JP5404194B2 - 固体撮像素子、撮像システム、および固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像システム、および固体撮像素子の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像素子、撮像システム、および固体撮像素子の駆動方法に関する。
固体撮像装置において、異なる領域に係る信号を出力させる動作が知られている。特許文献1には、画素配列の中央の領域から互いに隣接する複数の画素からの信号を読み出す中央部連続信号の読み出しと、画素配列の全体から画素を間引いて選択的に信号を読み出す全領域間引き信号の読み出しとをフレーム毎に交互に行うことが記載されている。
特開2005−86245号公報
特許文献1においては、全領域間引き信号と中央部連続信号とで同じ画素からの信号を利用することが図5および6に開示されている。しかしながら、この手法では蓄積時間をフレームレートで規定される1フレームの時間よりも長くすることはできないため、フレームレートを向上させようとすると、感度が低下するという問題が生じる。
仮に、全領域間引き信号の読み出しを行った後に、画素をリセットすることなく同じ画素から中央部連続信号を読み出そうとすると、全領域間引き信号として利用された画素と、全領域間引き信号として利用されなかった画素とで蓄積期間の長さが異なってしまう。蓄積時間の長さが異なると、信号の強度に差が出るだけでなく、被写体が動いている場合には残像が生じてしまう。
また、特許文献1では中央部連続信号を取得する行を、非周期的に選択することが図12および図13に開示されている。このように非周期的に選択された画素からの信号を用いて画像を生成すると、偽信号を生じて画質が低下するという問題が起こる。
本発明では、異なる領域に係る信号を出力する固体撮像素子において生じる上述の問題を解決することを目的とする。
本発明の側面である撮像システムは、光電変換して得られた信号を出力する画素が行列状に配列された画素アレイと、前記画素アレイを行毎に選択し、前記画素からの信号を出力させる制御部と、を有し、前記制御部は、nおよびkをそれぞれ2以上の整数であってn>kを満たす整数として、第1のフレームにおいて、前記画素アレイの第1の領域について、n行おきに前記画素からの信号を出力させ、第2のフレームにおいて、前記第1の領域よりも狭い第2の領域について、前記第1のフレームにおいて信号を出力させる画素とは異なる前記画素であって、前記画素アレイのk行おきの行である第1の行群の画素からの信号を出力させ、前記第1または第2のフレームに係る動作を複数回実行する場合に、前記nまたはkを変更することを特徴とする。
また、本発明の別の側面である固体撮像素子の駆動方法は、光電変換して得られた信号を出力する画素が行列状に配列された画素アレイを有する固体撮像素子の駆動方法であって、nおよびkをそれぞれ2以上の整数であってn>kを満たす整数として、第1のフレームにおいて、前記画素アレイの第1の領域について、n行おきに前記画素からの信号を出力させ、第2のフレームにおいて、前記第1の領域よりも狭い第2の領域について、前記第1のフレームにおいて信号を出力させる画素とは異なる前記画素であって、前記画素アレイのk行おきの行である第1の行群の画素からの信号を出力させ、前記第1または第2のフレームに係る動作を複数回実行する場合に、前記nまたはkを変更することを特徴とする。
本発明によれば、複数の系統の画像を出力し得る固体撮像素子において、フレームレートで規定される1フレームの時間よりも長く蓄積時間を設定できるとともに、画質の低下を抑制することができる。
本発明を適用できる固体撮像素子の構成例を示す図 本発明を適用できる画素の構成例を示す図 第1の実施形態に係る撮像領域を模式的に表す図 第1の実施形態に係る制御部の構成例を示す図 第1の実施形態に係る撮像システムの構成例を示す図 第2の実施形態に係る撮像領域を模式的に表す図 第3の実施形態に係る撮像領域を模式的に表す図
(第1の実施形態)
図面を参照しながら本発明に係る第1の実施形態を説明する。
図1に、本発明を適用できる固体撮像素子の概略構成を示す。固体撮像素子1は、画素41が行列状に配列された画素アレイ4を有している。ここでは、説明を簡潔にするために3行×3列分の画素のみを示している。画素アレイ4は、行選択部である垂直走査部6からの信号によって、画素のリセットや電荷蓄積、信号の読み出しが行毎に制御される。垂直走査部6からの信号が伝達される信号線は、1行の画素と共通に接続されている。垂直走査部6は、垂直シフトレジスタVSRと電子シャッタ用シフトレジスタESRとを含み、さらに、垂直シフトレジスタVSRと電子シャッタ用シフトレジスタESRのいずれかの信号を選択的に画素アレイに供給するためのセレクタSELECTORを備える。垂直シフトレジスタVSRは、不図示のタイミング発生部から供給される、スタートパルスVSTと、転送クロックVCLKとによって動作する。また、電子シャッタ用シフトレジスタESRは、同じく不図示のタイミング発生部から供給されるスタートパルスESTと転送クロックVCLKとによって動作する。セレクタSELECTORは、不図示のタイミング発生部から供給される信号に応じて、垂直シフトレジスタVSR及び電子シャッタ用シフトレジスタESRから出力された信号を、画素アレイ4の特定の行に選択的に供給するように構成されている。
同一の列に配された画素41は、共通の垂直信号線49に接続されている。垂直信号線49の各々には、画素41から出力された信号を保持するための保持容量51が接続されている。保持容量51は、それぞれ水平転送スイッチ52を介して水平信号線53に接続されている。水平転送スイッチ52は、水平走査部5からの信号により制御される。水平走査部5は、例えば水平走査回路HSRであって、不図示のタイミング発生部から供給されるスタートパルスとしての信号HSTおよび転送クロックHCLKによって制御される。水平信号線53は出力アンプ54に接続されているので、水平転送スイッチ52がオンになると、保持容量51に保持されていた信号は出力アンプ54および出力端子55を介して固体撮像素子1の外部に出力される。
図2は、画素41の構成例を示した。画素41の各々は、フォトダイオードPD、転送トランジスタ75、増幅トランジスタ77、リセットトランジスタ74、選択トランジスタ76とを含んで構成される。フォトダイオードPDは、アノードがGNDに接続され、カソードが転送トランジスタ75のドレイン端子に接続される。転送トランジスタ75のソースは、リセットトランジスタのソースおよび増幅トランジスタ77のゲートに接続される。このノードが有する容量をFDとして示している。リセットトランジスタ74のドレインは電源VRに接続される。選択トランジスタ76のドレインは電源VCCに接続される。増幅トランジスタ77のドレインは、選択トランジスタ76を介して電源VCCに接続され、増幅トランジスタ77のソースは、ノード45を介して垂直信号線49に接続される。図2に示されるノード42〜45は、図1中の同じ符号で示したノードに対応する。
垂直走査部6から供給される信号φTによって転送トランジスタ75がオンになると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷が容量FDに転送される。垂直走査部6から供給される信号φRによってリセットトランジスタがオンになると、容量FDの電位が電源VRに応じたレベルにリセットされる。さらに、信号φTとφRとが同時に画素41に与えられると、フォトダイオードPDも電源VRに応じてリセットされる。フォトダイオードPDをリセットする動作を、以下では画素リセット動作とも称する。垂直走査部6から供給される信号φSによって選択トランジスタ76がオンになると、増幅トランジスタ77は、図1に示した定電流源40とソースフォロワ回路を形成し、増幅トランジスタ77のゲートの電位に応じたレベルを垂直信号線49に出力する。
次に、本実施形態に係る動作を説明する。本実施形態においては、撮像領域の全体から画素を間引いて信号を読み出す全体画像と、撮像領域の一部の領域から画素を間引いて信号を読み出す部分画像とをフレーム毎に交互に取得する場合を例示する。
図3(a)は、固体撮像素子の撮像領域を模式的に示した図である。図3(a)において、11は、撮像領域の全体である全体画像領域を指す。一般に、撮像領域の周囲には、光電変換部が遮光されたOB(Optical Black)画素が配されるが、全体画像領域11には含まれないものとして以下の説明を進める。12は、全体画像領域11の画素の行(以下、画素行)を間引いて選択した、全体画像用画素行を示す。全体画像領域11の画像を形成するために、全体画像用画素行から読み出した信号が用いられる。13は、部分画像領域を示し、これは全体画像領域11の一部の領域を抜き出したものである。本実施形態において、第1のフレームで全体画像用画素行を読み出し、第1のフレームに続く第2のフレームで部分画像用画素行を読み出す。
図3(b)は、図3(a)において14で示した領域の拡大図である。この領域には、全体画像用画素行12が2行含まれる。
図3(c)は、部分画像領域13の画素行を1行おきに読み出す場合を示した図である。部分画像用画素行15は、5、7、9、・・・、17行目に対応するので、8行目および12行目の全体画像用画素行12とは異なる行を読み出すことになる。一般化して説明すると、nおよびkを自然数として、第1のフレームで読み出す全体画像用画素行12を、n行(ここではn=7)おきに読み出し、第2のフレームで読み出す部分画像用画素行15を、k行(ここではk=7)おきに読み出す。これと同時に、第1のフレームと第2のフレームとで、互いに異なる画素行からの信号を読み出す。つまり、第1のフレームで読み出す画素行は互いに等間隔であり、かつ、第2のフレームで読み出す画素行も互いに等間隔であるので、モアレによる画質の低下を抑制することも可能となる。さらに、第1のフレームと第2のフレームとで互いに異なる画素行からの信号を読み出すので、第1のフレームと第2のフレームの蓄積時間を、フレームレートで規定される1フレームの時間よりも長く設定することが可能となる。具体的には、蓄積時間を最大で2フレーム分に相当する長さにすることが可能となる。
次に、図3(d)では、部分画像用画素行16を、画素アレイに対して行(ここでは=3)おきに読み出す場合を示している。ここでも、全体画像用画素行は=7として行おきに読み出されるので、第1のフレームと第2のフレームとで、互いに異なる画素行からの信号を読み出すことが可能となる。そして、部分画像用画素行16と全体画像用画素行12とは互いに異なる画素行であるので、部分画像の解像度を切り換えたとしても、各フレームの蓄積時間を確保できるとともに、画質低下を抑制することができるという効果が得られる。
例えば、本発明に係る固体撮像素子1を、監視カメラの用途に用いることを考える。監視カメラでは、撮像領域の全体を把握しながら、注目する領域については全体よりも高い解像度でかつ偽信号による画質低下のない画像を得ることが求められる。そのため、上述の説明において、全体画像に対して部分画像の方がサンプリング周期が高いことが好ましい。サンプリング周期とは、画素の配列に対して、信号を読み出す画素の頻度に相当する。
議論をより一般化すると、本実施形態の固体撮像素子では、nおよびkを自然数として、第1のフレームでは画素アレイのn行おきに読み出し、第2のフレームでは、画素アレイのk行おきに、かつ、第1のフレームにおいて読み出した行とは異なる行から信号を読み出す。これにより、各フレームの蓄積時間を確保できるとともに、偽信号による画質低下を抑制することができる。さらに、上記の関係を保ちながらkおよびnを変更すると、各フレームで取得する信号に基づいて形成される画像は、フレーム内でサンプリング間隔が等しいので、画質の低下を抑制しながら解像度を変更することができる。
次に、本実施形態の動作を実現するための制御部について説明する。図4は、本実施形態における垂直走査回路及び水平走査回路を駆動するための信号を生成する制御部の構成例を示す図である。制御部は、カウンタ部601、デコーダ部602、パルス出力部603を含んで構成される。
カウンタ部601はHカウンタ607とVカウンタ610とを含む。Hカウンタ607は、カウント値をリセットするHカウンタリセットパルスが入力されるリセット端子608と、カウント値を増加させるためのHカウントアップパルスが入力されるカウントアップパルス入力端子609とを含む。Vカウンタ610は、カウント値をリセットするVカウンタリセットパルスが入力されるリセット端子611と、カウント値を増加させるためのVカウントアップパルスが入力されるカウントアップパルス入力端子612とを含む。
デコーダ部602は、複数のデコーダを含む。全体画像用水平走査デコーダ613は、Hカウンタ607から出力されるカウント値をデコードして、全体画像を取得する場合の、つまり、図3における全体画像領域11を選択する場合の信号を生成する。全体画像用水平走査デコーダ613から出力された信号と、後述する4m垂直選択デコーダ616の出力との論理積がパルス出力部の端子Aから出力される。これにより、全体画像を取得する際には4m(mは自然数)行につき1行の割合で画素行を選択することができる。
部分画像用水平走査デコーダ614は、Hカウンタ607から出力されるカウント値をデコードして、部分画像を取得する場合の、つまり、図3における部分画像領域13を選択する場合の信号を出力する。部分画像用水平走査デコーダ614で生成された信号は、後述するデコーダの出力との間で論理演算を施されて、画素行を選択する信号としてパルス出力部603から出力される。
部分画像用垂直切り出しデコーダ615は、AND回路を介してパルス出力部の端子Bから信号を出力する。具体的には、Vカウンタ610から出力されるカウント値をデコードして、例えば図3における部分画像領域11を選択するようにパルスを生成する。
4m垂直選択デコーダ616は、インバータおよびAND回路を介してパルス出力部の端子Cから信号を出力する。具体的には、Vカウンタ610から出力されるカウント値をデコードして、4m(mは自然数)行につき1行の割合で行を選択する信号を端子Cから出力する。
2m垂直選択デコーダ617は、インバータおよびAND回路を介してパルス出力部の端子Dから信号を出力する。具体的には、Vカウンタ610から出力されるカウント値をデコードして、2m(mは自然数)行につき1行の割合で行を選択する信号を端子Dから出力する。
4m+1垂直選択デコーダ618は、AND回路を介してパルス出力部の端子Eから信号を出力する。具体的には、Vカウンタ610から出力されるカウント値をデコードして、4m+1(mは自然数)の行のみを選択する信号をパルス出力部603の端子Eから出力させる。例えば、全体画像用画素行が4m(mは自然数)で表されるとすると、部分画像用画素行は、全体画像用画素行とは異なる画素行を選択しなくてはならない。そこで、部分画像用画素行を、4m+1垂直選択デコーダ618の出力に基づいて選択する。したがって、全体画像と部分画像はともに、等間隔であって、かつ、互いに重複しない画素行からの信号に基づいて形成されるので、フレームレートよりも長く蓄積時間を設定できるとともに、画質の低下を抑制することができる。
さて、上記で説明した固体撮像素子を用いた撮像システムの構成例について、図5を参照しながら説明する。
撮像システム100は、例えば、光学部110、固体撮像素子120、信号処理回路部130、記録・通信部140、タイミング制御回路部150、システムコントロール回路部160、及び再生・表示部170を含む。
光学部110は、被写体からの光を固体撮像素子120の、複数の画素が2次元状に配列された画素アレイに結像させ、被写体の像を形成するもので、レンズのような光学系を含む。固体撮像素子120は、タイミング制御回路部150からの信号に基づくタイミングで、画素アレイに結像された光に応じた信号を出力する。
固体撮像素子120から出力された信号は、信号処理部である信号処理回路部130に入力され、信号処理回路部130が、プログラムなどによって定められた方法に従って、入力された電気信号に対してAD変換などの処理を行う。信号処理回路部での処理によって得られた信号は記録・通信部140に送られる。記録・通信部140は、画像を形成するための信号を再生・表示部170に送り、再生・表示部170に動画や静止画像が再生・表示させる。記録通信部は、また、信号処理回路部130からの信号を受けて、システムコントロール回路部160とも通信を行うほか、不図示の記録媒体に、画像を形成するための信号を記録する動作も行う。
システムコントロール回路部160は、撮像システムの動作を統括的に制御するものであり、光学部110、タイミング制御回路部150、記録・通信部140、及び再生・表示部170の駆動を制御する。また、システムコントロール回路部160は、例えば記録媒体である不図示の記憶装置を備え、ここに撮像システムの動作を制御するのに必要なプログラムなどが記録される。
タイミング制御回路部150は、制御手段であるシステムコントロール回路部160による制御に基づいて撮像素子120及び信号処理回路部130の駆動タイミングを制御する。
システムコントロール回路部160には、例えば、上述の全体画像及び部分画像の領域をどのように決定するのかといったプログラムが記録されていてもよい。
また、システムコントロール回路部160は本明細書において例示する駆動方法以外にも、有効画素領域の画素を1行目から順に走査するプログレッシブ走査や、1行おきに走査するインターレース走査にも対応することが可能に構成しても良い。なお、ここで述べた撮像システムは、後述のいずれの実施形態にも適用可能である。
上述したように、本発明に係る第1の実施形態によれば、フレームレートよりも長く蓄積時間を設定できるとともに、画質の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態を説明する。図6は、撮像領域のうち、部分画像領域13と、その周辺の領域を抜き出して模式的に示した図である。本実施形態においても、第1のフレームで全体画像用画素から信号を読み出し、続く第2のフレームで部分画像用画素からの信号を読み出す。
図6(a)は、図3と同様に、部分画像に係る領域とその周囲を撮像領域から抜き出した図である。図6(a)において、点線の枠で囲まれた2〜18行目が部分画像領域に対応する。全体画像用画素行17は、ここでは撮像領域の6行につき1行を抜き出したものであって、1、7、18、19行目である。また、部分画像用画素行19は、撮像領域から全体画像用画素行17を除いた行が対応するが、図6(a)に示した部分画像用画素行19をすべて読み出すと、部分画像を形成するのに読み出す画素の垂直方向のサンプリング周期が等間隔にならないために得られる画像の画質が劣化する。
そこで、本実施形態においては、垂直方向に隣接する画素からの信号を加算する。図6(a)に示した部分画像用画素行19のうち、2、3行目、5、6行目、8、9行目、・・・のように、垂直方向に隣接する2画素からの信号を加算する例を、図6(b)に示した。加算後の信号の重心は、2行目と3行目の中間、5行目と6行目の中間、8、9行目の中間、・・・となる。つまり、加算後の信号の重心は互いに等間隔になる。したがって、全体画像、部分画像ともに、固体撮像素子から出力される信号の重心が等間隔になるので、偽信号による画質の劣化は生じない。
図6(b)では、部分画像の解像度が高い場合を示したが、例えば、部分画像用画素行19のうち、2行目と6行目、8行目と12行目、14行目と18行目のような組の信号を加算することで解像度を低くすることも考えられる。この場合でも加算後の信号の重心が4行目、10行目、16行目となるので、部分画像のサンプリング周期が等間隔となることが理解できる。
以上の議論をより一般化すると、第2のフレームでは、部分画像用画素行19に係る画素からの信号を加算し、加算して得られた信号の重心を等間隔にする。言い換えると、nおよびkを2以上の整数として、第1のフレームでは画素アレイのn行おきに信号を読み出し、第2のフレームでは第1のフレームで信号を読み出す画素とは異なる行であって、画素アレイのk行おきの行である第1の行群から信号を読み出す。さらに、第2のフレームでは第1のフレームで信号を読み出す画素および第1の行群とは異なる、画素アレイのk行おきの行である第2の行群から信号を読み出す。さらに、第2のフレームにおいて、第1及び第2の行群から読み出した信号を加算する。
ところで、信号を加算する場所に特に制限はなく、例えば図1における保持容量を画素アレイの各列に複数設けて、保持容量に保持された信号を加算しても良い。また、図2において、増幅トランジスタ77に対して複数のフォトダイオードPDが接続される構成では、増幅トランジスタ77のゲート電極のノードで加算を行っても良い。さらに、固体撮像素子の内部に限らず、図5で示した信号処理回路部130で加算処理を行っても良い。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られることに加えて、第1のフレームで読み出された信号を加算することで、第1のフレームにおける垂直方向の解像度を向上させることができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態までは、モノクロの固体撮像素子を例にとって説明してきたが、本発明はカラーの固体撮像素子にも適用できる。ここでは、R、G、Bのいわゆるベイヤー配列のカラーフィルタが画素領域に設けられた例を考える。
図7は、撮像領域のうち、部分画像領域13と、その周辺の領域を抜き出して模式的に示した図である本実施形態においても、第1のフレームで部分画像用画素から信号を読み出し、続く第2のフレームで全体画像用画素からの信号を読み出す。
ベイヤー配列のカラーフィルタにおいては、RとGとが交互に配列された行(以下RG行)と、GとBとが交互に配列された行(以下GB行)とが、交互に配列される。本実施形態において、全体画像用画素行22は、撮像領域を7行おきに抜き出した8、16行目のRG行から成る行群と、これらのRG行と隣接する9、17行目のGB行から成る行群から成る。また、部分画像用画素行21は、撮像領域から全体画像用画素行22を除いた行が対応する。しかしながら、図7(a)に示した部分画像用画素行21を全て読み出すと、部分画像を形成するのに読み出す画素の垂直方向のサンプリング周期が等間隔にならない。そのため、得られる画像の画質が劣化する。
そこで、本実施形態においては、図7(b)に示すように、部分画像用画素行21のうち、3行おきに抜き出した1、5、9、13、17行目のRG行23から成る第1の行群を第1のフレームで読み出す。更に、第2のフレームにおいて、部分画像用画素行21のうち第1の行群と隣接し、3行おきに抜き出した2、6、10、14、18行目のGB行24から成る第2の行群を読み出す。
上記の関係を一般的に表現すると、nおよびkを2以上の整数として、第1のフレームでは画素アレイのn行おきに信号を読み出す。さらに、第2のフレームにおいて、画素アレイのk行おきの行である第1の行群の画素から信号を読み出す。第2のフレームではさらに、第1の行群に加えて、第1のフレームで信号を読み出す画素とは異なり、かつ第1の行群と隣接する行である第2の行群から信号を読み出す。
本実施形態によれば、複数色からなるカラーフィルタが画素領域に設けられた固体撮像素子においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。各フレームにおける画像の解像度を変更した場合でも、上記の条件を満足する限り画質の低下を抑制しつつ、また、各フレームの蓄積時間を確保することができる。
1 固体撮像素子
4 画素アレイ
5 水平走査部
6 垂直走査部
11 全体画像領域
12 全体画像用画素行
13 部分画像領域
15、17、19 部分画像用画素行
41 画素
49 垂直信号線
51 保持容量
52 水平転送スイッチ
53 水平信号線
54 出力アンプ
55 出力端子
601 カウンタ部
602 デコーダ部
603 パルス出力部

Claims (7)

  1. 光電変換して得られた信号を出力する画素が行列状に配列された画素アレイと、
    前記画素アレイを行毎に選択し、前記画素からの信号を出力させる制御部と、を有し、前記制御部は、nおよびkをそれぞれ2以上の整数であってn>kを満たす整数として、
    第1のフレームにおいて、前記画素アレイの第1の領域について、n行おきに前記画素からの信号を出力させ、
    第2のフレームにおいて、前記第1の領域よりも狭い第2の領域について、前記第1のフレームにおいて信号を出力させる画素とは異なる前記画素であって、前記画素アレイのk行おきの行である第1の行群の画素からの信号を出力させ
    前記第1または第2のフレームに係る動作を複数回実行する場合に、前記nまたはkを変更すること
    を特徴とする撮像システム
  2. 前記制御部は、
    前記第2のフレームにおいて、前記第1の行群の画素に加えて、前記第1のフレームで信号を出力させる画素および前記第1の行群とは異なる、画素アレイのk行おきの行である第2の行群の画素から信号を出力させること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像システム
  3. 前記第1の行群の画素は前記第2の行群の画素と互いに隣接することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム
  4. 前記第2のフレームにおいて、前記第1および第2の行群の画素から出力させた信号を加算させることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像システム
  5. 前記画素アレイには、複数色からなるカラーフィルタが設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像システム
  6. 前記第1のフレームで信号を出力する前記画素は、前記画素アレイの全体に対応し、
    前記第2のフレームで信号を出力する前記画素は、前記画素アレイの全体よりも狭い領域に対応すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像システム
  7. 光電変換して得られた信号を出力する画素が行列状に配列された画素アレイを有する固体撮像素子の駆動方法であって、
    nおよびkをそれぞれ2以上の整数であってn>kを満たす整数として、
    第1のフレームにおいて、前記画素アレイの第1の領域について、n行おきに前記画素からの信号を出力させ、
    第2のフレームにおいて、前記第1の領域よりも狭い第2の領域について、前記第1のフレームにおいて信号を出力させる画素とは異なる前記画素であって、前記画素アレイのk行おきの行である第1の行群の画素からの信号を出力させ
    前記第1または第2のフレームに係る動作を複数回実行する場合に、前記nまたはkを変更すること
    を特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
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