JP5792987B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は水平方向および垂直方向にマトリクス状に配置された複数の画素を備える撮像素子及び撮像装置に関するものであり、特に複数の駆動方法を有する撮像素子及び撮像装置に関する。
近年撮像素子の多画素化が進んでおり、フレームレート等を確保するために高速な画素信号の読み出しが必要となっている。
例えば、特許文献1では、1つの画素列に対して複数の垂直信号線を設け、2行同時に垂直・水平転送することによりフレームレートの高速化を行う技術が提案されている。
特開平08―111821号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、読み出し回路が増加しているため、高いフレームレートが要求されない動作時も消費電力が大きくなってしまう。また、読み出し回路の電源はその応答性により、短い時間間隔でオン・オフができないといった問題もある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、画素信号の読み出しの高速化を実現しながらも、消費電力の増加を抑制することである。
本発明に係わる撮像装置は、2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に1つの垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに配置される読み出しアンプとを有する撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動手段と、水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、1行の水平転送期間中に複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、1行の垂直転送期間中に複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて1行分の水平転送を実行させ、前記水平転送で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に2つの垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに配置される読み出しアンプとを有する撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動手段と、水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、2行の水平転送期間中に複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、2行の垂直転送期間中に複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて2行分の水平転送を実行させ、前記水平転送で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に複数の垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに接続される読み出しアンプとを有する撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動手段と、水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、複数行の水平転送期間中に、該水平転送期間中に転送される行数と同じ数の複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、複数列の垂直転送期間中に、該垂直転送期間中に転送される列数と同じ数の複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて、前記垂直転送される列数と同じ行数分の水平転送を実行させ、前記水平転送期間で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、画素信号の読み出しの高速化を実現しながらも、消費電力の増加を抑制することが可能となる。
本発明の第1、第2の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図。 AFEの構成を示す図。 操作部の構成を示す図。 動画記録サイズ選択画面を示す図。 撮影モードごとの使用する画素領域を示す図。 垂直転送時間と水平転送時間の関係を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の構成を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の構成を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第1の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の構成を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の構成を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。 第2の実施形態に係る撮像素子の動作を示す図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の各実施形態に共通する撮像装置の構成を示す図である。図1に示される撮像装置100において、101は画素が2次元に配列され、被写体像を光電変換する撮像素子である。103は撮像素子101から出力されたアナログの画像信号に対して、ゲイン調整や所定の量子化ビットに対応してデジタル変換を行うアナログフロントエンド(以下、これをAFEと称する)である。102は撮像素子101及びAFE103の駆動タイミングを制御するタイミングジェネレータ(以下、これをTGと称する)である。図2に示す様に、AFE103は、撮像素子101の出力チャンネルに対応したAD変換器103a〜103dを持つ。各AD変換器103a〜103dは後述するCPU104からの設定によって独立にオン・オフを制御することができる。
108は、AFE103でデジタル変換された画像データや、後述する画像処理部109で処理された画像データを記憶するための画像データ記憶部の機能と、後述するCPU104が動作を行う際のワークメモリの機能を兼備するRAMである。本実施形態では、これらの機能をRAM108を用いて行うようにしているが、アクセス速度が十分に問題ないレベルのメモリであれば、他のメモリを適用することも可能である。
106は、後述するCPU104が動作を行う際のプログラムを格納するROMである。ここで、本実施形態では、Flash−ROMを示すが、これは一例であり、アクセス速度が十分に問題ないレベルのメモリであれば、他のメモリを適用することも可能である。
104は、撮像装置100を統括的に制御するCPUである。109は撮影された画像の補正・圧縮等の処理を行う画像処理部である。110は、静止画像データ及び動画像データを外部記録媒体113に記録するための、外部記録媒体とのインターフェース部である。112は外部記録媒体113とのコネクタである。113は不揮発性メモリ、ハードディスク等の外部記録媒体である。116は撮像装置100とのコネクタ、114は撮像装置100とのインターフェースである。なお、本実施形態では、記録媒体として着脱可能な外部記録媒体を適用しているが、その他データ書き込み可能な不揮発性メモリ、ハードディスク等を内蔵した形態でもよい。
105は撮影命令や撮影条件等の設定をCPU104に対して行う操作部である。図3に示す様に、操作部105は静止画撮影スイッチ105a、動画撮影スイッチ105b、表示部に表示されるメニュー等を操作するGUI操作部105cを有する。107は撮影した静止画像や動画像や、メニュー等の表示を行う表示部である。
本実施形態の撮像装置100は、撮影モードを複数有する。各撮影モードでは撮像素子101の駆動方法を変えて動作する。
図5は各モードでの有効画素領域での使用画素領域を示した図である。静止画(第1の撮影モード)では有効画素領域の画素が全て読み出される。VGAクロップ動画(第2の撮影モード)では有効画素領域の中央に位置する、小さな領域の画素が読み出される。また、Full HD動画(第3の撮影モード)では読み出される画素は水平方向に間引かれて読み出される。以上の読み出し方式の違いにより各撮影モードで水平方向の画素数は異なり、後述する1行分の水平転送に要する時間は異なる。図6に後述する垂直転送時間と、各モードでの1行の水平転送時間の関係を示す。静止画で最も水平転送時間が長く、Full HD動画、VGAクロップ動画の順で短くなる。
各撮影モードでの撮像素子101の動作を説明する前に、撮像素子101の構成を図7を参照して説明する。図7において、撮像素子の有効画素領域は垂直方向に配置された画素セット212a・212e(1画素列)により形成される。また同様にして画素セット212b・212f、212c・212g、212d・212hが並ぶ。また、有効画素領域には信号転送部213a〜213hが設けられており、それぞれリセットスイッチ3、画素アンプ10、行選択スイッチ6により形成されている。信号転送部213a〜213hにはそれぞれ画素セット212a〜212hが接続されている。
画素セット212a・212bの転送スイッチ2のゲートは垂直走査回路241からの制御信号PTXA(n)に接続され、画素セット212c・212dの転送スイッチ2のゲートはPTXB(n)に接続される。同様に画素セット212e・212fはPTXA(n+1)に、画素セット212g・212hはPTXB(n+1)に接続される。画素セットはフォトダイオード1、転送スイッチ2にて形成される。
信号転送部213a・213bのリセットスイッチ3のゲートは垂直走査回路241からの制御信号PRESA(n)に接続され、行選択スイッチ6のゲートは垂直走査回路241からの制御信号PSELA(n)に接続されている。また、信号転送部213c・213dのリセットスイッチ3のゲートは垂直走査回路241からの制御信号PRESB(n)に接続され、行選択スイッチ6のゲートは垂直走査回路241からの制御信号PSELB(n)に接続される。同様に信号転送部213e・213fのリセットスイッチ3のゲートはPRESA(n+1)に、行選択スイッチ6のゲートはPSELA(n+1)に接続される。信号転送部213g・213hのリセットスイッチ3のゲートはPRESB(n+1)に、行選択スイッチ6のゲートはPSELB(n+1)に接続される。
また信号転送部213a・213eは、それぞれ撮像素子内部を縦断して画素列に隣接する垂直出力線214aに接続され、同様に信号転送部213b・213f、213c・213g、213d・213hはそれぞれ垂直出力線214b、214c、214dに接続される。
垂直出力線214a〜214dは、スイッチ240a〜240dを介して定電流源215a〜215dに接続され、スイッチ236a〜236dを介してカラムアンプ216a〜216dに接続される。なお、カラムアンプ216a〜216dは有効画素領域の上下に交互に配置される。カラムアンプ(増幅アンプ)216a〜216dはスイッチ237a〜237dを介した後に、転送ゲート217a〜217d、218a〜218dを介してそれぞれ保持容量(保持メモリ)219a〜219d、220a〜220dに接続される。なお、カラムアンプ216a・216bはTG102から出力される制御信号PON1Aによってオン・オフが制御され、カラムアンプ216c・216dはTG102から出力される制御信号PON1Bによってオン・オフが制御される。
各スイッチは以下の様に制御信号によってオン・オフを制御される。垂直出力線214aと214cはスイッチ238aによって接続され、垂直出力線214bと214dはスイッチ238bによって接続される。さらにはカラムアンプ216aと216cの出力はスイッチ239aによって接続され、カラムアンプ216bと216dの出力はスイッチ239bによって接続される。スイッチ236a・236bはTG102から出力される制御信号PPATH1Aによって制御され、スイッチ236c・236dはPPATH1Bによって制御される。また、スイッチ237a・237bはTG102から出力される制御信号PPATH2Aによって制御され、スイッチ237c・237dはPPATH2Bによって制御される。
スイッチ240a、240bはTG102から出力される制御信号PPATH3Aによって制御され、スイッチ240c・240dはPPATH3Bによって制御される。また、スイッチ238a・238bはTG102から出力される制御信号PPATH4によって制御され、スイッチ239a・239bはPPATH5によって制御される。
保持容量219a〜219dはバッファ221a〜221d、転送ゲート223a〜223dを介して保持容量225a〜225dに接続される。同様に、保持容量220a〜220dはバッファ222a〜222d、転送ゲート224a〜224dを介して保持容量226a〜226dに接続される。さらに保持容量225a・226aは水平走査回路231aからの制御信号PH1(m)またはPH2(m)によって駆動される出力転送スイッチ227a、228a、229a、230aを介して、水平出力線232a・233aまたは水平出力線232c・233cに接続される。同様にして、保持容量225b・226bはPH1(m+1)またはPH2(m+1)によって駆動される出力転送スイッチ227b、228b、229b、230bを介して水平出力線232b・233bまたは水平出力線232d・233dに接続される。保持容量225c・226cはPH1(m+2)またはPH2(m+2)によって駆動される出力転送スイッチ227c、228c、229c、230cを介して水平出力線232a・233aまたは水平出力線232c・233cに接続される。保持容量225d・226dはPH1(m+3)またはPH2(m+3)によって駆動される出力転送スイッチ227d、228d、229d、230dを介して水平出力線232b・233bまたは水平出力線232d・233dに接続される。
この水平出力線232a〜232d、233a〜233dには読み出しアンプ234a〜234dが接続され、232aと233a等の組み合わせの差分出力に所定のゲインを乗じた信号を出力する。読み出しアンプ234a・234bはTG102から出力される制御信号PON2Aにてオン・オフが制御される。また、読み出しアンプ234c・234dはTG102から出力される制御信号PON2Bにてオン・オフが制御される。この読み出しアンプの出力はそれぞれ撮像素子の出力端子235a〜235dから出力される。
次に各モードでの撮像装置の動作について説明する。まず、ユーザーによって図3に示す静止画撮影スイッチ105aが押下されると、CPU104から静止画撮影用(第1の撮影モード)の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの制御信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図9は第1の撮影モード(第1の省電力モード)時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。全画素リセット期間である3at1〜3at2のタイミングで、PTXA(n)、PTXA(n+1)、PTXB(n)、PTXB(n+1)がアクティブになる。ここでは特定行の制御信号のみ示しているが、この期間全ての行のPTXがアクティブとなり、全画素セットのフォトダイオード1の電荷は、転送スイッチ2を介して画素アンプ10のゲート11に転送され、フォトダイオード1はリセットされる。
その後時刻3at3で、全画素同時に蓄積を開始する。時刻3at4では、不図示の撮像素子外部の機構にて撮像素子に照射される光を遮断する。この3at3〜3at4時間が蓄積期間となり、この状態ではフォトダイオード1には信号電荷が蓄積されている。なお、ここでは全画素同時に蓄積を開始する構成としたが、この限りではない。フォトダイオード1のリセットは、行毎にタイミングが異なる構成等、任意である。
時刻3at5ではPON1A、PON2A、PON2Bがアクティブになり、カラムアンプ216a・216b、読み出しアンプ234a〜234dがオンとなる。次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻3at6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。読み出しがスタートすると、時刻3at7〜3at8にてPH1(m)、PH1(m+1)、PH2(m+2)、PH2(m+4)がアクティブになり、後述する動作により保持容量225a〜225d・226a〜226dに格納されたn−1行目の画素信号が読み出しアンプ234a〜234dから出力される。その後出力端子235a〜235dから出力される。ここでは特定列について記載されているが、全列の信号が同様に順次出力される。全列分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
次に第n行に配置される画素セット212a・212bの垂直転送が行われる。時刻3at9にて制御信号PPATH1A、PPATH2Aがアクティブとなり、画素セット212a・212bの信号を垂直転送する経路をアクティブにする。また、制御信号PPATH3Aがアクティブとなり、垂直出力線214a・214bが電流源215a・215bと接続される。続いて時刻3at10に制御信号PSELA(n)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部213a・213bの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源215a・215bでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻3at11にPRESA(n)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部213a・213bの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線214a・214bにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻3at12でPRESA(n)がネゲートされた後、時刻3at13にPTN1Aがアクティブになる。これにより各垂直出力線214a・214bに接続されたカラムアンプ216a・216bの出力と接続される転送ゲート218a・218bがオンし、保持容量220a・220bに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻3at14で転送動作を完了した後、時刻3at15にPTXA(n)をアクティブにすることで画素セット212a・212bの転送スイッチ2がオンする。そして、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部213a・213bの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻3at16にて、PTXA(n)をネゲートした後、時刻3at17にPTS1Aがアクティブになる。これにより、各垂直出力線214a・214bに接続されたカラムアンプ216a・216bの出力と接続される転送ゲート217a・217bがオンし、信号レベルが保持容量219a・219bに保持される。この後時刻3at18でPTS1Aをネゲートすると、転送動作が完了する。
これまでの動作で、保持容量219a・219bには画素セット212a・212bの信号レベルが保持され、保持容量220a・220bには画素セット212a・212bのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻3at19で選択制御信号PSELA(n)をネゲートする。続いて時刻3at20では制御信号PPATH3Aをネゲートし、垂直出力線214a・214bと電流源215a・215bの接続を遮断する。
次に第n行に配置される画素セット212c・212dの垂直転送が行われる。時刻3at21にて制御信号PPATH3Bがアクティブとなり、垂直出力線214c・214dが電流源215c・215dと接続される。また、制御信号PPATH4、PPATH5がアクティブとなり、画素セット212c・212dの信号を垂直転送する経路をアクティブにする。続いて時刻3at22に制御信号PSELB(n)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部213c・213dの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源215c・215dでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻3at23にPRESB(n)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部213c・213dの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線214c・214dにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻3at24でPRESB(n)がネゲートされた後、時刻3at25にPTN1Bがアクティブになる。これにより各垂直出力線214c・214dに接続されたカラムアンプ216a・216bの出力と接続される転送ゲート218c・218dがオンし、保持容量220c・220dに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻3at26で転送動作を完了した後、時刻3at27にPTXB(n)をアクティブにすることで画素セット212c・212dの転送スイッチ2がオンし、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部213c・213dの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻3at28にて、PTXB(n)をネゲートした後、時刻3at29にPTS1Bがアクティブになる。これにより、各垂直出力線214c・214dに接続されたカラムアンプ216a・216bの出力と接続される転送ゲート217c・217dがオンし、信号レベルが保持容量219c・219dに保持される。この後時刻3at30でPTSBをネゲートすると、転送動作が完了する。
これまでの動作で、保持容量219c・219dには画素セット212c・212dの信号レベルが保持され、保持容量220c・220dには画素セット212c・212dのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻3at31で選択制御信号PSELB(n)をネゲートする。続いて時刻3at32では制御信号PPATH1A、PPATH2A、PPATH3B、PPATH4、PPATH5をネゲートする。以上の動作で第n行の全画素セットの垂直転送が完了する。
時刻3at33ではPTS2・PTN2がアクティブとなり、保持容量219a〜219d・220a〜220dに接続されたバッファ221a〜221d・222a〜222dの出力と接続される転送ゲート223a〜223d・224a〜224dがオンする。これにより保持容量219a〜219d・220a〜220dに保持される電荷が保持容量225a〜225d・226a〜226dに転送される。時刻3at34にてPTS2・PTN2がネゲートされると転送が終了する。なお、時刻3at33の時点では、保持容量225a〜225d・226a〜226dに保持されていた第n−1行の信号が全て235a〜235dから出力されている。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻3at35ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻3at36〜3at37では水平走査回路231a・231bは、転送スイッチ227a〜227d・228a〜228d・229a〜229d・230a〜230dを制御することで、保持容量225a〜225d・226a〜226dを水平出力線(水平転送線)に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線232a・233aにはそれぞれ転送スイッチ227a・228aを介して保持容量225a・226aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ234aの入力は、画素セット212aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ234aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にしてPH1(m+1)をオンにすると、水平出力線232b・233bにはそれぞれ転送スイッチ227b・228bを介して保持容量225b・226bが接続される。そして、画素セット212bのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234bから出力される。
また、PH2(m+2)をオンにすると、水平出力線232c・233cにはそれぞれ転送スイッチ227c・228cを介して保持容量225c・226cが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ234cの入力は、画素セット212cのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ234cはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にしてPH2(m+3)をオンにすると、水平出力線232d・233dにはそれぞれ転送スイッチ227d・228dを介して保持容量225d・226dが接続される。そして、画素セット212dのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234dから出力される。
時刻3at37以降は、第n+1行について3at9〜3at34と同様の動作を行い、保持容量225a〜225d・226a〜226dにそれぞれ画素セット212e〜212hの信号を転送する。その後第n+2行の読み出し単位の動作時に、読み出しアンプ235a〜235dから画素セット212e〜212hの信号が出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の全行について行うことより、撮像素子101に配列される全画素数の信号がそれぞれ出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換され、画像処理部109に入力される。画像処理部109内で所定の処理を行った後に、静止画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第1の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図12(a)に示す。水平転送時間の間(水平転送期間中)に垂直転送(垂直転送期間)が2回行われる(実行される)。言い換えれば、水平転送期間は、垂直転送期間の2倍以上の長さを有する。この場合の様に垂直転送を2回に分けて行うことによりカラムアンプの半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにする(電源供給を停止する)ことができる。これにより読み出し時の消費電力を低減することができる。さらに、1行の読み出し時間は水平転送の時間で決められており、垂直転送を2回に分けることによって読み出し速度に影響を与えることはない。
次に第2の撮影モード(第2の省電力モード)の動作について説明する。まず、GUI操作部105を操作することにより、図4の様に表示部107に動画記録サイズ選択画面が表示される。ユーザーはGUI操作部105よりVGAクロップ動画(第2の撮影モード)を選択する(決定する)。その後動画撮影スイッチ105bが押下されると、CPU104から第2の撮影モード用の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの駆動信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図10は第2の撮影モード時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。
第2の撮影モードではスリットローリングシャッター動作、即ち1回の撮影動作に垂直走査を2回走査し、最初の走査で各画素のリセットを行って蓄積を開始し、2回目の走査で蓄積を終了し信号を出力する動作を行う。時刻3bt1〜3bt2は第n行に配置される画素のリセット期間であり、PTXA(n)、PTXB(n)がアクティブになる。この画素リセットから後述する画素信号の垂直転送までの時間が蓄積時間となり、n+1行については順次画素信号の垂直転送のタイミングが第n行より後にずれる。そのため、蓄積時間が第n行の蓄積時間と同じになる様に時刻3bt3〜3bt4でPTXA(n+1)、PTXB(n+1)がアクティブとなり、リセットがなされる。PTXがアクティブになると、フォトダイオード1の電荷は、転送スイッチ2を介して画素アンプ10のゲート11に転送され、フォトダイオード1はリセットされる。
時刻3bt5ではPON1A、PON1B、PON2Aがアクティブになり、カラムアンプ216a〜216d、読み出しアンプ234a・234bがオンとなる。次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻3bt6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。読み出しがスタートすると、時刻3bt7〜3bt8にてPH1(m)・PH1(m+1)がアクティブになる。そして、後述する動作により保持容量225a・225b、226a・226bに格納されたn−1行目の画素信号が読み出しアンプ234a・234bから出力され、その後出力端子235a・235bから出力される。
時刻3bt9〜3bt10にてPH1(m+2)・PH1(m+3)がアクティブになり、後述する動作により保持容量225c・225d、226c・226dに格納されたn−1行目の画素信号が読み出しアンプ234a・234bから出力され、その後出力端子235a・235bから出力される。ここでは特定列について記載されているが、全列の信号が同様に順次出力される。全列分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
次に第n行に配置される画素セット212a・212bの垂直転送が行われる。時刻3bt11にて制御信号PPATH1A・PPATH2A・PPATH1B・PPATH2Bがアクティブとなり、画素セット212a〜212dの信号をそれぞれカラムアンプ216a〜216dを介して垂直転送する経路をアクティブにする。同時に制御信号PPATH3Aがアクティブとなり、垂直出力線214a・214bが電流源215a・215bと接続される。また、制御信号PPATH3Bがアクティブとなり、垂直出力線214c・214dが電流源215c・215dと接続される。続いて時刻3bt12に制御信号PSELA(n)、PSELB(n)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部213a〜213dの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源215a〜215dでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻3bt13にPRESA(n)、PRESB(n)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部213a〜213dの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線214a〜214dにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻3bt14でPRESA(n)がネゲートされた後、時刻3bt15にPTN1A、PTN1Bがアクティブになる。これにより各垂直出力線214a〜214dに接続されたカラムアンプ216a〜216dの出力と接続される転送ゲート218a〜218dがオンし、保持容量220a〜220dに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻3bt16で転送動作を完了した後、時刻3bt17にPTXA(n)、PTXB(n)をアクティブにすることで画素セット212a〜212dの転送スイッチ2がオンする。そして、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部213a〜213dの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻3bt18にて、PTXA(n)、PTXB(n)をネゲートした後、時刻3bt19にPTS1A、PTS1Bがアクティブになる。これにより、各垂直出力線214a〜214dに接続されたカラムアンプ216a〜216dの出力と接続される転送ゲート217a〜217dがオンし、信号レベルが保持容量219a〜219dに保持される。この後時刻3bt20でPTS1A、PTS1Bをネゲートすると、転送動作が完了する。
これまでの動作で、保持容量219a〜219dには画素セット212a〜212dの信号レベルが保持され、保持容量220a〜220dには画素セット212a〜212dのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻3bt21で選択制御信号PSELA(n)・PSELB(n)をネゲートする。続いて時刻3bt22では制御信号PPATH1A、PPATH2A、PPATH3A、PPATH1B、PPATH2B、PPATH3Bをネゲートする。
以上の動作で第n行の全画素セットの垂直転送が完了する。
時刻3bt23ではPTS2・PTN2がアクティブとなり、保持容量219a〜219d・220a〜220dに接続されたバッファ221a〜221d・222a〜222dの出力と接続される転送ゲート223a〜223d・224a〜224dがオンする。これにより保持容量219a〜219d・220a〜220dに保持される電荷が保持容量225a〜225d・226a〜226dに転送される。時刻3bt24にてPTS2・PTN2がネゲートされると転送が終了する。なお、時刻3bt23の時点では、保持容量225a〜225d・226a〜226dに保持されていた第n−1行の信号が全て235a〜235dから出力されている。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻3bt25ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻3at26〜3at27では水平走査回路231a・231bは、転送スイッチ227a〜227d・228a〜228d・229a〜229d・230a〜230dを制御することで、保持容量225a〜225d・226a〜226dを水平出力線に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線232a・233aにはそれぞれ転送スイッチ227a・228aを介して保持容量225a・226aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ234aの入力は、画素セット212aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ234aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にしてPH1(m+1)をオンにすると、水平出力線232b・233bにはそれぞれ転送スイッチ227b・228bを介して保持容量225b・226bが接続される。そして、画素セット212bのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234bから出力される。
次に時刻3bt28〜3bt29にてPH1(m+2)をオンにすると、水平出力線232a・233aにはそれぞれ転送スイッチ229c・230cを介して保持容量225c・226cが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ234aの入力は、画素セット212cのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ234aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にしてPH1(m+3)をオンにすると水平出力線232b・233bにはそれぞれ転送スイッチ229d・230dを介して保持容量225d・226dが接続される。そして、画素セット212dのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234bから出力される。
時刻3bt29以降は、第n+1行について3bt11〜3bt24と同様の動作を行い、保持225a〜225d・226a〜226dにそれぞれ画素セット212e〜212hの信号を転送する。その後第n+2行の読み出し単位の動作時に、読み出しアンプ235a・235bから画素セット212eと212f、212gと212hの信号が順に出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の画素領域の特定範囲について行うことより、第2の撮影モードに必要な画素信号が出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換される。その際、出力端子235c・出力端子235dは使用されないので、対応するAFE103内AD変換器はオフにする。その後画像処理部109に入力される。画像は連続して撮影され、画像処理部109内で所定の処理を行った後に、動画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第2の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図12(b)に示す。垂直転送の間(垂直転送期間中)に水平転送が2回行われる。この様に水平転送を2回に分けて行うことにより読み出しアンプの半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにすることができる。また、AFE103が備えるAD変換器の半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにすることができる。これにより読み出し時の消費電力を低減することができる。さらに、1行の読み出し時間は垂直転送の時間で決められており、水平転送を2回に分けることによって読み出し速度に影響を与えることはない。
次に第3の撮影モードの動作について説明する。まず、GUI操作部105を操作することにより、図4の様に表示部107に動画記録サイズ選択画面が表示される。ユーザーはGUI操作部105よりFull HD動画(第3の撮影モード)を選択する。その後動画撮影スイッチ105bが押下されると、CPU104から第3の撮影モード用の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの駆動信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図11は第3の撮影モード時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。第3の撮影モードでは水平方向3列おきの画素が読み出される、間引き読み出しが行われる。よって第m列、第m+3列、第m+6列、第m+9列に配置される画素が読み出される。図8には第m+6列〜第m+9列の構成を示す。第m+6列〜第m+9列は、第m列〜第m+3列に対応して同様の構成となっている。
第3の撮影モードではスリットローリングシャッター動作を行い、時刻3ct1〜3ct2での動作は第2の撮影モードの時刻3bt1〜3bt2の動作と同じである。時刻3ct5ではPON1A、PON1B、PON2A、PON2Bがアクティブになり、カラムアンプ216a〜216d・216a’〜216d ’、読み出しアンプ234a〜234dがオンとなる。
次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻3ct6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。よって読み出しがスタートすると、時刻3ct7〜3ct8にてPH1(m)・PH1(m+3)がアクティブになる。そして、後述する動作により保持容量225a・225d、226a・226dに格納された第n−1行目の画素信号が読み出しアンプ234a・234bから出力され、その後出力端子235a・235bから出力される。また同時に、制御信号PH2(m+6)・PH2(m+9)がアクティブになる。そして、後述する動作により第m+6列と第m+9列の保持容量225a’・225d’、226a’・226d’に格納された第n−1行目の画素信号が読み出しアンプ234c・234dから出力され、その後出力端子235c・235dから出力される。全列から間引かれた列数分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
時刻3ct9〜3ct22の動作は、第2の撮影モードの時刻3bt11〜3bt24の動作と同じ動作をするので説明を省略する。この動作で保持容量225a・225d・225a’・225d’、226a・226d・226a’・226d’に画素セット212a・212d・212a’・212d’の信号が転送される。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻3ct23ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻3ct24〜3ct25では水平走査回路231a・231bは、転送スイッチ227a・227d・227a’・227d’、228a・228d・228a’・228d’、229a・229d・229a’・229d’、230a・230d・230a’・230d’を制御することで、保持容量225a・225d・225a’・225d’、226a・226d・226a’・226d’を水平出力線に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線232a・233aにはそれぞれ転送スイッチ227a・228aを介して保持容量225a・226aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ234aの入力は、画素セット212aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ234aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同時にPH1(m+3)をオンにすると、水平出力線232b・233bにはそれぞれ転送スイッチ227d・228dを介して保持容量225d・226dが接続される。そして、画素セット212dのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234bから出力される。
同様にPH2(m+6)・PH2(m+9)をオンにすると、画素セット212a’・212d’のダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ234c・234dから出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の画素領域の全行について行うことより、第3の撮影モードに必要な画素信号が出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換され、画像処理部109に入力される。画像処理部109内で所定の処理を行った後に、静止画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第3の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図12(c)に示す。水平転送の間に垂直転送は1回行われる。この様に第3の撮影モードの様に読み出し速度が要求される時には、備えられた読み出し回路を全て使用することにより、高いフレームレートの画像を出力することができる。
本実施形態で述べた構成によると、撮像装置の撮影モード毎に撮像素子内の読み出し回路のオン・オフを選択して動作させることにより、消費電力の低減を図ることができる。また、読み出し速度に影響を与えることはなく、要求されるフレームレート等を提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態における撮像装置の動作について説明する。本実施形態の撮像装置は第1の実施形態の撮像装置と同様の構成であるため、説明を省略する。また、本実施形態の撮像装置は第1の実施形態で述べた撮影モードと同様の撮影モードを持ち、各撮影モードでは撮像素子101の駆動方法を変えて動作する。
各撮影モードでの撮像素子101の動作を説明する前に、本実施形態の撮像素子101の構成を図13を参照して説明する。図13において、撮像素子の有効画素領域は垂直方向に配置された画素セット312a・312b・312e・312fにて形成される。また同様にして画素セット312c・312d・312g・312hが並ぶ。また、有効画素領域には信号転送部313a〜313hが設けられており、それぞれリセットスイッチ3、画素アンプ10、行選択スイッチ6にて構成されている。信号転送部313a〜313hにはそれぞれ画素セット312a〜312hが接続されている。
画素セット312a・312cの転送スイッチ2のゲートは垂直走査回路341からの制御信号PTX(n)に接続され、画素セット312b・312dの転送スイッチ2のゲートはPTX(n+1)に接続される。同様に画素セット312e・312gはPTX(n+2)に、画素セット312f・312hはPTX(n+3)に接続される。画素セットはフォトダイオード1、転送スイッチ2にて形成される。
信号転送部313a・313cのリセットスイッチ3のゲートは垂直走査回路341からの制御信号PRES(n)に接続され、行選択スイッチ6のゲートは垂直走査回路341からの制御信号PSEL(n)に接続されている。また、信号転送部313b・313dのリセットスイッチ3のゲートは垂直走査回路341からの制御信号PRES(n+1)に接続され、行選択スイッチ6のゲートは垂直走査回路341からの制御信号PSEL(n+1)に接続される。同様に信号転送部313e・313gのリセットスイッチ3のゲートはPRES(n+2)に、行選択スイッチ6のゲートはPSEL(n+2)に接続される。信号転送部313f・313hのリセットスイッチ3のゲートはPRES(n+3)に、行選択スイッチ6のゲートはPSEL(n+3)に接続される。
また信号転送部313a・313eは、それぞれ撮像素子内部を縦断する垂直出力線314aに接続される。同様に信号転送部313b・313f、313c・313g、313d・313hはそれぞれ所定数配置された垂直出力線314b、314c、314dに接続される。
垂直出力線314a〜314dは、スイッチ340a〜340dを介して定電流源315a〜315dに接続され、スイッチ336a〜336dを介してカラムアンプ316a〜316dに接続される。なお、カラムアンプ316a〜316dは有効画素領域の上下に交互に配置される。カラムアンプ316a〜316dはスイッチ337a〜337dを介した後に、転送ゲート317a〜317d、318a〜318dを介してそれぞれ保持容量319a〜319d、320a〜320dに接続される。なお、カラムアンプ316a・316dはTG102から出力される制御信号PON1Aによってオン・オフが制御され、カラムアンプ316b・316cはTG102から出力される制御信号PON1Bによってオン・オフが制御される。
各スイッチは以下の様に制御信号によってオン・オフを制御される。垂直出力線314aと314bはスイッチ338aによって接続され、垂直出力線314cと314dはスイッチ338によって接続される。さらにはカラムアンプ316aと316cの出力はスイッチ339aによって接続され、カラムアンプ316bと316dの出力はスイッチ339bによって接続される。スイッチ336a・336dはTG102から出力される制御信号PPATH1Aによって制御され、スイッチ336b・336cはPPATH1Bによって制御される。また、スイッチ337a・337dはTG102から出力される制御信号PPATH2Aによって制御され、スイッチ337b・337cはPPATH2Bによって制御される。
スイッチ340b、340dはTG102から出力される制御信号PPATH3によって制御され、スイッチ340a・340cはPPATH3によって制御される。また、スイッチ338はTG102から出力される制御信号PPATH4Aによって制御され、スイッチ338aはTG102から出力される制御信号PPATH4Bによって制御される。スイッチ339bはPPATH5Aによって制御され、スイッチ339aはPPATH5Bによって制御される。
保持容量319a〜319dはバッファ321a〜321d、転送ゲート323a〜323dを介して保持容量325a〜325dに接続される。同様に保持容量320a〜320dはバッファ322a〜322d、転送ゲート324a〜324dを介して保持容量326a〜326dに接続される(第1の信号転送)。さらに保持容量325a・326aは水平走査回路331aからの制御信号PH1(m)またはPH2(m)によって駆動される出力転送スイッチ327a、328a、329a、330aを介して、水平出力線332a・333aまたは水平出力線332c・333cに接続される(第2の信号転送)。同様にして、保持容量325b・326bはPH1(m)またはPH2(m)によって駆動される出力転送スイッチ327b、328b、329b、330bを介して水平出力線332b・333bまたは水平出力線332d・333dに接続される。保持容量325c・326cはPH1(m+1)またはPH2(m+1)によって駆動される出力転送スイッチ327c、328c、329c、330cを介して水平出力線332a・333aまたは水平出力線332c・333cに接続される。保持容量325d・326dはPH1(m+1)またはPH2(m+1)によって駆動される出力転送スイッチ327d、328d、329d、330dを介して水平出力線332b・333bまたは水平出力線332d・333dに接続される。
この水平出力線332a〜332d、333a〜333dには読み出しアンプ334a〜334dが接続され、332aと333a等の組み合わせの差分出力に所定のゲインを乗じた信号を出力する。読み出しアンプ334a・334bはTG102から出力される制御信号PON2Aにてオン・オフが制御される。また、読み出しアンプ334c・334dはTG102から出力される制御信号PON2bにてオン・オフが制御される。この読み出しアンプの出力はそれぞれ撮像素子の出力端子335a〜335dから出力される。
次に各モードでの撮像装置の動作について説明する。まず、ユーザーによって図3に示す静止画撮影スイッチ105aが押下されると、CPU104から静止画撮影用(第1の撮影モード)の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの制御信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図15は第1の撮影モード時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。全画素リセット期間である6at1〜6at2のタイミングで、PTX(n)、PTX(n+1)、PTX(n+2)、PTX(n+3)がアクティブになる。ここでは特定行の制御信号のみ示しているが、この期間全ての行のPTXがアクティブとなり、全画素セットのフォトダイオード1の電荷は、転送スイッチ2を介して画素アンプ10のゲート11に転送され、フォトダイオード1はリセットされる。
その後時刻6at3で、全画素同時に蓄積を開始する。時刻6at4では、不図示の撮像素子外部の機構にて撮像素子に照射される光を遮断する。この6at3〜6at4時間が蓄積期間となり、この状態ではフォトダイオード1には信号電荷が蓄積されている。なお、ここでは全画素同時に蓄積を開始する構成としたが、この限りではない。フォトダイオード1のリセットは、行毎にタイミングが異なる構成等、任意である。
時刻6at5ではPON1A、PON2A、PON2Bがアクティブになり、カラムアンプ316a・316d、読み出しアンプ334a〜334dがオンとなる。
次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻6at6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。読み出しがスタートすると、時刻6at7〜6at8にてPH1(m)、PH2(m+2)がアクティブになる。そして、後述する動作により保持容量325a〜325d・326a〜326dに格納されたn−1行目の画素信号が読み出しアンプ334a〜334dから出力され、その後出力端子335a〜335dから出力される。ここでは特定列について記載されているが、全列の信号が同様に順次出力される。全列分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
次に第n行に配置される画素セット312a・312cの垂直転送が行われる。時刻6at9にて制御信号PPATH1A、PPATH2A、PPATH4A、PPATH5Aがアクティブとなり、画素セット312a・312cの信号を垂直転送する経路をアクティブにする。また、制御信号PPATH3Aがアクティブとなり、垂直出力線314a・314cが電流源315a・315cと接続される。続いて時刻6at10に制御信号PSEL(n)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部313a・313cの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源315a・315cでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻6at11にPRES(n)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部313a・313cの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線314a・314cにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻6at12でPRES(n)がネゲートされた後、時刻6at13にPTN1Aがアクティブになる。これにより各垂直出力線314a・314cに接続されたカラムアンプ316a・316dの出力と接続される転送ゲート318a・318bがオンし、保持容量320a・320bに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻6at14で転送動作を完了した後、時刻6at15にPTX(n)をアクティブにすることで画素セット312a・312cの転送スイッチ2がオンする。そして、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部313a・313cの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻6at16にて、PTX(n)をネゲートした後、時刻6at17にPTS1Aがアクティブになる。これにより、各垂直出力線314a・314cに接続されたカラムアンプ316a・316dの出力と接続される転送ゲート317a・317bがオンし、信号レベルが保持容量319a・319bに保持される。この後時刻6at18でPTS1Aをネゲートすると、転送動作が完了する。これまでの動作で、保持容量319a・319bには画素セット312a・312cの信号レベルが保持され、保持容量320a・320bには画素セット312a・312cのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻6at19で選択制御信号PSEL(n)をネゲートする。続いて時刻6at20では制御信号PPATH3A、PPATH4A、PPATH5Aをネゲートし、垂直出力線314a・314cと電流源315a・315cの接続を遮断する。
次に第n+1行に配置される画素セット312b・312dの垂直転送が行われる。時刻6at21にて制御信号PPATH3Bがアクティブとなり、垂直出力線314b・314dが電流源315b・315dと接続される。また、制御信号PPATH4B、PPATH5Bがアクティブとなり、画素セット312b・312dの信号を垂直転送する経路をアクティブにする。続いて時刻6at22に制御信号PSEL(n+1)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部313b・313dの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源315b・315dでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻6at23にPRES(n+1)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部313b・313dの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線314b・314dにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻6at24でPRES(n+1)がネゲートされた後、時刻6at25にPTN1Bがアクティブになる。これにより各垂直出力線314b・314dに接続されたカラムアンプ316a・316dの出力と接続される転送ゲート318c・318dがオンし、保持容量320c・320dに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻6at26で転送動作を完了した後、時刻6at27にPTX(n+1)をアクティブにすることで画素セット312b・312dの転送スイッチ2がオンする。そして、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部313b・313dの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻6at28にて、PTX(n+1)をネゲートした後、時刻6at29にPTS1Bがアクティブになる。これにより、各垂直出力線314b・314dに接続されたカラムアンプ316a・316dの出力と接続される転送ゲート317c・317dがオンする。そして、信号レベルが保持容量319c・319dに保持される。この後時刻6at30でPTS1Bをネゲートすると、転送動作が完了する。
これまでの動作で、保持容量319c・319dには画素セット312b・312dの信号レベルが保持され、保持容量320c・320dには画素セット312b・312dのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻6at31で選択制御信号PSEL(n+1)をネゲートする。続いて時刻6at32では制御信号PPATH1A、PPATH2A、PPATH3B、PPATH4B、PPATH5Bをネゲートする。以上の動作で第n、n+1行の全画素セットの垂直転送が完了する。
時刻6at33ではPTS2・PTN2がアクティブとなり、保持容量319a〜319d・320a〜320dに接続されたバッファ321a〜321d・322a〜322dの出力と接続される転送ゲート323a〜323d・324a〜324dがオンする。これにより保持容量319a〜319d・320a〜320dに保持される電荷が保持容量325a〜325d・326a〜326dに転送される。時刻6at34にてPTS2・PTN2がネゲートされると転送が終了する。なお、時刻3at33の時点では、保持容量325a〜325d・326a〜326dに保持されていた第n−1、n−2行の信号が全て335a〜335dから出力されている。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻3at35ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻6at36〜6at37では水平走査回路331a・331bは、転送スイッチ327a〜327d・328a〜328d・329a〜329d・330a〜330dを制御することで、保持容量325a〜325d・326a〜326dを水平出力線に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線232a・233aにはそれぞれ転送スイッチ327a・328aを介して保持容量325a・326aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ334aの入力は、画素セット312aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ334aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にして、水平出力線332b・333bにはそれぞれ転送スイッチ327b・328bを介して保持容量325b・326bが接続される。そして、画素セット312cのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334bから出力される。
また、PH2(m+1)をオンにすると、水平出力線332c・333cにはそれぞれ転送スイッチ327c・328cを介して保持容量325c・326cが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ334cの入力は、画素セット312bのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ334cはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にして、水平出力線332d・333dにはそれぞれ転送スイッチ327d・328dを介して保持容量325d・326dが接続され、画素セット312dのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334dから出力される。
時刻6at37以降は、第n+2行、第n+3行について6at9〜6at34と同様の動作を行い、保持容量325a〜325d・326a〜326dにそれぞれ画素セット312e・312g・312f・312hの信号を転送する。その後第n+4行、第n+5行の読み出し単位の動作時に、読み出しアンプ335a〜335dから画素セット312e・312g・312f・312hの信号が出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の全行について行うことより、撮像素子101に配列される全画素数の信号がそれぞれ出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換され、画像処理部109に入力される。画像処理部109内で所定の処理を行った後に、静止画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第1の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図18(a)に示す。水平転送時間の間に垂直転送が時間的に直列に2回行われる。この様に垂直転送を2回に分けて行うことによりカラムアンプの半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにすることができる。これにより読み出し時の消費電力を低減することができる。さらに、1行の読み出し時間は水平転送の時間で決められており、垂直転送を2回に分けることによって読み出し速度に影響を与えることはない。
次に第2の撮影モードの動作について説明する。まず、GUI操作部105を操作することにより、図4の様に表示部107に動画記録サイズ選択画面が表示される。ユーザーはGUI操作部105よりVGAクロップ動画(第2の撮影モード)を選択する。その後動画撮影スイッチ105bが押下されると、CPU104から第2の撮影モード用の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの駆動信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図16は第2の撮影モード時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。第2の撮影モードではスリットローリングシャッター動作、即ち1回の撮影動作に垂直走査を2回走査し、最初の走査で各画素のリセットを行って蓄積を開始し、2回目の走査で蓄積を終了し信号を出力する動作を行う。時刻6bt1〜6bt2は第n行、第n+1行に配置される画素のリセット期間であり、PTX(n)、PTX(n+1)がアクティブになる。この画素リセットから後述する画素信号の垂直転送までの時間が蓄積時間となり、第n+2行・第n+3については順次画素信号の垂直転送のタイミングが第n行・第n+1行より後にずれる。そのため、蓄積時間が第n行の蓄積時間と同じになる様に時刻6bt3〜6bt4でPTX(n+2)、PTX(n+3)がアクティブとなり、リセットがなされる。PTXがアクティブになると、フォトダイオード1の電荷は、転送スイッチ2を介して画素アンプ10のゲート11に転送され、フォトダイオード1はリセットされる。
時刻6bt5ではPON1A、PON1B、PON2Aがアクティブになり、カラムアンプ316a〜316d、読み出しアンプ334a・334bがオンとなる。
次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻6bt6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。読み出しがスタートすると、時刻6bt7〜6bt8にてPH1(m)がアクティブになり、後述する動作により保持容量325a・325b、326a・326bに格納された第(n−2)行(m−2)列目、第n−2行m−1列目、の画素信号が読み出しアンプ334a・334bから出力され、その後出力端子335a・335bから出力される。
時刻6bt9〜6bt10にてPH1(m+1)がアクティブになり、後述する動作により保持容量325c・325d、326c・326dに格納された第(n−1)行(m−2)列目、第(n−1)行(m−1)列目の画素信号が読み出しアンプ334a・334bから出力され、その後出力端子335a・335bから出力される。ここでは特定列について記載されているが、全列の信号が同様に順次出力される。全列分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
次に第n行に配置される画素セット312a・312bの垂直転送が行われる。時刻6bt11にて制御信号PPATH1A・PPATH2A・PPATH1B・PPATH2Bがアクティブとなり、画素セット312a〜312dの信号をそれぞれカラムアンプ316a〜316dを介して垂直転送する経路をアクティブにする。同時に制御信号PPATH3Aがアクティブとなり、垂直出力線314a・314cが電流源315a・315cと接続される。また、制御信号PPATH3Bがアクティブとなり、垂直出力線314b・314dが電流源315b・315dと接続される。続いて時刻6bt12に制御信号PSEL(n)、PSEL(n+1)がアクティブとなり、行選択スイッチ6がオンする。信号転送部313a〜313dの画素アンプ10と、各垂直出力線に接続されている電流源315a〜315dでそれぞれ構成されるソース・フォロア回路が動作状態となる。
時刻6bt13にPRES(n)、PRES(n+1)がアクティブになることによりリセットスイッチ3がオンとなり、信号転送部313a〜313dの画素アンプ10のゲート11、つまり容量9は初期化される。即ち、垂直出力線314a〜314dにはこのリセット直後の信号レベル(いわゆるダークレベル)の信号が出力される。
時刻6bt14でPRES(n)、PRES(n+1)がネゲートされた後、時刻6bt15にPTN1A、PTN1Bがアクティブになる。これにより各垂直出力線314a〜314dに接続されたカラムアンプ316a〜316dの出力と接続される転送ゲート318a〜318dがオンし、保持容量320a〜320dに各々このダークレベル出力が保持される。この後時刻6bt16で転送動作を完了した後、時刻6bt17にPTX(n)、PTX(n+1)をアクティブにすることで画素セット312a〜312dの転送スイッチ2がオンする。そして、フォトダイオード1に蓄積されている信号電荷を、信号転送部313a〜313dの画素アンプ10で構成されるソース・フォロアのゲート11に転送する。この時、画素アンプ10で構成されるソース・フォロア11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
転送が十分に終了した時刻6bt18にて、PTX(n)、PTX(n+1)をネゲートした後、時刻6bt19にPTS1A、PTS1Bがアクティブになる。これにより、各垂直出力線314a〜314dに接続されたカラムアンプ316a〜316dの出力と接続される転送ゲート317a〜317dがオンし、信号レベルが保持容量319a〜319dに保持される。この後時刻6bt20でPTS1A、PTS1Bをネゲートすると、転送動作が完了する。
これまでの動作で、保持容量319a〜319dには画素セット312a〜312dの信号レベルが保持され、保持容量320a〜320dには画素セット312a〜312dのダークレベルが保持されている。
画素からの信号出力を終了したので時刻6bt21で選択制御信号PSEL(n)、PSEL(n+1)をネゲートする。続いて時刻6bt22では制御信号PPATH1A、PPATH2A、PPATH3A、PPATH1B、PPATH2B、PPATH3Bをネゲートする。以上の動作で第n、n+1行の全画素セットの垂直転送が完了する。
時刻6bt23ではPTS2・PTN2がアクティブとなり、保持容量319a〜319d・320a〜320dに接続されたバッファ321a〜321d・322a〜322dの出力と接続される転送ゲート323a〜323d・324a〜324dがオンする。これにより保持容量319a〜319d・320a〜320dに保持される電荷が保持容量325a〜325d・326a〜326dに転送される。時刻6bt24にてPTS2・PTN2がネゲートされると転送が終了する。なお、時刻6bt23の時点では、保持容量325a〜325d・326a〜326dに保持されていた第(n−2)行・第(n−1)行の信号が全て335a〜335dから出力されている。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻6bt25ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻6at26〜6at27では水平走査回路331a・331bは、転送スイッチ327a〜327d・328a〜328d・329a〜329d・330a〜330dを制御することで、保持容量325a〜325d・326a〜326dを水平出力線に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線332a・333aにはそれぞれ転送スイッチ327a・328aを介して保持容量325a・326aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ334aの入力は、画素セット312aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ334aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にして、水平出力線332b・333bにはそれぞれ転送スイッチ327b・328bを介して保持容量325b・326bが接続される。そして、画素セット312bのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334bから出力される。
次に時刻6bt28〜6bt29にてPH1(m+1)をオンにすると、水平出力線332a・333aにはそれぞれ転送スイッチ329c・230cを介して保持容量325c・326cが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ334aの入力は、画素セット312cのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ334aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様にして、水平出力線332b・333bにはそれぞれ転送スイッチ329d・230dを介して保持容量325d・326dが接続される。そして、画素セット312dのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334bから出力される。
時刻6bt29以降は、第n+2行について6bt11〜6bt24と同様の動作を行い、保持容量325a〜325d・326a〜326dにそれぞれ画素セット312e〜312hの信号を転送する。その後第n+3行の読み出し単位の動作時に、読み出しアンプ335a・335bから画素セット312eと312f、312gと312hの信号が順に出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の画素領域の特定範囲について行うことより、第2の撮影モードに必要な画素信号が出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換される。その際、出力端子335c・出力端子335dは使用されないので、対応するAFE103内の後段のAD変換器はオフにする。その後画像処理部109に入力される。画像は連続して撮影され、画像処理部109内で所定の処理を行った後に、動画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第2の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図18(b)に示す。垂直転送の間に水平転送が時間的に直列に2回行われる。この様に水平転送を2回に分けて行うことにより読み出しアンプアンプの半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにすることができる。また、AFE103が備えるAD変換器の半分数だけ使用すればよく、他の半分の電源はオフにすることができる。これにより読み出し時の消費電力を低減することができる。さらに、1行の読み出し時間は垂直転送の時間で決められており、水平転送を2回に分けることによって読み出し速度に影響を与えることはない。言い換えれば、第2の省電力モードでは、複数列の垂直転送期間中に、垂直転送期間中に転送される列数と同じ数の複数の水平転送を実行させるとともに、撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で特定の読み出しアンプを介して複数の水平転送に分けて、垂直転送される列数と同じ行数分(2行分または複数行分)の水平転送を実行させるように制御し、水平転送期間で使用されない読み出しアンプには電源を供給しない。
次に第3の撮影モードの動作について説明する。まず、GUI操作部105を操作することにより、図4の様に表示部107に動画記録サイズ選択画面が表示される。ユーザーはGUI操作部105よりFull HD動画(第3の撮影モード)を選択する。その後動画撮影スイッチ105bが押下されると、CPU104から第3の撮影モード用の設定が撮像素子101とTG102にそれぞれ送られる。その後開始信号がTG102に出力され、TG102からの駆動信号に基づいて撮像素子101は撮影動作を開始する。
図17は第3の撮影モード時の撮像素子101の動作タイミングである。この図に従って各部の動作を説明する。第3の撮影モードでは水平方向3列おきの画素が読み出される、間引き読み出しが行われる。よって第m列、第m+3列に配置される画素が読み出される。図8には第m+2列〜第m+3列の構成を示す。第m+2列〜第m+3列は、第m列〜第m+1列に対応して同様の構成となっている。
第3の撮影モードではスリットローリングシャッター動作を行い、時刻6ct1〜6ct2での動作は第2の撮影モードの時刻6bt1〜6bt2の動作と同じである。時刻6ct5ではPON1A、PON1B、PON2A、PON2Bがアクティブになり、カラムアンプ316a〜316d・316a’〜316d ’読み出しアンプ334a〜334dがオンとなる。
次に蓄積された信号電荷の読み出し動作がスタートし、時刻6ct6では1行の読み出し単位を示すタイミング信号HDがアサートされる。よって読み出しがスタートすると、時刻6ct7〜6ct8にてPH1(m)がアクティブになる。そして、後述する動作により保持容量325a・325b、326a・326bに格納された第n−1行目の画素信号が読み出しアンプ334a・334bから出力され、その後出力端子335a・335bから出力される。また同時に、制御信号PH2(m+3)がアクティブになり、後述する動作により第m+3列の保持容量325c’・325d’、326c’・326d’に格納された第n−1行目の画素信号が読み出しアンプ334c・334dから出力される。その後出力端子335c・335dから出力される。全列から間引かれた列数分の出力は次にHDがアサートされるまでに独立に行われ、後述する垂直転送等のタイミングに依存しない。
時刻6ct9〜6ct22の動作は、第2の撮影モードの時刻6bt11〜6bt24の動作と同じ動作をするので説明を省略する。この動作で保持容量325a・325b・325c’・325d’、326a・326b・326c’・326d’に画素セット312a・312d・312a’・312d’の信号が転送される。
以上の動作により1行の動作が完了し、時刻6ct23ではHDがアサートされ次の行の動作に移行する。
時刻6ct24〜6ct25では水平走査回路331a・331bは、転送スイッチ327a・327b・327c’・327d’、328a・328b・328c’・328d’、329a・329b・329c’・329d’、330a・330b・330c’・330d’を制御することで、保持容量325a・325b・325c’・325d’、326a・326b・326c’・326d’を水平出力線に接続する動作を行う。PH1(m)をオンにすると、水平出力線332a・333aにはそれぞれ転送スイッチ327a・328aを介して保持容量325a・326aが接続される。即ちこの時の読み出しアンプ334aの入力は、画素セット312aのダークレベルと信号レベルが入力されており、読み出しアンプ334aはその差分に所定ゲインを乗じた信号を出力する。同様に、水平出力線332b・333bにはそれぞれ転送スイッチ327b・328bを介して保持容量325b・326bが接続され、画素セット312bのダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334bから出力される。同様にPH2(m+3)をオンにすると、画素セット312c’・312d’のダークレベルと信号レベルの差分に所定ゲインを乗じた信号が読み出しアンプ334c・334dから出力される。
以上の読み出し動作を撮像素子101の画素領域の全行について行うことより、第3の撮影モードに必要な画素信号が出力される。撮像素子101から出力された信号はAFE103でデジタル変換され、画像処理部109に入力される。画像処理部109内で所定の処理を行った後に、静止画として外部記録媒体113に記録される。
以上に述べた第3の撮影モードの動作において、水平転送と垂直転送の時間の関係を図18(c)に示す。水平転送の間に垂直転送は1回行われる。この様に第3の撮影モードの様に読み出し速度が要求される時には、備えられた読み出し回路を全て使用することにより、高いフレームレートの画像を出力することができる。
本実施形態で述べた構成によると、撮像装置の撮影モード毎に撮像素子内の読み出し回路のオン・オフを選択して動作させることにより、消費電力の低減を図ることができる。また、読み出し速度に影響を与えることはなく、要求されるフレームレート等を提供することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。

Claims (4)

  1. 2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に1つの垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに配置される読み出しアンプとを有する撮像素子と、
    前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、1行の水平転送期間中に複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、1行の垂直転送期間中に複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて1行分の水平転送を実行させ、前記水平転送で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に2つの垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに配置される読み出しアンプとを有する撮像素子と、
    前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、2行の水平転送期間中に複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、2行の垂直転送期間中に複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて2行分の水平転送を実行させ、前記水平転送で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 2次元に配列された複数の画素と、該複数の画素の1画素列に複数の垂直出力線と、該垂直出力線ごとに接続される増幅アンプと、該増幅アンプごとに配置された保持メモリと、複数の水平転送線と、該水平転送線ごとに接続される読み出しアンプとを有する撮像素子と、
    前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    水平方向に並ぶ画素の画素信号を前記垂直出力線を介して前記保持メモリに格納する垂直転送期間と、前記保持メモリに格納された画素信号を順次に前記撮像素子の外部へ出力する水平転送期間との関係が、前記水平転送期間が前記垂直転送期間の2倍以上である場合には、第1の省電力モードで前記撮像素子を駆動し、前記垂直転送期間が前記水平転送期間の2倍以上である場合には、第2の省電力モードで前記撮像素子を駆動するように前記駆動手段制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の省電力モードでは、複数行の水平転送期間中に、該水平転送期間中に転送される行数と同じ数の複数の垂直転送を実行させるとともに、各垂直転送期間では、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応する増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第1の信号転送と、画素信号を転送する画素が接続される垂直出力線に対応しない増幅アンプを介して前記保持メモリへ画素信号を転送する第2の信号転送とを実行させ、前記垂直転送期間で使用されない増幅アンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御し、前記第2の省電力モードでは、複数列の垂直転送期間中に、該垂直転送期間中に転送される列数と同じ数の複数の水平転送を実行させるとともに、前記撮像素子に備えられた読み出しアンプの中で所定の読み出しアンプを介して前記複数の水平転送に分けて、前記垂直転送される列数と同じ行数分の水平転送を実行させ、前記水平転送期間で使用されない読み出しアンプには電源を供給しないように前記駆動手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の省電力モードにおいて、電源が供給されない読み出しアンプに対応する後段の回路には電源を供給しないように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
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