JP6833801B2 - 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複数の画像に対して位置合わせを行う撮像装置に関するものである。
デジタルカメラなどの撮像装置からの距離が互いに大きく異なる複数の被写体を撮像する場合や、奥行き方向に長い被写体を撮像する場合に、被写界深度が足りないために被写体の一部にしかピントを合わせられない場合がある。これを解決するため、特許文献1には、ピント位置の異なる複数の画像を撮像し、各画像から合焦領域のみを抽出して1枚の画像に合成し、撮像領域全体に合焦している合成画像を生成する、所謂、深度合成の技術が開示されている。そして、特許文献2では、ユーザがタッチパネルを通じて、合焦させたい被写体を指定して撮像を行い、合焦させたい各々の被写体にピントが合うように深度合成の撮像を行う技術が開示されている。
特開平10―290389号公報 特開2014−207502号公報
しかしながら、特許文献1と特許文献2とに記載の方法で、画像を撮像するときのレンズの実効F値の影響で、以下のような課題が発生する場合がある。
深度合成のための撮像では、ピント位置を変えながら撮像を行っている。ピント位置により、実効F値が変わる。実効F値が変わることにより、撮像画像の明るさや深度の入り方が変化してしまい、合成画像にムラが出てしまう可能性がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、異なるピント位置で撮像された画像を用いて複数の合成画像を作成するとき、実効F値の変化によるムラを抑制することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明は、光軸方向でのピント位置が異なる複数の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が前記複数の画像のうちの1枚の画像を撮像するときの実効F値を取得する取得手段と、前記複数の画像の少なくとも一部の画像を撮像する際に、前記取得手段が取得した前記実効F値と等しくなるように、撮像に関するパラメータを調整する調整手段と、前記複数の画像に対して合成を行う合成手段と、を有することを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明の構成によれば、深度合成のための撮像を行うとき、画像間に生じるムラを抑制する撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示す背面斜視図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における複数の光電変換部を有する画素に光信号が入射する様子を説明するための図である。 本発明の実施形態における被写体像が結像面に結像する様子を示す図である。 本発明の実施形態における深度合成の撮像の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態において深度合成のための撮像を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態におけるピント位置と実効F値との関係を説明するための図である。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラの概略構成を示す背面斜視図である。
デジタルカメラ100の背面には、画像や各種の情報を表示する表示部101と、ユーザによる各種操作を受け付ける各種スイッチやボタン等の操作部材からなる操作部102が設けられている。また、デジタルカメラ100の背面には、撮像モード等を切り替えるモード切替スイッチ104と、回転操作可能なコントローラホイール103が設けられている。デジタルカメラ100の上面には、撮像指示を行うシャッタボタン121と、デジタルカメラ100の電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ122と、被写体に対して閃光を照射するストロボ141が設けられている。ストロボ141は、被写界が暗い場合などで、撮像指示と同期して発行し、光量不足を補う。なお、表示部101をタッチパネルで構成し、操作部102、コントローラホイール103、モード切替スイッチ104、および、シャッタボタン121の機能の一部もしくは全部を表示部101に対するユーザのタッチ操作で実現できるようにしてもよい。
デジタルカメラ100は、有線あるいは無線通信を介して外部装置と接続可能であり、外部装置に画像データ(静止画データ、動画データ)等を出力することができる。デジタルカメラ100の下面には、蓋131により開閉可能な記録媒体スロット(不図示)が設けられており、記録媒体スロットに対してメモリカード等の記録媒体130を挿抜することができるようになっている。
記録媒体スロットに格納された記録媒体130は、デジタルカメラ100のシステム制御部210(図2参照)と通信可能である。なお、記録媒体130は、記録媒体スロットに対して挿抜可能なメモリカード等に限定されるものではなく、光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスクであってもよく、更に、デジタルカメラ100の本体に内蔵されていてもよい。
図2は、デジタルカメラ100のハードウェア構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、バリア201、撮像レンズ202、シャッタ203及び撮像部204を備える。バリア201は、撮像光学系を覆うことにより、撮像光学系の汚れや破損を防止する。撮像レンズ202は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群により構成されており、撮像光学系を構成する。シャッタ203は、絞り機能を備え、撮像部204に対する露光量を調節する。撮像部204は、光学像を電気信号(アナログ信号)に変換する撮像素子であり、例えば、RGBの画素が規則的に配置されたベイヤー配列構造を有するCCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサである。なお、シャッタ203は、機械式シャッタ(以下、メカシャッタという)であってもよいし、撮像素子のリセットタイミングの制御によって蓄積時間を制御する電子シャッタであってもよい。
または、撮像部204は、1つ画素に複数の光電変換部を備え、ステレオ画像を取得できる構造となっており、位相差検出による自動焦点検出(AF)処理を実施することができる。
図3は、本実施形態における複数の光電変換部を有する画素に光信号が入射する様子を説明するための図である。
図3では、画素アレイ301が、マイクロレンズ302と、カラーフィルタ303と、光電変換部304および305を備えている。光電変換部304と305とは、同じ画素に属し、共通する1つのマイクロレンズ302と1つのカラーフィルタ303に対応する。図3はデジタルカメラ100を上から見た図であって、1つの画素に対応する2つの光電変換部304と305が左右に並んで配置されていることを示している。射出瞳306から出る光束のうち、光軸309を境にして、上側の光束(領域307からの光束に相当)は光電変換部305に入射し、下側の光束(領域308からの光束に相当)は光電変換部304に入射する。つまり、光電変換部304と305とはそれぞれ撮像レンズの射出瞳の異なる領域の光を受光している。ここで光電変換部304が受光した信号をA像、光電変換部305で受光した信号をB像とすると、A像とB像のように、1対の瞳分割画像の位相差に基づいて焦点ズレ量を算出でき、距離情報を取得することができる。特に、撮像素子の全体に、2つの光電変換部を有する画素を全面的に配置すれば、撮像素子が、画面上の任意の位置における被写体の距離情報を得ることができる。
ただし、上述した距離情報は、2つの光電変換部を有する画素でなく、普通の画像を有する撮像素子を用いても得られる。たとえば、撮像部204が、複数のレンズの相対位置を変えながら、ピント位置の異なる複数の画像を生成する。後述する画像処理部206は、それぞれの画像に対して、ブロックに分割し、分割したブロックのコントラストを算出する。画像処理部206は、撮像した複数の画像の同じ位置にあるブロックのコントラストを比較し、コントラストの最も大きいブロックを合焦しているブロックと判断する。最後に、画像処理部206は、合焦しているブロックが撮影された画像のピント位置から、各々のブロックの距離情報を求めればよい。
デジタルカメラ100は、A/D変換器205、画像処理部206、メモリ制御部207、D/A変換器208、メモリ209及びシステム制御部210を備える。撮像部204からA/D変換器205へアナログ信号が出力され、A/D変換器205は、取得したアナログ信号をデジタル信号からなる画像データに変換して、画像処理部206またはメモリ制御部207へ出力する。
画像処理部206は、A/D変換器205から取得した画像データまたはメモリ制御部207から取得したデータに対して、画素補間やシェーディング補正等の補正処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理、色変換処理等を行う。また、画像処理部206は、画像の切り出しや変倍処理を行うことで電子ズーム機能を実現する。更に、画像処理部206は撮像した画像の画像データを用いて所定の演算処理を行い、こうして得られた演算結果に基づいてシステム制御部210が露光制御や測距制御を行う。例えば、システム制御部210により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ発光)処理が行われる。画像処理部206は、撮像した画像の画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果を用いて、システム制御部210はTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
画像処理部206は、画像合成処理回路を有する。なお、画像処理部206を備える構成の代わりに、システム制御部210によるソフトウェア処理によって画像合成処理の機能を実現する構成としてもよい。
具体的に、画像処理部206は合成の処理として、加算合成処理、加重加算合成処理、などが可能である。合成前の画像データのそれぞれの画素値をI_i(x,y)(i=1〜N,x,yは画面内の座標を表す)、それらのN枚の画像の合成後の画像の画素値をI(x,y)とする。ここで画素値としては、AWB処理がなされた後に出力されるベイヤー配列のR、G1、G2、Bの各信号の値でもよいし、R、G1、G2、Bの信号のグループから得られる輝度信号の値(輝度値)でもよい。このとき、ベイヤー配列の信号を、画素毎にR、G、Bの信号が存在するように補間処理してから、画素毎に輝度値を算出しても良い。輝度値は、たとえば下記の(式1)を用いて算出される。
Y=0.3×R+0.59×G+0.11×B ・・・(式1)
複数の画像データ間で必要に応じて位置合わせ等の処理を行い対応づけられた各画素値について、各処理は下記の式に従って行われる。
加算合成処理は、下記の(式2)を用いて算出できる。
I(x,y)=I_1(x,y)+I_2(x,y)+・・・+I_N(x,y) ・・・・・・(式2)
加重加算合成処理は、akを重み付け係数として、下記の(式3)を用いて算出できる。
I(x,y)=(a1×I_1(x,y)+a2×I_2(x,y)+・・・+aN×I_N(x,y))/N ・・・(式3)
A/D変換器205から出力される画像データは、画像処理部206及びメモリ制御部207を介して、或いは、メモリ制御部207を介して、メモリ209に書き込まれる。メモリ209は、表示部101に表示する画像データを格納する画像表示用メモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ209は、所定枚数の静止画像、パノラマ画像(広角画像)、パノラマ画像合成結果を格納することができる記憶容量を備えている。なお、メモリ209は、システム制御部210が不揮発性メモリ211から読み出したプログラム等を展開する作業領域として用いることもできる。
メモリ209に格納されている画像表示用データ(デジタルデータ)は、D/A変換器208に送信される。D/A変換器208は、受信したデジタルデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給し、これにより、表示部101に画像が表示される。表示部101は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置であり、D/A変換器208からのアナログ信号に基づいて画像を表示する。表示部101における画像表示のオン/オフは、システム制御部210によって切り替えられ、画像表示をオフにすることで電力消費を低減させることができる。なお、撮像部204からA/D変換器205を通じてメモリ209に蓄積されるデジタル信号をD/A変換器208によりアナログ信号に変換して表示部101に逐次表示することにより、スルー画像を表示する電子ビューファインダ機能を実現することができる。
デジタルカメラ100は、不揮発性メモリ211、システムタイマ212、システムメモリ213、検出部215及びストロボ制御部217を備える。不揮発性メモリ211は、電気的に消去や記憶が可能なメモリ(例えば、EEPROM等)であり、システム制御部210が実行するプログラムや動作用の定数等を格納する。ここでいうプログラムは、後述する本実施形態における各種フローチャートを実行するためのプログラムである。また、不揮発性メモリ211は、システム情報を記憶する領域やユーザ設定情報を記憶する領域を有しており、システム制御部210は、デジタルカメラ100の起動時に不揮発性メモリ211に記憶された種々の情報や設定を読み出して復元する。
システム制御部210は、CPUを備え、不揮発性メモリ211に記憶されている各種のプログラムコードを実行することにより、デジタルカメラ100の全体的な動作を制御する。なお、システム制御部210が不揮発性メモリ211から読み出したプログラムや動作用の定数、変数等は、システムメモリ213上に展開される。システムメモリ213には、RAMが用いられる。更に、システム制御部210は、メモリ209やD/A変換器208、表示部101等を制御することにより、表示制御を行う。システムタイマ212は、各種の制御に用いる時間や内蔵された時計の時間を計測する。ストロボ制御部217は、被写体の明るさに応じて、ストロボ141の発光を制御する。検出部215は、ジャイロや加速度センサなどを含み、デジタルカメラ100の角速度情報、姿勢情報等を取得する。なお、角速度情報は、デジタルカメラ100によるパノラマ撮像時の角速度及び角加速度の情報を含む。また、姿勢情報は、水平方向に対するデジタルカメラ100の傾き等の情報を含む。
図2に示される表示部101、操作部102、コントローラホイール103、シャッタボタン121、モード切替スイッチ104、電源スイッチ122及びストロボ141は、図1を参照して説明したものと同じである。
操作部102を構成する各種の操作部材は、例えば、表示部101に表示される種々の機能アイコンの選択に用いられ、所定の機能アイコンが選択されることにより、場面毎に機能が割り当てられる。即ち、操作部102の各操作部材は、各種の機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン、DISPボタン等が挙げられる。例えば、メニューボタンが押下されると、各種の設定を行うためのメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて、直感的に設定操作を行うことができる。
回転操作が可能な操作部材であるコントローラホイール103は、4方向ボタンと共に選択項目を指定するとき等に使用される。コントローラホイール103を回転操作すると、操作量(回転角度や回転回数等)に応じた電気的なパルス信号が発生する。システム制御部210は、このパルス信号を解析して、デジタルカメラ100の各部を制御する。また、ここでのコントローラホイール103は、回転操作が検出できる操作部材であればどのような物でもよい。たとえば、ユーザの回転操作に応じてパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール103上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
シャッタボタン121は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2を有する。第1スイッチSW1は、シャッタボタン121の操作途中の半押し状態でオンとなり、これにより、撮像準備を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第1スイッチSW1がオンになった信号を受信すると、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。第2スイッチSW2は、シャッタボタン121の操作が完了する全押し状態でオンとなり、これにより、撮像開始を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第2スイッチSW2がオンになった信号を受信すると、撮像部204からの信号読み出しから記録媒体130への画像データの書き込みまでの一連の撮像動作を行う。
モード切替スイッチ104は、デジタルカメラ100の動作モードを、静止画撮像モード、動画撮像モード、再生モード等の各種モードの間で切り替えるためのスイッチである。静止画撮像モードと動画撮像モードとそれぞれは、さらに、オート撮像モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮像シーン別の撮像設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等を含む。静止画撮像モードは、さらに、パノラマ撮像(広角画像合成)によりパノラマ画像を合成するパノラマ画像撮像モードを含む。
デジタルカメラ100は、電源部214及び電源制御部218を備える。電源部214は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いは、ACアダプタ等であり、電源制御部218へ電力を供給する。電源制御部218は、電源部214における電池の装着の有無、電池の種類、電池残量等を検出し、その検出結果及びシステム制御部210の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間、記録媒体130を含む各部へ供給する。
デジタルカメラ100は、記録媒体130が記録媒体スロット(不図示)に装着された際に、記録媒体130とシステム制御部210との間の通信を可能にするためのI/F216を備える。記録媒体130の詳細については、図1を参照して既に説明しているため、ここでの説明を省略する。
次に、深度合成(フォーカスブラケット)について簡単に説明する。
図4は、本実施形態における被写体像が結像面に結像する様子を示す図である。
図4(a)は、被写体401が光学レンズ402によって面403a上に像404として結像している様子を示している。すなわち、面403aと撮像素子の撮像センサ面とが互いに一致すれば、被写体401は面403aにて「点」として結像し、合焦画像として記録される。
図4(b)は、像の結像面と撮像センサ面とが一致しない場合を示している。撮像センサ面403bが図4(a)に示される面403aとは異なる位置にある場合、光学レンズ402により結像される被写体401は、錯乱円405として撮像センサ面403b上に写る。このとき、錯乱円405が撮像センサの許容錯乱円よりも小さい場合、錯乱円405は合焦した場合の「点」と同等とみなすことができ、合焦画像と同等の画像が得られる。一方、錯乱円405が許容錯乱円よりも大きい場合、撮像センサ面403bではぼけた画像が得られる。
図4(c)は、上記の様子を側面から示した図である。ここで、焦点410にて被写体が結像し、面411aの位置に撮像センサ面が存在する場合、錯乱円径412aが得られる。このときの錯乱円径412aは、撮像センサの許容錯乱円径413よりも小さい。このため、撮像センサにて記録される画像417は、ぼけの無い合焦画像となる。一方、撮像センサ面が面414aの位置に存在する場合、このときの錯乱円径415aは、許容錯乱円径413よりも大きい。このため、撮像センサ面414a上の画像418aは、ぼけた画像となる。錯乱円径412aが許容錯乱円径413よりも小さくなる斜線で示される領域は被写界深度416aであり、これを被写体側に換算して置き換えたものが被写界深度となる。
図4(d)は、図4(c)と比べて、絞りを絞った状態を示す図である。絞りを絞った状態では、図4(c)の錯乱円径412aと415aがそれぞれ、面411bに対しての錯乱円径412b、面414bに対しての錯乱円径415bとなるように変化する。このとき、図4(c)の錯乱円径415aと比較して、図4(d)の錯乱円径415bは小さい。このため、そのときに得られる画像418bは、画像418aよりもぼけ量の少ない画像となる。また、そのときの被写界深度416bは、被写界深度416aよりも深い。
図5は、本実施形態における深度合成の撮像の一例を説明するための図である。ここでは、合焦させる被写体として、被写体51乃至53を想定している。それぞれの被写体51乃至53は、互いに異なる距離(被写体距離)に存在するものとし、デジタルカメラ100に近い側から(近距離側から遠距離側に向かう方向に)被写体51、52、53の順に位置している。デジタルカメラ100の構造上、1回の撮像で被写体51乃至53を全部被写界深度に入れることができない。また、より高い解像感を得るため、各々の画像の被写界深度を浅くすることもある。こうした場合では、複数の被写体51乃至53のすべてに対して合焦した深度合成画像を得るには、フォーカスブラケット撮像を行う焦点範囲500(ブラケット範囲)を、複数の被写界深度でカバーする必要がある。被写界深度511乃至516は、それぞれの撮像における被写界深度を示し、焦点範囲500をカバーするように並んでいる。すなわち、被写界深度511乃至516となるピント位置で同じ画角に対して撮像(6回の撮像)を行うことにより、焦点範囲500の範囲内の被写体51乃至53は、いずれかの画像において合焦した状態となる。このようにして撮像された複数の画像の同じ位置から、最も先鋭度が高い画素、即ち最も焦点の合った画像の画素値を選択し、合成することにより、焦点範囲500の全域(ブラケット全域)で合焦した画像を得ることができる。
以上に説明した深度合成の撮像では、合成に用いる各々の画像を撮像するときの実効F値が同じであることが望ましい。合成に用いる画像を撮像するときの実効F値に大きな差が出てしまうと、合成画像にムラが出てしまう可能性がある。具体的に、実効F値が変わることにより撮像した画像の明るさに差が出ると、合成画像に明るさのムラができてしまう。また、実効F値が変わることにより撮像画像の深度の入り方に差が出ると、合成画像に解像度のムラができてしまう。
また、デジタルカメラに供されるレンズはピント位置の違いによって、開放F値に違いが出る。特に深度合成のための画像を撮像する場合によく用いられる近接撮像用のレンズは、至近端での実効F値と、無限遠での実効F値に大きな差があり、一般的に至近側の方の実効F値が暗い(実効F値の値が大きい)場合が多い。そのため、至近側から無限遠側にピントを移動しながら撮像開始時に設定した撮像条件で深度合成のための撮像を行おうとすると、実効F値の変化に伴い撮像する一連の画像の明るさが変化してしまう。その結果、合成画像に明るさのムラが出来てしまう可能性がある。また、合成に用いる画像の深度の入り方が異なると、合成画像に解像度のムラが出てしまう可能性もある。
本実施形態において、上記の課題を解決するために、以下のように、深度合成のための撮像を行う。図6は、本実施形態において深度合成のための撮像を説明するためのフローチャートである。
ステップS601で、システム制御部210は、ユーザの入力またはデフォルト設定に従って、撮像条件の設定を行う。ここでいう撮像条件には、まず、撮像画像の枚数やピント位置などが含まれる。たとえば、ユーザは表示部101が兼用するタッチパネルを通して合焦位置を指定し、その合焦位置に相当するピント位置の光軸方向の前後に等間隔に複数のピント位置を指定する。または、ユーザは表示部101が兼用するタッチパネルで2つの位置を指定し、この2つの位置の間に等間隔にピント位置を設定してもよい。なお、ピント位置の数(撮像画像の数)については、システム制御部210は、処理負荷を考慮して増やしてもよい。システム制御部210は、設定したピント位置において、距離順に撮像順番を決める。たとえば、至近側から無限遠側に向かってピント位置を変更させるように設定する。
また、ステップS601では、システム制御部210は、ピント位置に合わせて、撮像するときの被写界深度を設定し、設定した被写界深度に応じてF値を決定する。
また、ステップS601で、システム制御部210は、ピント位置や被写界深度以外には、ISO感度やシャッタースピードなどの設定も行う。
ステップS602で、システム制御部210は、ステップS601での設定をもとに撮像する場合の実効F値を取得し、メモリ209に一時保存する。これは、ステップS605で呼び出すためである。
ステップS603で、撮像部204が、ステップS601での設定の下で、1枚目の画像の撮像を行う。
ステップS604で、システム制御部210は、ステップS601で設定した撮像順番に基づいて、ピント位置を変更する。
ステップS605で、システム制御部210は、ステップS602で保存したF値を呼び出して、ステップS606で撮像を行うときの実効F値がステップS602で保存したF値と等しくなるように、ステップS606での実効F値を調整する。前述したように、ピントを変更して撮像を行う場合では、ピント位置により実効F値が変わる。ここで撮像するときの実効F値が、1枚目の画像を撮像するときのF値と一致するように調整することにより、合成画像のムラを防止する。
図7は、本実施形態におけるピント位置と実効F値との関係を説明するための図である。図7では、レンズの絞りを最も開放にしたまま無限遠側から至近側に移動させた場合に、実効F値が変わってしまうことを示している。このような実効F値の変化を、予めレンズの情報として取得し、ステップS605でのF値の調整に用いる。たとえば、絞りを開放値であるF2.8に設定して撮像したときの至近端での実効F値はF5.6であり、無限遠端での実効F値はF2.8である。つまり、最至近側で絞りを開放値にして撮像し、ピント位置を無限遠側に移動させると、ピント位置が無限遠側にいくにつれ、実効F値が小さくなる。システム制御部210は、予め取得した図7のようなピント位置と実効F値との関係より、実効F値を予測し、1枚目の画像以外の画像を撮像するときの実効F値を、1枚目の実効F値と同じとなるように絞りを調整する。
また、システム制御部210がンズから実効F値に関する情報を取得できない場合、ステップS605で実効F値の調整を行う前に、撮像部204が仮撮像を行う。システム制御部210が、仮撮像で得られた画像と、その前に撮像した画像の明るさを比較して、実効F値がどの程度変化したかを推定し、この推定結果に基づいて目標とする実効F値を算出して、絞りを絞る。
なお、ここでは、表示部101は、実効F値を表示するようにしてもよい。もしくは、実効F値と公称F値と異なるとき、表示部101が警告を表示する。
ステップS606で、撮像部204が、ステップS605での調整した設定の下で撮像する。
ステップS607で、システム制御部210が、撮像を終了させるかどうかについて判断する。撮像を終了させる場合、ステップS608に進み、合成処理を行う。撮像を終了させない場合、ステップS604に戻り、ピント位置を移動し、次のフレームの画像の撮像を行う。
ステップS608で、システム制御部210は、深度合成の処理を行う。
深度合成の方法の一例について説明する。まず、システム制御部210は、合成の対象となる2つの画像の位置のずれ量を算出する。算出方法の一例は、以下に述べる。まず、システム制御部210は、片方の画像に、複数のブロックを設定する。システム制御部210は、各々のブロックのサイズが同じになるように設定することが好ましい。次に、システム制御部210は、もう片方の画像に、設定したそれぞれのブロックと同じ位置に、該ブロックよりも広い範囲を、探索範囲を設定する。最後に、システム制御部210は、もう片方の画像のそれぞれの探索範囲に、最初に設定したブロックとの輝度の差分絶対値和(Sum of Absolute Difference、以下、SADをいう)が最小となる対応点を算出する。システム制御部210は、最初に設定したブロックの中心と前述した対応点から、位置のずれをベクトルとして算出する。システム制御部210は、前述する対応点の算出において、SADのほかに、差分二乗和(Sum of Squared Difference、以下SSDをいう)や正規化相互相関(Normalized Cross Correlation、以下NCCをいう)などを用いてもよい。
次に、システム制御部210は位置のずれ量から変換係数を算出する。システム制御部210は、変換係数として、例えば射影変換係数を用いる。ただし、変換係数として射影変換係数だけに限定するわけではなく、アフィン変換係数や水平垂直シフトのみの簡略化した変換係数を用いてもよい。
たとえば、システム制御部210は、(式4)に示した式を用いて変形を行うことができる。
Figure 0006833801
(式4)では、(x´,y´)は変形を行った後の座標を示し、(x,y)は変形を行う前の座標を示す。
次に、画像処理部206は、位置合わせを行った後のそれぞれの画像に対してコントラスト値を算出する。コントラスト値の算出方法の一例としては、たとえば、まず、画像処理部206は、それぞれの画素の色信号Sr、Sg、Sbから、下記の(式5)を用いて輝度Yを算出する。
Y = 0.299Sr + 0.587Sg + 0.114Sb・・・(式5)
次に、3×3の画素の輝度Yの行列Lに、下記の(式6)乃至(式8)に示したように、ソーベルフィルタを用いてコントラスト値Iを算出する。
Figure 0006833801
Figure 0006833801
Figure 0006833801
また、上述のコントラスト値の計算方法は一例にすぎず、たとえば、使用するフィルタをラプラシアンフィルタ等のエッジ検出フィルタや所定の帯域を通過するバンドパスフィルタを用いることも可能である。
次に、画像処理部206は、合成マップを生成する。合成マップの生成方法としては、画像処理部206は、それぞれの画像の同じ位置にある画素のコントラスト値を比較し、コントラスト値の最も高い画素の合成比率を100%とし、同じ位置にあるほかの画素の合成比率を0%とする。画像処理部206は、こうした合成比率の設定を、画像のすべての位置に対して行う。
最後に、画像処理部206は、合成マップに従い画素の置き換えを行い、合成画像を生成する。なお、このようにして算出した合成比率に対して、隣接画素間で合成比率が0%から100%に変化(あるいは100%から0%に変化)すると、合成境界での不自然さが目立つようになる。そのため、合成マップに対して所定の画素数(タップ数)を持つフィルタをかけ、隣接画素間で合成比率が急激に変化しないようにする。
なお、上記実施形態では、至近端から無限遠端までピント位置をずらして撮像する例を挙げて説明を行ったが、被写体によっては、その一部のピント位置で足りる場合もある。例えば、至近端にピント位置を合わせた画像が不要であるならば、至近端のピント位置を用いる場合に比べて、実効F値の最大値を小さくすることができる。そのため、一連の撮像を開始する前に、予め深度合成の領域を算出し、深度合成の領域における最大の実効F値を算出し、この実効F値を、それぞれのピント位置での実効F値の目標値とすることが好ましい。
また、無限遠側から至近側に向かってピント位置をずらして撮像する場合は、実効F値を維持するためには絞りの開口径を段階的に大きくする必要があるが、途中で開放端に達してしまう可能性がある。このとき、ピント位置を至近端に移動させるほど画像が暗くなるが、絞りの開口径をそれ以上大きくすることはできない。
このような場合は、システム制御部210が、ゲインであるISO感度や、露光時間であるシャッタースピードなどを調整することで、実効F値の違いによる明るさの差異を補正する。このとき、解像度のムラは残ってしまう可能性があるが、明るさのムラは抑制することができる。なお、ISO感度を変更するとノイズ量が変わってしまうので、シャッタースピードを優先して変更する方が望ましい。
さらに、上記実施形態では、実効F値によるムラを抑制するために、まずは絞りを調整する方法を例に挙げて説明を行ったが、これに限られるものではない。ピント位置に応じて、絞りを変更せずに、ISO感度およびシャッタースピードの一方、もしくは両方を変更するようにしてもよい。この場合は、それぞれの画像間で解像度のムラが生じる可能性はあるが、少なくとも画像間の明るさのムラは抑制することができる。すなわち、ピント位置の違いにより実効F値が異なり、この実効F値が異なることに起因して、画像に生じてしまった影響を補正するように、撮像に関する少なくともいずれかのパラメータを調整する構成とすればよい。
このように、本実施形態によれば、デジタルカメラなどの撮像装置は、深度合成した画像にムラがでることを抑制することができる。
なお、以上に説明した実施形態では、撮像から合成までの処理は、同一の装置内において行われるが、これに限るわけではない。たとえば、撮像の処理を撮像装置などで実行し、合成の処理を、PCやサーバーといった別の処理装置を用いて実行するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
以上の実施形態は、デジタルカメラでの実施をもとに説明したが、デジタルカメラに限定するものではない。たとえば、撮像素子が内蔵した携帯機器などで実施してもよく、画像を撮像することができるネットワークカメラなどでもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し作動させる処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 デジタルカメラ
102 操作部
104 モード切替スイッチ
130 記録媒体
204 撮像部
206 画像処理部
207 メモリ制御部
209 メモリ
210 システム制御部
215 検出部
216 I/F

Claims (17)

  1. 光軸方向でのピント位置が異なる複数の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が前記複数の画像のうちの1枚の画像を撮像するときの実効F値を取得する取得手段と、
    前記複数の画像の少なくとも一部の画像を撮像する際に、前記取得手段が取得した前記実効F値と等しくなるように、撮像に関するパラメータを調整する調整手段と、
    前記複数の画像に対して合成を行う合成手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記調整手段は、前記少なくとも一部の画像を撮像する際の前記実効F値を等しくするために、絞りを調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記調整手段は、ピント位置の違いによって実効F値が異なることに起因する明るさの影響を補正するように、露光時間とゲインの少なくともいずれかを調整することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記調整手段が、前記実効F値を等しくするために絞りを調整することができない場合に、ピント位置の違いによって実効F値が異なることに起因する明るさの影響を補正するように、露光時間とゲインの少なくともいずれかを調整することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記調整手段は、前記ゲインよりも前記露光時間を優先して調整することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画像は、少なくとも一部の画角が重なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記合成手段が、前記複数の画像を用いて合成画像を生成し、
    前記合成画像の被写界深度が、前記複数の画像のそれぞれの被写界深度よりも深いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の画像の少なくとも一部の画像の前記ピント位置は、等間隔であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記複数の画像の少なくとも一部の画像の被写界深度は同じであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像手段は、前記ピント位置を、至近側から無限遠側に移動させながら、前記複数の画像を撮像することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記取得手段が、前記複数の画像のうち、最初に撮像される前記画像の前記実効F値を取得することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記取得手段は、前記撮像手段が絞りを最も開放にして前記画像を撮像するときの前記実効F値を取得することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 表示手段を有し、
    前記表示手段が前記実効F値を表示することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 警告手段を有し、
    前記撮像手段が前記画像を撮像するときの前記実効F値と公称F値とが異なるとき、前記警告手段が警告することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 光軸方向でのピント位置が異なる複数の画像を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおいて前記複数の画像のうちの1枚の画像を撮像するときの実効F値を取得する取得ステップと、
    前記複数の画像の少なくとも一部の画像を撮像する際に、前記取得ステップにおいて取得した前記実効F値と等しくなるように、撮像に関するパラメータを調整する調整ステップと、
    前記複数の画像に対して合成を行う合成ステップと、を有することを特徴とする撮像方法。
  16. 撮像装置をコンピュータに動作させるコンピュータのプログラムであって、
    光軸方向でのピント位置が異なる複数の画像を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおいて前記複数の画像のうちの1枚の画像を撮像するときの実効F値を取得する取得ステップと、
    前記複数の画像の少なくとも一部の画像を撮像する際に、前記取得ステップにおいて取得した前記実効F値と等しくなるように、撮像に関するパラメータを調整する調整ステップと、
    前記複数の画像に対して合成を行う合成ステップと、を行わせることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記録したコンピュータ読出し可能な記録媒体。
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