JP6041593B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子カメラなどの固体撮像装置に関する。
XYアドレス走査型の撮像素子を備える撮像装置では、アドレス指定によりライン毎に光電変換素子の電荷蓄積時間を制御するローリングシャッタ方式が使用されている。このローリングシャッタ方式を用いて蛍光灯下で動画撮影が行われた場合、蛍光灯の光源の明滅周波数(例えば、50Hz又は60Hzの商用電源周波数)による周期的な輝度変化の影響により、画像に横縞状のむら(以下、フリッカ)が生じる場合がある。そこで、撮影した画像から光源の明滅周波数を算出し、その明滅周波数に基づいてフリッカを抑制する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−176622号公報
特許文献1の撮像装置では、光源の明滅周期より1画面の読み出し時間が短くなるフレームレートの高い動画の場合(例えば1000fpsの動画の場合)、電荷蓄積時間を明滅周波数の半周期の整数倍とすることができない場合がある。その場合には、フリッカを抑制することはできない。
本発明の目的は、フレームレートが高い動画の場合にもフリッカを低減することができる固体撮像装置を提供することである。
本発明の固体撮像装置は、光電変換により複数のフレームの撮像を行う画素部と、光源のフリッカ周期内で撮像された複数のフレームを1つの単位として露光量を演算する露光量演算部と、算された前記露光量を基に、演算に用いられた前記複数フレームの後に撮像される複数のフレームに対して、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の電荷蓄積期間、及び/又は、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の増幅ゲインを設定することにより、前記画素部により撮像される各フレームの露光量を制御する制御部とを有することを特徴とする。
フレームレートが高い動画の場合にも自動露光制御が可能となり、フリッカを低減することができる。
固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態のフリッカ周波数取得について説明する図である。 露光量差分取得の一例について説明する図である。 各フレームのゲイン演算とゲイン設定選択の一例を説明する図である。 露光量制御の一例について説明する図である。 第2の実施形態の固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すフローチャートである。 各行ゲイン補正値取得及び露光量制御の一例について説明する図である。 第3の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すフローチャートである。 露光量制御の一例について説明する図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、フリッカ周期内の複数のフレームを露光量演算と露光量補正の1単位とする。露光量演算の1単位中の各フレームの露光量から、次に撮像する1単位中の各フレームの蓄積時間又はゲインを演算する。そして、その演算結果を用いて撮像し、ゲイン補正を行い、フレーム間のフリッカの影響を低減する。露光量は、外光強度(又は輝度)と画素の蓄積時間とゲインとで決定され、外光強度×蓄積時間×ゲインで表現できる。露光量演算の一側面は、撮像した画像データから、撮像時の露光時間とゲインを用いて外光強度を演算することである。また、露光量調整方法の一例として、本実施形態では、一フレーム内全画素データの平均値を一フレーム平均露光量とし、一フレーム平均露光量が一定の露光量(すなわち適正な露光量)となるように蓄積時間を固定とし、ゲインを調整する方法を示す。フレームレートが高速な場合、良好な画像を得るためには、蓄積時間をそのフレームレートで可能な最大蓄積時間とすることが望ましいため、蓄積時間は固定としたが、露光量の微調整の手段として蓄積時間を調整してもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。画素部1は、各々が光電変換素子を含む複数の画素が行列状に配列され、光電変換により複数のフレームの撮像を行う。行走査部2は、画素部1に隣接して配置されており、画素部1の画素の行の走査を行う。行走査では、画素部1の画素に蓄積された電荷の読み出しと、画素部1での電荷蓄積時間制御を行う電子シャッタ動作を行う。CDS部3は、画素部1からの画素出力信号に対し、相関二重サンプリング(以下、CDS)を行い、画素出力信号に重畳される画素リセットノイズを減算する。ゲイン調整部4は、CDS後のアナログ信号に対し、ゲイン調整を行う。ゲイン調整部4は、CDS部3にゲイン調整機能を持たせてもよい。また、後述のAD変換部5にゲイン調整機能を持たせてよい。AD変換部5は、CDS後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。水平走査部6は、各列のデジタル信号を画像処理部11及び露光量演算部9へ順次転送する。タイミング生成部7は、行走査部2、CDS部3、AD変換部5、水平走査部6を制御するタイミング信号を生成する。また、タイミング生成部7は、行走査部2の電子シャッタ走査開始と、読み出し走査開始の時間間隔を制御することによって、画素の蓄積時間の制御機能を有する。設定部8は、タイミング生成部7のタイミング設定とゲイン調整部4のゲイン設定を保持する。露光量演算部9は、水平走査部6から出力された露光量演算の1単位となる複数のフレームの画像データを基に複数のフレームの露光量を演算する。フレーム露光量演算部10は、露光量演算部9で取得した露光情報を基に、次に撮像する露光量演算の1単位となる複数フレームの中の各フレームの蓄積時間とゲインの演算を行う。画像処理部11は、各種の画像処理(階調変換処理、輪郭強調処理など)を行う。制御部12は、設定部8、露光量演算部9、フレーム露光量演算部10、画像処理部11の制御を行う。
次に、図2のフローチャートと図3〜図6とを用いて、本実施形態に係る固体撮像装置の動作の一例について説明する。まず、始めに、フリッカ周波数取得のための動作について、説明する。図2は、固体撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。
ステップst100で撮影を開始すると、固体撮像装置は、ステップst101では、固体フリッカの有無を判定するための画像取得を行い、ステップst102で、フリッカ周波数の取得を行う。図3を用いて、ステップst101及びst102の動作の一例について、より詳しく説明する。図3(a)は光源の輝度変化を示し、図3(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図3(c)は水平走査部6から出力される画像を表す。また、図3(d)は、出力画像の各行の平均輝度を表し、図3(e)は、図3(d)から算出した出力画像の各行の露光量を表す。
ステップst101において、制御部12は、予め想定される光源の輝度変化の周波数Ff(Hz)に対し、3×Ff(fps)以上のフレームレートで、4周期以上の撮影を行う。図3(a)〜(e)では、光源の輝度変化の周波数Ff(Hz)に対し、5×Ff(fps)のフレームレートで、フリッカ4周期において撮影を行っている。このフレームレートの決定は、フリッカの有無を判定するため、3フレーム以上が望ましい。フリッカの有無を判定するために用いるフレーム数は、固体撮像装置の画素数及び駆動周波数に応じて決定されるものであって、フレーム数が増えるほど、各撮像画面内において露光補正の精度が向上する。
次に、ステップst102において、露光量演算部9は、水平走査部6から出力された画像データの、各行の平均輝度を求め、さらに各行の平均輝度からフレーム単位の各行の平均輝度の空間周波数成分を減算し、各行の露光量を求める。露光量しきい値を設け、各行の露光量が露光量しきい値を下回る時刻が3回以上あり、その間隔が一定である場合、その間隔をフリッカ周期とする。図3(d)は出力画像の各行の平均輝度を表しているが、1フレーム内の輝度変化には、撮影物の輝度に依存した被写体空間周波数成分が含まれている。フレーム平均輝度が高いフレームfr103は、光源の輝度変化の影響は少なく、そのフレーム内の輝度変化は、ほぼ被写体空間周波数成分である。すなわち、フレーム平均輝度が高いフレームfr103の相対的輝度変化を、各フレームの輝度変化から減算すると、図3(e)に示す各フレームの被写体空間周波数成分を除去した露光量の変化成分を得る。各フレームの露光量に対し、露光量しきい値e100を設けたとき、図3(e)では、時刻t101、t102、t103で、フレームの露光量が露光量しきい値e100を下回っている。時刻t101とt102の間隔p101と、時刻t102とt103の間隔p102とが等しい場合、光源の周期的な輝度変化があると判定し、時間的間隔p101を基にフリッカの周波数を得る。
ステップst102の後、ステップst103では、露光量演算部9は、フリッカの有無を判定する。すなわち、露光量演算部9は、複数のフレームの露光量を基に光源の周期的な輝度変化(フリッカ)の有無を判定する。制御部12は、フリッカ無しの場合は、ステップst112で、本撮像を開始し、フリッカ有の場合は、ステップst104で、露光量演算部9にて露光量演算処理を行うフレーム数の決定を行う。
ステップst104において、露光量演算部9は、Nを3以上の整数とすると、フリッカの周波数Ff(Hz)に対して、フレームレートはN×Ff(fps)とし、露光量演算処理はNフレームに一回行うことと決定する。
続いて、本撮像に先立って行う露光量演算用撮像と、露光量演算の動作について説明する。ステップst105では、制御部12は、露光量演算用撮像を行う。次に、ステップst106では、制御部12は、Nフレームの撮像が完了したか否かを判定し、完了していなければ、ステップst105に戻る。Nフレームの撮像が完了した後、ステップst107では、露光量演算部9は、露光量ピークフレームを決定する。次に、ステップst108では、露光量演算部9は、各フレームの露光量とピークフレームの露光量との差分を演算する。次に、ステップst109では、露光量演算部9は、露光量ピークフレームの絶定的露光量を取得する。図4を用いて、ステップst105、st106、st107、st108、st109の動作の一例を、より詳しく説明する。
図4(a)は光源の輝度変化を示し、図4(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図4(c)は水平走査部6から出力される画像を表す。また、図4(d)は、出力画像の各行の平均輝度を表し、図4(e)は、図4(d)から算出した出力画像の各行の露光量を表す。
ステップst105及びst106において、制御部12は、ステップst104で決定したフレームレートで撮像を開始する。図4(a)〜(e)では、フリッカ周波数Ff(Hz)に対し、5×Ff(fps)のフレームレートで撮像を行っている。光源のフリッカ周期内の5フレームすなわち露光演算フレーム数の撮像が完了した後、ステップst107において、露光量演算部9は、露光量ピークフレームを決定する。露光量演算部9は、図4(d)に示す水平走査部6から出力された画像データの各行の平均輝度を求め、各行の平均輝度からフレーム単位の各行の平均輝度の空間周波数成分を減算し、図4(e)に示す各行の露光量を求める。そして、露光量演算部9は、各行の露光量から、各フレームの平均露光量を求め、平均露光量が最も高いフレームを露光量ピークフレームと決定する。図4(e)では、フレームfr203の一フレーム平均露光量がピークであり、露光量ピークフレームはフレームfr203と決定する。
次に、ステップst108において、露光量演算部9は、光源のフリッカ周期内の各フレームについて、各フレームのピークフレームとの露光量の差分を演算する。図4(e)では、フレームfr201の露光量ピークフレームfr203に対する露光量差分は、er201となる。同様に、露光量演算部9は、他のフレームの露光量差分を演算し、記憶する。
また、ステップst109において、露光量演算部9は、露光量ピークフレームの露光量を取得する。図4(e)では、フレームfr203の露光量ea200が、露光量ピークフレームの露光量となる。
続いて、前述した露光量ピークフレームの露光量と、露光量演算フレーム数中の各フレームの露光量差分を用いた、本撮像における露光量演算フレーム数中の各フレーム露光量演算と、本撮像の動作について説明する。
ステップst110では、フレーム露光量演算部10は、露光量演算処理単位の各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行う。そして、制御部12は、ステップst111では、ステップst110で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst112では、本撮像を行う。図5を用いて、ステップst110、st111、st112の動作の一例を、より詳しく説明する。
図5(a)は光源の輝度変化を示し、図5(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図5(c)はフレーム露光量演算部10で演算した各フレームのゲイン値を示す。図5(d)は図5(c)に示すゲインで撮像された水平走査部6から出力される画像を表し、図5(e)は、出力画像の各行の平均輝度を表す。
ステップst110において、フレーム露光量演算部10は、露光量演算部9にて演算した露光量ピークフレームに対する露光量差分er201〜er205(図4(e))から、図5(c)に示す相対ゲインgr301〜gr305を算出する。次に、フレーム露光量演算部10は、露光量演算部9にて演算した露光量ピークフレームの露光量ea200から、図5(c)に示す絶対ゲインga300を算出する。そして、フレーム露光量演算部10は、相対ゲインgr301〜gr305と、絶対ゲインga300とを加算し、各フレームのゲインとする。
そして、制御部12は、図5(d)のフレームfr301を撮像する前に、ステップst111では、ゲイン設定としてgr301+ga300を選択し、ステップst112では、そのゲイン設定で撮像を行う。同様に、制御部12は、フレームfr302〜fr305の撮像前に、図5(c)に示すゲイン設定を選択し、撮像を行う。
最後に、露光量演算フレーム数毎の自動露光制御の動作について説明する。ステップst113において、露光演算フレーム数の撮像が完了すると、ステップst114では、露光量演算部9は、撮像が完了した画像データから露光量ピークフレームの露光量を取得する。そして、ステップst110では、フレーム露光量演算部10は、露光量演算処理単位の各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行う。そして、制御部12は、ステップst111では、ステップst110で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst112では、本撮像を行う。図6を用いて、ステップst113、st114、st110、st111、st112の動作の一例を、より詳しく説明する。
図6(a)は光源の輝度変化を示し、図6(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図6(c)はフレーム露光量演算部10で演算した各フレームのゲイン値を示す。図6(d)は図6(c)に示すゲインで撮像された水平走査部6から出力される画像を表し、図6(e)は出力画像の各行の平均輝度を表し、図6(f)は出力画像の各行の露光量を表す。
図6(a)〜(f)では、露光演算フレーム数は5である。ステップst113で制御部12が図6(d)のフレームfr306〜fr310の撮像が完了すると、ステップst114では、露光量演算部9は、露光量ピークフレーム露光量取得を行う。図6(a)〜(f)では、露光量ピークフレームはフレームfr308であり、露光量演算部9は、その露光量として、図6(f)の露光量ea301を取得する。このとき、適正露光量がe300とすると、露光量ea301は露光量が多すぎる。そこで、ステップst110において、フレーム露光量演算部10は、フレームfr311の撮像前に、絶対ゲイン設定をga301からga302にゲインを低下させる。そして、ステップst111及びst112では、制御部12は、相対ゲインgr301と絶対ゲインga302を加算したゲインを用いてフレームfr311の撮像を行う。その後、同様に、制御部12は、ステップst111及びst112において、フレームfr312〜fr315の撮像をそれぞれのゲイン設定で行う。そして、制御部12がフレームfr315まで撮像を完了すると、再度、ステップst114において、露光量演算部9は、露光量ピークフレーム露光量取得を行う。露光量演算部9は、フレームfr313の露光量ea302を取得する。適正露光量e300に対し、露光量ea302は露光量が多すぎるため、フレーム露光量演算部10は、ステップst110において、絶対ゲイン設定をga302からga303にゲインを低下させる。そして、制御部12は、ステップst111及びst112において、フレーム露光量演算部10で演算した各フレームのゲイン設定を選択しつつ、フレームfr316〜fr320の撮像を行う。そして、ステップst115において、画像処理部11は、本撮像した画像に対し、各種の画像処理(階調変換処理、輪郭強調処理など)を行う。
なお、露光調整をゲイン制御のみで行う一例を用いて動作の説明を行ったが、露光調整手段は、露光時間(電荷蓄積時間)の制御のみで行ってもよいし、ゲイン制御と露光時間制御を併用してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る固体撮像装置は、光源の周期的な輝度変化(フリッカ)に対し、周期的な露光調整手段を有するとともに、その周期単位での自動露光手段を有する。露光量演算部9は、光源のフリッカ周期内で撮像された複数のフレームの露光量を演算する。制御部12は、演算された複数のフレームの露光量を基に、画素部1により撮像される各フレームの露光量(光電変換の電荷蓄積時間及び/又はフレームの増幅ゲイン)を制御する。これにより、フリッカ周期内に複数枚の画像を読み出す高フレームレートな動画撮像においても、フリッカの影響を抑制することが容易となる。また、露光調整を複数枚単位で行うため、自動露光のための露光量演算の演算量が少なくなり、固体撮像装置の消費電力も抑制できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、第1の実施形態に対し、さらに画像処理前に各行のゲイン調整を行い、フレーム面内のフリッカ影響をより軽減する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態では、露光量演算部9は、水平走査部6から出力された複数の撮像フレーム分の画像データから一フレーム露光量演算を行い、その露光情報から、フレーム露光量演算部10は複数フレーム中の各フレームの蓄積時間とゲインの演算を行う。また、画像処理部11は、水平走査部6から出力された画像データを入力として、各種の画像処理を行う。これに対し、図7に示す本実施形態に係る固体撮像装置では、水平走査部6が出力した画像データを、行単位ゲイン補正部21が行単位のゲイン補正を行い、さらに画像処理部11が各種画像処理を行う。行単位ゲイン補正部21は、露光量演算部9が算出した露光情報を基に、各行のゲイン補正値の演算を行う。
次に、図8のフローチャートと図9とを用いて、本実施形態に係る固体撮像装置の動作の一例について、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態と同様に、ステップst102では、露光量演算部9は、フリッカ周波数を取得する。次に、ステップst105では、制御部12は、露光量演算用撮像を行う。次に、ステップst107では、露光量演算部9は、露光量ピークフレームを決定する。次に、ステップst108では、露光量演算部9は、各フレーム露光量差分を取得する。次に、ステップst109では、露光量演算部9は、ピークフレーム絶対露光量を取得する。そして、ステップst110では、フレーム露光量演算部10は、露光量演算処理単位の各撮像フレーム蓄積時間及びゲイン演算を行う。
第2の実施形態においては、さらに行単位のゲイン補正を行う。以下、本撮像に先立って行う、各行のゲイン補正値取得用撮像とそれを用いた行単位ゲイン補正値の演算について説明する。第2の実施形態では、ステップst110の後、各行ゲイン補正値取得のため、制御部12は、ステップst201で、ステップst110で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst202で、各行ゲイン補正値取得用撮像を行う。そして、ステップst203において、撮像フレーム数が露光演算フレーム数に達すると、露光量演算部9は、ステップst204で、各行露光量差分を取得し、ステップst205で、ピークフレーム露光量を取得する。ステップst206では、行単位ゲイン補正部21は、ステップst204で取得した各行の露光量差分から、各フレームにおける各行のゲイン補正値を演算する。図9を用いて、ステップst110、st201〜st206の動作の一例を、より詳しく説明する。
図9(a)は光源の輝度変化を示し、図9(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図9(c)はフレーム露光量演算部10で演算した各フレームのゲイン値を示す。図9(d)は図9(c)に示すゲインで撮像された水平走査部6から出力される画像を表し、図9(e)は出力画像の各行の平均輝度を表し、図9(f)は出力画像の各行の露光量を表す。そして、図9(g)は、行単位ゲイン補正部21で演算される各行のゲイン補正値を表す。
ステップst110において、フレーム露光量演算部10は、露光量演算部9にて演算した露光量ピークフレームに対する露光量差分から、図9(c)に示す相対ゲインgr401〜gr405を算出する。次に、フレーム露光量演算部10は、露光量演算部9にて演算した露光量ピークフレームの露光量から、図9(c)に示す絶対ゲインga401を算出する。そして、フレーム露光量演算部10は、相対ゲインgr401〜gr405と、絶対ゲインga401とを加算し、各フレームのゲインとする。
そして、制御部12は、図9(d)のフレームfr401を撮像する前に、ステップst201で、ゲイン設定としてgr401+ga401を選択し、ステップst202で、そのゲイン設定で撮像を行う。その後、同様に、制御部12は、ステップst201及び202において、フレームfr402〜fr405の撮像前に、図9(c)に示すゲイン設定を選択し、各行ゲイン補正値取得用撮像を行う。図9(a)〜(j)では露光演算フレーム数は5であり、ステップst203において、制御部12が図9(d)のフレームfr401〜fr405の撮像が完了すると、ステップst204において、露光量演算部9は、各行露光量差分取得を行う。具体的には、露光量演算部9は、図9(e)に示す各行の平均輝度から、フレーム単位の各行の平均輝度の空間周波数成分を減算し、図9(f)に示す各行の露光量の差分を求める。続いて、ステップst205では、露光量演算部9は、露光量ピークフレームfr403の露光量として図9(f)に示す露光量ea401を取得する。そして、ステップst206では、行単位ゲイン補正部21は、ステップst204にて取得した各行露光量の差分から図9(g)に示す各フレームにおける各行のゲイン補正値を演算する。ピークフレームfr403の露光量ea401は、ゲインが1に相当する。
続いて、本撮像の動作と、各行のゲイン補正値を用いた本撮像後の行単位ゲイン補正動作について説明する。ステップst207では、フレーム露光量演算部10は、ステップst108で取得した各フレーム露光量差分と、ステップst205で取得したピークフレームの露光量から、露光量演算処理単位の各撮像フレームの蓄積時間及びゲインを演算する。そして、制御部12は、ステップst208で、ステップst207で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst209で、本撮像を行う。
水平走査部6は、本撮像された画像データを行単位ゲイン補正部21に転送する。ステップst210では、行単位ゲイン補正部21は、ステップst206にて演算した各フレームにおける各行のゲイン補正値をもって行単位でゲイン補正を行う。そして、ステップst211において、画像処理部11は、行単位のゲイン補正を行った画像に対し、各種の画像処理を行う。
図9を用いて、ステップst207〜st211の動作の一例を、より詳しく説明する。図9(h)は図9(g)のゲイン補正値を用いて、行単位ゲイン補正を行った結果の画像を表し、図9(i)は行単位ゲイン補正後の各行の平均輝度を表し、図9(j)は図9(i)から空間周波数成分を減算した行単位ゲイン補正後の各行の露光量を表す。
ステップst207では、ステップst110と同様に、フレーム露光量演算部10は、露光量ピークフレームの露光量から、図9(c)に示す絶対ゲインga402を算出する。そして、フレーム露光量演算部10は、相対ゲインgr401〜gr405と、絶対ゲインga402とを加算し、各フレームのゲインとする。
そして、制御部12は、図9(d)のフレームfr406を撮像する前に、ステップst208で、ゲイン設定としてgr401+ga402を選択し、ステップst209で、そのゲイン設定で撮像を行う。水平走査部6は、フレームfr406の画像データを行単位ゲイン補正部21に転送する。ステップst210では、行単位ゲイン補正部21は、図9(g)に示すフレームfr401〜fr405の露光データを基に演算した各フレームにおける各行のゲイン補正値をもって行単位でゲイン補正を行う。その後、同様に、制御部12は、フレームfr407〜fr410の撮像を行い、図9(h)に示す行単位のゲイン補正後の画像のフレームfr406’〜fr410’を得る。このフレームfr406’〜fr410’は、図9(i)及び(j)に示す通り、各フレーム及び各行の露光量が一定となる。
最後に、露光量演算フレーム数毎の自動露光制御の動作について説明する。ステップst212において、露光量演算フレーム数の撮像が完了すると、ステップst213では、露光量演算部9は、撮像が完了した画像データから露光量ピークフレームの露光量を取得する。そして、ステップst207では、フレーム露光量演算部10は、露光量演算処理単位の各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行う。そして、制御部12は、ステップst208で、ステップst110で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst209で、本撮像を行う。そして、ステップst210において、行単位ゲイン補正部21は、各フレームにおける各行のゲイン補正を行う。そして、ステップst211において、画像処理部11は、各種の画像処理を行う。図9を用いて、より詳しく説明する。
ステップst212において、図9(d)で示すフレームfr406〜fr410の露光量演算フレーム数である5フレームの撮像を完了すると、ステップst213では、露光量演算部9は、光量ピークフレームfr408の露光量ea402を取得する。そして、ステップst207では、フレーム露光量演算部10は、各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行い、図9(c)に示す絶対的ゲインga403を得る。そして、制御部12は、ステップst208及び209において、相対的ゲインgr401〜gr405を加算したゲイン設定にて、フレームfr411〜fr415を撮像する。そして、ステップst210では、行単位ゲイン補正部21は、前述した行単位のゲイン補正を行って、フレームfr411’〜fr415’を得る。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、光源の周期的な輝度変化(フリッカ)に対し、周期的な(露光)ゲイン調整手段を有するとともに、その周期単位での自動露光手段を有する。さらに、固体撮像装置は、行単位の露光調整手段を有する。これにより、フリッカ周期内に複数枚の画像を読み出す高フレームレートな動画撮像においても、フレーム面内でのフリッカの影響を抑制することが容易となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置は、第1の実施形態に対し、非周期性の光源の輝度変化に対し、段階的な露光調整を行い、フレーム間の露光量の変化を少なくする。図面を参照しながら、本発明の第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成は、図1に示す第1の実施形態の固体撮像装置の構成と同様である。本実施形態は、第1の実施形態とは、動作が異なり、その一例を図10のフローチャートと図11を用いて説明する。
第1の実施形態と同様に、ステップst101では、制御部12は、フリッカ有無判定用画像を取得する。次に、ステップst102では、露光量演算部9は、フリッカ周波数を取得する。次に、ステップst103では、露光量演算部9は、フリッカ有無の判定を行う。フリッカ有りの場合は、ステップst104以降の動作を行う。ステップst104〜st115は、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
フリッカ無しの場合は、第1の実施形態とは動作が異なる。まず始めに、ステップst301では、露光量演算部9は、露光量演算処理を行うフレーム数の決定を行う。露光量演算処理を行うフレーム数は、後述する自動露光制御におけるタイムラグを小さくするため、露光量演算部9が処理可能な最少の時間すなわち最少のフレーム数とすることが好ましい。
続いて、本撮像に先立って行う初期露光量演算のための撮像と、露光量の取得及び露光補正量の演算について、説明する。ステップst302及びst303では、制御部12は、初期露光量演算ための撮像を繰り返し、ステップst301で決定したフレーム数の撮像を行う。そして、ステップst304では、露光量演算部9は、ステップst302で取得した画像のうち、一部の撮像フレームの露光量を取得する。ステップst305では、露光量演算部9は、露光量と、目標露光量との差異から露光補正量を演算する。図11を用いて、ステップst301〜st305の動作の一例をより詳しく説明する。
図11(a)は光源の輝度変化を示し、図11(b)はタイミング生成部7に入力する垂直同期信号を示し、図11(c)は撮像時に用いるゲインを表し、図11(d)は水平走査部6から出力される画像を表す。また、図11(e)は、出力画像の面平均露光量を表す。
まず、ステップst301において、露光量演算部9は、露光演算に要する時間とフレームレートから露光量演算処理のフレーム数を決定する。図11では、4フレームを露光量演算処理のフレーム数としている。次に、ステップst302において、制御部12は、初期露光量演算のための撮像を行う。図11で図示していない蓄積時間は、撮像フレームレートでの最大値とし、ゲインは図9(c)に示すゲインga501で撮像を行う。そして、制御部12は、この蓄積時間とゲインは固定のまま、フレームfr501〜fr504の4フレームの撮像を行う。
その後、ステップst304において、露光演算部9は、露光量演算処理の単位である4フレームの最終フレームfr504の絶対的な面平均露光量を取得する。ステップst305では、図11(e)において、露光演算部9は、目標露光量をe500とすると不足している露光量すなわち露光補正量ec504を求める。
後述する露光制御のタイムラグを少なくするために、露光演算に用いるフレームは、露光演算処理の単位である複数フレームのうち、最終フレーム又は最終フレームに時間的に近いフレームであることが望ましい。
続いて、本撮像に適用する露光量演算フレーム数中の各フレームの露光量演算と、本撮像の動作について説明する。ステップst306では、フレーム露光量演算部10は、露光補正量と、それを取得したときの蓄積時間及びゲインから、次に撮像する露光量演算フレーム数における各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行う。そして、制御部12は、ステップst307で、ステップst306で演算された各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst308で、本撮像を行う。図11を用いて、ステップst306〜st308の動作の一例をより詳しく説明する。
ステップst306において、フレーム露光量演算部10は、露光補正量ec504とそれを取得したときのゲインga504から演算を行い、フレームfr508における目標ゲインgt508を得る。さらに、フレーム露光量演算部10は、ゲインga504及びgt508からフレームfr505〜fr508のゲインを線形補完にて求め、ゲインga505〜ga508を得る。そして、制御部12は、ステップst307で、ゲインga505を選択し、ステップst308で、フレームfr505の撮像を行う。以降、同様に、制御部12は、ゲインga506〜ga508を選択し、フレームfr506〜fr508の撮像を行う。
最後に、露光量演算フレーム数毎の自動露光制御の動作について説明する。ステップst309において、露光演算フレーム数の撮像が完了すると、ステップst304では、露光量演算部9は、撮像完了した画像の一部の撮像フレームから露光量を取得する。さらに、ステップst305では、露光量演算部9は、露光補正量を演算し、ステップst306では、露光補正量から各フレームの蓄積時間及びゲインの演算を行う。そして、制御部12は、ステップst307で、各フレームの蓄積時間及びゲイン設定を選択し、ステップst308で、本撮像を行う。これらを露光量演算フレーム数毎に繰り返すことによって、自動露光制御を行う。図11を用いて、自動露光制御の動作の一例を説明する。
ステップst309において、制御部12が露光量演算フレーム数である4フレームの撮像を完了したと判定すると、ステップst304では、露光量演算部9は、4フレーム中の最終フレームfr508の面平均露光量を取得する。光源の輝度が一定であればフレームfr504の露光量からゲイン補正がなされ、目標露光量と一致するが、図11(a)に示す通り、フレームfr507の撮像中に光源の輝度が大きく増加している。その結果、図11(e)に示す通り、フレームfr508の露光量は目標露光量e500を大きく上回り、出力画像も露光過多の画像となる。そこで、ステップst305では、露光量演算部9は、露光量を目標露光量e500とするための露光補正量ec508を演算する。そして、ステップst306では、フレーム露光量演算部10は、次に撮像するフレームfr509〜fr512のゲインを演算する。フレームfr512の光源の輝度がフレームfr508と同じであった場合、ステップst307では、制御部12は、フレームfr512が目標露光量に到達するよう、フレームfr509〜fr512で段階的に、ゲインga509〜ga512を低下させる。そして、ステップst308では、制御部12は、ゲインga509〜ga512で、フレームfr509〜fr512の撮像を行う。
しかし、図11(a)に示すように、フレームfr509〜fr512の撮像の間にも、光源の輝度は増加し続けている。その結果、ステップst304で取得するフレームfr512の面平均露光量は、まだ目標露光量e500を上回る。そこで、露光演算部9及びフレーム露光量演算部10は、ステップst305及びst306で、次に撮像するフレームfr513〜fr516のゲインをさらに低下させる。
図11(a)に示すように、光源の輝度は、フレームfr512以降、ほぼ一定となり、その結果、ステップst307及びst308で撮像したフレームfr513〜fr516の画像の面平均露光量は目標露光量e500に収束する。
上記説明においては、説明を簡略にするためゲイン制御のみでの露光量制御を行う一例を示したが、露光量制御は、蓄積時間制御のみで行ってもよい。また、蓄積時間制御とゲイン制御の両方を用いて行ってもよい。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置は、非周期性の光源の輝度変化に対し、段階的な露光調整手段を有するとともに、複数フレーム単位での自動露光手段を有する。これにより、露光演算処理の能力に依存せず、高フレームレート撮影での自動露光制御が可能となる。また、高フレームレートで撮影した映像をスロー再生しても、フレーム間の露光量の変化が少ないため、良好な映像となる。
第1〜第3の実施形態の固体撮像装置は、ビデオカメラ、携帯端末用カメラ、車載カメラ、防犯用カメラ、工業用カメラなど、多岐にわたる応用が可能である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画素部、9 露光量演算部、10 フレーム露光量演算部、12 制御部

Claims (9)

  1. 光電変換により複数のフレームの撮像を行う画素部と、
    光源のフリッカ周期内で撮像された複数のフレームを1つの単位として露光量を演算する露光量演算部と、
    算された前記露光量を基に、演算に用いられた前記複数フレームの後に撮像される複数のフレームに対して、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の電荷蓄積期間、及び/又は、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の増幅ゲインを設定することにより、前記画素部により撮像される各フレームの露光量を制御する制御部と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記露光量演算部は、前記複数のフレームの中から露光量がピークとなるフレームの露光量を取得し、前記複数のフレームの露光量と前記露光量がピークとなるフレームの露光量との差分を演算することを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  3. さらに、前記露光量がピークとなるフレームの露光量と、前記複数のフレームの露光量の差分を基に、前記画素部により撮像される各フレームの露光量を演算するフレーム露光量演算部を有することを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  4. 前記露光量演算部は、前記複数のフレームの各行の露光量を演算し、
    前記制御部は、各フレームの各行の露光量を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記露光量演算部は、前記複数のフレームの露光量を基に光源の周期的な輝度変化の有無を判定し、
    前記制御部は、前記光源の周期的な輝度変化が無い場合に、適正露光量に対する前記複数のフレームの露光量を基に、前記画素部により撮像される各フレームの露光量を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記露光量演算部による前記露光量の演算は、前記画素部により撮像された複数のフレームのデータから、撮像時に用いた露光時間と増幅ゲインとを用いた光源の光の強度の演算を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記制御部は、1フレームの複数の画素データの平均値が所定の範囲に含まれるように前記光電変換の電荷蓄積時間及び/又は前記フレームの増幅ゲインを制御することにより前記露光量の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  8. 光電変換により複数のフレームの撮像を行う画素部と、
    光源のフリッカ周期内で撮像された複数のフレームを1つの単位として露光量を演算する露光量演算部と、
    演算された前記露光量を基に、演算に用いられた前記複数フレームの後に撮像される複数のフレームに対して、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の電荷蓄積期間を設定する制御部と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  9. 光電変換により複数のフレームの撮像を行う画素部と、
    光源のフリッカ周期内で撮像された複数のフレームを1つの単位として露光量を演算する露光量演算部と、
    演算された前記露光量を基に、演算に用いられた前記複数フレームの後に撮像される複数のフレームに対して、互いに異なる2つを少なくとも含む複数の増幅ゲインを設定する制御部と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
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