水素ガス雰囲気中の温度を平衡曲線に対して高温又は低温に維持する際の温度及び時間は、第1及び第2の実施例で示した例以外の数値でもMgH2 を製造することは可能である。但し、水素ガス雰囲気中の温度の平衡曲線からの温度差が大きいほど温度を変化させる際の熱損失が大きくなるので、平衡曲線からの温度差は少なくとも100℃以内が望ましく、10〜30℃がより望ましい。更に、水素ガス雰囲気中の温度を平衡曲線よりも高温に維持する第1期間は1時間以上であり、水素ガス雰囲気中の温度を平衡曲線よりも低温に維持する第2期間は5時間以上であることが望ましい。第1及び第2期間がこれらの値よりも短い場合でもMgH2 を製造することは不可能ではないものの、原料粉体表面の被膜の除去が不十分となり、MgH2 が生成する反応が不十分となるので、MgH2 の収率は低下する。
以上詳述した如く、本発明においては、マグネシウムを主成分とする原料粉体を水素ガス雰囲気中に保持し、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力をMgとH2 とが熱力学的に安定に共存する温度・圧力領域に維持することによって、Mg表面の被膜を除去させる。次に、水素ガス雰囲気中の温度及び圧力を変更してMgH2が熱力学的に安定に存在する温度・圧力領域に維持することによって、被膜が除去されたMgが速やかにH2 と反応して高収率でMgH2が製造される。加熱及び冷却を繰り返すことで水素の吸収及び放出を繰り返す活性化処理を必要とする従来技術に比べて、少ない投入エネルギーで高純度のMgH2 を得ることが可能となる。また、マグネシウム以外の物質を添加せずとも、高収率でMgH2 を製造することができるので、本発明によって製造したマグネシウム基水素化物を用いて水素を発生させた後の廃物のリサイクル処理が容易となる。
また本実施の形態においては、原料粉体としてほぼ純粋のマグネシウムを用いた例を示したが、本発明での原料粉体はこれに限るものではない。本発明での原料粉体は、単体のマグネシウムにアルカリ土類金属又は遷移金属を添加したものであってもよい。マグネシウムの粉末にアルカリ土類金属又は遷移金属の粉末を混合することにより、原料粉体を製造する。アルカリ土類金属又は遷移金属をマグネシウムに添加した原料粉体を用いることにより、製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができる。例えば、マグネシウムに鉄を33モル%添加した原料粉体を用いた場合は、水素を発生させる反応速度を10%以上改善することができる。従って、アルカリ土類金属又は遷移金属をマグネシウムに添加する量を調整することにより、マグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる。
また本発明での原料粉体は、炭素を添加したものであってもよい。原料粉体に炭素を添加しておくことによって、製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を早めることができる。従って、原料粉体に炭素を添加する量を調整することにより、マグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応速度を制御することが可能となる。
本発明により製造したマグネシウム基水素化物は、高純度のMgH2 を含んでおり、水と反応することによって最大で15.3質量%の高密度の水素を発生させることができるので、燃料電池の水素発生源としての利用が有望である。また従来よりも低い投入エネルギーでマグネシウム基水素化物を製造することができるので、本発明により製造したマグネシウム基水素化物は、効率の良いエネルギー源として利用することが可能である。
水素ガス雰囲気中におけるマグネシウムと水素との簡略的な平衡状態図である。 本発明のマグネシウム基水素化物の製造装置の構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例におけるサンプルの処理内容を示す図表である。 実施例の温度・圧力条件を図1の平衡状態図上に示した特性図である。 サンプルM1の熱履歴を示す特性図である。 実施例における処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例で製造したマグネシウム基水素化物のX線回折の結果を示す特性図である。 各サンプルのマグネシウム基水素化物に含まれるMgH2 の量を示す図表である。 本発明の第2の実施例におけるサンプルの処理内容を示す図表である。
符号の説明
1 封入容器
2 加熱炉
21 ヒータ
22、23 温度センサ
31 温度制御部
32 圧力制御部
33 水素ガス供給部

Claims (7)

  1. マグネシウムを主成分とする原料粉体を封入容器内に封入した水素ガス雰囲気中に保持しておき、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の圧力を所定圧力に維持し、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を室温から上昇させ、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、単体のマグネシウム及び水素分子が化合して水素化マグネシウムが生成する反応と逆反応との平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも高温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に、所定の第1期間維持することによって、前記原料粉体表面の被膜を除去し、
    次に、前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、室温へ戻さずに、前記平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも低温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に、所定の第2期間維持することによって、前記原料粉体からマグネシウム基水素化物を製造すること
    を特徴とするマグネシウム基水素化物の製造方法。
  2. 前記原料粉体の機械的な粉砕混合を予め行うことを特徴とする請求項1に記載のマグネシウム基水素化物の製造方法。
  3. 製造したマグネシウム基水素化物の機械的な粉砕混合を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネシウム基水素化物の製造方法。
  4. 製造したマグネシウム基水素化物が水と反応して水素を発生させる反応の反応速度が所定の速度になるように、前記粉砕混合を行う時間の長さを調整することを特徴とする請求項又はに記載のマグネシウム基水素化物の製造方法。
  5. 前記原料粉体は、単体のマグネシウムにアルカリ土類金属及び/又は遷移金属を添加してあることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載のマグネシウム基水素化物の製造方法。
  6. 前記原料粉体は、炭素を添加してあることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載のマグネシウム基水素化物の製造方法。
  7. マグネシウムを主成分とする原料粉体を水素ガス雰囲気中に封入する封入容器と、
    該封入容器内の圧力を制御する圧力制御部と、
    前記封入容器内の温度を制御する温度制御部と、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の圧力を前記圧力制御部により所定圧力に維持させる手段と、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を前記温度制御部により室温から上昇させる手段と、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、前記温度制御部により、単体のマグネシウム及び水素分子が化合して水素化マグネシウムが生成する反応と逆反応との平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも高温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に制御し、所定の第1期間維持させる手段と、
    前記封入容器内の水素ガス雰囲気の温度を、前記温度制御部により、室温へ戻さずに、前記平衡曲線上の前記所定圧力に対応する温度よりも低温で、前記温度からの温度差が100℃以内である温度に制御し、所定の第2期間維持させる手段と
    を備えることを特徴とするマグネシウム基水素化物の製造装置。
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