JP2011049892A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の明るさが変化した場合でも、ノイズを迅速に抑圧する。
【解決手段】撮像装置は、CMOS等の撮像素子とAE/AF制御部を備える。被写体の明るさが減少した場合に(b)、AE/AF制御部は次のフレームにおいて画像信号を増幅する増幅器のゲインを増大させる(c)。同時に、このゲインの増大を補償するように、露光時間を減少させる(d)。露光時間は、その後、段階的に元の露光時間まで戻す。
【選択図】図4

Description

本発明は撮像装置に関し、特に動画読み出し時のノイズ低減技術に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置は、通常、AEという自動露光量調整機能がある。これは、被写体及びその環境の明るさに応じて、ゲイン及び露光時間、絞りの少なくともいずれかを調整するものである。急激に明るさが変わった場合、その明るさにそのまま合わせてゲインや露光量を変更するように設定されていると、映像に違和感が生じる。特に、被写体の輝度が急激に変化する画面、例えば窓のある室内で、室内から窓、あるいはその逆に窓から室内にパンニングする場合において、AEの反応があまりに早いと、フレーム毎に明るさが変わってしまうため、非常に不安定な映像になる。このため、通常は明るさが変わっても、徐々に所定のゲインや露光量となるように調整している。
近年、撮像装置の撮像素子として、高速性及び低消費電力を考慮して、CIS(CMOSイメージセンサ)を用いることが多くなっている。多くのCISは、その内部にノイズ抑圧機能を有する。代表的なノイズ抑圧方法は、画素部にPD(フォトディテクタ)部とFD(フローティングディフュージョン)部を有し、最初にFD部をリセットしFD部に接続されている画素アンプから画素信号を読み出す(暗時基準信号)。次に、PD部からFD部に光電荷を転送し、画素アンプを介して光信号を含んだ画素信号(明時信号)を読み出し、両信号の差をとることによりノイズを抑圧するものである。
この方法では、個々の画素毎に発生するリセットレベルのばらつきを起因とするノイズを抑圧することはできるが、列(カラム)アンプのばらつきを起因とする線状の行(ロー)及び列(カラム)ノイズは抑圧できない。
行(ロー)及び列(カラム)ノイズを抑圧する方法としては、有効画素信号外に、遮光画素またはPD部とFD部が接続されていない画素で構成された、暗時基準信号出力画素部を有し、その信号を画素毎のノイズを抑圧した信号からさらに行及び列毎に差をとることによりノイズ抑圧する方法がある。この暗時基準信号は、安定化のため複数フレームからとることが多い。ゲインを変更した場合、一度この基準信号はリセットされる。このため、最初の複数フレームは安定しない基準信号のため、ノイズが多い場合がある。
AE動作時には、一般にはまずゲインを調整する。そして、被写体の明るさが変更された場合、通常はゲインを段階的に変化させて対応する。
図6に、AE動作時の従来の動作タイミングチャートを示す。図6(a)はフレーム番号を示し、図6(b)は被写体あるいはその周囲環境の明るさ(輝度)の変化を示す。フレーム番号1〜10まではある一定の明るさであり、フレーム番号11を境にして急激に明るさが1/2に低下する場合を示す。図6(c)はゲインの変化を示す。明るさが急激に変化しても、これに迅速に追従するのではなく、段階的に増大していく。すなわち、フレーム番号1〜10におけるゲインを1×であるとし、フレーム番号11で明るさが急激に低下しても、フレーム番号12まではゲインを1×のまま維持し、かつ、フレーム番号13〜16においてゲインを1×から順次、1.19×、1.41×、1.68×、2×と増大させていく。そして、フレーム番号16以降は、フレーム番号11以降の明るさに対応するゲインである2×で光信号を増幅する。図6(d)は露光時間Tintの変化を示す。ここでは露光時間は1/30sで一定のままとしている。図6(e)は行(ロー)/列(カラム)ノイズの変化を示す。ゲインを増大させると、上記のように基準信号がリセットされるためにノイズが生じてしまう。ゲインはフレーム番号13〜16において段階的に増大するため、この期間においてノイズが生じる。フレーム番号16以降は、ゲインが2×で一定となるため、ノイズは低減していく。
なお、下記の特許文献1には、感度調整用のアンプのゲインを上げることにより撮影感度を相対的に上げるとともに、相対的に速いシャッタ速度を設定することで近距離撮影時における平行ぶれの影響を取り除くことが開示されている。
特開2007−251236号公報
ところで、被写体あるいはその周囲環境の明るさが急激に変化した場合にゲインを徐々に変更する方法では、最終的に目標とするゲインに設定してからノイズレベルが通常レベルに安定するために複数フレームを要することになる。例えば、図6では、フレーム番号16〜フレーム19においてノイズレベルが徐々に低下し、フレーム番号20において通常レベルまで低下する。この期間においては、得られた映像にノイズが含まれてしまうことになる。これを避けるためには、暗時基準信号出力部の画素数を増大させることが考えられるが、これでは1フレームの読み出し時間が増大し、フレームレートが低下してしまう。
本発明の目的は、被写体(あるいはその周囲環境)の明るさが急激に変化した場合においても、ノイズを迅速に抑圧する装置を提供することにある。
本発明は、撮像装置であって、撮像素子と、前記撮像素子から出力された画像信号を増幅する増幅手段と、前記画像信号に基づいて被写体の明るさを測定する測光手段と、前記測光手段で測定された前記明るさに基づいて前記増幅手段のゲイン及び露光量を制御する制御手段であって、前記明るさの変化に応じて前記ゲインを変化させるとともに、前記ゲインの変化を補償すべく前記露光量を変化させ、その後に変化前の露光量に戻す制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記制御手段は、前記明るさが減少した場合に、前記ゲインを増大させるとともに、前記ゲインの増大を補償すべく前記露光量を減少させる。
また、本発明の他の実施形態では、前記制御手段は、前記明るさが減少した場合に、前記ゲインを増大させるとともに、前記ゲインの増大を補償すべく露光時間または絞り値を減少させる。
また、本発明は、撮像装置であって、撮像素子と、前記撮像素子から出力された画像信号を増幅する増幅手段と、前記画像信号に基づいて被写体の明るさを測定する測光手段と、前記測光手段で測定された前記明るさがあるフレームにおいて減少した場合に、当該フレームの次のフレームにおいて前記増幅手段のゲインを目標となる信号レベルが得られるように増大制御し、かつ、露光時間または絞り値を減少制御し、さらに次のフレーム以後において前記露光時間または絞り値を減少制御前の元の露光時間または絞り値に段階的に戻す制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、被写体の明るさが変化した場合でも、ノイズを迅速に抑圧できる。
実施形態の構成ブロック図である。 他の実施形態の構成ブロック図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態のタイミングチャートである。 他の実施形態のタイミングチャートである。 従来のタイミングチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における撮像装置としての動画撮影機能付きデジタルカメラの構成ブロック図を示す。フォーカスレンズやズームレンズ、シャッタ、絞りを含む光学系10は、被写体像をCIS(CMOSイメージセンサ)撮像素子に結像する。
CIS撮像素子は、受光部11、アナログゲイン15、A/D変換器18、タイミングジェネレータ16が一つのチップ内に集積されて構成される。光学系10とCIS撮像素子との間には、赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタが配置されるが、図ではこれらを省略する。またCIS撮像素子には、マイクロレンズアレイ及びベイヤー配列のカラーフィルタが設けられる。CIS撮像素子では、行列状に配置された画素のうち、選択回路で行と列を指定することにより、1画素ずつ蓄積電荷を読み出す。なお、パッシブ型ではPD(フォトダイオード)に蓄積した信号電荷をそのまま出力回路に取り出す。アクティブ型では、PD(フォトダイオード)に生じた電位の変化を出力する。すなわち、埋め込みPD(フォトダイオード)に蓄積した信号電荷をFD(フローティングディフュージョン)に完全転送し、アンプによって電圧信号に変換して出力する。
アナログゲイン15は、AGC(オートゲインコントローラ)を含み、画像信号を増幅して出力する。AGCのゲインは、タイミングジェネレータ(TG)16で制御される。
AD変換器18は、アナログ電圧信号をデジタル信号に変換して出力する。
画像処理回路20は、ゲイン補正(ホワイトバランス感度設定)、ガンマ補正、同時化処理、RGB−YC変換処理、ノイズ低減処理、輪郭補正、JPEG圧縮の各処理を実行する。ゲイン補正では、RGB各信号から算出されたゲイン補正係数でゲインを補正するものである。ゲイン補正係数の算出方法としては、タングステン、蛍光灯、晴天等のゲイン補正係数を予め設定しておき、ユーザが手動で切り替える方法、RGB信号各々の平均値を算出し、各平均値が等しくなるようにゲイン補正係数を算出する方法、RGB信号各々のヒストグラムを算出し、ヒストグラムより照明光源色を予測してゲイン補正係数を算出する方法等がある。ガンマ補正では、CIS出力をディスプレイの入出力特性に合わせる。同時化処理では、ベイヤー配列のCIS撮像素子から出力された画像信号をR信号、G信号、B信号に分離し、それぞれの色信号において周囲画素信号を用いて空いている画素信号を補間する。同時化処理では、隣接画素値の加算平均で空いている画素を補間する。画像のエッジ部分は一般に連続しているため、この特徴を用いて隣接画素の相関方向の画素値の平均で空いている画素を補間してもよい。RGB−YC変換処理では、RGB信号からY、Cr、Cb信号を生成する。具体的には、Y=0.30R+0.59G+0.11B、Cr=R−Y、Cb=B−Yにより生成する。輪郭補正では、光学ローパスフィルタ等によるMTF低下やCCDの開口の影響によるMTFの低下を修正し、あるいは画像のシャープネスを上げて濃淡にメリハリをつける。ノイズ低減処理では、平滑化処理やメディアンフィルタによる孤立点除去を行う。JPEG圧縮では、画像データを8×8のブロックに分割し、DCT、量子化、ハフマン符号化を順次行って画像データを圧縮する。画像処理回路20で画像処理して得られた画像信号は、ディスプレイ(LCD)22に出力されて表示され、あるいはメモリカード26に出力されて記憶される。メモリカードはSDカードその他のフラッシュメモリを用いることができる。
AE/AF制御回路24は、AE及びAFを実行する。AEに関しては、画像信号の加重平均値(平均輝度レベル)を算出し、信号平均値と基準値を比較して露光値を決定する。測光方法(平均輝度レベルを求めるアルゴリズム)には、中央重点測光やスポット測光、多分割測光等がある。AFに関しては、コントラスト検出方法やTTL位相差検出方法等がある。AE/AF制御回路24は、決定した露光値に基づいてタイミングジェネレータ(TG)に制御信号を出力し、タイミングジェネレータ(TG)は制御信号に基づいてアナログフロントエンド(AFE)のゲインを制御し、露光時間を制御する。また、光学系10のフォーカスや絞りを制御する。
図1では、撮像素子としてCMOSイメージセンサを用いているが、撮像素子としてCCDを用いてもよい。図2に、CCDを用いた場合の構成ブロック図を示す。CCD撮像素子12は、被写体像の光信号を蓄積電荷に変換して出力する。なお、光学系10とCCD撮像素子12との間には、赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタが配置されるが、図ではこれらを省略する。またCCD撮像素子12には、マイクロレンズアレイ及びベイヤー配列のカラーフィルタが設けられる。CCDは、PD(フォトダイオード)で発生した信号電荷をCCDレジスタで列方向行方向に電荷転送し、最終段のFD(フローティングディフュージョンアンプ)で電圧信号に変換して出力する。CCD撮像素子12としては、フルフレーム型、フレームトランスファ型、インターライン型、フレームインターライン型のいずれでもよい。
このような構成において、本実施形態では、被写体あるいはその周囲環境の明るさが急激に変化した場合に、従来のようにゲインを徐々に、あるいは段階的に変化させるのではなく、ゲインを明るさに応じて急激に、あるいは早急に変化させてしまう。そして、ゲインを変化させるとともに、露光量も同時に変化させることでゲインの変化を補償するようにする。ゲインを急激に変化させると、既述したように非常に不安定な映像となってユーザは映像に違和感を感じることになるが、ゲインの変化を補償するように露光量を変化させることで、違和感を抑えることができる。
すなわち、明るさが急減に低下した場合、これに応じてゲインを目標値まで急激に増大させ、これと共に、このゲインの増大を補償するために、同時に露光量を減少させる。露光量を減少させることで、フレーム毎に急激に明るさが変化する事態を抑えて違和感を防止する。ゲインを増大させた分だけ露光量を減少させればよいので、元のゲインをG、元の露光量をL、変化後のゲインをG’、変化後の露光量をL’とすると、L’=G/G’×Lで変化後の露光量を決定することができる。もちろん、露光量の決定方法はこれに限定されるものではなく、ゲインが増大した量に応じて露光量を減少させるように、ゲインに対して負の相関を持つように露光量を決定すればよい。露光量を変化させるためには露光時間を変化させればよく、ゲインが増大した量に応じて露光時間を短くすればよい。
ゲインの増大に応じて露光量を減少させた後、ゲインはそのままで露光量を本来の露光量(減少させる前の元の露光量)まで段階的に増大させていく。ノイズはゲインに大きく依存するものの露光量にはあまり依存しない。したがって、露光量を段階的に増大させてもノイズがこれに応じて増大することはない。
本実施形態では、ゲインを段階的に変化させるのではなく、ゲインは急激に(一時に)変化させ、その代わりに露光量(露光時間)を段階的に変化させることで、ノイズを素早く抑制することができる。
図3に、本実施形態におけるAE動作時の処理フローチャートを示す。ある輝度に対するゲインがGc、露光時間がTorgであるとする。AE/AF制御部24は、画像の平均輝度レベルを検出する(S101)。この平均輝度レベルをLaveとする。次に、この平均輝度レベルと目標輝度レベルとを比較し、目標輝度レベルか否かを判定する(S102)。目標輝度レベルであれば現在のゲイン及び露光時間をそのまま維持する。一方、平均輝度レベルが目標輝度レベルと相違する場合には、目標輝度レベルに達するために、目標ゲイン及び暫定の露光時間を算出する(S103)。目標輝度レベルをLt、目標ゲインをGtとすると、目標ゲインGt=Lt/Laveである。また、暫定露光時間をTtempとすると、暫定露光時間Ttemp=Gc/Gt×Torgである。暫定の露光時間としたのは、既述したように、露光量はゲインの増大を補償するように低下させるが、その後、徐々に元の露光量まで戻すからである。
目標ゲインGt及び暫定露光時間Ttempを算出した後、AE/AF制御部24は、ゲインを目標ゲインGtに制御すると共に、露光時間を暫定露光時間Ttempに制御する(S104)。その後、フレーム毎に段階的に暫定露光時間から元の露光時間Torgに制御する(S105)。
図4に、本実施形態のタイミングチャートを示す。従来のタイミングチャートを示す図6と比較すると、本実施形態の特徴が明確に理解されよう。図4(a)はフレーム番号であり、図4(b)は被写体あるいは周囲環境の明るさ(輝度)の変化を示す。フレーム番号11で急激に明るさが1/2に低下する。図4(c)はゲインの変化を示す。フレーム番号11で明るさが急激に低下したことに応じて、フレーム番号12においてゲインを1×から2×に増大する。図4(d)は露光時間の変化を示す。フレーム番号12でゲインを1×から2×に急激に増大させたことに伴い、この増大を補償すべく、露光時間を1/30秒から1/60秒に減少させる。そして、フレーム番号13〜15において露光時間を1/60秒から1.19/60秒、1.41/60秒、1.68/60秒、1/30秒と段階的に増大させていく。フレーム番号16では元の露光時間1/30秒に戻る。図4(e)は行(ロー)/列(カラム)のノイズレベルの変化を示す。ノイズレベルは、露光時間にほとんど依存せず、ゲインの影響を強く受ける。従って、フレーム番号12でゲインを1×から2×に増大させることでノイズレベルも増大する。その後、ノイズレベルは徐々に低下していく。この間は、ゲインは一定である。図6のタイミングチャートでは、フレーム番号16でゲインは2×で一定となるため、ノイズレベルはこの時点から低下していくが、図4のタイミングチャートでは、フレーム番号12でゲインは2×で一定となるため、ノイズレベルはこの時点から低下していく。すなわち、図4のタイミングチャートでは、図6のタイミングチャートに比べて、ノイズレベルはより早いタイミングで低下するため、より早いタイミングで元のレベルまで抑制される。従って、ユーザは、より早いタイミングでノイズのない(あるいはノイズの抑圧された)映像信号を得ることができる。
なお、本実施形態において、ノイズが目立つのは、高いゲインが必要な場合、すなわち暗い環境である。したがって、明るさが暗→明と変化する場合には従来と同様の制御を行い、明るさが明→暗と変化する場合に本実施形態のようにゲインと露光時間を制御するのが好適である。
また、本実施形態では、明るさが明→暗と変化した場合に、ゲインを次のフレームで急激に増大させているが、従来と同様に段階的に増大させるものの従来よりも急激に増大させ、ゲインを急激に増大させたタイミングでこれを補償すべく露光時間を減少させることもできる。
図5に、この場合のタイミングチャートを示す。図5(b)に示すように、フレーム番号11で明るさが急激に低下すると、図5(c)に示すように、次のフレームからゲインを段階的に1.19×、1.41×と増大させる。そして、フレーム番号14において、ゲインを1.41×から2×まで急激に増大させる。図5(d)に示すように、ゲインが1×から1.41×まで段階的に増大している期間では露光時間は1/30秒のまま維持し、ゲインが急激に増大するタイミングにおいて、これを補償すべく露光時間を1/30秒から1.41/60秒まで減少させる。それ以後は、露光時間を段階的に増大させていき、フレーム番号16で元の1/30秒に達する。図5(e)に、この実施形態のノイズレベルの変化を示す。この実施形態でも、ゲインが一定になるフレーム番号14からノイズレベルは低下していくから、図6の場合と比べて、より早いタイミングでノイズのない映像信号を得ることができる。
本発明は、図4のフレーム12〜15の期間に相当する段階的明るさ調整期間にゲインを目的ゲインにいち早くあげることにより、ゲインの変化に伴う一時的なノイズの増加を早い段階で収束させるものであるが、一方で段階的明るさ調整期間のノイズを増加させる可能性はある。但し、この期間は明るさが段階的に変わっている動的な期間であり、明るさが安定している期間よりはノイズが目立たず通常は問題とならない。多少気になる場合は、図5のようにゲインの変化と露光量の変化を最適化して、あまり大きなゲインの変化がないようにする、または明るさ調整期間のみ画像処理においてノイズフィルタを一時的に強くかける等の対策をとることができる。
なお、以上の実施形態では露光量を段階的に変化させる手段として露光時間を用いたが、その代わりに絞り値を変化させるか、あるいはその両方を変化させてもよい。
10 光学系、12 CCD撮像素子、14 アナログフロントエンド(AFE)、16 タイミングジェネレータ(TG)、18 AD変換器、20 画像処理回路、22 ディスプレイ(LCD)、24 AE/AF制御部、26 メモリカード。

Claims (5)

  1. 撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された画像信号を増幅する増幅手段と、
    前記画像信号に基づいて被写体の明るさを測定する測光手段と、
    前記測光手段で測定された前記明るさに基づいて前記増幅手段のゲイン及び露光量を制御する制御手段であって、前記明るさの変化に応じて前記ゲインを変化させるとともに、前記ゲインの変化を補償すべく前記露光量を変化させ、その後に変化前の露光量に戻す制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記明るさが減少した場合に、前記ゲインを増大させるとともに、前記ゲインの増大を補償すべく前記露光量を減少させることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記明るさが減少した場合に、前記ゲインを増大させるとともに、前記ゲインの増大を補償すべく露光時間または絞り値を減少させることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記明るさが減少した場合に、前記ゲインを第1ゲインG1から第2ゲインG2に増大させるとともに、前記ゲインの増大を補償すべく前記露光時間を第1露光時間T1から第2露光時間T2に減少させ、T2=G1/G2×T1の関係にあることを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された画像信号を増幅する増幅手段と、
    前記画像信号に基づいて被写体の明るさを測定する測光手段と、
    前記測光手段で測定された前記明るさがあるフレームにおいて減少した場合に、当該フレームの次のフレームにおいて前記増幅手段のゲインを目標となる明るさが得られるように増大制御し、かつ、露光時間または絞り値を減少制御し、さらに次のフレーム以後において前記露光時間または絞り値を減少制御前の元の露光時間または絞り値に段階的に戻す制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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