JP2011147071A - 固体撮像素子およびカメラシステム - Google Patents

固体撮像素子およびカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】高フレームレート撮像性能の低下を防止することができ、高品質な画像を得ることが可能な固体撮像素子およびカメラシステムを提供する。
【解決手段】制御線を通して、画素アレイ部110の電子シャッタ動作、および読み出しを行うように画素の動作を制御する画素駆動部120〜150と、所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスとともにアドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を画素駆動部に供給するセンサ制御装置190と、を有し、画素駆動部は、センサ制御装置から供給される所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスをデコードする選択デコーダ130を含み、選択デコーダは、センサ制御装置から供給されたアドレスを拡張し、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子およびカメラシステムに関するものである。
CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ(CIS)は、CCD(Charge Coupled Devise)イメージセンサに対して、比較的自由に読み出しアドレスを設定できるという特徴を持つ。
たとえば、センサの全ての画素を読み出す以外に、複数の画素の信号を同時に読み出す「加算」、行や列を飛ばしながら間欠的に読み出す「間引き」、一部の画素からのみ読み出す「切り出し」などの機能を備えたセンサが広く使用されている。
「加算」、「間引き」、「切り出し」は同時に行われる場合もある。
「間引き」や「加算」、「切り出し」の機能を備えたセンサでは、読み出しやシャッタの動作が複雑になるため、行選択のためにシフトレジスタではなく、デコーダが使用される場合が多い。
イメージセンサでは、飽和したフォトダイオード(以下、PD)から隣接するPDに信号電荷があふれ出して信号量が変わってしまう、ブルーミングと呼ばれる現象が知られている。
特に、間引きモードでは、読み出さない画素に蓄積された電荷を適宜捨てないとブルーミングが発生し、画質が低下してしまう。
それに対して、読み出さない画素から電荷を捨てるためのシャッタ(以下ブルーミング防止シャッタ)を切ることで、ブルーミングを抑制する方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、複数の行選択を行うために、行毎にアドレスラッチを設けた行選択回路が提案されている(特許文献2)。
特開2008−193618号公報 特開2008−288903号公報
ところで、デジタルスチルカメラなど光を電気信号に変換し画像信号を出力する装置として用いられている固体撮像素子において、高品質な画像を高フレームレートで出力することが求められている。
しかし、現在、固体撮像素子には1000万個以上の画素が集積されている。
この場合、毎秒1000枚撮像などの高フレームレート撮像を行うためには、集積された画素を間引いて読み出さなければ、読み出すべき画素から電気信号を読み出す時間を十分に確保できない。
これでは、不完全な電気信号を読み出すこととなり、低品質な画像しか得ることができない。
他方で、間引いた画素にも光が照射されるため、画素内に配置されているフォトダイオードにおいて光電変換が行われ、電気信号が蓄積され続ける。
間引いた画素のフォトダイオードに蓄積可能な電気信号量を超えると、隣接する画素に電気信号があふれ、隣接する画素が読み出すべき画素であった場合、本来蓄積すべき信号以上の電気信号を読み出すべき画素に蓄積することとなり画像の品質を低下させる。
そこで、特許文献1では、読み出すべき画素に隣接する被間引き画素に対しても電子シャッタ動作を行うことで、被間引き画素から読み出すべき画素にあふれる電気信号の影響を抑制している。
特許文献2には、読み出すべき画素と間引くべき画素のアドレスを指定するために、画素に隣接させて集積させ画素のアドレスを選択する垂直デコーダを簡素な構成で実現する方式として1水平期間中に時分多重方式で画素のアドレスを指定する手段が示されている。
ただし、画素のアドレス指定は電源雑音等を発生させて電気信号の品質を低下させる恐れがあるデジタル信号演算であり、高精度な信号処理が要求されるアナログ信号演算である画素から電気信号を読み出す動作と同時に実施すると画質が低下する恐れがある。
このため、水平期間を延長させて画素アドレスの指定と画素からの電気信号の読み出しを同時に実施しなければ画像の品質は維持できるがフレームレートが低下する。
他方で水平期間を延長しない場合、フレームレートは維持できるが、画像の品質が低下する。
ただし、特許文献2では、画素アドレスの2進数表記において最下位ビット以外の全てのビットが同一の画素アドレスを同時に選択する機能を備え、2つのアドレスを同時に指定することでアドレス指定時間を短縮させている。
しかし今後、更なる多画素化、高フレームレート化が要求された場合に、前記2つのアドレス同時指定のみを具現化した時分割多重方式による画素アドレス選択垂直デコーダで高品質な画像を撮像することが可能であるとは断言はできない。
また、製造コスト削減のため、遮光膜で画素を覆ってあるオプティカルブラック領域の画素数を削減した結果として、前記オプティカルブラック領域と遮光膜で画素を覆っていない有効領域とで前記間引き数が異なることがある。
この場合、間引いた画素だけに電子シャッタを行うとすると、有効領域とオプティカルブラック領域で1水平期間内に電子シャッタ動作を行う画素数が異なってしまう。
前記の電子シャッタ動作は、画素内のフォトダイオードを電源にバイアスする動作であり、電源から電流が流れ電圧降下が発生する。
同時に行う電子シャッタ動作数が異なると電圧降下量が異なる恐れがあり、結果として電子シャッタ動作後のフォトダイオードの電位が異なり、画素内に設けてある増幅器の動作点が変動し、画質の低下を招く恐れがある。
電子シャッタ動作後のフォトダイオードの電位が異なることに起因する画質低下に関しては、特許文献においてでも発生する懸念があり、対策が必要となる。
本発明は、高フレームレート撮像性能の低下を防止することができ、高品質な画像を得ることが可能な固体撮像素子およびカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点の固体撮像素子は、光信号を電気信号に変換し、その電気信号を露光時間に応じて蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素を駆動制御するための複数の制御線と、上記制御線を通して、上記画素部の電子シャッタ動作、および読み出しを行うように上記画素の動作を制御する画素駆動部と、所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスとともに当該アドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を上記画素駆動部に供給するセンサ制御装置と、を有し、上記画素駆動部は、上記センサ制御装置から供給される所定の行数および列数で配置された上記画素部のそれぞれを特定するアドレスをデコードする選択デコーダを含み、上記選択デコーダは、上記センサ制御装置から供給されたアドレスを拡張し、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する。
本発明の第2の観点のカメラシステムは、固体撮像素子と、上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、上記固体撮像素子の出力画像信号を処理する信号処理回路と、を有し、上記固体撮像素子は、光信号を電気信号に変換し、その電気信号を露光時間に応じて蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素を駆動制御するための複数の制御線と、上記制御線を通して、上記画素部の電子シャッタ動作、および読み出しを行うように上記画素の動作を制御する画素駆動部と、所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスとともに当該アドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を上記画素駆動部に供給するセンサ制御装置と、を有し、上記画素駆動部は、上記センサ制御装置から供給される所定の行数および列数で配置された上記画素部のそれぞれを特定するアドレスをデコードする選択デコーダを含み、上記選択デコーダは、上記センサ制御装置から供給されたアドレスを拡張し、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する。
本発明によれば、高フレームレート撮像性能の低下を防止することができ、高品質な画像を得ることができる。
本発明の実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の構成例を示す図である。 本実施形態に係る画素回路の一例を示す図である。 一般的なベイヤー配列を示す図である。 本実施形態に係る電子シャッタ動作を説明するための図である。 比較例としての電子シャッタ動作を説明するための図である。 図4中の時間t[H]における電子シャッタ動作の物理イメージを示す図である。 本発明の実施形態における1水平期間中の画素駆動パルスタイミングの一例を示す図である。 比較例における1水平期間中の画素駆動パルスタイミングを示す図である。 図1のCMOSイメージセンサの構成概略図で示したラッチ回路(シャッタ)、ラッチ回路(リード)、垂直駆動回路の具体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係る図4の電子シャッタ動作を図7のパルスタイミングで実現させるための垂直選択デコーダの回路の一例を示す図である。 比較例において図5の電子シャッタ動作を図8のパルスタイミングで実現させるための垂直選択デコーダの回路の一例を示す図である。 本発明の実施形態によって拡張アドレスの重複が発生する場合に、他の間引き画素に対して電子シャッタ動作を行うことで、1水平期間内の電子シャッタ数を調整した電子シャッタ動作の一例を示す図である。 比較例において、オプティカルブラック領域と遮光膜で画素を覆っていない有効領域とで前記間引き数が異なってかつ被拡張アドレス間の距離が近い場合に、拡張アドレスが重複して1水平期間中に指定する画素アドレスの数に差が発生する電子シャッタ動作を示す図である。 図12の画素アドレス指定動作を実現させるため演算フローの一例を示す図である。 図14の演算フローを具現化した回路図の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.CMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の全体構成例
2.カメラシステムの構成例
<1.CMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の全体構成例>
図1は、本発明の実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の構成例を示す図である。
本CMOSイメージセンサ100は、画素アレイ部110、垂直駆動回路120、垂直選択デコーダ130、第1の記憶装置としてのラッチ回路(シャッタ用)140、第2の記憶装置としてのラッチ回路(読出し(リード)用)150を有する。
CMOSイメージセンサ100は、読み出し回路160、水平選択回路170、アンプ回路180、およびセンサ制御装置としてのセンサコントローラ190を有する。
画素アレイ部110は、複数の画素回路がM行×N列の2次元状(マトリクス状)に配列されている。
図2は、本実施形態に係る画素回路の一例を示す回路図である。
この画素回路110Aは、たとえばフォトダイオード(PD)からなる光電変換素子(以下、単にPDというときもある)を有する。
そして、この1個の光電変換素子PDに対して、転送トランジスタTRG−Tr、リセットトランジスタRST−Tr、増幅トランジスタAMP−Tr、および選択トランジスタSEL−Trをそれぞれ一つずつ有する。
光電変換素子PDは、入射光量に応じた量の信号電荷(ここでは電子)を発生し、蓄積する。
以下、信号電荷は電子であり、各トランジスタがN型トランジスタである場合について説明するが、信号電荷がホールであったり、各トランジスタがP型トランジスタであっても構わない。
また、本実施形態は、複数の光電変換素子間で、各トランジスタを共有している場合や、選択トランジスタを有していない3トランジスタ(3Tr)画素を採用している場合にも有効である。
転送トランジスタTRG−Trは、光電変換素子PDとFD(Floating Diffusion)の間に接続され、制御線TRGを通じて制御される。
転送トランジスタTRG−Trは、制御線TRGがハイレベル(H)の期間に選択されて導通状態となり、光電変換素子PDで光電変換された電子をFDに転送する。
リセットトランジスタRST−Trは、電源線VRstとFDの間に接続され、制御線RSTと通して制御される。
リセットトランジスタRST−Trは、制御線RSTがHの期間に選択されて導通状態となり、FDを電源線VRstの電位にリセットする。
増幅トランジスタAMP−Trと選択トランジスタSEL−Trは、電源線VDDと出力信号線VSLの間に直列に接続されている。
増幅トランジスタAMP−TrのゲートにはFDが接続され、選択トランジスタSEL−Trは制御線SELを通じて制御される。
選択トランジスタSEL−Trは、制御線SELがHの期間に選択されて導通状態となる。これにより、増幅トランジスタAMP−TrはFDの電位に応じた信号VSLを出力信号線LSGNに出力する。
画素アレイ部110には、画素回路110AがM行×N列配置されているので、各制御線SEL、RST、TRGはそれぞれM本、信号VSLの出力信号線LSGNはN本ある。
垂直駆動回路120は、ラッチ回路140に保持された電子シャッタ動作を行う行アドレスおよびラッチ回路150に保持された読み出し(リード)動作を行う行アドレスに応じて画素アレイ部110を駆動する。
垂直駆動回路120は、センサコントローラ190からの選択タイミング制御信号と行選択信号RLSEL,SLSELに従い、各M本の画素選択線である制御線SEL、RST、TRGの一部または全てをHにする。
選択タイミング制御信号には、信号RSEL,RRST,SRST,RTR,STRを含む。
垂直駆動回路120の具体的な構成については後で説明する。
垂直選択デコーダ130は、センサコントローラ190から供給される所定の行数および列数で配置された画素アレイのそれぞれを特定するアドレスをデコードする機能を有する。
垂直選択デコーダ130は、センサコントローラ190から供給されたアドレスを拡張し、また1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する。
垂直選択デコーダ130は、アドレスの拡張を、センサコントローラ190から供給される被拡張アドレスに対して、この被拡張アドレスが供給される同一水平期間内に行う機能を有する。
拡張アドレスは、被拡張アドレスを2進数表記において、上位nビットが同一の値となるアドレスに対して行われる。なおnは任意の自然数である。
垂直選択デコーダ130は、1水平期間(1H)内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数にする制御を、拡張アドレスに対して行う機能を有する。
垂直選択デコーダ130は、1水平期間内において複数の被拡張アドレスを拡張して生成された複数の拡張アドレスが同一の拡張アドレスであって重複する場合、重複によって消滅した拡張アドレスを、重複しない異なるアドレスに置き換える機能を有する。
これにより、垂直選択デコーダ130は、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を同一数に制御する。
垂直選択デコーダ130の具体的な構成および機能については後で詳述する。
第1の記憶装置としてのラッチ回路140は、垂直選択デコーダ130により供給されるシャッタ行アドレスをラッチし保持する(記憶する)。
ラッチ回路140は、保持したシャッタ行アドレスを垂直駆動回路120に供給する。
第2の記憶装置としてのラッチ回路150は、垂直選択デコーダ130により供給される読み出し行アドレスをラッチし保持する(記憶する)。
ラッチ回路140は、保持した読み出し行アドレスを垂直駆動回路120に供給する。
ラッチ回路150および140は、垂直選択デコーダからのアドレス信号ADRに従い、信号の読み出しを行うリード行と、光電変換素子PDに蓄積された電荷をはき捨ててリセットするシャッタ行の行アドレス信号を出力する。
読み出し回路160は、センサコントローラ190からの制御信号に従い、出力信号線LSGNに出力された信号VSLを読み取り、外部に出力する。
読み出し回路160は、垂直駆動回路120の駆動により選択された読み出し行の各画素回路110Aからの出力信号線LSGNを通して出力される信号VSLに対して所定の処理を行い、たとえば信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
読み出し回路160は、たとえば出力信号線LSGNを通して出力される信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路を含む回路構成を適用可能である。
あるいは読み出し回路160は、サンプルホールド回路を含み、CDS(相関二重サンプリング)処理により、リセットノイズや増幅トランジスタの閾値ばらつき等、画素固有の固定パターンノイズを除去する機能を含む回路構成が適用可能である。
また、読み出し回路160は、アナログデジタル(AD)変換機能を持たせ、信号レベルをデジタル信号とする構成を適用可能である。
水平選択回路170は、センサコントローラ190の制御の下、並列に行数分の出力される画素信号を直列に変換して水平転送線LTRF、アンプ回路180を通して出力する。
センサコントローラ190は、適切なタイミングで垂直駆動回路120、垂直選択デコーダ130、ラッチ回路140,150、読み出し回路160、および水平選択回路170を制御する。
センサコントローラ190は、所定の行数および列数で配置された画素アレイのそれぞれを特定するアドレスとともにアドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を供給する。
ところで、本実施形態では、カラーフィルタは、1〜数行毎に規則的な配列となっていれば良い。
以下、図3に示す、一般的なベイヤー配列を例として説明する。
ベイヤー配列では、同色の画素が2行毎に周期的に配置される。たとえば、0行目にR/Gr画素が配置されている場合、2n(nは任意の整数)行目にもR/Gr画素が配置される。
いくつかの行を順次選択して、「加算」した画素の読み出しやシャッタの動作を行う場合、連続した同色の画素を複数選択する。
さらに、たとえば特許文献1に記載されているように、シャッタを切る際に、隣接する同色画素に対してブルーミング防止シャッタを追加することで、ブルーミングの発生を抑制することができる。
そのため、ベイヤー配列のように同色の画素が2行毎に配置されている場合、2行毎に複数の行を同時に選択することが望ましい。
本実施形態においては、2行に限らず3行以上の複数行にも対応可能に構成される。
図4は、本実施形態に係る電子シャッタ動作を説明するための図である。
図5は、比較例としての電子シャッタ動作を説明するための図である。
図6は、図4中の時間t[H]における電子シャッタ動作の物理イメージを示す図である。
図4および図5は、横軸に時間[H]、縦軸に行アドレスをとり、電子シャッタ動作のタイミングを示したものである。
図4および図5中の白丸で示した行はリード行に対するシャッタRSTRを、黒丸で示した行は複数行同時選択機能によってリード行に対するシャッタが拡張されたシャッタ行ERSTRを表している。
図4および図5中の白い三角で示した業は間引き行に対するシャッタ行MSTRを、黒い三角で示した行は複数行同時選択機能によって間引き行に対するシャッタが拡張されたシャッタ行EMSTRを表している。
また、図6は図4中の時間t[H]における電子シャッタ動作の物理イメージであるが、間引く画素の行数は図4の限りではない。
図5の比較例において、センサコントローラが指定する画素アドレス数は8である。
これに対して、本発明の実施形態である図4においてはセンサコントローラ190が指定する画素のアドレス数は4となっている。
図7(A)〜(K)は、本発明の実施形態における1水平期間中の画素駆動パルスタイミングの一例を示す図である。
図8(A)〜(K)は、比較例における1水平期間中の画素駆動パルスタイミングを示す図である。
図7および図8の(A)はクロックCLKを、(B)は画素アドレスADRを、(C)はラッチ回路(リード)150に保持された値を解除するためのパルスRLRSTを、それぞれ示している。
図7および図8の(D)はラッチ回路(リード)150に画素アドレスADRを記憶するためのパルスRLSELを、(E)は、ラッチ回路(シャッタ)140に保持された値を解除するためのパルスSLRSTをそれぞれ示している。
図7および図8の(F)はラッチ回路(シャッタ)140に画素アドレスADRを記憶するためのパルスSLSETを、(G)および(H)は電子シャッタ動作を行うためのパルスSTR、SRSTを示している。
これらパルスSTRおよびSRSTがハイレベル(H)になった期間に電子シャッタ動作を行う。
図7および図8の(I)は画素内に配置されたフォトダイオードから蓄積した電気信号をフローティングディフュージョンFDに転送する制御信号RTRを示している。
図7および図8の(J)は画素内に配置されたフローティングディフュージョンを電源電位にバイアスする制御信号RRSTを、(K)は画素内に配置された増幅器の動作を制御する信号RSELをそれぞれ示している。
図7の本実施形態に係るパルスタイミングは、図8の比較例に比べて画素アドレスが4アドレス少ないため1水平期間長が短縮され、結果として高フレームレート撮像が可能となる。
図9は、図1のCMOSイメージセンサの構成概略図で示したラッチ回路(シャッタ)、ラッチ回路(リード)、垂直駆動回路の具体的な構成例を示す図である。
図9における回路は一例であり、センサコントローラ190が本回路に前記のRLRST, RLSET, SLRST, SLSET, RSEL, RRST, RTR, SRST, STRを入力することで画素を駆動させる。
ラッチ回路(シャッタ)140は、2入力AND回路AD140i〜140i+3、およびSRラッチSR140i〜140i+3を有する。
ラッチ回路(シャッタ)140において、AND回路AD140i〜140i+3の出力がSRラッチSR140i〜SR140i+3のセット端子Sに接続されている。
AND回路AD140i〜140i+3は、一方の入力端子に垂直選択デコーダ130による画素アドレスADRi〜ADRi+3が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルス信号SLSELが供給される。
これにより、ラッチ回路(シャッタ)140にシャッタ行の画素アドレスADRが、SRラッチSR140i〜SR140i+3に記憶される。
SRラッチSR140i〜SR140i+3のリセット端子Rにはセンサコントローラ190によるパルスSLRSTが所定のタイミングで供給される。これにより、ラッチ回路(シャッタ)140に保持された値が解除される。
ラッチ回路(リード)150は、2入力AND回路AD150i〜150i+3、およびSRラッチSR150i〜150i+3を有する。
ラッチ回路(リード)150において、AND回路AD150i〜150i+3の出力がSRラッチSR150i〜SR150i+3のセット端子Sに接続されている。
AND回路AD150i〜150i+3は、一方の入力端子に垂直選択デコーダ130による画素アドレスADRi〜ADRi+3が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルス信号RLSELが供給される。
これにより、ラッチ回路(リード)150にシャッタ行の画素アドレスADRが、SRラッチSR150i〜SR150i+3に記憶される。
SRラッチSR150i〜SR150i+3のリセット端子Rにはセンサコントローラ190によるパルス5LRSTが所定のタイミングで供給される。これにより、ラッチ回路(リード)150に保持された値が解除される。
垂直駆動回路120は、2入力AND回路AD150i,AD151i、AD150i+1,AD151i+1、AD150i+2,AD151i+2、AD150i+3,AD151i+3、AD152,AD153,AD154を有する。
垂直駆動回路120は、2入力OR回路OR150i〜OR150i+3、4入力OR回路151〜OR153、および2入力OR回路OR154を有する。
AND回路AD150i〜AD150i+3は、一方の入力端子にラッチ回路(シャッタ)140のSRラッチSR140i〜140i+3の出力が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルスSTRが供給される。
AND回路AD151i〜AD151i+3は、一方の入力端子にラッチ回路(リード)150のSRラッチSR150i〜150i+3の出力が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルスRTRが供給される。
OR回路OR150i〜OR150i+3は、各入力端子にAND回路AD150i〜AD150i+3の出力およびAND回路AD151i〜AD151i+3の出力が入力される。
OR回路OR150i〜OR150i+3の出力により転送トランジスタを駆動するための制御線TRGi〜TRGi+3が選択的に駆動される。
OR回路151は、入力端子にラッチ回路(リード)150のSRラッチSR150i〜150i+3の出力が供給される。
そして、AND回路AD152は、一方の入力端子にOR回路151の出力が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルスRSELが供給される。
これにより選択トランジスタを駆動する制御線SELが駆動される。
OR回路152は、入力端子にラッチ回路(シャッタ)140のSRラッチSR140i〜140i+3の出力が供給される。
OR回路OR153は、一方の入力端子にOR回路RO151の出力が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルスRRSTが供給される。
そして、AND回路AD154は、一方の入力端子にOR回路152の出力が供給され、他方の入力端子にセンサコントローラ190によるパルスSRSTが供給される。
OR回路OR153は、各入力端子にAND回路AD153の出力およびAND回路AD154の出力が入力される。
OR回路OR153によりリセットトランジスタを駆動するための制御線RSTが駆動される。
図10は、本実施形態に係る図4の電子シャッタ動作を図7のパルスタイミングで実現させるための垂直選択デコーダの回路の一例を示す図である。
図11は、比較例において図5の電子シャッタ動作を図8のパルスタイミングで実現させるための垂直選択デコーダの回路の一例を示す図である。
図10の垂直選択デコーダ130は、アドレスデコーダ131、インバータIV130〜IV132,2入力OR回路OR130〜OR133,3入力AND回路AD130〜AD137、および2入力AND回路AD130i〜AD137i+7を有する。
OR回路OR130〜OR133は、一方の入力端子にアドレス拡張を制御する信号DSHRが供給される。
OR回路OR130は、他方の入力端子にアドレス信号addr<0>をインバータIV130で反転させた信号が供給される。
OR回路OR131は、他方の入力端子にアドレス信号addr<0>が供給される。
OR回路OR132は、他方の入力端子にアドレス信号addr<1>をインバータIV131で反転させた信号が供給される。
OR回路OR133は、他方の入力端子にアドレス信号addr<1>が供給される。
AND回路AD130は、第1入力端子にOR回路OR130の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR132の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>をインバータIV132で反転させた信号が供給される。
AND回路AD131は、第1入力端子にOR回路OR130の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR132の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>が供給される。
AND回路AD132は、第1入力端子にOR回路OR130の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR133の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>をインバータIV132で反転させた信号が供給される。
AND回路AD133は、第1入力端子にOR回路OR130の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR133の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>が供給される。
AND回路AD134は、第1入力端子にOR回路OR131の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR133の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>をインバータIV132で反転させた信号が供給される。
AND回路AD135は、第1入力端子にOR回路OR131の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR132の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>が供給される。
AND回路AD136は、第1入力端子にOR回路OR131の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR133の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>をインバータIV132で反転させた信号が供給される。
AND回路AD137は、第1入力端子にOR回路OR131の出力が供給され、第2入力端子にOR回路OR133の出力が供給され、第3入力端子がアドレス信号addr<2>が供給される。
AND回路AD130i〜AD137i+7は、画素アドレスADRi〜ADRi+7
を生成して出力する。
AND回路AD130i〜AD137i+7は、一方の入力端子にアドレスデコーダ131のデコード結果が供給される。
AND回路AD130iは、他方の入力端子にAND回路AD130の出力が供給される。
AND回路AD131i+1は、他方の入力端子にAND回路AD131の出力が供給される。
AND回路AD132i+2は、他方の入力端子にAND回路AD132の出力が供給される。
AND回路AD133i+3は、他方の入力端子にAND回路AD133の出力が供給される。
AND回路AD134i+4は、他方の入力端子にAND回路AD134の出力が供給される。
AND回路AD135i+5は、他方の入力端子にAND回路AD135の出力が供給される。
AND回路AD136i+6は、他方の入力端子にAND回路AD136の出力が供給される。
AND回路AD137i+7は、他方の入力端子にAND回路AD137の出力が供給される。
比較例としての図11の回路は2行拡張機能のみを有する。
図11の垂直選択デコーダの一例では、アドレスaddr<0>とインバータIV130でアドレス信号addr<0>を反転させた信号に対する信号DSHRとの論理和を演算している。
信号DSHRがハイレベルであるときに、アドレスaddrの0ビットより上位ビットが同一の画素アドレスを同時に指定することとなり、アドレスを拡張している。
他方、図10ではアドレス信号addr<0>だけでなくアドレス信号addr<1>の論理和も演算している。
信号DSHRがハイレベルであるときに、アドレスaddrの1ビットより上位ビットが同一のアドレスを同時に指定し、アドレスを拡張している。
図10の本発明の実施形態では2ビット、画素アドレスにおいては4行分のアドレスを同時に指定しているが、2ビットに限定せず、画素アドレスの最大ビット数まで可能である。
図12は、本発明の実施形態によって拡張アドレスの重複が発生する場合に、他の間引き画素に対して電子シャッタ動作を行うことで、1水平期間内の電子シャッタ数を調整した電子シャッタ動作の一例を示す図である。
図13は、比較例において、オプティカルブラック領域と遮光膜で画素を覆っていない有効領域とで前記間引き数が異なってかつ被拡張アドレス間の距離が近い場合に、拡張アドレスが重複して1水平期間中に指定する画素アドレスの数に差が発生する電子シャッタ動作の示す図である。
図12および図13は、横軸に時間[H]、縦軸に行アドレスをとり、電子シャッタ動作のタイミングを示したものである。
図12および図13中の白丸で示した行はリード行に対するシャッタRSTRを、黒丸で示した行は複数行同時選択機能によってリード行に対するシャッタが拡張されたシャッタ行ERSTRを表している。
図12および図13中の白い三角で示した業は間引き行に対するシャッタ行MSTRを、黒い三角で示した行は複数行同時選択機能によって間引き行に対するシャッタが拡張されたシャッタ行EMSTRを表している。
本実施形態においては、比較例と異なり、1水平期間内に実施する電子シャッタ動作の数を同一とすることで、画素内のフローティングディフュージョンの電位を同一にし、高品質な画像を出力させる。
図13は、比較例において、オプティカルブラック領域と遮光膜で画素を覆っていない有効領域とで前記間引き数が異なってかつ被拡張アドレス間の距離が近い場合に、拡張アドレスが重複して1水平期間中に指定する画素アドレスの数に差が発生する電子シャッタ動作の示す図である。
図14は、図12の画素アドレス指定動作を実現させるため演算フローの一例を示す図である。
この演算フローにおいては、ステップST1〜ST5において以下の処理を行う。
信号DSHRの値から垂直選択デコーダにおけるアドレス拡張の有無を判断する。
そして、被拡張アドレスの値からアドレス数の調整の必要または不要を判断し、垂直選択デコーダ内でDSHRの調整とアドレス数調整用のアドレスの生成を行う。
図15は、図14の演算フローを具現化した回路図の一例を示す図である。
図15の垂直選択デコーダ130Aは、図10の回路に信号DSHRと画素アドレスからアドレス数調整演算実施の必要または不要を判断する判定回路132を有する。
図15の垂直選択デコーダ130Aは、判定回路132の演算結果を入力してアドレス数調整用アドレスの生成を行うアドレス生成回路133を有する。
図15の構成は、本発明の実施形態の一側面である。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態によれば、多画素化を進めるにあたって、高フレームレート撮像性能を低下させることなく高品質な画像を得ることができる。
また、画素数が変わらない場合には、画像の品質を維持したまま高フレームレート撮像性能を向上させることができる。
オプティカルブラック領域と有効領域の間引き数が異なっても高品質な画像を得ることができることから、オプティカルブラック領域の画素数を削減可能であり、コスト削減が可能となる。
高品質な画像を得るための垂直選択デコーダの制御が簡易化するため、センサコントローラの消費電力および面積を削減することができる。
ただし、垂直選択デコーダに判定回路と論理和回路の面積および消費電力が増加するが、センサコントローラの削減量よりも少ない。
上述したような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
<2.カメラシステムの構成例>
図16は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム200は、図16に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)100が適用可能な撮像デバイス210を有する。
さらに、カメラシステム200は、この撮像デバイス210の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ220を有する。
カメラシステム200は、撮像デバイス210を駆動する駆動回路(DRV)230と、撮像デバイス210の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)240と、を有する。
駆動回路230は、撮像デバイス210内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス210を駆動する。
また、信号処理回路240は、撮像デバイス210の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路240で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路240で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス210として、先述したCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)100を搭載することで、低消費電力で、高精度なカメラが実現できる。
100・・・固体撮像素子、110・・・画素アレイ部、110A・・・画素回路、120・・・垂直駆動回路、130・・・垂直選択デコーダ、140・・・第1の記憶装置としてのラッチ回路(シャッタ用)、150・・・第2の記憶装置としてのラッチ回路(読出し(リード)用)、160・・・読み出し回路、170・・・水平選択回路、180・・・アンプ回路、190・・・センサ制御装置といてのセンサコントローラ、アドレスデコーダ、130,130A,130B・・・行選択回路、140・・・タイミング制御回路、150,150A,150B・・・センサコントローラ、160・・・読み出し回路、PD・・・光電変換素子、TRG−Tr・・・転送トランジスタ、RST−Tr・・・リセットトランジスタ、AMP−Tr・・・増幅トランジスタ、SEL−Tr・・・選択トランジスタ、200・・・カメラシステム、210・・・撮像デバイス、220・・・駆動回路、230・・・レンズ、240・・・信号処理回路。

Claims (7)

  1. 光信号を電気信号に変換し、その電気信号を露光時間に応じて蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素を駆動制御するための複数の制御線と、
    上記制御線を通して、上記画素部の電子シャッタ動作、および読み出しを行うように上記画素の動作を制御する画素駆動部と、
    所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスとともに当該アドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を上記画素駆動部に供給するセンサ制御装置と、を有し、
    上記画素駆動部は、
    上記センサ制御装置から供給される所定の行数および列数で配置された上記画素部のそれぞれを特定するアドレスをデコードする選択デコーダを含み、
    上記選択デコーダは、
    上記センサ制御装置から供給されたアドレスを拡張し、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する
    固体撮像素子。
  2. 上記選択デコーダは、
    アドレスの拡張を、センサ制御装置から供給される被拡張アドレスに対して、当該被拡張アドレスが供給される同一水平期間内に行う機能を有する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 上記選択デコーダは、
    被拡張アドレスを2進数表記において、上位n(nは任意の自然数)ビットが同一の値となるアドレスに対してアドレス拡張を行う
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 上記選択デコーダは、
    1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数にする制御を、拡張アドレスに対して行う機能を有し、
    1水平期間内において複数の被拡張アドレスを拡張して生成された複数の拡張アドレスが同一の拡張アドレスであって重複する場合、重複によって消滅した拡張アドレスを、重複しない異なるアドレスに置き換える機能を有する
    請求項1から3のいずれか一に記載の固体撮像素子。
  5. 上記画素駆動部は、
    上記選択デコーダにより供給されるシャッタ行アドレスを記憶する第1の記憶装置と、
    上記選択デコーダにより供給される読み出し行アドレスを記憶する第2の記憶装置と、を含む
    請求項1から4のいずれか一に記載の固体撮像素子。
  6. 上記画素駆動部は、
    上記第1の記憶装置に記憶された電子シャッタ動作を行う行アドレスおよび上記第2の記憶装置に記憶された読み出し動作を行う行アドレスに応じて、上記制御線を通して上記画素部を駆動する駆動回路を含む
    請求項5記載の固体撮像素子。
  7. 固体撮像素子と、
    上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、
    上記固体撮像素子の出力画像信号を処理する信号処理回路と、を有し、
    上記固体撮像素子は、
    光信号を電気信号に変換し、その電気信号を露光時間に応じて蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素を駆動制御するための複数の制御線と、
    上記制御線を通して、上記画素部の電子シャッタ動作、および読み出しを行うように上記画素の動作を制御する画素駆動部と、
    所定の行数および列数で配置された画素部のそれぞれを特定するアドレスとともに当該アドレスに対応する画素の電子シャッタおよび読み出し制御信号を上記画素駆動部に供給するセンサ制御装置と、を有し、
    上記画素駆動部は、
    上記センサ制御装置から供給される所定の行数および列数で配置された上記画素部のそれぞれを特定するアドレスをデコードする選択デコーダを含み、
    上記選択デコーダは、
    上記センサ制御装置から供給されたアドレスを拡張し、1水平期間内に画素に供給するアドレスの数を1垂直期間内において同一数に制御する機能を有する
    カメラシステム。
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