JP5637326B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来から、例えば特許文献1に示すように、輝度差のあるシーンを撮像するときに画像内の低輝度領域で局所的に画素加算を行う撮像装置が提案されている。
特開2007−251694
しかし、特許文献1には、画素加算をする領域と、画素加算をしない領域とで生じる解像度の差を如何に調整して1つの画像を出力するかについて改善の余地があった。
一の態様の撮像装置は、第1撮像素子と、第2撮像素子と、画素加算判別部と、タイミングジェネレータと、画像処理部とを備える。第1撮像素子は、画素が複数配列された撮像素子であって複数の画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力可能である。第2撮像素子は、被写体を撮像して第1撮像素子の撮像範囲と被写体の輝度との対応関係を示す輝度分布情報を生成する。画素加算判別部は、輝度分布情報に基づいて第1撮像素子に配列された複数の画素のうち画素信号の加算を行う画素の位置を示す画素位置情報を生成する。タイミングジェネレータは、画素位置情報に基づいて指定された画素に対して画素信号の加算を行わせるための駆動信号を第1撮像素子に供給する。画像処理部は、第1撮像素子に配列された複数の画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力した場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像と画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像とで解像度を調整する。また、画素加算判別部は、輝度分布情報から第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分と被写体の暗い部分との面積比を求め、第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の暗い部分よりも被写体の明るい部分が多い場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像を拡大するように画像処理部に対して指示を行い、第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分よりも被写体の暗い部分が多い場合、画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像を縮小するように画像処理部に対して指示を行う。
別の態様の撮像装置は、撮像素子と、画素加算判別部と、タイミングジェネレータと、画像処理部と、を備える。撮像素子は、画素が複数配列された撮像素子であって、複数の画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力可能である。画素加算判別部は、撮像素子の撮像範囲と被写体輝度との対応関係を示す輝度分布情報に基づいて複数の画素のうち画素信号の加算を行う画素の位置を示す画素位置情報を生成する。タイミングジェネレータは、画素位置情報に基づいて指定された画素に対して画素信号の加算を行わせるための駆動信号を撮像素子に供給する。画像処理部は、複数の画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力した場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像と画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像とで解像度を調整する。また、画素加算判別部は、輝度分布情報から撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分と被写体の暗い部分との面積比を求め、撮像素子の撮像範囲内において被写体の暗い部分よりも被写体の明るい部分が多い場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像を拡大するように画像処理部に対して指示を行い、撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分よりも被写体の暗い部分が多い場合、画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像を縮小するように画像処理部に対して指示を行う。
本発明の撮像装置では、画素加算をする領域と、画素加算をしない領域とで生じる解像度の差が適切に調整される。
一の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図 (a):R面における4画素分の画素加算の例を示す図、(b):R面における16画素分の画素加算の例を示す図 一の実施形態での第1撮像素子の回路構成例を示す図 一の実施形態における撮像装置の動作例を説明する流れ図 (a):撮像素子内部で画素加算を行う場合を説明する模式図、(b):撮像素子外部で画素加算を行う場合(比較例)を説明する模式図 (a):画素加算が行なわれた部分を拡大して画像の解像度を揃える例を示す図、(b):画素加算が行なわれていない部分を縮小して画像の解像度を揃える例を示す図
図1は、一の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。撮像装置は、撮像光学系11および絞り12と、第1撮像素子13と、AFE14と、画像処理部15と、タイミングジェネレータ(TG)16と、フレームメモリ17と、記録I/F18と、レンズ19および第2撮像素子20と、信号処理部21と、CPU22と、操作部23とを有している。なお、絞り12、画像処理部15、TG16、記録I/F18、信号処理部21および操作部23は、それぞれCPU22と接続されている。
撮像光学系11は、ズームレンズ、フォーカシングレンズを含む複数のレンズで構成されている。なお、簡単のため、図1では撮像光学系11を1枚のレンズとして図示する。また、絞り12は、第1撮像素子13に入射する単位時間当たりの光量を調節する。この絞り12の開口量(絞り値)は、CPU22の指示に応じて調整される。
第1撮像素子13の受光面上には、複数の画素がマトリックス状に配列されている。また、第1撮像素子13の各画素には、赤色(R)、緑色(Gr,Gb)、青色(B)のカラーフィルタが公知のベイヤ配列で配置されている。そして、第1撮像素子13は、撮像光学系11および絞り12を通過した光束による被写体の像を撮像し、アナログの画像信号を生成する。なお、第1撮像素子13の出力はAFE14に接続されている。
また、第1撮像素子13は、任意の画素の画像信号をランダムアクセスで読み出し可能なCMOS型の固体撮像素子で構成される。また、第1撮像素子13は、受光面の画素配列のうちで指定された部分領域に含まれる画素群の信号値を加算して出力可能である。この画素加算では、指定された部分領域において、カラーフィルタの色別(R面、Gr面、Gb面、B面)にそれぞれ信号値の加算が行われる。また、一の実施形態での第1撮像素子13は、各色における2×2画素(4画素分)の範囲を1画素に加算する画素加算と、各色における4×4画素(16画素分)の範囲を1画素に加算する画素加算とを選択的に実行できる。なお、一例として、図2(a)では、R面における4画素分の画素加算の例を示し、図2(b)では、R面における16画素分の画素加算の例を示す。なお、上記した他の色についても同様の画素加算が行われるものとする。
また、図3は、一の実施形態での第1撮像素子13の回路構成例を示す図である。図3では、簡単のため、図2で示す2×2個分のR画素(画素PX1−PX4)のみを部分的に示すが、図2(b)に示す画素PX5−PX8、PX9−PX12、PX13−PX16の各回路もそれぞれ画素PX1−PX4と同様に構成されるものとする。勿論、実際の第1撮像素子13の受光面にはさらに多数の画素が配列されることはいうまでもない。また、図3では、垂直デコーダ、水平デコーダなどの図示は省略する。
図3に示す画素PX1−PX4では、フォトダイオードPDおよび転送トランジスタTXが、各画素でそれぞれ1つずつ配置されている。また、画素PX1−PX4の4画素において、フローティングディフュージョンFDと、リセットトランジスタRESと、増幅トランジスタAMPと、選択トランジスタSELとがそれぞれ共有されている(いわゆる7Tr/4画素の1.75Tr構成)。
上記のフォトダイオードPDは、入射光の光量に応じて信号電荷を生成する。転送トランジスタTXは、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。リセットトランジスタRESは、フローティングディフュージョンFDを電源電圧にリセットする。増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して出力端子に読み出し電流を出力する。選択トランジスタSELは、増幅トランジスタAMPのソースを出力端子に接続する。
また、画素PX1−PX4の信号値を別々に読み出す場合、第1撮像素子13は、4つのフォトダイオードPDの信号電荷を時分割で順次出力すればよい。一方、画素PX1−PX4を画素加算して読み出す場合、第1撮像素子13は、4つのフォトダイオードPDの信号電荷をフローティングディフュージョンFDにまとめて蓄積してから出力すればよい。また、画素加算が行われる場合、増幅トランジスタAMPは加算する画素の数に応じて信号値のゲインを調整する。例えば、上記のように4画素を加算する場合、増幅トランジスタAMPは加算後の信号値を1/4倍する。
なお、画素PX1−PX4、PX5−PX8、PX9−PX12、PX13−PX16の4系統の出力は、第1撮像素子13内の画素加算回路にそれぞれ接続されている。この画素加算回路は、CPU22の指示に応じて、画素PX1−PX16の16画素分の信号値の加算を行う。
図1に戻って、AFE14は、第1撮像素子13の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE14は、相関二重サンプリングや、画像信号のゲインの調整や、画像信号のA/D変換を行う。そして、AFE14の出力は画像処理部15に接続されている。なお、CPU22は、AFE14により画像信号のゲインを調整することで、ISO感度に相当する撮像感度の調整を行う。
画像処理部15は、デジタルの画像信号に対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス調整など)を施す。また、画像処理部15は、第1撮像素子13で画素加算を行って撮像画像を取得したときに、1フレームの撮像画像のうちで画素加算が行なわれた部分と画素加算が行われていない部分との間で解像度(画像サイズ)を調整する。
TG16は、CPU22の出力に基づいて、第1撮像素子13、AFE14、画像処理部15に対して、同期用の駆動信号をそれぞれ供給する。また、TG16は、画素加算を行うときに、第1撮像素子13のうちの部分領域の各画素に対して、画素加算での信号値の読み出しを指示する駆動信号を供給する。
フレームメモリ17は、画像処理部15に接続されたメモリであって、画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶する。例えば、フレームメモリ17は、揮発性の記憶媒体であるSDRAMにより構成される。
記録I/F18は、不揮発性の記憶媒体24を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F18は、コネクタに接続された記憶媒体24に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体24は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体24の一例としてメモリカードを図示する。
第2撮像素子20は、撮像光学系11とは別個のレンズ19を通過した光束によって、第1撮像素子13の撮像範囲を含む被写体の像をカラーで撮像する測光用センサである。一の実施形態では、第2撮像素子20の解像度(画素数)は第1撮像素子13の解像度よりも低く設定されている。この第2撮像素子20は、第1撮像素子13の撮像範囲と被写体の輝度との対応関係を示す輝度分布情報を取得する。また、第2撮像素子20の出力は信号処理部21に接続されている。信号処理部21は、第2撮像素子20の出力に対して各種の信号処理とA/D変換とを行う。
CPU22は、撮像装置の動作を統括的に制御するプロセッサである。このCPU22は、画素加算判別部25と、撮像条件調整部26と、CPU22での演算結果を記憶するワークメモリ27とを有している。
画素加算判別部25は、上記の輝度分布情報を用いて、第1撮像素子13の画素配列で画素加算を行う部分領域の位置を指定する。また、画素加算判別部25は、上記の輝度分布情報を用いて、画像処理部15による解像度の調整方法を決定する。
撮像条件調整部26は、上記の輝度分布情報を用いて、第1撮像素子13で撮像画像を撮像するときの撮像条件を調整する。例えば、撮像条件調整部26は、輝度分布情報を用いて公知の自動露出(AE)演算を実行する。そして、撮像条件調整部26は、絞り12の絞り値、第1撮像素子13の電荷蓄積時間(シャッタ秒時)、AFE14のゲイン(撮像感度)をそれぞれ設定する。
また、撮像条件調整部26は、輝度分布情報を用いてホワイトバランス演算を実行する。このとき、撮像条件調整部26は、被写体の各色成分における階調の平均値Rave,Gave,Baveに基づいてホワイトバランス調整値(Grd,Gbd)を求める。Rのレベルを補正するホワイトバランス調整値Grdは、Gave/Raveで求めることができる。また、Bのレベルを補正するホワイトバランス調整値Gbdは、Gave/Baveで求めることができる。なお、画像処理部15は、上記のホワイトバランス調整値(Grd,Gbd)を適用して、撮像画像のホワイトバランス調整を実行する。
操作部23は、ユーザの操作を受け付ける複数のスイッチを有している。この操作部23は、例えば、撮像画像の取得指示を受け付けるレリーズ釦や、十字状のカーソルキーや、決定釦などで構成される。
次に、図4の流れ図を参照しつつ、一の実施形態における撮像装置の動作例を説明する。この図4の流れ図の処理は、レリーズ釦の押圧による撮像画像の取得指示をCPU22が受け付けたときに開始される。
ステップS101:CPU22は、第2撮像素子20を駆動させて輝度分布情報を取得する。なお、輝度分布情報は、CPU22の制御によりワークメモリ27に記憶される。
ステップS102:画素加算判別部25は、輝度分布情報(S101)に基づいて、第1撮像素子13の撮像範囲のうちで画素加算を行う部分領域の位置を示すアドレス情報を生成する。このとき、画素加算判別部25は、輝度分布情報の示す各位置の輝度値の大きさに注目する。そして、画素加算判別部25は、第1撮像素子13の撮像範囲のうちで被写体の輝度値が閾値以下となる箇所を上記の部分領域として指定する。
一例として、第1撮像素子13で撮像されるRAW画像の階調が12bit(0−4095)のとき、画素加算判別部25は、RAW画像の出力に換算したときに200LSB相当となる値を第1閾値とし、RAW画像の出力に換算したときに100LSB相当となる値を第2閾値とする。そして、画素加算判別部25は、第1撮像素子13の撮像範囲のうちで輝度値が第2閾値以下となる箇所を16画素分の画素加算を行う部分領域に指定する。また、画素加算判別部25は、第1撮像素子13の撮像範囲のうちで輝度値が第2閾値を上回るが第1閾値以下となる箇所を4画素分の画素加算を行う部分領域に指定する。
また、画素加算判別部25は、上記の部分領域の位置を示すアドレス情報を生成する。このアドレス情報は、CPU22の制御によりワークメモリ27に記憶される。なお、第1撮像素子13の撮像範囲全域で輝度値がいずれも第1閾値を上回る場合、画素加算判別部25は、アドレス情報を生成することなくS103に処理を移行させる。
ここで、一の実施形態において低輝度部分で画素加算を行うのは、画像の低輝度部分ほどノイズが目立ちやすくなるためである。画素加算を行って信号値を平均化すればノイズの影響を低減できる。また、一の実施形態では、撮像素子の内部で画素加算を行うことでノイズの影響をより一層抑制することができる。
図5(a)は、撮像素子内部で画素加算を行う場合を説明する模式図である。この例では、2画素分の出力を加算する例をそれぞれ説明する。図5(a)の例で、各画素で発生するノイズをNP1,NP2とし、ベースラインノイズをNとし、アンプでのゲインをAとすると、トータルノイズNは以下の式(1)で表すことができる。
Figure 0005637326
上記の式(1)において、簡単のため、NP1=NP2=Nとし、かつゲインAを1とし、2画素を加算した分を考慮して2で割ると、以下の式(2)のように整理できる。
Figure 0005637326
一方、図5(b)は、比較例として、撮像素子外部で画素加算を行う場合を説明する模式図である。図5(b)の例で、各画素で発生するノイズをNP1,NP2とし、各々のベースラインノイズをNB1,NB2とし、アンプでのゲインをAとすると、トータルノイズNは以下の式(3)で表すことができる。
Figure 0005637326
上記の式(3)において、簡単のため、NP1=NP2=N、NB1=NB2=N、かつゲインAを1とし、2画素を加算した分を考慮して2で割ると、以下の式(4)のように整理できる。
Figure 0005637326
式(2)のNと式(4)のNとを比較すると、式中の分子における平方根内のN にかかる「2」の分だけ、式(4)で示したNの値の方が大きくなる。このことから、撮像素子内部で画素加算を行うことで、撮像素子外部で画素加算を行う場合よりもノイズを低減できることが分かる。
ステップS103:撮像条件調整部26は、輝度分布情報(S101)を用いて、第1撮像素子13で撮像画像を撮像するときの撮像条件(絞り値、シャッタ秒時など)を調整する。また、撮像条件調整部26は、輝度分布情報(S101)を用いてホワイトバランス調整値を求める。
ステップS104:画素加算判別部25は、ワークメモリ27のアドレス情報(S102)の有無に基づいて、画素加算を行う部分領域が指定されたか否かを判定する。アドレス情報が存在する場合には、画素加算判別部25はS104のYES側の判定を行って、S105に処理を移行させる。一方、アドレス情報が存在しない場合には、画素加算判別部25はS104のNO側の判定を行って、S107に処理を移行させる。
ステップS105:CPU22は、TG16を介して第1撮像素子13を駆動させて被写体の撮像処理を実行する。
S105での画素加算判別部25は、撮像に先立ってTG16にアドレス情報(S102)を出力し、画素加算を行う部分領域の位置をTG16に指示する。そして、撮像時のTG16は、第1撮像素子13の部分領域の各画素に対して、画素加算での信号値の読み出しを指示する駆動信号を供給する。
これにより、アドレス情報で指定された部分領域の画素の出力が局所的に加算された状態で、第1撮像素子13から撮像画像の画像信号が出力される。一例として、全画素読み出しでの撮像を行う場合、第1撮像素子13で画素加算が行われない部分では1画素につき1つの信号値が出力されるが、第1撮像素子13で画素加算を行う部分では4画素または16画素につき1つの信号値が出力されることとなる。
なお、第1撮像素子13から出力された各画像信号は、AFE14および画像処理部15をパイプライン式に通過してフレームメモリ17にバッファリングされる。
ステップS106:画像処理部15は、フレームメモリ17に記憶された1フレームの撮像画像について、画素加算が行なわれた部分と画素加算が行われていない部分との間で解像度の調整を行う。このとき、画像処理部15は、(イ)画素加算が行なわれた部分を拡大して画像の解像度を揃えてもよい(図6(a)参照)。また、画像処理部15は、(ロ)画素加算が行なわれていない部分を縮小して画像の解像度を揃えてもよい(図6(b)参照)。なお、1つの撮像画像において、16画素分の画素加算と4画素分の画素加算とがそれぞれ行われる場合、画像処理部15は、異なる画素数で画素加算が行われた部分の間でも解像度の調整を行うものとする。
また、S106での解像度の調整を上記の(イ)、(ロ)のいずれの方法で行うかは、画素加算判別部25が輝度分布情報(S101)に基づいて決定する。一例として、画素加算判別部25は、輝度分布情報(S101)に基づいて、撮像範囲内の被写体の明るい部分と暗い部分との面積比を求める。上記の面積比で明るい部分が暗い部分よりも多くなる場合、画素加算判別部25は、画素加算された部分を拡大して画像の解像度を揃える指示を行う。一方、上記の面積比で暗い部分の方と明るい部分とが等しくなるか、あるいは暗い部分が明るい部分よりも多くなる場合には、画素加算判別部25は、画素加算されていない部分を縮小して画像の解像度を揃える指示を行う。
そして、CPU22は、上記の処理後に、記録I/F18を介して記憶媒体24に撮像画像のデータを記録し、図4の一連の処理を終了する。
ステップS107:CPU22は、TG16を介して第1撮像素子13を駆動させて被写体の撮像処理を実行する。このS108でのCPU22は、TG16を介して通常の信号読み出しを第1撮像素子13に指示する。そして、第1撮像素子13は、局所的な画素加算を行うことなく撮像画像の画像信号を出力する。なお、撮像画像のデータは、AFE14および画像処理部15で所定の処理が施された後に、記録I/F18を介して記憶媒体24に記録される。以上で、図4の流れ図の説明を終了する。
一の実施形態での撮像装置は、第2撮像素子20から取得した輝度分布情報を用いて、被写体の輝度が閾値以下となる箇所を求める(S101、S102)。そして、撮像装置は、被写体の輝度が閾値以下となる箇所について、第1撮像素子13内で局所的に画素加算を行って撮像画像を取得する(S105、S106)。これにより、一の実施形態の撮像装置では、被写体の低輝度部分においてノイズの影響が抑制された撮像画像を取得できる。
また、一の実施形態の撮像装置では、撮像画像を撮像する第1撮像素子13とは別個の第2撮像素子20によって輝度分布情報を取得する。そのため、一の実施形態の撮像装置では、第1撮像素子13を駆動させずに輝度分布情報を取得できるので、画素加算を伴う撮像をより迅速に行うことができる。
また、一の実施形態の撮像装置では、第1撮像素子13の内部で局所的な画素加算を行うことにより、撮像画像の低輝度部分のノイズをより低減することができる。また、一の実施形態の撮像装置では、第1撮像素子13の内部で局所的な画素加算を行うことにより、撮像画像の読み出しを高速化することもできる。
<実施形態の補足事項>
(1)上記の一の実施形態では、撮像画像の取得指示に応じて輝度分布情報を取得する例を説明したが、例えば、撮像画像の取得指示に先立つAF動作時に輝度分布情報を取得してもよい。
(2)上記の一の実施形態では、撮像画像として静止画像を取得する例を説明したが、本発明の撮像装置は動画撮影を行うときにも、上記と同様に各フレームで局所的な画素加算を行ってもよい。
(3)上記の一の実施形態における画素加算の構成はあくまで一例にすぎない。例えば、本発明の撮像装置は、第1撮像素子で4画素分の画素加算のみ行うようにしてもよい。また、本発明の第1撮像素子は、縦方向または横方向の2画素で画素加算を行うようにしてもよい(この場合の図示は省略する)。
(4)上記の一の実施形態において、第2撮像素子の解像度は、第1撮像素子の解像度と同じであってもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
13…第1撮像素子、15…画像処理部、16…タイミングジェネレータ(TG)、20…第2撮像素子、22…CPU、25…画素加算判別部、26…撮像条件調整部

Claims (7)

  1. 画素が複数配列された撮像素子であって複数の前記画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力可能な第1撮像素子と、
    被写体を撮像して前記第1撮像素子の撮像範囲と前記被写体の輝度との対応関係を示す輝度分布情報を生成する第2撮像素子と、
    前記輝度分布情報に基づいて前記第1撮像素子に配列された複数の前記画素のうち画素信号の加算を行う画素の位置を示す画素位置情報を生成する画素加算判別部と、
    前記画素位置情報に基づいて指定された画素に対して画素信号の加算を行わせるための駆動信号を前記第1撮像素子に供給するタイミングジェネレータと、
    前記第1撮像素子に配列された複数の前記画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力した場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像と画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像とで解像度を調整する画像処理部と、を備え、
    前記画素加算判別部は、前記輝度分布情報から前記第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分と被写体の暗い部分との面積比を求め、前記第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の暗い部分よりも被写体の明るい部分が多い場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像を拡大するように前記画像処理部に対して指示を行い、前記第1撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分よりも被写体の暗い部分が多い場合、画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像を縮小するように前記画像処理部に対して指示を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画素加算判別部は、前記第1撮像素子が撮像動作を行う前に前記輝度分布情報に基づいて前記第1撮像素子に配列された複数の前記画素のうち画素信号の加算を行う画素の数を設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第2撮像素子の解像度は、前記第1撮像素子の解像度よりも低く設定されていることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記第2撮像素子で生成された前記輝度分布情報を用いて、前記第1撮像素子が撮像を行うときの撮像条件を調整する撮像条件調整部をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 画素が複数配列された撮像素子であって、複数の前記画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力可能な撮像素子と、
    前記撮像素子の撮像範囲と被写体輝度との対応関係を示す輝度分布情報に基づいて複数の前記画素のうち画素信号の加算を行う画素の位置を示す画素位置情報を生成する画素加算判別部と、
    前記画素位置情報に基づいて指定された画素に対して画素信号の加算を行わせるための駆動信号を前記撮像素子に供給するタイミングジェネレータと、
    複数の前記画素のうち指定された画素から読み出された画素信号を加算して出力した場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像と画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像とで解像度を調整する画像処理部と、を備え、
    前記画素加算判別部は、前記輝度分布情報から前記撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分と被写体の暗い部分との面積比を求め、前記撮像素子の撮像範囲内において被写体の暗い部分よりも被写体の明るい部分が多い場合、画素信号を加算して出力された信号により示される画像を拡大するように前記画像処理部に対して指示を行い、前記撮像素子の撮像範囲内において被写体の明るい部分よりも被写体の暗い部分が多い場合、画素信号を加算せずに出力された信号により示される画像を縮小するように前記画像処理部に対して指示を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記画素加算判別部は、前記撮像素子が撮像動作を行う前に輝度分布情報に基づいて複数の前記画素のうち画素信号の加算を行う画素の位置を示す画素位置情報を生成することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の撮像装置において、
    前記輝度分布情報を用いて、前記撮像素子が撮像を行うときの撮像条件を調整する撮像条件調整部をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
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