JP4693863B2 - 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、列毎にAD変換回路を有し、得られた複数のデジタル信号に演算処理を施すことを特徴とした固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法に関する。
従来の固体撮像装置においては、動画などの高速動作を必要とする用途では、行列状に配列された画素のうち、例えば各画素で入射光を変換したアナログ電気信号を1列おきに読み出す、いわゆる水平間引き読み出し(以下、水平間引き動作と同義)が知られている。
また、AD変換回路を画素の列毎に設け、デジタル化した信号を演算処理することが特許文献1に開示されている。具体的には、1画素列あたり2つのレジスタ回路を設け、同一画素の2つの異なる信号レベルを記憶した後、デジタル領域で両者の差分を演算するイメージセンサについての記載がある。
また、固体撮像装置においては、ダイナミックレンジを広くすることが求められており、様々な手法が提案されている。例えば特許文献2には、光電変換素子から溢れた電荷を保持する蓄積容量素子を各画素に設ける構成が開示されている。この他にも、より長い蓄積動作による信号と、より短い蓄積動作による信号に基づいてダイナミックレンジを拡大する手法がある。
特開2006−025189号公報 特開2005−328493号公報
上述の特許文献1に開示されるような回路構成で水平間引き動作を行い、複数のレジスタ回路にそれぞれ保持される信号で演算を行うと、間引かれる、すなわち読み出されない列のAD変換器及びレジスタ回路は動作に関与しない状態になる。これは、回路の利用効率の面で検討の余地がある。さらに、ダイナミックレンジを拡大することが求められる。
上記課題を解決するための本発明は、各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、前記画素の各列に設けられ、前記画素に基づくアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、前記画素の各列に設けられたレジスタ回路と、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列と同一の前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続、および、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続を選択的に行う接続手段と、を有し、前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持するものであり、水平間引き動作において、一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号が、それぞれ前記接続手段を介して前記画素から信号を読み出される列のレジスタ回路および前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に保持され、さらに、複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から並列に出力された、前記一の前記画素の、前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで得られた前記デジタル信号を加算する演算処理装置をさらに有することを特徴とする固体撮像装置である。
また、上記課題を解決するための本発明の別の側面は、各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、前記画素の各列に設けられ、前記画素に基づくアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、前記画素の各列に設けられたレジスタ回路と、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列と同一の前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続、および、前記レジスタ回路の出力端子と、該レジスタ回路が設けられた前記画素の列とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続を選択的に行う接続手段と、を有し、前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子もしくは該レジスタ回路とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持するものであり、水平間引き動作において、一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号が、それぞれ前記接続手段を介して前記画素から信号を読み出される列のレジスタ回路および前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に保持され、
さらに、複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から並列に出力された、前記一の前記画素の、前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで得られた前記デジタル信号を加算する演算処理装置をさらに有することを特徴とする固体撮像装置である。
本発明によれば、複数のレジスタ回路に保持されるデジタル信号を用いて演算を行う場合でも、動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させることができる。さらに、ダイナミックレンジの拡大もできる。
以下では、本発明に係る実施の形態を説明する。
(第一の実施形態)
最初に本発明の一実施形態に係る固体撮像装置の回路構成を説明する。次に、水平間引き動作において、読み出す列のレジスタ回路に保持されたデジタル信号を、読み出さない列のレジスタ回路に転送して、同列の異なる行の画素に基づく複数のデジタル信号に演算処理を施す動作を説明する。その後、本発明の一実施形態に係るダイナミックレンジを拡大することが可能な読み出し動作を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置を表すブロック図である。画素部100には、その各々が入射光を電荷に変換する光電変換素子を含み、アナログ電気信号として出力する画素103が行列状に水平6画素、垂直4画素で配列されている。一行を構成する画素103は行選択線104で共通に垂直走査回路101と接続されており、選択された行選択線104に接続された6画素が同時に選択される。行選択信号をPv1からPv4まで順次ハイにすることで1行目から4行目までの画素を順次選択する。
行選択線104によって選択された行の画素から出力されるアナログ電気信号は、一列の画素が共通に接続される垂直出力線105を介して、1列ごとに設けられたCDS(Correlated Double Sampling)回路114に入力される。CDS回路114は、アナログ電気信号に含まれるノイズレベルと、信号レベルとの差分処理を行うことでノイズキャンセルを行う。図1では垂直出力線105が直接CDS回路に接続されているが、画素部100と、CDS114との間に、画素からのアナログ電気信号を増幅するための増幅器を接続し、アナログ電気信号に重畳されるノイズ成分の影響を低減してもよい。ノイズキャンセルされた各列のアナログ電気信号は、1列毎に設けられているAD変換器(ADC)106に入力される。ADC106に入力されたアナログ電気信号は、デジタル信号へと変換される。デジタル信号は、AD変換器の出力端子から出力され、画素の1列毎に設けられたレジスタ回路107はこれを入力端子に受けて保持する。
レジスタ回路107に保持されたデジタル信号は、水平走査回路102でレジスタ回路107を適宜選択することでレジスタ回路107の出力端子から水平出力線に出力される。例えば、水平走査回路102が列選択信号をPh14、Ph24、・・・の順番でハイに遷移させると、各レジスタ回路に保持されているデジタル信号は、レジスタ回路1乃至レジスタ回路6から水平出力線112に順次出力される。水平出力線112に出力されたデジタル信号は、セレクタ110を介して出力される。
また、水平走査回路102は、列選択信号Ph15、Ph25、・・・の順番でハイにすることで、レジスタ回路1乃至6の各々に保持されたデジタル信号を順次水平出力線113に出力させる。水平出力線112及び113にデジタル信号を同時に出力すると、水平出力線112及び113が並列に接続されている演算回路109において、両デジタル信号で加算、減算、平均化などの演算処理を施し、その演算結果を、セレクタ110を介して出力する。ここでは2本の水平出力線が演算回路109に接続されているが、3本以上の水平出力線を接続する、すなわち3以上のデジタル信号に対して演算を施す構成であっても良い。
本実施形態では、水平出力線112と水平出力線113とに読み出された2つのデジタル信号に演算処理を施して得られた信号と、水平出力線112に読み出された演算処理を施されていないデジタル信号と、をセレクタ110によって選択して出力している。
本実施形態では、水平6画素列を、3画素列毎に2つのブロックとしているが、ブロックあたりの画素列を増やしたり、3以上のブロックに分割したりしても、本発明の効果は変わらない。
図2に示したタイミングチャート図は、本実施形態による、拡大したダイナミックレンジで信号を読み出すための駆動方法を示すもので、水平6画素、垂直4画素のうち、2、3、5、及び6列目の画素を読み出さない水平間引き動作を示している。読み出される1及び4列目の画素については、1画素あたり2度の読み出し動作を行って得られた2つの異なる信号を演算処理して固体撮像装置の外部に出力している。ダイナミックレンジを拡大して信号を読み出すためには、1行の画素が選択されている期間である1水平同期期間内に、入射光に基づく信号を1つの画素からの少なくとも2回読み出す必要がある。
図2において、行選択信号Pv1がハイレベルの期間、1行目の画素が選択される。1行目の1度目の水平ブランキングステータスでは、1行目の画素の光電変換素子からのアナログ電気信号に変換してそれぞれの垂直出力線に読み出し、読み出されたアナログ電気信号を、続く1度目のAD変換ステータスでデジタル信号に変換する。デジタル信号は、1度目のライトステータスでレジスタ回路1に保持される。
次に、1行目の2度目の水平ブランキングステータスで、1行目の画素からのアナログ電気信号が垂直信号線に読み出される。ここで垂直信号線に読み出されるのは、1度目の水平ブランキングステータスに読み出されるレベルとは異なるもので、例えば1度目に読み出されたレベルよりも短い蓄積時間で露光されたことによるレベルである。また、後述する構成において、フローティングディフュージョン部に接続される保持容量の大きさを変えることによるレベルであっても良い。2度目の水平ブランキングステータスで1行目の画素からアナログ電気信号が読み出される動作と並行して列選択信号Ph13がハイレベルになる。これにより、1度目のライトステータスでレジスタ回路1に保持されたデジタル信号が、レジスタ回路2に転送される。2度目の水平ブランキングステータスで読み出されたアナログ電気信号は、続く2度目のAD変換ステータスでデジタル信号に変換され、2度目のライトステータスでレジスタ回路1に保持される。
レジスタ回路1及び2に保持されたデジタル信号は、水平転送ステータスにおいてそれぞれ水平信号線112及び113に出力され、演算回路109で加算や増幅等の演算処理を施されて広ダイナミックレンジの画素信号を生成している。図2中、出力信号において、例えば11´+11とあるのは、11´が1度目の水平ブランキングステータスで読み出された信号、11が2度目の水平ブランキングステータスで読み出された信号を意味している。ここで、行選択信号Pv1がハイレベルである期間、すなわち、1行目の画素に係る動作が行われる期間を水平同期期間として定義する。
2行目以降についても、上と同様の動作を行うことによって、広ダイナミックレンジの画像を得ることができる。つまり、一の画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングでAD変換器によりAD変換されたデジタル信号を、接続手段を介してレジスタ回路に保持させる動作を行うことで、ダイナミックレンジを拡大できる。
次に、図2に示した動作における水平ブランキング期間のより詳細な動作を、回路構成例とともに説明する。
図3は、1つの画素と、1つのCDS回路の具体的な構成例を示す図である。画素は、光電変換部であるフォトダイオードPDと、転送部である転送トランジスタTXと、画素増幅部である増幅トランジスタSFと、リセット部であるリセットトランジスタRESと、選択部である選択トランジスタSELと、を含む。信号Ptxがハイレベルになると、転送トランジスタTXが導通し、フォトダイオードPDに蓄積された電荷が増幅トランジスタSFのゲートに転送される。増幅トランジスタSFのゲートが接続されるノードには不図示の容量であるフローティングディフュージョン部FDが存在し、フォトダイオードPDから転送された電荷はここに保持される。信号Pselがハイレベルになると、選択トランジスタSELが導通することで増幅トランジスタSFと定電流源Iとでソースフォロワ回路が形成され、増幅トランジスタのゲートの電位に応じたレベルが信号線VLに現れる。信号線VLは、図1における垂直出力線105に相当する。信号PresがハイレベルになるとリセットトランジスタRESが導通し、増幅トランジスタSFのゲートの電位が、電源Vccに応じてリセットされる。信号線VLに現れたレベルはADCに入力され、AD変換動作が行われる。ここで、画素に含まれる各素子に供給される信号Pres、Ptx、Pselや、CDS回路に与えられる信号Pc0rは、例えば垂直走査回路101から供給される。
図2に示した動作において、ある行の1度目の水平ブランキング期間から2度目のAD変換期間までの動作を、図4を参照しながら説明する。図4に示す時刻t0に先立って、フォトダイオードPDには入射光が照射され、フォトダイオードPDには入射光に基づく電荷が蓄積されているものとする。
時刻t0に、信号Presがローレベルに遷移することで、画素のフローティングディフュージョン部FDのリセット状態が解除される。これと同時に、信号Pselがハイレベルとなり、画素が選択された状態になるので、フローティングディフュージョン部FDをリセットしたことに応じたレベルが信号線VLに現れ、クランプ容量C0の一方の端子(第1の端子)に入力される。このレベルには、リセットトランジスタを駆動することによって生じる成分も含まれるが、この成分は画素ごとに、また、駆動するごとにレベルが異なるので、ノイズ成分として作用する。
また、時刻t0には信号Pc0rもハイレベルとなる。これにより増幅器Ampの反転入力端子と出力端子とがショートされたバッファ状態になる。そして、クランプ容量C0の、増幅器Ampの反転入力端子と接続された側のノード(第2の端子)には基準電圧が与えられる。
時刻t1に信号Pc0rがローレベルに遷移することで、フローティングディフュージョン部FDをリセットしたことに応じたレベルがクランプされる。
時刻t2から時刻t3まで信号Ptxがハイレベルになることで、フォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョン部FDに転送され、転送された電荷量に応じて増幅トランジスタSFのゲート電位が変化する。これにともなって、信号線VLに現れるレベルが変化する。このタイミングでは信号Pc0rがローレベルであり、クランプ容量C0が浮遊状態にあるので、増幅器Ampの反転入力端子には、時刻t1でクランプされたレベルからの変化分のみが入力される。つまり、時刻t1でクランプされたレベルに含まれるノイズ成分が低減された信号が増幅器Ampに入力されるものである。
時刻t3に信号Ptxがローレベルに遷移することを以って、蓄積時間Aが終了し、1度目の水平ブランキング期間も終了する。また、時刻t3からt4までが1度目のAD変換期間およびライト期間に相当する。
2度目の水平ブランキング期間が開始する時刻t4に、信号PresおよびPtxがハイレベルになると転送トランジスタTXとリセットトランジスタRESとが導通するので、それまでにフォトダイオードPDに蓄積されていた電荷が電源Vccへと排出される。そして、時刻t5に信号Ptxがローレベルに遷移するとフォトダイオードPDは再び電荷を蓄積できる状態になる、すなわち蓄積時間Bが開始する。
時刻t6に信号Presがローレベルに遷移することでフローティングディフュージョン部のリセット状態が解除される。時刻t6から時刻t9までの動作は、時刻t0から時刻t3までの動作と同様なので説明を省略する。蓄積時間Bは時刻t5からt9までの期間であるが、蓄積時間Bは蓄積時間よりも短い場合を想定している。そのため、図4では、蓄積時間AとBとをそれぞれ長秒、短秒として示している。これにより、蓄積時間Aで蓄積したことによる信号が飽和レベルに達していても、蓄積時間Bで蓄積したことによる信号と合成することにより、ダイナミックレンジの広い画像を得ることができる。
時刻t9から時刻t10までの期間が2度目のAD変換期間およびライト期間に相当する。
時刻t10に信号PresおよびPtxがハイレベルとなり、再びフォトダイオードPDのリセットを開始する。時刻t11に信号PtxおよびPselがローレベルに遷移することでフォトダイオードPDのリセット状態が解除されると共に、1行目の画素の選択状態が解除される。
以上の動作により、異なる列のレジスタ回路に保持された二つの信号が、演算処理回路において例えば加算処理を施されて、ダイナミックレンジが拡大した信号として出力される。
なお、時刻t10で行うフォトダイオードPDをリセットする動作は必ずしも行わなければならないものではなく、2度目のAD変換期間が終了した後であれば、例えば信号Pselがローレベルに遷移した後の、画素が選択されていない状態で行っても良い。
また、図2に係る説明では、行選択信号Pv1がハイレベルである期間が1行目の画素が選択されている期間であると便宜的に説明したが、図4において、時刻t11に信号Pselがローレベルに遷移した後に水平転送期間に係る動作が行われてもよい。
以上で説明した本発明の一実施形態によれば、レジスタ回路の出力端子と、このレジスタ回路とは異なる画素の列に設けられたレジスタ回路の入力端子とを接続する接続手段を有する。従って、従来と比較して動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させることができる。さらに、一の画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングでAD変換器によりAD変換されたデジタル信号を、接続手段を介してレジスタ回路に保持させる動作を行うことで、ダイナミックレンジを拡大できる。なお、本実施形態において接続手段とは、図1において、n列目の画素について、列選択信号線Ph11がハイに遷移したときに導通する経路や、列選択信号Phn3がハイに遷移した時に、異なるレジスタ回路同士を接続する経路を指す。
(第二の実施形態)
本発明の別の実施形態を説明する。
図5は、1つの画素とそれに対応する列のCDS回路の具体的な構成例を示した図である。CDS回路は図3に示したものと同様の構成であるので、図3との相違点を中心に説明する。
図5に示す画素は、図3に示した構成に加えて蓄積部である蓄積容量Csと、フローティングディフュージョン部FDと蓄積容量Csとの接続を制御するためのスイッチSが追加されている。スイッチSは、例えば垂直走査回路から与えられる信号Psに基づいて導通、または非導通が切り替わる。
図2における1度目の水平ブランキング期間から2度目のAD変換期間までの期間に相当する期間の動作をより詳細に示したものが図6である。ここで、n−1フレームにおける時刻t7からnフレームの時刻t0までの期間中に、フォトダイオードPDに光が入射しているものとする。
n−1フレームにおいて、時刻t7に信号Pres、Psel、Ptxがローレベルになった後、nフレームにおける時刻t0までの期間にもフォトダイオードPDには光が入射している。このため、入射光の強度によってはフォトダイオードPDで蓄積できる電荷量以上の電荷が発生する。フォトダイオードPDで蓄積できる電荷量を超えて発生した電荷はフォトダイオードPDから溢れて、蓄積部である蓄積容量Csに蓄積される。
nフレーム目の時刻t0に信号Psがローレベルになると、蓄積容量Csがフローティングディフュージョン部FDから切り離された状態になり、n−1フレームの時刻t7からの期間にフォトダイオードPDから溢れた電荷が蓄積容量Csに保持される。また、時刻t0には信号Presがハイレベルになることで、フローティングディフュージョン部FDがリセットされる。さらに、信号Pselもハイレベルとなるので、フローティングディフュージョン部FDがリセットされたことに応じたレベルが信号線VLに現れる。
時刻t1に、信号Presがローレベルに遷移することで、画素のフローティングディフュージョン部FDのリセット状態が解除される。このとき信号線VLに現れるレベルには、リセットトランジスタを駆動することによって生じる成分も含まれるが、この成分は画素ごとに、また、駆動する度にレベルが異なるので、ノイズ成分として作用する。
時刻t1から時刻t2までの期間に信号Pc0rがハイレベルとなる。この期間は、増幅器Ampの反転入力端子および出力端子とが短絡され、期間容量Cfにそれまで蓄積されていた電荷がリセットされる。時刻t2に信号Pc0rがローレベルに遷移することで、フローティングディフュージョン部FDをリセットしたことに応じたレベルが容量C0にクランプされる。
時刻t3から時刻t4まで信号Ptxがハイレベルになることで、フォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョン部FDに転送され、転送された電荷量に応じて増幅トランジスタSFのゲート電位が変化する。これにともなって信号線VLに現れるレベルが変化する。このタイミングでは信号Pc0rがローレベルであり、クランプ容量C0が浮遊状態にあるので、増幅器Ampの反転入力端子には、時刻t2でクランプされたレベルからの変化分のみが入力される。つまり、時刻t2でクランプされたレベルに含まれるノイズ成分が低減された信号が増幅器Ampに入力されるものである。従って、増幅器Ampから出力される信号からは、画素で発生したノイズ成分が低減されている。時刻t4を以って、nフレームの1度目の水平ブランキング期間が終了する。
時刻t4に信号Ptxがローレベルに遷移してから時刻t5に信号Psがハイレベルになるまでの期間が1度目のAD変換期間に相当し、AD変換された結果のデジタル信号がレジスタ回路に保持される。
時刻t5に信号Psがハイレベルになると、フローティングディフュージョン部FDに対して蓄積容量Csが接続され、蓄積容量Csの分だけフローティングディフュージョン部FDの持つ容量値が大きくなる。蓄積容量Csにはn−1フレームの時刻t7からnフレームの時刻t0までの期間にフォトダイオードPDから溢れた電荷が、また、フローティングディフュージョン部FDには、時刻t4にフォトダイオードから転送された電荷が、それぞれ保持されていた。時刻t5にはこれらの電荷が、蓄積容量Csの分だけ容量値が増大したフローティングディフュージョン部FDに保持された状態になる。言い換えると、容量値が増大したフローティングディフュージョン部FDには、フォトダイオードPDから溢れた電荷と、フォトダイオードPDに蓄積された電荷(フォトダイオードPDから溢れなかった電荷)とが保持された状態である。
信号PresおよびPtxがハイレベルとなってフォトダイオードPDがリセットされる時刻t6までの期間は図2における2度目のAD変換期間に相当し、AD変換した結果のデジタル信号がレジスタ回路に保持される。こうして得られた2つのレベルの異なる信号に対して演算処理を施すことによって、ダイナミックレンジの拡大した画像を得ることができる。
時刻t6に信号PresおよびPtxがハイレベルになると、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョン部FD、および蓄積容量Csに蓄積された電荷が電源Vccへと排出されることでリセットされる。
時刻t7に、信号Psel、Pres、およびPtxがローレベルに遷移し、1つの行の画素の選択状態が解除される。
なお、時刻t6から行われるフォトダイオードPDをリセットする動作は必ずしもこのタイミングで行わなければならないものではない。2度目のAD変換期間が終了した後であれば、例えば信号Pselがローレベルに遷移した後の、画素が選択されていない状態で行っても良い。
また、図2に係る説明では、行選択信号Pv1がハイレベルである期間が1行目の画素が選択されている期間であると便宜的に説明したが、図4において、時刻t6に信号Pselがローレベルに遷移した後に水平転送期間に係る動作が行われてもよい。
ところで、図2に係る動作では、1列目のレジスタに保持されたデジタル信号を2列目のレジスタ回路に転送する動作が、2度目の水平ブランキング期間に行われていた。本実施形態においては、1度目のライト期間と、2度目のAD変換期間との間に転送する動作を行っても良い。また図2に係る動作では、1列目のAD変換器からは1列目のレジスタ回路にのみ信号が与えられる。しかし、例えば2度目のライト期間では列選択信号Ph11とPh12とを同時にハイレベルにし、1列目のAD変換器が直接2列目のレジスタ回路にAD変換の結果を書き込んでも良い。
以上で説明した本発明の一実施形態によれば、レジスタ回路の出力端子と、このレジスタ回路とは異なる画素の列に設けられたレジスタ回路の入力端子とを接続する接続手段を有する。したがって、従来と比較して動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させることができる。さらに、一の画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングでAD変換器によりAD変換されたデジタル信号を、接続手段を介してレジスタ回路に保持させる動作を行うことで、ダイナミックレンジを拡大できる。なお、本実施形態において接続手段とは、図1において、n列目の画素について、列選択信号線Ph11がハイに遷移したときに導通する経路や、列選択信号Phn3がハイに遷移した時に、異なるレジスタ回路同士を接続する経路を指す。そして、n列目のAD変換器が、別の列のレジスタ回路にAD変換の結果を書き込む場合には列選択信号Phn2がハイに遷移したときに導通する経路も指す。
(第三の実施形態)
本発明に係るさらに別の実施形態を説明する。
第一および第二の実施形態では、画素の各列にCDS回路を設けたが、必ずしもAD変換器の前段でCDS処理を行わなければならないものではない。
例えば、図5に示した構成からCDS回路を省略した、図7のような構成を考える。この構成に係る動作を図8に示す。本実施形態では、3列に1列の画素に基づくデジタル信号が利用される場合を考えている。つまり、1、4、7、、、列目の画素に基づくデジタル信号が利用され、2、3、5、6、、、列目のレジスタ回路が利用されないような場合である。
また、第二の実施形態と同様に、本実施形態においてもn−1フレームにおける時刻t7からnフレームの時刻t0までの期間中に、フォトダイオードPDに光が入射しているものとする。
1列目の画素についてその動作を説明する。
n−1フレームにおける時刻t6に信号Pres、Psel、Ptxがローレベルになった後、nフレームにおける時刻t0までの期間にもフォトダイオードPDには光が入射している。このため、入射光の強度によってはフォトダイオードPDで蓄積できる電荷量以上の電荷が発生する。フォトダイオードPDで蓄積できる電荷量を超えて発生した電荷はフォトダイオードPDから溢れて、蓄積部である蓄積容量Csに蓄積される。
nフレーム目の時刻t0に信号Psがローレベルになると、蓄積容量Csがフローティングディフュージョン部FDから切り離された状態になり、n−1フレームの時刻t7からの期間にフォトダイオードPDから溢れた電荷が蓄積容量Csに保持される。また、時刻t0には信号Presがハイレベルになることで、フローティングディフュージョン部FDがリセットされる。さらに、信号Pselもハイレベルとなるので、フローティングディフュージョン部FDがリセットされたことに応じたレベルが信号線VLに現れる。
時刻t1に信号Presがローレベルに遷移することでフローティングディフュージョン部FDのリセット状態が解除される。このとき信号線VLに現れるレベルには、リセットトランジスタを駆動することによって生じる成分も含まれるが、この成分は画素ごとに、また、駆動する度にレベルが異なるので、ノイズ成分として作用する。このノイズ成分に対応するレベル(N信号)を時刻t2までの期間にADCにより変換し、AD変換された結果をレジスタ回路に保持させる。ここで、AD変換した結果を保持させるのは1〜3列目のレジスタ回路のいずれであっても良い。
時刻t2に信号Ptxがハイレベルになると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョン部FDに転送され、時刻t3に信号Ptxがローレベルに遷移することを以ってフォトダイオードの蓄積時間が終了する。蓄積時間が終了してから、時刻t4までの期間に、フォトダイオードPDに蓄積され、フローティングディフュージョン部FDに転送された電荷に基づく信号成分(S信号)と、N信号と、が重畳されたレベル(S+N信号)が信号線VLに現れる。S+N信号をADCによりAD変換された結果を、N信号を保持したレジスタ回路とは異なるレジスタ回路に保持させる。
時刻t4に信号Psがハイレベルになると、フローティングディフュージョン部FDに接続された容量の大きさが大きくなるので、信号線VLに現れるレベルが小さくなる。
フローティングディフュージョン部FDに対して蓄積容量Csが接続され、蓄積容量Csの分だけフローティングディフュージョン部FDの持つ容量値が大きくなる。蓄積容量Csにはn−1フレームの時刻t6からnフレームの時刻t0までの期間にフォトダイオードPDから溢れた電荷が、また、フローティングディフュージョン部FDには、時刻t3にフォトダイオードから転送された電荷が、それぞれ保持されていた。時刻t4にはこれらの電荷が、蓄積容量Csの分だけ容量値が増大したフローティングディフュージョン部FDに保持された状態になる。言い換えると、容量値が増大したフローティングディフュージョン部FDには、フォトダイオードPDから溢れた電荷と、フォトダイオードPDに蓄積された電荷(フォトダイオードPDから溢れなかった電荷)とが保持された状態である。このときのレベルをN+S+W信号とする。時刻t5までの期間にADCによりAD変換された結果を、N信号ともN+S信号とも異なるレジスタ回路に保持させる。
時刻t5に信号Presおよび信号Ptxがハイレベルになることで、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョン部FD、蓄積容量Csに蓄積された電荷が電源Vccに排出される。時刻t6に信号Ptxがローレベルになると、フォトダイオードPDは再び電荷を蓄積できる状態になる。また、時刻t6に信号Pselがローレベルになることで、この画素の選択状態が解除される。ここで、時刻t5からt6にかけて、フォトダイオードPDをリセットしているが、この動作は信号Pselがローレベルになった後に行われても良い。
3つのレジスタ回路に保持されたN信号、N+S信号、N+S+W信号について考える。例えば、演算処理回路でN信号とN+S信号との間の差分処理および、N信号とN+S+W信号との間の差分処理を行い、ノイズ成分が低減された2つの信号を得る。これらの信号を合成することで、ダイナミックレンジを拡大することができる。
また、ここでは3列に1列の画素に基づくデジタル信号を利用する場合を説明したが、2列に1列の画素に基づくデジタル信号を利用するのでもよい。その場合には、まずN信号とN+S信号とに基づくデジタル信号をそれぞれ異なるレジスタ回路に保持させた後に、演算処理回路で差分処理を行う。そして、N信号に基づくデジタル信号を一方のレジスタ回路に保持させたまま、他方のレジスタ回路にN+S+W信号に基づくデジタル信号を保持させた上で、演算処理回路で両者の差分処理を行う。その後、N信号に対応する成分が低減された2つの信号を合成することでダイナミックレンジを拡大することができる。
以上説明したように、ADCの前段にCDS回路を設けなくとも、駆動するタイミングを変えることによってノイズ成分を低減した上でダイナミックレンジを拡大することができる。さらに、一の画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングでAD変換器によりAD変換されたデジタル信号を、接続手段を介してレジスタ回路に保持させる動作を行うことで、ダイナミックレンジを拡大できる。
(第四の実施形態)
本発明の第四の実施形態に係る撮像システム200の概略構成及び概略動作を、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る撮像システム200の構成図である。
撮像システム200は、光学系110、固体撮像装置120、及び、信号処理部180を備える。信号処理部180は、信号処理回路部130、記録/通信部140、タイミング制御回路部150、システムコントロール回路部160、及び、再生/表示部170を含む。
光学系110は、固体撮像装置120の撮像面である画素配列へ被写体の像を形成する。
固体撮像装置120は、例えば第一の実施形態に係る固体撮像装置である。固体撮像装置120は、画素配列に形成された被写体の像を画像信号に変換する。固体撮像装置120は、その画像信号を画素配列から読み出して信号処理回路部130へ出力する。
信号処理回路部130は、予め決められた方法にしたがって、固体撮像装置120から供給された画像信号に対して、例えば、画像データの圧縮処理のような信号処理を行う。信号処理回路部130は、信号処理された画像データを記録/通信部140及び再生/表示部170へ供給する。
記録/通信部140は、信号処理回路部130から供給された画像データを、不図示の記録媒体に記録したり、同じく不図示の外部装置へ送信したりする。あるいは、記録/通信部140は、記録媒体から画像データを読み出して再生/表示部170へ供給したり、不図示の入力部から所定の指示を受け取ってシステムコントロール回路部160へ供給したりする。
再生/表示部170は、信号処理回路部130又は記録/通信部140から供給された画像データを、表示デバイスに表示する。
タイミング制御回路部150は、固体撮像装置120を駆動するタイミングを制御するための信号を供給するもので、モード切り換え手段としての役割を有する。例えば、水平間引き動作を行うモードで駆動させるための信号を供給したり、全画素の信号を読み出すモードで駆動させるための信号を供給したりする。
制御部であるシステムコントロール回路部160は、所定の指示の情報を記録/通信部140から受け取る。システムコントロール回路部160は、所定の指示に応じて、光学系110、記録/通信部140、再生/表示部170、及びタイミング制御回路部150を制御する。例えば、全画素読み出しモードや間引き読み出しモードで、光学系110、記録/通信部140、再生/表示部170、及びタイミング制御回路部150をそれぞれのモードに応じて制御する。また、例えばダイナミックレンジを拡大して読み出すための駆動モードに応じて撮像システムの各部に制御信号を与える。
本実施形態によれば、間引き動作時において、信号を読み出されない画素の列に設けられたレジスタ回路にデジタル信号を保持させることができる。これにより、水平間引き動作を行う場合に、動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させながら、加算、平均、減算(差分)といった演算処理を実現できる。
上述の実施形態ではいずれも、固体撮像装置の内部に演算回路109及びセレクタ110とが含まれる構成を挙げてきたが、これらは必ずしも固体撮像装置120の内部に設ける必要はない。例えば、図9において、信号処理回路部の中に設けられてもよい。この場合には、固体撮像装置120の半導体基板上の面積を低減でき、なおかつ、上述した効果が得られる。本発明において重要なのは、水平間引き動作を行う場合に、信号を読み出されない画素の列に設けられたレジスタ回路にデジタル信号を保持させることができる構成を有していることである。
(その他)
以上では、複数列に1列の画素に基づく信号を利用する、間引き動作を行う例を説明してきたが、図1に示す構成は、間引きもダイナミックレンジの拡大も行わずに出力することも可能である。図10にその駆動方法を示す。この駆動方法は、静止画撮影等で、高い解像度が求められる場合に行う駆動方法である。
全ての画素から信号を読み出す本駆動方法においては、各行の読み出し期間中に水平転送動作が行われる。まず、1行目の水平ブランキング及びAD変換ステータスでは、1行目の画素からのアナログ電気信号が、CDSでノイズキャンセルされ、ADCからノイズキャンセルされたデジタル信号として出力される。
次のライトステータスでは列選択信号Ph11、Ph21、・・・が同時にハイになり、各列のADCから出力されるデジタル信号が各列のレジスタ回路に保持される。
続く水平転送ステータスにおいて、列選択信号Ph14、Ph24、・・・が順番にハイとなり、各レジスタ回路に保持されたデジタル信号が水平出力線112へ順次出力される。水平出力線112に出力されたデジタル信号は、セレクタ110を介して固体撮像装置の外部へと出力される。
2行目以降についても同様に動作を行うことで、図1に示す固体撮像装置において全画素の信号を順次出力することができる。
本発明の実施形態に係る固体撮像装置のブロック図 本発明の第一の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第一の実施形態に係る画素およびCDS回路の構成例を示す図 図3に係る構成の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第二の実施形態に係る画素およびCDS回路の構成例を示す図 図5に係る構成の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第三の実施形態に係る画素の構成例を示す図 図7に係る構成の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第四の実施形態に係る撮像システムのブロック図 図1に係る固体撮像装置の駆動方法例を示すタイミングチャート図
符号の説明
100 画素部
101 垂直走査回路
102 水平走査回路
103 画素
104 行選択線
105 垂直出力線
106 AD変換器
107 レジスタ回路
108 接続手段
109 演算回路
110 セレクタ
111 列選択信号
112、113 水平出力線
114 CDS回路
110 光学系
120 固体撮像装置
130 信号処理回路部
140 記録/通信部
150 タイミング制御回路部
160 システムコントロール回路部
170 再生/表示部
180 信号処理部
200 撮像システム

Claims (7)

  1. 各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、
    前記画素の各列に設けられ、前記画素に基づくアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、
    前記画素の各列に設けられたレジスタ回路と、
    前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列と同一の前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続、および、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続を選択的に行う接続手段と、を有し、
    前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持するものであり、
    水平間引き動作において、一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号が、それぞれ前記接続手段を介して前記画素から信号を読み出される列のレジスタ回路および前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に保持され、
    さらに、複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から並列に出力された、前記一の前記画素の、前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで得られた前記デジタル信号を加算する演算処理装置をさらに有すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号のうち、
    一のデジタル信号は、前記AD変換器が設けられた前記画素の列と同じ列の前記レジスタ回路に前記接続手段を介して入力され、
    別の一のデジタル信号は、前記AD変換器が設けられた前記画素の列とは異なる、前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に前記AD変換器から前記接続手段を介して入力されること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、
    前記画素の各列に設けられ、前記画素に基づくアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、
    前記画素の各列に設けられたレジスタ回路と、
    前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器が設けられた前記画素の列と同一の前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続、および、前記レジスタ回路の出力端子と、該レジスタ回路が設けられた前記画素の列とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子との接続を選択的に行う接続手段と、を有し、
    前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子もしくは該レジスタ回路とは異なる前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路の出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持するものであり、
    水平間引き動作において、一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号が、それぞれ前記接続手段を介して前記画素から信号を読み出される列のレジスタ回路および前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に保持され、
    さらに、複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から並列に出力された、前記一の前記画素の、前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで得られた前記デジタル信号を加算する演算処理装置をさらに有すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  4. 前記一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換された複数のデジタル信号のうち、
    一のデジタル信号は、前記AD変換器が設けられた前記画素の列と同じ列の前記レジスタ回路に前記接続手段を介して入力され、
    別の一のデジタル信号は、前記AD変換器が設けられた前記画素の列と同じ列の前記レジスタ回路に保持された後に、前記接続手段を介して前記AD変換器が設けられた前記画素の列とは異なる、前記画素から信号を読み出されない列の前記レジスタ回路に転送されること
    を特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換されたデジタル信号は、それぞれ異なる時間の長さで入射光を変換したアナログ電気信号に基づくことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記画素は入射光に基づいて電荷を蓄積する光電変換部と、
    フローティングディフュージョン部と、
    該フローティングディフュージョン部の電位に基づく前記アナログ電気信号を出力する増幅部と、
    蓄積部と、
    該蓄積部と前記フローティングディフュージョン部との導通または非導通を切り替えるスイッチと、を有し、
    前記一の前記画素の、入射光に基づくアナログ電気信号を、一の水平同期期間中の異なるタイミングで前記AD変換器によりAD変換されたデジタル信号はそれぞれ、前記スイッチが非導通の状態における前記アナログ電気信号、または、前記スイッチが導通の状態における前記アナログ電気信号に基づくことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法であって、水平間引き読み出しを行う場合には、
    読み出す列の前記画素に基づく前記デジタル信号を、読み出さない列の前記レジスタ回路に転送することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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