JP5322696B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナ、ビデオカメラ、ディジタルスチルカメラ等に用いられる固体撮像装置及びその駆動方法に関する。
近年、CMOS型固体撮像装置は、多画素化が求められる傾向にある。多画素化を進め、1水平走査期間中の読み出し画素数を増やすことは、画素信号の読み出し速度の高速化を招く。読み出し速度の高速化に対応するための技術の一つとして、特許文献1の手法が挙げられる。
特許文献1は、固体撮像装置の画素を第1群と第2群に分け、片方の群の画素からの出力信号を垂直転送する間にもう片方の群の信号を水平転送することで、垂直転送の待ち時間を短縮し画像読み出しの高速化を可能としている。
特開2007−194720号公報
しかしながら、上述した読み出し手法を適用した固体撮像装置には、以下に示すような課題がある。
上述した通り、特許文献1は、水平転送と垂直転送を同時に行っている。特許文献1に示されている構成において、各保持部内のサンプルホールド回路のサンプリングパルスに同期して発生するノイズが、水平転送中の画素信号に重畳し、画質を劣化させる場合がある。保持部での画素信号のサンプリング動作に伴って、電源経路に流れる電流が急激に変動すると、電源経路上のボンディングワイヤ等のインダクタンス成分等の寄生インピーダンスにより電源電圧が変動する。上記のノイズは、その電源変動が読み出し回路に回りこむことに起因する。従って、同時に駆動させる保持容量が増加して、保持容量へのサンプリング動作時に生じる充放電電流の過渡的な変動量が大きくなるほどノイズは悪化する傾向がある。多画素化が進み、保持容量が増加するにつれて、この影響はより顕著な問題として現れてくることになる。
このノイズを抑圧する方法の一つとして、サンプリングパルスの遷移時間(立ち上がり時間及び立ち下がり時間)を長くする手法が考えられる。サンプリングパルスを鈍らせることは、MOSトランジスタで構成されるサンプルホールド回路内のスイッチのオン抵抗を低速に減衰させていくことに相当する。このようにすることで、ノイズの発生原因となる、スイッチを介して保持容量へと流れる電流の急激な変動を抑え、ノイズを抑圧することが可能となる。
しかし、特許文献1に示されるような、水平転送中以外に垂直転送を行う期間が存在する場合、上記対策によって一律にサンプリングパルスを鈍らせると、垂直転送の時間は長くなり、ブランキング期間が長くなる。ブランキング期間を長くすることは水平転送の期間を縮めることになるため、水平転送をより高速に行う必要があり、読み出し回路の駆動速度を圧迫することになる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ブランキング期間を長くすることなく、垂直転送時のサンプリングパルスに同期する形で発生するノイズを抑圧することを可能とする固体撮像装置及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の固体撮像装置は、光電変換により画素信号を生成する光電変換部を含む複数の画素と、サンプリングパルスを生成するパルス生成回路と、前記サンプリングパルスを用いて、前記画素の画素信号を保持する第1の保持部及び第2の保持部を含む保持回路と、前記保持回路に保持された画素信号を水平共通出力線へ出力する水平走査回路とを有し、前記保持回路から前記水平共通出力線へ最初の画素信号の出力が開始されてから、最後の画素信号の出力が終了するまでの期間を水平走査期間とし、前記水平走査期間中に前記第1の保持部に画素信号の書き込みを行っている間に、前記水平走査回路は前記第2の保持部に保持された他の画素信号を前記水平共通出力線へ出力を行い、前記保持回路は、前記水平走査期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第1のサンプリングパルスと、前記水平走査期間を除いた期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第2のサンプリングパルスとを用いて、前記画素の画素信号を保持し、前記水平走査期間における前記第1のサンプリングパルスのエッジの遷移時間が、前記水平走査期間を除いた期間における前記第2のサンプリングパルスのエッジの遷移時間よりも長いことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像装置の駆動方法は、光電変換により画素信号を生成する光電変換部を含む複数の画素と、サンプリングパルスを生成するパルス生成回路と、前記サンプリングパルスを用いて、前記画素の画素信号を保持する第1の保持部及び第2の保持部を含む保持回路と、前記保持回路に保持された画素信号を水平共通出力線へ出力する水平走査回路とを有する固体撮像装置の駆動方法であって、前記保持回路から前記水平共通出力線へ最初の画素信号の出力が開始されてから、最後の画素信号の出力が終了するまでの期間を水平走査期間とし、前記水平走査期間中に前記第1の保持部に画素信号の書き込みを行っている間に、前記水平走査回路は前記第2の保持部に保持された他の画素信号を前記水平共通出力線へ出力を行い、前記保持回路により、前記水平走査期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第1のサンプリングパルスと、前記水平走査期間を除いた期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第2のサンプリングパルスとを用いて、前記画素の画素信号を保持し、前記水平走査期間における前記第1のサンプリングパルスのエッジの遷移時間が、前記水平走査期間を除いた期間における前記第2のサンプリングパルスのエッジの遷移時間よりも長いことを特徴とする。
短ブランキング期間を実現しつつ、垂直転送時のサンプリングパルスに同期する形で発生するノイズを抑圧して、良質な画像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態による固体撮像装置のブロック構成図である。 図1のパルス生成回路の動作を示すフローチャートである。 図1のパルス生成回路の第1の構成例を示す回路図である。 図1のパルス生成回路の第2の構成例を示す回路図である。 図1のパルス生成回路の第3の構成例を示す回路図である。 図1のパルス生成回路の第4の構成例を示す回路図である。 図1のシステム構成図を詳細に例示した構成図である。 図7の回路の動作タイミングチャートである。 図7の破線Xで囲まれた部分を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す概略構成図である。 図10の回路の動作タイミングチャートである。 図11のタイミングチャート中“A”で示される期間の拡大図である。 本発明の第3の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す概略構成図である。 図13の回路の動作タイミングチャートである。 ディジタル出力を想定した固体撮像装置の構成例を示すブロック構成図である。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置のブロック構成図を示す。100は、複数の画素101で構成された画素アレイである。200は、画素アレイ100から入力された画素信号を保持しておくための第1及び第2の保持部で構成された保持回路である。300は、保持回路200で使用するサンプリングパルスを生成するパルス生成回路である。400は、保持回路200に保持された画素信号を外部へ出力するための水平共通出力線である。500は、保持回路200から水平共通出力線400へ画素信号を転送するための水平走査回路である。
図2は、図1のパルス生成回路300の動作を説明するフローチャートである。図2において、サンプリングパルスの生成が開始されると、まず、パルス生成回路300は、水平転送期間中かどうかの判別を行う(ステップS10)。なお、本実施形態における“水平転送期間”とは、保持回路200から水平共通出力線400へ最初の画素信号の転送動作(以降、水平転送という)が開始されてから最後の画素信号の水平転送が終了するまでの期間のことを指す。このことは以降の実施形態においても同様である。ステップS10で、水平転送期間中であると判別されれば、パルス生成回路300は、遷移時間の長いサンプリングパルスを生成する(ステップS21)。ステップS10で、水平転送期間中でないと判別された時、パルス生成回路300は、遷移時間の短いサンプリングパルスを生成する(ステップS22)。その後、パルス生成回路300は、ステップS21かステップS22で生成されたサンプリングパルスを、保持回路200へ出力する。
このように、水平転送期間中のサンプリングパルスの遷移時間を長くすることにより、垂直転送時のサンプリングパルスに同期して発生するノイズが抑圧される。また、水平転送期間以外の期間は、遷移時間を短くして高速なパルスを入れても、水平転送を行っていないため、サンプリングパルスによって引き起こされる電源系からのノイズが水平転送中の画素信号に重畳することはない。そのため、水平転送期間以外の期間では、高速にパルスを遷移させることが可能となり、その分、ブランキング期間は短くて済む。
以上より、本実施形態によれば、水平転送期間ではサンプリングパルスの遷移時間を長くし、水平転送期間以外では遷移時間を短くすることで、ブランキング期間を短く抑え、垂直転送時のサンプリングパルスに同期して発生するノイズを抑圧することができる。
図3〜6は、図1のパルス生成回路300の例である。図3の回路では、まず、ROM(読み出し専用記憶装置)310からの信号が、バッファとして使用されるインバータ311、312に入力される。インバータ311と312では、インバータ311の方が高い駆動力を有しており、そのため、遷移時間の短いパルスを出力する。逆に、インバータ312は駆動力の低いインバータのため、入力信号が遷移時間の長いパルスとなって出力される。インバータ311及び312の後段には、水平転送期間判別信号によって制御される切り替えスイッチ313、314がそれぞれ接続される。ここで、水平転送期間判別信号がハイレベルの時に水平転送期間中であると定義する(以降も同様)。その場合、水平転送期間中は、スイッチ314がオンし、スイッチ313がオフし、インバータ312によって駆動される遷移時間の長いパルスがサンプリングパルスとして保持回路200に出力される(図2、S21に相当)。そして、水平転送期間以外では、スイッチ313がオンし、スイッチ314がオフし、インバータ311によって遷移時間の短いサンプリングパルスが保持回路200に出力される(図2、S22に相当)。
図4では、バッファ回路320が、水平転送期間中は電流源321、322によって遷移時間が制御される回路として動作し、それ以外では切り替えスイッチ323、324が導通して通常のインバータとして動作する。水平転送期間中のサンプリングパルスの遷移時間が長くなるような電流値に電流源321、322の電流を設定することで、図2に示す動作を実現することが可能となる。
図5の回路では、インバータ330からの出力を、切り替えスイッチ332、333によって水平転送期間中だけLPF(ローパスフィルタ)331を介して出力するように制御することで、図2に示す動作を実現している。スイッチ332をオンし、スイッチ333をオフすれば、パルス生成回路300は、遷移時間が短いサンプリングパルスを出力する。また、スイッチ332をオフし、スイッチ333をオンすれば、パルス生成回路300は、LPF331を用い、遷移時間が長いサンプリングパルスを出力する。
図6では、切り替えスイッチ343、344によって水平転送期間中とそれ以外の期間とでDAC(ディジタルアナログ変換器)345の入力に接続される第1のROM341及び第2のROM342からの接続を切り替えることで、図2の動作を実現している。水平転送期間以外の期間は、第1のROM341から遷移時間の短いサンプリングパルスのデータがDAC345に入力され、水平転送期間中は、第2のROM342から遷移時間の長いサンプリングパルスのデータがDAC345に入力される。
図3〜6に示すような回路を用いることで、図2に示した動作を実現できることを説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、ここで示した回路以外でも、図2の動作を実現しうる回路であれば本実施形態による効果は等しく得られる。
図7は、図1のブロック構成図を詳細に例示した回路構成図である。図7で、100は、3(行)×4(列)の画素101で構成される画素アレイである。画素101は、PD(フォトダイオード)102、画素リセット電位Vpix_resへのリセットを行うためのリセットTr(トランジスタ)105、ソースフォロワアンプの入力Tr106、選択Tr107で構成される。PD102は、光電変換により画素信号を生成する光電変換部である。1列目と2列目の画素101は、第1の垂直走査回路111によって制御され、3列目と4列目の画素101は、第2の垂直走査回路112によって制御される。
画素101からの信号は、保持回路200に保持される。この保持回路200は、1列目及び2列目に設けられた2個の保持部1と、3列目及び4列目に設けられた2個の保持部2によって構成される。保持部1及び保持部2はラインメモリ230によって構成されている。
ラインメモリ230は、サンプリングパルスpTSによって制御されるサンプリングスイッチ231と、画素101の画素信号を保持しておくための画素信号保持容量233(Cts)を有する。また、ラインメモリ230は、サンプリングパルスpTNによって制御されるサンプリングスイッチ232と、画素のリセット信号を保持しておくためのノイズ信号保持容量234(Ctn)を有する。保持容量233及び234に保持された信号は、同じくラインメモリ230内に設けられた、水平走査回路500からの信号によって制御される水平転送スイッチ235、236を介して、水平共通出力線401、402へと水平転送される。
水平共通出力線401、402には、信号pCHRによって制御される水平共通出力線リセットスイッチ701、702と差分増幅回路600が接続されている。差分増幅回路600は、画素101の画素信号とリセット信号の減算処理とその差分信号の増幅を行った後、画素信号をチップ外部へと出力する。
図8は、図7の固体撮像装置の駆動方法を示す駆動タイミングチャートである。図8において、t1の期間では、1行目の1列目及び2列目の画素101の画素信号とリセット信号を保持部1<1>及び保持部1<2>の保持容量233及び234にそれぞれサンプルホールドする垂直転送動作が行われる。
上記の垂直転送動作を詳細に説明する。画素101内のPD102は、光電変換により電荷を生成及び蓄積し、画素信号を出力する。信号SEL1<1>がハイレベルになると、1行目の1列目及び2列目の画素101の選択Tr107がオンし、1列目及び2列目の画素101は、画素信号を保持部1<1>及び保持部1<2>へ出力する。サンプリングパルスpTS1がハイレベルになると、サンプリングスイッチ231がオンし、保持部1<1>及び保持部1<2>は画素信号を画素信号保持容量233にサンプルホールド(保持)する。次に、信号RES1<1>がハイレベルになると、1行目の1列目及び2列目の画素101のリセットTr105がオンし、PD102の画素信号がリセットされる。次に、サンプリングパルスpTN1がハイレベルになると、サンプリングスイッチ232がオンし、保持部1<1>及び保持部1<2>はノイズ信号をノイズ信号保持容量234にサンプルホールド(保持)する。
t2の期間では、保持部1<1>及び保持部1<2>に保持された画素101の信号の水平転送が行われると同時に、保持部2<1>及び保持部2<2>への1行目の3列目及び4列目の画素101の画素信号とリセット信号の垂直転送が行われる。
まず、上記の水平転送を詳細に説明する。水平転送信号hsr<1>がハイレベルになると、保持部1<1>内の水平転送スイッチ235及び236がオンする。すると、保持部1<1>内の画素信号保持容量233の画素信号が水平共通出力線402に出力され、ノイズ信号保持容量234のノイズ信号が水平共通出力線401に出力される。差分増幅回路600は、水平共通出力線402の画素信号と水平共通出力線401のリセット信号とを減算し、その減算した画素信号をチップ外部へ出力する。次に、水平転送信号hsr<2>がハイレベルになると、保持部1<2>内の水平転送スイッチ235及び236がオンする。すると、保持部1<2>内の画素信号保持容量233の画素信号が水平共通出力線402に出力され、ノイズ信号保持容量234のノイズ信号が水平共通出力線401に出力される。差分増幅回路600は、水平共通出力線402の画素信号と水平共通出力線401のリセット信号とを減算し、その減算した画素信号をチップ外部へ出力する。
次に、上記の垂直転送を詳細に説明する。信号SEL2<1>がハイレベルになると、1行目の3列目及び4列目の画素101の選択Tr107がオンし、3列目及び4列目の画素101は、画素信号を保持部2<1>及び保持部2<2>へ出力する。サンプリングパルスpTS2がハイレベルになると、サンプリングスイッチ231がオンし、保持部2<1>及び保持部2<2>は画素信号を画素信号保持容量233にサンプルホールド(保持)する。次に、信号RES2<1>がハイレベルになると、1行目の3列目及び4列目の画素101のリセットTr105がオンし、PD102の画素信号がリセットされる。次に、サンプリングパルスpTN2がハイレベルになると、サンプリングスイッチ232がオンし、保持部2<1>及び保持部2<2>はノイズ信号をノイズ信号保持容量234にサンプルホールド(保持)する。
t3の期間では、保持部2<1>及び保持部2<2>からの水平転送動作と並行して、2行目の1列目及び2列目の保持部1<1>及び保持部1<2>への垂直転送動作が行われる。
このように、図7に示す固体撮像装置では、保持部1と保持部2の垂直転送と水平転送が交互に行われており、どちらかの保持部が水平転送を行っている間にもう一方の保持部が垂直転送を行っている。
期間t1では、水平転送期間判別信号がローレベルであり、水平転送期間ではない。期間t2、t3及びt4では、水平転送期間判別信号がハイレベルであり、水平転送期間である。t2、t3の期間に示される水平転送期間中に遷移するサンプリングパルスpTS1、pTN1、pTS2、pTN2は、これらサンプリングパルスに同期して発生する電源変動に起因したノイズを抑圧するために、遷移時間が長く設定されている。一方、水平転送が行われていないt1の期間では、サンプリングパルスpTS1及びpTN1の遷移時間は短く設定されている。このように水平転送が行われていない期間に遷移するサンプリングパルスに関しては、遷移時間を短く設定しても水平転送が行われていないため、ブランキング期間中に発生した電源の変動がノイズとなって出力信号に重畳されることはない。そのため、t1とt3の期間のpTS1,pTN1で表されるように、水平転送期間とそれ以外の期間の両方で遷移するパルスに関しては、水平転送中は遷移時間を長くし、それ以外の期間では遷移時間を短くすることが可能となる。こうすることによって、ブランキング期間を長くすることなく、垂直転送のためのサンプリングパルスに同期して発生するノイズを抑圧することができる。
また、上記ノイズは、駆動する保持容量が大きく、サンプリングの対象となる信号レベルと保持容量の初期値との差が大きいほど悪化する傾向にある。これは、これらの条件が、サンプリング動作時に発生する充放電電流を増加させるためである。そのため、このような条件下におけるサンプリング動作を制御するサンプリングパルスの遷移時間は、特に長く設定することが望ましい。逆に、ノイズの影響の小さいサンプリングパルスに関しては、必ずしも遷移時間を長くする必要はない。サンプリングパルスの遷移時間を決める方法の一例を以下に示す。
図9は、図7の破線Xで囲まれた領域に注目した回路図である。図8のt4の期間において、サンプリングパルスpTS1がハイレベルへと遷移し始める時刻をtsとする。その場合、t=tsの時点で画素ソースフォロワの出力に寄生する寄生容量Cpには、3行1列目の画素101の画素信号Vsが保持されている(Vsfo(ts)=Vs)。なお、ここでは基板バイアス効果による影響は無視するものとし、ソースフォロワの増幅率は1倍とする。また、t=tsにおいて、画素信号保持容量233には初期値Vcts0が初期値として保持されており(Vcts(ts)=Vcts0)、Vs>Vcts0であるとする。
t>tsで、サンプリングパルスpTS1がハイレベルへと遷移していくと、サンプリングパルスpTS1の電圧レベルに応じてnMOSトランジスタM1で構成されるサンプリングスイッチ231のオン抵抗Ronが下がっていく。これにより、寄生容量Cpから画素信号保持容量233への電荷の移動が始まる。この電荷移動によって寄生容量Cp内の電荷が減少したことで電圧Vsfoが低下し、入力Tr106にかかる電圧Vgsが増大する。そのため、入力Tr106のドレイン電流Idが増加し、電源に流れる電流量が変化することになる。この時の電流の変動量と電源に付く寄生インピーダンスから、電源電圧の変動量を算出することができる。上述したように、この電源電圧の変動が、ノイズとなって出力信号に重畳されるため、所定のレベルまで電源電圧の変動を抑えるような電流変動量になるように遷移時間を設定することでノイズを抑圧することが可能となる。
このように、サンプリング開始時に生じる電流変動量とスイッチのオン抵抗Ronの過渡的な変化の関係から、サンプリングパルスの遷移時間を決めることができる。だが、これはあくまで一例であり、例えば水平転送期間の長さ等によっても適切な遷移時間は変わってくる。
なお、本実施形態では図9に示すように、保持回路への充放電を行う増幅器として画素のソースフォロワ回路を例にとって説明したが、本実施形態がこのような回路に限定されることはない。例えば、保持容量への充放電を行うための増幅器にソースフォロワ以外の回路を用いてもよく、このことは以降の実施形態においても同様である。
また、図8に示されるタイミングチャートでは、水平転送期間中のサンプリングパルスは、立ち上がりと立ち下がりのどちらの遷移時間も等しく長く設定されているが、この限りではない。例えば、図7の回路では、サンプリングパルスpTNやpTSがローレベルへと遷移しても電源に流れる電流の変動はほとんどなく、ノイズが発生しにくい状況となっているため、必ずしも立ち上がりと同じだけの遷移時間を立ち下がり時にも適用する必要はない。そのため、回路構成によっては、水平転送期間中のサンプリングパルスの立ち上がりと立ち下がりのどちらかの遷移持間に対してのみ本実施形態を適用しても上述した効果と同様の効果を得ることは可能である。このことは他の実施形態においても同様である。
また、本実施形態は、垂直転送にかかる時間に比べて水平転送期間の方が長いことを前提としており、これは、以降の実施形態においても同様である。
なお、図7に示す固体撮像装置は、説明を簡潔にするために3行×4列の画素アレイ100に簡略化しているが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、画素アレイの行数及び列数は、必要に応じて変更することが可能である。
(第2の実施形態)
図10に、本発明の第2の実施形態による固体撮像装置を示す。図10において、画素アレイ100はM(行)×N(列)(M,Nは整数)の画素101で構成されている。なお、ここで、画素101は第1の実施形態の構成とは異なり、転送Tr103とFD(フローティングディフュージョン)104を含む4Tr型画素として構成されている。
画素101からの出力は、各列に設けられた垂直出力線108、109によって奇数行と偶数行で別々の信号線によって出力される。保持回路200は、1列目から(N/2)列目までの各列にそれぞれ設けられた(N/2)個の保持部1と、(1+N/2)列目からN列目までの各列にそれぞれ設けられた(N/2)個の保持部2で構成されている。垂直出力線108、109は、各列に対応した保持部1もしくは保持部2へと接続される。
保持部1、保持部2は、垂直出力線108,109から入力された画素信号を保持するための2つの中間メモリ210と、画素信号の増幅とノイズキャンセルを行う増幅回路220、そして、増幅回路220の出力を保持するためのラインメモリ230で構成される。
中間メモリ210は、信号pCMによって制御されるスイッチ211と保持容量212、そしてバッファ回路213によって構成される。バッファ回路213の出力が増幅回路220へと入力される。
2つの中間メモリ210からの出力は、増幅回路220内のクランプ容量221(Cc1)、222(Cc2)にそれぞれ接続される。増幅回路220は、演算増幅器225とフィードバック容量226(Cf)、信号pC0Rによって制御されるリセットスイッチ227、そしてクランプ容量221及び222によって、VC0Rを基準電位とするスイッチトキャパシタアンプの構成になっている。クランプ容量221及び222の、中間メモリ210からの出力が接続される端子とは別の端子には、信号SW1_1、SW1_2、又はSW2_1、SW2_2によって制御される共有化スイッチ223、224が接続される。共有化スイッチ223、224のクランプ容量221及び222が接続されているノードとは別のノードには、演算増幅器225の負入力端子が共通に接続されている。このスイッチトキャパシタアンプで増幅された画素信号が、ラインメモリ230へと出力される。
ラインメモリ230内に設けられた保持容量233及び234には、増幅回路220で増幅された画素信号と、増幅回路220で発生するノイズ信号が、それぞれ保持される。保持容量233及び234に保持された信号は、水平共通出力線401、402を介して差分増幅回路600へと転送される。差分増幅回路600は、画素信号とノイズ信号との減算及び増幅処理を行った後、チップ外部へと出力する。
図11、図12は、図10の固体撮像装置の駆動方法を示す駆動タイミング図である。なお、図11は、図10の固体撮像装置の1行目からM行目までの画素の読み出し動作を示したタイミングチャートであり、図12は、図11の“A”で示される期間についてより詳細に示したものである。
図12より、まず、t1の期間で1行目と2行目の画素101のFD104と保持回路200のリセットを行う。リセット信号RES<1>及びRES<2>がハイレベルになると、1行目及び2行目の画素102のリセットTr105がオンし、FD104がリセットされる。
その後、t2の期間で、クランプ容量221及び222に1行目と2行目の画素101のリセット信号をそれぞれクランプする。そして、t3の期間で、1行目と2行目の画素のPD102からFD104への画素信号電荷の転送動作と、中間メモリ210への画素信号のサンプルホールドを行う。t4の期間では、まず、増幅回路220で発生したノイズ信号をノイズ信号保持容量234へサンプルホールドする。その後、信号SW1_1をハイレベルにして1行目の1列目からN/2列目までの画素101の画素信号とリセット信号の差分を増幅(Cc1/Cf倍)し、その画素信号を画素信号保持容量233へサンプルホールドする。ここで、Cc1はクランプ容量221の容量値、Cfはフィードバック容量226の容量値である。
t4の期間の後、1行目及び2行目の画素101のPD102がリセットされ、その後、保持部1のラインメモリ230に保持された画素信号とノイズ信号の水平転送が開始される。この時、t5の期間に示されるように、保持部1からの水平転送と並行して、1行目の(1+N/2)列目からN列目までの画素信号の保持部2内での垂直転送が行われる。t6の期間では、保持部2からの水平転送と並行して、2行目の1列目からN/2列目までの画素信号の保持部1内での垂直転送が行われる。t7の期間では、保持部1からの水平転送と並行して、2行目の(1+N/2)列目からN列目までの画素信号の保持部2内での垂直転送が行われる。その後、t8の期間で、保持部2からの水平転送が行われることで、1行目と2行目の画素信号の読み出しに関わる一連の動作が完了する。3行目以降の読み出しに関しても、図11に示されるように、上記と同様の動作で読み出しが行われていき、M行目までの画素信号の読み出しが終わると再び1行目に戻る。
ここで、図11、図12のBで示される期間と水平転送期間とにおける保持回路200に入力されるサンプリングパルスの遷移時間を比較する。なお、ここで述べられている“サンプリングパルス”は、pTS1、pTN1、pTS2、pTN2のように、特定の保持容量への画素信号やノイズ信号のサンプルホールドを行うためのパルスに限定されるものではない。本実施形態におけるサンプリングとは、保持回路200内の容量素子に、画素信号に限らず、ある時刻における特定の信号レベルを記憶させる動作は、全てサンプリング動作とみなし、その動作を行うためのパルスは、全てサンプリングパルスと定義するものとする。このことは他の実施形態においても同様である。例えば、pC0Rのように、増幅回路220の出力をVC0Rへとリセットするパルスも、フィードバック容量226に、VC0Rに基づいた電位をサンプリングするためのサンプリングパルスとみなす。pCM、SW1_1、SW1_2、SW2_1、SW2_2に関しても同様である。
図11、図12より、Bの期間に比べ水平転送期間のサンプリングパルス(pTS1、pTN1、pTS2、pTN2、SW1_1、SW1_2、SW2_1、SW2_2、pC0R)の遷移時間は長く設定されている。これは、本発明の第1の実施形態での理由と同様に、水平転送時の出力信号に対して影響を及ぼしにくいBで示される水平転送以外の期間(ブランキング期間)のサンプリングパルスの遷移時間が短く設定されている。また、遷移することで電源変動を引き起こし、出力信号にノイズを混入させる水平転送期間のサンプリングパルスに関しては、電源変動を抑えるためにBの期間より遷移時間が長く設定されている。
このように、水平転送期間中は垂直転送のサンプリングパルスの遷移時間を長くし、ブランキング期間では短くすることで、図10の実施形態においても図7の実施形態で示した効果と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、本実施形態は2行同時読み出しを想定した構成及び動作となっているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
また、図11のCで示される期間におけるpTS2,pTN2を除いた保持回路200のサンプリング動作の一部又は全てが、図12のt8に示される最後の水平転送が行われている期間に行われてもよい。例えば、Cの期間におけるサンプリングパルス(pCM、pTS1、pTN1、SW1_1、SW1_2、SW2_1、SW2_2、pC0R)に関わる動作をt8の期間と重ねて、t8の期間におけるサンプリングパルスの遷移時間を長くする。そして、Bの期間におけるこれらサンプリングパルスの遷移時間は、t8の期間より短いままとすることで、上述した本実施形態における効果と同様の効果を得ることが可能である。
(第3の実施形態)
図13に、本発明の第3の実施形態による固体撮像装置を示す。但し、ここでは、第1及び第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。図13において、保持回路200は、各列に設けられた、増幅回路220と第1のラインメモリ250で構成されるN個の保持部1と、同じく各列に設けられ、第2のラインメモリ260で構成されるN個の保持部2で構成される。
図14は、図13の固体撮像装置の駆動方法を示す動作タイミングチャートである。図14において、t1の期間で、第1のラインメモリ250のリセットと1行目画素のリセットレベルのクランプ容量229へのクランプ動作が行われる。
t2の期間では、サンプリングスイッチ252によって、増幅回路220のノイズレベルを第1のラインメモリ250内の第1のノイズ信号保持容量254(Ctn1)へとサンプルホールドする。その後、1行目画素のPD102からFD104への画素信号電荷の転送動作が行われる。
t1及びt2の期間での画素の読み出し動作終了後、t3の期間で、第1のラインメモリ250内の第1の画素信号保持容量253(Cts1)へサンプリングスイッチ251による画素信号のサンプルホールドと、増幅回路220のリセットが行われる。この時、第2のラインメモリ260内の第2の画素信号保持容量263(Cts2)、第2のノイズ信号保持容量264(Ctn2)に保持された前フレームのM行目画素信号及びノイズ信号の水平転送も水平転送スイッチ265、266によって同時に行われる。
t3の期間の水平転送が終わると、t4の期間で、バッファアンプ255、256を介して、第1のラインメモリ250から第2のラインメモリ260への1行目の画素信号及びノイズ信号の書き込みがサンプリングスイッチ261、262によって行われる。
その後、t5の期間では、第1のラインメモリ250のリセットと2行目画素のリセットレベルのクランプ容量229へのクランプが行われる。t6の期間では、第1のノイズ信号保持容量254への増幅回路220のノイズレベルのサンプルホールドと2行目画素101の画素信号電荷の転送動作が行われる。
そして、t7の期間で、先ほど第2のラインメモリ260へと書き込まれた1行目画素信号及びノイズ信号の水平転送と、第1の画素信号保持容量253への2行目画素信号のサンプルホールド及び増幅回路220のリセットが同時に行われる。
このように、本実施形態の固体撮像装置は、垂直転送を行うための保持部1と水平転送を行うための保持部2のように、役割の異なる二つの保持部を設けることで、図14のt3とt7の期間に示されるような水平転送と垂直転送を同時に行うことを可能にしている。
ここで、t1及びt3の期間におけるpC0R及びpTS1の遷移時間に注目する。水平転送が行われていないt1の期間におけるpC0R及びpTS1の遷移時間は短く、水平転送中のt3の期間におけるpC0R及びpTS1の遷移時間はt1の期間に比べ長く設定されている。このように、水平転送期間中のサンプリングパルスの遷移時間を長くし、それ以外では短くすることで、第1及び第2の実施形態で述べた効果と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、第1、第2及び第3の実施形態で説明してきた固体撮像装置は、アナログ信号出力を想定したものだが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図15に示すように、アナログメモリと列ADC(アナログ−ディジタル変換器)を保持部1とし、ディジタルメモリを保持部2とする保持回路200によって構成されるようなディジタル信号出力を想定した固体撮像装置に対しても本発明は有用である。
以上のように、第1〜第3の実施形態の固体撮像装置は、複数の画素101と、パルス生成回路300と、保持回路200と、水平走査回路500とを有する。複数の画素101は、それぞれ光電変換により画素信号を生成する光電変換部(フォトダイオード)102を含む。パルス生成回路300は、サンプリングパルスpTS1等を生成する。保持回路200は、サンプリングパルスpTS1等を用いて、画素101の画素信号を保持する第1の保持部1及び第2の保持部2を含む。水平走査回路500は、保持回路200に保持された画素信号を水平共通出力線401,402へ出力する。
保持回路200から水平共通出力線401,402へ最初の画素信号の出力が開始されてから、最後の画素信号の出力が終了するまでの期間を水平走査期間とする。水平走査期間中に第1の保持部1に画素信号の書き込みを行っている間に、水平走査回路500は第2の保持部2に保持された他の画素信号を水平共通出力線401,402へ出力を行う。水平走査期間におけるサンプリングパルスのエッジの遷移時間は、水平走査期間を除いた期間におけるサンプリングパルスのエッジの遷移時間よりも長い。
また、水平走査期間におけるサンプリングパルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかの遷移時間だけが、水平走査期間を除いた期間におけるサンプリングパルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの遷移時間よりも長くするようにしてもよい。
また、図7等では、第1の保持部1及び第2の保持部2は、水平共通出力線401,402を共通のノードとして並列に接続される。
また、図13では、第1の保持部1及び第2の保持部2は、画素101及び水平共通出力線401,402間に直列に接続される。
第1〜第3の実施形態によれば、短ブランキング期間を実現しつつ、垂直転送時のサンプリングパルスに同期する形で発生するノイズを抑圧して、良質な画像を得ることが可能となる。これにより、ノイズを低減し、多画素化及び高速化を両立させることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 画素アレイ
101 画素セル
102 PD(フォトダイオード)
103 転送トランジスタ
104 FD(フローティングディフュージョン)
105 リセットトランジスタ
106 ソースフォロワアンプの入力トランジスタ
107 選択トランジスタTr107
108,109 垂直出力線
110 垂直走査回路
111 第1の垂直走査回路
112 第2の垂直走査回路
200 保持回路
210 中間メモリ
220 増幅回路
225 演算増幅器
226 フィードバック容量
227 リセットスイッチ
229 クランプ容量
230 ラインメモリ
231,232 サンプリングスイッチ
233 画素信号保持容量
234 ノイズ信号保持容量
235,236,265,266 水平転送スイッチ
250 第1のラインメモリ
251 第1の画素信号保持容量へのサンプリングスイッチ
252 第1のノイズ信号保持容量へのサンプリングスイッチ
253 第1の画素信号保持容量
254 第1のノイズ信号保持容量
255,256 バッファアンプ
260 第2のラインメモリ
261 第2の画素信号保持容量へのサンプリングスイッチ
262 第2のノイズ信号保持容量へのサンプリングスイッチ
263 第2の画素信号保持容量
264 第2のノイズ信号保持容量
300 パルス生成回路
310 ROM(読み出し専用記憶装置)
311,312 インバータ
313,314 切り替えスイッチ
320 バッファ回路
321,322 電流源
323,324 切り替えスイッチ
330 インバータ
331 LPF(ローパスフィルタ)
332,333 切り替えスイッチ
341 第1のROM
342 第2のROM
343,344 切り替えスイッチ
345 DAC(ディジタルアナログ変換器)
400,401,402 水平共通出力線
500 水平走査回路
600 差分増幅回路
701,702 水平共通出力線リセットスイッチ

Claims (5)

  1. 光電変換により画素信号を生成する光電変換部を含む複数の画素と、
    サンプリングパルスを生成するパルス生成回路と、
    前記サンプリングパルスを用いて、前記画素の画素信号を保持する第1の保持部及び第2の保持部を含む保持回路と、
    前記保持回路に保持された画素信号を水平共通出力線へ出力する水平走査回路とを有し、
    前記保持回路から前記水平共通出力線へ最初の画素信号の出力が開始されてから、最後の画素信号の出力が終了するまでの期間を水平走査期間とし、
    前記水平走査期間中に前記第1の保持部に画素信号の書き込みを行っている間に、前記水平走査回路は前記第2の保持部に保持された他の画素信号を前記水平共通出力線へ出力を行い、
    前記保持回路は、前記水平走査期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第1のサンプリングパルスと、前記水平走査期間を除いた期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第2のサンプリングパルスとを用いて、前記画素の画素信号を保持し、
    前記水平走査期間における前記第1のサンプリングパルスのエッジの遷移時間が、前記水平走査期間を除いた期間における前記第2のサンプリングパルスのエッジの遷移時間よりも長いことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記水平走査期間における前記サンプリングパルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかの遷移時間だけが、前記水平走査期間を除いた期間における前記サンプリングパルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの遷移時間よりも長いことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、前記水平共通出力線を共通のノードとして並列に接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、前記画素及び前記水平共通出力線間に直列に接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  5. 光電変換により画素信号を生成する光電変換部を含む複数の画素と、
    サンプリングパルスを生成するパルス生成回路と、
    前記サンプリングパルスを用いて、前記画素の画素信号を保持する第1の保持部及び第2の保持部を含む保持回路と、
    前記保持回路に保持された画素信号を水平共通出力線へ出力する水平走査回路とを有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記保持回路から前記水平共通出力線へ最初の画素信号の出力が開始されてから、最後の画素信号の出力が終了するまでの期間を水平走査期間とし、
    前記水平走査期間中に前記第1の保持部に画素信号の書き込みを行っている間に、前記水平走査回路は前記第2の保持部に保持された他の画素信号を前記水平共通出力線へ出力を行い、
    前記保持回路により、前記水平走査期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第1のサンプリングパルスと、前記水平走査期間を除いた期間内に立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有する第2のサンプリングパルスとを用いて、前記画素の画素信号を保持し、
    前記水平走査期間における前記第1のサンプリングパルスのエッジの遷移時間が、前記水平走査期間を除いた期間における前記第2のサンプリングパルスのエッジの遷移時間よりも長いことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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