JP5311954B2 - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラやスキャナ向けにMOS型固体撮像装置が広く普及してきている。この1つの理由が高いS/N比を実現できるようになった点である。高いS/N比を実現させるための1つの手段として、画素マトリクスアレイの列毎の読み出し回路毎に増幅器を設けることが有用である。列毎の増幅器でゲインをかけることにより後段の回路のゲインを小さく抑えることができるため、後段で発生するノイズを増幅する必要がなくなる。その結果S/Nを高くすることができる。
特許文献1では、通常列毎に設ける増幅手段を複数列で共有することにより回路素子数を削減しチップ面積を縮小している。
同文献で説明されているように、増幅手段のリセット動作時に、サンプルスイッチを介して各サンプル容量の増幅手段側の電極の電位は基準電位に固定される。この状態で2列の画素の光信号を第1及び第2のサンプル容量へホールドするクランプ動作は、第1及び第2のサンプルスイッチを同時に開閉動作し、画素のリセット信号を各サンプル容量に書き込むことで行われる。以後、開閉動作のうち、開動作によってスイッチが導通状態になることをON動作、閉動作によって非導通状態となることをOFF動作と呼ぶ。また開閉動作をON/OFF動作と呼ぶ。
増幅手段のリセット解除及び画素をリセット状態とした後に、第1のサンプルスイッチをON/OFFして、増幅手段から1列目の画素信号を読み出す。次に増幅手段を再度リセットした後に、第2のサンプルスイッチをON/OFFして、2列目の画素信号を読み出している。このON/OFF動作は各サンプルスイッチに入力される駆動パルスによって制御されている。
また、特許文献2には、1行の画素領域を第1群と第2群に2分割し、第1群のメモリ手段への垂直転送と第2群のメモリ手段から読み出す水平転送を同時に行い、また第2群の垂直転送と第1群の水平転送を同時に行なう構成が開示されている。
特開2003−228457号公報 特開2007−194720号公報
クランプ動作中は共通ノードである差動増幅回路の反転入力端子と出力端子は短絡されている。例えば差動増幅回路がMOSトランジスタで構成される差動対である場合、出力端子と基準電圧の接続された正転入力端子は、MOSトランジスタのゲート−ドレイン間の寄生容量によって、容量結合している。基準電圧配線は通常全ての差動増幅回路で共有されているので、列数が多いほど、基準電圧配線に容量結合する共通ノードの数とクランプ動作中にON/OFF動作するサンプルスイッチ数が多くなる。したがって、列数が多いほど共通ノードの電圧変動が基準電圧を大きく変動させる。この基準電圧の変動は、基準電圧源の駆動力及び基準電圧配線の寄生容量および寄生抵抗によって決まる時定数に従って元の電位に戻るため、上述した共通ノード変動と同様に変動する。クランプ動作中は基準電圧の変動に追随して共通ノードは変動するため、先に述べた共通ノードの変動が増幅される。つまり列数の多い大規模な固体撮像装置ほど、より大きな固定パターンノイズ(以後、FPN)を生じさせる結果となる。
また特許文献2に開示されている構成の場合、二つの群に分けて走査を行っているが、同一群の中では上述した課題が生じ得る。
なお、上述した課題は、サンプル容量にスイッチを介して増幅手段が接続された構成に限って生じるものではない。図14(a)は上記回路部分を抜き出したものであるが、図にあるように、クランプ動作中は、差動増幅回路の反転入力端子と出力端子間に接続されているリセットスイッチが導通状態にあるため、両端子はショートされる。正転入力端子と反転入力端子は仮想接地であるため、両端子が同電位となるように出力端子の電圧が差動増幅回路自身によって調整される。しかしながら図14(b)に示すように、単にサンプル容量の出力ノードに基準レベルを供給するリセットスイッチに、基準電圧源が接続されている構成においても、上記の電位変動は、全て起こり得ることは容易に理解できる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされ、所定数の信号保持手段ごとに、選択手段を介して信号保持手段の出力ノードに基準レベルを供給する固体撮像装置において、固定パターンノイズを低減した駆動方法を実現することにある。
上記課題を解決するために、画素の出力ノードからの信号が入力ノードへ供給される、複数の信号保持手段と、各信号保持手段に対応して設けられ、該信号保持手段に保持された信号を転送する選択手段と、所定数の前記信号保持手段ごとに設けられ、前記選択手段を介して該信号保持手段の出力ノードに基準レベルを供給する、複数の基準レベル供給手段と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、前記基準レベル供給手段から前記選択手段を介して、前記出力ノードに前記基準レベルが供給されている期間中に前記画素からの信号を前記信号保持手段にサンプル及びホールドするクランプ動作を、前記信号保持手段ごともしくは複数の前記信号保持手段ごとに、複数回に分けて順次行い、前記選択手段により、前記信号保持手段を選択する選択動作を複数回に分けて順次行うことで、選択された前記信号保持手段から信号を順次読み出すことを特徴とする。
本発明によれば、クランプ動作において同時にON/OFF動作する選択スイッチ数を制限することによって、FPNの低減を実現できる。
以下に本発明の実施例にかかる固体撮像装置の駆動方法を図面に基づいて説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施例)
図1は本発明の第1の実施例にかかる固体撮像装置の構成例である。1はM行×N列の画素アレイ、2は画素アレイ1を構成する、光電変換処理を行う画素であり、画素2−M−NはM行N列の画素を示している。各画素出力は列毎に共通の出力線(以後共通出力線と呼ぶ)を用いており、電流源3−1〜3−Nにより各共通出力線に電流が供給されている。4−1〜4−(N/L)は各列毎に出力される画素の入射光量に応じた振幅を持つ光信号(以後S信号と呼ぶ)と、画素のリセット信号(以後N信号と呼ぶ)の差分演算増幅することが可能な、複数列ごと(L列ごと)に共有されているクランプ手段である。1〜L列目がクランプ手段4−1を共有し、L+1〜2L列目がクランプ手段4−2を、・・・、N−L+1〜N列目がクランプ手段4−(N/L)を共有しており、クランプ手段4の合計数はN/L個である。
5はクランプ手段4に基準電圧(以後VREFと呼ぶ)を供給するための基準電圧供給配線である。6はクランプ手段4に対して基準レベルの供給、非供給を制御する制御信号配線(以後φCRと呼ぶ)である。7は共有化している列のうち出力する列を選択する駆動配線群である。駆動配線群7を構成する駆動配線は、SW−1、SW−2・・・SW−Lの計L本である。
次にクランプ手段4の内部構成例について説明する。10は基準レベル供給手段、11−1〜Lは各列の共通出力線に接続され、信号保持手段として機能するクランプ容量である。画素の出力ノードからの信号が、信号保持手段の入力ノードへ供給される。12−1〜Lは一方の端子がクランプ容量11−1〜Lに接続され、選択手段として機能する選択スイッチである。各信号保持手段に対応して設けられ、信号保持手段に保持された信号を後段の処理回路へ転送する。
基準レベル供給手段10は増幅回路にて構成されている。具体的には、差動増幅回路13と、差動増幅回路13の反転入力端子と出力端子との間にフィードバック経路が構成されている。フィードバック経路にはスイッチ15が配されている。フィードバック経路と並列に設けられた電気経路にはフィードバック容量14が配されている。選択スイッチ12−1〜Lは、駆動配線SW−1〜Lによって制御され、選択されたクランプ容量11−1〜Lの信号を、共通に接続された差動増幅回路13の反転入力端子に出力する。基準電圧VREFは各差動増幅回路13の正転入力端子に供給されている。なお、基準レベル供給手段10は、図14(b)に示したような、増幅機能を持たない単純な構成であっても構わない。基準レベル供給手段は、所定数の信号保持手段ごとに設けられ、選択スイッチを介して信号保持手段の出力ノードに基準レベルを供給する。
図2は画素2の具体的な構成の一例である。21は光電変換素子、22は光電変換素子21で変換、蓄積された信号電荷を、転送信号φTXに応じて転送する転送スイッチ、23は転送されてきた電荷を電圧信号に変換するフローティングディフュージョン部(以後FD部と呼ぶ)である。24は少なくともFD部23にリセット電圧VRESを供給する画素リセットスイッチ、25はFD部23の電圧信号を出力する画素ソースフォロワトランジスタ(以後画素SFと呼ぶ)である。26は出力する行を選択する行選択信号VSELによって開閉される行選択スイッチである。ここでリセット電圧VRESと画素SF25のドレイン端子を別電圧としているが、回路のダイナミックレンジに問題が無い範囲であれば、両者は同一電位、同一端子であっても構わない。なお以降では、すべてのスイッチはNMOSトランジスタであると仮定し、各制御信号がHighレベルの時に導通(ON)、Lowレベルの時に非導通(OFF)となることとする。以後、スイッチのON/OFF動作だけでなく、制御信号がHigh/Lowと動作することも、制御信号がON/OFF動作すると呼ぶ場合がある。
次に図3のタイミングチャートを用いて駆動方法を説明する。なおここでは1行分の動作のみを示すが、実際には各行ごとのVSEL電圧がHighとなり、同様の動作が行ごとに繰り返される。
(Nクランプ期間)時刻t0〜t2
時刻t0において、φRES=Highであり、FD部23はリセット電圧VRESに固定されたリセット状態にある。φCRパルスがHighに立ち上がり、スイッチ15が導通することによって、差動増幅回路13の反転入力端子と出力端子が短絡される。差動増幅回路13は1倍ゲインモードとなり、正転入力端子と反転入力端子は仮想接地となり、反転入力端子の電圧は基準電圧VREFとなる。なお、ここでは差動増幅回路が持つオフセットは無視して説明する。またこの1倍ゲインモードはクランプ動作を行なう際の基準レベルを出力するモードとしても用いられる。
時刻t1において、φRESパルスがLowに立下り、FD部23のリセットが解除される。ただしこの時点ではφTXパルスはLowであるため、光電変換素子21からの信号はまだ転送されず、FD部23はリセット状態のままである。この時、画素SF25のゲートドレイン間電圧VGS分だけシフトした電圧が、共通出力線に画素リセット信号として出力される。
次にSW−1に供給される駆動パルスがHighに立ち上がると、各クランプ手段4に対応した選択スイッチ12−1が導通状態となり、クランプ容量11−1の選択スイッチ12−1側の端子(クランプ容量の出力ノード)がVREFに固定される。そして、上述したように、クランプ容量11−1の他方の端子(クランプ容量の入力ノード)は画素からのリセット信号に固定される。SW−1に供給される駆動パルスがLowに立ち下がると、クランプ容量11−1の出力ノードはフローティング状態となり、リセット信号がホールドされる。この動作をクランプ動作と呼ぶ。以後同様にSW−2、・・・SW−Lと順次動作を繰り返し、各クランプ容量11にそれぞれの列の画素リセット信号(VN)がクランプされる。つまり、基準レベル供給手段10から選択スイッチ12−1を介して、サンプル容量の出力ノードに基準レベルが供給されている期間中に、画素からの信号をサンプル容量にサンプルホールドするクランプ動作をサンプル容量ごとに複数回に分けて順次行なっている。言い換えると、本実施例においては、同じ差動増幅器13に接続されている選択スイッチのうち同一時刻においては1つだけをON/OFF動作させている。また、固体撮像装置全体では、同時にON/OFFさせる選択スイッチの個数は、N/L個に制限される。この方法によりFPNの低減が可能となる。
時刻T=t2において、φCRパルスがLowに立下り、差動増幅回路13は1倍ゲインモードから、増幅ゲインG=(クランプ容量)/(フィードバック容量)に応じて信号を増幅する増幅モードに切り替わる。つまり差動増幅回路13は、基準レベルを出力するモードと、サンプル容量を入力容量とし、この容量値と、フィードバック容量の容量値との比で増幅率が決定される増幅モードとを切り替えて動作させることが可能な構成である。
ここまでの期間を総称してNクランプ期間と呼ぶ。
(電荷転送期間)時刻t3〜t4
φTXパルスがHighに立ち上がり、光電変換素子21に蓄積された信号電荷がFD部23に転送され、FD部23の容量値にしたがって電圧信号に変換される。画素リセット時と同様この電圧からVGSだけシフトした電圧が、共通出力線に画素光信号(VS)として出力される。この時、クランプ容量11の出力ノードはフローティングであるため、クランプ容量11の出力ノードはVREF−△VSとなる。ここで△VS=VN−VSとする。その後φTXパルスが立ち下がる。
(S読み出し期間)時刻t4〜t5
φTXパルスの立ち下がり後、SW−1に供給される駆動パルスがHighに立ち上がると、差動増幅回路13は増幅モードとなっているため、振幅△VSに増幅ゲインGが掛けられたG・△VSの振幅が差動増幅回路13より出力される。以後同様にSW−2・・・SW−Lと順次動作を繰り返し、各列から出力された画素信号を増幅して出力していく。つまり、サンプル容量を選択する選択動作において、各選択スイッチに導通パルスを順次供給することで、選択されたクランプ容量から信号を順次読み出している。
この期間を総称してS読み出し期間と呼ぶ。
(リセット及び蓄積期間)時刻t6〜
φRESパルスとφTXパルスとがHighに立ち上がり、FD部23と光電変換素子21がリセットされる。続いてφTXパルスがLowに立ち下がり、光電変換素子21において蓄積が開始される。
本実施例のNクランプ期間中に選択スイッチ12が順次動作する際において、同時にON/OFF動作する選択スイッチ数を制限することで、電圧変動を抑制することが可能となる。
ところで特許文献1で述べられている固体撮像装置の場合、各サンプルスイッチを構成するトランジスタの閾値ばらつきや、各サンプルスイッチを駆動する駆動パルスを供給する配線のレイアウトの非対称性等により、各駆動配線に付加される寄生容量が異なる。このため、実際の各駆動パルス波形に微妙な差を生じてしまう。配線レイアウトの非対称性が生じる原因としては、入力パッドの位置の違いによる配線長の違いなどが挙げられる。上記の差とは、各駆動パルスの立ち上がりや立ち下がりの傾きといった波形の差や、各駆動パルスの遅延量の差などである。背景技術で述べたように、本来クランプ動作時に各駆動パルスは同様の波形となる必要があるが、実際には波形や遅延量の差によって、クランプ動作時の各サンプルスイッチのホールドタイミングがずれてしまう。
たとえばMOSトランジスタで構成されたスイッチの場合には、OFFする際に、クロックフィードスルーおよびチャージインジェクション現象によって、ソース,ドレインのノード電圧が変動する。
クランプ動作時の全サンプルスイッチのホールドタイミングが完全に同時である場合、この電圧変動は各サンプル容量に均等に影響を与えるため、各サンプル容量に一律にオフセット成分として重畳される。この一律に重畳されるオフセット成分は、増幅回路、及び後段回路のダイナミックレンジが十分に確保されていれば、大きな問題とはならない。
例えば、特許文献1に記載されている正転入力端子が基準電圧に接続された差動増幅回路を用いた場合、複数のサンプル容量はサンプルスイッチを介して差動増幅回路の反転入力端子に接続されている。反転入力端子の電圧は正転入力端子に対して仮想接地であるために、クランプ動作中のサンプルスイッチのOFF動作による変動分は、差動増幅回路自身によって基準電圧値に戻される。この現象を図13を用いて説明する。図13において、SAMPLE1は第1サンプルスイッチに供給されるパルス、SAMPLE2は第2サンプルスイッチに供給されるパルス、共通ノードは、差動増幅回路の反転入力端子とサンプル容量の出力ノードが接続されたノードの電位変動を示す。ここで共通としているのは複数のサンプル容量の出力ノードが接続されているためである。
図13ではSAMPLE1とSAMPLE2の駆動パルスの波形がずれている場合を示している。SAMPLE1のOFF動作によって共通ノードの電位変動が発生するが、発生した電位変動は差動増幅回路と共通ノードの寄生素子から決まる時定数に従って基準電圧に戻る。共通ノードの電位が完全に基準電圧に戻る前にSAMPLE2のOFF動作が行われると、図に示すように第1と第2のサンプル容量で異なる値がホールドされる。なおサンプルスイッチはNMOSトランジスタと仮定し、その電位変動もマイナス側に発生するものとして説明した。また両駆動パルスの立ち下がりは理想的に垂直であり、遅延のみが発生しているものとする。このサンプル容量ごとに異なるオフセットは、FPN(固定パターンノイズ)として増幅手段から増幅されて出力される。FPNは、固体撮像装置の画質を悪化させる。また、駆動配線には、駆動パルスの生成回路が設けられており、生成回路から1列分遠ざかるごとに、サンプルスイッチの入力容量と列ピッチ分の配線容量と配線抵抗が、駆動配線に対して負荷容量として増加していく。分布定数的に容量と抵抗が徐々に追加されていくため、生成回路から近い領域における駆動パルス波形と比較して、遠い領域における駆動パルス波形は、より遅延し、かつ鈍った波形形状となる。従って駆動パルスは、生成回路から近い領域ほど早くホールドされ、遠い領域ほど遅れてホールドされる。つまり1列目を起点としたシェーディング形状としてのFPNが重畳されることとなる。
共通ノード及び基準電圧VREFの変動を抑制する場合には、選択スイッチ12−1のOFF動作で発生した共通ノードと基準電圧VREFの電圧変動が収まり理想の電圧値まで戻った後に、次のSW−2に駆動パルスを供給すればよい。このように制御すれば、前の選択スイッチ12−1の動作が引き起こした電圧変動による影響を受けることなく、クランプ容量11−2においてクランプ動作を行うことが可能となる。つまり、順次動作する駆動パルスの間隔を一定時間以上あけることで、FPNの発生をさらに抑制することが可能となる。この一定期間は基準電圧VREFの配線とその電圧源から決まる時定数、及び各差動増幅回路13の持つ時定数に依存して決まる。たとえば、基準電圧VREFの配線寄生容量10nF、電圧源の駆動電流100μA、電圧変動量10mVと仮定した場合、〜選択信号の間隔を1μ秒程度以上である。
図4は別の駆動方法を示すタイミングチャートである。構成、制御信号等は図1と同じであり、説明を省略する。図3の駆動タイミングと異なるのは、クランプ期間中の選択スイッチに供給される駆動パルスだけであるため、Nクランプ期間に絞って説明する。時刻t1までの動作は同じである。φCRパルスがHighに立ち上がった後、SW−1とSW−2が同時にON/OFF動作を行い、クランプ容量11−1及び11−2で、画素からの信号がクランプされる。以後2本の駆動配線により供給される駆動パルスにより2つの信号保持手段が同時にクランプ動作を行う。2以上の組で同時動作させることも可能である。つまり、クランプ動作期間中に、選択スイッチに供給する導通パルスの立ち下げを、複数の選択スイッチごとに複数回に分けて順次行なっている。各選択スイッチの組におけるオフセット量を極力均一にするためには、組にする数は、全組で同じであることがより望ましく、従ってLの約数であることが望ましい。
複数の選択スイッチを同時に動作させることで、Nクランプ期間の時間を短縮することが可能である。
本実施例においてよりFPNを低減するために、例えば基準電圧VREFの対地容量を大きくしたりあるいは追加したり、基準電圧の変動をより短時間で戻すよう駆動力の大きい基準電圧源を使用することで、基準電圧VREFの変動量を抑制することは有効である。固体撮像装置が搭載されるシステムの許容するFPNレベルと、要求される読み出し時間に応じて、駆動方法や追加対策を選択することが必要である。
以上説明したように、本発明の第1の実施例においては、クランプ動作において同時にON/OFF動作する選択スイッチ数を制限することによって、FPNの低減を実現できる固体撮像装置の駆動方法を得ることが可能となる。また順次動作する選択スイッチの間隔を一定時間以上あけることで、FPNの発生をさらに抑制することが可能となる。
(第2の実施例)
図5は本発明の第2の実施例の固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。構成、制御信号等は第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。異なるのはNクランプ期間中の選択信号の動作だけである。時刻t1までの動作は同じである。φCRパルスがHighに立ち上がった後、全てのSW−1〜Lに供給する駆動パルスが同時に立ち上がる。次にSW−1に供給される駆動パルスがLowに立ち下がり、クランプ容量11−1に画素リセット信号がホールドされる。以後同様にSW−2・・・SW−Lに供給される駆動パルスが順次立ち下がり、各クランプ容量にそれぞれの列の画素リセット信号(VN)がクランプされる。つまり、クランプ動作期間中に選択スイッチに供給される導通パルスは、全ての選択スイッチに対して同時に立ち上げ、選択スイッチごとに順次立ち下げる。
これまでに述べたようにFPNを引き起こす電圧変動は、クランプ動作のうち、選択スイッチに供給する駆動パルスの立ち下がりのタイミングの違いが原因である。また選択スイッチに供給される駆動パルスのHigh期間、つまりサンプル動作時は、クランプ容量の入力、出力ノード、及び基準電圧VREFが安定していれば、信号を正常にサンプルできるので、次のホールド動作に移ることができる。図5に示したように全ての選択信号SW−1〜Lに供給される駆動パルスを同時にHighに立ち上げ、所定期間経過後、SW−1に供給される駆動パルスをLowに立ち下げ、画素リセット信号がホールドされる。この所定期間とは、クランプ容量の入力、出力ノード、及び基準電圧VREFが安定する期間とするのがよい。その後、SW−1に供給される駆動パルスの立ち下がり動作で発生した、サンプル容量の出力ノードと基準電圧VREFの電圧変動が収まる。そして、理想の電圧値まで戻った後に、次の駆動配線であるSW−2に供給する駆動パルスの立ち下がり動作を行うように制御するのがよい。このように制御すれば、前の選択スイッチに供給された駆動パルスが引き起こした電圧変動による影響を受けることなく、ホールド動作を行うことができる。完全に収まっていなくても電圧変動の影響が小さくなっていればよい。つまり、順次ホールド動作する選択スイッチに供給される駆動パルスの立ち下り間隔を一定時間以上あけることで、FPNの発生を抑制することが可能となる。この一定時間は基準電圧VREFの配線とその電圧源から決まる時定数、及び各差動増幅回路13の持つ時定数に依存して決めることができる。
本実施例によれば、第1の実施例と比較して、更に、Nクランプ期間の時間を削減することが可能となる。これは撮像動作の高速化に繋がる。
図6は第2の実施例の別の駆動方法を示すタイミングチャートである。構成、制御信号等は図1と同様であり、その説明を省略する。この駆動方法においては、クランプ動作期間中に、全ての選択スイッチに対する駆動パルスを同時に立ち上げ、複数の選択スイッチごとに駆動パルスを順次立ち下げることでホールド動作を行う。このように駆動することで、FPNの低減効果は制限され、且つ、全体の信号読み出し期間をさらに短縮することが可能となる。
(第3の実施例)
図7に本発明の第3の実施例の固体撮像装置の構成例を示す。第1の実施例の図1と共通の構成については、同一の番号を付してその説明を省略する。101はM行×N列の画素アレイであり、図1の画素アレイ1と異なり、各画素に対応して出力線が設けられており、それぞれの出力線に個別に電流源3−1−1〜3−N−Mが設けられている。104−1〜Nはクランプ手段であり、図1のクランプ手段4とは異なり、M行分の画素からの出力線で共有されており、M行×N列の固体撮像装置では、N個のクランプ手段を持つ。クランプ手段104の内部構成は図1に示したものと同じである。異なるのはクランプ容量11及び選択スイッチ12の個数がL個ではなく、画素アレイの行数と同じM個である点である。したがって選択信号群107の本数もL本ではなく、M本となり、行数と同じ数となる。このような構成は、複数の異なる分光特性を持つカラーラインセンサにおいて用いられる場合がある。カラーラインセンサは、複数行の画素を持つが、1行ずつ読み出すエリアセンサと異なる点として、全画素から同時かつ一括で読み出し可能な点である。
画素アレイ101を構成する画素102の内部構成は、図示しないが、図2と同様である。図2と同様の構成を用いてもよいし、行選択スイッチ26を設けない構成とすることも可能である。
図8に本実施例の駆動方法を示すタイミングチャートである。図3との違いは選択信号の本数であり、SW−1〜Mとなる。その具体的な動作は図3で示したものと同一であり、説明を省略する。
また本実施例の別の駆動方法として、図示しないが、図5と同様にNクランプ期間中の駆動配線SW−1〜Mに供給される駆動パルスの立ち上がりを同時に行い、立ち下がりのホールド動作を順次行う構成もある。
また別の駆動方法として、図示しないが図4或いは図6と同様に、任意の数で駆動パルスを組にしてクランプ動作させる構成もある。
また第1及び第2の実施例と同様に、Nクランプ期間中の駆動パルスの順次動作に一定間隔をあけることで、FPNの発生を更に抑制することができる。
以上説明したように、第3の実施例においては、全画素同時かつ一括で読み出す構成においても、クランプ動作において同時にON/OFF動作する選択スイッチ数を制限することによって、FPNの低減を実現できる固体撮像装置の駆動方法を得ることができる。また順次動作する駆動パルスの間隔を一定時間以上あけることで、FPNの発生をさらに抑制することが可能となる。
(第4の実施例)
本発明の第4の実施例の固体撮像装置の構成例を図9に示す。図1と共通の構成については、同一の番号を付して説明を省略する。図9において、図1と異なるのは駆動配線群207の本数とクランプ手段4−1〜4−Nへの接続関係である。駆動配線の本数は図1のL本から2L本となっている。また、画素アレイ1を2つの領域に分け、一方の領域の列が接続されているクランプ手段4には駆動配線SW−1〜Lが、他方の領域の列が接続されているクランプ手段4には駆動配線SW2−1〜Lが接続されている。上記画素アレイの領域分けは画素アレイの中心で左右に分割しても良いし、1列ごと交互に領域分けをしても構わない。また本構成例では2分割しているが、任意の数で分割しても構わない。この場合、駆動配線の本数も任意の分割数の倍数となる。ここでは、左右で2分割し、左半分を第1群、右半分を第2群として説明する。
210−1〜210−Nはクランプ手段4−1〜4−Nの出力信号を保持するメモリ手段である。211は第1群及び第2群のメモリ手段210へのサンプルホールド動作を制御するメモリ制御信号線(以後第1群のメモリ制御信号をφCT1、同第2群をφCT2と呼ぶ)である。212−1〜212−Nは各メモリ手段210−1〜210−Nに保持された信号の読み出しを制御するシフトレジスタである。213は水平出力線、214−1〜214−Nはシフトレジスタ212からの制御信号を受けて水平出力線213へメモリ手段に保持された信号を読み出すための読み出しスイッチである。215は水平出力線の信号を増幅し出力する出力回路である。
図9に示した固体撮像装置の駆動方法について、図10のタイミングチャートを元に説明する。
(Nクランプ期間)時刻t20〜t22
Nクランプ期間中に同時動作する駆動配線の組はSW−1とSW2−1、SW−2とSW2−2、・・・SW−LとSW2−Lとなる。このように構成することで、1つの基準レベル供給手段10に着目した場合、同時にON/OFF動作する選択スイッチ12は1つとなる。第3の実施例において、Nクランプ期間中に同時動作する駆動配線の組を作った場合、1つのクランプ手段4において同時にON/OFF動作する選択スイッチが複数個となる。このため、FPNが大きくなる場合があるが、本実施例のように異なる群の選択スイッチを同時に駆動することで、このような弊害を抑制することができる。
また第1〜第3の実施例と同様に、Nクランプ期間中の駆動配線の順次動作に一定間隔をあけることで、FPNの発生を更に抑制することができる。
(S読み出し期間)時刻t22〜t29
次にS読み出し期間について説明する。第3の実施例までは、クランプ手段からの出力までの動作説明であった。本実施例ではその後の動作も含めて説明するため、各クランプ手段11から差動増幅回路13を介してメモリ手段210−1〜210−Nへの書き込みまでを垂直転送期間とする。そして、メモリ手段210−1〜210−Nから水平出力線213を介して出力回路215からの出力までは水平転送期間、に分けて説明する。時刻t22〜t23の電荷転送期間については第3の実施例までと同じ動作であるため、説明を省略する。
(1回目の第1群垂直転送期間)時刻t23〜t24
SW−1に供給される駆動パルスがHighに立ち上がることで、第1群の各クランプ手段4のクランプ容量11−1に保持された画素信号が差動増幅回路13から出力される。同時にφCT1に供給されるパルスをHighに立ち上げておくことで、差動増幅回路13の出力信号が第1群のメモリ手段210−1に書き込まれる。次にSW−1とφCT1に供給されるパルスをLowに立ち下げることで、メモリ手段210−1の保持値が確定される。ここでφCT1とSW−1に供給されるパルスの立ち上がりの時間的前後関係は任意であって構わない。また両パルスの立ち下りの関係に関しては、任意であっても良い。しかし選択スイッチ12−1のON/OFF動作の電位変動が出力信号に与える影響を考慮に入れるのであれば、φCT1に供給されるパルスがSW−12供給されるパルスより後で立ち下がる方が望ましい。以降、他のサンプル信号とφCT1或いはφCT2に供給されるパルスの立ち上がり、立ち下がりの時間的関係についても同様である。
(1回目の第2群垂直転送及び1回目の第1群水平転送期間)時刻t24〜t25
SW−(L+1)及びφCT2がON/OFF動作することで、第2群のクランプ容量11−1の信号値がメモリ手段210−1に書き込まれる。同じ期間に第1群のシフトレジスタ212からのシフトクロックに応じて、第1群のメモリ手段210−1から水平出力線に信号が読み出され、出力回路215を介して出力される。ここで図10においてシフトクロックはφSRとして表現されている。
(2回目の第1群の垂直転送及び1回目の第2群の水平転送期間)時刻t25〜t26
SW−2及びφCT1がON/OFF動作することで、第1群のクランプ容量11−2の信号値がメモリ手段210−2に書き込まれる。また第2群のシフトレジスタのシフトクロックに応じて、第2群のメモリ手段210−2に保持された信号が読み出される。ここで第1群の最後のシフトクロックと第2群のシフトクロックの間隔をあけないよう制御する。以後、時刻t27以降においても、垂直転送と水平転送を同時に行うことで全画素の信号が読み出される。
第1〜第3の実施例で説明した駆動方法において水平読み出しまで行うことを考えると、必ず各垂直転送の後に対応する水平読み出しを行う必要がある。したがって水平読み出しを途中で停止して、その間に次の垂直転送を行うこととなり、総読み出し時間が長くなってしまうという問題があった。本実施例のように駆動することで、水平読み出しを連続的に行うことができ、かつNクランプ期間中に発生するFPNも抑制することが可能となる。本例ではNクランプ期間中の駆動配線のON/OFF動作は2本ずつ同時に行われているが、1本ずつであっても、3本以上ずつ同時であっても構わない。
本実施例の別の一例として、第3の実施例と同様に、全画素一括で読み出す必要のあるラインセンサであっても同様の駆動を行うことが可能である。
以上説明したように、本発明の第4の実施例においては、画素領域を2つ以上の領域に分けて交互に読み出すことで、水平転送期間に余分な間隔をあけることなく画素信号を読み出すことができる。また2本以上組にして同時にクランプ動作させる場合においても、一つのクランプ手段においては同時にON/OFF動作する選択スイッチを一つにできるため、画素領域を分けずに読み出す場合と比較して更にFPNを抑えることができる。
(第5の実施例)
図11は、第1の実施例から第4の実施例のすべてにおいて、図2の回路と置き換えることのできる画素の別の構成例を示したものである。図2と異なるのは転送スイッチ22が無い点である。光電変換素子21で発生した電荷は、光電変換素子21とリセットスイッチ24と画素SF25と配線から決まる寄生容量にしたがって電圧に変換され、画素SF25を介して出力線から出力される。ここでは一例として図1で示した第1の実施例に適用した場合について説明する。他の実施例についての説明はここでは省略する。本実施例における固体撮像装置の駆動方法を、図12に示したタイミングチャートを用いて説明する。
(Sクランプ期間)時刻t10〜t11
時刻t10において、φCRに供給されるパルスがHighに立ち上がり、差動増幅回路13は1倍ゲインモードとなり、反転入力端子の電圧は基準電圧VREFとなる。
各列において画素SF25と共通出力線を介して、画素光信号(VS)が、各クランプ容量11の入力ノードに供給されている。SW−1に供給されるパルスがHighに立ち上がると、クランプ容量11−1の入力ノードはVREFに固定される。SW−1に供給される駆動パルスがLowに立ち下がることで、クランプ容量11−1におけるクランプ動作が完了する。以後同様にSW−2、・・・SW−Lと順次動作を繰り返し、各クランプ容量11にそれぞれの列の画素光信号(VS)がクランプされる。
時刻t11において、φCRに供給されるパルスがLowに立ち下がり、差動増幅回路13は増幅モードに切り替わる。ここまでの期間を総称してSクランプ期間と呼ぶ。
本実施例で示した画素構成で信号読み出しを行う場合、Sクランプ期間中に同時にON/OFF動作する選択スイッチ数がFPNの大きさを左右する。ここで示したように、同時に動作する選択スイッチ数をN/L個に制限することで、FPNの低減を図っている。
(リセット及びN読み出し期間)時刻t12〜t15
時刻t12において、φRESに供給されるパルスがHighに立ち上がり、光電変換素子21はリセットされる。各列において画素SF25と共通出力線を介して、画素リセット信号(VN)が各クランプ容量11の入力ノードに供給される。この時、クランプ容量11の出力ノードはフローティングであるため、クランプ容量11の出力ノードはVREF−△VNとなる。ここで△VN=VS−VNとする。
時刻t13において、SW−1に供給される駆動パルスがHighに立ち上がると、差動増幅回路13は増幅モードとなっているため、振幅△VNに増幅ゲインGが掛けられたG・△VNの振幅が差動増幅回路より出力される。以後同様にSW−2・・・SW−Lと順次動作を繰り返し、各列から出力された画素信号を増幅して出力していく。時刻t13〜t14の期間を総称してN読み出し期間と呼ぶ。
時刻t15において、φRESに供給されるパルスがLowに立ち下がり、光電変換素子21において蓄積が開始される。
第1の実施例と同様に、Sクランプ期間中の選択スイッチ12の順次動作の間隔を一定時間以上あけることで、FPNの発生をさらに抑制することが可能である。また同様に任意の選択信号の組を同時に動作させることで、Sクランプ期間の時間を短縮することも可能である。
以上説明したように、本発明の第5の実施例においては、別の画素構成においても、第1〜第4の実施例で示した内容と同じ効果をもつ固体撮像装置の駆動方法を実現することができる。
本発明の第1の実施例の固体撮像装置の構成例である。 画素の構成例である。 本発明の第1の実施例の固体撮像装置の駆動方法である。 本発明の第1の実施例の別の固体撮像装置の駆動方法である。 本発明の第2の実施例の固体撮像装置の駆動方法である。 本発明の第2の実施例の別の固体撮像装置の駆動方法である。 本発明の第3の実施例の固体撮像装置の構成例である。 本発明の第3の実施例の固体撮像装置の駆動方法である。 本発明の第4の実施例の固体撮像装置の構成例である。 本発明の第4の実施例の固体撮像装置の駆動方法である。 画素の別の構成例である。 本発明の第5の実施例の固体撮像装置の駆動方法である。 課題の発生原因を示す図である。 増幅手段の回路図及び、増幅回路のない回路図である。
符号の説明
2 画素
4 クランプ手段
7 駆動配線群
10 基準レベル供給手段
11 クランプ容量
12 選択スイッチ
13 差動増幅回路
14 フィードバック容量
104 クランプ手段

Claims (6)

  1. 画素の出力ノードからの信号が入力ノードへ供給される、複数の信号保持手段と、
    各々が、各信号保持手段に対応して設けられ、前記信号保持手段に保持された信号を転送する、複数の選択手段と、
    所定数の前記信号保持手段ごとに設けられ、前記選択手段を介して前記信号保持手段の出力ノードに基準レベルを供給する、複数の基準レベル供給手段と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の選択手段の各々はトランジスタを有し、
    前記基準レベル供給手段から前記トランジスタを介して、前記信号保持手段の出力ノードに前記基準レベルが供給されている期間中に、前記画素からの信号を前記信号保持手段にサンプル及びホールドするクランプ動作において、前記トランジスタに供給する導通パルスの立ち下げを、前記トランジスタごともしくは複数の前記トランジスタごとに、複数回に分けて順次行い、
    前記選択手段により、前記信号保持手段を選択する選択動作において、各前記トランジスタに導通パルスを順次供給することで、選択された前記信号保持手段から信号を順次読み出すことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  2. 前記クランプ動作期間中に前記トランジスタに供給される駆動パルスは、
    全ての前記トランジスタに対して同時に立ち上げられ、前記トランジスタごともしくは複数のトランジスタごとに順次立ち下げられることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  3. 前記基準レベル供給手段は増幅回路により構成され、
    前記増幅回路は、
    反転入力端子と、正転入力端子と、出力端子とを有する差動増幅回路であり、前記反転入力端子に前記選択手段を介して前記信号保持手段からの信号が供給され、前記正転入力端子に基準電圧が供給されており、前記反転入力端子と前記出力端子との間にフィードバック経路が構成されており、
    前記フィードバック経路を介して前記出力端子からの信号を前記反転入力端子に供給した状態で、前記トランジスタを導通させることにより、前記信号保持手段において前記画素からの信号のクランプ動作を行なうことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の固体撮像装置の駆動方法。
  4. 前記増幅回路は、
    前記クランプ動作を行なう際の基準レベルを出力するモードと、
    前記信号保持手段を入力容量とし、前記信号保持手段の容量値と、前記フィードバック経路と並列に設けられた電気経路に配されたフィードバック容量の容量値との比で増幅率が決定される増幅モードと、を切り替えて動作することを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  5. 前記クランプ動作期間中に、前記画素から出力される信号はリセット信号であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  6. 前記クランプ動作の後に、前記画素から入射光に応じた信号が、前記信号保持手段の入力ノードに供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
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